JP3799260B2 - 画像読取方法、画像読取システム、画像読取システムの制御プログラム及び記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに接続された複数の利用者が共有するスキャナデバイス(読取装置)より画像や属性ファイルを取り込む際に、ユーザの設定に従い画像に施す処理や、画像から抽出した情報をインデックス化し、自動的にサーバに格納する画像読取方法、画像読取システム、画像読取システムの制御プログラム及びこの制御プログラムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、オフィスに溢れるドキュメント情報を整理し、データベースとして蓄積し、検索を容易にしようとするドキュメント・マネージメント・システム(以下、DMSと記述する。)と言われるサービス概念が話題に上がる機会が増えてきている。
【0003】
これは、昨今迄は紙媒体での情報(ドキュメント)のやり取りが行われてきたが、これらのドキュメントは溜まる一方であり、いざ必要となる情報を探す場合に、多くのドキュメントの中から探す作業は大変煩雑であり、且つ多くの人間の間で、そのドキュメントを共有化することは難しいことから、このようなサービス概念が考えられるようになった。
【0004】
従来、このようなDMSの一例として、様々なファイルサーバやドキュメント管理(データベース)サーバ等の提案が行われてきたが、その多くがスキャナデバイスとの連携や融合性を考慮に入れたものではなく、ユーザは、ドキュメントをスキャンすることで得た画像データを、各クライアントPC(パーソナルコンピュータ)において画像処理を施したり、インデックスの作成を行う等、手作業で各種サーバに格納するためのデータ作りを行うと言う煩わしさがあった。
【0005】
このようは問題点を解消するためのシステムの従来例として、特開2000−174949号の画像読取システム(以下、従来システムと記述する。)が挙げられる。
【0006】
この従来システムでは、複数の利用者が共有するスキャナデバイス(読取装置)としてのデジタル複写機と各ユーザが使用する情報処理装置としてのコンピュータとがネットワーク(通信網)で接続される環境において、前記デジタル複写機において予め登録された原稿を読み取る際の読取モードと、同じく予め登録されたその読取モードで読み取った原稿の画像に対して実行する処理(以下、ジョブとする)とを、前記デジタル複写機における操作パネル上で選択することで、その選択内容に従い読取処理を実行するものである。
【0007】
これにより、ユーザは、読み取った画像を前記デジタル複写機における操作パネル上で、ジョブを選択してスタートボタンを押下するだけで、データベースに画像を格納することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来システムでは、前記デジタル複写機に前記ジョブを登録する手段が明記されておらず、前記デジタル複写機において前記ジョブの登録を行うことは現実的ではない。
【0009】
また、各種ネットワークを介して前記デジタル複写機で読み取った前記画像をデータベースに格納し、またはメールで送信することとしているが、前記画像に関する情報がファイル名でしか判断できないため、結局、ユーザは、データベース上にて画像に対してインデックス作りを行うための手作業を必要とする。
【0011】
本発明は、上述した従来技術の有する問題点を解消するためになされたもので、その目的は、ジョブに従い読み取られた画像とインデックスとを自動的にデータベースサーバに格納することを可能にするとともに、ユーザがデータベースサーバの詳細に関する知識を持たなくともデータベースサーバに適切に画像を格納することを可能とした画像読取方法、画像読取システム、画像読取システムの制御プログラム及び記憶媒体を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の画像読取方法は、通信網を介して画像読取装置と情報処理装置とを接続して成る画像読取システムにより画像を読み取る画像読取方法であって、ユーザが前記画像読取装置で読み取った画像に対し行う処理を設定するジョブを作成するジョブ作成ステップと、前記ジョブ作成ステップにより作成したジョブを前記画像読取装置に登録するジョブ登録ステップと、前記画像読取装置が読み取った画像及び該画像を読み取った際に作成される属性ファイルを前記通信網を介して前記情報処理装置に送信する送信ステップと、前記画像及び前記属性ファイルを受信する受信ステップと、前記画像に対して前記ジョブに従い処理を施す処理ステップと、前記属性ファイルと前記処理ステップにより前記画像に対して処理を施した結果とよりインデックスを作成するインデックス作成ステップと、前記ジョブに従いデータベースサーバに前記画像と前記インデックスとを自動的に格納する格納ステップとを有し、前記ジョブ作成ステップは、前記画像及び前記インデックスを格納するデータベースサーバをユーザに選択させるための選択手段とユーザに当該データベースサーバ内の格納場所を指定させるための指定手段とを有するユーザインターフェースを前記情報処理装置に表示させ、前記データベースサーバが選択された状態で前記指定手段による指定が行われると当該データベースサーバにおけるフォルダ構造を表示させ、当該表示されたフォルダ構造に基づきユーザにより指定されたフォルダを格納場所としたジョブを作成することを特徴とする。
【0014】
また、上記目的を達成するため、本発明の請求項2に記載の画像読取方法は、請求項1に記載の画像読取方法において、前記各ステップは、そのステップにおいて行われた事項をログとして出力する出力ステップを有することを特徴とする。
【0015】
また、上記目的を達成するため、本発明の請求項3に記載の画像読取方法は、請求項1又は2に記載の画像読取方法において、少なくとも前記受信ステップと前記インデックス作成ステップとが、前記通信網を介して接続され且つ互いに異なる前記情報処理装置上においてそれぞれ実行されることを特徴とする。
【0016】
