JP3792926B2 - 記録装置及び記録制御方法 - Google Patents
記録装置及び記録制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3792926B2 JP3792926B2 JP01907599A JP1907599A JP3792926B2 JP 3792926 B2 JP3792926 B2 JP 3792926B2 JP 01907599 A JP01907599 A JP 01907599A JP 1907599 A JP1907599 A JP 1907599A JP 3792926 B2 JP3792926 B2 JP 3792926B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block
- recording
- driving
- odd
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/015—Ink jet characterised by the jet generation process
- B41J2/04—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
- B41J2/045—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
- B41J2/04501—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
- B41J2/04541—Specific driving circuit
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/015—Ink jet characterised by the jet generation process
- B41J2/04—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
- B41J2/045—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
- B41J2/04501—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
- B41J2/04543—Block driving
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/015—Ink jet characterised by the jet generation process
- B41J2/04—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
- B41J2/045—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
- B41J2/04501—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
- B41J2/04573—Timing; Delays
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/015—Ink jet characterised by the jet generation process
- B41J2/04—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
- B41J2/045—Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
- B41J2/04501—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits
- B41J2/0458—Control methods or devices therefor, e.g. driver circuits, control circuits controlling heads based on heating elements forming bubbles
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Ink Jet (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は記録装置及び記録制御方法に関し、特に、インクジェット方式に従って記録を行う記録ヘッド及びその記録ヘッドを用いたインクジェット記録装置及び記録制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の記録幅の長いインクジェット記録ヘッドには、64、128、或いは、256個程度の記録素子を備えたヒータボードを1つのチップ(以下、素子基板(H.B.)という)に集積したものをベースプレート上に複数個を精度よく配列して接着し、それぞれのH.B.の記録素子に対応した流路、インク吐出口(以下、吐出口という)を設けた構造をもつものがある。
【0003】
このような記録ヘッドの制御はH.B.に設けられた記録素子を指定する全H.B.共通の記録素子指定信号と、H.B.単位に用意されたヒート制御とで行っている。近年の記録幅の長い記録ヘッド(以下、長尺ヘッドという)はベースプレートに積載するH.B.の数が20個以上となっており、記録制御回路から長尺ヘッドへの制御信号の数が増大してしまうため、H.B.をいくつかのブロックに分けて駆動するためのブロック指定信号と全ブロック共通のH.B.ヒート信号とで長尺ヘッド内で各H.B.に対するヒート制御信号を生成するようにすることにより記録制御回路から長尺ヘッドに対して出力される制御信号の数の増加を抑えている。
【0004】
図8は、全部で24個のH.B.から構成される記録ヘッドを4つのH.B.毎に6つのブロックに分割して駆動する駆動回路の構成を示すブロック図である。
【0005】
図8において、1は各種記録制御信号を生成する記録制御回路、2はブロックを指定するバイナリの符号化データをそれぞれのブロックに対する信号に変換するデコーダ、3はブロックを指定する信号とブロック内のH.B.に対するヒート信号が共に有効のとき、そのH.B.に対して有効なヒート信号を出力する2入力ANDゲート、4〜9は4個づつのH.B.で構成されたブロック、10はH.B.、13は長尺ヘッドである。
