JP3753002B2 - 移載装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数種の幅寸法を有する荷を搬送する搬送手段と、この荷を搬送手段から受け取って移載する移載手段とで構成される移載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の移載装置としては例えば図に示されるように、自動倉庫等の収納設備に備えられるものがある。すなわち、図17に示すように、上記移載装置は、複数種の幅寸法Wを有する荷101を荷捌き場102まで搬送する搬送手段103と、この搬送手段103で搬送された荷101を受け取って棚(図示せず)の収納部(図示せず)へ移載するスタッカクレーン104とで構成されている。
【0003】
上記スタッカクレーン104には、荷101を両側方から保持する左右一対のフォーク装置105が備えられている。上記一対のフォーク装置105は、搬送手段103の下流端まで搬送された荷101に対して前後方向Xに出退自在で、かつ左右方向Yの保持間隔Aが上記荷101の幅寸法Wに応じて拡縮可能となるように構成されている。
【0004】
これによると、図17の(a)の仮想線に示すように、搬送手段103によって下流端まで搬送された荷101の幅寸法Wに応じて、一対のフォーク装置105の保持間隔Aが拡縮される。そして、図17の(b)に示すように、一対のフォーク装置105が突出して荷101を両側方から保持し、その後、図17の(c)に示すように、一対のフォーク装置105が退入することによって、上記荷101が搬送手段103からスタッカクレーン104へ移載される。
【0005】
上記のような移載を行う場合、搬送手段103によって下流端まで搬送された荷101の幅寸法Wを検出する必要があり、このための検出装置として図18に示すように光電スイッチの投光器106と受光器107とが用いられている。これら投光器106と受光器107とは荷101の幅寸法Wの種類に応じて複数組設ける必要があり、したがって、上記投光器106は搬送手段103の下流端の上方に左右方向Yに複数並べられて配設され、上記受光器107は搬送手段103の下流端の下方に左右方向Yに複数並べられて配設されている。これにより、上下方向で対向する各投光器106と受光器107との間には検出用の光軸108が荷101の幅寸法Wに応じて複数本形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来形式では、投光器106と受光器107とを搬送手段103の下流端の上方と下方とに設けているため、搬送手段103の上下両方に上記投光器106と受光器107とを取付けるためのスペースを確保する必要があり、その結果、荷幅検出用のスペースが上下に拡大してしまうといった問題があった。
【0007】
また、図19に示すように、荷101の外周面に外方へ張り出した鍔部109等が形成されている場合、上下方向の光軸108では、上記鍔部109が邪魔になって、荷101の幅寸法Wを直接検出することができず、上記鍔部109の張り出し量Jが不明であれば、上記幅寸法Wを特定することが困難であった。
【0008】
本発明は、荷幅検出用のスペースを上下方向で縮小でき、さらに、外方へ張り出した鍔部等が形成されている荷であっても確実に幅寸法を検出することが可能な移載装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本第1発明は、複数種の幅寸法を有する荷を移載位置まで搬送する搬送手段と、この搬送手段で搬送される荷を受け取って移載する移載手段とで構成される移載装置であって、
上記移載手段は、荷を両側方から保持する一対の保持装置を有し、
上記一対の保持装置は、搬送手段上の荷に対して出退自在で、かつ保持間隔が荷の幅に応じて拡縮可能に構成され、
上記移載手段側に、移載位置まで搬送される荷の幅を検出する第1検出装置が設けられ、
上記搬送手段の搬送経路内に突入して移載位置まで搬送された荷の背後に位置する検出位置と、上記搬送経路内から退避する退避位置とに切り換え可能な第2検出装置が設けられ、
上記第2検出装置が検出位置にある場合、互いに対向する第1検出装置と第2検出装置との間に、荷の幅を検出する検出軸が搬送手段の搬送経路方向に形成されるものである。
【0010】
これによると、第2検出装置が退避位置に切り換えられた状態で、荷が搬送手段で移載位置まで搬送された後、上記第2検出装置が、退避位置から検出位置に切り換えられて、移載位置まで搬送された荷の背後に位置する。これにより、互いに対向する第1検出装置と第2検出装置との間に、搬送経路方向の検出軸が形成され、上記検出軸によって荷の幅が検出される。
【0011】
