JP3796450B2 - 画像読み取り装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は画像読み取り装置に係わり、互いに色調の異なる複数の光源を有する画像読み取り装置などに関する。
【0002】
【従来の技術】
画像読取装置における光源としての白色光は、複数の光を足しあわせることで実現している。具体的には、複数のLEDのうち、所定のLED光源からの青または紫外の電磁波(以下、光という)を、蛍光体を介すことで、黄色などほかの波長の光に変換し、他の光と足しあわせることで白色光を実現している。ここで、蛍光体の発光効率は、光源の波長によって変動するため、微妙に、光源波長が異なれば、蛍光体による発光量はそれに応じて変化する。また、蛍光体の量によっても、変化する。このため、色調が白色LEDごとにばらついたものができてしまうことになる。ここでいう、色調とは、色の配合、濃淡・強弱などの調子、色合いをいう。具体的には、純白、黄色がかった白、青色がかった白などである。この差は目視で了解し得るため無視できない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、この光源の色調ばらつきを勘案しないで画像読み取りを行った場合、色調ばらつきが発生し、照明手段としての光源モジュールごとにも色調ばらつきが発生するため、読み取り品質が劣化してしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、請求項1に記載の画像読み取り装置は、照射光の色調特性が異なる白色光源を前記光電変換手段の主走査方向に複数配列した照射手段と、前記照射手段により照射された被写体像を読み取り画像信号を出力する光電変換手段と、マトリックス係数に基づいて前記画像信号の色空間を変換する色空間変換手段と、前記色空間変換手段が前記画像信号の色空間の変換に用いるマトリックス係数を前記白色光源の色調特性に基づき主走査位置に応じて設定する係数設定手段とを有することを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の制御方法は、照射光の色調特性が異なる白色光源を前記光電変換手段の主走査方向に複数配列した照射手段と、前記照射手段により照射された被写体像を読み取り画像信号を出力する光電変換手段とを有する画像読み取り装置の制御方法であって、マトリックス係数を前記複数の白色光源の色調特性に基づき主走査位置に応じて設定する係数設定ステップと、前記係数設定ステップにおいて設定されたマトリックス係数に基づいて前記画像信号の色空間を変換する色空間変換ステップとを有することを特徴とする。
【0017】
請求項7に記載の画像読み取り装置は、照射光の色調特性が異なる白色光源を複数配列した照射手段と、前記照射手段により照射された被写体像を読み取り画像信号を出力する光電変換手段と、前記画像信号の色空間を変換する色空間変換手段と、前記白色光源の色調特性を操作者による入力操作に応じて設定する設定手段と、前記設定手段により設定された前記白色光源の色調特性に対応したマトリックス係数に基づいて前記色空間変換手段が前記画像信号の色空間を変換するように制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0021】
請求項10に記載の制御方法は、照射光の色調特性が異なる白色光源を複数配列した照射手段と、前記照射手段により照射された被写体像を読み取り画像信号を出力する光電変換手段とを有する画像読み取り装置の制御方法であって、前記白色光源の色調特性を操作者による入力操作に応じて設定する設定ステップと、前記設定ステップにおいて設定された前記白色光源の色調特性に対応したマトリックス係数に基づいて前記画像信号の色空間を変換する色空間変換ステップとを有することを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。まず、本実施の形態で用いる画像読み取り装置としての画像形成装置としてのカラー複写機の全体について説明する。
【0028】
図1は、本発明の実施例に係る画像形成装置の断面構成を示す図である。
【0029】
図1において、符号201はイメージスキャナ部であり、ここでは、原稿を読み取り、デジタル信号処理を行なう。また、200はプリンタ部であり、イメージスキャナ部201にて読み取られた原稿画像に対応した画像を、用紙上にフルカラーでプリント出力する。
【0030】
イメージスキャナ部201において、原稿圧板202にて原稿台ガラス(プラテン)203上に載置された原稿204を、LEDモジュール205の光で照射する。この原稿204からの反射光はミラー206,207に導かれ、レンズ208により3ラインセンサ(以下、CCDという)210上に像を結ぶ。なお、レンズ208には、赤外カットフィルタ281が設けられている。
【0031】
CCD210は、原稿204からの光情報を色分解して、それよリフルカラー情報のレッド(R),グリーン(G),ブルー(B)成分を読み取った後、信号処理部209に送る。CCD210の各色成分読み取リセンサ列は、各々が5000画素から構成されている。これにより、原稿台ガラス203上に載置される原稿の中で最大サイズである、A3サイズの原稿の短手方向297mmを、400dpiの解像度で読み取る。
