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JP3754293B2 - Hair dye composition - Google Patents

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JP3754293B2
JP3754293B2 JP2000400877A JP2000400877A JP3754293B2 JP 3754293 B2 JP3754293 B2 JP 3754293B2 JP 2000400877 A JP2000400877 A JP 2000400877A JP 2000400877 A JP2000400877 A JP 2000400877A JP 3754293 B2 JP3754293 B2 JP 3754293B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、毛髪の脱色力、染毛力に優れる染毛剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
染毛剤には、アルカリ剤を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤よりなる二剤型のものが酸化染毛剤あるいは永久染毛剤として広く利用されている。第1剤のアルカリ剤は、脱色及び染毛効果を高め、また酸化剤の働きを活性化して毛髪中にメラニン顆粒の酸化分解を進行させて、明るい色調を得るために配合されるものである。毛髪を地色より明るい色調に脱色・染色するためには、十分な脱色力が必要とされるが、毛髪脱色力は一般にアルカリ量に依存するため、このような目的で使用する場合には、特に十分なアルカリ量が要求される。
従来、一般にアルカリ剤としては、アンモニアが使用されている。しかしながら、アンモニアは強い刺激臭を有しており、施術時にかなりの不快感を伴うという欠点を有する。
【0003】
このため、アンモニアの代わりに、刺激臭の少ない有機アミン類を使用する試みがなされている(特開昭59−106413号公報、特開平1−213220号公報、特開平5−246827号公報等)。しかし、これらの場合では、毛髪を十分に明るい色合いに脱色することはできず、しかも、多量に用いた場合には、頭皮への残存性が比較的高いため、刺激を与えやすいという問題がある。
また、これらの剤で毛髪を処理すると毛髪が損傷し、髪のしなやかさがなくなり、髪がぱさついたり、くし通りが悪くなるという問題もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、優れた脱色力を有し、また毛髪の色調を明るく良好な色合いにむらなく染め上げることができ、しかも刺激臭が少なく、頭皮への刺激も低く、かつ、毛髪の損傷が少ない毛髪脱色及び染色に優れる染毛剤組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、酸化型染毛剤組成物中に、2種の特定の有機溶剤を特定量含有し、かつ水含有量を特定範囲とすることにより、上記課題が解決できることを見出した。
【0006】
本発明は、アルカリ剤を含有する第1剤と酸化剤を含有する第2剤を混合して使用する染毛剤組成物において、次の成分(A)〜(E):
(A)25℃におけるオクタノール−水−分配係数(log P)が0.3〜6であり、かつ分子量が200以下である有機溶剤を3〜40重量%、
(B)エタノール、プロピレングリコール及びグリセリンから選ばれる有機溶剤を0.1〜2重量%、
(C)水を20〜70重量%、
(D)アルカリ剤を0.1〜10重量%、
(E)酸化剤を過酸化水素として0.1〜12重量%
を含有し、pHが7.5〜12である染毛剤組成物を提供するものである。
【0007】
この条件を満たすことによって、酸化剤とアルカリ剤を効率的に毛髪内で働かせることができ、脱色力、染毛力の向上が導かれる。従って、性能を落とすことなくアルカリ剤の量をより低減でき、刺激臭や毛髪の損傷、頭皮への刺激等を軽減できる。また、近年需要が高まっている、白髪混じりの髪を明るい色合いにしながら、白髪を髪全体の色と同化するように染めて隠蔽するような場合に有効である。また、毛髪のパーマ剤等で化学処理された部分と未処理部分を何れも均等に染色することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の染毛剤組成物に用いる成分(A)の有機溶剤は、25℃におけるオクタノール−水−分配係数(log P)が0.3以上であり、かつ分子量が200以下であることを要し、好ましくは分子内に水酸基を一つ有する有機溶剤がよい。ここで、log Pとは、オクタノール相と水相の間での物質の分配のための尺度であって下式で定義されるものをいい、A.レオ,C.ハンシュ,D.エルキンス,ケミカルレビューズ,71巻,6号(1971)にその計算値の例が記載されている。なお本発明では25℃において、化審法化学物質改訂第4版「化学物質の分配係数(1−オクタノール/水)測定法について<その1>」(化学工業日報社刊)の方法で測定した値をいう。
【0009】
(数式)
log P=log([物質]Octanol/[物質]Water
〔式中、[物質]Octanolはオクタノール相中の物質のモル濃度を、[物質]Waterは水相中の物質のモル濃度を示す。〕
【0010】
成分(A)のlog Pと分子量は、脱色成分であるアルカリ剤と酸化剤を効果的に毛髪中で働かせるという観点より、log Pは0.3〜6であることが必要であり、log Pが0.5〜3のものが好ましく、log Pが0.8〜1.3のものがより好ましい。また、分子量は200以下であることが必要であり、好ましくは185以下、更に好ましくは160以下である。このような成分(A)としては、例えばベンジルアルコール(25℃におけるlog P 1.1;以下同様)、2−ベンジルオキシエタノール(1.2)、エチレングリコールモノn−ブチルエーテル(0.8)、ジエチレングリコールモノn−ブチルエーテル(0.9)、n−ブタノール(0.8)、2−フェノキシエタノール(1.2)、2−フェニルエタノール(1.2)、1−フェノキシ−2−プロパノール(1.1)、シクロヘキサノール(1.2)等が挙げられ、なかでもベンジルアルコール及び2-ベンジルオキシエタノールが好ましい。これらの成分(A)は、単独で又は2種以上を組み合せて用いることができ、その含有量は、十分な脱色・染毛効果の点から、第1剤と第2剤を混合した染毛剤組成物中の1〜70重量%(以下単に%と記載する)とされるが、好ましくは2〜50%、より好ましくは3〜40%、特に5〜25%が好ましい。
【0011】
本発明の染毛剤組成物に用いる成分(B)の25℃におけるオクタノール−水−分配係数(log P)が0.3未満の有機溶剤としては、低級アルカノール類、炭素数2〜6のポリオール類、グリコールのモノ低級アルキルエーテル類、ジグリコールのモノ低級アルキルエーテル類、N−低級アルキルピロリドン等が挙げられる。ここで低級とは炭素数3以下をいう。
【0012】
成分(B)の具体例としては、エタノール(25℃におけるlog P−0.3;以下同様)、イソプロパノール(0.1)等の低級アルカノール類;エチレングリコール(−1.4)、プロピレングリコール(−1.1)、1,3−ブタンジオール(−1.4)、ジエチレングリコール(−1.3)、ヘキシレングリコール(−0.7)、グリセリン(−2.2)等の低級ポリオール類;2−メトキシエタノール(−0.7)、2−エトキシエタノール(−0.2)等のグリコールのモノ低級アルキルエーテル類;メトキシジグリコール(−0.7)、エトキシジグリコール(−0.2)等のジグリコールの低級アルキルエーテル類;N−メチルピロリドン(−0.5)、N−エチルピロリドン(−0.2)等のN−低級アルキルピロリドンが挙げられる。
