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JP3797757B2 - Pneumatic tire - Google Patents

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JP3797757B2
JP3797757B2 JP21246097A JP21246097A JP3797757B2 JP 3797757 B2 JP3797757 B2 JP 3797757B2 JP 21246097 A JP21246097 A JP 21246097A JP 21246097 A JP21246097 A JP 21246097A JP 3797757 B2 JP3797757 B2 JP 3797757B2
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JP
Japan
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wear
negative ratio
shoulder
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value
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JP21246097A
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Japanese (ja)
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浩一 中村
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、トレッド部外表面に一対の主溝を含む広幅溝が設けられた空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気入りタイヤとしては、例えば、タイヤ赤道面からトレッド端に向かって 1/2トレッド幅の0.41〜0.75倍だけ離れた位置に設けられた一対の主溝を含む広幅溝がトレッド部外表面に形成されるとともに、該トレッド部外表面が前記一対の主溝の幅方向中央間に位置するセンター領域と前記一対の主溝の幅方向中央と両トレッド端との間に位置するショルダー領域とに区画されたものが知られている。ここで、このような空気入りタイヤの走行時における接地圧は、一般にセンター領域に比較してショルダー領域で低いため、ショルダー領域に引きずり摩耗が発生してセンター領域より摩耗速度が高くなり、この結果、ショルダー領域がセンター領域に先立って摩耗してしまうのである。このようなことから、従来においては、新品時におけるショルダー領域のネガティブ比をセンター領域のネガティブ比より小とし、センター領域とショルダー領域との摩耗がほぼ均等に進行するようにしていた。そして、このような空気入りタイヤは、摩耗が進行するに従い広幅溝が消失していくため、ネガティブ比がいずれの領域においても減少し、摩耗末期、即ち75%摩耗時となったときには、ショルダー、センター領域のいずれにおいてもほぼ同一値のネガティブ比となっていた。
【0003】
ここで、前述のように摩耗末期となってショルダー、センター両領域のネガティブ比が共に減少すると、実用上問題のない程度までウエット性能が低下していたが、近年、重荷重、高速下での走行が多くなってタイヤ性能のさらなる向上が要求されるようになり、摩耗末期のウエット性能についてもさらなる向上が要求されるようになってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このため、例えば、ショルダー、センター両領域の広幅溝のうち摩耗末期までに消失していた広幅溝の溝深さを深くし、摩耗末期におけるネガティブ比をトレッド部全面で均一に増大させることも考えられるが、このようにすると、特にショルダー領域については、剛性低下に基づく肩落ち摩耗が発生してしまうという問題点がある。
【0005】
この発明は、ショルダー領域における肩落ち摩耗を防止しながらウエット性能を向上させることができる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、タイヤ赤道面からトレッド端に向かって 1/2トレッド幅の0.41〜0.75倍だけ離れた位置に設けられた一対の主溝を含む広幅溝をトレッド部外表面に有するとともに、該トレッド部外表面が前記一対の主溝の幅方向中央間に位置するセンター領域と前記一対の主溝の幅方向中央と両トレッド端との間に位置するショルダー領域とに区画され、新品時から75%摩耗時に至る間にセンター領域およびショルダー領域のネガティブ比が減少する空気入りタイヤにおいて、新品時から75%摩耗時に至る間におけるセンター領域のネガティブ比の減少率を低下させることにより、新品時におけるショルダー領域のネガティブ比Bをセンター領域のネガティブ比Aで除した値Gが、 75 %摩耗時におけるショルダー領域のネガティブ比Dをセンター領域のネガティブ比Cで除した値Hより大とすることで達成することができる。
【0007】
