JP3751677B2 - Disaster prevention equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、火災感知器、中継器、発信機及び被制御機器等の複数の端末装置が受信部に接続される防災設備に関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来、火災感知器、中継器、発信機及び被制御機器等の複数の端末装置が火災受信機に接続される防災設備においては、各端末装置にアドレスを割付け、火災受信機側からの前記アドレスによって、端末装置を順次呼び出し、呼び出された端末装置だけが火災感知信号等のその端末装置に関する個別情報を上記受信部へ送出するポーリング方式が用いられていた。そして、前記火災受信機は、複数の警報線にそれぞれ複数個接続された多数の端末装置を火災受信機に内蔵するデータ処理装置を使用して順次呼出し、各端末装置からの火災発生等の情報を収集している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従って、このようなポーリング方式を用いると、多数の端末装置からの情報を例えば5秒以内で取り込むためには、警報線上を伝送するデータの伝送スピードを上げる必要があり、そのためには、ビット数の多い伝送路を用いなければならず、経済的ではない。
【0004】
これを解決するためのものとして、前記火災受信機から各端末装置への呼び出し信号間にアイドリング期間を設け、かつ前記複数の端末装置をグループに分割して、各グループを識別できる割込み信号を前記アイドリング期間中に前記火災受信機が端末装置に送出し、前記火災受信機は該割込み信号を受けると前記割込信号を送出した前記グループの端末装置を優先して順次呼び出すように構成しているポーリング方式が発明されていた。
【0005】
しかし、かかるポーリング方式では、異常を検出した端末装置が属するグループを識別できる割込信号(例えばグループ番号)を火災受信機に前記アイドリング期間中に送出し、その後順次当該グループの端末装置を呼び出すため、グループ内の端末装置が多い場合には異常を検出した端末装置を検出するまでにはやはり時間がかかるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記のようにグループ内の端末装置が多数である場合に迅速に異常を検出した端末装置を検出する防災設備を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、火災感知器、中継器、発信機及び被制御機器等の複数の端末装置が火災受信機に接続されている防災設備において、前記複数の端末装置を複数のグループにグループ化し、前記火災受信機は各グループ毎に順次グループ番号を指定して呼び出し、前記端末装置は自己のグループ番号が前記火災受信機から受信したグループ番号と一致した場合に、各グループ内における各端末装置の端末番号に対応したタイムスロット毎に状態情報又は種別情報等のデータを順次前記火災受信機に返送し、前記タイムスロットは、1つのグループに属する前記各端末装置からの情報を受け入れる場合に、前記グループへのポーリング信号発信後、次の前記グループへのポーリング信号発信前において、順次設けられる複数のタイムスロットが、各スロットの開始時間が遅いほどスロット幅が広くなるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明による防災設備の一実施形態の系統図である。
【0009】
図1において、火災受信機REに、電源線を兼ねる1対の信号線 を介して、煙、熱、炎の光、ガスあるいは臭い等の火災現象を検出してその物理量信号を出力するアナログ式火災感知器S(光電式、減光式、イオン化式等の煙式、熱式、炎式、ガス式、臭い式等の火災感知器)、発信機P、中継器RP等の各種端末装置が複数台、例えば255台接続されている。なお、上記中継器RPには、所定レベルの火災現象を検出した時に火災信号を出力するオンオフ式火災感知器F、防火戸D、地区ベルB、ガス漏れ検出器G等が接続される。ここで、これらの端末装置には、火災受信機REに近い側から個々の端末装置毎に順次、2桁の16進数によりアドレスが付与されている。即ち、各端末装置には、火災受信機REに近い側から、00h,01h,02h,・・・,FEhのようにアドレスが付与されている。尚、16進数は数字又は文字の後ろにhを付けて表示するものとする。但し、アドレスは以下説明の便宜上10進数によっても表示するものとする。
【0010】
更に、アドレス00h〜FEhの端末装置は、火災受信機REに近い側から順に、複数のグループG0〜G15の16個のグループに分けられている。
【0011】
従って、図1に示されるようにグループG0〜G14には各々16台の、またグループG15には15台の上記各種端末装置が属している。
【0012】
ところで、本実施形態では、255台の端末装置の各々には、00h〜FEhの8ビットからなるそれぞれ異なった固有のアドレスが与えられている。なお、図2(1)(2)にアドレスの一例として10番と255番の端末装置の8ビットで構成されるコードを示している。そして、この端末装置の個々のアドレスは図2に示されるように、上位4ビット(以下、上位桁という)と下位4ビット(以下、下位桁という)に分けられ、上位桁によってグループ番号を、下位桁によってグループ内の端末番号を表わすようにしている。すなわち、アドレスが10の端末装置の場合は、アドレスコードの上位桁が「0000」の0hであるので第0グループを、下位桁が「1001」のAhであるので、そのグループ内の10番目の端末装置であることを示し、この上位桁と下位桁とを融合した0Ahによって全体としてのアドレスが10番であることを表している。又、アドレスが255の端末装置は、上位桁が「1111」のFhであるので第15グループを、下位桁が「1110」のEhであるので、そのグループ内の15番目の端末装置であることを示し、この上位桁と下位桁とを融合したFEhによって全体としてのアドレスが255番であることを表している。
【0013】
従って、本実施形態では、8ビットのコード全体で全体のアドレスを示し、更に、このアドレスは上位桁によってグループ番号を、下位桁によってグループ内における端末番号(以下グループ内端末番号という)を示すようにしている。
【0014】
このように複数の端末装置各々に複数の桁数で表示されるアドレスを付与し、アドレス中の特定の桁でグループ番号を表すようにしたので、「ポイント・ポーリング」の「グループ情報収集フレーム」においては、後述するようにアドレスのうち当該特定の桁により示されるグループ番号を共通して有する端末装置をポーリングにより同時に呼び出すことができ、また、その呼び出されたグループ番号が共通で端末番号が異なることを利用して応答タイミングを各端末装置毎に割り当てることができる。
【0015】
火災受信機REは、詳細は後述するが、上記各端末装置に対してポイントポーリング、システムポーリング、セレクティングのモードでポーリングを行い、所定の端末装置から所定情報を収集したり、所定端末装置を制御するものである。
尚、以下、「ポーリング」とは、ポイントポーリング又はシステムポーリングのことをいい、セレクティングを除くものとする。
【0016】
「ポイントポーリング」は、図3に示すように、「グループ情報収集フレーム」及び「発信機検出フレーム」とからなる。
【0017】
「グループ情報収集フレーム」について説明すると、このフレームでは、上記端末装置の1つ1つを順次ポーリングするのではなく、255台の端末装置を上記のように16個のグループにグループ化し、火災受信機REはその各グループ毎に呼び出しを行う。呼び出されたグループに属する各端末装置は、各端末装置毎に割り当てられた応答タイミング時に状態情報又は種別情報ID等の要求されたデータを順次火災受信機REに返送する。
【0018】
ここで、状態情報とは、端末装置がアナログ式火災感知器の場合は、検出した火災現象の物理量データ、中継器RPの場合はオンオフ式火災感知器Fやガス漏れ検出器Gが接続されている時は火災信号やガス漏れ信号の有無、防火戸Dや地区ベルB等の被制御機器が接続されている時はこれらの機器の開閉状態や動作中か否かや鳴動中か否かのデータ、発信機の場合は押しボタンスイッチが押されて作動中か否かのデータをいう。
【0019】
そして、この「グループ情報収集フレーム」において収集される上記所定情報を「グループ情報」という。
【0020】
「発信機検出フレーム」は、発信機Pが人為的に操作させるものであり、その作動情報は信頼性が高いため、すみやかに作動情報を収集するために設けられたフレームである。このため、発信機検出フレームは、図3に示すように、上記「グループ情報収集フレーム」が1つのグループに対して行われた後に、この防災設備に属する全ての発信機に同時に呼び出しを行い、発報中の発信機は、当該呼び出しに対し、指定されたタイムスロットに自分のアドレスを火災受信機REに対して返送する。以下、この「発信機検出フレーム」において、収集される上記アドレスを「発報発信機アドレス情報」という。さらに、発信機Pが複数発報した場合には、本実施形態の場合にはアドレスの小さい発信機が送信を停止し、アドレスが最も大きい1つの発信機のみが返送するようにしている。この詳細については後述する。
【0021】
「システムポーリング」は、火災受信機REが端末装置に対し、所定制御命令を送信し、全ての端末装置を制御するものである。ここで、上記システムポーリング時に上記火災受信機REが複数の端末装置に対して行う制御命令としては、例えば、火災復旧命令(火災信号を送出したアナログ式火災感知器Sや中継器RP等の端末装置、地区ベルBを鳴動させている中継器RP等の端末装置等を正常な監視状態に復旧させる命令)、蓄積復旧命令(所定時間、火災状態が継続しているか否かを判別する蓄積動作を行うために、火災信号を送出した火災感知器や中継器等の端末装置を復旧させる命令)、地区音響停止命令(鳴動中の地区ベルBを停止させる命令)等がある。
【0022】
また、「セレクティング」は、任意の端末装置に当該アドレスを指定して所定制御命令を送信し、当該端末装置を制御したり、又、任意の端末装置に状態情報又は種別情報ID等の要求命令を送信し、個々の端末装置から状態情報又は種別情報ID等を収集するものである。
【0023】
図3は、本発明の一実施形態を示すタイムチャートである。
【0024】
この図3の左上から右上に向かって動作が進み、その右端からは、1つ下の段の左端に動作が進み、上記のようにして順次、処理が進む。また、図3中、横線の上が火災受信機REから送信信号を示し、その横線の下が端末装置からの送信信号を示す。
【0025】
はじめに、火災受信機REから端末装置へ送出されるコードAD、CM1、CM2、PS、及び端末装置から火災受信機REへ送出されるコードD1、SS、DA、Daの説明をする。
【0026】
ここで、上記コードAD、CM1、CM2、PS、D1、SS、DA、Daは各々例えばスタートビット、8ビットのデータ領域、エンドビットの計10ビットで構成される。従って、これらが、伝送上、火災受信機REから端末装置へ、または、端末装置から火災受信機REへ送出される場合には10ビットで表される2進数として上位の桁から順次1ビットづつ送出される。尚、以下においては、説明の便宜上、上記AD、CM1、CM2、PS、D1、DA、Da、SSの内容を示す8ビットで表示されるデータ領域を2桁の16進数で表すこととする。
【0027】
まず、火災受信機REからは、端末装置に対して、アドレスとしてAD、コマンドとしてCM1、CM2、一次サムチェックコードとしてPSが送出される。ここで、アドレスADは00hからFFhまでの2桁の16進数であり、00hからFEhまでの場合(即ちAD≠FFhの場合)にはセレクティングにおいて動作すべき上記防災設備に設けられた端末装置のアドレスを示し(以下、セレクティングアドレスコードという。)、また、FFhの場合にはポイントポーリング又はシステムポーリングである旨を示す(以下、ポーリング命令という。)。コマンドCM1も2桁の16進数であり、セレクティングを行う場合(即ちAD≠FFh)にはその内容を示し、例えば、CM1が82hは火災試験命令、83hは火災感知器の確認灯を消灯させるための確認灯消灯制御命令等についてのセレクティングであることを意味する。
【0028】
また、ポーリング命令(AD=FFh)が行われている場合には、コマンドCM1は、行われるべきポーリングの種類を示す。即ち、CM1が、0Xhの場合にはポイント処理を行う旨、即ち、ポイント処理命令を、FXhの場合にはシステム処理を行う旨、即ち、システム処理命令を示す。ここでXは0hからFhまでの16進数である。更に、この場合には、そのポーリングの内容を示す。例えば、CM1が00hはポイントポーリングであって、種別情報ID返送命令を、01hはポイントポーリングであって、状態情報返送命令を、F0hはシステムポーリングであって、火災復旧命令を、F1hの場合はシステムポーリングであって、蓄積復旧命令を、F2hはシステムポーリングであって、地区音響停止命令を、F3hはシステムポーリングであって、非常放送停止命令をそれぞれ示す。 次に、コマンドCM2も2桁の16進数であり、セレクティング及びシステムポーリングの場合には、使用しない。
【0029】
また、ポイントポーリングの場合には、コマンドCM2は、下位桁により、当該ポーリングにおいて所定の情報を返送すべきグループを示す(即ち、ポイントポーリングにおけるグループ指定コードである。)。例えば、CM2は、0Xhで表される。ここで、Xは0hからFhまでの16進数である。このXにより所定の情報を返送すべきグループ番号が表される。
【0030】
さらにまた、一次サムチェックコードPSは、火災受信機REからの伝送が正常に行われたか否かを端末装置が確認するために用いられるコードであり、上記AD、CM1、CM2から所定の演算により得られるが、これについては後に詳述する。
【0031】
他方、各端末装置からは、ポイントポーリングの場合には状態情報又は種別情報IDとしてD1、ニ次サムチェックコードとしてSSが火災受信機REに送出される。また、セレクティングの場合には自己のアドレスDA、返送データとしてDa、ニ次サムチェックコードとしてSSが火災受信機REに送出される。尚、システムポーリングの場合には端末装置は何も返送しない。ここで返送データDaは、端末装置の状態情報、種別情報ID又は火災復旧命令等の制御命令を受信した場合には制御命令どおりに作動した旨の情報である。
【0032】
また、ニ次サムチェックコードSSは、端末装置からの伝送が正常に行われたか否かを火災受信機REが確認するために用いられるコードであり、ポイントポーリングの場合は上記AD、CM1、CM2、PS、D1から、また、セレクティングの場合は、上記AD、CM1、CM2、PS、DA、Daから、所定の演算により得られるが、これについては後に詳述する。
【0033】
以下、図3に基づき動作の一例を説明する。
【0034】
図3に示すように、ポイントポーリングは「グループ情報収集フレーム」と「発信機検出フレーム」とからなる。更に、グループ情報収集フレームは受信機が端末装置の呼び出しを行う「受信機フィールド」、受信機と端末装置との間で伝送が行われない「第1ウエイティングフィールドWF1」、呼び出された端末装置が信号伝送を行う「端末装置フィールド」からなり、また、「発信機検出フレーム」は受信機と発信機との間で信号伝送を行う「発信機フィールド」と、受信機と端末装置との間で信号伝送が行われない「第2ウエイティングフィールドWF2」からなる。
【0035】
まず、図3に示すようにP0においてポイントポーリングの1つの動作である「グループ情報収集フレーム」における「受信機フィールド」が開始される。つまり、火災受信機REは、ADとしてFFh、CM1として01h、CM2として例えば00h、及び所定のPSを送出する。
【0036】
一方、上記コマンド等を受信した各グループに属する端末装置は、自己のアドレスの下位桁で示されるグループ番号が火災受信機REから受信したグループ番号と一致した場合に、第1ウエイティングフィールドWF1の終了後、返送データD1と二次サムチェックコードSSとを火災受信機REに返送する。
【0037】
そして、当該各端末装置が要求されたデータを返送する場合には、呼び出しを受けたグループの16台の各端末装置毎に割り当てられた応答タイミング時に、端末番号が小さい端末装置から順次データを返送する。
【0038】
他方、火災受信機REは、上記第1ウェイティングフィールドWF1が経過し、各端末装置からそれぞれ状態情報を受信するための16個のスロットからなる端末装置フィールドに入り、この端末装置フィールドでは端末番号0〜15の端末装置は、各端末装置の端末番号に対応したタイムスロット毎に返送データD1とニ次サムチェックコードSSを順次に送出し、火災受信機REは各端末装置から送出されたデータを収集する。
【0039】
この端末フィールドが終了すると、CPにおいてポイントポーリングの1つの動作である「発信機検出フレーム」が開始され、火災受信機REは発信機Pのみを呼び出す発信機呼出パルスPCを送出する。ある発信機の押しボタンが操作されて発報状態にある場合には、その受信機が上記発信機呼出パルスを受信した直後に発信機Pは自己のアドレスADpを発信する。ここで、上記発信機呼出パルスPCは、発信機からのスタートビットを兼ねているので8ビットで表される発信機Pによる上記アドレスADpの返送タイミングの同期をとることができる。このようにして、火災受信機REは、発報した発信機のアドレス情報を得ることができる。
【0040】
この「発信機検出フレーム」において、火災受信機REは発信機フィールドが終了すると第2ウェイティングフィールドWF2に入り、この第2ウェイティングフィールドWF2が終了すると、グループ番号0のグループを指定して行うポイント・ポーリング(ポイント・ポーリング(G0))が終了する。
【0041】
そして、グループを指定するためのコマンドCM2は1インクリメントされ、P1において、グループ番号1のグループを指定して行う「ポイント・ポーリング」(ポイント・ポーリング(G1))が開始され、上記動作が再度繰り返される。以下、図示はしなかったが、P2,P3,...,P14において各グループ番号2h,...,Fhを指定して「ポイント・ポーリング」が開始され、上記動作が再度繰り返される。
【0042】
グループ番号Fhを指定した「ポイント・ポーリング」が終了した後は、図示はしなかったが、種別情報IDを収集するポイントポーリングが行われ、火災受信機REは、ADとしてFFh、CM1として00h、CM2として01h、及び所定のPSを送出し、端末装置フィールドにおいて返送データD1として、各端末装置の状態情報の代わりに種別情報IDを各端末装置から送出する。尚、返送データD1以外は、上記の状態情報を収集するポイントポーリングとは基本的には同様の動作がグループ番号0hのグループを指定して行われる。そして、順次グループ番号0hからグループ番号Fhのグループを指定して「ポイント・ポーリング」が行われ、火災受信機REは各端末装置から種別情報IDを収集する。グループ番号Fhのグループを指定する「ポイント・ポーリング」の終了後、上記のように状態情報を収集する「ポイント・ポーリング」が開始される。
【0043】
次に、システムポーリングについて説明する。
【0044】
図3のP16において、例えば、火災復旧を実施するシステムポーリングを行う旨の命令を火災受信機REの操作部OPからオペレータが火災受信機REに入力すると、火災受信機REは、火災復旧を実施するシステムポーリングを示すコマンド等としてポーリング命令(AD=FFh)と火災復旧命令(CM1=F0h)と一次サムチェックコードPSとを順次送出する。
【0045】
尚、本実施形態では、システムポーリングの場合には、端末装置から火災受信機REへの返送は行わないようにしているが、命令信号を受信したことを示す応答信号を返送するようにしてもよい。
【0046】
