JP3748975B2 - Transfer line having tool change method and tool changer in transfer line - Google Patents
Transfer line having tool change method and tool changer in transfer line Download PDFInfo
- Publication number
- JP3748975B2 JP3748975B2 JP07798797A JP7798797A JP3748975B2 JP 3748975 B2 JP3748975 B2 JP 3748975B2 JP 07798797 A JP07798797 A JP 07798797A JP 7798797 A JP7798797 A JP 7798797A JP 3748975 B2 JP3748975 B2 JP 3748975B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- workpiece
- new
- change
- station
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作物の加工を行うための複数の加工ステーションに配置された工作機械と、前記複数の加工ステーションに工作物を順次搬送するトランスファ装置とを備えたトランスファラインにおける工具交換方法および工具交換装置を備えたトランスファラインに関する。
【0002】
【従来の技術】
トランスファラインは工作物を加工する工作機械を加工ステーションとして直列的に配置し、搬送装置により工作物が加工ステーション間で搬送されるように構成されている。
従来、このようなトランスファラインにおいて、工作機械で使用している工具の寿命が近づくと、各工作機械に接続されたシーケンスコントローラは作業者に対して工具交換を指示する。
【0003】
作業者はこのシーケンスコントローラの工具交換指示に基づいて各工作機械の工具交換する工具(以下、新交換工具と称す)を準備し、この工具交換指示のなされた工作機械に対して順次工具交換作業を行うとともに、新交換工具に交換して最初に加工した工作物を初品工作物とし、その初品工作物の新交換工具で加工した部位の加工状態をチェック(これを品質チェックと称す)して以後の新交換工具での加工において不良品が発生することを防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この品質チェックはトランスファラインの動作を停止させて行われるため、工具交換指示が複数の工作機械で発生した場合には、作業者は1つの工作機械の工具交換をして加工を行い、トランスファラインを停止させて品質チェックを行ったのち、次の工作機械の工具交換を行ってトランスファラインの動作を停止させ品質チェックを行う動作を繰り返すことになり、品質チャックのために、何度もトランスファラインの動作を停止しなければならず、トランスファラインの停止時間が増えて可動率が低下してしまう。
【0005】
また、同時に工具交換を行い品質チェックを行えば停止時間を短くすることができるが、そのためには作業者の人数を増やすことが必要となるとともに、品質チェックのための測定器具等の数も増やすことになる。
従って、本発明の主たる目的は、上述したトランスファラインにおいて、最低1人の作業者が品質チェックを行う場合においても、従来より品質チェックのためにトランファラインが停止する時間を低減し、トランファラインの可動率を向上させることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した従来のトランスファラインに係わる課題及び目的は、本発明による下記の手段により解決される。すなわち、請求項1に記載の発明は、各工作機械にて、当該工作機械で使用される工具のうち予め設定された工具交換予報値を超えて使用された工具に対して当該工具に代わる新交換工具を準備し、前記工作機械のうちの複数の工作機械にて、前記新交換工具が準備された段階で当該新交換工具に対する一斉工具交換を指示し、前記一斉工具交換の指示に応じて、前記新交換工具が準備された前記複数の工作機械のうち工作物の搬送方向最上流の工作機械にて、前記工具交換予報値を超えて使用された工具を前記新交換工具に交換し、当該新交換工具により工作物の加工を行うと共に、この加工された工作物を初品工作物として記憶し、前記新交換工具が準備された前記複数の工作機械のうち前記最上流の工作機械以外の工作機械にて、前記最上流の工作機械にて前記新交換工具によって加工された前記初品工作物が前記トランスファ装置により当該工作機械へ搬送されてきた段階で、前記工具交換予報値を超えて使用された工具を前記新交換工具に交換し、当該新交換工具により工作物の加工を行うようにしたので、品質チェックを行う初品工作物を1つにでき、品質チェックによってトランスファラインが停止する時間を短縮できる。