このように、第1検出装置を移載手段側に設けたことにより、上記第1検出装置は移載位置まで搬送された荷の手前側に位置し、また、第2検出装置を検出位置に切り換えることにより、上記第2検出装置は移載位置まで搬送された荷の背後に位置する。したがって、従来のように搬送手段の上下両方に検出装置を設けるためのスペースを確保する必要はなく、これにより、荷幅検出用のスペースを上下方向で縮小できる。また、検出軸は搬送経路方向に沿って形成されるため、外方へ張り出した鍔部等が形成されている荷であっても確実に幅寸法を検出することができる。
【0012】
さらに、荷を搬送手段で移載位置へ向けて搬送している最中においては、上記第2検出装置を退避位置に切り換えておくことにより、第2検出装置が上記搬送手段の搬送経路内から退避するため、搬送経路に沿って搬送中の荷が上記第2検出装置に衝突するといった事態を防止することができる。
【0013】
本第2発明は、第1検出装置は移載手段の保持装置に設けられ、
第2検出装置は、検出位置と退避位置とに移動自在な取付部材に、荷の幅に対応して所定間隔おきに複数設けられているものである。
【0014】
これによると、取付部材を検出位置に移動させることにより、第1検出装置とこの第1検出装置に対向する第2検出装置との間に検出軸が形成される。この際、一対の保持装置の保持間隔を拡縮させることにより、上記第1検出装置が保持装置と共に移動して各々の第2検出装置と順次対向する。これにより、検出軸が、保持装置と共に、荷の幅に対応して段階的に移動する。したがって、第1検出装置の数を第2検出装置の数よりも少なくすることができ、コストダウンにつながる。また、取付部材を退避位置に移動させることにより、各第2検出装置が一斉に搬送手段の搬送経路内から退避する。
【0015】
本第3発明は、荷が移載位置に搬送されるよりも上流側で、荷の大きさを検出する先行検出手段が設けられ、
上記先行検出手段で検出された荷の大きさから特定される荷の幅に応じて、一対の保持装置の保持間隔が拡縮され、
第1検出装置と第2検出装置とによって検出された荷の幅が上記先行検出手段で検出された荷の大きさから特定される荷の幅よりも大きい場合、保持装置を搬送手段上の荷へ突出させることを中止するものである。
【0016】
これによると、荷が搬送手段で搬送されている際、移載位置に達するよりも上流側において、荷の大きさが先行検出手段によって検出される。そして、上記先行検出手段で検出された荷の大きさから特定される荷の幅に応じて、一対の保持装置の保持間隔が拡縮される。その後、荷が移載位置まで搬送されると、第2検出装置が、退避位置から検出位置に切り換えられて、移載位置まで搬送された荷の背後に位置する。これにより、互いに対向する第1検出装置と第2検出装置との間に、搬送経路方向の検出軸が形成され、上記検出軸によって荷の幅が検出される。
【0017】
上記のようにして第1検出装置と第2検出装置とによって検出された荷の幅が上記先行検出手段で検出された荷の大きさから特定される荷の幅よりも広い場合には、保持装置を搬送手段上の荷へ突出させることを中止する。これにより、上記先行検出手段が誤検出を起こして一対の保持装置の保持間隔が実際の荷の幅よりも狭くなった場合であっても、保持装置が突出して荷の正面に衝突し保持装置または荷が損傷するといった不測の事態を防止することができる。
【0018】
本第4発明は、第1検出装置として光電スイッチが用いられ、
第2検出装置として、上記光電スイッチからの投射光を反射する反射体が用いられ、
互いに対向する上記光電スイッチと反射体との間に、検出軸として光軸が形成されるものである。
【0019】
これによると、反射体が退避位置に切り換えられた状態で、荷が搬送手段で移載位置まで搬送された後、上記反射体が、退避位置から検出位置に切り換えられて、移載位置まで搬送された荷の背後に位置する。これにより、互いに対向する光電スイッチと反射体との間に、搬送経路方向の光軸が形成され、上記光軸によって荷の幅が検出される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図1〜図16に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、1は円筒状の複数種の容器2a,2b,2c,2d(荷の一例)を収納する収納設備である。上記各容器2a〜2dはそれぞれ外径(幅寸法W)および高さが異なる小型の容器2aと中型の容器2bと大型の容器2cと特大の容器2dとにサイズごとに区別される。上記容器2a〜2dはそれぞれ、外周面に外方へ張り出す鍔部3を有し、かつ、底部に複数のキャスター4(車輪)を有している。さらに、各容器2a〜2dの下面にはそれぞれ容器2a〜2dの方向を定める平板状の被案内体5a,5b,5c,5dが垂下されている。これら被案内体5a〜5dの長さは、小型の容器2aの被案内体5aが最も短く、中型の容器2bから特大の容器2dにサイズアップするほど長く設定されている。
【0021】
