JP3793916B2 - Portable learning device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、両手で保持されたときに一方の親指で操作できる位置に第一の操作手段が配置され、他方の親指で操作できる位置に第二の操作手段が配置されている携帯型学習装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知の通り、携帯型ゲーム機タイプの本体に学習支援プログラムデータを記憶させた記憶素子を内蔵したカートリッジを装着して何処ででも学習することができるようにした液晶表示の携帯学習機が提案されており、例えば、実開平7-14462号公報には、単語熟語を記憶することを手伝う携帯型ゲーム機タイプの携帯学習機が開示されている。
【0003】
また、前記従来の携帯学習機に採用されている携帯型ゲーム機では、上下左右の両端部が押しボタンとなっている十字型の方向キーや同じく上下左右の押しボタンを有する十字が隆起した円板型の方向キーや十字形の先端部に位置付けられた四個の離れた押しボタンからなる方向キーが液晶表示部の左側に配置され、液晶表示部の右側には決定機能や設定機能等を有する複数の押しボタンが離して設けられて決定・設定キーとして配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の携帯型ゲーム機タイプの携帯学習機では、携帯型ゲーム機の方向キーや決定・設定キーがそのまま流用されているが、携帯型ゲーム機の押しボタンの形状や配置位置はゲーム進行中におけるキャラクタのトラブル回避移動や瞬時の能動動作を前記各キーから即座にストレスなく伝達できるように、方向キーの押しボタンを同一形状・同一高さに形成して一体動作を可能にして上下左右斜め押しを実現し、決定・設定キーの押しボタンを同一形状・同一高さで離して設けて誤操作の回避を実現し、これによりゲームを攻略する上で要求されるキャラクタを縦横無尽に移動させる方向性や押圧動作の敏捷性を高めることができるようになっている。また、常時両親指で操作することが前提となっているので、操作中はゲーム機本体が両手で保持されるため、液晶表示部の表示画面のふらつきを考慮する必要がないからゲーム機本体の外形は均一形状の厚みとなっている。
【0005】
しかし、例えば、教科科目の学力をつける学習支援プログラムは、小・中学校及び高等学校にて習う教科科目では該教科科目の授業内容を理解して学力がついた程度を各単元の重要事項を覚えているか否かで判断されることから、前記重要事項について説明する長文を液晶表示部に表示させて該重要事項を喚起させる学習方法や前記重要事項を答えとする設問を記載したカードを捲りながら間違えた設問カードを繰り返し復習させる学習方法等を採っている。
【0006】
従って、前者の学習方法では、長文を行送りさせる操作が多くなり、後者の学習方法では、設問カードを捲る操作や覚えた設問カードと覚えていない設問カードとをより分ける操作が多くなるので、前記携帯型ゲーム機の方向キーと決定・設定キーとをそのまま採用したのでは学習方法によって方向キーと決定・設定キーとのいずれか一方のキーを操作する場合が生じて前者の学習方法における学習支援プログラムを実行した場合と後者の学習方法における学習支援プログラムを実行した場合とでは方向キーと決定・設定キーとの使用頻度が異なって操作側の親指による本体保持力と遊んでいる親指による本体保持力との間に差が生じるため、また、特に、決定・設定キーにおいては離れた押しボタンを押圧するので操作側の親指は押圧位置を移動させなければならないため、学習中に本体が揺れて表示画面がふらつき、集中度が散漫になって集中するまでに時間がかかる学習者にとっては馴染むことができず、携帯型ゲーム機タイプのキーの形状や押しボタン配置では操作性が悪く集中力を要求する学習機には適さないという問題点があった。
【0007】
さらに、携帯型学習機は使用する場所、時間を選ばないことが要求され、場所によっては、また、学習支援プログラムの学習方法によっては、片手で操作することも多くなるので、両手で保持して操作することが前提となっている前記携帯型ゲーム機の本体形状をそのまま採用した従来の携帯学習機では液晶表示部の表示画面がふらつき、学習に集中できないという問題点があった。
【0008】
そこで、本発明者等は、携帯型ゲーム機を常用している学習者は勿論のこと集中するまでに時間がかかる学習者も抵抗無く常用でき、片手で操作しても表示画面がふらつかず学習に集中できる携帯型学習装置を提供することを技術的課題として、その具現化をはかるべく研究・実験を重ねた結果、携帯型ゲーム機における方向キーを上・下の押しボタンと、該上・下押しボタンの間に横長に設けた、両端部が上・下押しボタンよりも高く隆起して左・右押しボタンとなっている横長押しボタン部とに分離すれば、親指で上下左右の押しボタンを保持していても横書きで表示される文章を読み進む目の動きに合わせて親指を左右方向に回動するだけで上・下押しボタンを押圧することなく左・右押しボタンを押圧して親指の動きに合わせて表示された文章の行送りを実行させることができ、しかも、左右の押しボタンは一体になっているので、親指の回動動作による親指の重心移動により容易に押圧でき、親指の最小限の押圧力で操作できるから、本体を片手で保持していても表示画面がふらつかないという刮目すべき知見を得、前記技術的課題を達成したものである。
【0009】
また、携帯型ゲーム機における決定・設定キーを丸頭状の円形押しボタンと、該円形押しボタンに食い込んで隣接して液晶表示部から離れる上側に配置した丸頭状の上弦月形押しボタンと、円形押しボタンに食い込んで隣接して液晶表示部に近づく下側に配置した丸頭状の下弦月形押しボタンとから構成して上弦月形押しボタンと下弦月形押しボタンとを同じ高さで丸頭状円形押しボタンよりも低く設ければ、中央の押しボタンと上下の押しボタンとが隣接していても、上下の押しボタンより高い中央の押しボタンの頭部が球面になっているので、中央の押しボタンと上下の押しボタンとの間に距離を取ることができ、押しボタンの頭部に接触した親指には十分な距離感が感じられて中央の押しボタンを押圧する際に上下の押しボタンを誤って押圧することがなく、しかも、上下の押しボタンの頭部も球面となっているので、親指に対する接触面積が広がり、中央の押しボタンに置いた親指に上下の押しボタンとの一体感が感じられ、さらに、三個の押しボタンは液晶表示部に対して離れる向きに倒れて並んでいるので、親指を移動することなく左右に回動するだけで上下の押しボタンを容易に押圧することができ、表示画面がふらつかないという刮目すべき知見を得、前記技術的課題を達成したものである。
【0010】
さらに、第一の操作手段の前記左・右押しボタンと第二の操作手段の前記丸頭状円形押しボタンとを本体の下辺部側にある重心線上又は重心線近傍の該重心線に対して平行な線上に位置付けたので、片手で操作して第一の操作手段と第二の操作手段とのいずれか一方の押しボタンを押圧しても片手で持った本体のバランスが崩れることはなく、さらなる安定性を確保できるという刮目すべき知見を得、前記技術的課題を達成したものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記技術的課題は、次の通りの本発明によって解決できる。
【0012】
即ち、本発明に係る携帯型学習装置は、両手で保持されたときに一方の親指Aで操作できる位置に第一の操作手段4が配置され、他方の親指Bで操作できる位置に第二の操作手段5が配置されていると共に第一の操作手段4と第二の操作手段5とがそれぞれ表示部2の両側位置に配置されており、単元学習を実行する学習支援プログラムデータに従って表 示部2にて学習支援プログラムを進行させる携帯型学習装置において、前記第二の操作手段5は中央に配置された丸頭状円形押しボタン16と、丸頭状円形押しボタン16を形成する円と一部重なる円形に形成され、且つ、重なった丸頭状円形押しボタン16を形成する円を残して表示部2から離れる上側に配置された丸頭状上弦月形押しボタン17と、丸頭状円形押しボタン16を形成する円と一部重なる円形に形成され、且つ、重なった丸頭状円形押しボタン16を形成する円を残して表示部2へ近づく下側に配置された丸頭状下弦月形押しボタン18とから構成されていると共に丸頭状上弦月形押しボタン17と丸頭状下弦月形押しボタン18とは同じ高さで、且つ、丸頭状円形押しボタン16よりも低く設けられており、当該各押しボタン16,17,18の下方にはそれぞれスイッチ回路が設けられており、丸頭状円形押しボタン 16 が押圧されることにより表示部2に前記単元学習における設問画面に対する回答画面が表示されている場合、丸頭状上弦月形押しボタン 17 及び丸頭状下弦月形押しボタン 18 の一方の押しボタンが当該回答画面に対応した設問画面を次回から表示部2に表示させない設問画面として決定する押圧信号を出力する手段となるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0014】
