JP3762582B2 - 静止型乾燥機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、衣類乾燥機に関する。特に、衣類を攪拌せずに静止状態で乾燥させる静止型乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
衣類乾燥機には、例えば、回転するドラム内で衣類を攪拌しながら吹き入れた熱風により乾燥させる、一般的な攪拌型の乾燥機と、上述の静止型の乾燥機がある。静止型乾燥機は、衣類を攪拌せずに静止状態で乾燥させるので、衣類が傷み難く、型崩れを生じ難いという利点がある。
このような静止型乾燥機には、人体プレス機と呼ばれる装置において実現されているものがある。この人体プレス機は、衣類を、人体の形をした保持体に掛けた状態で、保持体の内部から熱風を吹き出させて、この熱風により、衣類を乾燥させたり、衣類の皺を伸ばす等の成形操作をするものである。保持体は、例えば、台座の上に立設されており、保持体の表面は、通気性のある材質で覆われており、保持体の内部に吹き込まれた熱風を表面から吹き出させることができ、そこに掛けられた衣類を乾燥させる。
【0003】
ところで、人体プレス機には、保持体を露出した状態で支持する露出タイプと、保持体を箱状のキャビネット内に収容した収容タイプとがある。露出タイプでは、保持体の表面から吹き出す熱風を、そのまま装置の設置されている室内に放出するため、室温が上昇する等、周囲環境が悪化するという不具合がある。また、収容タイプでは、熱風の室内への放出を防止できる一方で、衣類の保持体への掛け外しが面倒になる。
【0004】
ところで、いずれのタイプの人体プレス機であっても、通常、保持体は単一であったので、多数の衣類を効率よく乾燥しようとすると、多数の装置が必要となり、不経済であった。
そこで、本願発明者は、単一のキャビネット内に、複数の保持体を設け、単一の送風ファンにより送られる熱風を、分岐ダクトを介して各保持体に流入させる装置を考えた。この装置では、保持体には、送り込まれた熱風による内部圧がかかり、その周囲の大気圧との間に差圧が生じる。この差圧に応じて、各保持体は、熱風を流出させるとともに、保持体は風船のように膨らんで、掛けられた衣類を所定の形状に保持する。
【0005】
ところが、各保持体によって乾燥むらが生じるという不具合に遭遇した。というのは、保持体の上流側に設けた送風ファンにより、空気を各保持体に送り込むので、各保持体につながる流路によって、空気の流れに差が生じる結果、保持体内に溜まる空気の圧力や流量等が各保持体によって異なることになる。従って、保持体の膨らみ具合や、吹き出し空気量にむらが生じて、乾きむらが生じていた。
【0006】
そこで、本発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、静止状態の衣類をむらなく乾燥できる静止型乾燥機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
請求項1に記載の発明の態様は、衣類を吊るした状態で乾燥させる静止型乾燥機であって、密閉可能な乾燥室と、乾燥室内の空気を乾燥室外へ排出する排気手段と、乾燥室外に臨む吸込口、および乾燥室内の上方に臨む吹出口を有し、排気手段により乾燥室内の空気が排気されることに伴い、吸込口から吸い込まれる空気を吹出口から乾燥室内に自然流入させるための空気流入路と、この空気流入路を流れる空気を加熱するための加熱手段と、乾燥すべき衣類を掛けるためのバッグであって、吹出口に連結され、吹出口から乾燥室内に自然流入する空気によって所定の形状に膨らみ、膨らんだバッグ内から空気がほぼ均等に漏れ出る衣類掛け用バッグとを備え、前記排気手段により乾燥室内の空気を機外へ流出させることで乾燥室内の圧力を低下させて負圧とし、前記バッグの内外に生じる差圧によりこれに掛けられた衣類を内側から漏れ出る空気により乾燥させることを特徴とする静止型乾燥機を提供する。
【0008】
本態様によれば、乾燥室内は排気手段により負圧状態となる。これに対して、衣類掛け用バッグ内は、空気流入路を通り乾燥室外へ連通して、例えば、大気圧になっている。その結果、バッグ内外の差圧により、バッグは膨らみつつ、空気を吹き出させて衣類を乾燥させることができる。
特に、乾燥室内では空気が流通し易いので、排気手段による負圧状態は、場所によらずほぼ均一に実現される。また、バッグ内の大気圧はほぼ一定である。従って、バッグ内外の差圧をほぼ均一にできる結果、漏れだし空気量が均一で、乾きむらが生じ難い。また、バッグの膨らみ具合も均一になるので、衣類も均一に膨らむ結果、漏れ出す空気によってより一層むらなく乾燥できる。
【0009】
また、衣類を負圧状態で乾燥させるので、衣類に付着した水分が蒸発し易くなる結果、乾燥させ易い。
請求項2に記載の発明の態様は、請求項1に記載の静止型乾燥機において、上記空気流入路は、乾燥室内の上方に配列された複数個の吹出口を有し、各吹出口に衣類掛け用バッグが連結されることを特徴とする静止型乾燥機を提供する。
本態様によれば、複数の衣類を同時に乾燥させることができる。しかも、かわきむらが生じ易い複数の衣類を、むらなく乾燥させることができる。さらに、加熱手段や乾燥室を共用化することができ、構造を簡素化できる。
【0010】
請求項3に記載の発明の態様は、請求項1または2に記載の静止型乾燥機において、上記衣類掛け用バッグは、吹出口に対して着脱可能であることを特徴とする静止型乾燥機を提供する。
本態様によれば、衣類をバッグに掛けたままでバッグごと、乾燥機から出し入れできる。例えば、衣類をバッグに掛けておき、このバッグを吹出口に対して着脱することにより、衣類を乾燥室内で乾燥可能な状態にできる。乾燥後には、衣類をバッグごと取り出せばよい。
【0011】
衣類をバッグごと扱えるので、出し入れの際に型崩れする虞がない。
衣類をバッグごと着脱できるので、衣類のバッグへの掛け外しを、乾燥室外でできるので、作業し易い。
請求項4に記載の発明の態様は、請求項1乃至3の何れかに記載の静止型乾燥機において、上記衣類掛け用バッグは、吹出口につながるネック、およびこのネックに連設されたショルダーを有するハンガーと、このハンガーに被せられてハンガーから下方にぶら下がり空気を所定の態様で通す袋状体とを含むことを特徴とする静止型乾燥機を提供する。
【0012】
本態様によれば、衣類をハンガーにより吊り下げ支持し、袋状体により衣類の形に応じた膨らみ形状を得る。空気を吹出口からネック、ショルダーを経て袋状体に導入し、その内部を通して、袋状体の表面にまんべんなく空気を行き渡らせて、漏れ出させることができる。
袋状体は、構造簡素で済み、また、衣類に応じた形状に変形できるので、衣類に応じた形状のバッグを準備せずに済む。
【0013】
請求項5に記載の発明の態様は、請求項1乃至4の何れかに記載の静止型乾燥機において、上記乾燥室には、衣類を出し入れするための開閉扉が設けられ、空気流入路は、吹出口を形成されて乾燥室内の上部に配置されるダクトを有し、このダクトは、乾燥室の開閉扉が開けられた状態で、乾燥室外へ引き出し可能にされていることを特徴とする静止型乾燥機を提供する。
本態様によれば、ダクトにつながるバッグを乾燥室外に引き出すことができるので、衣類の着脱や、着脱できるバッグであれば、このバッグの着脱を乾燥室外でできて、作業し易い。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態の静止型乾燥機(以下乾燥機という。)を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の乾燥機の概略構成の側面断面図である。図2は、図1に示す乾燥機の正面図である。
本乾燥機1は、装置の外形を形成する箱形状のハウジング2と、このハウジング2の内部に設けられて衣類を乾燥させるための乾燥室3と、この乾燥室3の前面開口を開閉可能に設けられた開閉扉4とを有している。乾燥機1は、衣類を乾燥室3内に吊るした状態で乾燥させることができる。
【0015】
乾燥室3は、上面部、右側面部、後面部、左側面部および下面部の各面部を有している。上面部および後面部は、ハウジング1と別体で形成された板状部材であり、右側面部、左側面部および下面部は、ハウジング1の板状部材により形成されている。これらの各面部および開閉扉4が取り囲む内部に、略直方体形状の空間が区画され、この空間内に乾燥させる衣類が収容される。開閉扉4を閉じると、乾燥室3の内部は外部に対して密閉される。