【0032】
なお、白色LEDアレイ205、ミラー206は速度Vで、また、ミラー207は(1/2)Vの速度で、ラインセンサ210の電気的な走査方向(以下、主走査方向という)に対して垂直方向(以下、副走査方向という)に機械的に動くことにより、原稿204の全面を走査する。求められる光源は、第一に発光効率が高く消費電力が小さいこと、第二に、主走査方向の位置によって発光量が変えられること、第三に、白色光源であること、この3つの条件にあった光源として、白色LEDアレイが考えられる。すなわち、複数の白色LEDを主走査方向にならべて、主走査全域を照明する。この時、端部を中央部に対してより明るくするために、例えば、▲1▼発光素子の密度を中央に比して、周辺部を密にする。▲2▼発光素子に流す電流値を中央に比して周辺部を大にする。▲3▼PWM制御で中央に比して周辺部のデユーティを大にする。といった方法が考えられる。
【0033】
このように光源としてLEDを本実施の形態で使用するのは以下の理由による。
【0034】
CCDリニアイメージセンサを読み取りに使用する、複写機、FAX等の読み取り光源として、ハロゲンランプ、蛍光燈、キセノンランプ等が使用される場合がある。
【0035】
縮小光学系をレンズで組み、たとえばA4長手で主走査297mmの原稿を、レンズで、画素サイズ10ミクロン、5000素子のCCD、すなわち50mm長のCCD面上に像を結ぶことをしている。ここで、コサイン四乗則といったレンズの特性上、主走査中央部は明るく光量が多く、主走査端部にあっては暗く光量が少ないといった特性がある。これは直接的には、CCDの出力信号を主走査端部の信号のS/Nを劣化させることになる。
【0036】
ハロゲンランプの場合には、発光するフィラメントの数や位置やフィラメント巻き線数を比較的自由にできる。そこで、端部に近づくにつれ、明るく発光するようにフィラメントの巻き線数を増やすよう構成して、前述の問題に対応している。
【0037】
消費電力の観点からは、ハロゲンランプよりも、蛍光燈や、キセノンランプが有利である。蛍光燈や、キセノンランプは、比較的発光効率が高く、環境への配慮の観点から望ましい光源といえる。ただし、ハロゲンランプの場合のようなフィラメントの巻き線数の調整により、主走査方向の場所によって発光量を変えることができない。
【0038】
複写機で画像読み取り装置のカラー読み取りを行なう場合は、カラー3ラインCCDイメージセンサが読み取り素子に使用される場合がある。例えば主走査画素ピッチの4倍の間隔のフォトダイオード素子列が並行に3つ形成され、それぞれの素子列にはRGBの色フィルタが、形成されている。
【0039】
この場合、原稿照明用の光源は波長にして400〜700nmの複数の波長の光を含んだ、いわゆる白色の光源であることが必須になる。
【0040】
ここで、発光効率、発光輝度が著しく向上しつつある、白色LEDを用いるメリットが明らかとなる。
【0041】
また、標準白色板211は、前記光電変換手段としての3ラインセンサ210、レンズ208による画像読取の不均一性を補正するための基準部材としての白色板である。LEDモジュール205により照明された標準白色板211の画像読み取りにより、R,G,Bセンサ2101,2102,2103での読み取リデータの補正データを発生する。この標準白色板211は、可視光でほぼ均一の反射特性を示し、可視では、白色の色を有している。ここでは、この標準白色板211を用いて、R,G,Bセンサ2101,2102,2103からの出カデータの補正を行なう。
【0042】
また、信号処理部209では、読み取られた信号を電気的に処理し、マゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(Bk)の各成分に分解して、それをプリンタ部200に送る。また、イメージスキャナ部201における1回の原稿走査(スキャン)につき、M,C,Y,Bkの内、1つの成分がプリンタ部200に送られ、計4回の原稿走査により1枚分のプリントアウトが完成する。
【0043】
プリンタ部200では、イメージスキャナ部201からのM,C,Y,Bkの各画像信号がレーザドライバ212に送られる。レーザドライバ212は、画信号に応じて半導体レーザ213を変調駆動する。そして、レーザ光は、ポリゴンミラー214、f−θレンズ215、ミラー216を介して、感光ドラム217上を走査する。
【0044】
現像器は、マゼンタ現像器219、シアン現像器220、イエロー現像器221、ブラック現像器222により構成され、これら4つの現像器が交互に感光ドラム217に接して、感光ドラム217上に形成されたM,C,Y,Bkの静電潜像を、対応するトナーで現像する。また、転写ドラム223は、用紙カセット224、または用紙カセット225から給紙された用紙を転写ドラム223に巻き付け、感光ドラム217上に現像されたトナー像を用紙に転写する。
【0045】
