JP3793500B2 - Embossed carrier tape manufacturing method and embossed carrier tape manufacturing apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品を収納し搬送時の衝撃や静電気等から保護するためのエンボスキャリアテープ製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンボスキャリアテープは比較的小さい電子部品を収納するエンボス部を有するテープであり、通常、カーボンブラックなどの導電性付加材が添加された熱可塑性樹脂(ポリスチレン等)などから形成される。
【0003】
ここで、エンボスキャリアテープの例を図1(a)及び図1(b)に示す。図1(a)には複数のエンボスが1列に形成されている例を、図1(b)には5列に形成された例を示した。
【0004】
なお、図1(a)に示すエンボスキャリアテープは最初からこのままの形で製造されても良く、また、図1(b)に示すような複数のエンボスからなるエンボス列を複数有するキャリアテープを幅方向にスリットすることによっても得ることができる。
【0005】
このようなエンボスキャリアテープに収納された電子部品は、自動化された部品実装装置などで目的とする基板等に実装される。このとき、エンボスキャリアテープに設けられた複数のエンボス部は高精度に等間隔で形成されていないと、自動化された部品実装装置などによる取り扱いができない。また、収納される電子部品の保護、あるいは実装装置などの取り扱い上、エンボス部自体の形状・寸法も精度が高いことが求められる。
【0006】
このようなエンボスキャリアテープを製造する方法としては、真空成型法が用いられてきた。一般的には、加熱軟化させた基材樹脂テープを真空吸引により金型に設けられた凹部へ密着させ、その後、金型から成形品を離型させることで製品を得るが、金型の構成として古くからはテープの流れ方向に対して垂直方向に金型が往復運動する「レシプロ金型方式」が知られていた。
【0007】
このレシプロ金型方式の応用として、金型の凹部への樹脂の密着を良好にするために、金型の凹部に対向するように配置された凸部により真空吸引時に基材樹脂テープの部分的な金型凹部への移動を補助するプラグアシスト法や、真空吸引時と同時に基材樹脂テープの金型側面とは反対の面から高圧のエアを吹き付ける真空圧空法などにより高い寸法精度と充分な強度を有したエンボスキャリアテープを得ることができた。
【0008】
しかしながら、より生産性を高めるため、最近、特開平11−207811号公報(特許文献1)、特開平11−151749号(特許文献2)などで知られるロータリー式金型を用いたエンボスキャリアテープ製造装置が用いられるようになってきた。
ここで、このようなロータリー式金型を用いたエンボスキャリアテープ製造装置について、、モデル図である図2を用いて説明する。
【0009】
図2において、熱可塑性樹脂からなる基材樹脂テープ1’は図示しないローラによってテンションが調整され、円筒状の側面に複数の凹状成形用型部3a’を有するロータリー式金型(金属製)3’に供給される。
【0010】
ロータリー式金型3’はモータ(図示しない)によって駆動されて、図中、時計回り方向に回転している。
ロータリー式金型3’に接している基材樹脂テープ1’はヒータ4’により加熱されて、軟化する。次いで真空吸引部5’によって、凹状成形用型部3a’に設けられた微小な吸引孔(図示しない)から吸気されて減圧状態となった凹状成形用型部3a’に吸い付けられて、エンボス部1a’が形成される。
【0011】
このように複数のエンボス部1a’が形成された基材樹脂テープ1’はロータリー式金型3’から離型し、次いで、クーラ(図示しない)等により冷却され、その後必要に応じて巻き取られる。
【0012】
しかしながら、最近の実装技術の向上により、電子基板への背高部品の自動実装が可能となり、それに伴い、エンボス部の深さ(図1(b)における「D」)が大きい深絞りのエンボスキャリアテープが求められるようになってきた。
【0013】
しかし、ロータリー式金型を用いるエンボスキャリアテープ製造方法では、いわゆる、深絞りを行う、すなわち、エンボス部の深さDを大きくしようとすると、図1(c)のエンボスキャリアテープのモデル断面図に矢印を付して示した、エンボス部底面の肉厚が薄くなり、エンボスキャリアテープのエンボス部として求められる強度や寸法精度が得られなくなることが判った。
【0014】
【特許文献1】
特開平11−207811号公報(第1−3頁)
【特許文献2】
特開平11−151749号公報(第1−3頁)
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した従来の問題点を改善する、すなわち、生産性の良いロータリー式金型を用いるエンボスキャリアテープの製造において、形成されるエンボス部の深さを大きくしても、エンボスキャリアテープとして要求される強度や精度を満足することができるエンボスキャリアテープ製造装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は上記課題を解決するために、ロータリー式金型とプラグアシスト法との組み合わせを試みた。その一例を図3に示す。
【0017】
この方法では、レシプロ式アシストプラグ6’が図中両矢印方向往復道してロータリー式金型3’側面の凹状成形用型部3a’内部へ挿入されることにより、レシプロ式金型を用いたプラグアシスト法と同様の良好な成形性が得られる。
【0018】
しかし、アシストプラグ6’が凹状成形用型部3a’内部に挿入されている間はロータリー式金型の回転をその慣性に反して、所定の位置にきわめて正確に停止している必要があり、ロータリー式金型3’の連続駆動ができず、また、高速駆動も困難であり、その効果を生かすことができずに効率の良い生産が不可能で、さらに、非常に高価なロータリー金型の破損の危険性が常に伴うことが判明し、さらなる改良を重ねて本発明に至った。
【0019】
すなわち、本発明のエンボスキャリアテープの製造方法は上記課題を解決するため、請求項1に記載の通り、熱可塑性樹脂からなる基材樹脂テープを、略円筒形であって、その側面にエンボスキャリアテープのエンボス部形成のための複数の凹状成形用型部からなる凹状成形用型部列を1列以上有する、回転するロータリー式金型の側面に接触させて、エンボス部を連続的に真空成形するエンボスキャリアテープの製造方法において、上記ロータリー式金型の凹状成形用型部より小さく、かつ、該凹状成形用型部に咬合する複数の凸部を有する回転可能な補助金型を用い、回転するロータリー式金型の側面に接する基材樹脂テープのロータリー式金型とは反対の面から、ロータリー式金型側面の凹状成形用型部に位置した基材樹脂テープの部分を、上記補助金型の凸部がロータリー式金型側面の凹状成形用型部内部へ移動させながら、凹状成形用型部内部を減圧することにより基材樹脂テープにエンボス部を形成するエンボスキャリアテープの製造方法である。
このような構成により、生産性良く、寸法精度、強度ともに優れたエンボスキャリアテープを生産することができる。
【0020】
また、本発明のエンボスキャリアテープ製造装置は、請求項2に記載の通り、熱可塑性樹脂からなる基材樹脂テープを、略円筒形であって、その側面にエンボスキャリアテープのエンボス部形成のための複数の凹状成形用型部からなる凹状成形用型部列を1列以上有する、回転するロータリー式金型の側面に接触させて、エンボス部を連続的に真空成形するエンボスキャリアテープ製造装置において、上記ロータリー式金型の凹状成形用型部より小さく、かつ、該凹状成形用型部に咬合する凸部を有する略円筒形で回転可能な補助金型を有し、かつ、該補助金型の凸部が、ロータリー式金型側面の凹状成形用型部内の減圧により該凹状成形用型部に位置した基材樹脂テープの部分に生じる凹状成形用型部内部への移動を、基材樹脂テープ1のロータリー式金型とは反対の面から補助する位置に、補助金型を有することを特徴とする。
このような構成により、生産性良く、寸法精度、強度ともに優れたエンボスキャリアテープを生産することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明のエンボスキャリアテープ製造装置について図を用いて説明する。
図4は本発明に係るエンボスキャリアテープ製造装置の一例を示すモデル図である。
【0022】
この装置は熱可塑性樹脂からなる基材樹脂テープ1を、略円筒形であって、その側面にエンボスキャリアテープのエンボス部形成のための複数の凹状成形用型部3aからなる凹状成形用型部列を1列以上有する、回転するロータリー式金型3の側面に接触させて、エンボス部1aを連続的に真空成形するエンボスキャリアテープ製造装置であって、上記ロータリー式金型3の凹状成形用型部3aより小さく、かつ、該凹状成形用型部3aに咬合する凸部6aを有する略円筒形でロータリー式金型の回転とは逆方向に回転可能な補助金型6を有し、かつ、該補助金型6の凸部6aが、ロータリー式金型3側面の凹状成形用型部3a内の減圧により該凹状成形用型部3aに位置した基材樹脂テープ1の部分に生じる凹状成形用型部3a内部への移動を、基材樹脂テープ1のロータリー式金型3とは反対の面から補助する位置に、補助金型6を有するエンボスキャリアテープ製造装置である。
【0023】
図中基材樹脂テープ1は予加熱ローラ2aおよび予加熱ローラ2bの間を経て、ロータリー式金型3側面に供給される。このとき予加熱ローラ2aおよび予熱ローラ2bにより、ロータリー式金型3への基材樹脂テープ1の供給のテンションむらは防止される。
【0024】
略円筒状のロータリー式金型3は図中時計回りに回転している。その側面にはエンボスキャリアテープのエンボス部形成のための複数の凹状成形用型部3aが形成されている。なお、複数の凹状成形用型部からなる凹状成形用型部列は1列以上設けることができる(図中には凹状成形用型部列は1列だけ示されている)。
【0025】
ロータリー式金型3表面に供給された基材樹脂テープ1はヒータ4から供給される熱風により成形可能な温度に加熱されるが、ロータリー式金型3はクーラ7により供給される冷風によって冷却されているために、金型表面に基材樹脂テープ1が融着することはない。
【0026】
充分に加熱され、真空吸引部5により図示しない連通孔より凹状成形用型部3a内部が真空吸引される位置に達した基材樹脂テープ1の部分は凹状成形用型部3a内部へ吸引される。
【0027】
このとき補助金型6の凸部6aがロータリー式金型3の凹状成形用型部3aに咬合するように補助金型6が設けられているため、ロータリー式金型3側面の凹状成形用型部3aに位置した基材樹脂テープ1の部分を、補助金型の上記凸部6aが、基材樹脂テープ1に対してロータリー式金型とは反対の面から、ロータリー式金型3側面の凹状成形用型部3a内側へ移動する補助操作が凸部6aによって同時に行われる。
【0028】
ここで、上記のように基材樹脂テープ1を介して、ロータリー式金型3の凹状成形用型部3aに咬合しながらロータリー式金型3と補助金型6との両者が滑らかに回転でき、かつ、エンボス部1aが均一な厚さで型形状再現性の良く形成できるよう、ロータリー式金型3側面の凹状成形用型部3aの形状(ロータリー式金型3の凹状成形用型部3aよりも小さい)、金型の回転速度、用いる樹脂の柔軟性等を勘案して、補助金型6の凸部6aの形状を決定する必要がある。
【0029】
また、上記装置の運転に際しては、補助金型6の回転速度と補助金型6との回転の方向は互いに逆であり、かつ、それらの速度は厳密に制御されて凹状成形用型部3aと凸部6aとの咬合の同期が常に保たれている必要がある。これらの間の同期が正常でないと、精度の良い、充分な強度を有するエンボスキャリアテープが得られないばかりか、高価なロータリー式金型3や補助金型6に傷がついたり、破損したりするおそれが生じる。
【0030】
なお、上記のようにロータリー式金型3の温度は加熱された基材樹脂テープ1の温度より低く設定されているため、基材樹脂テープ1のロータリー式金型3に接触している部分はロータリー式金型3の凹状成形用型部3aに位置している部分より相対的に温度が低くなる。
【0031】
このため従来では基材樹脂テープ1のうち、ロータリー式金型3の凹状成形用型部3aに位置している、相対的に温度が高い部分のみ、特に主としてその中央部が吸引により延伸されていた。
【0032】
しかし、本発明は補助金型を用いる成形方法であり、補助金型は積極的に加熱せず、さらに高温供給源からの距離が大きいので、その温度は、加熱され吸引動作される直前の基材樹脂テープ1の、ロータリー式金型3の凹状成形用型部3aに位置している部分より低い。
【0033】
そのためこの補助金型6の凸部6a、基材樹脂テープ1のうち、ロータリー式金型3の凹状成形用型部3aに位置している部分、特にその中央部に接触させることにより、成形時の基材樹脂テープ1の部分的な温度差を小さくすることが可能となり、局部的な延伸が防止され、得られるエンボス部1aの強度を保つことが可能となる。なお、このとき必要に応じクーラ等を設けて補助金型6の温度管理を行ってもよい。
【0034】
以上のように、エンボス部1aが形成された基材樹脂テープ1の部分は金型3への伝熱とクーラ8からの冷風とにより、冷却されてその形状が固定される。
冷却後のテープ1はロータリー式金型3から不用意に離型しやすくなるが、離型してしまうとエンボス部1aの変形などの障害が発生するおそれがあるので、補助ローラ10でその離型を防止しながら、離型アシストA及びB(符号はそれぞれ9a及び9b)に供給される。
【0035】
ここで、ロータリー式金型3と離型アシストA及びBとのモデル分解斜視図を図5に示す。
図5(a)は離型アシストA及びB側から見たモデル分解斜視図、図5(b)はロータリー式金型3側から見たモデル分解斜視図である。
【0036】
このロータリー式金型3の側面にエンボスキャリアテープのエンボス部形成のための複数の凹状成形用型部3aからなる凹状成形用型部列が5列設けられている。
【0037】
離型アシストB9bには円筒状のロータリー式金型3に対してガイド面9b1が設けられている。離型アシストAには離型アシストB9bのガイド面9b1に対応する曲面になるようにに櫛形ガイド部9a1が設けられていて、櫛形ガイド部9a1の凹部は基材樹脂テープ1のエンボス部1aが通過可能な寸法に設けられている。
【0038】
これら一組の離型アシストA及びBは図6に示すように組み付けられる。
図6(a)は離型アシストA及びB側から見たモデル斜視図、図6(b)はロータリー式金型3側から見たモデル斜視図である。
【0039】
ガイド面9b1のロータリー式金型3側の端部はロータリー式金型3の円筒に対して接線面と一致し、その後、接線面よりロータリー式金型3側に寄った面となっている。このため離型アシストA及びBによりロータリー式金型3から離型されたエンボス部1aが形成された基材樹脂テープは離型直後はロータリー式金型3の円筒に対して接線面に沿って進む。その後ガイド面9b1によりロータリー式金型3の接線よりもロータリー式金型3側寄りに進行する(この様子をモデル的に図7に示す。)。
【0040】
このような一組の離型アシストA及びBによるエンボス部1aのロータリー式金型3の凹状成形用型部3aからの引き離しにより、すなわち、エンボス部1aが円筒状のロータリー式金型3の接線方向に離型された後、接線角度(接線方向)よりも小さい角度で引き離されていくことにより、ロータリー式金型を用いた深絞りのエンボス部を有するエンボスキャリアテープの製造であっても、エンボス部の角部が凹状成形用型部3aへの壁面に押しつけられることによる変形、傷の発生をなくする、ないし、著しく減少させることが可能となる。
【0041】
なお、離型アシストはロータリー式金型3側の離型アシストAだけでその所期の目的を果たすことができるが、上記のような離型アシストBを併用することにより、離型直後のテープのバタ付きを効果的に防止し、その結果高速運転が可能となり生産性が向上する。
【0042】
以上のようにロータリー式金型3から離型された、エンボス部1aが形成された基材樹脂テープは製品のエンボスキャリアテープとなる。
なお、この後、さらに、プレス処理、スリット処理などにより、穿孔、切断や寸法調整等の後加工を行っても良い。
【0043】
また、ロータリー式金型3から離型されたテープをさらに冷却したい場合には例えば、離型アシストA及びBに図8(a)及び図8(b)にそれぞれ示すようにガイド面に至る通気孔(符号9a2’及び9b2’)をそれぞれ設け、これら通気孔の部分からガイド面に向けて冷却された空気等を流すことで効果的に達成することができる。
【0044】
本発明のエンボスキャリアテープ製造装置において、運転開始時や、装置のメンテナンス(ロータリー式金型3の分解掃除等)等を勘案すると、上記咬合は解除可能であることが望ましい。
【0045】
その場合、図4において補助金型はその凸部がロータリー式金型側面の凹状成形用型部とは咬合しない位置、例えば図中右方向に退避可能であることが望ましい。
【0046】
このとき、退避解除し、その凸部をロータリー式金型側面の凹状成形用型部に咬合する位置に戻す際、その咬合の同期が正常になるよう厳密に設定する必要がある。この設定が不充分であると、精度の良い、充分な強度を有するエンボスキャリアテープが得られないばかりか、高価なロータリー式金型3や補助金型6に傷がついたり、破損したりするおそれが生じる。
【0047】
しかしながらロータリー式金型の回転駆動と補助金型の回転駆動とが、1つのモータで行われるものであると、その咬合の調整が困難であったり、不充分で合ったりするおそれがある。そのため、補助金型とロータリー式金型とがそれぞれ独立して回転駆動されるものであることが望ましい。
【0048】
【実施例】
図4にモデル的に示す本発明に係るエンボスキャリアテープ製造装置とを用いて実際にエンボスキャリアテープを作製した。
【0049】
すなわち、厚さ0.4mm、幅12mmのポリスチレン製の基材樹脂テープを用いて、同じロータリー式金型を用いて、金型周速10m/分、ピッチ8mmで、大きさが5mm×5mm、深さ5.5mのエンボス部を連続的に成形した。
このとき得られたエンボス部の各部位の厚さを測定したところ、厚さが80〜140μmの範囲内であり、型再現性も良好で充分な成形精度が得られた。
【0050】
このとき従来技術に係る比較例として、同条件で、ただし補助金型6を図4中右方向に、すなわち、その凸部がロータリー式金型側面の凹状成形用型部とは咬合しない位置に退避させて、エンボスキャリアテープを得た。このときの得られたエンボス部の厚さを測定したところ、厚さが40μmと極端に薄い箇所があり、強度的にもエンボスキャリアテープとして求められる性能を満足せず、また、エンボス部底部角の成型精度が低く不満足な結果であった。
【0051】
【発明の効果】
本発明のエンボスキャリアテープの製造方法は、熱可塑性樹脂からなる基材樹脂テープを、略円筒形であって、その側面にエンボスキャリアテープのエンボス部形成のための複数の凹状成形用型部からなる凹状成形用型部列を1列以上有する、回転するロータリー式金型の側面に接触させて、エンボス部を連続的に真空成形するエンボスキャリアテープの製造方法において、上記ロータリー式金型の凹状成形用型部に咬合する凸部を有する略円筒形の補助金型を用い、ロータリー式金型側面の凹状成形用型部に位置した基材樹脂テープの部分を、補助金型の上記凸部が、ロータリー式金型とは反対の面から、ロータリー式金型側面の凹状成形用型部内部に移動させながら、凹状成形用型部内部を減圧することにより基材樹脂テープにエンボス部を形成する構成を有するため、深いエンボス部を有するエンボスキャリアテープを製造してもい設計通りの強度と、高い型再現精度とを有するエンボスキャリアテープが、生産性良く得られる優れたエンボスキャリアテープの製造方法である。
【0052】
本発明のエンボスキャリアテープ製造装置は、熱可塑性樹脂からなる基材樹脂テープを、略円筒形であって、その側面にエンボスキャリアテープのエンボス部形成のための複数の凹状成形用型部からなる凹状成形用型部列を1列以上有する、回転するロータリー式金型の側面に接触させて、エンボス部を連続的に真空成形するエンボスキャリアテープ製造装置において、上記ロータリー式金型の凹状成形用型部に咬合する凸部を有する略円筒形で回転可能な補助金型を有し、かつ、該凸部が、ロータリー式金型側面の凹状成形用型部内の減圧により該凹状成形用型部に位置した基材樹脂テープの部分に生じる凹状成形用型部内部への移動を、ロータリー式金型とは反対の面から補助する位置に補助金型を有する構成を有するため、深いエンボス部を有するエンボスキャリアテープを製造してもい設計通りの強度と、高い型再現精度とを有するエンボスキャリアテープが、生産性良く得られる優れたエンボスキャリアテープ製造装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンボスキャリアテープの例を示す図である。
(a)複数のエンボスが1列に形成されている例
(b)複数のエンボスからなる列が複数形成されている例
(c)エンボスキャリアテープの断面を示すモデル図である。
【図2】従来技術に係るエンボスキャリアテープの製造方法を示すモデル図である。
【図3】ロータリー式金型とプラグアシスト法との組み合わせを試みた例を示すモデル図である。
【図4】本発明にに係るエンボスキャリアテープの製造装置を示すモデル図である。
【図5】ロータリー式金型3と離型アシストA及びBとのモデル分解斜視図である。
(a)離型アシストA及びB側から見たモデル分解斜視図である。
(b)ロータリー式金型3側から見たモデル分解斜視図である。
【図6】ロータリー式金型3と離型アシストA及びBとを組み付けた状態を示す斜視図である。
(a)離型アシストA及びB側から見たモデル斜視図である。
(b)ロータリー式金型3側から見たモデル斜視図である。
【図7】離型アシストによりエンボス部が形成されたテープがロータリー式金型3金型から離型される状態を示すモデル説明図である。
【図8】離型アシストA及びBに通気孔を設けた状態を示す図である。
【符号の説明】
1 基材樹脂テープ
1a エンボス部
2a、2b 予加熱ローラ
3 ロータリー式金型
3a 凹状成形用型部
4 ヒータ
5 真空吸引部
6 補助金型
6a 凸部
7、8 クーラ
9a 離型アシストA
9a1 櫛形ガイド
9a2’,9b2’ 通気孔
9b 離型アシストB
9b1 ガイド面
10 補助ローラ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an embossed carrier tape manufacturing apparatus for storing electronic components and protecting them from impact, static electricity, etc. during transportation.
[0002]
[Prior art]
The embossed carrier tape is a tape having an embossed portion that accommodates a relatively small electronic component, and is usually formed from a thermoplastic resin (polystyrene or the like) to which a conductive additive such as carbon black is added.
[0003]
Here, an example of the embossed carrier tape is shown in FIGS. 1 (a) and 1 (b). FIG. 1A shows an example in which a plurality of embosses are formed in one row, and FIG. 1B shows an example in which five embosses are formed in one row.
[0004]
The embossed carrier tape shown in FIG. 1 (a) may be manufactured as it is from the beginning, and the width of the carrier tape having a plurality of embossed rows made of a plurality of embosses as shown in FIG. 1 (b). It can also be obtained by slitting in the direction.
[0005]
Electronic components housed in such an embossed carrier tape are mounted on a target board or the like by an automated component mounting apparatus or the like. At this time, the plurality of embossed portions provided on the embossed carrier tape cannot be handled by an automated component mounting apparatus or the like unless they are formed at equal intervals with high accuracy. In addition, the shape and dimensions of the embossed part itself are required to have high accuracy for protecting the electronic components to be stored or for handling the mounting apparatus.
[0006]
As a method for producing such an embossed carrier tape, a vacuum forming method has been used. In general, heat softened base resin tape is brought into close contact with the recess provided in the mold by vacuum suction, and then the product is obtained by releasing the molded product from the mold. For a long time, the “reciprocating die method” in which the die reciprocates in the direction perpendicular to the tape flow direction has been known.
[0007]
As an application of this reciprocating mold method, in order to improve the adhesion of the resin to the concave portion of the mold, a convex portion arranged so as to face the concave portion of the mold is used to partially apply the base resin tape during vacuum suction. High dimensional accuracy and sufficient performance by plug assist method that assists in moving to the concave mold cavity and vacuum / pneumatic method that blows high-pressure air from the opposite side of the mold side of the base resin tape at the same time as vacuum suction An embossed carrier tape having strength could be obtained.
[0008]
However, in order to further increase the productivity, embossed carrier tape production using a rotary mold known recently in JP-A-11-207811 (Patent Document 1), JP-A-11-151749 (Patent Document 2), etc. Devices have come into use.
Here, an embossed carrier tape manufacturing apparatus using such a rotary mold will be described with reference to FIG. 2 which is a model diagram.
[0009]
In FIG. 2, the
[0010]
The rotary mold 3 ′ is driven by a motor (not shown) and rotates in the clockwise direction in the drawing.
The base resin tape 1 'in contact with the rotary mold 3' is heated by the heater 4 'and softens. Next, the
[0011]
The
[0012]
However, with recent improvements in mounting technology, it is possible to automatically mount tall components on an electronic board, and accordingly, a deep-drawn embossed carrier with a large embossed portion depth ("D" in FIG. 1B). Tape has come to be demanded.
[0013]
However, in the embossed carrier tape manufacturing method using a rotary mold, so-called deep drawing is performed, that is, when the depth D of the embossed portion is increased, the model cross-sectional view of the embossed carrier tape of FIG. It was found that the thickness of the bottom surface of the embossed portion indicated by an arrow is reduced, and the strength and dimensional accuracy required for the embossed portion of the embossed carrier tape cannot be obtained.
[0014]
[Patent Document 1]
JP 11-207811 A (page 1-3)
[Patent Document 2]
JP 11-151749 A (page 1-3)
[0015]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention improves the above-described conventional problems, that is, in the production of an embossed carrier tape using a rotary mold with good productivity, even if the depth of the embossed portion to be formed is increased, the embossed carrier tape It is an object to provide an embossed carrier tape manufacturing apparatus that can satisfy the required strength and accuracy.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the present inventors have attempted a combination of a rotary mold and a plug assist method. An example is shown in FIG.
[0017]
In this method, the reciprocating assist plug 6 ′ is inserted into the concave mold portion 3 a ′ on the side surface of the rotary mold 3 ′ by reciprocating in the direction indicated by a double arrow in the drawing, thereby using the reciprocating mold. Good moldability similar to the plug assist method can be obtained.
[0018]
However, while the assist plug 6 'is inserted into the concave mold portion 3a', it is necessary to stop the rotation of the rotary mold against a predetermined position very accurately, against its inertia. The rotary mold 3 'cannot be driven continuously, and high-speed driving is difficult, making the most of its effects impossible. It has been found that there is always a risk of breakage, and further improvements have been made to the present invention.
[0019]
That is, the manufacturing method of the embossed carrier tape of the present invention solves the above-mentioned problem. As described in
With such a configuration, it is possible to produce an embossed carrier tape with good productivity and excellent dimensional accuracy and strength.
[0020]
Moreover, the embossing carrier tape manufacturing apparatus of this invention is the substantially cylindrical shape, and the embossing part of an embossing carrier tape is formed in the side surface as the base resin tape consisting of a thermoplastic resin as described in Claim 2. In an embossed carrier tape manufacturing apparatus for continuously vacuum forming an embossed part by contacting one side of a rotating rotary mold having at least one recessed mold part row composed of a plurality of concave mold parts. An auxiliary mold that is smaller than the concave mold part of the rotary mold and has a substantially cylindrical shape and has a convex part that meshes with the concave mold part, and the auxiliary mold The convex portion of the base plate resin moves to the inside of the concave molding die portion generated in the portion of the base resin tape located in the concave molding die portion by decompression in the concave molding die portion on the side surface of the rotary mold. Of
With such a configuration, it is possible to produce an embossed carrier tape with good productivity and excellent dimensional accuracy and strength.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The embossed carrier tape manufacturing apparatus of this invention is demonstrated using figures.
FIG. 4 is a model diagram showing an example of an embossed carrier tape manufacturing apparatus according to the present invention.
[0022]
This apparatus has a
[0023]
In the figure, the
[0024]
The substantially cylindrical rotary mold 3 rotates clockwise in the figure. A plurality of concave mold portions 3a for forming an embossed portion of the embossed carrier tape is formed on the side surface. It should be noted that one or more concave molding die rows composed of a plurality of concave molding die portions can be provided (only one concave molding die row is shown in the figure).
[0025]
The
[0026]
The portion of the
[0027]
At this time, since the auxiliary mold 6 is provided so that the convex part 6a of the auxiliary mold 6 is engaged with the concave molding part 3a of the rotary mold 3, the concave molding mold on the side surface of the rotary mold 3 is provided. The portion of the
[0028]
Here, both the rotary mold 3 and the auxiliary mold 6 can rotate smoothly while engaging the concave molding part 3a of the rotary mold 3 through the
[0029]
In the operation of the above apparatus, the rotation speed of the auxiliary mold 6 and the rotation direction of the auxiliary mold 6 are opposite to each other, and those speeds are strictly controlled so that the concave mold portion 3a It is necessary to always keep the occlusion synchronized with the convex portion 6a. If the synchronization between them is not normal, not only an embossed carrier tape with high accuracy and sufficient strength can be obtained, but also the expensive rotary die 3 and auxiliary die 6 are scratched or damaged. May occur.
[0030]
Since the temperature of the rotary mold 3 is set lower than the temperature of the heated
[0031]
For this reason, conventionally, only the relatively high temperature portion of the
[0032]
However, the present invention is a molding method using an auxiliary mold, and the auxiliary mold is not actively heated, and the distance from the high-temperature supply source is large. It is lower than the part of the
[0033]
For this reason, the convex portion 6a of the auxiliary die 6 and the
[0034]
As described above, the portion of the
Although the
[0035]
Here, a model exploded perspective view of the rotary mold 3 and the mold release assists A and B is shown in FIG.
FIG. 5A is an exploded perspective view of the model as viewed from the mold release assists A and B, and FIG. 5B is an exploded perspective view of the model as viewed from the rotary mold 3 side.
[0036]
On the side surface of the rotary mold 3, five rows of concave mold portions are formed of a plurality of concave mold portions 3 a for forming an embossed portion of the embossed carrier tape.
[0037]
The release assist B9b is provided with a guide surface 9b1 with respect to the cylindrical rotary mold 3. The mold release assist A is provided with a comb-shaped guide portion 9a1 so as to have a curved surface corresponding to the guide surface 9b1 of the mold release assist B9b. The concave portion of the comb-shaped guide portion 9a1 is formed by the embossed section 1a of the
[0038]
These one set of mold release assists A and B are assembled as shown in FIG.
6A is a model perspective view seen from the mold release assist A and B side, and FIG. 6B is a model perspective view seen from the rotary mold 3 side.
[0039]
The end of the guide surface 9b1 on the rotary mold 3 side coincides with the tangential surface with respect to the cylinder of the rotary mold 3, and thereafter, the surface is closer to the rotary mold 3 side than the tangential surface. For this reason, the base resin tape on which the embossed portion 1a released from the rotary mold 3 by the mold release assists A and B is formed along the tangential surface with respect to the cylinder of the rotary mold 3 immediately after the mold release. move on. Then, the guide surface 9b1 advances closer to the rotary die 3 side than the tangent to the rotary die 3 (this state is schematically shown in FIG. 7).
[0040]
By pulling the embossed portion 1a away from the concave mold portion 3a of the rotary mold 3 by such a set of mold release assists A and B, that is, the tangent line of the rotary mold 3 having the cylindrical embossed portion 1a. After being released in the direction, even by manufacturing an embossed carrier tape having a deep drawing embossed part using a rotary die by being separated at an angle smaller than the tangential angle (tangential direction), It is possible to eliminate or significantly reduce the occurrence of deformation and scratches caused by pressing the corner of the embossed portion against the wall surface of the concave molding die 3a.
[0041]
In addition, the mold release assist can achieve its intended purpose only with the mold release assist A on the rotary mold 3 side, but by using the mold release assist B as described above, the tape immediately after the mold release. As a result, high-speed operation is possible and productivity is improved.
[0042]
As described above, the base resin tape that is released from the rotary mold 3 and on which the embossed portion 1a is formed becomes an embossed carrier tape of the product.
Thereafter, post-processing such as drilling, cutting, and dimension adjustment may be further performed by pressing, slitting, or the like.
[0043]
Further, when it is desired to further cool the tape released from the rotary mold 3, for example, as shown in FIG. 8A and FIG. This can be achieved effectively by providing pores (reference numerals 9a2 ′ and 9b2 ′) and flowing cooled air or the like from these vent holes toward the guide surface.
[0044]
In the embossed carrier tape manufacturing apparatus of the present invention, it is desirable that the above-mentioned occlusion can be released in consideration of the start of operation, maintenance of the apparatus (such as disassembly and cleaning of the rotary mold 3), and the like.
[0045]
In that case, it is desirable that the auxiliary mold in FIG. 4 can be retracted in a position where the convex part does not engage with the concave mold part on the side surface of the rotary mold, for example, in the right direction in the figure.
[0046]
At this time, when the retraction is released and the convex portion is returned to the position where the convex portion is engaged with the concave mold portion on the side surface of the rotary mold, it is necessary to strictly set the occlusion to be normal. If this setting is insufficient, not only an embossed carrier tape with high accuracy and sufficient strength can be obtained, but also the expensive rotary die 3 and auxiliary die 6 are scratched or damaged. There is a fear.
[0047]
However, if the rotational drive of the rotary mold and the rotational drive of the auxiliary mold are performed by a single motor, the adjustment of the occlusion may be difficult or insufficient. Therefore, it is desirable that the auxiliary mold and the rotary mold are rotationally driven independently.
[0048]
【Example】
An embossed carrier tape was actually produced using the embossed carrier tape manufacturing apparatus according to the present invention shown in model form in FIG.
[0049]
That is, using a base resin tape made of polystyrene having a thickness of 0.4 mm and a width of 12 mm, using the same rotary mold, the mold peripheral speed was 10 m / min, the pitch was 8 mm, and the size was 5 mm × 5 mm. An embossed portion having a depth of 5.5 m was continuously formed.
When the thickness of each part of the embossed part obtained at this time was measured, the thickness was in the range of 80 to 140 μm, the mold reproducibility was good, and sufficient molding accuracy was obtained.
[0050]
At this time, as a comparative example according to the prior art, under the same conditions, however, the auxiliary mold 6 is in the right direction in FIG. 4, that is, in a position where the convex portion does not mesh with the concave mold portion on the side surface of the rotary mold. Retracted to obtain an embossed carrier tape. When the thickness of the embossed part obtained at this time was measured, there was an extremely thin part with a thickness of 40 μm, which did not satisfy the performance required as an embossed carrier tape in terms of strength. The molding accuracy was low and unsatisfactory.
[0051]
【The invention's effect】
The method for producing an embossed carrier tape of the present invention comprises a base resin tape made of a thermoplastic resin having a substantially cylindrical shape, and a plurality of concave molds for forming an embossed portion of the embossed carrier tape on its side surface. In the method of manufacturing an embossed carrier tape, wherein the embossed part is continuously vacuum-molded by bringing it into contact with the side surface of a rotating rotary mold having at least one concave mold part row, and the concave shape of the rotary mold Using a substantially cylindrical auxiliary mold having a convex part that meshes with the molding die part, the part of the base resin tape located in the concave molding part on the side surface of the rotary mold is replaced with the convex part of the auxiliary mold. However, it is embossed on the base resin tape by depressurizing the inside of the concave mold part while moving it from the opposite side of the rotary mold to the inside of the concave mold part on the side of the rotary mold. An embossed carrier tape having a strength as designed and high mold reproducibility can be produced with good productivity, so that an embossed carrier tape having a deep embossed portion can be manufactured. It is a manufacturing method.
[0052]
The embossed carrier tape manufacturing apparatus of the present invention is a substantially cylindrical shape of a base resin tape made of a thermoplastic resin, and includes a plurality of concave molding dies for forming an embossed portion of the embossed carrier tape on its side surface. In an embossed carrier tape manufacturing apparatus for continuously forming an embossed portion in contact with the side surface of a rotating rotary die having one or more rows of concave mold portions, for forming the concave shape of the rotary die. A substantially cylindrical auxiliary mold having a convex portion that meshes with the mold portion, and the convex portion is formed by reducing the pressure in the concave molding portion on the side surface of the rotary mold. Since it has a configuration with an auxiliary die at a position that assists the movement inside the concave molding die that occurs in the portion of the base resin tape located at the surface from the surface opposite to the rotary die, And strength as designed Some manufactures embossed carrier tape having a section, embossed carrier tape having a high mold reproducibility is a good productivity good embossed carrier tape manufacturing apparatus to be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows an example of an embossed carrier tape.
(A) Example in which a plurality of embosses are formed in one row (b) Example in which a plurality of rows made of a plurality of embosses are formed (c) A model diagram showing a cross section of an embossed carrier tape.
FIG. 2 is a model diagram showing a method for manufacturing an embossed carrier tape according to the prior art.
FIG. 3 is a model diagram showing an example in which a combination of a rotary mold and a plug assist method is attempted.
FIG. 4 is a model diagram showing an embossed carrier tape manufacturing apparatus according to the present invention.
FIG. 5 is an exploded perspective view of a model of a rotary mold 3 and mold release assists A and B.
(A) It is the model disassembled perspective view seen from the mold release assist A and B side.
(B) It is the model disassembled perspective view seen from the rotary type | mold 3 side.
FIG. 6 is a perspective view showing a state where the rotary mold 3 and mold release assists A and B are assembled.
(A) It is the model perspective view seen from the mold release assistance A and B side.
(B) It is the model perspective view seen from the rotary type | mold 3 side.
FIG. 7 is a model explanatory view showing a state where a tape on which an embossed portion is formed by mold release assist is released from a rotary mold 3;
FIG. 8 is a view showing a state in which vent holes are provided in the mold release assists A and B.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
9a1 Comb guides 9a2 ', 9b2' Vent hole 9b Mold release assist B
9b1 Guide surface 10 Auxiliary roller
Claims (2)
上記ロータリー式金型の凹状成形用型部より小さく、かつ、該凹状成形用型部に咬合する複数の凸部を有する回転可能な補助金型を用い、
回転するロータリー式金型の側面に接する基材樹脂テープのロータリー式金型とは反対の面から、ロータリー式金型側面の凹状成形用型部に位置した基材樹脂テープの部分を、上記補助金型の凸部がロータリー式金型側面の凹状成形用型部内部へ移動させながら、凹状成形用型部内部を減圧することにより基材樹脂テープにエンボス部を形成することを特徴とするエンボスキャリアテープの製造方法。A base resin tape made of a thermoplastic resin is substantially cylindrical, and has at least one row of concave molding die rows comprising a plurality of concave molding die portions for forming an embossed portion of an embossed carrier tape on its side surface. In the method for producing an embossed carrier tape, wherein the embossed portion is continuously vacuum formed by contacting the side surface of a rotating rotary mold.
Using a rotatable auxiliary mold that is smaller than the concave mold part of the rotary mold and has a plurality of convex parts that mesh with the concave mold part,
The part of the base resin tape located on the concave mold part on the side of the rotary mold from the side opposite to the rotary mold of the base resin tape in contact with the side of the rotating rotary mold is the above auxiliary Embossing characterized in that an embossed portion is formed on a base resin tape by reducing the pressure inside the concave molding die while the convex portion of the die is moved into the concave molding die on the side surface of the rotary mold Manufacturing method of carrier tape.
上記ロータリー式金型の凹状成形用型部より小さく、かつ、該凹状成形用型部に咬合する凸部を有する略円筒形で回転可能な補助金型を有し、かつ、該補助金型の凸部が、ロータリー式金型側面の凹状成形用型部内の減圧により該凹状成形用型部に位置した基材樹脂テープの部分に生じる凹状成形用型部内部への移動を、基材樹脂テープのロータリー式金型とは反対の面から補助する位置に、補助金型を有することを特徴とするエンボスキャリアテープ製造装置。A base resin tape made of a thermoplastic resin is substantially cylindrical, and has at least one row of concave molding die rows comprising a plurality of concave molding die portions for forming an embossed portion of an embossed carrier tape on its side surface. In an embossed carrier tape manufacturing apparatus for continuously vacuum forming an embossed part in contact with a side surface of a rotating rotary mold,
The auxiliary mold has a substantially cylindrical and rotatable auxiliary mold that is smaller than the concave mold part of the rotary mold and has a convex part that meshes with the concave mold part. The convex portion moves to the inside of the concave mold portion generated in the portion of the base resin tape located in the concave mold portion by pressure reduction in the concave mold portion on the side surface of the rotary mold. An embossed carrier tape manufacturing apparatus having an auxiliary die at a position where the auxiliary die is supported from a surface opposite to the rotary die.
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