上記収納設備1は、各容器2a〜2dを保管する一対の棚8と、これら一対の棚8間に形成された通路9内に設置されたスタッカクレーン10(移載手段の一例)と、上記棚8の端部外方に形成された荷捌き部11と、各容器2a〜2dを外部から上記荷捌き部11へ搬送する搬送手段12とを有している。
【0022】
上記棚8には各容器2a〜2dを収納する複数の収納部13が形成されている。上記スタッカクレーン10は、上記収納部13と搬送手段12の下流側端部(荷捌き部11側の端部)との間で各容器2a〜2dを移載するものであり、上記通路9内を走行する走行体14と、この走行体14に立設されたポスト15に支持案内されて昇降する昇降台16と、昇降台16に設けられて上記各容器2a〜2dを両側方から保持する左右一対の多段式フォーク装置17(保持装置の一例)とを有している。
【0023】
図4〜図6に示すように、上記一対のフォーク装置17は、上記搬送手段12上の各容器2a〜2dに対して前後方向X(搬送手段12の搬送経路19の方向)へ出退自在で、かつ、左右方向Yにおける保持間隔Aが各容器2a〜2dの幅寸法Wに応じて拡縮可能に構成されている。すなわち、上記一対のフォーク装置17はそれぞれ、上記昇降台16の底フレーム20に設けられたガイドレール21に支持案内されて上記左右方向Yへ移動自在な移動フレーム22と、この移動フレーム22に支持されて移動フレーム22に対し上記前後方向Xへ出退自在な第2フォーク23と、この第2フォーク23に支持されて第2フォーク23に対し上記前後方向Xへ出退自在な第1フォーク24と、これら第1および第2フォーク24,23を前後方向Xへ出退させる出退用駆動装置25と、上記両移動フレーム22を左右方向Yへ移動させる移動用駆動装置26とで構成されている。
【0024】
上記出退用駆動装置25は、移動フレーム22に設けられた複数のスプロケット27に巻回されかつ両端が上記第2フォーク23の下部前後両端に連結されたチェン28と、このチェン28に歯合する駆動用スプロケット33を回転駆動させるモータ34と、上記第2フォーク23の前後一端に設けられたスプロケット29に巻回されかつ両端が移動フレーム22の上部前後他端と第1フォーク24の下部前後他端とに連結されたチェン30と、上記第2フォーク23の前後他端に設けられたスプロケット31に巻回されかつ両端が移動フレーム22の上部前後一端と第1フォーク24の下部前後一端とに連結されたチェン32とで構成されている。上記モータ34で駆動用スプロケット33を正逆回転することによって、上記各スプロケット27,29,31と各チェン28,30,32とが回動し、第2フォーク23を介して、第1フォーク24が、前後方向Xに突出する突出位置Bと、昇降台16上に退入する退入位置Cとに出退する。
【0025】
また、上記移動用駆動装置26は、昇降台16の底部に左右方向Yに設けられた左右一対の送り軸37と、これら両送り軸37を回転させるモータ38と、これら送り軸37の外周面に形成された雄ねじに螺合する雌ねじを備えかつ左右方向Yへ送り移動されるナット体39とで構成されている。上記両ナット体39は上記移動フレーム22の下部に取付けられている。
【0026】
図7〜図10に示すように、上記搬送手段12は左右一対のチェンコンベヤ41によって構成されている。これらチェンコンベヤ41はそれぞれ、四角筒状のコンベヤフレーム42と、コンベヤフレーム42の両端部に設けられたスプロケット43,44と、これらスプロケット43,44に巻回されたチェン45と、チェン45を回転駆動させる回転駆動装置46とで構成されている。尚、チェン45の上位経路はコンベヤフレーム42の上面に設けられたガイドレール47に支持案内されて移動し、チェン45の下位反転経路はコンベヤフレーム42の内部を移動する。また、上記両チェンコンベヤ41は支持フレーム48によって床上に支持されている。
【0027】
上記左右両コンベヤフレーム42の上部間にはガイド部材49が設けられ、このガイド部材49には前後外方および上方に開放されたガイド溝50が搬送経路19の全長にわたって形成されている。各容器2a〜2dを搬送手段12で搬送している際、各被案内体5a〜5dが上記ガイド溝50に挿入されることにより、各容器2a〜2dが搬送経路19に沿って案内され、左右方向Y(幅W方向)へのずれが防止される。
【0028】
上記搬送手段12は、各容器2a〜2dを、下流部に設定した移載位置Dまで搬送するように構成されている。上記移載位置Dよりも上流側には、搬送手段12で搬送される容器2a〜2dの大きさ(サイズ)を検出する先行検出位置Eと先行検出手段52とが設けられている。
【0029】
上記先行検出位置Eには、両チェン45の上位経路間の下方に退入する退入位置F(図8の点線参照)と搬送経路19上に突出する停止位置G(図8の仮想線参照)との間で昇降自在な停止部材53が設けられている。尚、停止部材53の昇降は昇降駆動装置54によって行われる。
【0030】
