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JP3752791B2 - 洗濯機の制御装置 - Google Patents

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JP3752791B2
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正一 松井
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗濯機の運転内容を設定表示する洗濯機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般家庭で使用される洗濯機は、年配の方にも使い易いように、操作がわかりやすいことが不可欠であった。そのため、近年の洗濯機の主流となっているものは、電源を入れて、スタートボタンを押すだけで、洗い、すすぎ、脱水の標準の洗濯行程を行うように構成している。
【0003】
しかしながら、一方で、自分の好みに合わせた洗濯を行いたい要望も強く、念入りにすすぎを行うコース、短時間に洗濯を行うコース、また、洗濯の衣類の素材に最適な洗い方ができる水流が弱いコースなど、様々なコース設定が可能な洗濯機が登場している。
【0004】
さらには、洗濯の途中で水位を変えたり、洗濯時間を延長したり、途中で衣類を投入した場合などにも対応できるように、洗濯コースをスタートさせた後に設定変更が可能な洗濯機も人気をよんでいる。また、省エネルギーに対応した節水型の洗濯機として、風呂水を吸水して利用する吸水ポンプ付きの洗濯機が登場し、人気を集めている。
【0005】
図4は従来の洗濯機の制御装置の操作パネルを示しており、洗濯を開始する場合には、電源スイッチ1を押し、つづけてスタート/一時停止スイッチ2を押すと、標準的な洗濯コースが行われる。自分の好みの洗濯を設定するには、コース内容の設定、洗い時間、すすぎ回数、脱水時間の個別の設定、水位の設定、さらに、吸水ポンプを使用するかを、それぞれ、コース設定スイッチ3、洗い時間設定スイッチ4、すすぎ回数設定スイッチ5、脱水時間設定スイッチ6、水位設定スイッチ7、吸水ポンプ設定スイッチ8で一連の動作を設定し、スタート/一時停止スイッチ2を押すことで、運転がスタートする。この設定された内容および運転の行程は表示部9に表示される。
【0006】
このとき、運転がスタートした後には、コース内容を変えることができない構成であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、コース内容の設定などは、運転の途中で切り換えたいという要望があった。しかしながら、様々な洗濯コースや吸水ポンプなどのように機能が増え、しかも、設定切り換えをする場合は、その操作が複雑となってしまうという問題があった。
【0008】
さらに、風呂水を吸水して利用する洗濯の場合には、コース設定によっては洗濯の仕上がりに不具合が生じるという問題があった。すなわち、風呂水をすすぎの最後まで使用すると、衣類に臭いが移ったり、柔軟剤の効果が薄れたりする場合があった。さらに、ドライマーク付きの衣類の一部が洗えるコースなどは、高価なおしゃれ着を家庭で洗うこともあり、これを汚れの混じる風呂の残り湯で洗うなどのようなに洗濯機の設定操作次第では、衣類を台無しにしてしまう可能性があった。
【0009】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、操作性の自由度を損なうことなく、運転動作設定間違いを防止し、使い勝手のよい操作設定ができるようにすることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、吸水ポンプの動作モードを吸水ポンプ設定スイッチにより選択設定し、コース設定スイッチにより洗い・すすぎ・脱水の内容を予め設定されたコースから選択し、洗濯槽内の水位を水位設定スイッチにより設定し、設定された水位、吸水ポンプの動作モードを表示手段により表示し、一連の洗濯動作を制御手段により制御する。制御手段は、吸水ポンプ設定スイッチにより吸水ポンプの動作モードを設定した後に、水位設定スイッチにより水位を切り換えた場合には、設定された水位に応じて吸水ポンプの動作モードを自動的に切り換えて設定し、切り換えた吸水ポンプの動作モードを表示手段に表示する構成としたものである。