また、システムポーリングにおいて、蓄積復旧の実施を内容とするもの、地区音響停止の制御を内容とするもの、又は、非常放送停止の制御を内容とするもの等の場合は、火災復旧命令(CM1=F0h)が、各々蓄積復旧命令(CM1=F1h)、地区音響停止命令(CM1=F2h)、非常放送停止命令(CM1=F3h)となる点を除き、上記火災復旧の実施を内容とするシステムポーリングと基本的には同様である。
【0047】
次に、セレクティングについて説明する。
【0048】
図3のP17において、例えば、アドレスが12hである端末装置の確認灯の消灯を行うセレクティングを行う旨の命令を火災受信機REの操作部OPからオペレータが火災受信機REに入力すると、火災受信機REは、確認灯の消灯を行うセレクティングを示すコマンド等としてセレクティングを行うべき端末装置のアドレス(AD=12h)と確認灯消灯制御命令(CM1=83h)と一次サムチェックコードPSとを順次送出する。
【0049】
また、この信号を受信したアドレスが12hの端末装置は、自己のアドレスDA、返送データDa、ニ次サムチェックコードSSとを返送する。このとき、返送データDaは確認灯が消灯した状態である旨のデータを内容とするものである。 更に、セレクティングで送出される命令としては上記確認灯消灯制御命令(CM1=83h)以外に、火災試験命令(CM1=82h)、確認灯点灯制御命令(CM1=84h)、CL間制御命令(CM1=85h)、防排煙中継器の起動復帰命令(CM1=86h)、連動鳴動制御命令(CM1=87h)、手動鳴動制御命令(CM1=88h)、SCI切離制御命令(CM1=89h)、火災復旧命令(CM1=F0h)、蓄積復旧命令(CM1=F1h)地区音響停止命令(CM1=F2h)、非常放送停止命令(CM1=F3h)、種別情報ID返送命令(CM1=00h)、状態情報返送命令(CM1=01h)等があり、命令内容が異なる点を除き、上記確認灯の消灯を内容とするセレクティングと基本的には同様である。
【0050】
次に、「ポイント・ポーリング」の「発信機検出フレーム」において、複数の発信機が発報している場合について図4を用いて説明する。
【0051】
図4は、3台の発信機が動作した場合のタイムチャートを示す。
【0052】
この図4において、最上段には、火災受信機REからのタイミングCPで出力される発信機呼出パルスPC、2〜4段には、発報した各発信機A、B、Cから送出されたアドレス信号が示されている。尚、図4の説明では、説明の便宜上各アドレスは16進数でなく10進数で表すものとする。ここで発信機Aのアドレスは181(10進数、尚、これを8ビットで表される2進数として表すと10110101)、発信機Bのアドレスは96(10進数、尚これを8ビットで表される2進数として表すと01100000)、発信機Cのアドレスは204(10進数、尚これを8ビットで表される2進数として表すと11001100)とする。各発信機A、B、Cは、火災受信機REからタイミングCPで発信機呼出パルスPCを受信すると、発信機呼出パルスPCに続いて自己のアドレスを最上位のビットから1ビットづつ送出を開始する。ここで、発信機Bのアドレスは01100000(2進数)であるので、最上位のビットは0である。他方、発信機Aのアドレスは10110101(2進数)、発信機Cのアドレスは11001100(2進数)であるので最上位のビットはそれぞれ1である。
【0053】
従って、発信機Bは、0すなわち非アクティブレベルを送出しており、一方、信号線の状態が1を示すアクティブレベルの場合であるので、当該発信機Bは、自己のアドレスより大きいアドレスの発信機が信号送出中と判断し、自己のアドレスの発信を中断する。次に、アドレス発信中の発信機A、発信機Cについて、各アドレスの次位(次の下位)のビットについて比較する。すると、発信機Aについてはビットが0、発信機Cについてはビットが1である。従って、発信機Aは、非アクティブレベルを送出しており、一方、信号線の状態がアクティブレベルの場合であるので、当該発信機Aは、自己のアドレスより大きいアドレスの発信機が信号送出中と判断して自己のアドレスの発信を中断する。以上の動作の結果、最終的に自己のアドレスを送出する発信機は動作した発信機のうちアドレスが最大の発信機Cのみの1つになる。そして、図4の最下段に示すように伝送上の信号は火災受信機REからの発信機呼出パルスをスタートビットとして、発信機Cのアドレスが8ビットで送出されることとなる。
【0054】
図5は、上記実施形態における火災受信機REの一例を示すブロック図である。火災受信機REは、マイクロプロセッサMPU1と、ROM(Read Only Memory)11〜13と、RAM(Random Access Memory)11〜19と、IF11〜13と、信号送受信部TRX1と、操作部OPと、表示部DPと、タイマTsltとを有する。
【0055】
ROM11は、図9〜図15に示すフローチャートに関するプログラム等の記憶領域である。ROM12は、各端末装置のアドレスすなわちグループ番号と端末番号、並びに種別情報IDの端末マップテーブル用記憶領域である。ROM13は、火災地区と制御すべき防火戸等の被制御機器との連動制御関係を示す連動制御テーブル用記憶領域である。
【0056】
RAM11は、作業用領域である。RAM12は、ポイントポーリングのグループ情報収集フレームにおいて端末装置から返送された返送データD1、二次サムチェックコードSSの記憶領域で、返送データD1を格納するRAM121と二次サムチェックコードSSを格納するRAM122とから成る。RAM13は、各種端末装置のアドレス及び種別情報IDの記憶領域である。尚、初期設定時には、ROM12に記憶されてい各端末装置のアドレス及び種別情報IDがRAM13にロードされ、それ以降、端末装置の付け替え等により、これらのアドレス及び種別情報IDに変更が必要な場合には、操作部OPを操作することにより、これらを変更することができる。尚、ポイントポーリングのグループ情報収集フレームにおいて種別情報IDが返送された場合には、先にRAM13に記憶されている種別情報IDはこの返送された種別情報IDに更新される。RAM14は、上記グループ情報収集フレームにおいて端末装置に送信すべきアドレスAD、コマンドCM1、コマンドCM2、一次サムチェックコードPSを記憶する記憶領域である。尚、RAM14は、アドレスADを格納するRAM141、コマンドCM1を格納するRAM142、コマンドCM2を格納するRAM143、一次サムチェックコードPSを格納するRAM144とから成る。
【0057】
RAM15は、ポイントポーリングの発信機検出フレームにおいて返送された発信機のアドレスの記憶領域である。RAM16は、アドレスがxの端末装置について伝送異常が検出された回数を示す変数をfx(以下、伝送異常検出変数という)をアドレス毎に記憶する。尚、ここで、伝送異常検出変数fxは10進法で示される。
【0058】
RAM17は、システムポーリングにおいて端末装置に送信すべきアドレスAD、コマンドCM1、一次サムチェックコードPSを記憶する記憶領域である。尚、RAM17は、アドレスADを格納するRAM171、コマンドCM1を格納するRAM172、コマンドCM2を格納するRAM173とから成る。RAM18は、セレクティングにおいて端末装置に送信すべきアドレスAD、コマンドCM1、一次サムチェックコードPSを記憶する記憶領域である。尚、RAM18は、アドレスADを格納するRAM181、コマンドCM1を格納するRAM182、一次サムチェックコードPSを格納するRAM183とから成る。
【0059】
RAM19は、セレクティングにおいて端末装置から返送された端末装置の自己アドレスDA、返送データDa、ニ次サムチェックコードSSの記憶領域である。尚、RAM19は端末装置の自己アドレスDAを格納するRAM191と返送データDaを格納するRAM192とニ次サムチェックコードSSを格納するRAM193とから成る。タイマTsltは、状態情報を受信するためのスロット及び発信機スロットの開始時間と終了時間を管理するタイマである。
【0060】
IF11は、操作部OPとマイクロプロセッサMPU1とを接続するインターフェースである。IF12は、表示部DPとマイクロプロセッサMPU1とを接続するインターフェースである。IF13は、信号送受信部TRX1とマイクロプロセッサMPU1とを接続するインターフェースである。信号送受信部TRX1は、並直列変換器、送信回路、受信回路、直並列変換器等で構成されている。OPは、操作部であり、各種スイッチ、テンキー等が設けられている。DPは、表示部であり、各種表示灯、CRT等が設けられている。
図6は、上記実施形態における端末装置の一例としてのアナログ式光電式火災感知器Sを示すブロック図である。
【0061】
アナログ式光電式火災感知器Sは、マイクロプロセッサMPU2と、ROM21、ROM22と、RAM21〜28と、IF21〜26と、信号送受信部TRX2と、煙検出用発光素子の一例としての発光ダイオードLDと、受光素子の一例としてのホトダイオードPDと、所定の時間間隔でパルスを発生させ発光、受光等のセンサ処理即ち煙検出動作を前記発光ダイオードLD及び前記ホトダイオードPDを駆動させることにより行うクロック発生源CLKと、動作確認灯としての発光ダイオードLEDと、タイマTdと、発光ダイオードLDを所定の発光量で発光させる発光回路LDCと、増幅回路やサンプルホールド回路を有する受光回路PDCと、動作確認灯LEDの消灯及び点灯を制御する発光回路LEDCと、受光部の感度を所定値まで上昇させ火災試験を実施するための火災試験回路TEとを有する。
【0062】
ROM21は、ポイント処理、システム処理、セレクティング処理等の動作に関するプログラム等の記憶領域である。ROM22は、すなわち自己の属するグループ番号と上位桁がグループ番号として、下位桁が端末番号としても使用される自己アドレス及び種別情報IDの記憶領域である。尚、ROM22の代わりにディップスィッチ等を使用してもよい。
【0063】
RAM21は、作業用領域である。RAM22は、現在の煙の物理量の情報を記憶する領域である。RAM23は、グループ内端末番号m自己の状態情報を火災受信機REに返送するタイミング即ち自己に割り当てられたスロットの記憶領域である。尚、当該返送タイミングは、初期設定時の直後に自己のアドレスの下位桁で示されるグループ内端末番号mから算出され、以下、情報返送開始時刻Tdmで示される。
【0064】
RAM24は、ポイントポーリングのグループ情報収集フレームにおいて火災受信機REから受信したアドレスAD、コマンドCM1、コマンドCM2、一次サムチェックコードPSを記憶する領域である。尚、RAM24は、アドレスADを格納するRAM241、コマンドCM1を格納するRAM242、コマンドCM2を格納するRAM243、一次サムチェックコードPSを格納するRAM244とから成る。
【0065】
RAM25は、ポイントポーリングのグループ情報収集フレームにおいて火災受信機REへ送出する返送データD1と二次サムチェックコードSSとを記憶する領域である。尚、RAM25は、返送データD1を格納するRAM251と二次サムチェックコードSSを格納するRAM252とからなる。
【0066】
RAM26は、システムポーリングにおけるアドレスAD、コマンドCM1、一次サムチェックコードPSを記憶する記憶領域である。尚、RAM26は、アドレスADを格納するRAM261、コマンドCM1を格納するRAM262、一次サムチェックコードPSを格納するRAM263とから成る。
【0067】
RAM27は、セレクティングにおけるアドレスAD、コマンドCM1、一次サムチェックコードPSを記憶する記憶領域である。尚、RAM27は、アドレスADを格納するRAM271、コマンドCM1を格納するRAM272、一次サムチェックコードPSを格納するRAM273とから成る。
【0068】
RAM28は、セレクティングにおいて返送される当該火災感知器Sの自己アドレスDA、返送データDa、二次サムチェックコードSSの記憶領域である。尚、RAM28は自己アドレスDAを格納するRAM281と返送データDaを格納するRAM282と二次サムチェックコードSSを格納するRAM283とから成る。
【0069】
IF21は、クロックCLKとマイクロプロセッサMPU2とを接続するインターフェースである。IF22は、火災試験回路TEとマイクロプロセッサMPU2とを接続するインターフェースである。IF23は、信号送受信部TRX2とマイクロプロセッサMPU2とを接続するインターフェースである。IF24は、受光回路PDCとマイクロプロセッサMPU2とを接続するインターフェースである。IF25は、発光回路LEDCとマイクロプロセッサMPU2とを接続するインターフェースである。IF26は、煙検出用の発光回路LDCとマイクロプロセッサMPU2とを接続するインターフェースである。Tdは、データ返送開始時間等を管理する返送タイミング管理タイマである。信号送受信部TRX2は、信号送受信部TRX1と同様のものである。
【0070】
尚、図示しなかったが、アナログ式火災感知器Sは、本実施形態に示した光電式に限定されず、熱式、炎式、ガス式、臭い式等であってもよい。この場合には、煙検出用の発光ダイオードLDとその発光回路LDC、ホトダイオードPDとその受光回路PDCの代わりに、熱式のアナログ式火災感知器の場合は、感熱手段としてのサーミスタ及びその検出回路が設けられ、炎式のアナログ式火災感知器の場合は、焦電素子あるいは紫外線検出素子等の受光素子及びその検出回路が設けられ、ガス式のアナログ式火災感知器の場合は、ガスセンサ及びその検出回路が設けられ、臭い式の場合には、ニオイセンサ及びその検出回路が設けられる点を除いては、基本的構造は同じである。
【0071】
図7は、上記実施形態における端末装置の一例としての中継器RPを示すブロック図である。
【0072】
中継器RPは、マイクロプロセッサMPU3と、ROM31、ROM32と、RAM31〜38と、IF31〜38と、データ返送開始時刻等を管理する返送タイミング管理タイマであるタイマTdと、当該中継器RPに接続されているオンオフ式火災感知器から火災信号を受信する火災信号受信回路FSRと、中継器に接続された当該オンオフ式火災感知器の受光部の感度を所定値まで上昇させ火災試験を実施するための火災試験回路TEと、図示しない地区ベルを制御する地区音響制御回路LACと、火災受信機REと中継器RP間の電源のオン・オフを制御するCL間制御回路CLRと、図示しない防火戸Dの開閉を制御する防排煙制御回路BHRと、中継器RPと信号線 末端の電源のオン・オフを制御するSCI切断制御回路SCRと、図示しないスピーカからの警報発生を制御する放送制御回路BACと信号送受信部TRX3とを有する。
【0073】
ROM31は、図10〜12に示すフローチャートに関するプログラム等の記憶領域である。ROM32は上位桁がグループ番号として、下位桁が端末番号としても使用される自己アドレス及び種別情報ID等の記憶領域である。尚、ROM32の代わりにディップスイッチ等を使用してもよい。
【0074】
RAM31は、作業用領域である。RAM32は、現在の状態情報即ち、オンオフ式火災感知器Fが火災であるとの信号を送出しているか否か等の記憶領域である。
【0075】
RAM33は、グループ内端末番号mである自己の状態情報を火災受信機REに返送するタイミング即ち自己に割り当てられたスロットの記憶領域である。このタイミングとは、以下、情報返送開始時刻Tdmで示される。尚、当該返送タイミングは、後述するように初期設定時(図16のU1)の直後に自己のアドレスの下位桁で示される端末番号から算出される(図16のU2)。
【0076】
RAM34は、ポイントポーリングのグループ情報収集フレームにおいて火災受信機REから受信したアドレスAD、コマンドCM1、コマンドCM2、一次サムチェックコードPSを記憶する領域で、ADを格納するRAM341、CM1を格納するRAM342、CM2を格納するRAM343、PSを格納するRAM344からなる。
【0077】
RAM35は、ポイントポーリングのグループ情報収集フレームにおいて火災受信機REへ送出する返送データD1と二次サムチェックコードSSとを記憶する領域で、D1を格納するRAM351とSSを格納するRAM352とからなる。
【0078】
RAM36は、システムポーリングにおけるアドレスAD、コマンドCM1、一次サムチェックコードPSを記憶する記憶領域でADを格納するRAM361、CM1を格納するRAM362、PSを格納するRAM363とから成る。RAM37は、セレクティングにおけるアドレスAD、コマンドCM1、一次サムチェックコードPSを記憶する記憶領域で、アドレスADを格納するRAM371、CM1を格納するRAM372、PSを格納するRAM373とから成る。
【0079】
RAM38は、セレクティングにおいて返送される端末装置の自己アドレスDA、返送データDa、ニ次サムチェックコードSSの記憶領域で、アドレスDAを格納するRAM381とDaを格納するRAM382とSSを格納するRAM383とから成る。
【0080】
IF31は火災信号受信回路FSRとマイクロプロセッサMPU3とを接続するインターフェースである。IF32は火災試験回路TEとマイクロプロセッサMPU3とを接続するインターフェースである。IF33は地区音響制御回路LACとマイクロプロセッサMPU3とを接続するインターフェースである。IF34はCL間制御回路CLRとマイクロプロセッサMPU3とを接続するインターフェースである。IF35は、防排煙制御回路BHRとマイクロプロセッサMPU3とを接続するインターフェースである。IF36はSCI切断制御回路SCRとマイクロプロセッサMPU3とを接続するインターフェースである。IF37は放送制御回路BACとマイクロプロセッサMPU3とを接続するインターフェースである。IF38は、信号送受信部TRX3とマイクロプロセッサMPU3とを接続するインターフェースである。尚、信号送受信部TRX3は、信号送受信部TRX1と同様のものである。
【0081】
ここで、上記実施形態においては1つの中継器にオンオフ式火災感知器、地区ベル、防火戸、スピーカが接続されているようにしたが、それらの少なくとも1つの機器が中継器に接続されるように構成してもよい。
【0082】
図8は、上記実施形態における発信機Pを示すブロック図である。
【0083】
発信機Pは、マイクロプロセッサMPU4と、ROM41、ROM42と、RAM41〜49と、IF41〜43と、信号送受信部TRX4と、火災時に操作されるべき押しボタン式等のスイッチSW、応答ランプとしての発光ダイオードLED、応答ランプLEDを発光させる発光回路LEDC、ビットタイマTbとを有する。
【0084】
ROM41は、図18及び図19に示すフローチャートに関するプログラム等の記憶領域である。ROM42は、上位桁がグループ番号として、下位桁が端末番号としても使用される自己アドレスの記憶領域である。尚、ROM42の代わりにディップスイッチ等を使用してもよい。
【0085】
RAM41は、作業用領域である。RAM42は、現在の作動情報を記憶する領域である。RAM43は、図18及び図19に示す動作において自己の作動情報を火災受信機REに返送するタイミングを記憶する領域である。尚、当該タイミングは、アナログ式光電式火災感知器Sの場合と同様に初期設定時の直後に自己のアドレスの下位桁で示されるグループ内端末番号mから算出される。
【0086】
RAM44は、発信機が作動即ち発報している場合に図18及び図19において送出する自己のアドレス設定を記憶する領域である。
【0087】
RAM45は、ポイントポーリングのグループ情報収集フレームにおいて火災受信機REから受信したアドレスAD、コマンドCM1、コマンドCM2、一次サムチェックコードPSを記憶する領域で、ADを格納するRAM451、CM1を格納するRAM452、CM2を格納するRAM453、PSを格納するRAM454とからなる。
【0088】
