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JP3752642B2 - 摩擦トルク装置 - Google Patents

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JP3752642B2
JP3752642B2 JP17558995A JP17558995A JP3752642B2 JP 3752642 B2 JP3752642 B2 JP 3752642B2 JP 17558995 A JP17558995 A JP 17558995A JP 17558995 A JP17558995 A JP 17558995A JP 3752642 B2 JP3752642 B2 JP 3752642B2
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、一般に摩擦トルク装置、ことに装置内部の摩擦面の摩耗を補償するように自動的に調整する摩擦トルク装置に関する。
【0002】
【発明の背景】
摩擦クラッチ又は摩擦ブレ−キは、装置寿命にわたって摩耗する摩擦面を持つ係合面を備えている。摩擦トルク装置が有効に作動し続けるには、各係合部材の相対位置を、摩擦面に生ずる摩耗を補償するように調整し又は再整合しなければならない。
【0003】
とくに摩擦クラッチでは、トルクは駆動部材から従動部材に伝える。これ等の各部材は軸線のまわりに回転する。従動部材は、駆動部材及び圧力板の間に挿入する。正常な作動では、クラッチを、係合させ係合を離脱するようにレリ−ズ・アセンブリ(release assembly)が圧力板と協働してこの圧力板を従動部材に向かい軸線方向に選択的に動かす。従動部材の摩擦面に摩耗が生ずるのに伴い、圧力板は従動部材を駆動部材に係合させるのに付加的な軸線方向の増分だけ動かさなければならない。圧力板の相対位置は従って移動のこの付加的増分だけ内部で補償しなければならない。
【0004】
多くの高負荷摩擦クラッチでは、レリ−ズ用軸受ばねアセンブリの調整は、従動部材の摩擦面の摩耗を補償するように手動で行う。しかし手動の調整には、調整が必要であるかどうかと共に調整を行うマンパワーを定めるのに絶えず監視を行う必要がある。調整が適当なときに完了しないと、クラッチはあまり有効には作動しない。
【0005】
又クラッチに自動調整機構を設けることも当業界にはよく知られている。若干のこのような機構は摩耗を補償するが、典型的には所望の成績を得るのに多くの部品を必要とする。さらに各作動部品はクラッチのカバーの外側に配置することが多くこれ等の部品が損傷しやすく又破損のおそれが増す。なお従来の自動調整機構は摩擦面の摩耗を十分には又は適時には補償しないことが多い。このことは一部は、摩擦面が摩耗した後の不完全な調整又は遅れた調整による。
【0006】
従って本発明の目標は、摩擦トルク装置のハウジング内又は摩擦トルク装置のカバ−内に配置された非常に少ない相互連結部品を持つ簡単な構造の自動調整機構を備えた摩擦トルク装置を提供することにある。
【0007】
【発明の開示】
本発明摩擦トルク装置は、従動部材の摩耗に応答してレリ−ズ軸受ばねアセンブリの相対位置を調整する調整機構を備えている。この摩擦トルク装置は、駆動部材から、軸線方向に延びる従動軸に連結された従動部材にトルクを伝える。駆動部材には、これと一緒に回転するようにカバーを固定してある。圧力板と従動部材とは、駆動部材とカバーとの間に挟んである。レリ−ズ・アセンブリは従動軸のまわりに周辺方向に延びている。
【0008】
調整機構は、第1の環状のカム・リングとこの第1の環状のカム・リングに隣接する第2の環状のカム・リングとを備えている。これ等のカム・リングの互いに対向する軸線方向面は、カム作用を生ずる対応する環状の傾斜面を備える。各カム・リングは、これ等のカム・リングが軸線方向に変位するように相対的に回転する。クラッチの調整は、クラッチの係合が全く離脱するごとに自動的に設定される。調整は、摩擦面の摩耗による圧力板の増大した移動の直接関数である。この移動の増大は圧力板と協働するピン又はピン・アセンブリにより生じさせる。従動部材の摩擦面の摩耗の増分は、各環状のカム・リング間のすきまに直接変る。各カム・リングは、クラッチの係合が全く離脱したときに相互にカム作用を及ぼしこのすきまを変位させる。
【0009】
第1の実施例では、調整機構はカバーに連結されている。半径方向に延びるレバーはレリ−ズ・アセンブリと調整機構との間に挿入され、この場合レバーはこの調整機構の軸線方向端部のまわりに枢動する。このレバーは、調整機構の軸線方向端部とレリ−ズ・アセンブリとに協働して圧力板を動かし摩擦装置の係合及び係合離脱を生ずる。調整機構の軸線方向端部は前記摩擦面の摩耗に先だってカバーに対し第1の位置にある。レバーは、摩擦面に摩耗が生じた後、調整機構の軸線方向端部に引張力を加え、調整機構の軸線方向端部をカバーに対し第2の位置に動かす。このような動きは、クラッチの係合が全く離脱したときに生ずる。第1の実施例は圧力板をカバーに固定するピン・アセンブリを備えている。このピン・アセンブリによりカバーに対する圧力板の自由な軸線方向の運動が制限した範囲内でできる。ピン・アセンブリは、カバーに対し締まりばめになり、この締まりばめより強い力によりピン・アセンブリをカバーに対し動かすことができるようにしてある。さらに調整機構に付勢力を及ぼすように第1の組の帯状体により圧力板をカバーに締付け、又第2の組の帯状体により調整機構を圧力板に締付ける。これ等の帯状体は、わずかな軸線方向運動は許容するが、その他の点では各帯状体を締付ける各部材の相対回転を防ぐ。各帯状体はさらにレバーを圧力板に対し付勢する作用をする。
