JP3782216B2 - Ophthalmic equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、眼科装置に関し、より詳しくは、自覚式及び他覚式の両検眼機能を有するとともに、被検者の顎固定用の顎受け手段を具備する眼科装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の眼科装置においては、自覚式及び他覚式の両検眼モードを有する本体の端面に沿って、被検者の眼を検眼位置に固定するために用いる顎受けを上下動可能に配置し、特に他覚式の検眼を実行する際に、被検者の眼が本体の端面に臨ませた対物レンズに正確に対峙するように調整するようにしている。
【0003】
即ち、検者は、被検者の顎をまず顎受け手段に載せ、この被検者の眼を本体の対物レンズに対峙させた状態とし、さらに検者は顎受け手段を上下動させて被検者の眼の角膜頂点の高さを対物レンズの高さに合わせるように調整している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来装置の場合、自覚式及び他覚式の両検眼機能を実行する場合、例えば他覚式の検眼モードから自覚式の検眼モードに切り替えたとき、被検者に対する自覚式の検眼を円滑に実行できないという課題がある。
【0005】
即ち、自覚式の検眼モードにおいては、被検者にランドルト環等の自覚式の検眼視標を観察させるとともに、検者が被検者に検眼視標の見え具合等を尋ねる等の対話を行いながら検眼を進行するものであり、この場合、被検者の顎が顎受け手段に当接したままでは、被検者にとって発声に支障が生じ、自覚式の検眼の進行に支障が生じてしまう。
【0006】
そこで、本発明は、特に自覚式の検眼モードにおける被検者の顎に対する拘束状態を解放することができ、他覚式の検眼はもとより自覚式の検眼をも円滑に実行することが可能な眼科装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明に係る眼科装置は、自覚式及び他覚式の両検眼機能を有し、モード切替手段により被検眼に対する自覚式又は他覚式のいずれかの検眼モードを設定して検眼を実行する本体と、この本体の端面に沿って上下方向に移動可能な顎受け手段と、前記モード切替手段により自覚式の検眼モードが設定されたとき、前記被検者の顎が載置されている前記顎受け手段を、この被検者の顎の下方へ離脱させる顎受け駆動手段とを有することを特徴とするものである。
【0008】
この発明によれば、この眼科装置において被検眼に対する他覚式の検眼モードを設定して検眼を実行した場合において、モード切替手段により自覚式の検眼モードに切り換えると、前記顎受け駆動手段は、前記被検者の顎が載置されている前記顎受け手段を、この被検者の顎の下方へ離脱させる。これにより、自覚式の検眼モードにおける被検者の顎に対する顎受け手段の拘束状態を解放することができ、被検者は発声が自由になって、特に自覚式の検眼を円滑に実行することが可能となる。
【0009】
請求項2記載の発明に係る眼科装置は、自覚式及び他覚式の両検眼機能を有し、モード切替手段により被検眼に対する自覚式又は他覚式のいずれかの検眼モードを設定して検眼を実行する本体と、この本体の端面に沿って上下方向に移動可能な顎受け手段と、前記モード切替手段により他覚式の検眼モードから自覚式の検眼モードに切り替えられたとき、前記顎受け手段を被検者の顎の下方へ離脱させ、自覚式の検眼モードから他覚式の検眼モードに切り替えられたとき、前記顎受け手段を所定の位置まで上昇復帰させる顎受け駆動手段とを有することを特徴とするものである。
【0010】
この発明によれば、請求項1記載の発明に係る眼科装置の作用に加えて、自覚式の検眼モードから他覚式の検眼モードに切り替えられたとき、前記顎受け駆動手段が顎受け手段を被検者の顎に当接する位置まで上昇復帰させるので、例えば被検眼の両眼に対して、左眼、右眼の他覚式、自覚式の検眼を交互に繰り返し行う場合に被検者の顎の拘束状態、拘束解除状態の切り替えを円滑に実行でき、他覚式の検眼はもとより自覚式の検眼を円滑に実行することが可能となる。
【0011】