【0006】
ここで、参照番号4で示されたブロックを第1ブロック、参照番号5で示されたブロックを第2ブロック、参照番号6で示されたブロックを第3ブロック、参照番号7で示されたブロックを第4ブロック、参照番号8で示されたブロックを第5ブロック、参照番号9で示されたブロックを第6ブロックという。
【0007】
また、101はどのブロックを駆動するかを指定するバイナリの符号化されたブロック指定信号BLOCK(0〜2)、102は各ブロックに対するブロックヒート信号BHEET(1〜6)、103は各ブロック内の各H.B.10に対するH.B.ヒート信号IHEET(1〜4)、104は各H.B.10に対するヒートイネーブル信号HE(1〜24)である。
【0008】
図9は図8に示した駆動回路で用いる各信号のタイミングチャートである。
【0009】
図9によれば、ブロック指定信号BLOCK(0〜2)全てを“LOW”にして第1ブロックを指定し、第1ブロックに含まれる4つのH.B.10に対してH.B.ヒート信号IHEET(1〜4)を順次“HIGH”にして第1ブロックの4つのH.B.10を駆動する。次に、ブロック指定信号BLOCK(0〜2)をそれぞれ、“HIGH”、“LOW”、“LOW”にして、第2ブロックを指定し、H.B.ヒート信号IHEET(1〜4)を順次“HIGH”にして第2ブロックの4つのH.B.10を駆動する。
【0010】
同様にして第3ブロック〜第6ブロック夫々のH.B.10を駆動する。このようにして、24個のH.B.10に対してブロック指定信号BLOCK(0〜2)101とH.B.ヒート信号IHEET(1〜4)103の計7本という少ない数の信号線で記録制御回路から記録制御している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
さて、上記のような従来の長尺ヘッドの場合、1つのH.B.の駆動終了後に、次のH.B.の駆動を行うように制御すると記録時間が長くなってしまい高速性が損なわれてしまうが、逆に複数のH.B.を同時に駆動した場合には、その駆動中の最大消費電力が大きくなるために、電流容量の大きい電源が必要となる。そこで、図9のタイムチャートに示すようにブロック内では、消費電力が増えすぎない範囲で少しずつヒート開始タイミングをずらしながら、各H.B.を駆動することにより記録時間を短くするような記録制御を行っている。
【0012】
このため、上記従来例では、ブロック内ではH.B.ヒート信号IHEET(1〜4)がH.B.個々に対して備えられているため上記のようなヒート開始タイミングをずらすという記録制御を容易に実現できるが、あるブロックから他のブロックへ記録動作が切り替わる時には、前ブロックのH.B.駆動が終了しないと次のブロックのH.B.の駆動を開始できず、駆動の連続性が途切れてしまうという解決すべき課題があった。
【0013】
さらに、近年の長尺ヘッドは搭載するH.B.の数が数十個とかなり数が増えたために記録制御のブロック数もこれに比例して増え、ブロック切り替え時の連続性の途切れが発生する回数がさらに大きくなり、この結果、記録ヘッド全体としての記録速度がさらに遅くなってしまうという解決すべき課題があった。
【0014】
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、記録ヘッドの時分割ブロック駆動における連続性を高め、高速に記録を行うことができる記録装置及び記録制御方法を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の記録装置は、以下のような構成を有する。
【0016】
即ち、複数の素子基板を単位として構造的に1列に配置された複数のブロックを、各ブロックの配列方向に複数の偶数ブロックと複数の奇数ブロックとに分割して各ブロックを時分割駆動することにより記録媒体に記録を行う記録ヘッドを備えた記録装置であって、前記複数の素子基板各々にシリアルに入力された記録信号を、前記複数の素子基板各々の内に設けられた複数の発熱抵抗素子にパラレルに出力するため、前記複数の素子基板各々の内に設けられたシフトレジスタと、前記複数の奇数ブロックの内で駆動すべきブロックを選択し、該選択されたブロックの駆動期間を指定する第1の選択信号を出力する第1のデコーダと、前記複数の偶数ブロックの内で駆動すべきブロックを選択し、該選択されたブロックの駆動期間を指定する第2の選択信号を出力する第2のデコーダと、前記奇数ブロックに含まれる素子基板の駆動を順に許可するための第1の駆動信号と、前記第1のデコーダから出力される前記第1の選択信号を受信して前記奇数ブロックの素子基板の駆動を許可する第1駆動手段と、前記偶数ブロックに含まれる素子基板の駆動を順に許可するための第2の駆動信号と、前記第2のデコーダから出力される前記第2の選択信号を受信して前記偶数ブロックの素子基板の駆動を許可する第2駆動手段と、前記奇数ブロックの駆動の開始と前記偶数ブロックの駆動の開始とが交互になるように前記第1及び第2の選択信号の出力を制御するとともに、前記奇数ブロックに含まれる素子基板の駆動を許可するための前記第1の駆動信号の出力が終了する前に、前記偶数ブロックに含まれる素子基板の駆動を許可するための前記第2の駆動信号の出力を開始するように、前記第1及び第2のデコーダと前記第1及び第2駆動手段とを制御する制御手段とを有することを特徴とする記録装置を備える。
【0019】
第1の駆動信号と第2の駆動信号とは夫々、複数の信号パルスから構成されている。そして、これら複数の信号パルスは、所定時間間隔タイミングをずらして出力されるようにすると良い。
【0020】
なお、前記記録ヘッドは、インクを吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドであることが好ましく、その場合、その記録ヘッドには、熱エネルギーを利用してインクを吐出するために、インクに与える熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備えていることがさらに好ましい。
【0021】