図10,図12に示すように、上記先行検出手段52は、光電スイッチが用いられ、互いに対向する第1〜第4の投光器55a〜55dと第1〜第4の受光器56a〜56dとで構成されている。上記投光器55a〜55dと受光器56a〜56dとは各容器2a〜2dの被案内体5a〜5dを検出するものであって、各投光器55a〜55dは、先行検出位置Eよりも上流側において、ガイド部材49の一側部に、搬送経路19に沿って一列に配置されている。また、各受光器56a〜56dは、先行検出位置Eよりも上流側において、ガイド部材49の他側部に、搬送経路19に沿って一列に配置されている。これにより、各投光器55a〜55dと各受光器56a〜56dとの間には、上記ガイド溝50を横断する第1〜第4の光軸57a〜57dが形成される。
【0031】
尚、上流側から各容器2a〜2dが搬送されて、上記第1の光軸57aが被案内体5a〜5dによって遮断されると、上記停止部材53が、図8の仮想線で示すように退入位置Fから停止位置Gへ上昇し、一定時間(数秒)後、図8の点線で示すように停止位置Gから退入位置Fへ下降するように構成されている。
【0032】
図4,図6,図7に示すように、上記一対のフォーク装置17の移動フレーム22の前後端には、移載位置Dまで搬送された各容器2a〜2dの幅Wを検出するための光電スイッチの投受光器59(第1検出装置の一例)が設けられている。また、図4,図6に示すように、一対の第1フォーク24にはそれぞれ、各容器2a〜2dの外周面を検出するリミットスイッチ58(検出器)が設けられている。
【0033】
また、図7〜図9に示すように、上記上記先行検出位置Eよりも上流側でかつ搬送手段12の両側方には、左右一対の取付部材60が設けられている。これら取付部材60は、上記支持フレーム48の左右一対の縦支柱68の上端に備えられたブラケット61に設けられ、前後方向に挿通された横軸62を中心として検出位置H(図9の実線参照)と退避位置I(図9の仮想線参照)とに回動自在に構成されている。両取付部材60は、上記検出位置Hにおいて、搬送経路19内に突入して移載位置Dまで搬送された各容器2a〜2dの背後に横倒し、また、上記退避位置Iにおいて、搬送経路19内から外側方へ退避して起立する。また、上記ブラケット61には横軸62を回転して取付部材60を回動させる回動駆動装置63が設けられている。
【0034】
上記両取付部材60にはそれぞれ、小型〜大型の各容器2a〜2cの幅Wに対応した複数の第1〜第3の反射体64a〜64c(第2検出装置の一例)が所定間隔おきに隔てて設けられている。これら反射体64a〜64cは、上記投受光器59からの投射光(検出光)を反射するものである。上記取付部材60が検出位置Hまで回動することによって各反射体64a〜64cが検出位置Hに切り換えられ、また、取付部材60が退避位置I(干渉されることなく各容器2a〜2dが通過できる位置)まで回動することによって各反射体64a〜64cが退避位置Iに切り換えられる。
【0035】
図7に示すように、上記両取付部材60が検出位置Hに位置している場合、互いに対向する投受光器59と反射体64a〜64cとの間には、第1〜第3の光軸65a〜65c(検出軸の一例)が形成される。尚、図13に示すように、左右一対の第1の光軸65a同士の間隔は小型の容器2aの幅Wよりもわずかに大きく、また、一対の第2の光軸65b同士の間隔は中型の容器2bの幅Wよりもわずかに大きく、さらに、一対の第3の光軸65c同士の間隔は大型の容器2cの幅Wよりもわずかに大きくかつ特大の容器2dの幅Wよりも小さく設定されている。尚、上記各光軸65a〜65cは搬送経路19の方向に形勢される。
【0036】
尚、上記搬送手段12とスタッカクレーン10とによって移載装置が構成され、この移載装置には、図11に示すように、上記受光器56a〜56dと投受光器59とリミットスイッチ58等の検出信号に基づいて、上記モータ34,38と回転駆動装置46と昇降駆動装置54と回動駆動装置63とを制御する制御装置67が設けられている。
【0037】
上記構成における作用を以下に説明する。
(1)例えば、小型の容器2aを棚8に入庫する場合、小型の容器2aが搬送手段12(両チェンコンベヤ41)によって搬送され、図12の実線で示すように、上記小型の容器2aの被案内体5aによって先行検出手段52の第1の光軸57aが遮断されると、制御装置67が、昇降駆動装置54を駆動させて、図8の仮想線に示すように、停止部材53を退入位置Fから停止位置Gまで上昇させるとともに、両チェンコンベヤ41の回転駆動装置46を一定時間(数秒間)停止させる。これにより、図12に示すように、上記小型の容器2aが停止部材53に当接して先行検出位置Eに一時停止する。
【0038】
上記小型の容器2aが一時停止している際、図12に示すように、上記第1の光軸57aのみが被案内体5aによって遮断され、残りの第2〜第4の光軸57b〜57dは遮断されないため、先行検出位置Eに小型の容器2aが搬送されてきたことが検出される。これにより、制御装置67は、小型の容器2aの幅Wに応じて、移動用駆動装置26のモータ38を作動させ、上記小型の容器2aの幅Wに応じて一対のフォーク装置17の保持間隔Aを拡縮する。
