JP3773918B2 - Network connection device and network connection method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のネットワーク相互間を接続するネットワーク間接続装置に係わり、特に、ネットワーク内に組込まれ各ノードに対して複数のルータが接続された場合におけるこの複数のルータからなるネットワーク間接続装置、及びネットワーク間接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワーク内に組込まれ各ノードが外部ネットワークの各ノードに通信パケットを送信する場合の冗長性を確保するために、ネットワーク内に組込まれ各ノードに対して2台のルータを接続した図14に示す通信システムが提唱されている。
【0003】
図14において、ネットワーク1aにおいて、ノード6a、6b、6cをスイッチ(レイヤ2スイッチ)5a、5b、5cに接続し、スイッチ5a、5b、5cを回線8で2つのルータ2、3の各IF(インタフェース)2a、3aに接続している。特に、回線8の帯域を大きくしておくことにより、効率的なネットワークを構成できる。
【0004】
ルータ2はIF2b、2cを介して他のネットワーク1b、1cに接続され、ルータ3はIF3bを介して他のネットワーク1eに接続されている。ルータ4は、IF4a、4b、4cを介してネットワーク1c、1e、1dに接続されている。
【0005】
ネットワーク1aのノード6a、6b、6cは、外部の各ネットワーク1b、1c、1d、1eに所属する各ノード6d、6eとの通信は各ルータ2、4、3が中継することによって実施可能である。
【0006】
一般に、冗長化されたネットワーク1aにおいては、ノード6a、6b、6cが外部の各ネットワーク1b、1c、1d、1eに所属する各ノード6d、6eと通信しようとする場合、2つのルータ2、3のうちの予め設定された一方のルータ2のIF(デフォルトゲートウェイ)に通信パケットを送信するように設定されている。
【0007】
ここで、ノード6a、6b、6cのデフォルトゲートウェイが、ルータ2のIF2aに設定されていたとして、図14のイ点で回線8の切断が発生すると、ノード6cから送信された通信バケットはルータ2のIF2aに到達できず、外部の各ネットワーク1b、1c、1d、1eに所属する各ノード6d、6eと通信できない。
【0008】
この場合、ノード3cが外部の各ネットワーク1b、1c、1d、1eに所属する各ノード6d、6eと通信するためには、回線8の切断が復旧されるのを待つか、ネットワーク管理者が手動で、ノード3cのデフォルトゲートウェイの設定変更をすることが必要となり、運用が困難である。
【0009】
これに対し、冗長化されたネットワークに適用される経路プロトコルとして、VRRP(Virtual Router Redundancy Protocol )プロトコルが提唱されている。このVRRPは、2つ以上の複数のルータを仮想的な1つのルータとして扱うようにし、複数のルータのうちの1つのルータをマスタルータに設定する。そして、このマスタルータに設定されたルータが、外部のネットワークのノードに対する通信パケットの中継を行い、残りのルータはバックアップルータに設定されて待機する。
【0010】
そして、ルータ間で定期的に特殊パケット(確認パケット)の送受信を行なって、各ルータの生存確認を行い、マスタルータからの特殊バケット(確認パケット)が他のルータに送られなくなると、マスタルータが故障したと判断して、バックアップルータのうちの1つがマスタルータに代わって通信パケットの中継を行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したVRRPを用いて、故障が生じたマスタルータに代わってバックアップルータがマスタルータになって通信パケットの中継を行うネットワーク間接続装置においてもまだ解消すべき次のような課題があった。
【0012】
すなわち、ネットワーク1aの回線8が切断されると、回線8の切断箇所によっては、同じネットワーク1aに属するノード3a、3b、3cどうしで通信ができなくなる。
【0013】
また、例えば、ネットワーク1aの回線8がイ点で切断した場合、VRRPにおいては、各ルータ2、3は互いに相手が故障したと判断し、両方のルータ2、3がマスタルータとして動作してしまう。そして、外部の各ネットワーク1b、1c、1d、1eに所属する各ノード6d、6eに対し、両方のルータ2、3がネットワーク1aに所属する各ノード6d、6eへの通信パケットの転送先は自分であるという経路情報を通知するので、ネットワーク全体の経路情報が破綻してしまう。
【0014】
また、両方のルータ2、3が正常状態においては、バックアップルータは処理を行わず、1つのマスタルータに通信パケットの中継処理が集中するので、各ルータの中継機能を有効に使用していない問題が生じる。
【0015】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、たとえネットワークの回線に切断等の異常が発生したとても、ネットワークに所属する各ノードは、回線異常を意識することなく、外部ネットワークに所属する各ノード、及び同一ネットワークに所属する他のノードに対して正常に通信パケットの送受信を実施でき、かつ、複数のルータを常時稼働状態に維持でき効率的に通信パケットの中継を実施できるネットワーク間中継装置及びネットワーク間中継方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解消するために、本発明は、IPアドレスとMACアドレスとの組合せを記憶したARPテーブルを有した複数のノードが組込まれたネットワークの各ノードに接続され、ネットワークのノード及び外部ネットワークのノードからの通信パケットをルーティングテーブルに記憶された転送先へ中継する複数のルータからなるネットワーク間接続装置において、各ルータは、ネットワークにおける回線異常を検出する回線異常検出手段と、この回線異常検出に応じて、ネットワーク内の自己に対して通信可能なノードを検出する接続ノード検出手段と、ルーティングプロトコルを用いて、自己に対して通信可能なノードに対する宛先IPアドレスの転送先を自己ネットワークとするホストルートを他のルータへ送信するとともに、他のルータから受信したホストルートに基づいて自己のルーティングテーブルを更新するルーティングテーブル更新手段と、自己に対して通信可能なノードに対して、他のルータのIPアドレスと自己のMACアドレスとの組合せからなるARP要求を送信して、当該ノードに対して当該ノードのARPテーブルを書換させて、当該ノードの通信パケットの他のルータに対する転送要求を自己のルータで代行する代替IPARP要求送信手段とを備えている。
【0017】
このように構成されたネットワーク間接続装置は、複数のノードが組込まれたネットワークの各ノードに接続された複数のルータで構成されている。
【0018】
そして、ネットワークの回線に切断等の異常が発生すると、各ルータは自己が通信可能なノードを検出する。そして、ルーティングプロトコルを用いて、自己に対して通信可能なノードに対する宛先IPアドレスの転送先を自己ネットワークとするホストルートを他のルータへ送信するとともに、他のルータから受信したホストルートに基づいて自己のルーティングテーブルを更新する。
【0019】
このように、各ルータのルーティングテーブルには、回線に異常が発生したネットワークのノード毎に、確実に通信パケットが宛先の自己のノードに届くための転送先を示すホストルートが書込まれる。
【0020】
さらに、回線に異常が発生したネットワークの各ノードのARP(Address Resolution Protocol )テーブル内には、回線異常に起因して通信不能となったルータのIPアドレスに対して、自己に通信可能なルータのMACアドレスが書込まれる。したがって、たとえ、各ノードが回線異常に起因して通信不能となったルータに対して外部ネットワークの各ノードに対する通信パケットの送信を実施したとしても、この通信パケットは自己に通信可能なルータを介して外部ネットワークの各ノードに確実に送信される。
【0021】
このように、各ノードは、回線異常を意識することなく、外部ネットワークに所属する各ノードに対して正常に通信パケットの送受信を実施できる。
【0022】
また、別の発明においては、上述した発明のネットワーク間接続装置の各ルータは、さらに、自己に対して通信可能なノードに対して、他のルータに対して通信可能なノードのIPアドレスと自己のMACアドレスとの組合せからなるARP要求を送信して、当該ノードに対して当該ノードのARPテーブルを書換させて、当該ノードの他のルータに対して通信可能なノードに対する通信パケットを自己のルータ経由で転送する通信パケット迂回設定手段を有する。
【0023】
このように構成されたネットワーク間接続装置においては、回線に異常が発生したネットワークの各ノードのARPテーブル内には、回線異常に起因して通信不能となった同一ネットワーク内の各ノードのIPアドレスに対して、自己に通信可能なルータのMACアドレスが書込まれる。
【0024】
したがって、たとえ、各ノードが回線異常に起因して通信不能となった同一ネットワーク内の各ノードに対する通信パケットの送信を実施したとしても、この通信パケットは自己に通信可能なルータを迂回して目的の各ノードに確実に送信される。
【0025】
また、別の発明においては、上述した発明のネットワーク間接続装置の各ルータは、さらに、ネットワークにおける回線異常復旧を検出する異常復旧検出手段と、この異常復旧検出に応じて、自己のルーティングテーブルのホストルートを削除するホストルート削除手段と、異常復旧検出に応じて、他のルータのIPアドレスと自己のMACアドレスとの組合せからなるARP要求を送信したノードに対して、他のルータのIPアドレスと他のルータのMACアドレスとの組合せからなるARP要求を送信して、当該ノードに対して当該ノードのARPテーブルを元に戻す代替IPARP要求解除手段とを備えている。
【0026】
このように構成されたネットワーク間接続装置においては、ネットワークにおける回線異常が復旧すると、各ルータのルーティングテーブにおけるホストルートが削除され、各ノードのARPテーブルが元の状態に自動復旧する。
【0027】
さらに別の発明は、上述したネットワーク間接続装置において、各ルータは、ネットワークにおける回線異常を検出する回線異常検出手段と、この回線異常検出に応じて、ネットワーク内の自己に対して通信可能なノードを検出する接続ノード検出手段と、自己のルーティングテーブルに、自己に対して通信可能なノードに対する宛先IPアドレスの転送先を自己ネットワークとするホストルートを追加書込するホストルート書込手段と、ルーティングプロトコルを用いて、自己のルーティングテーブルに追加書込したホストルートを他のルータへ送信するとともに、他のルータから受信したホストルートに基づいて自己のルーティングテーブルを更新するルーティングテーブル更新手段と、自己に対して通信可能なノードに対して、他のルータのIPアドレスと自己のMACアドレスとの組合せからなるARP要求を送信して、当該ノードに対して当該ノードのARPテーブルを書換させて、当該ノードの通信パケットの他のルータに対する転送要求を自己のルータで代行する代替IPARP要求送信手段とを備えている。
【0028】
このように構成されたネットワーク間接続装置においては、各ルータは、回線異常検出時に、先ず、自己のルーティングテーブルに、自己に対して通信可能なノードに対する宛先IPアドレスの転送先を自己ネットワークとするホストルートを追加書込するようにしている。
【0029】
さらに別の発明は、上述したネットワーク間接続装置において、各ルータは、前記ネットワークにおける回線異常を検出する回線異常検出手段と、この回線異常検出に応じて、ルーティングプロトコルを用いて、自己に対して接続されたノードに対する宛先IPアドレスの転送先を自己ネットワークとするホストルートを他のルータへ送信するとともに、他のルータから受信したホストルートに基づいて自己のルーティングテーブルを更新するルーティングテーブル更新手段と、自己に対して接続されたノードに対して、他のルータのIPアドレスと自己のMACアドレスとの組合せからなるARP要求を送信して、当該ノードに対して当該ノードのARPテーブルを書換させて、当該ノードの通信パケットの他のルータに対する転送要求を自己のルータで代行する代替IPARP要求送信手段と、自己に対して接続されたノードに対して、他のルータに対して接続されたノードのIPアドレスと自己のMACアドレスとの組合せからなるARP要求を送信して、当該ノードに対して当該ノードのARPテーブルを書換させて、当該ノードの他のルータに対して接続されたノードに対する通信パケットを自己のルータ経由で転送する通信パケット迂回設定手段と、ネットワークにおける回線異常復旧を検出する異常復旧検出手段と、この異常復旧検出に応じて、自己のルーティングテーブルのホストルートを削除するホストルート削除手段と、異常復旧検出に応じて、他のルータのIPアドレスと自己のMACアドレスとの組合せからなるARP要求を送信したノードに対して、他方のルータのIPアドレスと他のルータのMACアドレスとの組合せからなるARP要求を送信して、当該ノードに対して当該ノードのARPテーブルを元に戻す代替IPARP要求解除手段とを備えている。
【0030】
このように構成されたネットワーク間接続装置においては、各ルータは、回線異常検出時に、各ノードが自己に対して通信可能か否かを確認することなく、ルーティングプロトコルを用いて、自己に対して接続されたノードに対する宛先IPアドレスの転送先を自己ネットワークとするホストルートを他のルータへ送信するようにしている。本発明は、各ノードが一つのルータのみに接続されているネットワーク間接続装置に対して、より有効に作用する。
【0031】
また、別の発明は、IPアドレスとMACアドレスとの組合せを記憶したARPテーブルを有した複数のノードが組込まれたネットワークに複数のルータを接続し、この複数のルータにて、ネットワークのノード及び外部ネットワークのノードからの通信パケットをルーティングテーブルに記憶された転送先へ中継するネットワーク間接続方法において、各ルータは、ネットワークにおける回線異常を検出し、この回線異常検出に応じて、ネットワーク内の自己に対して通信可能なノードを検出し、自己のルーティングテーブルに、自己に対して通信可能なノードに対する宛先IPアドレスの転送先を自己ネットワークとするホストルートを追加書込し、ルーティングプロトコルを用いて、自己のルーティングテーブルに追加書込したホストルートを他のルータへ送信するとともに、他のルータから受信したホストルートに基づいて自己のルーティングテーブルを更新し、自己に対して通信可能なノードに対して、他のルータのIPアドレスと自己のMACアドレスとの組合せからなるARP要求を送信して、当該ノードに対して当該ノードのARPテーブルを書換させて、当該ノードの通信パケットの他方のルータに対する転送要求を自己のルータで代行する。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るネットワーク間接続方法が適用されるネットワーク間接続装置が組込まれた通信システムの概略構成図である。図14に示す従来の通信システムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
【0033】
ネットワーク1aにおいて、ノード6a、6b、6cをスイッチ(レイヤ2スイッチ)5a、5b、5cに接続し、スイッチ5a、5b、5cを回線8で2つのルータ12、13の各IF(インタフェース)2a、3aに接続している。ルータ12はIF2b、2cを介して他のネットワーク1b、1cに接続され、ルータ13はIF3bを介して他のネットワーク1eに接続されている。ルータ14は、IF4a、4b、4cを介してネットワーク1c、1e、1dに接続されている。
【0034】
ネットワーク1aのノード6a、6b、6cは、外部の各ネットワーク1b、1c、1d、1eに所属する各ノード6d、6eとの通信は各ルータ12、14、13が中継することによって実施可能である。
各ルータ12、13、14の各IF2a〜4c、及び各ノード6a〜6eは、それぞれ互いに異なるIPアドレス及びMACアドレスを有する。
【0035】
各ノード6a〜6e相互間で送受信される通信パケット9は図2に示すように構成されている。IPデータグラムに送信元ノードの送信元IPアドレスと宛先ノードの宛先IPアドレスと送信データとを組込み、このIPデータグラムに対して、ネットワーク内の宛先を示す宛先MACアドレスとネットワーク内の送信元を示す送信元MACアドレスとが付加されている。
【0036】
ネットワーク1aのノード6cは、図3に示すように構成されている。
記憶部21内に、ARPテーブル22、アドレスメモリ23、デフォルトIFメモリ24が形成されている。ARPテーブル22内には、ネットワーク1aに接続された各ルータ12、13のIF2a、3aの各IPアドレス2aa、3aaに対する各MACアドレス2AA、3AAが記憶されている。さらに、このARPテーブル22内には、ネットワーク1aの各ノード6b、6cの各IPアドレス6aa、6baに対する各MACアドレス6AA、6BAが記憶されている。
【0037】
アドレスメモリ23内には、自己のIPアドレス6caと自己のMACアドレス6CAが記憶されている。さらに、デフォルトIFメモリ24内には、自己が外部のネットワーク1b、1c、1dに所属する各ノードに対して通信パケット9を送信する場合に、この通信パケット9を中継するルータのIFのIPアドレスを記憶する。なお、このノード6cに対しては、ルータ12のIF2aのIPアドレス2aaが設定されている。
【0038】
通信パケット作成部28は、他のネットワークのノードに対して通信パケット9を送信する場合は、IPデータグラムに自己の送信元IPアドレスと宛先ノードの宛先IPアドレスと送信データとを組込み、このIPデータグラムに対して、宛先MACアドレスとしてルータ12のIF2aのMACアドレス2AAを設定し、送信元MACアドレスとして自己のMACアドレス6CAを設定して、通信パケット送受信部29へ送る。
【0039】
通信パケット送受信部29はこの通信パケット9をIF25、スイッチ5c及び回線8を介してルータ12のIF2aへ送出する。IPアドレスに対するMACアドレスはARPテーブル22から求める。
【0040】
なお、通信パケット作成部28は、自己のネットワーク1a内の他のノード6a、6bに対して通信パケット9を送信する場合は、IPデータグラムに自己の送信元IPアドレスと宛先ノードの宛先IPアドレスと送信データとを組込み、このIPデータグラムに対して、宛先MACアドレスとして宛先ノードのMACアドレスを設定し、送信元MACアドレスとして自己のMACアドレス6CAを設定して、通信パケット送受信部29へ送る。IPアドレスに対するMACアドレスはARPテーブル22から求める。
【0041】
しかし、ARPテーブル22は、一定時間通信を行わないと自動的に消去される。通常、その時間は10〜20分程度に設定されている。もし、通信パケット9を送信するためにARPテーブル22を参照しても、宛先のIPアドレスとMACアドレスの組合せがARPテーブル22に記憶されていない場合は、ノード6cのARP要求バケット送信部26は、ブロードキャストでARP要求パケットを送信する。このARP要求パケットには、そのノード自身のIPアドレスとMACアドレス及び上記の宛先のIPアドレスが含まれている。
【0042】
該当するIPアドレスを持つノード6a、6bやルータ12、13は、自己のARPテーブル22にARP要求パケットの送信元のIPアドレスとMACアドレスとの組合せを登録するとともに、自己のMACアドレス情報を付与したARP応答バケットを、ARP要求パケット送信元のノード6cに送信する。これによって、ノード6cのARPテーブル更新部27が自己のARPテーブル22に受信したIPアドレスとMACアドレスとの組合せを登録する。
【0043】
なお、他のノード6a、6bも、図3に示したノード6cとほほ同じ構成を有する。図4(a)にノード6aのARPテーブル22を示し、図4(b)にノード6bのARPテーブル22を示す。
【0044】
ネットワーク1aに接続されたルータ13は図5に示すように構成されている。
記憶部内に、図6に示す、ルーティングテーブル30、アドレスメモリ31、異常時状態メモリ32、ネットワークメモリ33、異常時接続ノードメモリ34が設けられている。さらに、記憶部内にルーティングプロトコルメモリ35が設けられている。
【0045】
ルーティングテーブル30内には、ネットワークのノード及び外部ネットワークのノードからの宛先IPアドレスを指定した通信パケット9の転送先が記憶されている。このルータ13の場合、正常状態においては、このルータ13はネットワーク1a、1eに直接接続されているので、ネットワーク1a、1eの各ノードの共通のIPアドレス(ネットワークアドレス)1aa、1eaの転送先として、この通信パケット9を他のルータに転送する必要がないので、Localと設定されている。さらに、このルータ13はネットワーク1b、1c、1dに直接接続されていないので、ネットワーク1b、1c、1dの各ノードの共通のIPアドレス(ネットワークアドレス)1ba、1ca、1daに対して、最初に経由する各ルータ12、12、14のIF2a、2a、4bの各IPアドレス2aa、2aa、4baが設定されている。
【0046】
なお、正常状態においては、他のルータ12、14には、図7(a)(b)に示す状態の各ルーティングテーブル30が形成されている。
【0047】
図6のアドレスメモリ31内には、自己の各IF3a、3bのIPアドレス3aa、3ba及びMACアドレス3AA、3BAが設定されている。また、異常時状態メモリ32内には、ネットワーク1aの回線8の異常発生時において、ネットワーク1aの各ノード6a、6b、6c(各IPアドレス6aa、6ba、6ca)の通信可能なルータ12、13の各IFのIPアドレス2aa、2aa、3aaが記憶されている。なお、この場合、回線8がイ点で切断したと仮定している。
【0048】
ネットワークメモリ33には、この通信システムの各ノード、各ルータのIPアドレスとMACアドレスとの関係が記憶されている。
異常時接続ノードメモリ34内には、ネットワーク1aの回線8の異常発生時において、自己ルータ13に対して通信可能なノードのIPアドレスが記憶されている。
【0049】
さらに、ルーティングプロトコルメモリ35内には、OSPF(Open Shortest Path First)やRIP(Routing Information Protocol)等の通信パケットのルータ相互間の最短経路を自動設定するルーティング(経路)プロトコルが記憶されている。
【0050】
図5のルータ13において、通信パケット転送部36は、自己の各IF3a、3bへ入力された通信パケット9の宛先IPアドレスに対応する転送先を自己のルーティングテーブル30から読出して、この通信パケット9を転送先へ送出する。具体的には、この通信パケット9の宛先MACアドレスを転送先のMACアドレスに書換え、送信元MACアドレスを自己のMACアドレスに書換えて、転送先へ送出する。
【0051】
回線異常検出部37の動作を説明する。ルータ12とルータ13は、それぞれのIF2a、3a間で定期的に「回線確認」通信を行い、IF2a、3a間の回線8及びスイッチ5a〜5cが正常に動作していることを確認している。ルータ13の回線異常検出部37は、ルータ12からの「回線確認」通信が、前回の通信から一定時間以上経過しても受信しないことにより、回線8に切断が発生した、もしくはスイッチ5a〜5cのいずれかが故障したことを検出する。「回線確認」通信は、例えば、UDP(User Datagram Protocol)を用いてUDPパケットを0.5秒〜1秒間隔で互いに送信することにより行う。
【0052】
接続ノード検出部38は、回線異常が検出されると、自己のIF3aから各ノード6a、6b、6cに対してARP要求パケットを送出して、ARP応答パケットを受信したノード6a、6b、6cを自己に対して通信可能なノードとして異常時接続ノードメモリ34へ書込む。この実施形態においては、ノード6cのIPアドレス6caが異常時接続ノードメモリ34へ書込まれる。
【0053】
ホストルート書込部39は、図9(a)に示すように、自己のルーティングテーブル30に、自己に対して通信可能なノードに対する宛先IPアドレスの転送先を自己ネットワークとするホストルートを追加書込みする。この実施形態においては、自己に対して通信可能なノード6cに対するIPアドレス6caを宛先IPアドレスに書込み、転送先に「Local」と書込む。なお、ネットワーク1aの共通のIPアドレス1aa及びこの転送先「Local」を削除する。
【0054】
なお、他方のルータ12はノード6a、6bと通信可能であるので、図9(b)に示すように、他方のルータ12のルーティングテーブル30に、IPアドレス6aa、6baと「Local」、「Local」との各ホストルートが追加書込される。また、別のルータ14のルーティングテーブル30は、図9(c)に示すように、この時点においては、ホストルートは追加書込されていない。
【0055】
ルーティングテーブル更新部41は、ルーティングプロトコルメモリ35に記憶されたOSPF、RIP等のルーティングプロトコルを用いて、自己のルーティングテーブル30に追加書込したホストルートを隣接するルータ12、14へ送信するとともに、他方のルータ12、14から受信したホストルートに基づいて自己のルーティングテーブル30を更新する。
【0056】
図10(a)は、ルーティングテーブル更新部41で更新された後のルータ13のルーティングテーブル30の記憶内容を示す図である。この更新後のルーティングテーブル30には、自己に対して通信可能なノード6cに対するIPアドレス6caと転送先「Local」とのホストルートの他に、ルータ12から受信したIPアドレス6aa、6baと転送先「Local」、「Local」との各ホストルートにおける転送先を、ルータ14を経由してルータ12に転送するために、ルータ14のIF4bのIPアドレス4baに変更してホストルートとして書込む。さらに、ネットワーク1b、1cの宛先IPアドレス1ba、1caの転送先をルータ14のIF4bのIPアドレス4baに変更する。
【0057】
図10(b)はルーティングテーブル更新部41で更新された後のルータ12のルーティングテーブル30の記憶内容を示す図であり、図10(c)はルーティングテーブル更新部41で更新された後のルータ14のルーティングテーブル30の記憶内容を示す図である。
【0058】
このように、一つのネットワーク1aの回線8に異常が発生すると、各ルータ12、13、14のルーティングテーブル30内には、異常が発生したネットワーク1aの各ノード6a、6b、6cへ通信パケット9を送信するための個別のホストルートが自動的に設定される。
【0059】
異常状態メモリ作成部40は、更新されたルーティングテーブル30を参照して、図6に示す異常時状態メモリ32を作成する。
【0060】
次に、代替IPARP要求送信処理部42及び通信パケット迂回設定部43の動作を説明する。代替IPARP要求送信処理部42は、異常時状態メモリ32の記憶内容に基づいて自己ルータ13に対して通信可能なノード6cに対して、他方のルータ12のIF2aのIPアドレス2aaと自己のIF3aのMACアドレス3AAとの組合せからなるARP要求パケットを送信する。
【0061】
このARP要求パケットを受信したノード6cは、図11(a)に示すように、自己のARPテーブル22に、このARP要求パケットに含まれるIPアドレス2aaとMACアドレス3AAとの組合せを書込む(更新する)。同時に、自己のIPアドレス6caとMACアドレス6CAとの組合せをARP応答パケットに組込んで返信する。
【0062】
さらに、通信パケット迂回設定部43は、自己ルータ13に対して通信可能なノード6cに対して、他方のルータ12に対して通信可能なノード6a、6bのIPアドレス6aa、6baと自己のIF3aのMACアドレス3AA、3AAとの組合せからなるARP要求を送信する。
【0063】
このARP要求パケットを受信したノード6cは、図11(a)に示すように、自己のARPテーブル22に、このARP要求パケットに含まれるIPアドレス6aa、6baとMACアドレス3AA、3AAとの組合せを書込む(更新する)。同時に、自己のIPアドレス6caとMACアドレス6CAとの組合せをARP応答パケットに組込んで返信する。
【0064】
図11(b)は回線異常発生後に更新された後のノード6aのARPテーブル22の記憶内容を示す図であり、図11(c)は回線異常発生後に更新された後のノード6bのARPテーブル22の記憶内容を示す図である。
【0065】
前述したように、ARPテーブル22は、一定時間通信を行わないと自動的に消去される。この場合、各ノード6a、6b、6cは、IPアドレスを指定したARP要求パケットをブロードキャストで送信する。各ノード6a、6b、6cが通信可能なルータ12、13は、このARP要求パケットを受信すると、自己のIPアドレスでないにもかかわらず、このARP要求パケットのIPアドレスのルータ又はノードになり代わって、受信したIPアドレスと自己のMACアドレスとの組合せをARP応答パケットに組込んで返信する。
したがって、各ノード6a、6b、6cのARPテーブル22は、図11(a)(b)(c)の状態を維持する。
【0066】
異常復旧検出部44は、それぞれのIF2a、3a間で定期的に行っている「回線確認」通信が可能になったことにより、回線8の異常が復旧したことを検出する。
【0067】
ホストルート削除部45は、回線8の異常が復旧すると、自己のルーティングテーブル30の各ホストルートを削除して、ルーティングテーブル30を回線8の異常発生前の状態に戻す。
【0068】
さらに、代替IPARP要求送信処理部46は、他方のルータ12のIPアドレスと自己のMACアドレスとの組合せからなるARP要求を送信したノード6cに対して、他方のルータ12のIPアドレスと他方のルータのMACアドレスとの組合せからなるARP要求を送信して、当該ノード6cに対して当該ノードのARPテーブル22を回線8の異常発生前の状態に戻す。
【0069】
さらに、通信パケット迂回設定部43で各ノード6a、6b、6cのARPテーブル22に設定したルータ12、13のMACアドレスを元の各ノード6a、6b、6cのMACアドレスに戻すためのARP要求パケットを各ノード6a、6b、6cへ送信する。
【0070】
次に、このように構成された各ルータ12、13の全体動作を図8の流れ図を用いて説明する。
通信パケット9を受信すると(P1)、この通信パケット9をルーティングテーブル30に従って転送する(P2)。回線8の異常が検出されると(P3)、自己ルータに接続された(通信可能な)ノードを検出する(P4)。その後、自己ルータに接続された(通信可能な)ノードに対するホストルートを自己のルーティングテーブル30内に書込む(P5)。自己のルーティングテーブル30内に書込んだホストルート(ルーティングテーブル)を隣接するルータへ送信する(P6)。そして、他のルータから受信したホストルート(ルーティングテーブル)に基づいて自己のルーティングテーブル30を更新する(P7)。
【0071】
次に、異常時状態メモリ32を作成して(P8)、自己に接続された(通信可能な)ノードに対して、自己ルータが他方のルータになり代わるための代替IPARP要求パケットを送信する。さらに、自己に接続された(通信可能な)ノードに対して、他方のルータに対して通信可能なノードのIPアドレスと自己のMACアドレスとの組合せからなるARP要求を送信する(P9)。
【0072】
回線8の異常が復旧すると(P10)、自己のルーティングテーブル30内に書込んだホストルートを削除する(P11)。ホストルートを削除したルーティングテーブル30の情報を隣接するルータへ送信する(P12)。そして、他のルータから受信したホストルートを削除したルーティングテーブルに基づいて自己のルーティングテーブル30を更新し、元のルーティングテーブル30に戻す(P13)。
【0073】
次に、先に代替IPARP要求パケットを送信したノードに対して、自己ルータの他方のルータに対するなり代わりを解消するためのARP要求パケットを送信する。さらに、各ノードのARPテーブル22に設定したルータのMACアドレスを元の各ノードのMACアドレスに戻すためのARP要求パケットを各ノードへ送信する(P14)。
【0074】
このように構成されたネットワーク間接続装置において、ネットワーク1aのノード6cが他のネットワーク1dのノード6eに対して通信パケット9を送信する場合は、図2に示す、IPデータグラムに自己の送信元IPアドレス6caと宛先ノード6eの宛先IPアドレス6eaと送信データとを組込み、このIPデータグラムに対して、宛先MACアドレスとしてルータ12のIF2aのMACアドレスをARPテーブル22から読出して設定し、送信元MACアドレスとして自己のMACアドレス6CAを設定して、ネットワーク1aへ送出する。
【0075】
ネットワーク1aが正常な場合には、ノード6cのARPテーブル22には、図3に示すように、IF2aのMACアドレスとして正規のMACアドレス2AAが記憶されている。
【0076】
したがって、この通信パケット9を受信したルータ12は、宛先IPアドレス6eaからネットワーク1dの共通IPアドレス1daを抽出して、このIPアドレス1daの転送先4aaを図7(a)のルーティングテーブル30から読出して、この通信パケット9をルータ14のIF4aへ転送する。この通信パケット9を受信したルータ14は、図7(b)のルーティングテーブル30を用いて、宛先IPアドレス6eaからこの通信パケット9をネットワーク1d内のノード6eへ送信する。
【0077】
一方、ネットワーク1aの回線8がイ点で切断した場合には、ノード6cのARPテーブル22には、図11(a)に示すように、IF2aのIPアドレス2aaに対するMACアドレスとしてルータ13のIF3aのMACアドレス3AAが記憶されている。
【0078】
したがって、この通信パケット9の宛先MACアドレスとしてルータ13のIF3aのMACアドレス3AAが書込まれている。
【0079】
したがって、この通信パケット9を受信したルータ13は、宛先IPアドレス6eaからネットワーク1dの共通IPアドレス1daを抽出して、このIPアドレス1daの転送先4baを図10(a)のルーティングテーブル30から読出して、この通信パケット9をルータ14のIF4bへ転送する。この通信パケット9を受信したルータ14は、図10(c)のルーティングテーブル30を用いて、宛先IPアドレス6eaからこの通信パケット9をネットワーク1d内のノード6eへ送信する。
【0080】
このように、ネットワーク1aの各ノードは、回線異常を意識することなく、外部のネットワークに所属する各ノードに対して正常に通信パケットの送受信を実施できる。
【0081】
また、ネットワーク1aのノード6cが自己のネットワーク1a内の他のノード6aに対して通信パケット9を送信する場合は、図2に示すIPデータグラムに自己の送信元IPアドレス6caと宛先ノード6aの宛先IPアドレス6aaと送信データとを組込み、このIPデータグラムに対して、宛先MACアドレスとして宛先ノードのMACアドレスをARPテーブル22から読出して設定し、送信元MACアドレスとして自己のMACアドレス6CAを設定して、この通信パケット9をネットワーク1aへ送出する。
【0082】
ネットワーク1aが正常な場合には、ノード6cのARPテーブル22には、図3に示すように、送信先ノード6aのMACアドレスとして正規のMACアドレス6AAが記憶されている。
【0083】
したがって、この通信パケット9は、回線8を介して直接ネットワーク1a内のノード6aに受信される。
【0084】
一方、ネットワーク1aの回線8がイ点で切断した場合には、ノード6cのARPテーブル22には、図11(a)に示すように、ノード6aのIPアドレス6aaに対するMACアドレスとしてルータ13のIF3aのMACアドレス3AAが記憶されている。
【0085】
したがって、この通信パケット9の宛先MACアドレスとしてルータ13のIF3aのMACアドレス3AAが書込まれている。
【0086】
したがって、この通信パケット9を受信したルータ13は、宛先IPアドレス6aaの転送先4baを図10(a)のルーティングテーブル30から読出して、この通信パケット9をルータ14のIF4bへ転送する。この通信パケット9を受信したルータ14は、図10(c)のルーティングテーブル30を用いて、宛先IPアドレス6aaの転送先2baを読出し、この通信パケット9をルータ12のIF2bへ送信する。通信パケット9を受信したルータ12は、図10(b)のルーティングテーブル30を用いて、宛先IPアドレス6aaからこの通信パケット9をネットワーク1a内のノード6aへ送信する。
【0087】
このように、ネットワーク1aの各ノードは、回線異常を意識することなく、自己のネットワークに所属する各ノードに対して正常に通信パケットの送受信を実施できる。
【0088】
なお、外部のネットワーク1b、1dのノード6d、6eが、回線異常が生じたネットワーク1aの各ノード6a、6b、6cへ通信パケット9を送信する場合においても、各ルータ12、13、14のルーティングテーブル30に書込まれ該当ノード6a、6b、6cのホストルートを利用して、確実に目的のノード6a、6b、6cへ通信パケット9を送信することが可能となる。
【0089】
図12は、本発明の他の実施形態のネットワーク間接続装置が組込まれた通信システムの概略構成図である。図1に示す実施形態の通信システムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
【0090】
この実施形態の通信システムのネットワーク1fにおいては、ルータ12のIF2aとルータ13のIF3aとの間にはノード6a、6cがスイッチ5a、5c、回線8aを介して接続されている。さらに、ルータ12のIF2dとルータ13のIF3cとの間にはノード6b、6fがスイッチ5b、5f、回線8bを介して接続されている。
【0091】
したがって、各ノード6a、6c、6b、6fは、全て同一のネットワーク1fに属している。そして、これらはリング状に接続されて、スパニングツリープロトコルによって動作することにより、回線の冗長を持たせている。
【0092】
通常は、リングの1個所にブロッキングポイント47を設け、リングを通信パケット9が周回することを防いでいる。図12では、ルータ13のIF3cとスイッチ5fのルータ13側のIFとがブロッキングポイント47に設定され、これらのIFからは通常の通信パケット9が送信されないようになっており、ブロッキングポイント47を構成している。.
ここで、リングの1個所、例えば図12の回線8aがロ点で切断された場合、スパニングツリープロトコルによりブロッキングポイント47が解除されて通常のIFの動作を行い、リングに接続される各ノード6a、6c、6b、6f間の通信を維持する。
【0093】
さらに、リングの2個所、例えば図12の回線8aのロ点、回線8bのハ点で切断された場合は、スパニングツリープロトコルだけでは各ノード6a、6c、6b、6f間の通信を維持することが出来ない。
【0094】
この場合には、スパニングツリープロトコルが動作してブロッキングポイント47を解除するとともに、先の図1の実施形態と同様に、ルータ12、13が切断されたことを検出し、ルータ14を経由するホストルートをルーティングテーブル30内に構築することにより、各ノード6a、6c、6b、6f間の通信を維持することができる。
【0095】
図13は、本発明のさらに別の実施形態のネットワーク間接続装置が組込まれた通信システムの概略構成図である。図1に示す実施形態の通信システムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
【0096】
この実施形態の通信システムのネットワーク1gにおいては、ルータ12のIF2aとルータ13のIF3aとの間は回線8cで直接接続されている。さらに、ルータ12のIF2d、IF2eにはノード6a、6bが接続され、ルータ13のIF3cにはノード6cが接続されている。
なお、各ノード6a、6b、6cを、スイッチを介して、各ルータ12、13の各IF2d、2e、3cに接続することも可能である。
【0097】
このような構成のネットワーク間接続装置におけるルータ12、13は、回線8cを介してルータ12、13間で通信パケット9の転送(送受信)を行う。
【0098】
また、ルータ12、13は、回線8cを介して、定期的に「回線確認」通信を行い、回線8cの正常、異常を監視する。回線8cの切断を検出すると、ルータ12は、自己のルーティングテーブル30内に、自己の各IF2d、2eに接続された各ノード6a、6bに対するホストルートを書込む。同時に、回線8cの切断を検出すると、ルータ13は、自己のルーティングテーブル30内に、自己のIF3cに接続されたノード6cに対するホストルートを書込む。そして、各ルータ12、13は、書込んだホストルートの情報を隣接するルータ14へ送信する。
【0099】
このような場合、各ノード6a、6b、6cは一つのルータに対してのみ直接的又は間接的に接続されているので、各ルータ12、13は、回線8cの切断を検出した時点で、自己にどのノード6a、6b、6cが通信状態にあるか否かを調べることなく、自己のIFに接続されたノードに対するホストルートを自己のルーティングテーブル30内に書込むことが可能となる。
【0100】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のネットワーク間接続装置及びネットワーク間接続方法においては、回線異常が発生したときに、ルータのルーティングテーブルに、回線異常が発生したネットワークに所属するノード毎に、該当ノードを宛先とするIPアドレスの転送先を示すホストルートを追加書込している。
【0101】
したがって、たとえネットワークの回線に切断等の異常が発生したとても、ネットワークに所属する各ノードは、回線異常を意識することなく、外部ネットワークに所属する各ノード、及び同一ネットワークに所属する他のノードに対して正常に通信パケットの送受信を実施でき、かつ、両方のルータを常時稼働状態に維持でき効率的に通信パケットの中継を実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るネットワーク間接続方法が適用されるネットワーク間接続装置が組込まれた通信システムの概略構成図
【図2】 この通信システムで採用される通信パケットの構成図
【図3】 この通信システムに組込まれたノードの概略構成図
【図4】 この通信システムに組込まれたノード内に形成されたARPテーブルの記憶内容を示す図
【図5】 実施形態のネットワーク間接続装置を構成するルータの概略構成図
【図6】 実施形態のネットワーク間接続装置を構成するルータの記憶部の記憶内容を示す図
【図7】 実施形態のネットワーク間接続装置を構成するルータ内に形成されたルーティングテーブルの記憶内容を示す図
【図8】 実施形態のネットワーク間接続装置を構成するルータの動作を示す流れ図
【図9】 実施形態のネットワーク間接続装置を構成するルータ内に形成されたルーティングテーブルの記憶内容を示す図
【図10】 同じく実施形態のネットワーク間接続装置を構成するルータ内に形成されたルーティングテーブルの記憶内容を示す図
【図11】 通信システムに組込まれたノード内に形成されたARPテーブルの記憶内容を示す図
【図12】 本発明の他の実施形態に係るネットワーク間接続装置が組込まれた通信システムの概略構成図
【図13】 本発明のさらに別の実施形態に係るネットワーク間接続装置が組込まれた通信システムの概略構成図
【図14】 従来の通信システムの概略構成図
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g…ネットワーク、5a,5b,5c,5f…スイッチ、6a,6b,6c,6d,6e,6f…ノード、8,8a,8b,8c…回線、9…通信パケット、12,13,14…ルータ、22…ARPテーブル、30…ルーティングテーブル、36…通信パケット転送部、37…回線異常検出部、38…接続ノード検出部、39…ホストルート書込部、41…ルーティングテーブル更新部、42…代替IPARP要求送信処理部、43…通信パケット迂回設定部、44…異常復旧検出部、45…ホストルート削除部、46…代替IPARP要求解除処理部、47…ブロッキングポイント[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an inter-network connection device for connecting a plurality of networks, and more particularly, an inter-network connection device including a plurality of routers incorporated in a network and connected to each node with a plurality of routers. And an inter-network connection method.
[0002]
[Prior art]
As shown in FIG. 14, two nodes are incorporated in the network and connected to each router in order to ensure redundancy when each node is incorporated in the network and transmits a communication packet to each node in the external network. Communication systems have been proposed.
[0003]
In FIG. 14, in the
[0004]
The router 2 is connected to the
[0005]
The
[0006]
Generally, in the
[0007]
Here, assuming that the default gateways of the
[0008]
In this case, in order for the
[0009]
On the other hand, VRRP (Virtual Router Redundancy Protocol) protocol has been proposed as a route protocol applied to a redundant network. In this VRRP, two or more routers are handled as one virtual router, and one of the plurality of routers is set as a master router. The router set as the master router relays communication packets to the nodes of the external network, and the remaining routers are set as backup routers and stand by.
[0010]
Then, a special packet (confirmation packet) is periodically transmitted and received between routers to check the existence of each router. When the special bucket (confirmation packet) from the master router is not sent to another router, the master router One of the backup routers relays communication packets on behalf of the master router.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
However, using the VRRP described above, the following problems still need to be solved in the inter-network connection device that relays communication packets with the backup router serving as the master router instead of the master router in which the failure has occurred. .
[0012]
That is, when the
[0013]
For example, when the
[0014]
In addition, when both routers 2 and 3 are in a normal state, the backup router does not perform processing, and relay processing of communication packets is concentrated on one master router, so the relay function of each router is not used effectively. Occurs.
[0015]
The present invention has been made in view of such circumstances. Even if an abnormality such as disconnection occurs in a network line, each node belonging to the network belongs to an external network without being aware of the line abnormality. Between networks that can normally transmit and receive communication packets to and from other nodes that belong to the same network, and that can maintain multiple routers in an always operating state and efficiently relay communication packets It is an object of the present invention to provide a relay device and an inter-network relay method.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention is connected to each node of a network in which a plurality of nodes having an ARP table storing a combination of an IP address and a MAC address are incorporated. In an inter-network connection device comprising a plurality of routers that relay communication packets from a node to a forwarding destination stored in a routing table, each router detects a line abnormality detecting means for detecting a line abnormality in the network, and detects this line abnormality. Accordingly, a connection node detecting means for detecting a node communicable with itself in the network, and a host having a self-network as a forwarding destination of a destination IP address for the node communicable with the self using a routing protocol Send routes to other routers and other A routing table updating means for updating its own routing table based on a host route received from the router, and a combination of the IP address of another router and its own MAC address for a node capable of communicating with itself. An alternative IPARP request transmission unit that transmits an ARP request, rewrites the ARP table of the node to the node, and substitutes a transfer request for another router of the communication packet of the node by its own router. Yes.
[0017]
The inter-network connection device configured in this way is composed of a plurality of routers connected to each node of a network in which a plurality of nodes are incorporated.
[0018]
When an abnormality such as disconnection occurs in the network line, each router detects a node with which it can communicate. Then, using a routing protocol, a host route whose destination IP address is transferred to a node that can communicate with itself is transmitted to another router, and based on a host route received from another router. Update its own routing table.
[0019]
As described above, a host route indicating a transfer destination for reliably transmitting a communication packet to its destination node is written in the routing table of each router for each node of the network where an abnormality has occurred in the line.
[0020]
Furthermore, in the ARP (Address Resolution Protocol) table of each node of the network where the abnormality has occurred in the network, the IP address of the router that has become unable to communicate due to the abnormality of the circuit is stored in the ARP (Address Resolution Protocol) table. The MAC address is written. Therefore, even if each node transmits a communication packet to each node in the external network to a router that has become unable to communicate due to a line failure, the communication packet passes through a router that can communicate with itself. Are reliably transmitted to each node of the external network.
[0021]
In this way, each node can normally perform transmission / reception of communication packets to / from each node belonging to the external network without being aware of line abnormality.
[0022]
Moreover, in another invention, each router of the inter-network connection device of the above-described invention further has a node that can communicate with itself as well as an IP address of the node that can communicate with other routers and the router. ARP request consisting of a combination with the MAC address of the node, the ARP table of the node is rewritten for the node, and the communication packet for the node that can communicate with other routers of the node is transmitted to its own router. Communication packet detour setting means for transferring via
[0023]
In the inter-network connection apparatus configured as described above, the IP address of each node in the same network that has become unable to communicate due to the line abnormality is included in the ARP table of each node of the network where the abnormality has occurred in the line. In contrast, the MAC address of the router that can communicate with itself is written.
[0024]
Therefore, even if each node transmits a communication packet to each node in the same network that has become unable to communicate due to a line error, the communication packet bypasses the router that can communicate with itself. Surely sent to each node.
[0025]
In another invention, each router of the inter-network connection device of the invention described above further includes an abnormality recovery detecting means for detecting line abnormality recovery in the network, and in accordance with this abnormality recovery detection, The host route deleting means for deleting the host route, and the IP address of the other router to the node that has transmitted the ARP request composed of the combination of the IP address of the other router and its own MAC address in response to the detection of the abnormal recovery And an alternative IPARP request canceling means for transmitting an ARP request including a combination of the MAC address of the other router and the ARP table of the node to the node.
[0026]
In the inter-network connection device configured as described above, when the line abnormality in the network is recovered, the host route in the routing table of each router is deleted, and the ARP table of each node is automatically recovered to the original state.
[0027]
According to still another aspect of the present invention, in the above-described inter-network connection device, each router includes a line abnormality detecting means for detecting a line abnormality in the network, and a node capable of communicating with itself in the network according to the line abnormality detection Connected node detecting means for detecting a host route, a host route writing means for additionally writing a host route having a destination IP address transfer destination for a node communicable with itself as its own network in its own routing table, and routing A routing table updating means for transmitting a host route additionally written to its own routing table to another router using a protocol, and updating its own routing table based on a host route received from another router; For other nodes that can communicate with ARP request consisting of a combination of the IP address of the network and its own MAC address, rewrites the ARP table of the node to the node, and forwards the transfer request to the other router of the communication packet of the node. Alternative IPARP request transmission means acting on behalf of the router.
[0028]
In the inter-network connection device configured as described above, each router first sets the forwarding destination of the destination IP address for the node capable of communicating with itself as its own network in its own routing table when a line abnormality is detected. The host route is additionally written.
[0029]
Still another invention is the above-described inter-network connection device, wherein each router detects a line abnormality in the network by means of a line abnormality detection means, and in response to the detection of the line abnormality, Routing table updating means for transmitting a host route having the destination IP address for the connected node as a self-network to another router and updating its own routing table based on the host route received from the other router; Send an ARP request consisting of a combination of the IP address of the other router and its own MAC address to the node connected to the node, and rewrite the ARP table of the node to the node , Request for forwarding the communication packet of the node to another router An alternative IPARP request transmission means acting on behalf of its own router, and an ARP request comprising a combination of the IP address of the node connected to the other router and its own MAC address with respect to the node connected to itself Communication packet detour setting means for rewriting the ARP table of the node for the node and transferring the communication packet for the node connected to the other router of the node via its own router. An error recovery detection means for detecting line error recovery in the network, a host route deletion means for deleting a host route in its own routing table in response to this error recovery detection, and another router in response to the error recovery detection. Other than the node that sent the ARP request consisting of the combination of IP address and own MAC address Sending an ARP request, which consist of a combination of the MAC address of the router IP addresses and other routers, and a substitute IPARP requesting release means to undo the ARP table of the nodes for the node.
[0030]
In the inter-network connection device configured as described above, each router uses a routing protocol to check whether each node can communicate with itself without detecting whether or not each node can communicate with itself. A host route whose destination network is a destination IP address transfer destination for the connected node is transmitted to another router. The present invention works more effectively for an inter-network connection apparatus in which each node is connected to only one router.
[0031]
In another invention, a plurality of routers are connected to a network in which a plurality of nodes having an ARP table storing combinations of IP addresses and MAC addresses are incorporated. In the inter-network connection method for relaying communication packets from nodes in an external network to a transfer destination stored in a routing table, each router detects a line abnormality in the network, and in response to the detection of the line abnormality, A node that can communicate with the host, and additionally writes a host route having the destination IP address of the node that can communicate with itself as a self-network to the own routing table, using a routing protocol , A host that additionally wrote to its own routing table The router updates the routing table of its own based on the host route received from the other router, and sends the IP address of the other router to the node that can communicate with the router. An ARP request composed of a combination with the MAC address of the node is transmitted, the ARP table of the node is rewritten to the node, and the transfer request to the other router of the communication packet of the node is performed on its own router.
[0032]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a communication system incorporating an inter-network connection apparatus to which an inter-network connection method according to an embodiment of the present invention is applied. The same parts as those of the conventional communication system shown in FIG. 14 are denoted by the same reference numerals, and detailed description of the overlapping parts is omitted.
[0033]
In the
[0034]
The
The
[0035]
A
[0036]
The
In the
[0037]
The
[0038]
When transmitting the
[0039]
The communication packet transmitting / receiving
[0040]
When the communication
[0041]
However, the ARP table 22 is automatically deleted if no communication is performed for a certain period of time. Usually, the time is set to about 10 to 20 minutes. If the combination of the destination IP address and the MAC address is not stored in the ARP table 22 even if the ARP table 22 is referred to transmit the
[0042]
The
[0043]
The
[0044]
The
In the storage unit, a routing table 30, an
[0045]
In the routing table 30, the transfer destination of the
[0046]
In the normal state, the routing tables 30 in the state shown in FIGS. 7A and 7B are formed in the
[0047]
In the
[0048]
The
In the abnormal
[0049]
Further, the
[0050]
In the
[0051]
The operation of the line
[0052]
When a line abnormality is detected, the connection
[0053]
As shown in FIG. 9A, the host
[0054]
Since the
[0055]
The routing
[0056]
FIG. 10A is a diagram showing the stored contents of the routing table 30 of the
[0057]
FIG. 10B is a diagram showing the stored contents of the routing table 30 of the
[0058]
As described above, when an abnormality occurs in the
[0059]
The abnormal state
[0060]
Next, operations of the alternative IPARP request
[0061]
Upon receiving this ARP request packet, the
[0062]
Further, the communication packet
[0063]
As shown in FIG. 11A, the
[0064]
FIG. 11B is a diagram showing the storage contents of the ARP table 22 of the
[0065]
As described above, the ARP table 22 is automatically deleted if communication is not performed for a certain period of time. In this case, each
Therefore, the ARP table 22 of each
[0066]
The abnormality
[0067]
When the abnormality of the
[0068]
Further, the alternative IPARP request
[0069]
Further, an ARP request packet for returning the MAC addresses of the
[0070]
Next, the overall operation of the
When the
[0071]
Next, the
[0072]
When the abnormality of the
[0073]
Next, the ARP request packet for eliminating the impersonation of the other router of the self router is transmitted to the node that has transmitted the alternative IPARP request packet first. Further, an ARP request packet for returning the MAC address of the router set in the ARP table 22 of each node to the original MAC address of each node is transmitted to each node (P14).
[0074]
When the
[0075]
When the
[0076]
Therefore, the
[0077]
On the other hand, when the
[0078]
Therefore, the MAC address 3AA of the
[0079]
Therefore, the
[0080]
In this way, each node of the
[0081]
When the
[0082]
When the
[0083]
Therefore, the
[0084]
On the other hand, when the
[0085]
Therefore, the MAC address 3AA of the
[0086]
Therefore, the
[0087]
In this way, each node of the
[0088]
Even when the
[0089]
FIG. 12 is a schematic configuration diagram of a communication system in which an inter-network connection device according to another embodiment of the present invention is incorporated. The same parts as those in the communication system of the embodiment shown in FIG.
[0090]
In the network 1f of the communication system of this embodiment,
[0091]
Accordingly, the
[0092]
Usually, a
Here, when one part of the ring, for example, the
[0093]
Further, when the connection is disconnected at two points on the ring, for example, the
[0094]
In this case, the spanning tree protocol operates to release the
[0095]
FIG. 13 is a schematic configuration diagram of a communication system in which an inter-network connection device according to still another embodiment of the present invention is incorporated. The same parts as those in the communication system of the embodiment shown in FIG.
[0096]
In the network 1g of the communication system of this embodiment, the
Each
[0097]
The
[0098]
Further, the
[0099]
In such a case, since each
[0100]
【The invention's effect】
As described above, in the inter-network connection device and the inter-network connection method of the present invention, when a line abnormality occurs, the router routing table includes a corresponding node for each node belonging to the network where the line abnormality has occurred. The host route indicating the transfer destination of the IP address destined for is additionally written.
[0101]
Therefore, even if an abnormality such as disconnection occurs in the network line, each node belonging to the network is not aware of the line abnormality, and each node belonging to the external network and other nodes belonging to the same network On the other hand, communication packets can be normally transmitted and received, and both routers can always be kept in an operating state and communication packets can be relayed efficiently.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a communication system incorporating an inter-network connection apparatus to which an inter-network connection method according to an embodiment of the present invention is applied.
FIG. 2 is a configuration diagram of a communication packet employed in this communication system.
FIG. 3 is a schematic configuration diagram of a node incorporated in the communication system.
FIG. 4 is a diagram showing storage contents of an ARP table formed in a node incorporated in the communication system.
FIG. 5 is a schematic configuration diagram of a router constituting the inter-network connection device of the embodiment.
FIG. 6 is a diagram showing storage contents of a storage unit of a router that constitutes the inter-network connection device of the embodiment.
FIG. 7 is a view showing storage contents of a routing table formed in a router constituting the inter-network connection device of the embodiment.
FIG. 8 is a flowchart showing the operation of the router constituting the inter-network connection device of the embodiment.
FIG. 9 is a view showing the storage contents of a routing table formed in a router constituting the inter-network connection device of the embodiment.
FIG. 10 is a view showing the storage contents of a routing table formed in a router that constitutes the inter-network connection device of the embodiment.
FIG. 11 is a diagram showing storage contents of an ARP table formed in a node incorporated in the communication system.
FIG. 12 is a schematic configuration diagram of a communication system incorporating an inter-network connection device according to another embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a schematic configuration diagram of a communication system in which an inter-network connection device according to still another embodiment of the present invention is incorporated.
FIG. 14 is a schematic configuration diagram of a conventional communication system.
[Explanation of symbols]
1a, 1b, 1c, 1d, 1e, 1f, 1g ... network, 5a, 5b, 5c, 5f ... switch, 6a, 6b, 6c, 6d, 6e, 6f ... node, 8, 8a, 8b, 8c ... line, DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記各ルータ(12、13)は、
前記ネットワークにおける回線異常を検出する回線異常検出手段(37)と、
この回線異常検出に応じて、前記ネットワーク内の自己に対して通信可能なノードを検出する接続ノード検出手段(38)と、
ルーティングプロトコルを用いて、自己に対して通信可能なノードに対する宛先IPアドレスの転送先を自己ネットワークとするホストルートを他のルータへ送信するとともに、他のルータから受信したホストルートに基づいて自己のルーティングテーブルを更新するルーティングテーブル更新手段(41)と、
自己に対して通信可能なノードに対して、他のルータのIPアドレスと自己のMACアドレスとの組合せからなるARP要求を送信して、当該ノードに対して当該ノードのARPテーブルを書換させて、当該ノードの通信パケットの他のルータに対する転送要求を自己のルータで代行する代替IPARP要求送信手段(42)と
を備えたことを特徴するネットワーク間接続装置。A plurality of nodes (6a to 6c) having an ARP table (22) storing combinations of IP addresses and MAC addresses are connected to each node of the network (1a), and the nodes of the network and the external network In the inter-network connection device comprising a plurality of routers (12, 13) that relay the communication packet (9) from the node to the transfer destination stored in the routing table (30),
Each of the routers (12, 13)
A line abnormality detecting means (37) for detecting a line abnormality in the network;
A connection node detecting means (38) for detecting a node communicable to the network itself in response to the line abnormality detection;
A routing route is used to send a host route whose destination is the destination IP address for a node that can communicate with itself to other routers, and based on the host route received from the other router, Routing table updating means (41) for updating the routing table;
Sending an ARP request consisting of a combination of the IP address of the other router and its own MAC address to the node capable of communicating with itself, rewriting the ARP table of the node to the node, An inter-network connection device, comprising: an alternative IPARP request transmission means (42) for proxying a transfer request to another router of the communication packet of the node by its own router.
前記ネットワークにおける回線異常復旧を検出する異常復旧検出手段(44)と、
この異常復旧検出に応じて、自己のルーティングテーブルのホストルートを削除するホストルート削除手段(45)と、
前記異常復旧検出に応じて、前記他のルータのIPアドレスと自己のMACアドレスとの組合せからなるARP要求を送信したノードに対して、他方のルータのIPアドレスと他のルータのMACアドレスとの組合せからなるARP要求を送信して、当該ノードに対して当該ノードのARPテーブルを元に戻す代替IPARP要求解除手段(46)と
を備えたことを特徴する請求項1記載のネットワーク間接続装置。Each of the routers
An abnormality recovery detecting means (44) for detecting line abnormality recovery in the network;
Host route deletion means (45) for deleting the host route of its own routing table in response to the detection of the abnormal recovery,
In response to the detection of the abnormal recovery, the IP address of the other router and the MAC address of the other router are sent to the node that has transmitted the ARP request including the combination of the IP address of the other router and the own MAC address. The inter-network connection device according to claim 1, further comprising: an alternative IPARP request canceling means (46) for transmitting an ARP request including the combination and restoring the ARP table of the node to the original node.
前記各ルータ(12、13)は、
前記ネットワークにおける回線異常を検出する回線異常検出手段(37)と、
この回線異常検出に応じて、前記ネットワーク内の自己に対して通信可能なノードを検出する接続ノード検出手段(38)と、
自己のルーティングテーブルに、自己に対して通信可能なノードに対する宛先IPアドレスの転送先を自己ネットワークとするホストルートを追加書込するホストルート書込手段(37)と、
ルーティングプロトコルを用いて、自己のルーティングテーブルに追加書込したホストルートを他のルータへ送信するとともに、他のルータから受信したホストルートに基づいて自己のルーティングテーブルを更新するルーティングテーブル更新手段(41)と、
自己に対して通信可能なノードに対して、他のルータのIPアドレスと自己のMACアドレスとの組合せからなるARP要求を送信して、当該ノードに対して当該ノードのARPテーブルを書換させて、当該ノードの通信パケットの他のルータに対する転送要求を自己のルータで代行する代替IPARP要求送信手段(42)と
を備えたことを特徴するネットワーク間接続装置。A plurality of nodes (6a to 6c) having an ARP table (22) storing combinations of IP addresses and MAC addresses are connected to each node of the network (1a), and the nodes of the network and the external network In the inter-network connection device comprising a plurality of routers (12, 13) that relay the communication packet (9) from the node to the transfer destination stored in the routing table (30),
Each of the routers (12, 13)
A line abnormality detecting means (37) for detecting a line abnormality in the network;
A connection node detecting means (38) for detecting a node communicable to the network itself in response to the line abnormality detection;
Host route writing means (37) for additionally writing in the own routing table a host route whose destination is the destination IP address for a node communicable with itself;
A routing table updating means (41) that transmits a host route additionally written to its own routing table to another router using a routing protocol and updates its own routing table based on the host route received from the other router. )When,
Sending an ARP request consisting of a combination of the IP address of the other router and its own MAC address to the node capable of communicating with itself, rewriting the ARP table of the node to the node, An inter-network connection device, comprising: an alternative IPARP request transmission means (42) for proxying a transfer request to another router of the communication packet of the node by its own router.
前記各ルータ(12、13)は、
前記ネットワークにおける回線異常を検出する回線異常検出手段(37)と、
この回線異常検出に応じて、ルーティングプロトコルを用いて、自己に対して接続されたノードに対する宛先IPアドレスの転送先を自己ネットワークとするホストルートを他のルータへ送信するとともに、他のルータから受信したホストルートに基づいて自己のルーティングテーブルを更新するルーティングテーブル更新手段(41)と、
自己に対して接続されたノードに対して、他のルータのIPアドレスと自己のMACアドレスとの組合せからなるARP要求を送信して、当該ノードに対して当該ノードのARPテーブルを書換させて、当該ノードの通信パケットの他のルータに対する転送要求を自己のルータで代行する代替IPARP要求送信手段(42)と、
自己に対して接続されたノードに対して、他のルータに対して接続されたノードのIPアドレスと自己のMACアドレスとの組合せからなるARP要求を送信して、当該ノードに対して当該ノードのARPテーブルを書換させて、当該ノードの他のルータに対して接続されたノードに対する通信パケットを自己のルータ経由で転送する通信パケット迂回設定手段(43)と、
前記ネットワークにおける回線異常復旧を検出する異常復旧検出手段(44)と、
この異常復旧検出に応じて、自己のルーティングテーブルのホストルートを削除するホストルート削除手段(45)と、
前記異常復旧検出に応じて、前記他のルータのIPアドレスと自己のMACアドレスとの組合せからなるARP要求を送信したノードに対して、他方のルータのIPアドレスと他のルータのMACアドレスとの組合せからなるARP要求を送信して、当該ノードに対して当該ノードのARPテーブルを元に戻す代替IPARP要求解除手段(46)と
を備えたことを特徴するネットワーク間接続装置。A plurality of nodes (6a to 6c) having an ARP table (22) storing combinations of IP addresses and MAC addresses are connected to each node of the network (1a), and the nodes of the network and the external network In the inter-network connection device comprising a plurality of routers (12, 13) that relay the communication packet (9) from the node to the transfer destination stored in the routing table (30),
Each of the routers (12, 13)
A line abnormality detecting means (37) for detecting a line abnormality in the network;
In response to this line abnormality detection, a host route that uses the routing protocol as the destination IP address for the node connected to itself is sent to other routers and received from other routers. Routing table updating means (41) for updating its own routing table based on the host route,
Sending an ARP request consisting of a combination of the IP address of the other router and its own MAC address to the node connected to itself, rewriting the ARP table of the node to the node, Alternative IPARP request transmission means (42) for proxying the forwarding request to the other router of the communication packet of the node by its own router;
An ARP request including a combination of the IP address of a node connected to another router and its own MAC address is transmitted to the node connected to itself, and the node A communication packet detour setting means (43) for rewriting the ARP table and transferring a communication packet to a node connected to another router of the node via its own router;
An abnormality recovery detecting means (44) for detecting line abnormality recovery in the network;
Host route deletion means (45) for deleting the host route of its own routing table in response to the detection of the abnormal recovery,
In response to the detection of the abnormal recovery, the IP address of the other router and the MAC address of the other router are transmitted to the node that has transmitted the ARP request including the combination of the IP address of the other router and the own MAC address. An inter-network connection apparatus comprising an alternative IPARP request canceling means (46) for transmitting an ARP request comprising a combination and restoring the ARP table of the node to the original node.
前記各ルータは、
前記ネットワークにおける回線異常を検出し、
この回線異常検出に応じて、前記ネットワーク内の自己に対して通信可能なノードを検出し、
自己のルーティングテーブルに、自己に対して通信可能なノードに対する宛先IPアドレスの転送先を自己ネットワークとするホストルートを追加書込し、
ルーティングプロトコルを用いて、自己のルーティングテーブルに追加書込したホストルートを他のルータへ送信するとともに、他のルータから受信したホストルートに基づいて自己のルーティングテーブルを更新し、
自己に対して通信可能なノードに対して、他のルータのIPアドレスと自己のMACアドレスとの組合せからなるARP要求を送信して、当該ノードに対して当該ノードのARPテーブルを書換させて、当該ノードの通信パケットの他方のルータに対する転送要求を自己のルータで代行する
ことを特徴するネットワーク間接続方法。A plurality of routers are connected to a network in which a plurality of nodes having an ARP table storing a combination of an IP address and a MAC address are incorporated, and the plurality of routers connect the nodes of the network and the external network. In an inter-network connection method for relaying communication packets to a transfer destination stored in a routing table,
Each of the routers
Detecting line anomalies in the network,
In response to this line abnormality detection, a node capable of communicating with itself in the network is detected,
In the own routing table, additionally write a host route whose destination is the destination IP address for a node that can communicate with itself,
Using the routing protocol, send the host route additionally written to its own routing table to other routers, update its own routing table based on the host routes received from other routers,
Sending an ARP request consisting of a combination of the IP address of the other router and its own MAC address to the node capable of communicating with itself, rewriting the ARP table of the node to the node, A connection method between networks, wherein a transfer request of the communication packet of the node to the other router is substituted for the own router.
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