JP3769783B2 - エンジンの動弁装置 - Google Patents
エンジンの動弁装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3769783B2 JP3769783B2 JP22044195A JP22044195A JP3769783B2 JP 3769783 B2 JP3769783 B2 JP 3769783B2 JP 22044195 A JP22044195 A JP 22044195A JP 22044195 A JP22044195 A JP 22044195A JP 3769783 B2 JP3769783 B2 JP 3769783B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switching member
- valve
- cam
- camshaft
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸気弁あるいは排気弁の開弁特性を切換つまり変更するようにしたエンジンの動弁装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近のエンジンでは、エンジンの広い運転領域に渡って吸気弁あるいは排気弁の開弁特性を最適化するため、可変バルブ機構を有するものが増加する傾向にある。この可変バルブ機構としては、例えば、クランク軸の回転位置に対するカム軸の回転位置を変更することにより、開弁期間を全体的にオフセットするものがあり、このものにあっては、開弁特性変更のための機構が、各気筒共通用となる。
【0003】
一方、可変バルブ機構のなかには、各気筒毎に個々独立して可変バルブ機構を構成したものもある(例えば特開昭63−41609号公報、特開平3−47416号公報参照)。この可変バルブ機構にあっては、例えば高速用カムをカム軸に対してスライドさせて係脱したり、あるいはピン部材を利用して係脱する等、いずれにしても所定の2つの部材間の係脱を行うことにより開弁特性の切換が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
可変バルブ機構は、油圧作動式とされるのが一般的である。したがって、各気筒毎に可変バルブ機構を構成した場合は、各気筒の動弁機構に対してそれぞれ油圧供給系路を構成する必要がある。この場合、各気筒毎に設けられる可変バルブ機構はそれぞれ小さな部材とされるので、油圧を受ける受圧面積というものが小さくなり、開弁特性切換に要する油圧として相当高いものが要求されることになる。また、各気筒全て同時に開弁特性を切換えるようにしているため、ある気筒の吸気弁あるいは排気弁はどうしても開弁中にあって、そのリタ−ンスプリングの大きな付勢力に抗して係脱を切換える必要があり、このためにも切換用の油圧はかなり高いものが必要となってしまう。
【0005】
したがって、本発明の目的は、各気筒毎に可変バルブ機構を構成したものにおいて、開弁特性の切換を小さい力で行えるようにしたエンジンの動弁装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明(請求項1に係る発明)にあっては次のような構成としてある。すなわち、
カム軸の回転を吸気弁あるいは排気弁へ伝達する動弁機構中に、各気筒毎に、2つの部材間の係脱を行うことにより開弁特性を切換える切換機構が介在されたエンジンの動弁装置において、
カム軸方向に互いに直列に配設された複数の気筒間に渡って、カム軸方向に変位可能とされた切換部材が設けられ、
前記切換部材をカム軸方向に変位させるのに応じて、前記2つの部材間の係合が1つの気筒づつ順次行われるように構成され、
前記カム軸に設けられたカムが、各気筒毎に、低速用カムと該低速用カムよりもリフト量が大きくされた高速用カムとの2種類設けられて、該高速用カムが該カム軸と係脱されることにより開弁特性が切換えられるように設定され、
前記切換部材が前記カム軸に対して相対回転不能とされて、該切換部材を介して前記カム軸と高速用カムとの係合が行われ、
前記高速用カムが、前記カム軸に対して所定角度だけ揺動可能な係合解除状態と、該カム軸に対して揺動が規制されて一体回転する係合状態とに切換えられるように設定され、
前記高速用カムに、突起または凹部のうち一方の係合部が形成され、
前記切換部材に、突起または凹部のうち他方の係合部が形成され、
前記一方の係合部と他方の係合部とが係合するときの前記切換部材のカム軸方向変位位置が、前記複数の気筒間において互いに異なるように設定されているような構成としてある。上記構成を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2〜7、10に記載のとおりである。
【0007】
また、前記目的を達成するため、本発明(請求項8に係る発明)にあっては、
カム軸の回転を吸気弁あるいは排気弁へ伝達する動弁機構中に、各気筒毎に、2つの部材間の係脱を行うことにより開弁特性を切換える切換機構が介在されたエンジンの動弁装置において、
カム軸方向に互いに直列に配設された複数の気筒間に渡って、カム軸方向に変位可能とされた切換部材が設けられ、
前記切換部材をカム軸方向に変位させるのに応じて、前記2つの部材間の係合が1つの気筒づつ順次行われるように構成され、