さらに他の発明によれば、複数の素子基板を単位として構造的に1列に配置された複数のブロックを、各ブロックの配列方向に複数の偶数ブロックと複数の奇数ブロックとに分割して各ブロックを時分割駆動することにより記録媒体に記録を行うための記録制御方法であって、前記複数の素子基板各々の内に設けられたシフトレジスタによって、前記複数の素子基板各々にシリアルに入力された記録信号を前記複数の素子基板各々の内に設けられた複数の発熱抵抗素子にパラレルに出力する工程と、前記複数の奇数ブロック内で駆動すべきブロックを選択し、該選択されたブロックの駆動期間を指定する第1の選択信号を第1のデコーダから出力する第1選択信号生成出力工程と、前記複数の偶数ブロック内で駆動すべきブロックを選択し、該選択されたブロックの駆動期間を指定する第2の選択信号を第2のデコーダから出力する第2選択信号生成出力工程と、前記奇数ブロックの駆動の開始と前記偶数ブロックの駆動の開始とが交互になるように前記第1及び第2の選択信号の出力を制御する第1制御工程と、前記奇数ブロックに含まれる素子基板の駆動を順に許可するための第1の駆動信号と、前記第1選択信号生成出力工程において生成された前記第1の選択信号を受信して前記奇数ブロックの素子基板の駆動を許可する第1駆動工程と、前記偶数ブロックに含まれる素子基板の駆動を順に許可するための第2の駆動信号と、前記第2選択信号生成出力工程において生成された前記第2の選択信号を受信して前記偶数ブロックの素子基板の駆動を許可する第2駆動工程と、前記奇数ブロックに含まれる記録素子を駆動するための前記第1の駆動信号の出力が終了する前に、前記偶数ブロックに含まれる素子基板の駆動を許可するための前記第2の駆動信号の出力を開始するように、前記第1及び第2駆動信号の出力を制御する第2制御工程とを有することを特徴とする記録制御方法を備える。
【0022】
以上の構成により本発明は、記録ヘッドの複数の偶数ブロックと奇数ブロックの内、奇数ブロックの内で駆動すべきブロックを選択し、その駆動期間を指定する第1の選択信号を出力する一方、偶数ブロックの内で駆動すべきブロックを選択し、その駆動期間を指定する第2の選択信号を出力し、奇数ブロックに含まれる素子基板の駆動を順に許可するための第1の駆動信号と第1の選択信号を受信して奇数ブロックの素子基板の駆動を許可する一方、偶数ブロックに含まれる素子基板の駆動を順に許可するための第2の駆動信号と第2の選択信号を受信して偶数ブロックの素子基板の駆動を許可するが、奇数ブロックの駆動の開始と偶数ブロックの駆動の開始とが交互になるように第1及び第2の選択信号の出力を制御する一方、第1の駆動信号の出力が終了する前に、第2の駆動信号の出力を開始するように制御する。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0024】
<装置本体の概略説明>
図1は、本発明の代表的な実施の形態であるインクジェットプリンタIJRAの構成の概要を示す外観斜視図である。
【0025】
インクジェットプリンタIJRAは図1に示すように、記録媒体の記録幅に対応した長さに吐出口を複数配したフルライン型記録ヘッド101a〜101dを備え、これらフルライン型記録ヘッドは、ホルダ202によりX方向に所定の間隔をもって互いに平行に固定支持されている。各記録ヘッドの下面にはY方向に沿って、1列に360dpiの間隔で3008個の吐出口が下向きに設けられており、これにより212mm幅の記録が可能となっている。
【0026】
これらの記録ヘッドは、複数の素子基板を設けたもので、熱エネルギーを用いてインクを吐出する方式を採用している。そして、駆動信号供給手段であるヘッドドライバ1705によって吐出制御されている。
【0027】
なお、各記録ヘッド及びホルダ202を含めてヘッドユニットが構成され、このヘッドユニットはヘッド移動手段224により、上下方向に移動可能になっている。
【0028】
また、各記録ヘッドの下部には、ヘッドキャップ203a〜203dが各記録ヘッドにそれぞれ対応するとともに隣接して配置されている。各ヘッドキャップは内部にスポンジなどのインク吸収部材を有する。
【0029】
なお、キャップは別のホルダ(不図示)により固定されており、そのホルダ及びキャップを含んで、キャップユニットが構成され、このキャップユニットはキャップ移動手段225によりX方向に移動可能になっている。
【0030】
各記録ヘッドにはそれぞれ、インクタンク104a〜104dからインク供給チューブを通じてシアン、マゼンタ、イエロ、ブラックの各色インクが供給され、カラー記録を可能にしている。
【0031】
また、このインク供給はヘッド供給口の毛細管現象を利用しており、各インクタンクの液面は吐出口位置より一定距離だけ低く設定されている。
【0032】
さらに、このインクジェットプリンタIJRAは、記録媒体である記録紙や布帛227を搬送するための搬送手段としての帯電可能なシームレスベルト206を有する。
【0033】
シームレスベルト206は、各種ローラにより所定の経路に引き回されており、駆動ローラに接続され、かつ、モータドライバ1706により駆動される搬送モータにより走行されることが可能になっている。また、シームレスベルト206は記録ヘッド101a〜101dの吐出口の直下において、X方向に走行し、ここでは固定支持部材226により下側へのぶれが抑制されている。
【0034】
ヘッドドライバ1705、モータドライバ1706〜1707、ヘッド移動手段224、キャップ移動手段125は全て制御回路119により制御される。
【0035】
<制御構成の説明>
次に、上述した装置の記録制御を実行するための制御構成について説明する。
【0036】
図2はインクジェットプリンタIJRAの制御回路119の構成を示すブロック図である。制御回路を示す同図において、1700は記録信号を入力するインタフェース、1701はMPU、1702はMPU1701が実行する制御プログラムを格納するROM、1703は各種データ(上記記録信号や記録ヘッドに供給される記録データ等)を保存しておくDRAMである。1704は記録ヘッド101a〜101dに対する記録データの供給制御を行うゲートアレイ(G.A.)であり、インタフェース1700、MPU1701、RAM1703間のデータ転送制御も行う。1709は、記録紙搬送のための搬送モータである。1705は記録ヘッド101a〜101dを駆動するヘッドドライバ、1706,1707はそれぞれ搬送モータ1709を駆動するためのモータドライバである。
【0037】
