JP3706461B2 - Pneumatic tire - Google Patents
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- Y02T10/86—Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤの電気抵抗を損ねることなく耐摩耗性、低転がり抵抗性、ウェット性能をバランス良く向上させうる空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】
近年の自動車の低燃費化に対応して、転がり抵抗を減じた低燃費タイヤの開発が進められており、従来、このタイヤの転がり抵抗を低減するため、ゴム組成物中に配合される補強剤としてのカーボンブラックをシリカに置き換えることにより、ヒステリシスロスを低下させることが一般に行われている。
【0003】
しかしカーボンブラックの配合量の減少は、タイヤの電気抵抗の増加を招き、静電気が車に蓄積されることによりラジオノイズ等の電波障害を引き起こすなど、多くの電気的誤動作の発生原因となっている。
【0004】
このように、従来のタイヤ用ゴム組成物の導電性は、配合されるカーボンブラックと密接な関係があり、カーボンブラックの配合量を増やしたり、粒子径の小さいカーボンブラックを用いることは電気抵抗を低減するために効果的ではあるが、逆にヒステリシスロスが増加してしまうなど、低燃費化との両立を困難なものとしていた。
【0005】
他方、ゴム組成物に導電性を付与するものとして、例えば帯電防止剤、導電性可塑剤、金属塩等の導電剤の使用が提案されているが、このものはその性能が使用環境に大きく依存する他、シリカ等の補強剤による補強性を低下させるという問題がある。
【0006】
そこで本発明者は、特願平9−121027号において、補強短繊維を導電ポリマーで被覆してなる導電短繊維を、補強剤として使用した新規な導電ゴム組成体をトレッド部用ゴム組成物として提案した。この導電短繊維は、導電材料の使用量を最低限に抑えつつ導電性を最大限に発揮しうるため、補強性の過度の低下を招くことがなく、しかもカーボンブラックの配合量を低減しうるためヒステリシスロスの上昇を抑制し転がり抵抗を改善しながら電気抵抗を大巾に低減しうる等の利点がある。
【0007】
しかしながら、前記導電短繊維は、シリカに比べ耐摩耗性、低転がり抵抗性、及びウエット性能を若干悪化する傾向にあり、従って、より高次元において、耐摩耗性、低転がり抵抗性、低電気抵抗性、及びウエット性能をバランス良く向上させ高性能のタイヤを提供するためには、導電ゴム組成体をトレッド部の一部に使用し、かつその使用量を必要な導電性を得るための最小限に止めることが必要となる。
【0008】
すなわち本発明は、トレッドゴム部に、前記導電短繊維を用いた導電ゴム組成体からなりかつベルト層から立ち上がってトレッド面で露出する導電部を設け、しかもこのトレッドゴム部の全体積に対する導電ゴム組成体の体積の割合を2〜20%とすることを基本として、より高いレベルにおいて、耐摩耗性、低転がり抵抗性、低電気抵抗性、及びウエット性能をバランス良く向上させうる空気入りタイヤの提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の空気入りタイヤは、スチールのベルトコードを有するベルト層の半径方向外側に、半径方向外表面がトレッド面をなすトレッド基体ゴムと、前記ベルト層から半径方向外方に前記トレッド基体ゴム中をのびかつ前記トレッド面で露出する導電ゴム組成体からなる導電部とからなるトレッドゴム部を配するとともに、
前記導電ゴム組成体は、ジエン系ゴム100重量部に対し、補強短繊維を導電材料で被覆してなる導電短繊維を2〜30重量部を配合するとともに、前記トレッドゴム部の全体積に対する前記導電ゴム組成体の体積の割合を2%以上かつ20%以下とし、
かつ前記補強繊維は、合成繊維、又は植物繊維であるパルプとし、
しかも前記導電材料は導電性ポリマーであることを特徴としている。
【0010】
なお前記導電材料としては、ポリピロール骨格又はポリアニリン骨格を有する化合物を用い、かつ補強短繊維としてナイロン繊維又はパルプを用いることが好ましい。
【0011】
又前記補強短繊維は、その繊維長Lと繊維径Dとの比であるアスペクト比L/Dを10〜2000とするのが良い。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図示例とともに説明する。
図1において、空気入りタイヤ1(以下タイヤ1という)は、本例では、乗用車用の空気入りタイヤであって、路面と接地するトレッド面2Sを有するトレッドゴム部2と、その両端からタイヤ半径方向内方にのびる一対のサイドウオール部3と、各サイドウオール部3のタイヤ半径方向内方端に位置するビード部4とを具える。又タイヤ1は、前記ビード部4、4間に架け渡されるカーカス6、及びこのカーカス6の半径方向外側かつトレッドゴム部2の内方に巻装される強靱なベルト層7によって補強されかつ必要なタイヤ剛性が付与される。
【0013】
