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JP3786928B2 - 扉開閉装置 - Google Patents

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JP3786928B2
JP3786928B2 JP2003059250A JP2003059250A JP3786928B2 JP 3786928 B2 JP3786928 B2 JP 3786928B2 JP 2003059250 A JP2003059250 A JP 2003059250A JP 2003059250 A JP2003059250 A JP 2003059250A JP 3786928 B2 JP3786928 B2 JP 3786928B2
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毅 浅野
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株式会社ムラコシ精工
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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、家具や建具等に設けられる扉体を開閉するための扉開閉装置に関し、特に、扉体に固着される可動ヒンジ部材の構造に特徴を有する扉開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から扉開閉装置の可動ヒンジ部材は、扉体に固着され容易に取り外しできない構造となっている(例えば、特許文献1参照)。そして、このような可動ヒンジ部材を取り付けた扉体が、製造工場より搬送され施工現場にて建て付けられる。
かかる可動ヒンジ部材の構造を、図8,9に示す扉開閉装置の上方に位置する扉開閉装置100で説明すると、その可動ヒンジ部材は、扉体101の嵌合凹部(図示せず)に埋め込まれるプレートケース103と、このプレートケース103に対し移動可能に配設され、本例では固定枠体102に対する扉体101の左右方向(図8では、同図面に対し垂直方向)の調整の際に調整ねじ104により移動する取付プレート105とで構成されている。一方、扉開閉装置100の固定ヒンジ部材は、固定枠体102に取り付けられる取付プレート106で構成されている。そして、図9に示すような態様で、取付プレート105の中空筒状体105aに挿入される回動中心軸107を、取付プレート106の中空円筒状の軸受支持体106aに挿入することにより、可動ヒンジ部材の取付プレート105が、回動中心軸107を介して固定ヒンジ部材の取付プレート106に連設される態様となる。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−60931号公報(第3〜5頁、図1,5)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の可動ヒンジ部材は、上述のように扉体に固着され容易に取り外しできない構造となっており、したがって、製造工場より搬送される際には、扉体に固着された状態で建て付け現場に搬送される。ところが、図9からもわかるように可動ヒンジ部材の取付プレートが扉体に突設されるために、扉体同士を重ねて搬送することができず搬送時の利便性に欠けるという問題がある。搬送の際、可動ヒンジ部材を取り外しておいて、建て付け現場で扉体に取り付けることももちろん可能であるが、これでは建て付け作業に時間を要し当該作業を短時間で済ますことが不可能となる。
また、扉体に着脱容易な可動ヒンジ部材を新たに製作することも可能であるが、これでは上記問題を早期に解決することが困難であり、加えて、従来品との部品の共通化が図れず製作コストや部品管理コスト等を要するという問題が生じてしまう。
【0005】