【0010】
第2の実施例では、調整機構は圧力板に結合してある。環状のダイヤフラムばねはレリ−ズ・アセンブリとカバーとの間に半径方向に延び圧力板上の支点のまわりに枢動する。この圧力板の支点は調整機構に形成してある。第1のカム・リングは第2のカム・リングに対して回転し支点を圧力板に対し第1の軸線方向位置から第2の軸線方向位置に動かす。第2の軸線方向位置は第1軸の線方向位置から間隔を置いている。第1のカムリングは本装置の摩擦面の摩耗に応答して回転する。この第2実施例は、制限した範囲内で駆動部材及びカバーの間の圧力板の自由な軸線方向運動を生じさせるピンを備えている。このピンは圧力板に締まりばめになり、この締まりばめより強い力によりこのピンを圧力板に対し動かすことができるようにする。
【0011】
本発明のこれ等の又その他の特徴は添付図面についての以下の説明から明らかである。
【0012】
【実施例】
図1では摩擦トルク装置20は、エンジンのフライホイール22から車両変速機26の従動軸24にトルクを選択的に伝える高負荷用のクラッチ20として示してある。フライホイール22は、変速機26に選択的に伝えるトルクを生ずる駆動部材である。標準のクラッチのレリ−ズ・アセンブリ(release assembly)28はフライホイール22からのクラッチはずしを行うのに使う。レリ−ズ・アセンブリ28のこのような運動は、車両運転台のクラッチ・ペダル30を押すことによって生ずる。クラッチ・ペダル30は解放機構すなわちレリ−ズ・アセンブリ28に機械的に連結してある。クラッチ・ペダル30の全行程により、クラッチ20の係合を完全にはずしレリ−ズ・アセンブリ28を右末端位置に動かす。
【0013】
図2及び3に示すようにフライホイール22はカバー32にこれと一緒に回転するように固定してある。カバー32は、フライホイール22に対し固定の位置にあり半径方向に延びる壁33を備えている。壁33はフライホイール22から一定の距離だけ間隔を置いている。圧力板34及び従動部材36は、駆動軸線A−Aのまわりに回転するフライホイール22及びカバー32の間に挟んである。従動部材36は軸線方向に延びる従動軸24に一緒に回転するように固定してある。当業者には明らかなように圧力板34は選択的に左方に動かされ圧力板34、従動部材36及びフライホイ−ル22を摩擦を伴って接触させフライホイ−ル22から従動軸24にトルクを伝える。従動部材36は、この従動部材の各軸線方向側に摩擦パッド38を備えている。図2では摩擦パッド38の相対厚さは拡大して、クラッチ20の寿命にわたり摩擦パッド38の摩擦面40に生ずる摩擦の影響を強調している。
【0014】
摩擦面40の摩耗によって従動部材36は左方に付加的な軸線方向距離だけ動かし、フライホイ−ル22に接触するようにしなければならない。クラッチ20の作動中にとくにクラッチの係合を全く離脱するときは、調整機構42はクラッチを自動的に調整してこの摩耗を補償する。
【0015】
調整機構42は、環状であり、調整リング44と調整リング44に固定した左側のカム・リング46と左側のカム・リング46に隣接する右側のカム・リング48とを備えている。調整リング44、左側のカム・リング46及び右側のカム・リング48は軸線A−Aのまわりに延びている。調節機構42はカバ−32にこれと一緒に回転運動するように取付けてあるがなお制限した範囲内で軸線方向に可動である。後述のように右側のカム・リング46は調整リング44、左側のカム・リング48及びカバ−32に対して制限した回転運動をするように取付けてある。
【0016】
レリ−ズ・アセンブリ28は、従動軸24のまわりに円周方向に位置させたスリ−ブ50を備えている。引張りアセンブリ52は、スリ−ブ50に支えられその一端部に固定してある。保持器54は、スリ−ブ50の反対側端部に固定されスリ−ブ50のまわりに円周方向に位置させてある。図3に示すようにレリ−ズ・アセンブリ28は、右末端位置に動かしたときに変速機ハウジング55に接触する。変速機ハウジング55はレリ−ズ・アセンブリ28の止めであり、クラッチ20の係合の全く離脱した位置を定める。変速機ハウジング55は、フライホイ−ル22に対して軸線方向に間隔を置いた一定の場所に位置し、クラッチ20の調整のためにレリ−ズ・アセンブリ28を制御場所に戻すことができる。他の形状の止めは、カバ−32から延びレリ−ズ・アセンブリ28の軸線方向運動に対する制御場所を形成する。この止めはレリ−ズ・アセンブリ28に対する右末端位置を形成する。
【0017】
コイルばね56は、カバ−32とばねアセンブリを形成する保持器54との間に挿入する。当業界にはよく知られているようにコイルばね56は保持器54を左方に又は係合位置に付勢する。クラッチを係合させ又係合を離脱するように複数個のレバ−58を保持器54及び調整機構42の間に半径方向に挿入する。図8に明らかなように各レバ−58の半径方内方部分60は、保持器54に形成した周辺みぞ62内に受入れられる。各レバ−58の半径方向外方部分64は調整リング44の左側面に形成した左方に突出するピボット延長部分68を受入れる穴66を持つ。ピボット延長部分68は調整機構42の左側軸線方向末端部である。ピボット延長部分68はさらに半径方向内方に延びる半径方向唇状部70を備えている。唇状部70は、レバ−58を調整リング44に固定するのに役立つ。
【0018】
レバ−58の左方に延びる突起72は、各レバ−58の半径方向内方部分60及び半径方向外方分64の中間である。突起72は、圧力板34の右側部に形成した環状の肩部74に枢動できるように押圧作用を伴って係合する。すなわち保持器28の左方への移動により、レバ−58が圧力板34に左方への力を加えて各クラッチ部材を係合させる。
