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JP3701053B2 - Video display device - Google Patents

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JP3701053B2
JP3701053B2 JP17704095A JP17704095A JP3701053B2 JP 3701053 B2 JP3701053 B2 JP 3701053B2 JP 17704095 A JP17704095 A JP 17704095A JP 17704095 A JP17704095 A JP 17704095A JP 3701053 B2 JP3701053 B2 JP 3701053B2
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康正 杉原
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Konica Minolta Inc
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、映像を表示する表示装置に関するものであり、より詳しくは、観察する映像の大きさを観察者の頭部の前後位置に応じて変化させる映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、観察者の向きに応じて表示映像を変化させることにより、観察者があたかも表示されている映像の中にいるかのような臨場感を与える表示装置が普及しつつある。例えば、特開平3−56923号には、立体カメラによって撮影する映像を頭部搭載型ディスプレイ(以下、HMDという)により表示する立体視装置において、立体カメラの撮影方向をHMDの方向に対応するように制御して、観察者の頭部の方向に応じた映像を表示すことが提案されている。このような立体視装置では、観察者は、単に頭部の向きを変えるだけで所望の方向の映像を観察することができる。
【0003】
また、ズームレンズを備えたカメラで、手動操作によってレンズの焦点距離を調節して、所望の範囲の映像を撮影することが、従来より広く行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の立体視装置においては、撮影方向が変化してHMDに表示される映像範囲が変化するが、表示映像を使用者の所望の大きさに設定することはできない。
【0005】
この立体視装置にズームレンズを有するカメラを備えて、撮影範囲を可変にすることは可能であるが、その場合、手動操作によってズームレンズの焦点距離を調節することになって、HMD装着者はカメラの近傍にいる必要が生じ、HMDが有する携行性や操作性の特長が著しく損なわれてしまう。
【0006】
本発明は、観察する映像の大きさを映像観察者の頭部の前後位置に応じて設定し得る映像表示装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、映像表示装置に、映像を表示する表示素子と、表示素子に表示される映像を観察する観察者の頭部の前後方向の移動に起因する加速度を検出する加速度センサーと、観察者の頭部の前後方向の傾きを検出する水平センサーと、水平センサーによって検出された傾きに応じて加速度センサーの出力を補正することにより得た観察者の頭部の前後方向の加速度から観察者の頭部の前後方向の移動距離を検出し、この検出された移動距離に応じて観察者が観察する映像の大きさを変化させる制御手段とを備える。
ここで、制御手段は、検出された移動距離から観察者の頭部の前後方向の位置を検出し、観察者の頭部の位置が所定範囲内にあるときには観察者が観察する映像の大きさを変化させず、所定範囲よりも前方にあるときには映像の大きさを大きくし続け、所定範囲よりも後方にあるときには映像の大きさを小さくし続けるようにするとよい。
【0008】
具体的には、ズームレンズから成る撮影レンズを有するカメラを備えて、このカメラによって撮影された映像を表示素子に表示するとともに、制御手段が、検出された移動距離に応じて撮影レンズの焦点距離を変化させることで、表示素子に表示される映像の大きさを変化させて観察者が観察する映像の大きさを変化させる構成とする。
【0009】
また、ズームレンズから成り表示素子と観察者の眼との間に配設されて表示素子の映像光を観察者の眼に導く接眼レンズを備えて、制御手段が、検出された移動距離に応じて接眼レンズの焦点距離を変化させることで、観察者が観察する映像の大きさを変化させる構成としてもよい。
【0013】
観察者の頭部に装着するための装着部材を備える構成とする。
【0014】
また、加速度センサーと表示素子を共通の支持部材に固定する。
【0015】
さらに、観察者が手動操作したときに観察者が観察する映像の大きさを変えることを指示する信号を制御手段に出力する操作手段を備えて、制御手段は、その信号を受けたときに、検出された移動距離にかかわらず、観察者が観察する映像の大きさを受けた信号に応じて変化させる。
【0016】
また、観察者が手動操作したときに観察者が観察する映像の大きさを変えることを指示する信号を制御手段に出力する操作手段を備えて、制御手段が、その信号を受けたときに、その信号に応じて、観察者が観察する映像の大きさをその時点で観察者が観察している映像の大きさから変化させるようにしてもよい
【0017】
【作用】
映像を表示する表示素子と、表示素子に表示される映像を観察する観察者の頭部の前後方向の移動に起因する加速度を検出する加速度センサーと、観察者の頭部の前後方向の傾きを検出する水平センサーと、水平センサーによって検出された傾きに応じて加速度センサーの出力を補正することにより得た観察者の頭部の前後方向の加速度から観察者の頭部の前後方向の移動距離を検出し、この検出された移動距離に応じて観察者が観察する映像の大きさを変化させる制御手段とを備える構成の映像表示装置では、観察者が頭部を前後に移動させると、その加速度は加速度センサーによって検出され、制御手段によって移動距離に変換されて映像の大きさに反映される。制御手段は、加速度を移動距離に変換する際に、水平センサーによって検出された観察者の頭部の前後方向の傾きに応じて加速度センサーの出力を補正するから、観察者の頭部の前後方向の傾きにかかわらず、正確な移動距離を得ることができる。したがって、映像の大きさが頭部の前後方向の傾きの影響を受けることはない。
ここで、制御手段が、検出された移動距離から観察者の頭部の前後方向の位置を検出し、観察者の頭部の位置が所定範囲内にあるときには観察者が観察する映像の大きさを変化させず、所定範囲よりも前方にあるときには映像の大きさを大きくし続け、所定範囲よりも後方にあるときには映像の大きさを小さくし続けるようにすると、観察者が頭部を前後に移動させると、その位置は制御手段によって映像の大きさに反映される。観察者の頭部の位置と映像の大きさの変化の関係は次のようになる。観察者が頭部を所定範囲内で動かしても、映像の大きさは変化しない。頭部を所定範囲よりも前方に位置させた状態では、映像は拡大し続け、頭部を所定範囲内に戻すと、映像の拡大は止まりその時点での大きさに保たれる。頭部を所定範囲よりも後方に位置させた状態では、映像は縮小し続け、頭部を所定範囲内に戻すと、映像の縮小は止まりその時点での大きさに保たれる。
【0018】
ズームレンズから成る撮影レンズを有するカメラを備えて、このカメラによって撮影された映像を表示素子に表示するとともに、制御手段が、検出された移動距離に応じて撮影レンズの焦点距離を変化させることで、表示素子に表示される映像の大きさを変化させて観察者が観察する映像の大きさを変化させる構成では、撮影される範囲の広狭が頭部位置に応じて変化する。制御手段が撮影レンズの焦点距離を短く設定したときは、広い範囲が撮影されるため映像の中の個々の被写体は小さくなり、焦点距離を長く設定したときは、狭い範囲が撮影されるため被写体は大きくなる。こうして撮影された映像が表示素子に表示されるのであるから、観察者は頭部の位置に応じて大きさが変化する映像を観察することになる。
【0019】
また、ズームレンズから成り表示素子と観察者の眼との間に配設されて表示素子の映像光を観察者の眼に導く接眼レンズを備えて、制御手段が、検出された移動距離に応じて接眼レンズの焦点距離を変化させることで、観察者が観察する映像の大きさを変化させる構成では、表示素子に表示される映像の大きさは変化しないが、接眼レンズを介して観察者の眼に投射される虚像の大きさが、観察者の頭部位置に応じて変化する。制御手段が接眼レンズの焦点距離を短く設定したときは、表示素子の広い範囲が観察者の眼に投射されて映像の中の個々の像は小さくなり、焦点距離を長く設定したときは、表示素子の狭い範囲が眼に投射されるため個々の像は大きくなる。
【0023】
観察者の頭部に装着するための装着部材を備える構成では、表示装置を頭部に装着することが可能になり、いわゆるHMDとして使用できる。
【0024】
また、加速度センサーと表示素子を共通の支持部材に固定すると、HMDや手持ち式の表示装置とするのが容易になる。
【0025】
さらに、観察者が手動操作したときに観察者が観察する映像の大きさを変えることを指示する信号を制御手段に出力する操作手段を備えて、制御手段は、その信号を受けたときに、検出された移動距離にかかわらず、観察者が観察する映像の大きさを受けた信号に応じて変化させる構成では、観察者が観察する映像の大きさは、頭部の前後方向の位置変化に応じて自動的に変化することに加えて、操作手段を用いての手動操作によっても指定される。観察者が観察する映像の大きさには、手動操作による大きさの指示が頭部の前後位置よりも優先して反映される。
【0026】
また、観察者が手動操作したときに観察者が観察する映像の大きさを変えることを指示する信号を制御手段に出力する操作手段を備えて、制御手段が、その信号を受けたときに、その信号に応じて、観察者が観察する映像の大きさをその時点で観察者が観察している映像の大きさから変化させる構成では、観察者が観察する映像の大きさは、操作手段を用いての手動操作によっても指定される。頭部の前後方向の位置に応じた大きさに設定されている観察者が観察する映像は、手動操作によってさらに拡大や縮小がなされて大きさが変化する
【0027】