なお前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ赤道Cに対して75〜90度の角度で配列した1枚以上、本例では内外2枚のカーカスプライからなり、前記トレッドゴム部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5の廻りで折返されて係止される。
【0014】
又前記ベルト層7は、スチールのベルトコードをタイヤ赤道Cに対して30度以下、本例では例えば24度の角度で配列した2枚以上のベルトプライ7A、7Bからなり、ベルトコードがプライ間相互で交差することによってトラス構造を形成し、タガ効果を有してトレッド部2を補強している。
【0015】
又前記トレッドゴム部2は、このベルト層7の外側に配され半径方向外表面がトレッド面2Sの主部をなすトレッド基体ゴム9と、下端がベルト層7に接しかつ前記トレッド基体ゴム9を貫通して半径方向外方にのびるとともに上端が前記トレッド面2Sと整一して露出する導電部10とから形成される。
【0016】
ここでトレッド基体ゴム9は、電気抵抗以外の特性である、耐摩耗性、低転がり抵抗性、ウエット性能を重視して設定された高性能ゴムであって、本例では、ゴム基材100重量部中に、シリカを主補強剤として30〜100重量部、好ましくは40〜70重量部、さらに好ましくは40〜60重量部配合し、カーボンブラックを30重量部以下、好ましくは10重量以下、さらに好ましくは実質的に含まない絶縁性ゴムが採用される。なおゴム基材としては、例えば、天然ゴム(NR)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、イソプレインゴム(IR)等のジエン系ゴムの一種若しくは複数種を組み合わせたものが使用でき、又要求により、硫黄、加硫促進剤、老化防止剤等の公知の添加剤が添加される。
【0017】
他方、前記導電部10は、図2に拡大して示すように、本例では、前記下端Pdから上端Puまで略一定巾W1でのびる主部11を有し、例えば接地圧が高いトレッド中央域、本例では、タイヤ赤道面上を円周方向に連続してのびる1本の円環状に形成される。又本例では、主部11下端には、前記ベルト層7と例えば円弧等の曲線によって滑らかに接する巾広の根本部分12が連なり、これによって、応力集中の緩和が図られるとともにベルト層7との接触面積を高め、静電気の流れが円滑化される。この時、根元部分12の高さH2は、導電部10の高さH1の20%以下であり、又その最大巾W1aは、主部11の巾W1の1.2〜5倍程度が良い。
【0018】
なおトレッドゴム部2には、前記導電部10を避けた位置に円周方向の縦溝Gを有するトレッドパターンが形成されるが、横溝Yが導電部10を横切ることによって、トレッド面2Sにおいて前記導電部10が不連続となっても良い。
【0019】
又2本以上複数本の円環状の導電部10を形成しても良く、断面形状において、前記主部11は、図3(A) 、(B) に示すように、トレッド面2Sに向かって巾を漸減又は漸増しながら立ち上がる先細又は先太のテーパー状とする他、図3(C) の如く中央にくびれ部13A又は膨出部13Bを形成することもできる。この時、主部11の最小巾W1bは、主部11の下端巾W1eの1.0〜0.4倍の範囲が好ましい。なお導電部10としては、前記根本部分12を排除した主部11のみで形成しても良い。
【0020】
又この導電部10は、ゴム基材100重量部中に、補強短繊維を導電材料で被覆してなる導電短繊維の2〜30重量部を配合した導電ゴム組成体15で形成している。ゴム基材としては、前記トレッド基体ゴム9のゴム基材と同様、ジエン系ゴムの一種若しくは複数種を組み合わせたものが使用される。
【0021】
又前記補強短繊維としては、ナイロン、レーヨン、ビニロン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、芳香族ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等の合成繊維、セルロース等の植物繊維であるパルプを用いることができる。又繊維長Lは、10〜6000μmの範囲とすることが、補強効果の点で望ましく、この範囲を外れると短繊維としての配向が妨げられ、分散も低下するため所望の性能が得られにくくなる。又繊維径Dは、細い方が導電性のために有利であるが、細すぎると、繊維が過度に絡み合って分散不良を発生させ、均一なゴム組成が得られ難くなる傾向となる。従って、繊維径Dに対する繊維長Lの比であるポアソン比L/Dは、10〜2000であることが好ましく、10より小さいと配向や均一分散が難しく電気抵抗の低減が期待できない。又2000を越えると、この補強短繊維が破壊核となって耐摩耗性を悪化させる。
【0022】
又ゴム弾性を維持するために、有機繊維を用いることが望ましく、特にナイロン繊維及びパルプは、柔軟性に優れるとともに、強度が大であるため好ましい。
【0023】