【0019】
図4及び5に示すように左側のカム・リング46の軸線方向面75は、それぞれ調整リング44に形成した対応する穴78内に延びる複数個のスタッド76を備え左側のカム・リング46を調整リング44に固定するようにしてある。調整リング44及び左側のカム・リング46は、カバ−32に一緒に回転するように固定してあるが、なお制限した軸線方向運動を許容される。これに反して右側のカム・リング48はカバ−32に対し制限した回転運動ができる。
【0020】
調整リング44に対向する左側のカム・リング46の軸線方向面79は、複数個の環状の傾斜台80を備えている。傾斜台80は左側のカム・リング46の全周にわたって延びている。各傾斜台80は第1の軸線方向位置82から第2の軸線方向位置84に延び、各傾斜台の間に軸線方向に延びる出張り86を形成する。
【0021】
右側のカム・リング48の軸線方向面87は複数個の環状の傾斜台88を備えている。右側のカム・リング48の反対側の軸線方向面89は、カバー32に接触する。右側のカム・リング48の傾斜台88は、左側のカム・リング46の傾斜台80に接触し、カム作用を生ずるために傾斜台80に合致するように寸法及び形状を定めてある。さらに各傾斜台80、88の接触面はセレーション90を形成してある。セレーション90は各接触面を互いにロックして左側のカム・リング46及び右側のカム・リング48間の摩擦抵抗を増すのに役立つ。従って右側のカム・リング48が左側のカム・リング46に対して回転するにはセレーションを形成してある場合の方がセレーションのない場合より一層強い力が必要である。セレーション90はすべてクラッチで望ましいとは限らない。
【0022】
右側のカム・リング48はばねアセンブリ91によりカバー32に対して回転するように付勢される。ばねアセンブリ91はブラケット92及びばね94を備えている。ブラケット92は、一方の円周方向端部のばね受け座96と他方の円周方向端部のアーム98とを備えている。ばね94は、右側のカム・リング48の半径方向内方に受入れられ、ブラケット92の受け座96と右側のカム・リング48に形成した切欠き100との間に延びている。ブラケット92は、ばね94の一端部を固着しばね94を内側半径方向すきまを形成する湾曲した配向に保持するのに役立つ。このようにしてばね94は、このクラッチの他の部材に干渉しないで張力状態におかれる。ばね94は連続したコイルから形成するのがよい。この場合ばね94の各端部は外方にフレア(flair)するように巻かれこのばねの各端部につかみ板を形成するようにしてある。ばね94の一端部はブラケット92の受け座96内に受入れる第1のつかみ板102を形成し、又ばね94の他端部は、切欠き100内に受入れる第2のつかみ板104を形成する。
【0023】
指示器タブ106は右側のカム・リング48からカバー32の円周方向に延びるみぞ穴108を貫いて延びている。指示器タブ106は、右側のカム・リング48がカバー32に対して回転した量を指示して、クラッチ20内に生じた調整量を指示する。さらに指示器タブ106は摩擦パッド38を交換したときに調整機構42をリセットするのに使う。
【0024】
図5に鎖線で示すように右側のカム・リング48の逆時計回りの回転によりばね94に張力を加える。張力のもとにあるときにばね94は右側カム・リング48に付勢力を加えて右側のカム・リングが調整に必要な条件のもとで左側のカム・リングに対して回転するようにする。右側のカム・リング48が時計回りに回転すると、傾斜台80、88は相互にカム作用を及ぼして調整リング44を第1の軸線方向位置から第2の軸線方向位置に動かす。第2軸線方向位置は、カバー32の壁33から第1軸線方向位置から一層大きい軸線方向距離を隔てている。このようにしてカム作用により左側のカム・リング及び右側のカム・リングの軸線方向変位を増大する。機構42はクラッチが十分に摩耗したときに調整を止めるようにしてある。摩擦面40が十分に摩耗するときは指示器タブ106がみぞ穴108の端部に接触する。
【0025】
図3及び6に示すように圧力板34は、帯状体(strap)110及びピン連結アセンブリ112によりカバー32に取付ける。便宣上複数の帯状体110及びピン連結アセンブリ112はカバー32のまわりに円周方向に互いに間隔を置いているが1組だけについて述べることにする。各帯状体110はカバー32に対し大体円周方向の向きに延びる。帯状体110の端部114はカバー32に取付けてあるが、他端部116は端部114から間隔を置いた場所で圧力板34に取付けてある。帯状体110は、圧力板34をカバー32に対し軸線方向に動かすのに十分なたわみ性を持つが、その他の点ではカバー32に対する圧力板の回転を防ぐのに十分な剛性を持つ。
【0026】
なお図3及び7に明らかなようにピン連結アセンブリ112はピン118及びピン・ハウジング120を備えている。ピン118は圧力板34の半径方向外方部分にねじ込んである。ピン118の反対側端部は、拡大頭部112を備えている。ピン・ハウジング120はピン118のまわりで円周方向に圧力板34及び頭部122に延びている。
【0027】
ピン・ハウジング120とピン118の頭部122との間にはわずかなすきま124を設け圧力板34のわずかな相対運動ができる。これにより圧力板34は、すきま124により定まる軸線方向距離だけ自由に可動である。正常な作動中にすきま124により、クラッチの係合及び係合離脱ができるように、カバー32に対し圧力板34の十分な軸線方向運動ができる。ピン・ハウジング120は、カバー32の穴126内に受入れられ、ピン・ハウジング120の外部寸法と穴126との間に締まりばめの関係を生ずる。ピン・ハウジング120及びカバ−32の間の締まりばめに力が打勝つのに十分であるとすると、圧力板34はピン・ハウジング120の軸線方向寸法により定まる付加的な軸線方向距離だけ可動である。