【0011】
これにより、設定された水位に応じて、すすぎが1回のみになる場合は、吸水ポンプの動作モードを自動的に切り換えることで、すすぎ時に汚れの多い風呂水ですすぐことによる不具合をなくし、操作性の自由度を損なうことなく、運転動作設定間違いを防止することができ、吸水ポンプの動作状態を表示手段により表示するので、使い勝手のよい操作設定をすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、吸水ポンプの動作モードを選択設定する吸水ポンプ設定スイッチと、洗い・すすぎ・脱水の内容を予め設定されたコースから選択するコース設定スイッチと、洗濯槽内の水位を設定する水位設定スイッチと、設定された水位、吸水ポンプの動作モードを表示する表示手段と、一連の洗濯動作を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記吸水ポンプ設定スイッチにより前記吸水ポンプの動作モードを設定した後に水位設定スイッチにより水位を切り換えた場合には、設定された水位に応じて吸水ポンプの動作モードを自動的に切り換えて設定し、切り換えた吸水ポンプの動作モードを前記表示手段に表示する構成としたものであり、水位設定スイッチにより設定された水位に応じて設定可能な吸水ポンプの動作モードが異なり、設定された水位に応じて吸水ポンプの動作モードを自動的に切り換えて設定することで、たとえば、お急ぎコースでの低水位の設定の場合などで、すすぎが1回のみの洗濯コースにおいて、すすぎ時に汚れの多い風呂水ですすいだために、衣類に臭い等が移って仕上がったり、風呂水を使用したことにより柔軟剤の効果が薄れるのを防止でき、さらに、吸水ポンプの動作状態を表示手段により表示するので、操作および現在設定の状態を確認することができ、吸水ポンプの動作設定の手順に関係なく所定の設定をすることができるため、設定操作が容易になり、誤操作を防止できる。
【0013】
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、洗濯槽内の布量を判定する布量判定手段を備え、制御手段は、布量判定の結果により、吸水ポンプを動作モードを切り換えるようにしたものであり、布量判定手段により洗濯槽内の布量を少ないと判定した場合は、自動的に水位が低水位に設定され、このとき、吸水ポンプの使用を取り消すことで、衣類に臭い等が移って仕上がったり、風呂水を使用したことにより柔軟剤の効果が薄れるというようなことを防止できる。
【0014】
請求項3に記載の発明は、吸水ポンプの動作モードを選択設定する吸水ポンプ設定スイッチと、洗い・すすぎ・脱水の内容を予め設定されたコースから選択するコース設定スイッチと、洗い、すすぎ、脱水の内容をそれぞれ個別に設定可能なマニュアル設定スイッチと、設定された水位、吸水ポンプの動作モードを表示する表示手段と、一連の洗濯動作を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記吸水ポンプ設定スイッチにより前記吸水ポンプの動作モードを設定した後にマニュアル設定スイッチによりコース内容を切り換えた場合には、設定されたコース内容に応じて吸水ポンプの動作モードを自動的に切り換えて設定し、切り換えた吸水ポンプの動作モードを前記表示手段に表示する構成としたものであり、コース内容をマニュアル設定スイッチによりで自由に設定したとき、設定されたコース内容に応じて吸水ポンプの動作モードを自動的に切り換えて設定することで、不適切に風呂水使用を行い、衣類に臭い等が移って仕上がったり、風呂水を使用したことにより柔軟剤の効果が薄れるのを防止でき、さらに、吸水ポンプの動作状態を表示手段により表示するので、操作および現在設定の状態を確認することができ、吸水ポンプの動作設定の手順に関係なく所定の設定をすることができるため、設定操作が容易になり、誤操作を防止できる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、上記請求項3に記載の発明において、制御手段は、洗濯動作の途中でマニュアル設定スイッチによりすすぎの回数を1回に設定した場合に、吸水ポンプの動作設定を取り消すようにしたものであり、すすぎ時に風呂水使用を行い、衣類に臭い等が移って仕上がったり、風呂水を使用したことにより柔軟剤の効果が薄れるのを防止することができる。