このようにして、M,C,Y,Bkの4色についてのトナー像が順次、転写された後、用紙は、定着ユニット226を通過して排紙される。
【0046】
次に、本実施例に係るイメージスキャナ部201について詳細に説明する。
【0047】
図2は、CCD210の外観構成を示す図である。
【0048】
図2において、2101は赤色光(R)を読み取るための受光素子列(フォトセンサ)であり、2102,2103は、順に、緑色光(G),青色光(B)の波長成分を読み取るための受光素子列である。
【0049】
これらR,G,Bの各センサ2101,2102,2103は、主走査方向,副走査方向に10μmの開口をもつ。
【0050】
上記の3本のそれぞれ異なる光学特性を持つ受光素子列は、次のような同一のシリコンチップ上にモノシリック構造をとる。すなわち、R,G,Bの各センサが原稿の同一ラインを読み取るべく、互いに平行に配置される。
【0051】
そして、このような構成のCCD210を用いることで、各色分解読み取りでのレンズ208等の光学系を共通にする。これにより、R,G,Bの色毎の光学調整を簡潔にすることが可能となる。
【0052】
図3は、フォトセンサの断面図である。
【0053】
図3に示すように、シリコン基板2105上にR色読み取り用のフォトセンサ2101と、G,B各々の可視情報を読み取るフォトセンサ2102,2103が配置されている。
【0054】
R色のフォトセンサ2101上には、可視光の内、R色の波長成分を透過するRフィルタ2107が配置される。同様に、G色のフォトセンサ2102上にはGフィルタ2108が、また、B色のフォトセンサ2103上にはBフィルタ2109が配置されている。なお、2106は、透明有機膜で構成された平坦化層である。
【0055】
図4は、図2において符号Bにて示されるフォトセンサ2101,2102,2103の拡大図である。
【0056】
上記の各センサは、図4に示すように、主走査方向に一画素当たり10μmの長さを持つ。各センサは、主走査方向に5000画素を有する。これは、上述のようにA3サイズの原稿の短手方向(長さ297mm)を400dpiの解像度で読み取ることができるようにするためである。また、R,G,B各センサのライン間の距離は80μmである。したがって、400dpiの副走査方向の解像度に対して、各8ラインずつ離れている。
【0057】
次に、本実施の形態に係る画像処理装置のプリンタ部での濃度再現法について説明する。
【0058】
本実施の形態では、プリンタの濃度再現のために、PWM(Pulse Width Modulation、パルス幅変調)方式により、半導体レーザ213の点灯時間を画像濃度信号に応じて制御する。これにより、レーザの点灯時間に応じた電位の静電潜像が感光ドラム217上に形成される。そして、現像器219〜222で、静電潜像の電位に応じた量のトナーで潜像を現像することにより、濃度再現が行なわれる。
【0059】
図5は、本実施の形態に係るプリンタ部での濃度再現の制御動作を示すタイミングチャートである。
【0060】
信号10201はプリンタ画素クロックである。これは400dpiの解像度に相当する。なお、このクロックはレーザドライバ212で作られる。また、プリンタ画素クロック10201に同期して、400線の三角波10202が作られる。なお、この400線の三角波10202の周期は、画素クロック10201の周期と同じである。
【0061】
400dpiの解像度で256階調(8Bit)のM,C,Y,Bkの画像データ、及び200/400線切り換え信号が、上記のプリンタ画素クロック信号10201に同期して画像信号処理部209から伝送される。これは、レーザドライバ212で、不図示のFIFOメモリによりプリンタ画素クロック10201に同期合わせが行なわれる。この8bitのデジタルの画像データは、D/A変換器(不図示)によりアナログ画像信号10203に変換される。そして、上述の400線三角波10202とアナログ的に比較され、その結果、400線のPWM出力10204が生成される。
【0062】
8Bitのデジタルの画素データは00H(Hは16進数を示す)からFFHまで変化し、400線PWM出力10204は、これらの値に応じたバルス幅となる。また、400線PWM出力の一周期は、感光ドラム上では63.5μmになる。
【0063】
レーザドライバ212では、400線の三角波の他に、プリンタ画素クロック10201に同期して、その倍の周期である200線の三角波10205をも作る。そして、この200線の三角波10205と400dpiのアナログ画像信号10203とを比較することにより、200線のPWM出力信号10206を生成する。200線のPWM出力信号10206は、図5に示すように、127μmの周期で感光ドラム上に潜像を形成する。
【0064】
200線での濃度再現と400線での濃度再現では、200線の方がより良く階調再現される。これは濃度再現のための最小単位が127μmと400線の2倍であるためである。しかし、解像の点では、63.5μm単位で濃度を再現する400線の方が、高解像度な画像記録に適している。このように、200線のPWM記録は階調再現に優れており、他方、400線のPWM記録は解像度の点で優れている。そのため、画像の性質によって200線のPWMと400線のPWMの切り換えを行なうようにする。