【0028】
図7はピン連結アセンブリ112及び帯状体110の半径方面断面を示す。クラッチ20は係合の離脱した位置で示され、従ってピン118の頭部122とピン・ハウジング120との間にすきま124がある。
【0029】
又図3及び6に示すように調整機構42は、カバー32に形成した環状空洞128内に当てがわれ帯状体130によりカバー32に固着してある。便宜上複数個の帯状体130はカバー32のまわりに円周方向に互いに間隔を隔てているが、1個だけについて述べる。各帯状体130は、カバー32に対し一般に円周方向の向きに延びている。帯状体130の端部132はピン118により圧力板34に取付けてあるが、他端部134は端部134から間隔を置いた場所で調整リング44の軸線方向面136に取付けてある。さらに帯状体130の端部134は端部132の半径方向内方に位置している。帯状体130は、調整リング44をカバー32及び圧力板34に対して軸線方向に動かすことができるのに十分なたわみ性を持つが、なおカバー32に対する調整リング44の回転を防ぐのに十分な剛性を持つ。調整リング44又は左側のカム・リング46に直接には固定してない右側のカム・リング48は、カバー32及び左側のカム・リング44の間に挟んである。
【0030】
帯状体130は、図3に示すように調整リング44をレバー58に向かい又は左方に付勢する付加的な目的に役立つ。すなわち調整リング44の軸線方向面136はレバー58に左方への力を加える。このような力によりレバー58を圧力板34に接触した状態に保つ。従つてレリーズ・アセンブリ28を右末端位置に動かすと、左側のカム・リング46及び右側のカム・リング48間にレバー58及び圧力板34に対向してすきまが生ずる。このことの重要さは、レバー58及び調整機構42の相互作用が分ると明らかになる。
【0031】
クラッチ20は、レリーズ・アセンブリ28の右方への移動、とくに保持器54の右方への移動により係合が離脱する。
クラッチ20の完全に係合離脱位置は、レリーズ・アセンブリ28が止めすなわち変速機ハウジング55に接触するときの位置として定める。クラツチ20の初期条件では、従動部材36の摩擦面40の摩耗に先だって、保持器54がクラツチ20の係合位置から完全な係合離脱位置まで一定の距離だけ移動する。同様に圧力板34は係合位置から係合離脱位置まで一定の距離だけ移動する。圧力板34のこの移動距離は、摩擦面40に摩耗がないとすると約0.040in(1.02mm)である。ピン連結アセンブリ112により圧力板34をすきま124によつてこの距離を自由に動かすことができる。
【0032】
摩擦面40に摩耗が生じた後、圧力板34はクラツチ20を係合させるのに付加的な軸線方向距離を移動しなければならない。この移動の付加的な増分はdとして示してある。クラツチ20の中間の条件では、圧力板34の軸線方向の移動は、ピン・アセンブリ112により生ずるすきま124を越える。従って圧力板34が付加的な距離dを移動するには、ピン・ハウジング120をカバー32に対し軸線方向距離dだけ動かす。ピン118の頭部122は図3に示すようにピン・ハウジング120の右端部138に力を及ぼす。ピン・ハウジング120は次いでカバー32に対し軸線方向左方に動く。その理由はコイルばね56の力がピン・ハウジング120とカバー32との間の締まりばめの力を越えるからである。クラツチ20はこの位置で作動を継続し、レリーズ・アセンブリを完全な係合離脱位置に動かすまで調整されないままになる。
【0033】
ピン・アセンブリ112によって圧力板34はこの場合図7に示すようにカバー32の端部から付加的距離dだけ間隔を置いてる。圧力板34に対するカバー32の前整位置は鎖線で示してある。ピン・ハウジング120及びカバー32間の締まりばめの力はピン・ハウジング120がカバー32に対して軸線方向右方に動かないようにするのに十分である。このことは、圧力板34の右方への移動のために加える比較的弱い力によるものである。これに反してコイルばね56により加わる左方への力がはるかに強い。
【0034】
調整中には圧力板34は、レリーズ・アセンブリ28を完全な係合離脱位置に動かしたときにピン・ハウジング120の左端部側140に接触する。ピン・ハウジング120は、圧力板34のなお右方への移動を妨げる。帯状体130は調整リング44に左方への付勢力を圧力板34に向かつて加える。この付勢力により調整リング44及び左側のカム・リング46を左方に動かしすきまdを生ずる。すきまdは左側のカム・リング46及び右側のカム・リング48の間に生ずる。
【0035】
すきまdに応答して右側のカム・リング48は、左側のカム・リング46に対して回転し傾斜台80、88間にカム作用を生ずる。このカム作用により、調整リング44をレバー58により生ずる位置にロックする。このようにして調整機構の軸線方向左方の末端部は第1の位置から第2の位置に動かされる。この第2の位置は第1の位置よりカバー32から一層大きい軸線方向距離だけ間隔を隔てる。
【0036】
図9Aないし9Cには調整機構42のカム作用を別の断面から例示してある。各クラツチ部材の相対位置の半径方面断面を調整の前後で示してある。クラツチは、従動部材36の摩擦面40に摩耗が生じた後図9Aに係合位置で示してある。摩擦面40の摩耗によって、圧力板は従動部材36をフライホール22に係合させるように付加的な軸線方向距離だけ動いている。
【0037】