また、上記目的を達成するため、本発明の請求項4に記載の画像読取システムは、通信網を介して画像読取装置と情報処理装置とを接続して成る画像読取システムであって、ユーザが前記画像読取装置で読み取った画像に対し行う処理を設定するジョブを作成するジョブ作成手段と、前記ジョブ作成手段により作成したジョブを前記画像読取装置に登録するジョブ登録手段と、前記画像読取装置が読み取った画像及び該画像を読み取った際に作成される属性ファイルを前記通信網を介して前記情報処理装置に送信する送信手段と、前記画像及び前記属性ファイルを受信する受信手段と、前記画像に対して前記ジョブに従い処理を施す処理手段と、前記属性ファイルと前記処理手段により前記画像に対して処理を施した結果とよりインデックスを作成するインデックス作成手段と、前記ジョブに従いデータベースサーバに前記画像と前記インデックスとを自動的に格納する格納手段とを有し、前記ジョブ作成手段は、前記画像及び前記インデックスを格納するデータベースサーバをユーザに選択させるための選択手段とユーザに当該データベースサーバ内の格納場所を指定させるための指定手段とを有するユーザインターフェースを前記情報処理装置に表示させ、前記データベースサーバが選択された状態で前記指定手段による指定が行われると当該データベースサーバにおけるフォルダ構造を表示させ、当該表示されたフォルダ構造に基づきユーザにより指定されたフォルダを格納場所としたジョブを作成することを特徴とする。
【0018】
また、上記目的を達成するため、本発明の請求項5に記載の画像読取システムは、請求項4に記載の画像読取システムにおいて、前記各手段は、その手段において行われた事項をログとして出力する出力手段を有することを特徴とする。
【0019】
また、上記目的を達成するため、本発明の請求項6に記載の画像読取システムは、請求項4又は5に記載の画像読取システムにおいて、少なくとも前記受信手段と前記インデックス作成手段とが、前記通信網を介して接続され且つ互いに異なる前記情報処理装置上に存在することを特徴とする。
【0028】
また、上記目的を達成するため、本発明の請求項7に記載の画像読取システムの制御プログラムは、通信網を介して画像読取装置と情報処理装置とを接続して成る画像読取システムを制御するためのコンピュータに読み取り可能な制御プログラムであって、前記情報処理装置において、ユーザが前記画像読取装置で読み取った画像に対し行う処理を設定するジョブを作成するジョブ作成ステップと、前記ジョブ作成ステップにより作成したジョブを前記画像読取装置に登録するジョブ登録ステップと、前記画像読取装置が読み取った画像及び該画像を読み取った際に作成される属性ファイルを前記通信網を介して前記画像読取装置から受信する受信ステップと、前記画像に対して前記ジョブに従い処理を施す処理ステップと、前記属性ファイルと前記処理ステップにより前記画像に対して処理を施した結果とよりインデックスを作成するインデックス作成ステップと、前記ジョブに従いデータベースサーバに前記画像と前記インデックスとを自動的に格納する格納ステップとを有し、前記ジョブ作成ステップにおいて、前記画像及び前記インデックスを格納するデータベースサーバをユーザに選択させるための選択手段とユーザに当該データベースサーバ内の格納場所を指定させるための指定手段とを有するユーザインターフェースを前記情報処理装置に表示させるステップと、前記データベースサーバが選択された状態で前記指定手段による指定が行われると当該データベースサーバにおけるフォルダ構造を表示させるステップと、当該表示されたフォルダ構造に基づきユーザにより指定されたフォルダを格納場所としたジョブを作成するステップとを含む各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムコードを有することを特徴とする。
【0030】
また、上記目的を達成するため、本発明の請求項8に記載の画像読取システムの制御プログラムは、請求項7に記載の画像読取システムの制御プログラムにおいて、前記各ステップは、そのステップにおいて行われた事項をログとして出力する出力ステップを有することを特徴とする。
【0031】
また、上記目的を達成するため、本発明の請求項9に記載の画像読取システムの制御プログラムは、請求項7又は8に記載の画像読取システムの制御プログラムにおいて、少なくとも前記受信ステップと前記インデックス作成ステップとが、前記通信網を介して接続され且つ互いに異なる前記情報処理装置上においてそれぞれ実行されることを特徴とする。
【0036】
更に、上記目的を達成するため、本発明の請求項10に記載の記憶媒体は、請求項7乃至9に記載の画像読取システムの制御プログラムを格納したことを特徴とする。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施の形態を図面に基づき説明する。
【0038】
(第1実施の形態)
まず、本発明の第1実施の形態を図1乃至図9に基づき説明する。
【0039】
図1は、本実施の形態に係る画像読取システムの構成を示すブロック図であり、この画像読取システムは、図1に示すように、画像読取装置であるネットワーク直結MFP(スキャナ)デバイス1(以降、MFPデバイスと記述する。)と、該MFPデバイス1以外の全構成要素が入った情報処理装置であるサーバPC(パーソナルコンピュータ)3とを、FTP(File Transfer Protocol)2を介して接続して構成されている。
【0040】
尚、MFPデバイス1とサーバPC3とを、FTP以外のSMTP(SendMail Transfer Protocol)、或いはSMB(Server Message Block)等のプロトコルを介して接続して構成しても良い。
【0041】
サーバPC3は、マネージャ31、FTP(File Transfer Protocol)サーバ32、マネージメントアプリケーション33及びドキュメント管理サーバ34を有している。
【0042】
以下、本実施の形態に係る画像読取システムの処理の流れの概要について、図1乃至図3を用いて説明する。
【0043】