【実施例】
本発明の映像表示装置について、図面を参照して説明する。図1に第1の実施例の概略構成を示す。映像表示装置は、立体カメラ1、HMD2、操作ボード3およびコントロールボックス4から構成されている。
【0028】
立体カメラ1は、車輪を有する台車10と、その上に固定された左右のカメラ11L、11Rから成り、前後への移動、左右への方向転換を自由に行うことができる。左右のカメラ11L、11Rで被写体Objを撮影することにより、視差のある左右映像が生成される。左右カメラ11L、11Rはそれぞれ撮影レンズとしてズームレンズを備えており、ズームレンズの焦点距離を調節することによって撮影範囲の大きさを変えることができるように構成されている。
【0029】
HMD2は立体カメラ1で撮影された左右映像をHMD2を装着した観察者の眼前に提示して、被写体Objの立体像を観察者に与える。操作ボード3は操作レバー31、操作ダイアル32およびスイッチ33を有しており、これらは観察者によって手動操作される。コントロールボックス4は立体カメラ1、HMD2、操作ボード3に接続されており、立体カメラ1からの映像信号をHMD2に伝送するとともに、HMD2と操作ボード3からの信号を受けて立体カメラ1の制御を行う。
【0030】
図2に各部の構成と信号の流れを示す。立体カメラ1の左右カメラ11L、11Rは、撮像素子としてそれぞれCCD13L、13Rを有しており、ズームレンズ12L、12Rを透過して入射する被写体からの光をCCD13L、13Rで受光して撮影を行う。立体カメラ1はさらに、左右の映像処理回路14L、14R、距離検出回路15、ズームレンズ12L、12Rの焦点位置調整用のピント調整モーター16、ズームレンズ12L、12Rの焦点距離調整用のズーム調整モーター17、および台車を移動させるためのモーター18を備えている。
【0031】
CCD13L、13Rは受光した光を電気信号に変換し、左右の映像処理回路14L、14Rに出力する。映像処理回路14L、14RはCCD13L、13Rからの信号を映像信号に変換してHMD2に与えるとともに、CCD13L、13Rの所定部位の信号を距離検出回路15に出力する。距離検出回路15は、左右の信号から被写体の左右像の位置を検出し、左右像の位置のずれに基づいて、ピントのずれ量および被写体までの距離を検出する。距離検出回路15は検出したピントのずれ量に応じてピント調整モーター16を駆動して、ズームレンズ12L、12Rの焦点位置を調整し、被写体からの光をCCD13L、13Rの受光面に結像させる。
【0032】
ズーム調整モーター17はコントロールボックス4からの制御信号によって駆動され、ズームレンズ12L、12Rの焦点距離を変化させる。カメラ移動モーター18はコントロールボックス4からの制御信号によって駆動されて車輪を回転させ、立体カメラ1の前進、後退、左あるいは右への方向転換を行う。
【0033】
HMD2は、左右の液晶表示装置(LCD)22L、22R、これらを駆動する左右のLCD駆動回路21L、21R、左右の接眼レンズ23L、23R、加速度センサー24、および水平センサー25を備えている。また、観察者の頭部に装着するための装着部材26(図1)を有している。立体カメラ1の映像処理回路14L、14Rからの左右の映像信号は、それぞれ左右のLCD駆動回路21L、21Rに入力され、LCD駆動回路21L、21Rは入力信号が担持する左右映像をそれぞれ左右のLCD22L、22Rに表示させる。
【0034】
接眼レンズ23L、23RはLCD22L、22Rの映像光を観察者の左右の眼球EL、ERに導く。接眼レンズ23L、23Rの焦点距離は固定であり、LCD22L、22Rの映像が拡大されて見えるように設定されている。観察者は接眼レンズ23L、23Rを介して映像を観察することで、LCD22L、22Rに表示された映像の虚像を観察することになる。左右の接眼レンズ23L、23Rの光軸は平行に設定されている。
【0035】
加速度センサー24はHMD2を装着した観察者の頭部の前後方向の移動に起因する加速度を検出するものである。この加速度センサー24としては、歪みが加わると電気抵抗が変化するという性質を有するピエゾ抵抗と、力が加わったときにピエゾ抵抗に歪みを生じさせる重錘体とから成る、ピエゾ抵抗型加速度センサーを用いる。ピエゾ抵抗型加速度センサーは、加わった加速度の大きさに比例する大きさの電圧を出力し、加速度の大きさと方向を検出することができる。
【0036】
加速度センサー24は、接眼レンズ23L、23Rの光軸に沿う方向の加速度を検出するように配設されている。ここでは、観察者の眼球EL、ERから接眼レンズ23L、23Rに向かう方向を正方向とし、その逆方向を負方向とする。加速度センサー24は正方向の加速度により正電圧を、負方向の加速度により負電圧を出力する。
【0037】
これにより、HMD2を装着した観察者が正面を向いた状態から、頭部を前方に移動開始したときに正電圧が出力され、後方に移動を開始したときに負電圧が出力される。また、前方に移動しているときに加速または減速したときに、それぞれ正または負の電圧が出力される。後方への移動中の加速時、減速時の出力はこれと逆になる。
【0038】
水平センサー25は、HMD2の前後方向の傾きを検出して傾きの方向と大きさを表す信号を出力する。水平センサー25は、図6に示すように、下部に重り25cを有し白黒パターンが放射状に印刷されたエンコーダ板25aと、それぞれ発光素子と受光素子とを有する2つのフォトリフレクタ25bより構成されている。エンコーダ板25aの白色部分は光を反射し、黒色部分は光を吸収する。フォトリフレクタ25bはエンコーダ板25aに向けて光を発して反射光を検出し、光の検出の有無に応じてHレベルまたはLレベルの電圧を出力する。
【0039】
フォトリフレクタ25bはHMD2に固定されおり、エンコーダ板25aは白黒パターンの中心を回転中心として回動自在にHMD2に取り付けられている。その回転軸は接眼レンズ23L、23Rの光軸に垂直に設定されている。HMD2が前または後に傾くと、フォトリフレクタ25bはHMD2とともに傾くが、重り25cを有するエンコーダ板25aは重力方向に対して常に一定の方向に保たれる。したがって、フォトリフレクタ25bがエンコーダ板25aに対して回動することになり、受光素子が検出する光は断続的になって、フォトリフレクタ25bの出力電圧はパルスとなる。そのパルス数からHMD2の傾きの大きさが検出される。2つのフォトリフレクタ25bは互いの出力パルスの位相が1/4ずれるようにエンコーダ板25aに対して配設されており、位相差からHMD2の傾きの方向が検出される。
【0040】
コントロールボックス4には、積分回路41、ズーム演算回路42およびカメラ移動演算回路43が内蔵されている。積分回路41には加速度センサー24の出力電圧と水平センサー25の出力電圧が入力される。積分回路41は水平センサー25の出力に基づいてHMD2の前後方向の傾きを検出し、検出した傾きに応じて加速度センサー24の出力を補正して水平方向の加速度成分を求める。これにより、HMD2装着者の頭部の上下方向の向きに関わらず、頭部の前後方向の加速度が得られる。
【0041】
積分回路41は、こうして得た前後方向の加速度を2回積分する。加速度を1回積分することにより速度が求められ、速度をさらに積分することにより移動距離Dが求められる。加速度検出開始時における頭部の前後方向の位置をP0、加速度検出時の頭部位置をPとすると、移動距離DはP−P0となる。加速度検出開始時よりも頭部が前方に位置するとき、Dは正の値になり、加速度検出開始時よりも頭部が後方に位置するとき、Dは負の値になる。積分回路41は移動距離Dを表す信号をズーム演算回路42に出力する。
【0042】
ズーム演算回路42は、積分回路41および操作ボード3の操作ダイアル32からの信号に基づいて、撮影する範囲の大きさを決定し、それに対応するズームレンズ12L、12Rの設定すべき焦点距離を算出して、制御信号を立体カメラ1のズーム調整モーター17に与える。ズーム演算回路42が積分回路41からの出力に基づいて撮影範囲を決定するときは、撮影範囲の大きさがHMD2を装着した観察者の頭部の前後位置と連動することになる。撮影範囲の大きさの決定方法については後に詳述する。
【0043】
カメラ移動演算回路43は、操作ボード3の操作レバー31からの信号を受けて、立体カメラ1の前後方向への移動や方向転換を行うための制御信号を生成し、カメラ移動モーター18に出力する。
【0044】
操作ボード3の操作レバー31は、立体カメラ1の移動を操作するものである。観察者は移動操作レバー31を前後左右に傾けることにより立体カメラ1を遠隔操作して移動させ、任意の方向を撮影することができる。
【0045】
操作ダイアル32は、撮影範囲の大きさを変化させるものである。前述のように、ズーム操作ダイアル32の出力はズーム演算回路42に入力される。このズーム操作ダイアル32を回転させることにより、観察者は手動操作で撮影範囲を所望の大きさに設定することができる。
【0046】
スイッチ33は、撮影範囲の大きさと頭部の前後位置とを連動させるか否かの設定を行うものである。この連動スイッチ33がONのとき、積分回路41は加速度の積分を行って移動距離Dを示す信号をズーム演算回路42に出力する。
【0047】
このように構成されている映像表示装置は、観察者の頭部の前後方向の位置に応じて撮影範囲の大きさを設定することができ、手動操作によっても撮影範囲の大きさを設定することができる。立体カメラ1で撮影された映像は、全範囲がHMD2のLCD22L、22Rに表示されるから、撮影範囲の大きさを変化させることは観察者が観察する像の大きさを変化させることになる。
【0048】
図7に観察者頭部の前後方向の位置変化の例を示す。ここでは、観察者が、例えば椅子に座っている場合のように、一定位置にとどまっている状態を示している。(a)は上体を直立させ正面を向いた通常の状態であり、(b)は上体を乗り出すことによって頭部が前方に移動した状態である。(c)は上体を引くことによって、頭部が(a)よりも後方に移動した状態である。図7の(a)〜(c)の状態に対応するHMD2の表示映像の例を、図8の(a)〜(c)にそれぞれ示す。頭部が前方にあるとき、撮影範囲が縮小されて表示された被写体像は大きくなっており、頭部が後方にあるとき、撮影範囲が拡大されて表示された被写体像は小さくなっている。観察者が一定位置にとどまらず、前進または後退したときにも、加速度から頭部位置が検出されて、撮影範囲の大きさが変化する。