前記導電材料としては、ポリピロール、ポリアニリン、アルキレンオキサイドなど主鎖にπ電子共役を有する導電性ポリマー及び各種金属塩が使用できる。導電性ポリマーを用いる時には、ヨウ素、五フッ化砒素等の電子受容性物質あるいはカリウム、ナトリウム等の電子供与性物質を少量添加(ドーピング)して導電性をさらに高めたることが望ましい。なお補強短繊維との付着性を考慮したとき、導電性ポリマーを用いるのが好ましく、特にポリピロール骨格又はポリアニリン骨格を有する化合物は、導電性状態における総合的安定性に優れているため好適である。ここで「ポリピロール骨格有する化合物」及び「ポリアニリン骨格を有する化合物」とは、図4(A) 、(B) に示すように、ポリマー中の主鎖がピロール基17Aを結合してなるピロール鎖17で形成された化合物、及びアニリノ基18Aを結合してなるアニリン鎖18で形成された化合物を意味する。
【0024】
又被覆方法は、特に限定されないが、導電性ポリマーの場合には、補強短繊維の存在下でモノマーを重合させて導電性ポリマーを形成する。より詳しくは、導電性ポリマーとしてポリピロールを使用するときには、塩化第二鉄六水和物(FeCl3 ・6H2 O)の水溶液中に、例えばナイロンである補強短繊維を入れ、撹拌分散させる。これに、ピロール水溶液を添加し、数時間撹拌して共役重合させた後、濾別する。次に、水及びメタノールで洗浄を充分繰り返した後、真空乾燥させポリピロールで被覆したナイロン繊維が得られる。
【0025】
なお導電材料が仮に金属塩である場合の例として、電気メッキ、蒸着等の種々のメッキ処理技術を採用できる。
【0026】
又導電材料の被覆量は、補強短繊維100重量部に対して1重量部以下で充分な導電性を発揮させることができ、その時の被覆厚さは、0.02〜0.1mm程度である。
【0027】
このように、前記導電ゴム組成体15は、導電材料を補強短繊維にコーティングしてなる導電短繊維をゴム基材に配合しているため、導電短繊維が適度に絡み合って網の目状の電気導通路が導電ゴム組成体15中に確実かつ均一に形成される。その結果、導電材料を直接にゴム基材に配合するものに比して、遥かに低い導電材料の使用量で導電性を最大限に発揮でき、電気抵抗を大巾に低減しうる。
【0028】
しかも導電材料は補強短繊維と一体化しているため、前記補強性低下の弊害に対する導電材料の寄与率自体も低減され、前記導電材料の使用量の削減と相俟って、補強性低下の弊害を抑制しうる。又この導電ゴム組成体15は、カーボンブラックに比してヒステリシスロスを増加させることがなく、しかも補強短繊維による補強効果を有しているため、従来のカーボンブラックの添加を必要としない。
【0029】
しかしながら、前記導電短繊維を30重量部を越えて過度に配合した場合には、ゴムと導電短繊維との間のエネルギーロスが急増し、低転がり抵抗性を低下させるとともに、導電ゴム組成体15における複素弾性率を高めて路面追従性を悪化するなどウエット性能を低下させる。従って、導電短繊維の配合量を30重量部以下とするが必要であり、他方2重量部未満では、必要な導電性が得られ難い。なお前記導電短繊維のアスペクト比L/Dが2000より大となる時にも、前述した耐摩耗性低下に加えて、導電短繊維相互の接触が増えてエネルギーロスを増加させる等の弊害が発生する。
【0030】
前記導電ゴム組成体15には、硫黄、加硫促進剤、老化防止剤等、カーボンブラック以外の公知の添加剤が配合でき、又シリカは、実質的に絶縁体でありかつヒステリシスロスを減じるため、前記導電短繊維と併用しうる。この時のシリカ配合量は、0〜70重量部の範囲である。なお、導電ゴム組成体15は、導電短繊維以外はトレッド基体ゴム9と同配合としても良い。
【0031】
又前記トレッドゴム部2においては、前記トレッドゴム部2の全体積V0に対する前記導電ゴム組成体15の体積V1の割合V1/V0は、2%以上かつ20%以下であることが必要である。これにより、シリカを主配合としたトレッド基体ゴム9が有する優れた耐摩耗性、低転がり抵抗性、及びウエット性能を発揮しながら、必要な導電性を付与することができ、より高いレベルにおいてタイヤ性能をバランス化した高性能タイヤの提供が可能となる。
【0032】
なお、前記体積割合V1/V0が20%を越えると、トレッド基体ゴム9の性能に悪影響を及ぼし、耐摩耗性、低転がり抵抗性、及びウエット性能をそれぞれ低下させ、逆に2%未満の時、低電気抵抗性が不充分となる。
【0033】
【実施例】
表1に示す配合ゴムをバンバリーミキサーを用いて約150℃で4分間混練りした後、得られた混練り物に、硫黄1.0重量部と加硫促進剤1.5重量部とを加えて二軸ロールにて80℃で約4分間練り込んだ混合物をトレッド基体ゴムとして、又この混合物に導電短繊維を表2に示す仕様でさらに配合したものを導電ゴム組成体としてそれぞれ作成し、これらを用いたトレッドゴム部を有するタイヤサイズ175/70R13のタイヤを試作した。この時の加硫条件は、170゜C−10分である。
【0034】
この試供タイヤを用いて、低転がり抵抗性、耐摩耗性、ウエット性能及びタイヤ電気抵抗値を測定するとともに、前記導電ゴム組成体を加硫してなる試験片を用いて体積固有抵抗値を測定した。
【0035】
