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JP3796258B2 - 液状充填物押出容器 - Google Patents

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JP3796258B2 JP2004326946A JP2004326946A JP3796258B2 JP 3796258 B2 JP3796258 B2 JP 3796258B2 JP 2004326946 A JP2004326946 A JP 2004326946A JP 2004326946 A JP2004326946 A JP 2004326946A JP 3796258 B2 JP3796258 B2 JP 3796258B2
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Description

本発明は、液状充填物を押し出して塗布するための液状充填物押出容器に関する。
従来、容器に内蔵された液状充填物を押し出して使用に供する移動体繰出装置として、液状充填物が充填される充填領域を内部に備える本体筒と、この本体筒の後端部に相対回転自在に設けられる操作筒と、を備え、本体筒と操作筒が相対回転されると、本体筒及び操作筒内に収容されている移動体が前進し、この移動体の先端に設けられているピストンが前進することで液状充填物が先端側に押し出され、本体筒の先端に装着されている吐出蓋の開口を通して液状充填物を被塗布部に塗布することが可能な移動体繰出装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−89687号公報
このような装置にあっては、先ず、操作筒に対してピストンを有する移動体を組み付け、次いで、この移動体を有する操作筒に対して本体筒を組み付け、次いで、この組立体を立てた状態とし、比較的長尺である本体筒のその開放端とピストンとの間に形成されている充填領域に対して当該本体筒の開放端側から液状充填物を導入して充填し、最後に、吐出蓋を被せることで上記装置が得られる。
しかしながら、上記装置においては、被せられた吐出蓋の先端の内側に液状充填物が充填されていない空間が生じ、購入後の使用者による初回の塗布時にあって上記空間により液状充填物がなかなか出てこないため、改善が望まれている。
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、使用者による初回の塗布時にあって液状充填物が迅速に吐出され、顧客満足度が高められる液状充填物押出容器を提供することを目的とする。
本発明による液状充填物押出容器は、容器内の充填領域に充填された液状充填物を、容器内に配設された移動体が前進することで、容器先端に設けられた吐出口を通して吐出する液状充填物押出容器において、先端側塗布面により閉じている筒状を成し、その塗布面に充填領域より小径の前記吐出口を有する先筒と、筒状を成す本体側筒体に、移動体、移動体を移動させるための雄螺子と雌螺子の螺合部及び移動体の回り止め部を内蔵して成る本体側組立体と、を具備し、先筒は、その内部が充填領域とされて液状充填物が充填される充填部材とされ、この液状充填物が充填された充填部材が、本体側組立体の先端側に挿入されて当該本体側組立体に装着されていることを特徴としている。
このような液状充填物押出容器によれば、先端側塗布面により閉じている筒状を成し、その塗布面に小径の吐出口を有する先筒が充填部材とされ、この充填部材内を充填領域として液状充填物が充填された充填部材が、移動体、移動体を移動させるための螺合部及び回り止め部を内蔵して成る本体側組立体の先端側に挿入されて装着される構成のため、液状充填物を充填部材の吐出口の内側と本体側組立体の移動体との間の領域に十分に満たすことが可能とされ、使用者による初回の塗布時にあって液状充填物が迅速に吐出されるようになる。
ここで、上記作用を効果的に奏する具体的な構成としては、本体側組立体は、内面の軸線方向途中に、移動体の外面に設けられた雄螺子と螺合する雌螺子を有する本体筒と、当該本体筒の後端側に回転自在且つ軸線方向移動不能に連結された操作筒と、操作筒の底部から延出させた横断面非円形形状の軸体部と、を具備し、移動体は、筒状を成し軸体部に外挿されて当該軸体部の非円形形状に回転不能且つ軸線方向移動可能に係合し、この移動体と軸体部の係合部分が回り止め部とされ、充填部材は、その後半側の外面に設けられた係止部が、本体筒の先端側の内面に設けられた係止部に回転不能且つ軸線方向移動不能に連結され、操作筒と本体筒又は充填部材との相対回転により移動体が移動する構成が挙げられる。
このような構成によれば、充填部材の外面の係止部と本体筒の内面の係止部とが、他の部材を介すること無く直接係止される構成のため、液状充填物押出容器を細くすることが可能とされる。
また、上記作用を効果的に奏する具体的な他の構成としては、本体側組立体は、本体筒と、当該本体筒に回転自在且つ軸線方向移動不能に収容されると共に移動体の外面に設けられた雄螺子と螺合する雌螺子を内面に有する螺子筒と、本体筒の底部から延出させた横断面非円形形状の軸体部と、を具備し、移動体は、筒状を成し軸体部に外挿されて当該軸体部の非円形形状に回転不能且つ軸線方向移動可能に係合し、この移動体と軸体部の係合部分が回り止め部とされ、充填部材は、その後端側の内面に設けられた係止部が、螺子筒の外面に設けられた係止部に回転不能且つ軸線方向移動不能に連結され、本体筒と充填部材との相対回転により移動体が移動する構成が挙げられる。
このような構成によれば、充填部材を覆うキャップが当該充填部材に対して直接係止されていないような回転自在な構成であると、キャップを充填部材に被せた非使用時に当該キャップと本体筒とが相対回転されても、移動体が繰り出されることが無く、充填部材の吐出口から液状充填物が漏れ出ることは無い。
また、本体側組立体は、所定の係合部と、この所定の係合部に対して軸線方向に対面配置される凹凸部を有し弾性部により所定の係合部に向けて付勢された回転量規制部材と、を内蔵し、回転量規制部材の凹凸部及び所定の係合部は、充填部材と当該充填部材を回転自在且つ軸線方向移動不能に連結する部材との正逆方向の一定量の相対回転に従いクリック係合する構成であると、移動体の前進具合、戻し具合が、クリック係合によるクリック感によって使用者に感知される。また、塗布後に使用者が移動体の戻し具合をクリック感により感知しながら当該移動体を多少戻すことにより、充填部材の吐出口の内側に所定の空間が形成される。従って、充填領域に充填された液状充填物及び当該液状充填物に混入する空気が、温度変化や気圧の変化により膨張しても、上記吐出口の内側に設けられている所定の空間により、液状充填物が吐出口から漏出することが防止される。
また、凹凸部及び係合部は、一方向の回転を許容するラチェット機構を構成し、移動体の前進のみを許容する構成としても良い。
このように本発明による液状充填物押出容器によれば、使用者による初回の塗布時にあって液状充填物が迅速に吐出されるため、顧客満足度が高められた液状充填物押出容器を提供することが可能となる。
以下、本発明による液状充填物押出容器の好適な実施形態について図1〜図44を参照しながら説明する。なお、各図において、同一の要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1〜図28は、本発明の第一実施形態を、図29〜図44は、本発明の第二実施形態を各々示すもので、図1は、本発明の実施形態に係る液状充填物押出容器を示す縦断面図、図2は、移動体の最大前進時の液状充填物押出容器を示す縦断面図、図3及び図4は、本体筒を示す各縦断面図、図5〜図8は、操作筒を示す各図、図9〜図12は、移動体を示す各図、図13及び図14は、螺子筒を示す各図、図15及び図16は、クリックバネ部材を示す各斜視図、図17は、充填部材を示す縦断斜視図、図18は、液状充填物押出容器の組立手順を示す分解斜視図、図19は、液状充填物押出容器の使用による塗布体及び液状充填物の状態変化を示す各説明図、図20は軸体捩切れ防止機構の他の例を示す縦断斜視図、図21及び図22は、クリックバネ部材に代えて用いられるラチェットバネ部材を示す各斜視図、図23は、塗布体の他の例を示す斜視図、図24は、塗布体のさらに他の例を示す状態変化図、図25は、充填部材及び塗布体のさらに他の例を示す図、図26及び図27は、充填部材及び塗布体のさらに他の例を示す図、図28は、図26及び図27中の容器内の弾性体を示す図であり、本実施形態の液状充填物押出容器は、液状充填物を収容すると共に適宜使用者の操作により押し出し可能とするものである。