クラツチは図9Bに中間の係合離脱位置で示してある。この中間位置では調整機構42は摩擦面40の摩耗に応答してクラツチ20を調整するようにはまだ作動されていない。クラツチは、これが完全に係合が離脱するまでは調整されないで作動する。
【0038】
クラツチ20は調整後に図9Cに完全な係合離脱位置で示してある。クラツチ20が完全に係合が離脱するときは、レリーズ・アセンブリ28の引張りアセンブリ52は変速機ハウジング55に接触する。これは図3に示すようにレリーズ・アセンブリ28の右末端位置である。レバー58の半径方向外方部分64は、調整リングをカバー32からてこ作用で遠ざけ左側のカム・リング46及び右側のカム・リング48間にすきまを生ずる。ばね94により右側のカム・リング48に加わる付勢力は右側のカム・リング48の回転を付勢する。この場合傾斜台80、88に沿いカム作用が生じ調整機構42の軸線方向の変位を増す。
【0039】
この作用は、摩擦面40に摩耗の生ずるごとに又クラツチ26の係合が完全に離脱したときに繰返す。さらにこの調整作用はクラツチの正常な作動中に自動的に生ずる。
【0040】
本発明の第2の実施例は図10に例示してある。調整機構142は、ダイヤフラムばね146を持つクラツチ144に協働させてある。クラツチ144はフライホール148から軸線方向に延びる従動軸150にトルクを伝える。カバー152は、フライホール148にこれと一緒に回転するように固定してある。圧力板154及び従動部材156は、フライホール148及びカバ−152の間に挟んである。従動部材156は従動軸150にこれと一緒に回転するように固定してある。従動部材156は摩擦面157を備えている。保持器アセンブリ158は、従動軸150のまわりに円周方向に延びている。ダイヤフラムばね146は、カバー152及び保持器アセンブリ158の間に挿入され、圧力板154に左方に向かう力を加える。ダイヤフラムばね146は、支点160に対し作用し、クラツチ144を係合位置に保持する。クラツチ144を係合を離脱するには、保持器アセンブリ158を右方に動かす。クラッチ144は、クラッチ20の作用と同様にして従動部材156の摩擦面157の摩耗に対し自動的に調整する。
【0041】
ピン164は圧力板154の穴166内に受入れられ、締まりばめ状態を生ずる。ピン164は、左端部167及び右端部168を備えている。ピン164の左端部167は、カバー152の穴170を貫いて延び、フライホール148に接触する。右端部168は、カバー152の半径方向に延びるフランジ172に接触する。ピン164に対しフライホイール148及びフランジ172の間に、圧力板が軸線方向に移動するようにすきま174を生ずる。すきま174により、摩擦面157に摩耗がないものとすると、係合及び係合離脱に必要な軸線方向移動が得られる。
【0042】
調整機構142は、それぞれ圧力板154に形成した環状のポケツト180に受入れたカム・リング176及びカム・リング178を備えている。カム・リング176は、カム・リング178に隣接して環状の空洞184内に受入れたばね182より圧力板154に対して回転するように付勢する。カム・リング178は支点160を備える。カム・リング178は、圧力板154に対して軸線方向に可動であるが、圧力板154に一緒に回転するように固定してある。カム・リング176及びカム・リング178の傾斜した接触面は、カム・リング46、48に対して述べたのと同様な寸法及び形状を持つ。カム・リング176の回転によりカム・リング178を右方に動かすカム作用が生ずる。
【0043】
連鎖部材186は、ダイヤフラムばね146の穴188を貫いて延び、支点160をダイヤフラムばね146に接触した状態に保つ。クラツチ144は、第1実施例に対し述べたのと同様にして調整される。摩擦面162の摩耗に先だって圧力板154に対するピン164の相対位置は、すきま174によって変らないままになっている。摩擦面162に摩耗が生ずると、ピン164はフライホイール148に接触し、又圧力板は左方に或る付加的な距離だけ動く。ダイヤフラムばね146により圧力板154に加わる左方への力は、ピン164及び圧力板154の締まりばめの力を越えることによりピン164を圧力板154の穴166内で滑動させる。
【0044】
保持器アセンブリ158を、フライホイール148に対し一定の軸線方向場所にある完全な係合離脱位置に動かすと、調整機構142が作動される。ピン164の右端部168はカバー152のフランジ172に接触し、圧力板154が右方に動かないようにする。又この右方への力は、ピン164及び圧力板154の締まりばめに打勝つには十分でない。次いで鎖錠部材186は、圧力板154がさらに右方に動くのをピン164により妨げられるから、カム・リング178を右方に引張ることができる。この作用によりカム・リング176及びカム・リング178間にすきまを生ずる。第1実施例の場合と同様にカム・リング176、178の傾斜面は、相対的に回転しこのすきまを変位させる。この作用によりカム・リング178を定位置に鎖錠し、支点160を圧力板154から付加的な増分だけ軸線方向に間隔を置いた位置に保持する。
【0045】
前記したように本発明による自動調整機構を持つクラツチの使用により多くの利点が得られる。このクラツチの調整は、このクラツチの係合が完全に離脱するごとに自動的に設定される。この調整は摩擦面の摩耗による圧力板の移動の増加に正比例し、このことは圧力板に協働するピン又はピン・アセンブリによって生ずる。従動部材の摩擦面の摩耗の増分は、それぞれ互いに接触するカム作用面を持つ各環状のカム・リング間のすきまに直接変る。これ等の環状のカム・リングは、本クラツチを完全に係合を離脱したときに相互にカム作用を及ぼし、前記すきまを変位させる。従ってこのクラツチは、その寿命にわたり自動的に調整作用を生じ高い効率で作動する。調整機構は、クラツチの内部に位置し、従って部品の損傷を生ずる外部環境の影響を受けない。
【0046】
本発明クラツチは、クラツチ・ペダル30及びレリーズ・アセンブリ28の間の機械的リンク仕掛の摩耗を自動的に補償する。さらに本クラツチは、自動的にクラツチ・ブレーキ締付け設定し、クラツチの寿命を通じてクラツチ・ブレーキの摩耗を補償する。
【0047】
図1ないし9の実施例は、摩耗指示器タブを備え作業者がどの程度調整が行われたかを知り、クラツチの残りの寿命を評価できるようにする。この目視の指示器は、クラツチの外部に設けられ、クラツチを分解しないでこの情報が得られる。さらに調整機構は、カバー・アセンブリの製造上の変化を補償し第1の完全な係合離脱時にクラツチの初期設定ができる。
【0048】
さらに第1実施例では、圧力板を調整機構に固定する帯状体の組は又レバーを圧力板に対し保持する。従って圧力板とレバーとの間に通常生ずる振動による騒音が減り、又はなくなる。さらにレバー58の振動の減少により圧力板肩部74の摩耗が減る。
【0049】
前記の実施例では本発明の新規な態様について述べた。本発明の好適な実施例を示したが本発明はなおその精神を逸脱しないで種種の変化変型を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高負荷用車両に取り付けた摩擦トルク装置としての本発明自動調整クラツチの線図的側面図である。
【図2】図1の自動調整クラツチの斜視図である。
【図3】図2の自動調整クラツチの軸断面図である。
【図4】本発明自動調整クラツチ内の調整機構の展開斜視図である。
【図5】図4の調整機構の部分平面図である。
【図6】本発明自動調整クラツチの部分斜視図である。
【図7】連結ピン・アセンブリを備えた本発明自動調整クラツチの半径方向部分断面図である。
【図8】本発明自動調整クラツチの一部の半径方向拡大断面図である。
【図9A】係合位置で示した本発明自動調整クラツチの半径方向部分断面図である。
【図9B】調整に先だって中間の係合離脱位置で示した本発明自動調整クラツチの半径方向部分断面図である。
【図9C】調整後に完全な集合離脱位置で示した本発明自動調整クラツチの半径方部分断面図である。
【図10】本発明自動調整クラツチの他の実施例の半径方向部分断面図である。
【符号の説明】
20 摩擦トルク装置
22 駆動部材(フライホイール)
24 従動軸
28 レリーズ・アセンブリ
32 カバー
34 圧力板
36 従動部材
40 摩擦面
42 調整機構
46 第1のカム・リング
48 第2のカム・リング
58 レバー部材
79 軸線方向面
80 傾斜図
87 軸線方向面
88 傾斜面

Claims (17)

  1. 駆動部材と、
    該駆動部材と共に回転するように、該駆動部材に連結されたカバーと、
    該カバーと共に回転するように、該カバーに連結された圧力板と、
    軸線方向に延びる従動軸と、
    該従動軸と共に回転するように、該従動軸に連結され、前記駆動部材と前記圧力板との間に挿入された従動部材と、
    該従動部材と協働し、前記駆動部材に係合して、前記駆動部材から前記従動部材にトルクを伝達する摩擦面と、
    前記従動軸のまわりに延びるレリーズ・アセンブリと、
    前記カバーと共に回転するように、前記カバーに連結された部分であり、前記レリーズ・アセンブリに対して半径方向外方位置に配置された調整機構と、
    前記レリーズ・アセンブリと前記調整機構との間に挿入され、該調整機構の軸線方向端部に連結された半径方向に延びるレバー部材と、を備え、
    前記レバー部材は、前記調整機構の前記軸線方向端部及び前記レリーズ・アセンブリと協働して、前記圧力板を移動させ、前記駆動部材と前記従動部材とを係合及び離脱させ、
    前記摩擦面に磨耗が生じる前は、前記調整機構の前記軸線方向端部が前記カバーに対して第1の位置にあり、前記摩擦面に磨耗が生じた後は、前記レバー部材が更に前記調整機構と協働して、該調整機構の前記軸線方向端部を前記カバーに対して前記第1の位置から軸線方向に間隔をおいた第2の位置へ移動させるようになっており、
    更に、前記圧力板は、ピン連結アセンブリによって前記カバーに連結され、該ピン連結アセンブリは、一端が前記圧力板に取付けられ、他端に拡大された頭部を有するピンと、前記圧力板と前記ピンの頭部との間で前記ピンのまわりに円周方向に延びるピン・ハウジングとを含み、前記ピンハウジングと前記ピンの頭部との間に、前記ピンを前記ピン・ハウジングに対して軸線方向に移動可能とする隙間が設けられ、前記ピン・ハウジングは、前記カバーに形成された穴に締り嵌めされ、これにより、前記圧力板は、前記隙間によって定まる軸線方向距離だけ、前記カバーに対して自由に移動可能であり、前記ピン・ハウジングと前記カバーとの間の締り嵌めに打勝つのに充分な力を受けたとき、前記カバーに対して、付加的な軸線方向距離だけ更に移動可能であることを特徴とする摩擦トルク装置。
  2. 前記レリーズ・アセンブリは、当該摩擦トルク装置が完全に係合を離脱したとき、前記駆動部材に対して固定された位置にある止めに接触し、前記軸線方向端部は、前記レリーズ・アセンブリが前記止めに接触したとき、前記第2の位置へ移動されることを特徴とする請求項1に記載の摩擦トルク装置。
  3. 前記調整機構は、前記軸線のまわりに延びる環状の第1部材と、該第1部材に隣接する環状の第2部材とを含み、該第2部材は、前記第1部材に接触するカム面を有し、前記第2部材が前記第1部材に対して回転したとき、前記第2部材が前記第1部材に対してカム作用して、前記軸線方向端部を前記第1位置から前記第2位置へ移動させることを特徴とする請求項1に記載の摩擦トルク装置。