図1は本発明の一実施の形態に係る携帯型学習装置の平面図、図2は図1に示す第一の操作手段の説明図であり、図2の(a)は図1に示す第一の操作手段を矢印X方向の上から見た平面図、図2の(b)は図1に示す第一の操作手段を矢印X方向から見た側面図、図3は図1に示す第二の操作手段の説明図であり、図3の(a)は図1に示す第二の操作手段を矢印Y方向の上から見た平面図、図3の(b)は図1に示す第二の操作手段を矢印Y方向から見た側面図、図4は図1に示す携帯型学習装置を矢印Y方向から見た側面図、図5は図1に示す携帯型学習装置を矢印Z方向から見た正面図、図6は図1に示す横長押しボタン部の下方に配置されたスイッチ回路を説明する一部省略縦断面図、図7は図1に示す本体の重心線及び力点線を説明する携帯型学習装置の平面図、図8は学習支援プログラムを内蔵したカートリッジと携帯型学習装置との概略の回路を説明するブロック回路図、図9は第一・第二の操作手段が操作された際の押圧信号及びデータの流れを説明するブロック回路図、図10は学習支援プログラムの一例を説明するフローチャート図、図11〜図17は図10に示す学習支援プログラムにおいて表示される画面の説明図、図18は学習支援プログラムの一例を説明するフローチャート図であり、これらの図において、1は表面略中央上寄りに液晶表示部2を配置した平面視略台形状(略方形状)の本体3からなる携帯型学習装置(以下、単に「教育機器」ともいう。)であり、本体3の表面には、携帯型ゲーム機の方向キーに相当する第一の操作手段4と携帯型ゲーム機の決定・設定キーに相当する第二の操作手段5とがそれぞれ液晶表示部2を挟んだ両側位置に配置されており、第一の操作手段4は液晶表示部2の左側に配置されて学習者が教育機器1を両手で保持したときに左手の親指A(図7参照)で操作できる位置となっており、第二の操作手段5は液晶表示部2の右側に配置されて右手の親指B(図7参照)で操作できる位置となっている。
【0015】
前記第一の操作手段4は、本体3表面の上下側に離して形成された窪み6a,7aに開口した貫通口6b,7bに遊挿されて本体3の表面から同じ高さに突設した丸頭状円形上押しボタン(以下、単に「UPボタン」ともいう。)6及び丸頭状円形下押しボタン(以下、単に「DOWNボタン」ともいう。)7と、UPボタン6の窪み6aとDOWNボタン7の窪み7aとの間を左右に延びて横長略瓢箪形状に形成された窪み10aに開口した貫通口10bに遊挿され、両端部がUP・DOWNボタン6,7よりも高く隆起して丸頭状円形左・右押しボタン(以下、単に「左・右ボタン」ともいう。)8,9となっている横長瓢箪型押しボタン部(以下、単に「LRボタン」ともいう。)10とから構成されている。そして、UP・DOWNボタン6,7と左・右ボタン8,9とは十字形の各両端部に位置付けられ、左ボタン8と右ボタン9との各押しボタンの下方には、図6に示すように、本体3に内蔵された回路基板11に配線されたスイッチパターン12と該スイッチパターン12に被せて各押しボタン下部凹部に上部が嵌設された中央が平らな逆お碗型復元保持材13と該復元保持材13の中央の平らな下面に設けられた導電材14とが配置されており、スイッチパターン12と導電材14とでスイッチ回路を構成している。また、LRボタン10の中央下部(中心部)10bは下方に突出しており、左・右ボタン8,9のいずれか一方を親指Aで押圧することにより中央下部10bが回路基板11に当接して該中央下部10bを支点としてLRボタン10が押圧された側に傾斜して押圧された側の復元保持材13が変形し、導電材14がスイッチパターン12に接触してスイッチ回路が閉じ、押圧を止めれば、復元保持材13が元の形状に復元し、導電材14がスイッチパターン12から離れてスイッチ回路が開くようになっている。また、UPボタン6とDOWNボタン7との各押しボタンの下方にも左・右ボタン8,9と同じスイッチ回路が設けられている。
【0016】
また、第一の操作手段4の上側で液晶表示部2寄りには液晶表示部2に表示された入力要求画面において処理せずに前に表示されていた画面に戻したり、次の画面を表示させるエスケープ押しボタン(以下、単に「ESCボタン」という。)15が本体3に形成された窪み15aに開口した貫通口(図示せず。)に遊挿され、本体3の表面に突設して配置されており、ESCボタン15の下方にも第一の操作手段4と同じスイッチ回路が設けられている。
【0017】
前記第二の操作手段5は、中央に配置された丸頭状円形押しボタン(以下、単に「丸ボタン」ともいう。)16と、丸ボタン16を形成する円と一部重なる円形に形成され、且つ、重なった丸ボタン16を形成する円を残して液晶表示部2から離れる上側に配置された丸頭状上弦月形押しボタン(以下、単に「CLEARボタン」ともいう。)17と、丸ボタン16を形成する円と一部重なる円形に形成され、且つ、重なった丸ボタン16を形成する円を残して液晶表示部2へ近づく下側に配置された丸頭状下弦月形押しボタン(以下、単に「PASSボタン」ともいう。)18とから構成されており、本体3の表面には、略串団子状窪み5aが形成されて該窪み5aには前記丸ボタン16、CLEARボタン17及びPASSボタン18と同一外形で同一配置の丸ボタン用貫通口16a、CLEARボタン用貫通口17a及びPASSボタン用貫通口18a が開口して各貫通口にそれぞれ丸ボタン16、CLEARボタン17及びPASSボタン18がそれぞれ遊挿されてCLEARボタン17とPASSボタン18とは同じ高さで、且つ、丸ボタン16よりも低く突設して配置されている。そして、丸ボタン16とCLEARボタン17とPASSボタン18との下方には第一の操作手段4と同じスイッチ回路がそれぞれ設けられている。
【0018】
また、第二の操作手段5の上側で液晶表示部2寄りには、実行される学習支援プログラムによって音声を出力させたり、ヘルプ画面を表示させるVoiceView押しボタン19が本体3に形成された窪み19a に開口した貫通口(図示せず。)に遊挿され、本体3の表面に突設して配置されており、VoiceView押しボタン19の下方には第一の操作手段4と同じスイッチ回路が設けられている。さらに、VoiceView押しボタン19の近傍にはスピーカ20が内蔵されている。
【0019】
なお、図1において矢印Z方向から見た略台形状本体3の下辺側側面(正面)には液晶表示部2の輝度を変更する輝度変更ボリューム21と音量ボリューム22が左右いずれかの指で操作できるように離して配置され、前記下辺側側面とは反対側の上辺側側面(背面)には教育機器1の電源スイッチ23が配置されている。
【0020】
さらに、教育機器1の本体3は、図7に示すように、本体3の略台形下辺に対して平行な液晶表示部2の中心線(イ)より下辺側に位置する本体下辺部3aが該中心線(イ)より上辺側に位置する本体上辺部3bよりも肉厚に形成されて(図4参照)本体3の下半部3cには中心線(イ)に対して平行な重心線(ロ)が位置付けられており、該重心線(ロ)の近傍に中心線(イ)に対して平行な両手親指A,Bを置く力点線(ハ)が位置付けられている。そして、当該力点線(ハ)上に第一の操作手段4の左・右ボタン8,9(LRボタン10)が位置付けられていると共に、第二の操作手段5の丸ボタン16が位置付けられている。なお、前記力点線(ハ)を重心線(ロ)上に位置付けてもよい。
【0021】
また、本体3の裏面には教科科目の学力をつける学習支援プログラムデータを記憶させた記憶素子を内蔵したカートリッジ24を装着する挿入部(図示せず。)が形成されている。
【0022】
次に、図8及び図9を参照して教育機器1とカートリッジ24との回路構成について説明する。
【0023】
