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JP3793174B2 - キャスター付きの鞄 - Google Patents

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JP3793174B2
JP3793174B2 JP2003144194A JP2003144194A JP3793174B2 JP 3793174 B2 JP3793174 B2 JP 3793174B2 JP 2003144194 A JP2003144194 A JP 2003144194A JP 2003144194 A JP2003144194 A JP 2003144194A JP 3793174 B2 JP3793174 B2 JP 3793174B2
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  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
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  • Toys (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャスター付きの鞄に関し、とくに、上下に移動できる取手を有する鞄に関する。
【0002】
【従来の技術】
引出し自在な取手を備えるキャスター付きの鞄はすでに開発されて多く使用されている。この構造の鞄は、航空機に持込みできる程度の大きさ、あるいは、これよりも多少大きいタイプのものが多い。この構造の鞄は、例えば、米国特許第4995487号の明細書(特許文献1)、特公平4−76686号公報(特許文献2)、実開平57−179824号公報(特許文献3)及び実開昭63−131634号公報(特許文献4)に記載されている。これ等の公報に記載される鞄は、図1に示すように底面の片側に2個のキャスター41を設けている。キャスター41の反対側には、短い脚42を固定している。鞄を垂直に立てると、キャスター41と脚42とが床に接触する。この状態では、回転しない脚42が接触するので、鞄は移動しない状態で垂直に自立する。さらに、鞄を引っ張って移動させるために、上面に引き出しできるように取手43を設けている。取手43は、鞄を傾斜させた状態で引っ張って移動させるので、キャスター41と同じ側に設けられる。
【0003】
この構造の鞄は、図1に示すように、鞄を傾け、取手43を引っ張って移動できる。鞄が傾斜すると、キャスター41が床に接触し、脚42は床から離れる。この状態で取手43を引っ張ると、キャスター41が回転して楽に移動できる。しかしながら、このようにして移動させる鞄は、航空機内のように狭いところや、混雑するところでは、キャスター41を使用できないことがある。キャスター41で走行させると、鞄の横幅が広くなって、機内の座席の間の狭い通路や、混雑するところで自由に移動できないからである。キャスター41が使用できなくなると、鞄を手で持ち上げて移動させる必要がある。手で持ち上げて移動させるときは、横幅が広くならないように、図1の矢印Aで示す方向に移動できる。
【0004】
キャスター付きの鞄は、重い鞄を軽く、楽に移動させるのに便利な構造である。鞄が重くても、キャスターで楽に移動できるからである。本発明者は、このような欠点を解消するために、図2に示す構造の鞄を開発した。この図の鞄は、キャスター41を、ケース本体44の底面に装着している。キャスター41は、ケース本体44を垂直姿勢で自立できるように、底面の四隅に設けている。取手43の握り部43Aは、ケース本体44の上方で、その左右の中央に位置する。この構造の鞄は、図1に示す鞄のように、鞄を傾斜させて移動させるのではない。鞄を垂直に立てた姿勢で、図2の矢印で示す方向に移動させる。矢印で示す方向に移動させると、横幅を狭くして移動できる。このため、機内や混雑するところで便利に移動できる特長がある。さらに、4個のキャスター41に、自由な方向に移動できる自在キャスターを使用すると、鞄は、垂直の姿勢で自由な方向に移動できる。垂直姿勢の鞄は、鞄の重さが取手43に作用しない。このため、鞄が極めて重くても、押すだけで楽に移動できる。
【0005】
この構造の鞄は、取手の握り部を押して、4個のキャスターで軽く楽に移動できる。ただ、この構造の鞄は、取手上端の握り部を、ケース本体の左右の中央部に位置させる必要がある。自由に首振りできるキャスターを備える鞄は、握り部をケース本体の片側に装着すると、握り部を押してまっすぐに移動させるのが難しいからである。
【0006】
左右の中央に取手を装着する鞄は、図3の断面図に示すように、取手43の伸縮ロッド45をケース本体44の内部で固定する必要がある。伸縮ロッド45は、握り部43Aをケース本体44の左右の中央に配設するために、ケース本体44の左右、すなわち、厚さ方向の中央を貫通する状態で固定される。この構造の鞄は、伸縮ロッド45が邪魔になって、ケース本体44の内部を有効に使用するのが難しくなる。本発明者は、伸縮ロッド45が邪魔になる欠点を少しでも少なくするために、ケース本体44に仕切り板46を固定し、この仕切り板46に伸縮ロッド45を固定する鞄を開発した。この鞄は、仕切り板46の両面に物を収納できるように、鞄を両側に開けられる構造とした。この構造の鞄は、仕切り板46でケース本体44を補強すると共に、ケース本体44を2分割して便利に使用できる構造としている。ただ、この構造によっても、ケース本体44の内部には、伸縮ロッド45が邪魔になる欠点を解消できない。とくに、ケース本体44が浅くなって、厚い物を収納できなくなる欠点は解消できない。
【0007】
本発明者は、これ等の欠点を解決することを目的に、図4に記載する鞄を開発した(特許文献5参照)。
【0008】