【0065】
上記の切り換えを行なうための信号が、図5に示す200線/400線切り換え信号10207である。画像信号処理部209から、400dpiの画像信号に同期して画素単位にレーザドライバ212に入力される。この200線/400線切り換え信号が論理Low(以下、Lレベルという)の場合には、400線のPWM出力が選択される。他方、論理High(以下、Hレベルという)の場合には、200線のPWM出力が選択される。
【0066】
次に、画像の信号処理部209について説明する。
【0067】
図6は、本実施例に係るイメージスキャナ部201の画像の信号処理部209における画像信号の流れを示すプロック図である。
【0068】
図6に示すように、CCD210より出力される画像信号は、アナログ信号処理回路101に入力される。そこでゲイン調整,オフセット調整をされる。そして、A/Dコンバータ102で、各色信号ごとに8Bitのデジタル画像信号R1,G1,B1に変換される。その後、シェーディング補正部103に入力される。そこで、色ごとに標準白色板211の読み取り信号を用いた公知のシェーディング補正が施される。
【0069】
クロック発生部121は、1画素単位のクロックを発生する。また、主走査アドレスカウンタ122では、クロック発生部121からのクロックを計数し、1ラインの画素アドレス出力を生成する。そして、デコーダ123は、主走査アドレスカウンタ122からの主走査アドレスをデコードする。これにより、シフトパルスやリセットパルス等のライン単位のCCD駆動信号や、CCDからの1ライン読み取り信号中の有効領域を表わすVE信号、ライン同期信号HSYNC*を生成する。なお、主走査アドレスカウンタ122はHSYNC*信号でクリアされ、次ラインの主走査アドレスの計数を開始する。
【0070】
図2に示すように、CCD210の受光部2101,2102,2103は、図6のラインディレイ回路104,105において、副走査方向の空間的ずれを補正する。受光部2101,2102,210が相互に所定の距離を隔てて配置されているためである。具体的には、B信号に対して副走査方向で、R,Gの各信号を副走査方向にライン遅延させてB信号に合わせる。
【0071】
入カマスキング部106は、CCD210のR,G,Bのフィルタ2107,2108,2109の分光特性で決まる読み取り色空間を、NTSCの標準色空間に変換する部分である。これは、次式のようなマトリックス演算を行なう。
【0072】
【外1】
【0073】
光量/濃度変換部(LOG変換部) 107はルックアップテーブルROMにより構成される。これによりR4,G4,B4の輝度信号がCO,MO,YOの濃度信号に変換される。ライン遅延メモリ108は、後述する黒文字判定部113で、R4,G4,B4信号から生成されるUCR, FILTER, SEN等の判定信号までのライン遅延分だけ、CO,MO,YOの画像信号を遅延させる。
【0074】
その結果、同一画素に対するC1,M1,Y1の画像信号と黒文字判定信号はマスキングUCR回路109に同時に入力される。
【0075】
マスキング及びUCR回路109は、入力されたY1,M1,C1の3原色信号により黒信号(Bk)を抽出する。さらに、マスキング及びUCR回路109は、プリンタ212での記録色材の色濁りを補正する演算を施して、Y2,M2,C2,Bk2の信号を各読み取り動作の度に順次、所定のビット幅(8Bit)で出力する。
【0076】
主走査変倍回路110は、公知の補間演算により画像信号及び黒文字判定信号の主走査方向の拡大縮小処理を行なう。また、空間フィルタ処理部(出力フィルタ) 111は、後述するように、LUT117からの2BitのFILTER信号に基づいて、エッジ強調,スムージング処理の切り換えを行なう。
【0077】
このように処理されたM4,C4,Y4,Bk4の面順次の画像信号と、200線/400線の切り換え信号であるSEN信号は、上記のレーザドライバ212に送られる。そして、プリンタ部200でPWMによる濃度記録が行なわれる。
【0078】
図7は、図6に示す画像信号処理部209における各制御信号のタイミングを示す図である。
【0079】
図7において、VSYNC信号は、副走査方向の画像有効区問信号である。これにより、論理“1”の区間において、画像読み取り(スキャン)を行なって、順次、(C)、(M)、(Y)、(Bk)の出力信号を形成する。また、VE信号は、主走査方向の画像有効区間信号である。これにより、論理“1”の区間において主走査開始位置のタイミングをとる。これは、主にライン遅延のライン計数制御に用いられる。そして、CLOCK信号は画素同期信号である。これにより、“0”→“1”の立ち上がリタイミングで画像データを転送し、上記のA/Dコンバータ102,黒文字判定部113の各信号処理部に供給する。それとともに、CLOCK信号はレーザドライバ212に画像信号、200線/400線の切り換え信号を伝送するのに用いられる。
【0080】
つづいて、レンズの特性について説明する。
【0081】