前述のように新品時から75%摩耗時に至る間におけるセンター領域のネガティブ比の減少率を低下させるようにすれば、75%摩耗時におけるセンター領域のネガティブ比の値が、従来タイヤの75%摩耗時におけるセンター領域のネガティブ比の値より大となる。ここで、ウエット性能に対するネガティブ比の寄与率はセンター領域の方がショルダー領域より高いので、前述のようにセンター領域のネガティブ比の値が大となると、タイヤ全体のウエット性能が大きく向上する。一方、ショルダー領域に関してはネガティブ比の減少率に変化はないので、剛性が低下することはなく肩落ち摩耗が防止される。また、前述のように値Gを値Hより大としたので、ウエット性能を効果的に向上させることもできる。
【0008】
らに、請求項に記載のように構成すれば、ウエット性能を大幅に向上させることができる。
また、請求項に記載のように構成すれば、ウエット性能と耐偏摩耗性とが共に優れたタイヤを得ることができる。
さらに、請求項に記載のように構成すれば、ウエット性能を大幅に向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1、2において、11は空気入りタイヤであり、このタイヤ11は図示していないビードコアが埋設された一対のビード部と、これらビード部から略半径方向外側に向かってそれぞれ延びる一対のサイドウォール部14と、これらサイドウォール部14の半径方向外端同士を連ねるトレッド部15とを備えている。そして、このタイヤ11は一方のビードコアから他方のビードコアまで延び、サイドウォール部14およびトレッド部15を補強するトロイダル状のカーカス層17と、該カーカス層17の半径方向外側に配置されトレッド部15を補強するベルト層18とを備え、前記カーカス層17は内部に子午線方向(ラジアル方向)に延びるコードが埋設された少なくとも1枚、ここでは1枚のカーカスプライ19から構成され、一方、前記ベルト層18は内部にタイヤ赤道面Sに対して傾斜したコードが埋設されている複数枚、ここでは3枚のベルトプライ20を前記コードが互いに交差するようにして重ね合わせることで構成している。また、前記ベルト層18の半径方向外側にはトレッドゴム21が配置されている。
【0010】
前記トレッド部15、即ちトレッドゴム21の外表面には周方向に連続して直線状に延びる一対の主溝24、25が形成され、これらの主溝24、25、詳しくはその幅方向中央はタイヤ赤道面Sから両トレッド端26、27に向かって 1/2トレッド幅Wの0.41〜0.75倍だけ離れた位置、ここではそれぞれ0.52倍だけ離れた位置に設けられている。これにより、前記トレッド部15の外表面は、両主溝24、25の幅方向中央間に位置するセンター領域31と、主溝24の幅方向中央と一方のトレッド端26との間および主溝25の幅方向中央と他方のトレッド端27との間にそれぞれ位置するショルダー領域32、33とに区画される。
【0011】
前記センター領域31には周方向に連続して延びる一対の周溝35、36が形成され、これらの周溝35、36はセンター領域31を幅方向にほぼ3等分し、ジグザグ状に若干折れ曲がっているとともに、主溝24、25とほぼ同一深さである。37、38、39はそれぞれほぼ幅方向に延びるとともに周方向に等距離離れた多数本の横溝であり、横溝37は主溝24と周溝35とに両端が、横溝38は両周溝35、36に両端が、横溝39は周溝36と主溝25とに両端が接続されている。この結果、新品時のセンター領域31には、これら主溝24、25、周溝35、36、横溝37、38、39により多数個のブロック40が画成される。そして、これら横溝37、38、39は、深さが主溝24、25の深さの 3/4以上である、ここでは主溝24、25とほぼ同一である深溝部41と、主溝24、25の深さの 3/4未満である浅溝部42とから構成されており、この結果、このタイヤ11のトレッドゴム21が75%摩耗(摩耗末期)まで摩耗すると、横溝37、38、39の浅溝部42は消失し陸部となってしまうのである。ここで、 100%摩耗とは、主溝24、25が完全に消失するまで、換言すれば主溝24、25の最深部に至るまでトレッドゴム21が摩耗したことを言う。このように浅溝部42が摩耗により消失することでセンター領域31のネガティブ比は、新品時から75%摩耗に至る間に低下するのである。なお、この実施形態においては、横溝37、38、39の深溝部41と浅溝部42とは、周方向に隣接する横溝37、38、39間で逆に配置、即ち、いずれかの横溝において深溝部41が横溝の一側に、浅溝部42が横溝の他側に配置されているとすると、該横溝に隣接する横溝においては、深溝部41が他側に、浅溝部42が一側に配置されている。
【0012】
前記ショルダー領域32、33には主溝24、25からトレッド端26、27までほぼ幅方向に延びる多数本の横溝45、46がそれぞれ形成され、これらの横溝45、46は周方向に等距離離れて配置されている。この結果、新品時のショルダー領域32、33にも、これら主溝24、25、横溝45、46により多数個のブロック47が画成される。そして、これら横溝45、46も深さが主溝24、25の深さの 3/4以上である、ここでは主溝24、25とほぼ同一である深溝部48と、主溝24、25の深さの 3/4未満である浅溝部49とから構成されており、この結果、このタイヤ11のトレッドゴム21が75%摩耗(摩耗末期)まで摩耗すると、横溝45、46の浅溝部49は消失し陸部となってしまうのである。このように浅溝部49が摩耗により消失することでショルダー領域32、33のネガティブ比も新品時から75%摩耗に至る間に低下するのである。そして、前記横溝45、46の深溝部48および浅溝部49も前述と同様に周方向に隣接する横溝45、46間で逆に配置されている。なお、深溝部48がトレッド端26、27に近接する側に配置されている横溝45、46においては、トレッド端26、27に近接する端部がトレッド端26、27に接近するに従い幅広となっている。前述した主溝24、25、周溝35、36、横溝37、38、39、45、46は全体として、トレッド部15の外表面に設けられ、接地時にも閉じることのない幅広の広幅溝50を構成する。ここで、ネガティブ比とは、トレッド部15の外表面の単位面積を 100%としたとき、該単位面積内に位置する広幅溝50の合計面積をパーセントで表した数値である。