ここでは、液状充填物として、特に好適であるとして例えばリップグロスが用いられているが、これに限定されるものではなく、リップ、アイカラー、アイライナー、美容液、洗浄液、ネールエナメル、ネールケア溶液、ネールリムーバー、マスカラ、アンチエイジング、ヘアーカラー、頭髪用化粧料、オーラルケア、マッサージオイル、角栓ゆるめ液、ファンデーション、コンシーラー、スキンクリーム、マーキングペン等の筆記用具等のインク、液状の医薬品、泥状物等を始めとした液状充填物を用いることが可能であり、特に高粘度の液状充填物とするのが本発明を実現する上で好ましい。
図1及び図2に示すように、液状充填物押出容器100は、液状充填物Lが充填される充填領域1xを内部に備えた先筒である充填部材1と、その前半部に充填部材1の後半部を内挿して当該充填部材1を回転不能且つ軸線方向移動不能に連結する本体筒(本体側筒体)2と、この本体筒2の後端部に相対回転自在且つ軸線方向移動不能に連結された操作筒(本体側筒体)3と、充填部材1の先端部を構成し液状充填物Lを塗布するための塗布体10と、を外形構成として具備し、以下、容器内に、先端部に弾性体9を備え本体筒2又は充填部材1と操作筒3とを相対回転すると軸線方向に前進/後進する移動体6と、この相対回転による移動体6の移動を可能とする螺合機構(螺合部)としての螺子筒4と、正逆方向の相対回転に同期してクリック感を付与するクリック機構11とを概略備えている。
図3及び図4に示すように、本体筒2は、円筒状に構成され、その軸線方向中央部の内周面に、周方向に多数の凹凸状が並設されて当該凹凸状が軸線方向に所定長延びるローレット2aを有している。このローレット2aは、その前半部が充填部材1を回転方向に係合するためのもので、その後半部が螺子筒4を回転方向に係合するためのものである。また、本体筒2の先端部の内周面には、充填部材1を軸線方向に係合するための環状突部2bが設けられている、さらに、本体筒2の後部側の内周面には、周方向に沿って円弧状に延びる二個の突部2cが形成されていると共に、この円弧状突部2cより前側の位置に、周方向に沿って円弧状に延びる二個の突部2dが形成されている。円弧状突部2cは操作筒3を、円弧状突部2dは螺子筒4を、各々軸線方向に係合するためのものであり、これらの円弧状突部2cと円弧状突部2dは、軸線方向に重ならない位置に設けられている。
操作筒3は、図5〜図8に示すように、有底円筒状に構成され、先端側に外径が小径とされる先端筒部3aを備え、この先端筒部3aの外周面に、図5、図7及び図8に示すように、本体筒2の円弧状突部2cに軸線方向に係合するための環状溝部3bを備えている。
この操作筒3には、図5〜図8に示すように、その底部中央に、先端側に向かうように軸体(軸体部)3cが立設されている。この軸体3cは、円柱体の外周面に周方向に沿う六等配の位置に半径方向外方に突出するように配置されて軸線方向に延びる突条3dを備える横断面非円形形状とされ、この突条3dが、移動体6の回り止め機構(回り止め部)の一方を構成する回り止めとされている。
また、操作筒3は、図6〜図8に示すように、その内周面に、底部から先端側に向かって延びる突条3eを周方向に沿って八等配の位置に備えている。この突条3eは、その先端部3fが、クリック機構11を構成する所定の係合部とされている。そして、本実施形態では、この突条3eの先端部3fの先端面は、全て一方向に傾斜する傾斜面とされている。
さらに、操作筒3の底面で軸体3cの周縁には、先端側に短尺に突出し、移動体6の最大後退時において当該移動体6に回転方向に係合するための突部3gが設けられている。この突部3gは、軸体3cに過度の回転力が作用した時の当該軸体3cの捩切れを防止する軸体捩切れ防止機構の一方を構成するもので、軸体3cの各突条3dの後端部に連ねて設けられている。
この操作筒3は、図1及び図2に示すように、その先端筒部3aから本体筒2に内挿され、先端筒部3aとこれより後側の有底部との間の段差面が本体筒2の後端面に突き当てられ、その環状溝部3bが本体筒2の円弧状突部2cに係合することで、本体筒2に回転自在且つ軸線方向移動不能に装着されている。
螺子筒4は、図13及び図14に示すように、外側の円筒状を成す筒状体4aの先端側に、内側の円筒状を成す筒状体4bを連設して成る形状を呈し、内側の筒状体4bの内周面に、螺合機構(螺合部)の一方を構成する雌螺子4cを備えている。この螺子筒4を構成する外側の筒状体4aの外周面には、周方向の複数の位置に、本体筒2のローレット2aに回転方向に係合するための突条4dが先端から後端部に亘って形成されていると共に、後端面寄りの位置に、本体筒2の円弧状突部2dに軸線方向に係合するための環状溝部4eが形成されている。また、外側の筒状体4aの内周面には、周方向に多数の凹凸状が並設されて当該凹凸状が軸線方向に延びるローレット4fが設けられている。このローレット4fは、クリック機構11を構成するクリックバネ部材12を回転方向に係合するためのものである。
この螺子筒4は、図1及び図2に示すように、その後端部から本体筒2に内挿され、その環状溝部4eが本体筒2の円弧状突部2dに係合すると共に、その突条4dが本体筒2のローレット2aに係合することで、本体筒2に回転不能且つ軸線方向移動不能に装着されている。
クリックバネ部材12は、回転量規制部材を構成し、樹脂による射出成形品とされている。このクリックバネ部材12は、図15及び図16に示すように、略円筒状に構成され、その後端面に、周方向に沿って上記操作筒3の突条3eの先端部3fに係合する凹凸部が並設されたクリック歯12aを有すると共に、このクリック歯12aを有する後端部を接続する弾性部としての圧縮バネ部12bを有して一体化されている。クリック歯12aは、周方向に沿って登り傾斜と下り傾斜を有する山型に構成されている。また、圧縮バネ部12bは、その周壁に、略螺旋状のスリット12cを備えるもので、このスリット12cにより、押圧されるクリック歯12aをその押圧力に抗するように付勢する。また、クリックバネ部材12の後端部の外周面には、螺子筒4のローレット4fに回転方向に係合するための突条12dが周方向に沿って複数設けられている。
このクリックバネ部材12は、図1及び図2に示すように、その先端部が、螺子筒4の外側の筒状体4aと内側の筒状体4bとの間に位置するようにして螺子筒4内に収容され、その突条12dが螺子筒4のローレット4fに係合することで、螺子筒4に対して回転不能とされている。この状態で、クリックバネ部材12は、螺子筒4の外側及び内側の筒状体4a,4bを繋ぐ先端部の裏面と操作筒3の突条3eの先端部3fとの間に挟み付けられて配置されている。そして、クリックバネ部材12のクリック歯12aは、圧縮バネ部12bにより後方側へ付勢され、操作筒3の突条3eの先端部3fに対してクリック係合の状態にある。
なお、クリックバネ部材12のクリック歯12a及びこれにクリック係合する操作筒3の突条3eの先端部3fの形状は、上記のものに限定されるものではなく、要は、正逆方向の相対回転によりクリック係合する形状であれば良い。
移動体6は、図9〜図12に示すように、先端側に鍔部6aを有する円筒状に構成され、その鍔部6aより後側から後端部に亘る外周面に、螺合機構(螺合部)の他方を構成する雄螺子6bを備えている。また、移動体6の鍔部6aより前側の外周面には、図9及び図12に示すように、弾性体9を軸線方向に係合するための環状突部6cが形成されている。また、図12に示すように、移動体6の鍔部6a辺りから後端に亘る内周面には、図10及び図12に示すように、周方向に沿って六等配の位置に、放射状に内側に突出するように配置され軸線方向に延びる突条6eが設けられ、この突条6eが、移動体6の回り止め機構(回り止め部)の他方を構成する回り止めとされている。さらに、移動体6の後端面には、図11及び図12に示すように、周方向に沿って六等配の位置に、先端側に短尺にへこみ移動体6の内外を連通する凹状部としての溝6fが設けられている。これらの溝6fは、軸体捩切れ防止機構の他方を構成するもので、移動体6の最大後退時において操作筒3の突部3gに進入し回転方向に係合する。
