JP3758342B2 - Discharge lamp lighting device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自励式のインバータ回路により放電灯を高周波で点灯させる放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7に従来例の回路図を示す。図中、1は直流電源、2は自励式のインバータ回路、Laは無電極放電灯、3は誘導コイル、4はインバータ回路の起動回路である。直流電源1は、商用交流電源ACの交流電圧を整流器DBにより整流し、コンデンサC1 で平滑するものであり、電源スイッチSWの投入によりコンデンサC1 の両端に直流電源電圧VC1が得られる。
【0003】
インバータ回路2は、周知のハーフブリッジ式インバータ回路であり、直流電源1の出力電圧VC1を自励発振動作により高周波電力に変換して誘導コイル3に供給し、無電極放電灯Laを高周波点灯させるものである。その回路構成について説明すると、パワーMOSFETよりなるスイッチング素子Q1 ,Q2 の直列回路がインバータ回路2の入力端間に接続されており、一方のスイッチング素子Q1 の両端には、電流帰還用の電流トランスCTの1次巻線n1 を介して、インダクタL1 とコンデンサC3 の直列共振回路が並列接続されている。共振用のコンデンサC3 の両端には、カップリングコンデンサC4 を介して誘導コイル3が接続されている。
【0004】
駆動回路5は、電流トランスCTの1次巻線n1 に流れる電流により2次巻線n2 ,n3 に発生する2次電圧を、抵抗R3 ,R4 を介してスイッチング素子Q1 ,Q2 の制御信号入力端間に印加してスイッチング素子Q1 ,Q2 を自励駆動するものである。
【0005】
起動回路4は、直流電源1の出力端に並列接続された抵抗R1 ,コンデンサC2 の直列回路と、抵抗R1 ,コンデンサC2 の接続点とスイッチング素子Q2 のゲート間に接続された電圧応答型のトリガ素子Qt(例えばダイアック)と、抵抗R1 ,コンデンサC2 の接続点にアノード、スイッチング素子Q2 のドレインにカソードをそれぞれ接続されたダイオードD1 とから構成され、スイッチング素子Q2 を起動させるための起動電力を直流電源1より得るものである。
【0006】
次に、図7の回路の動作について簡単に説明する。電源スイッチSWをオンすると、コンデンサC1 の両端には交流電源ACを整流平滑した直流電圧VC1が得られ、コンデンサC1 より抵抗R1 を介してコンデンサC2 が徐々に充電される。コンデンサC2 の両端電圧VC2がトリガ素子Qtのブレークオーバー電圧に達すると、トリガ素子Qtがオンし、スイッチング素子Q2 のゲート・ソース間に直流電圧VC2が印加され、スイッチング素子Q2 がオンする。スイッチング素子Q2 がオンすると、直流電源1、コンデンサC3 、インダクタL1 、電流トランスCTの1次巻線n1 、スイッチング素子Q2 、直流電源1の閉ループで電流が流れ、電流トランスCTの2次巻線n2 ,n3 に2次電圧が発生し、抵抗R3 ,R4 を介してスイッチング素子Q1 ,Q2 のゲート・ソース間に2次電圧が印加される。その後、スイッチング素子Q1 ,Q2 は交互にオン・オフ動作して直流電圧VC1を高周波電圧に変換し、電流トランスCTの1次巻線n1 、インダクタL1 、コンデンサC3 からなる共振回路X1 の共振作用により、コンデンサC3 の両端に昇圧された高周波電圧が発生する。この高周波電圧は、カップリングコンデンサC4 を介して直流成分を除去されて、誘導コイル3、無電極放電灯Laに供給される。また、スイッチング素子Q2 を高周波でオンさせることにより、コンデンサC2 に充電されていた電荷はダイオードD1 、スイッチング素子Q2 を介して放電されて起動回路4は動作を停止する。
【0007】
無電極放電灯Laは、透明な球状のガラスバルブ、又は内面に蛍光体が塗布された球状のガラスバルブ内に不活性ガス、金属蒸気等の放電ガス(例えば、水銀蒸気及び希ガス)を封入している。インバータ回路2の動作周波数、つまり、無電極放電灯Laの点灯周波数は、1MHz〜20MHzと高周波である。
【0008】
スイッチング素子Q2 のゲート・ソース間には、スイッチング素子Q3 が並列接続されている。また、スイッチング素子Q3 には、ダイオードD2 が逆並列接続されているが、このダイオードD2 は必ずしも必要は無い。スイッチング素子Q3 のゲートには、調光信号Vdimが供給される。
【0009】
この調光信号Vdimによる調光動作を図8を用いて説明する。図中、(a)は調光信号Vdim、(b)はスイッチング素子Q3 のオン・オフ動作を示す。スイッチング素子Q3 は調光信号VdimがLowレベルのときオフ、Highレベルのときオンとなる。(c)は無電極放電灯Laの誘導コイル3に印加されるコイル電圧Vcを示す。(d)は起動回路4のコンデンサC2 の電圧VC2、(e)は起動回路4からスイッチング素子Q2 に起動信号として供給されるゲート電圧(自励発振動作によるゲート電圧は図示を省略している)を示す。
【0010】
図8の時刻t1 でスイッチング素子Q3 がオフすると、抵抗R1 、コンデンサC2 を介してコンデンサC2 が充電される。コンデンサC2 の電圧VC2がトリガ素子Qtのブレークオーバー電圧に達すると、時刻t2 において、コンデンサC2 、トリガ素子Qt、スイッチング素子Q2 のゲート・ソース間を介してコンデンサC2 の電荷が放電し、スイッチング素子Q2 がオンし、一定時間後、スイッチング素子Q2 はオフする。時刻t2 の後、インバータ回路2が動作し、時刻t3 (調光信号VdimがHighレベルとなり、インバータ回路2が発振停止する時刻)まで無電極放電灯Laは点灯する。