【0039】
そして、上記一定時間が経過すると、制御装置67が、昇降駆動装置54を駆動させて、図8の点線で示すように、停止部材53を停止位置Gから退入位置Fまで下降させるとともに、両チェンコンベヤ41の回転駆動装置46を駆動させる。これにより、上記小型の容器2aが先行検出位置Eから移載位置Dまで搬送される。この時、両取付部材60は退避位置Iに退避している。
【0040】
図13の実線に示すように、上記小型の容器2aの中心部が移載位置Dに達すると、両チェンコンベヤ41の回転駆動装置46が停止し、小型の容器2aが移載位置D上に停止する。その後、制御装置67が回動駆動装置63を駆動させて両取付部材60を退避位置Iから検出位置Hに回動し、これにより、第1〜第3の反射体64a〜64cは、検出位置Hに切り換えられて、小型の容器2aの背後に位置する。この際、両投受光器59が両第1の反射体64aに対向するため、投受光器59と第1の反射体64aとの間に第1の光軸65a(一点鎖線)が形成され、上記先行検出手段52に引き続き、再度、小型の容器2aの幅Wが検出される。
【0041】
そして、制御装置67が出退用駆動装置25のモータ34を駆動して一対の第1フォーク24を退入位置Cから突出位置Bへ突出させる。これにより、図14に示すように、一対の第1フォーク24が小型の容器2aの両側方かつ鍔部3の下方へ挿通され、この際、両リミットスイッチ58が小型の容器2aの外周面に接触してオフからオンへ切り換る。その後、昇降台16をわずかに上昇させることにより、上記一対の第1フォーク24が小型の容器2aの鍔部3に下方から係合し小型の容器2aを搬送手段12から持ち上げる。そして、一対の第1フォーク24を突出位置Bから退入位置Cに退入させることにより、図4の実線で示すように、小型の容器2aが搬送手段12からスタッカクレーン10に移載される。その後、上記小型の容器2aはスタッカクレーン10によって目的の収納部13へ収納される。
【0042】
上記の説明では小型の容器2aの入庫を示したが、中型の容器2bを入庫する場合には、図12に示すように、中型の容器2bが先行検出位置Eに一旦停止した際、中型の容器2bの被案内体5bによって第1および第2の光軸57a,57bが遮断され、残りの第3および第4の光軸57c,57dは遮断されないため、先行検出位置Eに中型の容器2bが搬送されてきたことが検出される。これにより、制御装置67が中型の容器2bの幅Wに応じて一対のフォーク装置17の保持間隔Aを拡縮する。
【0043】
その後、図13の仮想線で示すように、中型の容器2bの中心部が移載位置Dまで搬送されると、両取付部材60を検出位置Hに回動する。これにより、両投受光器59が両第2の反射体64bに対向するため、投受光器59と第2の反射体64bとの間に第2の光軸65b(二点鎖線)が形成され、上記先行検出手段52に引き続き、再度、中型の容器2bの幅Wが検出される。
【0044】
また、大型の容器2cを入庫する場合には、図12に示すように、大型の容器2cが先行検出位置Eに一旦停止した際、大型の容器2cの被案内体5cによって第1〜第3の光軸57a〜57cが遮断され、残りの第4の光軸57dのみが遮断されないため、先行検出位置Eに大型の容器2cが搬送されてきたことが検出される。これにより、制御装置67が大型の容器2cの幅Wに応じて一対のフォーク装置17の保持間隔Aを拡縮する。
【0045】
その後、図13の仮想線で示すように、大型の容器2cの中心部が移載位置Dまで搬送されると、両取付部材60を検出位置Hに回動する。これにより、両投受光器59が両第3の反射体64cに対向するため、投受光器59と第3の反射体64cとの間に第3の光軸65c(点線)が形成され、上記先行検出手段52に引き続き、再度、大型の容器2cの幅Wが検出される。
【0046】
さらに、特大の容器2dを入庫する場合には、図12に示すように、特大の容器2dが先行検出位置Eに一旦停止した際、特大の容器2dの被案内体5dによって第1〜第4の全光軸57a〜57dが遮断されるため、先行検出位置Eに特大の容器2dが搬送されてきたことが検出される。これにより、制御装置67が特大の容器2dの幅Wに応じて一対のフォーク装置17の保持間隔Aを拡縮する。そして、この場合に限って、投受光器59と各反射体64a〜64cとによる検出を行わず、特大の容器2dの中心部が移載位置Dまで搬送されると、上記一対のフォーク装置17が出退して特大の容器2dを持ち上げ、搬送手段12からスタッカクレーン10に移載する。
【0047】
