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JP3771625B2 - 自動販売機 - Google Patents

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JP3771625B2
JP3771625B2 JP11681096A JP11681096A JP3771625B2 JP 3771625 B2 JP3771625 B2 JP 3771625B2 JP 11681096 A JP11681096 A JP 11681096A JP 11681096 A JP11681096 A JP 11681096A JP 3771625 B2 JP3771625 B2 JP 3771625B2
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裕之 大槻
正勝 的場
賢一 松山
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グローリー工業株式会社
グローリー機器株式会社
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、販売機本体の前面の扉体を開放して販売機本体内の商品コラムに商品を集積収納するようにした自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばたばこなどの矩形の商品を販売する自動販売機は、販売機本体およびこの販売機本体の前面に開閉可能に設けられた扉体を有し、販売機本体内に商品を種類別に集積収納する複数の商品コラムが配置され、各商品コラムから商品を1個ずつ投出して販売するように構成されている。
【0003】
このような自動販売機では、例えば、実開平1−116883号公報に記載されているように、各商品コラムの前面に、商品コラムの前面に垂下されて商品を支える支え位置と上縁近傍を軸として前方に引き起こされる退避位置の間を揺動可能として前支え部材が配置されている。前支え部材の退避位置での状態は、ほぼ水平で、先端が販売機本体の前方に突出するような状態となる。
【0004】
そして、商品補充時には、扉体を開き、前支え部材を退避位置まで引き上げて商品コラムの前面を開口させ、この開口部分を通じて商品を補充する。補充後、前支え部材を支え位置に戻してから扉体を閉じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の自動販売機では、商品補充後、前支え部材を支え位置に戻してから扉体を閉じれば問題はないが、複数の商品コラムに対して補充作業を行った場合等に、前支え部材を支え位置に戻すのを忘れることがあり、忘れたまま扉体を閉じると、扉体の裏面(商品シュート等)と退避位置にある前支え部材の先端が接触し、どちらか一方あるいは両方が変形、破損してしまう問題がある。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みなされたもので、前支え部材が引き起こされた状態のまま扉体を閉じても、前支え部材と扉体のどちらも変形、破損することがない自動販売機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の自動販売機は、商品を集積収納する商品コラムが配置される販売機本体と、この販売機本体の前面にその販売機本体の一側を回動支点として開閉可能に取り付けられる扉体と、前記商品コラムの前面に配置され、商品コラムの前面で商品を支える支え位置と前方に引き起こされて商品コラムの前面を開口する退避位置の間を揺動可能に設けられた前支え部材と、この前支え部材を退避位置から支え位置に戻す押え位置と前支え部材の前方への引き起こしを許容する許容位置との間を移動可能に設けられた押え部材と、前記販売機本体に左右方向に移動可能に設けられたスライド部材と、このスライド部材の一側方向への移動により前記押え部材を許容位置に移動させるとともにスライド部材の他側方向への移動により前記押え部材を押え位置に移動させる連動手段と、前記扉体に一端が回動可能に取り付けられ、前記スライド部材に他端が係合され、扉体を開くときにスライド部材を一側方向へ移動させるとともに扉体を閉じるときにスライド部材を他側方向へ移動させる連結部材とを具備し、前記スライド部材は、所定角度以上に開放された扉体を閉じるときに連結部材の他端が係合する第1の係合部、および所定角度以内に開放された扉体を閉じるときに連結部材の他端が係合する第2の係合部を有し、所定角度以上に開放された扉体を所定角度以下に閉じるときに連結部材の他端と第1の係合部との係合を解除する係合解除手段を設けたものである。
【0008】