この移動体6は、図1及び図2に示すように、その後端部から操作筒3の軸体3cに外挿されると共に螺子筒4の内側の筒状体4bに内挿され、その雄螺子6bが螺子筒4の雌螺子4cと螺合した状態で、その突条6eが軸体3cの突条3d、3d間に係合し操作筒3に回転不能且つ軸線方向移動可能に装着されている。
弾性体9は、弾性変形し易い例えばシリコンゴム等の軟質弾性材より成形されている。なお、シリコンゴム以外に、ニトリルゴム(NBR)、エチレンプロピレンゴム(EPR)、ブチルゴム(IIR)等の圧縮成形による熱硬化性素材や、ポリウレタン系エラストマー(TPU)、ポリオレフィン系エラストマー(TPO)、ポリエステル系エラストマー(TPEE)等の射出成形による熱可塑性素材を選択できる。
この弾性体9は、図1に示すように、先端に向けて先細りとされた釣り鐘形状を呈し、後端面から先端側に向けて所定に延びる段付きの凹部9aを備えていると共に、この凹部9aの後部側に、移動体6の環状突部6cに軸線方向に係合するための環状溝部9b及び環状突部9cを軸線方向に有している。また、弾性体9には、その後端部の外周面に、充填部材1の内周面に密着し水密性を確保するための環状突部9gが設けられている。
この弾性体9は、その後部側から移動体6に外挿され、その後端面が移動体6の鍔部6aの先端面に当接し、その環状溝部9b及び環状突部9cが、移動体6の環状突部6cに係合することで、移動体6に回転自在且つ軸線方向移動不能に装着されている。この状態で、弾性体9内には、凹部9aに進入した移動体6の先端部により、その前半側に、弾性体9の弾性変形を促進するための空間9dが画成されている。この弾性体9は、移動体6が最大に前進すると、充填部材1の先端の塗布体10の後端部に達するように、寸法、配置等の設定が成されている。
そして、移動体6の雄螺子6b及び螺子筒4の雌螺子4cにより螺合機構が構成され、移動体6の突条6e及び軸体3cの突条3dにより回り止め機構が構成され、クリックバネ部材12のクリック歯12a及び圧縮バネ部12bと操作筒3の突条3eの先端部3fによりクリック機構11が構成され、これらにより構成される液状充填物Lの押出機構、移動体6及び弾性体9が、本体筒2及び操作筒3から成る本体側筒体に内蔵され本体側組立体40が構成されている(図18参照)。
充填部材1は、内部の充填領域1xに液状充填物Lを充填するためのものであると共に、当該液状充填物Lを使用者による操作に従って先端部から吐出するためのものである。この充填部材1の材質は、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリプロピレン(PP)等の射出成形されたプラスチックであることが好ましく、液状充填物Lの色調や充填状況を確認できるため透明材であることが好ましい。
この充填部材1は、図1、図2及び図17に示すように、円筒状を成し、先端部の外面1aが、所定の方向に傾斜する傾斜面とされている。また、この充填部材1の先端部には、外面1aに対して一定の肉厚を隔てて傾斜面とされる内面1bが形成されていると共に、当該内面1bと外面1aとを連通する開口1cが設けられている。
また、充填部材1の外周面には、軸線方向略中央部に、本体筒2の先端側の開放端に突き当てるべく外径が大径とされた鍔部1dが設けられると共に、この鍔部1d寄りの前側の位置に、充填部材1の鍔部1dより前側を覆うキャップ7(図1参照)を着脱可能に軸線方向に係止するための環状突部1eが設けられている。また、充填部材1の外周面には、鍔部1d寄りの後側の位置に、本体筒2の環状突部2bに軸線方向に係合するための環状溝部1g及び環状突部1fが軸線方向に並設されていると共に、後端部の位置に、軸線方向に延びる突条1hが周方向の四等配の位置に各々形成されている。この突条1hは、本体筒2のローレット2aに回転方向に係合するためのものである。さらに、図17に示すように、充填部材1の後端部の内周面には、後側に開放されて短尺に先端側に向かう空気抜き溝1iが設けられている。
この充填部材1は、その後部側から本体筒2に内挿され、図1及び図2に示すように、鍔部1dの後端面が本体筒2の先端側の開放端に当接し、環状溝部1g及び環状突部1fが、本体筒2の環状突部2bに係合すると共に、突条1hが、本体筒2のローレット2aに係合することで、本体筒2に回転不能且つ軸線方向移動不能に装着され、当該本体筒2と一体化されている。また、この充填部材1に対しては、図1に示すように、キャップ7が装着可能とされている。
充填部材1は、その先端部に、図1、図2及び図17に示すように、液状充填物Lを塗布するための塗布体10を備えている。この塗布体10は、ゴム材又はエラストマー材等より成る弾性体であり、図17に示すように、中央部付近が盛り上がるように湾曲する湾曲円板状の塗布部10aと、この塗布部10aの周縁側の裏面に後側に突出するように連設された環状の装着部10bと、を備えている。
塗布部10aには、その内面と外面とを連通し、液状充填物Lを吐出するための吐出口10cが設けられ、装着部10bには、塗布部10a側の根元位置の外周面に軸心側へ凹む環状溝部10dが、充填部材1の開口1cを形成する周縁部1jに係合するものとして設けられている。
この塗布体10は、その装着部10bを軸心側に撓ませて充填部材1の開口1cに内挿され、図1及び図2に示すように、当該装着部10bの後端部が充填部材1内に進入し、その環状溝部10dが、充填部材1の開口1cを形成する周縁部1jに係合することで、充填部材1に離脱不能に装着されて開口1cに位置する構成とされている。この塗布体10の塗布部10aは、被塗布部に押し当てられると後方へ凹むように弾性変形し、被塗布部から離間されると元の位置に弾性復帰する。
このような構成を有する液状充填物押出容器100を組み立てる場合には、操作筒3にクリックバネ部材12を収容するようにして載置し、一方、移動体6の先端部に螺子筒4を螺子込み、この移動体6の先端に弾性体9を装着し、この弾性体9及び螺子筒4を有する移動体6を、操作筒3の軸体3cに連結し、この組立体に本体筒2を押し込み装着することで、図18に示す本体側組立体40が得られる。
一方、充填部材1にあっては、塗布体10の吐出口10cを止栓13で塞ぎ逆さにした状態で、充填領域1xに所定量の液状充填物Lを充填し満たして充填部材1の先端内に空間が無い状態とする。そして、この液状充填物Lが充填された充填部材1を、本体側組立体40の先端側に挿入し装着する。この時、充填部材1は、その内周面が、弾性体9の水密性を確保するための環状突部9gに摺接しながら初期位置にセットされ、その内周面の空気抜き溝1iが、環状突部9gを軸線方向に横切るようにして位置するため、当該空気抜き溝1iを通して液状充填物側の空気が後方側へ良好に抜かれる。そして、最後に、止栓13を取り外す。なお、止栓13に代えて、充填後及び使用者が使用する直前に取り外しができる粘着剤が塗布されたシールを、液状充填物Lの充填前に塗布体10の吐出口10cに貼付するようにしても良い。
このように構成された液状充填物押出容器100によれば、液状充填物Lが充填された充填部材1が、本体側組立体40の先端側に挿入されて装着される構成のため、液状充填物Lを充填部材1に充填後の組み立てが容易であると共に、この液状充填物Lが、充填部材1の先端部を構成する塗布体10の吐出口10cの内側と、本体側組立体40の移動体6の先端に装着されている弾性体9との間の充填領域1xに、十分に(一杯に)満たされた状態とされている。