【0016】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0017】
(実施例1)
図2に示すように、水受け槽10は、底部にパルセーター11を回転自在に配設した洗濯兼脱水槽(洗濯槽)12を内包し、吊り棒13により洗濯機外枠14に吊り下げている。循環水路カバー15は、洗濯兼脱水槽12の内面に複数個取着し、洗濯兼脱水槽12との間に独立した複数の循環水路16を形成している。パルセーター2の裏面に下側羽根17を一体に設け、下側羽根17の外周に形成したポンプ室18を複数の循環水路16に連通している。複数の循環水路16の上部を洗濯兼脱水槽12の内部に向けて開口し、この開口部にそれぞれ散水用ノズル19、リントフィルター20を設けている。
【0018】
モータ21は、水受け槽10の下側に配設し、Vベルト22および減速機構23を介して、洗濯時にはパルセーター11を駆動し、脱水時には洗濯兼脱水槽12を脱水回転させる。排水弁24は洗濯兼脱水槽12内の洗濯水の排水を制御するもので、水受け槽10の下側に配設している。洗濯機外枠14の上部には上部カバー25を設け、給水弁26、吸水ポンプ27、制御装置28を設けている。制御装置28はモータ21、排水弁24、給水弁26などを制御する。流体バランサー29は脱水時の洗濯兼脱水槽12の振動を低減させるもので、洗濯兼脱水槽12の上部に設けている。
【0019】
制御装置28は、図1に示すように構成しており、制御手段30は、マイクロコンピュータで構成し、この制御手段30からの信号によりパワースイッチング手段31を介して、モータ21、排水弁24、給水弁26、吸水ポンプ27などを制御する。スイッチ入力手段32は、水位、洗い時間、すすぎ回数、脱水時間などを設定するもので、このスイッチ入力手段32により設定した内容を表示手段33により表示する。
【0020】
水位検知手段34は、洗濯兼脱水槽12内の水位を検知するものである。布量判定手段35は、モータ21を駆動した後、通電を遮断したときの惰性回転時の進相コンデンサ36の両端の電圧からのパルス数により洗濯兼脱水槽12に入っている布量を判定する。なお、37は電源スイッチ、38は交流電源である。
【0021】
スイッチ入力手段32は、図3に示すように、水位設定スイッチ32a、洗い時間設定スイッチ32b、すすぎ回数設定スイッチ32c、脱水時間設定スイッチ32d、吸水ポンプ設定スイッチ32e、コース設定スイッチ32f、スタート/一時停止スイッチ32gなどで構成している。表示手段33は、水位表示部33a、洗い、すすぎ、脱水の行程進行表示部33b、洗い、すすぎ、脱水の各設定内容表示部33c、残時間表示部33d、吸水ポンプ表示部33e、コース表示部33fなどで構成している。
【0022】
吸水ポンプ27の動作を設定する場合は、吸水ポンプ設定スイッチ32eを押すことで、(表1)に示すように、洗い時に吸水ポンプ27を動作(風呂水を使用)させるモード、洗いとすすぎ時に吸水ポンプ27を動作させるモード、吸水ポンプ27を動作させないモードを切り換えて設定できるようにしている。このとき、設定モードにしたがって、吸水ポンプ表示部33eの「洗い」、「すすぎ1」が点灯する。
【0023】
【表1】
Figure 0003752791
【0024】
なお、(表1)で、○印は、吸水ポンプ27が動作することを示し、×印は、吸水ポンプ27が動作しないことを示している。
【0025】