RAM46は、ポイントポーリングのグループ情報収集フレームにおいて火災受信機REへ送出する返送データD1とニ次サムチェックコードSSを記憶する領域で、D1を格納するRAM461とSSを格納するRAM462とからなる。RAM47は、システムポーリングにおいて火災受信機REから受信したアドレスAD、コマンドCM1、一次サムチェックコードPSを記憶する領域で、ADを格納するRAM471、CM1を格納するRAM472、PSを格納するRAM473とからなる。
【0089】
RAM48は、セレクティングにおいて、火災受信機REから受信したアドレスAD、コマンドCM1、一次サムチェックコードPSを記憶する領域で、ADを格納するRAM481、CM1を格納するRAM482、PSを格納するRAM483とからなる。RAM49は、セレクティングにおいて、火災受信機REへ送出する自己のアドレスDA、返送データDa、二次サムチェックコードSSを記憶する領域で、DAを格納するRAM491とDaを格納するRAM492とSSを格納するRAM493とからなる。
【0090】
IF41は、信号送受信部TRX4とマイクロプロセッサMPU4とを接続するインターフェースである。IF42は、押しボタン式等のスイッチSWとマイクロプロセッサMPU4とを接続するインターフェースである。IF43は、応答ランプとしての発光回路LEDCとマイクロプロセッサMPU4とを接続するインターフェースである。信号送受信部TRX4は、信号送受信部TRX1と同様のものである。また、ビットタイマTbは、後述の発信機呼出パルスとアドレス送信信号及びアドレス送信信号どうしが重複するのを防止するための管理タイマである。
【0091】
図9は、上記実施形態における火災受信機REのシステムフローチャートを示す図である。まず、本火災報知設備の電源投入による立ち上げが行われた後、初期設定を行い(S1)、例えば全てのアドレスについての伝送異常検出変数fxを0に設定する。そして、確認灯の消灯等のセレクティング命令が火災受信機REの操作部OPからオペレータにより入力されているか否かを判別し(S2)、当該命令が入力されていないと判別した場合には(S2のN)、システムポーリング命令が火災受信機REの操作部OPからオペレータにより入力されているか否かを判別し(S3)、当該命令が入力されていないと判別した場合には(S3のN)、ポイントポーリングを行い(S4)、再びS2に戻り上記動作を繰り返す。尚、S2において、確認灯の消灯等のセレクティング命令が火災受信機REの操作部OPからオペレータにより入力されていると判別した場合には、セレクティングを行う(S6)。
【0092】
また、S3において、システムポーリング命令が火災受信機REの操作部OPからオペレータにより入力されていると判別した場合には(S3のY)、システムポーリングを行う(S5)。従って、操作部OPからオペレータによる入力がない場合にはS4のポイントポーリングが行われる。
【0093】
尚、上記各ポーリング及びセレクティングの詳細内容については、火災受信機REの操作部OPからオペレータにより入力され、その入力に基づきAD、CM1、CM2、PSの内容が定まり、各種のポーリング及びセレクティングが行われる。
【0094】
図10〜図12は、図9におけるポイントポーリング(S4)を具体的に示すフローチャートである。
【0095】
ここで、先述の「グループ情報収集フレーム」は、S401〜S431に、「発信機検出フレーム」は、S432〜S438に相当する。
【0096】
まず、ポーリング命令(AD=FFh)、ポイントポーリングにおける状態情報返送命令(CM1=01h)とポイントポーリングにおけるグループ指定コード(例えばCM2=00h)の各々をRAM141、RAM142、RAM143に格納する(S401〜S403)。
【0097】
次に、RAM141のAD、RAM142のCM1、RAM143のCM2の伝送バイトの各アクティブビット数をカウントし(S404)、各カウント値を得、このカウント値を加算することにより加算値を得る(S405)。次に、当該加算値を反転させ反転値を得る(S406)。この反転値の最上位ビットを削除して、一次サムチェックコードPSを得る(S407)。この一次サムチェックコードPSをRAM144に格納する(S408)。
【0098】
そして、RAM141〜RAM144に格納されているアドレスAD、コマンドCM1、コマンドCM2、一次サムチェックコードPSを信号送受信部TRX1から順次、送出する(S409)。
【0099】
次に、管理タイマTsltをスタートさせ(S410)、また、mを0にリセットする(S411)。ここで、mは、グループ内端末番号を示す16進数である。尚、タイマTsltがすでに起動している場合にはクリアーして再スタートさせるリセットを行う(S411)。次に、当該管理タイマTsltが、グループ内端末番号がmの端末装置から返送される返送データD1、一次サムチェックコードSSを受信するためのスロットの開始時刻Tsmとなっているか否かを判別する(S412)。尚、ここで、スロットの開始時刻Tsmの小文字mはグループ内端末番号を示す。
【0100】
当該管理タイマTsltが、上記スロットの開始時刻Tsmとなっていると判別した場合に(S412のY)、受信イネーブル状態即ち、受信可能状態となる(S413)。一方、当該管理タイマTsltが、上記スロット開始時刻Tsmに満たないと判別した場合には、当該管理タイマTsltが、上記スロット開始時刻Tsmとなるまで待つ(S412のN)。また、当該管理タイマTsltが、上記スロット開始時刻Tsmとなるまでは、火災受信機REは端末装置に対して何も行わない第1ウエイティングフィールドWF1となる。
【0101】
受信イネーブル状態となり、第1所定時間T1内に端末装置から返送データD1を受信したら(S414のY、S439のY)、当該データD1をRAM121に格納する(S415)。ここにいう第1所定時間T1とは、上記スロット開始時刻Tsmから、当該端末装置のグループ内端末番号より1つ大きいグループ内端末番号即ちm+1を有する端末装置のスロット開始時刻Tsm+1までの時間をいう。当該第1所定時間T1を越えたか否かの判別は、上記管理タイマTsltが行う(S437)。
【0102】
次に、第2所定時間T2内に端末装置から二次サムチェックコードSSを受信したら(S416のY、S440のY)、SSをRAM122に格納する(S417)。ここにいう第2所定時間T2とは、上記スロット開始時刻Tsmから、グループ内端末番号mのためのスロットの終了時刻Temまでの時間をいう。当該第2所定時間T2を越えたか否かの判別も、当該管理タイマTsltが行う(S438)。更に次に、当該端末装置から火災受信機REへの伝送が正常に行われたか否かを判断するために、RAM122に格納された二次サムチェックコードSSに基づきサムチェックを行う。
【0103】
即ち、RAM141〜RAM144及びRAM121に各々格納されているアドレスAD、コマンドCM1、コマンドCM2、一次サムチェックコードPS、返送データD1を読出し(S418〜S422)、AD、CM1、CM2、一次サムチェックコードPS、D1の伝送バイトの各アクティブビット数をカウントし(S423)、このカウント値を加算することにより加算値を得る(S424)。次に、当該加算値を反転させ反転値を得る(S425)。この反転値の最上位ビットを削除して(S426)、その演算結果即ち二次演算コードSC1を得る。この二次演算コードSC1がRAM122に格納されている二次サムチェックコードSSと一致するか否かを判断する(S427)。
【0104】
サムチェックの結果が、一致すれば(S427のY)、伝送が正常に行われたので、S428に進み、ポイントポーリングが1回目の場合には、伝送異常検出変数fxが0であるので、そのまま受信を禁止し(S428のY、S429)、ここで、グループ内端末番号mを有する端末装置からのデータの読み込みは終了する。従って、この時点で受信途中のデータは、破棄される。そして次に、mを1インクリメントし(S430)、再度上記S412〜S429を繰り返し、グループ内端末番号m+1の端末装置からの返送データD1及びニ次サムチェックコードSC1を収集す。
【0105】
そして、上記S412〜S431をmの値が10hになるまで繰り返し、mが10hを越えたら(S431のN)、S432に進む。即ち、mが10hを越えたと判別した場合には、グループ内の16台の全ての端末装置からの返送データD1、二次サムチェックコードSSの収集が終了したので、S432に進む。
【0106】
このようにして、1つのグループに属する各端末装置からの返送データD1が、グループ情報として、各端末装置について用意されたスロットで順次返送され、火災受信機REに収集される。
【0107】
尚、上記S439において、上記所定時刻Tsm+1内にアドレスがx番の端末装置から返送データD1を受信しない場合(S439のN)には、当該x番の端末装置に対する無応答処理を行う(S441)。ここにいう無応答処理とは、当該アドレスがxの端末装置について伝送異常検出変数fxを1インクリメントすることをいい、伝送異常検出変数fxが、例えば、3となった場合には、火災受信機REの表示部DPに異常表示(伝送異常であるとの表示)を行うことをいう。ここで、伝送異常検出回数を示す変数fxは、アドレス別にRAM16に格納される。
【0108】
また、上記S440において、所定時刻Tem内に上記x番の端末装置から二次サムチェックコードSSを受信しない場合にも、S441に進み(S440のN)、上記伝送異常検出変数fxが1インクリメントされ、伝送異常検出変数fxが3となった場合には、火災受信機REの表示部DPに異常表示(伝送異常であるとの表示)が行われる。尚、上記と同様に伝送異常検出変数fxはアドレス別にRAM16に格納される。さらに、上記S427において、上記二次演算コードSC1がニ次サムチェックコードSSと一致しない場合即ち、サムチェックの結果が不一致である場合には(S427のN)、誤応答処理がなされる(S442)。ここにいう誤応答処理も、上記無応答処理の場合と同様に伝送異常検出変数fxが1インクリメントされ、伝送異常検出変数fxが3となった場合には、火災受信機REの表示部DPに異常表示(伝送異常であるとの表示)が行われる。尚、fxはアドレス別にRAM16に格納される。
【0109】
また、S428において、ポイントポーリングが2回目以降の場合に、伝送異常検出変数fxが0か否か、即ち、前回までのデータ受信中の端末装置が前回までのポイントポーリングにおいて、無応答処理又は誤応答処理がなされたか否か、即ち、RAM16にアドレス別に記憶されているfxが0であるか否かを判別する。前回において、かかる異常が検出されていない場合即ちfxが0であると判別される場合には(S428のY)、受信禁止状態となる(S429)。一方、かかる異常が検出されている場合即ちfxが0でないと判別される場合には(S424のN)、当該変数fxを0にリセットする(S443)。従って、無応答処理や誤応答処理といった伝送異常検出が連続して3回行われなければ、異常表示(伝送異常であるとの表示)がされない。尚、ここでも上記と同様に当該0となった伝送異常検出変数fxはアドレス別にRAM16に格納される。
【0110】
これにより、ポイントポーリングを実行中に無応答処理や誤応答処理といった伝送異常が発生しても、ポイントポーリングを中断することなく続けることができる。
【0111】
以下、「発信機検出フレーム」の動作、即ちS432〜S438の動作について説明する。
【0112】
次に、マイクロプロセッサMPU1は、即ち上記管理タイマTsltが発信機スロット開始時刻Tpになっているか否かを判別する(S432)。当該管理タイマTsltが、発信機スロット開始時刻Tpとなっていると判別した場合(S432のY)には、「発信機検出フレーム」を開始し、受信イネーブル状態即ち、受信可能状態とした(S433)後、発信機呼出パルスPCを信号送受信部TRX1から送出する(S434)。尚、この発信機呼出パルスPCは、発信機からの返送信号のスタートビットをも兼ねている。更に、この発信機呼出パルスPCは当該グループ内の発信機だけでなく、全てのグループに属する発信機に対する呼び出しパルスである。このため、全グループに属する発報中の発信機PのアドレスADpを火災受信機REは収集できる。
【0113】
次に、第3所定時間T3内に発報中の発信機Pから当該発信機PのアドレスADpを受信した場合には(S435のY、S444のY)、RAM15に当該アドレスADpを格納し(S436)、発信機Pが発報した旨を当該発信機Pのアドレスとともに火災受信機REに表示し(S437)、グループ指定コードCM2を1インクリメントしてRAM143に格納する(S438)。このとき、古いCM2についての記憶は消去される。尚、ここにいう第3所定時間T3とは、発信機スロット開始時刻Tpから発信機スロット終了時刻Tepまでの時間をいう。また、当該第3所定時間T3を越えたか否かの判別も、上記管理タイマTsltが行う。
【0114】
一方、S444において、上記管理タイマTsltが、発信機スロット終了時刻Tepに満たないと判別した場合には、Tsltが、当該時刻Tepとなるまで待つ(S435のN)。
【0115】
また、S435において、当該第3所定時間T3まで火災受信機REが発報中の発信機Pから当該発信機PのアドレスADpを受信しない場合には(S435のN、N444のN)、前記と同様にグループ指定コードCM2を1インクリメントしてRAM143に格納する(S438)。このとき、古いグループ指定コードCM2についての記憶は消去される。
【0116】
尚、上記S438において、グループ指定コードが最終グループ番号の時は、最初のグループ番号に戻る。
【0117】
このようにして、全グループに属する発報中の発信機PのアドレスADpは発報発信機アドレス情報として、発信機スロットの間に返送され、火災受信機REに収集される。そして、S438でグループ指定コードCM2を1インクリメントし、そして、火災受信機REが端末装置に対して何も行わない第2ウエイティングフィールドWF2(図示しない)を経過した後、マイクロプロセッサMPU1は図9のS2に戻り、セレクティング命令及びシステムポーリング命令がない場合には(S2のN、S3のN)、グループ番号1についての「グループ情報収集フレーム」を含むポイントポーリングを行う。
【0118】
尚、上記第2ウエイティングフィールドWF2は各端末装置から返送される返送データD1及び二次サムチェックコードSSの返送時期のばらつきによる信号伝送上の冗長性をもたせることができるように端末装置の処理を軽減するためと伝送のバイトフレームの同期をとるためのものである。
【0119】
そして、順次グループ番号2,3,...15についての「グループ情報収集フレーム」と「発信機検出フレーム」とからなるポイントポーリングが終了した後、図示しなかったが、状態情報返送命令(CM1=01h)の代わりに、種別情報ID返送命令(CM1=00h)をAD、CM2とともに火災受信機REから送出することにより、順次グループ番号0,1,2,3,...,15についての種別情報IDを収集する「グループ情報収集フレーム」と「発信機検出フレーム」とからなるポイントポーリングを行う。このとき、当該ポイントポーリングは、返送データD1が状態情報の代わりに、種別情報IDとなる点を除き、基本的には状態情報を収集する「グループ情報収集フレーム」を含むポイントポーリングの場合と同様である。そして、このポイントポーリングが終了した後、以下、状態情報を収集する「グループ情報収集フレーム」と「発信機検出フレーム」とからなるポイントポーリングと種別情報IDを収集する「グループ情報収集フレーム」と「発信機検出フレーム」とからなるポイントポーリングとを交互に繰り返す。
【0120】
尚、上記実施形態においては、伝送フレーム長管理タイマTfを火災受信機REに設け、S2に先立って、これを始動させ、当該タイマがオーバーフローする前にS438までの動作、あるいは、第2ウエイティングフィールドWF2が終了しない場合には、ポイントポーリングを実施中のグループにおける当該ポイントポーリングを強制的に終了し、グループ指定コードCM2を1インクリメントして次のグループについてポイントポーリングを開始するようにしてもよい。
【0121】
このような上記動作を通じて、グループG0〜G15に属する各端末装置の状態情報がグループごとに収集され、また同時に1回のポイントポーリングで全グループに属する発報中の発信機のアドレスを収集することが可能となる。そして、これら収集したデータに基づき火災受信機REは異常等を検出した端末装置を検出することができる。
【0122】
尚、上記動作説明では、状態情報を収集する「グループ情報収集フレーム」と「発信機検出フレーム」とからなるポイントポーリングと、種別情報IDを収集する「グループ情報収集フレーム」と「発信機検出フレーム」とからなるポイントポーリングとを交互に繰り返すようにしたが、常時は、状態情報を収集する「グループ情報収集フレーム」と「発信機検出フレーム」とからなるポイントポーリングを行い、操作部OPから種別情報IDを収集する「グループ情報収集フレーム」と「発信機検出フレーム」とからなるポイントポーリングを行う旨の命令をオペレータが火災受信機REに入力した場合にのみ、種別情報IDを収集する「グループ情報収集フレーム」と「発信機検出フレーム」とからなるポイントポーリングを行い、全ての端末装置についての種別情報IDを収集し、その後再び、状態情報を収集する「グループ情報収集フレーム」と「発信機検出フレーム」とからなるポイントポーリングを行うルーチンに戻るようにしてもよい。 また、種別情報IDを収集する「ポイント・ポーリング」においては、発信機検出フレームを省略してもよい。
【0123】
図13は、図9において操作部OPからシステムポーリングを行う旨の命令をオペレータが火災受信機REに入力した場合(S5)の具体例を示すフローチャートである。
【0124】
S5において、操作部OPからの入力命令があった場合には、システムポーリングでRAM171及びRAM172にADとCM1とを格納し(S501、S502)、当該ADと当該CM1の伝送バイトの各アクティブビット数をカウントし(S503)カウント値を得、このカウント値を加算することにより加算値を得る(S504)。次に、当該加算値を反転させ反転値を得る(S505)。この反転値の最上位ビットを削除して、一次サムチェックコードPSを得る(S506)。この一次サムチェックコードPSをRAM173に格納する(S507)。
【0125】
そして、RAM171〜RAM173に格納されている当該AD、当該
CM1、一次サムチェックコードPSを信号送受信部TRX1から順次、送出し(S508)、当該ADと当該CM1と当該一次サムチェックコードPSとを、再送防止のためにRAM17から消去する(S509)。そして、図9のS2に戻る。
【0126】
尚、本実施形態では、ADとCM1と一次サムチェックコードPSとを火災受信機REから送出したまま、端末装置からは何も応答しないようにしたが、火災受信機REから送出された上記コマンドを受信したことを知らせる応答信号D1と端末装置から火災受信機REへの伝送が正常に行われたか否かを確認するためのニ次サムチェックコードSSとを図10〜12に示されるポイントポーリングの場合と同様に端末装置から火災受信機REに送信するようにしてもよい。
【0127】
図14及び図15は、操作部OPからセレクティングを行う旨の命令をオペレータが火災受信機REに入力した場合(S6)の具体例を示すフローチャートである。
【0128】
S6において、操作部OPからの入力命令があった場合には、RAM181、RAM182にセレクティングにおけるアドレスADとコマンドCM1とを読み出し(S601、S602)、当該ADと当該CM1の伝送バイトの各アクティブビット数をカウントし(S603)、このカウント値を加算することにより加算値を得る(S604)。次に、当該加算値を反転させ反転値を得る(S605)。この反転値の最上位ビットを削除して、一次サムチェックコードPSを得る(S606)。この一次サムチェックコードPSをRAM183に格納する(S607)。そして、RAM181〜RAM183に格納されているアドレスADとコマンドCM1、一次サムチェックコードPSを信号送受信部TRX1から順次、送出する(S608)。