【0011】
なお、時刻t2 でコイル電圧Vcが印加されても、すぐには点灯せず、一定時間(=t2 ’−t2 、点弧始動時間とも言う)の経過後に安定点灯する。また、上記では、動作説明の簡略化のため、時刻t1 より起動回路4のコンデンサC2 の充電が開始するとして説明したが、コンデンサC2 の充電と調光信号Vdimとは同期しているものではなく、コンデンサC2 の充電開始は調光信号Vdimとは非同期となっている。ただし、例えば、図9に示すように、コンデンサC2 に並列にスイッチング素子Q4 を接続し、このスイッチング素子Q4 を調光信号Vdimで制御することによって同期をもたせることも可能である。図8の動作は、図9のスイッチング素子Q4 がある場合の波形を示している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来例において、調光信号VdimがHighレベルとなる期間を大きくするほど、インバータ回路2が発振停止となり、ランプLaが消灯する期間の割合が大きくなり、出力は小さくなる。つまり、深い調光が得られる。しかしながら、起動回路4が動作する期間(t2 −t1 )の割合が大きいと、深い調光が得られないという問題が発生する。
【0013】
すなわち、調光信号Vdimの各サイクルで調光信号VdimがLowレベルとなった後に、起動回路4が動作してインバータ回路2が起動するが、図8に示すように、起動回路4によるパルス発生のためには、時間t0 =(t2 −t1 )が必要となる。これは、図7に示すダイアックのような電圧応答型のトリガ素子Qtを使用する場合、コンデンサC2 の電圧VC2がトリガ素子Qtのブレークオーバー電圧に達するまでに所定の時間が必要となるためである。
【0014】
この点を詳しく説明すると、図7に示すような自励式インバータ回路において、間欠的に発振と発振停止を繰り返して調光する場合において、図7に示すような最も一般的な起動回路4を用いる場合には、起動パルス発生までの期間(t2 −t1 )が長く、この起動パルス発生までの期間(t2 −t1 )と、誘導コイル3に電圧を印加してから安定点灯するまでの期間(t2 ’−t2 )は、発光に寄与しない期間であり、これらの期間が長くなるほど、深い調光ができない。
【0015】
一方、調光信号Vdimの周波数は、約50Hz〜500Hz程度に選定される。調光信号の周波数の下限は、間欠発振したときのフリッカーにより制約され、調光信号の周波数の上限は上記のように、誘導コイル3に電圧が印加されてから無電極放電灯Laが安定点灯するまでの時間(図8の期間t2 ’−t2 )及びインバータ回路2が各サイクル毎に起動するまでの時間(図8の期間t0 =t2 −t1 )が調光信号Vdimの一周期の間で無視できなくなることにより制約される。図8の期間t2 ’−t2 は、ランプLaの組成や構造、誘導コイル3の印加電圧等によって変化するが、約1msec以下である。このことからも、調光信号Vdimの周波数の最大値を約500Hzとすることが妥当である。
【0016】
図7の回路設計では、定格出力(調光信号Vdimが常に“Low”レベルで調光しない場合)を100%としたとき、調光は30%までが下限となっていた。図7の回路の具体的な設計値から起動パルス発生までの具体的な時間を算出すると、R1 =1.2MΩ、C2 =4700pF、トリガ素子Qtのブレークダウン電圧VB =30V、直流平滑電圧をVC1=160Vとすると、直流平滑電圧VC1がインバータ回路2に印加され、トリガ素子Qtがブレークオーバーして、スイッチング素子Q2 がオンするまでの時間は、
VB =VC1{1−exp(−t0 /C2 ・R1 )} …▲1▼
より、t0 ≒1.17msecとなる。一方、調光信号Vdimの周波数を120〔Hz〕とした場合、一周期は8.33msecとなる。上記時間t0 が一周期に占める割合は、1.17msec/8.33msec≒14%となる。また、誘導コイル3に電圧が印加されてランプLaが安定点灯するまでの時間(図8のt2 ’−t2 )も考慮すると、調光信号Vdimのオフデューティは、約20%〜25%(調光レベルもほぼ比例して、約20%〜25%)が限界であることが判明した。
【0017】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、自励式インバータ回路により放電灯を高周波点灯させる放電灯点灯装置において、起動回路を改良することにより、インバータ回路が動作を開始するまでの時間を短縮することにある。また、本発明のさらなる目的は、例えばデューティ可変の調光信号を用いて自励式インバータ回路を調光信号の各サイクル毎に起動して間欠発振させて出力を制御する場合に、インバータ回路の発振期間を短くして、深い調光制御を可能とすることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明にあっては、上記の課題を解決するために、図1に示すように、放電灯Laを含んで構成される負荷回路と、直流電源1を高周波電力に変換して前記負荷回路に供給するインバータ回路2と、インバータ回路2のスイッチング素子Q1 ,Q2 を自励で駆動する駆動回路5と、前記インバータ回路2を起動する起動回路4とを備える放電灯点灯装置において、前記起動回路4は前記スイッチング素子Q2 の制御端に直流電源1より抵抗R1 とコンデンサC2 を介して起動信号を与える構成とし、該コンデンサC2 の電荷を放電すると同時に該スイッチング素子Q2 を逆バイアスするように制御用スイッチング素子Q3 を有することを特徴とするものである。
【0019】
なお、従来例並びに以下に述べる本発明の実施例の説明では、無電極放電灯の点灯装置について述べているが、本発明は無電極放電灯に限定されるものではない。
【0020】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
本発明の第1実施例の回路図を図1に示す。図7に示した従来例と異なる点は、起動回路4の構成と調光制御用スイッチング素子Q3 の接続箇所である。起動回路4は、直流電源1の出力端間に接続された抵抗R1 ,R2 の直列回路と、抵抗R1 ,R2 の接続点とスイッチング素子Q2 のゲート間に接続されたコンデンサC2 で構成されており、調光制御用スイッチング素子Q3 は、上記抵抗R1 とコンデンサC2 の接続点と直流電源1の負電極間に接続されている。電流トランスCTの2次巻線n3 の一端と直流電源1の負電極の間にはインダクタL3 、コンデンサC7 の直列回路7が接続されている。スイッチング素子Q1 (Q2 )のゲート・ソース間には、逆方向で直列接続されたツェナーダイオードZD1 ,ZD2 (ZD3 ,ZD4 )が接続されている。その他の図7に示した従来例と同一の構成には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0021】
次に、本実施例の動作を説明する。電源スイッチSWがオンすると、直流電源1、抵抗R1 (抵抗R2 は必ずしも必要でない)、コンデンサC2 、抵抗R4 を介してスイッチング素子Q2 のゲート・ソース間に直流電圧が印加され、スイッチング素子Q2 がオンする。スイッチング素子Q2 がオンすると、直流電源1、コンデンサC3 、C4 、誘導コイル3、インダクタL1 、電流トランスCTの1次巻線n1 、スイッチング素子Q2 、直流電源1の閉ループで電流が流れる。これにより、電流トランスCTの2次巻線n2 ,n3 に2次電圧が発生し、抵抗R3 ,R4 (抵抗R3 ,R4 は必ずしも必要でない)を介してスイッチング素子Q1 ,Q2 のゲート・ソース間に2次電圧が印加され、その2次電圧の極性反転によりスイッチング素子Q1 ,Q2 が交互にオン・オフされる。スイッチング素子Q1 ,Q2 が交互にオン・オフされることにより、直流電源1の出力電圧VC1を高周波電力に変換し、電流トランスCTの1次巻線n1 、インダクタL1 、コンデンサC3 からなる共振回路X1 の共振作用で振幅を増大させ、カップリングコンデンサC4 で重畳された直流成分を除去して、交流の高周波電力を誘導コイル3を介して無電極放電灯Laに供給する。
【0022】
また、調光制御用スイッチング素子Q3 を常時オフすると、抵抗R1 、コンデンサC2 、抵抗R4 、スイッチング素子Q2 のゲート・ソース間を介して、コンデンサC2 には直流電圧が充電されるので、起動回路4の動作は停止する。ここでもし、1回目の起動回路4の動作でインバータ回路2が動作しない場合は、調光信号VdimにHighレベルの信号を与えて、調光制御用スイッチング素子Q3 をオンさせ、コンデンサC2 の電荷を放出させれば良い。
【0023】
図2は本実施例の動作説明図である。図中、(a)は調光信号Vdim、(b)はスイッチング素子Q3 のオン・オフ動作を示す。スイッチング素子Q3 は調光信号VdimがLowレベルのときオフ、Highレベルのときオンとなる。(c)は無電極放電灯Laの誘導コイル3に印加されるコイル電圧Vcを示す。(d)は起動回路4のコンデンサC2 の電圧VC2、(e)は起動回路4のコンデンサC2 の電流IC2、(f)は起動回路4からスイッチング素子Q2 に起動信号として供給されるゲート電圧(自励発振動作によるゲート電圧は図示を省略している)を示す。
【0024】
時刻t1 で調光信号VdimがHighレベルからLowレベルになり、調光制御用スイッチング素子Q3 がオフすると、抵抗R1 、コンデンサC2 、抵抗R4 を介して、スイッチング素子Q2 のゲート・ソース間にパルス状の駆動信号(電流IC2)が供給されて、スイッチング素子Q2 がオンして、インバータ回路2が発振する。調光制御用スイッチング素子Q3 がオフして、インバータ回路2が発振するまでの期間、図2の(t2 −t1 )あるいは(t5 −t4 )が小さくなると、調光信号Vdimのオン・デューティ比を大きくでき、より深く調光できる。つまり、光出力の下限を小さくできる。
【0025】
図3は調光信号Vdimのオン・デューティ比を大きくして、より深く調光した場合の動作説明図である。この図3を見れば、(t2 −t1 )あるいは(t5 −t4 )の期間が小さくなるほど、より深く調光できることが分かる。図中の期間(t2 ’−t2 )は、既に述べたように、誘導コイル3に電圧が印加されてから無電極放電灯Laが安定点灯するまでの期間(点弧始動期間と呼ばれる)であり、発光に寄与しない。期間(t2 ’−t2 )を短くすると、より深く調光できるが、この期間は無電極放電灯Laのガス組成、構造、誘導コイル3の電圧によって決定され、短くすることは困難である。前述したように、この期間は約1msecとなる。
【0026】
また、調光制御用スイッチング素子Q3 がオンすると、コンデンサC2 の電荷が抵抗R4 を介してスイッチング素子Q2 のソース・ゲート間に逆電圧として印加され、スイッチング素子Q2 は逆バイアスされた状態となるので、インバータ回路2の停止動作は確実なものとなる。そして、コンデンサC2 の電荷が放出されることにより、次に調光制御用スイッチング素子Q3 がオフしたときに、スイッチング素子Q2 の起動信号が供給できるのである。
【0027】
ここで、インダクタL3 、コンデンサC7 の直列回路7が無い場合において、スイッチング素子Q3 がオンすると、2次巻線n3 にコンデンサC2 の電圧が印加されるため、電流トランスCTが飽和しやすく、また、電流トランスCTが飽和しないとしても、2次巻線n2 に正の電圧(スイッチング素子Q1 を順バイアス)が誘起され、スイッチング素子Q1 が不要にオンしてしまい、インバータ回路が不安定な動作となる。あるいは、抵抗R1 、コンデンサC2 、抵抗R4 、スイッチング素子Q2 のゲート、ソース間を介してスイッチング素子Q2 に起動信号を与えると同時に直流電源1の正極、抵抗R1 、コンデンサC2 、2次巻線n3 、直流電源1の負極を介してもパルス状の電流が流れる。この電流によって、電流トランスCTが飽和しやすくなる。インダクタL3 、コンデンサC7 がある場合、コンデンサC7 の作用により上記の現象が改善される。また、コンデンサC7 を挿入した場合、位相の調節などのため、適切なインダクタL3 を挿入する必要がある。
【0028】
次に、スイッチング素子Q2 (Q1 )のゲート・ソース間に接続されているツェナーダイオードZD3 ,ZD4 (ZD1 ,ZD2 )は、スイッチング素子Q2 (Q1 )のゲート・ソース間の保護回路として動作すると同時に、ツェナーダイオードZD3 ,ZD4 については次のような作用もある。すなわち、スイッチング素子Q3 がオンすると、コンデンサC2 の電圧はツェナーダイオードZD3 ,ZD4 の両端及びコンデンサC7 、インダクタL3 、2次巻線n3 の両端に印加される。コンデンサC2 の電圧はツェナーダイオードZD4 のツェナー電圧によってクランプされる。したがって、スイッチング素子Q3 がオンすることにより、コンデンサC2 の電圧はツェナーダイオードZD4 のツェナー電圧まで放電する。(スイッチング素子Q3 がオフしているときのコンデンサC2 の電圧とツェナーダイオードZD4 のツェナー電圧の差分の電圧によってコンデンサC7 が充電される。)スイッチング素子Q3 がオフして、抵抗R1 、コンデンサC2 、抵抗R4 、スイッチング素子Q2 のゲート・ソース間を介して印加されるスイッチング素子Q2 の起動信号はツェナーダイオードZD4 のツェナー電圧によって調整される。
【0029】
なお、本発明においては、このインダクタL3 、コンデンサC7 は必ずしも必要でなく、省略しても良い。また、ツェナーダイオードZD1 ,ZD2 およびZD3 ,ZD4 も必ずしも必要でなく、省略しても良い。これらのインダクタL3 、コンデンサC7 、ツェナーダイオードZD1 ,ZD2 およびZD3 ,ZD4 は本発明の基本要件ではなく、よりよい設計とするために必要とするものである。
【0030】
次に、具体的な設計値の一例を述べる。R1 =330KΩ、R2 =22KΩ、C2 =約数10nF、R3 ,R4 =数Ω(ただし、R3 ,R4 は無くても良い。)とする。インバータ回路2の主スイッチング素子Q1 ,Q2 はIR社のMOSFET(IRF710)であり、その入力容量(ゲート・ソース間容量)Cissは約170pFである。ここで、C2 =30nFとCiss=170pFの直列合成容量Cは169pFとなり、コンデンサC2 は殆ど無視できる。スイッチング素子Q2 のゲート・ソース間に印加される電圧は、従来例の▲1▼式と同様に、
【0031】
【数1】
で示される。VC1=160Vとし、スイッチング素子Q2 のゲート・ソース間に印加される電圧VGSをスイッチング素子Q2 がオンするためのしきい値電圧(=4V)とすると、スイッチング素子Q2 がオンするまでの時間は、上式より約2μsec(1.78μsec)となり、従来例(1.17msec)に比べて短い時間でインバータ回路2の動作が開始する。
【0032】
(実施例2)
図4は本発明の第2実施例の回路図である。インバータ回路2は、直流電源1の出力端間に接続されたスイッチング素子Q1 ,Q2 の直列回路を含んで構成されており、スイッチング素子Q1 ,Q2 の接続点にはインダクタL1 の一端が接続され、インダクタL1 の他端はコンデンサC3 の一端に接続されると共に、コンデンサC4 と抵抗R5 の並列回路を介して誘導コイル3の一端に接続されている。誘導コイル3の両端にはコンデンサC5 が並列接続されており、誘導コイル3の他端は直流電源1の負電極に接続されている。また、コンデンサC3 の他端は、電流トランスCTの1次巻線n1 を介して直流電源1の負電極に接続されている。電流トランスCTの一方の2次巻線n2 は抵抗R3 を介してスイッチング素子Q1 のゲート・ソース間に並列接続されている。また、電流トランスCTの他方の2次巻線n3 は、スイッチング素子Q2 のゲート・ソース間に並列接続されている。電流トランスCTの1次巻線n1 に流れる電流により、2次巻線n2 ,n3 に発生する2次電圧をスイッチング素子Q1 ,Q2 のゲート・ソース間にそれぞれ印加して、スイッチング素子Q1 ,Q2 を駆動するものである。スイッチング素子Q2 のゲート・ソース間に接続されているインダクタL2 、コンデンサC6 からなる共振回路X2 は、スイッチング素子Q2 のゲート電圧を助長するためのものであり、省略しても良い。
【0033】
本実施例では、起動回路4として、トランジスタQ5 ,Q6 、抵抗R1 よりなる定電流回路(以下、カレントミラー回路と呼ぶ)6を有し、スイッチング素子Q1 を起動させるための起動電源をカレントミラー回路6より得るものである。
【0034】