本発明の目的は、従来の部品と共通化を図りつつ、建て付け作業を従来と同程度の時間で済ませ、且つ、扉体の搬送時の利便性を向上させた扉開閉装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る扉開閉装置は、固定枠体に配設される固定ヒンジ部材と、扉体に配設される可動ヒンジ部材とが、軸棒を介して連設される構成が採られ、そのうちの可動ヒンジ部材は、扉体に埋め込まれる第1取付部材と、この第1取付部材に簡便な係合手段によって取り付けられる第2取付部材とで構成され、このうちの第2取付部材は、第1取付部材に取り付けられる固定部材と、上記軸棒を介して固定枠体に連設され、且つ、固定部材に対し移動可能に配設されて固定枠体に対する扉体の前後方向及び/又は左右方向の位置調整を行うための調整部材とで構成されている。本扉開閉装置の可動ヒンジ部材を第1取付部材と第2取付部材とで構成することにより、従来の部品と共通化を図って製作コストや部品管理コストを抑えるとともに、簡便な係合手段により両取付部材の取り付けを行えるようにして固定枠体に対する扉体の建て付け作業を従来と同程度の時間で済まし、更に、第1取付部材を扉体に埋め込んで扉体同士を重ねて搬送し易くして搬送時の利便性を向上させることができる。
【0007】
本発明の請求項2に係る扉開閉装置において、上記係合手段は、第1取付部材に対して第2取付部材を、第1取付部材側に設けられた、スプリングなどの付勢手段に抗して当接させると、当該付勢手段の原状態への復帰に伴って第1取付部材に対する第2取付部材の取付状態が保持されるようにしたものであり、これにより、第1取付部材に対する第2取付部材の取り付けが極めて簡単に行え、従来のように可動ヒンジ部材が扉体に取り付けられている場合と比べても、建て付け作業に要する時間はほぼ同一時間で済ますことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態に係る扉開閉装置を図1,2を参照して説明する。尚、本扉開閉装置は、家具や建具などに設けられる扉体を開閉するために、家具等の固定枠体及び扉体にそれぞれ位置決めして取り付けられるとともに、これらの固定枠体及び扉体の上方位置と下方位置に所定間隔を空けてそれぞれ取り付けられる装置であるが、ここでは、これらの上方位置に取り付けられる方の扉開閉装置で説明する。
本扉開閉装置1は、図1に示すように、固定枠体(図示せず)に配設される取付プレート(固定ヒンジ部材)3と、扉体2に配設される可動ヒンジ部材4とで構成され、取付プレート3と可動ヒンジ部材4の下記調整部材7とが、これらの下記軸受支持体3b及び中空筒状部7bに挿入される軸棒8を介して連設されて固定枠体に対する扉体2の開閉を自在に行わせるものである。
【0009】
可動ヒンジ部材4は、第1取付部材5と第2取付部材を構成する固定部材6及び上記調整部材7とで構成され、第1取付部材5は、本発明の目的達成のために新規に製作されたものであるが、固定部材6及び調整部材7は、従来の扉開閉装置のそれと共通化が図られている。但し、固定部材6については、第1取付部材5への簡単な取り付けを実現するために従来のそれとは形状を一部異にしている。このように部品の共通化が図れると、従来の調整ネジや調整カムによる、固定枠体に対する扉体の前後方向や左右方向の調整のための構造を変更しないで済ませることができる。
【0010】
上記第1取付部材5は、略矩形状の底板5aとこの底板5aの片面(扉体2に接触する面とは反対の面)側で、且つ、当該面側の両端部にそれぞれ立設された短軸5b及びフランジ5cとで構成されている。このうちの短軸5bは、一方の端部の中央部に立設された小円筒体で、この小円筒体にはネジ孔(係合手段)5bが螺刻されており、このネジ孔5bには、固定部材6を第1取付部材5に取り付けるための止めネジ(係合手段)9が螺合するようになっている(図2参照)。また、フランジ5cは、他方の端部に立設された略矩形状体で、この矩形状体には当該底板5aとの間に矩形状の空間(係合手段)5cが、短軸5bと対面する側に開口口を有して形成されており、この空間5cには、固定部材6を第1取付部材5に取り付ける際に、固定部材6の下記突条6cが嵌合するようになっている。