【0129】
次に、管理タイマTsltをスタートさせ(S609)、また、次に、当該管理タイマTsltが、グループ内端末番号がmの端末装置から返送される端末装置の自己アドレスDAと返送データDaとニ次サムチェックコードSSを受信するためのスロットの開始時刻T4となっているか否かを判別する(S610)。当該管理タイマTsltが、上記スロットの開始時刻T4となっていると判別した場合に(S610のY)、受信イネーブル状態即ち、受信可能状態となる(S611)。
【0130】
一方、当該管理タイマTsltが、上記スロット開始時刻T4になっていないと判別した場合には、当該管理タイマTsltが、上記スロット開始時刻T4となるまで待つ(S612のN)。また、当該管理タイマTsltが、上記スロット開始時刻T4となるまでは、火災受信機REは端末装置に対して何も行わない第1ウエイティングフィールドWF1となる。
【0131】
所定時刻T5内に端末装置から自己アドレスDAを受信したら(S612のY、S629のN)、DAをRAM191に格納する(S613)。尚、当該所定時刻T5を越えたか否かの判別は、上記管理タイマTsltが行う。次に、所定時刻T6内に端末装置から返送データDaを受信したら(S614のY、S630のN)、DaをRAM192に格納する(S615)。当該所定時刻T6を越えたか否かの判別も、当該管理タイマTsltが行う。さらに次に、所定時刻T7内に端末装置から二次サムチェックコードSSを受信したら(S616のY、S631のN)、SSをRAM193に格納する(S617)。当該所定時刻T7を越えたか否かの判別も、当該管理タイマTsltが行う。
【0132】
更に次に、当該端末装置から火災受信機REへの伝送が正常に行われたか否かを判断するために、RAM193に格納された二次サムチェックコードSSに基づきサムチェックを行う。
【0133】
即ち、RAM181〜RAM183、RAM191及びRAM192に各々格納されているアドレスADとコマンドCM1、一次サムチェックコードPS、自己アドレスDA、返送データDaを読出し(S618〜S622)、アドレスADとコマンドCM1、一次サムチェックコードPS、自己アドレスDA、返送データDaの伝送バイトの各アクティブビット数をカウントし(S623)、各カウント値を得、このカウント値を加算することにより加算値を得る(S624)。次に、当該加算値を反転させ反転値を得る(S625)。この反転値の最上位ビットを削除して(S626)、その演算結果即ち二次演算コードSC2とする。そして、該二次演算コードSC2がRAM193に格納されている二次サムチェックコードSSと一致するか否かを判断する(S627)。
【0134】
サムチェックの結果が、一致すれば、伝送が正常に行われたので、(S627のY)、そのまま受信を禁止し(S628)、図9のS2へ戻る。
【0135】
また、上記S612において、所定時刻T5内に端末装置から自己アドレスDA受信しない場合には、S632に進み(S629のY)、無応答処理即ち、火災受信機REの表示部DPに異常表示(無応答であるとの表示)が行われる。
【0136】
またさらに、上記S630において所定時刻T6内に端末装置から返送データDaを受信しない場合、又は、上記S631において所定時刻T7内に端末装置から二次サムチェックコードSSを受信しない場合にも、S632に進み(S630のY、S631のY)、無応答処理即ち、火災受信機REの表示部DPに異常表示(伝送異常であるとの表示)が行われる。
【0137】
さらに、上記S627において、上記二次演算コードSC2がニ次サムチェックコードSSと一致しない場合即ち、サムチェックの結果が不一致である場合には(S627のN)、誤応答処理即ち、火災受信機REの表示部DPに異常表示(伝送異常であるとの表示)が行われる。
【0138】
図16は、上記実施形態における端末装置の一例としての中継器RPのメインフローチャートを示す図である。
【0139】
まず、初期設定を行い(U1)、自己の有するグループ内端末番号から返送タイミング即ち情報返送開始時刻Tdmを算出する(U2)。受信信号があった場合は(U3のY)、AD、CM1、CM2、PSを各々RAM341〜RAM344に格納する(U4〜U7)。
【0140】
次に、RAM341のAD、RAM342のCM1、RAM343のCM2、RAM344のPSの伝送バイトの各アクティブビット数をカウントし(U8)、各カウント値を得、このカウント値を加算することにより加算値を得る(U9)。次に、当該加算値を反転させ反転値を得る(U10)。この反転値の最上位ビットを削除して一次演算コードSC3を得る(U11)。この一次演算コードSC3と一次サムチェックコードPSとが一致するか否かを判断する(U12)。この受信した信号についてのサムチェックの結果が、一致すれば、伝送が正常に行われたので(U12のY)、ADの内容がポイントポーリング命令であるか否かを判別し(U13)、ポイントポーリング命令である場合には、CM1の内容がポイント処理命令であるか否かを判別する(U14)。ここで、ポイント処理命令である場合(CM1=0Xh)には、ポイント処理を行う(U15)。
【0141】
また、U13において、ポイントポーリング命令でないと判別した場合(AD≠FF)には(U13のN)、セレクティング処理を行う。
【0142】
一方、U14において、CM1の命令がポイント処理命令でないと判別した場合(CM1≠0Xh)には(U14のN)、システム処理を行う(U16)。
【0143】
尚、U3において、受信信号のない場合には(U3のN)、状態情報の収集を行い(U18)、得られた当該状態情報をRAM32に格納する。このとき、RAM22には例えば直前の5回分のデータが格納されていて、そのうちの一番古い状態情報は消去される(U19、U20)。
【0144】
ここで、状態情報の収集は、中継器にオンオフ式火災感知器Fやガス漏れ検出器Gが接続されている時は火災信号やガス漏れ信号の有無を中継器が検出することにより、また、防火戸Dが接続されている時は開状態を示す開状態信号及び閉状態を示す閉状態信号を中継器が検出することにより、また、地区ベルBが接続されている場合には鳴動状態を示す鳴動状態信号を中継器が検出することにより行う。尚、上記動作は、光電式火災感知器S等の火災感知器及び発信機Pにおいても同様である。
【0145】
また、システムポーリング、セレクティングのように火災受信機REからCM2が送出されない場合にも、U6のステップを行わない点を除き、上記動作と基本的には同じである。
【0146】
図17は、上記中継器RPのポイント処理の動作を示すフローチャートである。 ここで、マイクロプロセッサMPU3は、自己の属するグループが呼び出されたか判別する(U101)。自己のグループ番号とCM2の上位桁が一致したと判別した場合には(U101のY)、自己の属するグループを指定していると判断し、自己の有する状態情報を火災受信機REに返送すべく、以下の動作を行う。 即ち、ポイント処理の内容を判別するため、受信したコマンドCM1が状態情報返送命令か否かを判別し(U102)、状態情報返送命令であるとRAM32から現在の状態情報を読出して、この状態情報を返送データD1としてRAM351に格納する(U103)。そして、返送タイミング管理タイマTdを起動する(U104)。尚、U104でタイマTdがすでに起動している場合には当該タイマTdをクリアーして再スタートさせるリセットを行う。
【0147】
次に、タイマTdが情報返送開始時刻Tdmとなっているか否かを判別する(U105)。尚、ここで、情報返送開始時刻Tdmスロットの小文字mはグループ内端末番号を示す。タイマTdが、情報返送開始時刻Tdmとなっている場合(U105のY)には、RAM341〜RAM343、RAM351に各々格納されているAD、CM1、CM2、PS、D1とを読み出し(U106〜U110)、当該AD、CM1、CM2、PS、及びD1の伝送バイトの各アクティブビット数をカウントし(U111)、このカウント値を加算することにより加算値を得る(U112)。次に、当該加算値を反転させ反転値を得る(U113)。この反転値の最上位ビッニ次サムチェックコードSSとする(U114)。そして、RAM351、RAM352に格納されている返送データD1とニ次サムチェックコードSSとを信号送受信部TRX1から順次、送出する(U115)。
【0148】
一方、U101で、マイクロプロセッサMPU3が自己のグループ番号とCM2の上位桁が一致しないと判別した場合には(U101のN)、自己の属するグループを指定していないと判断し、リターンへ進み、ポイント処理は行わない。
【0149】
また、一方、U102で、受信した信号が状態情報返送命令でなかった場合(CM1≠01h)即ち種別情報ID返送命令(CM1=02h)である場合には(U102のN)、ROM32に格納されている自己の種別情報IDを読出して、RAM351に格納する。そして、以下、U104〜U113を実行する。尚、状態情報の代わりに当該自己の種別情報IDを返送データD1として、火災受信機REに送出される点を除き、U104〜U113の基本動作は上記の場合と同様である。
【0150】
また、さらに、U105において、一方タイマTdが、情報返送開始時刻Tdmになっていないと判別した場合(U105のN)には、情報返送開始時刻Tdmになるまで待つ。
【0151】
尚、U102〜U105においては、火災受信機RE側は端末装置に対して何も行わない第1ウエイティングフィールドWF1となっており(S412)、このため、中継器RPは自己に接続されているオンオフ式火災感知器F等から得た火災信号等のデータ解析を好条件で行うことができる。
【0152】
尚、上記実施形態においては、端末装置の一例として中継器RPのポイント処理について示したが、これは端末装置が他の光電式火災感知器や熱式火災感知器等の火災感知器であっても基本的には同様である。即ち、例えば光電式火災感知器Sの場合には、当該状態情報の収集が、クロックからのクロックパルスの発生により発光回路LDCに接続される発光ダイオードLDが周期的に発光し、受光回路PDCに接続されるホトダイオードPDが当該発光光のうち煙により散乱されたものを受光して、煙濃度を検出することにより行われる点を除き基本的には中継器RPと同様である。
【0153】
また、上記において、情報返送開始時刻Tdmは、上記U2において自己のグループ内端末番号mから算出され、各端末装置のグループ内端末番号mが大きくなればなるほど、即ち火災受信機REから遠くに設けられた端末装置ほど上記の情報返送開始時刻Tdmは遅くなるように設定されている。尚、上記情報返送開始時刻Tdmを算出するには、例えば当該端末装置の所定のROMにグループ内端末番号mと情報返送情報のテーブルを格納し、自己のグループ内端末番号mから対応する情報返送開始時刻を求めるようにする。また、上記情報返送開始時刻Tdmは火災受信機REが生成するグループ内端末番号mのためのスロットの開始時刻と同じ時間である。これによって、火災受信機REにおいて各端末装置に対応して設けられた各々のスロットに順次各端末装置の状態情報が返送される。
【0154】
図18及び図19は、上記実施形態における端末装置の一例として発信機Pのポイント処理の動作を示すフローチャートである。
【0155】
まず、初期設定を行い(U201)、図17に示されるU101〜U115のグループ情報収集フレームに対する応答を実行する(U202)。次に、所定時刻T1a内に(U217のY)各発信機Pが自己が発報中か否かを押しボタンSWが押されているか否かにより判別する(U203)。即ち、当該所定時刻T1a内に押しボタンSWが押されており発報中と判別した場合(U203のY、U217のN)にはリターンし、U204に進む。一方、当該所定時刻T1aを経過しても押しボタンSWが押されず、発報していないと判別した場合(U203のN、U217のY)にはこのまま待つ。尚、当該所定時刻T1aは作業領域用のRAM41に設けられたタイマにより経過したか否かが判別される。また、このタイマは上記初期設定とともに起動し、その初期設定時にすでに起動している場合には当該設定時にクリアーして再スタートさせるリセットが行われる。更にまた下記所定時刻T2a、T3aについても同様である。
【0156】
次に各発信機Pが火災受信機REにより生成される発信機スロットを所定時刻T2a内に検出した場合(U204のY、U218のN)はS205に進む。一方、各発信機Pが発信機スロットを検出しない場合(U204のN、U218のY)にはリターンする。ここで、発信機スロットの検出は、上記グループ情報収集フレームにおけるデータ返送用のスロットが全て終了したことを発信機Pが判別することにより行われる。
【0157】
U205に進んだ場合には、bを7にセットし、U206ヘ進む。ここで、bは、送信ビット数カウンタであり、bは十進数で示される。そして、「AD.b」により発信機Pのアドレスの最下位からbだけ上位の位の数即ち最下位からbだけ上位の位のビットを示す。従って、例えば、b=0の場合「AD.b」は最下位のビット、b=7の場合「AD.b」は最上位ビットを示す。尚、先述のように、各発信機Pのアドレスは8ビットで表される2進数で示される。
【0158】
U206において発信機Pが火災受信機REから送出された発信機呼出パルスを所定時間T3a内に検出した場合(U205のY)は、ビットタイマTbを起動させる(U207)。尚、ここで、図示しなかったが、前回のポイントポーリングで自己のアドレスを送出したか否かを判別し、送出していた場合にはリターンに進む。これは、火災受信機REがポイントポーリングを繰り返すことにより発報している発信機をアドレスの大きい順に逐次火災受信機REが検出できるようにするためである。その後当該タイマTbが所定時間経過したと判別した場合(U208のY)に、U209に進む。尚、タイマTbが所定時間経過していないと判別した場合(U208のN)には、そのまま待つ。ここにいう所定時間とは、発信機呼出パルスの幅分の時間である。これは、火災受信機REからの発信機呼出パルスと発信機Pからのアドレス送信信号とが重複しないようにするためである。従って、ここにいう、所定時間には例えば1ビットに相当する時間即ち1/2400秒が採用される。一方、U206において各発信機Pが火災受信機REから送出された発信機検出パルスが所定時間T3a内に検出されない場合(U206のN、U219のY)には、リターンする。
【0159】
U209においては発信機PのアドレスADpの最下位からbだけ上位の位のビットを送出するとともに、再度タイマTbを起動させ、U210に進む。尚、当該アドレスADpはRAM44に記憶されている。
【0160】
そして、U210において、当該発信機Pから送出されるそのアドレスADpの最下位からbだけ上位の位のビットが0の場合には(U210のY、U211のN)、信号線の状態が0であるか1であるかを所定時間内にわたり監視し、判別する(U214)。即ち、当該発信機Pは、他の発信機Pからも送出されるアドレスの最下位からbだけ上位の位のビットが0であるか1であるかを所定時間内にわたり監視し、判別する。ここで、信号線の状態が0のまま、上記所定時間を経過した場合には(U214のN、U215のY)、bの値を1デクリメントし(U212)、U213へ進む。一方、上記所定時間内に信号線の状態が1となった場合即ち自分よりも大きいアドレスを有する発信機Pが発信中の場合には、他の発信機Pがアドレス送信中と判別して(U214のY)、U216に進む。尚、ここにいう上記所定時間には、例えば、発信機Pからのアドレス送信信号の1ビット幅の時間である1/2400秒が採用される。これは、各々の発信機Pからアドレスとして送出される8ビットで表される2進数の各位の数を逐次比較するためである。
【0161】
ここで、U216に進んだ場合には、当該発信機Pからの発信機アドレスの送信を強制的に終了する。
【0162】
尚、上記U210において、当該発信機Pから送出されるアドレスの最下位からbだけ上位の位のビットが1の場合には(U210のN)、タイマTbがオーバーフローするまで所定時間待ち(U211)、bの値を1デクリメントし(U212)、U213へ進む。ここで、このように待ち時間を設けたのは、発信機Pからのアドレス送信信号の1ビット分と、同じ発信機Pから次に送出されるアドレス送信信号の1ビット分とが、重複しないようにするためである。
【0163】
また、U213に進んだ場合には、bが0以上か否かを判別する。ここで、bが0以上であれば(U213のY)、発信機PのアドレスADpの各位のビット全てを送出していないので、U209まで戻り、上記U209〜U213までのルーチンを繰り返す。一方、bが0未満である場合は(U213のN)、発信機PのアドレスADpの各位のビット全てを送出したので、送信は終了する。
【0164】
よって、上記U209〜U213までのルーチンを繰り返すことにより、発信機PのアドレスADpの各位のビットは上位から逐次送出され、又、発信機Pがビット単位で送信データと受信データを比較し、非アクティブレベルを送信しているにもかかわらずアクティブレベルを受信した発信機Pが送信を中止し、最終的に、火災受信機REは1つ発信機Pのみのアドレスを発報発信機アドレス情報として得ることができる。尚、上記グループ情報収集フレームの説明で示したように、1つの発信機Pが自己の発信機Pのアドレスの送出を終了したのちにチェックコードを送出するようにして、伝送が正常に行われたか否かを火災受信機REが確認できるようにしてもよい。
【0165】
尚、上記実施形態では、1つのグループ内の端末装置の数を16台としたが、16以外の数でもよく、又、グループの数を16としたが、16以外のグループに分けてもよい。
【0166】
また、個々の端末装置にアドレスを付与する場合には、2桁の数を用いて、上記のように表現する他に、下位桁をグループ番号、上位桁を各グループ内端末番号となるように2桁の16進数を用いて表示してもよく、また、全ての端末装置を特定できるのであれば2桁には限定されず、複数の端末装置各々に複数の桁数で表示されるアドレスを付与し、アドレス中の数桁でグループ番号、残りの桁で各グループ内端末番号を表示するようにしてもよい。
【0167】
尚、上記実施形態において、複数の発信機が発報した場合に、当該発報した各発信機の8ビットの2進数として表されるアドレスの各位の数の大小を最上位から比較することにより、発報した発信機のアドレスのうち最大のアドレスを優先して火災発信機REに送出するようにしたが、発信機Pが自己のアドレスを下位のビットから順次送出するようにして、発報した各発信機の8ビットの2進数として表されるアドレスの各位の数の大小を最下位から比較することにより、発報した発信機のうちの1つの発信機のアドレスを優先的に火災受信機REに送出するようにしてもよい。
【0168】
図20は、上記実施形態における端末装置の一例として中継器RPのシステム処理(U16)の動作を示すフローチャートである。
【0169】
尚、システム処理(U16)に入るときには、RAM341、RAM342、RAM344に格納されているAD、CM1、PSを各々RAM361、RAM362、RAM363に移す。
【0170】
まず、マイクロプロセッサMPU3が受信したコマンドCM1が火災復旧命令であるか否かについて判別し(U301)、火災復旧命令である場合には(U301のY)、火災信号受信回路FSR、地区音響制御回路LAC等を復旧し、リターンする。一方、火災復旧命令でない場合には(U301のN)、当該コマンドCM1が蓄積復旧命令であるか否かについて判別し(U303)、蓄積復旧命令である場合には(U303のY)、火災信号受信回路FSRを復旧し(U304)、リターンする。一方、蓄積復旧命令でない場合には(U303のN)、当該コマンドCM1が地区音響停止命令であるか否かについて判別し(U305)、地区音響停止命令である場合には(S305のY)、地区音響制御回路LACをオフ制御し(U306)、リターンする。一方、地区音響停止命令でない場合には(S305のN)、非常放送停止命令であるか否かについて判別し(U307)、非常放送停止命令である場合には(S307のY)、非常放送制御回路BACをオフ制御し(U308)、リターンする。一方、非常放送停止命令でない場合(S308のN)にはそのままリターンする。