図4の構成は負荷回路と直流電源1の低電位側とを同電位にすることができ、図1の構成に比べてインバータ回路2により発生するノイズを低減することができる。負荷回路を低電位側に接続することに伴い、インバータ回路2の起動回路4は、高電位側のスイッチング素子Q1 を起動するようにしたものである。
【0035】
次に、本実施例の動作を説明する。電源スイッチSWがオンすると、直流電源1のコンデンサC1 に直流電圧VC1が発生し、起動回路4が動作してスイッチング素子Q1 をオンさせる。すなわち、カレントミラー回路6、コンデンサC2 、スイッチング素子Q1 のゲート・ソース間を介してスイッチング素子Q1 のゲート電圧を印加する。スイッチング素子Q1 がオンすると、インダクタL1 、コンデンサC3 を介して電流トランスCTの1次巻線n1 に電流が流れるので、電流トランスCTの2次巻線n2 ,n3 に2次電圧が発生し、共振回路X2 の自己誘導により、その2次電圧を共振動作させて、スイッチング素子Q1 ,Q2 を交互にオン・オフすることができる。スイッチング素子Q1 ,Q2 が交互にオン・オフすることにより直流電圧VC1を高周波電力に変換し、共振回路X1 、コンデンサC4 、抵抗R5 を介して誘導コイル3に数MHzから数百MHzの高周波電流を流すことにより、誘導コイル3に高周波電磁界を発生させ、無電極放電灯Laに高周波電力を供給し、無電極放電灯La内に高周波プラズマ電流を発生させて紫外線もしくは可視光を発生させる。
【0036】
また、調光制御用スイッチング素子Q3 を調光信号Vdimによりオン・オフ制御することによって、調光制御が可能となる。スイッチング素子Q3 がオフすると、カレントミラー回路6、コンデンサC2 、スイッチング素子Q1 のゲート・ソース間に電圧が印加されて、インバータ回路2は発振動作する。スイッチング素子Q3 がオンすると、コンデンサC2 の電圧をスイッチング素子Q1 のゲート・ソース間に逆バイアスすることにより、スイッチング素子Q1 を確実にオフし、インバータ回路2を発振停止させる。以下、スイッチング素子Q3 を間欠的にオン・オフすることにより、調光制御を行うことができる。
【0037】
(実施例3)
図5は本発明の第3実施例の回路図である。本実施例では、直流電源1の出力端間にスイッチング素子Q1 ,Q2 の直列回路とコンデンサC4 ,C8 の直列回路を並列に接続し、スイッチング素子Q1 ,Q2 の接続点とコンデンサC4 ,C8 の接続点間にコンデンサC3 、誘導コイル3、無電極放電灯La、インダクタL1 、電流トランスCTを接続したハーフブリッジインバータ回路を構成している。図示された回路では、電流トランスCTの1次巻線n1 を共振用インダクタL1 の両端に接続しているが、共振用インダクタL1 に2次巻線を設けて、スイッチング素子Q1 ,Q2 をオン・オフ制御しても良い。
【0038】
起動回路4の構成は、図1に示した第1実施例と同じであり、直流電源1の出力端間に接続された抵抗R1 ,R2 の直列回路と、抵抗R1 ,R2 の接続点とスイッチング素子Q2 のゲート間に接続されたコンデンサC2 で構成されており、調光制御用スイッチング素子Q3 は、上記抵抗R1 とコンデンサC2 の接続点と直流電源1の負電極間に接続されている。なお、図5においては、図1のツェナーダイオードZD1 〜ZD4 を省略しているが、これらを設けても良い。
【0039】
(実施例4)
図6は本発明の第4実施例の回路図である。本実施例のインバータ回路2は、一石式インバータ回路であり、直流電源1の出力端間に、インダクタL1 とコンデンサC3 の直列共振回路を接続し、コンデンサC3 の両端にスイッチング素子Q1 を並列接続している。インダクタL1 とスイッチング素子Q1 の接続点には、電流トランスCTの1次巻線n1 を介してインダクタL3 の一端が接続されており、インダクタL3 の他端はカップリングコンデンサC41,C42を介して誘導コイル3の一端に接続されている。誘導コイル3の両端には、コンデンサC51,C52の直列回路が並列接続されている。誘導コイル3の他端は直流電源1の負電極に接続されている。電流トランスCTの2次巻線n2 はスイッチング素子Q1 のゲート・ソース間に接続されており、負荷電流を帰還することにより自励発振動作を可能としている。
【0040】
起動回路4の構成は、図1又は図5の各実施例で説明したものと同じである。電源スイッチSWをオンして直流電圧VC1をインバータ回路2に供給し、且つ、制御用スイッチング素子Q3 をオンさせて、インバータ回路2を停止させている状態において、スイッチング素子Q3 をオンからオフにすると、インバータ回路2が起動し、無電極放電灯Laは点灯するが、従来例に比べてインバータ回路2の起動が早いので、放電灯Laの点灯が早い。したがって、スイッチング素子Q3 によって歯切れの良い、早い点滅が可能となる。なお、図6においては、図1のインダクタL3 、コンデンサC7 の直列回路7およびツェナーダイオードを省略しているが、これらを設けても良い。
【0041】
なお、上記各実施例において、調光信号Vdimは、本点灯装置の外部より供給する構成としているが、点灯装置内に発振回路を設けて、この発振信号を制御して調光制御する構成としても良い。
【0042】
また、電源スイッチSWをオンして電源電圧を投入して、初めの起動パルスによってインバータ回路2が発振動作しない場合、スイッチング素子Q3 をインバータ回路2が動作開始するまで、オン・オフさせる構成としても良い。この場合において、インバータ回路2の発振動作を検出して、スイッチング素子Q3 を制御する回路構成は容易であるので、説明は省略する。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、自励駆動されるインバータ回路により放電灯を高周波点灯させる放電灯点灯装置において、インバータ回路のスイッチング素子の制御端に直流電源より抵抗とコンデンサを介して起動信号を与える構成の起動回路を設けたので、電源を供給してインバータ回路が動作するまでの時間を短くでき、放電灯を早く点灯することが可能な放電灯点灯装置を提供できる。また、前記起動回路のコンデンサの電荷を放電すると同時に該スイッチング素子を逆バイアスするように制御用スイッチング素子を有するので、デューティ比を可変とされた調光用の制御信号の各サイクル毎に起動回路が動作して自励式インバータ回路を間欠発振せしめて出力を制御する場合に、起動回路によるインバータ回路の動作開始が速いことにより、インバータ回路の発振期間を短くすることが可能となり、放電灯の光出力を小さくして、深い調光制御が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の回路図である。
【図2】本発明の第1実施例の動作説明のための波形図である。
【図3】本発明の第1実施例の深い調光時の動作説明のための波形図である。
【図4】本発明の第2実施例の回路図である。
【図5】本発明の第3実施例の回路図である。
【図6】本発明の第4実施例の回路図である。
【図7】従来例の回路図である。
【図8】従来例の動作説明のための波形図である。
【図9】従来例の一変形例の回路図である。
【符号の説明】
1 直流電源
2 インバータ回路
3 誘導コイル
4 起動回路
5 駆動回路
La 無電極放電灯
Q1 ,Q2 スイッチング素子
Q3 調光制御用スイッチング素子
R1 抵抗
C2 コンデンサ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a discharge lamp lighting device for lighting a discharge lamp at a high frequency by a self-excited inverter circuit.
[0002]
[Prior art]
FIG. 7 shows a circuit diagram of a conventional example. In the figure, 1 is a DC power source, 2 is a self-excited inverter circuit, La is an electrodeless discharge lamp, 3 is an induction coil, and 4 is a starting circuit for the inverter circuit. The
[0003]
The
[0004]
The
[0005]
The
[0006]
Next, the operation of the circuit of FIG. 7 will be briefly described. When the power switch SW is turned on, the capacitor C 1 DC voltage V obtained by rectifying and smoothing AC power supply AC C1 And capacitor C 1 More resistance R 1 Capacitor C through 2 Is gradually charged. Capacitor C 2 Voltage V across C2 Reaches the breakover voltage of the trigger element Qt, the trigger element Qt is turned on and the switching element Qt is turned on. 2 DC voltage V between the gate and source C2 Is applied to the switching element Q 2 Turns on. Switching element Q 2 Turns on,
[0007]
The electrodeless discharge lamp La encloses a discharge gas (for example, mercury vapor or rare gas) such as an inert gas or a metal vapor in a transparent spherical glass bulb or a spherical glass bulb having an inner surface coated with a phosphor. is doing. The operating frequency of the
[0008]
Switching element Q 2 Between the gate and source of the switching element Q Three Are connected in parallel. The switching element Q Three The diode D 2 Are connected in reverse parallel, but this diode D 2 Is not necessarily required. Switching element Q Three The dimming signal Vdim is supplied to the gates.
[0009]
The dimming operation using the dimming signal Vdim will be described with reference to FIG. In the figure, (a) is a dimming signal Vdim, and (b) is a switching element Q. Three Indicates the on / off operation. Switching element Q Three Is turned off when the dimming signal Vdim is at the low level, and turned on when the dimming signal Vdim is at the high level. (C) shows the coil voltage Vc applied to the
[0010]
Time t in FIG. 1 Switching element Q Three Is turned off, the resistance R 1 , Capacitor C 2 Capacitor C through 2 Is charged. Capacitor C 2 Voltage V C2 Reaches the breakover voltage of the trigger element Qt, the time t 2 In capacitor C 2 , Trigger element Qt, switching element Q 2 Capacitor C through the gate and source of 2 Is discharged, and the switching element Q 2 Turns on, and after a certain time, the switching element Q 2 Turn off. Time t 2 After that, the
[0011]
Note that time t 2 Even if the coil voltage Vc is applied, the light is not turned on immediately, but for a certain time (= t 2 '-T 2 , Also known as the ignition start time). In the above description, the time t is simplified to simplify the operation description. 1 More capacitor C of
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-described conventional example, the longer the period during which the dimming signal Vdim is at the High level, the more the
[0013]
That is, after the dimming signal Vdim becomes a low level in each cycle of the dimming signal Vdim, the
[0014]
This point will be described in detail. In the self-excited inverter circuit as shown in FIG. 7, in the case of dimming by intermittently repeating oscillation and oscillation stop, the most
[0015]
On the other hand, the frequency of the dimming signal Vdim is selected to be about 50 Hz to 500 Hz. The lower limit of the frequency of the dimming signal is constrained by flicker when intermittent oscillation occurs, and the upper limit of the frequency of the dimming signal is stably lit after the voltage is applied to the
[0016]
In the circuit design of FIG. 7, when the rated output (when the dimming signal Vdim is always “Low” level and not dimming) is 100%, the lower limit of dimming is 30%. When calculating a specific time from the specific design value of the circuit of FIG. 1 = 1.2 MΩ, C 2 = 4700 pF, breakdown voltage V of trigger element Qt B = 30V, DC smoothing voltage is V C1 = 160V, DC smoothing voltage V C1 Is applied to the
V B = V C1 {1-exp (-t 0 / C 2 ・ R 1 )}… ▲ 1 ▼
From t 0 ≈1.17 msec. On the other hand, when the frequency of the dimming signal Vdim is 120 [Hz], one period is 8.33 msec. Above time t 0 The ratio of occupying one period is 1.17 msec / 8.33 msec≈14%. Further, the time from when the voltage is applied to the
[0017]
The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to improve an inverter circuit by improving a starting circuit in a discharge lamp lighting device that operates a discharge lamp at a high frequency by a self-excited inverter circuit. This is to shorten the time until the operation starts. A further object of the present invention is to oscillate an inverter circuit when, for example, a self-excited inverter circuit is started for each cycle of the dimming signal by using a dimming signal having a variable duty and the output is controlled by intermittent oscillation. The purpose is to shorten the period and enable deep dimming control.
[0018]
[Means for Solving the Problems]
In the present invention, in order to solve the above-described problem, as shown in FIG. 1, a load circuit including a discharge lamp La and a
[0019]
In the description of the conventional example and the embodiments of the present invention described below, a lighting device for an electrodeless discharge lamp is described, but the present invention is not limited to an electrodeless discharge lamp.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Example 1
A circuit diagram of the first embodiment of the present invention is shown in FIG. The difference from the conventional example shown in FIG. 7 is that the configuration of the starting
[0021]
Next, the operation of this embodiment will be described. When the power switch SW is turned on, the
[0022]
In addition, dimming control switching element Q Three Is always turned off, the resistance R 1 , Capacitor C 2 , Resistance R Four , Switching element Q 2 Capacitor C through the gate and source of 2 Since the DC voltage is charged, the operation of the starting
[0023]
FIG. 2 is a diagram for explaining the operation of this embodiment. In the figure, (a) is a dimming signal Vdim, and (b) is a switching element Q. Three Indicates the on / off operation. Switching element Q Three Is turned off when the dimming signal Vdim is at the low level, and turned on when the dimming signal Vdim is at the high level. (C) shows the coil voltage Vc applied to the
[0024]
Time t 1 As a result, the dimming signal Vdim changes from the high level to the low level, and the dimming control switching element Q Three Is turned off, the resistance R 1 , Capacitor C 2 , Resistance R Four Through the switching element Q 2 Drive signal (current I C2 ) Is supplied to the switching element Q 2 Is turned on and the
[0025]
FIG. 3 is an operation explanatory diagram when the on-duty ratio of the dimming signal Vdim is increased to perform dimming more deeply. Looking at FIG. 3, (t 2 -T 1 ) Or (t Five -T Four It can be seen that the smaller the period of), the deeper the light can be adjusted. Period (t 2 '-T 2 ) Is a period (called an ignition start period) from when a voltage is applied to the
[0026]
In addition, dimming control switching element Q Three Turns on capacitor C 2 Is the resistance R Four Through the switching element Q 2 Applied as a reverse voltage between the source and gate of the switching element Q 2 Is in a reverse-biased state, so that the
[0027]
Where inductor L Three , Capacitor C 7 When there is no
[0028]
Next, switching element Q 2 (Q 1 Zener diode ZD connected between the gate and source of Three , ZD Four (ZD 1 , ZD 2 ) Is the switching element Q 2 (Q 1 At the same time as a protection circuit between the gate and source of zener diode ZD Three , ZD Four Has the following effects. That is, the switching element Q Three Turns on capacitor C 2 Is the zener diode ZD Three , ZD Four Both ends and capacitor C 7 , Inductor L Three Secondary winding n Three Applied to both ends. Capacitor C 2 Is the zener diode ZD Four Is clamped by the zener voltage. Therefore, the switching element Q Three Turns on the capacitor C 2 Is the zener diode ZD Four Discharge to the zener voltage. (Switching element Q Three Capacitor C when is off 2 Voltage and Zener diode ZD Four The capacitor C depends on the voltage difference between the zener voltages of 7 Is charged. ) Switching element Q Three Turns off and resistance R 1 , Capacitor C 2 , Resistance R Four , Switching element Q 2 Switching element Q applied between the gate and source of 2 Start signal is Zener diode ZD Four Adjusted by the zener voltage.
[0029]
In the present invention, this inductor L Three , Capacitor C 7 Is not necessarily required and may be omitted. Zener diode ZD 1 , ZD 2 And ZD Three , ZD Four Is not necessarily required and may be omitted. These inductors L Three , Capacitor C 7 , Zener diode ZD 1 , ZD 2 And ZD Three , ZD Four Is not a basic requirement of the present invention, but is necessary for a better design.
[0030]
Next, an example of specific design values will be described. R 1 = 330KΩ, R 2 = 22KΩ, C 2 = Approximately 10nF, R Three , R Four = Several Ω (However, R Three , R Four Is not necessary. ). Main switching element Q of
[0031]
[Expression 1]
Indicated by V C1 = 160V, switching element Q 2 The voltage V applied between the gate and source of GS Switching element Q 2 Is a threshold voltage (= 4V) for turning on the switching element Q 2 Is about 2 μsec (1.78 μsec) from the above equation, and the operation of the
[0032]
(Example 2)
FIG. 4 is a circuit diagram of a second embodiment of the present invention. The
[0033]
In this embodiment, the transistor Q is used as the starting
[0034]
In the configuration of FIG. 4, the load circuit and the low potential side of the
[0035]
Next, the operation of this embodiment will be described. When the power switch SW is turned on, the capacitor C of the
[0036]
In addition, dimming control switching element Q Three The dimming control can be performed by controlling on / off of the light by the dimming signal Vdim. Switching element Q Three Is turned off,
[0037]
Example 3
FIG. 5 is a circuit diagram of a third embodiment of the present invention. In this embodiment, the switching element Q is connected between the output terminals of the
[0038]
The configuration of the starting
[0039]
(Example 4)
FIG. 6 is a circuit diagram of a fourth embodiment of the present invention. The
[0040]
The configuration of the
[0041]
In each of the above embodiments, the dimming signal Vdim is supplied from the outside of the lighting device. However, an oscillation circuit is provided in the lighting device, and the dimming control is performed by controlling the oscillation signal. Also good.
[0042]
In addition, when the power switch SW is turned on and the power supply voltage is turned on, and the
[0043]
【The invention's effect】
According to the present invention, in a discharge lamp lighting device for lighting a discharge lamp at a high frequency by a self-excited inverter circuit, a start signal is provided from a DC power source to a control terminal of a switching element of the inverter circuit via a resistor and a capacitor. Since the starter circuit is provided, it is possible to provide a discharge lamp lighting device that can shorten the time from when the power is supplied to when the inverter circuit operates, and can light the discharge lamp quickly. In addition, since the control switching element is provided so that the switching element is reverse-biased simultaneously with discharging the capacitor charge of the start-up circuit, the start-up circuit is provided for each cycle of the dimming control signal with a variable duty ratio. When the self-excited inverter circuit oscillates intermittently to control the output, the start-up circuit starts operating the inverter circuit quickly, so that the oscillation period of the inverter circuit can be shortened. Deep output control is possible by reducing the output.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a circuit diagram of a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a waveform diagram for explaining the operation of the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a waveform diagram for explaining an operation at the time of deep dimming according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a circuit diagram of a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a circuit diagram of a third embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a circuit diagram of a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a circuit diagram of a conventional example.
FIG. 8 is a waveform diagram for explaining the operation of a conventional example.
FIG. 9 is a circuit diagram of a modification of the conventional example.
[Explanation of symbols]
1 DC power supply
2 Inverter circuit
3 induction coil
4 Start-up circuit
5 Drive circuit
La electrodeless discharge lamp
Q 1 , Q 2 Switching element
Q Three Switching element for dimming control
R 1 resistance
C 2 Capacitor
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