JP3773727B2 - Iron lid connection structure - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地下に埋設される構造物の上端部に設けられる受け枠部に対し鉄蓋を開閉可能に連結する鉄蓋連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
特に、都市部あるいはその近郊の地下には、水道、ガスあるいは電気などを供給するための敷設管が埋設されている。これらの敷設管には制水弁などの制御弁あるいはコネクターやブレーカー等が適宜接続されており、これらを路面上から操作したり、維持点検したり、さらにはこれらを保護するとともに設置箇所を明示する必要がある。その目的のために、中空の鉄筐(埋設きょう)などの構造物が地下に設置される。なお、マンホールにあっても、同様の構造物が地下に設置される場合がある。
【0003】
地下に埋設される構造物(埋設構造物)の上端部には鉄蓋を嵌合支持するための受け枠部が設けられており、鉄蓋はこの受け枠部に対し地上から開閉操作可能に装着されている。なお、前記受け枠部は、前記埋設構造物と一体に形成されることもあり、別体に形成したものを該埋設構造物の上端部にボルト等で固定される場合もある。その場合、前記受け枠部の上面が路面と略同一高さと成るように埋設され、前記鉄蓋はその上面が路面と略同一面となるようにして前記受け枠部の内径部に嵌合状態(閉じ状態)で支持される。そして、前記鉄蓋は、前記受け枠部に対して一般にちょう番手段を介して開閉自在に取り付けられている。この種のちょう番手段を開示する文献には、例えば実開昭58−63250号公報(実公昭59−35652号公報)、特開昭63−83323号公報(特公平4−6820号公報)などがある。
【0004】
図10は従来の鉄蓋連結構造を有する埋設構造物の一例を示す縦断面図である。図10において、水道、ガスあるいは電気などの埋設管の途中に設けられる制水弁などの機器(不図示)の近傍にはコンクリートあるいはレンガ等で形成された底部座台1が埋められており、この底部座台1上に中空円筒状の下部本体2が支持されている。この下部本体2は制水弁などの機器を収納する空間を形成している。また、この下部本体2の上端から所定高さの範囲にはねじ(図示の例ではめねじ)3が形成されている。
【0005】
前記下部本体2の上側には上部本体4が接続されている。この上部本体4も略中空円筒状の形状を有し、その接続部にはねじ(図示の例ではおねじ)5が形成され、該おねじ5を前記めねじ3に螺合することにより上下位置調節可能に接続されている。前記上部本体4の上端部は路面6と略同一高さにされており、該上端部には受け枠部7が設けられている。この受け枠部7には、鉄蓋(蓋部)8が前記路面6と略同一高さになる状態で開閉可能に嵌合支持されている。この鉄蓋8は、その周縁部の一部において、前記受け枠部7に対してちょう番手段(鉄蓋連結手段)9によって連結されており、その直径方向反対側の部分において係止手段10により受け枠部7の内径周縁部に離脱可能に係止されている。
【0006】
前記ちょう番手段9は、受け枠部7と鉄蓋8とを、これら双方に抜け止め連結された連結部材(連結ロッド)により自在連結する構造を有している。具体的には、連結ロッド11は、受け枠部7の鉄蓋嵌合支持部の内側に張り出すように形成された棚部12の開口13に対し、その下端部に形成された抜け止め突起14で抜け止めされた状態で挿通されており、一方、鉄蓋8に対しては、その上端部に設けられたピン部15を鉄蓋8に形成されたガイド溝16に案内係合させることにより連結されている。つまり、受け枠部7側のちょう番受け部(前記連結ロッド11が連結される部分)が鉄蓋嵌合支持部の内側に張り出す棚部12によって形成されている。このちょう番手段9により、鉄蓋8は、その反対側をバール等の治具で持ち上げ、そのまま上方向へ回動させたり、地面上で横方向へ旋回させることにより、容易に開放可能に受け枠部7に連結されている。
【0007】
前記係止手段10は、鉄蓋8の周縁部に開口(切欠き)17を形成し、該鉄蓋8の裏面に設けられた支点18を中心に回動自在な揺動部材19を取り付け、鉄蓋8を閉じたとき該揺動部材19の重力によりその下端突起部20が受け枠部7の内径周縁部の下面に自動的に係合して錠止(ロック)するように構成されている。一方、鉄蓋8を開けるときは、前記開口17からバール等の工具で前記揺動部材19の上面を押圧(圧下)することにより、該揺動部材19を前記支点18回りに回動させて前記下端突起部20を受け枠部7の内径周縁部から離脱させ(ロックを解除し)、それによって、鉄蓋8は持ち上げて開放できる状態にされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の従来の鉄蓋連結構造では、受け枠部7側の連結ロッド接続部(ちょう番受け部)が鉄蓋嵌合支持部の内側に張り出した棚部12に形成されているので、該受け枠部の有効内径が狭くなってしまい、地下に埋設されている制水弁などの制御弁あるいはコネクターやブレーカー等の機器を保守点検するための作業が困難になり、一方、保守点検の作業を容易にするためには、受け枠部の有効内径を大きくする必要があり、埋設筐が大型化してしまうという解決すべき技術的課題があった。特に、埋設筐の高さ(深さ)が深い場合や、埋設筐が傾斜している場合には、前記受け枠部の有効内径が狭くなることによる不都合の程度が増大してしまう。
【0009】
本発明はこのような技術的課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、受け枠部の連結部材接続部(ちょう番受け部)を鉄蓋嵌合支持部の内径部から内方へ殆ど突出させないように配設することで、該受け枠部の鉄蓋嵌合支持部の有効径をほぼ100%近くまで増大することができ、埋設筐内に設置された制水弁等の機器に対する保守点検の作業を容易に行なうことができる鉄蓋連結構造を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、地下に埋設される構造物の上端部に設けた受け枠部に嵌合支持される鉄蓋を該受け枠部に連結部材で開閉可能に連結する鉄蓋連結構造において、前記受け枠部の外周部に環状の空洞を形成し、前記空洞の内部の周方向所定位置に所定間隔をもって形成された一対の張出部を設け、前記一対の張出部のそれぞれに、前記連結部材の一端部を接続するための係合溝を形成するとともに、前記空洞から係合溝に通じる切欠き部を形成し、前記受け枠部の鉄蓋嵌合支持部の前記一対の張出部に対応する位置に前記空洞及び前記切欠き部に通じる挿通口を形成し、前記連結部材の一端部の両側に、前記挿通口及び前記切欠き部は通過できるが前記係合溝には掛け止め状態で係合する突出部を形成し、前記連結部材の他端部を前記鉄蓋の裏面に回動可能に連結することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明を適用した鉄蓋連結構造を有する埋設構造物(鉄筐)の縦断面図であり、図2は図1の埋設構造物(鉄筐)の平面図である。図1及び図2において、水道、ガスあるいは電気などの敷設管の途中に設けられる制水弁などの地中に埋設された機器100の近傍にはコンクリートあるいはレンガ等で形成された底部座台1が埋められており、この底部座台1上に中空円筒状の下部本体2が支持されている。この下部本体2はその下部膨出部2Aによって制水弁などの機器を収納する空間を形成している。また、この下部本体2の上端から所定高さの範囲にはねじ(図示の例ではめねじ)3が形成されている。
【0012】
前記下部本体2の上側には上部本体4が接続されている。この上部本体4も略中空円筒状の形状を有し、その接続部にはねじ(図示の例ではおねじ)5が形成され、該おねじを前記めねじ3に螺合(ねじ係合)することにより上下位置調節可能に接続されている。前記上部本体4の上端面は路面6と略同一高さにされており、該上端部には受け枠部7が設けられている。この受け枠部は、図示の例では埋設筐(鉄筐)の上部に一体に形成されているが、これは別体に製造したものをボルト等で締結固定する構造にしてもよい。
【0013】
前記受け枠部7には、鉄蓋(蓋部)8が前記路面6と略同一高さになる状態で開閉可能に嵌合支持されている。この鉄蓋8は、その周縁部の一部において、前記受け枠部7に対して鉄蓋連結手段(ちょう番手段)9によって連結されている。そして、前記鉄蓋8は、前記鉄蓋連結手段9の反対側の部分において、地上から解放操作可能な係止手段10により受け枠部7の内径周縁部に離脱可能に係止されている。前記ちょう番手段9は、受け枠部7及び鉄蓋8に係合されて両者を自在連結する連結部材(連結ロッド)11を具備している。前記連結部材11は、本実施例では、受け枠部7に対して着脱可能に連結され、鉄蓋8に対しては抜け止め手段を利用して抜け止め状態で連結される。
【0014】
図3は受け枠部7のちょう番受け部(前記連結部材11を接続する部分)を示す部分側面図であり、図4は図3のちょう番受け部を図3中の矢印4−4から見た部分正面図であり、図5は前記連結部材11の側面図であり、図6は図5の連結部材11の正面図であり、図7は前記連結部材11を前記受け枠部のちょう番受け部に接続する時の状態を示す部分側面図であり、図8は図7中の線8−8から見た部分正面図であり、図9は受け枠部7に連結部材11により連結された鉄蓋8を図1の閉じ位置から開放する際の途中の状態(実線)及び開放後の状態(二点鎖線)を示す部分縦断面図である。以下、図1〜図9を参照して、本発明を適用した鉄蓋連結構造の一実施例について、具体的に説明する。
【0015】
図1〜図9において、中空円筒状の上部本体4の上端部に設けられた受け枠部7は該上部本体より若干大きい径の同心円の形状をしており、その内径部は鉄蓋嵌合支持部21を形成するものであり、該内径部に円盤状の鉄蓋8を嵌合させることにより埋設筐の上端開口部が開閉可能な状態で閉鎖される。そこで、前記受け枠部7の前記鉄蓋嵌合支持部21の半径方向外側、つまり該受け枠部7の外周縁部には、環状の空洞22が形成されている。
【0016】
前記空洞22の内部の円周方向所望位置には、所定間隔をもって平行に形成された一対の張出部23、23が設けられ、各張出部23には前記連結部材(連結ロッド)11の下端部を接続(連結)するための係合溝24が形成されている。特に図3に明示するように、各係合溝24は長い溝(長い開口又は長い凹部)で形成され、その周辺の所定位置には前記空洞22に通じる切欠き部25が形成されている。さらに、前記鉄蓋嵌合支持部21の前記一対の張出部23、23に対応する位置には、前記空洞22及び前記切欠き部25、25に通じる挿通口26が形成されている。一方、前記連結部材(連結ロッド)11の一端部(組付け時の下端部)の両側には、図5〜図8に示すように、前記挿通口26及び前記切欠き部25、25は通過できるが、一対の張出部23、23に形成された前記係合溝24、24には掛け止め状態で係合するピン部(突出部)27、27が形成されている。
【0017】
従って、前記連結部材11は、図7及び図8(特に図7中の矢印)に示すように、そのピン部27、27を前記挿通口26から前記空洞22内へ挿入し、さらに前記切欠き部25、25から前記係合溝24、24内へ挿入することにより、該係合溝24、24に対し回動可能にかつ所定範囲(係合溝の長さの範囲)にわたって摺動可能に係合させることができる。こうして、前記連結部材(連結ロッド)11の一端部が受け枠部7に対して回動可能でかつ一定範囲で摺動可能な状態で連結(接続)される。
【0018】
また、前記連結部材(連結ロッド)11の他端部(組付け時の上端部)の両側にも、図5〜図8に示すように、鉄蓋8の裏面に連結(接続)するための係合用のピン部(突出部)28、28が形成されている。そして、図9に示すように、前記鉄蓋8の裏面の円周方向所定位置(前記受け枠部7の張出部23、23に対応する位置)には、所定間隔をもって平行に形成された一対の張出部29、29が設けられ、各張出部29の内面には前記ピン部(突出部)28、28が係合可能な凹部(あるいは穴や切欠き部等)が形成されている。
【0019】
そして、本実施例では、前記連結部材(連結ロッド)11は、その各ピン部28、28を前記各張出部29、29の前記凹部に係合させるとともに、少なくとも一方のピン部28の係合部の出入口部に抜け止め金具(不図示)をボルト等で固定することにより、鉄蓋8に対して抜け止めされた状態で回動可能に連結(接続)される。以上のように連結部材(連結ロッド)11の両端部を受け枠部7及び鉄蓋8に係合することにより、図1及び図9に示すように、該鉄蓋8は該受け枠部7に対して開閉可能な状態で連結される。つまり、前述のようなちょう番手段9から成る鉄蓋連結構造により、鉄蓋8は、その反対側をバール等の治具で持ち上げることにより、あるいは持ち上げるとともに地面上で横方向へ旋回させることにより、容易に開放可能に受け枠部7に連結されている。
【0020】
図1において、前記鉄蓋8の前記鉄蓋連結手段(ちょう番手段)9と直径方向反対側の位置には、該鉄蓋8を開閉する時に工具を引っ掛けるための開口(切欠き)17が形成されている。前記鉄蓋8の裏面には支点18が設けられ、該支点により閉鎖部材31が揺動可能に軸支されている。この閉鎖部材31は、通常では自重(重力)により図1に示すように前記開口17を閉じる(閉鎖する)位置に保持されている。また、前記閉鎖部材31は地上から押圧操作可能に配置されており、該閉鎖部材31を押圧(下向きに押圧)して前記支点18を中心に図示反時計方向に回動させると、前記開口17を開放することができる。
【0021】
そこで、前記開口17に掛止可能な形状を有するバール等の治工具(不図示)により前記閉鎖部材31を下向きに押圧して回動させるとともに、該治工具を該開口17の周縁部に掛止させ、そして該治工具を持ち上げれば、前記鉄蓋連結手段(ちょう番手段)9との協働により前記鉄蓋8を開放することができる。こうして、前記鉄蓋8は、バール等の治工具を前記開口17に挿入掛止し、該治工具で持ち上げることにより、あるいは持ち上げるとともに地面上で横方向へ旋回させることにより、容易に開放できるように前記受け枠部7に連結されている。
【0022】
以上説明した実施例によれば、地下に埋設される構造物(前記下部本体2、前記上部本体4)の上端部に設けた受け枠部7に嵌合支持される鉄蓋8を該受け枠部に連結部材11で開閉可能に連結する鉄蓋連結構造において、前記受け枠部7の外周部に環状の空洞22を形成し、前記空洞の内部の周方向所定位置に所定間隔をもって形成された一対の張出部23を設け、前記一対の張出部のそれぞれに、前記連結部材11の一端部を接続するための係合溝24を形成するとともに、前記空洞から係合溝に通じる切欠き部25を形成し、前記受け枠部7の鉄蓋嵌合支持部21の前記一対の張出部に対応する位置に前記空洞及び前記切欠き部に通じる挿通口26を形成し、前記連結部材の一端部の両側に、前記挿通口及び前記切欠き部は通過できるが前記係合溝には掛け止め状態で係合する突出部27を形成し、前記連結部材の他端部を前記鉄蓋8の裏面に回動可能に連結する構成としたので、前記受け枠部7の連結部材接続部が鉄蓋嵌合支持部21の内径部から内方へ殆ど突出しないように配設されることから、該受け枠部7の鉄蓋嵌合支持部21の有効径をほぼ100%近くまで増大することができ、埋設筐内に設置された制水弁等の機器に対する保守点検の作業を容易に行なうことができるという効果が得られる。
【0023】
なお、以上の実施例では、受け枠部7が埋設筐本体(上部本体4)と一体に形成される場合を例示したが、本発明は、別体に形成した受け枠部を埋設筐本体の上部に固定する構成においても同様に適用され、同様の効果を達成できるものである。また、図示の実施例では、埋設筐本体を下部本体2と上部本体4とで構成する場合を例示したが、本発明は、埋設筐本体が一体構造である場合、あるいは積み重ね構造である場合など、埋設筐本体の構造の如何に係わらず同様に適用でき、同様の効果を達成できるものである。さらに、本発明は、埋設筐あるいは受け枠部の断面形状が円形以外の形状(例えば、四角形状、長円形状、その他の多角形状など)をしている場合でも、同様に適用することができ、同様の効果を達成できるものである。
【0024】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなごとく、本発明(請求項1)によれば、地下に埋設される構造物の上端部に設けた受け枠部に嵌合支持される鉄蓋を該受け枠部に連結部材で開閉可能に連結する鉄蓋連結構造において、前記受け枠部の外周部に環状の空洞を形成し、前記空洞の内部の周方向所定位置に所定間隔をもって形成された一対の張出部を設け、前記一対の張出部のそれぞれに、前記連結部材の一端部を接続するための係合溝を形成するとともに、前記空洞から係合溝に通じる切欠き部を形成し、前記受け枠部の鉄蓋嵌合支持部の前記一対の張出部に対応する位置に前記空洞及び前記切欠き部に通じる挿通口を形成し、前記連結部材の一端部の両側に、前記挿通口及び前記切欠き部は通過できるが前記係合溝には掛け止め状態で係合する突出部を形成し、前記連結部材の他端部を前記鉄蓋の裏面に回動可能に連結する構成としたので、受け枠部の連結部材接続部が鉄蓋嵌合支持部の内径部から内方へ殆ど突出しないように配設されることから、該受け枠部の鉄蓋嵌合支持部の有効径をほぼ100%近くまで増大することができ、埋設筐内に設置された制水弁等の機器に対する保守点検の作業を容易に行なうことができる鉄蓋連結構造が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した鉄蓋連結構造を有する埋設筐及び地下設置機器を例示する縦断面図である。
【図2】図1中の線2−2から見た平面図である。
【図3】本発明を適用した鉄蓋連結構造の一実施例における受け枠部の連結部材接続部を示す部分側面図である。
【図4】図3中の線4−4から見た部分正面図である。
【図5】本発明を適用した鉄蓋連結構造の一実施例における連結部材を示す側面図である。
【図6】図5中の線6−6から見た背面図である。
【図7】本発明を適用した鉄蓋連結構造の一実施例において連結部材の一端を受け枠部に接続するときの状態を示す側面図である。
【図8】図7中の線8−8から見た正面図である。
【図9】本発明を適用した鉄蓋連結構造の一実施例において受け枠部に連結された鉄蓋を開閉するときの状態を説明するための縦断面図である。
【図10】従来の鉄蓋連結構造を有する埋設筐を例示する縦断面図である。
【符号の説明】
2 下部本体
4 上部本体
6 路面
7 受け枠部
8 鉄蓋
9 鉄蓋連結手段(ちょう番手段)
11 連結部材(連結ロッド)
17 開口
18 支点
21 鉄蓋嵌合支持部
22 空洞
23 張出部
24 係合溝
25 切欠き部
26 挿通口
27 ピン部(突出部)
28 ピン部(突出部)
31 閉鎖部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an iron lid coupling structure for coupling an iron lid so as to be openable and closable with respect to a receiving frame portion provided at an upper end portion of a structure buried underground.
[0002]
[Prior art]
In particular, underground pipes for supplying water, gas, electricity or the like are buried in the underground of urban areas or the suburbs thereof. Control pipes such as water control valves, connectors, breakers, etc. are appropriately connected to these laying pipes. These are operated from the road surface, maintained and inspected, and they are protected and the installation location is clearly indicated. There is a need to. For this purpose, a structure such as a hollow iron casing is installed in the basement. Even in a manhole, a similar structure may be installed underground.
[0003]
A receiving frame for fitting and supporting the iron lid is provided at the upper end of the structure buried under the ground (buried structure), and the iron lid can be opened and closed from the ground. It is installed. The receiving frame portion may be formed integrally with the embedded structure, or may be fixed separately to the upper end portion of the embedded structure with a bolt or the like. In that case, the upper surface of the receiving frame portion is embedded so as to be substantially the same height as the road surface, and the iron lid is fitted to the inner diameter portion of the receiving frame portion so that the upper surface is substantially flush with the road surface. Supported in (closed state). The iron lid is generally attached to the receiving frame portion so as to be openable and closable through hinge means. References disclosing this kind of hinge means include, for example, Japanese Utility Model Publication No. 58-63250 (Japanese Utility Model Publication No. 59-35652), Japanese Patent Application Laid-Open No. 63-83323 (Japanese Patent Publication No. 4-6820), and the like. There is.
[0004]
FIG. 10 is a longitudinal sectional view showing an example of an embedded structure having a conventional iron lid connection structure. In FIG. 10, a
[0005]
An
[0006]
The hinge means 9 has a structure in which the
[0007]
The locking means 10 is formed with an opening (notch) 17 in the peripheral portion of the
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, in this type of conventional iron lid connection structure, the connecting rod connecting portion (the hinge receiving portion) on the
[0009]
The present invention has been made in view of such technical problems, and an object of the present invention is to connect the connecting member connecting portion (the hinge receiving portion) of the receiving frame portion from the inner diameter portion of the iron lid fitting support portion. By disposing it so that it hardly protrudes in the direction, the effective diameter of the iron lid fitting support part of the receiving frame part can be increased to almost 100%, and a water control valve installed in the embedded housing, etc. It is an object to provide an iron lid coupling structure capable of easily performing maintenance and inspection work on the equipment.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides an iron lid that is fitted and supported by a receiving frame portion provided at an upper end portion of a structure buried underground so that the iron lid can be opened and closed to the receiving frame portion by a connecting member. In the lid connection structure, an annular cavity is formed in the outer peripheral portion of the receiving frame portion, and a pair of overhang portions formed at predetermined intervals in the circumferential direction inside the cavity are provided, and the pair of overhang portions An engagement groove for connecting one end portion of the connecting member is formed in each of the two, and a notch portion leading from the cavity to the engagement groove is formed, and an iron lid fitting support portion of the receiving frame portion is formed. An insertion port that communicates with the cavity and the notch is formed at a position corresponding to the pair of overhanging portions, and the insertion port and the notch can pass on both sides of one end of the connecting member. In the mating groove, a protruding portion that engages in a latched state is formed, and the connecting member Characterized by pivotally connected to the end on the rear surface of the iron cover.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a longitudinal sectional view of an embedded structure (iron casing) having an iron lid coupling structure to which the present invention is applied, and FIG. 2 is a plan view of the embedded structure (iron casing) of FIG. 1 and 2, in the vicinity of a device 100 embedded in the ground, such as a water control valve provided in the middle of a laying pipe such as water, gas or electricity, a
[0012]
An
[0013]
An iron lid (lid portion) 8 is fitted and supported on the receiving
[0014]
3 is a partial side view showing a hinge receiving portion (portion for connecting the connecting member 11) of the receiving
[0015]
1 to 9, the receiving
[0016]
A pair of projecting
[0017]
Accordingly, as shown in FIGS. 7 and 8 (particularly, the arrows in FIG. 7), the connecting member 11 has its
[0018]
Moreover, as shown in FIGS. 5 to 8, both ends of the other end portion (upper end portion when assembled) of the connecting member (connecting rod) 11 are connected (connected) to the back surface of the
[0019]
In the present embodiment, the connecting member (connecting rod) 11 engages the
[0020]
In FIG. 1, an opening (notch) 17 for hooking a tool when opening and closing the
[0021]
Therefore, the closing
[0022]
According to the embodiment described above, the
[0023]
In the above embodiment, the case where the receiving
[0024]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, according to the present invention (Claim 1), an iron lid fitted and supported by a receiving frame provided at the upper end of a structure buried underground is connected to the receiving frame. In the iron lid connection structure that is connected so as to be openable and closable by a member, an annular cavity is formed in the outer peripheral part of the receiving frame part, and a pair of overhang parts formed at predetermined intervals in the circumferential direction inside the cavity An engagement groove for connecting one end portion of the coupling member is formed in each of the pair of overhang portions, and a notch portion that leads from the cavity to the engagement groove is formed, and the receiving frame portion An insertion port that communicates with the cavity and the cutout portion is formed at a position corresponding to the pair of overhang portions of the iron lid fitting support portion, and the insertion port and the cutout are formed on both sides of one end portion of the connecting member. Protruding part that can pass through the notch but engages with the engaging groove in a latched state Since the other end portion of the connecting member is rotatably connected to the back surface of the iron lid, the connecting member connecting portion of the receiving frame portion is inward from the inner diameter portion of the iron lid fitting support portion. Since it is arranged so that it hardly protrudes, the effective diameter of the iron lid fitting support part of the receiving frame part can be increased to almost 100%, such as a water control valve installed in the embedded housing. There is provided an iron lid coupling structure capable of easily performing maintenance and inspection work on equipment.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view illustrating an embedded enclosure and an underground installation device having an iron lid connection structure to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a plan view taken from line 2-2 in FIG.
FIG. 3 is a partial side view showing a connecting member connecting portion of a receiving frame portion in an embodiment of an iron lid connecting structure to which the present invention is applied.
4 is a partial front view as seen from line 4-4 in FIG. 3;
FIG. 5 is a side view showing a connecting member in an embodiment of an iron lid connecting structure to which the present invention is applied.
6 is a rear view taken along line 6-6 in FIG.
FIG. 7 is a side view showing a state when one end of a connecting member is connected to a receiving frame portion in an embodiment of an iron lid connecting structure to which the present invention is applied.
8 is a front view as seen from line 8-8 in FIG.
FIG. 9 is a longitudinal sectional view for explaining a state when the iron lid connected to the receiving frame portion is opened and closed in one embodiment of the iron lid coupling structure to which the present invention is applied.
FIG. 10 is a longitudinal sectional view illustrating a buried housing having a conventional iron lid connection structure.
[Explanation of symbols]
2
11 Connecting member (connecting rod)
17
28 Pin part (protruding part)
31 Closing member
Claims (1)
前記受け枠部の外周部に環状の空洞を形成し、
前記空洞の内部の周方向所定位置に所定間隔をもって形成された一対の張出部を設け、
前記一対の張出部のそれぞれに、前記連結部材の一端部を接続するための係合溝を形成するとともに、前記空洞から係合溝に通じる切欠き部を形成し、
前記受け枠部の鉄蓋嵌合支持部の前記一対の張出部に対応する位置に前記空洞及び前記切欠き部に通じる挿通口を形成し、
前記連結部材の一端部の両側に、前記挿通口及び前記切欠き部は通過できるが前記係合溝には掛け止め状態で係合する突出部を形成し、
前記連結部材の他端部を前記鉄蓋の裏面に回動可能に連結することを特徴とする鉄蓋連結構造。In the iron lid connection structure for connecting the iron lid fitted and supported to the receiving frame portion provided at the upper end portion of the structure embedded in the basement to the receiving frame portion so as to be opened and closed with a connecting member,
Forming an annular cavity in the outer periphery of the receiving frame portion;
A pair of projecting portions formed at predetermined intervals inside the circumferential direction by a predetermined position of the cavity is provided,
In each of the pair of overhang portions, an engagement groove for connecting one end portion of the coupling member is formed, and a notch portion that leads from the cavity to the engagement groove is formed,
Forming an insertion port leading to the cavity and the notch at a position corresponding to the pair of overhang portions of the iron lid fitting support portion of the receiving frame portion;
On both sides of one end of the connecting member, the insertion opening and the notch can pass, but the engaging groove is formed with a protruding portion that engages in a latched state,
An iron lid coupling structure, wherein the other end of the coupling member is pivotally coupled to the back surface of the iron lid.
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JP32919199A JP3773727B2 (en) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | Iron lid connection structure |
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JP32919199A JP3773727B2 (en) | 1999-11-19 | 1999-11-19 | Iron lid connection structure |
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- 1999-11-19 JP JP32919199A patent/JP3773727B2/en not_active Expired - Lifetime
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