【0049】
本発明では、撮影範囲の大きさ設定を以下の2通りの方法で行う。第1の方法は、観察者の頭部が、所定範囲内の位置にあるときには撮影範囲の大きさを変化させず、所定範囲を超えて前方にあるときは一定の割合で撮影範囲を狭くし続け、所定範囲を超えて後方にあるときは一定の割合で撮影範囲を広くし続けるというものである。この頭部位置に基づく撮影範囲の大きさ設定は、ズーム操作ダイアル32を用いて、手動操作によって補正することができる。
【0050】
この方法による制御処理の流れを図4のフローチャートに示す。制御開始後、まず初期化処理を行う。すなわち、積分回路41の初期化を行い、第1回の積分値すなわち頭部の移動速度と、第2回の積分値すなわち頭部の移動距離Dを0とする(ステップ#105)。その際、観察者は加速度が生じることがないように頭部を静止させておく。また、立体カメラ1のズームレンズ12L、12Rの焦点距離を所定の値にして、撮影範囲の大きさを標準の大きさに設定する(#110)。
【0051】
初期化処理の後、ステップ#115から#165までの処理サイクルを反復する。この反復の周期は50msecに設定されている。まず、操作ボード3のズーム操作ダイアル32が操作されているか否かを判定する(#115、#125)。操作ダイアル32がズームアップを指示する方向に回転されているときには、ズームレンズ12L、12Rの焦点距離を長くしてズームアップを行い(#120)、ズームダウンを指示する方向に回転されているときには、焦点距離を短くしてズームダウンを行う(#130)。このときの、撮影範囲の大きさの変化の割合は、操作ダイアル32の回転量に対応するように設定されている。
【0052】
ズーム操作ダイアル32が操作されていないときは、連動スイッチ33の設定状態を判定する(#135)。連動スイッチ33がOFFのときは#165に進み、ONに設定されているときは、積分回路41によって水平前後方向の加速度を積分して、頭部の前後方向の移動距離Dを検出する(#140)。次いで、検出した移動距離Dをあらかじめ定められている正の値D1と比較する。移動距離DがD1よりも大きいときには、ズームレンズ12L、12Rの焦点距離を長くしてズームアップを行い(#150)、DがD1以下のときには、移動距離Dをあらかじめ定められている負の値D2と比較する。移動距離DがD2よりも小さいときには、焦点距離を短くしてズームダウンする(#160)。DがD2以上のときには、ズーム操作を行わない(#165)。
【0053】
本実施例においては、D1は+15cm、D2は−15cmに設定してあり、制御開始後、観察者の頭部が15cmを超えて前方に移動したときズームアップが行われ、15cmを超えて後方に移動したときにズームダウンが行われる。頭部の移動距離Dが±15cm以内であるときには、ズーム操作は行われず、その時点での撮影範囲の大きさが保たれる。
【0054】
ステップ#150および#160におけるズームレンズ12L、12Rの焦点距離の調節は、撮影範囲の大きさの変化の割合が一定になるように行われる。具体的には、表示映像が1秒間に7%の割合で拡大または縮小するように設定されている。したがって、約10秒で表示映像が2倍に拡大または1/2に縮小されることになる。
【0055】
ステップ#120、#130、#150および#160のズーム処理は、それぞれ所定時間行われた後、#165で停止される。ズーム操作ダイアル32が継続して操作されているとき、あるいは連動スイッチ33がONに設定され頭部が15cmを超えて前または後に移動しているときには、#115〜#165のサイクルが反復されることにより、撮影範囲は連続して変化する。また、ズーム操作ダイアル32が操作されているときには、ステップ#140〜#160は実行されず、頭部位置に連動した撮影範囲の大きさ設定よりも手動操作による撮影範囲の大きさ設定が優先される。
【0056】
この方法によると、観察者は一定位置にとどまった状態で、単に上体を前または後ろに移動させるだけで観察像を所望の大きさにすることができる。上体を通常の位置に戻すと像の大きさはそのまま保たれる。したがって、きわめて自然な動作により観察像の大きさを設定することができる。また、例えば一歩前進または後退することによっても、観察像の拡大または縮小を開始することができ、後退または前進して元の位置に戻ることにより、所望の大きさの像を観察することができる。なお、D1、D2、および頭部位置がD1、D2を超えたときの映像の大きさの変化の割合は、上記の値に限定されるものではなく、HMD2を使用し易いように他の値に設定してよいものである。
【0057】
撮影範囲の大きさ設定の第2の方法について説明する。この方法は、撮影範囲の大きさを頭部の移動距離Dに1対1に対応させるものである。この制御処理の流れを図5のフローチャートに示す。
【0058】
制御開始後、まず初期化処理を行う。積分回路41の初期化を行い、第1回の積分値すなわち頭部の移動速度と、第2回の積分値すなわち頭部の移動距離Dを0とする(ステップ#205)。その際、観察者は加速度が生じることがないように頭部を静止させておく。また、立体カメラ1のズームレンズ12L、12Rの焦点距離を所定の値にして、撮影範囲の大きさを標準の大きさに設定する(#210)。
【0059】
初期化処理の後、ステップ#215から#250までの処理サイクルを反復する。この反復の周期は50msecに設定されている。まず、積分回路41によって水平前後方向の加速度を積分し、前サイクル以後の頭部の移動距離の変化量ΔDを検出する(#215)。次いで、操作ボード3の連動スイッチ33の設定状態を判定する(#220)。連動スイッチ33がONに設定されているときは、前サイクルにおける移動距離Dに変化量ΔDを加算して、頭部移動距離Dを更新する(#225)。連動スイッチ33がOFFのときは、移動距離Dの更新は行わない。
【0060】
次に、ズーム操作ダイアル32が操作されているか否かを判定し(#230、#240)、操作ダイアル32がズームアップを指示する方向に回転されているときには、移動距離Dに所定の正の値Aを加算する(#235)。逆に、ズームダウンを指示する方向に回転されているときには、移動距離Dから前記所定値Aを減算する(#245)。ダイアル32操作がなされていないときには、移動距離Dを変化させない。
【0061】
その後、立体カメラ1のズームレンズ12L、12Rの焦点距離を調節してズーム処理を行う(#250)。このズーム処理はズーム演算回路42によって制御される。ここでは、ズーム演算回路42は、移動距離Dが大きくなるほど撮影範囲が狭くなり、移動距離Dが小さくなるほど撮影範囲が広くなるように、ズームレンズ12L、12Rの焦点距離と移動距離Dとを1対1に対応させる。移動距離Dが前サイクルと同じであれば焦点距離は変更されず、撮影範囲の大きさは変化しない。移動距離Dが0のときの焦点距離が、ステップ#210における初期化で用いる値である。
【0062】
焦点距離と頭部の移動距離Dの関係は、例えば、撮影範囲の大きさが移動距離Dの1次関数となるように設定してもよいし、あるいは、焦点距離が移動距離Dの1次関数となるように設定してもよい。さらには、移動距離Dが増大するにつれて撮影範囲の大きさが単調増加する関係であれば、任意の関数形としてよいものである。
【0063】
この第2の方法によって撮影範囲の大きさを設定すると、観察者は頭部の前後方向の移動距離に応じた大きさの映像を観察することができる。一定位置で観察する場合、上体を前方または後方に移動させてその状態を保つことにより、所望の大きさの像を継続して観察することが可能である。また、適当な距離だけ前進または後退してその位置にとどまれば、同様に所望の大きさの像を継続して観察することができる。観察する像の大きさを、ズーム操作ダイアル32の操作により、手動調節することも可能である。
【0064】
上記第1および第2の方法による制御処理において、ズーム演算回路42は、ズームレンズ12L、12Rの焦点距離設定可能範囲でのみ焦点距離調節を行うように設定されており、頭部の移動距離Dがいかなる値になっても立体カメラ1が損傷することはない。また、操作ボード3には不図示の切り換えスイッチが設けられており、その切り換え操作によって第1、第2の制御方法を選択することができるように構成されている。
【0065】
なお、ここでは加速度センサー24としてピエゾ抵抗型加速度センサーを用いたが、直交コイルを磁界中で移動させたときにその直交コイルを流れる電流が変化することを利用した磁気センサーを用いてもよい。ただし、その場合、HMD2の使用場所が限定されることになる。
【0066】
第2の実施例の映像表示装置の構成を図3に示す。本実施例では立体カメラ1に撮影レンズとして固定焦点距離のレンズ71L、71Rを備え、HMD2に接眼レンズとしてズームレンズ72L、72Rを備えている。これに伴い、HMD2にはズーム調整モーター73が設けられ、コントロールボックス4のズーム演算回路74はズーム調整モーター73を介してズームレンズ72L、72Rの焦点距離を調整するように設定されている。他の構成は第1の実施例と同様であり、重複する説明は省略する。
【0067】
この構成の映像表示装置は、立体カメラ1による撮影範囲の大きさは常に一定であり、したがってHMD2に表示される映像の大きさも一定であるが、接眼レンズの焦点距離を変化させることによって、観察者の眼に与える像の大きさを変化させることができる。ズームレンズ72L、72Rは、焦点距離が最短のときにLCD21L、21Rの表示パネル面の全域が観察され、焦点距離が長くなるにつれてLCD21L、21Rの表示パネル面の中央部が拡大されて観察されるように設定されている。
【0068】
本実施例においても、HMD2の加速度センサー24で検出した加速度を積分回路41で積分して頭部の移動距離Dを検出する。ズーム演算回路74は移動距離Dに応じてズームレンズ72L、72Rの焦点距離を調整する。焦点距離調整の制御処理は、第1の実施例で説明した第1または第2の方法による。すなわち、観察像の大きさを、観察者の頭部の前後位置が所定範囲内にあるときには変化させず、所定範囲を超えて前方にあるときに一定の割合で大きくし続け、所定範囲を超えて後方にあるときに一定の割合で小さくし続けるという方法と、観察像の大きさを頭部の移動距離Dに1対1に対応させる方法とを用いることができる。