次に、このように構成された液状充填物押出容器100の使用について説明する。この液状充填物押出容器100にあっては、使用者により本体筒2又は充填部材1と操作筒3とが相対回転されると、前述した螺合機構及び回り止め機構により移動体6が前進/後進し、この時、この相対回転に従って、前述したクリック機構11を構成する操作筒3の突条3eの先端部3fと当該先端部3f側に付勢されるクリックバネ部材12のクリック歯12aとがクリック係合を繰り返すため、使用者にはクリック感が与えられ、当該クリック感により移動体6の前進具合、戻し具合が感知される。
そして、上記液状充填物押出容器100を購入した後の初回の塗布時にあって、使用者が本体筒2又は充填部材1と操作筒3とをクリック感を伴いながら相対回転し移動体6を前進させると、前述したように、液状充填物Lが充填部材1の先端部を構成する塗布体10の吐出口10cの内側と本体側組立体40の移動体6の弾性体9との間の充填領域1xに十分に満たされているため、相対回転を必要以上に繰り返すこと無く迅速に(直ちに)、図19(a)に示すように、液状充填物Lが塗布体10の吐出口10cから吐出される。従って、顧客満足度が高められた液状充填物押出容器100とされている。
使用者は、この状態で、図19(b)に示すように、塗布体10の塗布部10aを被塗布部Aに押し当てて液状充填物Lを被塗布部Aに塗布する。この時、塗布体10の塗布部10aは、被塗布部Aへの押し当てにより後方へ凹むように(潰れるように)弾性変形する。このように塗布体10の塗布部10aが弾性変形するため、肌等の被塗布部Aに当たる感触が柔らかく良好である。また、塗布体10の塗布部10aが押し潰れることにより、内圧が上がり、液状充填物Lが適量吐出され、使用量が確保される。
そして、塗布が終わり、塗布体10が被塗布部Aから離間されると、図19(c)に示すように、塗布体10の塗布部10aは、元の位置(図19(a)参照)に弾性復帰する。この時、塗布体10の塗布部10aの吐出口10cを含む内側には、所定の空間Bが形成される。
従って、携行時等の非使用時に、充填部材1の充填領域1xに充填された液状充填物L及び当該液状充填物Lに混入する空気が、温度変化や気圧の変化により膨張しても、上記所定の空間Bにより、液状充填物Lが塗布体10から漏出することが防止されている。このため、品質が高められた液状充填物押出容器100とされている。
また、本実施形態の液状充填物押出容器100によれば、図2に示すように、使用者による本体筒2又は充填部材1と操作筒3との相対回転により移動体6が最大に前進すると、弾性体9が、充填部材1の先端部に装着されている塗布部10のその装着部10bの後端部に当接し、この円環状を成して傾斜する後端部に倣って弾性変形する。この時、弾性体9内の空間9dにより当該弾性体9は一層好適に弾性変形する。そして、このような弾性体9の弾性変形により、従来の移動体では押し出せない略ひずめ形(斜円柱状)の空間(容器先端内の傾斜面を含む空間)に残る液状充填物Lが、無駄無く十分に押し出されて消費される。このため、使い残しが低減される経済的な液状充填物押出容器100とされている。
また、液状充填物押出容器100によれば、充填部材1の外周面の係止部である環状溝部1g及び環状突部1fと本体筒2の内周面の係止部である環状突部2b、充填部材1の外周面の係止部である突条1hと本体筒2の内周面の係止部であるローレット2aとが、他の部材を介すること無く直接係止される構成のため、液状充填物押出容器100を細くすることが可能とされている。このため、見映え及び使用感が高められた液状充填物押出容器100とされている。
また、液状充填物押出容器100によれば、クリック機構11により使用者に与えられるクリック感によって、移動体6の前進具合、戻し具合が使用者に感知される。このため、使い勝手の良い液状充填物押出容器100とされている。
ここで、本実施形態では、移動体6が後進可能であるため、最大後退位置にある移動体6にそれ以上後退させようとする相対回転力が使用者により付与されると、この移動体6に係合する軸体3cが操作筒3の底面において捩切れる虞がある。しかしながら、本実施形態にあっては、移動体6の最大後退時において操作筒3の底面の複数の突部3gと移動体6の後端面の複数の溝6fとが回転方向に係合するため、軸体3cに作用するそれ以上移動体6を後退させようとする回転力は、移動体6の溝6fを介して操作筒3の突部3gにも与えられて分散され、軸体3cの捩切れが防止されている。このため、品質が一層高められた液状充填物押出容器100とされている。
なお、軸体3cの捩切れを防止するための移動体6の溝6fに代えて凹状部である凹部を設け、当該凹部が操作筒3の突部3gに回転方向に係合する構成としても良い。
また、軸体捩切れ防止機構の他の例として、上記の軸体捩切れ防止機構とは逆に、図20に示すように、移動体6の後端面に、後方に突出する凸状部6hを周方向に沿って複数箇所設け、操作筒3の底面で軸体3cの周縁に、移動体6の最大後退時において当該移動体6の凸状部6hが進入し回転方向に係合する凹状部3hを複数設けるようにしても良い。
また、図15及び図16に示すクリックバネ部材12に代えて図21及び図22に示すラチェットバネ部材14を用いても良い。このラチェットバネ部材14が、クリックバネ部材12と違う点は、山型のクリック歯12aを、周方向に沿って垂直面と下り傾斜面を有し一方向のみの回転(移動体6が前進する回転)を許容するように操作筒3の突条3eの先端部3f(図6〜図8参照)に噛み合う所謂ラチェット歯14aに代えた点である。そして、操作筒3の突条3eの先端部3f、ラチェット歯14a及びこのラチェット歯14aを先端部3f側に付勢する圧縮バネ部12bによりラチェット機構が構成されている。
このようなラチェット機構を有する液状充填物押出容器によれば、本体筒2又は充填部材1と操作筒3との一方向の相対回転のみが許容され、使用者には、相対回転によりラチェット歯が噛合する際の抵抗感が与えられながら、移動体6が前進のみを行い、液状充填物Lが吐出されて塗布に供される。なお、他の作用・効果に関しては、前述した液状充填物押出容器100と同様である。因みに、このようにラチェットバネ部材14を用いた場合には、移動体6が後進しないため、移動体6の凹状部6f及び操作筒3の凸状部3g、又は、移動体6の凸状部6h及び操作筒3の凹状部3hは無くても良い。
また、図17に示す塗布体10に代えて、図22に示すように、液状充填物Lを吐出するための吐出口15cを複数有する塗布体15を用いても良い。
また、図17に示す塗布体10に代えて図24に示す塗布体21を用いても良い。この塗布体21は、図24(b)に示すように、略円柱体を成すと共にその先端面の中央部付近が盛り上がるように湾曲する構成とされ、その中央に、液状充填物Lを吐出するための吐出口21cが軸線方向に貫通するように設けられている。また、塗布体21の後端面の周縁部には、後端面から先端側に所定長凹設された環状溝部21eが設けられている。この環状溝部21eは、塗布体21を充填部材1の開口1cに圧入する際に、当該環状溝部21eより外側部分を軸心側に撓ませて圧入し易くするためのものである。また、塗布体21の外周面には、軸心側へ凹む環状溝部21dが、充填部材1の開口1cを形成する周縁部1jに係合するものとして設けられている。
そして、塗布体21は、充填部材1の開口1cに圧入され、その環状溝部21dが、充填部材1の開口1cを形成する周縁部1jに係合することで、充填部材1に離脱不能に装着され、充填部材1の開口1cに位置する構成とされている。
この塗布体21は、図24(a)に示すように、塗布時に被塗布部Aに押し当てられると後方へ凹むように弾性変形し、被塗布部Aから離間されると元の位置に弾性復帰し、図24(b)に示すように、塗布後において塗布体21の内側(後方)に所定の空間Bが形成される。このため、前述した液状充填物押出容器100と同様な効果を得ることができる。なお、図24に示す例にあっては、充填部材1の開口1cを有する先端面は、軸線方向に対して垂直を成す面とされている。
