JP3768969B2 - イオン浸透薬剤搬送装置用接続システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、イオン浸透薬剤搬送システムに関し、詳しくは、電源および電極アセンブリ間の界面構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
イオン浸透薬剤搬送システムの使用は、公知である。このような装置は、通常、皮膚や眼を通じて患者に薬剤を投与するために使用される。一般に、こうした装置は、電極アセンブリ/パッチ、及び電極アセンブリに取付けられる電源/コントロールモジュールから成る。この電源/コントロールモジュール及び電極アセンブリ間の取付け界面には、幾つかの欠点を有する。
【0003】
即ち、この界面構造は、通常、電極アセンブリ及び電源双方の界面を含み、一方の界面が他方の界面に当接・挿着される。両界面を当接することにより、電源の接点が、電極アセンブリのリードと接続される。この2界面は単一の指定位置において係合するため、作動係合の前に両界面を略整合させねばならない。更に、適当な指定位置に配置された場合でも、実用に供する”精密(nested)”係合を達成するためには、更なる調整を必要とする。
【0004】
従来装置の別の問題点は、両界面構造の当接後、電源接点および電極アセンブリのリード間の良好な電気的連続性を維持することが困難である点である。種々の複雑な構造が提案されている反面、これらの構造では、部品点数の減少、即ち低コストかつ高信頼性の要件を満足することは困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、イオン浸透薬剤搬送装置の電源および電極アセンブリ間の結合を容易に達成しえる界面構造を提供することにある。
【0006】
本発明は上記の知見に基づき完成されたものであり、その第1の要旨は、第1界面および少なくとも2つのリードを有する電極アセンブリと、第2界面および2つの接点を有する電源とから成り、当該第1界面及び第2界面は、少なくとも2つの配列において作動可能な当接係合が可能であり、更に前記少なくとも2つの配列のいずれでも2つのリードを接点に電気的に結合する手段とから成ることを特徴とするイオン浸透薬剤搬送装置に存する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、特定の形状を有する第1界面、第2界面および両界面を当接係合する手段により、上記課題が解決できることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
本発明は上記の知見に基づき完成されたものであり、その第1の要旨は、第1界面および2つのリードを有する電極アセンブリと、第2界面および2つの接点を有する電源と、第1界面と第2界面の一方と他方との当接係合を促進し、前記電極アセンブリの2つのリードを前記電源の2つの接点に結合する手段とから成ることを特徴とするイオン浸透薬剤搬送装置に存する。
【0009】
第1の要旨の好ましい実施形態において、前記促進手段は、第1界面および第2界面の一方の外側面と関連したテーパー構造と、第1界面および第2界面の他方と関連した外側延設構造とを含む。テーパー構造を、外側延設構造に向かって及びこれに対して位置決めすることによって、第1界面および第2界面間のスライド当接係合が可能となる。
【0010】
第1の要旨の他の好ましい実施形態において、前記テーパー構造および前記外側延設構造は、各々、対応する円錐形状を有する。前記円錐形状は、均一または不均一の幾何形状であってもよい。
【0011】
第1の要旨の他の好ましい実施形態において、前記促進手段は、更に、第1界面および第2界面の一方を、回転により他方に対し整合して位置決めする手段を含む。例えば、前記整合位置は、2つの角度配列の少なくともいずれか一方であってもよい。
【0012】
第1の要旨の他の好ましい実施形態において、前記回転位置決め手段は、略長楕円形断面を有する第1及び第2両界面から成る。
【0013】
第1の要旨の他の好ましい実施形態において、前記装置は、第1界面および第2界面を、所望の当接配列に保持する手段を含む。この実施形態において、前記保持手段は、第1界面および第2界面の一方と関連した少なくとも1つの止め部と、第1界面および第2界面の他方と関連した少なくとも1つのバイアスタブから成る。バイアスタブは、第1界面および第2界面を当接配置した際、関連止め部に係止される。
【0014】
第1の要旨の他の好ましい実施形態において、前記装置は、当接係合時に、電極アセンブリのリード及び電源の接点をバイアスする手段を含む。この実施形態において、前記バイアス手段は、リードと関連した弾性変形材料を含む。前記弾性変形材料は、第1界面と関連して配置され、第1及び第2界面の当接係合時に、第2界面の接点により弾性変形して、リードを接点に対しバイアスして電気結合させる。
【0015】
第1の要旨の他の好ましい実施形態において、前記装置は、更に、第1界面および第2界面の一方または両方と関連した(Oリング等の)シール部材を含む。前記シール部材は、電源の下面を水分等の汚染から遮蔽する。
【0016】
本発明の第2の要旨は、第1界面および少なくとも2つのリードを有する電極アセンブリと、第2界面および2つの接点を有する電源とから成り、当該第1界面及び第2界面は、少なくとも2つの配列で当接係合可能であり、更に前記少なくとも2つの配列のいずれかで2つのリードを接点に電気的に結合する手段とから成ることを特徴とするイオン浸透薬剤搬送装置に存する。
【0017】
第2の要旨の他の好ましい実施形態において、これら2つの配列は、電極アセンブリ又は電源の一方を他方に対し軸に対し回転されることにより達成される。
【0018】
第2の要旨の他の好ましい実施形態において、前記電気的結合手段は、電極アセンブリのリードを回転軸に対し位置決めすること、及び電源の2つのリードの一方を回転軸に対し位置決めすることから成る。
【0019】
第2の要旨の他の好ましい実施形態において、第2接点が、回転軸から所定距離で離間して配置され、かつ第2リードが、同様に、回転軸から所定距離で離間して配置される。前記第2リードは、2つの配列のいずれかで、第2接点と係合して配置される。
【0020】
第2の要旨の他の好ましい実施形態において、第1及び第2の配列は、約180°の角度距離で離間している。
【0021】
【発明の実施の態様】
以下本発明を図面を使用して説明する。本発明は様々な実施態様が可能であるため、本発明は以下に図示された実施態様や説明に限定されない。
【0022】
本発明のイオン浸透薬剤搬送装置10は、図1に示すように、電極アセンブリ12、電源14(従来の電子回路を有する投与コントローラを含んでいてもよい)、電極アセンブリ及び電源の当接係合を容易にする手段16(図4及び5)、前記当接係合を保持する手段18、少なくとも2つの配列において電源および電極アセンブリを電気接続する手段20(図8)、及び電源の接点を電極アセンブリのリードに対しバイアスする手段19(図11)から成る。イオン浸透薬剤搬送システムは、薬剤または他の有効試薬を患者の体組織(例えば、皮膚や眼)を通じて患者に投与するため、電源を使用する。
【0023】
電極アセンブリ12は、図3、8及び9に示すように、基材21、第1界面22(図9)、リード24、25(図3及び8)、電極27、29、及び電極パッド26、28から成る。基材21は、上面81、下面83及び中央部分31を含む。基材は、例えば、マイラー等の実質的に非透液性の平坦材料から成る。パッド26、28は、基材21の下面に配置され、イオン浸透によって液体(即ち、薬剤または他の有効試薬)を吸収および制御放出可能な材料から成る。図3及び5では各々寸法の異なるパッドを示すが、これに限定されることなく、種々の用途に応じて寸法は変更可能である。
【0024】
電極27、29は、パッド26、28及び基材21間に、当該パッドに当接して配置される。リード24、25は、基材21の下面上の電極から基材上面の中央部分31まで延設される。電極とリードは、アルミニウム、銀、銅等の種々の従来の材料から形成し得る。更に、好ましい実施形態では、電極アセンブリの弾性変形可能な材料/基材の表面に、リードを公知の技術により印刷配線することも可能である。
【0025】
当接係合手段16(図5)は、第1界面22及び第2界面32(図4)を有する。第1界面22は、図5及び9に示すように、外側表面82、内側領域84、及び取付け手段85から成る。内側領域84は、下面91(図9)及び側面93を含む。以下で説明するように、外側表面82の形状により、電極アセンブリ12及び電源14の当接係合が容易になる。
【0026】