【0013】
成分(B)の含有量は、十分な脱色・染毛効果の点から、第1剤と第2剤を混合した染毛剤組成物中に0.1〜2%とされるが、好ましくは0.1〜1.5%、特に0.1〜1%が好ましい。
【0014】
本発明の染毛剤組成物に用いる成分(C)の水の含有量は、第1剤と第2剤を混合した染毛剤組成物中に20〜70%とされるが、好ましくは25〜65%、特に30〜60%が好ましい。20%以上であると染色力が向上し、70%以下であると脱色成分であるアルカリ剤と酸化剤が毛髪中で有効に作用し、脱色力が向上する。
【0015】
本発明の染毛剤組成物に用いる成分(D)のアルカリ剤としては、アンモニア以外のもの、すなわちモノエタノールアミン、イソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチルプロパノール、2−アミノブタノール等のアルカノールアミン、炭酸グアニジン等のグアニジウム塩等が挙げられ、なかでもアルカノールアミン、特にモノエタノールアミンが好ましい。これらのアルカリ剤は、単独で又は2種以上を組み合せて用いることができ、その含有量は、第1剤と第2剤を混合した染毛剤組成物中の0.1〜10%、更に0.5〜5%、特に1〜3%の範囲が、十分な脱色・染毛効果の点、及び頭皮への刺激低減の点で好ましい。本発明の染毛剤組成物は、アルカリ剤としてアンモニアを用いなくても、十分な脱色・染毛効果が得られるため、この場合、アンモニアによる刺激臭が全く無く、使用中に不快感を生じないので好ましい。なお、アンモニアを用いれば、更に強力な脱色・染毛効果を得ることができる。アンモニアを使用する場合、その含有量は、第1剤と第2剤を混合した染毛剤組成物中の0.01〜3%の範囲で用いることで、必要に応じた脱色・染毛効果を得ることができる。
【0016】
本発明の染毛剤組成物で用いる成分(E)の酸化剤としては、過酸化水素、過酸化尿素、過酸化メラミン、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム等が挙げられ、特に過酸化水素が好ましい。酸化剤の含有量は、過酸化水素として(換算量)十分な脱色・染毛効果、及び頭皮の刺激低減の点から、第1剤と第2剤を混合した染毛剤組成物中に好ましくは0.1〜12%、より好ましくは1〜9%、特に2〜6%の範囲であるのが好ましい。
【0017】
本発明の染毛剤組成物のアルカリ剤を含有する第1剤と酸化剤を含有する第2剤の混合比(重量比)は、第1剤:第2剤が1:0.5〜1〜3の範囲が、実用的で好ましい。
また第1剤は25℃でpHが8〜12、第2剤はpHが2〜5が好ましく、第1剤と第2剤を混合した染毛剤組成物のpHは7.5〜12であるが、脱色・染毛効果と皮膚刺激性の点でpH8〜11であるのが好ましい。
【0018】
本発明の染毛剤組成物は、単に毛髪の脱色を目的とする場合は、酸化染料中間体又は直接染料を含有しないで脱色剤(ヘアブリーチ)として使用されるが、毛髪の染色を目的とする場合は、酸化染料中間体又は直接染料を更に含有する。
【0019】
かかる酸化染料中間体としては、通常染毛剤に使用されている公知の顕色物質及びカップリング物質を用いることができる。顕色物質としては、例えばパラフェニレンジアミン、トルエン−2,5−ジアミン、2−クロロ−パラフェニレンジアミン、N−メトキシエチル−パラフェニレンジアミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−パラフェニレンジアミン、2−(2−ヒドロキシエチル)−パラフェニレンジアミン、2,6−ジメチル−パラフェニレンジアミン、4,4′−ジアミノジフェニルアミン、1,3−ビス(N−(2−ヒドロキシエチル)−N−(4−アミノフェニル)アミノ)−2−プロパノール、PEG−3,3,2′−パラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、パラメチルアミノフェノール、3−メチル−4−アミノフェノール、2−アミノメチル−4−アミノフェノール、2−(2−ヒドロキシエチルアミノメチル)−4−アミノフェノール、オルトアミノフェノール、2−アミノ−5−メチルフェノール、2−アミノ−6−メチルフェノール、2−アミノ−5−アセタミドフェノール、3,4−ジアミノ安息香酸、5−アミノサリチル酸、2,4,5,6−テトラアミノピリミジン、2,5,6−トリアミノ−4−ヒドロキシピリミジン、4,5−ジアミノ−1−(4′−クロロベンジル)ピラゾール、4,5−ジアミノ−1−ヒドロキシエチルピラゾールとこれらの塩等が挙げられる。
【0020】
また、カップリング物質としては、例えばメタフェニレンジアミン、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、2−アミノ−4−(2−ヒドロキシエチルアミノ)アニソール、2,4−ジアミノ−5−メチルフェネトール、2,4−ジアミノ−5−(2−ヒドロキシエトキシ)トルエン、2,4−ジメトキシ−1,3−ジアミノベンゼン、2,6−ビス(2−ヒドロキシエチルアミノ)トルエン、2,4−ジアミノ−5−フルオロトルエン、1,3−ビス(2,4−ジアミノフェノキシ)プロパン、メタアミノフェノール、2−メチル−5−アミノフェノール、2−メチル−5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)フェノール、2,4−ジクロロ−3−アミノフェノール、2−クロロ−3−アミノ−6−メチルフェノール、2−メチル−4−クロロ−5−アミノフェノール、N−シクロペンチル−メタアミノフェノール、2−メチル−4−メトキシ−5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)フェノール、2−メチル−4−フルオロ−5−アミノフェノール、レゾルシン、2−メチルレゾルシン、4−クロロレゾルシン、1−ナフトール、1,5−ジヒドロキシナフタレン、1,7−ジヒドロキシナフタレン、2,7−ジヒドロキシナフタレン、2−イソプロピル−5−メチルフェノール、4−ヒドロキシインドール、5−ヒドロキシインドール、6−ヒドロキシインドール、7−ヒドロキシインドール、6−ヒドロキシベンゾモルホリン、3,4−メチレンジオキシフェノール、2−ブロモ−4,5−メチレンジオキシフェノール、3,4−メチレンジオキシアニリン、1−(2−ヒドロキシエチル)アミノ−3,4−メチレンジオキシベンゼン、2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジメチルピリジン、2,6−ジメトキシ−3,5−ジアミノピリジン、2,3−ジアミノ−6−メトキシピリジン、2−メチルアミノ−3−アミノ−6−メトキシピリジン、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、2,6−ジアミノピリジンとこれらの塩等が挙げられる。
【0021】
顕色物質とカップリング物質は、それぞれ単独で又は2種以上を組み合せて用いることができ、その含有量はそれぞれ、第1剤と第2剤を混合した染毛剤組成物中の0.01〜5%、特に0.1〜4%が好ましい。
【0022】