このような第1取付部材5は、当該第1取付部材5を含む可動ヒンジ部材4を扉体2に配設させるべく、当該扉体2の凹部2aに、図2に示すような態様で、埋め込まれる。底板5aに設けられた通孔5a,5a、及びフランジ5cに設けられた通孔5c,5cは、第1取付部材5を扉体2に固着させるための、例えば図2のような止めネジの挿通孔である。尚、底板5aに設けられた通孔5a及び5aは、後述のブッシュ10a,10bとの干渉防止のための逃げ孔であり、通孔5aもまた、後述のブッシュ11aとの干渉防止のための逃げ孔である。
【0011】
上記固定部材6は、上述のように従来品とほぼ同一の形状をしており、第1取付部材5との取付部位となるところが異なる。即ち、固定部材6は、略矩形状の底板6aとこの底板6aの、傾斜面をなす片面(上記第1取付部材5に接触する面とは反対の面)側で、且つ、当該面側の両端部にそれぞれ立設されたフランジ6b及び鍔6cとで構成されている。これらフランジ6b及び鍔6cは、第1取付部材5との取付部位となるところであり、このうちフランジ6bは、一方の端部に立設された略矩形状体で、この矩形状体の略中央部には、段付き通孔6bが設けられており、この通孔6bに上記短軸5bが嵌合されるとともに、止めネジ9が当該通孔6bに埋め込まれる態様で配設される。また、鍔6cは、他方の端縁部に立設された矩形状体で、この矩形状体の外面(フランジ6bと対面する面とは反対の面)側の略中央部に上記突条(係合手段)6cが突設されている。尚、これらフランジ6b及び鍔6cは、上述のように底板6aの傾斜面に立設されており、かかる傾斜面は、図1中の矢印A方向に漸増するように形成されている。
【0012】
ところで、本実施の形態に係る底板6aの略中央部には、当該底板6aの傾斜方向に沿って角状溝6a及びC状溝6aが設けられている。このうち角状溝6aのところには調整ネジ11が配設され、この調整ネジ11は、当該角状溝6aの通孔を挿通して、底板6aに一体として成形された上記ブッシュ11aのネジ穴(図示せず)に螺合されるとともに、当該調整ネジ11の頭部に設けられたフランジが調整部材7の下記U字状溝7aの辺縁を支持する態様に配設され(図2参照)、かかる調整ネジ11を進退させ固定部材6に対し調整部材7を左右方向(図1中の矢印C,D方向)に揺動させることにより、固定枠体に対する扉体2の左右方向の調整を行うものである。また、C状溝6aのところには調整カム12が配設され、この調整カム12は、そのカム体部が当該C状溝6aに配設されるとともに、その軸部が調整部材7の下記縦長円孔7aに挿入され(図2参照)、かかる調整カム12を回動させ固定部材6に対し調整部材7を前後方向(図1中の矢印A,B方向)に移動させることにより、固定枠体に対する扉体2の前後方向の調整を行うものである。
また、底板6aのC状溝6aの両側にはネジ孔6a,6aが設けられた上記ブッシュ10a,10bが底板6aに一体に成形されている。これらブッシュ10a,10bのネジ孔6a,6aは、調整部材7の下記横長円孔7a,7aを挿通する固定ネジ10a,10bを螺着させるものであり、これにより調整部材7が固定部材6に固定される。
【0013】
上記調整部材7は、従来品と同一のもので、矩形状の薄板部7aとこの薄板部7aの一方端に形成された上記中空筒状部7bからなり、薄板部7aには、固定部材6の角状溝6a及びC状溝6aに対応して、その他方端に上記U字状溝7aがまた、略中央に上記縦長円孔7aが設けられ、更に、固定部材6のネジ孔6a,6aに対応して、縦長円孔7aの両側に上記横長円孔7a,7aが設けられている。一方、中空筒状部7bには、鍔付きの軸棒8が挿入され、かかる軸棒8が当該中空筒状部7b内に配設されたスプリング(図示せず)によって付勢され(同図では、スプリングの付勢力に抗して押し下げられている状態で示されている)、軸棒8の鍔が中空筒状部7bの端縁に係止される(図2参照)。
【0014】