図2は、本実施の形態に係る画像読取システムの概念図であり、同図において、図1と同一部分には同一符号が付してある。
【0044】
図3は、本実施の形態に係る画像読取システムの処理動作の流れを示すフローチャートである。
【0045】
まず、ステップS301において、ユーザはマネージャ31を用いて、ジョブを作成する。次に、ステップS302において、ユーザは前記ステップS301において作成したジョブをMFPデバイス1に登録する。
【0046】
尚、このジョブをMFPデバイス1に登録する方法は、MFPデバイス1にジョブ情報が記載されたシートをスキャンしたり、或いはFTPやTCP/IPのようなネットワークプロトコルを介してMFPデバイス1にジョブ情報を通知する等の公知の技術を用いても良い。
【0047】
次に、ステップS303において、ユーザはドキュメント管理サーバ34に保存したい原稿をMFPデバイス1の原稿台、若しくはADF(自動原稿給送装置)にセットし、MFPデバイス1にある図示しない操作パネルよりジョブを選択する。その後、前記操作パネルのスキャンボタンを押下すると、MFPデバイス1は、FTPサーバ32に画像データファイル及び属性ファイルを送信する。
【0048】
次に、ステップS304において、FTP2を介して送信された画像データファイル及び属性ファイルがFTPサーバ32に蓄積される。
【0049】
尚、MFPデバイス1は、前記ジョブ情報に従い、画像データファイル及び属性ファイルをFTPサーバ32に蓄積するパスを決める。
【0050】
次に、ステップS305において、マネージメントアプリケーション33がFTPサーバ32より画像データファイル及び属性ファイルを取得する。
【0051】
尚、マネージメントアプリケーション33は、前記ステップS301において作成されたジョブ情報より、FTPサーバ32にファイルが格納されているパスを得て、該パスにある画像データファイル及び属性ファイルを得る。
【0052】
次に、ステップS306において、前記ステップS305において得た画像データファイル及び属性ファイルを、ジョブ情報に従い画像データファイルより情報を抽出、若しくは処理を施す。また、ジョブ情報より得る、格納するドキュメント管理サーバ34の種類に合わせ、画像ファイルデータを処理し、また、属性ファイルよりインデックスの作成を行う。
【0053】
次に、ステップS307において、前記ステップS306において得た画像ファイル及びインデックスをドキュメント管理サーバ34に格納した後、本処理動作を終了する。
【0054】
尚、ドキュメント管理サーバ34に格納するパスは、ジョブ情報ファイルにて指定されたパスである。
【0055】
以下、各処理について、図4乃至図9を用いて具体的に説明する。
【0056】
[ジョブの作成]
図4は、本実施の形態に係る画像読取システムにおけるジョブ情報を作成するマネージャ31のユーザインターフェースの一例を示す図であり、ユーザは、マネージャ31を用いてジョブ毎の詳細な設定を行うことができる。
【0057】
ジョブの設定内容とは、ジョブ名、ジョブの管理者名、ジョブの管理者のメールアドレス、格納するドキュメント管理サーバの種類、該ドキュメント管理サーバ内に格納するパス等を指す。
【0058】
マネージャ31は、ユーザが設定したジョブ情報をテキストファイル形式で、サーバPC3内のハードディスク若しくはメモリ上に作成する。ユーザが前記ジョブ情報を更新する場合も、ジョブの作成の場合と同様に行う。
【0059】
尚、図4に示したマネージャ31のユーザインターフェースには、「格納先の選択ボタン」401を押下することにより、前記格納するドキュメント管理サーバ34内のフォルダ及びファイル構成を表示することができる。これにより、どの様な種類のドキュメント管理サーバ34においても、ユーザが任意に格納場所をジョブに指定することができ、且つMFPデバイス1より送信される画像データファイル及び属性ファイルを、MFPデバイス1上での操作のみで自動的に格納することができる。
【0060】
この際、ドキュメント管理サーバ34にセキュリティがあり、利用するユーザを登録する必要がある場合には、マネージャ31で作成された全ジョブにあるユーザを、自動的にドキュメント管理サーバ34に登録しても良い。また、マネージャ31のユーザインターフェースに、ドキュメント管理サーバ34に登録されたユーザ名及びパスワードを入力しておき、前記画像データファイル及び属性ファイルを格納する際に、該ユーザ名及び該パスワードをドキュメント管理サーバ34に自動的に入力しても良い。
【0061】
また、ジョブの設定内容は、これら以外のものを含んでも構わない。例えば、前記図2及び図3のステップS304において、MFPデバイス1が送信した前記画像データファイル及び前記属性ファイルを、FTPサーバ32内に格納するパスを指定してもよい。但し、FTPサーバ32内の格納するパスを指定しない場合は、マネージャ31が、ドキュメント管理サーバ34内に格納するパスより、FTPサーバ32内の格納するパスを決定するため、ユーザがマネージャ31上で行う作業が減り、且つFTPサーバ32のディレクトリ及びファイル構成を考慮する必要がないため、より煩わしい作業が軽減される。
【0062】
また、マネージャ31のユーザインターフェースは、図4に示したような形態若しくはUIを持つソフトウェアアプリケーション以外の形態でも構わない。例えば、公知の技術であるジョブシートのように、該ジョブシート上に書かれた設定項目にユーザがチェックを行い、該ジョブシートをサーバPC3にローカル若しくはネットワーク接続された図示しないスキャナデバイスにスキャンさせ、ジョブ情報を得ても良い。
【0063】
[ジョブをMFPデバイスに登録]
マネージャ31で作成されたジョブ情報ファイルを、MFPデバイス1に登録する。より詳細には、サーバPC3において、MFPデバイス1の図示しないリモート・ユーザインターフェースを用いて、ジョブ情報ファイルをインポートし、MFPデバイス1に登録する。
【0064】
尚、ジョブ情報をMFPデバイス1に登録する方法は、上述した方法のみに限らない。例えば、マネージャ31でジョブを新規作成及び更新した際に、自動的にMFPデバイス1にネットワークプロトコルを介してジョブ情報ファイルを送信しても良い。また、マネージャ31でジョブを新規作成及び更新した際に、サーバPC3にローカル若しくはネットワーク接続された図示しないプリンタにジョブ情報が印刷され、該印刷されたジョブ情報をMFPデバイス1にスキャンさせることで登録しても構わない。
【0065】
[MFPデバイスのファイル送信]
MFPデバイス1より、ユーザが該MFPデバイス1の原稿台若しくはADF(原稿自動給送装置)にセットした原稿の画像データ及び属性ファイルが送信される。より詳細には、ユーザは前記図2及び図3のステップS302によりMFPデバイス1に登録されたジョブを選択した後、スキャン(原稿読み取り若しくは画像データ及び属性ファイルの送信)ボタンを押下することで、MFPデバイス1にセットされた原稿を読み取り、属性ファイルと共に、ジョブに記されたFTPサーバ32に格納するパスに従い、該FTPサーバ32に画像データファイル及び属性ファイルを送信する。
【0066】
尚、原稿は複数枚であっても構わない。この場合、ユーザは、MFPデバイス1のADFに原稿をセットしてスキャンボタンを押下すると、全ての原稿が読み取られ、その読取データがFTPサーバ32に送信される。この際、送信される該画像データファイルのファイル形式は任意の形式で構わない。但し、ドキュメント管理サーバ34が格納できるファイル形式であれば、該ドキュメント管理サーバ34に格納する前に画像形式変換処理を必要としないため、処理速度が向上する。
【0067】
また、原稿が複数枚である場合、画像データファイルの形式はシングルページTIFF形式であっても、マルチページTIFF形式であっても構わない。但し、シングルページTIFF形式で送信する場合には、該送信される画像データファイル間の関係を明確にするために、各画像データファイル名をHHMMSSDDZZYYYY_XXXX.TIF(HH:読み取り時の時間、MM:読み取り時の分、SS:読み取り時の秒、DD:読み取り時の日、ZZ:読み取り時の月、YYYY:読み取り時の年、XXXX:読み取り開始ページを1ページ目とした場合のページ数)とする。これにより、シングルページTIFF形式で画像が送信する場合にも、各画像データファイル間の関係を明確にでき、ドキュメント管理サーバ34がマルチページTIFF形式のみ格納できる場合であっても、シングルページTIFFからマルチページTIFF形式への変換処理が正確に行える。
【0068】
また、属性ファイルに記される情報は、送信日時、MFPデバイス1の機種名、設置場所、ユーザ名、及び同時に送信される画像データファイルの名前やサイズ等、ドキュメント管理サーバ34に格納する際に、インデックス情報として有用な事項が良い。
【0069】
尚、属性ファイルに記される情報は、これら以外の事項であっても構わない。
【0070】
[ファイルをFTPサーバに蓄積]
前記図2及び図3のステップS303において、MFPデバイス1よりFTP2を介して送信された前記画像データファイル及び前記属性ファイルをFTPサーバ32に蓄積する。より詳細には、MFPデバイス1により指定されるFTPサーバ32のパスに、前記画像データファイル及び前記属性ファイルを蓄積する。この際、MFPデバイス1は、FTP2を介してFTPサーバ32にディレクトリの作成命令を出した後に、作成されたディレクトリを蓄積するパスとして指定し、前記画像データファイル及び前記属性ファイルを送信しても良い。
【0071】
尚、FTPサーバ32は、MFPデバイス1から送信された日時、前記画像データファイル及び前記属性ファイル名等をログとして出力する。ログとして出力される情報は、これら以外のものであっても良い。また、ログの出力方法として、サーバPC3内の任意の場所にファイルを作成しても良いし、マネージャ31等のログを纏める手段に、該ログを通知する手段を有しても構わない。
【0072】
[FTPサーバよりファイルを取得]
以下、FTPモニター331がデータを取得する処理手順を、図5及び図6を用いて説明する。
【0073】
図5は、本実施の形態に係る画像読取システムにおけるマネージメントアプリケーション33のシステム構成を示す図である。
【0074】
マネージメントアプリケーション33は、FTPモニター331、アプリコア332及びサーバインターフェース333の3個のモジュールより構成されており、各モジュールは、マネージャ31、FTPサーバ32及びドキュメント管理サーバ34とデータのやり取りを行う。
【0075】
図6は、FTPサーバ32よりFTPモニター331が前記画像データファイル及び前記属性ファイルを取得する処理動作の流れを示すフローチャートである。
【0076】
まず、ステップS601において、FTPモニター331は、マネージャ31にジョブ情報が作成されたか否かを確認する。そして、ジョブ情報が作成された場合は、次のステップS602において、FTPモニター331は、ジョブ情報を取得し、該ジョブ情報よりFTPサーバ32内の監視するパスを得る。
【0077】
次に、ステップS603において、FTPモニター331は、ジョブ情報に従い、FTPサーバ32内に監視すべきフォルダの有無を監視し、FTPサーバ32内のフォルダにファイルの有無を調査する。
【0078】
次に、ステップS604において、FTPモニター331は、ファイル送信終了判定処理を行う。尚、このファイル送信終了判定処理の詳細については、図7を用いて後述する。
【0079】
次にステップS605において、FTPモニター331は、属性ファイル及び画像データファイルの全てをサーバPC3内のアプリコア332(ハードディスク若しくはメモリ)に取り込む。
【0080】
次に、ステップS606において、FTPモニター331は、属性ファイル及び画像データファイルの全てをサーバPC3内のアプリコア3に取り込んだか否かを判断する。そして、属性ファイル及び画像データファイルの全てを取り込んでいない場合は、前記ステップS605へ戻り、再び、属性ファイル及び画像データファイルをサーバPC3内のアプリコア332に取り込む。
【0081】
一方、前記ステップS606において、属性ファイル及び画像データファイルの全てを取り込んだと判定された場合、FTPモニター331は、マネージャ31に、属性ファイル及び画像データファイルの全てをサーバPC3内のアプリコア3に取り込んだことを通知し、次のステップS607で、取り込みを終了した属性ファイル及び画像データファイルがあるFTPサーバ32内のフォルダを削除する。
【0082】
次に、ステップS608において、FTPモニター331は、マネージャ31に、ジョブ情報が更新されたか否かを確認する。そして、ジョブ情報が更新されない場合は、前記ステップS603へ戻り、また、ジョブ情報が更新された場合は、前記ステップS602へ戻る。
【0083】
尚、前記ステップS608において、FTPモニター331は、マネージャ31に、ジョブ情報の新規作成及び更新を確認するが、マネージャ31がFTPモニター331にジョブ情報の新規作成及び更新を通知しても良い。
【0084】
また、前記ステップS603において、FTPモニター331は、ジョブ情報に従い、FTPサーバ32内に監視すべきフォルダの有無を監視するようにしたが、MFPデバイス1がFTPサーバ32内にフォルダを作成しない場合は、該フォルダ内に属性ファイル及び画像データファイルの有無だけを監視すれば良い。
【0085】
同じく、前記ステップS607において、FTPモニター331への取り込みを終了した属性ファイル及び画像データファイルがあるFTPサーバ32内のフォルダを削除するが、MFPデバイス1がFTPサーバ32内にフォルダを作成しない場合は、該フォルダ内の属性ファイル及び画像データファイルのみを削除すれば良い。
【0086】
また、FTPモニター331で行った処理の情報をログとして出力するが、このログの出力方法として、サーバPC3内の任意の場所にファイルを作成しても良いし、マネージャ31等のログを纏める手段に、ログを通知する手段を有しても構わない。
【0087】
次に、前記図6のステップS604において実行されるファイル送信終了判定処理について、図7を用いて説明する。
【0088】
図7は、前記図6のステップS604において実行されるファイル送信終了判定処理動作の流れを示すフローチャートである。
【0089】
まず、ステップS701において、FTPサーバ32内のフォルダに属性ファイルがあるか否かを、あるまで判断する。そして、FTPサーバ32内のフォルダに属性ファイルであると判断された場合は、次のステップS702において、属性ファイルをオープンし、該属性ファイルに書かれた情報を得る(属性ファイル判定処理)。
【0090】
ここで、属性ファイルに書かれた情報とは、画像データファイルの名前やサイズ等である。
【0091】
次に、ステップS703において、前記属性ファイルの情報より、画像データファイルが全てFTPサーバ32内のフォルダに送信されたか否かを、送信されるまで判断し、送信されたと判断された場合は、前記図6のステップS605の処理へ移行する。
【0092】
[画像及び属性ファイルの処理]
以下、アプリコア332がFTPモニター331内に取り込まれた前記属性ファイル及び前記画像データファイルを処理する手順を、図5及び図8を用いて説明する。
【0093】
図8は、アプリコア332における処理動作の流れを示すフローチャートである。
【0094】
まず、ステップS801において、アプリコア332は、マネージャ31に、FTPモニター331に属性ファイル及び前記画像データファイルがあるか否かを、あるまで確認する。
【0095】
次に、ステップS802において、マネージャ31は、FTPモニター331に属性ファイル及び画像データファイルがある場合、属性ファイル及び画像データファイルの格納パスとジョブ情報をアプリコア332に通知する。
【0096】
次に、ステップS803において、アプリコア332は、FTPモニター331より属性ファイル及び画像データファイルを取り込む。
【0097】
次に、ステップS804において、ジョブ情報に従い、画像データファイルにOCR等の画像処理を施し、また、該画像処理より得た情報及び属性ファイルよりインデックスを作成し、サーバPC3内のハードディスク若しくはメモリ上に格納する。
【0098】
次に、ステップS805において、アプリコア332は,マネージャ31に、画像データファイル及び属性ファイルの処理を終えたことを通知し、その後、前記ステップS801へ戻る。
【0099】
尚、前記ステップS801において、アプリコア332がマネージャ31に、FTPモニター331に属性ファイル及び画像データファイルがあるか否かを確認するが、マネージャ31がアプリコア332に属性ファイル及び画像データファイルの有無を通知しても良い。
【0100】
また、前記ステップS804において、ジョブ情報に従い、画像データファイルにOCR等の画像処理を施すが、画像形式変換処理等の一般的な処理が施されても構わない。
【0101】
また、アプリコア332で行った処理の情報をログとして出力するが、このログの出力方法として、サーバPC3内の任意の場所にファイルを作成しても良いし、マネージャ31等のログを纏める手段に、ログを通知する手段を有しても構わない。
【0102】
[ドキュメント管理サーバに画像及びインデックスファイルを格納]
以下、図5及び図9を用いて、サーバインターフェース333がアプリコア332内に作成された前記画像データファイル及び前記インデックスを処理する手順を、図5及び図9を用いて説明する。
【0103】
図9は、サーバインターフェース(以下、サーバI/Fと記述する。)333における処理動作の流れを示すフローチャートである。
【0104】
まず、ステップS901において、サーバI/F333は、マネージャ31に、アプリコア332に画像データファイル及びインデックスがあるか否かを確認する。
【0105】
次に、ステップS902において、マネージャ31は、アプリコア332に画像データファイル及びインデックスがある場合、画像データファイル及びインデックスの格納パスとジョブ情報とをサーバI/F333に通知する。
【0106】
次に、ステップS903において、サーバIF333は、アプリコア332より画像データファイル及びインデックスを取り込む。
【0107】
次に、ステップS904において、ジョブ情報に従い、ドキュメント管理サーバ34が格納できるファイル形式に画像データファイル及びインデックスを変換する。
【0108】
次に、ステップS905において、ジョブ情報に従い、画像データファイル及びインデックスをドキュメント管理サーバ34に格納し、その後、前記ステップS901へ戻る。
【0109】
尚、前記ステップS901において、サーバI/F333がマネージャ31に、アプリコア332に画像データファイル及びインデックスがあるか否かを確認するが、マネージャ31がサーバI/F333に画像データファイル及びインデックスの有無を通知しても良い。
【0110】
また、サーバI/F333で行った処理の情報をログとして出力するが、このログの出力方法として、サーバPC3内の任意の場所にファイルを作成しても良いし、マネージャ31等のログを纏める手段に、ログを通知する手段を有しても構わない。
【0111】
[ログの表示]
FTPサーバ32、FTPモニター331、アプリコア332及びサーバI/F333でのログ情報を纏め、マネージャ31で図示しないユーザインターフェースを用いてログを表示することができる。ユーザは、ドキュメント管理サーバ34に画像データファイル及びインデックスを格納するまでの処理においてエラーが発生した場合等に、ユーザインターフェースを用いてログを確認し、どの工程においてエラーが発生したのか調査する。
【0112】
以上のように、本実施の形態に係る画像読取システムによれば、ユーザがスキャナデバイスであるMFPデバイス1上の操作パネルを用いて事前に登録したジョブを選択したり、或いはスキャンボタンを押下した際に、取り込まれた画像及びユーザがMFPデバイス1を操作した際の情報が属性ファイルから、インデックスとなり得る情報を抽出すると共に、前記ジョブに従い画像を各種データベースサーバに格納するための形式に変換し、前記ジョブに従い前記変換された画像とインデックスとを自動的にデータベースサーバに格納することができ、且つインデックス情報により前記データベースサーバ内での検索も容易に行える。
【0113】
また、前記ジョブを作成する際に、前記データベースサーバ内のフォルダ及びファイル構造を表示することができるため、ユーザは、前記データベースサーバの詳細に関する知識を持つ必要なく、自動的に画像とインデックスとを格納することができる。
【0114】
また、各処理におけるログを残すことで、若し、前記データベースサーバに画像とインデックスとを格納するまでの工程においてエラーが発生した場合にも、どの処理においてエラーが発生したのかを確認することができる。
【0115】
(第2実施の形態)
次に、本発明の第2実施の形態を、図10を用いて説明する。
【0116】
[本実施の形態の概要]
本実施の形態において、前述した第1実施の形態の構成と異なる点は、ネットワークを介して多くのスキャナデバイスとコンピュータとが接続されていることである。
【0117】
図10は、本実施の形態に係る画像読取システムの構成を示すブロック図であり、同図に示すように、本実施の形態に係る画像読取システムは、FTPサーバ14とアプリケーションサーバ/クライアント15(マネージャ及びマネージメントアプリケーション)とをFTP13を介して接続し、且つ、アプリケーションサーバ/クライアント15とドキュメント管理サーバ17とをFTP、TCP/IP等のネットワークプロトコル16を介して接続して成る構成である。
【0118】
即ち、前述した第1実施の形態との違いは、スキャナデバイスであるMFPデバイス11,12が送信する画像及び属性ファイルを受信する受信手段と、前記属性ファイルと前記画像に処理を施した結果とよりインデックスを作成するインデックス作成手段とが異なるPC(情報処理装置)上に存在する構成となる。
【0119】
以下、本実施の形態に係る画像読取システムにおける上述した第1実施の形態とは異なる部分についてのみ、図10を用いて説明する。
【0120】
[ジョブの作成]
ユーザは、アプリケーションサーバ/クライアント15にあるインデックス作成手段であるマネージャ(図1のマネージャ31に相当する)を用いてジョブの作成を行う。図示しない複数のアプリケーションサーバ/クライアント15において、複数のユーザが前記ジョブを作成することができる。
【0121】
[ジョブをMFPデバイスに登録]
前記マネージャで作成されたジョブ情報ファイルを一方のMFPデバイス11に登録する。
【0122】
更に詳述すると、アプリケーションサーバ/クライアント15において、複数のMFPデバイス11,12のいずれかの図示しないリモート・ユーザインターフェースを用いて、前記ジョブ情報のファイルをインポートし、MFPデバイス11,12のいずれかに登録する。
【0123】
[MFPデバイスのファイル送信]
一方のMFPデバイス11より、ユーザが該MFPデバイス11の原稿台若しくはADF(自動原稿給送装置)にセットした原稿の画像データ及び属性ファイルが送信される。
【0124】
更に詳述すると、ユーザは、一方のMFPデバイス11に登録されたジョブを選択した後、スキャン(原稿読み取り若しくは画像データ及び属性ファイルの送信)ボタンを押下することで、MFPデバイス11にセットされた原稿を読み取り、属性ファイルと共に前記ジョブに記されたアプリケージョンサーバ/クライアント15とは異なるPCであるFTPサーバ14に格納するパスに従い、FTPサーバ14に画像データファイル及び属性ファイルを送信する。
【0125】
[ファイルをFTPサーバに蓄積]
MFPデバイス11よりFTP13を介して送信された前記画像データファイル及び前記属性ファイルを、FTPサーバ14に蓄積する。
【0126】
また、MFPデバイス11よりFTP13を介して送信された前記画像データファイル及び前記属性ファイルを、FTPサーバ14に蓄積する。
【0127】
[FTPサーバよりファイルを取得]
アプリケーションサーバ/クライアント15にある図示しないFTPモニターが、FTPサーバ14より前記画像データファイル及び前記属性ファイルを取得する。
【0128】
前述した第1実施の形態においては、FTPサーバ32及びFTPモニターが同じPC上に存在したが、本実施の形態においては、FTPサーバ32及びFTPモニターが別々のPC上に存在することになる。
【0129】
以下、FTPサーバ14より、前記アプリケーションサーバ/クライアント15にある図示しないFTPモニターが前記画像データファイル及び前記属性ファイルを取得する詳細なアルゴリズムは、前述した第1実施の形態と同じである。
【0130】
[画像及び属性ファイルの処理]
アプリケーションサーバ/クライアント15にある図示しないFTPモニター内に取り込まれた前記画像データファイル及び前記属性ファイルに対し、同じく図示しない前記サーバ/クライアント15にあるアプリコアにおいて処理を施す。
【0131】
以降のアルゴリズムの詳細は、前述した第1実施の形態と同じである。
【0132】
[ドキュメント管理サーバに画像及びインデックスファイルを格納]
前記サーバ/クライアント15にある図示しないアプリコアにより処理を施して得られた画像データファイル及びインデックスファイルを、図示しないサーバ/クライアント15以外の図示しないPC上に存在するドキュメント管理サーバに格納する。
【0133】
以降のアルゴリズムの詳細は、前述した第1実施の形態と同一である。
【0134】
以上のように、本実施の形態に係る画像読取システムによれば、ネットワーク(FTP13及びFTP、TCP/IP16)を介して多くのアプリケーションサーバ/クライアント15上で各手段が分散されるため、前記ネットワーク上の混雑や、PC(FTPサーバ14)上で行う処理を分散させることができるため、画像読み取り処理速度がより一層早くなる。
【0135】
(その他の実施の形態)
尚、本発明は、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インターフェース機器、リーダー、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置等)に適用してもよい。
【0136】
また、本発明の目的は、上記実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成されることは言うまでもない。
【0137】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0138】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0139】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0140】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0141】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ジョブに従い変換された画像とインデックスとを自動的にデータベースサーバに格納することが可能であり、且つインデックス情報により前記データベースサーバ内での検索も容易に行える。
【0142】
また、本発明によれば、前記ジョブを作成する際に、前記データベースサーバ内のフォルダ構造を表示することができるため、ユーザは、前記データベースサーバの詳細に関する知識を持つ必要なく、自動的に前記画像と前記インデックスとを前記データベースに格納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る画像読取システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係る画像読取システムの概念図である。
【図3】本発明の第1実施の形態に係る画像読取システムにおける処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1実施の形態に係る画像読取システムにおけるジョブ情報を作成するマネージャのユーザインターフェースの一例を示す図である。
【図5】本発明の第1実施の形態に係る画像読取システムにおけるマネージメントアプリケーションのシステム構成を示す図である。
【図6】本発明の第1実施の形態に係る画像読取システムのFTPサーバよりFTPモニターが画像データファイル及び属性ファイルを取得する処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1実施の形態に係る画像読取システムのFTPサーバよりFTPモニターが画像データファイル及び属性ファイルを取得する処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第1実施の形態に係る画像読取システムのアプリコアにおける処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図9】本発明の第1実施の形態に係る画像読取システムのサーバインターフェースにおける処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2実施の形態に係る画像読取システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 MFPデバイス(画像読取装置)
2 FTP(File Transfer Protocol:通信網)
3 サーバPC(パーソナルコンピュータ:情報処理装置)
14 FTPサーバ
15 アプリケーションサーバ/クライアント
16 ネットワークプロトコル
17 ドキュメント管理サーバ
31 マネージャ
32 FTP(File Transfer Protocol)サーバ
33 マネージメントアプリケーション
34 ドキュメント管理サーバ
331 FTPモニター
332 アプリコア
333 サーバインターフェース
401 「格納先の選択」ボタン
Claims (10)
- 通信網を介して画像読取装置と情報処理装置とを接続して成る画像読取システムにより画像を読み取る画像読取方法であって、
ユーザが前記画像読取装置で読み取った画像に対し行う処理を設定するジョブを作成するジョブ作成ステップと、
前記ジョブ作成ステップにより作成したジョブを前記画像読取装置に登録するジョブ登録ステップと、
前記画像読取装置が読み取った画像及び該画像を読み取った際に作成される属性ファイルを前記通信網を介して前記情報処理装置に送信する送信ステップと、
前記画像及び前記属性ファイルを受信する受信ステップと、
前記画像に対して前記ジョブに従い処理を施す処理ステップと、
前記属性ファイルと前記処理ステップにより前記画像に対して処理を施した結果とよりインデックスを作成するインデックス作成ステップと、
前記ジョブに従いデータベースサーバに前記画像と前記インデックスとを自動的に格納する格納ステップとを有し、
前記ジョブ作成ステップは、前記画像及び前記インデックスを格納するデータベースサーバをユーザに選択させるための選択手段とユーザに当該データベースサーバ内の格納場所を指定させるための指定手段とを有するユーザインターフェースを前記情報処理装置に表示させ、前記データベースサーバが選択された状態で前記指定手段による指定が行われると当該データベースサーバにおけるフォルダ構造を表示させ、当該表示されたフォルダ構造に基づきユーザにより指定されたフォルダを格納場所としたジョブを作成することを特徴とする画像読取方法。 - 前記各ステップは、そのステップにおいて行われた事項をログとして出力する出力ステップを有することを特徴とする請求項1に記載の画像読取方法。
- 少なくとも前記受信ステップと前記インデックス作成ステップとが、前記通信網を介して接続され且つ互いに異なる前記情報処理装置上においてそれぞれ実行されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取方法。
- 通信網を介して画像読取装置と情報処理装置とを接続して成る画像読取システムであって、
ユーザが前記画像読取装置で読み取った画像に対し行う処理を設定するジョブを作成するジョブ作成手段と、
前記ジョブ作成手段により作成したジョブを前記画像読取装置に登録するジョブ登録手段と、
前記画像読取装置が読み取った画像及び該画像を読み取った際に作成される属性ファイルを前記通信網を介して前記情報処理装置に送信する送信手段と、
前記画像及び前記属性ファイルを受信する受信手段と、
前記画像に対して前記ジョブに従い処理を施す処理手段と、
前記属性ファイルと前記処理手段により前記画像に対して処理を施した結果とよりインデックスを作成するインデックス作成手段と、
前記ジョブに従いデータベースサーバに前記画像と前記インデックスとを自動的に格納する格納手段とを有し、
前記ジョブ作成手段は、前記画像及び前記インデックスを格納するデータベースサーバをユーザに選択させるための選択手段とユーザに当該データベースサーバ内の格納場所を指定させるための指定手段とを有するユーザインターフェースを前記情報処理装置に表示させ、前記データベースサーバが選択された状態で前記指定手段による指定が行われると当該データベースサーバにおけるフォルダ構造を表示させ、当該表示されたフォルダ構造に基づきユーザにより指定されたフォルダを格納場所としたジョブを作成することを特徴とする画像読取システム。 - 前記各手段は、その手段において行われた事項をログとして出力する出力手段を有することを特徴とする請求項4に記載の画像読取システム。
- 少なくとも前記受信手段と前記インデックス作成手段とが、前記通信網を介して接続され且つ互いに異なる前記情報処理装置上に存在することを特徴とする請求項4又は5に記載の画像読取システム。
- 通信網を介して画像読取装置と情報処理装置とを接続して成る画像読取システムを制御するためのコンピュータに読み取り可能な制御プログラムであって、
前記情報処理装置において、ユーザが前記画像読取装置で読み取った画像に対し行う処理を設定するジョブを作成するジョブ作成ステップと、前記ジョブ作成ステップにより作成したジョブを前記画像読取装置に登録するジョブ登録ステップと、前記画像読取装置が読み取った画像及び該画像を読み取った際に作成される属性ファイルを前記通信網を介して前記画像読取装置から受信する受信ステップと、前記画像に対して前記ジョブに従い処理を施す処理ステップと、前記属性ファイルと前記処理ステップにより前記画像に対して処理を施した結果とよりインデックスを作成するインデックス作成ステップと、前記ジョブに従いデータベースサーバに前記画像と前記インデックスとを自動的に格納する格納ステップとを有し、
前記ジョブ作成ステップにおいて、前記画像及び前記インデックスを格納するデータベースサーバをユーザに選択させるための選択手段とユーザに当該データベースサーバ内の格納場所を指定させるための指定手段とを有するユーザインターフェースを前記情報処理装置に表示させるステップと、前記データベースサーバが選択された状態で前記指定手段による指定が行われると当該データベースサーバにおけるフォルダ構造を表示させるステップと、当該表示されたフォルダ構造に基づきユーザにより指定されたフォルダを格納場所としたジョブを作成するステップとを含む各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムコードを有することを特徴とする画像読取システムの制御プログラム。 - 前記各ステップは、そのステップにおいて行われた事項をログとして出力する出力ステップを有することを特徴とする請求項7に記載の画像読取システムの制御プログラム。
- 少なくとも前記受信ステップと前記インデックス作成ステップとが、前記通信網を介して接続され且つ互いに異なる前記情報処理装置上においてそれぞれ実行されることを特徴とする請求項7又は8に記載の画像読取システムの制御プログラム。
- 請求項7乃至9のいずれか1項に記載の画像読取システムの制御プログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
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