また、図25に示す充填部材16及び塗布体17を用いても良い。この充填部材16が充填部材1と違う点は、液状充填物Lを吐出するための開口16cを形成する周縁部が、外側に折り返す環状の折り返し部16dを有する構成とされ、この環状の折り返し部16dにより、塗布体17を係合するための袋状の環状溝部16eが形成されている点である。また、塗布体17が塗布体10と違う点は、吐出口17cを有し外側に湾曲する湾曲円板状の塗布部17aの周縁部に、軸心側且つ後側に突出する環状の装着部17bを備えている点である。
そして、塗布体17は、その装着部17bが充填部材16の環状溝部16eに進入することで係合し、充填部材16に離脱不能に装着され、その塗布部17aが、充填部材16の開口16cを覆う構成とされている。このような充填部材16及び塗布体17を用いても、前述した液状充填物押出容器100と同様な作用・効果を奏する。
また、図26〜図28に示すように、容器を構成する充填部材18内の弾性体19により、塗布体20を弾性復帰する構成としても良い。
この充填部材18は、本体筒2に回転不能且つ軸線方向移動不能に連結された充填部材本体18aと、この充填部材本体18aの先端部に装着された充填部材先端部18bと、この充填部材先端部18bに装着されて塗布体20を保持する塗布体保持部18cと、を備え、全体が略円筒形状を呈している。
充填部材本体18aは、充填される液状充填物Lの大部分を収容するものである。充填部材先端部18bは、液状充填物Lを吐出するための開口18dを有する先端面が、軸線方向に対して垂直を成す面とされていると共に、この先端面の開口18dから後端面まで連通する吐出通路18eを備えている。この吐出通路18eは、軸線方向略中央部が小径の狭路18fとされていると共に、この狭路18fの前側と後側が大径の拡径路18g,18hとされている。
塗布体20は、例えば発泡ウレタンや微細なネット状材等の多孔質材による弾性体であり、外側に湾曲する湾曲円板状を成している。この塗布体20は、後方側に折曲された周縁部が、充填部材先端部18bの先端部に係合すると共に塗布体保持部18cの先端部に押えられるようにして係合することで充填部材18に装着され、この充填部材18の上記開口18dを覆う構成とされている。
また、充填部材先端部18bの前側拡径路18gには、上記弾性体である圧縮バネ19が配設されている。この圧縮バネ19は、塗布体20の裏面と充填部材先端部18bの狭路18fの周縁部との間に挟み付けられて配置され、塗布体20を常時外側に付勢する構成とされている。
そして、このような構成を有する液状充填物押出容器にあっても、液状充填物Lが充填された充填部材18が、本体側組立体40の先端側に挿入されて装着される構成のため、液状充填物Lを充填部材18に充填後の組み立てが容易であると共に、この液状充填物Lが、充填部材18の先端部を構成する塗布体20の内側と、本体側組立体40の移動体6の先端に装着されている弾性体9との間の充填領域18xに、十分に満たされた状態とされている。
従って、この液状充填物押出容器にあっても、液状充填物押出容器を購入した後の初回の塗布時にあって、使用者が本体筒2又は充填部材18と操作筒3とをクリック感を伴いながら相対回転し移動体6を前進させると、液状充填物Lが充填領域18xに十分に満たされていることから、相対回転を必要以上に繰り返すこと無く迅速に、液状充填物Lが塗布体20の吐出口として機能する多孔質部分から吐出される。
また、このように液状充填物Lを吐出した状態で、図19(b)で説明したのと同様に、塗布体20を被塗布部Aに押し当てて液状充填物Lを被塗布部Aに塗布すると、塗布体20は、被塗布部Aへの押し当てにより圧縮バネ19の付勢力に抗して後方へ凹むように弾性変形し、塗布が終わり塗布体20が被塗布部Aから離間されると、塗布体20は、圧縮バネ19の付勢力により図27に示す元の位置に弾性復帰する。この時、塗布体20の内側には、所定の空間Bが形成されるため、携行時等の非使用時に、充填部材18に充填された液状充填物L及び当該液状充填物Lに混入する空気が、温度変化や気圧の変化により膨張しても、上記所定の空間Bにより、液状充填物Lが塗布体20から漏出することが防止されている。
また、図27に示すように、使用者による本体筒2又は充填部材18と操作筒3との相対回転により移動体6が最大に前進すると、弾性体9が、後側拡径路18hの先端側の傾斜面に当接して弾性変形し、当該弾性体9の先端部が、狭路18fを通して前側拡径路18gに進出するように膨出するため、液状充填物Lが良好に押し出されて消費される。なお、他の作用・効果に関しては、前述した液状充填物押出容器100と同様である。
図29は、本発明の第二実施形態に係る液状充填物押出容器を示す縦断面図、図30は、移動体の最大前進時の液状充填物押出容器を示す縦断面図、図31及び図32は、本体筒を示す各図、図33〜図35は、螺子筒を示す各図、図36及び図37は、ラチェットバネ部材を示す各図、図38及び図39は、螺子筒押え部材を示す各図、図40〜図42は、充填部材を示す各図、図43は、液状充填物押出容器の組立手順を示す分解斜視図、図44は、ラチェットバネ部材に代えて用いられるクリックバネ部材を示す斜視図である。
図29及び図30に示すように、液状充填物押出容器200は、液状充填物Lが充填される充填領域101xを内部に備えた先筒である充填部材101と、その前半部に充填部材101の後半部を内挿して当該充填部材101を相対回転自在且つ軸線方向移動不能に連結する本体筒(本体側筒体)102と、を外形構成として具備し、以下、容器内に、先端部にピストン108を介して弾性体109を備え本体筒102と充填部材101との相対回転により軸線方向に移動可能な移動体106と、この相対回転による移動体106の移動を可能とする螺合機構(螺合部)としての螺子筒104と、螺子筒104の軸線方向の離脱を阻止する螺子筒押え部材105と、移動体106を前進させる一方向の相対回転を許容し一定量の相対回転に従い抵抗感(クリック感)を付与するラチェット機構111とを概略備えている。
図31及び図32に示すように、本体筒102は、有底円筒状に構成され、その軸線方向中央部から前半側の内周面に、周方向に多数の凹凸状が並設されて当該凹凸状が軸線方向に所定長延びるローレット102aと、このローレット102aより先端側の内周面に、環状突部102bと、を各々有している。このローレット102aは、螺子筒押え部材105を回転方向に係合するためのもので、環状突部102bは、螺子筒押え部材105を軸線方向に係合するためのものである。
また、本体筒102には、その底部中央に、先端側に向かうように軸体(軸体部)102cが立設されている。この軸体102cは、横断面十字状を成して軸線方向に延びる突条102dを備える横断面非円形形状とされ、この突条102dが、移動体6の回り止め機構(回り止め部)の一方を構成する回り止めとされている。
また、本体筒102は、その内周面に、底部からローレット102aに向かって延びる突条102eを、周方向に沿って十六等配の位置に備えている。この突条102eは、ラチェット機構111を構成する後述のラチェットバネ部材112を回転方向に係合するためのものである。
螺子筒押え部材105は、図38及び図39に示すように、先端側に鍔部105aを有する円筒状に構成され、その外周面の鍔部105a寄りの後側の位置に、本体筒102の環状突部102bに軸線方向に係合するための環状溝部105b及び環状突部105cを軸線方向に有している。また、螺子筒押え部材105には、その外周面の環状突部105cより後側の位置に、本体筒102のローレット102aに回転方向に係合するための突条105dが、軸線方向に所定長延びるようにして周方向に沿って複数設けられていると共に、その後端部の位置に略螺旋状のスリット105eが設けられている。
また、螺子筒押え部材105は、その外周面の鍔部105a寄りの前側の位置に、当該螺子筒押え部材105の鍔部105aより前側を覆うキャップ107(図29参照)を着脱可能に軸線方向に係止するための突部(所謂ダボ)105fを周方向の三等配の位置に各々備えている。
この螺子筒押え部材105は、図29及び図30に示すように、その後端部から本体筒102に内挿され、その鍔部105aの後端面が、本体筒102の先端側の開放端に当接し、環状溝部105b及び環状突部105cが、本体筒102の環状突部102bに係合すると共に、その突条105dが本体筒102のローレット102aに係合することで、本体筒102に回転不能且つ軸線方向移動不能に装着されている。