この鞄は、ケース本体44の底面四隅部にキャスター41を設け、さらにこのケース本体44の側面には、伸縮ロッド45を固定している。伸縮ロッド45は、取手43を上方に引き出しできる構造であって、上端に握り部43Aを設けている。伸縮ロッド45は、ケース本体44から引き上げられた状態で握り部43Aをケース本体44上面の左右の中央に位置させるように湾曲している。
【0009】
【特許文献1】
米国特許第4995487号明細書
【特許文献2】
特公平4−76686号公報
【特許文献3】
実開平57−179824号公報
【特許文献4】
実開昭63−131634号公報
【特許文献5】
特開平10−137022号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
この構造の鞄は、伸縮ロッドを側部に固定しているので、鞄本体の内部を深くできる特長がある。しかしながら、この構造の鞄は鞄本体に伸縮ロッド固定しているので、鞄本体を強靭な構造とする必要がある。それは、鞄本体で伸縮ロッドを自立させるからである。とくに、自由な方向に移動できる首振り式のキャスターを四隅に設けて、伸縮ロッドを自立するように鞄本体に固定し、さらにグリップの高さを60〜100cmとする鞄は、グリップを握って歩行する時には杖に併用しながら押して移動できる。この構造の鞄は、図1に示すように伸縮ロッドを引っ張って移動させるのでなく、杖として歩行者の支えとして使用しながら、前方に押されて鞄本体を移動させるので、押しても倒れない強靭な構造が要求される。このため、伸縮ロッドを鞄本体にしっかりと自立できる構造とするために、鞄本体と伸縮ロッドの取付部分を強く補強する必要がある。このため、鞄本体の構造が複雑になって製作コストが著しく高くなる欠点があった。また、鞄本体は収納スペースを減少することなく強靭な構造に補強するのが難しい欠点もある。
【0011】
本発明は、さらにこのような欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、鞄本体を簡単な構造として、安価に多量生産でき、しかも、伸縮ロッドをしっかりと自立させて、上端のグリップ部を握って杖として使用しながら前方に楽に移動できるキャスター付きの鞄を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のキャスター付きの鞄は、底面の四隅部に自由な方向に走行可能なキャスター6を設けているベースフレーム1と、このベースフレーム1に装着している鞄本体3とを備える。ベースフレーム1は、上に鞄本体3を装着している載せ台2と、上方に引出し自在であって上端にグリップ4を有する伸縮ロッド5と、この伸縮ロッド5を伸長位置と収縮位置に停止させるストッパ15とを備える。載せ台2は、四隅部にキャスター6を設けている。伸縮ロッド5は、載せ台2の片側に、上方に延長して自立するように固定している。ベースフレーム1は、鞄本体3を載せ台2の上で伸縮ロッド5の側面に固定している。
【0013】
さらに、本発明の請求項1のキャスター付きの鞄は、伸縮ロッド5が伸長されてグリップ4が引き上げられると、載せ台2に固定している片側から中央に向かってグリップ4が移動するようにベースフレーム1の伸縮ロッド5を湾曲している。伸縮ロッド5は、収縮状態ではグリップ4が鞄本体3の上部ないし上方に位置してストッパ15で停止され、また、伸長状態ではキャスター6の底面からグリップ4までの高さが60〜100cmとなる位置でストッパ15で停止される。
【0014】
さらに、本発明の請求項2のキャスター付きの鞄は、伸縮ロッド5が伸長されてグリップ4が引き上げられると、載せ台2に固定している片側から中央に向かってグリップ4が移動するようにベースフレーム1の伸縮ロッド5を傾斜している。伸縮ロッド5は、収縮状態ではグリップ4が鞄本体3の上部ないし上方に位置してストッパ15で停止され、また、伸長状態ではキャスター6底面からグリップ4までの高さが60〜100cmとなる位置でストッパ15で停止される。
【0015】
鞄本体3は、可撓性シートを縫製して製作し、ベースフレーム1に脱着できるように装着することができる。伸縮ロッド5は、載せ台2に上下方向に伸びる姿勢で固定しているガイド筒5Bと、このガイド筒5Bに出し入れできるように挿入している引出ロッド5Aとを備え、引出ロッド5Aの上端にグリップ4を固定することができる。
【0016】
ベースフレーム1は、載せ台2の片側に2本の伸縮ロッド5を固定して、2本の伸縮ロッド5の上端にグリップ4を連結することができる。2本の伸縮ロッド5は、ガイド筒5Bの上端を連結ロッド11で連結することができる。さらに、2本の伸縮ロッド5は、載せ台2の片側の両端部に固定することができる。
【0017】
さらに、ベースフレーム1は、載せ台2と伸縮ロッド5を補強壁8で連結して、補強壁8と伸縮ロッド5とで囲まれる部分に鞄本体3を装着している。ベースフレーム1は、載せ台2と補強壁8とをプラスチックで一体的に成形することができる。載せ台2は、伸縮ロッド5を固定している側部に、載せ台2の幅を広くする方向に突出する突出部9を設けて、この突出部9を設けた部分にキャスター6を固定することができる。
【0018】
さらに、本発明のキャスター付きの鞄は、伸縮ロッド5に折り畳み椅子30を連結することができる。この折り畳み椅子30は、一方の側部を、傾動できると共に上下に移動できるように伸縮ロッド5に連結している座台31と、この座台31の連結部に傾動できるように連結している折畳脚32と、この折畳脚32に連結されて座台31を水平な姿勢に保持する支持リンク33と、折畳脚32の拡開角を制限する連結リンク34とを備えることができる。
【0019】