そして、商品補充時に、扉体を開いて販売機本体の前面を開放すると、扉体の開放に連動して連結部材によりスライド部材を一側方向へ移動させ、このスライド部材により連動手段を介して押え部材が許容位置に移動され、前支え部材の支え位置から退避位置への引き起こしが許容される。商品を補充しようとする商品コラムの前支え部材を退避位置に引き起こし、開放された商品コラムの前面から商品を挿入、補充する。また、商品補充作業後、扉体を閉じる動作に合わせて連結部材によりスライド部材を他側方向へ移動させ、このスライド部材により連動手段を介して押え部材が押え位置に移動され、退避位置に引き起こされた状態のままになっている前支え部材が支え位置に自動的に戻され、扉体と前支え部材の接触が防止される。さらに、扉体が所定角度以上に大きく開放されて補充作業が行なわれた場合、扉体が閉じられる途中で開放角度が所定角度に達すると、連結部材の他端がスライド部材の第1の係合部に係合してそのスライド部材が他側方向へ押動され、この押動により押え部材が押え位置に移動され、前支え部材が支え位置に戻される。なお、扉体が所定角度以下に閉じられる際、係合解除手段により連結部材の他端とスライド部材の第1の係合部の係合が解除され、さらに、扉体が所定角度以下まで閉じられると、連結部材の他端が第2の係合部に係合してスライド部材が他端方向に押動される。また、扉体が所定角度以内にあまり大きく開かれないで補充作業が行なわれた場合、扉体が閉じられると、連結部材の他端がスライド部材の第2の係合部に係合してスライド部材が他側方向へ押動され、この押動により押え部材が押え位置に移動され、前支え部材が支え位置に戻される。
【0009】
求項記載の自動販売機は、商品を集積収納する商品コラムが左右方向に複数列配置される販売機本体と、この販売機本体の前面にその販売機本体の一側を回動支点として開閉可能に取り付けられる扉体と、前記各商品コラムの前面に配置され、商品コラムの前面に垂下されて商品を支える支え位置と上縁近傍を軸として前方に引き起こされる退避位置の間を揺動可能に設けられた前支え部材と、この各前支え部材を退避位置から支え位置に戻す押え位置と前支え部材の引き起こしを許容する許容位置との間を移動可能に設けられた押え部材と、前記販売機本体の内側面に上下方向に昇降可能に設けられ、上昇により前記押え部材を押え位置に移動させるとともに下降により押え部材を許容位置に移動させる昇降部材と、前記販売機本体の上側内面に左右方向に移動可能に設けられたスライド部材と、前記昇降部材とスライド部材を連結し、スライド部材の一側方向への移動により昇降部材を下降させるとともにスライド部材の他側方向への移動により昇降部材を上昇させる連動手段と、前記扉体に一端が回動可能に取り付けられ、前記スライド部材に他端が係合され、扉体を開くときにスライド部材を一側方向へ移動させるとともに扉体を閉じるときにスライド部材を他側方向へ移動させる連結部材とを具備し、前記スライド部材は、前記連結部材の他端が移動可能に係合される係合溝を有し、この係合溝に、所定角度以上に開放された扉体を閉じるときに連結部材の他端が係合する第1の係合部、および所定角度以内に開放された扉体を閉じるときに連結部材の他端が係合する第2の係合部を設け、所定角度以上に開放された扉体を所定角度以下に閉じるときの連結部材の他端の移動経路上に、連結部材の他端と第1の係合部の係合を解除する係合解除手段を設けたものである。
【0010】
そして、商品補充時に、扉体を開いて販売機本体の前面を開放すると、扉体を開く動作に合わせて連結部材によりスライド部材が一側方向へ移動され、このスライド部材により連動手段を介して昇降部材が下降され、この昇降部材により押え部材が許容位置に移動され、前支え部材の支え位置から退避位置への引き起こしが許容される。商品を補充しようとする商品コラムの前支え部材を退避位置に引き起こし、開放された商品コラムの前面から商品を挿入、補充する。また、商品補充作業後、扉体を閉じる動作に合わせて連結部材によりスライド部材が他側方向へ移動され、このスライド部材により連動手段を介して昇降部材が上昇され、この昇降部材により押え部材が押え位置に移動され、退避位置に引き起こされた状態のままになっている前支え部材が支え位置に自動的に戻され、扉体と前支え部材の接触が防止される。さらに、扉体が所定角度以上に大きく開放されて補充作業が行なわれた場合、扉体が閉じられる途中で開放角度が所定角度に達すると、連結部材の他端がスライド部材の第1の係合部に係合してそのスライド部材が他側方向へ押動され、この押動により押え部材が押え位置に移動され、前支え部材が支え位置に戻される。なお、扉体が所定角度以下に閉じられる際、係合解除手段により連結部材の他端とスライド部材の第1の係合部の係合が解除され、さらに、扉体が所定角度以下まで閉じられると、連結部材の他端が第2の係合部に係合してスライド部材が他端方向に押動される。また、扉体が所定角度以内にあまり大きく開かれないで補充作業が行なわれた場合、扉体が閉じられると、連結部材の他端がスライド部材の第2の係合部に係合してスライド部材が他側方向へ押動され、この押動により押え部材が押え位置に移動され、前支え部材が支え位置に戻される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の自動販売機の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0012】