上記制御構成の動作を説明すると、インタフェース1700に記録信号が入るとゲートアレイ1704とMPU1701との間で記録信号がプリント用の記録データに変換される。そして、モータドライバ1706、1707が駆動されると共に、ヘッドドライバ1705に送られた記録データに従って記録ヘッド101a〜101dが駆動され、記録が行われる。
【0038】
ヘッドドライバ1705はMPU1701の制御に従って、後述する記録ヘッド101a〜101dの駆動回路に各種の記録制御信号を送信する。
【0039】
なお、インクタンク104a〜104dと記録ヘッド101a〜101dとは一体的に形成されて交換可能なインクカートリッジIJCを構成しても良いが、これらインクタンク104a〜104dと記録ヘッド101a〜101dとを分離可能に構成して、インクがなくなったときにインクタンク104a〜104dだけを交換できるようにしても良い。
【0040】
図3は記録ヘッド101aの構成を示す外観斜視図である。なお、記録ヘッド101b〜101dは夫々、記録ヘッド101aと同じ構成であるので、ここでの説明は省略する。また、この実施形態において、記録ヘッド101a〜101d夫々は、インク吐出口の密度360dpi(隣接するインク吐出口間の間隔70.5μm)で、インク吐出口の数は3008個(記録幅212mm)であるとする。
【0041】
図3に示されるように、記録ヘッド101aには複数の素子基板(以下、ヒータボード(H.B.)という)1000が実装されており、各ヒータボード1000には記録素子1001がその所定位置に360dpiの密度で128個設けられている。この実施形態では、その記録素子として、インクに熱を与えるための発熱抵抗素子が採用されている。また、このヒータボードには任意のタイミングで記録素子1001を駆動させるための信号を外部から受信する信号パッド、その発熱抵抗素子を駆動するための電力等を供給するための電力パッド1002が設けられている。また、ヒータボード1000にはシリアル入力された記録信号を記録素子1001にパラレル出力するシフトレジスタなどの回路素子が設けられている。
【0042】
なお、ヒータボード1000の基板としては単結晶シリコン、多結晶シリコン、ガラス、金属、或いは、セラミックスなどの材料で構成される板状の部材が用いられる。
【0043】
このようなヒータボードは複数個、アルミニウムやステンレス鋼などの金属やセラミックスといった材質で作られた支持体(ベースプレート)3000の表面上に接着剤により接着固定されている。
【0044】
さらに、図3に示されるように、ベースプレート3000にはヒータボード1000と同様に配線基板4000が接着されている。この接着は、ヒータボード1000上のパッド1002と配線基板4000上に設けられた信号・電力供給パッド4001とが所定の位置関係となるようになされる。また、配線基板4000には外部からの記録信号や駆動電力を供給するためのコネクタ4002が設けられている。
【0045】
さて、天板2000はヒータボード1000に設けられた記録素子1001に対応して設けられた流路を構成するための溝、インクを記録媒体に向けて吐出させるために各流路に対応して設けられたオリフィス、各流路に対してインクを供給するために複数の流路に連通した液室を構成するための凹部、その液室に対してインクタンクから供給されたインクを流入させるためのインク供給口いった部品で構成されている。そして、天板2000はヒータボード1000を複数個並べて設けられた記録素子列をほぼ覆うような長さで構成されている。
【0046】
この実施形態では、天板2000は、流路と、ベースプレート3000に配置されたヒータボード1000の記録素子1001との位置関係が所定の位置関係になるようにベースプレート3000に結合される。
【0047】
以上説明したように、この実施形態のインクジェット方式に従うフルライン型記録ヘッドは、ベースプレートの一方の側に複数の記録素子を実装したヒータボードを複数個配列し、これによって形成される記録素子列を覆うような長尺の天板を取り付けることによって構成される。
【0048】
このような構成の記録ヘッドに対して、前述したインク供給口から天板の凹部で形成される液室を介して流路内にインクが充填される。このようにして、充填されたインクは、記録素子に電気信号を印加することで、加熱される。この熱により、インクに膜沸騰が生じ、これによって発生する気泡の圧力でオリフィスからインクが吐出する。
【0049】
図4は、記録ヘッド101a〜101dの駆動回路の構成とその回路とヘッドドライバ1705との間の信号線を説明したブロック図である。図4に示す記録ヘッド101a〜101dは従来例の図8と同様に、その駆動回路に夫々に4個づつのH.B.を備えた6つのブロック(計24個)を有した構成をしており、各ブロック毎に時分割駆動される。従って、図4では既に図8で言及した構成要素や信号については同じ参照番号や参照記号を付し、その説明は省略する。
【0050】
図4において、11は奇数ブロック(第1、第3、第5ブロック)を指定するバイナリの符号化データ(奇数ブロック指定番号)を各奇数ブロックに対する信号に変換する奇数ブロックデコーダ、12は偶数ブロック(第2、第4、第6ブロック)を指定するバイナリの符号化データ(偶数ブロック指定番号)を各偶数ブロックに対する信号に変換する偶数ブロックデコーダである。
【0051】
また、105はどの奇数ブロックを駆動するかを指定するバイナリの符号化された奇数ブロック指定信号ODD_BLOCK(0,1)、106は各奇数ブロックに対する奇数ブロックヒート信号ODD_IHEET(1〜4)、107はどの偶数ブロックを駆動するかを指定するバイナリの符号化された偶数ブロック指定信号EVEN_BLOCK(0,1)、108は各偶数ブロックに対する偶数ブロックヒート信号EVEN_IHEET(1〜4)、109は奇数ブロック内の各H.B.10に対する奇数ブロックH.B.ヒート信号ODD_BHEET(1〜3)、110は偶数ブロック内の各H.B.10に対する偶数ブロックH.B.ヒート信号EVEN_BHEET(1〜3)である。
【0052】
図5は図4に示した駆動回路で用いる各信号のタイミングチャートである。
【0053】
図5によれば、記録を行うときは、ヘッドドライバ1705から供給される奇数ブロック指定信号ODD_BLOCK(0,1)をそれぞれ“LOW”にして第1ブロックを指定した後、奇数ブロックH.B.ヒート信号ODD_IHEET(1〜4)を一定の間隔で時間をずらしながら順次“HIGH”にしていくことにより、そのブロックの各H.B.10を駆動する。
【0054】