請求項3記載の発明に係る眼科装置は、自覚式及び他覚式の両検眼機能を有し、モード切替手段により被検眼に対する自覚式又は他覚式のいずれかの検眼モードを設定して検眼を実行する本体と、この本体の端面に沿って上下方向に移動可能な顎受け手段と、この顎受け手段の前記本体の端面に沿った上下方向の位置を監視する位置監視手段と、前記モード切替手段により他覚式の検眼モードから自覚式の検眼モードに切り替えられたとき、前記顎受け手段を被検者の顎の下方へ離脱させ、自覚式の検眼モードから他覚式の検眼モードに切り替えられたとき、前記位置監視手段による顎受け手段の監視情報を基にこの顎受け手段を被検者の顎に当接する位置又はその近傍まで上昇復帰させる顎受け駆動手段とを有することを特徴とするもである。
【0012】
この発明によれば、請求項2記載の発明に係る眼科装置の場合と同様にして、例えば被検眼の両眼に対して、左眼、右眼の他覚式、自覚式の検眼を交互に繰り返し行う場合に被検者の顎の拘束状態、拘束解除状態の切り替えを円滑に実行でき、他覚式の検眼はもとより自覚式の検眼を円滑に実行することが可能となり、特に、位置監視手段により顎受け手段の位置を監視し、顎受け手段を被検者の顎の近傍まで上昇復帰させるようにする場合には、被検者の顎に顎受け手段が衝突して被検者を驚かせる事態を回避できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の眼科装置の実施の形態を詳細に説明する。
【0020】
図1乃至図3に示す眼科装置1は、直方体状の基台2と、この基台2に対し操作ハンドル3の操作により図1に示すX、Y方向に移動可能に取り付けた本体基部4と、この本体基部4に対し操作ハンドル3の回転操作でZ方向(垂直方向)に上下動可能に取り付けた例えばオートレフラクトメータのような他覚式の検眼機能及び視力検査等の自覚式の検眼機能の双方を有する本体5と、前記本体基部4に搭載した詳細は後述するプリントキー6a、自覚、他覚のモード切り替えを行うモード切替キー6b等を具備した操作パネル6とを具備している。
【0021】
また、前記本体5の一方の端面側には、図3に示すように、被検者の眼に対峙する対物レンズ9aを装着した対物鏡筒9を設けている。
【0022】
さらに、前記眼科装置1は、本体5の一方の端面の前方に被検者の顎を載置する顎受け手段である顎受け11を配置している。
【0023】
即ち、前記基台2の一方の端面に側面L状の顎受け支持体12を取り付け、この顎受け支持体12の上部角筒13の中央部において顎受け11をZ方向に上下動可能に支持している。また、前記上部角筒13の両端部から前記顎受け11の両側に位置する配置でZ方向に突設した一対の支柱14a、14bの上部に帯状に形成された被検者M用の額当手段である額当て15を架設している。
【0024】
前記上部角筒13には、前記顎受け11を図4に示すZ方向に駆動し、被検者に応じた高さ位置に位置決めする顎受け駆動手段20を設けている。
【0025】
この顎受け駆動手段20は、図4に示すように、原動軸を水平に配置した顎受けモータ(例えばパルスモータ)21と、この顎受けモータ21の原動軸に取り付けた第1の傘歯歯車22と、この第1の傘歯歯車22に対して一定の間隔を隔てて対向配置するとともに、連結軸24を介して上部角筒13の外側に設けた手動ハンドル25に連結した第2の傘歯歯車23と、第1、第2の傘歯歯車22、23に螺合する従動傘歯歯車26及びこの従動傘歯歯車26から上方に突設したねじ体27からなる従動回転体28と、前記顎受け11の下面から下方に突設され内周部に設けたねじ部を前記ねじ体27に螺合した係合突部11aとを具備している。
【0026】
さらに、前記眼科装置1は、前記支柱14bに対して顎受け11に対向する状態で取り付けた被検者の顎の位置又は顎の長さを検出するラインセンサ(例えば赤外線センサ)29と、前記本体5に組み込んだ検眼結果を印刷する印刷手段であるプリンタ30と、前記本体5の被検者Mとは反対側の端面に設けた各種の情報を表示する表示部31とを具備している。
【0027】
尚、前記額当て15は、一対の支柱14a、14bに対して連結環14c、14dを介して取り付けてあり、また、一方の連結環14cに取り付けた微動ハンドル35を操作することで、額当て15をZ方向に微調整可能となっている。
【0028】
図5は、前記眼科装置1の光学系を示すものである。
【0029】
図5おいて、51は、被検眼Eの眼底Erにリング状像を形成するための投影光学系、52は、眼底Erの像を二次元画像センサとしてCCD(イメージセンサ)73に形成するための結像光学系、53は、被検眼Eを遠方視状態で固定させるための固視標光学系、54は被検眼Eの前眼部Eaを観察する観察光学系である。
【0030】
投影光学系51は、孔あきミラー66、赤外光LED光源67、コンデンサーレンズ68、円錐形プリズム69、リング状開口絞り70、リレーレンズ71、対物レンズ9aからなり、結像光学系52は対物レンズ9a、孔あきミラー66、リレーレンズ73、CCD73からなり、固視標光学系53は対物レンズ9a、赤外透過可視反射ミラー74、リレーレンズ75、固視表示部76からなり、この固視表示部76は、回転円板79に所要数の固視標や自覚用テストチャートを設けた構成となっている。
【0031】
固視標としては、スターバストチャートや風景チャート等を用い、自覚用テストチャートとしてはランドルト環等の視力チャート、レッドグリーンチャート等を用いるようになっている。
【0032】
観察光学系54は、対物レンズ9a、ハーフミラー80、リレーレンズ81、撮像管82等から構成されている。
【0033】
図6は、眼科装置1の制御系を示すものであり、動作プログラムを格納したプログラムメモリ91と、全体の制御を行う制御部90とからなる制御手段100を具備し、前記制御部91により前記操作パネル6、前記顎受けモータ21、センサ29、プリンタ30、表示部31を各々制御するようになっている。さらに、制御部90にセンサ29による顎受け11の高さの位置情報や被検者の顎の長さの情報等を記憶するメモリ92を接続している。そして、センサ29、メモリ92により、顎受け11の位置監視手段を構成している。
【0034】
次に、本実施の形態の眼科装置1の動作を、図7に示す被検者Mの顎に対する顎受け11の上下動動作を主にして説明する。
【0035】
この眼科装置1において、最初に被検者Mの被検眼Eに対する他覚式の検眼モードを設定して他覚式の検眼を実行した場合において、操作パネル6のモード切替キー6bを操作し、自覚式の検眼モードに切り換えると、前記制御部90の制御の基に、顎受け駆動手段20が動作し、前記顎受けモータ21の回転が第1の傘歯歯車22、従動傘歯歯車26、ねじ体27を介して前記顎受け11に伝達され、これにより、前記被検者Mの顎が載置されている前記顎受け11を、図7に示すように、この被検者Mの顎の下方(Z方向)へ例えば1乃至2cm程度下降駆動して離脱させる。これにより、自覚式の検眼モードにおける被検者Mの顎に対する顎受け11の拘束状態を解放することができ、被検者Mは発声が自由になって、特に自覚式の検眼を円滑に実行することが可能となる。
【0036】
上述した顎受け11のZ方向に位置は、前記ラインセンサ29により検出され、その位置情報が前記メモリ92に記憶される。
【0037】
次に、例えば被検眼Eの左右両眼に対して、左眼、右眼の他覚式、自覚式の検眼を交互に繰り返し行う場合、即ち、左眼の他覚式、左眼の自覚式、右眼の他覚式、右眼の自覚式という順序で検眼を進行する場合について説明する。
【0038】
こような場合には、左眼の他覚式の検眼を行った後、上述と同様にして図7に示すように被検者Mの顎の下方(Z方向)へ例えば1乃至2cm程度下降駆動し、被検者Mの顎に対する顎受け11の拘束状態を解放した状態で左眼の自覚式の検眼を行い、次に、操作パネル6のモード切替キー6bを操作し、他覚式の検眼モードに切り替る。これにより、前記制御部90の制御の基に、顎受け駆動手段20が動作し、前記顎受け11を図8に示すように、再度被検者Mの顎に接触する位置まで上昇復帰させる。
【0039】
このような動作により、他覚式、自覚式の検眼を交互に繰り返し行う場合の検眼を円滑に実行することが可能となる。
【0040】
また、顎受け駆動手段20により前記顎受け11を上昇復帰させるに際して、前記メモリ92に記憶した顎受け11の他覚式の検眼時の位置を基に、顎受け11を被検者Mの顎の近傍(例えば5mm程度)まで上昇復帰させるようにすれば、被検者Mの顎に顎受け11が衝突して被検者Mに衝撃を与え驚かせる事態を回避できる。そして、前記手動ハンドル25により顎受け11の高さを顎に接触するまで微調整すれば良い。
【0041】
また、前記メモリ92に記憶した被検者の顎の長さの情報を基に顎受け11を被検者Mの顎の近傍(例えば5mm程度)まで上昇復帰させるようにすれば、被検者Mの顎に顎受け11が衝突してしまう不具合を回避することができる。
【0042】
さらに、本実施の形態において、前記操作手段6に設けたプリントキー6aを操作し、被検眼Eの検眼結果をプリンタ30により印刷する検眼の最終段階で、プリントキー6aからの印刷指令が発せられた時、顎受け駆動手段20により被検者Mの顎が載置されている前記顎受け11を下方へ離脱させるようにすることで、被検者Mの顎に対する顎受け11による拘束状態を自動的に解除することができる。
【0043】
この他、前記顎受け11による被検者Mの顎に対する拘束状態の自動的な解除の手段としては、検者と被検者Mとの対話が相当時間無くなった無言状態をマイク等の音認識手段で認識して前記顎受け駆動手段20を動作させる構成を挙げることができる。
【0044】
図9乃至図12は、前記眼科装置1の他例を示すものであり、この場合には、前記額当て15の被検者Mの額が当接する面に、この被検者Mの額の当接状態を検出する額検出手段である額センサ(例えばマイクロスイッチ、圧力検知素子を用いた接触センサ等)32を取り付け、図6に示すように制御部90により前記額センサ32の動作を制御するように構成している。
【0045】
この他例においては、被検者Mの他覚式検眼を行う際に、前記額当て15に対して前記被検者Mの額が図10に示すように当接したり、図11に示すように離れた状態となったりする状態を額センサ32により検出するようにしている。
【0046】
そして、図12に示すように、被検者Mの額が額当て15から離れた状態となっている場合には、前記表示部31に「額が額当てに当たっておりません。」というメッセージを表示して検者に告知するようにすれば、検者は被検者の姿勢が不良であり、他覚式検眼を直ちに実行することはできないことを速やかに知ることができ、被検者に姿勢を正し額を額当て15に当てるように指示することが可能となる。
【0047】
前記表示部31に上述したメッセージを表示する他、例えば、被検者Mの額が額当て15から離れた状態を額センサ32により検出し、ブザー等を鳴動させるように構成することももちろん可能である。
【0048】
また、額センサ32による額の額当て15に対する接触状態の検出結果を基に、顎受け駆動手段20を動作させ、前記顎受け11を既述した図8に示す場合と同様、再度被検者Mの顎に接触する位置又はその近傍位置まで上昇駆動させるようにすることももちろん可能である。
【0049】
一方、額センサ32による額の額当て15に対する接触無しの状態の検出結果を基に、前記顎受け駆動手段20の動作を停止させ、顎受け11の上昇を回避するようにすれば、被検者Mの額が額当て11に当接しないような検眼開始に不適切な姿勢の場合に、額当て11が上昇することはなく、これにより、検者は、被検者Mの姿勢が不適切のまま他覚式検眼を開始してしまうという事態を無くすことができる。
【0050】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、自覚式の検眼モードにおける被検者の顎に対する顎受け手段の拘束状態を解放することができ、被検者は発声が自由になって、特に自覚式の検眼を円滑に実行することが可能な眼科装置を提供することができる。
【0051】
請求項2記載の発明によれば、被検眼の両眼に対して、左眼、右眼の他覚式、自覚式の検眼を交互に繰り返し行う場合に被検者の顎の拘束状態、拘束解除状態の切り替えを円滑に実行でき、他覚式の検眼はもとより自覚式の検眼を円滑に実行することが可能な眼科装置を提供することができる。
【0052】
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明の場合と同様な効果を奏するとともに、顎受け手段を被検者の顎の近傍まで上昇復帰させるようにする場合に被検者の顎に対する顎受け手段の衝突防止をも図ることが可能な眼科装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の眼科装置の平面図である。
【図2】本発明の実施の形態の眼科装置の側面図である。
【図3】本発明の実施の形態の眼科装置の正面図である。
【図4】本発明の実施の形態の眼科装置における顎受け駆動手段を示す拡大断面図である。
【図5】本発明の実施の形態の眼科装置における光学系を示す光学構成図である。
【図6】本発明の実施の形態の眼科装置における制御系を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態の眼科装置における顎受けの下降動作を示す説明図である。
【図8】本発明の実施の形態の眼科装置における顎受けの上昇動作を示す説明図である。
【図9】本発明の実施の形態における額当ての他例を示す部分図である。
【図10】本発明の実施の形態における額当てに対する被検者の額の当接状態を示す説明図である。
【図11】本発明の実施の形態における額当てに対する被検者の額が離れている状態を示す説明図である。
【図12】本発明の実施の形態の眼科装置において額当てに対して被検者の額が離れている状態における表示部のメッーセージ表示状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 眼科装置
5 本体
6 操作パネル
9 対物鏡筒
11 顎受け
12 顎受け支持体
20 顎受け駆動手段
21 顎受けモータ
29 センサ
30 プリンタ
31 表示部
32 額センサ
35 微動ハンドル
90 制御部
M 被検者
E 被検眼[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an ophthalmologic apparatus, and more particularly to an ophthalmologic apparatus having both a subjective and objective optometry function and a chin receiving means for fixing a jaw of a subject.
[0002]
[Prior art]
In this type of ophthalmologic apparatus, a chin rest used for fixing the subject's eye to the optometry position is arranged to be movable up and down along the end face of the body having both conscious and objective optometry modes. In particular, when an objective optometry is performed, the eye of the subject is adjusted so as to accurately face the objective lens facing the end face of the main body.
[0003]
Specifically, the examiner first places the subject's chin on the chin receiving means, makes the subject's eyes face the objective lens of the main body, and further moves the chin receiving means up and down to examine the subject. The height of the corneal apex of the examiner's eye is adjusted to match the height of the objective lens.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of the above-described conventional apparatus, when both the subjective and objective optometry functions are executed, for example, when the objective optometry mode is switched to the subjective optometry mode, the subjective optometry for the subject is performed. There is a problem that cannot be executed smoothly.
[0005]
In other words, in the subjective optometry mode, the subject is allowed to observe a subjective optometric target such as a Landolt ring, and the examiner performs a dialogue such as asking the subject about the appearance of the optometric target. In this case, if the subject's chin remains in contact with the chin rest means, the subject will be disturbed in utterance, and the subjective optometry will be disturbed. .
[0006]
Accordingly, the present invention is an ophthalmologist capable of releasing the restraint state on the subject's jaw particularly in the subjective optometry mode, and smoothly executing the subjective optometry as well as the objective optometry. The object is to provide an apparatus.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The ophthalmologic apparatus according to the first aspect of the present invention has both subjective and objective optometry functions, and sets the optometry mode of either the subjective or objective optometry mode for the eye to be examined by the mode switching means. A chin receiving means movable in the vertical direction along the end face of the main body, and when the subjective optometry mode is set by the mode switching means, the subject's chin is placed. And a chin rest driving means for detaching the chin rest means below the chin of the subject.
[0008]
According to the present invention, in the case where the objective optometry mode for the eye to be examined is set and the optometry is executed in the ophthalmologic apparatus, when the mode switching means switches to the subjective optometry mode, the chin rest driving means is The chin receiving means on which the subject's chin is placed is detached below the subject's chin. As a result, the restraint state of the jaw receiving means with respect to the subject's jaw in the subjective optometry mode can be released, and the subject can freely speak, and particularly, the subjective optometry can be smoothly performed. Is possible.
[0009]
An ophthalmologic apparatus according to a second aspect of the present invention has both a subjective and an objective optometry function, and sets an optometry mode of either a subjective or objective optometry mode for the eye to be examined by mode switching means. A chin rest that can move vertically along the end face of the body, and the chin rest when the mode switching means switches from the objective optometry mode to the subjective optometry mode. A chin rest drive means for lifting the chin rest to a predetermined position when the means is disengaged below the subject's chin and switched from the subjective optometry mode to the objective optometry mode. It is characterized by this.
[0010]
According to this invention, in addition to the operation of the ophthalmologic apparatus according to the first aspect of the present invention, when the subjective optometry mode is switched to the objective optometry mode, the chin rest drive means changes the chin rest means. Since it is raised and returned to the position where it comes into contact with the subject's chin, for example, when the left eye, right eye objective and subjective eye examinations are alternately repeated for both eyes of the subject, Switching between the jaw restraint state and the restraint release state can be performed smoothly, and the subjective optometry as well as the objective optometry can be performed smoothly.
[0011]
An ophthalmologic apparatus according to a third aspect of the present invention has both a subjective and an objective optometry function, and sets an optometry mode of either a subjective or objective optometry mode for the eye to be examined by mode switching means. A chin receiving means movable in the vertical direction along the end face of the main body, a position monitoring means for monitoring the vertical position of the chin receiving means along the end face of the main body, and the mode When the objective is switched from the objective optometry mode to the subjective optometry mode by the switching means, the chin receiving means is disengaged below the subject's chin to change from the subjective optometry mode to the objective optometry mode. And a chin rest drive means for raising and returning the chin rest to a position in contact with the subject's chin or in the vicinity thereof based on the monitoring information of the chin rest by the position monitoring means. With .
[0012]
According to the present invention, as in the case of the ophthalmologic apparatus according to the second aspect of the invention, for example, the left-eye and right-eye objective and subjective eye examinations are alternately performed on both eyes of the eye to be examined. When repeatedly performing, it is possible to smoothly switch between the restraint state and the restraint release state of the subject's chin, and it is possible to smoothly perform subjective optometry as well as objective optometry, especially position monitoring means When the position of the chin rest means is monitored by the above and the chin rest means is raised and returned to the vicinity of the subject's chin, the chin rest means collides with the subject's jaw and surprises the subject. Can be avoided.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the ophthalmologic apparatus of the present invention will be described in detail below.
[0020]
1 to 3 includes a rectangular
[0021]
Further, as shown in FIG. 3, an
[0022]
Further, the
[0023]
That is, a side L-shaped
[0024]
The upper
[0025]
As shown in FIG. 4, the chin rest driving means 20 includes a chin rest motor (for example, a pulse motor) 21 having a driving shaft disposed horizontally, and a first bevel gear mounted on the driving shaft of the
[0026]
Further, the
[0027]
The
[0028]
FIG. 5 shows an optical system of the
[0029]
In FIG. 5, 51 is a projection optical system for forming a ring-shaped image on the fundus Er of the eye E, and 52 is for forming an image of the fundus Er on a CCD (image sensor) 73 as a two-dimensional image sensor. An imaging
[0030]
The projection
[0031]
As the fixation target, a star bust chart, a landscape chart, or the like is used, and as a test chart for awareness, a vision chart such as a Landolt ring, a red green chart, or the like is used.
[0032]
The observation
[0033]
FIG. 6 shows a control system of the
[0034]
Next, the operation of the
[0035]
In this
[0036]
The position of the
[0037]
Next, for example, when the left eye and right eye objective type and subjective type eye examination are alternately performed on both the left and right eyes of the eye E, for example, the left eye objective type and the left eye subjective type The case where the optometry is performed in the order of the objective type of the right eye and the subjective type of the right eye will be described.
[0038]
In such a case, after performing the objective eye examination of the left eye, as shown in FIG. 7, it is lowered, for example, about 1 to 2 cm below the jaw of the subject M (Z direction) as shown above. The left eye is subjected to a subjective optometry with the
[0039]
By such an operation, it becomes possible to smoothly perform optometry when the objective and subjective optometry is alternately repeated.
[0040]
Further, when the
[0041]
If the
[0042]
Further, in the present embodiment, a print command is issued from the print key 6a at the final stage of optometry in which the print key 6a provided in the operation means 6 is operated and the optometry result of the eye E is printed by the
[0043]
In addition, as a means for automatically releasing the restraint state of the subject M on the jaw of the subject M by the
[0044]
FIGS. 9 to 12 show other examples of the
[0045]
In this other example, when the objective eye examination of the subject M is performed, the forehead of the subject M abuts against the
[0046]
Then, as shown in FIG. 12, when the amount of the subject M is away from the
[0047]
In addition to displaying the above-described message on the
[0048]
Further, based on the detection result of the contact state with the
[0049]
On the other hand, if the operation of the chin rest driving means 20 is stopped on the basis of the detection result of the state where there is no contact with the
[0050]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, it is possible to release the restraint state of the jaw receiving means relative to the subject's chin in the subjective optometry mode, and the subject can freely speak, An ophthalmologic apparatus capable of smoothly performing optometry can be provided.
[0051]
According to the second aspect of the present invention, when the objective and subjective optometry of the left eye and the right eye are alternately repeated for both eyes of the subject's eye, the restraint state and restraint of the subject's jaw It is possible to provide an ophthalmologic apparatus that can smoothly execute the switching of the release state and can smoothly execute the subjective optometry as well as the objective optometry.
[0052]
According to the third aspect of the invention, the same effect as in the case of the second aspect of the invention can be obtained, and when the chin receiving means is raised and returned to the vicinity of the subject's chin, the subject's It is possible to provide an ophthalmologic apparatus that can also prevent the jaw receiving means from colliding with the jaw.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of an ophthalmologic apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view of the ophthalmologic apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a front view of the ophthalmologic apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view showing a chin rest driving means in the ophthalmologic apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is an optical configuration diagram showing an optical system in the ophthalmologic apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a block diagram showing a control system in the ophthalmologic apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 7 is an explanatory diagram showing a lowering operation of the chin rest in the ophthalmologic apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 8 is an explanatory view showing a raising operation of the chin rest in the ophthalmologic apparatus according to the embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a partial view showing another example of the forehead according to the embodiment of the present invention.
FIG. 10 is an explanatory diagram showing a contact state of the forehead of the subject with the forehead according to the embodiment of the present invention.
FIG. 11 is an explanatory diagram showing a state in which the subject's forehead is separated from the forehead according to the embodiment of the present invention.
FIG. 12 is an explanatory diagram showing a message display state of the display unit in a state where the subject's forehead is separated from the forehead in the ophthalmologic apparatus according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
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