前記カム軸に設けられたカムが、各気筒毎に、低速用カムと該低速用カムよりもリフト量が大きくされた高速用カムとの2種類設けられ、
前記高速用カムにより駆動される高速用ロッカアームと、前記低速用カムにより駆動される低速用ロッカアームとを有し、
前記切換部材が、前記高速用ロッカアームと吸気弁あるいは排気弁との係合、係合解除 を行うように構成され、
前記高速用ロッカアームと低速用ロッカアームとを連結してカム軸方向に伸びる連結軸を有して、該高速用ロッカアームの変位が該連結軸および低速用ロッカアームを介して吸気弁あるいは排気弁へ伝達されるように設定され、
前記前記複数の気筒における前記連結軸が、カム軸方向に変位可能として相互に連結されて前記切換部材を構成しており、
前記連結軸に、小径段部が形成されて、該連結軸をカム軸方向に変位させて該小径段部に前記高速用ロッカアームが位置されたときに、該高速用ロッカアームと吸気弁あるいは排気弁との係合が解除された状態とされる構成としてある。上記構成を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項9、10に記載のとおりである。
【0008】
【発明の効果】
請求項1に記載された発明によれば、開弁特性の切換を複数の気筒同時ではなく1つづつ順次行うので、切換に要する力を小さくすることができる。また、複数の気筒共通に設けられた切換部材はその一部を複雑な動弁機構から離れた大きな余裕空間を確保し易い位置、つまりその受圧面積を大きくすることができるので、切換部材を油圧作動式としたときでも低い油圧でも作動させることが可能になる。勿論、油圧作動式とした場合に、各気筒毎に油圧供給系路を構成する必要がなくなるので、油圧通路の簡単化の上でも好ましいものとなる。
【0009】
また、低速用カムと高速用カムとを有する可変バルブ機構について、上記内容に対応した効果を得ることができる。
【0010】
さらに、高速用カムをカム軸に対して揺動あるいは揺動規制することにより開弁特性を切換える構造のものにおいても、上記内容に対応した効果を得ることができる。
【0011】
さらにまた、高速用カムに、突起または凹部のうち一方の係合部が形成され、切換部材に、突起または凹部のうち他方の係合部が形成され、一方の係合部と他方の係合部とが係合するときの切換部材のカム軸方向変位位置が、複数の気筒間において互いに異なるように設定されていることにより、開弁特性を切換えるためのより具体的な構造のものが提供される。
【0012】
請求項2に記載したような構成とすることにより、開弁特性の切換に要する力を十分小さくする上で、またカム軸の少い回転で開弁特性の切換えを得る上で好ましいものとなる。
【0013】
請求項3に記載したような構成とすることにより、自動車用エンジンとして多く用いられているV型6気筒エンジンにおいて請求項1に対応した効果を得ることができる。
【0014】
請求項4に記載したような構成とすることにより、自動車用エンジンとして多く用いられている直列型エンジンにおいて、請求項1に対応した効果を得ることができる。
【0015】
請求項5に記載したような構成とすることにより、開弁特性を切換えるためのより具体的な構造のものが提供される。
【0016】
請求項6に記載したような構成とすることにより、切換部材をカム軸内に配設して、切換部材配設用のスペ−スを特別に確保することを避ける上で好ましいものとなる。
【0017】
請求項7に記載したような構成とすることにより、切換部材を油圧作動式でもってカム軸方向に変位させるための具体的な構造が提供され、この場合、1つの切換部材に対して作動油室を1つとすることができる。
【0018】
請求項8に記載したような構成とすることにより、ロッカアームを利用して開弁特性を切換えるためのより具体的な構造が提供される。
【0019】
請求項9に記載したような構成とすることにより、請求項7に対応した効果を得ることができる。
【0020】
請求項10に記載したような構成とすることにより、開弁特性の切換がエンジンの特性変更により大きな影響を与える吸気弁にについてを開弁特性を変更して、エンジンの特性を大きく変更する上で好ましいものとなる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施例を添付した図面に基づいて説明する。
図1は、1気筒あたり2つの吸気弁を有する動弁機構部分を示すものであり、1は吸気弁、2はカム軸である。吸気弁1は、タペット3を介してカム軸2により開閉駆動されるもので、リタ−ンスプリング4によって閉弁方向に付勢されている。
【0022】
カム軸2には、1つの吸気弁1についてそれぞれ、低速用カム11と高速用カム12とが設けられている。高速用カム12は、最大リフト量が低速用カム11の最大リフト量と同じとされているが、最大リフト量付近でのリフト量が、低速用カム11よりも大きくなるように設定されている。
【0023】
低速用カム11は、カム軸2に一体化されて、当該カム軸2と常時一体回転される。高速用カム12は、カム軸2を径方向から貫通するピン部材13を利用して、カム軸2に対して所定角度だけ相対回転可能つまり揺動可能として取付られている。そして、両カム11と12とがスプリング14によって連結されて、高速用カム12が低速用カム11と連れ回りされるようになっている。
【0024】