この時、スチレン・ブタジエンゴムとしては住友化学(株)製のSBR1500、シリカとしては日本シリカ製のニプシルVN3、シランカップリング剤としてはデグッサ(株)製のSi69 (ビス(3-トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフェン)、プロセスオイルとしては出光興産(株)製のダイアナプロセスPS32、ワックスとしては大内新興化学社製のサンノックワックス、老化防止剤としては精工化学社製のオゾノン6C ((N-1,3-ジメチルブチル)-N'-フェニル-p-フェニレンジアミン)、ステアリン酸としては日本油脂(株)製の桐、亜鉛華としては東邦亜鉛製の銀嶺R、硫黄としては鶴見化学(株)製の硫黄、加硫促進剤としては大内新興化学社製のノクセラーNSを用いた。
【0036】
導電短繊維Aとしては導電材料がポリピロール樹脂、補強短繊維がナイロン繊維(繊維長50μm、繊維径16μm)の日本カーリット製のJCP113用い、導電短繊維Bとしては導電材料がポリアニリン樹脂、補強短繊維がパルプを用いた。
【0037】
1.体積固有抵抗値:
前記既加硫の導電ゴム組成体を用いて15cm四方、厚さ2mmの試料片を作成し、ADVANTESTR8340A の電気抵抗測定器を用いて体積固有抵抗値を測定した。印加電圧は500V、気温25℃、湿度は50%で測定した。結果を表1に示す。Log σVが12以下が好ましい。
【0038】
2.低転がり抵抗性:
神戸機械( 株) 製の転がり抵抗試験機を用い、前記試供タイヤを、標準リムRにリム組しかつ空気圧200kpa、時速80km/h、荷重345kgで走行させて転がり抵抗を測定し、比較例1を100とした指数で表示した。指数の大きい方が転がり抵抗が小さく良好である。
【0039】
3.耐摩耗性:
前記試供タイヤを、標準リムR、空気圧200kpaで、乗用車両に装着し高速道路と一般道路とをミックスして、後継3万km走行した時点で、トレッド溝の残高を測定し、比較例1を100とした指数で表示した。指数の大きい方が耐摩耗性に優れ良好である。
【0040】
4.ウエット性能:
試供タイヤを装着した前記乗用車両を用い、低摩擦係数のタイルを敷き詰めたテストコースにて、水を散布した後、円旋回してスリップする時の最高速度を測定し、比較例1を100とした指数で表示した。指数の大きい方がウエット性能に優れ良好である。
【0041】
5.タイヤ電気抵抗:
前記試供タイヤを、標準リムRに空気圧200kpaでリム組した状態で、ドイツの WDK、 Blatt 3で規定される「荷重下でのタイヤ電気抵抗の測定手順」に基づき測定された。すなわち、図5に示すように、台板30に対して絶縁状態で取付く鋼板31上に、前記リム組みタイヤ1を、荷重450kgで垂直に接地させ、標準リムRの中央部と鋼板31との間の電気抵抗を、印可電圧500ボルトの抵抗測定器32を用いて測定する。測定時の気温25℃、湿度は50%であった。Log Ωが8以下が好ましい。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】
表2に示すように、導電短繊維の配合量が2重量部未満では、導電ゴム組成体自体の電気抵抗が改善されず、又30重量部を越えると、低転がり抵抗性及びウエット性能の悪化が著しくなるのがわかる。又導電短繊維を2〜30重量部配合した導電ゴム組成体では、その体積比V1/V0が2〜20%の範囲において、必要な導電性(低電気抵抗性)を発揮しながら、低転がり抵抗性、耐摩耗性、ウエット性能を高いレベルで維持することができるのがわかる。なお2%未満では、タイヤ全体としての導電性改善効果が見込まれず、20%を越えると、導電ゴム組成体の影響がでて低転がり抵抗性、耐摩耗性、ウエット性能をそれぞれ悪化する。
【0045】
【発明の効果】
叙上の如く本発明は、導電短繊維を配合した導電ゴム組成体からなる導電部をベルト層からトレッド面まで立ち上げ、しかも導電ゴム組成体の体積をトレッドゴム部の全体積の2〜20%に制限しているため、トレッド基体ゴムが有する導電性以外の特性を損ねることなく、トレッドゴム部に必要な導電性を付与できる。その結果、より高いレベルにおいて、耐摩耗性、低転がり抵抗性、低電気抵抗性、及びウエット性能をバランス良く向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のタイヤの断面図である。
【図2】導電部を拡大して示す断面図である。
【図3】 (A) 、(B) 、(C) は、導電部の他の例を示す断面図である。
【図4】 (A) は、ピロール鎖を示す化学式であり、(B) はアニリン鎖を示す化学式である。
【図5】タイヤ電気抵抗の測定方法を説明する線図である。
【符号の説明】
2 トレッドゴム部
2S トレッド面
7 ベルト層
9 トレッド基体ゴム
10 導電部
15 導電ゴム組成体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pneumatic tire that can improve wear resistance, low rolling resistance, and wet performance in a well-balanced manner without impairing the electrical resistance of the tire.