このように、投受光器59をフォーク装置17に設けたことにより、図13に示すように、上記投受光器59は移載位置Dまで搬送された容器2a〜2dの手前側に位置し、また、取付部材60を検出位置Hに切り換えることにより、反射体64a〜64cは移載位置Dまで搬送された容器2a〜2dの背後に位置する。したがって、従来のように搬送手段12の上下両方に投受光器や反射体等の検出装置を設けるためのスペースを確保する必要はなく、これにより、幅W検出用のスペースを上下方向で縮小できる。また、上記第1〜第3の光軸65a〜65cは搬送経路19の方向に沿って形成されるため、外方へ張り出した鍔部3等が形成されている容器2a〜2dであっても、図8に示すように、光軸65a〜65cを鍔部3よりも下方(または上方)に位置させることにより、確実に幅寸法Wを検出することができる。
【0048】
さらに、図12に示すように、容器2a〜2dを搬送手段12で移載位置Dへ向けて搬送している最中においては、上記両取付部材60を退避位置Iに切り換えておくことにより、各反射体64a〜64cが上記搬送手段12の搬送経路19内から両外側方へ一斉に退避するため、搬送経路19に沿って搬送中の容器2a〜2dが上記取付部材60や反射体64a〜64cに衝突するといった事態を防止することができる。
【0049】
また、上記投受光器59を拡縮自在な一対のフォーク装置17に設けたことによって、図7に示すように、光軸65a〜65cが、フォーク装置17と共に、容器2a〜2cの幅Wに対応して段階的に移動するため、上記投受光器59の数を反射体64a〜64cの数よりも少なくすることができ、コストダウンにつながる。
【0050】
上記(1)では先行検出手段52(光軸57a〜57d)によって容器2a〜2dの大きさが正しく検出された場合を示したが、万一、先行検出手段52が誤検出を起こした場合は以下(2),(3)のように制御される。
【0051】
(2)実際に移載位置Dまで搬送された容器2b〜2dが上記先行検出手段52で検出された大きさのものよりも大きい場合。
例えば、図15に示すように、実際には中型の容器2b(実線参照)が移載位置Dまで搬送されたにもかかわらず、先行検出手段52が小型の容器2a(仮想線参照)と誤検出した場合、一対のフォーク装置17の保持間隔Aは小型の容器2aの幅Wとなる。したがって、互いに対向する投受光器59と第1の反射体64aとの間に形成される第1の光軸65aは移載位置Dの中型の容器2bによって遮断され、これにより、実際に移載位置Dまで搬送されてきた容器2b(中型)が先行検出手段52で誤検出された容器2a(小型)よりも大きな幅Wを有していることが検出される。
【0052】
この状態では、一対のフォーク装置17の保持間隔Aは実際の容器2bの幅Wよりも狭いため、このまま両フォーク装置17を退入位置Cから突出位置Bまで突出させると、両第1フォーク24の先端が移載位置Dの中型の容器2bに衝突するため、フォーク装置17や容器2bが損傷する恐れがあり、このような損傷を防止するために、制御装置67は、モータ34を駆動せず、上記両フォーク装置17の突出位置Bへの突出を中止する。
【0053】
尚、上記(2)では、実際に取り扱う中型の容器2bを先行検出手段52で小型の容器2aと誤検出した場合を例に説明したが、実際に取り扱う大型の容器2cを先行検出手段52で小型または中型の容器2a,2bと誤検出した場合、或いは、実際に取り扱う特大の容器2dを先行検出手段52で小型〜大型の容器2a〜2cのいずれかと誤検出した場合についても同様に、両フォーク装置17の突出位置Bへの突出を中止して、フォーク装置17や容器2c,2dの損傷を防止している。
【0054】
(3)実際に移載位置Dまで搬送された容器2a〜2cが上記先行検出手段52で検出された大きさのものよりも小さい場合。
例えば、図16に示すように、実際には小型の容器2a(実線参照)が移載位置Dまで搬送されたにもかかわらず、先行検出手段52が中型の容器2b(仮想線参照)と誤検出した場合、一対のフォーク装置17の保持間隔Aは中型の容器2bの幅Wとなる。したがって、互いに対向する投受光器59と第2の反射体64bとの間に第2の光軸65bが形成される。
【0055】
この状態では、一対のフォーク装置17の保持間隔Aは実際の小型の容器2aの幅Wよりワンサイズ広いが、この状態で両フォーク装置17を退入位置Cから突出位置Bまで突出させても、上記(2)の場合のように両第1フォーク24の先端が移載位置Dの容器2aに衝突する事態は発生しないため、制御装置67が、モータ34を作動させ、上記両フォーク装置17を突出位置Bまで突出させる。
【0056】
この際、一対のフォーク装置17の保持間隔Aが小型の容器2aの幅Wよりワンサイズ広いため、両リミットスイッチ58はオフのままであり、これに基づいて、制御装置67が、モータ38を作動させ、上記両フォーク装置17の保持間隔Aを縮小していく。そして、図14に示すように、上記両リミットスイッチ58が小型の容器2aの外周面に接触してオフからオンへと切り換った時点で、モータ38を停止させる。これにより、一対のフォーク装置17の保持間隔Aが小型の容器2aの幅Wに対応し、上記フォーク装置17によって小型の容器2aが搬送手段12からスタッカクレーン10へ移載される。