カートリッジ24の基板上には、長文による設問を液晶表示部2に表示させて該設問から答えを見出す単元学習を実行する学習支援プログラムデータや設問カードを液晶表示部2に表示させて該設問カードの問いから答えを見出してあたかもカードを捲るように次の設問カードを液晶表示部2に表示させる単元学習を実行する学習支援プログラムデータを記憶させたプログラムROM25(記憶素子)と、該プログラムROM25内のデータを処理するために一時格納したり、学習支援プログラムによって生成された指定の設問カードを再び表示させないための該設問カードに対応した不表示データ等の各種データやプログラムの実行により変換されたデータ等を格納するセーブ用RAM(記憶部)26と、バス27を介してプログラムROM25とセーブ用RAM26とに接続されたカセット側コネクタ28とが実装されており、図9に示すように、セーブ用RAM26には前記不表示データを記憶させる不表示データメモリ(不表示用記憶部)26aが設けられている。
【0024】
教育機器1の回路基板11には、カートリッジ24のカセット側コネクタ28と連結する本体側コネクタ29と、電源投入により初期設定し、学習者の操作による入力信号に基づきカートリッジ24のプログラムROM25から学習支援プログラムデータを読み込んで該学習支援プログラムを進行させるための制御をすると共に、液晶表示部2に画像を表示させるための制御をするシステムLSI30と、LCDコモンドライバー31とLCDセグメントドライバー32を介してシステムLSI30に接続された前記液晶表示部2と、システムLSI30の同期タイミングを取るクロック信号を発生させるための水晶発振子33と、学習中に操作される第一・第二の操作手段4,5、ESCボタン15及びVoiceViewボタン19からなる操作部34とが実装されている。なお、スピーカ20、輝度変更ボリューム21、音量ボリューム22、電源スイッチ23及びそれらの周辺デバイスと電源は省略した。
【0025】
前記システムLSI30は、教育機器1の電源スイッチ23がONされることにより、操作部34からの各種入力信号に基づきカートリッジ24のプログラムROM25から学習支援プログラムデータを読み込んで学習支援プログラムを実行してその結果を各デバイスへ出力するCPUコア35と、水晶発振子33で発生させたパルス信号に基づきクロック信号を出力する発振回路36と、カートリッジ24側との間でのデータ入出力のために設けられたバスインターフェース37と、表示データやサウンドデータ等の各種データを一時格納する内部RAM38と、内部RAM38に接続され、内部RAM38のデータ領域を管理すると共に、内部RAM38に格納された前記各種データをCPUコア35の制御を介さずにディスプレイコントローラ39やサウンドコントローラ(図示せず。)へ転送するDMAコントローラ40と、DMAコントローラ40に接続され、内部RAM38より転送されてきた座標、フォント、スクリーン等のデータを表示データに加工する前記ディスプレイコントローラ39と、ディスプレイコントローラ39に接続されて液晶表示部2のLCDコモンドライバー31とLCDセグメントドライバー32との間に設けられた、前記表示データを液晶表示部2に表示できるデータに変換するLCDインターフェース41と、前記操作部34に接続されたキーインターフェース42と、前記CPUコア35とバスインターフェース37と内部RAM38とDMAコントローラ40とディスプレイコントローラ39とLCDインターフェース41とキーインターフェース42とを接続する内部バス43とから構成されている。
【0026】
以上の構成よりなる教育機器1の動作について説明する。
【0027】
学習者がカートリッジ24を教育機器1に装着してカートリッジ24のカセット側コネクタ28を教育機器1の本体側コネクタ29に接続し、教育機器1の電源スイッチ23をONすれば、カートリッジ24のプログラムROM25に記憶されている学習支援プログラムデータを読み込む。
【0028】
このとき、教育機器1を両手で保持すれば、本体3の左・右辺は末広がりになって下辺側両端部が出っ張って丸みを帯びているので、該下辺側両端部が掌に当接して本体3が安定して保持される。
【0029】
学習支援プログラムが例えば先ず学習タイトルを液晶表示部2に表示させるものであれば、プログラムROM25からタイトルの画像データを読み込んで内部RAM38に一時格納する。内部RAM38に記憶された画像データはDMAコントローラ40の制御によりディスプレイコントローラ39に送られ、ディスプレイコントローラ39でドット表示データに変換され、変換されたドット表示データはLCDインターフェース41を経由してLCDコモンドライバー31とLCDセグメントドライバー32とを介して液晶表示部2に送られ、これにより、液晶表示部2において例えば「実技4教科」等のタイトル画面44(図11参照)が表示され(ステップs1)、続いて、「実技4教科」の教科科目を選択する選択画面45(図12参照)が表示された後(ステップs2)、CPUコア35の制御によりキーインターフェース42から操作部34に対してキースキャン出力信号が出力され、CPUコア35ではUP・DOWNボタン6,7及び左・右ボタン8,9、丸ボタン16、CLEARボタン17及びPASSボタン18及びVoiceViewボタン19のいずれかの押しボタンが押圧されてスイッチ回路が閉じて操作部34から出力されるキースキャン入力信号が入力されたか否かを判断しており、学習者による選択待ちとなる(ステップs3)。
【0030】
液晶表示部2に前記選択画面45が表示されているときに学習者が教科科目を選択するために第一の操作手段4の上に置いた左手親指Aを左右・上下側に回動して該親指Aの重心を左右・上下側に移動すれば、押しボタンが押圧され、スイッチ回路が閉じてキーインターフェース42から押圧された押しボタンのキースキャン入力信号がCPUコア35に入力される。親指Aの指先側を倒すように親指Aを上側に回動して該親指Aの重心を指先側に移せば、UPボタン6が押圧され、これにより、選択画面45にてカーソルが上方へ動き、親指Aの指先側を上げるように親指Aを下側に回動して該親指Aの重心を指元側に移せば、DOWNボタン7が押圧され、これにより、選択画面45にてカーソルが下方へ動き、親指Aが左側に寝返るように親指Aを左側に回動して該親指Aの重心を左側に移せば、左ボタン8が押圧され、これにより、カーソルが左へ動き、親指Aが右側に寝返るように親指Aを右側に回動して該親指Aの重心を右側に移せば、右ボタン9が押圧され、これにより、カーソルが右へ動く。
【0031】
カーソルが選択画面45の例えば教科科目「技術」上にあるときに第二の操作手段5の上に置いた右手親指Bをそのままの状態で押せば、丸ボタン16が押圧され、スイッチ回路が閉じてキーインターフェース42からキースキャン入力信号がCPUコア35に入力され、CPUコア35の制御によりプログラムデータを読み込んで液晶表示部2に教科科目「技術」のタイトル画面46(図13参照)が表示され(ステップs4)、続いて、「コース選択」の単元選択画面47(図14参照)が表示され(ステップs5)、学習者による選択待ちとなる(ステップs6)。
【0032】
液晶表示部2に前記単元選択画面47が表示されているときに学習者が第一の操作手段4を左手親指Aで操作して同様にしてカーソルを移動させ、長文による設問から答えを見出す単元学習である例えば「まとめ」上にて右手親指Bで丸ボタン16を押圧した後、例えば、情報についての学習項目を選択すれば(ステップs6)、例えば、「情報とコンピュータ」に関する授業内容における重要事項について説明する長文による設問画面48〜53(図15参照)が液晶表示部2に表示されることとなる(ステップs7)。
【0033】
学習者は前記設問画面の文章内に複数設けられた空欄に当て嵌まる答えを思い出しながら例えば図15に示す「情報とコンピュータ」について復習するが、最初に表示された設問画面の第一画面48にてカーソルが示している空欄に当て嵌まる答えを思い出し、右手親指Bをそのままの状態で押せば、丸ボタン16が押圧されて当該空欄に当て嵌まる答えの画面(回答画面)49を第一画面48の該空欄近傍上に張り付けて表示させ、当該答えの画面49或いは前記第一画面48が表示されているときに左手親指Aが右側に寝返るように親指Aを右側に回動して該親指Aの重心を右側に移せば、右ボタン9が押圧され、第一画面48に表示された長文が一行上方へスクロールして次の行の文章が現れた第二画面50が液晶表示部2に表示され、最下行に現れた文章内にある空欄にカーソルが位置付けられる。当該空欄に当て嵌まる答えを思い出して同様に右ボタン9を押圧すれば、第二画面50に表示された長文が一行上方へスクロールして次の行の文章が現れた第三画面51が液晶表示部2に表示される。このとき、第三画面51の最下行に現れた文章内には空欄が無いのでカーソル移動は実行されない。以下、同様にして右ボタン9を押圧すれば、図15に示すように、長文が一行上方へスクロールして第四・第五画面52,53が順次液晶表示部2に表示される。
【0034】
なお、第二・第三・第四・第五画面50,51,52,53において、丸ボタン16を押圧すれば、前記答えの画面49と同様に各空欄に当て嵌まる答えの画面を各第二・第三・第四・第五画面50,51,52,53の該当空欄近傍上に張り付けて表示させ、第二・第三・第四・第五画面50,51,52,53において、左手親指Aが左側に寝返るように親指Aを左側に回動して該親指Aの重心を左側に移せば、左ボタン8が押圧されて右ボタン9を押圧した場合におけるスクロール移動と逆の移動動作が実行される。
【0035】
前記ステップs3の選択画面45において、例えば、教科科目「家庭」が選択され、前記ステップs4と同様にCPUコア35の制御によりプログラムデータが読み込まれて液晶表示部2に教科科目「家庭」のタイトル画面54(図16参照)が表示され、続いて、前記ステップs5と同様に教科科目「技術」における単元選択画面47と同様の教科科目「家庭」の単元選択画面が表示され、前記ステップs6と同様に学習者による入力待ちになった後、学習者が第一の操作手段4を操作してカーソルを移動をさせ、設問カードの問いから答えを見出して次の設問カードを捲る単元学習である例えば「暗記」上にて丸ボタン16を押圧すれば、スイッチ回路が閉じて重要事項の説明文が現れたカード形式の設問カード画面55〜58(図17参照)が液晶表示部2に表示されることとなる(ステップs8)。
【0036】
学習者は設問カード画面に現れた重要事項の説明内容から該当する重要事項を思い出しながら例えば図17に示す「栄養と健康」について復習するが、右手親指Bは第二の操作手段5の丸ボタン16の上に置かれており、右手親指Bの重心を液晶表示部2に対して倒れる方向に有るPASSボタン18と丸ボタン16とCLEAR ボタン17とを通る線上(ニ)(図7参照)の左右側方向に移せば、押しボタンが押圧され、スイッチ回路が閉じてキーインターフェース42から押圧された押しボタンのキースキャン入力信号がCPUコア35に入力される。
【0037】
学習者が前記「暗記」を選択して丸ボタン16を押圧することにより、キースキャン入力信号がCPUコア35に入力され、CPUコア35では、読み込もうとしている設問カードの画像データは再び表示させない画像データとして該画像データに対応する不表示データがセーブ用RAM26内の不表示データメモリ26aに記憶されているか否かを判断し、設問カードの画像データに対応した不表示データが不表示データメモリ26aに記憶されている場合には、次の設問カードの画像データに対応する不表示データが不表示データメモリ26aに記憶されているか否かを判断しており、不表示データメモリ26aに記憶されている不表示データに対応していない画像データを内部RAM38に格納する制御をしている。
【0038】
前記CPUコア35の制御による最初に表示された設問カードの第六画面55に現れている設問に対する答えを思い出し、右手親指Bをそのままの状態で押せば、丸ボタン16が押圧され、スイッチ回路が閉じてキーインターフェース42から丸ボタン16のキースキャン入力信号がCPUコア35に入力されて当該設問に対する答えの画面(回答画面)56を第六画面55上に張り付けて表示させる。また、第六画面55において、前記PASSボタン18と丸ボタン16とCLEARボタン17とを通る線上(ニ)方向の右上側に寝返るように親指Bを該線上(ニ)において右側に回動して該親指Bの重心を右側に移せば、CLEARボタン17が押圧されてスイッチ回路が閉じ、キーインターフェース42からCLEARボタン17のキースキャン入力信号がCPUコア35に入力されて第六画面55上に該第六画面55を次回から表示させない確認のクリア画面57を張り付けて表示させ、続いて、前記CPUコア35の制御に基づき第六画面55における設問カードの次の設問カードの第七画面58を液晶表示部2に表示させると共に、CLEARボタン17のキースキャン入力信号に基づいて第七画面58における設問カードの直前に表示されていた設問カードである第六画面55に対応させた例えばフラグ「1」等の不表示データをカートリッジ24のセーブ用RAM26に対して出力し、セーブ用RAM26の不表示データメモリ26aに記憶させる。また、第六画面55において、前記線上(ニ)方向の左下側に寝返るように親指Bを該線上(ニ)において左側に回動して該親指Bの重心を左側に移せば、PASSボタン18が押圧されてスイッチ回路が閉じ、キーインターフェース42からPASSボタン18のキースキャン入力信号がCPUコア35に入力されて前記CPUコア35の制御に基づき第六画面55における設問カードの次の設問カードの第七画面58を液晶表示部2に表示させる。
【0039】
前記答えの画面56において、CLEARボタン17を押圧すれば、前記クリア画面57が表示され、続いて、前記CPUコア35の制御に基づき第七画面58が表示されると共に、前記不表示データが不表示データメモリ26aに記憶され、PASSボタン18を押圧すれば、同様に前記CPUコア35の制御に基づき第七画面58が表示される。
【0040】
前記CPUコア35の制御は、例えば、図18に示すように、読み込もうとしている設問カードの画像データは再び表示させない画像データとして該画像データに対応する不表示データがセーブ用RAM26内の不表示データメモリ26aに記憶されているか否かを判断するステップs9と、不表示データが不表示データメモリ26aに記憶されている場合に次の画像データについて判断するためにn←n+1を実行してステップs9にジャンプするステップs10と、不表示データが不表示データメモリ26aに記憶されていない場合に当該画像データを読み込んで内部RAM38に格納するステップs11と、該ステップs11に続いて同様にn←n+1を実行してステップs9にジャンプするステップs12とからなるプログラムにより実現することができる。
【0041】
本実施の形態では、左手親指Aを位置付ける第一の操作手段4を、本体3の表面から同じ高さに突設した丸頭状円形上押しボタン6及び丸頭状円形下押しボタン7と、丸頭状円形上押しボタン6と丸頭状円形下押しボタン7との間に位置付けた横長瓢箪型押しボタン10とから構成し、該横長瓢箪型押しボタン10の両端部に前記丸頭状円形上押しボタン6及び丸頭状円形下押しボタン7より本体3の表面に対して高く隆起した同じ高さの丸頭状円形左押しボタン8と丸頭状円形右押しボタン9とを設け、丸頭状円形上押しボタン6及び丸頭状円形下押しボタン7と、丸頭状円形左押しボタン8及び丸頭状円形右押しボタン9とを十字形の各両端部に位置付けたので、第一の操作手段4の上に置いた左手親指Aを該親指Aを左側に寝返るように左側に回動して該親指Aの重心を左側に移せば、丸頭状円形上押しボタン6と丸頭状円形下押しボタン7とを押圧することなく丸頭状円形左押しボタン8を押圧することができ、該親指Aを右側に寝返るように右側に回動して該親指Aの重心を右側に移せば、丸頭状円形上押しボタン6と丸頭状円形下押しボタン7とを押圧することなく丸頭状円形右押しボタン9を押圧することができる。また、第一の操作手段4の上に置いた左手親指Aを該親指Aの指先側を倒すように上側に回動して該親指Aの重心を指先側に移せば、横長瓢箪型押しボタン10におけるスイッチ回路を閉じることなく丸頭状円形上押しボタン6を押圧することができ、該親指Aの指先側を上げるように下側に回動して該親指Aの重心を指元側に移せば、横長瓢箪型押しボタン10におけるスイッチ回路を閉じることなく丸頭状円形下押しボタン7を押圧することができる。
【0042】
従って、親指Aで丸頭状円形上押しボタン6と丸頭状円形下押しボタン7と丸頭状円形左押しボタン8と丸頭状円形右押しボタン9とを保持していても長文による設問から答えを見出す単元学習からなる学習支援プログラムの進行中において、横書きで表示される文章を読み進む目の動きに合わせて親指を左右方向に回動するだけで丸頭状円形上押しボタン6と丸頭状円形下押しボタン7を押圧することなく丸頭状円形左押しボタン8と丸頭状円形右押しボタン9を押圧することができるので、親指の動きに合わせて表示された文章の行送りを実行させることができ、また、丸頭状円形左押しボタン8と丸頭状円形右押しボタン9とは一体になっているので、親指Aの回動動作による該親指Aの重心移動により容易に押圧することができるから、親指Aの最小限の移動量で操作でき、本体3を片手で保持していても表示画面がふらつかない。
【0043】
また、本実施の形態では、右手親指Bを位置付ける第二の操作手段5を、中央に配置した丸頭状円形押しボタン16と、丸頭状円形押しボタン16に食い込んで隣接して液晶表示部2から離れる上側に配置した丸頭状上弦月形押しボタン17と、丸頭状円形押しボタン16に食い込んで隣接して液晶表示部2に近づく下側に配置した丸頭状下弦月形押しボタン18とから構成して丸頭状上弦月形押しボタン17と丸頭状下弦月形押しボタン18とを同じ高さで本体3の表面に対して丸頭状円形押しボタン16よりも低く設けたので、第二の操作手段5の上に置いた右手親指Bの重心が丸頭状円形押しボタン16にある該親指Bをそのままの状態で押せば、丸頭状上弦月形押しボタン17と丸頭状下弦月形押しボタン18とを押圧することなく丸頭状円形押しボタン16を押圧することができ、液晶表示部2に対して倒れる方向に有る、丸頭状下弦月形押しボタン18と丸頭状円形押しボタン16と丸頭状上弦月形押しボタン17とを通る線上(ニ)方向の右上側に親指Bが寝返るように該線上(ニ)において右側に親指Bを回動して該親指Bの重心を右側に移せば、丸頭状上弦月形押しボタン17に隣接した丸頭状円形押しボタン16を押圧することなく該丸頭状上弦月形押しボタン17を押圧することができ、親指Bが前記線上(ニ)方向の左下側に寝返るように該線上(ニ)において左側に親指Bを回動して該親指Bの重心を左側に移せば、丸頭状下弦月形押しボタン18に隣接した丸頭状円形押しボタン16を押圧することなく該丸頭状下弦月形押しボタン18を押圧することができる。また、丸頭状上弦月形押しボタン17及び丸頭状下弦月形押しボタン18より高い丸頭状円形押しボタン16の頭部は球面になっているので、丸頭状上弦月形押しボタン17及び丸頭状下弦月形押しボタン18が丸頭状円形押しボタン16に隣接していても丸頭状円形押しボタン16と丸頭状上弦月形押しボタン17及び丸頭状下弦月形押しボタン18との間に距離が得られるから、学習者にとって各押しボタンの頭部に接触した親指Bに十分な距離感が感じられ、中央の丸頭状円形押しボタン16を押圧する際に上下の丸頭状上弦月形押しボタン17と丸頭状下弦月形押しボタン18とを誤って押圧することがなく、しかも、丸頭状上弦月形押しボタン17と丸頭状下弦月形押しボタン18との頭部も球面となっているので、親指Bに対する接触面積が広がり、中央の丸頭状円形押しボタン16に置いた親指Bに丸頭状上弦月形押しボタン17と丸頭状下弦月形押しボタン18との一体感が感じられ、三個の押しボタンは液晶表示部2に対して離れる向きに倒れて並んでいるので、親指Bを移動することなく左右に回動するだけで上下の丸頭状上弦月形押しボタン17と丸頭状下弦月形押しボタン18とを容易に押圧することができる。
【0044】
従って、設問カードの問いから答えを見出して次の設問カードを捲る単元学習からなる学習支援プログラムの進行中において、親指Bで丸頭状下弦月形押しボタン18と丸頭状円形押しボタン16と丸頭状上弦月形押しボタン17とを保持して設問カードを捲る操作や覚えた設問カードと覚えていない設問カードとをより分ける操作をしても親指Bの位置を移動させることなく押圧することができるので、親指Bの最小限の移動量で操作できると共に、本体3を片手で保持していても表示画面がふらつかない。
【0045】
さらに、教育機器1の本体3を平面視略台形状に形成し、本体3の左・右辺は末広がりになって下辺側両端部が出っ張って丸みを帯びているから、教育機器1を手で持った際に下辺側両端部が掌に当接されて本体3を安定して保持することができる。また、本体3を略台形下辺に対して平行な液晶表示部2の中心線(イ)より下辺側の本体下辺部3aを該中心線(イ)より上辺側の本体上辺部3bよりも肉厚に形成して本体3の下半部3cに中心線(イ)に対して平行な重心線(ロ)を位置付けると共に、重心線(ロ)の近傍に中心線(イ)に対して平行な力点線(ハ)を位置付け、該力点線(ハ)上に第一の操作手段4の丸頭状円形左押しボタン8と丸頭状円形右押しボタン9と、第二の操作手段5の丸頭状円形押しボタン16とを配置したので、第一の操作手段4と第二の操作手段5とのいずれか一方の押しボタンを押圧しても片手で持った本体3のバランスが崩れることはなく、さらなる安定性を確保できる。
【0046】
なお、パソコン等のキーボードに配置されている処理せずに直前の状態に戻すESCキートップと同じ機能をもたせた液晶表示部2に表示された入力要求画面において処理せずに前に表示されていた画面に戻したり、次の画面を表示させるESCボタン15を前記キーボードと同じ方向の位置である第一の操作手段4の上側で液晶表示部2寄りの本体3の左上側に配置したので、パソコン等の一般機器におけるESCキートップの位置と同じ視認性が得られ、親指Aの位置移動量を少なくして「戻る」という学習者の意志に対する即時操作性を実現できる。
【0047】
また、第二の操作手段5の上側で液晶表示部2寄りに音声を出力させたり、ヘルプ画面を表示させるVoiceView押しボタン19を配置して該VoiceView押しボタン19の近傍にスピーカ20を内蔵したので、親指Bの位置移動量を少なくして「鳴らしたい」、「見たい」という学習者の意志に対する即時操作性を実現できる。
【0048】
本実施の形態によれば、前記第一の操作手段4は、左右、上下の二つに分かれて接近した「÷」型配置の連携操作に特化した操作押しボタンとなっており、親指Aの回動動作のみで左右操作による入力が可能な横長瓢箪型のLRボタン10となっているから、丸頭状円形上押しボタン6、丸頭状円形下押しボタン7、丸頭状円形左押しボタン8及び丸頭状円形右押しボタン9を独立して操作することができる。また、LRボタン10は横書きテキストを読み進む目線の方向と同じ方向の横長に形成されているから、該目線の動きに合わせて親指Aを回動動作させて親指Aの重心を移すことによりテキストの長文を行送りすることができ、親指Aの位置を移動させることなく最小限の押圧力で各押しボタンを押圧することができるから、学習者が教育機器1を片手で保持していても表示画面がふらつかず、学習に安定感をもたせることができる。
【0049】
また、本実施の形態によれば、前記第二の操作手段5は、丸頭状上弦月形押しボタン17と丸頭状下弦月形押しボタン18とを丸頭状円形押しボタン16に隣接させて配置し、各押しボタンの天面を球面にすると共に、丸頭状円形押しボタン16を丸頭状上弦月形押しボタン17及び丸頭状下弦月形押しボタン18より高く設けて隣接する押しボタンへの親指Bの重心の移動を可能にして各押しボタンの押圧操作を差別化したから、丸頭状円形押しボタン16の押圧操作から即座に丸頭状下弦月形押しボタン18、或いは、丸頭状上弦月形押しボタン17の押圧操作に移ることができ、しかも、誤操作無く確実に各押しボタンを押圧することができ、これにより、学習者が教育機器1を片手で保持していても表示画面がふらつかず、通学中、吊り革に掴まりながらでも集中して学習することができる。
【0050】
さらに、本実施の形態によれば、丸頭状円形左押しボタン8及び丸頭状円形右押しボタン9と、丸頭状円形押しボタン16とを力点線(ハ)に位置付けたので、学習者が通学中、教育機器1を片手で持って教育機器1を操作しても表示画面がふらつかないから、教育機器1にさらなる安定性が得られて学習に集中することができる。
【0051】
なお、第1の操作手段4が液晶表示部2の右側に配置され、第2の操作手段5が液晶表示部2の左側に配置されていてもよい。また、学習支援プログラムが社会人が学習する自己啓発用の学習支援プログラムであってもよい。また、教育機器1が学習支援プログラムをダウンロード等の転送によって格納するプログラム記憶部を備えていてもよく、該教育機器1にあっては学習支援プログラムデータを格納する記憶素子25と不表示データ等を記憶させるセーブ用RAM26とが設けられているので、カートリッジ24を必要としない。
【0052】
【実施例】
本実施の形態に係る携帯型学習装置の一実施例を図1〜図5及び図7を参照して説明する。
【0053】
上辺約119mm、下辺約130mm、高さ約80mm、上辺部3bの厚さ約20mm、下辺部3aの厚さ25mmの平面視略台形状ハウジングケースを台形四隅及び下辺部3a全体にRを形成して本体3とした(図1、図4,5参照)。