螺子筒104は、図33〜図35に示すように、円筒状に構成されて後端部に鍔部104aを有している。この螺子筒104には、前半部の内周面に、螺合機構(螺合部)の一方を構成する雌螺子104cが設けられている。また、螺子筒104の外周面には、周方向に沿って四箇所に、充填部材101を回転方向に係合するための突条104dが軸線方向に所定長延びるように形成されていると共に、この突条104d上に、充填部材101を軸線方向に係合するための突部104fが円弧状に形成されている。この突条104dの先端部は、充填部材101の後述の突条101f、101f間へ容易に進入するように、全て一方向に傾斜する傾斜部に構成されている。
また、螺子筒104の鍔部104aは環状に構成され、その後端側の面に、ラチェット機構111を構成するラチェット歯(所定の係合部)104gが設けられている。このラチェット歯104gは、垂直面と下り傾斜面とを周方向に沿って並設して成るもので、移動体6の前進する一方向のみの回転を許容するように設けられている。
この螺子筒104は、図29及び図30に示すように、その鍔部104aが、本体筒102の突条102eの先端面と螺子筒押え部材105の後端面との間に、回転自在に位置するように配置され、螺子筒押え部材105の略螺旋状のスリット105eの弾力を利用して当該螺子筒104は本体筒102の突条102eの先端面へ付勢され、これにより、より良い相対回転抵抗が発生する。また、キャップ107を被せた状態で液状充填物押出容器200を先端方向へ落下しても、螺子筒押え部材105のスリット105eにより、螺子筒104に固定された充填部材101(詳しくは後述)への衝撃が緩和され、部材の破壊や液状充填物Lの吐出が阻止される。
ラチェットバネ部材112は、ラチェット機構111を構成すると共に回転量規制部材を構成し、樹脂による射出成形品とされている。このラチェットバネ部材112は、図36及び図37に示すように、略円筒状に構成され、その先端面に、周方向に沿って螺子筒104のラチェット歯104gに噛合する(係合する)凹凸部を構成するラチェット歯112aを並設して備えると共に、このラチェット歯112aを有する先端部を接続する弾性部としての圧縮バネ部112bを有して一体化されている。ラチェット歯112aは、上記ラチェット歯104gと同様に、垂直面と下り傾斜面とを周方向に沿って並設して成る。圧縮バネ部112bは、その周壁に、略螺旋状のスリット112cを備えるもので、このスリット112cにより、押圧されるラチェット歯112aをその押圧力に抗するように付勢する。また、ラチェットバネ部材112の先端部の外周面には、本体筒102の突条102eに回転方向に係合するための突条112dが、軸線方向に所定長延びるようにして周方向に沿って複数設けられている。
このラチェットバネ部材112は、図29及び図30に示すように、本体筒102の底面と螺子筒104の鍔部104aとの間に位置するように本体筒102内に収容され、圧縮バネ部112bの付勢力によりラチェット歯112aを螺子筒104の鍔部104aのラチェット歯104gに押し当て当該鍔部104aを螺子筒押え部材105の後端面に突き当てるようにすると共に、その突条112dが本体筒102の突条102e,102e間に係合することで、本体筒102に回転不能に装着されている。この状態で、ラチェット歯112aは、螺子筒104のラチェット歯104gに噛合している状態にある。
移動体106は、第一実施形態で説明した移動体6の鍔部6aを含む先端側を無くすと共に、ラチェット機構111により移動体106が後進しないことから、凹状部6f又は凸状部6hを無くした形状とされている。これに伴い本体筒102の底面にも、凹状部6fに係合するための凸状部3g又は凸状部6hに係合するための凹状部3hは設けられていない。そして、移動体106の他の構成は、第一実施形態の移動体6とほぼ同様である。
この移動体106は、その後端部から本体筒102の軸体102cに外挿されると共に螺子筒104に内挿され、その外周面に設けられている雄螺子106bが螺子筒104の雌螺子104cと螺合した状態で、その後端分の内周面に設けられている突条106eが軸体102cの突条102d,102d間に係合し、本体筒102に回転不能且つ軸線方向移動可能に装着されている。
ピストン108は、上記移動体6の鍔部6aを含む先端側の部分とほぼ同様な構成及び機能を有するものとして移動体106の先端部に装着されている。そして、このピストン108の後端部の外周面に、第一実施形態で弾性体9に設けられていた水密性を確保するための環状突部108aが設けられている。
弾性体109は、第一実施形態で説明した弾性体9とほぼ同様の構成及び機能を有するものとしてピストン108の先端部に装着されている。なお、ピストン108の先端部に弾性体109が装着されることで、弾性体109内には、第一実施形態と同様に、弾性変形を促進するための空間109dが設けられている。
そして、移動体106の雄螺子106b及び螺子筒104の雌螺子104cにより螺合機構が構成され、移動体106の突条106e及び軸体102cの突条102dにより回り止め機構が構成され、ラチェットバネ部材112のラチェット歯112a及び圧縮バネ部112bと螺子筒104のラチェット歯104gによりラチェット機構111が構成され、これらにより構成される液状充填物Lの押出機構、移動体106及び弾性体109が、本体側筒体である本体筒102に内蔵され本体側組立体140が構成されている(図43参照)。
充填部材101は、液状充填物Lを収容すると共に、当該液状充填物Lを使用者による操作に従って先端部から吐出し当該先端部が被塗布部に当てられて塗布に供される。このため、充填部材101の材質は、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリプロピレン(PP)等の射出成形されたプラスチックであることが好ましく、液状充填物Lの色調や充填状況を確認できるため透明材であることが好ましい。
この充填部材101は、図40及び図41に示すように、先端部が先細りとされると共に、軸線方向略中央部から後端面迄が外周段差面101dを介して小径とされる段付き円筒状に構成されている。この充填部材101は、先端部の塗布面となる外面101aが、例えば皮膚等の被塗布部に対する塗布に好適な傾斜面とされている。また、この充填部材101の先端部には、外面101aに対して一定の肉厚を隔てて傾斜面とされる内面101bが形成されていると共に、当該内面101bと外面101aとを連通し、充填部材1内に充填されている液状充填物Lを吐出するための吐出口101cが複数設けられている。
また、充填部材101の後部には、図40〜図42に示すように、内外を連通する環状のスリット101eが設けられていると共に、当該後部の内周面には、充填部材101の後端から軸線方向に所定長延び、スリット101を横切る突条101fが、周方向に沿って等間隔に離間して複数設けられている。従って、スリット101eは、突条101fが横切る部分が溝101gとされ、突条101f,101f間の部分が開口101hとされる。この開口101hは、螺子筒104の突部104fを軸線方向に係合するためのもので、突条101fは、螺子筒104の突条104dを回転方向に係合するためのものである。この突条101fの後端部は、螺子筒104の突条104dが、突条101f,101f間へ容易に進入するように、全て一方向に傾斜する傾斜部に構成されている。さらに、図39に示すように、充填部材101の内周面で突条101fより多少先端側には、後側に開放されて短尺に先端側に向かう空気抜き溝101iが設けられている。