ここで、吸水ポンプ27をすすぎ行程まで使用するコース設定の場合には、一連の洗濯行程における最後のすすぎは、風呂水を使わずに必ず給水弁26により制御される水道水で行うようにし、すすぎの最後はきれいな水を使用することで、風呂水などの臭いが仕上がった洗濯物に残るのを防いでいる。(表1)は、コース設定スイッチ32fにより、「お急ぎコース」を設定した場合であり、「お急ぎコース」では、水位を「低水位」以下に設定したときは、すすぎを1回に設定するようにしている。
【0026】
制御手段30は、吸水ポンプ設定スイッチ32eにより吸水ポンプ27の動作モードを設定した後に水位設定スイッチ32aにより水位を切り換えた場合には、設定された水位に応じて、吸水ポンプ27の動作モードを自動的に切り換えて設定し、切り換えた吸水ポンプ27の動作モードを表示手段33に表示する構成としている。
【0027】
上記構成において動作を説明する。電源スイッチ37の投入時には、標準的な洗濯行程を実行する「標準コース」が設定されている。ここで、スタート/一時停止スイッチ32gを押すと決められた手順で洗濯が自動的に開始する。
【0028】
今、コース設定スイッチ32fにより、「お急ぎコース」を設定し、吸水ポンプ設定スイッチ32eにより、吸水ポンプ27を洗いとすすぎ時に吸水ポンプ27を動作させるモードに設定すると、吸水ポンプ表示部33eの「洗い」、「すすぎ1」が点灯する。ここで、吸水ポンプ27の動作中は吸水ポンプ表示部33eが点滅し、吸水ポンプ27の動作行程を表示する。
【0029】
この状態で、水位設定スイッチ32aにより「低水位」に設定すると、「低水位」では、(表1)に示すように、吸水ポンプ27を動作させないモードであるため、吸水ポンプ27を自動的に動作しないように切り換えて、吸水ポンプ表示部33eの「洗い」、「すすぎ1」を消灯し、使用者に設定状態を報知する。
【0030】
「お急ぎコース」では、すすぎを短時間で行うために。洗濯兼脱水槽12に給水しながらすすぎを行う、いわゆる注水すすぎを行っているが、このとき、洗濯量が多くて高い水位で洗濯をする場合に比べて、洗濯量が少なく低い水位で洗濯をする場合は、洗濯量に対して洗濯兼脱水槽12に入る水の量が多いため、すすぎ性能がよくなる。
【0031】
したがって、高水位の場合は2回のすすぎを行うところを、低水位では1回で充分なすすぎ性能を得ることが可能である。そのため、「お急ぎコース」で、低水位以下の水位を設定した場合は、すすぎが1回のみとする。したがって、1回目のすすぎが洗濯コースの最後のすすぎとなるので、吸水ポンプ27を自動的に動作しないように切り換えて、風呂水を利用せずに水道水ですすぎをすることで、風呂水の臭い移りなどを防ぐことができる。
【0032】
さらに、吸水ポンプ27の動作状態を表示手段33の吸水ポンプ表示部33eにより表示するので、操作および現在設定の状態を確認することができ、吸水ポンプ27の動作設定の手順に関係なく所定の設定をすることができるため、設定操作が容易になり、誤操作を防止できる。
【0033】
なお、本実施例では、「お急ぎコース」を設定し、吸水ポンプ27を洗いとすすぎ時に吸水ポンプ27を動作させるモードに設定した後、「低水位」に設定したとき、吸水ポンプ27を動作しないように切り換えているが、これに限定されるものでなく、他のコースを設定し、「低水位」以外に設定したときでも、すすぎ回数が1回になれば、吸水ポンプ27を自動的に動作しないように切り換えることで、風呂水を利用せずに水道水ですすぎをすることで、風呂水の臭い移りなどを防ぐことができる。
【0034】
(実施例2)
図1における制御手段30は、布量判定手段35による布量判定の結果により、吸水ポンプ27を動作モードを切り換えるようにしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0035】
上記構成において動作を説明すると、布量判定手段35は、モータ21を所定時間動作させた直後のパルセーター11の惰性回転数により、洗濯兼脱水槽12内の布量を判定する。すなわち、洗濯の開始前にモータ21を、たとえば0.5秒間導通させ、停止したときのパルセーター11の惰性回転を進相コンデンサ36に生ずるパルス数を計数することで、布量を判定する。パルス数が多いと負荷が軽く、布量が少ない。
【0036】
このとき、定格容量より布量が少ない場合は、布に対する水量が多くなるため、すすぎ性能が向上する。特に、注水すすぎで時間短縮を行う「お急ぎコース」ではその傾向が顕著である。したがって、「お急ぎコース」の場合は、布量が少ないと判定した場合は、すすぎを1回にして、短時間で洗濯が終了するように制御する。すすぎが1回の場合は、前述通り、すすぎ行程での吸水ポンプ27の使用は不適切なため、たとえ設定していた場合でも自動的に吸水ポンプ動作モードを取り消す。
【0037】
したがって、布量が少ないと判定した場合は、すすぎを1回にして、吸水ポンプ27を自動的に動作しないように切り換えて、風呂水を利用せずに水道水ですすぎをすることで、風呂水の臭い移りなどを防ぐことができる。
【0038】
なお、本実施例では、「お急ぎコース」を設定し、布量が少ないと判定した場合は、吸水ポンプ27を自動的に動作しないように切り換えているが、これに限定されるものでなく、他のコースを設定したときでも、布量の判定結果により、すすぎ回数が1回になれば、吸水ポンプ27を自動的に動作しないように切り換えることで、風呂水を利用せずに水道水ですすぎをすることで、風呂水の臭い移りなどを防ぐことができる。
【0039】
(実施例3)
図1における制御手段30は、洗い時間設定スイッチ32b、すすぎ回数設定スイッチ32c、脱水時間設定スイッチ32dにより、洗い時間、すすぎ回数、脱水時間を個別に設定したとき、吸水ポンプ設定スイッチ32eを押すことで、(表2)に示すように、洗い時に吸水ポンプ27を動作(風呂水を使用)させるモード、洗いとすすぎ時に吸水ポンプ27を動作させるモード、吸水ポンプ27を動作させないモードを切り換えて設定できるようにしている。このとき、設定モードにしたがって、吸水ポンプ表示部33eの「洗い」、「すすぎ1」が点灯する。
【0040】
【表2】
Figure 0003752791
【0041】
なお、(表2)で、○印は、吸水ポンプ27が動作することを示し、×印は、吸水ポンプ27が動作しないことを示している。
【0042】
また、制御手段30は、吸水ポンプ設定スイッチ32eにより吸水ポンプ27の動作モードを設定した後に、洗い時間設定スイッチ32b、すすぎ回数設定スイッチ32c、脱水時間設定スイッチ32dにより、コース内容を切り換えた場合、たとえば、すすぎ回数を1回に設定した場合は、吸水ポンプ27の動作設定を取り消し、吸水ポンプ表示部33eの「洗い」、「すすぎ1」が消灯するようにしている。
【0043】
上記構成において動作を説明すると、洗い時間設定スイッチ32bを押すたびに、洗い時間が初期の時間設定から1分ずつ減少し、0分になった場合には、設定内容表示部33cの洗い時間表示が消灯し、続けて洗い時間設定スイッチ32bを押すと、15分表示から再び1分ずつ減算し、好みの洗濯時間を設定できる。また、すすぎ回数設定スイッチ32cを押すたびに、注水すすぎの設定とすすぎ回数が交互に、注水の有り無し設定と回数の減少するように変化し、すすぎ回数と注水すすぎが設定できる。さらに、脱水時間設定スイッチ32dを押すたびに、脱水時間が初期の時間設定から1分ずつ減少し、0分になった場合には、設定内容表示部33cの脱水時間表示が消灯し、続けて脱水時間設定スイッチ32dを押すと9分表示から再び1分ずつ減算し、好みの脱水時間を設定できる。
【0044】
吸水ポンプ27の動作設定は、(表2)に示すように、洗いの設定がなしの場合、すなわち、0分の場合は吸水ポンプ27を使用する設定ができない。また、同様に、すすぎ回数の設定が0回の場合は、すすぎ時に吸水ポンプ27を使用する設定ができない。さらに、すすぎの設定が1回の場合には、そのすすぎが一連の洗濯行程の最後のすすぎになるため、吸水ポンプ27の設定をすることができない。
【0045】
予め吸水ポンプ27を洗いおよびすすぎで使用するモード設定を行っているとき、洗い時間設定スイッチ32b、すすぎ回数設定スイッチ32c、脱水時間設定スイッチ32dなどのマニュアル設定スイッチによりコース内容を変更させると、吸水ポンプ27の動作設定と矛盾が生じることがある。すなわち、洗いで吸水ポンプ27を設定しているが、洗い時間を0分に設定した場合などである。
【0046】
このような場合にコース内容を変更すると、自動的に吸水ポンプ27の動作設定を変更する。すなわち、洗いがない設定に変更した場合は、洗い時の吸水ポンプ27の動作設定を取消し、すすぎを1回以下に変更した場合は、すすぎ時の吸水ポンプ27の動作設定を取り消す。また、このとき、再び、洗いを設定するかすすぎを2回以上に設定した場合には、吸水ポンプ27の動作設定を自動的に復活させる。
【0047】
この設定変更操作は、吸水ポンプ27の動作設定が洗いのみに設定されたときも、同様である。また、コース内容は動作運転中に変更も可能であり、このときも、すすぎが1回以下に変更した場合は、同様にすすぎ時の吸水ポンプ27の動作を取り消す。
【0048】
また、吸水ポンプ27の動作状態を表示手段33の吸水ポンプ表示部33eにより表示する。洗い行程において、吸水ポンプ27を使用する設定では、吸水ポンプ表示部33eの「洗い」が点灯し、洗いとすすぎの両方で吸水ポンプ27を使用する設定では、吸水ポンプ表示部33eの「洗い」、「すすぎ1」が点灯する。吸水ポンプ27の動作モードを設定後に、コース内容を変更することにより、吸水ポンプ27の動作が不適切な条件に設定された場合は、吸水ポンプ27の動作を自動的に取り消されるとともに、設定状態表示が消えて、使用者に設定状態を報知する。
【0049】
したがって、吸水ポンプ27の動作モードを設定した後に、マニュアル設定スイッチによりコース内容を切り換えた場合に、設定されたコース内容に応じて吸水ポンプ27の動作モードを切り換え、切り換えた吸水ポンプ27の動作モードを吸水ポンプ表示ぶ33eに表示することで、不適切に風呂水使用を行い、衣類に臭い等が移って仕上がったり、風呂水を使用したことにより柔軟剤の効果が薄れるのを防止でき、さらに、吸水ポンプの動作状態を表示するので、操作および現在設定の状態を確認することができ、吸水ポンプ27の動作設定の手順に関係なく所定の設定をすることができるため、設定操作が容易になり、誤操作を防止できる。
【0050】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、吸水ポンプの動作モードを選択設定する吸水ポンプ設定スイッチと、洗い・すすぎ・脱水の内容を予め設定されたコースから選択するコース設定スイッチと、洗濯槽内の水位を設定する水位設定スイッチと、設定された水位、吸水ポンプの動作モードを表示する表示手段と、一連の洗濯動作を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記吸水ポンプ設定スイッチにより前記吸水ポンプの動作モードを設定した後に水位設定スイッチにより水位を切り換えた場合には、設定された水位に応じて吸水ポンプの動作モードを自動的に切り換えて設定し、切り換えた吸水ポンプの動作モードを前記表示手段に表示する構成としたから、たとえば、お急ぎコースでの低水位の設定の場合などで、すすぎが1回のみの洗濯コースにおいて、すすぎ時に汚れの多い風呂水ですすいだために、衣類に臭い等が移って仕上がったり、風呂水を使用したことにより柔軟剤の効果が薄れるのを防止でき、さらに、吸水ポンプの動作状態を表示手段により表示するので、操作および現在設定の状態を確認することができ、吸水ポンプの動作設定の手順に関係なく所定の設定をすることができるため、設定操作が容易になり、誤操作を防止できる。
【0051】
また、請求項2に記載の発明によれば、洗濯槽内の布量を判定する布量判定手段を備え、制御手段は、布量判定の結果により、吸水ポンプを動作モードを切り換えるようにしたから、布量判定手段により洗濯槽内の布量を少ないと判定し、水位が低水位に設定されたとき、吸水ポンプの使用を取り消すことで、衣類に臭い等が移って仕上がったり、風呂水を使用したことにより柔軟剤の効果が薄れるというようなことを防止できる。
【0052】