また、直接染料としては、染毛剤に利用可能である公知の酸性染料、塩基性染料、分散染料、反応性染料等を用いることができる。酸性染料としては、例えば赤色2号(C.I.16185)、赤色3号(C.I.45430)、赤色102号(C.I.16255)、赤色104号の(1)(C.I.45410)、赤色105号の(1)(C.I.45440)、赤色106号(C.I.45100)、黄色4号(C.I.19140)、黄色5号(C.I.15985)、緑色3号(C.I.42053)、青色1号(C.I.42090)、青色2号(C.I.73015)、赤色201号(C.I.15850)、赤色227号(C.I.17200)、赤色230号の(1)(C.I.45380)、赤色231号(C.I.45410)、赤色232号(C.I.45440)、だいだい色205号(C.I.15510)、だいだい色207号(C.I.45425)、黄色202号の(1)(C.I.45350)、黄色203号(C.I.47005)、緑色201号(C.I.61570)、緑色204号(C.I.59040)、緑色205号(C.I.42095)、青色202号(C.I.42052)、青色205号(C.I.42090)、かっ色201号(C.I.20170)、赤色401号(C.I.45190)、赤色502号(C.I.16155)、赤色503号(C.I.16150)、赤色504号(C.I.14700)、赤色506号(C.I.15620)、だいだい色402号(C.I.14600)、黄色402号(C.I.18950)、黄色403号の(1)(C.I.10316)、黄色406号(C.I.13065)、黄色407号(C.I.18820)、緑色401号(C.I.10020)、緑色402号(C.I.42085)、紫色401号(C.I.60730)、黒色401号(C.I.20470)、アシッドブラック52(C.I.15711)、アシッドブルー1(C.I.42045)、アシッドブルー3(C.I.42051)、アシッドブルー62(C.I.62045)、アシッドブラウン13(C.I.10410)、アシッドグリーン50(C.I.44090)、アシッドオレンジ3(C.I.10385)、アシッドオレンジ6(C.I.14270)、アシッドレッド14(C.I.14720)、アシッドレッド35(C.I.18065)、アシッドレッド73(C.I.27290)、アシッドレッド184(C.I.15685)、ブリリアントブラック1(C.I.28440)等が挙げられる。
【0023】
塩基性染料としては、例えばベーシックブルー7(C.I.42595)、ベーシックブルー16(C.I.12210)、ベーシックブルー22(C.I.61512)、ベーシックブルー26(C.I.44045)、ベーシックブルー99(C.I.56059)、ベーシックブルー117、ベーシックバイオレット10(C.I.45170)、ベーシックバイオレット14(C.I.42515)、ベーシックブラウン16(C.I.12250)、ベーシックブラウン17(C.I.12251)、ベーシックレッド2(C.I.50240)、ベーシックレッド12(C.I.48070)、ベーシックレッド22(C.I.11055)、ベーシックレッド51、ベーシックレッド76(C.I.12245)、ベーシックレッド118(C.I.12251:1)、ベーシックオレンジ31、ベーシックイエロー28(C.I.48054)、ベーシックイエロー57(C.I.12719)、ベーシックイエロー87、ベーシックブラック2(C.I.11825);特公昭58-2204号公報、特開平9-118832号公報等に記載されている、芳香環の側鎖に4級化窒素原子を含有する塩基性染料;特表平10-502946号公報、特開平10-182379号公報、特開平11-349457号公報等に記載されている塩基性染料等が挙げられる。
【0024】
また酸性染料及び塩基性染料以外の直接染料としては、例えば2−アミノ−3−ニトロフェノール、2−アミノ−4−ニトロフェノール、2−アミノ−5−ニトロフェノール、4−アミノ−3−ニトロフェノール、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール、4−ヒドロキシプロピルアミノ−3−ニトロフェノール、3−ニトロパラヒドロキシエチルアミノフェノール、2−ニトロパラフェニレンジアミン、4−ニトロオルトフェニレンジアミン、4−ニトロメタフェニレンジアミン、6−ニトロオルトトルイジン、6−ニトロパラトルイジン、ヒドロキシエチル−2−ニトロパラトルイジン、N,N′−ビス(2−ヒドロキシエチル)−2−ニトロパラフェニレンジアミン、2−クロロ−5−ニトロ−N−ヒドロキシエチルパラフェニレンジアミン、2−ニトロ−5−グリセリルメチルアニリン、3−メチルアミノ−4−ニトロフェノキシエタノール、N−エチル−3−ニトロPABA、ピクラミン酸、2−ヒドロキシエチルピクラミン酸、4−ニトロフェニルアミノエチルウレア、紫色201号(C.I.60725)、ソルベントイエロー44(C.I.56200)、ディスパーズレッド17(C.I.11210)、ディスパーズバイオレット1(C.I.61100)、ディスパーズバイオレット4(C.I.61105)、ディスパーズブルー3(C.I.61505)、ディスパーズブルー7(C.I.62500)、HCブルーNo.2、HCブルーNo.8、HCオレンジNo.1、HCオレンジNo.2、HCレッドNo.1、HCレッドNo.3、HCレッドNo.7、HCレッドNo.8、HCレッドNo.10、HCレッドNo.11、HCレッドNo.13、HCレッドNo.16、HCバイオレットNo.2、HCイエローNo.2、HCイエローNo.5、HCイエローNo.6、HCイエローNo.7、HCイエローNo.9、HCイエローNo.12等が挙げられる。
【0025】
直接染料は、単独で又は2種以上を組み合せて用いることができ、その含有量は、第1剤と第2剤を混合した染毛剤組成物中の0.001〜5%、特に0.01〜4%が好ましい。また、酸化染料と直接染料を併用することもできる。
【0026】
本発明の染毛剤組成物には、香料を配合することもできる。本発明の染毛剤組成物はアルカリ剤としてアンモニアを用いなくても、十分な脱色・染毛効果が得られることから、調香の自由度が大きくなり、フルーティーな香り、フローラルな香り等の様々な香りが付けやすくなるという利点を有する。
【0027】
本発明の染毛剤組成物は、現在広く利用されている毛髪脱色剤又は染色剤と同様に、アルカリ剤を含有する第1剤と酸化剤を含有する第2剤よりなる二剤型として提供される。これらの第1剤及び第2剤の剤形は、例えば、液状、乳液状、クリーム状、ゲル状、ペースト状、ムース状等とすることができ、エアゾール形態とすることもできる。
【0028】
本発明の染毛剤組成物を用いて毛髪を脱色又は染毛処理するには、例えば本発明の染毛剤組成物の第1剤、第2剤を混合してから15〜45℃の温度で毛髪に適用し、1〜50分間、好ましくは3〜30分間の作用時間をおいて毛髪を洗浄した後、乾燥すればよい。
【0029】
【実施例】
実施例1
次の染毛剤組成物(毛髪脱色剤)を調製し、脱色性評価を行った。
・第1剤
ベンジルアルコール 9%
エタノール 2.8
モノエタノールアミン 6
オレイルアルコール 2
ポリオキシエチレン(20)オクチルドデシルエーテル 18
ポリオキシエチレン(9)オレイルエーテル 6
ポリオキシエチレン(3)トリデシルエーテル 15
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2
ポリエチレングルコール400 8
流動パラフィン 5
香料 0.4
精製水 25.8
計 100
・第2剤
過酸化水素水(35%) 17%
ポリオキシエチレン(9)オレイルエーテル 25
オレイルアルコール 15
8−キノリノール硫酸塩 0.04
75%リン酸 0.02
精製水 42.94
計 100
第1剤1重量部に対し第2剤1.5重量部を混合して用いた。該混合物中に、成分(A)のベンジルアルコールは3.6%、成分(B)のエタノールは1.1%及び成分(C)の水は42.72%含有されていた。
【0030】
(評価方法)
一人の日本人から採取した化学処理履歴の無い毛髪を用いて、10gずつの毛束を2つ作製した。次いで、1つの毛束に本発明品を7gむらなく塗布した。30℃の恒温槽中で15分間静置後、30℃のぬるま湯ですすぎ、更にシャンプー及びリンスしてから乾燥した。処理後の毛束を残った毛束と比較し、処理後における脱色度合いを10名のパネラーにより次に示す基準に基づいて評価した。