そして、第1ブロックの最後のH.B.10を奇数ブロックH.B.ヒート信号ODD_IHEET(4)により駆動を開始するのに続けて、第2ブロックを駆動するために、偶数ブロック指定信号EVEN_BLOCK(0,1)をそれぞれ“LOW”にして第2ブロックを指定した後に、偶数ブロックH.B.ヒート信号EVEN_IHEET(1〜4)を一定の間隔で時間をずらしながら順次“HIGH”にしていくことによって、そのブロックの各H.B.10を駆動する。
【0055】
そして、第2ブロックの最後のH.B.10を偶数ブロックH.B.ヒート信号EVEN_IHEET(4)により駆動を開始するのに続けて、第3ブロックを駆動するために、奇数ブロック指定信号ODD_BLOCK(0,1)をそれぞれ“HIGH”、“LOW”にして第3ブロックを指定した後、奇数ブロックH.B.ヒート信号ODD_IHEET(1〜4)を一定の間隔で時間をずらしながら順次“HIGH”にしていくことにより、そのブロックの各H.B.10を駆動する。
【0056】
以降、同様の制御を第6ブロックまで実行する。
【0057】
従って以上説明した実施形態によれば、記録ヘッドの駆動回路を構成する6つのブロックを奇数ブロックと偶数ブロックとに分け、奇数ブロック→偶数ブロック→奇数ブロック→…と駆動しながら、奇数ブロック(或いは偶数ブロック)の最後のH.B.を駆動するのに続けて次の偶数ブロック(或いは奇数ブロック)の最初のH.B.を駆動するように記録制御を行うので、24個のH.B.10を12本の信号線を用いて、連続して駆動するH.B.がブロック間にまたがっていても、全てのH.B.を所定の間隔で時間を少しずつずらしながら、連続的に駆動することができる。
【0058】
これにより、ブロック間での記録動作の中断が発生せず、たとえ、多数のブロックを備えた長尺ヘッドを用いる場合でも、高速に記録を行うことができる。
【0059】
【他の実施形態】
ここでは、ヘッドドライバ1705と記録ヘッド101a〜101dの駆動回路との間の信号線をさらに減らすために、奇数/偶数ブロック指定信号(ODD_BLOCK(0,1)/EVEN_BLOCK(0,1))を記録ヘッド101a〜101dの駆動回路内部で生成する例について説明する。
【0060】
図6は、この実施形態に従う記録ヘッド101a〜101dの駆動回路の構成とその回路とヘッドドライバ1705との間の信号線を説明したブロック図である。図6に示す記録ヘッド101a〜101dは、前述の実施形態の図4や従来例の図8と同様に、その駆動回路に夫々に4個づつのH.B.を備えた6つのブロック(計24個)を有した構成をしており、各ブロック毎に時分割駆動される。従って、図6では既に図4や図8で言及した構成要素や信号については同じ参照番号や参照記号を付し、その説明は省略する。
【0061】
図6において、111はヘッドドライバ1705から供給される奇数ブロック用加算信号ODD_BUP、14は奇数ブロック用加算信号ODD_BUPをレベル反転して偶数ブロック用加算信号に変換するためのインバータゲート、15は奇数ブロック指定信号ODD_BLOCK(0,1)を生成するためのクリア付きの加算カウンタで構成される奇数ブロックカウンタ、16は偶数ブロック指定信号EVEN_BLOCK(0,1)を生成するためのクリア付きの加算カウンタで構成される偶数ブロックカウンタ、112は奇数ブロックカウンタ15および偶数ブロックカウンタ16を初期化するためのブロックカウンタクリア信号BCLRである。
【0062】
奇数ブロックカウンタ15では、奇数ブロック用加算信号ODD_BUPが、“LOW”から“HIGH”に変化した時に加算を行ない、ブロックカウンタクリア信号BCLRが“HIGH”の間、初期化される。また、偶数ブロックカウンタ16は、奇数ブロック用加算信号ODD_BUPが、“HIGH”から“LOW”に変化した時に加算を行ないブロックカウンタクリア信号BCLRが“HIGH”の間、初期化される。
【0063】
図7は図6に示した駆動回路で用いる各信号のタイミングチャートである。
【0064】
図7によれば、まず、奇数ブロック用加算信号ODD_BUPを“LOW”から“HIGH”にすると同時にブロックカウンタクリア信号BCLRも“LOW”から“HIGH”になり、奇数ブロックカウンタ15と偶数ブロックカウンタ16とは共に初期化され、奇数ブロックカウンタ15は第1ブロックを、偶数ブロックカウンタ16は第2ブロックを指定する。
【0065】
その後、奇数ブロックH.B.ヒート信号ODD_IHEET(1〜4)を所定時間間隔だけずらしながら順次“HIGH”にしていく。これにより、第1ブロックのH.B.が順次駆動される。ここで、ODD_IHEET(4)により、第1ブロックの4番目のH.B.の駆動を開始した後、奇数ブロック用加算信号ODD_BUPを“HIGH”から“LOW”にする。このときは、未だブロックカウンタクリア信号BCLRが“HIGH”のままのため、偶数ブロックカウンタ16は加算されず、第2ブロックを指定したままである。その後、ブロックカウンタクリア信号BCLRを“LOW”にする。
【0066】
一方、奇数ブロック用加算信号ODD_BUPが“HIGH”から“LOW”になったタイミングで、偶数ブロックH.B.ヒート信号EVEN_IHEET(1〜4)を所定時間間隔だけずらしながら順次“HIGH”にしていく。これにより、第2ブロックのH.B.が順次駆動される。ここで、第2ブロックの4番目のH.B.の駆動を開始した後、奇数ブロック用加算信号ODD_BUPを再び“HIGH”にして奇数ブロックカウンタ15をカウントアップし、第3ブロックを指定する。
【0067】
その後、奇数ブロックH.B.ヒート信号ODD_IHEET(1〜4)を所定時間間隔だけずらしながら順次“HIGH”にしていく。これにより、第3ブロックのH.B.が順次駆動される。ここで、ODD_IHEET(4)により、第3ブロックの4番目のH.B.の駆動を開始した後、奇数ブロック用加算信号ODD_BUPを“LOW”にして偶数ブロックカウンタ16をカウントアップさせ、偶数ブロックH.B.ヒート信号EVEN_IHEET(1〜4)を所定時間間隔だけずらしながら順次“HIGH”にしていく。これにより、第4ブロックのH.B.が順次駆動される。
【0068】
以下、同様にして第1ブロックから第6ブロックまで記録制御を行う。
【0069】