【0013】
ここで、新品時におけるショルダー領域32、33のネガティブ比Bは、前述のようにセンター領域31とショルダー領域32、33とで摩耗がほぼ均等となるように、センター領域31のネガティブ比Aより小としており、通常、前記ネガティブ比Aの値は25〜33%(この実施形態では27%)、ネガティブ比Bの値は18〜27%(この実施形態では20%)の範囲である。そして、このようなタイヤ11を図3に示すように75%摩耗となるまで走行させると、前述した横溝37、38、39、45、46の浅溝部42、49が消失して陸部となり、センター領域31およびショルダー領域32、33のネガティブ比C、Dは、従来のタイヤにおいては前述のようにほぼ同一値( 5〜15%の間のある値で、例えば 8%)となっていた。
【0014】
これに対し、この実施形態においては、新品時から75%摩耗時に至る間におけるショルダー領域32、33のネガティブ比の減少率を変化させず、センター領域31のネガティブ比の減少率のみを低下させることにより、75%摩耗時におけるセンター領域31のネガティブ比Cを、従来タイヤの75%摩耗時におけるセンター領域31のネガティブ比Cの値(前述のように 8%)より大、ここでは12%としたのである。ここで、ウエット性能に対するネガティブ比の寄与率は、センター領域31の方がショルダー領域32より高いので、前述のように75%摩耗時におけるセンター領域31のネガティブ比Cの値が大となると、タイヤ11全体のウエット性能が大きく向上するのである。一方、ショルダー領域32、33に関してはネガティブ比の減少率に変化はないので、ブロック47の剛性が低下することはなく肩落ち摩耗が防止される。そして、前述のように75%摩耗時におけるセンター領域31のネガティブ比Cを従来タイヤより大とするために、この実施形態においては、横溝37、38、39に占める浅溝部42の割合を少なく(深溝部41の割合を多く)しているが、前述した主溝24、25、周溝35、36、横溝37、38、39のトレッド部15の外表面に対する溝壁角度を90度に近付くよう大としてもよく、また、75%摩耗時に周溝35、36および横溝37、38、39の深溝部41の溝幅が狭くなるような場合には、これら周溝35、36および横溝37、38、39の深溝部41をさらに深くすることで溝幅を広くするようにしてもよい。
【0015】
ここで、前記75%摩耗時におけるセンター領域31のネガティブ比Cの値は10〜25%の範囲内とすることが好ましい。その理由は、前記ネガティブ比Cの値が10%未満であると、ウエット性能の向上が充分ではないからであり、一方、25%を超えると、センター領域31のブロック40の剛性が低下して偏摩耗を発生するおそれがあるからである。また、前述のようにセンター領域31におけるネガティブ比の減少率を低下させることにより、新品時におけるショルダー領域32、33のネガティブ比Bを新品時におけるセンター領域31のネガティブ比Aで除した値Gが、75%摩耗時におけるショルダー領域32、33のネガティブ比Dを75%摩耗時におけるセンター領域31のネガティブ比Cで除した値Hより大となるようにすれば、後述する試験例から理解されるようにショルダー領域32、33における肩落ち摩耗を防止しながらタイヤ11のウエット性能を効果的に向上させることができる。そして、前述の値Gから値Hを減算した値が10%以上である場合には、後述の試験例から理解されるようにウエット性能を大幅に向上させることができる。なお、新品時におけるショルダー領域32、33のネガティブ比Bを75%摩耗時におけるショルダー領域32、33のネガティブ比Dで除した値を、新品時におけるセンター領域31のネガティブ比Aを75%摩耗時におけるセンター領域31のネガティブ比Cで除した値より大とすることで、後述の試験例から理解されるようにショルダー領域32、33における肩落ち摩耗を防止しながらタイヤ11のウエット性能を効果的に向上させることができる。
【0016】
【実施例】
次に、試験例を説明する。この試験に当たっては、新品時におけるセンター、ショルダー領域のネガティブ比A、B、これらの比G=B/A、75%摩耗時におけるセンター、ショルダー領域のネガティブ比C、D、これらの比H=D/C、前記比の差G−Hの各値が以下の表1に示されているような値である従来タイヤ、比較タイヤおよび供試タイヤ1、2、3を準備した。
【表1】

Figure 0003797757