図5は自動販売機の内部構造を示す正面図を示す(実際には、販売機本体と扉体が開き止め部材で連結されており、180度開放されることはない)。
【0013】
自動販売機は、前面が開放された箱形形状の販売機本体1、および販売機本体1の前面に販売機本体の一側(左側)を回動支点として開閉可能に取り付けられる扉体2を有している。
【0014】
販売機本体1内には、左右方向に複数列、上下方向に複数段の商品コラム3が配置されている。各商品コラム3は、前方が開放されたばこなどの矩形商品を前後2列に集積収納する収納部4、および収納部4の下方に配置され最下位の商品から順に前方へ投出する商品投出機構5を有している。各収納部4の左右両側には仕切坂6が配設されている。
【0015】
販売機本体1内の右寄りの位置には商品の収納量が多い商品コラム3が複数列に1段ずつ配置され(第1の商品コラム群3aと呼ぶ)、左寄りの上方位置には商品の収納量が比較的少ない商品コラム3が複数列に2段ずつ配置され(第2、3の商品コラム群3b,3cと呼ぶ)、その下方には商品の収納量が中程度の商品コラム3が複数列に1段ずつ配置される(第4の商品コラム群3dと呼ぶ)。
【0016】
第1および第4の商品コラム群3a,3dに属する各商品コラム3の収納部4の前面には、収納部4の底面との間にその底面上に載る1つの商品のみが商品投出機構5によって前方へ押し出されて投出可能とする間隔をあけて厚み規制部材7が配設され、この厚み規制部材7と収納部4の天井部との間に棒材にて構成される前支え部材8が取り付けられる。この前支え部材8は、販売待機時には収納部4の前面中央に位置して商品の前面を支え、商品の補充作業時にはやや側方に回動、退避されて商品の挿入を許容するように構成されている。
【0017】
第2および第3の商品コラム群3b,3cに属する各商品コラム3の収納部4の前部には、上端を軸として回動可能に支持される板材にて構成される前支え部材(厚み規制部材としても兼用される)9が取り付けられる。この前支え部材9は、販売待機時には、垂下姿勢(支え位置)をとって商品の前面を支えるとともに、その下端が収納部4の底面上に載る1つの商品のみが商品投出機構5によって前方へ押し出されて投出可能とする厚み規制部材として作用する。商品の補充作業時には、下端を手前に引き起こして水平姿勢(退避位置)とすることにより商品の補充が可能となる。
【0018】
また、扉体2は、販売機本体1の前面全域を覆う外扉体10、および外扉体10の内側に回動可能に取り付けられる内扉体11を有している。外扉体10は、一側(左側)上下部が販売機本体1から前方に突出された図示しない支持部材に対して回動軸12(図1に示す)を支点として回動自在に支持されている。外扉体10の前面には、図示しないが、選択ボタンを有する見本展示部、貨幣の投入口や返却レバー等を備える操作部、商品が払い出される商品取出口が配設され、また、外扉体10の内面には、貨幣処理部等が配設されている。そして、外扉体10を開放すると内扉体11が一緒に開放されて商品補充が行なわれ、また、開放された外扉体10に対して内扉体11を開放することにより貨幣処理部等をメンテナンスすることができる。
【0019】
外扉体10の裏面には、商品取出口に通じる下部シュート13が取り付けられている。第1および第4の商品コラム群3a,3dに属する各商品コラム3から投出された商品は、下部シュート13を通じて商品取出口に案内される。
【0020】
内扉体11の裏面(販売機本体1に対向する側)には商品シュート14が配置されている。この商品シュート14には、第2および第3の商品コラム群3b,3cに属する各商品コラム3の投出位置に対向する位置に受入口15が形成され、下部シュート13の上方に排出口16が形成されている。第2および第3の商品コラム群3b,3cに属する各商品コラム3から投出された商品は、商品シュート14に受け入れられ、下部シュート13を通じて商品取出口に案内される。
【0021】
次に、図1(b) ないし図3において、第2および第3の商品コラム群3b,3cに属する各商品コラム3の部分について説明する。図1(b) は自動販売機の一部の正面図、図2(a)(b)は商品コラムの周辺の側面図、図3(a) は商品コラムの周辺を拡大した平面図、図3(b) は商品コラムの周辺を拡大した側面図を示す。
【0022】
前支え部材9の上端は各商品コラム3の上方に固定的に配設される支持部材21に嵌合され、水平な支軸22を支点として商品コラム3の前面で商品を支える支え位置(図1や図2(b) などに示される前支え部材9の垂下姿勢)と前方に引き起こされて商品コラム3の前面を開口する退避位置(図2(a) の下側の前支え部材9の水平姿勢)の間を揺動可能に支持される。この前支え部材9は、支え位置と退避位置において固定可能であり、それらの中間位置においては支え位置へ向けて付勢がかけられる。また、退避位置における固定はあまり強いものではなく、退避位置にある前支え部材9に上方から力を加えると固定が解除され、中間位置となり、さらに付勢によって支え位置に移動して固定される。
【0023】
第2および第3の商品コラム群3b,3cに属する各商品コラム3の周辺には、前支え部材押え機構23が配設されている。この前支え部材押え機構23は、第2および第3の商品コラム群3b,3cの前部上方にそれぞれ横設される一対の押え部材24を有しているとともに、販売機本体1の一側(左側)内面に配設される取付部材25、昇降部材26および一対の回動部材27を有している。
【0024】
各押え部材24は、線材にて構成され、中央部分に押え部28が形成されているとともに、両端にクランク状に屈曲する取付部29が形成されている。この各押え部材24の取付部29が第2および第3の商品コラム群3b,3cの上方両側面位置に配設される回動支持部30にそれぞれ回動可能に軸支され、押え部が第2および第3の商品コラム群3b,3cの各前支え部材9の前方にそれぞれ配置される。そして、各押え部材24は、図2(a) に示すように押え部28が前支え部材9の前側上方に退避して前支え部材9の前方への引き起こしを許容する許容位置と、図2(b) に示すように押え部28が降下して前支え部材9を押える押え位置との間を移動可能とされている。
【0025】
取付部材25は販売機本体1の左側内面に固定的に取り付けられ、この取付部材25には上下に3つのスライドピン31が立設されている。
【0026】
昇降部材26は、取付部材25の各スライドピン31が挿通される上下に3つの縦長のスライド溝32を有し、そのスライド溝32の上下縁部がスライドピン31に係合する範囲内で取付部材25に対して昇降可能に取り付けられている。下側の2つのスライド溝32の前側には係合ピン33がそれぞれ立設されている。そして、昇降部材26は、図示しないばねによって下方に向けて付勢されている。
【0027】
各回動部材27は、クランク形状の断面を有する板材にて形成され、その中央近傍位置が昇降部材26の下側2つの各スライド溝32を貫通して突出する各スライドピン31にそれぞれ回動自在に軸支されている。各回動部材27の前端近傍には昇降部材26の係合ピン33が係合する長孔34が形成され、回動部材27の後端には押え部材24の押え部28が係合されるほぼL字状の溝部35が形成されている。そして、図2(a) に示すように、昇降部材26が下降されると、係合ピン33に押動されてスライドピン31を中心に回動部材27の前端が下降するように回動され、押え部材24の押え部28が許容位置に移動され、また、図2(b) に示すように、昇降部材26が上昇されると、係合ピン33に押動されてスライドピン31を中心に回動部材27の前端が上昇するように回動され、押え部材24の押え部28が押え位置に移動される。
【0028】
次に、図1および図4において、扉体2の開閉動作に関連する部分について説明する。図1(a) は自動販売機の一部の平面図、図1(b) は自動販売機の一部の正面図、図4(a) は連動機構の固定部分の平面図、(b) は連動機構の可動部分の平面図を示す。
【0029】
扉体2(外扉体10)と販売機本体1は連結部材としての開き止め部材41によって連結されており、この開き止め部材41により、扉体2が所定の最大角度以上は開かなくなっているとともに、この最大角度以下の所定の角度で固定できるようになっている。開き止め部材41の一端は扉体2の天井部裏側に取り付けられた取付金具42に回動可能に軸支され、他端には摺動ピン43が立設され、販売機本体1の天井部裏側に配置される連動機構44に繋がれている。
【0030】
連動機構44は、販売機本体1の天井部裏側に固定的に取り付けられる固定部材45、および固定部材45の下面にスライド可能に取り付けられるスライド部材46を有している。
【0031】
固定部材45の前後にはスライド部材46を左右方向に移動可能に支持する支持部47,48が形成され、固定部材45の下面に突出して一対のスライドピン49が設けられている。
【0032】
さらに、固定部材45には、開き止め部材41の摺動ピン43が摺動可能な摺動溝50が形成されている。この摺動溝50は、固定部材45の右端奥側から左方向に延びて販売機本体1の前面にほぼ平行な平行部51、平行部51の左端から斜め手前に延びる傾斜部52にて構成されている。平行部51の途中位置、平行部51と傾斜部52の結合位置近傍および傾斜部52の先端位置には、溝の奥側の縁部が後方に後退して摺動ピン43が係合可能な第1ないし第3の係止部53,54,55が形成されている。摺動溝50の傾斜部52の全域と平行部51の右寄り半分程度は摺動ピン43が摺動可能な程度の幅を有するが、平行部51の残りの左寄り半分程度の部分はやや広い幅を有し、この広い幅の部分の右端には奥側の縁部が傾斜状に溝中央側に突出して狭い幅の部分に接続されている。この傾斜状に溝中央側に突出する部分が係合解除手段としての係合解除部56とされる。
【0033】
スライド部材46には、固定部材45の各スライドピン49が挿通される一対のスライド溝57が形成され、スライド部材46の前後縁部が固定部材45の支持部47,48によって支持されるとともに、スライド溝57の左右縁部がスライドピン49に係合する範囲内で固定部材45に対して左右方向にスライド可能に取り付けられている。
【0034】
さらに、スライド部材46には、開き止め部材41の摺動ピン43が係合可能な係合溝60が形成されている。この係合溝60は、固定部材45の摺動溝50と同様に、スライド部材46の右端奥側から左方向に延びて販売機本体1の前面にほぼ平行な平行部61、平行部61の左端から斜め手前に延びる傾斜部62にて構成されている。この係合溝60の溝幅は摺動溝50より広く、摺動溝50と各係止部53〜55を合わせた程度の幅を有する。平行部61の左寄り位置には奥側の縁部から左側面が垂直状で右側面が傾斜状の第1の係合部63が形成され、平行部61の右側縁には第2の係合部64が形成されている。
【0035】
そして、開き止め部材41の摺動ピン43は、固定部材45にスライド部材46を取り付けた状態において固定部材45の摺動溝50とスライド部材46の係合溝60が重なった部分に挿通される。
【0036】
また、固定部材45の左端奥側と取付部材25の上端とに案内管65の各端部がそれぞれ連結され、この案内管65内に連動手段としてのワイヤ66が挿通され、このワイヤ66の一端がスライド部材46の左端奥側に連結され、ワイヤ66の他端が昇降部材26の上端に連結されている。
【0037】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0038】
販売待機時においては、扉体2は閉じられ、各商品コラム3の前支え部材8,9は収納部4の前面に位置する。
【0039】
扉体2が閉じられることにより、図1(a) に示すように、開き止め部材41により連動機構44のスライド部材46が右方向に移動される。すなわち、開き止め部材41の摺動ピン43が、固定部材45の摺動溝50の平行部51の右端近傍に移動するとともに、スライド部材46の係合溝60の平行部61の右端縁部の第2の係合部64に当接して、スライド部材46が右方向に押し付けられている。このスライド部材46の右方向への移動により、図2(b) に示すように、ワイヤ66を介して前支え部材押え機構23の昇降部材26が引き上げられ、回動部材27が図2(b) 時計回り方向に回動され、押え部材24の押え部28が押え位置に押し下げられる。
【0040】
そして、貨幣が投入されて選択ボタンが押下されると、選択された商品が収納される商品コラム3の商品投出機構5が駆動され、最下位商品が前方に押し出される。このとき、第1あるいは第4の商品コラム群3a,3dに属する商品コラム3の商品が選択された場合、投出される最下位商品の上側に載る次位商品は固定的に設けられた厚み規制部材7によって規制され、最下位商品のみが投出される。投出された商品は、下部シュート13を通じて商品取出口に案内される。また、第2あるいは第3の商品コラム群3b,3cに属する商品コラム3の商品が選択された場合、投出される最下位商品の上側に載る次位商品は前支え部材9の下端部(厚み規制部材を兼ねる)によって規制され、最下位商品のみが投出される。投出された商品は、内扉体11の裏面に形成された商品シュート14に受け入れられ、下部シュート13を通じて商品取出口に案内される。
【0041】
また、商品補充時には、扉体2を回動して、販売機本体1の前面が開放される。扉体2が開かれることにより、図6および図7に示すように、開き止め部材41の摺動ピン43が、固定部材45の摺動溝50の左方向に移動され、扉体2の開放角度に応じて平行部51の左寄り途中や傾斜部52に移動する。開き止め部材41の摺動ピン43が摺動溝50の第1ないし第3の係止部53〜55のいずれかに係合することにより、対応した各開放角度で扉体2が仮止めされる。
【0042】
開き止め部材41の摺動ピン43が左方向に移動することにより、スライド部材46の右方向への押し付けが解除され、図2(a) に示すように、左方向への移動が可能になったスライド部材46にワイヤ66を介して連結された昇降部材26がばね付勢によって下降する。昇降部材26の下降に伴って、回動部材27が図2(a) 反時計回り方向に回動され、押え部材24の押え部28が退避位置に押し上げられる。これにより、第2および第3の商品コラム群3b,3cに属する商品コラム3において、前支え部材9が引き上げ可能となる。なお、スライド部材46は、固定部材45のスライドピン49にスライド溝57の右端が係合することにより、左方向への移動が規制される。
【0043】
第1あるいは第4の商品コラム群3a,3dに属する商品コラム3に商品を補充する場合、商品コラム3の前支え部材8を回動、退避して商品を補充する。作業後は、前支え部材8を定位置に戻す。
【0044】
第2あるいは第3の商品コラム群3b,3cに属する商品コラム3に商品を補充する場合、商品コラム3の前支え部材9の下端を手前に引き上げて退避させ、商品を補充する。なお、前支え部材9を退避位置まで引き上げると、その退避位置で前支え部材9が仮止めされる。作業後は、前支え部材9を定位置に戻す。
【0045】
そして、商品補充作業を行うために扉体2が第1の所定角度(約70度)以上に大きく開放された場合の復帰動作について説明する。
【0046】
図6(a) に示すように、扉体2が第1の所定角度(約70度)以上に大きく開放されると、開き止め部材41の摺動ピン43が固定部材45の摺動溝50の傾斜部52に係合する。
【0047】
図6(b) に示すように、商品補充後、扉体2が第1の所定角度(約70度)まで閉じられると、開き止め部材41の摺動ピン43が、固定部材45の摺動溝50の平行部51に係合した後、スライド部材46の第1の係合部63に係合する。
【0048】
扉体2がさらに閉じられると、スライド部材46が右方向に押動され、ワイヤ66を介して昇降部材26が引き上げられ、回動部材27が図2(b) 時計回り方向に回動され、押え部材24の押え部28が押え位置に移動する。このとき、退避位置に引き上げられた状態のまま支え位置に戻し忘れていた前支え部材9があっても、押え部材24の押え部28により前支え部材9が下方へ押動されて支え位置に戻される。
【0049】
図7(a) に示すように、扉体2がさらに閉じられ、開き止め部材41の摺動ピン43が固定部材45の係合解除部56に達すると、係合解除部56に沿って摺動ピン43が前方へ押し出され、摺動ピン43と第1の係合部63の係合が解除される。この係合が解除されると、スライド部材46が左方向に移動可能となり、図2(a) に示すように、左方向への移動が可能になったスライド部材46にワイヤ66を介して連結された昇降部材26がばね付勢によって下降する。昇降部材26の下降に伴って、回動部材27が図2(a) 反時計回り方向に回動され、押え部材24の押え部28が退避位置に押し上げられる。
【0050】
図7(b) に示すように、扉体2が第2の所定角度(約50度)まで閉じられ、摺動ピン43がスライド部材46の係合溝60の右端部の第2の係合部64に当接すると、再びスライド部材46が右方向に押動され、ワイヤ66を介して昇降部材26が引き上げられる(但し、ここでは何の役目も果たさない)。
【0051】
そして、扉体2が完全に閉じられると、図1(a) に示す待機状態に戻る。
【0052】
次に、商品補充作業を行なうために扉体2が第1の所定角度(約70度)以内であまり大きく開放されなかった場合の復帰動作について説明する。
【0053】
扉体2が第2の所定角度(約50度)以上でかつ第1の所定角度(約70度)以内の範囲内に開放されると、開き止め部材41の摺動ピン43が固定部材45の摺動溝50の平行部51に位置する。つまり、摺動ピン43は摺動溝50の係合解除部56の近傍に位置しており(図7(a) に近い状態)、このとき、スライド部材46は左方向に移動していて、摺動ピン43はスライド部材46の第1の係合部63と第2の係合部64との間に位置する。
【0054】
図7(b) に示すように、商品補充後、扉体2が第2の所定角度(約50度)まで閉じられると、摺動ピン43がスライド部材46の係合溝60の右端部の第2の係合部64に当接する。さらに扉体2が閉じられると、スライド部材46が右方向に押動され、ワイヤ66を介して昇降部材26が引き上げられ、回動部材27が図2(b) 時計回り方向に回動され、押え部材24の押え部28が押え位置に移動する。このとき、退避位置に引き上げられた状態のまま支え位置に戻し忘れていた前支え部材9があっても、押え部材24の押え部28により前支え部材9が下方へ押動されて支え位置に戻される。
【0055】
そして、扉体2が完全に閉じられると、図1(a) に示す待機状態に戻る。
【0056】
以上のように、扉体2の開放に連動して開き止め部材41によりスライド部材46を左方向へ移動させ、このスライド部材46によりワイヤ66を介して昇降部材26を下降させ、この昇降部材26により押え部材24を許容位置に移動させ、前支え部材9の支え位置から退避位置への引き起こしを許容し、かつ、扉体2の閉鎖に連動して開き止め部材41によりスライド部材46を他側方向へ移動させ、このスライド部材46によりワイヤ66を介して昇降部材26を上昇させ、この昇降部材26により押え部材24を押え位置に移動させるため、前支え部材9が退避位置に引き起こされた状態のまま扉体2を閉じても、押え部材24によりその前支え部材9を支え位置に自動的に戻し、扉体2と前支え部材9のどちらの変形、破損も防止できる。
【0057】
また、第1の所定角度(約70度)以上に開放された扉体2を閉じるときに、開き止め部材41の摺動ピン43が第1の係合部63に係合してスライド部材46を右方向へ移動させるとともに、扉体2を第1の所定角度(約70度)以下に閉じられる際に固定部材45の係合解除部56により摺動ピン43と第1の係合部63の係合を解除し、かつ、第1の所定角度(約70度)以内に開放された扉体2を閉じるときに、開き止め部材41の摺動ピン43が第2の係合部64に係合してスライド部材46を右方向へ移動させるため、扉体2を大きく開いた場合および扉体2を小さく開いた場合のいずれでも、退避位置に引き起こされた状態のままの前支え部材9を支え位置に確実に戻すことができる。
【0058】
このように、扉体2に連動して前支え部材押え機構23を2回作動させることは次の理由からによる。扉体2を大きく開いて例えば第1の所定角度(約70度)まで閉じたときだけ前支え部材押え機構23を作動させるように設定した場合、扉体2を第1の所定角度(約70度)以下開いて補充作業を行なった後に扉体2を閉じると、前支え部材押え機構23が作動されずに、前支え部材9が扉体2に接触し、破損するという問題が生じる。逆に、比較的小さい角度まで閉じたときだけに前支え部材押え機構23を作動させるように設定した場合、扉体2を大きく開いて補充作業を行なった後に扉体2を閉じるときに、前支え部材押え機構23が作動する前に扉体2の回動軸12に比較的近い位置の商品コラム3の前支え部材9が扉体2に接触し、破損するという問題が生じる。したがって、扉体2に連動して前支え部材押え機構23を2回作動させることにより、扉体2を大きく開いた場合および扉体2を小さく開いた場合のいずれでも、退避位置に引き起こされた状態のままの前支え部材9を支え位置に確実に戻すことができる。
【0059】
【発明の効果】
請求項1記載の自動販売機によれば、扉体の開放に連動して連結部材によりスライド部 材を一側方向へ移動させ、このスライド部材により連動手段を介して押え部材を許容位置に移動させ、前支え部材の支え位置から退避位置への引き起こしを許容し、かつ、扉体の閉鎖に連動して連結部材によりスライド部材を他側方向へ移動させ、このスライド部材により連動手段を介して押え部材を押え位置に移動させるため、前支え部材が退避位置に引き起こされた状態のまま扉体を閉じても、押え部材によりその前支え部材を支え位置に自動的に戻し、前支え部材と扉体のどちらの変形、破損も防止できる。さらに、所定角度以上に開放された扉体を閉じるときに、連結部材の他端が第1の係合部に係合してスライド部材を他側方向へ移動させるとともに、扉体が所定角度以下に閉じられる際に係合解除手段により連結部材の他端と第1の係合部の係合を解除し、かつ、所定角度以内に開放された扉体を閉じるときに、連結部材の他端が第2の係合部に係合してスライド部材を他側方向へ移動させるため、扉体を大きく開いた場合および扉体を小さく開いた場合のいずれでも、退避位置に引き起こされた状態のままの前支え部材を支え位置に確実に戻すことができる。
【0060】
請求項2記載の自動販売機によれば、扉体の開放に連動して連結部材によりスライド部材を一側方向へ移動させ、このスライド部材により連動手段を介して昇降部材を下降させ、この昇降部材により押え部材を許容位置に移動させ、前支え部材の支え位置から退避位置への引き起こしを許容し、かつ、扉体の閉鎖に連動して連結部材によりスライド部材を他側方向へ移動させ、このスライド部材により連動手段を介して昇降部材を上昇させ、この昇降部材により押え部材を押え位置に移動させるため、前支え部材が退避位置に引き起こされた状態のまま扉体を閉じても、押え部材によりその前支え部材を支え位置に自動的に戻し、前支え部材と扉体のどちらの変形、破損も防止できる。さらに、所定角度以上に開放された扉体を閉じるときに、連結部材の他端が第1の係合部に係合してスライド部材を他側方向へ移動させるとともに、扉体を所定角度以下に閉じられる際に係合解除手段により連結部材の他端と第1の係合部の係合を解除し、かつ、所定角度以内に開放された扉体を閉じるときに、連結部材の他端が第2の係合部に係合してスライド部材を他側方向へ移動させるため、扉体を大きく開いた場合および扉体を小さく開いた場合のいずれでも、退避位置に引き起こされた状態のままの前支え部材を支え位置に確実に戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自動販売機の一実施の形態を示し、(a) は自動販売機の一部の平面図、(b) は自動販売機の一部の正面図である。
【図2】 同上実施の形態の商品コラムの周辺の側面図を示し、(a) は扉体の開放状態(押え部材が許容位置に移動した状態)の側面図、(b) は扉体の閉鎖状態(押え部材が押え位置に移動した状態)の側面図である。
【図3】 同上実施の形態の商品コラムの周辺を拡大して示し、(a) は扉体の閉鎖状態(押え部材が押え位置に移動した状態)の平面図、(b) は扉体の閉鎖状態(押え部材が押え位置に移動した状態)の側面図である。
【図4】 同上実施の形態の連動機構を示し、(a) は連動機構の固定部分の平面図、(b) は連動機構の可動部分の平面図である。
【図5】 同上実施の形態の自動販売機の内部構造を示す正面図である。
【図6】 同上実施の形態の連動機構の動作を示し、(a) は扉体を所定角度以上に開いた状態の平面図、(b) は扉体を閉じる際の連結部材が第1の係合部に係合した状態の平面図である。
【図7】 同上実施の形態の連動機構の動作を示し、(a) は扉体を所定角度以内に開いた状態の平面図、(b) は扉体を閉じる際の連結部材が第2の係合部に係合した状態の平面図である。
【符号の説明】
1 販売機本体
2 扉体
3 商品コラム
9 前支え部材
24 押え部材
26 昇降部材
41 連結部材としての開き止め部材
44 連動機構
46 スライド部材
56 係合解除手段としての係合解除部
60 係合溝
63 第1の係合部
64 第2の係合部
66 連動手段としてのワイヤ

Claims (2)

  1. 商品を集積収納する商品コラムが配置される販売機本体と、
    この販売機本体の前面にその販売機本体の一側を回動支点として開閉可能に取り付けられる扉体と、
    前記商品コラムの前面に配置され、商品コラムの前面で商品を支える支え位置と前方に引き起こされて商品コラムの前面を開口する退避位置の間を揺動可能に設けられた前支え部材と、
    この前支え部材を退避位置から支え位置に戻す押え位置と前支え部材の前方への引き起こしを許容する許容位置との間を移動可能に設けられた押え部材と、
    前記販売機本体に左右方向に移動可能に設けられたスライド部材と、
    このスライド部材の一側方向への移動により前記押え部材を許容位置に移動させるとともにスライド部材の他側方向への移動により前記押え部材を押え位置に移動させる連動手段と、
    前記扉体に一端が回動可能に取り付けられ、前記スライド部材に他端が係合され、扉体を開くときにスライド部材を一側方向へ移動させるとともに扉体を閉じるときにスライド部材を他側方向へ移動させる連結部材とを具備し、
    前記スライド部材は、所定角度以上に開放された扉体を閉じるときに連結部材の他端が係合する第1の係合部、および所定角度以内に開放された扉体を閉じるときに連結部材の他端が係合する第2の係合部を有し、
    所定角度以上に開放された扉体を所定角度以下に閉じるときに連結部材の他端と第1の係合部との係合を解除する係合解除手段を設けた
    ことを特徴とする自動販売機。
  2. 商品を集積収納する商品コラムが左右方向に複数列配置される販売機本体と、
    この販売機本体の前面にその販売機本体の一側を回動支点として開閉可能に取り付けられる扉体と、
    前記各商品コラムの前面に配置され、商品コラムの前面に垂下されて商品を支える支え位置と上縁近傍を軸として前方に引き起こされる退避位置との間を揺動可能に設けられた前支え部材と、
    この各前支え部材を退避位置から支え位置に戻す押え位置と前支え部材の引き起こしを許容する許容位置との間を移動可能に設けられた押え部材と、
    前記販売機本体の内側面に上下方向に昇降可能に設けられ、上昇により前記押え部材を押え位置に移動させるとともに下降により押え部材を許容位置に移動させる昇降部材と、
    前記販売機本体の上側内面に左右方向に移動可能に設けられたスライド部材と、
    前記昇降部材とスライド部材を連結し、スライド部材の一側方向への移動により昇降部材を下降させるとともにスライド部材の他側方向への移動により昇降部材を上昇させる連動手段と、
    前記扉体に一端が回動可能に取り付けられ、前記スライド部材に他端が係合され、扉体を開くときにスライド部材を一側方向へ移動させるとともに扉体を閉じるときにスライド部材を他側方向へ移動させる連結部材とを具備し、
    前記スライド部材は、前記連結部材の他端が移動可能に係合される係合溝を有し、この係合溝に、所定角度以上に開放された扉体を閉じるときに連結部材の他端が係合する第1の係合部、および所定角度以内に開放された扉体を閉じるときに連結部材の他端が係合する第2の係合部を設け、
    所定角度以上に開放された扉体を所定角度以下に閉じるときの連結部材の他端の移動経路上に、連結部材の他端と第1の係合部の係合を解除する係合解除手段を設けた
    ことを特徴とする自動販売機。
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