【0171】
尚、本実施形態では、中継器RPについてのシステムポーリングについて示したが、光電式火災感知器S等の火災感知器の場合は地区音響停止命令及び非常放送停止命令による制御を受けない点、発信機Pの場合は蓄積復旧命令、地区音響停止命令及び非常放送停止命令による制御を受けない点を除いては、上記中継器RPについてのシステムポーリングの場合と基本的には同様である。
【0172】
図21及び図22は、上記実施形態における端末装置の一例として中継器Rのセレクティング処理(U17)の具体的な動作を示すフローチャートである。
【0173】
尚、セレクティング処理(U17)に入るときには、RAM341、RAM342、RAM344に格納されているAD、CM1、PSを各々RAM371、RAM372、RAM373に移す。
【0174】
まず、ここで、マイクロプロセッサMPU3が中継器RPの自己アドレスと受信したアドレスADとが一致するか否かを判別する(U401)。当該自己アドレスと受信したアドレスADとが一致したと判別した場合には(U401のY)、当該中継器RPを指定していると判断し、自己の有する状態情報を火災受信機REに返送すべく、以下の動作を行う。
【0175】
即ち、セレクティング処理の内容を判別するため、受信した信号が種別情報ID返送命令(CM=00h)であるか否か(U402)を判別し、種別情報ID返送命令であれば(U402のY)、ROM32から種別情報ID及び自己のアドレスを読出し、RAM382に格納する(U403)。そして、RAM371、RAM372、RAM373、RAM381、RAM382に各々格納されているアドレスAD、コマンドCM1、一次サムチェックコードPS、自己のアドレスDA、返送データDaとを読み出し(U415〜U419)、当該アドレスAD、コマンドCM1、一次サムチェックコードPS、自己のアドレスDA、返送データDaの伝送バイトの各アクティブビット数をカウントし(U420)カウント値を得、このカウント値を加算することにより加算値を得る(U421)。 次に、当該加算値を反転させ反転値を得る(U422)。この反転値の最上位ビットを削除して、ニ次サムチェックコードSSを得る(U423)。このニ次サムチェックコードSSをRAM383に格納する(U424)。そして、RAM381、RAM382、RAM383に格納されている自己のアドレスDA、返送データDaとニ次サムチェックコードSSとを信号送受信部TRX3から順次、送出する(U424)。
一方、U402で、マイクロプロセッサMPU3が受信した信号を種別情報ID返送命令でないと判別した場合には(U402のN)、受信した信号が状態情報返送命令(CM1=01h)であるか否かを判別し(U404)、状態情報返送命令(CM1=01h)であると判別した場合には、 RAM32から状態情報を読出し、RAM382に格納するとともに、図示しなかったがROM32から自己のアドレスを読出し、RAM382に格納する(U405)。そして、以下、U415〜U424を実行する。尚、自己の種別情報IDの代わりに当該状態情報を返送データDaとして、火災受信機REに送出される点を除き、U415〜U424の基本動作は上記の場合と同様である。
【0176】
また一方、U404で、マイクロプロセッサMPU3が受信したコマンドCM1が火災復旧命令であるか否かについて判別し(U406)、火災復旧命令である場合には(U406のY)、火災信号受信回路FSR、地区音響制御回路LAC等を復旧し、U415に進む。一方、火災復旧命令でない場合には(U406のN)、当該コマンドCM1が蓄積復旧命令であるか否かについて判別し(U408)、蓄積復旧命令である場合には(S408のY)、火災信号受信回路FSRを復旧し(U409)、U415に進む。更に一方、蓄積復旧命令でない場合には(S408のN)、当該コマンドCM1が地区音響停止命令であるか否かについて判別し(U410)、地区音響停止命令である場合には(U410のY)、地区音響制御回路LACをオフ制御し(U411)、U415に進む。一方、地区音響停止命令でない場合には(U410のN)、非常放送停止命令であるか否かについて判別し(U412)、非常放送停止命令である場合には(U412のY)、非常放送制御回路BACをオフ制御し(U413)、U415に進む。一方、非常放送停止命令でない場合(U412のN)にはそのままリターンする。
【0177】
尚、上記実施形態のポイントポーリングにおいてはCM1により各種データのうち状態情報を返送するか種別情報IDを返送するかの区別がなされ、CM2によりグループが指定されるようにしたが、これとは逆にCM2により各種データのうち状態情報を返送するか種別情報IDを返送するかの区別がなされ、CM1によりグループが指定されるようにしてもよい。
【0178】
また、上記実施形態のシステムポーリング及びセレクティングにおいては、コマンドCM2は使用しないとしたが、例えば、火災受信機REから火災感知器の確認灯を消灯するための確認灯消灯命令を端末装置に送出するときは、確認灯を制御する命令としてコマンドCM1を、消灯する命令としてコマンドCM2を順次、アドレスADや一次サムチェックコードPSとともに送出するようにしてもよい。
【0179】
さらにまた、本実施形態では、中継器RPについてのセレクティングについて示したが、光電式火災感知器S等の火災感知器の場合は地区音響停止命令及び非常放送停止命令による制御を受けない点、発信機Pの場合は蓄積復旧命令、地区音響停止命令及び非常放送停止命令による制御を受けない点を除いては、上記中継器RPについてのセレクティングの場合と基本的には同様である。
【0180】
また、本実施形態のポイントポーリングで、1つのグループから順次各端末装置から返送データD1と二次サムチェックコードSSを受信するときには状態情報又は種別情報IDを受信するための上記スロットの幅は、グループ内端末番号mが大きくなるにつれ広くなるようにする。例えば、図23ではグループ番号1のグループについてポイントポーリングが行われた場合のスロットの幅について示しているが、m=0hからm=10hになるに従ってにスロットの幅が広くなるようにスロット幅を設定している。これは、火災受信機REや端末装置に用いられるMPU1、MPU2、MPU3、MPU4の発振子の振動数は必ずしも、製品に明示された値そのものであることは少なく、一般に誤差が1%含まれているためである。
【0181】
このように、上記各スロットに広がりを持たせることによって、各発振子の振動数の誤差による火災受信機REと各端末装置から送出される各返送データD1と二次サムチェックコードSSの授受のタイミングのずれを吸収することができる。
【0182】
またさらに、システム処理又はセレクティング処理に入るときには、RAM341、RAM342、RAM344のAD、CM1、PSを他のRAMに移るように動作させたが、移すことなく当該RAM341、RAM342、RAM344の内容(AD、CM1、PS)をシステム処理やセレクティング処理においてそのまま使用するようにしてもよい。
【0183】
尚、本実施形態では、伝送が正常に行われたか否かを上記のようなサムチェック方法で行うこととしたが、各AD、CM1、CM2及びこれらを単純に加算した1次加算コードPSを送出し、ポーリングによって呼び出された端末装置は、受信した各AD、CM1、CM2を単純に加算し、この加算結果(第1加算コード)と1次加算コードPSとが一致するか否かにより、火災受信機から受信した信号が正常である否かを端末装置が認識でき、一方、この端末装置は、火災受信機に返送する返送データD1等と火災受信機REから受信したAD、CM1、CM2、1次加算コードPSとを単純に加算して2次加算コードSSを作成し、火災受信機REは、端末装置から受信した返送データD1等と端末装置に返送したAD、CM1、CM2、PSとを単純に加算した第2加算コードと、端末装置から受信した2次加算コードSSとを比較することにより、火災受信機から送出したアドレスコードと命令コードとを端末装置が正常に受信したことを火災受信機が認識できるようにしてもよい。
【0184】
【効果】
本発明は、上記実施例のように構成したので、グループ内の端末装置が多数である場合に迅速に異常を検出した端末装置を検出するという効果を奏し、上記各スロットに広がりを持たせることによって、各発振子の振動数の誤差による火災受信機と各端末装置から送出される各返送データと二次サムチェックコードの授受のタイミングのずれを吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上記実施形態を適用する防災設備の系統図である。
【図2】アドレスを示す8ビットで構成されるコードの一例である。
【図3】本発明の一実施形態を示すタイムチャートである。
【図4】本発明の上記実施形態において3台の発信機が動作した場合のタイムチャートを示す。
【図5】上記実施形態における火災受信機REの一例を示すブロック図である。
【図6】上記実施形態における端末装置の一例としての光電式火災感知器Sを示すブロック図である。
【図7】上記実施形態における端末装置の一例としての中継器RPを示すブロック図である。
【図8】上記実施形態における端末装置の一例としての発信機Pを示すブロック図である。
【図9】上記実施形態における火災受信機REのシステムフローチャートである。
【図10】図9おけるポイントポーリングの具体的な動作を示すフローチャートである。
【図11】図9おけるポイントポーリングの具体的な動作を示すフローチャートである。
【図12】図9おけるポイントポーリングの具体的な動作を示すフローチャートである。
【図13】図9おけるシステムポーリングの具体的な動作を示すフローチャートである。
【図14】図9おけるセレクティングの具体的な動作を示すフローチャートである。
【図15】図9おけるセレクティングの具体的な動作を示すフローチャートである。
【図16】上記実施形態における端末装置の一例としての中継器RPのメインフローチャートである。
【図17】上記実施形態における中継器PRのポイント処理の具体的な動作を示すフローチャートである。
【図18】上記実施形態における発信機Pのポイント処理の具体的な動作を示すフローチャートである。
【図19】上記実施形態における発信機Pのポイント処理の具体的な動作を示すフローチャートである。
【図20】上記実施形態における中継器PRのシステム処理の具体的な動作を示すフローチャートである。
【図21】上記実施形態における中継器PRのセレクティング処理の具体的な動作を示すフローチャートである。
【図22】上記実施形態における中継器PRのセレクティング処理の具体的な動作を示すフローチャートである。
【図23】端末装置から返送されるデータ幅を示す図である。
【符号の説明】
RE 受信部の一例としての火災受信機
S アナログ式火災感知器
P 発信機
RP 中継器
F オンオフ式火災感知器
B 地区音響装置
G ガス漏れ検知器
D 被制御器機の一例としての防火戸[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a disaster prevention facility in which a plurality of terminal devices such as a fire detector, a repeater, a transmitter, and a controlled device are connected to a receiving unit.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in disaster prevention facilities where multiple terminal devices such as fire detectors, repeaters, transmitters and controlled devices are connected to the fire receiver, an address is assigned to each terminal device, and the address from the fire receiver side is assigned. Accordingly, a polling method is used in which terminal devices are sequentially called, and only the called terminal device sends individual information about the terminal device such as a fire detection signal to the receiving unit. The fire receiver sequentially calls a number of terminal devices connected to a plurality of alarm lines using a data processing device built in the fire receiver, and information on the occurrence of fire from each terminal device. Collecting.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, when such a polling method is used, it is necessary to increase the transmission speed of data transmitted on the alarm line in order to capture information from a large number of terminal devices within, for example, 5 seconds. It is necessary to use a large number of transmission lines, which is not economical.
[0004]
In order to solve this, an idling period is provided between call signals from the fire receiver to each terminal device, and the plurality of terminal devices are divided into groups, and an interrupt signal capable of identifying each group is provided as the interrupt signal. During the idling period, the fire receiver sends out to the terminal device, and when the fire receiver receives the interrupt signal, the fire receiver is configured to sequentially call the terminal devices of the group that sent out the interrupt signal in order. A polling scheme was invented.
[0005]
However, in such a polling method, an interrupt signal (for example, a group number) that can identify a group to which a terminal device that detects an abnormality belongs is sent to the fire receiver during the idling period, and then the terminal devices of the group are sequentially called. When there are many terminal devices in the group, there is still a problem that it takes time to detect the terminal device that detected the abnormality.
[0006]
An object of this invention is to provide the disaster prevention equipment which detects the terminal device which detected the abnormality rapidly, when there are many terminal devices in a group as mentioned above.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In the disaster prevention equipment in which a plurality of terminal devices such as a fire detector, a repeater, a transmitter, and a controlled device are connected to a fire receiver, the present invention groups the plurality of terminal devices into a plurality of groups, The fire receiver designates the group number sequentially for each group, and the terminal device calls the terminal of each terminal device in each group when its own group number matches the group number received from the fire receiver. For each time slot corresponding to a number, data such as status information or type information is sequentially returned to the fire receiver, and the time slot accepts information from each terminal device belonging to one group. After sending a polling signal to the group, before sending a polling signal to the next group, a plurality of time slots provided in sequence are Start time of Tsu bet is that slow enough to slot width increases.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a system diagram of an embodiment of a disaster prevention facility according to the present invention.