この充填部材101は、その後部側から螺子筒押え部材105に内挿されると共に螺子筒104に外挿され、図29及び図30に示すように、外周段差面101dが螺子筒押え部材105の先端側の開放端に位置し、その突条101f、101f間に、螺子筒104の突条104dが進入し係合すると共に、その開口101hに、螺子筒104の突部104fが進入し係合することで、螺子筒104に回転不能且つ軸線方向移動不能に装着されて当該螺子筒104と一体化されていると共に、本体筒102に対して回転自在且つ軸線方向移動不能に装着されている。また、図29に示すように、充填部材101を覆うように螺子筒押え部材105に着脱可能に装着されるキャップ107は、充填部材101に対して回転自在である。
このような構成を有する液状充填物押出容器200を組み立てる場合には、本体筒102にラチェットバネ部材112を収容する一方で、移動体106の先端部に螺子筒104を螺子込み、この移動体106の先端にピストン108を介して弾性体109を装着し、この弾性体109及び螺子筒104を有する移動体106を、本体筒102の軸体102cに連結して螺子筒104をラチェットバネ部材112上に載置し、螺子筒押え部材105を本体筒102に装着することで、図43に示す本体側組立体140が得られる。
一方、充填部材101にあっては、吐出口101cを止栓(不図示)で塞ぎ逆さにした状態で、充填領域101xに所定量の液状充填物Lを充填し満たして充填部材101の先端内に空間が無い状態とする。そして、この液状充填物Lが充填された充填部材101を、本体側組立体140の先端側に挿入し装着する。この時、充填部材101は、その内周面が、ピストン108の水密性を確保するための環状突部108aに摺接しながら初期位置にセットされ、その内周面の空気抜き溝101iが、環状突部108aを軸線方向に横切るようにして位置するため、当該空気抜き溝101iを通して液状充填物側の空気が後方側へ良好に抜かれる。そして、最後に、止栓を取り外す。なお、止栓に代えて、充填後及び使用者が使用する直前に取り外しができる粘着剤が塗布されたシールを、液状充填物Lの充填前に吐出口101cに貼付するようにしても良い。
このように構成された図29に示す液状充填物押出容器200によれば、液状充填物Lが充填された充填部材101が、本体側組立体140の先端側に挿入されて装着される構成のため、液状充填物Lを充填部材101に充填後の組み立てが容易であると共に、この液状充填物Lが、充填部材101の吐出口101cの内側と、本体側組立体140の移動体106の先端に装着されている弾性体109との間の充填領域101xに、十分に(一杯に)満たされた状態とされている
次に、このように構成された液状充填物押出容器200の使用について説明する。この液状充填物押出容器200にあっては、使用者により充填部材101と本体筒102とが相対回転されると、前述した螺合機構、回り止め機構及びラチェット機構111により移動体106が前進し、この時、この相対回転に従って、前述したラチェット機構111を構成するラチェット歯104g,112a同士が係脱を繰り返すため、使用者には抵抗感(クリック感)が与えられ、当該抵抗感により移動体106の前進具合が感知される。
そして、上記液状充填物押出容器200を購入した後の初回の塗布時にあって、使用者が充填部材101と本体筒102とを抵抗感を伴いながら相対回転し移動体106を前進させると、前述したように、液状充填物Lが充填部材101の吐出口101cの内側と本体側組立体140の移動体106の弾性体109との間の充填領域101xに十分に満たされているため、相対回転を必要以上に繰り返すこと無く迅速に(直ちに)液状充填物Lが吐出口101cから吐出され塗布に供される。従って、顧客満足度が高められた液状充填物押出容器200とされている。
また、本実施形態の液状充填物押出容器200によれば、図30に示すように、使用者による充填部材101と本体筒102との相対回転により移動体106が最大に前進すると、弾性体109が、充填部材101の先端部の傾斜する内面101bに当接し当該内面101bに倣って弾性変形する。この時、弾性体109内の空間109dにより当該弾性体109は一層好適に弾性変形する。そして、このような弾性体109の弾性変形により、従来の移動体では押し出せない略ひずめ形(斜円柱状)の空間(容器先端内の傾斜面を含む空間)に残る液状充填物Lが殆ど残り無く十分に押し出されて消費される。このため、液状充填物Lの使い残しが殆ど無い経済的な液状充填物押出容器200とされている。
また、液状充填物押出容器200によれば、本体筒102に回転自在且つ軸線方向移動不能に螺子筒104が収容され、充填部材101の後端側の内周面に設けられた係止部である開口101hと螺子筒104の外周面に設けられた係止部である突部104f、充填部材101の後端側の内周面に設けられた係止部である突条101fと螺子筒104の外周面に設けられた係止部である突条104dとが各々係止されることで、充填部材101が螺子筒104に回転不能且つ軸線方向移動不能に連結され、充填部材101と本体筒102との相対回転により移動体106が移動する構成とされていると共に、キャップ107が充填部材101に対して直接係止されておらず回転自在なため、キャップ107を充填部材101に被せた非使用時に当該キャップ107と本体筒102とが相対回転されても、移動体106が繰り出されることが無く、充填部材101の吐出口101cから液状充填物Lが漏れ出ることは無くされている。このため、品質の高められた液状充填物押出容器200とされている。
また、液状充填物押出容器200によれば、ラチェット機構111により使用者に与えられる抵抗感によって、移動体106の前進具合が使用者に感知される。このため、使い勝手の良い液状充填物押出容器200とされている。
ここで、図36及び図37に示すラチェットバネ部材112に代えて図44に示すクリックバネ部材114を用いても良い。このクリックバネ部材114が、ラチェットバネ部材112と違う点は、ラチェット歯112aを、周方向に沿って山型を成し正逆方向の回転(移動体106が前進/後進する回転)を許容するように螺子筒104のラチェット歯(所定の係合部)104gにクリック係合するクリック歯114aに代えた点である。そして、螺子筒104の所定の係合部104g、クリック歯114a及びこのクリック歯114aを所定の係合部104g側に付勢する圧縮バネ部114bによりクリック機構が構成されている。
このようなクリック機構を有する液状充填物押出容器によれば、本体筒102と充填部材101との正逆方向の相対回転が許容され、使用者には、相対回転によりクリック係合する際のクリック感が与えられながら、移動体106が前進/後進を行い、移動体106の前進具合、戻し具合が感知される。なお、他の作用・効果に関しては、前述した液状充填物押出容器200と同様である。因みに、クリックバネ部材114のクリック歯114a及びこれにクリック係合する螺子筒104の所定の係合部104gの形状は、上記のものに限定されるものではなく、要は、正逆方向の相対回転によりクリック係合する形状であれば良い。
また、このように移動体106の後進が可能であるから、塗布後に使用者が移動体106の戻し具合をクリック感により感知しながら当該移動体106を多少戻すことにより、充填部材101の吐出口101cの内側に、第一実施形態で説明したのと同様の所定の空間Bを形成できる。従って、充填領域101xに充填された液状充填物L及び当該液状充填物Lに混入する空気が、温度変化や気圧の変化により膨張しても、上記吐出口101cの内側に設けられている所定の空間Bにより、液状充填物Lが吐出口101cから漏出することが防止される。
さらにまた、このように移動体106の後進が可能であるから、第一実施形態と同様に、移動体106の後端面に、凹状部又は凸状部を設けると共に、当該凹状部に進入し回転方向に係合する凸状部又は凸状部が進入し回転方向に係合する凹状部を本体筒102の底面に設け、軸体102cの捩切れを防止することが好ましいというのはいうまでもない。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、塗布体10,15,17,20,21の外面や充填部材101の塗布面となる外面101aに、細毛等が植設してあっても良く、また、先細のテーパー加工されたポリエステル繊維を束ねて成るブラシを取り付けても良い。