高速用カム12とカム軸2との組付関係は、具体的には次のようになっている。すなわち、図2をも参照しつつ説明すると、前記ピン部材13が、カム軸2を径方向から貫通して、その各端部が高速用カム12に一体化されている。カム軸2は、後述するように中空部2aを有する中空状とされて、上記ピン部材13が貫通する一対の貫通口2bを有する。この貫通口2bのカム軸2周方向長さは、ピン部材13の外径よりも所定分大きくされ、これにより、ピン部材13が貫通口2bの周方向一方側内端面および他方側内端面に当接する所定角度範囲において、ピン部材13つまり高速用カム12が、カム軸2の周方向において相対回転可能とされている。
【0025】
図2は、低速用カム11と高速用カム12とが、その最大リフト量位置が合致したときの状態を示す。前述のように、高速用カム12がカム軸2に対して所定角度だけ相対回転可能とされた状態であることを前提として、図2に示す状態から、カム軸2が1回転したときの当該両カム11と12との作動状態が、図3〜図9に順次示される。
【0026】
図2〜図9から明らかなように、高速用カム12がカム軸2に対して所定角度だけ相対回転可能な状態、つまり高速用カム12がカム軸2に対して係合解除された状態では、高速用カム12は吸気弁1の開閉作動には事実上関与せず、吸気弁1の開弁特性は、低速用カム11に依存することになる。
【0027】
一方、後述するように、図2の状態において、高速用カム12のカム軸2に対する所定角度分の相対回転が規制された状態、つまり、図2の状態において高速用カム12がカム軸2に対して相対回転が規制された一体化の係合状態では、吸気弁1の開弁特性は、高速用カム12に依存することになる。このように、高速用カム12のカム軸2に対する係合解除(相対回転許容)と係合(相対回転規制)との切換によって、吸気弁1の開弁特性が切換えられることになる。
【0028】
前述した高速用カム12の運転状態2に対する係合と係合解除とを切換えるために、切換部材21が設けられる。切換部材21は、図10に示すように一端が閉じられた円筒状とされて、カム軸2の中空部2a内に摺動自在かつ相対回転不能に嵌合されている。すなわち、例えば切換部材21とカム軸2とが、軸方向において部分的にスプライン嵌合されることにより、切換部材21は、カム軸2の軸方向に変位可能とされているが、カム軸2に対する相対回転は規制されていて、常時カム軸2と一体回転するようにされている。なお、切換部材21をカム軸2に対して摺動自在かつ相対回転不能に組み付けるには、上述したスプライン嵌合の手法の他、例えばカム軸2に径方向内方側へ向う係合突起部を一体的に形成する一方、切換部材21にカム軸方向に細長く伸びる係合孔を形成して、この係合孔内に上記係合突起部を嵌入させる等適宜の手法を採択することができる。
【0029】
前記切換部材21を利用した高速用カム12とカム軸2との係合、係合解除を行うための具体的な構成について、図10をも参照しつつ説明する。なお、図10は、V型6気筒エンジンにおける一方のバンク用のカム軸2を示してあり、他方のバンクについても同じように構成される。先ず、切換部材21は、一方のバンクに直列に設けられた3つの気筒(1番気筒、3番気筒、5番気筒)について共通とされており、このため、3つの気筒の吸気弁1(高速用カム12)を結ぶ長さ以上の長さとされている。そして、一方のバンクにおける3つの気筒の点火時期つまり吸気行程は、互いにオ−バラップしないようにされている(一方のバンクの気筒と、2番、4番および6番気筒を有する他方のバンクの気筒とが交互に吸気行程となるように設定されている)。
【0030】
切換部材21を利用した高速用カム12とカム軸2との係合、係合解除を行うため、切換部材21には、軸方向に間隔をあけて複数の係合孔22が形成されている。この係合孔22は、前記ピン部材13が貫通されるもので、高速用カム12の数と同じ数だけ設けられており、実施例では1つの気筒に2つの高速用カム12が設けられている関係上、合計6個の係合孔22が形成されている。
【0031】
上記係合孔22は、各気筒毎に形状が相違されており、図10では、1番気筒用の係合孔が符合22Aで示され、3番気筒用の係合孔が符合22Bで示され、5番気筒用の係合孔が符合22Cで示される。各係合孔22(22A〜22C)は、前記ピン部材13の外形よりもカム軸周方向に十分大きな幅を有する係合解除部23と、ピン部材13ががたつきなく位置することが可能なカム軸周方向に細幅とされた係合部24とを有する。また、係合孔22(22A〜22C)のカム軸方向長さは、全体として、ピン部材13の直径の少なくとも4倍以上(切換部材21が作用する気筒数よりも1つ多い倍数)とされている。
【0032】
ここで、ピン部材13の直径をLとし、このLよりもわずかに大きい寸法Pを1ピッチとして、係合孔22A〜22Cの設定について説明する。先ず、係合孔22Aは、係合解除部23の長さが1P分とされると共に、係合部24の長さが3P分として設定されている。係合孔22Bは、係合解除部23の長さが2P分とされると共に、係合部24の長さが2P分として設定されている。係合孔22Cは、係合解除部23の長さが3P分とされると共に、係合部24の長さが1P分として設定されている。
【0033】