【0069】
以上、本発明について2つの実施例によって説明したが、本発明の映像表示装置は、カメラとHMDを組み合わせた構成に限られるものではない。例えば、第1の実施例の立体カメラ1に代えて、コンピュータを用いて左右映像を生成してもよい。その場合、コンピュータが生成する映像の大きさをズーム演算回路42の出力によって制御する。また、コンピュータによって生成した映像を記録しておき、その記録映像を第2の実施例のHMD2に表示させることで、観察時に所望の大きさの観察像としてもよい。
【0070】
図9の(a)に示したように、カメラ1aによって撮影した映像を手持ち式の表示装置2aで観察する構成においても本発明を実施することができる。この場合、例えば、カメラ1aの撮影レンズをズームレンズとし、表示装置2aに加速度センサーと水平センサーを備える。観察者の前進や後退、あるいは腕の屈伸を加速度センサーで検出して、表示装置2aの前後方向の移動距離に応じてカメラの焦点距離を調整する。
【0071】
本発明は、また、図9(b)に示したような手持ち式ビデオカメラ5にも適用することができる。ビデオカメラ5に撮影用ズームレンズ、加速度センサー、水平センサー、映像記録媒体およびモニター用表示素子を備えて、撮影者の前進後退に応じて撮影範囲の大きさを変化させる。この場合、表示素子に表示される像も記録される映像とともに大きさが変化する。
【0072】
図9(a)の表示装置2aや(b)のビデオカメラ5は、手持ち式であるため前後方向の傾きが発生するが、本発明では水平センサーによってその傾きの大きさと方向を検出する。これにより、加速度センサーによって検出した加速度から重力加速度の成分を除去して、水平前後方向の加速度を検出することができる。したがって、観察像の大きさを表示装置2aやビデオカメラ5の真の前後移動量に基づいて設定することができる。
【0073】
【発明の効果】
請求項1の映像表示装置によるときは、観察者が頭部を前または後に移動させるだけで観察する映像の大きさを変化させることができるから、映像の拡大または縮小のための特別な操作が不要であり、使い勝手がよい。観察者が前進したり後退したりすることによっても、頭部が移動して、映像の大きさは変化する。したがって、ビデオカメラ等のモニター用の表示装置のように、歩行しながら映像観察を行うときには、観察する映像の大きさを前進や後退した距離に応じて変化させることができる。頭部の移動距離をその加速度から検出するという簡素な構成を採用しているため、装置は小型軽量となり、頭部載置式あるいは手持ち式とする場合にも好適である。しかも、加速度を移動距離に変換する際に観察者の頭部の傾きに応じた補正を行うから、観察者の頭部の傾きの有無や程度が映像の大きさに影響することもない。
請求項2の映像表示装置によるときは、観察者は頭部を前後に移動させるだけで、容易に観察する映像の大きさを変化させることができる。椅子等に自然な姿勢で座った状態あるいは自然な姿勢で直立した状態と、これらの状態から身を乗り出すという動作で頭部を前方に位置させた状態と、上体を引くという動作で頭部を後方に位置させた状態の、それぞれの状態に応じて観察する映像の大きさを変えることができるため、観察者は単に姿勢を自然に変化させるだけで観察する映像の大きさを変えることができ、映像を拡大しようあるいは縮小しようということを特に意識する必要がない。
【0074】
しかも、所定範囲内では、観察する映像の大きさに変化を生じさせることなく頭部を自由に動かすことができる。また、大きな像を観察したいときには、頭部が所定範囲よりも前方に位置するように身を乗り出せばよく、この状態で映像は次第に大きくなるから、所望の大きさになった時点で頭部を所定範囲内に戻せばよい。逆に、小さな像を観察したいときには、頭部が所定範囲よりも後方に位置するように上体を引けばよく、この状態で映像は次第に小さくなるから、所望の小ささになった時点で頭部を所定範囲内に戻せばよい。したがって、所望の大きさの映像を楽な姿勢で観察することができる。所定範囲をある程度大きく設定しておけば、歩行しながら映像を観察する場合でも、その所定範囲内の任意の場所で、映像を一定の大きさで観察することができる。
【0075】
請求項3の映像表示装置によるときは、撮影範囲の広狭が観察者の頭部の前後位置に応じて変化するため、表示素子の表示範囲が一定であっても上記効果が確実に発揮され、しかも観察する像が粗くなるという映像の質の低下が防止される。
【0076】
請求項4の映像表示装置によるときは、表示素子上の映像の虚像が観察者の眼に投射される際に、その虚像の大きさが観察者の頭部の前後位置に応じて変化するため、表示素子に表示される映像の範囲が一定であっても前記効果が確実に発揮される。さらに、複数の観察者が映像表示装置をそれぞれ使用して同一の映像を観察するときには、個々の観察者が、他の観察者に全く影響を及ぼすことなく、自身の希望する大きさの映像を観察することができる。
【0080】
請求項5の映像表示装置では、HMDとして利用できるとともに、観察する映像の大きさを手動操作によらず頭部の前後方向の移動距離によって設定できるため、両手を自由に他の目的に使用することができて、HMDの特長である携行性、操作性を十分に生かすことができる。
【0081】
請求項6の映像表示装置によるときは任意の場所で使用することが可能であり、観察者が歩行等によって移動する場合に特に有効である。また、加速度センサーは表示素子とともに移動するため、頭部に装着する形式の表示装置のみならず、たとえば観察者が手持ちによって眼前に保持して、歩行しながら映像観察を行う形式の表示装置としたときでも、移動距離に応じて観察する映像の大きさを変化させることができる。
【0082】
請求項7の映像表示装置では、手動操作によっても観察する映像の大きさを設定することができる上、手動操作による指定が頭部の位置に優先して観察する映像の大きさに反映されるため、観察者は自由な姿勢や場所で所望の大きさの映像を観察することができる。特に、観察者の位置に制限がある場合や、身を乗り出したり引いたりし得る範囲を超えた大きさの映像を観察したい場合に有効である。
【0083】
請求項8の映像表示装置では、観察する映像の大きさを、頭部の位置に応じて設定された大きさから、手動操作によって変更することができる。したがって、歩行範囲や身を乗り出したり引いたりする範囲に制限がある場合でも、観察者は所望の大きさの映像を観察することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明第1の実施例の映像表示装置の概略構成を示す外観図。
【図2】 第1の実施例の映像表示装置の構成を示すブロック図。
【図3】 第2の実施例の映像表示装置の構成を示すブロック図。
【図4】 本発明の観察像の大きさ制御の第1の方法を示すフローチャート。
【図5】 本発明の観察像の大きさ制御の第2の方法を示すフローチャート。
【図6】 水平センサーの構成を示す図。
【図7】 観察者の上体の前後方向の移動を示す図。
【図8】 観察される像の大きさの変化の例を示す図。
【図9】 本発明の映像表示装置の他の構成を示す外観図。
【符号の説明】
1 立体カメラ
2 HMD
3 操作ボード
4 コントロールボックス
11L、11R カメラ
12L、12R ズームレンズ (撮影レンズ)
13L、13R CCD
14L、14R 映像処理回路
15 距離検出回路
16 ピント調整モーター
17 ズーム調整モーター
18 カメラ移動モーター
21L、21R LCD駆動回路
22L、22R LCD (表示素子)
23L、23R 接眼レンズ
24 加速度センサー (頭部位置検出手段)
25 水平センサー
25a エンコーダ板
25b フォトリフレクタ
26 装着部材
31 移動操作レバー
32 ズーム操作ダイアル (操作手段)
33 連動スイッチ
41 積分回路 (頭部位置検出手段)
42 ズーム演算回路 (制御手段)
43 カメラ移動演算回路
71L、71R 撮影レンズ
72L、72R ズームレンズ (接眼レンズ)
73 ズーム調整モーター
74 ズーム演算回路 (制御手段)
[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a display device that displays an image, and more particularly, to an image display device that changes the size of an image to be observed according to the front and back positions of an observer's head.
[0002]
[Prior art]
In recent years, display devices that give a sense of realism as if the viewer is in the displayed video by changing the displayed video in accordance with the orientation of the viewer are becoming widespread. For example, in Japanese Patent Laid-Open No. 3-56923, in a stereoscopic device that displays an image shot by a stereoscopic camera on a head-mounted display (hereinafter referred to as HMD), the shooting direction of the stereoscopic camera corresponds to the direction of the HMD. It has been proposed to display an image corresponding to the direction of the observer's head. In such a stereoscopic device, an observer can observe an image in a desired direction simply by changing the orientation of the head.