ここで、新品時における従来タイヤ、比較タイヤ、供試タイヤ1、2、3のトレッドパターン形状は同一であるが、75%摩耗時におけるトレッドパターン形状は従来タイヤでは図4に示すような形状、また、比較タイヤでは図5に示すような形状、供試タイヤ3では図3に示すような形状であり、各タイヤにおいて異なっている。また、前述の各タイヤのサイズは11R22.5であった。次に、これら各タイヤを75%摩耗となるまで走行させ、その後、各タイヤに700kPaの内圧を充填した後、牽引されるトレーラーに装着して30km/hで湿潤路面を走行させながらピークμを測定し、従来タイヤのピークμの平均値を指数 100として各タイヤのウエット性能を求めた。その結果を表1に示すが、比較タイヤ、供試タイヤにおいては従来タイヤよりウエット性能が向上している。次に、前記各タイヤに700kPaの内圧を充填するとともに、10トントラックの前輪に装着(平均荷重 24.5kN)した後、約60km/hで一般路(舗装路)を合計2万km走行させた。走行終了後にショルダー領域における平均段差量を測定し、従来タイヤを指数 100として肩落ち摩耗指数を求めた。その結果を表1に示すが、比較タイヤでは90まで肩落ち摩耗指数が悪化したが、各供試タイヤでは肩落ち摩耗指数は従来タイヤと同一で悪化することはなかった。そして、75%摩耗時におけるショルダー領域のネガティブ比を75%摩耗時におけるセンター領域のネガティブ比の0.60倍以下とすれば、肩落ち摩耗の防止およびウエット性能の向上を共に図ることができるのである。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、ショルダー領域における肩落ち摩耗を防止しながらウエット性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す新品時のトレッド部平面図である。
【図2】図1のIーI矢視断面図である。
【図3】 75%摩耗時におけるトレッド部平面図である。
【図4】試験に用いた従来タイヤの75%摩耗時におけるトレッド部平面図である。
【図5】試験に用いた比較タイヤの75%摩耗時におけるトレッド部平面図である。
【符号の説明】
11…空気入りタイヤ 15…トレッド部
24、25…主溝 26、27…トレッド端
31…センター領域 32、33…ショルダー領域
50…広幅溝 S…タイヤ赤道面
W… 1/2トレッド幅[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pneumatic tire provided with a wide groove including a pair of main grooves on an outer surface of a tread portion.
[0002]
[Prior art]
As a conventional pneumatic tire, for example, a wide groove including a pair of main grooves provided at a position separated by 0.41 to 0.75 times the 1/2 tread width from the tire equatorial plane toward the tread end is an outer surface of the tread part. A center region in which the outer surface of the tread portion is located between the center in the width direction of the pair of main grooves, and a shoulder region located between the center in the width direction of the pair of main grooves and both tread ends. It is known that it is divided into two areas. Here, since the contact pressure during traveling of such a pneumatic tire is generally lower in the shoulder region than in the center region, drag wear occurs in the shoulder region, resulting in a higher wear rate than in the center region. The shoulder region is worn prior to the center region. For this reason, conventionally, the negative ratio of the shoulder region when new is smaller than the negative ratio of the center region, so that the wear between the center region and the shoulder region proceeds almost evenly. And, in such a pneumatic tire, since the wide groove disappears as wear progresses, the negative ratio decreases in any region, and when it reaches the end of wear, that is, 75% wear, the shoulder, In all the center regions, the negative ratio was almost the same value.