従って以上説明した実施形態に従えば、ヘッドドライバ1705と記録ヘッドの駆動回路との間の制御信号線の数が10本と、前述の実施形態に比べて2本少なくて良い上に、ブロック数がさらに増加しても制御信号線の本数が増えないという利点がある。
【0070】
なお、記録動作の高速化を重視せずに、奇数/偶数ブロックH.B.ヒート信号を順次印加する際の時間間隔を少し長くすることにより同時に駆動するH.B.の数が減るように制御を行うことで、最大消費電力が小さく抑えるようにすることもできる。これにより、小さな容量の電源を装置に用いることが可能になり、装置の小型化やコスト削減が図られる。また、従来のように記録動作があるブロックから別のブロック切り替わるときに生じていた電流が流れない状況が削減できるため、電源供給が安定し電源変動による装置の他の部分への悪影響も抑えることができるという利点もある。
【0071】
なお、以上説明した実施形態において、記録ヘッドから吐出される液滴はインクであるとして説明し、さらにインクタンクに収容される液体はインクであるとして説明したが、その収容物はインクに限定されるものではない。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高めたり、その画像品質を高めたりするために記録媒体に対して吐出される処理液のようなものがインクタンクに収容されていても良い。
【0072】
以上の実施形態は、特にインクジェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いることにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0073】
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許第4723129号明細書、同第4740796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0074】
このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4463359号明細書、同第4345262号明細書に記載されているようなものが適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記載されている条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0075】
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成としても良い。
【0076】
さらに、記録装置が記録できる最大記録媒体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているような複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0077】
加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着されることで、装置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0078】
また、以上説明した記録装置の構成に、記録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加することは記録動作を一層安定にできるので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などがある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0079】
さらに、記録装置の記録モードとしては黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもできる。
【0080】
さらに加えて、本発明に係る記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良い。
【0081】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ,インタフェース機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0082】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0083】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0084】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0085】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0086】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、あるブロックから次のブロックに駆動が切り替わる際にも、間断なく、連続的に各ブロックの記録要素を駆動することができるという効果がある。
【0088】
これにより、従来は、記録動作があるブロックから次のブロックに切り替わる時に生じていた記録要素の駆動の分断がなくなり、より高速に記録を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施の形態であるインクジェットプリンタIJRAの構成の概要を示す外観斜視図である。
【図2】インクジェットプリンタIJRAの制御回路の構成を示すブロック図である。
【図3】記録ヘッド101aの構成を示す外観斜視図である。
【図4】記録ヘッド101a〜101dの駆動回路の構成とその回路とヘッドドライバ1705との間の信号線を説明したブロック図である。
【図5】図4に示した駆動回路で用いる各信号のタイミングチャートである。
【図6】他の実施形態に従う記録ヘッド101a〜101dの駆動回路の構成とその回路とヘッドドライバ1705との間の信号線を説明したブロック図である。
【図7】図6に示した駆動回路で用いる各信号のタイミングチャートである。
【図8】全部で24個のH.B.から構成される記録ヘッドを4つのH.B.毎に6つのブロックに分割して駆動する駆動回路の構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示した駆動回路で用いる各信号のタイミングチャートである。従来のブロック図である。