[0003]
In addition, it has been widely performed in the past to use a camera equipped with a zoom lens to adjust the focal length of the lens by manual operation and to shoot an image in a desired range.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the stereoscopic device described above, the video range displayed on the HMD changes as the shooting direction changes, but the display video cannot be set to the size desired by the user.
[0005]
It is possible to change the shooting range by providing a camera having a zoom lens in the stereoscopic device. In this case, the focal length of the zoom lens is adjusted by manual operation. It is necessary to be in the vicinity of the camera, and the portability and operability features of the HMD are significantly impaired.
[0006]
An object of the present invention is to provide an image display device that can set the size of an image to be observed according to the front and rear positions of the head of the image observer.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, in the present invention, the image display device is provided with a display element that displays an image and an acceleration caused by the movement in the front-rear direction of the head of an observer who observes the image displayed on the display element. An acceleration sensor to detect, a horizontal sensor to detect the tilt of the observer's head in the front-rear direction, and an observer's head obtained by correcting the output of the acceleration sensor according to the tilt detected by the horizontal sensor Control means for detecting a movement distance in the front-rear direction of the observer's head from the acceleration in the front-rear direction and changing the size of the image observed by the observer according to the detected movement distance.
Here, the control means detects the position of the observer's head in the front-rear direction from the detected moving distance,When the position of the observer's head is within a predetermined range, the size of the image observed by the observer is not changed. When the position is in front of the predetermined range, the size of the image is continuously increased and behind the predetermined range. Keep the image size small whenIt is good to do so.
[0008]
Specifically, a camera having a photographing lens composed of a zoom lens is provided, and an image photographed by the camera is displayed on a display element.Detected travel distanceBy changing the focal length of the photographic lens according to the above, the size of the image that the observer observes is changed by changing the size of the image displayed on the display element.
[0009]
The control means comprises an eyepiece configured of a zoom lens and disposed between the display element and the observer's eye to guide the image light of the display element to the observer's eye,Detected travel distanceThe size of the image observed by the observer may be changed by changing the focal length of the eyepiece according to the above.
[0013]
It is set as the structure provided with the mounting member for mounting | wearing an observer's head.
[0014]
Also,The acceleration sensor and the display element are fixed to a common support member.
[0015]
Further, the control means includes an operation means for outputting to the control means a signal instructing to change the size of the image observed by the observer when the observer manually operates, and when the control means receives the signal,Detected travel distanceRegardless, the size of the image observed by the observer is changed according to the received signal.
[0016]
In addition, when the control means receives the signal, the control means includes an operation means for outputting to the control means a signal instructing to change the size of the image observed by the observer when the observer manually operates. Depending on the signal, the size of the image observed by the observer may be changed from the size of the image observed by the observer at that time..
[0017]
[Action]
A display element that displays an image, an acceleration sensor that detects acceleration caused by movement of the head of the observer observing the image displayed on the display element, and an inclination of the observer's head The horizontal distance to be detected and the movement distance in the front-rear direction of the observer's head from the acceleration in the front-rear direction of the observer's head obtained by correcting the output of the acceleration sensor according to the inclination detected by the horizontal sensor In a video display device comprising a control means for detecting and changing the size of the video observed by the observer according to the detected moving distance, the acceleration is applied when the observer moves the head back and forth. Is detected by the acceleration sensor, converted into a moving distance by the control means, and reflected in the size of the image. The control means corrects the output of the acceleration sensor according to the tilt of the observer's head in the front-rear direction detected by the horizontal sensor when converting the acceleration into the moving distance. Regardless of the inclination, it is possible to obtain an accurate movement distance. Therefore, the size of the image is not affected by the tilt of the head in the front-rear direction.
Here, the control means detects the position of the observer's head in the front-rear direction from the detected moving distance,When the position of the observer's head is within a predetermined range, the size of the image observed by the observer is not changed. When the position is in front of the predetermined range, the size of the image is continuously increased and behind the predetermined range. Keep the image size small whenSo thatWhen the observer moves his head back and forth, the position is,It is reflected in the size of the image by the control means. The relationship between the position of the observer's head and the change in the size of the image is as follows. Even if the observer moves his / her head within a predetermined range, the size of the image does not change. In a state where the head is positioned in front of the predetermined range, the video continues to expand, and when the head is returned to the predetermined range, the expansion of the video stops and the size at that time is maintained. In a state where the head is positioned behind the predetermined range, the video continues to be reduced. When the head is returned to the predetermined range, the reduction of the video stops and the size at that time is maintained.
[0018]
A camera having a photographing lens composed of a zoom lens is provided, and an image photographed by the camera is displayed on a display element.Detected travel distanceIn the configuration in which the size of the image observed by the observer is changed by changing the focal length of the photographic lens in accordance with the size of the image displayed on the display element, It changes according to the head position. When the control means sets the focal length of the photographic lens to be short, a wide range is captured, so the individual subject in the image is small, and when the focal length is set to be long, the narrow range is captured, the subject Will grow. Since the image thus captured is displayed on the display element, the observer observes an image whose size changes according to the position of the head.
[0019]
The control means comprises an eyepiece configured of a zoom lens and disposed between the display element and the observer's eye to guide the image light of the display element to the observer's eye,Detected travel distanceIn the configuration in which the size of the image observed by the observer is changed by changing the focal length of the eyepiece according to the size of the image, the size of the image displayed on the display element does not change, but the observation is made through the eyepiece. The size of the virtual image projected on the eye of the person changes according to the position of the head of the observer. When the control means sets the focal length of the eyepiece to be short, a wide range of the display element is projected to the observer's eyes, and the individual images in the image become small, and when the focal length is set to be long, the display is displayed. Since a narrow range of elements is projected onto the eye, each individual image becomes larger.
[0023]
In a configuration including a mounting member for mounting on the observer's head, the display device can be mounted on the head and can be used as a so-called HMD.
[0024]
Also,When the acceleration sensor and the display element are fixed to a common support member,It becomes easy to make an HMD or a hand-held display device.
[0025]
Further, the control means includes an operation means for outputting to the control means a signal instructing to change the size of the image observed by the observer when the observer manually operates, and when the control means receives the signal,Detected travel distanceRegardless of whether the size of the image observed by the observer is changed according to the received signal, the size of the image observed by the observer is automatically adjusted according to the position change in the front-rear direction of the head. In addition to changing, it is also designated by a manual operation using the operation means. The size of the image observed by the observer is reflected with priority over the front / rear position of the head.
[0026]
In addition, when the control means receives the signal, the control means includes an operation means for outputting to the control means a signal instructing to change the size of the image observed by the observer when the observer manually operates. In the configuration in which the size of the image observed by the observer is changed from the size of the image observed by the observer at that time in accordance with the signal, the size of the image observed by the observer depends on the operating means. It is also specified by manual operation. The size of the image observed by the observer, which is set according to the position in the front-rear direction of the head, is further enlarged or reduced by manual operation..
[0027]
【Example】
The video display device of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 shows a schematic configuration of the first embodiment. The video display device includes a stereoscopic camera 1, an HMD 2, an operation board 3 and a control box 4.
[0028]
The stereoscopic camera 1 includes a carriage 10 having wheels and left and right cameras 11L and 11R fixed thereon, and can freely move back and forth and change direction left and right. By shooting the subject Obj with the left and right cameras 11L and 11R, left and right images with parallax are generated. Each of the left and right cameras 11L and 11R includes a zoom lens as a photographing lens, and is configured so that the size of the photographing range can be changed by adjusting the focal length of the zoom lens.
[0029]
The HMD 2 presents left and right images captured by the stereoscopic camera 1 in front of the observer wearing the HMD 2 and gives a stereoscopic image of the subject Obj to the observer. The operation board 3 has an operation lever 31, an operation dial 32, and a switch 33, which are manually operated by an observer. The control box 4 is connected to the stereoscopic camera 1, the HMD 2, and the operation board 3, and transmits the video signal from the stereoscopic camera 1 to the HMD 2 and receives the signals from the HMD 2 and the operation board 3 to control the stereoscopic camera 1. Do.
[0030]
FIG. 2 shows the configuration of each part and the signal flow. The left and right cameras 11L and 11R of the stereoscopic camera 1 have CCDs 13L and 13R, respectively, as image pickup devices. The CCDs 13L and 13R receive light from an incident subject through the zoom lenses 12L and 12R and perform shooting. . The stereoscopic camera 1 further includes left and right video processing circuits 14L and 14R, a distance detection circuit 15, a focus adjustment motor 16 for adjusting the focal position of the zoom lenses 12L and 12R, and a zoom adjustment motor for adjusting the focal length of the zoom lenses 12L and 12R. 17 and a motor 18 for moving the carriage.
[0031]
The CCDs 13L and 13R convert the received light into electrical signals and output them to the left and right video processing circuits 14L and 14R. The video processing circuits 14L and 14R convert the signals from the CCDs 13L and 13R into video signals and give them to the HMD 2, and also output signals at predetermined parts of the CCDs 13L and 13R to the distance detection circuit 15. The distance detection circuit 15 detects the position of the left and right images of the subject from the left and right signals, and detects the amount of focus shift and the distance to the subject based on the position shift of the left and right images. The distance detection circuit 15 drives the focus adjustment motor 16 according to the detected focus shift amount, adjusts the focal positions of the zoom lenses 12L and 12R, and forms an image of light from the subject on the light receiving surfaces of the CCDs 13L and 13R. .
