JP3759391B2 - 電池収納装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電池を使用する電子機器に採用される電池収納装置に関し、特に、異種サイズの電池を選択収納できるようにした電池収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電池を使用する電子機器には、電池を収納する電池ボックスが設けられている。この電池ボックスは、通常、予め決められた種類の電池のみが収納可能なように構成されており、他の種類の電池は収納することができない。
【0003】
ところで、例えば、防災無線機器等の緊急時に使用する電子機器においては、手元にその電子機器に適した電池があるとは限らないので、種々の電池の使用が可能になる構造が好ましい。
【0004】
従来、複数種類の電池が使用できるようにした電池収納装置としては、特開平10−134785等が知られている。
【0005】
この特開平10−134785に開示された「電子機器における電池収納装置」においては、電子機器の筐体に開口部を有する電池収納凹部内に開口部に対して往復動可能に電池受け台を形成するとともに、この電池受け台の互いに対向する一対の側壁を、筐体に揺動可能にもうけた一対の爪片に係止することにより、電池受け台を2段階の位置に保持させるようにし、この電池受け台と電子機器の筐体の開口部にもうけたカバー体との間に電池を挟着保持することにより、互いにサイズの異なる大小2種類の電池を使用できるように構成されている。
【0006】
また、図14に示すように、電子機器80に設けられた電池収納凹部81内に、電池ボックス82を電池収納凹部81の開口部に対して往復動可能となるようバネ84を介して電池収納凹部81の底面に固定するとともに電池収納凹部81の開口部に設けられた爪片81a、81bにより電池収納凹部81外部に飛び出さないようにし、この電池ボックス82に形成された大きい電池の外殻寸法の受け皿822およびその壁面に形成された小さい電池の外郭寸法の受け皿821のそれぞれと蓋83との間に密着保持することにより、互いにサイズの異なる大小2種類の電池を使用できるようにした構成も知られている。
【0007】
また、使用する各種電池それぞれと一対一対応した電池ボックスを複数個用意し、使用する電池にあわせてこの電池ボックスを交換して電子機器に設けられた電池収納用開口部内に装着することにより、複数種類の電池の選択収納を可能にした構成も知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した特開平10−134785に開示された「電子機器における電池収納装置」および図14に示した電池収納装置では、3種類以上の電池に対応することができない。
【0009】
また、各種サイズの電池に一対一対応した複数種類の電池ボックスを用意する構成では、使用していない電池ボックスを紛失してしまうと、緊急時等に手元にある他の種類の電池を有効に使用することができないという問題が生じる。
【0010】
そこで、この発明は、使用する電池の種類に応じた切替が容易で、しかも3種類以上の電池を選択的に収納して使用でき、かつ電池を選択収納するため部品を紛失してしまう危険性も回避できる電池収納装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、請求項1の発明の電池収納装置は、電池収納用開口部内に回動自在に配設され、第1の回動位置にあるとき第1の電池収納部および第2の電池収納部を画成し、第2の回動位置にあるとき第3の電池収納部を画成する電池切替部材と、前記電池切替部材を前記第1の回動位置に切替たときに、前記第1の電池収納部および第2の電池収納部のいずれか一方に電池が収納された場合は、該収納された電池により回動して他方の電池収納部に対する電池の収納を禁止する禁止部材とを設けたことを特徴とする。
【0012】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記電池切替部材および前記禁止部材は、同軸に回転自在に支承された第1のレバーおよび第2のレバーからなり、前記第1のレバーは、前記第1の電池収納部に対応して一部が開口した略コの字状の凹部を有し、前記凹部の開口部が電池収納方向を向く前記第1の回動位置にあるとき前記凹部により前記第1の電池収納部を画成するとともに、前記凹部の下側に前記第2の電池収納部を画成し、前記凹部の開口部が下方を向く第2の回動位置にあるとき前記凹部の背面側に第3の電池収納部を画成し、前記第2のレバーは、前記凹部を貫通して下側に突出し、前記第1の電池収納部に電池が収納された場合は、該収納された電池により下方に回動して前記第2の電池収納部に対する電池の収納を禁止し、前記第2の電池収納部に電池が収納された場合は、該収納された電池により上方に回動して前記第1の電池収納部に対する電池の収納を禁止することを特徴とする。
【0013】
このような構成によると、電池切替部材の切替だけで、3種類の異種電池の収納が可能になり、また、分離可能な構成部品を有さないため、必要な部品を紛失したために、手元にある他の種類の電池を有効に使用することができないという不都合は生じず、さらに、異種電池の混載も防止することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る電池収納装置の実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0028】
図1は、この発明に係る電池収納装置の一実施の形態を示すもので、図示しない電子機器に設られた電池収納用開口部1a内に二つのレバー2、3を配設し、単一、単二、単三電池が選択収納できるように構成されている。
【0029】
電池収納用開口部1aは、単一電池が収納可能な凹部11および単二電池が収納可能な凹部12から成り、この電池収納用開口部1a内には、単三電池が収納される凹部21を有し両端に回転軸2a、2bを有し回動可能に配設されたレバー2(電池切替部材)と両端に回転軸3a、3bを有し回動可能に配設されたレバー3(禁止部材)が設けられる。
【0030】
レバー2は、回転軸2a、2bを軸として電池収納用開口部1a内で自由に回動する。
【0031】
このレバー2をA方向に回動して図1(a)に示すような第1の回動位置に位置させれば凹部21に単三電池が、凹部11に単一電池がそれぞれ収納でき、B方向に回動して図1(b)に示すような第2の回動位置に位置させれば凹部12に単二電池が収納できる。
【0032】
また、レバー3はその先端がレバー2に形成された孔22を貫通して配設される。
【0033】
なお、電池収納用開口部1aの壁面にはこの壁面によってレバー2およびレバー3の回動が阻害されないように溝13が形成されている。
【0034】
このレバー2およびレバー3による単一乃至単三電池の選択収納方法を、図2を参照して更に詳しく説明する。
【0035】
図2(a)は、この形態の電池収納装置に単一電池を収納する場合を示す。この場合、まずレバー2を第一の回動位置に回動し、凹部11に単一電池を収納する。収納された単一電池は、凹部11および蓋14により密着保持される。このとき、収納された単一電池によりレバー3が押しあげられてレバー3が凹部21に突出し、これにより凹部21に単三電池が同時に収納されることを禁止する。
【0036】
また、図2(b)は、この形態の電池収納装置に単三電池を収納する場合を示しており、レバー2は単一電池のときと同様、第1の回動位置に回動し、凹部21に単三電池を収納する。収納された単三電池は、凹部21および蓋14により密着保持される。このとき、収納された単三電池によりレバー3が押し下げられてレバー3が凹部11に突出し、これにより凹部11に単一電池が同時に収納されることを禁止する。
【0037】
更に、図2(c)は、この形態の電池収納装置に単二電池を収納する場合を示しており、レバー2を第2の回動位置に回動し、凹部12に単二電池を収納する。収納された単二電池は、凹部12、レバー2、蓋14により密着保持される。このとき第2の回動位置にあるレバー2が凹部11に単一電池が同時に収納されることを禁止する。
【0038】
電池収納用開口部1a内には単一乃至単三の各電池に対応した図示しない電極が配設され、上記のように収納された電池はそれぞれこの電極により図示しない電子機器と電気的に接続される。更に、単二電池と単三電池は長さがほぼ同じなため、電極を兼用させることもできる。
【0039】
図3は、電子機器10に設けた電池収納用開口部1b内に、出し入れ自由なアダプタ4を用いて単一、単二、単三、単四電池が選択収納できるように構成した電池収納装置の概略斜視図である。
【0040】
アダプタ4は、上面、下面、側面が長方形で端面が正方形の直方体の形状をしており、長辺まわりに90度、180度回転させて上面、下面、1つの側面を上にして3通りに電池収納用開口部1b内に収納できるように構成されている。
【0041】
また、アダプタ4には、上面に単一電池を収納できる凹部41、これに対向する下面に単二電池を収納できる凹部42および単三電池を収納できる凹部43、1つの側面に単四電池を収納できる凹部44がそれぞれ形成されている。
【0042】
なお、アダプタ4の2つの端面には溝45が形成され、上記した各凹部にそれぞれ配設された図示しない電極につながる導線46がアダプタ4の出し入れを阻害しない十分な長さを持って電子機器10につながり、アダプタ4と電子機器10が電気的に接続するように構成されている。
【0043】
図4にこのアダプタ4を用いて各種電池を選択収納したときの様子を示す。
【0044】
図4(a)は、この形態の電池収納装置に単一電池を収納する場合を示し、この場合アダプタ4を上面が上になるように電池収納用開口部1b内に収納する。そしてこのアダプタ4の上面に形成された凹部41に単一電池が収納される。
【0045】
図4(b)は、この形態の電池収納装置に単二電池を収納する場合を示し、この場合アダプタ4を下面が上になるように電池収納用開口部1b内に収納する。そしてこのアダプタ4に形成された凹部42および凹部43のうち、凹部42に単二電池が収納される。
【0046】
図4(c)は、この形態の電池収納装置に単三電池を収納する場合を示し、単二電池と同様、アダプタ4を下面が上になるように電池収納用開口部1b内に収納し、このアダプタ4の下面に形成された凹部42および凹部43のうち、凹部43に単三電池が収納される。
【0047】
図4(d)は、この形態の電池収納装置に単四電池を収納する場合を示し、この場合アダプタ4は側面が上になるように電池収納用開口部1b内に収納する。そしてこのアダプタ4の側面に形成された凹部44に単四電池が収納される。
【0048】
上記のように各凹部に収納された各種電池は、蓋10aを閉めることによりそれぞれ各凹部と蓋10aの間に密着保持され、各凹部内にそれぞれ配設された図示しない電極により導線46を介して電子機器10に電気的に接続される。
【0049】
なお、ここでは4種類の電池を収納できるようにアダプタ4を構成しているが、3種類の電池にしか対応しないようにも構成でき、逆に5種類以上の電池に対応できるようにも構成できる。
【0051】
図5(a)は、電子機器10に設けた電池収納用開口部1c内に、2つのアダプタ52および53を用いて単一、単二、単三電池が選択収納できるよう構成した電池収納装置の概略図である。
【0052】
電池収納用開口部1c内には、反転させて収納することが可能で、かつ、電池収納用開口部1c内に設けられた図示しない接点と収納向きに関係なく常に接する接点522および532が設けられ、この接点により電子機器10と電気的につながるアダプタ52および53が用意されている。
【0053】
このアダプタ52には図5(b)のように、凹部52a、52b、52cの奥壁面にそれぞれ導線521を介して接点522に電気的につながる端子ばね52a’、52b’、52c’が配設される。
【0054】
またアダプタ53には図2(c)のように、凹部53a、53b、53cの奥壁面にそれぞれ導線531を介して接点532に電気的につながる端子板53a’、53b’、53c’が配設される。
【0055】
なおアダプタ52およびアダプタ53は、電池収納用開口部1cの内寸L1とアダプタ52及びアダプタ53の各部寸法L2乃至L7が以下の関係になるように形成する。
【0056】
ここで電池の長さは単一電池をH1、単二電池をH2、単三電池をH3とし、またαはどの端子ばねの自然長よりも短めになるよう設定した値である。
【0057】
L2+L5+2H1+α=L1
L3+L6+2H2+α=L1
L4+L7+2H3+α=L1
図6に上記のように構成した電池収納装置に各種電池を収納したときの様子を示す。
【0058】
図6(a)は、アダプタ52およびアダプタ53を凹部52aと凹部53aが対向するように電池収納用開口部1c内に収納し、凹部52aと凹部53aとにより画成される電池収納部に二つの単一電池が縦一列に挿入され、端子ばね52a’と端子板53a’の間に電気的に接続保持される様子を示している。
【0059】
図6(b)は、アダプタ52およびアダプタ53を凹部52bと凹部53bが対向するように電池収納用開口部1c内に収納し、凹部52bと凹部53bにより画成される電池収納部に二つの単二電池が縦一列に挿入され、端子ばね52b’と端子板53b’ の間に電気的に接続保持される様子を示している。
【0060】
図6(c)は、アダプタ52およびアダプタ53を凹部52cと凹部53cが対向するように電池収納用開口部1c内に収納し、凹部52cと凹部53cとにより画成される電池収納部に二つの単三電池が縦一列に挿入され、端子ばね52c’と端子板53c’ の間に電気的に接続保持される様子を示している。
【0061】
以上説明した単一電池、単二電池、単三電池を選択収納する場合の他にも、アダプタ52及びアダプタ53の各部寸法を任意に形成することで、他の種類の電池に対応できる電池収納装置を構成することもできる。
【0063】
図7(a)は、電子機器に設けた電池収納用開口部1d内に、電池収納部61およびアダプタ62を用いて単一、単二、単三電池が選択収納できるように構成した電池収納装置の概略図である。
【0064】
電池収納用開口部1d内には、自由に出し入れでき、かつ、出し入れを阻害しない十分な長さをもった導線61c、61dを介して電子機器10と電気的につながる電池収納部61が用意されている。
【0065】
この電池収納部61には、端子板611a、端子ばね611bが配設された蓋611および端子板612a、端子ばね612b、612cが配設された蓋612により閉じる、対向した二つの電池挿入口が設けられている。
【0066】
さらに電池収納部61には二つの電池挿入口の方向(つまり、収納する電池の長手方向)に対して摺導可能なアダプタ62が内蔵され、このアダプタ62はその外壁面に設けられた接点621a、622aにより電池収納部61の接点61a、61bと常に接し、収納部61と電子機器10を電気的につなぐ導線61c、61dを介して電子機器10と電気的に接続される。
【0067】
このように、アダプタ62を電池収納部61内において摺動可能にすることよって、電池収納部61のサイズを小さくすることができる。
【0068】
例えば、単一電池を収納する場合には、単二および単三電池の収納スペースを確保する必要は無いため、アダプタ62を摺動可能とすることで、図8(a)に示すように、アダプタ62を電池収納部61の蓋612側に寄せて単一電池の収納スペースを形成することができ、電池収納部61のスペースを有効に利用できる。ところが、アダプタ62にこの摺動機能をもたせないと、図8(b)に示すように、単一電池を格納する場合であっても、常に単二および単三電池の収納スペースが確保されてしまうため、電池収納部61のサイズが大きくなってしまう。
【0069】
また、アダプタ62には図7(b)のように、凹部62a、62c、62eの奥壁面にそれぞれ導線622を介して接点622aに電気的につながる端子ばね62a’、62c’、62e’が、凹部62b、62d、62fの奥壁面にそれぞれ導線621を介して接点621aに電気的につながる端子板62b’、62d’、62f’が配設される。
【0070】
なおアダプタ62はその各部寸法L9乃至L11が電池収納部61の内寸L8と以下の関係になるように形成する。
【0071】
ここで電池の長さは単一電池をH1、単二電池をH2、単三電池をH3とし、またαはどの端子ばねの自然長よりも短めになるよう設定した値である。
【0072】
L9+H1+α=L8
L10+H2+α=L8
L11+H3+α=L8
図9に上記のように構成した電池収納装置に各種電池を収納したときの様子を示す。
【0073】
図9(a)は、蓋611が設けられた電池挿入口より二つの単一電池をアダプタ62の凹部62a、62bにそれぞれ一つずつ挿入し蓋611を閉めることにより、端子ばね62a’と端子板611aの間に一つの単一電池が、端子板62b’と端子ばね611bの間にもう一つの単一電池がそれぞれ電気的に接続保持される様子を示している。
【0074】
図9(b)は、蓋612が設けられた電池挿入口より二つの単一電池をアダプタ62の凹部62c、62dにそれぞれ一つずつ挿入し蓋612を閉めることにより、端子ばね62c’と端子板612aの間に一つの単二電池が、端子板62d’と端子ばね612bの間にもう一つの単二電池がそれぞれ電気的に接続保持される様子を示している。
【0075】
図9(c)は、蓋612が設けられた電池挿入口より二つの単三電池をアダプタ62の凹部62e、62fにそれぞれ一つずつ挿入し蓋612を閉めることにより、端子ばね62e’と端子板612aの間に一つの単三電池が、端子板62f’と端子ばね612cの間にもう一つの単三電池がそれぞれ電気的に接続保持される様子を示している。
【0076】
以上説明した単一電池、単二電池、単三電池を選択収納する場合の他にも、アダプタ62の各部寸法を任意に形成することで他の種類の電池に対応できる電池収納装置を構成することができる。
【0077】
また、図10のように、電池収納部61と同じ形状、構成で、蓋631により閉じる電池挿入口を一つだけもつ電池収納部63を用意し、この蓋631に使用するすべての電池に対応した電極を配設すれば、使用したい電池に対する収納凹部が電池挿入口631に対向するように使用する電池にあわせてアダプタ62を左右反転させて電池収納部63内に収納し、蓋631と各凹部との間に密着保持して数種類の電池を選択収納することもできる。
【0078】
なお、アダプタ52、53およびアダプタ62において、図11のように単二電池を収納する凹部7aの壁面に単三電池を収納する凹部7bを形成することで、単二電池と単三電池を混載する危険を回避できる。
【0080】
図12は、電子機器90に設けられた電池収納部91の外観図であり、図13は、電子機器90の断面Aから見た電池収納部91の内部構造を示す図である。
【0081】
図12において、電子機器90には、蓋93を有する電池収納部91が設けられ、単一、単二、単三電池が選択収納できるように構成されている。
【0082】
この、電池収納部91に、上記3種類の電池が選択収納される様子を図13に示す。
【0083】
電池収納部91は、単一電池の収納が可能な凹部911、単二電池の収納が可能な凹部912、単三電池の収納が可能な凹部913が形成され、これら各種電池の選択収納を可能とするため、摺動可能に配設されたアダプタ92が設けられている。
【0084】
図13(a)は、電池収納部91の凹部911に単一電池を収納する場合を示す。電池収納部91の凹部911に収納された単一電池は凹部911とアダプタ92の凹部921との間に密着保持され、このとき、アダプタ92の凸部924および凸部925は、それぞれ電池収納部91の凹部912および凹部913に突出して、電池収納部91の凹部912に単二電池、電池収納部91の凹部913に単三電池が収納されることを禁じる。
【0085】
また、図13(b)は、電池収納部91の凹部912に単二電池を収納する場合を示し、電池収納部91の凹部912に収納された単二電池は凹部912とアダプタ92の凹部922との間に密着保持され、このとき、アダプタ92の凸部924および凸部925は、それぞれ電池収納部91の凹部911および電池収納部91の凹部912に突出して、電池収納部91の凹部911に単一電池、電池収納部91の凹部913に単三電池が収納されることを禁じる。
【0086】
さらに、図13(c)は、電池収納部91の凹部913に単三電池を収納する場合を示し、電池収納部91の凹部913に収納された単三電池は電池収納部91の凹部913とアダプタ92の凹部923との間に密着保持され、このとき、アダプタ92の凸部924および凸部925は、それぞれ電池収納部91の凹部912および電池収納部91の凹部911に突出して、電池収納部91の凹部911に単一電池、電池収納部91の凹部912に単二電池が収納されることを禁じる。
【0087】
なお、電池収納部90には、単一、単二、単三電池にそれぞれ対応した図示しない電極が設けられ、上記のように収納された各種電池は、それぞれこの電極によって電子機器90と電気的に接続される。
【0088】
なお、上記した各種アダプタおよび電池収納部と電子機器との電気的な接続法は上記に限らず、導線によっても接点によっても良い。
【0089】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、3種類以上の電池を選択収納でき、かつ選択収納するための切替部品を紛失することもないので、例えば防災時に電池の種類に限定されることなく手元にある電池を用いて防災無線機器を動作させることができるなど、電池の種類によって電子機器が使用できないという事態を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わる電池収納装置の一実施の形態を示す図。
【図2】 図1の電池収納用開口部に単一乃至単三電池を収納したときの様子を示す図。
【図3】 電池収納装置の他の形態を示す図。
【図4】 図3の電池収納用開口部に単一乃至単四電池を収納したときの様子を示す図。
【図5】 電池収納装置の他の形態を示す図。
【図6】 図5の電池収納用開口部に単一乃至単三電池を収納したときの様子を示す図。
【図7】 電池収納装置の他の形態を示す図。
【図8】 図7のアダプタに摺動機能をもたせる意味を説明する図。
【図9】 図7の電池収納用開口部に単一乃至単三電池を収納したときの様子を示す図。
【図10】 図7に示したものと類似別形態の電池収納構造を具備する電子機器の該略図。
【図11】 単二電池と単三電池の混載を防止するよう形成した、図5のアダプタおよび図7のアダプタの一部を示す図。
【図12】 電池収納装置の他の形態の外観斜視図。
【図13】 図12に示す電池収納部の詳細構成図。
【図14】 従来の電池収納装置を具備した電子機器を示す図。
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d、1c 電池収納用開口部
2 レバー
2a 回転軸
3 レバー
3a 回転軸
4 電池収納部
10 電子機器
11、12 凹部
13 溝
21 凹部
22 孔
41、42、43、44 凹部
45 溝
46 導線
52、53 アダプタ
52a、52b、52c 凹部
52a’、52b’、52c’ 端子ばね
53a、53b、53c 凹部
53a’、53b’、53c’ 端子板
521、531 導線
522、532 接点
61、63 電池収納部
61a、61b 接点
61c、61d 導線
62 アダプタ
62a、62b、62c、62d、62e、62f 凹部
62a’、62c’、62e’ 端子ばね
62b’、62d’、62f’ 端子板
611、612、631 蓋
611a、612a 端子板
611b、612b、612c 端子ばね
621、622 導線
621a、622a 接点
7a、7b 凹部
80 電子機器
81a 爪片
81 電池収納用開口部
82 電池ボックス
83 蓋
84 ばね
821、822 受け皿
90 電子機器
91 電池収納部
92 アダプタ
93 蓋
911、912、913 凹部
921、922、923 凹部
924、925 凸部
Claims (2)
- 電池収納用開口部内に回動自在に配設され、第1の回動位置にあるとき第1の電池収納部および第2の電池収納部を画成し、第2の回動位置にあるとき第3の電池収納部を画成する電池切替部材と、
前記電池切替部材を前記第1の回動位置に切替たときに、前記第1の電池収納部および第2の電池収納部のいずれか一方に電池が収納された場合は、該収納された電池により回動して他方の電池収納部に対する電池の収納を禁止する禁止部材と
を設けたことを特徴とする電池収納装置。 - 前記電池切替部材および前記禁止部材は、
同軸に回転自在に支承された第1のレバーおよび第2のレバーからなり、
前記第1のレバーは、
前記第1の電池収納部に対応して一部が開口した略コの字状の凹部を有し、前記凹部の開口部が電池収納方向を向く前記第1の回動位置にあるとき前記凹部により前記第1の電池収納部を画成するとともに、前記凹部の下側に前記第2の電池収納部を画成し、前記凹部の開口部が下方を向く第2の回動位置にあるとき前記凹部の背面側に第3の電池収納部を画成し、
前記第2のレバーは、
前記凹部を貫通して下側に突出し、前記第1の電池収納部に電池が収納された場合は、該収納された電池により下方に回動して前記第2の電池収納部に対する電池の収納を禁止し、前記第2の電池収納部に電池が収納された場合は、該収納された電池により上方に回動して前記第1の電池収納部に対する電池の収納を禁止する
ことを特徴とする請求項1記載の電池収納装置。
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