ストッパ15は、引出ロッド5Aの下端部に配設されて、ガイド筒5Bに向かって弾性的に突出する突出ピン16と、ガイド筒5Bに設けられて、突出ピン16が挿入される係止部17と、突出ピン16を係止部17から強制的に引き抜く解除機構18とを備えることができる。解除機構18は、グリップ4に配設された押しボタン20と、グリップ4及び引出ロッド5Aに内蔵されて、押しボタン20で上下に移動される駆動ロッド21と、この駆動ロッド21に押圧されて、突出ピン16を強制的に引き込む方向に回動する回動片22とを備えることができる。押しボタン20は、グリップ4の上面に設けることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのキャスター付きの鞄を例示するものであって、本発明は鞄を下記のものに特定しない。
【0021】
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0022】
図5と図6に示すキャスター付きの鞄は、底面の四隅部に、自由な方向に走行可能な首振り式のキャスター6を設けているベースフレーム1と、このベースフレーム1に装着している鞄本体3とを備える。図の鞄は、鞄本体3を脱着できるようにベースフレーム1に装着している。この鞄は、鞄本体3を簡単に交換できる特長がある。ただ、鞄本体は、脱着できないようにベースフレームに固定することもできる。
【0023】
ベースフレーム1は、プラスチックを成形して製作される。ベースフレーム1は、四隅部にキャスター6を設けて、上に鞄本体3を装着している載せ台2と、この載せ台2の片側に上方に延長して自立するように固定され、かつ上方に引出し自在であって上端にグリップ4を有する伸縮ロッド5と、この伸縮ロッド5を伸長位置と収縮位置に停止させるストッパ15とを備える。ベースフレーム1は、載せ台2の上で伸縮ロッド5の側面に鞄本体3を装着している。
【0024】
載せ台2は、全体の平面形状を長方形としている。載せ台2は、長方形の長辺の片側に伸縮ロッド5を固定している。長方形の短辺側には補強壁8を設けている。補強壁8は、載せ台2の上面に垂直に伸びるように設けられる。補強壁8は、伸縮ロッド5を固定している片側に向かって次第に高くしている。この補強壁8は、固定する伸縮ロッド5をより強靭な構造で連結できる。補強壁8は、内面を平面状にして外側に補強リブ8Aを一体的に成形して設けている。補強壁8は、縦方向に複数の補強リブ8Aを設けると共に、上縁に沿っても補強リブ8Aを設けている。この補強壁8は、軽くて強靭な構造にできる。また、補強リブ8Aで外観の意匠を美しくできる特長もある。
【0025】
載せ台2と補強壁8は、プラスチックで一体的に成形される。載せ台2と補強壁8とをプラスチックで一体的に成形しているベースフレーム1は、補強壁8と載せ台2との連結強度を強くできる。ただ、本発明の鞄は、補強壁と載せ台とを別々のプラスチックで成形して接着やネジ止等の構造で固定することもできる。図の載せ台2は、両端に設けている補強壁8を側壁10で連結している。側壁10は、補強壁8の伸縮ロッド連結側に設けている。側壁10と補強壁8とは互いに直交する姿勢で連結されている。側壁10は、補強壁8に一体的に成形されて、補強壁8を倒れないように補強する。側壁10は、図7に示すように、中央部分を低くして、中央部分に折り畳み椅子30の連結リンク34を連結している。補強壁8は、伸縮ロッド5を挿入して連結する垂直穴7を設けており、この垂直穴7に伸縮ロッド5を入れて連結している。図の鞄は、伸縮ロッド5を角柱状としているので、垂直穴7を角柱状としている。垂直穴7に入れた伸縮ロッド5は、補強壁8を貫通して先端を伸縮ロッド5に押し付けている止ネジで固定される。ただ、伸縮ロッド5を垂直穴7に接着して固定し、あるいは抜けない嵌合構造で連結することもできる。この構造で伸縮ロッド5を載せ台2に連結する構造は、伸縮ロッド5を極めて強靭な構造で載せ台2に固定できる。
【0026】
載せ台2は、上面を平面として、その下面には、縦横の伸びる補強リブ(図示せず)を一体的に成形して設けている。この載せ台2は、全体を薄くしながら補強リブで強靭な構造にできる。さらに載せ台は、縦横に設けている補強リブの間に、載せ台を上下に貫通する貫通孔を設けて、より軽くすることもできる。
【0027】
さらに、図6の載せ台2は、伸縮ロッド5を固定している側部、図において右側に、載せ台2の幅を広くする方向に突出する突出部9を設けており、この突出部9を設けた部分にキャスター6を固定している。突出部9を設けている載せ台2は、その両側に固定するキャスター6の間隔を広くして安定できる。長方形の載せ台2は、その横幅を狭くすると横に倒れやすくなるが、突出部9を設けてキャスター6の間隔を広くして横方向の安定性を向上できる。キャスター6は載せ台2の四隅部に固定されるので、突出部9は伸縮ロッド5を連結する側の両端部に設けられる。突出部9を設けている載せ台2は、その幅を14〜16cmとして、長さを20〜35cmとしている。ただし、幅は12〜35cmとすることもできる。
【0028】
図の鞄は、突出部9の間に折り畳み椅子30を収納して、横幅を広くすることなく、折り畳み椅子30を連結している。この鞄は、突出部9で横の安定性を向上しながら、突出部9によってできるスペースに折り畳み椅子30を収納できる特長がある。
【0029】
図の鞄は、載せ台2の上面であって、補強壁8と側壁10の内側に鞄本体3を装着している。鞄本体3は、可撓性シートを縫製して製作することができる。この鞄は、鞄本体3を脱着できるように装着する構造としている。ただし、鞄本体は、脱着できないようにベースフレームに固定することもできる。図6のベースフレーム1は、連結穴12と連結フック13を設けて、鞄本体3を脱着できるように装着する。連結穴12は、載せ台2と補強壁8に設けている。載せ台2は、伸縮ロッド連結側と反対側に連結穴12を設けている。図6の載せ台2は、上下に貫通してふたつの連結穴12を設けている。補強壁8は、上縁部分であって、伸縮ロッド5に接近する位置に連結穴12を設けている。補強壁8は、補強リブ8Aを上下に貫通して連結穴12を設けている。図6の連結穴12はスリット状としている。スリット状の連結穴12は、鞄本体3に固定している連結バンド3Aを挿通して、鞄本体3をベースフレーム1に連結する。
【0030】
連結フック13は、伸縮ロッド5に連結している。図6の鞄は、伸縮ロッド5を、載せ台2に下端を連結しているガイド筒5Bと、このガイド筒5Bに引出しできるように挿入している引出ロッド5Aとで構成して、ガイド筒5Bの上端を連結する連結ロッド11に連結フック13を設けている。連結ロッド11は、プラスチックでもって連結フック13を一体的に成形して設けている。連結フック13は上方に延長され、鞄本体3に設けられる連結隙間3Bに挿入されて、鞄本体3を外れないように連結する。鞄本体3は、上部に設けている連結隙間3Bに連結フック13を入れ、下部に設けている連結バンド3Aをベースフレーム1に連結して、外れないように連結される。鞄本体3は、連結バンド3Aをベースフレーム1に連結して、ベースフレーム1から上昇しなくなる。上方に延長される連結フック13は、上昇しない鞄本体3を外れないように連結する。
【0031】
以上の連結穴12と連結フック13は、以下のようにして、鞄本体3を脱着できるように簡単に、しかもしっかりと外れないようにベースフレーム1に連結する。
(1) 鞄本体3の連結隙間3Bを連結フック13に引っかける。
(2) この状態で、鞄本体3の下部に連結している連結バンド3Aを、ベースフレーム1の載せ台2と補強壁8に設けてる連結穴12に連結する。連結バンド3Aは一端を鞄本体3に縫着し、あるいは接着して連結しており、先端には脱着連結具を設けている。脱着連結具は、ボタン、ホック、フック、マジックテープ(登録商標)等である。
【0032】
ベースフレーム1に装着された鞄本体3は、装着するときと反対に、連結バンド3Aを外して、上昇させて連結フック13から外してベースフレーム1から外すことができる。以上の鞄本体3は、下部をベースフレーム1に連結し、上部を連結フック13に連結して、簡単に脱着して、しかもしっかりとベースフレーム1に装着できる。鞄本体は、連結フックを使用することなく、連結バンドでもって上部と下部の両方をベースフレームに装着することもできる。
【0033】
伸縮ロッド5は、図5に示すように、伸長されてグリップ4が引き上げられると、載せ台2に固定している片側から中央に向かってグリップ4を移動させるように湾曲されている。図5に示すように、伸縮ロッド5を載せ台2の右側に固定する場合、載せ台2の中央とは、左右方向の中心を意味するものとする。図5の鞄は、載せ台2の右側に伸縮ロッド5を固定しているので、伸縮ロッド5は引き上げられると、グリップ4を載せ台2の右側から左側に向かって移動させるように、伸縮ロッド5を湾曲させている。いいかえると、伸縮ロッド5は、中央部が外側に突出する方向に湾曲されて、引き上げられたグリップ4を、載せ台2の側部から中央に接近する方向に移動させる。伸縮ロッド5を引き上げた状態で、グリップ4は、必ずしも載せ台2の中央に位置する必要はない。それは、グリップ4が完全に中央になくても、グリップ4を押して鞄を曲がらないように前方に移動できるからである。引き上げられたグリップ4の位置は、図5において、伸縮ロッド5を固定している載せ台2の一方の端面を基準の0点とし、反対側の端面を100とすれば、たとえば、15〜80%の位置、好ましくは20〜60%、さらに好ましくは20〜50%の位置である。
【0034】
さらに、図8の鞄は、伸縮ロッド5が伸長されてグリップ4が引き上げられると、載せ台2に固定している片側から中央に向かってグリップ4を移動させるように伸縮ロッド5を傾斜して載せ台2に固定している。図8の鞄は、載せ台2の右側に伸縮ロッド5を固定しているので、伸縮ロッド5は引き上げられると、グリップ4を載せ台2の右側から左側に向かって移動させるように、伸縮ロッド5を傾斜させている。傾斜する伸縮ロッド5も、湾曲する伸縮ロッド5と同じように、グリップ4を引き上げた状態で、グリップ4を必ずしも載せ台2の中央に位置させる必要はない。グリップ4が完全に中央になくても、グリップ4を押して鞄を曲がらないように前方に移動できるからである。
【0035】
さらに、図示しないが、鞄は、湾曲する伸縮ロッドを傾斜して載せ台の片側に固定して、グリップを引き上げて、載せ台の片側から中央に向かって移動させることもできる。この鞄は、湾曲する曲率半径を大きくすると共に、傾斜角を直角に近くして、グリップを引き上げて載せ台の中央に接近できる。それは、傾斜させることと湾曲させることの両方で、引き上げたグリップを載せ台の側部から中央に移動できるからである。
【0036】
伸縮ロッド5は、収縮状態、いいかえるとグリップ4を最も押し下げた状態では、グリップ4が鞄本体3の上部ないし上方に位置してストッパ15で停止される。伸縮ロッド5は、収縮されてグリップ4を最も低くする位置で、キャスター6の底面からグリップ4の上面までの距離を約50cmとする。ただし、伸縮ロッド5は、収縮されてグリップ4を最も低くする位置で、キャスター6の底面からグリップ4の上面までの距離を、好ましくは30〜80cm、さらに好ましくは35〜70cmとすることもできる。伸縮ロッド5を収縮してグリップ4を最も低くする状態で、グリップ4を掴みやすいように、鞄本体3をグリップ4よりも低くする。伸縮ロッド5は、伸長状態、いいかえるとグリップ4を最も高く引き上げた状態では、キャスター6の底面からグリップ4の中心までの高さが60〜100cm、好ましくは65〜85cmとなる位置でストッパ15で停止される。
【0037】
伸縮ロッド5は、載せ台2に上下方向に伸びるように固定しているガイド筒5Bと、このガイド筒5Bに出し入れできるように挿入している引出ロッド5Aとを備え、引出ロッド5Aの上端にグリップ4を固定している。ガイド筒5Bと引出ロッド5Aは、太さの異なる金属筒とすることができる。ただし、ガイド筒と引出ロッドは、プラスチックを角筒状に成形して製作することもできる。
【0038】