[0002]
[Background Art and Problems to be Solved by the Invention]
In response to the recent reduction in fuel consumption of automobiles, development of fuel-efficient tires with reduced rolling resistance has been underway. Conventionally, a reinforcing agent blended in a rubber composition to reduce the rolling resistance of the tire. In general, the hysteresis loss is reduced by replacing carbon black as silica with silica.
[0003]
However, a decrease in the amount of carbon black added causes an increase in the electrical resistance of the tire, causing a number of electrical malfunctions, such as causing radio interference such as radio noise when static electricity accumulates in the car. .
[0004]
Thus, the electrical conductivity of the conventional tire rubber composition is closely related to the carbon black to be blended. Increasing the blending amount of carbon black or using carbon black with a small particle diameter reduces the electrical resistance. Although effective to reduce, on the contrary, hysteresis loss increases, making it difficult to achieve both low fuel consumption.
[0005]
On the other hand, the use of a conductive agent such as an antistatic agent, a conductive plasticizer, or a metal salt has been proposed as a material that imparts conductivity to the rubber composition, but its performance greatly depends on the use environment. In addition, there is a problem that the reinforcing property by a reinforcing agent such as silica is lowered.
[0006]
Therefore, the present inventor in Japanese Patent Application No. 9-121027 uses a novel conductive rubber composition in which a conductive short fiber formed by coating a reinforcing short fiber with a conductive polymer as a reinforcing agent is used as a rubber composition for a tread portion. Proposed. Since this conductive short fiber can maximize the conductivity while minimizing the amount of conductive material used, it does not cause an excessive decrease in reinforcement and can reduce the blending amount of carbon black. Therefore, there is an advantage that the electrical resistance can be greatly reduced while suppressing the increase in hysteresis loss and improving the rolling resistance.
[0007]
However, the conductive short fibers tend to slightly deteriorate the wear resistance, the low rolling resistance, and the wet performance as compared with silica, and therefore, in higher dimensions, the wear resistance, the low rolling resistance, and the low electrical resistance. In order to improve the performance and wet performance in a well-balanced manner and to provide a high-performance tire, the conductive rubber composition is used as a part of the tread portion, and the amount used is the minimum for obtaining the necessary conductivity. It is necessary to stop.
[0008]
That is, the present invention provides the tread rubber part with a conductive part made of the conductive rubber composition using the conductive short fibers and rising from the belt layer and exposed at the tread surface, and further, the conductive rubber for the entire volume of the tread rubber part. A pneumatic tire that can improve the wear resistance, low rolling resistance, low electrical resistance, and wet performance in a well-balanced manner at a higher level on the basis that the volume ratio of the composition is 2 to 20%. The purpose is to provide.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a pneumatic tire according to the present invention includes a tread base rubber having a radially outer surface forming a tread surface on a radially outer side of a belt layer having a steel belt cord, and a radial direction from the belt layer. A tread rubber portion comprising a conductive portion made of a conductive rubber composition extending outwardly in the tread base rubber and exposed at the tread surface; and
The conductive rubber composition is composed of 2 to 30 parts by weight of conductive short fibers obtained by coating reinforcing short fibers with a conductive material with respect to 100 parts by weight of the diene rubber, and the total amount of the tread rubber part. The volume ratio of the conductive rubber composition is 2% or more and 20% or less,
And the reinforcing fiber is a synthetic fiber or a pulp that is a vegetable fiber,
Moreover, the conductive material is a conductive polymer .
[0010]
As the conductive material, it is preferable to use a compound having a polypyrrole skeleton or a polyaniline skeleton, and to use nylon fibers or pulp as the reinforcing short fibers.
[0011]
The reinforcing short fiber preferably has an aspect ratio L / D, which is a ratio of the fiber length L to the fiber diameter D, of 10 to 2000.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
In FIG. 1, a pneumatic tire 1 (hereinafter referred to as a tire 1) is a pneumatic tire for a passenger car in this example, and includes a
[0013]
The
[0014]
The
[0015]
The
[0016]
Here, the
[0017]
On the other hand, as shown in an enlarged view in FIG. 2, the
[0018]
The
[0019]
Two or more annular
[0020]
The
[0021]
As the reinforcing short fibers also used nylon, rayon, vinylon, polyethylene, polystyrene, polyvinyl chloride, polyvinylidene chloride, aromatic polyamides, polyethylene terephthalate, synthetic fibers such as polypropylene, the pulp is a vegetable fibers such as cellulose be able to. In addition, the fiber length L is preferably in the range of 10 to 6000 μm from the viewpoint of the reinforcing effect. If the fiber length L is out of this range, the orientation as a short fiber is hindered and the dispersion is also lowered, making it difficult to obtain the desired performance. . Further, the smaller the fiber diameter D is, the more advantageous for conductivity. However, if the fiber diameter D is too thin, the fibers are entangled excessively to cause poor dispersion and a uniform rubber composition tends to be hardly obtained. Accordingly, the Poisson's ratio L / D, which is the ratio of the fiber length L to the fiber diameter D, is preferably 10 to 2000, and if it is less than 10, orientation and uniform dispersion are difficult and reduction in electrical resistance cannot be expected. On the other hand, if it exceeds 2000, these reinforcing short fibers become fracture nuclei and deteriorate the wear resistance.
[0022]
In order to maintain rubber elasticity, it is desirable to use organic fibers, and nylon fibers and pulp are particularly preferable because they have excellent flexibility and high strength.
[0023]
As the conductive material, a conductive polymer having a π electron conjugation in the main chain, such as polypyrrole, polyaniline, alkylene oxide, and various metal salts can be used. When a conductive polymer is used, it is desirable to further improve conductivity by adding (doping) a small amount of an electron accepting substance such as iodine or arsenic pentafluoride or an electron donating substance such as potassium or sodium. In consideration of adhesion to the reinforcing short fibers, it is preferable to use a conductive polymer. In particular, a compound having a polypyrrole skeleton or a polyaniline skeleton is preferable because it has excellent overall stability in a conductive state. Here, the “compound having a polypyrrole skeleton” and the “compound having a polyaniline skeleton” are, as shown in FIGS. 4A and 4B, a
[0024]
The coating method is not particularly limited. In the case of a conductive polymer, a monomer is polymerized in the presence of reinforcing short fibers to form a conductive polymer. More specifically, when polypyrrole is used as the conductive polymer, reinforcing short fibers such as nylon are placed in an aqueous solution of ferric chloride hexahydrate (FeCl 3 .6H 2 O) and dispersed by stirring. An aqueous pyrrole solution is added thereto, and after stirring for several hours for conjugated polymerization, it is filtered off. Next, after sufficiently washing with water and methanol, a nylon fiber coated with polypyrrole by vacuum drying is obtained.
[0025]
As an example of the case where the conductive material is a metal salt, various plating techniques such as electroplating and vapor deposition can be employed.
[0026]
Further, the coating amount of the conductive material can exhibit sufficient conductivity when it is 1 part by weight or less with respect to 100 parts by weight of the reinforcing short fibers, and the coating thickness at that time is about 0.02 to 0.1 mm. .
[0027]
In this way, the
[0028]
In addition, since the conductive material is integrated with the reinforcing short fibers, the contribution ratio of the conductive material itself to the adverse effect of the reinforcing property is also reduced, and the harmful effect of the deterioration of the reinforcing property is coupled with the reduction of the amount of the conductive material used. Can be suppressed. Further, the
[0029]
However, when the electrically conductive short fiber is excessively blended in excess of 30 parts by weight, the energy loss between the rubber and the electrically conductive short fiber increases rapidly, lowering the rolling resistance and reducing the
[0030]
The
[0031]
In the
[0032]
When the volume ratio V1 / V0 exceeds 20%, the performance of the
[0033]
【Example】
After the compounded rubber shown in Table 1 was kneaded at about 150 ° C. for 4 minutes using a Banbury mixer, 1.0 part by weight of sulfur and 1.5 parts by weight of vulcanization accelerator were added to the obtained kneaded product. A mixture obtained by kneading for about 4 minutes at 80 ° C. with a biaxial roll was prepared as a tread base rubber, and a mixture obtained by further blending the mixture with conductive short fibers according to the specifications shown in Table 2 as a conductive rubber composition. A tire with a tire size of 175 / 70R13 having a tread rubber portion using a tire was made as a prototype. The vulcanization condition at this time is 170 ° C.-10 minutes.
[0034]
Using this sample tire, low rolling resistance, abrasion resistance, wet performance, and tire electrical resistance are measured, and volume resistivity is measured using a test piece formed by vulcanizing the conductive rubber composition. did.
[0035]
At this time, SBR 1500 manufactured by Sumitomo Chemical Co., Ltd. is used as the styrene-butadiene rubber, Nipsil VN3 manufactured by Nippon Silica is used as the silica, and Si69 (bis (3-triethoxysilylpropyl) manufactured by Degussa Co. is used as the silane coupling agent. ) Tetrasulfene), Diana Process PS32 from Idemitsu Kosan Co., Ltd. as the process oil, Sunnock Wax from Ouchi Shinsei Chemical Co., Ltd., and Ozonon 6C ((N -1,3-dimethylbutyl) -N'-phenyl-p-phenylenediamine), stearic acid made by Nippon Oil & Fats Co., Ltd., paulownia flower made by Toho Zinc Ginseng R, and sulfur made by Tsurumi Chemical ( As a sulfur and vulcanization accelerator manufactured by Co., Ltd., Noxeller NS manufactured by Ouchi Shinsei Chemical Co., Ltd. was used.
[0036]
As the conductive short fiber A, the conductive material is polypyrrole resin, and the reinforcing short fiber is nylon fiber (fiber length 50 μm, fiber diameter 16 μm) made by Nippon Carlit JCP113. As the conductive short fiber B, the conductive material is polyaniline resin, reinforced short fiber. Used pulp.
[0037]
1. Volume resistivity:
A sample piece of 15 cm square and 2 mm thickness was prepared using the previously vulcanized conductive rubber composition, and the volume resistivity value was measured using an electrical resistance measuring instrument of ADVANTESTR8340A. The applied voltage was 500 V, the temperature was 25 ° C., and the humidity was 50%. The results are shown in Table 1. Log σV is preferably 12 or less.