以上のような各係合孔22A〜22Cの設定において、切換部材21が図10右方ストロ−ク端に位置した場合を考える。この状態では、ピン部材13が、図10ハッチングを付した状態とされ(図10マル1の位置)、各気筒用のすべてのピン部材13が係合解除部23に位置されて、高速用カム12はカム軸2に対して相対回転が許容された状態とされる。
【0034】
切換部材21を図10の状態から1P分だけ左方へ変位させると、各気筒のピン部材13は、切換部材21に対して図10マル2で示す状態へと変化する。すなわち、係合孔22Aについてのみピン部材13が係合部24に位置する一方、係合孔22B、22Cについては、ピン部材13が係合解除部24に位置したままとされる。
【0035】
切換部材21が、図10の状態から左方へ2P分変位すると、各気筒のピン部材13は、切換部材21に対して図10マル3で示す位置へと変化する。すなわち、係合孔22Aおよび22Bについてピン部材13が係合部24に位置する一方、係合孔22Cについては、ピン部材13が係合解除部24に位置したままとされる。
【0036】
切換部材21が、図10の状態から3P分左方へ変位すると、各気筒のピン部材13は、切換部材21に対してマル4で示す位置へと変化する。すなわち、全ての係合孔22A〜22Cについて、ピン部材13が係合部24に位置される。
【0037】
切換部材21は、カム軸2に対して相対回転不能とされているので、ピン部材13が係合孔22の係合部24に位置した状態で、高速用カム12がカム軸2と一体化された係合状態とされる。つまり、切換部材21を、図10左方へ変位させることによって、各気筒の高速用カム12が、順次カム軸2に係合されていくことになる。勿論、この全ての高速用カム12がカム軸2に係合された状態から、切換部材21を図10右方へ4P分だけ右方動させることによって、全ての高速用カム12がカム軸2から係合解除されることになる。
【0038】
なお、実施例では、吸気行程の順序が、1番気筒(係合孔22A)、3番気筒(係合孔22B)、5番気筒(係合孔22C)の順番とされて、切換部材21の図10左方動に伴う高速用カム12のカム軸2に対する係合が、吸気行程順に行われるようになっている。これにより、ある1つの気筒の高速用カム12のカム軸2に対する係合開始から、全ての気筒の高速用カム12のカム軸2に対する係合完了までを、カム軸2の少い回転で完了する上で好ましいものとなる。
【0039】
切換部材21は、油圧作動式でもって、カム軸2の軸方向に駆動されるようになっている。すなわち、筒状(実施例では円筒状)とされた切換部材21の一端面21aは閉じられた形式とされて、その他端面21b側におけるカム軸2の中空部2a内には第1室25が画成されて、該第1室25に切換部材21を図10右方へ付勢する(係合解除方向)スプリング26が配設されている。また、切換部材21の一端面21a側における中空部2a内には、第2室27が画成されて、この第2室27が油圧を受ける作動油室とされている。すなわち、第2室27に所定圧の油圧を供給することにより、一端面21aを受圧面として切換部材21がスプリング26に抗して図10左方動され、第2室27の油圧を低下(開放を含む)させることによって、切換部材21がスプリング26によって図10右方動される。
【0040】
なお、切換部材21の駆動に際して、係合解除方向の方が係合方向よりも小さい力ですむので、実施例のように、係合方向の駆動を油圧を利用して行い、係合解除方向の駆動をスプリング26を利用して行うのが好ましいものとなる。勿論、切換部材21を、両方向共に油圧を利用して駆動するようにすることもでき、この場合は、第1室25を作動油室として構成すればよい。
【0041】
第2室27へは、リザ−バ41からポンプ42によって汲み上げられた油圧が供給され、第2室27への供給油圧が所定圧以上になるのが、油圧調整弁43によって規制される。第2室27は、ポンプ42、油圧調整弁43をバイパスするリリ−フ通路44を介してリザ−バ41と連通され、このリリ−フ通路44に、制御弁45および逆止弁46が接続されている。この制御弁45を閉とすることにより、第2室27へ、切換部材21を駆動する所定圧の油圧が供給される。また、制御弁45を開くことにより、第2室27の油圧が低下される。
【0042】
上記制御弁45は、マイクロコンピュ−タを利用して構成された制御ユニットUによって、制御される。この制御ユニットUには、エンジン回転数を検出する回転数センサS1およびエンジン負荷を検出する負荷センサS2からの信号が入力される。制御ユニットUは、所定負荷以上の高負荷時でかつ所定回転数以上の高回転時に、制御弁45を閉じて第2室27に油圧を供給して、高速用カム12をカム軸2に係合させ、その他のときは制御弁45を開いて、高速用カム12とカム軸2との係合を解除した状態とする。なお、高速用カム12のカム軸2に対する係合は、エンジン回転数のみをパラメ−タとして高回転時のみ行うように、あるいはエンジン負荷のみをパラメ−タとして高負荷時のみ行うようにする等、適宜設定できるものである。
【0043】
変形例1
【0044】
図11は、本発明の第2実施例を示すもので、前記実施例を同一構成要素には同一符号を付してその重複した説明は省略する(このことは、以下のさらに別の実施例についても同じ)。本実施例は、直列4気筒エンジンについての実施例を示すもので、図10に対応している。また、図11の場合での吸気弁用の動弁機構、および高速用カム12、ピン部材13を用いた開弁特性の切換機構つまり可変バルブ機構は、図10までの前記実施例の場合と実質的に同じである。
【0045】
図11に示す実施例では、図11左方側から右方側へ1番気筒、2番気筒、3番気筒、4番気筒とした場合、切換部材21を、21Aと21Bとの2本の分割構成として、第1切換部材21Aによって1番気筒と2番気筒との開弁特性の切換を行い、第2切換部材21Bによって3番気筒と4番気筒との開弁特性の切換を行うようになっている。すなわち、切換部材21Aあるいは21Bに設けられた係合孔22を、22D、22Eとの2つに場合分けして示すが、切換部材21A、21Bの3P分のカム軸方向変位でもって、開弁特性の切換が完了することになる。
【0046】
また、2つの切換部材21Aと21Bとの間において、カム軸2内の中空部2a内に第2室27(作動油室)が構成され、第1切換部材21A用と第2切換部材21B用との各スプリング26は別個独立して設けてある。本実施例では、吸気行程順が、例えば2番気筒、4番気筒、1番気筒、3番気筒とされて、第1切換部材21A用の2つの気筒と、第2切換部材21B用の2つの気筒は、それぞれ吸気行程がオ−バラップしないようになっている。
【0047】
なお、直列5気筒エンジンの場合は、第1切換部材21Aと第2切換部材21Bとのいずれか一方で、クランク軸方向一方側に位置する2つの気筒について開弁特性の切換を行い、第2切換部材21Bによってクランク軸方向他方側の3つの気筒について開弁特性の切換を行うようにすればよい。また、直列6気筒エンジンの場合は、第1切換部材21Aによってクランク軸方向一方側に位置する3つの気筒について開弁特性の切換を行い、第2切換部材21Bによってクランク軸方向他方側に位置する3つの気筒について開弁特性の切換を行うようにすればよい。
【0048】
なお、V型エンジンあるいは水平対向型エンジンにおいて、一方のバンクについて4気筒以上あるエンジンについては、上述したように、切換部材21を2本の分割構成とすればよい。勿論、直列配置された気筒数が7気筒以上のように極めて多いいときは、切換部材21を、3本以上に分割構成とすることもできる。
【0049】
変形例2
【0050】
図12、図13は、本発明の第3実施例を示すものである。本実施例では、第1実施例におけるピン部材13に相当するピン部材を、第1ピン部材51と第2ピン部材52との2つの分割構成としてある。そして、第1ピン部材51を切換部材21に一体化する一方、第2ピン部材52を、切換部材21に対して係脱させるようにしてある。すなわち、高速用カム12には、切換部材21外周面に向けて開口する収納凹部53が形成されて、この収納凹部53内に、第2ピン部材52が進退可能として配設されている。そして、収納凹部53内には、押圧子54を介して、第2ピン部材52を切換部材21に向けて付勢するスプリング55が配設されている。
【0051】
切換部材21の外周面には、係合凹部56が形成されており、この係合凹部56が、前記第1実施例、第2実施例における係合孔22に対応したものとされる。すなわち、係合凹部56のカム軸周方向幅は、第2ピン部材52の直径よりもわずかに大きい程度とされて、この係合凹部56に第2ピン部材52が位置されたときに、当該第2ピン部材52、切換部材21を介して高速用カム12とカム軸2とが係合された状態とされ、第2ピン部材52が係合凹部56から脱出した状態が、高速用カム12とカム軸2との係合解除状態とされる。勿論、係合凹部56の形成位置は、前記実施例の説明から既に明らかなように、切換部材21のカム軸方向の変位によって、1つの気筒づつ順次、高速用カム12とカム軸2とが係合されていくように位置設定されている。
【0052】
なお、係合凹部56の軸方向一端側端面56aは、カム軸方向他端面56bから離れるにつれて徐々に切換部材21の外周面に近づくような傾斜面とされている。これにより、切換部材21を図12右方動させて、第2ピン部材52を係合凹部56から係合解除する作動が円滑に行われる。
【0053】
変形例4
【0054】
図14〜図16は、本発明の第4実施例を示すものである。本実施例では、ロッカアームを介して、吸気弁1をカム軸2によって開閉駆動するようにしてある。すなわち、1つの気筒について吸気弁1が2つ設けられ、これに対応して、ロッカアームが、2つの低速用ロッカアーム61と1つの高速用ロッカアーム62が設けられている。各ロッカアーム61と62との揺動支軸63は共通とされている。各低速用ロアアーム61の略中間部分に対してそれぞれ、低速用カム64が当接され、高速用ロッカアーム62の略中間部に高速用カム65が当接されている。そして、吸気弁1は、低速用ロッカアーム61の自由端部(揺動支軸63とは反対側端部)に係合、当接されている。なお、高速用カム65は、その最大リフト量が、低速用カム61の最大リフト量よりも大きくされている。
【0055】
高速用ロッカアーム62は、吸気弁1に対しては直接係合しないものとなっている。すなわち、高速用ロッカアーム62は、2つの低速用ロッカアーム61のカム軸方向中間に位置されて、3つのロッカアーム61、62は、その略中間部分が、連結軸66によって連結されている。この連結軸66は、カム軸方向に変位可能とされているが、各ロッカアーム61、62に対して相対回転可能とされている。そして、連結軸66のうち高速用カム65側となる面には、係合凹部67が形成されている。