【0054】
直径約6mm、球面半径8.13mmの丸頭状円形上押しボタン6と丸頭状円形下押しボタン7とを約10mm離して上下に配置し、丸頭状円形上押しボタン6と丸頭状円形下押しボタン7との間に直径約7mm、球面半径9.61mmの丸頭状円形左押しボタン8と丸頭状円形右押しボタン9とが約5mm離れて隆起した全長約19mmの横長瓢箪型押しボタン部10を配置して第一の操作手段4とした。丸頭状円形上押しボタン6及び丸頭状円形下押しボタン7の本体3表面からの高さは約1.62mm、丸頭状円形左押しボタン8及び丸頭状円形右押しボタン9の本体3表面からの高さは約2.02mmであった(図2参照)。
【0055】
直径約11mm、球面半径17.32mmの丸頭状円形押しボタン16を中央に配置し、丸頭状円形押しボタン16の中心から約10mm離れた位置に円の中心を位置付けた直径約10mm、球面半径14.54mmの丸頭状上弦月形押しボタン17を液晶表示部2から離れる上側に約2mmの間隙を設けて配置し、同じく約10mm離れた位置に円の中心を位置付けた直径約10mm、球面半径14.54mmの丸頭状下弦月形押しボタン18を液晶表示部2に近づく下側に約2mmの間隙を設けて配置した。丸頭状下弦月形押しボタン18と丸頭状円形押しボタン16と丸頭状上弦月形押しボタン17との円の中心を通る線上(ニ)は縦約38mm、横約58mmの長方形の液晶表示部2右辺に対して約40°の傾きであった。また、丸頭状下弦月形押しボタン18及び丸頭状上弦月形押しボタン17の本体3表面からの高さは約1.72mm、丸頭状円形押しボタン16の本体3表面からの高さは約2.04mmであった(図3参照)。
【0056】
前記本体3よりなる図1に示す携帯型学習装置1における液晶表示部2の中心線(イ)は本体3の略台形下辺から約48mm、携帯型学習装置1の重心線(ロ)は前記下辺から約32mm、力点線(ハ)は前記下辺から約35mmの位置であった。
【0057】
本実施例では、前記実施の形態における作用・効果と同様の作用・効果を奏する。
【0058】
なお、本発明に係る携帯型学習装置には、教科科目の学力をつける学習支援プログラムデータを記憶させた記憶素子25を内蔵したカートリッジ24を装着して該学習支援プログラムデータに従って液晶表示部2にて学習支援プログラムを進行させる携帯型学習装置であって、学習支援プログラムが長文による設問から答えを見出す単元学習からなる場合に左・右押しボタン8,9が押圧されてスイッチ回路が閉じることにより前記液晶表示部2に表示された長文の行送り動作を実行する携帯型学習装置が含まれており、また、両手で保持されたときに一方の親指Aで操作できる位置に第一の操作手段4が配置されていると共に他方の親指Bで操作できる位置に第二の操作手段5が配置されており、教科科目の学力をつける学習支援プログラムデータを記憶させた記憶素子25と該学習支援プログラムによって生成された各種データを格納する記憶部26とを内蔵したカートリッジ24を装着して該学習支援プログラムデータに従って液晶表示部2にて学習支援プログラムを進行させる携帯型学習装置であって、丸頭状上弦月形押しボタン17と丸頭状下弦月形押しボタン18とのいずれか一方が押圧されてスイッチ回路が閉じることにより前記液晶表示部2に表示されていた画面における学習内容を再び学習しないように該画面に対応したデータを前記カートリッジ24に内蔵された不表示用の記憶部26a に対して出力する携帯型学習装置が含まれており、学習支援プログラムが設問カードの問いから答えを見出して次の設問カードを捲る単元学習からなる場合に丸頭状円形押しボタン16が押圧されてスイッチ回路が閉じることにより前記液晶表示部2に表示された設問カードにおける回答画面が表示され、丸頭状上弦月形押しボタン17と丸頭状下弦月形押しボタン18とのいずれか一方の押しボタン18において該押しボタン18が押圧されてスイッチ回路が閉じることにより次の設問カードが表示され、他方の押しボタン17が押圧されてスイッチ回路が閉じることにより次の設問カードが表示されると共に直前の設問カードを再び表示させないために該直前の設問カードに対応したデータを前記カートリッジ24に内蔵された不表示用の記憶部26aに対して出力する携帯型学習装置が含まれているものである。
【0059】
また、表示部2の両側位置とは、表示部2を挟んだ両側の外、表示部2の下方に位置する表示部2を挟まない両側をも含むものである。
【0060】
さらに、略方形状とは、略台形、即ち、丸みを帯びた台形の外、正方形、長方形及び丸みを帯びた矩形状をも含むものである。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、携帯型ゲーム機を常用している学習者は勿論のこと集中するまでに時間がかかる学習者も抵抗無く常用でき、片手で操作しても表示画面がふらつかず学習に集中でき、場所を問わず操作しても誤操作無く集中して学習することができ、目の疲労が低減でき、携帯型ゲーム機タイプでありながら、学習機が必要とする集中力に特化した携帯型学習装置を提供することができる。
【0062】
従って、本発明の産業上の利用性は非常に高いといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る携帯型学習装置の平面図である。
【図2】 図1に示す第一の操作手段の説明図である。
【図3】 図1に示す第二の操作手段の説明図である。
【図4】 図1に示す携帯型学習装置を矢印Y方向から見た側面図である。
【図5】 図1に示す携帯型学習装置を矢印Z方向から見た正面図である。
【図6】 図1に示す横長押しボタン部の下方に配置されたスイッチ回路を説明する一部省略縦断面図である。
【図7】 図1に示す本体の重心線及び力点線を説明する携帯型学習装置の平面図である。
【図8】 学習支援プログラムを内蔵したカートリッジと携帯型学習装置との概略の回路を説明するブロック回路図である。
【図9】 第一・第二の操作手段が操作された際の押圧信号及びデータの流れを説明するブロック回路図である。
【図10】 学習支援プログラムの一例を説明するフローチャート図である。
【図11】 図10に示す学習支援プログラムにおいて表示される画面の説明図である。
【図12】 図10に示す学習支援プログラムにおいて表示される画面の説明図である。
【図13】 図10に示す学習支援プログラムにおいて表示される画面の説明図である。
【図14】 図10に示す学習支援プログラムにおいて表示される画面の説明図である。
【図15】 図10に示す学習支援プログラムにおいて表示される画面の説明図である。
【図16】 図10に示す学習支援プログラムにおいて表示される画面の説明図である。
【図17】 図10に示す学習支援プログラムにおいて表示される画面の説明図である。
【図18】 学習支援プログラムの一例を説明するフローチャート図である。
【符号の説明】
1 携帯型学習装置(教育機器)
2 液晶表示部
3 本体
3a 本体下辺部
3b 本体上辺部
4 第一の操作手段
5 第二の操作手段
6 丸頭状円形上押しボタン(上押しボタン)
7 丸頭状円形下押しボタン(下押しボタン)
8 丸頭状円形左押しボタン(左押しボタン)
9 丸頭状円形右押しボタン(右押しボタン)
10 横長瓢箪型押しボタン(横長押しボタン部)
10b 中心部(中央下部)
16 丸頭状円形押しボタン
17 丸頭状上弦月形押しボタン
18 丸頭状下弦月形押しボタン
24 カートリッジ
25 プログラムROM(記憶手段)
26 セーブ用RAM(記憶部)
26a 不表示データメモリ(不表示用記憶部)
A 左手親指
B 右手親指
イ 中心線
ロ 重心線
ハ 力点線[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention provides a portable learning device in which a first operating means is arranged at a position where it can be operated with one thumb when held with both hands, and a second operating means is arranged at a position where it can be operated with the other thumb. It is about.
[0002]
[Prior art]
As is well known, a portable learning machine with a liquid crystal display has been proposed in which a portable game machine type main body is equipped with a cartridge containing a storage element storing learning support program data so that learning can be performed anywhere. For example, Japanese Utility Model Publication No. 7-14462 discloses a portable game machine type portable learning machine that helps memorize word idioms.
[0003]
Further, in the portable game machine employed in the conventional portable learning machine, a cross-shaped direction key having both upper, lower, left and right end portions as push buttons, and a cross having raised crosses having the same up, down, left and right push buttons. A direction key consisting of a plate-shaped direction key and four push buttons positioned at the tip of the cross shape is arranged on the left side of the liquid crystal display unit, and a determination function and a setting function are provided on the right side of the liquid crystal display unit. A plurality of push buttons are provided apart from each other and arranged as decision / setting keys.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional portable game machine type portable learning machine, the direction key and the determination / setting key of the portable game machine are used as they are, but the shape and arrangement position of the push button of the portable game machine is in progress. In order to transmit character trouble avoidance movements and instantaneous active movements from the above keys immediately without stress, the direction key push buttons are formed in the same shape and height to enable integrated movement, allowing them to move vertically and horizontally The direction to move the character required to capture the game in order to avoid the erroneous operation by realizing the push and providing the push button of the decision / setting key separated by the same shape and the same height. And the agility of the pressing operation can be increased. In addition, since it is assumed that the operation is always performed with both thumbs, the game machine main body is held with both hands during the operation, so there is no need to consider the fluctuation of the display screen of the liquid crystal display unit. The outer shape has a uniform thickness.
[0005]
However, for example, in a learning support program that increases the academic ability of a subject, in a subject that is studied at elementary, junior high and high schools, the contents of the subject are understood and the degree of achievement is memorized. Therefore, a long sentence explaining the important matter is displayed on the liquid crystal display unit, and a learning method that evokes the important matter and a card that describes the question that answers the important matter A learning method is used to repeatedly review the wrong question cards.
[0006]
Therefore, in the former learning method, there are many operations for moving a long sentence, and in the latter learning method, there are many operations for hitting a question card or for separating a remembered question card from an unremembered question card. If the direction key and the determination / setting key of the portable game machine are adopted as they are, there is a case where either the direction key or the determination / setting key is operated depending on the learning method, and the learning in the former learning method is performed. When the support program is executed and when the learning support program in the latter learning method is executed, the direction key and the determination / setting key are used differently, and the main body holding force by the operating thumb and the main body by the playing thumb Since the difference between the holding force and the decision / setting key, the push button that is far away is pressed, so the thumb on the operating side is pressed. Because it has to be moved, the main body shakes during learning, the display screen fluctuates, and it is difficult to learn for learners who take time to concentrate and concentrate. There is a problem that the shape and the push button arrangement are not suitable for a learning machine that requires poor concentration and concentration.
[0007]
Furthermore, it is required that the portable learning machine does not choose the place and time to use it. Depending on the place and the learning method of the learning support program, it is often operated with one hand, so hold it with both hands. The conventional portable learning machine that adopts the shape of the main body of the portable game machine, which is assumed to be operated, has a problem in that the display screen of the liquid crystal display unit fluctuates and the learning cannot be concentrated.
[0008]
Therefore, the present inventors are able to use learners who take time to concentrate as well as learners who regularly use portable game machines without resistance, and can learn without disturbing the display screen even if they are operated with one hand. As a technical problem to provide a portable learning device that can concentrate on the mobile phone, as a result of repeated research and experimentation to realize its implementation, the direction key in the portable game machine, the up and down push buttons, If the left and right push buttons are separated into the left and right push buttons, which are horizontally long between the lower push buttons and both ends are raised higher than the upper and lower push buttons and are left and right push buttons, Even if you hold it, you can read the text displayed in horizontal writing, just by turning the thumb left and right according to the movement of your eyes, pressing the left and right push buttons without pressing the up and down push buttons Display according to movement The left and right push buttons are integrated, so that the thumb can be easily pressed by moving the center of gravity of the thumb by turning the thumb, and the minimum pressing force of the thumb Therefore, the above technical problem has been achieved by obtaining a remarkable knowledge that the display screen does not fluctuate even when the main body is held with one hand.
[0009]
In addition, a round-headed circular push button for a determination / setting key in the portable game machine, and a round-headed first-cursor moon-shaped push button arranged on the upper side adjacent to the circular push button and away from the liquid crystal display unit; The upper and lower lunar push buttons have the same height as the round crescent push button that divides into the circular push button and is located on the lower side adjacent to the liquid crystal display. If the center push button and the upper and lower push buttons are adjacent to each other, the head of the center push button higher than the upper and lower push buttons is spherical. Therefore, it is possible to take a distance between the center push button and the upper and lower push buttons, and when the center push button is pressed by the thumb touching the head of the push button, a sufficient sense of distance is felt. Incorrect push buttons up and down There is no pressing, and the heads of the upper and lower push buttons are also spherical, so the contact area with the thumb is expanded, and the thumb placed on the central push button feels a sense of unity with the upper and lower push buttons. Furthermore, since the three push buttons are lined up in a direction away from the liquid crystal display unit, the upper and lower push buttons can be easily pressed by simply turning left and right without moving the thumb. The above technical problem has been achieved by obtaining a remarkable knowledge that the display screen does not fluctuate.
[0010]
Further, the left and right push buttons of the first operation means and the round-headed circular push button of the second operation means are set on the center line on the lower side of the main body or on the center line near the center line. Because it is positioned on a parallel line, even if you operate with one hand and press one of the push buttons of the first operation means and the second operation means, the balance of the main body with one hand will not be lost, The inventors have obtained a remarkable knowledge that further stability can be ensured, and have achieved the technical problem.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The technical problem can be solved by the present invention as follows.
[0012]
That isIn the portable learning device according to the present invention, the
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0014]
FIG. 1 is a plan view of a portable learning apparatus according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is an explanatory diagram of the first operating means shown in FIG. 1, and FIG. FIG. 2B is a side view of the first operating means seen from the direction of the arrow X, and FIG. 3 is a side view of the first operating means shown in FIG. FIGS. 3A and 3B are explanatory views of the second operating means, in which FIG. 3A is a plan view of the second operating means shown in FIG. 1 as viewed from above in the arrow Y direction, and FIG. 3B is a first view shown in FIG. 4 is a side view of the second operating means viewed from the direction of the arrow Y, FIG. 4 is a side view of the portable learning device shown in FIG. 1 viewed from the direction of the arrow Y, and FIG. 5 is a side view of the portable learning device shown in FIG. FIG. 6 is a partially omitted vertical cross-sectional view for explaining a switch circuit disposed below the horizontally long push button portion shown in FIG. 1, and FIG. 7 shows a center of gravity line and a force point line of the main body shown in FIG. FIG. 8 is a block circuit diagram for explaining a schematic circuit between the cartridge incorporating the learning support program and the portable learning device, and FIG. 9 is operated by the first and second operating means. FIG. 10 is a flow chart for explaining an example of the learning support program, and FIGS. 11 to 17 are screens displayed in the learning support program shown in FIG. FIG. 18 is an explanatory diagram, and FIG. 18 is a flowchart for explaining an example of the learning support program. In these drawings, 1 is a substantially trapezoidal shape (substantially square shape) in a plan view in which the liquid
[0015]
The first operating means 4 is loosely inserted into through-
[0016]
Further, on the upper side of the first operation means 4 and close to the liquid
[0017]
The second operating means 5 is formed in a circular shape that partially overlaps with a circle forming the
[0018]
Further, near the liquid
[0019]
In addition, the
[0020]
Further, as shown in FIG. 7, the
[0021]
In addition, an insertion portion (not shown) for mounting a
[0022]
Next, the circuit configuration of the educational device 1 and the
[0023]
On the substrate of the
[0024]
On the circuit board 11 of the educational device 1, the main body side connector 29 connected to the cassette side connector 28 of the
[0025]
When the power switch 23 of the educational device 1 is turned on, the system LSI 30 reads the learning support program data from the program ROM 25 of the
[0026]
Operation | movement of the educational equipment 1 which consists of the above structure is demonstrated.
[0027]
If the learner attaches the
[0028]
At this time, if the educational device 1 is held with both hands, the left and right sides of the
[0029]
If the learning support program first displays a learning title on the liquid
[0030]
When the
[0031]
If the right hand thumb B placed on the second operation means 5 is pressed as it is when the cursor is on, for example, the subject “Technology” on the
[0032]
When the
[0033]
The learner reviews, for example, “Information and Computer” shown in FIG. 15 while recalling the answer that fits in the blank provided in the question screen, and the
[0034]
In the second, third, fourth, and
[0035]
On the
[0036]
The learner reviews the “important and healthy” shown in FIG. 17, for example, while recalling the relevant important item from the explanation of the important item appearing on the question card screen. The right thumb B is a round button of the second operation means 5. 16 on the line passing through the
[0037]
When the learner selects the “memorize” and presses the
[0038]
Recalling the answer to the question appearing on the
[0039]
If the
[0040]
For example, as shown in FIG. 18, the
[0041]
In the present embodiment, the first operating means 4 for positioning the left thumb A includes a round head-shaped circular
[0042]
Accordingly, even if the thumb A holds the round head-shaped circular
[0043]
Further, in the present embodiment, the second operating means 5 for positioning the right thumb B is bitten into the round head-shaped
[0044]
Therefore, in the course of the learning support program consisting of unit learning that finds the answer from the question on the question card and hits the next question card, with the thumb B, the round-bottomed moon-shaped
[0045]
Furthermore, the
[0046]
In addition, it is displayed before processing on the input request screen displayed on the liquid
[0047]
In addition, the
[0048]
According to the present embodiment, the first operation means 4 is an operation push button specialized for the cooperative operation of the “÷” type arrangement which is divided into two parts, left and right, and upper and lower, and has a thumb A Since it is a horizontally
[0049]
Further, according to the present embodiment, the second operating means 5 makes the round-headed upper crescent moon-shaped
[0050]
Furthermore, according to the present embodiment, the round head-shaped circular
[0051]
The first operating means 4 may be disposed on the right side of the liquid
[0052]
【Example】
An example of the portable learning apparatus according to the present embodiment will be described with reference to FIGS. 1 to 5 and FIG.
[0053]
An approximately trapezoidal housing case in plan view with an upper side of about 119mm, a lower side of about 130mm, a height of about 80mm, a thickness of about 20mm on the upper side 3b, and a thickness of 25mm on the lower side 3a is formed on the four corners of the trapezoid and the entire lower side 3a. Thus, the
[0054]
A round head-shaped
[0055]
A round head-shaped
[0056]
The center line (A) of the liquid
[0057]
In this example, the same operation / effect as the above-described embodiment is achieved.
[0058]
In the portable learning device according to the present invention, a
[0059]
Further, the both side positions of the
[0060]
Furthermore, the substantially square shape includes a substantially trapezoid, that is, a rounded trapezoid, a square, a rectangle, and a rounded rectangular shape.
[0061]
【The invention's effect】
According to the present invention, not only learners who regularly use portable game machines but also learners who take time to concentrate can be used without resistance, and the display screen does not fluctuate even when operated with one hand and concentrate on learning Even if you operate it anywhere, you can concentrate and learn without mistakes, reduce eye fatigue, and while it is a portable game machine type, it is a mobile phone specialized in the concentration required by the learning machine A type learning device can be provided.
[0062]
Therefore, it can be said that the industrial applicability of the present invention is very high.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a portable learning device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram of first operating means shown in FIG.
FIG. 3 is an explanatory diagram of second operating means shown in FIG. 1;
4 is a side view of the portable learning device shown in FIG. 1 as viewed from the direction of arrow Y. FIG.
5 is a front view of the portable learning device shown in FIG. 1 as viewed from the direction of arrow Z. FIG.
6 is a partially omitted vertical cross-sectional view illustrating a switch circuit arranged below the horizontally long push button portion shown in FIG. 1. FIG.
7 is a plan view of the portable learning device for explaining a center of gravity line and a force point line of the main body shown in FIG. 1; FIG.
FIG. 8 illustrates a schematic circuit of a cartridge incorporating a learning support program and a portable learning device.TheIt is a lock circuit diagram.
FIG. 9 explains the flow of a pressing signal and data when the first and second operating means are operated.TheIt is a lock circuit diagram.
FIG. 10 is a flowchart illustrating an example of a learning support program.
11 is an explanatory diagram of a screen displayed in the learning support program shown in FIG.
12 is an explanatory diagram of a screen displayed in the learning support program shown in FIG.
13 is an explanatory diagram of a screen displayed in the learning support program shown in FIG.
14 is an explanatory diagram of a screen displayed in the learning support program shown in FIG.
15 is an explanatory diagram of a screen displayed in the learning support program shown in FIG.
16 is an explanatory diagram of a screen displayed in the learning support program shown in FIG.
FIG. 17 is an explanatory diagram of a screen displayed in the learning support program shown in FIG.
FIG. 18 is a flowchart illustrating an example of a learning support program.
[Explanation of symbols]
1 Portable learning device (educational equipment)
2 Liquid crystal display
3 Body
3a Body lower side
3b Upper side of main body
4 First operation means
5 Second operation means
6 Round head circular push button (up push button)
7 Round head circular push button (down push button)
8 Round head circular left push button (left push button)
9 Round head circular right push button (right push button)
10 Horizontally long push button (horizontal push button part)
10b Center (lower center)
16 Round push button
17 Round headed crescent moon shaped push button
18 Round head-shaped crescent pushbutton
24 cartridges
25 Program ROM (storage means)
26 Save RAM (storage)
26a Non-display data memory (non-display storage unit)
A Left thumb
B Right thumb
B center line
B Center of gravity line
C Forced dotted line
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