【0031】
(評価基準)
4点:かなり明るい色になった。
3点:明るい色になった。
2点:やや明るい色になった。
1点:あまり変わらない。
0点:全く変わらない。
【0032】
パネラーの合計評価は40点で脱色力に優れ、またアンモニアを含有しないため施術時の不快感もないものであった。
【0033】
実施例2
次の染毛剤組成物(毛髪脱色剤)を調製した。
・第1剤
エチレングリコールモノn−ブチルエーテル 15%
エタノール 3.7
アンモニア水(28%) 4
オレイルアルコール 2
ポリオキシエチレン(20)オクチルドデシルエーテル 18
ポリオキシエチレン(9)オレイルエーテル 6
ポリオキシエチレン(3)トリデシルエーテル 15
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2
ポリエチレングルコール400 4
ポリプロピレングリコール400 8
香料 0.6
精製水 21.7
計 100
・第2剤
過酸化水素水(35%) 17%
ポリオキシエチレン(9)オレイルエーテル 25
オレイルアルコール 15
アミノ変性シリコーンエマルション(40%)1) 1.5
8−キノリノール硫酸塩 0.04
75%リン酸 0.02
精製水 41.44
計 100
1)SM8702C(東レ・ダウコーニングシリコーン社)
(以下同一物を使用した。)
第1剤:第2剤=1:1(重量比)で混合して日本人の黒髪に使用した。毛髪の脱色力が優れていた。
【0034】
実施例3
次の染毛剤(毛髪脱色剤)を調製した。
・第1剤
2−ベンジルオキシエタノール 20%
プロピレングリコール 3.9
モノエタノールアミン 4
アンモニア水(28%) 2
オレイルアルコール 3
ポリオキシエチレン(20)オクチルドデシルエーテル 21
ポリオキシエチレン(3)トリデシルエーテル 18
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 25
香料 0.5
精製水 25.1
計 100
・第2剤
過酸化水素水(35%) 17%
セチルアルコール 2
ポリプロピレングリコール400 10
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 5
8−キノリノール硫酸塩 0.04
75%リン酸 0.03
精製水 65.93
計 100
第1剤:第2剤=1:1(重量比)で混合して日本人の黒髪に使用した。毛髪の脱色力が優れていた。
【0035】
実施例4
次の染毛剤組成物を調製した。
・第1剤
パラアミノフェノール 0.9%
パラアミノオルトクレゾール 1
エチレングリコールモノn−ブチルエーテル 20
モノエタノールアミン 6
アンモニア水(28%) 5
オレイルアルコール 4
ポリオキシエチレン(20)オクチルドデシルエーテル 17
ポリオキシエチレン(9)オレイルエーテル 4
ポリオキシエチレン(3)トリデシルエーテル 14
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5
塩化ジセチルジメチルアンモニウム 0.3
ポリプロピレングリコール400 5
無水亜硫酸ナトリウム 0.6
エデト酸四ナトリウム二水塩 0.1
香料 0.5
精製水 21.1
計 100
・第2剤
過酸化水素水(35%) 17%
セチルアルコール 2.5
プロピレングリコール 0.5
ポリオキシエチレン(2)セチルエーテル 1.2
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1
アミノ変性シリコーンエマルション(40%)1)
8−キノリノール硫酸塩 0.04
75%リン酸 0.03
精製水 76.73
計 100
第1剤:第2剤=1:1(重量比)で混合して日本人の黒髪に使用した。オレンジがかった明るい茶色にあざやかに染毛された。
【0036】
実施例5
次の染毛剤組成物を調製した。
・第1剤
トルエン−2,5−ジアミン 0.12%
パラアミノフェノール 1.2
メタアミノフェノール 0.8
パラアミノオルトクレゾール 0.3
オルトアミノフェノール 0.3
2−ベンジルオキシエタノール 16
エタノール 3
モノエタノールアミン 6
オレイルアルコール 3
ポリオキシエチレン(20)オクチルドデシルエーテル 16
ポリオキシエチレン(9)オレイルエーテル 8
ポリオキシエチレン(3)トリデシルエーテル 14
イソステアリルグリセリルエーテル 1.5
イソステアリルペンタエリスリルグリセリルエーテル 4
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2
無水亜硫酸ナトリウム 0.5
アスコルビン酸 0.5
香料 0.5
精製水 22.28
計 100
・第2剤
過酸化水素水(35%) 17%
セチルアルコール 3
グリセリン 1.2
ポリオキシエチレン(2)セチルエーテル 0.5
ポリオキシエチレン(40)セチルエーテル 0.5
イソステアリルペンタエリスリルグリセリルエーテル 2
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2.4
アミノ変性シリコーンエマルション(40%)1)
8−キノリノール硫酸塩 0.04
75%リン酸 0.03
精製水 71.33
計 100
第1剤:第2剤=1:1.5(重量比)で混合して日本人の白髪混じりの毛髪に使用した。明るい茶色に染毛され白髪も隠蔽された。
【0037】
【発明の効果】
本発明の染毛剤組成物は、優れた脱色力を有し、また毛髪の色調を明るく良好な色合いに染め上げることができ、しかも刺激臭が少なく、頭皮への刺激も低く、かつ、毛髪の損傷が少ない。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hair dye composition that is excellent in hair decoloring ability and hair coloring ability.
[0002]
[Prior art]
As a hair dye, a two-component type comprising a first agent containing an alkaline agent and a second agent containing an oxidizing agent is widely used as an oxidizing hair dye or a permanent hair dye. The alkaline agent of the first agent is blended in order to enhance the decolorization and hair dyeing effects, and to activate the action of the oxidizing agent to advance the oxidative degradation of the melanin granules in the hair to obtain a bright color tone. . Sufficient depigmenting power is required to decolorize and dye hair in a lighter color than the ground color, but since hair decoloring power generally depends on the amount of alkali, when used for such purposes, In particular, a sufficient amount of alkali is required.