[0009]
In FIG. 1, an analog type that detects a fire phenomenon such as smoke, heat, flame light, gas or odor, and outputs a physical quantity signal to a fire receiver RE via a pair of signal lines that also serve as a power line. Various terminal devices such as fire detector S (smoke type such as photoelectric type, dimming type, ionization type, thermal type, flame type, gas type, odor type etc.), transmitter P, repeater RP, etc. A plurality of units, for example, 255 units are connected. The relay RP is connected to an on / off type fire detector F, a fire door D, a district bell B, a gas leak detector G, and the like that output a fire signal when a predetermined level of fire phenomenon is detected. Here, addresses are given to these terminal devices in order of two-digit hexadecimal numbers for each individual terminal device from the side closer to the fire receiver RE. That is, addresses are assigned to the terminal devices such as 00h, 01h, 02h,..., FEh from the side closer to the fire receiver RE. Hexadecimal numbers are displayed by adding h after numbers or letters. However, the address is also displayed in decimal notation for convenience of explanation below.
[0010]
Further, the terminal devices at addresses 00h to FEh are divided into 16 groups of a plurality of groups G0 to G15 in order from the side closer to the fire receiver RE.
[0011]
Therefore, as shown in FIG. 1, the groups G0 to G14 each include 16 units, and the group G15 includes 15 types of terminal devices.
[0012]
By the way, in this embodiment, each of 255 terminal apparatuses is given a unique address different from 8 bits of 00h to FEh. 2 (1) and 2 (2) show codes composed of 8 bits of
[0013]
Accordingly, in this embodiment, the entire address is indicated by the entire 8-bit code, and this address indicates the group number by the upper digit and the terminal number in the group by the lower digit (hereinafter referred to as the intra-group terminal number). I have to.
[0014]
In this way, an address displayed in a plurality of digits is assigned to each of a plurality of terminal devices, and a group number is represented by a specific digit in the address, so the “group information collection frame” of “point polling” , As will be described later, terminal devices having a common group number indicated by the specific digit in the address can be simultaneously called by polling, and the called group numbers are common and the terminal numbers are different. By utilizing this, response timing can be assigned to each terminal device.
[0015]
As will be described in detail later, the fire receiver RE polls each terminal device in the point polling, system polling, and selecting modes, collects predetermined information from the predetermined terminal device, It is something to control.
Hereinafter, “polling” refers to point polling or system polling, and excludes selecting.
[0016]
As shown in FIG. 3, the “point polling” includes a “group information collection frame” and a “transmitter detection frame”.
[0017]
Explaining the “group information collection frame”, in this frame, instead of sequentially polling each of the terminal devices, 255 terminal devices are grouped into 16 groups as described above, and fire reception is performed. The machine RE makes a call for each group. Each terminal device belonging to the called group sequentially returns the requested data such as status information or type information ID to the fire receiver RE at the response timing assigned to each terminal device.
[0018]
Here, the state information means that when the terminal device is an analog fire detector, the physical quantity data of the detected fire phenomenon, and when the terminal device is the relay RP, the on / off fire detector F and the gas leak detector G are connected. When there is a fire signal or gas leak signal, when controlled devices such as fire door D or district bell B are connected, whether these devices are open or closed, whether they are operating, or whether they are ringing In the case of data or transmitter, it means data indicating whether or not the push button switch is being operated.
[0019]
The predetermined information collected in the “group information collection frame” is referred to as “group information”.
[0020]
The “transmitter detection frame” is a frame provided to collect operation information promptly because the transmitter P is artificially operated and its operation information is highly reliable. For this reason, as shown in FIG. 3, the transmitter detection frame, after the above “group information collection frame” is performed for one group, simultaneously calls all transmitters belonging to this disaster prevention facility, In response to the call, the transmitting transmitter returns its address to the fire receiver RE in the designated time slot. Hereinafter, the collected address in this “transmitter detection frame” is referred to as “reporting transmitter address information”. Further, when a plurality of transmitters P issue a report, in the case of this embodiment, the transmitter with the smallest address stops transmission, and only the one transmitter with the largest address returns. Details of this will be described later.
[0021]
In “system polling”, the fire receiver RE transmits a predetermined control command to the terminal device to control all the terminal devices. Here, as a control command that the fire receiver RE performs to a plurality of terminal devices at the time of the system polling, for example, a fire recovery command (analog fire detector S that has sent a fire signal, a terminal such as a relay RP, etc.) Accumulation operation for determining whether or not the fire condition continues for a predetermined time, command to restore the device, terminal device such as the repeater RP ringing the district bell B, etc. to normal monitoring status) In order to perform the operation, there are an instruction to restore the terminal device such as a fire detector or a repeater that has sent a fire signal), an area sound stop instruction (an instruction to stop the ringing bell B), and the like.
[0022]
In addition, “selecting” is a method for specifying an address to an arbitrary terminal device and transmitting a predetermined control command to control the terminal device, or requesting a status information or type information ID to an arbitrary terminal device. A command is transmitted, and status information or type information ID is collected from each terminal device.
[0023]
FIG. 3 is a time chart showing an embodiment of the present invention.
[0024]
The operation proceeds from the upper left to the upper right in FIG. 3, and from the right end, the operation proceeds to the left end of the next lower stage, and the processing proceeds sequentially as described above. In FIG. 3, the horizontal line indicates a transmission signal from the fire receiver RE, and the horizontal line indicates a transmission signal from the terminal device.
[0025]
First, the codes AD, CM1, CM2, PS sent from the fire receiver RE to the terminal device and the codes D1, SS, DA, Da sent from the terminal device to the fire receiver RE will be described.
[0026]
Here, the codes AD, CM1, CM2, PS, D1, SS, DA, and Da are each composed of, for example, a start bit, an 8-bit data area, and an end bit, for a total of 10 bits. Accordingly, when these are transmitted from the fire receiver RE to the terminal device or from the terminal device to the fire receiver RE in transmission, one bit is sequentially transmitted from the upper digit as a binary number represented by 10 bits. Sent out. In the following description, for convenience of explanation, a data area represented by 8 bits indicating the contents of the above-mentioned AD, CM1, CM2, PS, D1, DA, Da, and SS is represented by a 2-digit hexadecimal number.
[0027]
First, the fire receiver RE sends an AD as an address, CM1 and CM2 as commands, and PS as a primary sum check code to the terminal device. Here, the address AD is a 2-digit hexadecimal number from 00h to FFh, and in the case of 00h to FEh (that is, AD ≠ FFh), the terminal device provided in the disaster prevention equipment to be operated in the selection In the case of FFh, it indicates point polling or system polling (hereinafter referred to as a polling instruction). The command CM1 is also a 2-digit hexadecimal number, and indicates the contents when selecting (ie, AD ≠ FFh). For example, CM1 turns off the fire test command for 82h and 83h turns off the confirmation lamp of the fire detector. This means that the selection is for the confirmation lamp extinction control command and the like.
[0028]
When a polling instruction (AD = FFh) is performed, the command CM1 indicates the type of polling to be performed. That is, when CM1 is 0Xh, it indicates that point processing is performed, that is, a point processing command, and when it is FXh, it indicates that system processing is performed, that is, a system processing command. Here, X is a hexadecimal number from 0h to Fh. Further, in this case, the contents of the polling are shown. For example, when CM1 is 00h, it is point polling, a type information ID return command, 01h is point polling, status information return command, F0h is system polling, fire recovery command, and F1h It is system polling, an accumulation recovery command, F2h is system polling, a district sound stop command, and F3h is system polling, and indicates an emergency broadcast stop command. Next, the command CM2 is also a 2-digit hexadecimal number, and is not used in the case of selecting and system polling.
[0029]
In the case of point polling, the command CM2 indicates a group to which predetermined information is to be returned in the polling (that is, a group designation code in point polling) by a lower digit. For example, CM2 is represented by 0Xh. Here, X is a hexadecimal number from 0h to Fh. This X represents a group number to which predetermined information should be returned.
[0030]
Furthermore, the primary sum check code PS is a code used for the terminal device to check whether or not the transmission from the fire receiver RE has been normally performed, and is performed by predetermined calculation from the AD, CM1, and CM2. This will be described later in detail.
[0031]
On the other hand, in the case of point polling, each terminal device sends D1 as status information or type information ID and SS as a secondary sum check code to the fire receiver RE. In the case of selecting, its own address DA, Da as return data, and SS as a secondary sum check code are sent to the fire receiver RE. In the case of system polling, the terminal device returns nothing. Here, the return data Da is information indicating that the operation has been performed according to the control command when the control command such as the status information of the terminal device, the type information ID, or the fire recovery command is received.
[0032]
The secondary sum check code SS is a code used by the fire receiver RE to check whether or not the transmission from the terminal device has been normally performed. In the case of point polling, the AD, CM1, and CM2 are used. , PS, D1, and in the case of selecting, it is obtained from AD, CM1, CM2, PS, DA, Da by a predetermined calculation, which will be described in detail later.
[0033]
Hereinafter, an example of the operation will be described with reference to FIG.
[0034]
As shown in FIG. 3, the point polling is composed of a “group information collection frame” and a “transmitter detection frame”. Further, the group information collection frame includes a “receiver field” in which the receiver calls the terminal device, a “first waiting field WF1” in which no transmission is performed between the receiver and the terminal device, and the called terminal device. Consists of a “terminal device field” for signal transmission, and a “transmitter detection frame” is a “transmitter field” for signal transmission between the receiver and the transmitter, and between the receiver and the terminal device. The “second weighting field WF2” in which no signal transmission is performed.
[0035]
First, as shown in FIG. 3, “receiver field” in “group information collection frame”, which is one operation of point polling, is started at P0. That is, the fire receiver RE sends FFh as AD, 01h as CM1, 00h as CM2, and a predetermined PS.
[0036]
On the other hand, the terminal device belonging to each group that has received the command or the like receives the first weighting field WF1 when the group number indicated by the lower digit of its own address matches the group number received from the fire receiver RE. After completion, the return data D1 and the secondary sum check code SS are returned to the fire receiver RE.
[0037]
When each terminal device returns the requested data, the data is sequentially returned from the terminal device having a smaller terminal number at the response timing assigned to each of the 16 terminal devices of the group that received the call. To do.
[0038]
On the other hand, the fire receiver RE enters the terminal device field composed of 16 slots for receiving the status information from each terminal device after the first waiting field WF1 has passed, and in this terminal device field, the
[0039]
When this terminal field ends, the “transmitter detection frame”, which is one operation of point polling, is started in the CP, and the fire receiver RE transmits a transmitter call pulse PC for calling only the transmitter P. When a push button of a certain transmitter is operated and is in a reporting state, the transmitter P transmits its own address ADp immediately after the receiver receives the transmitter call pulse. Here, since the transmitter call pulse PC also serves as a start bit from the transmitter, the return timing of the address ADp by the transmitter P represented by 8 bits can be synchronized. In this way, the fire receiver RE can obtain the address information of the transmitter that issued the alarm.
[0040]
In this “transmitter detection frame”, the fire receiver RE enters the second waiting field WF2 when the transmitter field ends, and when the second waiting field WF2 ends, the point designated by the group of
[0041]
Then, the command CM2 for designating the group is incremented by 1, and in P1, “point polling” (point polling (G1)) performed by designating the group of
[0042]
After the “point polling” specifying the group number Fh, although not shown, the point polling for collecting the type information ID is performed, and the fire receiver RE is FFh as AD, 00h as CM1, 01h and a predetermined PS are transmitted as CM2, and the type information ID is transmitted from each terminal device instead of the status information of each terminal device as return data D1 in the terminal device field. Except for the return data D1, basically the same operation as the point polling for collecting the state information is performed by designating the group having the group number 0h. Then, “point polling” is performed by sequentially designating groups with group numbers 0h to Fh, and the fire receiver RE collects the type information ID from each terminal device. After the “point polling” for designating the group with the group number Fh, “point polling” for collecting the state information is started as described above.
[0043]
Next, system polling will be described.
[0044]
In P16 of FIG. 3, for example, when an operator inputs an instruction to perform system polling for performing fire recovery from the operation unit OP of the fire receiver RE to the fire receiver RE, the fire receiver RE performs fire recovery. A polling command (AD = FFh), a fire recovery command (CM1 = F0h), and a primary sum check code PS are sequentially transmitted as commands indicating system polling.
[0045]
In this embodiment, in the case of system polling, the terminal device is not sent back to the fire receiver RE, but a response signal indicating that the command signal has been received may be sent back. Good.
[0046]
In addition, in the case of system polling that includes storage restoration, content acoustic stop control, or emergency broadcast stop control, etc., a fire restoration command (CM1 = F0h) is a system polling that covers the implementation of the above-mentioned fire restoration except that the restoration restoration command (CM1 = F1h), district sound stop command (CM1 = F2h), and emergency broadcast stop command (CM1 = F3h). And basically the same.
[0047]
Next, selecting will be described.
[0048]
In P17 of FIG. 3, for example, when an operator inputs an instruction to perform selection for turning off the confirmation lamp of the terminal device whose address is 12h from the operation unit OP of the fire receiver RE to the fire receiver RE. The receiver RE receives the address (AD = 12h) of the terminal device to be selected as a command indicating the selection for turning off the confirmation lamp, the confirmation lamp turn-off control command (CM1 = 83h), the primary sum check code PS, and the like. Are sent sequentially.
[0049]
In addition, the terminal device whose address is 12h that has received this signal returns its own address DA, return data Da, and secondary sum check code SS. At this time, the return data Da includes data indicating that the confirmation lamp is turned off. In addition to the above-mentioned confirmation lamp turn-off control instruction (CM1 = 83h), commands sent by selecting include a fire test instruction (CM1 = 82h), a confirmation lamp lighting control instruction (CM1 = 84h), an inter-CL control instruction ( CM1 = 85h), start / return command of smoke prevention repeater (CM1 = 86h), interlocking sounding control command (CM1 = 87h), manual sounding control command (CM1 = 88h), SCI disconnection control command (CM1 = 89h) , Fire restoration command (CM1 = F0h), storage restoration command (CM1 = F1h) district sound stop command (CM1 = F2h), emergency broadcast stop command (CM1 = F3h), type information ID return command (CM1 = 00h), status There is an information return command (CM1 = 01h) and the like, and the content is basically the same as the selecting with the content of turning off the confirmation lamp except that the command content is different.
[0050]
Next, the case where a plurality of transmitters are reporting in the “transmitter detection frame” of “point polling” will be described with reference to FIG.
[0051]
FIG. 4 shows a time chart when three transmitters are operated.
[0052]
In FIG. 4, the transmitter call pulse PC output at the timing CP from the fire receiver RE is shown at the top, and the transmitters A, B, and C that have been sent are sent to the second to fourth stages. Address signals are shown. In the description of FIG. 4, for convenience of explanation, each address is represented by a decimal number instead of a hexadecimal number. Here, the address of transmitter A is 181 (decimal number, which is expressed as a binary number represented by 8 bits, 10110101), and the address of transmitter B is 96 (decimal number, which is expressed by 8 bits). The address of the transmitter C is 204 (decimal number, which is expressed as a binary number represented by 8 bits, 11001100). When each transmitter A, B, C receives a transmitter call pulse PC from the fire receiver RE at timing CP, it starts sending its own address bit by bit from the most significant bit following the transmitter call pulse PC. To do. Here, since the address of the transmitter B is 01100000 (binary number), the most significant bit is 0. On the other hand, since the address of the transmitter A is 10110101 (binary number) and the address of the transmitter C is 11001100 (binary number), the most significant bit is 1.
[0053]
Accordingly, the transmitter B transmits 0, that is, an inactive level, while the signal line is in an active level indicating 1 and therefore the transmitter B transmits an address larger than its own address. The machine determines that it is sending a signal and stops sending its own address. Next, for the transmitter A and the transmitter C that are sending addresses, the next (next lower) bit of each address is compared. Then, the bit is 0 for transmitter A, and the bit is 1 for transmitter C. Accordingly, the transmitter A is transmitting the inactive level, and on the other hand, since the signal line is in the active level, the transmitter A is transmitting a signal with a transmitter having an address larger than its own address. It is judged that the transmission of its own address is interrupted. As a result of the above operation, the transmitter that finally sends out its own address is one of the transmitters C that have the largest address among the operated transmitters. Then, as shown in the lowermost part of FIG. 4, the signal on transmission is sent with the address of the transmitter C as 8 bits, with the transmitter call pulse from the fire receiver RE as the start bit.
[0054]
FIG. 5 is a block diagram illustrating an example of the fire receiver RE in the embodiment. The fire receiver RE includes a microprocessor MPU1, ROMs (Read Only Memory) 11 to 13, RAMs (Random Access Memory) 11 to 19,
[0055]
The
[0056]
The
[0057]
The
[0058]
The
[0059]
The
[0060]
The
FIG. 6 is a block diagram showing an analog photoelectric fire detector S as an example of a terminal device in the embodiment.
[0061]
The analog photoelectric fire detector S includes a microprocessor MPU2,
[0062]
The
[0063]
The
[0064]
The
[0065]
The
[0066]
The
[0067]
The
[0068]
The
[0069]
The
[0070]
Although not shown, the analog fire detector S is not limited to the photoelectric type shown in the present embodiment, and may be a thermal type, a flame type, a gas type, an odor type, or the like. In this case, instead of the light-emitting diode LD for smoke detection and the light-emitting circuit LDC, the photodiode PD and the light-receiving circuit PDC, in the case of a thermal analog fire detector, a thermistor as a heat sensing means and its detection circuit In the case of a flame type analog fire sensor, a light receiving element such as a pyroelectric element or an ultraviolet ray detection element and its detection circuit are provided, and in the case of a gas type analog fire sensor, a gas sensor and its In the case of the odor type provided with a detection circuit, the basic structure is the same except that a odor sensor and its detection circuit are provided.
[0071]
FIG. 7 is a block diagram showing a repeater RP as an example of the terminal device in the embodiment.
[0072]
The repeater RP is connected to the microprocessor MPU3, the
[0073]
The
[0074]
The
[0075]
The
[0076]
The
[0077]
The
[0078]
The
[0079]
The
[0080]
IF 31 is an interface for connecting the fire signal receiving circuit FSR and the microprocessor MPU3. The
[0081]
Here, in the above embodiment, an on / off type fire detector, a district bell, a fire door, and a speaker are connected to one repeater, but at least one of those devices is connected to the repeater. You may comprise.
[0082]
FIG. 8 is a block diagram showing the transmitter P in the embodiment.
[0083]
The transmitter P includes a microprocessor MPU4, ROM41, ROM42, RAM41-49, IF41-43, signal transmitter / receiver TRX4, a switch SW such as a push button to be operated in the event of a fire, and light emission as a response lamp. A light emitting circuit LEDC that emits a diode LED, a response lamp LED, and a bit timer Tb are included.
[0084]
The
[0085]
The
[0086]
The
[0087]
The
[0088]
The
[0089]
The
[0090]
The
[0091]
FIG. 9 is a diagram showing a system flowchart of the fire receiver RE in the embodiment. First, after the fire alarm facility is started up by turning on the power, initial setting is performed (S1). For example, transmission abnormality detection variables fx for all addresses are set to zero. Then, it is determined whether or not a selecting command such as turning off the confirmation lamp is input by the operator from the operation unit OP of the fire receiver RE (S2), and when it is determined that the command is not input ( S2), it is determined whether or not a system polling command is input by the operator from the operation unit OP of the fire receiver RE (S3). If it is determined that the command is not input (N of S3) ), Point polling is performed (S4), the process returns to S2 and the above operation is repeated. If it is determined in S2 that a selection command for turning off the confirmation lamp is input by the operator from the operation unit OP of the fire receiver RE, the selection is performed (S6).
[0092]
If it is determined in S3 that the system polling command is input by the operator from the operation unit OP of the fire receiver RE (Y in S3), system polling is performed (S5). Therefore, when there is no input by the operator from the operation unit OP, point polling in S4 is performed.
[0093]
The detailed contents of each polling and selecting are input by the operator from the operation unit OP of the fire receiver RE, and the contents of AD, CM1, CM2, and PS are determined based on the input, and various polling and selecting are performed. Is done.
[0094]
10 to 12 are flowcharts specifically showing the point polling (S4) in FIG.
[0095]
Here, the aforementioned “group information collection frame” corresponds to S401 to S431, and the “transmitter detection frame” corresponds to S432 to S438.
[0096]
First, a polling command (AD = FFh), a status information return command in point polling (CM1 = 01h), and a group designation code in point polling (for example, CM2 = 00h) are stored in the
[0097]
Next, the number of active bits of the transmission bytes of AD of
[0098]
The address AD, the command CM1, the command CM2, and the primary sum check code PS stored in the
[0099]
Next, the management timer Tslt is started (S410), and m is reset to 0 (S411). Here, m is a hexadecimal number indicating the intra-group terminal number. If the timer Tslt has already been started, a reset is performed to clear and restart (S411). Next, it is determined whether or not the management timer Tslt is the start time Tsm of the slot for receiving the return data D1 and the primary sum check code SS returned from the terminal device with the intra-group terminal number m. (S412). Here, the lower case letter m of the slot start time Tsm indicates the intra-group terminal number.
[0100]
When it is determined that the management timer Tslt is the start time Tsm of the slot (Y in S412), the reception enabled state, that is, the reception enabled state is entered (S413). On the other hand, when it is determined that the management timer Tslt is less than the slot start time Tsm, the management timer Tslt waits until the management timer Tslt reaches the slot start time Tsm (N in S412). Further, until the management timer Tslt reaches the slot start time Tsm, the fire receiver RE becomes the first waiting field WF1 in which nothing is performed on the terminal device.
[0101]
When the reception enabled state is established and the return data D1 is received from the terminal device within the first predetermined time T1 (Y in S414, Y in S439), the data D1 is stored in the RAM 121 (S415). Here, the first predetermined time T1 refers to the time from the slot start time Tsm to the slot start
[0102]
Next, when the secondary sum check code SS is received from the terminal device within the second predetermined time T2 (Y in S416, Y in S440), the SS is stored in the RAM 122 (S417). The second predetermined time T2 here refers to the time from the slot start time Tsm to the slot end time Tem for the intra-group terminal number m. The management timer Tslt also determines whether or not the second predetermined time T2 has been exceeded (S438). Next, a sum check is performed based on the secondary sum check code SS stored in the
[0103]
That is, the address AD, command CM1, command CM2, primary sum check code PS and return data D1 stored in the
[0104]
If the result of the sum check matches (Y in S427), the transmission has been performed normally. Therefore, the process proceeds to S428. If the point polling is performed for the first time, the transmission abnormality detection variable fx is 0. Reception is prohibited (Y in S428, S429), and the reading of data from the terminal device having the intra-group terminal number m ends here. Accordingly, data being received at this time is discarded. Then, m is incremented by 1 (S430), and the above S412 to S429 are repeated again to collect the return data D1 and the secondary sum check code SC1 from the terminal device having the intra-group terminal number m + 1.
[0105]
Then, the above S412 to S431 are repeated until the value of m reaches 10h. When m exceeds 10h (N of S431), the process proceeds to S432. That is, if it is determined that m exceeds 10h, the collection of the return data D1 and the secondary sum check code SS from all 16 terminal devices in the group is completed, and the process proceeds to S432.
[0106]
In this manner, the return data D1 from each terminal device belonging to one group is sequentially returned as group information in the slot prepared for each terminal device, and collected by the fire receiver RE.
[0107]
In S439, when the return data D1 is not received from the terminal device whose address is x within the predetermined time Tsm + 1 (N in S439), no response processing is performed for the terminal device of x number (S441). . The no-response processing here means that the transmission abnormality detection variable fx is incremented by 1 for the terminal device whose address is x. When the transmission abnormality detection variable fx becomes 3, for example, the fire receiver This means that an abnormal display (display that there is a transmission abnormality) is performed on the display unit DP of the RE. Here, the variable fx indicating the number of transmission abnormality detections is stored in the
[0108]
In S440, when the secondary sum check code SS is not received from the x-th terminal device within the predetermined time Tem, the process proceeds to S441 (N in S440), and the transmission abnormality detection variable fx is incremented by 1. When the transmission abnormality detection variable fx becomes 3, abnormality display (display that there is a transmission abnormality) is performed on the display unit DP of the fire receiver RE. Similarly to the above, the transmission abnormality detection variable fx is stored in the
[0109]
In S428, when the point polling is performed for the second time or later, it is determined whether or not the transmission abnormality detection variable fx is 0, that is, the terminal device that is receiving data up to the previous time does not respond to an error response or error in the previous point polling. It is determined whether or not response processing has been performed, that is, whether or not fx stored in the
[0110]
As a result, even if a transmission abnormality such as no response processing or erroneous response processing occurs during point polling, point polling can be continued without interruption.
[0111]
Hereinafter, the operation of the “transmitter detection frame”, that is, the operation of S432 to S438 will be described.
[0112]
Next, the microprocessor MPU1 determines whether or not the management timer Tslt is the transmitter slot start time Tp (S432). When it is determined that the management timer Tslt is the transmitter slot start time Tp (Y in S432), the “transmitter detection frame” is started, and the reception enabled state, that is, the reception enabled state is set (S433). Thereafter, a transmitter call pulse PC is transmitted from the signal transmission / reception unit TRX1 (S434). The transmitter call pulse PC also serves as a start bit of a return signal from the transmitter. Further, the transmitter call pulse PC is a call pulse for transmitters belonging to all groups, not just the transmitters in the group. For this reason, the fire receiver RE can collect the addresses ADp of the transmitters P that are in reporting and belong to all groups.
[0113]
Next, when the address ADp of the transmitter P is received from the transmitter P that is making a report within the third predetermined time T3 (Y in S435, Y in S444), the address ADp is stored in the RAM 15 ( In S436, the fact that the transmitter P has issued is displayed on the fire receiver RE together with the address of the transmitter P (S437), and the group designation code CM2 is incremented by 1 and stored in the RAM 143 (S438). At this time, the memory for the old CM2 is erased. Here, the third predetermined time T3 refers to the time from the transmitter slot start time Tp to the transmitter slot end time Tep. The management timer Tslt also determines whether or not the third predetermined time T3 has been exceeded.
[0114]
On the other hand, if it is determined in S444 that the management timer Tslt is less than the transmitter slot end time Tep, the process waits until Tslt reaches the time Tep (N in S435).
[0115]
Further, in S435, when the fire receiver RE does not receive the address ADp of the transmitter P from the transmitter P that is reporting until the third predetermined time T3 (N in S435, N in N444), Similarly, the group designation code CM2 is incremented by 1 and stored in the RAM 143 (S438). At this time, the memory for the old group designation code CM2 is erased.
[0116]
In S438, when the group designation code is the last group number, the process returns to the first group number.
[0117]
In this way, the address ADp of the transmitter P that is in the process of reporting belonging to all groups is returned as the transmitter address information between the transmitter slots and collected by the fire receiver RE. Then, in S438, the group designation code CM2 is incremented by 1, and after the second waiting field WF2 (not shown) in which the fire receiver RE does nothing to the terminal device, the microprocessor MPU1 performs FIG. When there is no selecting command and system polling command (N in S2, N in S3), point polling including “group information collection frame” for
[0118]
The second weighting field WF2 is processed by the terminal device so as to provide signal transmission redundancy due to variations in the return time of the return data D1 and the secondary sum check code SS returned from each terminal device. This is to reduce transmission and to synchronize transmission byte frames.
[0119]
The group numbers 2, 3,. . . After the point polling consisting of the “group information collection frame” and “transmitter detection frame” for 15 is finished, it is not shown, but instead of the status information return command (CM1 = 01h), the type information ID return command (CM1 = 00h) is sent together with AD and CM2 from the fire receiver RE, so that the
[0120]
In the above embodiment, the transmission frame length management timer Tf is provided in the fire receiver RE and is started prior to S2, and the operation up to S438 before the timer overflows, or the second waiting If the field WF2 does not end, the point polling in the group in which point polling is being performed may be forcibly terminated, and the point designation for the next group may be started by incrementing the group designation code CM2. .
[0121]
Through such operations, the status information of the terminal devices belonging to the groups G0 to G15 is collected for each group, and at the same time, the addresses of the transmitting transmitters belonging to all groups are collected by one point polling. Is possible. Based on the collected data, the fire receiver RE can detect the terminal device that has detected an abnormality or the like.
[0122]
In the above description of operation, point polling consisting of “group information collection frame” and “transmitter detection frame” for collecting status information, and “group information collection frame” and “transmitter detection frame” for collecting type information IDs. The point polling consisting of “group information collection frame” and “transmitter detection frame” that collect status information is always performed, and the type is determined from the operation unit OP. “Group” that collects type information ID only when the operator inputs an instruction to perform point polling consisting of “group information collection frame” and “transmitter detection frame” to collect information ID to the fire receiver RE Point polling consisting of “information collection frame” and “transmitter detection frame” Collect the type information ID of the terminal device, then again, may return to the routine for collecting state information as "group information acquisition frame" the point polling consisting "Call detection frame". In “point polling” for collecting the type information ID, the transmitter detection frame may be omitted.
[0123]
FIG. 13 is a flowchart showing a specific example when the operator inputs a command to perform system polling to the fire receiver RE from the operation unit OP in FIG. 9 (S5).
[0124]
In S5, when there is an input command from the operation unit OP, AD and CM1 are stored in the
[0125]
The AD stored in the
CM1 and the primary sum check code PS are sequentially transmitted from the signal transmission / reception unit TRX1 (S508), and the AD, the CM1, and the primary sum check code PS are deleted from the
[0126]
In the present embodiment, the AD, CM1, and primary sum check code PS are sent from the fire receiver RE and no response is made from the terminal device. However, the command sent from the fire receiver RE is not used. The point polling shown in FIGS. 10 to 12 includes a response signal D1 for informing that the terminal has been received and a secondary sum check code SS for confirming whether or not the transmission from the terminal device to the fire receiver RE has been performed normally. As in the case of, the terminal device may transmit to the fire receiver RE.
[0127]
FIG. 14 and FIG. 15 are flowcharts showing a specific example when the operator inputs a command for performing selection from the operation unit OP to the fire receiver RE (S6).
[0128]
In S6, when there is an input command from the operation unit OP, the address AD and the command CM1 in the selection are read out to the
[0129]
Next, the management timer Tslt is started (S609). Next, the management timer Tslt is returned from the terminal device with the intra-group terminal number m and the secondary address DA and return data Da. It is determined whether or not it is the start time T4 of the slot for receiving the sum check code SS (S610). When it is determined that the management timer Tslt is the start time T4 of the slot (Y in S610), the reception enabled state, that is, the reception enabled state is entered (S611).
[0130]
On the other hand, if it is determined that the management timer Tslt has not reached the slot start time T4, the management timer Tslt waits until the management timer Tslt reaches the slot start time T4 (N in S612). Further, until the management timer Tslt reaches the slot start time T4, the fire receiver RE becomes the first waiting field WF1 in which nothing is performed on the terminal device.
[0131]
If the self-address DA is received from the terminal device within the predetermined time T5 (Y in S612, N in S629), the DA is stored in the RAM 191 (S613). The management timer Tslt determines whether or not the predetermined time T5 has been exceeded. Next, when the return data Da is received from the terminal device within the predetermined time T6 (Y in S614, N in S630), Da is stored in the RAM 192 (S615). The management timer Tslt also determines whether or not the predetermined time T6 has been exceeded. Next, when the secondary sum check code SS is received from the terminal device within the predetermined time T7 (Y in S616, N in S631), the SS is stored in the RAM 193 (S617). The management timer Tslt also determines whether or not the predetermined time T7 has been exceeded.
[0132]
Next, a sum check is performed based on the secondary sum check code SS stored in the
[0133]
That is, the address AD and the command CM1, the primary sum check code PS, the self address DA, and the return data Da stored in the
[0134]
If the result of the sum check matches, transmission has been performed normally (Y in S627), reception is prohibited as it is (S628), and the process returns to S2 in FIG.
[0135]
In S612, if the self-address DA is not received from the terminal device within the predetermined time T5, the process proceeds to S632 (Y in S629), and no response processing, that is, an abnormal display (nothing is displayed on the display unit DP of the fire receiver RE). Display).
[0136]
Furthermore, when the return data Da is not received from the terminal device within the predetermined time T6 in S630 or when the secondary sum check code SS is not received from the terminal device within the predetermined time T7 in S631, the process returns to S632. Proceeding (Y in S630, Y in S631), no response processing, that is, an abnormality display (displaying that there is a transmission abnormality) is performed on the display unit DP of the fire receiver RE.
[0137]
Furthermore, if the secondary operation code SC2 does not match the secondary sum check code SS in S627, that is, if the result of the sum check does not match (N in S627), an erroneous response process, that is, a fire receiver. An abnormal display (display that there is a transmission abnormality) is performed on the display section DP of the RE.
[0138]
FIG. 16 is a diagram illustrating a main flowchart of the repeater RP as an example of the terminal device in the embodiment.
[0139]
First, initialization is performed (U1), and a return timing, that is, an information return start time Tdm is calculated from the intra-group terminal number (U2). If there is a received signal (Y in U3), AD, CM1, CM2, and PS are stored in
[0140]
Next, the number of active bits of the transmission bytes of AD of
[0141]
If it is determined in U13 that the command is not a point polling instruction (AD ≠ FF) (N in U13), a selecting process is performed.
[0142]
On the other hand, if it is determined in U14 that the instruction of CM1 is not a point processing instruction (CM1 ≠ 0Xh) (N of U14), system processing is performed (U16).
[0143]
In U3, when there is no received signal (N in U3), state information is collected (U18), and the obtained state information is stored in the
[0144]
Here, the state information is collected by detecting whether there is a fire signal or a gas leak signal when the on-off type fire detector F or the gas leak detector G is connected to the repeater, When the fire door D is connected, the repeater detects the open state signal indicating the open state and the closed state signal indicating the closed state, and when the district bell B is connected, the ringing state is indicated. This is done by detecting the ringing state signal shown by the repeater. The above operation is the same for the fire detector such as the photoelectric fire detector S and the transmitter P.
[0145]
Also, when CM2 is not sent from the fire receiver RE as in system polling or selecting, the above operation is basically the same except that the step U6 is not performed.
[0146]
FIG. 17 is a flowchart showing the point processing operation of the repeater RP. Here, the microprocessor MPU3 determines whether the group to which it belongs is called (U101). If it is determined that the own group number and the upper digit of CM2 match (Y in U101), it is determined that the group to which it belongs is specified, and its own status information is returned to the fire receiver RE. Therefore, the following operation is performed. That is, in order to determine the contents of the point processing, it is determined whether or not the received command CM1 is a status information return command (U102). If it is a status information return command, the current status information is read from the
[0147]
Next, it is determined whether or not the timer Td is the information return start time Tdm (U105). Here, the lower case letter m of the information return start time Tdm slot indicates the intra-group terminal number. When the timer Td is the information return start time Tdm (Y in U105), AD, CM1, CM2, PS, and D1 stored in the
[0148]
On the other hand, if the microprocessor MPU3 determines in U101 that the self group number does not match the high-order digit of CM2 (N in U101), it determines that the group to which it belongs is not specified, and proceeds to return. Point processing is not performed.
[0149]
On the other hand, when the received signal is not a status information return command in U102 (CM1 ≠ 01h), that is, a type information ID return command (CM1 = 02h) (N in U102), it is stored in the
[0150]
Further, when it is determined in U105 that the timer Td has not reached the information return start time Tdm (N in U105), the process waits until the information return start time Tdm is reached.
[0151]
In U102 to U105, the fire receiver RE side is the first waiting field WF1 that does nothing with the terminal device (S412), and therefore the repeater RP is connected to itself. Data analysis such as fire signals obtained from the on-off type fire detector F can be performed under favorable conditions.
[0152]
In the above embodiment, the point processing of the relay RP is shown as an example of the terminal device, but this is a fire detector such as a photoelectric fire detector or a thermal fire detector. Is basically the same. That is, for example, in the case of the photoelectric fire detector S, the collection of the state information is periodically performed by the light emitting diode LD connected to the light emitting circuit LDC by the generation of the clock pulse from the clock, and the light receiving circuit PDC. This is basically the same as the repeater RP except that the connected photodiode PD receives the scattered light of the emitted light and detects the smoke density.
[0153]
Further, in the above, the information return start time Tdm is calculated from the own intra-group terminal number m in U2, and the larger the intra-group terminal number m of each terminal device, that is, the farther from the fire receiver RE. The information return start time Tdm is set to be delayed as the terminal device is displayed. In order to calculate the information return start time Tdm, for example, a group terminal number m and a table of information return information are stored in a predetermined ROM of the terminal device, and a corresponding information return from the own group terminal number m is stored. Get the start time. The information return start time Tdm is the same time as the slot start time for the intra-group terminal number m generated by the fire receiver RE. As a result, the status information of each terminal device is sequentially returned to each slot provided corresponding to each terminal device in the fire receiver RE.
[0154]
18 and 19 are flowcharts showing the point processing operation of the transmitter P as an example of the terminal device in the embodiment.
[0155]
First, initialization is performed (U201), and a response to the group information collection frames U101 to U115 shown in FIG. 17 is executed (U202). Next, within a predetermined time T1a (Y in U217), it is determined whether or not each transmitter P is reporting itself by whether or not the push button SW is pressed (U203). That is, if it is determined that the push button SW has been pressed within the predetermined time T1a and the alarm is being issued (Y in U203, N in U217), the process returns to U204. On the other hand, if it is determined that the push button SW has not been pressed and the alarm has not been issued even after the predetermined time T1a has elapsed (N in U203, Y in U217), the process waits as it is. Note that whether or not the predetermined time T1a has elapsed by a timer provided in the
[0156]
Next, when each transmitter P detects a transmitter slot generated by the fire receiver RE within a predetermined time T2a (Y in U204, N in U218), the process proceeds to S205. On the other hand, if each transmitter P does not detect a transmitter slot (N in U204, Y in U218), the process returns. Here, the transmitter slot is detected by the transmitter P determining that all the data return slots in the group information collection frame have been completed.
[0157]
When the process proceeds to U205, b is set to 7, and the process proceeds to U206. Here, b is a transmission bit number counter, and b is indicated by a decimal number. Then, “AD.b” indicates the number of the higher rank by b from the lowest order of the address of the transmitter P, that is, the higher order bit by b from the lowest order. Therefore, for example, when b = 0, “AD.b” indicates the least significant bit, and when b = 7, “AD.b” indicates the most significant bit. As described above, the address of each transmitter P is represented by a binary number represented by 8 bits.
[0158]
When the transmitter P detects the transmitter call pulse transmitted from the fire receiver RE within the predetermined time T3a in U206 (Y in U205), the bit timer Tb is started (U207). Although not shown here, it is determined whether or not its own address has been transmitted in the previous point polling, and if it has been transmitted, the process proceeds to return. This is so that the fire receiver RE can sequentially detect the transmitters that are reporting by repeating the point polling in descending order of address. Thereafter, if it is determined that the predetermined time has elapsed (Y in U208), the process proceeds to U209. If it is determined that the timer Tb has not elapsed (N in U208), the process waits as it is. The predetermined time here is a time corresponding to the width of the transmitter call pulse. This is to prevent the transmitter call pulse from the fire receiver RE and the address transmission signal from the transmitter P from overlapping. Therefore, for example, a time corresponding to 1 bit, that is, 1/2400 seconds is employed as the predetermined time. On the other hand, when the transmitter detection pulse transmitted from the fire receiver RE by each transmitter P in U206 is not detected within the predetermined time T3a (N in U206, Y in U219), the process returns.
[0159]
In U209, the most significant bit by b is sent from the least significant bit of the address ADp of the transmitter P, the timer Tb is started again, and the process proceeds to U210. The address ADp is stored in the
[0160]
Then, in U210, when the higher-order bits of b from the lowest order of the address ADp sent from the transmitter P are 0 (Y in U210, N in U211), the state of the signal line is 0. Whether it is 1 or 1 is monitored and discriminated within a predetermined time (U214). In other words, the transmitter P monitors and discriminates over a predetermined time whether the higher-order bit by 0 from the lowest order of the address transmitted from other transmitters P is 0 or 1. Here, when the signal line state remains 0 and the predetermined time has elapsed (N in U214, Y in U215), the value of b is decremented by 1 (U212), and the process proceeds to U213. On the other hand, when the state of the signal line becomes 1 within the predetermined time, that is, when the transmitter P having an address larger than itself is transmitting, it is determined that another transmitter P is transmitting the address ( The process proceeds to U216 and U216 of U214. Note that, for example, 1/2400 seconds, which is a 1-bit width of the address transmission signal from the transmitter P, is employed as the predetermined time mentioned here. This is for sequentially comparing the number of each binary number represented by 8 bits transmitted as an address from each transmitter P.
[0161]
If the process proceeds to U216, transmission of the transmitter address from the transmitter P is forcibly terminated.
[0162]
In U210, when the most significant bit of b from the least significant address sent from the transmitter P is 1 (N in U210), a predetermined time is waited until the timer Tb overflows (U211). , B is decremented by 1 (U212), and the process proceeds to U213. Here, the reason why the waiting time is provided in this way is that there is no overlap between one bit of the address transmission signal from the transmitter P and one bit of the address transmission signal transmitted next from the same transmitter P. It is for doing so.
[0163]
If the process proceeds to U213, it is determined whether b is 0 or more. Here, if b is 0 or more (Y in U213), since all the bits of the address ADp of the transmitter P have not been transmitted, the process returns to U209, and the routines from U209 to U213 are repeated. On the other hand, if b is less than 0 (N in U213), all the bits of the address ADp of the transmitter P have been transmitted, so the transmission ends.
[0164]
Therefore, by repeating the routines from U209 to U213, the bits at each position of the address ADp of the transmitter P are sequentially transmitted from the higher order, and the transmitter P compares the transmission data and the reception data in bit units, The transmitter P which has received the active level despite transmitting the active level stops the transmission, and finally the fire receiver RE uses only one transmitter P as the notification transmitter address information. Obtainable. As shown in the explanation of the group information collection frame, one transmitter P sends a check code after completing transmission of the address of its own transmitter P, so that transmission is performed normally. The fire receiver RE may be able to confirm whether or not the
[0165]
In the above embodiment, the number of terminal devices in one group is 16. However, the number may be other than 16, and the number of groups is 16. However, the number of groups may be divided into groups other than 16. .
[0166]
In addition, when an address is assigned to each terminal device, in addition to the above-described expression using a 2-digit number, the lower digit is a group number and the upper digit is a terminal number within each group. It may be displayed using a two-digit hexadecimal number, and is not limited to two digits as long as all terminal devices can be specified. Addresses displayed in a plurality of digits on each of a plurality of terminal devices. The group number may be displayed with several digits in the address, and the terminal number within each group may be displayed with the remaining digits.
[0167]
In the above embodiment, when a plurality of transmitters issue a report, by comparing the number of each digit of the address represented as an 8-bit binary number of each transmitter that has issued the report from the top. , The highest address among the addresses of the transmitters that issued is given priority and sent to the fire transmitter RE. However, the transmitter P sends its own address sequentially from the lower bits, and the alarm is sent. The priority is given to the address of one of the transmitters that received the fire by comparing the magnitude of the number of each address represented as an 8-bit binary number of each transmitter. It may be sent to the machine RE.
[0168]
FIG. 20 is a flowchart showing the operation of the system processing (U16) of the repeater RP as an example of the terminal device in the embodiment.
[0169]
When entering the system processing (U16), AD, CM1, and PS stored in the
[0170]
First, it is determined whether or not the command CM1 received by the microprocessor MPU3 is a fire recovery command (U301). If the command CM1 is a fire recovery command (Y in U301), the fire signal receiving circuit FSR, the district sound control circuit Restore LAC and return. On the other hand, if it is not a fire recovery command (N in U301), it is determined whether or not the command CM1 is a storage recovery command (U303), and if it is a storage recovery command (Y in U303), a fire signal The receiving circuit FSR is restored (U304), and the process returns. On the other hand, if it is not a storage restoration command (N in U303), it is determined whether or not the command CM1 is a district sound stop command (U305). If it is a district sound stop command (Y in S305), The district acoustic control circuit LAC is turned off (U306), and the process returns. On the other hand, if it is not a district sound stop command (N in S305), it is determined whether it is an emergency broadcast stop command (U307). If it is an emergency broadcast stop command (Y in S307), emergency broadcast control is performed. The circuit BAC is turned off (U308), and the process returns. On the other hand, if it is not an emergency broadcast stop command (N in S308), the process directly returns.
[0171]
In the present embodiment, the system polling for the repeater RP has been described. However, in the case of a fire detector such as the photoelectric fire detector S, it is not controlled by the district sound stop command and the emergency broadcast stop command. In the case of the machine P, it is basically the same as the system polling for the repeater RP except that it is not controlled by the storage restoration command, the district sound stop command, and the emergency broadcast stop command.
[0172]
FIGS. 21 and 22 are flowcharts showing specific operations of the selecting process (U17) of the repeater R as an example of the terminal device in the embodiment.
[0173]
When entering the selecting process (U17), AD, CM1, and PS stored in the
[0174]
First, here, the microprocessor MPU3 determines whether or not the self-address of the repeater RP matches the received address AD (U401). If it is determined that the received address AD matches the received address AD (Y in U401), it is determined that the relay RP is designated, and the status information it has is returned to the fire receiver RE. Therefore, the following operation is performed.
[0175]
That is, in order to determine the contents of the selecting process, it is determined whether the received signal is a type information ID return command (CM = 00h) (U402), and if it is a type information ID return command (Y in U402) The type information ID and its own address are read from the
On the other hand, if it is determined in U402 that the signal received by the microprocessor MPU3 is not a type information ID return command (N in U402), it is determined whether or not the received signal is a status information return command (CM1 = 01h). If it is determined (U404) and it is determined that it is a status information return command (CM1 = 01h), the status information is read out from the
[0176]
On the other hand, in U404, it is determined whether or not the command CM1 received by the microprocessor MPU3 is a fire recovery command (U406). If the command CM1 is a fire recovery command (Y in U406), the fire signal receiving circuit FSR, The district acoustic control circuit LAC and the like are restored, and the process proceeds to U415. On the other hand, if it is not a fire recovery command (N in U406), it is determined whether or not the command CM1 is a storage recovery command (U408). If it is a storage recovery command (Y in S408), a fire signal The reception circuit FSR is restored (U409), and the process proceeds to U415. On the other hand, if the command is not a storage restoration command (N in S408), it is determined whether or not the command CM1 is a district sound stop command (U410), and if it is a district sound stop command (Y in U410). The district sound control circuit LAC is turned off (U411), and the process proceeds to U415. On the other hand, if it is not a district sound stop command (N in U410), it is determined whether or not it is an emergency broadcast stop command (U412). If it is an emergency broadcast stop command (Y in U412), emergency broadcast control is performed. The circuit BAC is turned off (U413), and the process proceeds to U415. On the other hand, if it is not an emergency broadcast stop command (N in U412), the process directly returns.
[0177]
In the point polling of the above embodiment, it is distinguished whether CM1 returns status information or type information ID among various data, and a group is specified by CM2, but this is not the case. It is also possible to distinguish whether to return status information or type information ID among various data by CM2 and to specify a group by CM1.
[0178]
In the system polling and selecting in the above embodiment, the command CM2 is not used. For example, the fire receiver RE sends a confirmation lamp turn-off command for turning off the confirmation lamp of the fire detector to the terminal device. In this case, the command CM1 may be sent as an instruction for controlling the confirmation lamp, and the command CM2 may be sent out together with the address AD and the primary sum check code PS as an instruction to turn off the lights.
[0179]
Furthermore, in the present embodiment, the selection for the repeater RP has been shown. However, in the case of a fire detector such as the photoelectric fire detector S, it is not controlled by the district sound stop instruction and the emergency broadcast stop instruction. In the case of the transmitter P, it is basically the same as the case of selecting the repeater RP except that it is not controlled by the storage restoration command, the district sound stop command, and the emergency broadcast stop command.
[0180]
In the point polling of this embodiment, when receiving the return data D1 and the secondary sum check code SS sequentially from each terminal device from one group, the width of the slot for receiving the status information or the type information ID is: The intra-group terminal number m is made wider as it becomes larger. For example, FIG. 23 shows the slot width when point polling is performed for the group of
[0181]
In this way, by giving each slot a spread, each return data D1 sent from the fire receiver RE and each terminal device due to an error in the frequency of each oscillator and each secondary sum check code SS are exchanged. Timing deviation can be absorbed.
[0182]
Furthermore, when entering the system process or selecting process, the AD, CM1, and PS of the
[0183]
In the present embodiment, whether or not the transmission is normally performed is determined by the sum check method as described above. However, each AD, CM1, CM2, and a primary addition code PS obtained by simply adding these are added. The terminal device sent out and called by polling simply adds the received AD, CM1, and CM2, and depending on whether or not the addition result (first addition code) matches the primary addition code PS, The terminal device can recognize whether or not the signal received from the fire receiver is normal. On the other hand, this terminal device receives the return data D1 to be returned to the fire receiver and the AD, CM1, and CM2 received from the fire receiver RE. The primary addition code PS is simply added to create the secondary addition code SS, and the fire receiver RE receives the return data D1 received from the terminal device and the AD, CM1, CM2 returned to the terminal device. By comparing the second addition code obtained by simply adding PS with the secondary addition code SS received from the terminal device, the terminal device has successfully received the address code and instruction code sent from the fire receiver. The fire receiver may be able to recognize this.
[0184]
【effect】
Since the present invention is configured as in the above-described embodiment, when there are a large number of terminal devices in the group, there is an effect of quickly detecting a terminal device that has detected an abnormality, and each slot is spread. Thus, it is possible to absorb a difference in timing of transmission / reception of each return data and secondary sum check code transmitted from the fire receiver and each terminal device due to an error in the frequency of each oscillator.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a system diagram of disaster prevention equipment to which the embodiment is applied.
FIG. 2 is an example of an 8-bit code indicating an address.
FIG. 3 is a time chart showing an embodiment of the present invention.
FIG. 4 shows a time chart when three transmitters operate in the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a block diagram showing an example of a fire receiver RE in the embodiment.
FIG. 6 is a block diagram showing a photoelectric fire detector S as an example of a terminal device in the embodiment.
FIG. 7 is a block diagram showing a repeater RP as an example of a terminal device in the embodiment.
FIG. 8 is a block diagram showing a transmitter P as an example of a terminal device in the embodiment.
FIG. 9 is a system flowchart of the fire receiver RE in the embodiment.
FIG. 10 is a flowchart showing a specific operation of point polling in FIG. 9;
FIG. 11 is a flowchart showing a specific operation of point polling in FIG. 9;
FIG. 12 is a flowchart showing a specific operation of point polling in FIG. 9;
FIG. 13 is a flowchart showing a specific operation of system polling in FIG. 9;
FIG. 14 is a flowchart showing a specific operation of selecting in FIG. 9;
FIG. 15 is a flowchart showing a specific operation of selecting in FIG. 9;
FIG. 16 is a main flowchart of a repeater RP as an example of a terminal device in the embodiment.
FIG. 17 is a flowchart showing a specific operation of point processing of the relay PR in the embodiment.
FIG. 18 is a flowchart showing a specific operation of point processing of the transmitter P in the embodiment.
FIG. 19 is a flowchart showing a specific operation of point processing of the transmitter P in the embodiment.
FIG. 20 is a flowchart showing a specific operation of system processing of the relay PR in the embodiment.
FIG. 21 is a flowchart showing a specific operation of the selecting process of the relay PR in the embodiment.
FIG. 22 is a flowchart showing a specific operation of the selecting process of the relay PR in the embodiment.
FIG. 23 is a diagram illustrating a data width returned from the terminal device.
[Explanation of symbols]
Fire receiver as an example of RE receiver
S Analog fire detector
P transmitter
RP repeater
F On-off fire detector
B district sound equipment
G Gas leak detector
D Fire door as an example of controlled machine
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