【0056】
以上のような構成において、図15に示すように高速用ロッカアーム62が連結軸66の係合凹部67つまり小径部分(肉薄部分)に位置したときは、高速用カム12によっては連結軸66を押圧できない状態となり、このため、吸気弁1の開弁特性は、低速用カム61に従うものとなる。
【0057】
連結軸66がカム軸方向に変位して、高速用ロッカアーム62の係合凹部57に対する係合が解除つまり、連結軸66の大径部分(肉厚部分)に位置したときは、高速用カム65によって連結軸66を押圧可能な状態となり、吸気弁1は、高速用カム65、連結軸66、低速用ロッカアーム61を介して開閉駆動される(吸気弁1の開弁特性が高速用カム65に依存したものとなる)。
【0058】
図16には、各気筒用の連結軸66を、カム軸方向に変位させるための駆動機構が示される。すなわち、各気筒用の連結軸66が、シリンダヘッドにカム軸方向に変位可能に保持された複数の軸部材68と軸方向直列に配設される。各連結軸66と軸部材68同士は、互いに軸方向から当接しているが、径方向には相対変位可能とされている。なお、ロッカアーム61、62の揺動に伴う連結軸66の揺動によっても、軸部材68との当接状態が保持されるように、軸部材68の断面の大きさが設定されている。
【0059】
上述のような連結軸66と軸部材68とが、分割構成とされた切換部材69を構成する。切換部材69のうち、軸方向一端側に位置する軸部材68を利用して、前記第1実施例、第2実施例における第2室27(作動油室)が形成され、切換部材69の軸方向他端側には、前記第1実施例、第2実施例におけるリタ−ンスプリング(図示略)が配設される。勿論、前記係合凹部57は、連結軸66の軸方向変位に応じて、1つの気筒づつ順次、高速用ロッカアーム65が係合凹部57に位置するように、当該係合凹部57の位置設定がなされている。
【0060】
以上実施例について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば次のような場合をも含むものである。
(1)図1〜図13に示す実施例において、低速用カム11が存在しないものであってもよい。つまり、高速用カム12のカム軸2に対する揺動と揺動規制状態との切換のみによって、別途低速用カム11を用いなくても吸気弁の開弁特性を変更できるものである。
【0061】
(2)排気弁の開弁特性を変更するためのものであってもよく、また吸気弁および排気弁の両方共に開弁特性を変更するものであってもよい。また、カム軸2は、吸気弁専用あるいは排気弁専用とされたDOHC式のものに限らず、吸気弁用と排気弁用とを兼用したSOHC式のものであってもよい(この場合、吸気弁の開弁特性のみを変更するのが、構造簡単化を図りつつ、エンジンの特性を大きく変更する上で好ましいものとなる)。
【0062】
(3)図1〜図13の実施例において、切換部材21に形成した係合孔22は、係合凹部として機能するものであり、孔としての形式でなく、底壁を有する形式として形成してもよい。また、切換部材21側に突起部を成形し、高速用カム12側に係合孔8京号凹部)を形成することもできる(高速用カム12のカム軸方向長さがある程度十分に確保できる場合)。
(4)切換部材21、69は、カム軸方向変位のための力が小さくてすむので、油圧作動式としないで、電気モータによる駆動等、適宜の駆動手段を利用して駆動することも可能となる。
【0063】
(5)本発明の目的は、明示された目的に限らず、発明の効果に対応した目的、利点あるいは好ましいとされた内容に対応した目的をも含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、動弁機構の側面断面図。
【図2】図1に示す高速用カムとカム軸と切換部材との結合部分をカム軸の径方向に断面した状態で示す図。
【図3】図2の状態からカムが所定分回転した状態を示す図。
【図4】図3の状態からカムが所定分回転した状態を示す図。
【図5】図4の状態からカムが所定分回転した状態を示す図。
【図6】図5の状態からカムが所定分回転した状態を示す図。
【図7】図6の状態からカムが所定分回転した状態を示す図。
【図8】図7の状態からカムが所定分回転した状態を示す図。
【図9】図8の状態からカムが所定分回転した状態を示す図。
【図10】切換部材と各気筒の動弁機構との関係を示す平面一部断面図。
【図11】本発明の第2実施例を示すもので、図10に対応した図。
【図12】本発明の第3実施例を示すもので、図1に対応した図。
【図13】本発明の第3実施例を示すもので、図2に対応した図。
【図14】本発明の第4実施例を示すもので、カム軸方向から見た側面一部断面図。
【図15】図14のX15−X15線相当断面図。
【図16】切換部材の全体構成を示すもので、図14に示されるロッカアームの上方から見た全体図。
【符号の説明】
1:吸気弁
2:カム軸
2a:中空部
11:低速用カム
12:高速用カム
13:ピン部材
21(21A、21B):切換部材
22(22A〜22E):係合孔(係合凹部)
23:係合解除部
24:係合部
26:リタ−ンスプリング
27:第2室(作動油室)
51:第1ピン部材
52:第2ピン部材
56:係合凹部
61:低速用ロッカアーム
62:高速用ロッカアーム
64:低速用カム
65:高速用カム
66:連結軸(切換部材構成用)