Conventionally, ammonia is generally used as an alkaline agent. However, ammonia has a strong pungent odor and has the disadvantage that it is accompanied by considerable discomfort during treatment.
[0003]
For this reason, attempts have been made to use organic amines with less irritating odors instead of ammonia (Japanese Patent Laid-Open Nos. 59-106413, 1-213220, and Japanese Patent Laid-Open No. 5-246825). . However, in these cases, there is a problem that the hair cannot be decolored to a sufficiently bright color, and when used in a large amount, the remaining on the scalp is relatively high, so that it is easy to give irritation. .
In addition, when the hair is treated with these agents, the hair is damaged, the hair is not supple, the hair becomes crunchy, and the combing property is deteriorated.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The object of the present invention is to have excellent depigmenting power, to be able to evenly dye the color tone of the hair brightly and in good shade, to have less irritating odor, low irritation to the scalp, and to damage the hair. An object of the present invention is to provide a hair dye composition that is excellent in hair decolorization and dyeing.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present inventor has found that the above-mentioned problems can be solved by containing a specific amount of two specific organic solvents and a water content within a specific range in the oxidized hair dye composition.
[0006]
In the hair dye composition used by mixing the first agent containing an alkaline agent and the second agent containing an oxidizing agent, the present invention includes the following components (A) to (E):
(A) 3 to 40 % by weight of an organic solvent having an octanol-water partition coefficient (log P) at 25 ° C. of 0.3 to 6 and a molecular weight of 200 or less,
(B) 0.1 to 2% by weight of an organic solvent selected from ethanol, propylene glycol and glycerin,
(C) 20 to 70% by weight of water,
(D) 0.1 to 10% by weight of an alkaline agent,
(E) 0.1 to 12% by weight of oxidizing agent as hydrogen peroxide
And a hair dye composition having a pH of 7.5 to 12.
[0007]
By satisfying this condition, the oxidizing agent and the alkaline agent can be made to work efficiently in the hair, leading to an improvement in decolorization power and hair coloring power. Therefore, the amount of the alkaline agent can be further reduced without degrading the performance, and the irritating odor, hair damage, scalp irritation and the like can be reduced. In addition, it is effective in the case where the demand for hair is increasing in recent years and the hair mixed with gray hair is shaded brightly while the hair is dyed so as to be assimilated with the color of the whole hair. In addition, both the part chemically treated with a hair perm and the like and the untreated part can be evenly dyed.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The organic solvent of component (A) used in the hair dye composition of the present invention must have an octanol-water-partition coefficient (log P) at 25 ° C. of 0.3 or more and a molecular weight of 200 or less. An organic solvent having one hydroxyl group in the molecule is preferable. Here, log P is a scale for the distribution of substances between the octanol phase and the aqueous phase, and is defined by the following formula. Leo, C.I. Hansch, D.H. Examples of the calculated values are described in Elkins, Chemical Reviews, Vol. 71, No. 6 (1971). In addition, in this invention, it measured by the method of Chemical Substances Control Law revision 4th edition "The distribution coefficient (1-octanol / water) measuring method of a chemical substance <the 1>" (Chemical Industry Daily) publication at 25 degreeC. Value.
[0009]
(Formula)
log P = log ([Substance] Octanol / [Substance] Water )
[In the formula, [Substance] Octanol represents the molar concentration of the substance in the octanol phase, and [Substance] Water represents the molar concentration of the substance in the aqueous phase. ]
[0010]
The log P and the molecular weight of the component (A) are required to be 0.3 to 6 from the viewpoint of effectively working the alkaline agent and the oxidizing agent as decoloring components in the hair. Of 0.5 to 3 is preferable, and log P of 0.8 to 1.3 is more preferable. The molecular weight must be 200 or less, preferably 185 or less, more preferably 160 or less. Examples of such component (A) include benzyl alcohol (log P 1.1 at 25 ° C .; the same applies hereinafter), 2-benzyloxyethanol (1.2), ethylene glycol mono n-butyl ether (0.8), Diethylene glycol mono n-butyl ether (0.9), n-butanol (0.8), 2-phenoxyethanol (1.2), 2-phenylethanol (1.2), 1-phenoxy-2-propanol (1.1 ), Cyclohexanol (1.2), etc., among which benzyl alcohol and 2-benzyloxyethanol are preferred. These components (A) can be used alone or in combination of two or more, and the content thereof is a hair dye in which the first agent and the second agent are mixed from the viewpoint of sufficient decolorization and hair dyeing effect. 1 to 70% by weight (hereinafter simply referred to as%) in the agent composition, preferably 2 to 50%, more preferably 3 to 40%, and particularly preferably 5 to 25%.
[0011]
The organic solvent having an octanol-water-partition coefficient (log P) at 25 ° C. of the component (B) used in the hair dye composition of the present invention of less than 0.3 includes lower alkanols and polyols having 2 to 6 carbon atoms. And mono-lower alkyl ethers of glycol, mono-lower alkyl ethers of diglycol, N-lower alkyl pyrrolidone, and the like. Here, “lower” means 3 or less carbon atoms.
[0012]
Specific examples of component (B) include ethanol (log P-0.3 at 25 ° C .; the same applies hereinafter), lower alkanols such as isopropanol (0.1); ethylene glycol (−1.4), propylene glycol ( -1.1), 1,3-butanediol (-1.4), diethylene glycol (-1.3), hexylene glycol (-0.7), lower polyols such as glycerin (-2.2); Mono-lower alkyl ethers of glycols such as 2-methoxyethanol (-0.7) and 2-ethoxyethanol (-0.2); methoxydiglycol (-0.7), ethoxydiglycol (-0.2) Lower alkyl ethers of diglycol such as N-lower pyrrolidone such as N-methylpyrrolidone (-0.5) and N-ethylpyrrolidone (-0.2). It is.
[0013]
The content of the component (B) is 0.1 to 2% in the hair dye composition in which the first agent and the second agent are mixed from the viewpoint of sufficient decoloring and hair dyeing effect, but preferably 0.1 to 1.5%, particularly 0.1 to 1% is preferable.
[0014]
The water content of the component (C) used in the hair dye composition of the present invention is 20 to 70% in the hair dye composition obtained by mixing the first agent and the second agent, preferably 25. ~ 65%, especially 30-60% is preferred. When it is 20% or more, the dyeing power is improved, and when it is 70% or less, the alkaline agent and the oxidizing agent, which are decoloring components, act effectively in the hair, and the decoloring power is improved.
[0015]
As the alkaline agent of component (D) used in the hair dye composition of the present invention, those other than ammonia, that is, alkanolamines such as monoethanolamine, isopropanolamine, 2-amino-2-methylpropanol and 2-aminobutanol And guanidinium salts such as guanidine carbonate, and the like. Among them, alkanolamine, particularly monoethanolamine is preferable. These alkali agents can be used alone or in combination of two or more thereof, and the content thereof is 0.1 to 10% in the hair dye composition in which the first agent and the second agent are mixed, and further A range of 0.5 to 5%, particularly 1 to 3% is preferable in terms of sufficient decolorization / hair dyeing effect and reduction of irritation to the scalp. Since the hair dye composition of the present invention can provide a sufficient decoloring and hair dyeing effect without using ammonia as an alkaline agent, in this case, there is no irritating odor due to ammonia, causing discomfort during use. It is preferable because it is not. If ammonia is used, a stronger decolorization / hair dyeing effect can be obtained. When ammonia is used, its content is within a range of 0.01 to 3% in the hair dye composition in which the first agent and the second agent are mixed. Can be obtained.
[0016]
Examples of the oxidizing agent of component (E) used in the hair dye composition of the present invention include hydrogen peroxide, urea peroxide, melamine peroxide, sodium perborate, potassium perborate, sodium percarbonate, potassium percarbonate, and the like. In particular, hydrogen peroxide is preferable. The content of the oxidizing agent is preferably in the hair dye composition in which the first agent and the second agent are mixed from the viewpoint of sufficient decolorization and hair dyeing effect as hydrogen peroxide (converted amount) and reduction of scalp irritation. Is preferably in the range of 0.1 to 12%, more preferably 1 to 9%, particularly 2 to 6%.
[0017]
The mixing ratio (weight ratio) of the first agent containing the alkaline agent and the second agent containing the oxidizing agent in the hair dye composition of the present invention is such that the first agent: second agent is 1: 0.5 to 1. A range of ˜3 is practical and preferred.
The first agent preferably has a pH of 8 to 12 at 25 ° C., the second agent preferably has a pH of 2 to 5, and the hair dye composition obtained by mixing the first agent and the second agent has a pH of 7.5 to 12. However, the pH is preferably 8 to 11 in terms of decolorization / hair dyeing effect and skin irritation.
[0018]
The hair dye composition of the present invention is used as a decoloring agent (hair bleach) without containing an oxidative dye intermediate or a direct dye when the object is simply to decolorize the hair. In this case, an oxidation dye intermediate or a direct dye is further contained.
[0019]
As such an oxidative dye intermediate, a known developer and coupling substance which are usually used in hair dyes can be used. Examples of the developer include paraphenylenediamine, toluene-2,5-diamine, 2-chloro-paraphenylenediamine, N-methoxyethyl-paraphenylenediamine, and N, N-bis (2-hydroxyethyl) -paraphenylene. Diamine, 2- (2-hydroxyethyl) -paraphenylenediamine, 2,6-dimethyl-paraphenylenediamine, 4,4'-diaminodiphenylamine, 1,3-bis (N- (2-hydroxyethyl) -N- (4-Aminophenyl) amino) -2-propanol, PEG-3,3,2'-paraphenylenediamine, paraaminophenol, paramethylaminophenol, 3-methyl-4-aminophenol, 2-aminomethyl-4- Aminophenol, 2- (2-hydroxyethylaminomethyl) -4-a Nophenol, orthoaminophenol, 2-amino-5-methylphenol, 2-amino-6-methylphenol, 2-amino-5-acetamidophenol, 3,4-diaminobenzoic acid, 5-aminosalicylic acid, 2 , 4,5,6-tetraaminopyrimidine, 2,5,6-triamino-4-hydroxypyrimidine, 4,5-diamino-1- (4'-chlorobenzyl) pyrazole, 4,5-diamino-1-hydroxy Examples thereof include ethylpyrazole and salts thereof.
[0020]
Examples of coupling substances include metaphenylenediamine, 2,4-diaminophenoxyethanol, 2-amino-4- (2-hydroxyethylamino) anisole, 2,4-diamino-5-methylphenetole, 2,4. -Diamino-5- (2-hydroxyethoxy) toluene, 2,4-dimethoxy-1,3-diaminobenzene, 2,6-bis (2-hydroxyethylamino) toluene, 2,4-diamino-5-fluorotoluene 1,3-bis (2,4-diaminophenoxy) propane, metaaminophenol, 2-methyl-5-aminophenol, 2-methyl-5- (2-hydroxyethylamino) phenol, 2,4-dichloro- 3-aminophenol, 2-chloro-3-amino-6-methylphenol, 2-methyl-4-methyl Ro-5-aminophenol, N-cyclopentyl-metaaminophenol, 2-methyl-4-methoxy-5- (2-hydroxyethylamino) phenol, 2-methyl-4-fluoro-5-aminophenol, resorcin, 2 -Methylresorcin, 4-chlororesorcin, 1-naphthol, 1,5-dihydroxynaphthalene, 1,7-dihydroxynaphthalene, 2,7-dihydroxynaphthalene, 2-isopropyl-5-methylphenol, 4-hydroxyindole, 5- Hydroxyindole, 6-hydroxyindole, 7-hydroxyindole, 6-hydroxybenzomorpholine, 3,4-methylenedioxyphenol, 2-bromo-4,5-methylenedioxyphenol, 3,4-methylenedioxyaniline, 1- (2-Hydro Xylethyl) amino-3,4-methylenedioxybenzene, 2,6-dihydroxy-3,4-dimethylpyridine, 2,6-dimethoxy-3,5-diaminopyridine, 2,3-diamino-6-methoxypyridine, Examples include 2-methylamino-3-amino-6-methoxypyridine, 2-amino-3-hydroxypyridine, 2,6-diaminopyridine, and salts thereof.
[0021]
The developer and the coupling substance can be used alone or in combination of two or more, and the content thereof is 0.01% in the hair dye composition in which the first agent and the second agent are mixed, respectively. -5%, particularly 0.1-4% is preferred.
[0022]
Moreover, as a direct dye, the well-known acidic dye, basic dye, disperse dye, reactive dye, etc. which can be utilized for a hair dye can be used. Examples of the acid dye include Red No. 2 (C.I. 16185), Red No. 3 (C.I. 45430), Red No. 102 (C.I. 16255), Red No. 104 (1) (C.I. 45410), Red No. 105 (1) (C.I. 45440), Red No. 106 (C.I. 45100), Yellow No. 4 (C.I. 19140), Yellow No. 5 (C.I. 15985) ), Green 3 (C.I. 42053), Blue 1 (C.I. 42090), Blue 2 (C.I.73015), Red 201 (C.I. 15850), Red 227 ( CI 17200), Red No. 230 (1) (C.I. 45380), Red No. 231 (C.I. 45410), Red No. 232 (C.I. 45440), No. 205 (C I. 15510), Dai No. 207 (C.I. 5425), yellow 202 (1) (C.I. 45350), yellow 203 (C.I. 47005), green 201 (C.I. 61570), green 204 (C.I. 59040) , Green 205 (C.I. 42095), Blue 202 (C.I. 42052), Blue 205 (C.I. 42090), Brown 201 (C.I. 20170), Red 401 ( CI 45190), Red 502 (C.I. 16155), Red 503 (C.I. 16150), Red 504 (C.I. 14700), Red 506 (C.I. 15620) Orange No. 402 (C.I. 14600), Yellow No. 402 (C.I. 18950), Yellow No. 403 (1) (C.I. 10316), Yellow No. 406 (C.I. 13065), Yellow 407 (C I. 18820), Green No. 401 (C.I. 10020), Green No. 402 (C.I. 42085), Purple No. 401 (C.I. 60730), Black No. 401 (C.I. 20470), Acid Black 52 (C.I. 15711), Acid Blue 1 (C.I. 42045), Acid Blue 3 (C.I. 42051), Acid Blue 62 (C.I.62045), Acid Brown 13 (C.I 10410), Acid Green 50 (C.I. 44090), Acid Orange 3 (C.I. 10385), Acid Orange 6 (C.I. 14270), Acid Red 14 (C.I. 14720), Acid Red 35 (C.I. 18065), Acid Red 73 (C.I. 27290), Acid Red 184 (C.I. 15685) ), Brilliant Black 1 (C.I. I. 28440).
[0023]
Examples of the basic dye include Basic Blue 7 (C.I. 42595), Basic Blue 16 (C.I. 12210), Basic Blue 22 (C.I. 61512), and Basic Blue 26 (C.I. 44045). Basic Blue 99 (C.I. 56059), Basic Blue 117, Basic Violet 10 (C.I. 45170), Basic Violet 14 (C.I. 42515), Basic Brown 16 (C.I. 12250), Basic Brown 17 (C.I. 12251), Basic Red 2 (C.I. 50240), Basic Red 12 (C.I. 48070), Basic Red 22 (C.I. 11055), Basic Red 51, Basic Red 76 (C.I. 12245), Basic 118 (C.I. 12251: 1), Basic Orange 31, Basic Yellow 28 (C.I. 48054), Basic Yellow 57 (C.I. 12719), Basic Yellow 87, Basic Black 2 (C.I. 11825); basic dyes containing a quaternized nitrogen atom in the side chain of the aromatic ring, as described in JP-B-58-2204, JP-A-9-118832, and the like; And basic dyes described in JP-A-10-182379, JP-A-11-349457, and the like.
[0024]
Examples of direct dyes other than acid dyes and basic dyes include 2-amino-3-nitrophenol, 2-amino-4-nitrophenol, 2-amino-5-nitrophenol, and 4-amino-3-nitrophenol. 2-amino-6-chloro-4-nitrophenol, 4-hydroxypropylamino-3-nitrophenol, 3-nitroparahydroxyethylaminophenol, 2-nitroparaphenylenediamine, 4-nitroorthophenylenediamine, 4- Nitrometaphenylenediamine, 6-nitroorthotoluidine, 6-nitroparatoluidine, hydroxyethyl-2-nitroparatoluidine, N, N'-bis (2-hydroxyethyl) -2-nitroparaphenylenediamine, 2-chloro- 5-Nitro-N-hydroxyethyl parafe Range amine, 2-nitro-5-glycerylmethylaniline, 3-methylamino-4-nitrophenoxyethanol, N-ethyl-3-nitroPABA, picramic acid, 2-hydroxyethylpiclamic acid, 4-nitrophenylaminoethylurea Purple 201 (C.I. 60725), Solvent Yellow 44 (C.I. 56200), Disperse Red 17 (C.I. 11210), Disperse Violet 1 (C.I. 61100), Disperse Violet 4 (C.I. 61105), Disperse Blue 3 (C.I. 61505), Disperse Blue 7 (C.I. 62500), HC Blue No. 6 2, HC Blue No. 2 8, HC Orange No. 1, HC Orange No. 1 2, HC Red No. 1, HC Red No. 3, HC Red No. 7, HC Red No. 8, HC Red No. 10, HC Red No. 11, HC Red No. 13, HC Red No. 16, HC Violet No. 2, HC Yellow No. 2, HC Yellow No. 5, HC Yellow No. 6, HC Yellow No. 7, HC Yellow No. 9, HC Yellow No. 9 12 etc. are mentioned.
[0025]
The direct dyes can be used alone or in combination of two or more, and the content thereof is 0.001 to 5% in the hair dye composition in which the first agent and the second agent are mixed, in particular, 0. 01 to 4% is preferable. Further, an oxidation dye and a direct dye can be used in combination.
[0026]
A fragrance | flavor can also be mix | blended with the hair dye composition of this invention. Since the hair dye composition of the present invention can obtain a sufficient decoloring and hair dyeing effect without using ammonia as an alkali agent, the degree of freedom of fragrance is increased, and a fruity fragrance, a floral fragrance, etc. It has an advantage that various fragrances can be easily added.
[0027]
The hair dye composition of the present invention is provided as a two-part type consisting of a first agent containing an alkaline agent and a second agent containing an oxidizing agent, in the same manner as the hair bleaching agent or dyeing agent currently widely used. Is done. These dosage forms of the first agent and the second agent can be, for example, liquid, emulsion, cream, gel, paste, mousse, etc., and can also be aerosol.
[0028]
In order to decolorize or dye hair using the hair dye composition of the present invention, for example, the first agent and the second agent of the hair dye composition of the present invention are mixed, and then the temperature is 15 to 45 ° C. The hair is applied to the hair, washed for 1 to 50 minutes, preferably 3 to 30 minutes, and then dried.
[0029]
【Example】
Example 1
The following hair dye composition (hair bleaching agent) was prepared and evaluated for decolorization.
・ First agent benzyl alcohol 9%
Ethanol 2.8
Monoethanolamine 6
Oleyl alcohol 2
Polyoxyethylene (20) octyldodecyl ether 18
Polyoxyethylene (9) oleyl ether 6
Polyoxyethylene (3) tridecyl ether 15
Stearyltrimethylammonium chloride 2
Polyethylene glycol 400 8
Liquid paraffin 5
Fragrance 0.4
Purified water 25.8
Total 100
・ Second agent hydrogen peroxide solution (35%) 17%
Polyoxyethylene (9) oleyl ether 25
Oleyl alcohol 15
8-quinolinol sulfate 0.04
75% phosphoric acid 0.02
Purified water 42.94
Total 100
1.5 parts by weight of the second agent was mixed with 1 part by weight of the first agent. The mixture contained 3.6% of component (A) benzyl alcohol, 1.1% of component (B) ethanol and 42.72% of component (C) water.
[0030]
(Evaluation methods)
Two hair bundles of 10 g each were prepared using hair with no chemical treatment history collected from one Japanese. Next, 7 g of the product of the present invention was uniformly applied to one hair bundle. After standing for 15 minutes in a constant temperature bath at 30 ° C., it was rinsed with warm water at 30 ° C., further shampooed and rinsed, and then dried. The hair bundle after the treatment was compared with the remaining hair bundle, and the degree of decolorization after the treatment was evaluated based on the following criteria by 10 panelists.
