JP3763202B2 - Photoelectric sensor and multi-optical axis photoelectric sensor - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は光電センサに関し、特に相互干渉による誤動作を防ぐことができる光電センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
多光軸光電センサは、プレス機械の安全装置または危険区域における進入警戒装置として従来から用いられている。多光軸光電センサは、複数の投光素子を有する投光器と、その複数の投光素子のそれぞれに対応する複数の受光素子を有する受光器とが対向するように配置される。これら複数の投光素子と複数の受光素子とのそれぞれの間に光軸が形成されることにより、投光器と受光器の間に多数の光軸(光路)が形成される。そして、投光器と、受光器との間に検出エリアを設定し、複数の投光素子を順次発光させてそれぞれの投光素子に対応する受光素子により投光タイミングと同期した状態で受光動作が行なわれる。多光軸光電センサにおいては、検出領域内に遮光物体が存在するときには受光素子により受光信号がなくなるので、それに基づく光軸の遮光状態を判断して物体検出信号を出力することができる。そして、多光軸光電センサが使用される場所では、そのような物体検出信号に基づいてプレス装置を停止させたり、あるいは工場内への危険区域への人の進入を検出して警報を発するようにするなどして、事故を未然に防止するようにされている。
【0003】
ところで、光電センサが近接して複数設けられると、相互干渉を起こす場合が生じる。このような光電センサの相互干渉検出がたとえば特開平5−75421号公報に開示されている。同公報によれば、外乱光検出状態と呼ばれる通常動作中の非投光時に受光機能が有効化される。外乱光検出状態での受光頻度が低い場合には警告を行ない、外乱光検出状態での受光頻度が高い場合は出力を遮光状態と同様にし、電源リセットがなされるまでその状態が維持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の光電センサは上記のようにして外乱光の検出が行なわれていた。しかしこの場合、外乱光が自らと同形式の光電センサからの相互干渉光である場合、干渉される側と干渉する側の投光周期は極めて近いため、干渉を発見するのに時間がかかる。したがって、思わぬときに光電センサが機能停止状態に陥ることになり、光電センサによって制御されるマシンが停止したり、設置変更によって相互干渉を防止しようとしても、新しい設置で正しいのかどうか確認するまでに時間がかかるため、利便性が低くなる可能性があった。
【0005】
この状態を図を用いて説明する。図9は相互干渉光を検出するための光電センサの受光タイミング(a)と外乱光の投光タイミング(b)とを示す図である。図9を参照して、たとえば多光軸光電センサにおいて、外乱光を受けるセンサの投光周期(=受光周期)を5ms、外乱光を与えるセンサの投光周期を5.001ms(相対誤差0.02%)とする。図9に示すように、センサの受光タイミング(a)と外乱光の投光タイミング(b)とが0.001msずれているため、1周期ごとに両タイミングが0.001msずつ接近していく。したがって、t=22.5sになった時点で初めて相互干渉が検出できる。外乱光タイミングと外乱光検出タイミングの初期ずれが4.5msであったとすると、外乱光検出までにかかる時間は、5.001ms×4.5ms/0.001ms=22.5sとなる。外乱光を検出した場合にセンサ出力を停止するアルゴリズムが採用されている場合、いつの間にか光電センサが停止しているという状態があり得る。その結果、ユーザにとって利便性に問題が生じる。
【0006】
さらに、投光パルス幅を5μs、受光軸有効期間を10μsとすると相互干渉の持続時間は、5ms×(5μs+10μs)/0.001ms=75msである。この期間は、光軸を遮ってもセンサは反応せず、誤動作状態となっている。
【0007】
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、短時間で確実に相互干渉の有無が検出できる光電センサを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る光電センサは、投光部と受光部とが所定の周期で同期して動作する。光電センサは投光部の投光を停止する手段と、投光部の投光停止状態において受光部での受光の有無を所定の周期で検出することによって、相互干渉光の有無を判別する判別手段と、判別手段による受光の有無の検出タイミングを指示する受光タイミング手段と、判別手段により相互干渉光の入光があると判別されたときは、その旨を表示する表示手段とを含み、受光タイミング手段は、判別手段により相互干渉光の入光があると判別されるまで、所定の周期の全位相に亘って判別手段による検出タイミングを順次シフトさせる一巡処理を行なう。
【0009】
投光部が投光しない状態で受光部が所定の周期の位相をずらせて相互干渉光を受光することで、相互干渉光の有無を判別し、相互干渉光があったときはその旨が表示される。その結果、一定周期の光を有する相互干渉の有無を確実に短時間で検出できる。
【0010】
請求項2に係る多光軸光電センサは、それぞれが対の光軸をなし、各々が一定周期で同期して動作する投光部と受光部とを複数有し、各光軸に対応する投光部と受光部とが所定の周期で逐次同期して動作する。多光軸光電センサは複数の投光部の投光を停止する手段と、複数の投光部の投光停止状態において、複数の受光部での受光の有無を所定の周期で同時に検出することによって、相互干渉光の有無を判別する判別手段と、判別手段による受光の有無の検出タイミングを指示する受光タイミング手段と、判別手段により相互干渉光の入光があると判別されたときは、その旨を表示する表示手段とを含み、受光タイミング手段は、判別手段により相互干渉光の入光があると判別されるまで、所定の周期の全位相に亘って判別手段による検出タイミングを順次シフトさせる一巡処理を行なう。
【0011】
複数の投光部と受光部とを有する多光軸光電センサにおいて、投光部が投光しない状態で複数の受光部が所定の周期の位相をずらせて相互干渉光の有無を検出し、相互干渉光を検出したときはその旨が表示される。そのため、多光軸光電センサにおいて、一定周期で投光を行なっている干渉光を短時間で確実に検出できる。
【0012】
請求項3に係る多光軸光電センサはそれぞれが対の光軸をなし、同期して動作する投光部と受光部とを複数有し、各光軸に対応する投光部と受光部とが所定の周期で逐次同期して動作する。多光軸光電センサは、複数の投光部の投光を停止する手段と、複数の投光部の投光停止状態において、複数の光軸の各々を所定の外部診断時受光周期で繰り返し選択する光軸選択手段と、複数の投光部の投光停止状態において、光軸選択手段により選択された受光部での受光の有無を検出することによって、相互干渉光の有無を判別する判別手段と、判別手段による受光の有無の検出タイミングを指示する受光タイミング手段と、判別手段により相互干渉光の入光があると判別されたときは、その旨を表示する表示手段とを含み、受光タイミング手段は、判別手段により相互干渉光の入光があると判別されるまで、外部診断時受光周期の全位相に亘って判別手段による検出タイミングを順次シフトさせる一巡処理を行なう。
【0013】
複数の投光部と受光部とを有する多光軸光電センサにおいて、投光部が投光しない状態で選択された受光部が外部診断時周期をずらせながら相互干渉光を受光する。そして相互干渉光を受光したときはその旨が表示される。その結果、複数の光軸のうち所望の光軸の干渉の有無を検出できる。
【0014】
請求項4に係る多光軸光電センサにおいては、請求項3における多光軸光電センサの表示手段は選択された、相互干渉光を検出した光軸を識別できる表示を行なう。
【0015】
相互干渉光を検出した光軸を識別できる表示が行なわれるため、複数の光軸のうちどの光軸が干渉を行なっているのかが検出できる。
【0016】
請求項5に係る光電センサにおいては、請求項1〜請求項3のいずれか1項に係る光電センサが所定の装置に接続され、判別手段が相互干渉光を検出したときは、所定の信号を装置に出力する。
【0017】
請求項1〜請求項3のいずれか1項の光電センサにおいて、一旦相互干渉光を検出した後は、相互干渉光のない状態にしない限り、装置は出力を遮光状態と同じ状態に保たれる。その結果、光電センサを用いた装置において確実に安全性が確保される。
【0018】
【発明の実施の形態】
(i) 第1実施形態
以下この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は単光軸の反射型光電センサの要部を示す機能ブロック図である。図1を参照して、反射型光電センサ10は光電センサのほとんどの機能を達成するマイクロコンピュータ11と、マイクロコンピュータ11に接続され、投光を行なうLED15を制御する投光回路12と、受光部を構成するフォトダイオード(以下PDと略す)16で受けた信号を入力する受光回路13と、図示のない装置に制御出力信号を出力するための出力回路14と、PD16によって外乱光を検出したときにその旨を表示する外乱光受光表示灯19と、ON/OFFを表示するための表示灯18とを含む。マイクロコンピュータ11にはさらに、データを記憶するためのEEPROM23が接続されている。光電センサ10はさらに電源回路17を含み、電源回路17には電源端子20を介して電力が供給される。
【0019】
マイクロコンピュータ11は投光タイミングを指示する投光タイミング部25と、受光タイミングを指示する受光タイミング部26と、外部診断入力端子21からの信号に応じて診断時に投光停止を行なう投光停止部24と、受光タイミング部26に応じて受光回路13によって所定のタイミングで受光を行なうゲート部27と、受光回路13での受光の有無を判別する判別部28の機能を有する。
【0020】
通常は投光部15であるLEDからの光が検出物体40によって反射され、その検出光が検出部16であるフォトダイオードに入力されて検出物体40の有無が判別部28で判別される。
【0021】
投光と受光は投光タイミング部25から受光タイミング部26への同期信号によって同期制御されている。この光電センサ10は外部診断入力端子21を有し、図示のない装置から外部診断機能が選択されている場合は、投光を停止し出力を安全状態(OFF)に保つ。またこのとき受光タイミング部25は受光タイミング(位相)を後述のように少しずつシフトさせる。受光部16であるPDが受光した信号は受光回路13で増幅、フィルタリングされた後、ゲート部27に送られる。ゲート部27は受光タイミング部26によって制御された期間だけ受光信号を判別部28に通す。
【0022】
図6にこの発明が適用される単光軸反射型光電センサ81の全体外観を示す。図2は外部診断時の受光タイミングと外乱光タイミングの関係を示すタイミングチャートである。時間的条件として、センサの投光周期(=受光周期)を100μs、投光パルス幅を10μs、受光有効期間を10μsとする。
【0023】
図2を参照して、(a)は外部診断機能選択時のセンサの受光タイミングを示し、(b)は外乱光のタイミングを示す。
【0024】
次に外乱光(相互干渉光)の検出手順について説明する。
▲1▼ 通常の投光タイミングで2周期の間、入光の有無を判別する。
【0025】
▲2▼ 一度でも入光状態があった場合、さらに5周期の間、入光監視をする。
▲3▼ 多数決論理に従って、たとえば7周期中、4周期以上で入光状態を検出した場合、外乱光ありと判断する。その後、同じ位相のまま外乱光検知を継続する。途中で外乱光なしと判断した場合は、▲1▼から再度入光の有無検知を開始する。
【0026】
▲4▼ 以上▲2▼で一度も入光状態がなかった場合と、▲3▼で入光状態が3回以下の場合は、入光タイミング本来の同期信号に対して5μs遅らせて、▲1▼▲2▼▲3▼を実行する(位相シフトを行なう)。
【0027】
▲5▼ 外乱光なしと判断した場合、受光タイミングをさらに5μs遅らせてトータル10μs遅らせ、▲1▼▲2▼▲3▼を実行する。
【0028】
▲6▼ 相互干渉の可能性なしと判断した場合、受光タイミングをさらに5μs遅らせてトータル15μs遅らせる。以下同様に、20、25、…95μs遅らせる。それでも相互干渉の可能性なしと判断した場合は、遅れ時間を0とし再度▲1▼から開始する。
【0029】
▲7▼ 以上の1巡処理時間は最大0.1ms×7周期×20(遅れ処理)=14μsとなる。
【0030】
具体的な例を図2を参照して説明する。上記▲4▼で説明したように、入光状態がなかった場合、外部診断機能選択時のセンサの受光タイミング(a)を5μsずらせる、すなわち位相をシフトする(a1)。そして通常の100μsで受光を行なう(a2)。ここではb1の点で外乱光のタイミング(b)と一致する。b2で4周期以上で入光状態を検出することになるため、判別部28は外乱光ありと判断する。そしてその旨を外乱光受光表示灯19に表示する。この表示状態としては、外乱光受光表示灯19を点滅させてもよい。また、「外部診断時の入光」情報は、EEPROM23の記憶素子に記録される。この記録は電源のON、OFFによって消されることはなく、「外部診断時の遮光」が記録されるまで保たれる。つまり、EEPROM23が「外部診断時の入光」情報を保持したまま外部診断機能の選択を中止したり、電源ON、OFFした場合でも、出力は「外部診断時の入光」情報に従って安全状態(OFF)に制御される。「外部診断時の遮光」情報は遮光状態が28ms以上続いた場合に記録される。ここで28msは上記した1巡処理最大時間14msを2倍したもので、2巡しても外乱光を受光しなかった場合にのみ外部診断時の遮光情報が記録される。
【0031】
光電センサ10は「外部診断時の遮光」情報が記録された後、外部診断入力信号を一定期間受信しなくなった時点で外部診断モードから通常のモードに戻る。
【0032】
(ii) 第2実施形態
図3は多光軸光電センサの制御部の要部を示すブロック図である。図3を参照して、多光軸光電センサ51は、投光器52と受光器63とを含む。投光器52は投光器の主要な機能を達成するマイクロコンピュータ55と、マイクロコンピュータ55に接続され、複数の投光部であるLED1〜LED8に投光信号を出力する逐次投光回路59と、外乱光探索表示を行なっている旨を表示する外乱光探索表示灯54と、電源回路53とを含む。マイクロコンピュータ55は投光タイミングを制御する投光タイミング部56と、投光停止を行なう投光停止部57と、外部診断時にその旨を受光器63側に送信する送信部58の機能を果たす。
【0033】
受光器63は受光器63としての主要な機能を達成するマイクロコンピュータ69と、複数の受光部PD1〜PD8からの受光信号を受けるとともに、そのうち所望の光軸を選択可能な光軸選択回路75と、光軸選択回路75に接続され、マイクロコンピュータ69に対して選択された光軸からの受光があったことを伝達する受光回路67と、ON/OFF表示灯65と、投光器52以外の外乱光の受光を行なった旨の表示を行なう外乱光受光表示灯66と、マイクロコンピュータ69が外乱光の有無を判別した結果を図示のない外部装置へ制御出力端子77を介して出力する出力回路68とを含む。マイクロコンピュータ69にはEEPROM74が接続され、そこに後に説明する所定のデータが記録される。受光器63は外部から電源端子76を介して電力を供給される電源回路64を含む。
【0034】
マイクロコンピュータ69は投光器52からの同期/外部診断指示信号を受ける受信部73と、受信部を介して投光器52から受けた受光タイミングを設定する受光タイミング部72と、受光タイミングに応じてそのタイミングで受光回路67からの受光の有無信号を通すゲート部70と、外乱光の有無を判別する判別部71の機能を行なう。
【0035】
投光器52の送信部58と受光器63の受信部73とは同期/外部診断指示信号78を送信するケーブルで接続されている。
【0036】
投光器52は外部診断入力端子61を持つ。そして図示のない外部装置によって外部入力診断機能が選択されていない場合は、同期信号を受光器63に送信し、外部入力診断機能が選択されている場合は、外部診断指示信号を受光器63に送信する。投光器52は、通常では各光軸のLEDを逐次投光させているが、外部診断機能が選択されている場合は全光軸の投光を停止する。また受光器63は、通常では投光中のLED1〜LED8に対応した光軸のPD1〜PD8の受光信号を選択するが、外部診断機能が選択されている場合は全光軸の受光信号を同時選択し、かつ出力を安全状態(OFF)に保つ。またこのとき受光タイミング機能は、受光タイミング(位相)を後述のように少しずつシフトさせる。そして受光部PDが受光した信号は受光回路67で増幅、フィルタリングされた後、ゲート部70に送られる。ゲート部70は、受光タイミング部72によって制御された期間だけ受光信号を判別部71に通す。
【0037】
図7に第2実施形態に係る多光軸光電センサ51を構成する投光器52と受光器63aの外観図を示す。投光器52のLED1〜LED8と受光器63aのPD1〜PD8とがそれぞれ光軸82を構成している。
【0038】
図4は図3に示した多光軸光電センサにおける外部診断時の受光タイミングと外乱光タイミングの関係を示すタイミングチャートである。(a)は外乱光を示し、(b)は通常の受光状態を示し、(c)は外部診断時の受光状態を示す。ここで(a)に示す外乱光は図3に示す8光軸の多光軸光電センサからの投光としており、このうち第1光軸(LED1とPD1の光軸)からの光が検出されるものとする。
【0039】
(d)は外乱光(a)の拡大図である。(e)〜(i)は(c)の外部診断時の受光状態の拡大図であり、(e)はt=0〜15msの状態を示し、(f)はt=15〜30msの状態を示し、(g)はt=30〜45msの状態を示し、(h)はt=255〜270msの状態を示し、(i)はt=270〜285msの状態を示す。
【0040】
図4を参照して、時間的条件として外乱光を受ける8光軸光電センサの投光周期(=受光周期)を5ms、外乱光を与える8光軸光電センサの投光周期を5.001ms(相対誤差0.02%)、各光軸の選択切換間隔をいずれも100μs、外乱光タイミングと外乱光検出状態タイミングの初期ずれを85μs、投光パルス幅をいずれも5μs、受光軸有効期間を10μsとする。また光学条件として、外乱光が受光器63の全光軸に対し入光するものとする。受光部PD1〜PD8は以下のアルゴリズムで外乱光(相互干渉光)の検出を行なう。
【0041】
▲1▼ 全光軸を5ms×3周期の間、100μsごとに同時有効化し入光の有無を判別する(図4(e))。
【0042】
▲2▼ 3周期中、2周期以上で入光状態を検出した場合、外乱光ありと判断する。その後、同じ位相のまま、外乱光検知機能を継続する。途中で外乱光なしと判断した場合は、▲1▼から再度入光の有無判別を開始する。
【0043】
▲3▼ 上記▲2▼で入光状態が1回以下の場合は、受光タイミングを本来の同期信号に対し5μs遅らせて(図4(f))、▲1▼▲2▼を実行する(位相シフト)。
【0044】
▲4▼ 外乱光なしと判断した場合、受光タイミングをさらに5μs遅らせてトータル10μs遅らせ、▲1▼▲2▼を実行する(図4(g))。
【0045】
▲5▼ 外乱光なしと判断した場合、受光タイミングをさらに5μs遅らせてトータル15μs遅らせる。以下同様に、20、25、…95μs遅らせる(図4(h),(i))。それでも外乱光なしと判断した場合は、遅れ時間を0とし、再度▲1▼から開始する。
【0046】
▲6▼ 以上の1巡処理時間は5ms×3周期×20(遅れ種類)=300ms
本条件では、5ms×3周期×(85μs/5μs+1+1)=285msで外乱光検出が可能である。
【0047】
外部診断の結果、入光状態であると検知している間、受光器63は何らかの表示を行なう。たとえば、ON/OFF表示灯65を点滅させる。また、「外部診断時の入光」情報は、EEPROM74などの記憶素子に記憶される。この記録は電源のON、OFFによって消されることはなく、「外部診断時の遮光」が記憶されるまで保たれる。つまり、受光器63が「外部診断時の入光」を保持したまま外部診断機能の選択を中止したり電源をON、OFFした場合でも、出力は「外部診断時の入光」情報に従って制御される。このとき出力は危険状態になることはない。「外部診断時の遮光」情報は遮光状態が300ms以上続いた場合に記録される。
【0048】
受光器63は、「外部診断時の遮光」情報が記録された後、投光器52から外部診断入力信号を一定期間受信して行なわれた時点で外部診断モードから通常のモードに移り、投光器52からスタート信号を待つ。
【0049】
なお、図4において、(d)の外乱光拡大図は正確には上記したように5.001ms−5.0ms=1μsの端数も考慮すべきであるがここでは省略している。また、受光器63は(i)のi1で示す時点で外乱光を検出する。
【0050】
(iii) 第3実施形態
次にこの発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態においても、多光軸光電センサの構成は図3に示した第2実施形態と同じである。図5はこの発明の第3実施形態に係る投光器52と受光器63の受光タイミングと外乱光タイミングの関係を示す図である。(a)は外乱光を示し、(b)は通常受光状態を示し、(c)は外部診断時の受光状態を示す。(a)の外乱光は8光軸の多光軸光電センサからの投光としており、このうちの第8光軸(LED8−PD8)からの光が検出されるものとする。
【0051】
(c)を参照して、外乱光は第1光軸(LED1−PD1)に入光するとする。
【0052】
(d)は(a)に示した外乱光の拡大図であり、(e)〜(i)は外部診断時の受光状態(c)の各時間ごとの拡大図である。(e)はt=0〜15msの状態を示し、(f)はt=15〜30msの状態を示し、(g)はt=30〜45msの状態を示し、(h)はt=2055〜2070msの状態を示し、(i)をt=2070〜2085msの状態を示す。(d)で、光軸1,光軸2の外乱光は光学的に外乱光としては受光されないため、点線で示されている。また、ここで正確には5.001ms−5.0ms=1μsの端数も考慮すべきであるが、ここでは省略している。
【0053】
この実施形態における第2実施形態との相違点は、外部診断機能が選択されている場合に、受光器63が各光軸の受光信号を逐次選択する点にある。この実施形態では、時間的条件の外乱光を受ける8光軸の光電センサの投光周期(=受光周期)を5ms、外乱光を与える8光軸光電センサの投光周期を5.001ms(相対誤差0.02%)、各光軸の選択切換間隔を100μs、外乱光タイミングと外乱光検出状態タイミングの初期ずれを685μs、投光パルス幅をいずれも5μs、受光軸有効期間を10μsとする。また光学条件として、第8光軸から外乱光が受光器63の第1光軸に入光するものとする。なお、ここで外乱光タイミングと外乱光検出状態のタイミングの初期ずれを685μsとしたが、この値は任意に設定できるのは言うまでもない。
【0054】
次に受光器63の外乱光(相互干渉光)の検出を行なうアルゴリズムについて説明する。
【0055】
▲1▼ 各光軸を逐次有効化し、5ms×3周期の間、外乱光入光の有無を各光軸ごとに3サイクル検知する。各サイクルのスタート周期は1.667msとする(図5(c))。
【0056】
▲2▼ 3周期中、2周期以上で入光状態を検出した場合、外乱光ありと判断する。その後、同じ位相のまま、外乱光検知機能を継続する。途中で外乱光なしと判断した場合は、▲1▼から再度入光の有無検知を開始する。
【0057】
▲3▼ 上記▲2▼で入光状態が1回以下の場合は、受光タイミングを本来の同期信号に対し5μs遅らせて▲1▼▲2▼を実行する(図5(f))。
【0058】
▲4▼ 外乱光なしと判断した場合、受光タイミングをさらに5μs遅らせてトータル10μs遅らせ、▲1▼▲2▼を実行する(図5(g))。
【0059】
▲5▼ 外乱光なしと判断した場合、受光タイミングをさらに5μs遅らせてトータル15μs遅らせる。以下同様に20、25、…1660μs遅らせ、それでも外乱光なしと判断した場合は、遅れ時間を0とし再度▲1▼から開始する。
【0060】
▲6▼ 以上の1巡処理時間は5ms×3周期×333(遅れ種類)=4995ms
本条件では、5ms×3周期×(685μs/5ms+1+1)=2085msで外乱光検出が可能である。
【0061】
本実施の形態においては、図5(c)に示すように外部診断時受光において外乱光の1周期である5msの間に第1〜第3サイクルの外部診断時受光を行なっているため、短い時間で外部診断が可能になる。
【0062】
外部診断の結果、外乱光が入光状態であると検知している間は、受光器63は各光軸に対して何らかの表示を行なう。図8はそのような表示を行なう場合の多光軸光電センサの構成例を示す図である。図8を参照して、受光器63bには各光軸の受光部に隣接して各光軸に対する外乱光受光表示灯66が設けられ、外乱光を検知した光軸の外乱光受光表示灯のみが点滅する。これによって、光電センサの設置者はどの光軸に対して外乱光が入光しているのかを容易に知ることができる。
【0063】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】単光軸の反射型光電センサの要部を示すブロック図である。
【図2】単光軸の反射型光電センサにおける外部診断時の受光タイミングと外乱光タイミングの関係を示すタイミングチャートである。
【図3】透過型多光軸光電センサの要部を示すブロック図である。
【図4】透過型多光軸光電センサにおける外部診断時の受光タイミングと外乱光タイミングの関係を示すタイミングチャートである。
【図5】この発明の第3実施形態に基づく受光タイミングと外乱光タイミングの関係を示すタイミングチャートである。
【図6】単光軸光電センサの外観を示す図である。
【図7】多光軸光電センサの設置例を示す図である。
【図8】この発明の他の実施例に係る多光軸光電センサの設置例を示す図である。
【図9】従来の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
10 光電センサ
11 マイクロコンピュータ
12 投光回路
13 受光回路
14 出力回路
15 投光部(LED)
16 受光部PD(フォトダイオード)
21 外部診断入力端子
23 EEPROM
31 投光タイミング部
32 受光タイミング部
33 投光停止部
34 ゲート部
35 判別部
40 検出物体
51 透過型多光軸光電センサ
52 投光器
55 マイクロコンピュータ
56 投光タイミング部
57 投光停止部
58 送信部
61 外部診断入力端子
63 受光器
66 外乱光受光表示灯
67 受光回路
68 出力回路
69 マイクロコンピュータ
70 ゲート部
71 判断部
72 受光タイミング部
73 受信部
74 EEPROM
75 光軸選択回路[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a photoelectric sensor, and more particularly to a photoelectric sensor that can prevent malfunction due to mutual interference.
[0002]
[Prior art]
A multi-optical axis photoelectric sensor is conventionally used as a safety device for a press machine or an approach warning device in a hazardous area. The multi-optical axis photoelectric sensor is arranged such that a projector having a plurality of light projecting elements and a light receiver having a plurality of light receiving elements corresponding to each of the plurality of light projecting elements are opposed to each other. By forming an optical axis between each of the plurality of light projecting elements and the plurality of light receiving elements, a large number of optical axes (optical paths) are formed between the light projector and the light receiver. Then, a detection area is set between the light projector and the light receiver, and a plurality of light projecting elements are caused to emit light sequentially, and a light receiving operation is performed in synchronization with the light projecting timing by the light receiving elements corresponding to the respective light projecting elements. It is. In the multi-optical axis photoelectric sensor, when there is a light-shielding object in the detection area, the light-receiving element eliminates the light-receiving signal, so that the object detection signal can be output by judging the light-shielding state of the optical axis based on the light-receiving element. In a place where the multi-optical axis photoelectric sensor is used, the press device is stopped based on such an object detection signal, or an alarm is issued by detecting the entry of a person into the hazardous area into the factory. To prevent accidents.
[0003]
By the way, when a plurality of photoelectric sensors are provided close to each other, mutual interference may occur. Such photoelectric sensor mutual interference detection is disclosed in, for example, Japanese Patent Laid-Open No. 5-75421. According to the publication, the light receiving function is validated at the time of non-projection during normal operation, which is called a disturbance light detection state. If the frequency of light reception in the disturbance light detection state is low, a warning is given. If the frequency of light reception in the disturbance light detection state is high, the output is made the same as in the light shielding state, and that state is maintained until the power is reset.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Conventional photoelectric sensors detect ambient light as described above. However, in this case, when the disturbance light is a mutual interference light from a photoelectric sensor of the same type as that of itself, it takes time to find the interference because the light projection period of the interference side and the interference side are very close. Therefore, the photoelectric sensor will stop functioning unexpectedly, and even if the machine controlled by the photoelectric sensor stops or tries to prevent mutual interference by changing the installation, until it is confirmed that the new installation is correct Therefore, the convenience may be reduced.
[0005]
This state will be described with reference to the drawings. FIG. 9 is a diagram showing the light reception timing (a) of the photoelectric sensor for detecting the mutual interference light and the light projection timing (b) of disturbance light. Referring to FIG. 9, for example, in a multi-optical axis photoelectric sensor, the light projection period (= light reception period) of a sensor that receives disturbance light is 5 ms, and the light projection period of a sensor that provides disturbance light is 5.001 ms (
[0006]
Further, assuming that the light projection pulse width is 5 μs and the light receiving axis effective period is 10 μs, the duration of mutual interference is 5 ms × (5 μs + 10 μs) /0.001 ms = 75 ms. During this period, even if the optical axis is interrupted, the sensor does not react and is in a malfunctioning state.
[0007]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object thereof is to provide a photoelectric sensor capable of reliably detecting the presence or absence of mutual interference in a short time.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In the photoelectric sensor according to the first aspect, the light projecting unit and the light receiving unit operate in synchronization with each other at a predetermined cycle. The photoelectric sensor has means for stopping the light projection of the light projecting unit and, ThrowLight receiving unit when light projection is stoppedMutual interference by detecting the presence or absence of light reception at a predetermined cyclelightDetermine the presence or absence ofDoDiscriminationMeans,Light reception timing means for instructing detection timing of presence / absence of light reception by the determination means, and determinationmeansDue to mutual interferencelightIt is determined that there isDisplay means for displaying that effect.Thus, the light receiving timing means performs a one-round process for sequentially shifting the detection timing by the discriminating means over the entire phase of a predetermined period until it is discriminated that the mutual interference light is incident by the discriminating means..
[0009]
The light receiving unit shifts the phase of a predetermined cycle while the light emitting unit does not project light.Mutual interferenceReceive lightMutual interferenceThe presence or absence of lightDiscriminationAndMutual interferenceWhen there is light, a message to that effect is displayed. as a result,ConstantWith light of periodPhaseThe presence or absence of mutual interference can be reliably detected in a short time.
[0010]
The multi-optical axis photoelectric sensor according to
[0011]
In a multi-optical axis photoelectric sensor having a plurality of light projecting units and a light receiving unit, the plurality of light receiving units shift the phase of a predetermined cycle without the light projecting unit projecting light.Mutual interferenceDetect the presence of light,Mutual interferenceWhen light is detected, a message to that effect is displayed. Therefore, in the multi-optical axis photoelectric sensor,ConstantInterfering light that is projected periodically can be reliably detected in a short time.
[0012]
The multi-optical axis photoelectric sensor according to claim 3 includes a plurality of light projecting units and light receiving units, each of which forms a pair of optical axes and operates synchronously.The light projecting unit and the light receiving unit corresponding to each optical axis operate in synchronization with each other at a predetermined cycle.. Multi-optical axis photoelectric sensorpluralMeans for stopping the light projection of the light projecting unit;An optical axis selection means for repeatedly selecting each of the plurality of optical axes at a predetermined light reception period at the time of external diagnosis in a light projection stop state of the plurality of light projecting units;lightPartIn the light emission stop state ofSelect by optical axis selection meansSelected receiverMutual interference by detecting the presence or absence of light reception atlightDetermine the presence or absence ofDoDiscriminationMeans,Light reception timing means for instructing the detection timing of the presence or absence of light reception by the discrimination means, and mutual interference by the discrimination meanslightIt is determined that there isWhen it isTheDisplay means to displayThus, the light receiving timing means performs a round process in which the detection timing by the determining means is sequentially shifted over the entire phase of the light receiving period at the time of external diagnosis until it is determined by the determining means that mutual interference light is incident.
[0013]
In a multi-optical axis photoelectric sensor having a plurality of light projecting units and light receiving units, ThrowThe light receiving unit selected when the light unit is not projectingDuring external diagnosisWhile shifting the cycleMutual interferenceReceives light. AndMutual interferenceWhen light is received, a message to that effect is displayed. As a result, it is possible to detect the presence or absence of interference of a desired optical axis among the plurality of optical axes.
[0014]
In the multi-optical axis photoelectric sensor according to claim 4, the display means of the multi-optical axis photoelectric sensor in claim 3 is selected.Mutual interferenceDisplay that can identify the optical axis in which light is detected.
[0015]
Mutual interferenceSince the display that can identify the optical axis in which the light is detected is performed, it is possible to detect which optical axis among the plurality of optical axes is causing interference.
[0016]
In the photoelectric sensor according to claim 5, claims 1 to 3 are provided.Any one ofIs connected to a predetermined device,DiscriminationMeansMutual interferenceWhen light is detected, a predetermined signal is output to the apparatus.
[0017]
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(I) First embodiment
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a functional block diagram showing the main part of a single optical axis reflective photoelectric sensor. Referring to FIG. 1, a reflective
[0019]
The microcomputer 11 includes a light
[0020]
Normally, light from the LED that is the
[0021]
Light projection and light reception are synchronously controlled by a synchronization signal from the light
[0022]
FIG. 6 shows the overall appearance of a single optical axis reflective
[0023]
Referring to FIG. 2, (a) shows the light reception timing of the sensor when the external diagnostic function is selected, and (b) shows the timing of disturbance light.
[0024]
Next, a procedure for detecting disturbance light (mutual interference light) will be described.
(1) The presence / absence of incident light is determined for two cycles at the normal light projection timing.
[0025]
(2) If there is a light incident state even once, the light incident is monitored for another five cycles.
(3) According to the majority logic, for example, when a light incident state is detected in 4 cycles or more in 7 cycles, it is determined that there is disturbance light. Thereafter, ambient light detection is continued with the same phase. If it is determined that there is no disturbing light on the way, detection of presence / absence of incident light is started again from (1).
[0026]
(4) Above, when there is no incident light state in (2) and when the incident light state is three times or less in (3), it is delayed by 5 μs with respect to the original synchronizing signal of the incident light, and (1) (2) (3) is executed (phase shift is performed).
[0027]
(5) If it is determined that there is no disturbing light, the light reception timing is further delayed by 5 μs to delay the total by 10 μs, and (1), (2), and (3) are executed.
[0028]
{Circle around (6)} When it is determined that there is no possibility of mutual interference, the light reception timing is further delayed by 5 μs for a total delay of 15 μs. Similarly, it is delayed by 20, 25,... 95 μs. If it is still determined that there is no possibility of mutual interference, the delay time is set to 0 and the process starts again from (1).
[0029]
(7) The above one-round processing time is a maximum of 0.1 ms × 7 cycles × 20 (delay processing) = 14 μs.
[0030]
A specific example will be described with reference to FIG. As described in (4) above, when there is no light incident state, the light reception timing (a) of the sensor when the external diagnostic function is selected is shifted by 5 μs, that is, the phase is shifted (a1). Then, light is received in the usual 100 μs (a2). Here, the point b1 coincides with the disturbance light timing (b). Since the light incident state is detected in four cycles or more at b2, the
[0031]
The
[0032]
(Ii) Second embodiment
FIG. 3 is a block diagram showing the main part of the controller of the multi-optical axis photoelectric sensor. Referring to FIG. 3, multi-optical axis photoelectric sensor 51 includes a
[0033]
The
[0034]
The
[0035]
The
[0036]
The
[0037]
FIG. 7 shows an external view of a
[0038]
FIG. 4 is a timing chart showing the relationship between light reception timing and disturbance light timing at the time of external diagnosis in the multi-optical axis photoelectric sensor shown in FIG. (A) shows disturbance light, (b) shows a normal light receiving state, and (c) shows a light receiving state at the time of external diagnosis. Here, the disturbance light shown in (a) is projected from a multi-optical axis photoelectric sensor with eight optical axes shown in FIG. 3, and light from the first optical axis (the optical axes of LED1 and PD1) is detected. Shall be.
[0039]
(D) is an enlarged view of disturbance light (a). (E)-(i) is an enlarged view of the light reception state at the time of external diagnosis of (c), (e) shows the state of t = 0-15 ms, (f) shows the state of t = 15-30 ms. (G) shows a state of t = 30 to 45 ms, (h) shows a state of t = 255 to 270 ms, and (i) shows a state of t = 270 to 285 ms.
[0040]
Referring to FIG. 4, the light projection period (= light reception period) of the 8-optical axis photoelectric sensor that receives disturbance light as a time condition is 5 ms, and the light emission period of the 8-optical axis photoelectric sensor that provides disturbance light is 5.001 ms ( (Relative error 0.02%), each optical axis selection switching interval is 100 μs, the initial deviation between the disturbance light timing and disturbance light detection state timing is 85 μs, the light emission pulse width is 5 μs, and the light receiving axis effective period is 10 μs. And Further, as an optical condition, disturbance light is incident on all optical axes of the
[0041]
{Circle around (1)} All optical axes are simultaneously enabled every 100 μs for 5 ms × 3 periods to determine the presence or absence of incident light (FIG. 4E).
[0042]
(2) If a light incident state is detected in two or more cycles in three cycles, it is determined that ambient light is present. Thereafter, the ambient light detection function is continued with the same phase. If it is determined that there is no disturbing light in the middle, the presence / absence determination of light incident is started again from (1).
[0043]
(3) If the incident light state is less than once in (2) above, the light reception timing is delayed by 5 μs with respect to the original synchronization signal (FIG. 4 (f)), and (1) (2) is executed (phase) shift).
[0044]
{Circle around (4)} When it is determined that there is no disturbing light, the light receiving timing is further delayed by 5 μs to delay by a total of 10 μs, and the steps {circle around (1)} {circle around (2)} are executed (FIG. 4G).
[0045]
{Circle around (5)} When it is determined that there is no disturbing light, the light reception timing is further delayed by 5 μs for a total delay of 15 μs. Similarly, the delays are delayed by 20, 25,... 95 μs (FIGS. 4H and 4I). If it is still determined that there is no ambient light, the delay time is set to 0 and the process starts again from (1).
[0046]
(6) The above one-round processing time is 5 ms × 3 periods × 20 (delay type) = 300 ms
Under this condition, disturbance light can be detected at 5 ms × 3 periods × (85 μs / 5 μs + 1 + 1) = 285 ms.
[0047]
As a result of the external diagnosis, the
[0048]
The
[0049]
In FIG. 4, the disturbance light enlarged view of (d) should be taken into account of the fraction of 5.001 ms−5.0 ms = 1 μs as described above, but is omitted here. The
[0050]
(Iii) Third embodiment
Next, a third embodiment of the present invention will be described. Also in the third embodiment, the configuration of the multi-optical axis photoelectric sensor is the same as that of the second embodiment shown in FIG. FIG. 5 is a diagram showing the relationship between the light reception timing and disturbance light timing of the
[0051]
Referring to (c), it is assumed that disturbance light enters the first optical axis (LED1-PD1).
[0052]
(D) is an enlarged view of the disturbance light shown in (a), and (e) to (i) are enlarged views for each time of the light receiving state (c) at the time of external diagnosis. (E) shows a state of t = 0-15 ms, (f) shows a state of t = 15-30 ms, (g) shows a state of t = 30-45 ms, and (h) shows t = 2055. The state of 2070 ms is shown, and (i) shows the state of t = 2070-2085 ms. In (d), the disturbance light of the
[0053]
This embodiment is different from the second embodiment in that the
[0054]
Next, an algorithm for detecting disturbance light (mutual interference light) of the
[0055]
{Circle around (1)} Each optical axis is sequentially enabled, and for 5 ms × 3 cycles, the presence / absence of disturbance light is detected for three cycles for each optical axis. The start period of each cycle is 1.667 ms (FIG. 5 (c)).
[0056]
(2) If a light incident state is detected in two or more cycles in three cycles, it is determined that ambient light is present. Thereafter, the ambient light detection function is continued with the same phase. If it is determined that there is no disturbing light on the way, detection of presence / absence of incident light is started again from (1).
[0057]
(3) If the incident light state is less than once in (2) above, (1) (2) is executed with the light receiving timing delayed by 5 μs with respect to the original synchronization signal (FIG. 5 (f)).
[0058]
{Circle around (4)} When it is determined that there is no disturbing light, the light receiving timing is further delayed by 5 μs to delay by a total of 10 μs, and the steps {circle around (1)} {circle around (2)} are executed.
[0059]
{Circle around (5)} When it is determined that there is no disturbing light, the light reception timing is further delayed by 5 μs for a total delay of 15 μs. In the same manner, the delay time is delayed by 20, 25,..., 1660 μs.
[0060]
(6) The above one-round processing time is 5 ms × 3 periods × 333 (delay type) = 4995 ms
Under this condition, disturbance light can be detected at 5 ms × 3 periods × (685 μs / 5 ms + 1 + 1) = 2085 ms.
[0061]
In the present embodiment, FIG.5As shown in (c), the external diagnosis is performed in the first to third cycles during 5 ms, which is one period of disturbance light, in the external diagnosis light reception, so that the external diagnosis can be performed in a short time.
[0062]
As a result of the external diagnosis, the
[0063]
The embodiment disclosed this time should be considered as illustrative in all points and not restrictive. The scope of the present invention is defined by the terms of the claims, rather than the description above, and is intended to include any modifications within the scope and meaning equivalent to the terms of the claims.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a main part of a reflective photoelectric sensor with a single optical axis.
FIG. 2 is a timing chart showing the relationship between light reception timing and disturbance light timing during external diagnosis in a single optical axis reflective photoelectric sensor.
FIG. 3 is a block diagram showing a main part of a transmissive multi-optical axis photoelectric sensor.
FIG. 4 is a timing chart showing the relationship between light reception timing and disturbance light timing at the time of external diagnosis in a transmissive multi-optical axis photoelectric sensor.
FIG. 5 is a timing chart showing the relationship between light reception timing and disturbance light timing based on the third embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a diagram showing an appearance of a single optical axis photoelectric sensor.
FIG. 7 is a diagram showing an installation example of a multi-optical axis photoelectric sensor.
FIG. 8 is a diagram showing an installation example of a multi-optical axis photoelectric sensor according to another embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a diagram for explaining a conventional problem.
[Explanation of symbols]
10 Photoelectric sensor
11 Microcomputer
12 Floodlight circuit
13 Light receiving circuit
14 Output circuit
15 Light Emitting Unit (LED)
16 Light receiver PD (photodiode)
21 External diagnostic input terminal
23 EEPROM
31 Projection timing section
32 Light reception timing section
33 Projection stop
34 Gate part
35 Discrimination part
40 sensing object
51 Transmission type multi-optical axis photoelectric sensor
52 Floodlight
55 Microcomputer
56 Projection timing section
57 Light emission stop
58 Transmitter
61 External diagnostic input terminal
63 Receiver
66 Disturbance light indicator lamp
67 Light receiving circuit
68 Output circuit
69 Microcomputer
70 Gate part
71 Judgment part
72 Light reception timing section
73 Receiver
74 EEPROM
75 Optical axis selection circuit
Claims (5)
前記投光部の投光を停止する手段と、
前記投光部の投光停止状態において、前記受光部での受光の有無を前記所定の周期で検出することによって、相互干渉光の有無を判別する判別手段と、
前記判別手段による受光の有無の検出タイミングを指示する受光タイミング手段と、
前記判別手段により前記相互干渉光の入光があると判別されたときは、その旨を表示する表示手段とを含み、
前記受光タイミング手段は、前記判別手段により前記相互干渉光の入光があると判別されるまで、前記所定の周期の全位相に亘って前記判別手段による検出タイミングを順次シフトさせる一巡処理を行なう、光電センサ。A photoelectric sensor in which the light projecting unit and the light receiving unit operate synchronously at a predetermined cycle,
Means for stopping the light projection of the light projecting unit ;
In emission stop state before Kito light unit, by detecting the presence or absence of light reception in the light receiving unit at the predetermined cycle, and determination means for determining the presence or absence of the interference light,
A light reception timing means for instructing a detection timing of the presence or absence of light reception by the determination means;
If it is determined that there is a light input of the interference light by the determination means, seen including a display means for displaying to that effect,
The light reception timing means performs a round process of sequentially shifting the detection timing by the determination means over the entire phase of the predetermined period until the determination means determines that there is incident light of the mutual interference light . Photoelectric sensor.
複数の前記投光部の投光を停止する手段と、
前記複数の投光部の投光停止状態において、複数の前記受光部での受光の有無を前記所定の周期で同時に検出することによって、相互干渉光の有無を判別する判別手段と、
前記判別手段による受光の有無の検出タイミングを指示する受光タイミング手段と、
前記判別手段により前記相互干渉光の入光があると判別されたときは、その旨を表示する表示手段とを含み、
前記受光タイミング手段は、前記判別手段により前記相互干渉光の入光があると判別されるまで、前記所定の周期の全位相に亘って前記判別手段による検出タイミングを順次シフトさせる一巡処理を行なう、多光軸光電センサ。 Each forms the optical axis of the pair, and a light receiving portion and the light projecting unit which operates synchronously with multiple perforated, and the light receiving portion and the light projecting portion corresponding to the optical axis sequentially synchronized with a predetermined period A multi-optical axis photoelectric sensor that operates ,
Means for stopping the light projection of the plurality of light projecting units ;
In emission stop state before Symbol plurality of projecting portions, by simultaneously detecting the presence or absence of light reception in the light receiving portion of the multiple at the predetermined cycle, and determination means for determining the presence or absence of the interference light,
A light reception timing means for instructing a detection timing of the presence or absence of light reception by the determination means;
If it is determined that there is a light input of the interference light by the determination means, seen including a display means for displaying to that effect,
The light reception timing means performs a round process of sequentially shifting the detection timing by the determination means over the entire phase of the predetermined period until the determination means determines that there is incident light of the mutual interference light . Multi-optical axis photoelectric sensor.
複数の前記投光部の投光を停止する手段と、
前記複数の投光部の投光停止状態において、複数の前記光軸の各々を所定の外部診断時受光周期で繰り返し選択する光軸選択手段と、
前記複数の投光部の投光停止状態において、前記光軸選択手段により選択された受光部での受光の有無を検出することによって、相互干渉光の有無を判別する判別手段と、
前記判別手段による受光の有無の検出タイミングを指示する受光タイミング手段と、
前記判別手段により前記相互干渉光の入光があると判別されたときは、その旨を表示する表示手段とを含み、
前記受光タイミング手段は、前記判別手段により前記相互干渉光の入光があると判別されるまで、前記外部診断時受光周期の全位相に亘って前記判別手段による検出タイミングを順次シフトさせる一巡処理を行なう、多光軸光電センサ。Each forms the optical axis of the pair, a plurality have a light-receiving portion and the light projecting unit which operates in synchronism, with the light projecting portion corresponding to the optical axis and the light receiving portion is sequentially synchronized with a predetermined period A multi-optical axis photoelectric sensor that operates ,
And means for stopping the light projection of the light projecting unit of the multiple,
An optical axis selection means for repeatedly selecting each of the plurality of optical axes at a predetermined external diagnostic light-receiving period in the light projection stop state of the plurality of light projecting units;
In emission stop state of the plurality of light projecting portion, by detecting the presence or absence of light reception on the light receiving portion which is selected by the optical axis selection means and determination means for determining the presence or absence of the interference light,
A light reception timing means for instructing a detection timing of the presence or absence of light reception by the determination means;
If it is determined that there is a light input of the interference light by the determination means, seen including a display means for displaying to that effect,
The light reception timing means performs a round process of sequentially shifting the detection timing by the determination means over the entire phase of the light reception period at the time of the external diagnosis until the determination means determines that the mutual interference light is incident. Perform multi-optical axis photoelectric sensor.
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