[0032]
The zoom adjustment motor 17 is driven by a control signal from the control box 4 and changes the focal length of the zoom lenses 12L and 12R. The camera moving motor 18 is driven by a control signal from the control box 4 to rotate the wheel, and the stereoscopic camera 1 moves forward, backward, and to the left or right.
[0033]
The HMD 2 includes left and right liquid crystal display devices (LCD) 22L and 22R, left and right LCD drive circuits 21L and 21R for driving them, left and right eyepieces 23L and 23R, an acceleration sensor 24, and a horizontal sensor 25. Moreover, it has the mounting member 26 (FIG. 1) for mounting | wearing an observer's head. The left and right video signals from the video processing circuits 14L and 14R of the stereoscopic camera 1 are respectively input to the left and right LCD drive circuits 21L and 21R, and the LCD drive circuits 21L and 21R respectively receive the left and right images carried by the input signals on the left and right LCDs 22L. , 22R.
[0034]
The eyepieces 23L and 23R guide the image light of the LCDs 22L and 22R to the left and right eyeballs EL and ER of the observer. The focal lengths of the eyepieces 23L and 23R are fixed, and are set so that the images on the LCDs 22L and 22R are enlarged. The observer observes the video through the eyepieces 23L and 23R, thereby observing the virtual image of the video displayed on the LCDs 22L and 22R. The optical axes of the left and right eyepieces 23L and 23R are set in parallel.
[0035]
The acceleration sensor 24 detects acceleration caused by the movement of the head of the observer wearing the HMD 2 in the front-rear direction. As the acceleration sensor 24, a piezoresistive acceleration sensor composed of a piezoresistor having a property that electrical resistance changes when strain is applied and a weight body that causes distortion in the piezoresistor when force is applied. Use. The piezoresistive acceleration sensor outputs a voltage having a magnitude proportional to the magnitude of the applied acceleration, and can detect the magnitude and direction of the acceleration.
[0036]
The acceleration sensor 24 is disposed so as to detect acceleration in a direction along the optical axis of the eyepieces 23L and 23R. Here, the direction from the eyeballs EL and ER of the observer toward the eyepieces 23L and 23R is the positive direction, and the opposite direction is the negative direction. The acceleration sensor 24 outputs a positive voltage by a positive acceleration and a negative voltage by a negative acceleration.
[0037]
As a result, a positive voltage is output when the head wearing the HMD 2 starts to move forward from a state in which the observer is facing the front, and a negative voltage is output when starting moving backward. Further, when accelerating or decelerating while moving forward, a positive or negative voltage is output, respectively. When accelerating while moving backward, the output during deceleration is the opposite.
[0038]
The horizontal sensor 25 detects the tilt in the front-rear direction of the HMD 2 and outputs a signal indicating the tilt direction and magnitude. As shown in FIG. 6, the horizontal sensor 25 is composed of an encoder plate 25a having a weight 25c at the bottom and printed with a monochrome pattern radially, and two photo reflectors 25b each having a light emitting element and a light receiving element. Yes. The white part of the encoder plate 25a reflects light, and the black part absorbs light. The photo reflector 25b emits light toward the encoder plate 25a to detect the reflected light, and outputs an H level or L level voltage depending on whether light is detected.
[0039]
The photo reflector 25b is fixed to the HMD 2, and the encoder plate 25a is attached to the HMD 2 so as to be rotatable about the center of the black and white pattern. The rotation axis is set perpendicular to the optical axis of the eyepieces 23L and 23R. When the HMD 2 tilts forward or backward, the photo reflector 25b tilts together with the HMD 2, but the encoder plate 25a having the weight 25c is always kept in a constant direction with respect to the direction of gravity. Therefore, the photo reflector 25b rotates with respect to the encoder plate 25a, the light detected by the light receiving element becomes intermittent, and the output voltage of the photo reflector 25b becomes a pulse. The magnitude of the slope of HMD2 is detected from the number of pulses. The two photo reflectors 25b are arranged with respect to the encoder plate 25a so that the phases of the output pulses of each other are shifted by ¼, and the direction of the inclination of the HMD 2 is detected from the phase difference.
[0040]
The control box 4 includes an integration circuit 41, a zoom calculation circuit 42, and a camera movement calculation circuit 43. The output voltage of the acceleration sensor 24 and the output voltage of the horizontal sensor 25 are input to the integration circuit 41. The integration circuit 41 detects the tilt in the front-rear direction of the HMD 2 based on the output of the horizontal sensor 25 and corrects the output of the acceleration sensor 24 according to the detected tilt to obtain a horizontal acceleration component. As a result, acceleration in the front-rear direction of the head can be obtained regardless of the vertical direction of the head of the HMD2 wearer.
[0041]
The integrating circuit 41 integrates the longitudinal acceleration thus obtained twice. The velocity is obtained by integrating the acceleration once, and the moving distance D is obtained by further integrating the velocity. If the position of the head in the front-rear direction at the start of acceleration detection is P0, and the head position at the time of acceleration detection is P, the moving distance D is P-P0. When the head is positioned forward from the start of acceleration detection, D is a positive value, and when the head is positioned backward from the start of acceleration detection, D is a negative value. The integration circuit 41 outputs a signal representing the movement distance D to the zoom calculation circuit 42.
[0042]
The zoom calculation circuit 42 determines the size of the photographing range based on the signals from the integration circuit 41 and the operation dial 32 of the operation board 3, and calculates the focal length to be set for the zoom lenses 12L and 12R corresponding thereto. Then, a control signal is given to the zoom adjustment motor 17 of the stereoscopic camera 1. When the zoom calculation circuit 42 determines the shooting range based on the output from the integration circuit 41, the size of the shooting range is linked with the front and back positions of the head of the observer wearing the HMD2. A method for determining the size of the shooting range will be described in detail later.
[0043]
The camera movement calculation circuit 43 receives a signal from the operation lever 31 of the operation board 3, generates a control signal for moving the stereoscopic camera 1 in the front-rear direction and changing the direction, and outputs the control signal to the camera movement motor 18. .
[0044]
The operation lever 31 of the operation board 3 is for operating the movement of the stereoscopic camera 1. An observer can photograph the arbitrary direction by moving the stereoscopic camera 1 remotely by tilting the movement operation lever 31 back and forth and right and left.
[0045]
The operation dial 32 changes the size of the shooting range. As described above, the output of the zoom operation dial 32 is input to the zoom calculation circuit 42. By rotating the zoom operation dial 32, the observer can set the photographing range to a desired size by manual operation.
[0046]
The switch 33 is used to set whether to link the size of the photographing range and the front and rear position of the head. When the interlock switch 33 is ON, the integration circuit 41 integrates acceleration and outputs a signal indicating the movement distance D to the zoom calculation circuit 42.
[0047]
The image display device configured in this way can set the size of the shooting range according to the position of the observer's head in the front-rear direction, and can also set the size of the shooting range by manual operation Can do. Since the entire range of the video shot by the stereoscopic camera 1 is displayed on the LCDs 22L and 22R of the HMD 2, changing the size of the shooting range changes the size of the image observed by the observer.
[0048]
FIG. 7 shows an example of the positional change in the front-rear direction of the observer's head. Here, a state is shown in which the observer stays at a certain position, for example, when sitting on a chair. (A) is a normal state in which the upper body stands upright and faces the front, and (b) is a state in which the head moves forward by riding on the upper body. (C) is a state where the head has moved rearward than (a) by pulling the upper body. Examples of display images of the HMD 2 corresponding to the states of (a) to (c) of FIG. 7 are shown in (a) to (c) of FIG. When the head is in front, the subject image displayed with the shooting range reduced is large, and when the head is behind, the subject image displayed with the shooting range enlarged is small. Even when the observer does not stay at a fixed position but moves forward or backward, the head position is detected from the acceleration, and the size of the imaging range changes.
[0049]
In the present invention, the size of the photographing range is set by the following two methods. The first method does not change the size of the shooting range when the observer's head is in a position within the predetermined range, and narrows the shooting range at a fixed rate when the head is beyond the predetermined range. Then, when the vehicle is behind the predetermined range, the shooting range is continuously widened at a constant rate. The size setting of the photographing range based on the head position can be corrected by manual operation using the zoom operation dial 32.
[0050]
The flow of control processing by this method is shown in the flowchart of FIG. After the start of control, an initialization process is first performed. That is, the integration circuit 41 is initialized, and the first integration value, that is, the moving speed of the head, and the second integration value, that is, the movement distance D of the head are set to 0 (step # 105). At that time, the observer keeps his / her head stationary so that no acceleration occurs. Further, the focal length of the zoom lenses 12L and 12R of the stereoscopic camera 1 is set to a predetermined value, and the size of the shooting range is set to a standard size (# 110).
[0051]
After the initialization process, the process cycle from step # 115 to # 165 is repeated. The repetition period is set to 50 msec. First, it is determined whether or not the zoom operation dial 32 of the operation board 3 is being operated (# 115, # 125). When the operation dial 32 is rotated in the direction for instructing zoom up, the focal length of the zoom lenses 12L and 12R is increased to zoom in (# 120), and when it is rotated in the direction for instructing zoom down. Then, the focal length is shortened to zoom down (# 130). At this time, the rate of change in the size of the shooting range is set to correspond to the amount of rotation of the operation dial 32.