【0016】
開閉扉4は、ハウジング2の前面に配置され、上下方向に延びる回転中心軸(図示せず)の回りに回動自在に支持されている。この回転中心軸は、開閉扉4の上下方向に延びる一方の端縁に沿って配置されている。開閉扉4を開けることにより、乾燥室3の内部から衣類を出し入れすることができる。また、開閉扉4の中央部には窓が設けられ、この窓を通して乾燥室3内部を見ることができ、図2には、窓を通して衣類が見えている状態が図示されている。
【0017】
本発明の乾燥機1では、乾燥室3内にある衣類を乾燥させるための以下の各部、すなわち、乾燥室3内の空気を乾燥室3外へ排出する排気手段としてのファン装置5と、乾燥室3外からの空気を乾燥室3内に自然流入させるための空気流入路としての吸込ダクト6と、この吸込ダクト6を流れる空気を加熱するための加熱手段としてのスチームラジエータ7とがハウジング1内に設けられている。また、乾燥室3は上述のように密閉可能とされ、その内部には、吸込ダクト6の下流側端部にある吹出口11につながり、乾燥すべき衣類を掛けるための袋状の複数の衣類掛け用バッグ8(以下バッグ8という。)が設けられている。
【0018】
バッグ8は、吸込ダクト6の吹出口11から空気を内部に自然流入させることができ、この空気によって所定の形状に膨らみ、膨らんだバッグ8内から空気がほぼ均等に漏れ出るようにされている。
乾燥機1では、ファン装置5を運転すると、乾燥室3内の空気が吸い出されて(矢印F9,F8参照)、乾燥室3内が負圧、例えば、0.2気圧にされる。一方、バッグ8内は、吸込ダクト6を通じて乾燥室3外に連通しており、例えば、1気圧の大気圧がかかっている。この状態で、バッグ8の内外に生じる差圧により、バッグ8内から乾燥室3内に空気が漏れ出るとともに(矢印F6)、バッグ3内へは吸込ダクト6を通じて、スチームラジエータ7により温度が高められた空気が流入する(矢印F1〜F4)。また、上述の差圧によってバッグ8は膨らみ、これに掛けられた衣類を内側から膨らませて皺を伸ばしつつ、衣類の内側から漏れ出る温度の高い空気により衣類を乾燥させる。
【0019】
以下、詳細に説明する。
送風ファン5は、乾燥室3の後方に配置されている。送風ファン5は、回転して空気を送り出す羽根車50と、この羽根車50を回転させるファンモータ51と、羽根車50の周囲を取り囲み空気流路を形成する渦巻き室形状のファンケーシング52とを有している。羽根車50は、後ろ向き羽、すなわち、この羽の径方向の外方部分は内方部分よりも、羽根車50の回転方向に対して後ろ向き側にあるような羽の形状とされたターボファンである。このタイプの送風ファン5は、小形で、大きな送風量を得られるので、乾燥室3内を負圧にするのに好ましい。なお、送風ファン5としては、上述のターボファン以外のタイプのものを利用してもよい。
【0020】
羽根車50が回転すると、乾燥室3内の空気は、乾燥室3の底部に配置されて空気に含まれる糸屑などを除去するリントフィルタ53、乾燥室3の後方となるハウジング2内に設けられた通風路54を通じて、ファンケーシング52の中央にある吸込口55へ流入する(矢印F8)。そして、空気は、羽根車50により、ファンケーシング52の周縁部寄りにある吐出口56から排気ダクト57を通じて機外に流出する(矢印F9)。このように、乾燥室3内の空気が機外に流出することにより、乾燥室3内の圧力は低下する。このとき、乾燥室3内は単一の部屋であるので、部屋内の位置にかかわらず、乾燥室3内の圧力はほぼ一定になっている。
【0021】
バッグ8は、複数、例えば、5個が乾燥室3内に前後方向に並んで、乾燥室3の上部から吊り下げられて配置されている。
バッグ8は、図3に示すように、乾燥室3内に吊り下げるためのフック40と、上部にあり相対的に細幅の頸部となるネック41、およびこのネック41の下に連設されて相対的に広幅の肩部となるショルダー42を有するハンガー43と、このハンガー43に被せられてハンガー43から下方にぶら下がり空気を所定の態様で通す袋状体44とを有している。袋状体44の内部の上端部に、ハンガー43のショルダー42が配置され、袋状体44の上部孔からハンガー43のネック41およびフック40が突き出している。
【0022】
フック40の上部は、引っ掛け可能な鉤状に形成され、下部でハンガー43に固定されている。
ハンガー43のネック41とショルダー42とは一体に形成されている。ハンガー43は、内部を中空状に形成され、ハンガー43の内部は上下に開放されている。ネック41は、吸込ダクト6の吹出口11に接続するための開口45を有し、この開口45はハンガー43の内部を通りハンガー43の下方に連通している。開口45の内側を通って、フック40が上方に延び出している。ハンガー43のショルダー42は、傾斜状に形成されて衣類を掛けて支持する部分を有している。また、ショルダー42には、内外を連通する複数の孔46が形成されている。
【0023】
袋状体44は、柔軟性があり、且つ通気性のある布、例えばポリエステル系合成繊維であるテトロン(商品名)で形成されている。この布は、袋状体44の内部から外部へ空気を通すことができるようになっている。
袋状体44は、ハンガー43のショルダー42の孔46がある部分を覆う上部と、この上部から垂れ下がる下部とを有している。袋状体44の上部孔は、ネック41の周囲に密着しつつ、ネック41を通す大きさに形成されている。また、袋状体44の下部は、紐48により縛られることにより密封されている(この状態を図2に示す。)。これにより、袋状体44の内部は、ネック41の開口45を通じてのみ外部と連通する。なお、袋状体44は、上述のように通気性のある布により形成されており、布の表面を通じて、内部の空気は外部へ漏れ出ることができる。また、布であれば、表面から均一にまんべんなく漏れ出させ易い。
【0024】
バッグ8の開口45は、吸込ダクト6の吹出口11に接続され、吹出口11からの空気が開口45を通じてバッグ8の内部へ流入する。このとき、空気は、ハンガー43の内部を通じて袋状体44内に流入し、また、孔46を通じて、袋状体44とこれが被せられているハンガー43との間の隙間にも流入し、袋状体44の内部にまんべんなく広がる。
また、各バッグ8には、吸込ダクト6からの空気が分岐して流入するようになっている。
【0025】
図1に戻って説明する。
吸込ダクト6は、乾燥室3の上方に配置された第1のダクト13と、乾燥室3の後方に配置された屈曲状の第2のダクト14と、乾燥室3内の上部に配置された第3のダクト15とを有している。これら各ダクト13,14,15の内部を空気が流通可能に、各ダクト13,14,15は互いに連通して接続されている。すなわち、第1のダクト13の上流側となる一端には、乾燥室3外に臨む上述の吸込口12が設けられており、第1のダクト13の下流側となる他端と第2のダクト14の一端とが接続されている。第2のダクト14の他端は、乾燥室3の後面部に形成された開口16に接続されている。この開口16に接続可能に、第3のダクト15が配置されている。第3のダクト15は、前後方向に延びる略直方体形状の箱状に形成され、その後面に形成されて上述の開口16と連通可能に接続される接続開口17と、下面に形成された複数の吹出口11とを有している。これらの吹出口11は、乾燥室3内の上方に臨んで配置されている。
【0026】
吸込ダクト6では、ファン装置5の運転により乾燥室3内の空気が排気されることに伴い、吸込口12から吸込ダクト6内に空気が吸い込まれる(矢印F1)。吸い込まれた空気は、第1のダクト13、第2のダクト14、および第3のダクト15を通り吹出口11から乾燥室3内にあるバッグ8内に自然流入する。
また、空気は、吸込ダクト6の第1のダクト13の途中でスチームラジエータ7の内部を通過し温度を高められる。
【0027】
スチームラジエータ7は、外部の熱源設備(図示せず)から高温の蒸気を供給され、この蒸気がヒータ7の管を通ることで、この管に設けられた放熱フィンの近傍を通る空気の温度を、熱交換作用により上昇させることができる。スチームラジエータ7の駆動または停止は、管に設けられた電磁弁からなる蒸気弁9を開閉して、蒸気の流通を制御することで行われる。
第3のダクト15の内部には、図4に示すように、バッグ8を吹出口11に対して着脱可能に接続する接続機構が設けられている。
【0028】
この接続機構は、複数が設けられ、各バッグ8ごとに設けられている。接続機構は、バッグ8のフック40が引っ掛けられる引っ掛け部材21と、この引っ掛け部材21を上下方向に変位自在に支持する支持機構22と、引っ掛け部材21を上位置に保持するように引っ掛け部材21を上方に向けて付勢する付勢部材としての引っ張りばね23とを有している。支持機構22により、引っ掛け部材21を上位置にすると、バッグ8を吹出口11に対して接続することができる。また、引っ張りばね23による付勢に抗して、引っ掛け部材21を下位置に下ろすと、バッグ8を吹出口11から離間させた状態にでき、衣類をバッグ8ごと着脱することができる。
【0029】
支持機構22は、第3のダクト15内に立設された板状のベース24と、このベース24に設けられて水平方向、例えば、前後に延びる支点軸25と、この支点軸25を回動中心として回動自在に支持されたレバー26とを有している。
レバー26は、略三角形状の板状部材であり、その一辺を回動アームとするように、レバー26の一の角にある一端に支点軸25が回動自在に嵌合され、レバー26の他の角にある他端に引っ掛け部材21が固定されている。
【0030】
引っ掛け部材21は、支点軸26と平行に延びる軸状部材であり、一端がレバー26に固定され、他端は径方向に膨出されることにより、バッグ8のフック40が不用意に外れないようにされている。また、引っ掛け部材21の近傍には、レバー26に立設された当接部材27が設けられている。引っ掛け部材21を上位置にするときには、引っ掛け部材21に引っ掛けられているフック40を少し持ち上げるようにして、フック40を当接部材27に当接させると、レバー26を押し上げることができる。このとき、フック40は引っ掛け部材21からは外れないので、上位置になると、そのまま引っ掛け部材21に引っ掛けられて支持される。
【0031】
引っ張りばね23の一端は、レバー26の三角形の略中央部に設けられたピン28に取り付けられ、引っ張りばね23の他端は、ベース24に設けられたピン29に取り付けられている。引っ張りばね23は、レバー26に対してトグル機構を構成しており、上位置および下位置の両状態を安定して維持できるようにされている。すなわち、引っ張りばね23は、上位置では、引っ掛け部材21を上方に変位させるように、レバー26を、例えば、図4では時計回り方向に回転付勢する。また、上位置と下位置との中間になるレバー26の中間の回動位置、例えば、引っ掛け部材21と支点軸25とが水平方向に並ぶ状態では、一対のピン28,29を結ぶ線上に支点軸25が位置し、引っ張りばね23は上位置および下位置での状態よりも引っ張られる。また、引っ張りばね23は、下位置では、引っ掛け部材21を下方に変位させるように、レバー26を、例えば、図4では反時計回り方向に回転付勢する。
【0032】
このように引っ張りばね23により付勢されることにより、引っ掛け部材21は上位置および下位置で安定して保持される。
下位置では引っ掛け部材21は、吹出口11よりも下方に位置し、フック40を容易に着脱することができる(この状態を図4に一点鎖線で図示した。)。
下位置から上位置にするときには、引っ張りばね23の付勢に抗して、バッグ8のフック40で当接部材27を押し上げればよい。このとき、レバー26が上述の中間の回動位置を越えて上位置寄りになると、引っ張りばね23はレバー26を上方に引っ張り上げるように作用するので、その後、引っ掛け部材21は上位置に自律的に変位し、バッグ8は吹出口11に接続される。
【0033】
上位置では、引っ掛け部材21は、吹出口11よりも上方の第3のダクト15の内部に位置する。このとき、引っ張りばね23の付勢により、バッグ8の開口45の周縁部となるネック41の上端部は、吹出口11の周縁部に押し付けられて当接するので、ネック41と第3のダクト15との間から空気が漏れることなく、吹出口11と開口45とが確実に接続される。
また、上位置から下位置にするときには、引っ張りばね23の付勢に抗して、バッグ8を引き下げればよい。このとき、レバー26が上述の中間の回動位置を越えて下方に下降すると、引っ張りばね23はレバー26を下方に引き下げるように作用するので、その後、引っ掛け部材21は下位置にまで自律的に変位する。
【0034】
また、第3のダクト15は、図5に示すように、開閉扉4が開けられた状態で、乾燥室3外へ引き出し可能にされている。
乾燥室3の上面部には、第3のダクト15を前後方向に変位させる直動変位機構が設けられている。
この直動変位機構は、第3のダクト15の左右両側面に各2対の計4対で設けられた直動軸受機構31(図4には、一部を簡略化して図示した。)と、モータ35により駆動されるボールねじ機構32とを有している。直動軸受機構31は、転動体を挟持しつつ転動体を介して相対直線移動可能な一対のスライドレールを有し、相対直線移動の方向を前後方向に沿わせて配置されている。一方のスライドレールが第3のダクト15に、他方のスライドレールが乾燥室3の上面部に固定されている。ボールねじ機構32は、ねじ部34を前後方向に沿わせて、回転自在に乾燥室3内に支持され、ナット部33が第3のダクト15に一体変位可能に固定されている。
【0035】
第3のダクト15を最も後方に位置させると、図1に示すように、第3のダクト15は、乾燥室3内に配置され、第3のダクト15の接続開口17と乾燥室3の開口16とが、周縁部同士を互いに当接させた状態で接続される。この状態で、乾燥機1は運転される。また、モータ35を駆動させて、第3のダクト15を前方に変位させると、第3のダクト15の接続開口17と乾燥室3の開口16との接続が解除される。そして、図5に示すように、第3のダクト15を最も前方に位置させると、第3のダクト15は乾燥室3外に引き出されて、複数のバッグ8の大部分が接続機構に対して乾燥室3外で着脱可能になり、また、乾燥室3内にあるバッグ(最も後方に配置されたもの)も、乾燥室3外から容易に着脱可能になる。
【0036】
また、乾燥機1は、上述の各部を制御するマイクロコンピュータを含む制御部(図示せず)を有している。制御部には、各種スイッチが設けられた操作盤10や温度センサ(図示せず)等が接続されており、制御部は、操作盤10、温度センサ等からの信号や、ROM等に記憶されたプログラムに基づいて、ファン装置5のファンモータ51、スチームラジエータ7の蒸気弁9、直動変位機構のモータ35等の駆動を制御する。また、制御部は、タイマを内蔵しており、タイマによる計時時間に応じて、各部の動作を制御することができる。
【0037】
次に、乾燥機1の運転を、図6のフローチャートを参照して具体的に説明する。
まず、衣類をセットする。すなわち、水洗いした乾燥すべき衣類、例えば、スーツや、コート等をバッグ8に掛けておく。開閉扉4を開けて、モータ35により第3のダクト15を乾燥室3外に引き出し、各引っ掛け部材21に上述の衣類を掛けたバッグ8のフック40をそれぞれ引っ掛ける。乾燥すべき衣類が少ない場合には、衣類を掛けていないバッグ8を、余った引っ掛け部材21に引っ掛けて、全引っ掛け部材21にバッグ8を引っ掛けるようにする。なお、引っ掛け部材21に引っ掛けられたバッグ8に直接に衣類を掛けても構わない。そして、これらの各バッグ8を上述のように手動操作により持ち上げて、吹出口11に接続する。次に、モータ35を駆動し、第3のダクト15を乾燥室3内に収容し、開閉扉4を閉じ、乾燥室3を密閉する。
【0038】
操作盤10から乾燥度(乾燥させた衣類の仕上がり具合)を設定し、運転スイッチを操作することにより、運転を開始させる(ステップS1,2)。なお、開閉扉4には、開閉状態を検知するスイッチが設けられており、開閉扉4が開いていると、運転は開始されないようになっている。
ここで、乾燥度は、予め定められた3段階の中から選択して設定される。乾燥度は、衣類に付着している水分量が相対的に多い「弱」、水分量が中間の「中」および水分量が相対的に少ない「強」の3段階に設定され、水分量が増す程に乾燥させた衣類の仕上がり具合がしっとりとした感触となる。このように、乾燥度を変化させることができるので、衣類に応じた仕上げや、衣類の使用者の好みに応じた仕上げを実現することができる。なお、乾燥度の設定が行われない場合には、予め設定された乾燥度に自動的に設定される。
【0039】
運転開始後、温調行程が開始される(ステップS3)。すなわち、ファン装置5が運転される。これにより、乾燥室3内は負圧にされる。これに伴い、吸込ダクト6を通じて機外の空気がバッグ8内に流入し、バッグ8から漏れ出しつつ、ファン装置5により機外に排気される。その間、スチームラジエータ7により、バッグ8へ流入する空気が温められる。空気の温度は、第2のダクト14に設けられた温度センサ(図示せず)により測定され、この温度に基づいて蒸気弁9が開閉されることにより、スチームラジエータ7が断続的に運転されて、バック8には、所定の温度の空気が流入するようにされている。そして、この状態の運転が、乾燥室3の出口温度が所定値に達するまで、継続される(ステップS4でNO)。ここで、上述の出口温度は、例えば、通風路54に設けられた温度センサ(図示せず)を用いて測定される。
【0040】
出口温度が所定値に達すると(ステップS4でYES)、上述のように予め設定された乾燥度に応じて、以下のように運転される(ステップS5〜ステップS9)。すなわち、乾燥度が「弱」の場合には、出口温度が所定値に達した時点から、第1所定時間、例えば、3分経過後に温調行程が終了する。乾燥度が「中」の場合には、出口温度が所定値に達した時点から、第2所定時間、例えば、6分経過後に温調行程が終了する。乾燥度が「強」の場合には、出口温度が所定値に達した時点から、第3所定時間、例えば、9分経過後に温調行程が終了する。
【0041】
温調行程の終了後、所定時間、例えば、1分間の冷風行程が行われる(ステップS10)。冷風行程では、スチームラジエータ7の運転が停止されて、ファン装置5だけが運転される。冷風行程が終了すると、制御部は、ブザー(図示せず)を鳴動させて、乾燥が完了したことを使用者に報知する。
その後、乾燥された衣類を取り出せばよい。すなわち、開閉扉4を開けて、モータ35を駆動し、第3のダクト15を乾燥室3外に引き出す。衣類の掛かったバッグ8を手動操作により引き下げる。そして、衣類をバッグ8ごと、引っ掛け部材21から取り外す。なお、引っ掛け部材21に引っ掛けられているバッグ8から直接に衣類を取り外しても構わない。
【0042】
このように本実施の形態によれば、乾燥室3内では空気が流通し易いので、ファン装置5による負圧状態は、乾燥室3内の場所によらずほぼ均一に実現される。また、バッグ8内の大気圧はほぼ一定である。従って、バッグ8の内外の差圧をほぼ均一にできる結果、漏れだし空気量が均一で、乾きむらが生じ難い。また、バッグ8の膨らみ具合も均一になるので、衣類も均一に膨らむ結果、漏れ出す空気によってより一層むらなく乾燥できる。
【0043】
特に、複数のバッグ8に対して単一の吸込ダクト6が設けられている場合には、空気の流れに起因して、各バッグ8間で差圧が異なり易いことから、乾燥室3内を負圧にする本発明が、乾きむらが生じにくくて好ましい。
また、衣類を負圧状態で乾燥させるので、衣類に付着した水分が蒸発し易くなる結果、乾燥させ易い。
また、乾燥室3内の複数の吹出口11に、複数のバッグ8がそれぞれ連結されるので、複数の衣類を同時に乾燥させることができる。しかも、乾きむらが生じ易い複数の衣類を、むらなく乾燥させることができる。さらに、複数の衣類で、スチームラジエータ7や乾燥室3を共用化できるので、乾燥機1の構造を簡素化できる。
【0044】
また、バッグ8は吹出口11に対して着脱可能とされているので、衣類をバッグ8に掛けたままでバッグ8ごと、乾燥室3から出し入れすることができる。例えば、衣類をバッグ8に掛けておき、このバッグ8を吹出口11に対して着脱することにより、衣類を乾燥室3内で乾燥可能な状態にできる。乾燥後には、衣類をバッグ8ごと取り出せばよい。
このように、衣類をバッグ8ごと扱えるので、出し入れの際に型崩れする虞がない。
【0045】
衣類をバッグ8ごと着脱できるので、衣類のバッグ8への掛け外しを、乾燥室3外でできるので、作業し易い。
また、バッグ8への衣類の掛け外しよりも、吹出口11へのバッグ8の着脱が、操作容易にできるので、衣類の出し入れのために乾燥機1を停止させておく時間が短くて済み、その結果、乾燥機1を長時間運転できて、多量の衣類を乾燥させることができる。従って、多量の衣類を乾燥させる業務用の乾燥機に好ましい。
【0046】
また、バッグ8は、ハンガー43と袋状体44とで構成されるので、衣類をハンガー43により吊り下げ支持し、柔軟な袋状体44により衣類の形に応じた適切な膨らみ形状を得ることができる。また、空気を吹出口11からネック41、ショルダー42を経て袋状体44に導入し、その内部を通して、袋状体44の表面にまんべんなく空気を行き渡らせて、均一に漏れ出させることができる。
また、袋状体44は、構造簡素で済み、また、衣類に応じた形状に変形できるので、衣類に応じた形状のバッグ8を準備せずに済む。
【0047】
また、第3のダクト15を乾燥室3外へ引き出し可能としたので、第3のダクト15につながる複数のバッグ8を乾燥室3外に一括して引き出して、衣類や、着脱可能なバッグ8の着脱を乾燥室3外でできて、着脱作業がし易い。
なお、上述のバッグ8は、袋状体44の下端部が紐48で縛られることにより塞がれていたが、これには限定されない。例えば、袋状体44に設けた開口を密閉型ファスナーで閉じるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の静止型乾燥機の概略構成の左側面断面図であり、衣類を乾燥室内に収容した状態を示す。
【図2】図1の静止型乾燥機の正面図であり、内部の衣類も図示されている。
【図3】図1のバッグの一部断面斜視図である。
【図4】図1のダクトの正面断面図である。
【図5】図1の静止型乾燥機の側面断面図であり、衣類を乾燥室外に引き出した状態を示す。
【図6】図1の静止型乾燥機の運転内容のフローチャートである。
【符号の説明】
1 静止型乾燥機
3 乾燥室
4 開閉扉
5 ファン装置(排気手段)
6 吸込ダクト(空気流入路)
7 スチームラジエータ(加熱手段)
8 衣類掛け用バッグ
11 吹出口
12 吸込口
15 第3のダクト
41 ネック
42 ショルダー
43 ハンガー
44 袋状体
Claims (5)
- 衣類を吊るした状態で乾燥させる静止型乾燥機であって、
密閉可能な乾燥室と、
乾燥室内の空気を乾燥室外へ排出する排気手段と、
乾燥室外に臨む吸込口、および乾燥室内の上方に臨む吹出口を有し、排気手段により乾燥室内の空気が排気されることに伴い、吸込口から吸い込まれる空気を吹出口から乾燥室内に自然流入させるための空気流入路と、
この空気流入路を流れる空気を加熱するための加熱手段と、
乾燥すべき衣類を掛けるためのバッグであって、吹出口に連結され、吹出口から乾燥室内に自然流入する空気によって所定の形状に膨らみ、膨らんだバッグ内から空気がほぼ均等に漏れ出る衣類掛け用バッグとを備え、
前記排気手段により乾燥室内の空気を機外へ流出させることで乾燥室内の圧力を低下させて負圧とし、前記バッグの内外に生じる差圧によりこれに掛けられた衣類を内側から漏れ出る空気により乾燥させることを特徴とする静止型乾燥機。 - 請求項1に記載の静止型乾燥機において、
上記空気流入路は、乾燥室内の上方に配列された複数個の吹出口を有し、各吹出口に衣類掛け用バッグが連結されることを特徴とする静止型乾燥機。 - 請求項1または2に記載の静止型乾燥機において、
上記衣類掛け用バッグは、吹出口に対して着脱可能であることを特徴とする静止型乾燥機。 - 請求項1乃至3の何れかに記載の静止型乾燥機において、
上記衣類掛け用バッグは、吹出口につながるネック、およびこのネックに連設されたショルダーを有するハンガーと、このハンガーに被せられてハンガーから下方にぶら下がり空気を所定の態様で通す袋状体とを含むことを特徴とする静止型乾燥機。 - 請求項1乃至4の何れかに記載の静止型乾燥機において、
上記乾燥室には、衣類を出し入れするための開閉扉が設けられ、
空気流入路は、吹出口を形成されて乾燥室内の上部に配置されるダクトを有し、
このダクトは、乾燥室の開閉扉が開けられた状態で、乾燥室外へ引き出し可能にされていることを特徴とする静止型乾燥機。
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