【符号の説明】
1 記録制御回路
2 デコーダ
3 2入力ANDゲート
4〜9 ブロック
10 H.B.
11 奇数ブロックデコーダ
12 偶数ブロックデコーダ
14 インバータゲート
15 奇数ブロックカウンタ
16 偶数ブロックカウンタ
101a〜101d 記録ヘッド
101 ブロック指定信号BLOCK(0〜2)
102 ブロックヒート信号BHEET(1〜6)
103 H.B.ヒート信号IHEET(1〜4)
104 ヒートイネーブル信号HE(1〜24)
105 奇数ブロック指定信号ODD_BLOCK(0,1)
106 奇数ブロックヒート信号ODD_IHEET(1〜4)
107 偶数ブロック指定信号EVEN_BLOCK(0,1)
108 偶数ブロックヒート信号EVEN_IHEET(1〜4)
109 奇数ブロックH.B.ヒート信号ODD_BHEET(1〜3)
110 偶数ブロックH.B.ヒート信号EVEN_BHEET(1〜3)
111 奇数ブロック用加算信号ODD_BUP
112 ブロックカウンタクリア信号BCLR
1701 MPU
Claims (4)
- 複数の素子基板を単位として構造的に1列に配置された複数のブロックを、各ブロックの配列方向に複数の偶数ブロックと複数の奇数ブロックとに分割して各ブロックを時分割駆動することにより記録媒体に記録を行う記録ヘッドを備えた記録装置であって、
前記複数の素子基板各々にシリアルに入力された記録信号を、前記複数の素子基板各々の内に設けられた複数の発熱抵抗素子にパラレルに出力するため、前記複数の素子基板各々の内に設けられたシフトレジスタと、
前記複数の奇数ブロックの内で駆動すべきブロックを選択し、該選択されたブロックの駆動期間を指定する第1の選択信号を出力する第1のデコーダと、
前記複数の偶数ブロックの内で駆動すべきブロックを選択し、該選択されたブロックの駆動期間を指定する第2の選択信号を出力する第2のデコーダと、
前記奇数ブロックに含まれる素子基板の駆動を順に許可するための第1の駆動信号と、前記第1のデコーダから出力される前記第1の選択信号を受信して前記奇数ブロックの素子基板の駆動を許可する第1駆動手段と、
前記偶数ブロックに含まれる素子基板の駆動を順に許可するための第2の駆動信号と、前記第2のデコーダから出力される前記第2の選択信号を受信して前記偶数ブロックの素子基板の駆動を許可する第2駆動手段と、
前記奇数ブロックの駆動の開始と前記偶数ブロックの駆動の開始とが交互になるように前記第1及び第2の選択信号の出力を制御するとともに、前記奇数ブロックに含まれる素子基板の駆動を許可するための前記第1の駆動信号の出力が終了する前に、前記偶数ブロックに含まれる素子基板の駆動を許可するための前記第2の駆動信号の出力を開始するように、前記第1及び第2のデコーダと前記第1及び第2駆動手段とを制御する制御手段とを有することを特徴とする記録装置。 - 前記第1の駆動信号と前記第2の駆動信号とは夫々、所定の時間間隔タイミングがずれた複数の信号パルスから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 複数の素子基板を単位として構造的に1列に配置された複数のブロックを、各ブロックの配列方向に複数の偶数ブロックと複数の奇数ブロックとに分割して各ブロックを時分割駆動することにより記録媒体に記録を行うための記録制御方法であって、
前記複数の素子基板各々の内に設けられたシフトレジスタによって、前記複数の素子基板各々にシリアルに入力された記録信号を前記複数の素子基板各々の内に設けられた複数の発熱抵抗素子にパラレルに出力する工程と、
前記複数の奇数ブロック内で駆動すべきブロックを選択し、該選択されたブロックの駆動期間を指定する第1の選択信号を第1のデコーダから出力する第1選択信号生成出力工程と、
前記複数の偶数ブロック内で駆動すべきブロックを選択し、該選択されたブロックの駆動期間を指定する第2の選択信号を第2のデコーダから出力する第2選択信号生成出力工程と、
前記奇数ブロックの駆動の開始と前記偶数ブロックの駆動の開始とが交互になるように前記第1及び第2の選択信号の出力を制御する第1制御工程と、
前記奇数ブロックに含まれる素子基板の駆動を順に許可するための第1の駆動信号と、前記第1選択信号生成出力工程において生成された前記第1の選択信号を受信して前記奇数ブロックの素子基板の駆動を許可する第1駆動工程と、
前記偶数ブロックに含まれる素子基板の駆動を順に許可するための第2の駆動信号と、前記第2選択信号生成出力工程において生成された前記第2の選択信号を受信して前記偶数ブロックの素子基板の駆動を許可する第2駆動工程と、
前記奇数ブロックに含まれる記録素子を駆動するための前記第1の駆動信号の出力が終了する前に、前記偶数ブロックに含まれる素子基板の駆動を許可するための前記第2の駆動信号の出力を開始するように、前記第1及び第2駆動信号の出力を制御する第2制御工程とを有することを特徴とする記録制御方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01907599A JP3792926B2 (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | 記録装置及び記録制御方法 |
US09/489,913 US6478409B1 (en) | 1999-01-27 | 2000-01-24 | Printing apparatus and printing control method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01907599A JP3792926B2 (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | 記録装置及び記録制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000211141A JP2000211141A (ja) | 2000-08-02 |
JP3792926B2 true JP3792926B2 (ja) | 2006-07-05 |
Family
ID=11989332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01907599A Expired - Fee Related JP3792926B2 (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | 記録装置及び記録制御方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6478409B1 (ja) |
JP (1) | JP3792926B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8220892B2 (en) * | 2007-08-30 | 2012-07-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Printhead and printing apparatus using the printhead |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1127227A (en) | 1977-10-03 | 1982-07-06 | Ichiro Endo | Liquid jet recording process and apparatus therefor |
US4330787A (en) | 1978-10-31 | 1982-05-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid jet recording device |
US4345262A (en) | 1979-02-19 | 1982-08-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet recording method |
US4463359A (en) * | 1979-04-02 | 1984-07-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Droplet generating method and apparatus thereof |
US4313124A (en) | 1979-05-18 | 1982-01-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid jet recording process and liquid jet recording head |
US4558333A (en) | 1981-07-09 | 1985-12-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Liquid jet recording head |
US4525727A (en) * | 1982-02-17 | 1985-06-25 | Matsushita Electric Industrial Company, Limited | Electroosmotic ink printer |
JPS59123670A (ja) | 1982-12-28 | 1984-07-17 | Canon Inc | インクジエツトヘツド |
JPS59138461A (ja) | 1983-01-28 | 1984-08-08 | Canon Inc | 液体噴射記録装置 |
-
1999
- 1999-01-27 JP JP01907599A patent/JP3792926B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-01-24 US US09/489,913 patent/US6478409B1/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6478409B1 (en) | 2002-11-12 |
JP2000211141A (ja) | 2000-08-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101011563B1 (ko) | 인쇄헤드용 소자 보드 및 이를 구비한 인쇄헤드 | |
JPH11207948A (ja) | 記録装置及び記録制御方法 | |
JP3595663B2 (ja) | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 | |
JPH1044415A (ja) | 記録ヘッド、ヘッドカートリッジ及びその記録ヘッドを用いた記録装置 | |
JP4666810B2 (ja) | 画像記録装置およびその制御方法 | |
JP3977128B2 (ja) | 記録システム | |
JP5019641B2 (ja) | 記録ヘッドの素子基体、記録ヘッド、記録ヘッドカートリッジ、及び記録装置 | |
JP2005205770A (ja) | 記録ヘッド基板、その記録ヘッド基板を用いた記録ヘッド、及びその記録ヘッドを備えた記録装置 | |
JP3792926B2 (ja) | 記録装置及び記録制御方法 | |
JP4532684B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
EP1116587B1 (en) | Printing apparatus and printing method | |
JP3517612B2 (ja) | インクジェット記録ヘッド及び記録装置 | |
JP4208431B2 (ja) | 記録ヘッド及び該記録ヘッドを用いた記録装置 | |
JP2002307685A (ja) | 記録ヘッド、その記録ヘッドを用いた記録装置、記録ヘッドカートリッジ、及び記録素子基板 | |
JP3159897B2 (ja) | 記録装置及び記録方法 | |
JP3658216B2 (ja) | 記録ヘッド及びその記録ヘッドを用いた記録装置 | |
US5984453A (en) | Recording apparatus and method by time-division drive | |
JPH08150708A (ja) | 記録方法、および記録装置 | |
JP4298243B2 (ja) | 記録装置、記録方法 | |
JP2002254623A (ja) | 記録装置及び記録方法 | |
JP2005343132A (ja) | 液体吐出用ヘッドおよびそれを用いた記録装置 | |
JP2002254648A (ja) | 記録ヘッド、キャリッジ、それらを用いる画像記録装置およびそれらの制御方法 | |
JP3159876B2 (ja) | 記録装置及び記録方法 | |
JP2003285442A (ja) | 記録装置及び記録方法 | |
JPH03221455A (ja) | インクジェット記録装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040322 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050610 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050809 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060320 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060406 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090414 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100414 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110414 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |