JP3763686B2 - Charged air filter - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、マスク、空調機器用フィルターなどに用いられるエアフィルターに関するものであって、特に、プレフィルターとメインフィルターとの積層構造を有し、圧力損失が低く、捕集効率に優れた帯電型エアフィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】
空気中の塵埃を捕集するために、様々なエアフィルターが用いられているのは周知の通りである。このようなエアフィルターには、圧力損失が低く、しかも塵埃の捕集効率が可能な限り高いことが望まれており、種々の技術が提案されてきた。中でも比較的精密な空気濾過を期待される用途においては、塵埃の大部分をプレフィルターで捕集し、その濾過空気流下流側に配置され、しかも極めて捕集性能の高い素材として構成されたメインフィルターの目詰まりを遅らせる構成が採用されている。
【0003】
このような2種類の機能を組み合わせたフィルターの構造例として、例えばプレフィルターには比較的嵩密度の高い(空隙率の大きい)布帛を用い、メインフィルターには嵩密度の低い緻密な布帛を配したものが知られている。これは、布帛の構成繊維で形成される空隙を小さく採るほど高い捕集能力を持つことを利用するものである。従前、ニードルパンチ法により絡合形成された不織布でフィルターを構成することは良く知られているが、より効率的な絡合手段として水流絡合法を適用した、より緻密な不織布を用いる技術も知られている。しかし、空隙を小さく採ることによって圧力損失も大きくなることは周知の通りである。従って、上述の空隙を小さくする代わりに、構成繊維を帯電させ、塵埃を静電的な作用によって捕集する技術も広く採用されている。
【0004】
上述した布帛に対する帯電技術として、コロナ放電などの帯電装置を利用する技術は一般的であるが、他の帯電手段として、異なる繊維成分同志が摩擦される際に生じる帯電を利用する技術も古くから知られている。その一例として、米国特許第4,798,850号(以下、文献1と称する)には、清浄なポリオレフィン系繊維と清浄なアクリル系繊維とをカード機によって繊維ウエブとして形成し、この際の繊維間摩擦により摩擦帯電型不織布を得る技術が開示されている。尚、本明細書では、繊維に付着する潤滑剤や帯電防止剤といった、帯電を妨げる添加剤が、非イオン性界面活性剤、アルカリ性水溶液、アルコールなどによって洗浄除去され、摩擦帯電可能な繊維の状態を「清浄な」と称する。この文献1に開示されるポリオレフィン系繊維として、ポリエチレン樹脂、エチレン−プロピレン共重合体またはポリプロピレン樹脂などを構成する炭化水素の一部をシアノ基、またはフッ素或いは塩素といったハロゲンで置換した構造のものが挙げられている。また、アクリル系繊維として、アクリロニトリルと塩化ビニルまたは塩化ビニリデンとを共重合したモダクリル繊維が開示されている。
【0005】
さらに、特開平7−256024号公報(以下、文献2と称する)では、上述した清浄なポリオレフィン系繊維として、ポリプロピレン樹脂とポリエチレン樹脂とを芯鞘型またはサイドバイサイド型に配置した複合繊維を用い、他方、清浄なアクリル系繊維をハロゲン不含のポリアクリロニトリル繊維として用いることにより、これら2種類の繊維を摩擦帯電させ、しかも上記複合繊維によって熱融着性を持たせることが可能な空気濾過材を開示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、塵埃捕集を図るエアフィルターとして、優れた捕集効率を実現するために、プレフィルターとメインフィルターとを積層構成した構造は広く知られている。本願発明者は、プレフィルターとして摩擦帯電型不織布を用いることにより圧力損失を低く抑えつつ、しかも高い塵埃捕集効率を実現し得る帯電型エアフィルターに関し、鋭意検討を重ねた。その結果、摩擦帯電型不織布として所定の繊維を含む組合せとし、かつメインフィルターとしてメルトブロー不織布を採用することによって、極めて優れた特性を持つ帯電型エアフィルターを実現し得ることに着目し、本発明を完成した。従って、本発明の目的は、極めて低圧損であり、しかも捕集効率に優れた帯電型エアフィルターを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的の達成を図るため、本発明の帯電型エアフィルターの構成によれば、プレフィルターとメインフィルターとが積層され、しかも、これらフィルターのうちの少なくとも一方が帯電されてなる帯電型エアフィルターにおいて、上述したプレフィルターは清浄なポリオレフィン系繊維と、無機系溶媒によって紡糸された清浄なポリアクリロニトリル系繊維とを含む摩擦帯電型不織布であり、かつ上述したメインフィルターがメルトブロー不織布であることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施に好適な態様につき説明する。上述したように、本発明の特徴は、(a)清浄なポリオレフィン系繊維と清浄なポリアクリロニトリル系繊維とを含む組合せの摩擦帯電型不織布からなるプレフィルターと、(b)メルトブロー不織布からなるメインフィルターとを積層構成したものである。尚、本明細書では、プレフィルターとメインフィルターとを1層ずつ重ねて構成した場合を中心に説明するが、本発明は、係る積層構造にのみ限定されるものではない。例えば、プレフィルターでメインフィルターを挟持した3層構造、あるいは、メインフィルターの毛羽立ち乃至は繊維の脱落を防ぐようなスパンボンド不織布などからなるカバー材を最も濾過空気下流側に配し、プレフィルターとメインフィルターを具える3層構造など、本発明の特徴となる2つのフィルターを含む構造で有れば、任意好適な設計の変更及び変形を行うことができる。
【0009】
始めに、本発明のプレフィルターを構成する摩擦帯電型不織布について説明する。既に述べたように、本発明を構成する摩擦帯電型不織布は、清浄なポリオレフィン系繊維と、無機系溶媒によって紡糸された清浄なポリアクリロニトリル系繊維とを含む構成としている。このうち、本発明に適用されるポリオレフィン系繊維は特に限定されるものではなく、前述した文献1及び文献2に開示されるポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン−プロピレン共重合体またはポリプロピレン樹脂、または、これら樹脂の一部をシアノ基やハロゲンで置換した樹脂などを単独若しくは複合繊維として組み合わせたものを用いることができる。さらには、例えば芯鞘型の複合繊維において、その鞘成分として上記ポリオレフィン系樹脂を備えたものであっても良い。
【0010】
次いで、上記摩擦帯電型不織布を構成するアクリル系繊維について説明する。アクリル系繊維については、例えば文献3:「繊維便覧−原料編−」(繊維学会編,丸善株式会社刊,1970年10月発行,第727頁〜第779頁参照)に詳説されている。既に述べたように、アクリル系繊維は、その樹脂組成により、文献1に採用されるモダクリル系とポリアクリロニトリル系とに大別される。このうち、ポリアクリロニトリル系繊維は、例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、アセトンなどの有機系溶媒を用いて紡糸したものと、硝酸、塩化亜鉛水溶液、塩化カルシウム水溶液、ロダン塩(チオシアン酸ナトリウム、チオシアン酸カリウム、チオシアン酸カルシウム)水溶液などの無機系溶媒を用いたものとが知られている。本発明者によれば、本発明に適用し得るアクリル系繊維は、何れもポリアクリロニトリル系アクリル繊維であって、その紡糸工程で無機系溶媒を用いて調製されたものである。
【0011】
これら無機系溶媒によって紡糸された市販のポリアクリロニトリル系繊維として、「ベスロン」(東邦レーヨン(株)製,商品名)、「カシミロン」(旭化成工業(株)製,商品名)、「エクスラン」(日本エクスラン工業(株)、商品名)、「クレスラン」(米国American Cyanamid Co.製,商品名)、「ゼフラン」(米国The Dow Chemical Co.製,商品名)、「コーテル」(英国Courtaulds Co.製,商品名)などが挙げられる。これら無機系溶媒によって紡糸調製されたポリアクリロニトリル系繊維と前述のポリオレフィン系繊維を組み合わせることにより、優れた捕集効率を実現し得る効果との因果関係は明らかではない。しかしながら、モダクリル系繊維や有機系溶媒で紡糸調製されたポリアクリロニトリル系繊維の殆どは、くびれた異形断面を持ち、上述した無機系溶媒で紡糸調製されたポリアクリロニトリル系繊維の殆どが略円形断面を有することから、この略円形の繊維断面が摩擦帯電後の荷電状態などに有利に作用するものと考えられる。
【0012】
これらポリオレフィン系繊維と上記ポリアクリロニトリル系繊維との重量混合比は、摩擦による帯電効率を確保するため、30:70〜80:20の範囲内とするのが好適である。
【0013】
以下、本発明に用いられる摩擦帯電型不織布を得るために好適な製造工程を例示により説明する。まず、上述した組合せを含む複数の繊維成分を所定の重量混合比で開繊・混綿した後、これら繊維成分を清浄化する。然る後、これら繊維をカード機にかけ、各繊維成分を互いに摩擦することにより帯電した繊維ウエブを形成する。この状態の繊維ウエブをそのまま摩擦帯電型不織布として利用することもできるが、主としてウエブ強度を高めるため、また、補助的な摩擦帯電を図るためにニードルパンチ法による絡合を行うのが好適である。
【0014】
さらに、本発明に使用する摩擦帯電型不織布は、繊維ウエブの作製時に帯電処理されるため、コロナ放電処理のように効率的な帯電を実現するための設計上の制約が少なく、用途に応じた面密度及び厚さで作製することができる。しかしながら、ウエブ強度を確保するために、好ましくは40g/m2以上、より好適には150g/m2以上の面密度で構成するのが良い。
【0015】
次いで、本発明に使用するメルトブロー不織布につき説明する。このメルトブロー不織布は、上述した摩擦帯電型不織布と組み合わせる際に、メインフィルターとして機能するものである。従って、所望とする塵埃の大きさに応じて、面密度や繊維径、構成樹脂などを設計することができる。具体的には、平均繊維径として10μm以下、好ましくは8μm以下のものであればメインフィルター用途として十分に機能し、面密度はウエブとしての均一性が損なわれない程度のもの、例えば10g/m2以上の任意好適な値とすることができる。構成樹脂としては、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂など、エアフィルターとして従来知られている如何なるものであっても良い。
【0016】
また、上述した摩擦帯電型不織布とメルトブロー不織布とは積層一体化されているのが好ましい。ここに言う積層一体化とは、得られたエアフィルターの全部または一部で、これら2つの不織布層が結合した状態を言う。この積層一体化手段としては、加熱ロールを利用したものなど従来周知の手段とすることができるが、帯電状態にある布帛に加熱処理を施す場合、電荷の散逸によってエレクトレット機能が低下することが知られている。この点から、加熱手段は例えば超音波シール技術などを採用し、エアフィルターに対する熱的な悪影響を最小限に留めるのが望ましい。
【0017】
また、本発明の構成は、上述した2種類のフィルターを積層することにより効果を奏するものであるが、その適用用途は多岐に渡り、所定の枠に取り付けてフィルターユニットとして用いたり、或いは立体的に成型したり、端部をシールするなどによってマスクとして使用することもできる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例について説明する。以下の実施例では、本発明の好適例としてのエアフィルターを調製し、捕集効率の代わりに粉塵捕集時のフィルター下流側へのもれ率を測定すると共に、圧力損失を測定評価した結果に付き説明する。尚、この実施例では、本発明の理解を容易とするため、特定の数値条件などを例示して説明するが、本発明はこれら特定条件にのみ限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内で任意好適な設計の変更及び変形を行うことができる。
【0019】
本実施例では、摩擦帯電型不織布を構成するポリオレフィン系繊維の一例として市販のポリプロピレン繊維である「ダイワボウ PN805」(大和紡績(株)製、商品名:繊度2デニール,繊維長51mm)を用いると共に、無機系溶媒で紡糸調製されたポリアクリロニトリル系繊維の一例として、塩化亜鉛水溶液で紡糸された「ベスロン W241B」(東邦レーヨン(株)製、商品名:繊度2デニール,繊維長51mm)との組合せで用いた。また、メルトブロー不織布として、市販のポリプロピレンペレット(MI=60)を用い、平均繊維径6μm、面密度78g/m2に統一し、コロナ帯電処理(帯電条件12kV)を施した。以下、各実施例サンプルの詳細に付き説明する。
【0020】
・実施例1
実施例1として、上述したポリプロピレン繊維とポリアクリロニトリル系繊維とを重量比4:6で混綿し、カード機によってウエブとした後、針密度100本/cm2でニードルパンチを施し、見かけの厚さ約8mm、面密度400g/m2の摩擦帯電型不織布を調製した。次いで、上述したメルトブロー不織布を積層載置することにより、実施例1に係るサンプルを調製した。
【0021】
・実施例2
実施例2として、見かけの厚さ3.5mm、面密度が240g/m2であることを除いては実施例1と同様な条件でサンプルを調製した。
【0022】
・比較例1
比較例1として、摩擦帯電型不織布の面密度を240g/m2とし、メルトブロー不織布を積層していないことを除いては実施例1と同様な構成でサンプルを調製した。
【0023】
・比較例2
比較例2は、メルトブロー不織布のみで構成した。
【0024】
・比較例4
比較例4として、前述したポリプロピレン繊維のみをカード機にかけてウエブ調製し、針密度100本/cm2でニードルパンチ法による絡合を施して面密度240g/m2の不織布とし、これに上述のメルトブロー不織布を積層載置した後、コロナ放電処理(処理条件12kV)を行うことによりサンプル調製した。
【0025】
・比較例3
比較例3として、メルトブロー不織布を積層しないで構成したことを除いては比較例3と同様なサンプルを調製した。
【0026】
・比較例5