67:係合凹部
68:軸部材(切換部材構成用)
69:切換部材(連結軸と軸部材との連結構造)
Claims (10)
- カム軸の回転を吸気弁あるいは排気弁へ伝達する動弁機構中に、各気筒毎に、2つの部材間の係脱を行うことにより開弁特性を切換える切換機構が介在されたエンジンの動弁装置において、
カム軸方向に互いに直列に配設された複数の気筒間に渡って、カム軸方向に変位可能とされた切換部材が設けられ、
前記切換部材をカム軸方向に変位させるのに応じて、前記2つの部材間の係合が1つの気筒づつ順次行われるように構成され、
前記カム軸に設けられたカムが、各気筒毎に、低速用カムと該低速用カムよりもリフト量が大きくされた高速用カムとの2種類設けられて、該高速用カムが該カム軸と係脱されることにより開弁特性が切換えられるように設定され、
前記切換部材が前記カム軸に対して相対回転不能とされて、該切換部材を介して前記カム軸と高速用カムとの係合が行われ、
前記高速用カムが、前記カム軸に対して所定角度だけ揺動可能な係合解除状態と、該カム軸に対して揺動が規制されて一体回転する係合状態とに切換えられるように設定され、
前記高速用カムに、突起または凹部のうち一方の係合部が形成され、
前記切換部材に、突起または凹部のうち他方の係合部が形成され、
前記一方の係合部と他方の係合部とが係合するときの前記切換部材のカム軸方向変位位置が、前記複数の気筒間において互いに異なるように設定されている、
ことを特徴とするエンジンの動弁装置。 - 請求項1において、
前記複数の気筒の吸気行程が、互いにオ−バラップしないように設定されている、
ことを特徴とするエンジンの動弁装置。 - 請求項1において、
前記直列に配設された複数の気筒が、V型6気筒エンジンにおける左右の各バンクに設けられた3つの気筒とされ、
前記切換部材が、左右のバンク毎に設けられている、
ことを特徴とするエンジンの動弁装置。 - 請求項1において、
エンジンが直列式の4気筒以上のエンジンとされ、
前記切換部材が、クランク軸方向一方側の複数の気筒用と、クランク軸方向他方側の複数の気筒用との2本設けられている、
ことを特徴とするエンジンの動弁装置。 - 請求項1において、
前記一方の係合部が、カム軸を貫通して前記切換部材の外周面に向けて径方向から伸びる突起部とされ、
前記他方の係合部が、切換部材の外周面に形成された係合孔とされている、
ことを特徴とするエンジンの動弁装置。 - 請求項1において、
前記カム軸が中空状として形成され、
前記切換部材が、前記カム軸の中空部内に摺動自在に嵌合されている、
ことを特徴とするエンジンの動弁装置。 - 請求項6において、
前記カム軸の中空部内のうち前記切換部材の一端部側において、該切換部材をカム軸方向一方側へ向けて付勢するためのスプリングが配設され、
前記カム軸の中空部のうち前記切換部材の他端側において、作動油室が形成されている、
ことを特徴とするエンジンの動弁装置。 - カム軸の回転を吸気弁あるいは排気弁へ伝達する動弁機構中に、各気筒毎に、2つの部材間の係脱を行うことにより開弁特性を切換える切換機構が介在されたエンジンの動弁装置において、
カム軸方向に互いに直列に配設された複数の気筒間に渡って、カム軸方向に変位可能とされた切換部材が設けられ、
前記切換部材をカム軸方向に変位させるのに応じて、前記2つの部材間の係合が1つの気筒づつ順次行われるように構成され、
前記カム軸に設けられたカムが、各気筒毎に、低速用カムと該低速用カムよりもリフト量が大きくされた高速用カムとの2種類設けられ、
前記高速用カムにより駆動される高速用ロッカアームと、前記低速用カムにより駆動される低速用ロッカアームとを有し、
前記切換部材が、前記高速用ロッカアームと吸気弁あるいは排気弁との係合、係合解除を行うように構成され、
前記高速用ロッカアームと低速用ロッカアームとを連結してカム軸方向に伸びる連結軸を有して、該高速用ロッカアームの変位が該連結軸および低速用ロッカアームを介して吸気弁あるいは排気弁へ伝達されるように設定され、
前記前記複数の気筒における前記連結軸が、カム軸方向に変位可能として相互に連結されて前記切換部材を構成しており、
前記連結軸に、小径段部が形成されて、該連結軸をカム軸方向に変位させて該小径段部に前記高速用ロッカアームが位置されたときに、該高速用ロッカアームと吸気弁あるいは排気弁との係合が解除された状態とされる、
ことを特徴とするエンジンの動弁装置。 - 請求項8において、
前記連結軸を相互に連結してなる前記切換部材のカム軸方向一端部側に、該切換部材をカム軸方向一方側へ向けて付勢するためのスプリングが配設され、
前記切換部材の他端側がシリンダヘッド内に挿入されて、該切換部材のシリンダヘッド内への挿入端部側に作動油室が形成されている、
ことを特徴とするエンジンの動弁装置。 - 請求項1ないし請求項9のいずれか1項において、
開弁特性が切換えられる弁が吸気弁とされている、