[0003]
Here, as described above, when the negative ratio of both the shoulder and center regions decreased at the end of wear as described above, the wet performance had deteriorated to the extent that there was no practical problem, but in recent years under heavy load and high speed As the number of runs increases, further improvement in tire performance is required, and further improvement in wet performance at the end of wear has been required.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
For this reason, for example, it is also possible to increase the depth of the wide groove that had disappeared by the end of wear out of the wide grooves in both the shoulder and center regions, and to uniformly increase the negative ratio at the end of wear across the entire tread portion. However, when this is done, there is a problem that shoulder wear due to a reduction in rigidity occurs particularly in the shoulder region.
[0005]
An object of the present invention is to provide a pneumatic tire capable of improving wet performance while preventing shoulder fall wear in the shoulder region.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
Such a purpose is to have a wide groove on the outer surface of the tread portion including a pair of main grooves provided at a position separated by 0.41 to 0.75 times the 1/2 tread width from the tire equatorial plane toward the tread end, The outer surface of the tread portion is partitioned into a center region located between the center in the width direction of the pair of main grooves and a shoulder region located between the center in the width direction of the pair of main grooves and both tread ends. from a pneumatic tire in which a negative ratio of the center region and the shoulder region is decline while leading at 75% wear, by reducing the rate of decrease in negative ratio of the center region in between, from when new at 75% wear, new Sen negative ratio D of the shoulder region at a value G of the negative ratio B obtained by dividing the negative ratio a of the center region of the shoulder region, 75% wear during It can be achieved by larger than the value H obtained by dividing a negative ratio C of over region.
[0007]
As described above, if the rate of decrease in the negative ratio of the center region during the period from new to 75% wear is reduced, the negative ratio value of the center region at 75% wear will be 75% wear of the conventional tire. It becomes larger than the negative ratio value of the center region at the time. Here, since the contribution ratio of the negative ratio to the wet performance is higher in the center region than in the shoulder region, as described above, when the negative ratio value in the center region is large, the wet performance of the entire tire is greatly improved. On the other hand, since there is no change in the reduction rate of the negative ratio with respect to the shoulder region, the rigidity does not decrease and shoulder wear is prevented. Further, since the value G is set to be larger than the value H as described above, the wet performance can be effectively improved.
[0008]
Et al is, according to the structure as claimed in claim 2, it is possible to greatly improve the wet performance.
Further, if configured as described in claim 3 , a tire excellent in both wet performance and uneven wear resistance can be obtained.
Furthermore, if it comprises as described in Claim 4 , wet performance can be improved significantly.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 and 2, reference numeral 11 denotes a pneumatic tire. The tire 11 includes a pair of bead portions in which a bead core (not shown) is embedded, and a pair of sidewalls extending from the bead portions toward the outside in a substantially radial direction. And a tread portion 15 that connects the outer ends of the sidewall portions 14 in the radial direction. The tire 11 extends from one bead core to the other bead core, and includes a toroidal carcass layer 17 that reinforces the sidewall portion 14 and the tread portion 15, and a tread portion 15 that is disposed radially outward of the carcass layer 17. The carcass layer 17 is composed of at least one carcass ply 19 in which a cord extending in the meridian direction (radial direction) is embedded, in this case, one carcass ply 19, while the belt layer Reference numeral 18 denotes a plurality of belt cords 20 in which cords inclined with respect to the tire equatorial plane S are embedded, and three belt plies 20 in this case are overlapped so that the cords cross each other. A tread rubber 21 is disposed on the outer side in the radial direction of the belt layer 18.
[0010]
A pair of main grooves 24, 25 extending linearly continuously in the circumferential direction is formed on the outer surface of the tread portion 15, that is, the tread rubber 21, and the main grooves 24, 25, specifically the center in the width direction are From the tire equatorial plane S toward both tread ends 26 and 27, the tire is provided at a position separated by 0.41 to 0.75 times the 1/2 tread width W, and here at a position separated by 0.52 times. As a result, the outer surface of the tread portion 15 has a center region 31 located between the center in the width direction of both the main grooves 24, 25, and between the center in the width direction of the main groove 24 and one tread end 26 and the main groove. 25 is divided into shoulder regions 32 and 33 located between the center in the width direction and the other tread end 27, respectively.
[0011]
The center region 31 is formed with a pair of circumferential grooves 35 and 36 extending continuously in the circumferential direction. These circumferential grooves 35 and 36 divide the center region 31 into approximately three equal parts in the width direction and are bent slightly in a zigzag shape. And has substantially the same depth as the main grooves 24 and 25. 37, 38, 39 are a large number of transverse grooves extending in the width direction and equidistant from each other in the circumferential direction.The transverse groove 37 has both ends on the main groove 24 and the circumferential groove 35, and the lateral groove 38 has both circumferential grooves 35, Both ends are connected to 36, and the lateral groove 39 is connected to the circumferential groove 36 and the main groove 25 at both ends. As a result, a large number of blocks 40 are defined by the main grooves 24 and 25, the circumferential grooves 35 and 36, and the lateral grooves 37, 38 and 39 in the center region 31 when new. The lateral grooves 37, 38, 39 have a depth that is 3/4 or more of the depth of the main grooves 24, 25. Here, the deep grooves 41, which are substantially the same as the main grooves 24, 25, and the main grooves 24, As a result, when the tread rubber 21 of the tire 11 is worn down to 75% wear (the end of wear), the lateral grooves 37, 38, and 39 are formed. The shallow groove portion 42 disappears and becomes a land portion. Here, 100% wear means that the tread rubber 21 is worn until the main grooves 24 and 25 are completely disappeared, in other words, the deepest portions of the main grooves 24 and 25 are reached. As the shallow groove portion 42 disappears due to wear in this way, the negative ratio of the center region 31 decreases during 75% wear from the new time. In this embodiment, the deep groove portions 41 and the shallow groove portions 42 of the lateral grooves 37, 38, and 39 are arranged oppositely between the lateral grooves 37, 38, and 39 adjacent to each other in the circumferential direction. Assuming that the portion 41 is disposed on one side of the lateral groove and the shallow groove portion 42 is disposed on the other side of the lateral groove, in the lateral groove adjacent to the lateral groove, the deep groove portion 41 is disposed on the other side and the shallow groove portion 42 is disposed on the one side. Has been.
[0012]
The shoulder regions 32 and 33 are formed with a plurality of lateral grooves 45 and 46 extending substantially in the width direction from the main grooves 24 and 25 to the tread ends 26 and 27, respectively, and these lateral grooves 45 and 46 are spaced apart at equal distances in the circumferential direction. Are arranged. As a result, a large number of blocks 47 are defined by the main grooves 24 and 25 and the lateral grooves 45 and 46 also in the new shoulder regions 32 and 33. And the depth of these transverse grooves 45, 46 is not less than 3/4 of the depth of the main grooves 24, 25. Here, the deep groove portion 48, which is substantially the same as the main grooves 24, 25, and the main grooves 24, 25 As a result, when the tread rubber 21 of the tire 11 is worn down to 75% wear (end of wear), the shallow groove portions 49 of the lateral grooves 45 and 46 are It disappears and becomes a land part. As the shallow groove portion 49 disappears due to wear in this way, the negative ratio of the shoulder regions 32 and 33 also decreases during the period from when new to 75% wear. And the deep groove part 48 and the shallow groove part 49 of the said horizontal groove 45 and 46 are reversely arrange | positioned between the horizontal grooves 45 and 46 adjacent to the circumferential direction similarly to the above. In the lateral grooves 45 and 46 in which the deep groove portion 48 is disposed on the side close to the tread ends 26 and 27, the end portion close to the tread ends 26 and 27 becomes wider as the tread ends 26 and 27 approach. ing. The main grooves 24 and 25, the circumferential grooves 35 and 36, and the lateral grooves 37, 38, 39, 45, and 46 are provided on the outer surface of the tread portion 15 as a whole, and the wide groove 50 having a wide width that does not close even when grounded. Configure. Here, the negative ratio is a numerical value representing the total area of the wide grooves 50 positioned in the unit area in percentage, where the unit area of the outer surface of the tread portion 15 is 100%.
[0013]
Here, the negative ratio B of the shoulder regions 32 and 33 when new is smaller than the negative ratio A of the center region 31 so that the wear in the center region 31 and the shoulder regions 32 and 33 is almost equal as described above. In general, the value of the negative ratio A is 25 to 33% (27% in this embodiment), and the value of the negative ratio B is 18 to 27% (20% in this embodiment). And when such a tire 11 is run until 75% wear as shown in FIG. 3, the shallow groove portions 42, 49 of the lateral grooves 37, 38, 39, 45, 46 described above disappear and become land portions, As described above, the negative ratios C and D of the center region 31 and the shoulder regions 32 and 33 are almost the same value (a value between 5 and 15%, for example, 8%) as described above.
[0014]
On the other hand, in this embodiment, the negative ratio reduction rate of the shoulder regions 32 and 33 during the period from 75% wear to 75% wear is not changed, and only the negative ratio reduction rate of the center region 31 is reduced. Thus, the negative ratio C of the center region 31 at 75% wear is larger than the value of the negative ratio C of the center region 31 at 75% wear of the conventional tire (8% as described above), here 12%. It is. Here, since the contribution ratio of the negative ratio to the wet performance is higher in the center region 31 than in the shoulder region 32, as described above, if the value of the negative ratio C in the center region 31 at 75% wear increases, 11 The overall wet performance is greatly improved. On the other hand, since the reduction ratio of the negative ratio does not change with respect to the shoulder regions 32 and 33, the rigidity of the block 47 is not lowered and the shoulder drop wear is prevented. As described above, in order to make the negative ratio C of the center region 31 at the time of 75% wear larger than that of the conventional tire, in this embodiment, the ratio of the shallow groove portion 42 to the lateral grooves 37, 38, 39 is small ( However, the groove wall angle with respect to the outer surface of the tread portion 15 of the main grooves 24 and 25, the circumferential grooves 35 and 36, and the lateral grooves 37, 38, and 39 is close to 90 degrees. When the groove width of the deep groove portion 41 of the circumferential grooves 35, 36 and the lateral grooves 37, 38, 39 becomes narrow at 75% wear, the circumferential grooves 35, 36 and the lateral grooves 37, 38 The groove width may be increased by further deepening the deep groove portion 41 of 39.
[0015]
Here, the value of the negative ratio C of the center region 31 at the time of 75% wear is preferably in the range of 10 to 25%. The reason is that if the negative ratio C is less than 10%, the wet performance is not sufficiently improved. On the other hand, if it exceeds 25%, the rigidity of the block 40 in the center region 31 decreases. This is because uneven wear may occur. Further, as described above, by reducing the negative ratio reduction rate in the center region 31, the value G obtained by dividing the negative ratio B of the shoulder regions 32 and 33 at the time of the new product by the negative ratio A of the center region 31 at the time of the new product is obtained. If the negative ratio D of the shoulder regions 32, 33 at 75% wear is divided by the negative ratio C of the center region 31 at 75% wear, it will be understood from the test examples described later. Thus, the wet performance of the tire 11 can be effectively improved while preventing the shoulder wear in the shoulder regions 32 and 33. When the value obtained by subtracting the value H from the above-mentioned value G is 10% or more, the wet performance can be greatly improved as will be understood from the test examples described later. The value obtained by dividing the negative ratio B of the shoulder regions 32 and 33 when new is divided by the negative ratio D of the shoulder regions 32 and 33 when 75% worn is the negative ratio A of the center region 31 when 75% worn. By making the value larger than the value divided by the negative ratio C of the center region 31 in the tire, the wet performance of the tire 11 is effectively prevented while preventing the shoulder fall wear in the shoulder regions 32 and 33, as will be understood from the following test example. Can be improved.
[0016]
【Example】
Next, test examples will be described. In this test, the negative ratios A and B of the center and shoulder regions at the time of a new article, these ratios G = B / A, the negative ratios C and D of the center and shoulder regions at 75% wear, and these ratios H = D Conventional tires, comparative tires, and test tires 1, 2, and 3 in which each value of / C and the ratio difference GH are values as shown in Table 1 below were prepared.
[Table 1]
Figure 0003797757
Here, the tread pattern shape of the conventional tire, the comparative tire, and the test tires 1, 2, and 3 when they are new is the same, but the tread pattern shape when 75% worn is the shape shown in FIG. Further, the comparative tire has a shape as shown in FIG. 5, and the test tire 3 has a shape as shown in FIG. The size of each tire described above was 11R22.5. Next, run each of these tires until they are 75% worn, then fill each tire with an internal pressure of 700 kPa, then attach it to the trailer to be pulled and peak μ while running on a wet road surface at 30 km / h. The wet performance of each tire was determined with an average value of the peak μ of the conventional tire as an index of 100. The results are shown in Table 1. In the comparative tire and the test tire, the wet performance is improved as compared with the conventional tire. Next, each tire was filled with an internal pressure of 700 kPa, mounted on the front wheels of a 10-ton truck (average load 24.5 kN), and then traveled on a general road (paved road) at a total speed of about 20,000 km at about 60 km / h. After running, the average level difference in the shoulder area was measured, and the conventional tire index 100 was used to determine the shoulder drop wear index. The results are shown in Table 1. Although the shoulder drop wear index deteriorated to 90 for the comparative tires, the shoulder drop wear index for each test tire was the same as that of the conventional tire and did not deteriorate. If the negative ratio of the shoulder region at 75% wear is 0.60 times or less than the negative ratio of the center region at 75% wear, it is possible to both prevent shoulder fall wear and improve wet performance.
[0017]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to improve wet performance while preventing shoulder drop wear in the shoulder region.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a tread portion in a new article showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line II of FIG.
FIG. 3 is a plan view of a tread portion when 75% worn.
FIG. 4 is a plan view of a tread portion at 75% wear of a conventional tire used in a test.
FIG. 5 is a plan view of a tread portion when 75% of a comparative tire used in the test is worn.
[Explanation of symbols]
11 ... Pneumatic tire 15 ... Tread part
24, 25 ... main groove 26, 27 ... tread edge
31… Center area 32, 33… Shoulder area
50 ... Wide groove S ... Tire equatorial plane W ... 1/2 tread width

Claims (4)

タイヤ赤道面からトレッド端に向かって 1/2トレッド幅Wの0.41〜0.75倍だけ離れた位置に設けられた一対の主溝を含む広幅溝をトレッド部外表面に有するとともに、該トレッド部外表面が前記一対の主溝の幅方向中央間に位置するセンター領域と前記一対の主溝の幅方向中央と両トレッド端との間に位置するショルダー領域とに区画され、新品時から75%摩耗時に至る間にセンター領域およびショルダー領域のネガティブ比が減少する空気入りタイヤにおいて、新品時から75%摩耗時に至る間におけるセンター領域のネガティブ比の減少率を低下させることにより、新品時におけるショルダー領域のネガティブ比Bをセンター領域のネガティブ比Aで除した値Gが、 75 %摩耗時におけるショルダー領域のネガティブ比Dをセンター領域のネガティブ比Cで除した値Hより大となるようにしたことを特徴とする空気入りタイヤ。The tread portion outer surface has a wide groove including a pair of main grooves provided at a position separated by 0.41 to 0.75 times the 1/2 tread width W from the tire equatorial plane toward the tread end. Is divided into a center region located between the center in the width direction of the pair of main grooves and a shoulder region located between the center in the width direction of the pair of main grooves and both tread ends. a pneumatic tire which negative ratio of the center region and the shoulder region are decline between leading, by Rukoto reduce the reduction rate of negative ratio of the center region in between, from when new at 75% wear, shoulder at new region Negate value G obtained by dividing the negative ratio a of the negative ratio B center region, the negative ratio D of the shoulder region of the center region at 75% wear A pneumatic tire, characterized in that set to be larger than the value H obtained by dividing the blanking ratio C. 前記値Gから値Hを減算した値が10%以上である請求項記載の空気入りタイヤ。The pneumatic tire of claim 1, wherein a value obtained by subtracting the value H from the value G is 10% or more. 75%摩耗時におけるショルダー領域のネガティブ比の値を 5〜15%とし、75%摩耗時におけるセンター領域のネガティブ比の値を10〜25%とした請求項1記載の空気入りタイヤ。    The pneumatic tire according to claim 1, wherein a negative ratio value of the shoulder region at 75% wear is 5 to 15%, and a negative ratio value of the center region at 75% wear is 10 to 25%. 75%摩耗時におけるショルダー領域のネガティブ比を75%摩耗時におけるセンター領域のネガティブ比の0.60倍以下とした請求項1記載の空気入りタイヤ。    The pneumatic tire according to claim 1, wherein a negative ratio of the shoulder region at 75% wear is 0.60 times or less of a negative ratio of the center region at 75% wear.
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