また、請求項3に記載の発明によれば、吸水ポンプの動作モードを選択設定する吸水ポンプ設定スイッチと、洗い・すすぎ・脱水の内容を予め設定されたコースから選択するコース設定スイッチと、洗い、すすぎ、脱水の内容をそれぞれ個別に設定可能なマニュアル設定スイッチと、設定された水位、吸水ポンプの動作モードを表示する表示手段と、一連の洗濯動作を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記吸水ポンプ設定スイッチにより前記吸水ポンプの動作モードを設定した後にマニュアル設定スイッチによりコース内容を切り換えた場合には、設定されたコース内容に応じて吸水ポンプの動作モードを自動的に切り換えて設定し、切り換えた吸水ポンプの動作モードを前記表示手段に表示する構成としたから、コース内容をマニュアル設定スイッチによりで自由に設定したとき、設定されたコース内容に応じて吸水ポンプの動作モードを自動的に切り換えて設定することで、不適切に風呂水使用を行い、衣類に臭い等が移って仕上がったり、風呂水を使用したことにより柔軟剤の効果が薄れるのを防止でき、さらに、吸水ポンプの動作状態を表示手段により表示するので、操作および現在設定の状態を確認することができ、吸水ポンプの動作設定の手順に関係なく所定の設定をすることができるため、設定操作が容易になり、誤操作を防止できる。
【0053】
また、請求項4に記載の発明によれば、制御手段は、洗濯動作の途中でマニュアル設定スイッチによりすすぎの回数を1回に設定した場合に、吸水ポンプの動作設定を取り消すようにしたから、すすぎ時に風呂水使用を行い、衣類に臭い等が移って仕上がったり、風呂水を使用したことにより柔軟剤の効果が薄れるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機の制御装置のブロック回路図
【図2】同洗濯機の制御装置を備えた洗濯機の断面図
【図3】同洗濯機の制御装置の操作パネルの正面図
【図4】従来の洗濯機の制御装置の操作パネルの正面図
【符号の説明】
12 洗濯兼脱水槽(洗濯槽)
27 吸水ポンプ
30 制御手段
32a 水位設定スイッチ
32e 吸水ポンプ設定スイッチ
32f コース設定スイッチ
33 表示手段

Claims (4)

  1. 吸水ポンプの動作モードを選択設定する吸水ポンプ設定スイッチと、洗い・すすぎ・脱水の内容を予め設定されたコースから選択するコース設定スイッチと、洗濯槽内の水位を設定する水位設定スイッチと、設定された水位、吸水ポンプの動作モードを表示する表示手段と、一連の洗濯動作を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記吸水ポンプ設定スイッチにより前記吸水ポンプの動作モードを設定した後に水位設定スイッチにより水位を切り換えた場合には、設定された水位に応じて吸水ポンプの動作モードを自動的に切り換えて設定し、切り換えた吸水ポンプの動作モードを前記表示手段に表示する構成とした洗濯機の制御装置。
  2. 洗濯槽内の布量を判定する布量判定手段を備え、制御手段は、布量判定の結果により、吸水ポンプを動作モードを切り換えるようにした請求項1記載の洗濯機の制御装置。
  3. 吸水ポンプの動作モードを選択設定する吸水ポンプ設定スイッチと、洗い・すすぎ・脱水の内容を予め設定されたコースから選択するコース設定スイッチと、洗い、すすぎ、脱水の内容をそれぞれ個別に設定可能なマニュアル設定スイッチと、設定された水位、吸水ポンプの動作モードを表示する表示手段と、一連の洗濯動作を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記吸水ポンプ設定スイッチにより前記吸水ポンプの動作モードを設定した後にマニュアル設定スイッチによりコース内容を切り換えた場合には、設定されたコース内容に応じて吸水ポンプの動作モードを自動的に切り換えて設定し、切り換えた吸水ポンプの動作モードを前記表示手段に表示する構成とした洗濯機の制御装置。
  4. 制御手段は、洗濯動作の途中でマニュアル設定スイッチによりすすぎの回数を1回に設定した場合に、吸水ポンプの動作設定を取り消すようにした請求項3記載の洗濯機の制御装置。
JP19964097A 1997-07-25 1997-07-25 洗濯機の制御装置 Expired - Fee Related JP3752791B2 (ja)

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