[0038]
2. Low rolling resistance:
Using a rolling resistance tester manufactured by Kobe Machine Co., Ltd., the test tire was assembled on a standard rim R, and the rolling resistance was measured by running at a pneumatic pressure of 200 kpa, a speed of 80 km / h, and a load of 345 kg. Is expressed as an index with 100 being 100. A higher index means a smaller rolling resistance and is better.
[0039]
3. Abrasion resistance:
When the sample tire was mounted on a passenger vehicle with a standard rim R and air pressure of 200 kpa, the highway and a general road were mixed, and when the successor 30,000 km was run, the balance of the tread groove was measured. Expressed with an index of 100. The larger the index, the better the wear resistance and the better.
[0040]
4). Wet performance:
Using the above-mentioned passenger vehicle equipped with a sample tire, the maximum speed at the time of circular turning and slipping was measured after spraying water on a test course laid with tiles having a low coefficient of friction. The index was displayed. The larger the index, the better the wet performance and the better.
[0041]
5. Tire resistance:
The sample tire was measured on the basis of the “measurement procedure of tire electrical resistance under load” defined by German WDK, Blatt 3, with the rim assembled on the standard rim R at an air pressure of 200 kpa. That is, as shown in FIG. 5, the rim-assembled
[0042]
[Table 1]
[0043]
[Table 2]
[0044]
As shown in Table 2, if the blending amount of the short conductive fibers is less than 2 parts by weight, the electrical resistance of the conductive rubber composition itself is not improved, and if it exceeds 30 parts by weight, the low rolling resistance and the wet performance are deteriorated. It becomes clear that becomes remarkable. Moreover, in the conductive rubber composition containing 2 to 30 parts by weight of the conductive short fiber, the rolling ratio is low while exhibiting the necessary conductivity (low electrical resistance) when the volume ratio V1 / V0 is in the range of 2 to 20%. It can be seen that the resistance, wear resistance, and wet performance can be maintained at a high level. If it is less than 2%, the effect of improving the electrical conductivity of the entire tire is not expected. If it exceeds 20%, the conductive rubber composition is affected and the low rolling resistance, wear resistance, and wet performance are deteriorated.
[0045]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the conductive portion made of the conductive rubber composition containing the conductive short fiber is raised from the belt layer to the tread surface, and the volume of the conductive rubber composition is 2 to 20 of the total volume of the tread rubber portion. Therefore, the necessary electrical conductivity can be imparted to the tread rubber portion without impairing properties other than the electrical conductivity of the tread base rubber. As a result, wear resistance, low rolling resistance, low electrical resistance, and wet performance can be improved in a balanced manner at a higher level.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a tire according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged cross-sectional view showing a conductive portion.
FIGS. 3A, 3B, and 3C are cross-sectional views showing other examples of conductive portions. FIGS.
FIG. 4 (A) is a chemical formula showing a pyrrole chain, and (B) is a chemical formula showing an aniline chain.
FIG. 5 is a diagram illustrating a method for measuring tire electrical resistance.
[Explanation of symbols]
2
Claims (3)
前記導電ゴム組成体は、ジエン系ゴム100重量部に対し、補強短繊維を導電材料で被覆してなる導電短繊維を2〜30重量部を配合するとともに、前記トレッドゴム部の全体積に対する前記導電ゴム組成体の体積の割合を2%以上かつ20%以下とし、
かつ前記補強繊維は、合成繊維、又は植物繊維であるパルプとし、
しかも前記導電材料は導電性ポリマーであることを特徴とするタイヤ。A tread base rubber having a radially outer surface forming a tread surface on a radially outer side of a belt layer having a steel belt cord, and extending in the tread base rubber radially outward from the belt layer and exposed at the tread surface. And arranging a tread rubber part composed of a conductive part composed of a conductive rubber composition,
The conductive rubber composition is composed of 2 to 30 parts by weight of conductive short fibers obtained by coating reinforcing short fibers with a conductive material with respect to 100 parts by weight of the diene rubber, and the total amount of the tread rubber part. The volume ratio of the conductive rubber composition is 2% or more and 20% or less,
And the reinforcing fiber is a synthetic fiber or a pulp that is a vegetable fiber,
Moreover, the tire is characterized in that the conductive material is a conductive polymer .
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