上記調整部材7と対をなす固定ヒンジ部材としての取付プレート3も、従来品と同一のものであり、この取付プレート3は、矩形状の薄板部3aと、この薄板部3aの長辺側の一方辺で、且つ、当該長辺側の端縁から略中央部に至るところに形成された上記軸受支持体3bとからなり、この軸受支持体3bに軸棒8が挿入されることにより、この軸棒8を介して取付プレート3と調整部材7とが連設される。即ち、固定ヒンジ部材と可動ヒンジ部材4とが軸棒8を介して連設される。尚、薄板部3aに設けられた通孔3a〜3aは、取付プレート3を固定枠体に取り付けるための止めネジ(図示せず)の挿通孔であり、また、3cは、軸受支持体3bと中空筒状部7b間の被覆キャップである。
【0015】
本扉開閉装置1の使い方を説明する。
本扉開閉装置1を製造工場より建て付け現場に搬送する場合には、本扉開閉装置1の第1取付部材5を、図2に示すような態様で扉体2に取り付けておき、この状態で扉体2を搬送する。このようにすれば、扉体2に突設される部材がないので扉体2同士を重ねて搬送することができ、搬送時の利便性が向上する。同時に、本扉開閉装置1の固定部材6及び調整部材7を、図2のような態様に組み付けて第1取付部材5とは別にして搬送する。このとき、取付プレート3については、併せて搬送してもよいし、あるいは分けて搬送してもよい。そして、建て付け現場において、第1取付部材5に対し固定部材6及び調整部材7を取り付ける。即ち、第1取付部材5の空間5cに固定部材6の突条6cを嵌め込むとともに、第1取付部材5の短軸5bを固定部材6の通孔6bに嵌合させ、第1取付部材5上に固定部材6を重ね合わせた後、第1取付部材5のネジ孔5bに止めネジ9を螺着させる。このようにすれば、第1取付部材5と固定部材6及び調整部材7(第2取付部材)間の取り付けが簡単に行え、従来のように可動ヒンジ部材が扉体に取り付けられている場合と比べても、建て付け作業を従来と同程度の時間で済ますことができる。これ以降は、従来通りの手順に従って固定枠体に対する扉体2の建て付け作業を行えばよい。
【0016】
次に、本発明の第2の実施の形態に係る扉開閉装置を図3〜5を参照して説明する。但し、図3〜5において、図1,2の構成部材と同一の部材には同一番号を付し、その説明は割愛する。
本扉開閉装置20が上記扉開閉装置1と異なるところは、上記第1取付部材5の代わりに第1取付部材22を用い、第2取付部材の上記固定部材6の代わりに固定部材23を用いて、可動ヒンジ部材4を可動ヒンジ部材21に置き換えた点が異なる。かかる置き換えにより、第1取付部材22への第2取付部材の取り付けを、第1の実施の形態でのそれに比べて、より簡便にすることができる。
まず、第1取付部材22は、図3に示すように、略矩形状の底板22aとこの底板22aの片面(扉体2に接触する面とは反対の面)側で、且つ、当該面側の両端部にそれぞれ立設されたフランジ24及び上記同様のフランジ5cとで構成されている。このうちのフランジ24は、直方体状部材24aに半楕円柱状部材24bを結合したような形態をなし、部材24aが、底板22aの一方端に鍔22aをそれぞれ設けて形成された凹部22aに挟持される態様で当該底板22aに立設されている。
【0017】
そして、本実施の形態では、上記フランジ24に係合手段を構成する可動片25及びスプリング(付勢手段)26が配設される。このうち可動片25は、図3に示すように、縦部材25aと一対の横部材25bとで構成される略コ字状の薄板部材で構成され、縦部材25aの一方端面中央にスプリング26のための矩形座25aが設けられ、この矩形座25aの面中央にスプリングガイドとしての短柱が立設されている。また、各横部材25bの端部には爪25bがそれぞれ形成され、かかる爪25bの爪先はスプリング26が配される側とは反対側に突設されている。
【0018】