[0031]
(Evaluation criteria)
4 points: The color became very bright.
3 points: Bright color.
2 points: Slightly brighter color.
1 point: not much changed.
0 points: No change at all.
[0032]
The total evaluation of the panelists was excellent in decoloring power at 40 points, and because it did not contain ammonia, there was no discomfort during the treatment.
[0033]
Example 2
The following hair dye composition (hair bleaching agent) was prepared.
-First agent ethylene glycol mono n-butyl ether 15%
Ethanol 3.7
Ammonia water (28%) 4
Oleyl alcohol 2
Polyoxyethylene (20) octyldodecyl ether 18
Polyoxyethylene (9) oleyl ether 6
Polyoxyethylene (3) tridecyl ether 15
Stearyltrimethylammonium chloride 2
Polyethylene glycol 400 4
Polypropylene glycol 400 8
Fragrance 0.6
Purified water 21.7
Total 100
・ Second agent hydrogen peroxide solution (35%) 17%
Polyoxyethylene (9) oleyl ether 25
Oleyl alcohol 15
Amino-modified silicone emulsion (40%) 1) 1.5
8-quinolinol sulfate 0.04
75% phosphoric acid 0.02
Purified water 41.44
Total 100
1) SM8702C (Toray Dow Corning Silicone)
(Hereafter, the same product was used.)
The first agent: second agent = 1: 1 (weight ratio) was mixed and used for Japanese black hair. The decolorization power of hair was excellent.
[0034]
Example 3
The following hair dye (hair bleaching agent) was prepared.
・ First agent 2-benzyloxyethanol 20%
Propylene glycol 3.9
Monoethanolamine 4
Ammonia water (28%) 2
Oleyl alcohol 3
Polyoxyethylene (20) octyldodecyl ether 21
Polyoxyethylene (3) tridecyl ether 18
Stearyltrimethylammonium chloride 25
Fragrance 0.5
Purified water 25.1
Total 100
・ Second agent hydrogen peroxide solution (35%) 17%
Cetyl alcohol 2
Polypropylene glycol 400 10
Stearyltrimethylammonium chloride 5
8-quinolinol sulfate 0.04
75% phosphoric acid 0.03
Purified water 65.93
Total 100
The first agent: second agent = 1: 1 (weight ratio) was mixed and used for Japanese black hair. The decolorization power of hair was excellent.
[0035]
Example 4
The following hair dye composition was prepared.
・ First agent paraaminophenol 0.9%
Paraamino orthocresol 1
Ethylene glycol mono n-butyl ether 20
Monoethanolamine 6
Ammonia water (28%) 5
Oleyl alcohol 4
Polyoxyethylene (20) octyldodecyl ether 17
Polyoxyethylene (9) oleyl ether 4
Polyoxyethylene (3) tridecyl ether 14
Stearyltrimethylammonium chloride 0.5
Dicetyldimethylammonium chloride 0.3
Polypropylene glycol 400 5
Anhydrous sodium sulfite 0.6
Edetate tetrasodium dihydrate 0.1
Fragrance 0.5
Purified water 21.1
Total 100
・ Second agent hydrogen peroxide solution (35%) 17%
Cetyl alcohol 2.5
Propylene glycol 0.5
Polyoxyethylene (2) cetyl ether 1.2
Stearyltrimethylammonium chloride 1
Amino-modified silicone emulsion (40%) 1) 1
8-quinolinol sulfate 0.04
75% phosphoric acid 0.03
Purified water 76.73
Total 100
The first agent: second agent = 1: 1 (weight ratio) was mixed and used for Japanese black hair. The hair was brightly dyed orange-brown light brown.
[0036]
Example 5
The following hair dye composition was prepared.
-First agent toluene-2,5-diamine 0.12%
Paraaminophenol 1.2
Metaaminophenol 0.8
Paraaminoorthocresol 0.3
Orthoaminophenol 0.3
2-Benzyloxyethanol 16
Ethanol 3
Monoethanolamine 6
Oleyl alcohol 3
Polyoxyethylene (20) octyldodecyl ether 16
Polyoxyethylene (9) oleyl ether 8
Polyoxyethylene (3) tridecyl ether 14
Isostearyl glyceryl ether 1.5
Isostearyl pentaerythryl glyceryl ether 4
Stearyltrimethylammonium chloride 2
Anhydrous sodium sulfite 0.5
Ascorbic acid 0.5
Fragrance 0.5
Purified water 22.28
Total 100
・ Second agent hydrogen peroxide solution (35%) 17%
Cetyl alcohol 3
Glycerin 1.2
Polyoxyethylene (2) cetyl ether 0.5
Polyoxyethylene (40) cetyl ether 0.5
Isostearyl pentaerythryl glyceryl ether 2
Stearyltrimethylammonium chloride 2.4
Amino-modified silicone emulsion (40%) 1) 2
8-quinolinol sulfate 0.04
75% phosphoric acid 0.03
Purified water 71.33
Total 100
The first agent: second agent = 1: 1.5 (weight ratio) was mixed and used for Japanese white hair mixed hair. It was dyed light brown and the gray hair was also hidden.
[0037]
【The invention's effect】
The hair dye composition of the present invention has excellent depigmenting power, can dye the color of hair to a bright and good color tone, has little irritating odor, has low irritation to the scalp, and There is little damage.

Claims (1)

アルカリ剤を含有する第1剤と酸化剤を含有する第2剤を混合して使用する染毛剤組成物において、次の成分(A)〜(E):
(A)25℃におけるオクタノール−水−分配係数(log P)が0.3〜6であり、かつ分子量が200以下である有機溶剤を3〜40重量%、
(B)成分(A)と同じ定義の log P が0.3未満の有機溶剤(エタノール、プロピレングリコール及びグリセリンから選ばれる有機溶剤に限る)を0.1〜2重量%、
(C)水を20〜70重量%、
(D)アルカリ剤を0.1〜10重量%、
(E)酸化剤を過酸化水素として0.1〜12重量%
を含有し、pHが7.5〜12である染毛剤組成物。
In the hair dye composition used by mixing the first agent containing the alkaline agent and the second agent containing the oxidizing agent, the following components (A) to (E):
(A) 3 to 40% by weight of an organic solvent having an octanol-water-partition coefficient (log P) at 25 ° C. of 0.3 to 6 and a molecular weight of 200 or less,
(B) 0.1-2% by weight of an organic solvent ( limited to an organic solvent selected from ethanol, propylene glycol and glycerin ) having a log P of the same definition as component (A) of less than 0.3 ,
(C) 20 to 70% by weight of water,
(D) 0.1 to 10% by weight of an alkaline agent,
(E) 0.1 to 12% by weight of oxidizing agent as hydrogen peroxide
A hair dye composition containing a pH of 7.5-12.
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