なお、上記雄螺子6b,106bには、間欠的に配される突起群又は螺旋状且つ間欠的に配される突起群であって、螺子山と同様な働きをするものを含み、また、上記雌螺子4c,104cには、間欠的に配される突起群又は螺旋状且つ間欠的に配される突起群であって、螺子山と同様な働きをするものを含む。
本発明の第一実施形態に係る液状充填物押出容器を示す縦断面図である。 本発明の第一実施形態に係る液状充填物押出容器のキャップを外した縦断面図であり、移動体の最大前進時の状態図である。 図1及び図2中の本体筒を示す縦断面図である。 図3に示す本体筒の直交縦断面図である。 図1及び図2中の操作筒を示す側面図である。 図5に示す操作筒の左側面図である。 図6のVII-VII矢視図である。 図6のVIII-VIII線に沿う斜視図である。 図1及び図2中の移動体を示す側面図である。 図9のX-X矢視図である。 図9に示す移動体の斜視図である。 図11に示す移動体の縦断斜視図である。 図1及び図2中の螺子筒を示す斜視図である。 図13に示す螺子筒の縦断斜視図である。 図1及び図2中のクリックバネ部材を後方側から見た斜視図である。 図15に示すクリックバネ部材を側方側から見た斜視図である。 図1及び図2中の充填部材を示す縦断斜視図である。 図1に示した液状充填物押出容器の組立手順を示す分解斜視図である。 図1及び図2に示した液状充填物押出容器の使用による塗布体及び液状充填物の状態変化を示す各説明図である。 図1及び図2中の軸体捩切れ防止機構の他の例を示す液状充填物押出容器の後端部の縦断斜視図である。 図15及び図16に示すクリックバネ部材に代えて用いられるラチェットバネ部材を後方側から見た斜視図である。 図21に示すラチェットバネ部材を側方側から見た斜視図である。 図17中の塗布体の他の例を示す斜視図である。 図17中の塗布体のさらに他の例を示す図であり、使用による塗布体及び液状充填物の状態変化を示す各説明図である。 図17に示した充填部材及び塗布体のさらに他の例を示す液状充填物押出容器の縦断面図である。 図17に示した充填部材及び塗布体のさらに他の例を示す液状充填物押出容器の縦断面図である。 図26に示した液状充填物押出容器の移動体の最大前進時の状態図である。 図26及び図27中の容器内の弾性体を示す斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る液状充填物押出容器を示す縦断面図である。 本発明の第二実施形態に係る液状充填物押出容器のキャップを外した縦断面図であり、移動体の最大前進時の状態図である。 図29及び図30中の本体筒を示す縦断面図である。 図31に示す本体筒の左側面図である。 図29及び図30中の螺子筒を前方側から見た斜視図である。 図33に示す螺子筒を後方側から見た斜視図である。 図33及び図34に示す螺子筒の縦断面図である。 図29及び図30中のラチェットバネ部材を示す斜視図である。 図36示すラチェットバネ部材の縦断面図である。 図29及び図30中の螺子筒押え部材を示す斜視図である。 図38に示す螺子筒押え部材の縦断面図である。 図29及び図30中の充填部材の縦断面図である。 図29及び図30中の充填部材の破断斜視図である。 図40に示す充填部材の螺子筒に対する係止部の拡大図である。 図29に示した液状充填物押出容器の組立手順を示す分解斜視図である。 図36及び図37に示すラチェットバネ部材に代えて用いられるクリックバネ部材を側方側から見た斜視図である。
符号の説明
1,16,18,101…充填部材(先筒)、1g,1f,1h…充填部材の外面の係止部、1x,18x,101x…充填領域、2…本体筒(本体側筒体)、2a,2b…本体筒の内面の係止部、3…操作筒(本体側筒体;充填部材を回転自在且つ軸線方向移動不能に連結する部材)、3c,102c…軸体(軸体部)、3d,102d…回り止め(回り止め部)、3f…突条の先端部(所定の係合部;クリック機構;ラチェット機構)、3g…軸体部の凸状部、3h…軸体部の凹状部、4,104…螺子筒、4c,104c…雌螺子(螺合部)、6,106…移動体、6b,106b…雄螺子(螺合部)、6e,106e…回り止め(回り止め部)、6f…移動体の凹状部、6h…移動体の凸状部、10c,15c,17c,101c…吐出口、11,111…クリック機構、12,114…クリックバネ部材(クリック機構;回転量規制部材)、12a,114a…クリック歯(凹凸部)、12b,112b,114b…圧縮バネ部(弾性部)、14,112…ラチェットバネ部材(ラチェット機構;回転量規制部材)、14a,112a…ラチェット歯(凹凸部)、40,140…本体側組立体、100,200…液状充填物押出容器、101h,101f…充填部材の内面の係止部、102…本体筒(本体側筒体;充填部材を回転自在且つ軸線方向移動不能に連結する部材)、104d,104f…螺子筒の外面の係止部、104g…ラチェット歯(所定の係合部、クリック機構;ラチェット機構)、L…液状充填物。

Claims (5)

  1. 容器内の充填領域に充填された液状充填物を、前記容器内に配設された移動体が前進することで、容器先端に設けられた吐出口を通して吐出する液状充填物押出容器において、
    先端側塗布面により閉じている筒状を成し、その塗布面に前記充填領域より小径の前記吐出口を有する先筒と、
    筒状を成す本体側筒体に、前記移動体、前記移動体を移動させるための雄螺子と雌螺子の螺合部及び前記移動体の回り止め部を内蔵して成る本体側組立体と、を具備し、
    前記先筒は、その内部が前記充填領域とされて前記液状充填物が充填される充填部材とされ、
    この液状充填物が充填された充填部材が、前記本体側組立体の先端側に挿入されて当該本体側組立体に装着されていることを特徴とする液状充填物押出容器。
  2. 前記本体側組立体は、内面の軸線方向途中に、前記移動体の外面に設けられた前記雄螺子と螺合する前記雌螺子を有する本体筒と、
    当該本体筒の後端側に回転自在且つ軸線方向移動不能に連結された操作筒と、
    前記操作筒の底部から延出させた横断面非円形形状の軸体部と、を具備し、
    前記移動体は、筒状を成し前記軸体部に外挿されて当該軸体部の非円形形状に回転不能且つ軸線方向移動可能に係合し、この移動体と前記軸体部の係合部分が前記回り止め部とされ、
    前記充填部材は、その後半側の外面に設けられた係止部が、前記本体筒の先端側の内面に設けられた係止部に回転不能且つ軸線方向移動不能に連結され、
    前記操作筒と前記本体筒又は前記充填部材との相対回転により前記移動体が移動することを特徴とする請求項1記載の液状充填物押出容器。
  3. 前記本体側組立体は、本体筒と、
    当該本体筒に回転自在且つ軸線方向移動不能に収容されると共に前記移動体の外面に設けられた前記雄螺子と螺合する前記雌螺子を内面に有する螺子筒と、
    前記本体筒の底部から延出させた横断面非円形形状の軸体部と、を具備し、
    前記移動体は、筒状を成し前記軸体部に外挿されて当該軸体部の非円形形状に回転不能且つ軸線方向移動可能に係合し、この移動体と前記軸体部の係合部分が前記回り止め部とされ、
    前記充填部材は、その後端側の内面に設けられた係止部が、前記螺子筒の外面に設けられた係止部に回転不能且つ軸線方向移動不能に連結され、
    前記本体筒と前記充填部材との相対回転により前記移動体が移動することを特徴とする請求項1記載の液状充填物押出容器。
  4. 前記本体側組立体は、所定の係合部と、
    この所定の係合部に対して軸線方向に対面配置される凹凸部を有し弾性部により前記所定の係合部に向けて付勢された回転量規制部材と、を内蔵し、
    前記回転量規制部材の前記凹凸部及び前記所定の係合部は、前記充填部材と当該充填部材を回転自在且つ軸線方向移動不能に連結する部材との正逆方向の一定量の相対回転に従いクリック係合することを特徴とする請求項2又は3記載の液状充填物押出容器。
  5. 前記凹凸部及び前記係合部は、一方向の回転を許容するラチェット機構を構成することを特徴とする請求項4記載の液状充填物押出容器。
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