図の鞄は、載せ台2の片側に2本の伸縮ロッド5を固定して、2本の伸縮ロッド5の上端にグリップ4を連結している。さらに、図の鞄は、載せ台2の片側の両端部に位置して2本の伸縮ロッド5を固定している。すなわち、2本の伸縮ロッド5の間隔を、長方形である載せ台2の長辺の長さとほぼ等しくしている。このように、2本の伸縮ロッド5を載せ台2の両端部に固定する構造は、伸縮ロッド5をより強靭な構造でしっかりと自立できる特長がある。それは、2本の伸縮ロッド5と載せ台2とグリップ4とで構成される長方形状の枠を大きくできるからである。この構造は、伸縮ロッド5を伸長させて鞄を走行させる状態において、鞄の進行方向にグリップ4を押す力が、伸縮ロッド5を倒す方向に作用するのを極減できる。したがって、グリップ4を握って歩行する時、あるいは杖に併用しながら押して移動する時においても、伸長された伸縮ロッド5が倒れるのを防止しながら、安定して走行させることができる。また、伸縮ロッド5と載せ台2との連結部分にかかる負荷を極減できるので、この部分が損傷するのを有効に防止できる特長もある。
【0039】
さらに、2本の伸縮ロッド5を載せ台2の長辺の両端に固定する構造は、鞄をキャスター6で走行させるときの載せ台2の進行方向に対して、先端側の端部と後端側の端部とに伸縮ロッド5を固定することになる。このため、先端側の伸縮ロッド5では載せ台2を引く方向に力を作用させ、後端側の伸縮ロッド5では載せ台2を押す方向に力を作用させて、載せ台2を軽い力でスムーズに走行させることができる。とくに、この構造は、載せ台2を優れた方向性で舵取りしながら走行できる。このため、底面の四隅部に自由な方向に走行可能なキャスター6を設けている載せ台2を、優れた方向性で安定して走行できる特長が実現できる。
【0040】
さらに、2本の伸縮ロッド5は、ガイド筒5Bの上端を連結ロッド11で連結している。ガイド筒5Bは、下端を載せ台2に固定して、上端部分を連結ロッド11で連結している。このように、ガイド筒5Bの上端を連結ロッド11で連結する構造は、2本の伸縮ロッド5を補強して、より安定して自立できる。連結ロッド11と、図7の鎖線で示す最も降下したグリップ4との間には手を入れる挿入隙間14を設けている。降下したグリップ4を掴みやすくするためである。図のグリップ4は、プラスチックで全体をコ字状に成形して、両端の折曲部分を引出ロッド5Aに連結して、挿入隙間14を設けている。
【0041】
ストッパ15は、伸縮ロッド5の伸縮を停止できる全ての機構を利用できる。ストッパ15の一例を、図9と図10に示す。これらの図のストッパ15は、引出ロッド5Aの下端部に配設されて、ガイド筒5Bに向かって弾性的に突出する突出ピン16と、ガイド筒5Bに設けられて、突出ピン16が挿入される係止部17と、突出ピン16を係止部17から強制的に引き抜く解除機構18とを備える。
【0042】
突出ピン16は、ガイド筒5Bに向かって弾性的に突出するように、弾性部材19を介して引出ロッド5Aの下端部に装着されている。この突出ピン16は、弾性部材19に押圧されて引出ロッド5Aから弾性的に突出している。係止部17は、突出ピン16が挿入される貫通孔または凹部である。図に示すガイド筒5Bは、突出ピン16を挿入させる貫通孔を開口して係止部17としている。係止部17を貫通孔とする構造は、ここから突出ピン16をガイド筒5Bの外側に突出させて、伸縮ロッド5を確実に停止できる特長がある。このことは、とくに、伸縮ロッド5を杖代わりに使用して、いいかえるとグリップ4に体重をかける姿勢として体を支えるときに極めて安全に使用できる。それは、突出ピン16が不意に係止部17から外れて、伸縮ロッド5が押し込まれるのを有効に防止できるからである。また、グリップ4を持って鞄全体を持ち上げるときにも、伸縮ロッド5が不意に引き出されるのを防止できる特長もある。このように、引出ロッド5Aの位置を確実に固定できるストッパ15は、グリップ4を上昇位置とする場合においても、また降下位置とする場合においても、極めて安全に使用できる特長がある。ただ、係止部は、突出ピンの先端部を挿入させる凹部とすることもできる。
【0043】
ガイド筒5Bに設けた係止部17は、図示しないが、引出ロッド5Aを最も引き上げた状態と、中間まで引き上げた状態と、最も降下させた状態とで突出ピン16を挿入する位置に係止部17を設けている。引出ロッド5Aが最も引き上げられた状態では、最も上の係止部17に突出ピン16が挿入され、引出ロッド5Aが最も降下された状態では、最も下の係止部17に突出ピン16が挿入され、さらに、引出ロッド5Aが中間まで引き上げられた状態では、突出ピン16が中間の係止部17に挿入されて伸縮ロッド5の伸縮が停止される。このように、ガイド筒5Bの中間に係止部17を設けた伸縮ロッド5は、複数の段階に分けて引出ロッド5Aを伸縮できる特長がある。ただ、伸縮ロッドは、必ずしも中間位置で停止できる構造とする必要はなく、上昇位置と降下位置に停止させることもできる。さらに、伸縮ロッド5は、ガイド筒5Bの中間に複数の係止部17を設けて、中間まで引き上げた引出ロッド5Aを複数の引き上げ位置で停止できる。この伸縮ロッド5は、グリップ4の位置を少しずつ上下させて最適な位置を選択できる。
【0044】
解除機構18は、グリップ4に設けている押しボタン20と、この押しボタン20に連結されて、押しボタン20で上下に移動される駆動ロッド21と、駆動ロッド21の下端に押圧されて、突出ピン16を強制的に引き込む方向に回動する回動片22とを備える。
【0045】
押しボタン20は、グリップ4の上面の中央部分に、上下に移動できるように配設している。押しボタン20は、弾性体23を介してグリップ4の下面に連結しており、この弾性体23を介して弾性的に押し出されている。この押しボタン20は、下面に駆動ロッド21を連結しており、押しボタン20が指で上下に移動されると、駆動ロッド21を上下に駆動するようにしている。
【0046】
駆動ロッド21は、グリップ4と引出ロッド5Aの内部に配設されており、押しボタン20で上下に駆動されて回動片22を回動させる。図に示す駆動ロッド21は、グリップ4の下面に連結された水平ロッド21Aと、引出ロッド5Aに挿通された垂直ロッド21Bとを備える。水平ロッド21Aの両端は、垂直ロッド21Bの上端の上方に位置しており、水平ロッド21Aが下方に押圧されると垂直ロッド21Bを下方に押し下げるようにしている。垂直ロッド21Bは、上端を、引出ロッド5A内を上下に移動する挿入キャップ24に挿通しており、垂直ロッド21Bを引出ロッド5A内で正確に上下に移動できるようにしている。ただ、水平ロッドの両端は、垂直ロッドの上端に連結することもできる。たとえば、駆動ロッドは、コ字状に折曲してなる1本のロッドとすることもできる。駆動ロッド21の下端は、引出ロッド5Aの下端まで延長されている。
【0047】
回動片22は、引出ロッド5Aの下端に連結されており、駆動ロッド21の下端に押圧されて突出ピン16を強制的に引き込む方向に回動する。図に示す引出ロッド5Aは、下端にガイドキャップ25を連結しており、このガイドキャップ25の内部に、垂直面内で回動できるように回動片22を装着している。このガイドキャップ25は、駆動ロッド21の下端部を正確に上下動できるように、引出ロッド5Aに挿入される連結筒部26に、駆動ロッド21を挿通する挿通孔26Aを開口している。回動片22は、一端を回転軸27を介してガイドキャップ25に連結すると共に、他端の両側には、突出ピン16に向かって突出するピン22Aを設けている。この回動片22は、駆動ロッド21で押圧されて回動するとき、ピン22Aの先端を突出ピン16の両側に設けた突出部16Aに当接させて、回動するピン22Aで突出ピン16を押圧して強制的に後退させる。駆動ロッド21の押圧が解除されると、突出ピン16は回動片22のピン22Aに押圧されなくなり、弾性部材19で弾性的に押し出されて回動片22を元の姿勢に回動させる。
【0048】
以上の解除機構18は、押しボタン20が押されると駆動ロッド21が押し下げられて、駆動ロッド21の下端に配設された回動片22が回動される。回動する回動片22は、ピン22Aの先端で突出ピン16を引き抜く方向に移動させて、突出ピン16を係止部17から引き抜く。この状態で、ストッパ15は解除されて、引出ロッド5Aがガイド筒5Bの内部を上下に移動できる状態となる。押しボタン20を離すと、突出ピン16が弾性部材19に押圧されてガイド筒5Bに向かって突出できる状態となる。
【0049】
このストッパ15は、グリップ4に設けている解除機構18の押しボタン20を押して、突出ピン16を強制的に引き込んで、ストッパ15を解除する。ストッパ15を解除して、引出ロッド5Aを引き上げ、あるいは降下させる。突出ピン16が引き込まれた引出ロッド5Aは、ガイド筒5Bの内部を上下に移動する。押しボタン20を離した後、グリップ4を所定の高さに調整すると、突出ピン16が係止部17に案内され、伸縮ロッド5の伸縮が停止されて、グリップ4の上昇と降下が停止される。
【0050】
以上の構造のストッパ15は、簡単な構造で、伸縮ロッド5を決められた位置に停止できる。ただし、本発明の鞄は、ストッパを以上の構造に特定しない。ストッパには伸縮ロッドを所定の位置で停止できる全ての機構とすることができる。
【0051】
さらに、図5の鞄は、伸縮ロッド5に折り畳み椅子30を連結している。折り畳み椅子30を備える鞄は、たとえば、順番待ちのときや疲れたときに、椅子を開いて座って楽に休憩できる。とくに、本発明の鞄は、グリップ4を引き上げた状態では、杖として使用しながら移動できるので、折り畳み椅子30を設けることにより、移動するときと移動しないときの両方を極めて安楽にできる特長がある。
【0052】
図の鞄は、折り畳み椅子30を載せ台2の突出部9の内側に配設している。この鞄は、折り畳み椅子30を、突出部9から突出しないように折り畳みして、全体の幅を広くすることなく、椅子を設けることができる。折り畳み椅子30は、開いて上に座る座台31と、開いて座台31を安定に支持する折畳脚32と、座台31を水平に支持する支持リンク33と、折畳脚32を所定の角度に開く状態で支持する連結リンク34とを備えている。
【0053】
座台31は、一方の側部を、傾動できると共に上下に移動できるように伸縮ロッド5に連結している。座台31はプラスチックで成形して製作され、その両側と先端縁に沿って、下面に突出する周壁35を一体的に成形している。周壁35には、折り畳み状態で折畳脚32を案内する第1切欠部35Aと、連結リンク34を案内する節度切欠部35Bとを設けている。節度切欠部35Bは、連結リンク34を節度のある状態で案内して、折り畳み椅子30を折り畳み状態に保持することができる。それは、連結リンク34を節度切欠部35Bから出さないかぎり、伸縮ロッド5と平行な姿勢で折り畳まれている折畳脚32と座台31とを開くことができないからである。
【0054】
座台31は、伸縮ロッド5に沿って上下に移動する上下台36に傾動できるように連結している。上下台36は、両端を伸縮ロッド5のガイド筒5Bに摺動できるように連結している。ガイド筒5Bは四角筒であるから、上下台36はその両端に四角形の貫通孔36Aを設けて、この貫通孔36Aにガイド筒5Bを摺動できるように挿通している。上下台36は、折り畳み椅子30を開閉するとき、水平な姿勢で伸縮ロッド5のガイド筒5Bに沿って上下に移動する。さらに、上下台36の降下を停止させる停止筒37を伸縮ロッド5に固定している。上下台36は、停止筒37に当たって降下が停止される。
【0055】
折畳脚32は、コ字状に折曲している金属パイプで、その両端を、座台31の連結部である上下台36に傾動できるように連結している。折畳脚32は、伸縮ロッド5に対して傾斜する方向に開閉される。開かれた折畳脚32は、その下端が伸縮ロッド5から離れるので、開かれた折畳脚32と伸縮ロッド5とで安定して、座台31を支持することができる。折畳脚32は、開かれた状態で、伸縮ロッド5をほぼ垂直な姿勢とするように支持する。
【0056】
支持リンク33は、その下端を傾動できるように折畳脚32に連結されて座台31を水平な姿勢に保持する。支持リンク33は、金属ロッドをコ字状に折曲加工したもので、その両端を折畳脚32に傾動できるように連結している。座台31は、コ字状に折曲している中間の水平部を摺動できるスリット38を下面に設けている。座台31が折畳脚32に対して開かれると、支持リンク33の水平部は座台31のスリット38を摺動する。支持リンク33は、図11に示すように、座台31の先端側に倒れる姿勢で座台31を水平に支持する。座台31を折り畳むとき、支持リンク33の水平部をスリット38に沿って座台31の後方、図11において左側に移動させる。
【0057】
連結リンク34は、一端を折畳脚32に、他端を載せ台2に傾動できるように連結している2本のロッドである。図の鞄は、連結リンク34を載せ台2に設けている側壁10の上面に傾動できるように連結している。この連結リンク34は、拡開角の中間に連結されて、折畳脚32が開く角度を所定の角度に制限する。折畳脚32は、上下台36を降下させながら開かれる。上下台36が降下するにしたがって、折畳脚32の開角度は大きくなる。上下台36は停止筒37に当たって降下が停止される。この状態で、連結リンク34は折畳脚32が開くのを停止させる。
【0058】
この構造の折り畳み椅子30は、以下の動作をして開閉される。
[折り畳み状態]
上下台36は上昇位置にあり、座台31と折畳脚32は伸縮ロッド5と平行な姿勢で折り畳まれる。折畳脚32は座台31の第1切欠部35Aに案内され、座台31の節度切欠部35Bに連結リンク34が案内される。支持リンク33も伸縮ロッド5と平行に折り畳まれる。鞄をキャスター6で移動させるとき、あるいは折り畳み椅子30を使用しないときは、この状態として折り畳み椅子30を伸縮ロッド5と平行な姿勢とする。折り畳み椅子30は、連結リンク34が座台31の節度切欠部35Bに案内されて、折り畳み状態に保持される。
【0059】
[折り畳み椅子を開くとき]
連結リンク34を座台31の節度切欠部35Bから外し、上下台36を降下させて、座台31と折畳脚32を開き、上下台36を停止筒37に当たるまで降下させてこの位置で停止させる。この状態で、連結リンク34が折畳脚32が開くのを停止する。支持リンク33を傾動させて、水平部を座台31のスリット38に沿って前方に移動し、支持リンク33を座台31のスリット38の最も前方で停止させる。この状態で、座台31は水平ないしほぼ水平の姿勢に支持リンク33で支持される。
【0060】
【発明の効果】
本発明のキャスター付きの鞄は、鞄本体を簡単な構造として、安価に多量生産でき、しかも、伸縮ロッドをしっかりと自立させて、上端のグリップ部を握って杖として使用しながら前方に楽に移動できる特長がある。それは、本発明の鞄が、底面の四隅部にキャスターを設けているベースフレームと、このベースフレームに装着している鞄本体とを備え、このベースフレームが、鞄本体を装着している載せ台の片側に、上方に引出し自在な伸縮ロッドを上方に延長して自立するように固定すると共に、伸縮ロッドが伸長されて上端のグリップが引き上げられると、載せ台に固定している片側から中央に向かってグリップが移動するように伸縮ロッドを湾曲または傾斜させているからである。
【0061】
本発明の鞄は、従来の鞄のように、鞄の本体ケースで伸縮ロッドを自立姿勢に支持するのではなく、伸縮ロッドを自立できるように載せ台に固定している。このため、伸縮ロッドを自立させるために、鞄本体の材質や形状、及び構造に制約を受けることがなく、いいかえると鞄本体を簡単な構造として、安価に多量生産できる。とくに、請求項3の鞄は、可撓性シートを縫製して鞄本体を製作しているので、鞄全体を軽量にできる。
【0062】
さらに、本発明の鞄は、ベースフレームとして、載せ台に伸縮ロッドを固定して自立させるので、伸縮ロッドを伸長させてグリップを引き上げた状態においても、伸縮ロッドをしっかりと自立させて、倒れない強靭な構造にできる。このため、グリップを引き上げた状態で、上端のグリップ部を握って杖として使用しながら前方に楽に移動できる。とくに、本発明の鞄は、載せ台と伸縮ロッドを補強壁で連結しているので、載せ台と伸縮ロッドとの連結部分を強く補強して、伸縮ロッドをよりしっかりと自立できる特長がある。
【0063】
さらに、本発明の鞄は、伸縮ロッドを伸長した状態では、上端のグリップを載せ台の中央に位置できるので、グリップを握ってキャスターで鞄を走行させるときに、鞄を蛇行させることなく優れた方向性としながら移動できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のキャスター付きの鞄を示す斜視図
【図2】 本発明者が先に開発した鞄の斜視図
【図3】 本発明者が先に開発した他の鞄の垂直断面図
【図4】 本発明者が先に開発した他の鞄の斜視図
【図5】 本発明の一実施例にかかるキャスター付きの鞄の背面斜視図
【図6】 図5に示すキャスター付きの鞄の鞄本体を外した状態を示す分解斜視図
【図7】 図5に示すキャスター付きの鞄の背面図
【図8】 本発明の他の実施例にかかるキャスター付きの鞄の側面図
【図9】 伸縮ロッドのストッパの構造を示す拡大断面図
【図10】 図9に示す伸縮ロッドのストッパを解除した状態を示す拡大断面図
【図11】 図5に示す鞄の折り畳み椅子を開いた状態を示す斜視図
【符号の説明】
1…ベースフレーム
2…載せ台
3…鞄本体 3A…連結バンド 3B…連結隙間
4…グリップ
5…伸縮ロッド 5A…引出ロッド 5B…ガイド筒
6…キャスター
7…垂直穴
8…補強壁 8A…補強リブ
9…突出部
10…側壁
11…連結ロッド
12…連結穴
13…連結フック
14…挿入隙間
15…ストッパ
16…突出ピン 16A…突出部
17…係止部
18…解除機構
19…弾性部材
20…押しボタン
21…駆動ロッド 21A…水平ロッド 21B…垂直ロッド
22…回動片 22A…ピン
23…弾性体
24…挿入キャップ
25…ガイドキャップ
26…連結筒部 26A…挿通孔
27…回転軸
30…折り畳み椅子
31…座台
32…折畳脚
33…支持リンク
34…連結リンク
35…周壁 35A…第1切欠部 35B…節度切欠部
36…上下台 36A…貫通孔
37…停止筒
38…スリット
41…キャスター
42…脚
43…取手 43A…握り部
44…ケース本体
45…伸縮ロッド
46…仕切り板

Claims (14)

  1. 底面の四隅部に自由な方向に走行可能なキャスター(6)を設けているベースフレーム(1)と、このベースフレーム(1)に装着している鞄本体(3)とを備える鞄であって、
    ベースフレーム(1)は、四隅部にキャスター(6)を設けて、上に鞄本体(3)を装着している載せ台(2)と、この載せ台(2)の片側に上方に延長して自立するように固定してなる上方に引出し自在で上端にグリップ(4)を有する伸縮ロッド(5)と、この伸縮ロッド(5)を伸長位置と収縮位置に停止させるストッパ(15)とを備え、鞄本体(3)を載せ台(2)の上で伸縮ロッド(5)の側面に固定しており、
    載せ台 (2) と伸縮ロッド (5) を補強壁 (8) で連結しており、鞄本体 (3) を補強壁 (8) と伸縮ロッド (5) とで囲まれる部分に装着して、
    ベースフレーム(1)の伸縮ロッド(5)は、伸長されてグリップ(4)が引き上げられると、載せ台(2)に固定している片側から中央に向かってグリップ(4)が移動するように湾曲されており、
    さらに、伸縮ロッド(5)は、収縮状態ではグリップ(4)を鞄本体(3)の上部ないし上方に位置してストッパ(15)で停止され、また、伸長状態ではキャスター(6)の底面からグリップ(4)までの高さが60〜100cmとなる位置でストッパ(15)で停止されるようにしてなるキャスター付きの鞄。
  2. 底面の四隅部に自由な方向に走行可能なキャスター(6)を設けているベースフレーム(1)と、このベースフレーム(1)に装着している鞄本体(3)とを備える鞄であって、
    ベースフレーム(1)は、四隅部にキャスター(6)を設けて、上に鞄本体(3)を装着している載せ台(2)と、この載せ台(2)の片側に上方に延長して自立するように固定してなる上方に引出し自在で上端にグリップ(4)を有する伸縮ロッド(5)と、この伸縮ロッド(5)を伸長位置と収縮位置に停止させるストッパ(15)とを備え、鞄本体(3)を載せ台(2)の上で伸縮ロッド(5)の側面に固定しており、
    載せ台 (2) と伸縮ロッド (5) を補強壁 (8) で連結しており、鞄本体 (3) を補強壁 (8) と伸縮ロッド (5) とで囲まれる部分に装着して、
    ベースフレーム(1)の伸縮ロッド(5)は、伸長されてグリップ(4)が引き上げられると、載せ台(2)に固定している片側から中央に向かってグリップ(4)が移動するように傾斜されており、
    さらに、伸縮ロッド(5)は、収縮状態ではグリップ(4)を鞄本体(3)の上部ないし上方に位置してストッパ(15)で停止され、また、伸長状態ではキャスター(6)の底面からグリップ(4)までの高さが60〜100cmとなる位置でストッパ(15)で停止されるようにしてなるキャスター付きの鞄。
  3. 可撓性シートを縫製してなる鞄本体(3)をベースフレーム(1)に脱着できるように装着している請求項1または2に記載されるキャスター付きの鞄。
  4. 伸縮ロッド(5)が、載せ台(2)に上下方向に伸びる姿勢で固定しているガイド筒(5B)と、このガイド筒(5B)に出し入れできるように挿入している引出ロッド(5A)とを備え、引出ロッド(5A)の上端にグリップ(4)を固定している請求項1または2に記載されるキャスター付きの鞄。
  5. 載せ台(2)の片側に2本の伸縮ロッド(5)を固定して、2本の伸縮ロッド(5)の上端にグリップ(4)を連結している請求項1または2に記載されるキャスター付きの鞄。
  6. 2本の伸縮ロッド(5)が、ガイド筒(5B)の上端を連結ロッド(11)で連結してなる請求項4と5に記載されるキャスター付きの鞄。
  7. 2本の伸縮ロッド(5)を、載せ台(2)の片側の両端部に固定している請求項5に記載されるキャスター付きの鞄。
  8. ベースフレーム(1)が載せ台(2)と補強壁(8)とをプラスチックで一体的に成形している請求項1または2に記載されるキャスター付きの鞄。
  9. 載せ台(2)が、伸縮ロッド(5)を固定している側部に、載せ台(2)の幅を広くする方向に突出する突出部(9)を設けており、この突出部(9)を設けた部分にキャスター(6)を固定している請求項1または2に記載されるキャスター付きの鞄。
  10. 伸縮ロッド(5)に折り畳み椅子(30)を連結している請求項1または2に記載されるキャスター付きの鞄。
  11. 折り畳み椅子(30)が、一方の側部を傾動できると共に上下に移動できるように伸縮ロッド(5)に連結している座台(31)と、この座台(31)の連結部に傾動できるように連結している折畳脚(32)と、この折畳脚(32)に連結されて座台(31)を水平な姿勢に保持する支持リンク(33)と、折畳脚(32)の拡開角を制限する連結リンク(34)とを備えている請求項10に記載されるキャスター付きの鞄。
  12. ストッパ(15)が、引出ロッド(5A)の下端部に配設されて、ガイド筒(5B)に向かって弾性的に突出する突出ピン(16)と、ガイド筒(5B)に設けられて、突出ピン(16)が挿入される係止部(17)と、突出ピン(16)を係止部(17)から強制的に引き抜く解除機構(18)とを備える請求項4に記載されるキャスター付きの鞄。
  13. 解除機構(18)が、グリップ(4)に配設された押しボタン(20)と、グリップ(4)及び引出ロッド(5A)に内蔵されて、押しボタン(20)で上下に移動される駆動ロッド(21)と、この駆動ロッド(21)に押圧されて、突出ピン(16)を強制的に引き込む方向に回動する回動片(22)とを備える請求項12に記載されるキャスター付きの鞄。
  14. 押しボタン(20)をグリップ(4)の上面に設けている請求項13に記載されるキャスター付きの鞄。
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