  4. 前記第2部材は、該第2部材の半径方向内方に受入れられた細長い付勢部材によって前記第1部材に対して回転するように付勢され、前記付勢部材は、前記第2部材に受入れられる第1端部と、前記カバーに取付けられたブラケットに受入れられる第2端部とを有し、前記ブラケットは、外向きに延びるアームを有し、前記ブラケット及び前記アームは、前記付勢部材を湾曲した方向に保持して、内側に径方向の隙間を形成することを特徴とする請求項3に記載の摩擦トルク装置。
  5. 前記圧力板は、略円周方向に延びる第1の帯状体によって前記カバーに連結され、前記調整機構は、略円周方向に延びる第2の帯状体によって前記圧力板に連結され、前記第1の帯状体は、前記圧力板に取付けられる端部及び前記カバーに取付けられる端部を有しており、前記圧力板の前記カバーに対する制限された軸線方向の移動を許容するのに充分な可撓性を有し、かつ、前記圧力板を前記カバーに対して回転方向に固定 するのに充分に剛性を有し、前記第2の帯状体は、前記調整機構に取付けられる端部及び前記圧力板に取付けられる端部を有しており、前記調整機構の前記圧力板に対する制限された軸線方向の移動を許容するのに充分な可撓性を有し、かつ、前記調整機構を前記圧力板に対して回転方向に固定するのに充分な剛性を有することを特徴とする請求項1に記載の摩擦トルク装置。
  6. 駆動部材と、カバーとを有する摩擦装置において、前記駆動部材と前記カバーとの間に、圧力板及び従動部材が挿入され、該従動部材は、軸線方向に延びる従動軸に連結され、レバー部材がレリーズアセンブリと協働して、前記圧力板を軸線方向に移動させて、当該摩擦装置の複数の部材を係合及び離脱させ、前記複数の部材の少なくとも1つは、摩擦面を有し、また、調整機構を備え、
    前記調整機構は、軸線のまわりに延び、前記カバー及び前記圧力板の一方に連結され、軸線方向面に第1の傾斜面を有する第1のカム・リングと、
    該第1のカム・リングに隣接して配置され、対向する軸線方向面に第2の傾斜面を有する第2のカム・リングとを備え、
    前記第2の傾斜面が前記第1のカム・リングの前記第1の傾斜面に接触し、これにより、軸線方向の変位を定め、前記第2のカム・リングは、前記第1のカム・リングに対して回転するように付勢され、前記第1のカム・リングの前記第1の傾斜面及び前記第2のカム・リングの前記第2の傾斜面は、それぞれセレーションを有して、前記両傾斜面の間でカム作用に対する抵抗が生じ、前記第2のカム・リングが、前記第1のカム・リングに対して回転することにより、前記第2のカム・リングの前記第2の傾斜面が前記第1のカム・リングの前記第1の傾斜面に沿ってカム作用を生じて、前記第1のカム・リングと前記第2のカム・リングとの軸線方向変位を増大させ、この軸線方向変位の増大によって当該摩擦装置の複数の部材の摩擦面の摩耗を補償し、
    更に、前記圧力板は、ピン連結アセンブリによって前記カバーに連結され、該ピン連結アセンブリは、一端が前記圧力板に取付けられ、他端に拡大された頭部を有するピンと、前記圧力板と前記ピンの頭部との間で前記ピンのまわりに円周方向に延びるピン・ハウジングとを含み、前記ピンハウジングと前記ピンの頭部との間に、前記ピンを前記ピン・ハウジングに対して軸線方向に移動可能とする隙間が設けられ、前記ピン・ハウジングは、前記カバーに形成された穴に締り嵌めされ、これにより、前記圧力板は、前記隙間によって定まる軸線方向距離だけ、前記カバーに対して自由に移動可能であり、前記ピン・ハウジングと前記カバーとの間の締り嵌めに打勝つのに充分な力を受けたとき、前記カバーに対して、付加的な軸線方向距離だけ更に移動可能であることを特徴とする摩擦装置。
  7. 駆動部材と、カバーと、軸線方向に延びる従動軸に連結される従動部材とを有し、前記駆動部材と前記カバーとの間に圧力板及び前記従動部材が挿入され、前記従動部材に摩擦面が協働する摩擦装置であって、
    前記従動軸のまわりに円周方向に延びて軸線方向に移動可能なレリ−ズ・アセンブリと、
    前記レリーズ・アセンブリと協働して、前記圧力板を軸線方向に移動させて、前記圧力板と前記駆動部材とを係合及び離脱させる半径方向に延びるレバー部材と、
    該レバ−部材と協働する調整機構と、を備え、
    前記レバー部材は、前記調整機構の軸線方向端部のまわりに枢動し、前記調整機構の軸線方向端部は、前記従動部材の摩擦面の摩耗前には、第1の軸線方向位置に配置され、前記摩擦面に摩耗が生じた後には、前記第1の軸線方向位置から間隔をおいた第2の軸線方向位置に配置され、前記調節機構は、第1の部材及び軸線のまわりに延びる環状の第2の部材を含み、前記第2の部材は、前記第1の部材に接触するカム面を有して、前記第2の部材が前記第1の部材に対して回転したとき、前記第2の部材が前記第1の部材に対してカム作用して、前記軸線方向端部を前記第1の軸線方向位置から前記第2の軸線方向位置へ移動させ、
    更に、前記圧力板は、ピン連結アセンブリによって前記カバーに連結され、該ピン連結アセンブリは、一端が前記圧力板に取付けられ、他端に拡大された頭部を有するピンと、 前記圧力板と前記ピンの頭部との間で前記ピンのまわりに円周方向に延びるピン・ハウジングとを含み、前記ピンハウジングと前記ピンの頭部との間に、前記ピンを前記ピン・ハウジングに対して軸線方向に移動可能とする隙間が設けられ、前記ピン・ハウジングは、前記カバーに形成された穴に締り嵌めされ、これにより、前記圧力板は、前記隙間によって定まる軸線方向距離だけ、前記カバーに対して自由に移動可能であり、前記ピン・ハウジングと前記カバーとの間の締り嵌めに打勝つのに充分な力を受けたとき、前記カバーに対して、付加的な軸線方向距離だけ更に移動可能であることを特徴とする摩擦装置。
  8. 前記第2のカム・リングは、第1のカム・リングに対して回転するように付勢されていることを特徴とする請求項7に記載の摩擦装置。
  9. 前記第1のカム・リングの第1の傾斜面と、前記第2のカム・リングの第2の傾斜面とに、それぞれセレーションを設けることにより、前記両傾斜面の間にカム作用に対する抵抗を生ずるようにしたことを特徴とする請求項7に記載の摩擦装置。
  10. 駆動部材と、
    該駆動部材と共に回転するように該駆動部材に連結されたカバーと、
    該カバーと共に回転するように該カバ−に連結され、軸線方向の荷重によって前記駆動部材に向って付勢される圧力板と、
    軸線方向に延びる従動軸と、
    前記駆動部材と前記圧力板との間に挿入された摩擦面を有し、前記従動軸と共に回転するように該従動軸に連結され、前記圧力板の軸線方向荷重によって前記圧力板と前記駆動部材との間で作動的に締付けられて、これらと共に回転する従動部材と、
    前記従動軸のまわりに延び、該従動軸に沿い軸線方向に選択的に変位可能なレリ−ズ・アセンブリと、
    前記カバーと前記圧力板との間に機能的に挿入され、前記レリ−ズ・アセンブリに係合する半径方向に延びるレバー部材と、を備え、
    前記レバー部材は、前記圧力板の軸線方向荷重によって前記従動部材が前記圧力板と前記駆動部材との間で締付けられる係合位置と、前記圧力板に対する軸線方向荷重が当該レバー部材に伝えられて前記従動部材の締付けを緩めて、前記従動部材と前記駆動部材との間に相対回転を生じさせる係合離脱位置との間の前記レリ−ズ・アセンブリの軸線方向移動によって枢動し、このとき、連続する係合及び係合離脱が前記摩擦面の磨耗を生じさせ、
    また、前記レバー部材と前記カバー及び圧力板の一方との間に配置され、前記レバー部材が係合離脱位置に移動されたとき、軸線方向の変位を作動的に増大する自動調整機構と、を備え、
    更に、前記圧力板は、ピン連結アセンブリによって前記カバーに連結され、該ピン連結アセンブリは、一端が前記圧力板に取付けられ、他端に拡大された頭部を有するピンと、前記圧力板と前記ピンの頭部との間で前記ピンのまわりに円周方向に延びるピン・ハウジングとを含み、前記ピンハウジングと前記ピンの頭部との間に、前記ピンを前記ピン・ハウジングに対して軸線方向に移動可能とする隙間が設けられ、前記ピン・ハウジングは、前記カバーに形成された穴に締り嵌めされ、これにより、前記圧力板は、前記隙間によって定まる軸線方向距離だけ、前記カバーに対して自由に移動可能であり、前記ピン・ハウジングと前記カバーとの間の締り嵌めに打勝つのに充分な力を受けたとき、前記カバーに対して、付加的な軸線方向距離だけ更に移動可能であることを特徴とする摩擦トルク装置。
  11. 前記自動調整機構は、前記圧力板と共に回転するように、該圧力板に連結され、複数の傾斜面を有する第1の軸線方向面を備えた第1のカム・リングと、
    該第1のカム・リングに対して回転可能であり、前記第1のカム・リングの前記各傾斜面に相補的に係合し、前記第1のカム・リングに対して第1の方向に回転することによって前記調整機構の軸線方向の変位を増大させる第2のカム・リングと、
    前記第1のカム・リングと前記第2のカム・リングとの間に機能的に配置され、前記第2カムリングを第1の方向に回転するように付勢し、これにより、前記調整機構の軸線方 向の変位を増大させるねじりばねとを含むことを特徴とする請求項10に記載の摩擦トルク装置。
  12. 前記カバーと前記レリ−ズ・アセンブリとの間に複数個のアングルばねを機能的に配置し、該アングルばねが前記圧力板を前記駆動部材へ向かって付勢する軸線方向の荷重を生ずることを特徴とする請求項11に記載の摩擦トルク装置。
  13. 前記第2のカム・リングは、前記カバーと前記第1のカム・リングとの間に配置され、第1のカム・リングは、調整リングに共に回転するように固定され、前記調整リングは、前記レバー部材を係合させることを特徴とする請求項11に記載の摩擦トルク装置。
  14. 前記第2のカム・リングは、前記カバーと前記第1のカム・リングとの間に配置され、第1のカム・リングは、調整リングに共に回転するように固定され、前記調整リングは、前記レバー部材を係合させることを特徴とする請求項12に記載の摩擦トルク装置。
  15. 前記の第1のカム・リングの傾斜面及び前記の第2のカム・リングの傾斜面は、それぞれセレーションを含むことを特徴とする請求項11に記載の摩擦トルク装置。
  16. 前記第2のカム・リングの摩耗指示器タブが前記カバーを貫通して延びて、当該摩擦トルク装置を分解することなく目視可能であり、前記摩耗指示器タブの前記カバーに対する相対位置が前記摩擦面の摩耗量を指示するようにしたことを特徴とする請求項10に記載の摩擦トルク装置。
  17. 前記のカバーと前記圧力板との間に第1の帯状体が配置され、該第1の帯状体が前記カバーと前記圧力板との間に配置されたとき、撓むことによって前記圧力板を軸線方向に前記カバーへ向かって付勢し、かつ、前記カバーと前記圧力板との間の回転を防止し、前記圧力板と前記調整リングの間に第2の帯状体が配置され、該第2帯状体が前記圧力板と前記調整リングとの間に配置されたとき、撓むことによって前記調整リングを軸線方向に前記圧力板へ向って付勢し、かつ、前記調整リングと前記圧力板との間の回転を防止することを特徴とする請求項13に記載の摩擦トルク装置。
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