図3及び図9から明らかなように、第1界面22は取付け手段85を介して基材21の中央部分31に取付けられ、リード24が内側領域84の下面91近傍に配置される。詳細には、取付け手段85はペグ86、87(図8)から成る。上記ペグを基材21の対応する開口を通じて挿入した後、スエージ加工等により変形させることにより、第1界面22を基材21に固定する。上記ペグは、好ましくは、プラスチック等の非導電性材料から形成される。本実施態様ではペグを用いたが、例えば、熱溶接や接着剤による結合等の他の取付け手段も使用可能である。
【0027】
第2界面32は、図1及び図4に示すように、電源14と一体に構成される。電源は、電源部60、投与制御手段62、及び接点34、35(図4)から成る。好ましい実施態様においては、電源部60は、装置に必要な電力を供給するのに好適なバッテリーから成る。種々のバッテリが好適に使用でき、一次及び二次バッテリー(即ち、NiMH、NiCd、Liイオン及びアルカリ等)を使用できる。投与制御手段62は、接点34、35への電力投入をモニターする従来のアナログ及び/又はデジタル回路から構成し得る。本発明において、種々の投与制御手段が使用可能であり、特定の投与制御手段に限定されない。更に、ポータブルバッテリーを備えた電源を例示したが、本発明では、電極アセンブリとは別体のスタンド・アロン構造のAC/DC作動ハンドユニットも同様に使用できる。
【0028】
第2界面32は、図4、6及び7に示すように、内側面66、突起部67、及びシール部材72から成る。後述するように、内側面66は、第1界面22の外側面82と協働して第1及び第2界面を当接結合させる形状を有する。突起部67は、第1界面22の内側領域84内に嵌着し得る形状を有する。接点34,35は、第1及び第2界面が当接した後、電極アセンブリ12のリード24,25と電気的に結合するように、突起部67上に配置される。更に、突起部は、これら2つの界面を案内し互いに当接係合させることにより、両界面間の整合を促進する。
【0029】
シール部材72は、図7に示すように、突起部67と内側面66とによって画成されるスロット凹部の底部に配置されるOリング又は他の弾性部材から成る。シール部材は、2つの界面が当接する間およびその後も、電源内部への汚染物質および水分の浸入を実質的に防止する。シール部材は、この実施形態においては、第2界面と関連させたが、第1界面22の下面91と関連させるように構成してもよい。また、更なるシール部材や他の同様の構成を使用して、接点およびリードを汚染物質および水分から保護してもよい。
【0030】
また、第1界面を電極アセンブリ12と関連させ、第2界面を電源14と関連させた場合を例示したが、逆に、第1界面を電源14と関連させ、第2界面を電極アセンブリ12と関連させてもよい。
【0031】
第1界面22は、図5で示すように、テーパー形状(傾斜)を有する外側面82を有する。例えば、外側面は、底部から上方に円錐形状にテーパー(傾斜)していてもよい。第2界面32の内側面66(図6)は、第1界面とスライド当接可能な形状を有する。第1界面の外側面82及び第2界面の内側面66を上記形状に形成することによって、両界面間の整合取付けが容易になる。各面を当接して使用者が両界面を互いに押圧すると、これらの当接面に沿って、第1及び第2界面は、自然に、完全な作動係合配列に移行する。
【0032】
更に係合を容易に行うため、表面82(図5)及び表面66(図6)の傾斜を、不均一とすることもできる。即ち、これら表面の傾斜を、領域110(図6)及び領域112(図5)においてそれぞれ小さくすることによって、第1及び第2界面間の当接係合を、更に容易に行うことができる。
【0033】
回転位置決め手段40は、図3及び4で総体的に示すように、各々長楕円断面形状を有する第1界面22の外側面82と第2界面32の内側面66から成る。使用者が、外側面82と内側面66との接触を開始すると、第1及び第2界面が、互いに対し係合回転して、完全な係合配列に配置される。更に、図1及び図2に例示するように、電源および電極アセンブリは、2つの配列のいずれかの配列に、即ちほぼ180°相違した回転位置に、整合して取付けられることができる。第1及び第2界面の内側面および外側面は、それぞれ、長楕円形状として図示および記載したが、上記と同様な操作回転を容易に行えれば、他の形状であってもよい。
【0034】
保持係合手段18は、図4及び5に示すように、バイアスタブ48(図4及び7)と止め部46(図5)とから成る。明らかなように、止め部46は、第1界面22の外側面82に形成され、各バイアスタブ48は、第2界面32に関連させる。図7に示すように、各バイアスタブは、ハンドル部材71と、ピボット軸73と、係合部75と、バイアススプリング77とから成る。第1及び第2界面間の作動係合の際には、タブ48の係合部75は、第1界面32の止め部46内に係止され、第1及び第2界面を脱着可能にロックする。この脱着可能な係止配列は、バイアススプリング77の作用によって保持される。好ましくは、バイアススプリングは、コイルスプリングから成るが、他の従来のバイアス部材を使用することもできる。
【0035】
電気接続手段20は、図7及び8に示すように、電極アセンブリ12の第1及び第2リード24、25、及び電源14の第1及び第2接点34、35の離間配置により構成される。この離間配置によって、少なくとも2つの配列での電気接続が可能となる。特に、電気接続を容易にするため、第1接点34及び第1リード24は、共に、第2界面32に対する第1界面22の回転軸101(図6及び8)に配置される。図7に示すように、第2接点35は、第1接点から所定距離だけ離間している。同様に、第2リード25の一部は、第1リード24の両側に分岐して、第1及び第2接点34、35間の離間距離に対応して離間配置される。このように、電極アセンブリ及び電源が第1の配列で結合される場合(図1)、又は電極アセンブリ及び電源が180°回転した第2の配列で結合される場合(図2)のいずれの場合も、第1接点34は、常に、第1リード24と電気接続され、かつ第2接点35は、常に、第2リード25の2分岐部の一つと電気接続される。
【0036】
第2界面32の内側面66及び第1界面22の外側面82の形状に応じて、電極アセンブリ及び電源は、3つ以上の配列で結合することもできる。例えば、(電極アセンブリ上の)第1リード24及び(電源上の)第1接点34が、電源に対する電極アセンブリの回転軸101に配置され、かつ(電極アセンブリ上の)第2リード25が、第1リードから径方向に実質的に等距離で配置される3つのリード部を有する場合、電極アセンブリ及び電源は、3つの異なる接合配列を有することができる。他の例としては、リードの1つが、円形であり、他方のリードが、電源の回転軸を中心とする円の中心に配置される場合が挙げられる。更に別の例としては、2つのリードが、2つの同心円に形成される場合が挙げられる。後者の2つの実施形態では、電源は、無数の回転位置で作動可能に配列することができる。当業者に明らかなように、本発明においては、リード及び界面の他の幾何形状ならびにリード及び接点の他の設置数を使用することもできる。
【0037】
取付け時、電源の第1及び第2の接点は、バイアス手段19(図11)によって、電極アセンブリの対応する第1及び第2リードとの電気的接続を確実に保持する。バイアス手段は、作動可能に係合した際に電極アセンブリの下面83(図5)より少なくとも僅に下方まで延びる電源の各第1及び第2接点34、35と、電極アセンブリの少なくとも一部(第1及び第2リード24、25の各々が配置される位置)に形成された撓み抵抗を示す材料21’との組み合わせから成る。従って、作動可能に係合した時、第1及び第2接点が、第1及び第2リードを押圧することによって、リード及び材料21’との接触部を外側に撓ませる。この際ある程度の撓みは生じるが、材料21’は、過度の撓みに対しては抵抗を示す。材料21’が取付けペグ86及び87(図11)により作動可能に第1界面に固定されたことによって、リード及び対応する接点間の緊密接触/連続性が保持される。これら取付けペグ(又は他の取付け手段)で固定することによって、材料21’は、第1及び第2接点の押圧により生じる撓み力の大部分に対抗することができる。
【0038】
イオン浸透薬剤搬送装置10は、使用者により以下のように操作可能である。先ず、薬剤または有効試薬を、公知の手段によって、電極アセンブリ12の電極パッド26、28上に付着させる。付着後、電極アセンブリ12を、治療すべき箇所近傍の身体部分に配置する。 電極アセンブリは、電極パッド26及び28(図5)付近に塗布された接着剤130等の従来手段によって、使用者の身体に固定される。水添加電極パッドを使用することにより、更に付着力を高めることができる。固定後、使用者は、電極アセンブリ12に、電極14を容易に取付けることができる。
【0039】
即ち、先ず、第1界面22の外側面82(図5)が、第2界面32の内側面66(図4)にほぼ当接するように、電源14を電極アセンブリ12上に配置する。使用者が第1及び第2界面を押し合わせると、外側面82のテーパー形状および内側面66の外側延設形状に沿って第1及び第2界面が案内される。また、内側および外側面の長楕円形状に沿って、第1界面を、第2界面に対し回転させ、両界面を互いに所望の整合位置に固定することができる。
【0040】
使用者が2つの界面を押し続けると、外側面および内側面に沿って、これら構造は連続的に案内されて当接係合する。完全に係合した後、電源の接点は、電極アセンブリ12の電極リード24、25と当接し、電極材料21’を外側に撓ませる。材料21’は、その元来の弾性ならびに取付けペグ86及び87によって材料21’を第1界面22に固定したことと相俟って、その撓み時に剛性を保持するため、押圧された電極リード24、25を、接点34、35に対し電気接続状態に保持する。
【0041】
当接後、保持手段18は、電極アセンブリに電源を脱着可能に固定する。即ち、タブ48の係合部75(図7)を、電極アセンブリ12の外側面82上に設けた止め部46(図5)にバイアス保持する。この結果、第1及び第2界面は、例えば、治療中の不注意による脱離を防止される。
【0042】
リード24、25及び接点34、35間の電気接続を完了すると、装置は、薬剤/有効試薬を、使用者の体組織を通じて投与することができる。治療完了後または電極アセンブリを電源から離脱したい場合、使用者は、係合部75が止め部46から離脱するまでタブ48をピボット軸に対し回動/押圧するだけででよい。次いで、使用者は、電源を引き出すことによって、第1界面22と第2界面32との当接係合を解除することができる。
【0043】
上記の記載と図面は、単に発明の例示であり、本発明はその要旨を逸脱することなく、種々の修正と変更を行なうことが可能である。
【0044】
【発明の効果】
本発明のイオン浸透薬剤搬送装置は、電源および電極アセンブリ間の結合を容易に達成でき、且つ、電源および電極アセンブリ間の電気的連続性を効果的に維持することができるため、本発明の工業的価値は高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の配列に係わる電源および電極アセンブリの側面図
【図2】 第2の配列に係わる電源および電極アセンブリの側面図
【図3】 電極アセンブリの上面図
【図4】 電源の底面図
【図5】 電極アセンブリの側面図
【図6】 図4の5−5線に沿った電源の部分断面図
【図7】 図4の6−6線に沿った電源の部分断面図
【図8】 電極アセンブリの上面図
【図9】 図3の8−8線に沿った電極アセンブリの断面図
【図10】 使用者の前腕に配置された装置の上面図
【図11】 図2の10−10線に沿った装置の部分断面図
Claims (4)
- 第1界面および少なくとも2つのリードを有する電極アセンブリと、第2界面および2つの接点を有する電源とから成り、当該第1界面及び第2界面は、少なくとも2つの配列において作動可能な当接係合が可能であり、更に前記少なくとも2つの配列のいずれでも2つのリードを接点に電気的に結合する手段とから成ることを特徴とするイオン浸透薬剤搬送装置。
- 前記第1及び第2配列が、電極アセンブリ及び電源の一方を他方に対し軸に対し回転されることにより達成され、前記電気的結合手段が、電極アセンブリの第1リードを回転軸に対し位置決めすること、及び電源の2つのリードの一方を回転軸に対し位置決めすることから成る請求項1に記載の装置。
- 第2接点が、回転軸から所定距離で離間して配置され、かつ第2リードが、回転軸から所定距離で離間して配置されるとともに、前記第2リードが、前記2つの配列のいずれの配列で第2接点と係合する請求項2に記載の装置。
- 更に、第1及び第2界面が当接係合した際、電極アセンブリのリード及び電源の接点を押圧バイアスする手段を含み、当該バイアス手段が、当接係合時に第1界面の底部下方に延びる長さを有する、第2界面と関連した2つの接点の少なくとも一方と、2つのリードの少なくとも一方と関連した弾性変形材料とから成り、第1界面および第2界面の当接係合時に、前記第2界面の少なくとも一方の接点が、弾性変形材料を外側に撓ませることによって、前記少なくとも一方の接点および少なくとも一方のリード間の電気的連続性を保持する請求項1に記載の装置。
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