比較例5として、前述したポリプロピレン繊維と、ポリプロピレンとポリエチレンとからなる市販の複合接着繊維「チッソ ES」(チッソ(株)製、商品名:繊度1.5デニール,繊維長51mm)とを87:13の重量比で混綿後にカード機にかけてウエブ調製し、10MPaの高圧水流で絡合を施したことを除いては比較例4と同様なサンプルを調製した。
【0027】
以上、7種類のサンプルについて、主な構成を表1に示す。尚、同表の「繊維構成」における「アクリル」とは、何れも無機系溶媒で紡糸調製されたポリアクリロニトリル系繊維を表している。
【0028】
【表1】
【0029】
次いで、これらサンプルの評価方法について説明する。この実施例では、圧力損失及び粉塵のもれ率(捕集効率(%)を100から引いた値)を測定評価するに当たり、防塵マスクに適用されている「防塵マスクの規格」(昭和63年労働省告示第19号)第6条に記載される試験方法に準じて行った。まず、粉塵の通過面積が直径85mmの円形となるように各サンプルを所定形状に裁断して測定サンプルとし、規定の測定装置に装着する。続いて、粒径が2μm以下の石英を粉塵に用い、粉塵濃度が30mg/m3、かつ流量を30リッター/分(0.03m3)として粉塵を測定サンプル上流側から供給し、測定サンプル上流側及び測定サンプル下流側の粉塵量を光散乱式粉塵濃度計で測定した。この測定結果は、供給された粉塵量に対して、下流側で観測された粉塵量の割合をもれ率(%)として経時的に記録した。さらに、各測定点での圧力損失を、サンプル上流側とサンプル下流側での圧力差をマノメーターで測定し記録した。
【0030】
図1は、実施例1〜比較例5までの各サンプルについて、各測定サンプルに対する粉塵供給量が合計100mgとなるまでの測定を行った際のもれ率を各々プロットした特性曲線図である。縦軸はもれ率(%)を対数スケールで採り、横軸は粉塵堆積量(mg)をリニアスケールで採って示す。
【0031】
この図1から理解できるように、本発明を適用した実施例1及び実施例2では何れももれ率1%以下の、極めて高効率な捕集効率を示した。特に、摩擦帯電型不織布の面密度を比較的大きく採った実施例1では、実施例2に比べてもれ率の上昇傾向が緩やかであることが理解できる。また、メルトブロー不織布を備えていない比較例1及び摩擦帯電型不織布を備えていない比較例2と実施例2との比較から、摩擦帯電型不織布とメルトブロー不織布の積層構造により、著しくもれ率改善が図られていることが理解できる。さらに、単にコロナ帯電を施したニードルパンチ不織布(比較例3)及びこれにメルトブロー不織布を積層構成したもの(比較例4)に比べて、本発明を適用した実施例に係るサンプルでは、粉塵の下流側への漏れが少ない優れた捕集効率を示すことが判った。加えて、水流絡合による緻密なプレフィルターを備えるサンプル(比較例5)では、粉塵が堆積するにつれて捕集効率が向上(もれ率は低下)する、いわゆるメカニカル濾過現象が認められた。
【0032】
次いで、図2は上述した測定時に同時に測定した圧力損失に関する評価結果を示す特性曲線図である。縦軸は圧力損失(Pa)、横軸に粉塵堆積量(mg)を採って示す。図1を参照して説明した通り、捕集性能として優れていたサンプルとして、本発明を適用した実施例1及び実施例2、並びに水流絡合を適用した緻密なプレフィルターを備える比較例5を挙げることが出来る。しかし、このうちの比較例5は、初期の圧力損失が高く、しかも圧力損失の増大傾向が著しい点が図2から理解できる。以上、図1及び図2に示すもれ率並びに圧力損失の測定結果から、本発明を適用することにより、著しく優れた濾過性能を有する帯電型エアフィルターを実現し得ることが明らかとなった。
【0033】
【発明の効果】
上述した説明からも明らかなように、本発明に係る帯電不織布とメルトブロー不織布との積層構造を有するエアフィルターにより、極めて低圧損であり、しかも捕集効率に優れた帯電型エアフィルターを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するため、もれ率の測定結果を示す特性曲線図、
【図2】本発明の実施例を説明するため、圧力損失の測定結果を示す特性曲線図。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an air filter used for a mask, a filter for an air conditioner, etc., and in particular, has a laminated structure of a pre-filter and a main filter, has a low pressure loss, and is excellent in collection efficiency It relates to an air filter.
[0002]
[Prior art]
As is well known, various air filters are used to collect dust in the air. For such an air filter, it is desired that the pressure loss is low and the dust collection efficiency is as high as possible, and various techniques have been proposed. In particular, in applications where relatively precise air filtration is expected, the main part is constructed as a material that collects most of the dust with a pre-filter and is located downstream of the filtered air flow, and has a very high collection performance. A configuration that delays clogging of the filter is adopted.
[0003]
As an example of a filter structure combining these two types of functions, for example, a cloth with a relatively high bulk density (high porosity) is used for the prefilter and a dense cloth with a low bulk density is used for the main filter. Is known. This utilizes the fact that the smaller the gap formed by the constituent fibers of the fabric, the higher the collection ability. Conventionally, it is well known that a filter is composed of a nonwoven fabric entangled by a needle punch method, but a technique using a denser nonwoven fabric using a water entanglement method as a more efficient entanglement method is also known. It has been. However, as is well known, the pressure loss increases as the gap is made smaller. Therefore, instead of reducing the above-mentioned gap, a technique for charging the constituent fibers and collecting dust by an electrostatic action is widely adopted.
[0004]
As a charging technique for the above-described fabric, a technique using a charging device such as corona discharge is common, but as another charging means, a technique using charging generated when different fiber components are rubbed is also old. Are known. As an example, U.S. Pat. No. 4,798,850 (hereinafter referred to as Document 1) forms a clean polyolefin fiber and a clean acrylic fiber as a fiber web by a card machine, and the fiber at this time A technique for obtaining a frictionally charged nonwoven fabric by inter-friction is disclosed. In the present specification, the state of the fiber that is triboelectrically chargeable, such as a lubricant or an antistatic agent that adheres to the fiber, is washed and removed by a nonionic surfactant, an alkaline aqueous solution, alcohol, or the like. Is called “clean”. The polyolefin fiber disclosed in this
[0005]
Further, in JP-A-7-256024 (hereinafter referred to as Document 2), as the above-described clean polyolefin fiber, a composite fiber in which a polypropylene resin and a polyethylene resin are arranged in a core-sheath type or a side-by-side type is used. An air filter material is disclosed in which clean acrylic fibers are used as halogen-free polyacrylonitrile fibers to frictionally charge these two types of fibers and to have heat-fusibility with the composite fibers. is doing.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, as an air filter for collecting dust, a structure in which a pre-filter and a main filter are laminated to realize excellent collection efficiency is widely known. The inventor of the present application has made extensive studies regarding a chargeable air filter that can achieve high dust collection efficiency while suppressing pressure loss by using a frictionally charged nonwoven fabric as a prefilter. As a result, focusing on the fact that a charging type air filter having extremely excellent characteristics can be realized by adopting a combination including predetermined fibers as a friction charging type nonwoven fabric and adopting a melt blown nonwoven fabric as a main filter, the present invention completed. Accordingly, an object of the present invention is to provide a chargeable air filter having extremely low pressure loss and excellent collection efficiency.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, according to the configuration of the chargeable air filter of the present invention, in the chargeable air filter in which the prefilter and the main filter are laminated, and at least one of these filters is charged. The pre-filter described above is a frictionally charged nonwoven fabric including clean polyolefin fibers and clean polyacrylonitrile fibers spun with an inorganic solvent, and the main filter is a melt blown nonwoven fabric. Yes.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments for implementing the present invention will be described. As described above, the feature of the present invention is that (a) a pre-filter made of a friction-charged non-woven fabric in combination comprising clean polyolefin fiber and clean polyacrylonitrile fiber, and (b) a main filter made of melt blown non-woven fabric. Are laminated. In this specification, the case where the pre-filter and the main filter are stacked one by one will be mainly described. However, the present invention is not limited to such a laminated structure. For example, a three-layer structure in which the main filter is sandwiched between prefilters, or a cover material made of spunbond nonwoven fabric that prevents fluffing of the main filter or fibers from falling off is arranged on the most downstream side of the filtration air. Any suitable design change and modification can be performed as long as the structure includes two filters, which is a feature of the present invention, such as a three-layer structure including a main filter.
[0009]
First, the triboelectric nonwoven fabric constituting the prefilter of the present invention will be described. As already described, the frictionally charged nonwoven fabric constituting the present invention includes a clean polyolefin fiber and a clean polyacrylonitrile fiber spun by an inorganic solvent. Among these, the polyolefin fiber applied to the present invention is not particularly limited, and the polypropylene resin, polyethylene resin, polystyrene resin, vinyl acetate copolymer resin, ethylene A propylene copolymer or a polypropylene resin, or a resin in which a part of these resins is substituted with a cyano group or a halogen can be used alone or in combination as a composite fiber. Furthermore, for example, a core-sheath type composite fiber may be provided with the polyolefin resin as a sheath component.
[0010]
Next, the acrylic fibers constituting the frictionally charged nonwoven fabric will be described. The acrylic fiber is described in detail in, for example, Document 3: “Fiber Handbook-Raw Material Edition” (Edited by Textile Society, published by Maruzen Co., Ltd., published in October 1970, pages 727 to 779). As already described, acrylic fibers are broadly classified into modacrylic and polyacrylonitrile based on the resin composition depending on the resin composition. Of these, polyacrylonitrile fibers are spun using organic solvents such as dimethylformamide, dimethylacetamide, acetonitrile, and acetone, as well as nitric acid, aqueous zinc chloride, aqueous calcium chloride, and rhodan salts (sodium thiocyanate, thiocyanate). It is known to use an inorganic solvent such as an aqueous solution of potassium acid or calcium thiocyanate. According to the present inventor, all of the acrylic fibers applicable to the present invention are polyacrylonitrile-based acrylic fibers, and are prepared using an inorganic solvent in the spinning process.
[0011]
Commercially available polyacrylonitrile fibers spun with these inorganic solvents include “Veslon” (trade name, manufactured by Toho Rayon Co., Ltd.), “Cashmilon” (trade name, manufactured by Asahi Kasei Kogyo Co., Ltd.), “Exlan” ( Nippon Exlan Industry Co., Ltd., trade name), Creslan (product name of American Cyanamid Co., USA), Zefran (product name of USA, The Dow Chemical Co., USA), Courtel (Courtaulds Co., UK) Product name). The causal relationship between the effect of achieving excellent collection efficiency by combining the polyacrylonitrile fiber spun and prepared with these inorganic solvents and the above-mentioned polyolefin fiber is not clear. However, most of the polyacrylonitrile fibers spun and prepared with modacrylic fibers and organic solvents have a constricted irregular cross section, and most of the polyacrylonitrile fibers spun and prepared with the inorganic solvents described above have a substantially circular cross section. Therefore, it is considered that this substantially circular fiber cross section has an advantageous effect on the charged state after frictional charging.
[0012]
The weight mixing ratio between the polyolefin fibers and the polyacrylonitrile fibers is preferably in the range of 30:70 to 80:20 in order to ensure charging efficiency by friction.
[0013]
Hereinafter, a production process suitable for obtaining the frictionally charged nonwoven fabric used in the present invention will be described by way of example. First, after opening and blending a plurality of fiber components including the combination described above at a predetermined weight mixing ratio, these fiber components are cleaned. Thereafter, these fibers are applied to a card machine, and each fiber component is rubbed against each other to form a charged fiber web. The fiber web in this state can be used as it is as a frictionally charged non-woven fabric, but it is preferable to perform entanglement by the needle punch method mainly for increasing the web strength and for auxiliary frictional charging. .
[0014]
Furthermore, since the frictionally charged nonwoven fabric used in the present invention is charged during the production of the fiber web, there are few design restrictions for realizing efficient charging as in the corona discharge treatment, and it is suitable for the application. It can be produced with areal density and thickness. However, in order to ensure the web strength, the surface density is preferably 40 g / m 2 or more, more preferably 150 g / m 2 or more.
[0015]
Next, the melt blown nonwoven fabric used in the present invention will be described. This melt blown nonwoven fabric functions as a main filter when combined with the above-described frictionally charged nonwoven fabric. Accordingly, the surface density, fiber diameter, constituent resin, and the like can be designed according to the desired size of dust. Specifically, if it has an average fiber diameter of 10 μm or less, preferably 8 μm or less, it will function satisfactorily as a main filter application, and the surface density is such that the uniformity as a web is not impaired, for example, 10 g / m. Any suitable value of 2 or more can be set. The constituent resin may be any conventionally known air filter such as a polyolefin resin such as polypropylene or polyethylene, a polyamide resin, a polyester resin, or a polycarbonate resin.
[0016]
Moreover, it is preferable that the above-described frictionally charged nonwoven fabric and the melt blown nonwoven fabric are laminated and integrated. The term “stacked integration” as used herein refers to a state in which these two nonwoven fabric layers are combined in all or part of the obtained air filter. As this lamination and integration means, a conventionally known means such as one using a heating roll can be used. However, when heat treatment is performed on a charged fabric, it is known that the electret function is deteriorated due to charge dissipation. It has been. In this respect, it is desirable that the heating means adopts, for example, an ultrasonic sealing technique to minimize the adverse thermal effect on the air filter.
[0017]
In addition, the configuration of the present invention is effective by laminating the above-described two types of filters. However, the application can be used for various purposes, and it can be attached to a predetermined frame and used as a filter unit, or three-dimensionally. It can also be used as a mask by molding into a seal or sealing the end.
[0018]
【Example】
Examples of the present invention will be described below. In the following examples, an air filter as a preferred example of the present invention was prepared, and the leakage rate to the downstream side of the filter during dust collection was measured instead of the collection efficiency, and the pressure loss was measured and evaluated. The explanation is attached to. In this embodiment, in order to facilitate understanding of the present invention, specific numerical conditions and the like will be exemplified and described. However, the present invention is not limited only to these specific conditions, and the object of the present invention is Any suitable design changes and modifications can be made within the scope.
[0019]
In this example, as an example of a polyolefin-based fiber constituting the frictionally charged nonwoven fabric, a commercially available polypropylene fiber “Daiwabo PN805” (manufactured by Daiwabo Co., Ltd., trade name: fineness 2 denier, fiber length 51 mm) is used. As an example of polyacrylonitrile fiber prepared by spinning with an inorganic solvent, combination with “Veslon W241B” (trade name: fineness 2 denier, fiber length 51 mm, manufactured by Toho Rayon Co., Ltd.) spun with an aqueous zinc chloride solution Used in. Moreover, as a melt blown nonwoven fabric, commercially available polypropylene pellets (MI = 60) were used, the average fiber diameter was unified to 6 μm, the surface density was 78 g / m 2 , and corona charging treatment (charging condition: 12 kV) was performed. Hereinafter, the details of each sample will be described.
[0020]
Example 1
As Example 1, after blending the above-described polypropylene fiber and polyacrylonitrile fiber at a weight ratio of 4: 6 and forming a web by a card machine, needle punching was performed at a needle density of 100 / cm 2 , and the apparent thickness A frictionally charged nonwoven fabric having a surface density of about 8 mm and a surface density of 400 g / m 2 was prepared. Subsequently, the sample which concerns on Example 1 was prepared by carrying out lamination mounting of the melt blown nonwoven fabric mentioned above.
[0021]
Example 2
As Example 2, a sample was prepared under the same conditions as Example 1 except that the apparent thickness was 3.5 mm and the surface density was 240 g / m 2 .
[0022]
Comparative example 1
As Comparative Example 1, a sample was prepared with the same configuration as Example 1 except that the surface density of the frictionally charged nonwoven fabric was 240 g / m 2 and the meltblown nonwoven fabric was not laminated.
[0023]
Comparative example 2
The comparative example 2 was comprised only with the melt blown nonwoven fabric.
[0024]
Comparative example 4
As Comparative Example 4, a web was prepared by using only the above-described polypropylene fiber on a card machine, and entangled by a needle punch method at a needle density of 100 / cm 2 to obtain a nonwoven fabric having a surface density of 240 g / m 2. After laminating the nonwoven fabric, a sample was prepared by performing a corona discharge treatment (treatment condition 12 kV).
[0025]
Comparative example 3
As Comparative Example 3, a sample similar to Comparative Example 3 was prepared except that the melt blown nonwoven fabric was not laminated.
[0026]
Comparative example 5
As Comparative Example 5, 87 of the above-described polypropylene fiber and a commercially available composite adhesive fiber “Chisso ES” (trade name: fineness 1.5 denier, fiber length 51 mm, manufactured by Chisso Corporation) made of polypropylene and polyethylene: A sample was prepared in the same manner as in Comparative Example 4 except that the web was prepared with a card machine after blending at a weight ratio of 13 and entangled with a high-pressure water flow of 10 MPa.
[0027]
The main configuration of the seven types of samples is shown in Table 1 above. “Acrylic” in “Fiber structure” in the table represents a polyacrylonitrile fiber prepared by spinning with an inorganic solvent.
[0028]
[Table 1]
[0029]
Next, a method for evaluating these samples will be described. In this example, in measuring and evaluating the pressure loss and dust leakage rate (a value obtained by subtracting the collection efficiency (%) from 100), the “dust mask standard” (Showa 63) applied to the dust mask. Ministry of Labor Notification No. 19) The test method described in Article 6 was conducted. First, each sample is cut into a predetermined shape so that the dust passage area is a circular shape having a diameter of 85 mm, and the sample is mounted on a specified measuring device. Subsequently, quartz having a particle size of 2 μm or less is used as dust, the dust concentration is 30 mg / m 3 , the flow rate is 30 liters / minute (0.03 m 3 ), dust is supplied from the upstream side of the measurement sample, and upstream of the measurement sample The amount of dust on the side and the downstream side of the measurement sample was measured with a light scattering dust concentration meter. The measurement result was recorded over time as the leakage rate (%) of the amount of dust observed on the downstream side with respect to the amount of dust supplied. Furthermore, the pressure loss at each measurement point was recorded by measuring the pressure difference between the sample upstream side and the sample downstream side with a manometer.
[0030]
FIG. 1 is a characteristic curve diagram in which leakage rates are plotted for each sample from Example 1 to Comparative Example 5 when measurement is performed until the total amount of dust supplied to each measurement sample reaches 100 mg. The vertical axis shows the leakage rate (%) on a logarithmic scale, and the horizontal axis shows the amount of dust accumulation (mg) on a linear scale.
[0031]
As can be understood from FIG. 1, in Examples 1 and 2 to which the present invention was applied, extremely high collection efficiency with a leakage rate of 1% or less was shown. In particular, it can be understood that in Example 1 in which the surface density of the frictionally charged non-woven fabric is relatively large, the tendency of increase in the leakage rate is moderate compared to Example 2. Further, from the comparison between Comparative Example 1 that does not include the melt blown nonwoven fabric and Comparative Example 2 that does not include the frictionally charged nonwoven fabric, and Example 2, the laminated structure of the frictionally charged nonwoven fabric and the meltblown nonwoven fabric significantly improves the leakage rate. It can be understood that it is illustrated. Furthermore, compared with a needle punched nonwoven fabric (Comparative Example 3) simply subjected to corona charging and a laminate structure of a melt blown nonwoven fabric (Comparative Example 4), in the sample according to the example to which the present invention is applied, downstream of dust It was found to show excellent collection efficiency with little leakage to the side. In addition, in the sample (Comparative Example 5) provided with a dense pre-filter by water entanglement, a so-called mechanical filtration phenomenon in which the collection efficiency is improved (leakage rate is reduced) as dust accumulates was observed.
[0032]
Next, FIG. 2 is a characteristic curve diagram showing an evaluation result regarding the pressure loss measured simultaneously with the above-described measurement. The vertical axis represents pressure loss (Pa), and the horizontal axis represents dust accumulation (mg). As described with reference to FIG. 1, Examples 1 and 2 to which the present invention is applied as a sample having excellent collection performance, and Comparative Example 5 having a dense prefilter to which water current entanglement is applied. I can list them. However, it can be understood from FIG. 2 that Comparative Example 5 among them has a high initial pressure loss and a remarkable tendency to increase the pressure loss. As described above, from the leakage rate and pressure loss measurement results shown in FIG. 1 and FIG. 2, it has become clear that by applying the present invention, a chargeable air filter having remarkably excellent filtration performance can be realized.
[0033]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, the air filter having a laminated structure of the charged nonwoven fabric and the melt blown nonwoven fabric according to the present invention provides a charged air filter having extremely low pressure loss and excellent collection efficiency. Can do.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a characteristic curve diagram showing a leakage rate measurement result for explaining an embodiment of the present invention;
FIG. 2 is a characteristic curve diagram showing measurement results of pressure loss for explaining an example of the present invention.
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