主走査方向の各位置において発光光量の均一な照明を用意して、それをCCDラインイメージセンサに結像させた場合、CCD面上での照度の分布は、中央部は明るく、端部は暗くなる。この特性はコサイン四乗則として知られている。この対策を以下のようにして行なう。
【0082】
白色LEDを使用して以下のように構成する。なお、白色LEDは、次のようにして白色光を実現する。すなわち、LEDから発光された青色または紫外の光を蛍光体にあて波長を変換する。そして、他の光を足しあわせることで、波長400nmから700nmを含む可視光領域の波長の光を発光する。
【0083】
図8は、CCD結像面上の光量分布を説明する図である。
【0084】
上述のようにレンズのコサイン四乗則対策で、発光量が主走査方向の中央に比して端部の光量を大にすることで、CCD結像面上の入射光量分布が平坦になっていることを説明する図である。
【0085】
本実施の形態では、後述するように、端部の光量を中央部に比して大にするため、PWM制御を使用した。これに限るものではなく、LEDへの電流供給量を増やす等してLEDへの供給電力量を増やしても構わない。
【0086】
蛍光燈もPWM制御されているが、その制御周期は、300μS程度と、主走査の走査周期と同程度である。ここで、白色LEDは、蛍光燈より木目細かい制御が可能である。半導体素子であり、10nSオーダーかそれ以上高速のオンオフ制御が可能だからである。
【0087】
次に上述の図9は、本実施の形態のイメージスキャナ部201のブロック図である。801は画像形成装置等の操作パネルやパーソナルコンピュータ等の操作画面に相当する。本装置の各々の機能を制御するコントローラ802は、操作パネル801やパーソナルコンピュータ228との通信によって、装置の起動、停止、動作モードの設定をコントロールしている。PWM制御回路1031は、後述する光源としての白色LEDアレイ205全体のオン、オフを制御する。また、LEDオン時の光量調整の制御も行なう。モータ制御部807は、白色LEDアレイ205を含んだミラー台ユニットの副走査方向の駆動を制御する。信号処理部209は、上述のとおりである。
【0088】
図10は、白色LEDアレイ205の構成を説明する模式図である。
【0089】
白色LEDアレイ205は、それぞれLEDモジュール▲1▼〜▲6▼として分割されており、それぞれのLEDモジュール▲1▼〜▲6▼にはPWM制御回路1031により点灯、及び光量制御される。
【0090】
図11は、上述のLEDアレイ205のハード的な構成を説明する図である。
【0091】
複数のLEDは、電流制限抵抗を介して、PWM制御回路1031につながっており、PWM制御回路1031では、図示しないコントローラ802等の制御手段で、各LEDのデユーティを設定される。
【0092】
このようなハード構成をとることで、任意の配光分布が可能となる。この構成を使用して、本実施の形態では中央部に比して端部において光量を大とする。
【0093】
図12は、PWM制御による配光制御の様子を説明する図である。
【0094】
本実施の形態ではPWM制御の周期を10μSとして、光量が多く必要な端部では、輝度を上げる、そのため、端部に供給する電流のデューティ比を大にする。一方、光量が相対的に小でよい、中央部では輝度を下げる。そのため中央部に供給するデユーティ比を小とする。
【0095】
この制御は、相対的な制御で足りる。すなわち、端部が中央部に対して相対的に光量が大きくなるように制御しても構わない。あるいは、端部が中央部に対して相対的に光量が小さくなるように制御しても構わない。
【0096】
図13は、本実施の形態における白色LEDの構造図である。
【0097】
青または紫外の発光を、光源LED1051にて発光させ、それを、蛍光体1052にて、黄色などほかの波長の光に変換する。複数の波長の光を足しあわせることで白色に発光させている。
【0098】
図14は、本実施の形態における白色LEDの分光特性を示す図である。
【0099】
短波長側、青のピークが光源LED1051によるものであり、右側の緑から赤のブロードの部分が蛍光体1052により青から変換された光である。
【0100】
蛍光体の発光効率は、蛍光体による発光量は変化してしまう。蛍光体による変換をする前の光の波長によって変動するため、微妙に、光源波長が異なるからである。そのため、色調が白色LEDごとにばらついたものができてしまうことになる。具体的には、純白、黄色がかった白、青色がかった白などである。この差は目視で了解し得るため無視できないことは上述したとおりである。
【0101】
そこで、下記のように、LEDについて(同一品種の白色LEDでも)、いくつかの段階に色調のランクごとに分けるようにする。
【0102】
図15は、CIE(XYZ系色度座標)である。
【0103】
この図では、色度図上で3つのランクa,b,cにわかれている。ここで、上述の色調のばらつきはまったくランダムにばらつくわけではなく、XYZ系色度座標上で、右上がりの直線を引くとそれの上におよそ乗るような形で分散する。
【0104】