ことを特徴とするエンジンの動弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22044195A JP3769783B2 (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | エンジンの動弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22044195A JP3769783B2 (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | エンジンの動弁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0968019A JPH0968019A (ja) | 1997-03-11 |
JP3769783B2 true JP3769783B2 (ja) | 2006-04-26 |
Family
ID=16751167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22044195A Expired - Fee Related JP3769783B2 (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | エンジンの動弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3769783B2 (ja) |
-
1995
- 1995-08-29 JP JP22044195A patent/JP3769783B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0968019A (ja) | 1997-03-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6604498B2 (en) | Actuation mechanism for mode-switching roller finger follower | |
JPS63167012A (ja) | 内燃機関用動弁機構の油圧回路 | |
KR950010232Y1 (ko) | 다실린더내연기관 | |
JPH07238821A (ja) | 内燃機関の動弁制御装置 | |
US5893345A (en) | Valve control apparatus for an internal combustion engine | |
JP4202166B2 (ja) | 多気筒エンジン | |
KR950014410B1 (ko) | 내연기관의 밸브구동장치 | |
DE69711281T2 (de) | Variable Ventilsteuervorrichtung für Verbrennungsmotor | |
JP3769783B2 (ja) | エンジンの動弁装置 | |
US6009842A (en) | Fuel injection system for a multicylinder internal combustion engine with a fuel supply line serving as a high pressure storage device | |
JP4075448B2 (ja) | 内燃機関の油圧制御装置 | |
JP2006329181A5 (ja) | ||
EP4107373A1 (en) | A power unit with variable valve timing system | |
JPH0295710A (ja) | 4サイクル多気筒エンジンの動弁装置 | |
JPH08270419A (ja) | エンジンの動弁系潤滑構造 | |
EP1489271B1 (en) | Valve driving system for internal combustion engine with different cam profiles | |
JP3023817B2 (ja) | エンジンの吸気制御装置 | |
JP3923314B2 (ja) | 内燃機関のsohc型動弁装置 | |
JP2827419B2 (ja) | 4サイクルエンジンの動弁装置 | |
JPS63105211A (ja) | エンジンのバルブ駆動装置 | |
JPS62279218A (ja) | 自動車用エンジンにおけるバルブ停止装置 | |
JP2849769B2 (ja) | 4サイクルエンジンの動弁装置 | |
JP2969284B2 (ja) | エンジンの動弁装置 | |
JP2506432Y2 (ja) | Dohcエンジンのシリンダヘッド | |
JP2787866B2 (ja) | 内燃機関の動弁装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040910 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050705 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050826 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060117 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060130 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100217 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |