JP3780204B2 - バリアメタル膜又は密着層形成方法及び配線形成方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、バリアメタル膜又は密着層を形成する方法、及び配線を形成する方法に関し、特に、半導体デバイス用金属配線の分野において、DCV(Direct Contact Via)構造形成のために、配線のコンタクトホールや溝等のボトム抜きを行い、その周囲部及び側壁部にバリアメタル膜又は密着層を形成する方法、及びDCV構造の配線を形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の半導体装置の高集積化、微細化に伴い、層間絶縁膜等に形成されるコンタクトホールや溝も、また、これらのコンタクトホール等を導通させる配線も微細化されている。
一般に、半導体素子(LSI、IC等)の配線においては、下層配線と上層配線とを結ぶコンタクトホールや溝部にバリア層又は密着層が設けられている。バリア層は、配線材料と絶縁材料とが共に相互拡散することによる半導体素子の特性劣化の防止を目的として、また、密着層は、配線材料と絶縁材料との界面における剥がれの防止を目的として、配線材料と絶縁材料との間に特定の材料を挿入することにより形成される場合が多い。
この場合、配線が微細化するにつれて、コンタクトホールや溝における配線金属材料に対するバリア層材料、密着層材料の占める割合が増し、配線の電気抵抗が増加してしまうため、この電気抵抗を減少させる技術が種々検討されている。
【0003】
上記バリア層(以下、バリアメタル膜ともいう。)、密着層は、コンタクトホール等の側壁部(垂直部)のみならず、コンタクトホール等の底部(水平部)の下層配線上にも形成される。このバリア層、密着層は、その後の上層配線の形成によって、下層配線と上層配線(コンタクトホール内)に挟まれる。この挟み込まれた層は、上層配線と下層配線との間の電気抵抗を上昇させるばかりか、この部分に電流が流れると、ボイドを発生しやすくする。ボイドが発生した場合、配線が断線したり、電気抵抗が高くなって、配線の信頼性を損ねるという問題がある。例えば、図1(A)及び(B)に示すように、公知のプロセスにより、下層配線1、絶縁層2、バリア層(又は密着層)3、及び上層配線4を形成したものに対して電流を流すと、電子流方向によって、下層配線のバリア層(又は密着層)界面近傍(図1(A))や、上層配線のバリア層界面近傍(図1(B))にボイド5が生じ、配線の信頼性が低下する。
【0004】
この問題を解決するためには、コンタクトホールや溝の側壁(垂直部)のバリア層又は密着層を残して、底部(水平部)のバリア層又は密着層のみを除去し、上層配線と下層配線とを直接接合することが必要となる。
従来は、バリア層又は密着層の形成後、直ちに金属配線を形成していたが、最近では、バリアメタル膜又は密着層形成後に底部のバリアメタル膜や密着膜を除去する、いわゆるボトム抜きを行う報告が増えてきている。ボトム抜きは通常次のようにして行っている。
【0005】
半導体デバイス用金属配線の分野におけるDCV構造形成のために、配線のコンタクトホールや溝等のボトム抜きを行う際には、基板上に絶縁膜(例えば、SiO2、SiN、Low−k、SiC等)、金属膜(例えば、Al、W、Cu、TiN、WN、WSi、TaN、Ti等)、層間絶縁膜(例えば、SiO2、SiN、Low−k、FSG等)を形成した後、その膜の所定の領域にコンタクトホール等を形成し、そのコンタクトホール等を含む全面に、ステップカバレッジ値が良い、すなわち、1に近くなるような厚さでイニシャルバリアメタル膜を形成し、次いで、エッチングにより、コンタクトホール等の底部(以下、ボトム部ともいう。)のバリアメタル膜のみならず、周囲部(以下、フィールド部ともいう。)及び側壁部のバリアメタル膜もエッチング除去し、次いで、再度、コンタクトホール等内にバリアメタル膜の形成を行っている。図2(A)及び(B)は、下層配線1、絶縁層2、ステップカバレッジ値(TB/TS)が1に近い厚さのバリアメタル膜3を形成し(図2(A))、その後、コンタクトホールを上層配線4で埋めた状態(図2(B))の従来方法により得られた構造を模式的に示す断面図である。図中、Aはコンタクトホールの周囲部(フィールド部)、Bはその側壁部、Cはその底部を示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の方法では、コンタクトホール又は溝の側壁部及び底部の両方が、一部又は全部除去されてしまい、底部に形成されたバリア層(以下、バリアメタル膜ともいう。)又は密着層(以下、密着膜ともいう。)のみを除去できないという問題があった。これでは、バリアメタル膜や密着膜を形成することが無駄になってしまう。
上記従来の方法では、形成されるイニシャルバリアメタル膜又は密着膜のステップカバレッジ値が良い(1に近い)ほど、コンタクトホール又は溝の底部に形成されるイニシャルバリアメタル膜又は密着膜の膜厚は厚くなり、底部の膜を除去することが困難となる。
【0007】
また、上記従来技術の方法では、工程数が増えるだけではなく、コンタクトホール等の底部に薄いバリアメタル膜又は密着膜が残り、底部での電気抵抗の増加及びボイドの発生が抑えられないという問題もある。例えば、Cu配線の場合には、コンタクトホールや溝の底部に残留バリアメタル膜又は密着膜があると、Cu配線間にこの残留バリアメタル膜又は密着膜が挟み込まれ、電流を流した際に、その部分からボイドが発生し、最悪の場合には、配線の断線につながるという問題があり、完全なボトム抜きが望まれている。
【0008】
さらに、多くの場合、コンタクトホールに形成されるバリア層や密着層は、ステップカバレッジが1に近く、フィールド部(ホール開口部)の膜厚と、底部(ホール底部)の膜厚はほぼ等しい。一般的に、コンタクトホール等のフィールド部と底部とのエッチングレート、すなわち、フィールドのエッチングレートとボトムのエッチングレートとを比較すると、通常、フィールドエッチングレート>ボトムエッチングレートの関係が成り立つ。そのため、エッチングにより、底部のバリアメタル膜や密着膜が残り易いので、フィールド部及び側壁部のバリアメタル膜又は密着膜を残して、底部のバリアメタル膜又は密着膜のみを除去すること、すなわち、ボトム抜きは難しいという問題がある。
【0009】
本発明の課題は、上記従来技術の問題点を解決することにあり、半導体デバイス用金属配線の技術分野におけるDCV構造形成のために、配線のコンタクトホールや溝が形成されている基板のコンタクトホールや溝内を含む全面に形成されたイニシャルバリアメタル膜又は密着層をエッチングして、コンタクトホール等の底部のバリアメタル膜又は密着層のみを選択的に除去し、ボトム抜きを容易に行うことができるバリアメタル膜又は密着層形成方法、及びDCV構造の配線形成方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、コンタクトホールや溝に形成するバリアメタル膜又は密着膜のステップカバレッジをフィールド/ボトムのエッチングレート比程度に調整できれば、すなわち、膜厚をフィールド部膜厚>ボトム部膜厚の関係に調整できれば、コンタクトホール等の周囲部(フィールド部)及び側壁部にバリアメタル膜又は密着層を残した状態で、底部のみのバリアメタル膜又は密着層を選択的に除去することができるので、下層配線と上層配線とが直接接合できることを見出し、本発明の課題を解決するに至った。
【0011】
本発明のバリアメタル膜又は密着層形成方法は、配線のコンタクトホールや溝が形成されている基板のコンタクトホールや溝内を含む全面にイニシャルバリアメタル膜又は密着層を形成した後、エッチングにより、該コンタクトホールや溝のバリアメタル膜又は密着層を除去し、その周囲部及び側壁部にバリアメタル膜又は密着層を形成する方法において、該イニシャルバリアメタル膜又は密着層をステップカバレッジが小さな値を持つような厚さで基板全面に形成した後、該エッチングを、ハロゲン化窒素ガスと、窒素ガス、アルゴンガス、及び水素ガスから選ばれた少なくとも1種のガスとの混合ガスにより、
次式:
(該コンタクトホールや溝の底部のエッチングレート)/ (該コンタクトホールや溝の周囲部のエッチングレート) > (ステップカバレッジ値)
の関係を満足するエッチングレートで行って、該底部のバリアメタル膜又は密着層のみをエッチングして除去し、該周囲部及び側壁部には該膜を残すことからなる。上式で、ステップカバレッジ値とは、バリアメタル成膜又は密着層成膜時のステップカバレッジ値であって、イニシャルバリアメタル膜又は密着層の(底部厚さ)/(周囲部厚さ)の比(TB/TS)を意味する。エッチングレートとステップカバレッジ値との関係が上記の式を満足しないと、底部のみのオーバーエッチができないので、ボトム抜きが不可能である。
【0012】
上記ステップカバレッジ値は、0.5(50%)未満であり、好ましくは0.1〜0.4(10〜40%)程度である。ステップカバレッジ値が0.5以上であると、ボトム抜きが著しく困難である。
上記ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素、及びヨウ素である。ハロゲン化窒素ガスとしては、三フッ化窒素ガスが特に好ましい。そして、このハロゲン化窒素ガスが、総流量基準で、20〜40%であることが好ましい。
本発明の別のバリアメタル膜又は密着層形成方法は、配線のコンタクトホールや溝が形成されている基板のコンタクトホールや溝内を含む全面にイニシャルバリアメタル膜又は密着層を形成した後、エッチングにより、該コンタクトホールや溝のバリアメタル膜又は密着層を除去し、その周囲部及び側壁部にバリアメタル膜又は密着層を形成する方法において、該イニシャルバリアメタル膜又は密着層をステップカバレッジが小さな値を持つような厚さで基板全面に形成した後、該エッチングを、F2/He、F2/Ar及びF2から選ばれたフッ素を含むガス、NF3、BCl3、CF4、C2F6、C3F8及びCOF2から選ばれたハロゲン化物ガス、Ar、He、N2、H2、O2、H2O、CO2、N2O、並びにNOxの2つ以上を組み合わせた混合ガスにより、次式:
( 該コンタクトホールや溝の底部のエッチングレート ) / ( 該コンタクトホールや溝の周囲部のエッチングレート ) > ( ステップカバレッジ値 )
の関係を満足するエッチングレートで行って、該底部のバリアメタル膜又は密着層のみをエッチングして除去し、該周囲部及び側壁部には該膜を残すことからなる。この場合であっても、ステップカバレッジの値は、0.5未満であることが好ましい。
本発明の配線形成方法は、上記した方法でエッチングしてバリアメタル膜又は密着層を形成した後、コンタクトホールや溝内に、メッキ法により上層配線を形成して、該上層配線と下層配線とが直接接合されたDCV構造の配線を形成することからなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
本発明のバリアメタル膜形成方法の一実施の形態によれば、本発明において用いる配線のコンタクトホールや溝が形成されている基板は、周知の絶縁膜(例えば、SiO2、SiN、Low−k、SiC等)金属膜(例えば、Al、W、Cu、TiN、WN、WSi、TaN、Ti等)、層間絶縁膜(例えば、SiO2、SiN、Low−k、FSG等)を形成した後に、その膜の所定の領域にコンタクトホールや溝が形成されている半導体基板である。
【0014】
本発明によれば、まず、上記のようにコンタクトホールや溝が形成されている基板のコンタクトホールや溝内を含む全面に、PVD法、CVD法により、周知の成膜条件(例えば、CVDの場合、圧力:1.0〜400Pa、温度:150〜450℃)で、例えば、Ti膜、Ta膜、TiN膜、TaN膜、WN膜、W膜等からなる10〜500Å程度の膜厚を有するバリアメタル膜をステップカバレッジ値が適切な値を持つような条件で形成する。その後、例えば、図3に示すように構成されたNLDエッチング装置を用いて、次式:
(該コンタクトホールや溝の底部のエッチングレート)/(該コンタクトホールや溝の周囲部のエッチングレート)> (ステップカバレッジ値)
の関係を満足するエッチングレートでエッチングすれば、該底部のバリアメタル膜のみが選択的にエッチングされて除去され、コンタクトホールや溝の周囲部及び側壁部にはバリアメタル膜が残る。かくして形成されたバリアメタル膜は、上層配線と下層配線との密着性を高める密着膜として働き、かつ、配線金属の層間絶縁膜への拡散防止の役割も果たしている。
【0015】
ここで行うエッチングは、基板上に形成されたバリアメタル膜を真空中でプラズマを用いて行われるものであって、このエッチングによれば、1x1010〜1.5x1011/cm3の電子密度のプラズマを基板近傍に生成し、プラズマの活性種をバリアメタル膜の所定の部位に導くことによって生成された反応イオン種が基板電界によって直接所定の部位に運動エネルギーを持って入射され、その結果、プラズマ活性種とバリアメタル膜との反応が促進され、プラズマが導かれる方向のエッチングレートを選択的に大きくすることができる。
また、上記したようなボトム抜きを行うためのエッチングは、好ましくは、プラズマ発生用高周波電源(13.56MHz)の電力を350〜1000W(ラングミュラプローブ法による電子密度:1x1010〜1.5x1011/cm3)、基板バイアス高周波電源(1〜13.56MHz)の電力を10〜500Wに設定し、60℃以下のステージ温度で、0.4〜1.5Paの圧力下、所定の時間行われる。
【0016】
本発明においては、エッチングガスとして、上記した混合ガスをも含めて、一般に、フッ素を含むガス(例えば、F2/He、F2/Ar、F2等)、ハロゲン化物ガス(例えば、NF3、BCl3、CF4、C2F6、C3F8、COF2等)、Ar、He、N2、H2、O2、H2O、CO2、N2O、及びNOxの2つ以上を組み合わせた混合ガスを使用できる。好ましい混合ガスは、20〜40容量%のNF3と、80〜60容量%の、N2、H2、Arから選ばれた少なくとも1種のガスとからなる混合ガスである。この混合ガスの各成分の割合が上記範囲を外れると、完全なボトム抜きは困難である。また、NF3ガス単独では、周囲部の膜のみがエッチング除去され易く、底部の膜のみを除去するボトム抜きは困難である。
【0017】
本実施の形態で用いるNLDエッチング装置は、図3に示すように、真空チャンバー11を有し、その上部は誘電体円筒状壁により形成されたプラズマ発生部12であり、下部は基板電極部13である。プラズマ発生部12の壁(誘電体側壁)14の外側に設けられた三つの磁場コイル15、16及び17によって、プラズマ発生部12内に環状磁気中性線18が形成される。中間の磁場コイル16と誘電体側壁14の外側との間にはプラズマ発生用高周波アンテナコイル19が配置され、この高周波アンテナコイル19は、高周波電源20に接続され、三つの磁場コイル15、16、17によって形成された磁気中性線18に沿って交番電場を加えてこの磁気中性線に放電プラズマを発生するように構成されている。
【0018】
磁気中性線18の作る面と平行して下部の基板電極部13内には基板電極21が絶縁体部材22を介して設けられている。この基板電極21は、ブロッキングコンデンサー23を介して高周波バイアス電力を印加する高周波電源24に接続され、コンデンサー23によって電位的に浮遊電極になっており、負のバイアス電位となる。また、プラズマ発生部12の天板25は誘電体側壁14の上部フランジに密封固着され、電位的に浮遊状態とした対向電極を形成している。プラズマ発生部12には、真空チャンバー11内ヘエツチングガスを導入するガス導入ノズル26が設けられ、このガス導入ノズル26は、図示していないが、ガス供給路及びエッチングガスの流量を制御するガス流量制御装置を介してエッチングガス供給源に接続されている。基板電極部13には、排気口27、バルブ28及び真空ポンプ29を有する排気系が設けられている。
本発明におけるエッチングは、上記NLDエッチング装置のような誘導結合放電プラズマエッチング装置の他に、例えば、ICP、CCP、ECR等のエッチング装置、特に基板バイアス機構及び基板冷却機構を備えたエッチング装置を用いて実施しても良く、その際、低圧・高密度プラズマによりエッチングすることが好ましい。
【0019】
本発明の配線形成方法によれば、上記したようにボトム抜きした後、コンタクトホール内に、上層配線として、例えば、Cu配線を形成する。このCu配線は、例えば、電解メッキ法の場合、まずシードCuを形成し、次いでメッキ法により形成される。このメッキ法としては、無電解メッキ法を用いることもできる。電解メッキ法としては、既知のメッキ液を使用した方法があり、例えば、処理温度25℃、電流密度1〜2A/dm2及び処理時間1〜2分の処理条件により、所定の厚さのCu配線を得ることができる。
上層配線としては、Cu配線に限られず、例えば、Al等の配線であっても良い。
かくして、下層配線と上層配線とが直接接合されたDCV構造を簡単に形成することができる。
なお、上記バリアメタル膜形成工程、ボトム抜き工程、及び金属配線形成工程の各工程間で、被処理物を空気に曝すと、下地金属の表面が酸化されてコンタクト抵抗が増大し、バリアメタル膜表面が変質(酸化やガス吸着による)して次に形成する金属膜との密着性が悪くなる。よって、これらの工程は全て真空雰囲気中で行われることが好ましい。
【0020】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
(実施例1)
本実施例では、基板上に形成されたSiO2膜やLow−k膜内にコンタクトホールや溝が形成されているホールパターン付きウェハを用い、このコンタクトホールや溝を含む全面にバリアメタル膜を形成した際のホールの開口部の形状と、その後のエッチングによるボトム抜きとの関係を調べた。
【0021】
まず、上記ホールパターン付きウェハ上に、スパッタリング法によって、Ar:N2=6:15の流量比、15kW、3×10−2Pa、160℃の成膜条件でTaN膜を、また、CVD法によって、SiH4:NH3:WF6:O2:Ar=70:7:4:1:63の流量比、40Pa、370℃の成膜条件でWN膜を形成した。得られたバリアメタル膜のイニシャル形状を図4(A)(PVD法)及び図4(B)(CVD法)に示す。図4(A)及び(B)から明らかなように、成膜方法に依るTaN膜とWN膜とのイニシャル形状の違いは、主としてホール開口部の形状にあった。すなわち、PVD法の場合、TaNからなるバリアメタル膜の周囲部と側壁部との膜は連続しているものの、ホール開口部にファセットが付いていた。一方、CVD法の場合、WNからなるバリアメタル膜の周囲部と側壁部との膜が連続していると共にホール開口部にはファセットも見られなかった。
【0022】
次いで、上記のようにして得られた2種の試料に対して、図3に示すNLDエッチング装置を用いて、以下の条件でエッチングし、ボトム抜きを行った。
TaN膜は、プラズマ発生用高周波電源20(13.56MHz)の電力を500W(ラングミュラプローブ法による電子密度:4x1010/cm3)、基板バイアス高周波電源24(1〜13.56MHz)の電力を100Wに設定し、ガス導入ノズル26からN280容量%及びNF320容量%を導入し、60℃以下のステージ温度で、5mTorrの圧力下、40secの間エッチングした。
【0023】
また、WN膜は、プラズマ発生用高周波電源20(13.56MHz)の電力を500W(ラングミュラプローブ法による電子密度:4x1010/cm3)、基板バイアス高周波電源24(1〜13.56MHz)の電力を100Wに設定し、ガス導入ノズル26からAr70容量%及びNF330容量%を導入し、60℃以下のステージ温度で、5mTorrの圧力下、40secの間エッチングした。
【0024】
エッチングされた試料の開口部形状には、図5(A)及び(B)に示すような違いが生じた。図5(A)に示すスパッタ膜の場合には、ボトム抜きは可能であったが、ホールの開口部自体がエッチングされて肩落ちし(ファセットが付いている)、周囲部と側壁部とのバリアメタル膜は切断されていた。これに対して、図5(B)に示すCVD膜の場合には、バリアメタル膜が開口部にて多少エッチングされているものの、肩落ちはなく(ファセットが付いていない)、周囲部と側壁部とのバリアメタル膜は切断されておらず、ホール自体の開口部は、エッチングされていないことがわかった。
【0025】
従って、ホール開口部のバリアメタル膜のイニシャル形状がファセットの付いている試料の場合(図4(A))、エッチング後に、ボトム抜きはできるものの、周囲部と側壁部との膜が切断されてしまうので(図5(A))、好ましくない。図4(B)中に点線で示すように、コンタクトホール開口部が塞がらない程度に、覆い被さるようなオーバーハング状態のイニシャル形状を有するものは、エッチング後に、簡単にボトム抜きができると共に、ホール開口部にファセットも見られず、望ましい。
【0026】
バリアメタル膜として、CVD法によりTaNを形成した場合についても、上記したようにWN膜を形成した場合と同様な結果が得られる。
なお、エッチャントとして、NF3ガスのみを用いて上記と同様な条件でエッチングしたところ、周囲部のバリアメタル膜が主としてエッチング除去され、側壁部及び底部にバリアメタル膜が残った。
【0027】
(実施例2)
本実施例では、基板のコンタクトホールや溝を含む全面にバリアメタル膜を形成した後にエッチングする場合の、ステップカバレッジとエッチングレートとボトム抜きとの関係を調べた。
実施例1で用いたものと同じホールパターン付きウェハ上に、CVD法によって、実施例1と同じ通常の成膜条件で、TaNからなるバリアメタル膜を形成し、次いで、実施例1に示すエッチング条件及び以下の表1に示す条件でエッチングした。得られた結果を、フィールド(周囲部)エッチングレート、サイド(側壁部)エッチングレート、ボトム(底部)エッチングレートと共に表1に示す。
【0028】
(表1)
(注)表1中、○はボトム抜きが完全に行われたことを示し、×はボトム抜きができなかったことを示す。
【0029】
表1から明らかなように、(底部/周囲部のエッチングレート比)>(ステップカバレッジ値)の関係を満足する場合に、エッチング後に、ホール側壁部及び周囲部のバリアメタル膜(密着膜)を残し、底部のバリアメタル膜のみを選択的にエッチングして除去することができたことがわかる。表1に示す結果から、ステップカバレッジが、0.5(50%)未満、好ましくは0.1〜0.4(10〜40%)程度であることが好ましい。
バリアメタル膜として、CVD法によりWN膜を形成した場合についても、同様な結果が得られる。
【0030】
(実施例3)
実施例1におけるボトム抜きのためのエッチングガスNF3:Ar=30:70(容量%)の代わりにNF3:H2:N2=40:15:45(容量%)、また、NF3:H2=40:60(容量%)を用いて、30secの間、実施例1記載の方法を繰り返して、エッチングし、ボトム抜きを行った。その結果、実施例1と同じ結果が得られた。
【0031】
(実施例4)
実施例1記載の方法によりCVD法によりWN膜を形成し、次いでエッチングしてボトム抜きを行った後、コンタクトホール内に、公知の方法でCu配線を形成した。このCu配線は、まず、PVD法(LTSスパッタ法)により、パワー:8kW、Ar:9sccm、時間:20〜50sec、基板ステージ温度:30℃以下の条件でシードCuを形成し、次いで、メッキ液混合物(Shipley Far East Ltd.製の商品名:Ultrafill EC-2001(メッキ液)とS-2001(添加剤)とA-2001(添加剤)とを混合したもの)を使用して、処理温度25℃、電流密度1.0A/dm2及び処理時間1〜2分の処理条件により、電解メッキ法で所定の厚さの上層Cu配線を得た。かくして、図6に示すように、下層配線1と上層配線4とが直接接合されたDCV構造を有する配線を簡単に形成することができ、密着性は良好であった。図中、2は絶縁層、3はWN膜を示す。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、コンタクトホールや溝が形成されている基板のコンタクトホールや溝内を含む全面に、低ステップカバレッジ値を持ったイニシャルバリアメタル膜(密着膜)を形成した後、次式:
(該コンタクトホールや溝の底部のエッチングレート)/(該コンタクトホールや溝の周囲部のエッチングレート)> (ステップカバレッジ値)
の関係を満足するエッチングレートでエッチングすることにより、該コンタクトホール等の周囲部及び側壁部にはバリアメタル膜等を残し、底部のバリアメタル膜のみを選択的にエッチングして、除去することができ、ボトム抜きが可能となる。これにより、下層配線と上層配線とを直接接合でき、DCV構造が容易に形成される。
また、ステップカバレッジ値を好ましくは0.5(50%)未満とすることにより、底部のバリアメタル膜(密着膜)のみを選択的にエッチングして、除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)従来のコンタクトホール埋め込み構造におけるボイドの発生を模式的に示す断面図(電子流方向が上層配線から下層配線の方向である場合)。
(B)従来のコンタクトホール埋め込み構造におけるボイドの発生を模式的に示す断面図(電子流方向が下層配線から上層配線の方向である場合)。
【図2】 (A)従来のコンタクトホール埋め込み構造におけるバリア膜形成後の状態を模式的に示す断面図。
(B)従来のコンタクトホール埋め込み構造を模式的に示す断面図。
【図3】 従来のエッチング装置の概略の構成を模式的に示す構成図。
【図4】 (A)実施例1記載の方法(PVD法)により形成されたイニシャルバリアメタル膜の形状を模式的に示す断面図。
(B)実施例1記載の方法(CVD法)により形成されたイニシャルバリアメタル膜の形状を模式的に示す断面図。
【図5】 (A)実施例1記載の方法(PVD法)により形成されたイニシャルバリアメタル膜のエッチング後の形状を模式的に示す断面図。
(B)実施例1記載の方法(CVD法)により形成されたイニシャルバリアメタル膜のエッチング後の形状を模式的に示す断面図。
【図6】 本発明の配線形成方法により得られたDCV構造を示す断面図。
【符号の説明】
A 周囲部(フィールド部) B 側壁部(サイド部)
C 底部(ボトム部) 1 下層配線
2 絶縁層 3 バリア層(バリアメタル膜)又は密着層
4 上層配線 5 ボイド
11 真空チャンバー 12 プラズマ発生部
13 基板電極部 14 プラズマ発生部の壁(誘電体側壁)
15、16、17 磁場コイル 18 環状磁気中性線
19 高周波アンテナコイル 21 基板電極
22 絶縁体部材 25 天板(対向電極、浮遊電極)
26 ガス導入ノズル
Claims (8)
- 配線のコンタクトホールや溝が形成されている基板のコンタクトホールや溝内を含む全面にイニシャルバリアメタル膜又は密着層を形成した後、エッチングにより、該コンタクトホールや溝の底部のバリアメタル膜又は密着層を除去し、その周囲部及び側壁部にバリアメタル膜又は密着層を形成する方法において、該イニシャルバリアメタル膜又は密着層をステップカバレッジが小さな値を持つような厚さで基板全面に形成した後、該エッチングを、ハロゲン化窒素ガスと、窒素ガス、アルゴンガス、及び水素ガスから選ばれた少なくとも1種のガスとの混合ガスにより、
次式:
(該コンタクトホールや溝の底部のエッチングレート)/ (該コンタクトホールや溝の周囲部のエッチングレート) > (ステップカバレッジ値)
の関係を満足するエッチングレートで行って、該底部のバリアメタル膜又は密着層のみをエッチングして除去し、該周囲部及び側壁部には該膜を残すことを特徴とするバリアメタル膜又は密着層形成方法。 - 前記ステップカバレッジ値が、0.5未満であることを特徴とする請求項1記載のバリアメタル膜又は密着層形成方法。
- 前記ハロゲンが、フッ素、塩素、臭素、又はヨウ素であることを特徴とする請求項1又は2記載のバリアメタル膜又は密着層形成方法。
- 前記ハロゲン化窒素ガスが、三フッ化窒素ガスであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のバリアメタル膜又は密着層形成方法。
- 前記ハロゲン化窒素ガスが、総流量基準で、20〜40%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のバリアメタル膜又は密着層形成方法。
- 配線のコンタクトホールや溝が形成されている基板のコンタクトホールや溝内を含む全面にイニシャルバリアメタル膜又は密着層を形成した後、エッチングにより、該コンタクトホールや溝の底部のバリアメタル膜又は密着層を除去し、その周囲部及び側壁部にバリアメタル膜又は密着層を形成する方法において、該イニシャルバリアメタル膜又は密着層をステップカバレッジが小さな値を持つような厚さで基板全面に形成した後、該エッチングを、F 2 /He、F 2 /Ar及びF 2 から選ばれたフッ素を含むガス、NF 3 、BCl 3 、CF 4 、C 2 F 6 、C 3 F 8 及びCOF 2 から選ばれたハロゲン化物ガス、Ar、He、N 2 、H 2 、O 2 、H 2 O、CO 2 、N 2 O、並びにNOxの2つ以上を組み合わせた混合ガスにより、
次式:
( 該コンタクトホールや溝の底部のエッチングレート ) / ( 該コンタクトホールや溝の周囲部のエッチングレート ) > ( ステップカバレッジ値 )
の関係を満足するエッチングレートで行って、該底部のバリアメタル膜又は密着層のみをエッチングして除去し、該周囲部及び側壁部には該膜を残すことを特徴とするバリアメタル膜又は密着層形成方法。 - 前記ステップカバレッジ値が、0.5未満であることを特徴とする請求項6記載のバリアメタル膜又は密着層形成方法。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の方法でエッチングしてバリアメタル膜又は密着層を形成した後、コンタクトホールや溝内に、メッキ法により上層配線を形成して、該上層配線と下層配線とが直接接合されたDCV構造の配線を形成することを特徴とする配線形成方法。
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