これら可動片25及びスプリング26は、図4に示すような態様で配設される。即ち、可動片25は、その横部材25bがフランジ24の部材24aの側面で、且つ、フランジ24の部材24bと底板22aの鍔22a間に配設され、また、その縦部材25aに設けられた矩形座25aがフランジ24の、底板22aの上記片面とは反対の面側に開口口を有して形成された空隙部24c内に挿入されるとともに、矩形座25aと空隙部24cの内壁間にスプリング26が介装される。かかるスプリング26は伸張方向に付勢され、例えば図5(A)のようにして介装され(この介装状態がスプリング26の原状態)、この付勢力によって可動片25の横部材25bが底板22aの鍔22aに当接する状態となっている。このとき、この鍔22aと可動片25の爪25bとの間には、固定部材23の下記突条28aが挿入されるだけの空間が形成されている。
尚、27は、略矩形状をなす薄板状の蓋で、この蓋27は、底板22aの上記片面とは反対の面側から当該底板22a及びフランジ24に、当該蓋27に立設されたノックピン(図3参照)で固着される。
【0019】
固定部材23は、図3に示すように、略矩形状の底板6aとこの底板6aの、傾斜面をなす片面(上記第1取付部材22に接触する面とは反対の面)側で、且つ、当該面側の両端部にそれぞれ立設された鍔28及び鍔6cとで構成されている。このうちの鍔28は、鍔6cとは反対側に位置して底板6aの端縁部に立設された矩形状体で、この矩形状体の外面(鍔6cと対面する面とは反対側の面)側の略両端部に突条(係合手段)28aがそれぞれ突設されている。これら突条28aは、第1取付部材22に固定部材23を取り付けたときに、上述のように、底板22aの鍔22aと可動片25の爪25bとの間に挿入される。
【0020】
本扉開閉装置20の使い方を説明する。
本扉開閉装置20を製造工場より建て付け現場に搬送する場合には、上記扉開閉装置1の場合と同様に、本扉開閉装置20の第1取付部材22を扉体2に取り付けておき、この状態で扉体2を搬送する。これにより、扉体2同士を重ねて搬送することができ、搬送時の利便性が向上することは上記同様である。同時に、本扉開閉装置20の固定部材23及び調整部材7を、図4のような態様に組み付けて第1取付部材22とは別にして搬送する一方、取付プレート3については、併せて搬送してもよいし、あるいは分けて搬送してもよいことは上記同様である。そして、建て付け現場において、第1取付部材22に対し固定部材23及び調整部材7を取り付ける。
【0021】
この取り付け方を図5を参照して詳細に説明する。但し、図5には、調整部材7は省略されている。
まず、図5(A)に示すように、固定部材23をいくらか斜めにして当該固定部材23の突条6cを第1取付部材22の空間5cに嵌め込み、固定部材23を第1取付部材22に近づけて行くと、固定部材23の突条28aが可動片25の爪25bに形成されている傾斜部に当接する。しかるに、当接した状態のまま更に固定部材23を、可動片25を介して付与されるスプリング26の付勢力に抗して第1取付部材22に近づけて行くと、図5(B)に示すように、上記突条28aが上記爪25bの傾斜部に沿って移動するとともに、可動片25が固定部材23からの力を受けてスプリング26の付勢力に抗して蓋27の面上を後退する。可動片25がある程度後退したとき、図5(C)に示すように、上記突条28aが上記爪25bの傾斜部から離脱して当該爪25bに係合すると同時に、スプリング26が伸張して原状態に復帰し、上記係合状態を保持する、即ち、第1取付部材22に対する第2取付部材(固定部材23及び調整部材7)の取付状態を保持する。このような取り付け方によれば、第1取付部材22と固定部材23及び調整部材7(第2取付部材)間の取り付けが極めて簡単に行え、建て付け作業に要する時間は従来とほぼ同一の時間で済ますことができる。これ以降は、従来通りの手順に従って固定枠体に対する扉体2の建て付け作業を行えばよい。
【0022】
次に、本発明の第3の実施の形態に係る扉開閉装置を図6,7を参照して説明する。但し、図6,7において、図1〜5の構成部材と同一の部材には同一番号を付し、その説明は割愛する。
本扉開閉装置30が上記扉開閉装置20と異なるところは、上記第1取付部材22の代わりに第1取付部材32を用い、第2取付部材の上記固定部材23の代わりに固定部材33を用いて、可動ヒンジ部材21を可動ヒンジ部材31に置き換えた点が異なる。かかる置き換えにより、第1取付部材32への第2取付部材の取り付けを、第2の実施の形態の場合と同様に、より簡便にすることができる。