しかし、この白色LEDの色調ばらつきをまったく勘案しないでカラー画像読み取りを行った場合、▲1▼主走査方向に、色調ばらつきが発生する。また、▲2▼LED照明モジュールごとにも色調ばらつきが発生するため、カラー読み取り品質が劣化ししまう問題を発生する。
【0105】
本発明の実施の形態では、次のように構成することでかかる問題を解決する。
【0106】
前記LED光源モジュール205は、LEDの同一の色調ランクのLEDから構成されるようにする。本実施の形態では、測色計で色度XYZ値を測り、XYZ系色度座標104にしたがって、LEDをランク分けする。ここで本実施の形態では、3つのランクに分けている。なお、より高精度には、このランク数を増やすことで対応が可能である。
【0107】
<同一のランクのLEDのみで、光源モジュール形成>
ここで、たとえば、上述のようにランク分けし、同一のランクのLEDのみで、光源モジュールを形成するとする。
【0108】
同一のランクのLEDのみで、ひとつの光源モジュールを作成するメリットは、読み取った画像の色調のばらつきを抑制することである。より詳しくは、主走査方向に、さまざまな色調のLEDがばらばらに配置された状態で読み取った場合、主走査方向に読み取った画像の色調がかなり違ってきてしまうという問題を回避することができる。すなわち、同一ランクのLEDでのみ、光源モジュールが作成されており、主走査方向の色調のばらつきは回避できる。
【0109】
この場合、白色LED205を構成する複数の光源モジュール間で比較すると、モジュール間で色調が異なってしまうため、白色LEDアレイ205全体で色調のばらつきが発生する。上述のように、ほかの色調ランクのLEDを使用しないという選択もあるが、それでは、歩留まりも悪く、高価になってしまう。
【0110】
<ランクにより色演算手段のパラメータを換える>
そこで、本実施の形態では、いろいろな色調ランクのLEDを使用したうえで、次のように構成する。
【0111】
使用する白色LED光源モジュールの色調ランクの設定手段、前記色調ランクにしたがって、前記マトリックス色演算手段のパラメータを切り換える制御手段とを持つのである。
【0112】
図16は、本実施の形態におけるランク分けを説明するフローチャートである。以下の処理は、コントローラ802による制御のもとの動作である。
【0113】
まず、使用する光源モジュールの色調ランクとして、操作パネル801等からの色調ランク信号を受信する(ステップS101)。なお、本実施の形態では、オペレータによる設定としたが、光源モジュールに、ランク情報を磁気的、電気的、光学的にもたせて、セッティング時、自動的に設定する手段をもつことにより、オペレータの煩雑な作業を回避することができる。
【0114】
次にこの色調ランクの設定情報にもとづいて、色演算手段でその差異を除去する。まず、受信した色調ランクの設定情報にもとづいて、対応する入力マスキング部106の係数を選択する(ステップS102)。選択された係数を入力マスキング係数として切り換える(ステップs103)。本実施の形態では、入カマスキング部106の係数をそれぞれに応じて、ランク分けに対応する適切なものに切り換える。このマスキング係数を使用して、上述したような演算処理を行なう(ステップS104)。
【0115】
本実施の形態では、LED光源モジュールの色調ランクがどれであっても、NTSC (National Television Standards Committee)の標準色空間に変換できるように、3×3のマスキング係数を設計する。上述した次式のようなマトリックス演算を行なう。
【0116】
【外2】
【0117】
なお、本実施の形態では、3×3の一次の項までのマトリクス演算であるが、より次数をあげ、例えば、二次の項まで含めたマトリクスとすればより精度が上げられる。
【0118】
また、3次元ルックアップテーブルによる、色空間のダイレクトマッピングを使用すれば、より良い。
【0119】
ここで、NTSC色空間でRGBを出力するのは、本実施の形態の、プリンタへのRGB−CMYK変換手段の入力フォーマットがNTSC相当の色空間を想定しているためである。
【0120】
以上説明したような本実施形態により、カラー画像読取装置の光源に白色LED照明モジュールを使用するとき、LEDの色調ばらつきによる、読み取り画像の品質劣化を抑制する。また、同一色調ランクのLEDを使用することで、同一モジュールでの主走査方向の色調ばらつきが抑制できる。さらに、複数の色調ランクのLED照明モジュールを使用する場合でも、その色調ランクを設定することにより、色演算手段でその差異を吸収することができ、複数のどの照明モジュールでも、同じ色調にカラー原稿画像を読み取ることができる。
【0121】
<主走査位置によってマスキング係数を変える>
同一ランクの白色LEDを使用した場合であっても、歩留まりの関係でランクの分別規格を緩めた場合など、若干の白レベル色調ばらつきが発生する場合がある。その場合でも、以下の構成をとることで、よりよいカラー読取を行なうことができる。
【0122】
また、別のランクの白色LEDを混在させた場合でも、LEDの色調ばらつきによる品質劣化を抑制する効果を狙うこともできる。この場合はランクわけをしなくてもすむこともできるため、コストダウンも狙えるだろう。
【0123】
図17は、主走査位置によってマスキング係数を変えることのできる構成を説明する図である。
【0124】
あらかじめ、ターゲットの白色LEDアレイ205を使用して、管理された標準白色板211を読み取ることにより、主走査の位置による色の変化を測定する。これによって主走査方向の位置による光源の色調特性の変化を画素単位で測定することができる。こうして得られた、光源の主走査位置による画素単位の色調変化に対して、主走査位置に応じた画素単位の適切なマスキング係数を求める。
【0125】
次に上述の求めたマスキング係数を、白色LEDアレイ205のユニークなデータとして、この白色LEDアレイ205を搭載した画像読取装置に与える。すなわち、上述のこの与えられた1ラインの中の主走査位置に応じたマスキング係数は、図17のマスキング係数記憶部1063に記憶される。
【0126】
主走査位置判別部1064には、主走査同期信号HSYNCと、画素クロックCLKが入力され、画像読み取りの際に、現在どの主走査位置の情報が処理されているかを示す主走査位置情報がふくまれる情報が出力される。
【0127】
マスキング係数を選択するロード部1062では、前記主走査位置情報に応じて、マスキング係数記憶部1063から、現在処理する主走査位置に応じた画素単位のマスキング係数を読み出し、マスキング演算部1061に入力する。マスキング演算部では、先に説明してある、3×3のマトリクス演算を画素単位で行なう。
【0128】
ここで、上記説明では画素単位でマスキング係数を演算する構成を説明した。一方、主走査位置に応じたマスキング係数は、全画素分用意する構成ではなくてもよいことは、<ランクにより色演算手段のパラメータを換える>で説明した。すなわち、例えば、図10で説明したLEDモジュール▲1▼〜▲6▼単位で主走査位置に6箇所の代表点の値だけを記憶させる構成も有効である。これは、代表点と代表点の間の点は図示しないマスキング係数演算部による演算にて補間して求める方法をとることも可能であることを意味する。この場合、LEDモジュール▲1▼〜▲6▼単位で、相当のランク分けを行ない、LEDモジュール▲1▼〜▲6▼のそれぞれに対応したマスキング係数を取得するよう標準白色板211を読み取ることにより構成を簡単にできる。
【0129】
以上の本実施例の構成手順にて、白色LEDアレイ205に実装された白色LEDチップそれぞれの色調が完全には一致しない場合においても精密なカラー品質で画像を読み取ることができる。また、主走査位置に応じてマスキング係数を変える処理を行なうことにより、LED光源の色調ばらつきによる画像品質劣化を好適に抑制することができる効果がある。
【0130】
<他の実施の形態>
なお、上記第1乃至第3の実施形態では、外部PC809とはSCSIにより接続しているが、本発明はこれに限るものではなく、他の公知の規格のものを用いてもよいことは言うまでもない。
【0131】
また、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェイス機器、スキャナなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0132】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。ここでプログラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、ROM、RAM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、CD−ROM、CD−R、DVD、光ディスク、光磁気ディスク、MOなどが考えられる。
【0133】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるャc鰍ノ書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0134】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した図16に示すフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0135】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の好適な実施例によれば、照明手段に色調ばらつきが発生する画像読み取りを行った場合においても、読み取り品質の劣化を軽減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る画像形成装置の断面構成を示す図である。
【図2】CCDの外観構成を示す図である。
【図3】フォトセンサの断面図である。
【図4】フォトセンサの拡大図である。
【図5】プリンタ部での濃度再現の制御動作のタイミングチャートを示すである。
【図6】イメージスキャナ部の信号処理部における画像信号の流れを示すブロック図である。
【図7】信号処理部における各制御信号のタイミングを示す図である。