【0057】
尚、上記(3)では、実際に取り扱う小型の容器2aを先行検出手段52で中型の容器2bと誤検出した場合を例に説明したが、大型または特大の容器2c,2dと誤検出した場合でも同様である。また、実際に取り扱う中型の容器2bを先行検出手段52で大型または特大の容器2c,2dと誤検出した場合でも同様であり、さらに、実際に取り扱う大型の容器2cを先行検出手段52で特大の容器2dと誤検出した場合でも同様である。
【0058】
上記実施の形態では、図2の(a)〜(d)に示すように、4種類のサイズの容器2a〜2dを取り扱っているが、4種類以外の複数種類のサイズの容器を取り扱うものであってもよい。この場合、容器の種類数に応じて、各投光器55a〜55dと受光器56a〜56dと反射体64a〜64cとの数を増減すればよい。
【0059】
上記実施の形態では、荷の一例として円筒状の容器2a〜2dを挙げたが、円筒状に限定されるものではなく、例えば角状のものであってもよい。また、容器2a〜2dに限定されるものではない。
【0060】
上記実施の形態では、図5に示すように、移動用駆動装置26で両フォーク装置17を共に左右方向Yへ移動させることによって、保持間隔Aを拡縮しているが、一方のフォーク装置17を固定とし、他方のフォーク装置17のみを左右方向Yへ移動させて、保持間隔Aを拡縮してもよい。
【0061】
上記実施の形態では、図9に示すように、搬送手段12を左右一対(2台)のチェンコンベヤ41で構成しているが、単数台または3台以上のチェンコンベヤ41で構成してもよい。また、チェンコンベヤ41に限らず、ベルトコンベヤやローラコンベヤ等の他形式のコンベヤで構成してもよい。
【0062】
上記実施の形態では、フォーク装置17に投受光器59を設け、取付部材60に第1〜第3の反射体64a〜64cを設けているが、フォーク装置17に反射体を設け、取付部材60に第1〜第3の投受光器を設けてもよい。
【0063】
上記実施の形態では、第1検出装置として投受光器59を用いるとともに第2検出装置として反射体64a〜64cを用いているが、上記投受光器59の代わりに投光器を用いるとともに上記反射体64a〜64cの代わりに受光器を用いてもよい。また、上記投受光器59の代わりに受光器を用いるとともに上記反射体64a〜64cの代わりに投光器を用いてもよい。
【0064】
上記実施の形態では、投受光器59を左右一対設けるとともに反射体64a〜64cを左右一組設けているが、投受光器59および反射体64a〜64cをそれぞれ左右いずれか片方のみ設けてもよい。
【0065】
上記実施の形態では、第1検出装置として光電スイッチの投受光器59を用いているが、回帰反射形の光電管を用いてもよい。また、先行検出手段52に光電スイッチを用いているが光電管を用いてもよい。
【0066】
上記実施の形態では、図9に示すように、取付部材60を回動させて検出位置Hと退避位置Iとに切り換えているが、左右方向Yへスライドさせて突入するように切り換えてもよい。また、上記退避位置Iを搬送手段12で搬送される特大の容器2dよりも上方に設定し、上記取付部材60を検出位置Hと退避位置Iとの間で昇降させて突入するようにしてもよい。
【0067】
上記実施の形態では、図6に示すように、投受光器59をフォーク装置17の移動フレーム22に設けているが、第2フォーク23または第1フォーク24に設けてもよく、さらに、フォーク装置17に限らず、昇降台16に設けてもよい。
【0068】
上記実施の形態では、移載手段の一例としてスタッカクレーン10を挙げたが、スタッカクレーン10に限定されるものではなく、例えば、通路9内に設けられた昇降自在な走行レールと、この走行レールに支持案内されて通路9内を往復走行自在な走行体と、この走行体に設けられたフォーク装置とで構成された移載機であってもよい。
【0069】
【発明の効果】
以上のように本第1発明によると、第1検出装置を移載手段側に設けたことにより、上記第1検出装置は移載位置まで搬送された荷の手前側に位置し、また、第2検出装置を検出位置に切り換えることにより、上記第2検出装置は移載位置まで搬送された荷の背後に位置する。したがって、従来のように搬送手段の上下両方に検出装置を設けるためのスペースを確保する必要はなく、これにより、荷幅検出用のスペースを上下方向で縮小できる。また、検出軸は搬送経路方向に沿って形成されるため、外方へ張り出した鍔部等が形成されている荷であっても確実に幅寸法を検出することができる。
【0070】
さらに、荷を搬送手段で移載位置へ向けて搬送している最中においては、上記第2検出装置を退避位置に切り換えておくことにより、第2検出装置が上記搬送手段の搬送経路内から退避するため、搬送経路に沿って搬送中の荷が上記第2検出装置に衝突するといった事態を防止することができる。
【0071】
本第2発明によると、第1検出装置の数を第2検出装置の数よりも少なくすることができ、コストダウンにつながる。
本第3発明によると、第1検出装置と第2検出装置とによって検出された荷の幅が先行検出手段で検出された荷の大きさから特定される荷の幅よりも広い場合には、保持装置を搬送手段上の荷へ突出させることを中止する。これにより、上記先行検出手段が誤検出を起こして一対の保持装置の保持間隔が実際の荷の幅よりも狭くなった場合であっても、保持装置が突出して荷の正面に衝突し保持装置または荷が損傷するといった不測の事態を防止することができる。
【0072】
本第4発明によると、互いに対向する光電スイッチと反射体との間に、搬送経路方向の光軸が形成され、上記光軸によって荷の幅が検出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における移載装置を備えた収納設備の斜視図である。
【図2】同、移載装置によって移載される容器の底面図であり、(a)は小型の容器を示し、(b)は中型の容器を示し、(c)は大型の容器を示し、(d)は特大の容器を示す。
【図3】同、移載装置によって移載される容器の斜視図である。
【図4】同、移載装置のスタッカクレーンの昇降台の正面図である。
【図5】同、移載装置のスタッカクレーンの昇降台の平面図である。
【図6】同、移載装置のフォーク装置の側面図である。
【図7】同、移載装置の搬送手段の平面図である。
【図8】同、移載装置の搬送手段の側面図である。
【図9】図7におけるX−X矢視図である。
【図10】同、移載装置の先行検出手段の図である。
【図11】同、移載装置の制御系のブロック図である。
【図12】同、移載装置の先行検出手段による検出方法を示す平面図である。
【図13】同、移載装置の投受光器と反射体とによる検出方法を示す平面図である。
【図14】同、移載装置のフォーク装置が容器の両側方へ突出した状態の平面図である。
【図15】同、移載装置の先行検出手段が誤検出を起こした場合の光軸と容器との関係を示す平面図である。
【図16】同、移載装置の先行検出手段が誤検出を起こした場合の光軸と容器との関係を示す平面図である。
【図17】従来の移載装置の平面図であり、(a)は荷の幅に応じてフォーク装置の間隔を拡縮した状態を示し、(b)はフォーク装置を荷の両側方へ突出した状態を示し、(c)はフォーク装置を退入して荷をスタッカクレーンへ移載した状態を示す。
【図18】従来の移載装置における荷幅検出装置の図である。
【図19】従来の移載装置における荷幅検出装置の図であり、鍔部を有する荷の幅を検出する場合を示す。
【符号の説明】
2a〜2d 容器(荷)
10 スタッカクレーン(移載手段)
12 搬送手段
17 フォーク装置(保持装置)
19 搬送経路
52 先行検出手段
59 投受光器(第1検出装置)
60 取付部材
64a〜64c 反射体(第2検出装置)
65a〜65c 光軸(検出軸)
A 保持間隔
D 移載位置
H 検出位置
I 退避位置
W 幅
Claims (4)
- 複数種の幅寸法を有する荷を移載位置まで搬送する搬送手段と、この搬送手段で搬送される荷を受け取って移載する移載手段とで構成される移載装置であって、
上記移載手段は、荷を両側方から保持する一対の保持装置を有し、
上記一対の保持装置は、搬送手段上の荷に対して出退自在で、かつ保持間隔が荷の幅に応じて拡縮可能に構成され、
上記移載手段側に、移載位置まで搬送される荷の幅を検出する第1検出装置が設けられ、
上記搬送手段の搬送経路内に突入して移載位置まで搬送された荷の背後に位置する検出位置と、上記搬送経路内から退避する退避位置とに切り換え可能な第2検出装置が設けられ、
上記第2検出装置が検出位置にある場合、互いに対向する第1検出装置と第2検出装置との間に、荷の幅を検出する検出軸が搬送手段の搬送経路方向に形成されることを特徴とする移載装置。 - 第1検出装置は移載手段の保持装置に設けられ、
第2検出装置は、検出位置と退避位置とに移動自在な取付部材に、荷の幅に対応して所定間隔おきに複数設けられていることを特徴とする請求項1記載の移載装置。 - 荷が移載位置に搬送されるよりも上流側で、荷の大きさを検出する先行検出手段が設けられ、
上記先行検出手段で検出された荷の大きさから特定される荷の幅に応じて、一対の保持装置の保持間隔が拡縮され、
第1検出装置と第2検出装置とによって検出された荷の幅が上記先行検出手段で検出された荷の大きさから特定される荷の幅よりも大きい場合、保持装置を搬送手段上の荷へ突出させることを中止することを特徴とする請求項1または請求項2記載の移載装置。 - 第1検出装置として光電スイッチが用いられ、
第2検出装置として、上記光電スイッチからの投射光を反射する反射体が用いられ、
互いに対向する上記光電スイッチと反射体との間に、検出軸として光軸が形成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の移載装置。
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