ところで、固定部材33は、第1取付部材32への簡単な取り付けを実現するために従来のそれとは形状を一部異にしているが、従来からの調整ネジや調整カムによる、固定枠体に対する扉体の前後方向や左右方向の調整のための構造(上記実施の形態に係る構造とは異なるが)については、部品の共通化のために変更せずに済ましている。
【0023】
第1取付部材32は、図6に示すように、略矩形状の底板32aとこの底板32aの一方面(扉体2に接触する面とは反対の面)側で、且つ、当該面側の両端部にそれぞれ立設された同一形状のフランジ34,35とで構成されている。かかるフランジ34,35は、より具体的には、基部34a,35aと端部34b,35bとでそれぞれ略半楕円柱状の形態をなし、且つ、基部34a,35aが端部34b,35bに対しいくらかそれぞれ突出するとともに、基部34aと端部34b及び基部35aと端部35bの連接部がこれらの表面で滑らかにそれぞれ繋がれる形態をなしている。そして、基部34a,35aの中央には、凹状溝部34a,35aが底板32aを貫く態様でそれぞれ設けられるとともに、当該溝部34a,35aの開口口が互いに向き合う態様をなしてそれぞれ設けられている。
【0024】
また、かかる溝部34a,35aの上記開口口側に対向する側(溝部34a,35aの底側)は、当該溝部34a,35aの、その表面側に位置する架梁34a,35aを残して、上記底板32aを貫くように、且つ、端部34b,35bにまで及んで形成された空隙部34c,35cにそれぞれ連通している(図7参照)。かかる空隙部34c,35cの、溝部34a,35aの溝幅方向の辺長は、当該溝部34a,35aの溝幅より大きく、したがって、基部34a,35aの、溝部34a,35aの両側に位置するところが空隙部34c,35c上に突出して、言わばオーバハング状態となっている。また、上記架梁34a,35aは、その内壁が所定角度の傾斜面で形成され、かかる傾斜面を介して上記空隙部34c,35cにそれぞれ連通しており、したがって、架梁34a,35aもまた、空隙部34c,35c上に突出してオーバハング状態となっている(図7参照)。
【0025】
また、基部34a,35aには、これら基部34a,35aの一方側面から上記溝部34a,35aを介して当該基部34a,35aの他方側面に連通する軸孔34a,35aがそれぞれ設けられている。
尚、底板32aの通孔32aは、調整ネジ41との、また、その通孔32aは、固定ネジ43a、43bとの干渉防止のためのものであり、また、端部34b,35bの通孔34b,35bは、第1取付部材32を扉体2に埋め込んで固着させるための止めネジ(図示せず)の挿通孔である。
【0026】
そして、本実施の形態では、第1取付部材32の基部34a,35aに、係合手段を構成する可動片36、捩りスプリング(付勢手段)37及び支軸38がそれぞれ配設される。このうち可動片36は、図6に示すように、所定間隔を空けて配列された断面略扇形の柱状部材36aが、これら部材36aの、円弧状外曲面部の一方の弧端側に装架される連結部材36bにより連結され、上記外曲面部の曲率中心を貫く態様で軸孔36aが各部材36aにそれぞれ設けられるとともに、これら部材36aの外端面で、且つ、上記外曲面部の他方の弧端側に互いに外向きに突条36aがそれぞれ突設される形態をなしている。また、可動片36には、その部材36a間に捩りスプリング37が介装され、また、このスプリング37及び各部材36aを挿通する態様で細長の支軸38が当該部材36aの軸孔36aにそれぞれ緩挿される。
【0027】
そして、上述の可動片36、捩りスプリング37及び支軸38は、図7に示すような態様で第1取付部材32の基部34a,35aにそれぞれ配設される。ここでは、基部34aに配設される場合について説明するが、基部35aについても同様である。
可動片36は、底板32aの他方面(扉体2に接触する面)側からこの可動片36を底板32aに対し適宜な角度に傾けつつ、当該可動片36の突条36aが空隙部34c内に配置される態様にして(可動片36は、図7(A)のような所定の取付形態に配置されると、上記空隙部34c内で上記オーバハング状態となっているところの基部34aに当接した状態で配置される)、第1取付部材32の溝部34aに配置されるとともに、上述のようにスプリング37及び可動片36を挿通する態様で支軸38が当該可動片36の軸孔36aに緩挿される一方、かかる支軸38は、第1取付部材32の軸孔34aに軸止される。
【0028】
このとき、スプリング37は、図7(A)に示すように、当該スプリング37の一方端側が上記架梁34a内壁に形成された傾斜面の下部に係止される一方、その他方端側が可動片36の連結部材36b内壁に係止され、かかるスプリング37によって可動片36が同図中の矢印方向に付勢される状態(この状態がスプリング37の原状態)になるとともに、第1取付部材32に対し同図に示すような所定の取付形態をなして配置される。そして、このように配置された可動片36にあっては、その突条36aが、上述のように空隙部34c内で上記オーバハング状態となっているところの基部34aに当接してストッパーの役目を果すため、溝部34aからの飛び出しが防止される。
【0029】
固定部材33は、図6に示すように、扁平な断面略口型形状をなす部材であり、当該部材の片面(上記第1取付部材32に接触する面)33a側の両端面で、且つ、当該端面の中央位置に突条(係合手段)33aがそれぞれ突設されている(同図では、一方端の突条のみが現れている)。
ところで、反対側の片面33b側には、その略中央部で、且つ、前後方向(図6中の矢印A1,B1方向)に沿ってネジ孔33b及び嵌合孔33bが設けられている。このうちネジ孔33bのところには調整ネジ41が配設され、当該調整ネジ41の下部に設けられた切欠きが調整部材7のU字状溝7aの辺縁を支持する態様に配設され、かかる調整ネジ41を進退させ固定部材33に対し調整部材7を左右方向(図6中の矢印C1,D1方向)に揺動させることにより、固定枠体に対する扉体2の左右方向の調整を行うものである。また、嵌合孔33bのところには調整カム42のカム軸部42aが嵌入される一方、そのカム体部42bが調整部材7の縦長円孔7aに挿入され、かかる調整カム42を回動させ固定部材33に対し調整部材7を上記前後方向に移動させることにより、固定枠体に対する扉体2の前後方向の調整を行うものである。また、嵌合孔33bの略両側には固定ネジ43a,43bの挿入孔33b,33bが設けられており、この挿入孔33b,33bから挿入された固定ネジ43a,43bを、調整部材7の横長円孔7a,7aを挿通して片面33a側のネジ孔に螺着させることにより、調整部材7が固定部材33に固定される。
尚、図6中の矢印A1,B1方向に垂直な片面33c側に設けられたスリット33cは、調整部材7の薄板部7aの挿入口である。
【0030】
本扉開閉装置30の使い方を説明する。
本扉開閉装置30を製造工場より建て付け現場に搬送する場合には、上記扉開閉装置1や20の場合と同様に、本扉開閉装置30の第1取付部材32を扉体2に取り付けておき、この状態で扉体2を搬送する。これにより、扉体2同士を重ねて搬送することができ、搬送時の利便性が向上することは上記同様である。同時に、本扉開閉装置30の固定部材33及び調整部材7を組み付けて第1取付部材32とは別にして搬送する一方、取付プレート3については、併せて搬送してもよいし、あるいは分けて搬送してもよいことは上記同様である。そして、建て付け現場において、第1取付部材32に対し固定部材33及び調整部材7を取り付ける。
【0031】
この取り付け方を図7を参照して詳細に説明する。但し、図7には、調整部材7は省略されている。
まず、図7(A)に示すように、固定部材33の各突条33aを第1取付部材32の溝部34a,35aに向けつつ、固定部材33を第1取付部材32に近づけて行く。このとき、固定部材33を、第1取付部材32に対する平行が維持されるように近づけていくことが好ましいが、必ずしもそれには及ばない。そして、更に近づけて、固定部材33の突条33aを可動片36の部材36aの外平面部に当接させ、当接させた状態のまま更に固定部材33を、可動片36を介して付与される捩りスプリング37の付勢力に抗して第1取付部材32に近づけて行くと、図7(B)に示すように、上記突条33aが上記部材36aの外平面部を移動するとともに、可動片36が固定部材33からの力を受けてスプリング37の付勢力に抗して同図中の矢印方向に回転する。すると、可動片36がある程度回転したとき、図7(C)に示すように、上記突条33aが上記部材36aの外平面部から離脱して当該部材36aの外曲面部に移動すると同時に、スプリング37が拡張して原状態に復帰し、突条33aの、部材36aの外曲面部との係合状態を保持する、即ち、第1取付部材32に対する第2取付部材(固定部材33及び調整部材7)の取付状態を保持する。したがって、このような取り付け方によっても、第1取付部材32と固定部材33及び調整部材7(第2取付部材)間の取り付けが極めて簡単に行え、建て付け作業に要する時間は従来とほぼ同一の時間で済ますことができる。これ以降は、従来通りの手順に従って固定枠体に対する扉体2の建て付け作業を行えばよい。
【0032】
【発明の効果】
本発明の扉開閉装置によれば、可動ヒンジ部材を第1取付部材と第2取付部材とで構成することにより、従来の部品と共通化を図って製作コストや部品管理コストを抑えるとともに、簡便な係合手段により両取付部材を取り付けできるようにして固定枠体に対する扉体の建て付け作業を従来と同程度の時間で済まし、更に、第1取付部材を扉体に埋め込んで扉体同士を重ねて搬送し易くして搬送時の利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態に係る扉開閉装置の分解斜視図である。
【図2】 図1の装置の可動ヒンジ部材側の取付構造図である。
【図3】 第2の実施の形態に係る扉開閉装置の分解斜視図である。
【図4】 図3の装置の可動ヒンジ部材側の取付構造図である。
【図5】 図3の装置に用いた係合手段の動作説明図である。
【図6】 第3の実施の形態に係る扉開閉装置を構成する扉体側の部材の分解斜視図である。
【図7】 図6の装置に用いた係合手段の動作説明図である。
【図8】 従来の扉開閉装置の構成図である。
【図9】 図8の装置を用いた扉体の取り付け方の説明図である。
【符号の説明】
1,20,30 扉開閉装置
2 扉体
3 取付プレート(固定ヒンジ部材)
4,21,31 可動ヒンジ部材
5,22,32 第1取付部材
5b ネジ孔(係合手段)
5c 空間(係合手段)
6,23,33 固定部材(第2取付部材)
6c 突条(係合手段)
7 調整部材(第2取付部材)
8 軸棒
9 止めネジ(係合手段)
25,36 可動片(係合手段)
25b 爪(係合手段)
26 スプリング(係合手段及び付勢手段)
28 鍔
28a,33a 突条(係合手段)
37 捩りスプリング(係合手段及び付勢手段)
38 支軸(係合手段)

Claims (2)

  1. 固定枠体に配設される固定ヒンジ部材と、扉体に配設される可動ヒンジ部材とが、軸棒を介して連設される扉開閉装置において、前記可動ヒンジ部材は、前記扉体に埋め込まれる第1取付部材と、該第1取付部材に簡便な係合手段によって取り付けられる第2取付部材とで構成され、このうち第2取付部材は、前記第1取付部材に取り付けられる固定部材と、前記軸棒を介して前記固定ヒンジ部材に連設され、且つ、前記固定部材に対し移動可能に配設されて前記固定枠体に対する前記扉体の前後方向及び/又は左右方向の位置調整を行うための調整部材とで構成されてなることを特徴とする扉開閉装置。
  2. 前記係合手段は、前記第1取付部材に対して前記第2取付部材を、前記第1取付部材側に設けられた付勢手段に抗して当接させると、当該付勢手段の原状態への復帰に伴って前記第1取付部材に対する前記第2取付部材の取付状態を保持させるものであることを特徴とする請求項1に記載の扉開閉装置。
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