[0052]
When the zoom operation dial 32 is not operated, the setting state of the interlock switch 33 is determined (# 135). When the interlock switch 33 is OFF, the process proceeds to # 165. When the interlock switch 33 is set to ON, the horizontal longitudinal acceleration is integrated by the integration circuit 41 to detect the moving distance D of the head in the longitudinal direction (# 140). Next, the detected moving distance D is compared with a predetermined positive value D1. When the moving distance D is greater than D1, zooming up is performed by increasing the focal length of the zoom lenses 12L and 12R (# 150). When D is equal to or less than D1, the moving distance D is a predetermined negative value. Compare with D2. When the moving distance D is smaller than D2, the focal length is shortened to zoom down (# 160). When D is equal to or greater than D2, the zoom operation is not performed (# 165).
[0053]
In this embodiment, D1 is set to +15 cm and D2 is set to −15 cm. After the start of control, zooming is performed when the observer's head moves forward beyond 15 cm, and the rearward exceeds 15 cm. Zooming in is performed when moving to. When the moving distance D of the head is within ± 15 cm, the zoom operation is not performed and the size of the photographing range at that time is maintained.
[0054]
The adjustment of the focal lengths of the zoom lenses 12L and 12R in steps # 150 and # 160 is performed so that the rate of change in the size of the shooting range is constant. Specifically, the display image is set to be enlarged or reduced at a rate of 7% per second. Therefore, the display image is doubled or reduced to ½ in about 10 seconds.
[0055]
The zoom processes in steps # 120, # 130, # 150, and # 160 are performed for a predetermined time, and then stopped at # 165. When the zoom operation dial 32 is continuously operated, or when the interlock switch 33 is set to ON and the head moves forward or backward beyond 15 cm, the cycles of # 115 to # 165 are repeated. As a result, the photographing range changes continuously. When the zoom operation dial 32 is operated, steps # 140 to # 160 are not executed, and the setting of the shooting range size by manual operation has priority over the setting of the shooting range size linked to the head position. The
[0056]
According to this method, the observer can make the observation image a desired size simply by moving the upper body forward or backward while staying at a fixed position. When the upper body is returned to the normal position, the size of the image is maintained. Therefore, the size of the observation image can be set by a very natural operation. Further, for example, the enlargement or reduction of the observation image can be started by moving forward or backward by one step, and an image of a desired size can be observed by moving backward or forward and returning to the original position. . Note that the ratio of the change in the size of the image when D1, D2 and the head position exceed D1, D2 is not limited to the above values, but other values so that the HMD 2 can be easily used. Can be set to
[0057]
A second method for setting the size of the shooting range will be described. In this method, the size of the photographing range is made to correspond to the moving distance D of the head on a one-to-one basis. The flow of this control process is shown in the flowchart of FIG.
[0058]
After the start of control, an initialization process is first performed. The integration circuit 41 is initialized, and the first integration value, that is, the moving speed of the head, and the second integration value, that is, the movement distance D of the head are set to 0 (step # 205). At that time, the observer keeps his / her head stationary so that no acceleration occurs. Also, the focal length of the zoom lenses 12L and 12R of the stereoscopic camera 1 is set to a predetermined value, and the size of the shooting range is set to a standard size (# 210).
[0059]
After the initialization process, the process cycle from step # 215 to # 250 is repeated. The repetition period is set to 50 msec. First, the integration circuit 41 integrates the acceleration in the horizontal front-rear direction, and detects the change ΔD in the movement distance of the head after the previous cycle (# 215). Next, the setting state of the interlock switch 33 of the operation board 3 is determined (# 220). When the interlock switch 33 is set to ON, the head movement distance D is updated by adding the amount of change ΔD to the movement distance D in the previous cycle (# 225). When the interlock switch 33 is OFF, the moving distance D is not updated.
[0060]
Next, it is determined whether or not the zoom operation dial 32 is operated (# 230, # 240). When the operation dial 32 is rotated in the direction instructing zoom-up, a predetermined positive distance is set to the movement distance D. The value A is added (# 235). On the contrary, when the zoom lens is rotated in the direction instructing zoom-down, the predetermined value A is subtracted from the moving distance D (# 245). When the dial 32 is not operated, the moving distance D is not changed.
[0061]
Thereafter, zoom processing is performed by adjusting the focal lengths of the zoom lenses 12L and 12R of the stereoscopic camera 1 (# 250). This zoom process is controlled by the zoom calculation circuit 42. Here, the zoom calculation circuit 42 sets the focal length and the movement distance D of the zoom lenses 12L and 12R to 1 so that the shooting range becomes narrower as the movement distance D becomes larger and the shooting range becomes wider as the movement distance D becomes smaller. Corresponds to one-to-one. If the moving distance D is the same as that in the previous cycle, the focal length is not changed and the size of the shooting range is not changed. The focal length when the movement distance D is 0 is a value used in the initialization in step # 210.
[0062]
The relationship between the focal distance and the moving distance D of the head may be set, for example, so that the size of the shooting range is a linear function of the moving distance D, or the focal distance is the first order of the moving distance D. It may be set to be a function. Further, any function form may be used as long as the size of the photographing range monotonously increases as the moving distance D increases.
[0063]
When the size of the photographing range is set by the second method, the observer can observe an image having a size corresponding to the moving distance of the head in the front-rear direction. When observing at a certain position, it is possible to continuously observe an image of a desired size by moving the upper body forward or backward and maintaining the state. Further, if the vehicle moves forward or backward by an appropriate distance and stays at that position, an image of a desired size can be continuously observed. It is also possible to manually adjust the size of the image to be observed by operating the zoom operation dial 32.
[0064]
In the control processing by the first and second methods, the zoom calculation circuit 42 is set to adjust the focal length only within the focal length setting range of the zoom lenses 12L and 12R, and the head moving distance D The stereoscopic camera 1 is not damaged regardless of the value of. Further, the operation board 3 is provided with a changeover switch (not shown) so that the first and second control methods can be selected by the changeover operation.
[0065]
Here, a piezoresistive acceleration sensor is used as the acceleration sensor 24, but a magnetic sensor using the fact that the current flowing through the orthogonal coil changes when the orthogonal coil is moved in a magnetic field may be used. However, in that case, the place where the HMD 2 is used is limited.
[0066]
The configuration of the video display apparatus of the second embodiment is shown in FIG. In this embodiment, the stereoscopic camera 1 is provided with lenses 71L and 71R having fixed focal lengths as photographing lenses, and the HMD 2 is provided with zoom lenses 72L and 72R as eyepieces. Accordingly, the HMD 2 is provided with a zoom adjustment motor 73, and the zoom calculation circuit 74 of the control box 4 is set to adjust the focal lengths of the zoom lenses 72L and 72R via the zoom adjustment motor 73. Other configurations are the same as those of the first embodiment, and redundant description is omitted.
[0067]
In the image display device having this configuration, the size of the shooting range by the stereoscopic camera 1 is always constant, and thus the size of the image displayed on the HMD 2 is also constant, but the observation is performed by changing the focal length of the eyepiece. The size of the image given to the person's eyes can be changed. In the zoom lenses 72L and 72R, the entire area of the display panel surface of the LCDs 21L and 21R is observed when the focal length is the shortest, and the central portion of the display panel surface of the LCDs 21L and 21R is enlarged and observed as the focal length increases. Is set to
[0068]
Also in this embodiment, the acceleration detected by the acceleration sensor 24 of the HMD 2 is integrated by the integration circuit 41 to detect the moving distance D of the head. The zoom calculation circuit 74 adjusts the focal lengths of the zoom lenses 72L and 72R according to the movement distance D. The focal length adjustment control process is performed by the first or second method described in the first embodiment. That is, the size of the observation image is not changed when the front and back positions of the observer's head are within a predetermined range, and continues to increase at a certain rate when the front of the observer exceeds the predetermined range and exceeds the predetermined range. Thus, a method of continuously reducing the size of the observation image at a certain rate when it is behind and a method of making the size of the observation image correspond to the moving distance D of the head on a one-to-one basis can be used.
[0069]
Although the present invention has been described with reference to two embodiments, the video display device of the present invention is not limited to the configuration in which the camera and the HMD are combined. For example, instead of the stereoscopic camera 1 of the first embodiment, left and right videos may be generated using a computer. In that case, the size of the image generated by the computer is controlled by the output of the zoom calculation circuit 42. Alternatively, an image generated by a computer may be recorded, and the recorded image may be displayed on the HMD 2 of the second embodiment so that an observation image having a desired size can be obtained during observation.
[0070]
As shown in FIG. 9A, the present invention can be implemented even in a configuration in which an image captured by the camera 1a is observed by the hand-held display device 2a. In this case, for example, the photographing lens of the camera 1a is a zoom lens, and the display device 2a is provided with an acceleration sensor and a horizontal sensor. The observer's forward and backward movements or arm flexion / extension are detected by an acceleration sensor, and the focal length of the camera is adjusted according to the movement distance of the display device 2a in the front-rear direction.
[0071]
The present invention can also be applied to a handheld video camera 5 as shown in FIG. The video camera 5 includes a shooting zoom lens, an acceleration sensor, a horizontal sensor, a video recording medium, and a monitor display element, and changes the size of the shooting range in accordance with the forward and backward movement of the photographer. In this case, the size of the image displayed on the display element changes with the recorded video.
[0072]
Since the display device 2a of FIG. 9A and the video camera 5 of FIG. 9B are handheld, a tilt in the front-rear direction occurs. In the present invention, the magnitude and direction of the tilt are detected by a horizontal sensor. Thereby, the gravitational acceleration component can be removed from the acceleration detected by the acceleration sensor, and the acceleration in the horizontal front-rear direction can be detected. Therefore, the size of the observation image can be set based on the true back-and-forth movement amount of the display device 2a and the video camera 5.
[0073]
【The invention's effect】
According to the video display device of the first aspect, since the size of the video to be observed can be changed only by the observer moving the head forward or backward, a special operation for enlarging or reducing the video is performed. It is unnecessary and easy to use. As the observer moves forward or backward, the head moves and the size of the image changes. Therefore, when performing image observation while walking, as in a monitor display device such as a video camera, the size of the image to be observed can be changed according to the distance moved forward or backward. Since a simple configuration in which the moving distance of the head is detected from the acceleration is adopted, the apparatus is small and light, and is suitable for a head-mounted type or a hand-held type. In addition, since the correction according to the inclination of the observer's head is performed when converting the acceleration into the movement distance, the presence or absence of the inclination of the observer's head does not affect the size of the image.
Claim 2With this video display device, the observer can easily change the size of the video to be observed simply by moving the head back and forth. Sitting in a natural posture on a chair or standing upright in a natural posture, heading forward with the action of getting out of these states, and the action of pulling the upper body Since the size of the image to be observed can be changed according to each state in the state where the camera is positioned rearward, the observer can change the size of the image to be observed simply by changing the posture naturally. Yes, there is no need to be particularly conscious of enlarging or reducing the image.
[0074]
Moreover, within the predetermined range, the head can be moved freely without causing a change in the size of the image to be observed. Also, when you want to observe a large image, you only have to lean out so that the head is positioned ahead of the predetermined range. In this state, the image gradually grows, so when the head reaches the desired size, May be returned within a predetermined range. Conversely, when you want to observe a small image, you can simply pull your upper body so that your head is positioned behind the specified range. In this state, the image gradually becomes smaller, so when you reach the desired size, The part may be returned within the predetermined range. Therefore, it is possible to observe an image with a desired size in an easy posture. If the predetermined range is set to be large to some extent, even when the video is observed while walking, the video can be observed at a certain size in any place within the predetermined range.
[0075]
Claim 3With this video display device, the width of the shooting range changes according to the front and back position of the observer's head, so that the above effect is reliably exhibited even when the display range of the display element is constant, and observation is performed. The deterioration of the image quality that the image becomes rough is prevented.
[0076]
Claim 4When the virtual image of the image on the display element is projected on the observer's eye, the size of the virtual image changes according to the front and back positions of the observer's head, so that the display element Even if the range of the image displayed on the screen is constant, the above-mentioned effect is reliably exhibited. Further, when a plurality of observers observe the same image using the image display devices, each observer can view an image of a desired size without affecting other observers at all. Can be observed.
[0080]
Claim 5Can be used as an HMD, and the size of the image to be observed can be adjusted in the front-rear direction of the head without manual operation.Moving distanceTherefore, both hands can be freely used for other purposes, and the portability and operability which are the features of the HMD can be fully utilized.
[0081]
Claim 6When using a video display device,It can be used in any place, and is particularly effective when the observer moves by walking or the like. In addition, since the acceleration sensor moves together with the display element, not only the display device of the type that is worn on the head, but also the display device of the type that the observer holds the hand in front of the eyes and observes the image while walking, for example. EvenMoving distanceThe size of the image to be observed can be changed according to the situation.
[0082]
Claim 7With this video display device, the size of the image to be observed can also be set by manual operation, and the designation by manual operation is reflected in the size of the image to be observed in preference to the head position. A person can observe an image of a desired size in a free posture and place. This is particularly effective when there is a restriction on the position of the observer or when it is desired to observe an image having a size that exceeds the range in which the person can get on and off.
[0083]
Claim 8In the image display apparatus, the size of the image to be observed can be changed by manual operation from the size set according to the position of the head. Therefore, even when there is a limit to the walking range or the range in which the person can get on and off, the observer can observe an image of a desired size..
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external view showing a schematic configuration of a video display apparatus according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing a configuration of a video display apparatus according to the first embodiment.
FIG. 3 is a block diagram showing a configuration of a video display apparatus according to a second embodiment.
FIG. 4 is a flowchart showing a first method of controlling the size of an observation image according to the present invention.
FIG. 5 is a flowchart showing a second method of controlling the size of an observation image according to the present invention.
FIG. 6 is a diagram showing a configuration of a horizontal sensor.
FIG. 7 is a diagram showing movement of the upper body of an observer in the front-rear direction.
FIG. 8 is a diagram showing an example of a change in the size of an observed image.
FIG. 9 is an external view showing another configuration of the video display device of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Stereo camera
2 HMD
3 Operation board
4 Control box
11L, 11R camera
12L, 12R zoom lens (shooting lens)
13L, 13R CCD
14L, 14R video processing circuit
15 Distance detection circuit
16 Focus adjustment motor
17 Zoom adjustment motor
18 Camera movement motor
21L, 21R LCD drive circuit
22L, 22R LCD (Display element)
23L, 23R eyepieces
24 Acceleration sensor (Head position detection means)
25 Horizontal sensor
25a Encoder plate
25b Photo reflector
26 Mounting member
31 Movement control lever
32 Zoom operation dial (Operating means)
33 Interlocking switch
41 Integration circuit (head position detection means)
42 Zoom operation circuit (control means)
43 Camera movement calculation circuit
71L, 71R photographic lens
72L, 72R zoom lens (eyepiece)
73 Zoom adjustment motor
74 Zoom arithmetic circuit (control means)

Claims (8)

映像を表示する表示素子と、
前記表示素子に表示される映像を観察する観察者の頭部の前後方向の移動に起因する加速度を検出する加速度センサーと、
前記観察者の頭部の前後方向の傾きを検出する水平センサーと、
前記水平センサーによって検出された傾きに応じて前記加速度センサーの出力を補正することにより得た前記観察者の頭部の前後方向の加速度から前記観察者の頭部の前後方向の移動距離を検出し、この検出された移動距離に応じて観察者が観察する映像の大きさを変化させる制御手段と
を備えることを特徴とする映像表示装置。
A display element for displaying an image;
An acceleration sensor for detecting acceleration caused by movement in the front-rear direction of an observer's head observing an image displayed on the display element;
A horizontal sensor that detects the tilt of the observer's head in the front-rear direction;
The movement distance in the front-rear direction of the observer's head is detected from the acceleration in the front-rear direction of the observer's head obtained by correcting the output of the acceleration sensor according to the inclination detected by the horizontal sensor. And a control means for changing the size of the image observed by the observer according to the detected moving distance.
制御手段は、検出された移動距離から観察者の頭部の前後方向の位置を検出し、観察者の頭部の位置が所定範囲内にあるときには観察者が観察する映像の大きさを変化させず、前記所定範囲よりも前方にあるときには前記映像の大きさを大きくし続け、前記所定範囲よりも後方にあるときには前記映像の大きさを小さくし続ける
ことを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
The control means detects the position of the observer's head in the front-rear direction from the detected moving distance, and changes the size of the image observed by the observer when the position of the observer's head is within a predetermined range. The size of the image is continuously increased when the image is ahead of the predetermined range, and the size of the image is continuously decreased when the image is behind the predetermined range . Video display device.
ズームレンズから成る撮影レンズを有するカメラを備えて、
前記表示素子は前記カメラによって撮影された映像を表示し、
前記制御手段は、検出された移動距離に応じて前記撮影レンズの焦点距離を変化させることで、前記表示素子に表示される映像の大きさを変化させて観察者が観察する映像の大きさを変化させる
ことを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
A camera having a taking lens composed of a zoom lens;
The display element displays an image captured by the camera;
The control means changes the focal length of the photographic lens according to the detected moving distance , thereby changing the size of the image displayed on the display element to change the size of the image observed by the observer. The video display device according to claim 1, wherein the video display device is changed.
ズームレンズから成り、前記表示素子と観察者の眼との間に配設されて前記表示素子の映像光を観察者の眼に導く接眼レンズを備え、
前記制御手段は、検出された移動距離に応じて前記接眼レンズの焦点距離を変化させることで、観察者が観察する映像の大きさを変化させることを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
A zoom lens, comprising an eyepiece arranged between the display element and the observer's eye to guide the image light of the display element to the observer's eye,
The video display according to claim 1, wherein the control unit changes a size of an image observed by an observer by changing a focal length of the eyepiece according to a detected moving distance. apparatus.
観察者の頭部に装着するための装着部材を備えていることを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。The video display device according to claim 1, further comprising a mounting member for mounting on the head of the observer. 前記加速度センサーと前記表示素子は共通の支持部材に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。 The video display device according to claim 1, wherein the acceleration sensor and the display element are fixed to a common support member. 観察者が手動操作したときに、観察者が観察する映像の大きさを変えることを指示する信号を前記制御手段に出力する操作手段を備え、
前記制御手段は、前記信号を受けたときに、検出された移動距離にかかわらず、観察者が観察する映像の大きさを前記信号に応じて変化させることを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
An operating means for outputting a signal to the control means instructing to change the size of the image observed by the observer when the observer manually operates;
The said control means changes the magnitude | size of the image | video which an observer observes according to the said signal irrespective of the detected moving distance , when the said signal is received. Video display device.
観察者が手動操作したときに、観察者が観察する映像の大きさを変えることを指示する信号を前記制御手段に出力する操作手段を備え、
前記制御手段は、前記信号を受けたときに、前記信号に応じて、観察者が観察する映像の大きさをその時点で観察者が観察している映像の大きさから変化させることを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
An operating means for outputting a signal to the control means instructing to change the size of the image observed by the observer when the observer manually operates;
The control means, when receiving the signal, changes the size of the image observed by the observer from the size of the image observed by the observer at that time according to the signal. The video display device according to claim 1.
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