【図8】白色LED照明モジュールの主走査位置における発光量と、CCD面上における照度を説明する図である。
【図9】イメージスキャナ部の構成を示すブロック図である。
【図10】白色LEDの構成を示す図である。
【図11】LED列を形成した白色LED照明モジュールを説明する図である。
【図12】LEDのPWM制御を説明する図である。
【図13】LEDの構造を説明する図である。
【図14】白色LEDの分光特性を説明する図である。
【図15】白色LEDの色調ランクを色度図上で説明する図である。
【図16】ランクわけに関するフローチャートである。
【図17】入力マスキング部の詳細を説明する図である。
【符号の説明】
200 プリンタ部
201 イメージスキャナ部
202 原稿圧板
203 原稿台ガラス(プラテン)
204 原稿
205 白色LEDアレイ
206、207 ミラー
208 レンズ
2103 ラインセンサ
211 標準白色板
2101,2102,2103 R,G,Bセンサ
212 レーザドライバ
213 半導体レーザ
214 ポリゴンミラー
215 f−θレンズ
216 ミラー
217 感光ドラム
219 マゼンダ現像器
220 シアン現像器
221 イエロー現像器
222 ブラック現像器
223 転写ドラム
224,225 用紙カセット
226 定着ユニット
Claims (12)
- 照射光の色調特性が異なる白色光源を前記光電変換手段の主走査方向に複数配列した照射手段と、
前記照射手段により照射された被写体像を読み取り画像信号を出力する光電変換手段と、
マトリックス係数に基づいて前記画像信号の色空間を変換する色空間変換手段と、
前記色空間変換手段が前記画像信号の色空間の変換に用いるマトリックス係数を前記白色光源の色調特性に基づき主走査位置に応じて設定する係数設定手段と
を有することを特徴とする画像読み取り装置。 - 前記係数設定手段は、前記マトリックス係数を前記光電変換手段の画素単位で設定することを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
- 前記照射手段は、複数の白色光源で構成されたグループを前記主走査方向に複数有し、前記係数設定手段は、前記マトリックス係数を各グループそれぞれに対して設定することを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
- 照射光の色調特性が異なる白色光源を前記光電変換手段の主走査方向に複数配列した照射手段と、前記照射手段により照射された被写体像を読み取り画像信号を出力する光電変換手段とを有する画像読み取り装置の制御方法であって、
マトリックス係数を前記複数の白色光源の色調特性に基づき主走査位置に応じて設定する係数設定ステップと、
前記係数設定ステップにおいて設定されたマトリックス係数に基づいて前記画像信号の色空間を変換する色空間変換ステップと
を有することを特徴とする制御方法。 - 前記係数設定ステップでは、前記光電変換手段の画素単位で前記マトリックス係数を設定することを特徴とする請求項4に記載の制御方法。
- 前記照射手段は、複数の白色光源で構成されたグループを前記主走査方向に複数有し、前記係数設定ステップでは、前記マトリックス係数を各グループそれぞれに対して設定することを特徴とする請求項4に記載の制御方法。
- 照射光の色調特性が異なる白色光源を複数配列した照射手段と、
前記照射手段により照射された被写体像を読み取り画像信号を出力する光電変換手段と、
前記画像信号の色空間を変換する色空間変換手段と、
前記白色光源の色調特性を操作者による入力操作に応じて設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された前記白色光源の色調特性に対応したマトリックス係数に基づいて前記色空間変換手段が前記画像信号の色空間を変換するように制御する制御手段と
を有することを特徴とする画像読み取り装置。 - 前記色調特性は、XYZ測色系色度図に基づいて決められるものであることを特徴とする請求項7に記載の画像読み取り装置。
- 前記照射手段は、照射光の色調特性が異なる白色光源を主走査方向に複数配列したものであることを特徴とする請求項7又は8に記載の画像読み取り装置。
- 照射光の色調特性が異なる白色光源を複数配列した照射手段と、前記照射手段により照射された被写体像を読み取り画像信号を出力する光電変換手段とを有する画像読み取り装置の制御方法であって、
前記白色光源の色調特性を操作者による入力操作に応じて設定する設定ステップと、
前記設定ステップにおいて設定された前記白色光源の色調特性に対応したマトリックス係数に基づいて前記画像信号の色空間を変換する色空間変換ステップと
を有することを特徴とする制御方法。 - 前記色調特性は、XYZ測色系色度図に基づいて決められるものであることを特徴とする請求項10に記載の制御方法。
- 前記照射手段は、照射光の色調特性が異なる白色光源を主走査方向に複数配列したものであることを特徴とする請求項10又は11に記載の制御方法。
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