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、各工作機械が、当該工作機械を制御する制御装置と、当該工作機械で使用される工具のうち予め設定された工具交換予報値を超えて使用された工具と当該工具に代わる新交換工具とを自動交換する自動工具交換装置とを備え、前記各制御装置が、前記工具交換予報値を超えて使用された工具を指示する交換工具指示手段と、前記交換工具指示手段にて指示された工具に代わる新交換工具が新交換工具準備位置に準備されたことを設定する新交換工具準備設定手段とを含み、主シーケンスコントローラが、複数の工作機械にて前記新工具交換準備設定手段により新交換工具が設定された段階で当該新交換工具に対する一斉工具交換を指示し、前記新交換工具が準備された前記複数の工作機械のうち工作物の搬送方向最上流の工作機械の前記制御装置は、前記一斉工具交換指示に従って前記自動工具交換装置に対して前記工具交換予報値を超えて使用された工具と前記新交換工具との交換を指示すると共に、当該工作機械に対して交換された新交換工具による工作物の加工を指示し、前記主シーケンスコントローラは前記新交換工具により最初に加工された工作物を初品工作物として記憶し、前記新交換工具が準備された前記複数の工作機械のうち工作物の搬送方向最上流以外の工作機械の前記制御手段は、前記一斉工具交換指示に反して前記自動工具交換装置に対する前記工具交換予報値を超えて使用された工具と前記新交換工具との交換指示を保留すると共に、前記初品工作物が前記トラスファ装置により当該加工ステーションに搬送された段階で前記交換指示の保留を解除して前記工具交換予報値を超えて使用された工具と前記新交換工具との交換を指示するようにしたものである。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項2の発明の構成に対して、前記初品工作物の品質チェックを行う品質チェックステーションと、前記全ての工作機械による加工が完了した工作物が前記初品工作物のとき当該初品工作物を前記品質チェックステーションに搬送する初品工作物搬送手段と、前記初品工作物搬送手段により品質チェックステーションに搬送された初品工作物の品質チェックを指示する品質チェック指示手段を備えたことを特徴とする工具交換装置を備える。
【0009】
また、請求項3に記載の発明の品質チェック指示手段の好適な構成は、請求項4に記載されるように、前記初品工作物の前記新交換工具で加工された箇所を表示する品質チェック箇所表示手段を備えるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基いて説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるトランファラインの構成を示すブロック図である。
図1において、10は工作物Wの搬送を行うトランスファ装置である。このトランファ装置10には工作物Wの搬入を行う搬入ステーション11と、工作機械M1〜M4が設置された第1ステーションST1〜第4ステーションST4と、工作物Wの搬出を行う搬出ステーションST5がそれぞれ配置されている。
【0011】
前記トランスファ装置10は、搬入ステーション11にて取付けられた工作物Wを第1ステーションST1〜第4ステーションST4及び搬出ステーションST5に順次搬送する。
また、搬出ステーションST5は搬送された工作物Wのうち、品質チェックを行う工作物は品質チェックテーブルCTに払い出し、それ以外の品質チェックを行わない工作物Wはトランファラインから搬出する。
【0012】
前記第1ステーションST1は図2に示すような構成となっている。
なお、第2ステーションST2〜第4ステーションST4の構成は、第1ステーションST1と同じなので説明は省略する。
図2において、12はトランスファ装置10のトランスファバーを示しており、このトランスファバー12上には、所定間隔をあけて工作物Wを取り付ける搬送治具13が配置されている。
【0013】
第1ステーションST1におけるトランスファバー12の外周には、加工治具14が設置され、トランスファ装置10に沿って第1ステーションST1に搬送された工作物Wは、工作機械M1で加工を行うため、トランスファバー12の搬送治具13上から加工治具14に固締される。
この加工治具14と対向する位置には工作機械M1が配置されている。この工作機械M1は、ベッド15、コラム16、主軸頭17、工具マガジン18及び図略の数値制御装置を主な構成としている。
【0014】
ベッド15は地面に固定され、このベッド15には移動テーブル19がトランスファバー12と平行なZ方向に移動可能に設けられ、この移動テーブル19上にはコラム16が工作物Wに対して進退するX方向に移動可能に設けられている。
また、コラム16には主軸頭17が取付けられている。この主軸頭17は、コラム16内を上下するY方向に図略の案内レールに沿って移動可能になっており、これらコラム16、主軸頭17及び移動テーブル19は図略のモータとボールねじにより、それぞれX,Y,Z方向に移動される。
【0015】
主軸頭17の内周には、主軸20が回転自在に軸承され、この主軸20を回転するためのモータ21が主軸頭17の後端に取り付けられ、主軸20の前面には着脱自在に工具Tが挿着されている。一方、コラム16の上方には、工具マガジン18が固定部材27上に回転可能に取付けられている。この固定部材27はベッド15から延びる支柱28により支持されている。
【0016】
工具マガジン18は、複数の工具Tを保持可能なツールポッド22を着脱自在に保持しており、工具マガジン18が回転されることで、主軸工具交換準備位置P1と新工具交換準備位置P2に割出される。新工具交換準備位置P2には新工具搬送装置24が設けられている。この新工具搬送装置24は工具寿命となった工具Tを新しい工具(以下、新交換工具T’と称す)と交換するための装置で、コラム16後方の新交換工具位置P3と新工具交換準備位置P2とを結ぶ工具搬送通路24aと、この工具搬送通路24aの途中に設けられた旋回テーブル24bから構成されている。
【0017】
旋回テーブル24bは、その両端に搬送されてきた工具Tと新交換工具T’を、テーブル旋回することにより入れ換えることができる。前記工具交換準備位置P1には工具マガジン18からツールポッド22を工具交換位置P0まで移動させるための工具搬送装置23が設けられている。また、主軸頭17の上方には、主軸20と工具交換位置P0まで運ばれてきた工具Tを交換するためのATCアーム25が設けられている。このATCアーム25による工具交換は、図2に示すようにコラム16を後退端に移動し、主軸頭17を上端に移動させた状態で、ATCアーム25を旋回させることにより行われる。
【0018】
以上のような構成の工作機械M1は、図略の数値制御装置により制御されるもので、後述する第1シーケンスコントローラPC1(以下、第1シーケンサPC1と称す。)からの指令により、以下の動作を行う。
搬送されてくる工作物Wの種類により、主軸20に挿着する工具Tを選択し、この選択した工具Tを工具マガジン18を回転させて主軸工具交換準備位置P1に割り出す。さらにこの主軸工具交換準備位置P1に割り出された工具Tは、工具搬送装置23によって工具交換位置P0まで運ばれた後、ATCアーム25の旋回動作によって主軸20に挿着される。
【0019】
主軸20に工具Tが挿着されると主軸20が回転され、工具Tがコラム16、主軸頭17及び移動テーブル19のX,Y,Z方向の移動により、加工治具14に取付けられた工作物Wを加工する。
また、寿命となった工具Tは、新工具搬送装置24によって工具マガジン18から取り出されて予め作業者が新工具交換位置P3に準備挿着した新交換工具T’と交換される。
【0020】
一方、工作機械M1の後方には、これを制御するための第1シーケンスサPC1が設けられている。この第1シーケンサPC1は図1に示すように、工作機械M2〜工作機械M4をそれぞれ制御する第2シーケンスコントローラPC2〜第4シーケンスコントローラPC4(以下、第2シーケンサPC2、第3シーケンサPC3、第4シーケンサPC4と称す。)、搬出ステーションST5を制御する第5シーケンサPC5及び、トランスファ装置10の動作を制御するとともにトランスファライン全体の制御を行う主シーケンスコントローラMPC(以下、主シーケンサMPCと称す。)とそれぞれリンクライン26により接続されている。
〔第1シーケンサPC1〜第4シーケンサPC4の構成〕図3に示す第1シーケンサPC1は、シーケンサ本体30、リンク回路31及び操作盤32とで構成され、シーケンサ本体30は入力回路部33、出力回路部34、演算制御部35、プログラムメモリ36及びデータメモリ37とで構成される。
【0021】
入力回路部33は、操作盤32、工作機械M1の各部に配置した動作確認用リミットスイッチLS及び工作機械M1を数値制御する図略の数値制御装置と接続され、数値制御装置及び操作盤32から入力される入力信号SW及びLSの動作状態を演算制御部35からの指令により順次選択して演算制御部35へ入力する。
【0022】
一方、出力回路部34は、操作盤32、工作機械M1の各部に配置した各種のアクチェータの起動・停止を指令するソレノイドSOL及び工作機械M1を数値制御する図略の数値制御装置と接続され、演算制御部35からの指令により、数値制御装置及び操作盤32へ出力信号LPを出力するとともに、ソレノイドSOLを付勢または無勢する。
【0023】
演算制御部35はプログラムメモリ36に記憶されたシーケンスプログラムに従って動作され、入力回路部33に入力信号SW、LSの動作状態取り込みを指令するととともに、この入力回路部33に入力信号SW、LS動作状態に基づいて数値制御装置及び操作盤32へ出力信号LPを出力するとともに、ソレノイドSOLを付勢または無勢する指令を出力回路部34に与える。
【0024】
データメモリ37は、入力回路33から入力された数値制御装置及び操作盤32からの入力信号SW、LSの動作状態及び、出力回路34から数値制御装置及び操作盤32に出力する出力信号LP、ソレノイドSOLを付勢または無勢する指令を記憶している。
具体的には、図4に示すように第1シーケンサPC1のみが使用可能な固有データエリアと主シーケンサMPCとの間でデータをリンク(共有)するリンクデータエリアとで構成されている。
【0025】
固有データエリアは、工具交換予報値エリア、工具交換停止値エリア、工具交換現在値エリア、新工具セット完エリア及び新工具交換指令リンクリレーとで構成されている。
工具交換予報値エリアは、工具交換指示を開始する工具使用回数を格納する領域であり、工具交換停止値エリアは、工具の使用限度を示す工具使用回数を格納する領域であり、工具交換現在値エリアは現在使用している工具の工具使用回数を格納する領域である。
【0026】
これら工具交換予報値エリア、工具交換停止値エリア及び工具交換現在値エリアは、図4に示すように工作機械M1の工具マガジン18に収納された工具の番号(T1〜T6)毎に、例えば、工具T1であれば工具交換予報値、工具交換停止値及び工具交換現在値を格納するための領域が、メモリアドレスD001、D010、D020にそれぞれ設けられている。
【0027】
新工具セット完エリアは後述する操作盤32に表示される工具セットボタンA114が押された時に、その押された工具セットボタンA114に対応する工具T1〜工具T6の番号を格納する領域である。
新工具交換指令リンクリレーは新工具交換位置P3に準備挿着した新交換工具T’と工具マガジン18の工具Tとの交換を指令するための1/0信号(指令する/指令しない)を記憶する領域である。
【0028】
また、リンクデータエリアは初使用工具番号記憶エリア、使用工具番号記憶エリア、工作物抜き出し通知リンクリレー、工具待機解除通知リンクリレー、加工開始通知リンクリレー、加工完了通知リンクリレー、新工具セット通知リンクリレーとで構成されている。
初使用工具番号記憶エリアは前記工具交換現在値エリアが示す工具使用回数が「0」から「1」に変化した工具、すなわち新交換工具T’で初めて加工を行った時(以後、この時に使用した工具を新使用工具と称す)に、その工具番号を格納する領域である。
【0029】
使用工具番号記憶エリアは現加工において使用した工具番号を格納する領域である。
工作物抜出し通知リンクリレーは、工具折損や加工不良等によって全ての加工が完了しないうちに、工作物Wを抜出したことを主シーケンサMPCに通知する1/0信号(抜出した/抜出さない)を記憶する領域である。
【0030】
工具待機解除通知リンクリレーは、主シーケンサMPCから第1シーケンサPC1に与えられる新工具交換位置P3に準備挿着した新交換工具T’と工具マガジン18の工具Tとの交換を許可する1/0信号(交換許可/交換待機)を記憶する領域である。
加工開始通知リンクリレーは、主シーケンサMPCから第1シーケンサPC1に与えられる加工開始信号を記憶する領域であり、加工完了通知リンクリレーは第1シーケンサPC1から主シーケンサMPCに通知する加工完了信号を記憶する領域である。
【0031】
新工具セット通知リンクリレーは、第1シーンケンサPC1から主シーケンサMPCに通知する新工具交換位置P3にセットした工具番号を記憶する領域である。
一方、操作盤32はタッチスクリーンにより構成され、出力回路部34から出力された出力信号LPに基づいて画面表示を行うとともに、画面上に表示されたボタンに作業者がタッチすることにより入力回路部33に入力信号SWが出力される。
【0032】
操作盤32に表示される画面には、図5に示す工具交換画面A1があり、この工具交換画面A1は工具T1〜工具T6の使用回数を表示する使用回数表示部A11と新交換工具T’との工具交換を指示する操作ボタン部A12を主な構成としている。
使用回数表示部A11はデータメモリ37の工具交換予報値エリア、工具交換停止値エリア及び工具交換現在値エリアに格納された数値をそれぞれ表示するよう構成され、例えば工具交換予報値エリアのメモリアドレスD001のデータ「50」は、T1工具の予報値として表示される。
【0033】
なお、ここでは詳細な動作原理を説明しないが、工具予報値のデータを現在値が越えた場合には現在値の表示が変化(例えば、背景色が白から赤に変化)するようになっている。
操作ボタン部A12は、現在使用中の工具T1〜T6に代えて新交換工具T’を作業者が新工具交換位置P3に挿着したことを第1シーケンサPC1に通知する工具セットボタンA114、この工具セットボタンA114に続いて押される新工具交換位置P3に準備した新交換工具T’の交換を待機させる工具交換待機ボタンA115、工具の折損等により不良工作物が発生した場合に不良工作物を抜き出したことを通知する工作物抜出し完了ボタンA116及び図略の他の画面に切り換えるためのメニュー切替ボタン群A117から構成されている。
【0034】
以上のように第1シーケンサPC1は構成され、第2シーケンサPC2〜第4シーケンサPC4も同様な構成であるので、詳細な説明を省略する。但し、第1シーケンサPC1〜第4シーケンサPC4のデータメモリ37のメモリアドレスは、各シーケンサの固有データの領域では同一メモリアドレスであるが、リンクデータアドレスでは各シーケンサでそれぞれ干渉しないそれぞれ異なるメモリアドレスが割当てられている。
〔第5シーケンサPC5の構成〕搬出ステーションST5を制御する第5シーケンサPC5の構成は、基本的には第1シーケンサPCと同じであり、相違する点はデータメモリ37に記憶されるデータだけである。
【0035】
第5シーケンサPC5のデータメモリ37のリンクデータエリアは品質チェック通知リンクリレー、加工開始通知リンクリレーにより構成され、品質チェック通知リンクリレーは、品質チェックの必要な工作物Wが搬出ステーションST5に搬送されてきたときに、主シーケンサMPCから第5シーケンサPC5に与えられる信号を格納するための領域である。
【0036】
搬出開始通知リンクリレーは、主シーケンサMPCから第5シーケンサPC5に与えられる搬出ステーションST5に搬送されてきた工作物Wを品質チェックテーブルCTもしくはトランスファライン外に搬出指示する信号を記憶する領域であり、主シーケンサMPCは、この搬出開始通知リンクリレーに第1シーケンサPC1〜第4シーケンサPC4に与える加工開始通知リンクリレーに格納された加工開始を指示する信号を与える。
〔主シーケンサMPCの構成〕
次に主シーケンサMPCの構成について、第1シーケンサPCの構成と異なるデータメモリ37a及び操作盤32aについてのみ説明する。
【0037】
主シーケンサMPCのデータメモリ37aは、基本的には第1シーケンサPCと同様に主シーケンサMPCのみが使用可能な固有データエリアと、第1シーケンサPC1〜第5シーケンサPC5との間でデータをリンク(共有)するリンクデータエリアとで構成されている。
主シーケンサMPCの固有データエリアは図6に示すように、初品停止工具番号シフトエリア、使用工具番号シフトエリア、抜出し工作物記憶エリア、初品データ後工程出力エリアとで構成されている。
【0038】
初品停止工具番号シフトエリアは、第1ステーションST1〜搬出ステーショST5にある工作物が第1ステーションST1〜第4ステーションST4のいずれかで新使用工具によって加工された場合に、その使用された新使用工具の工具番号を格納する領域である。
そして、この格納された新使用工具の工具番号は、工作物Wの第1ステーションST1〜第4ステーションST4での加工の進行、すなわち工作物Wの移動とともに格納される領域が縦方向にシフトされる。
【0039】
例えば図6に示すように、第2ステーションST2においての新使用工具2T2 (2T2は第2ステーションST2の工具T2を示す)で工作物Wの加工が行われた場合は、アドレスD211に工具番号「2T2」が格納され、以後工作物Wの移動とともに工具番号「2T2」はアドレスD211〜D214を順次移動することになる。
【0040】
なお、この初品停止工具番号シフトエリアの縦方向のデータはそのステーションで使用された新使用工具の工具番号履歴を示し、横方向のデータは各ステーションにある工作物W毎の使用された新使用工具の工具番号履歴を示している。
使用工具番号シフトエリアは、第1ステーションST1〜搬出ステーショST5にある工作物Wの加工に使用した工具の工具番号を格納する領域である。
【0041】
そして、この使用工具番号シフトエリアは、初品停止工具番号シフトエリアと同様に、格納された工具番号が工作物Wの第1ステーションST1〜第4ステーションST4での加工の進行とともに縦方向にシフトされる。
この使用工具番号シフトエリアの縦方向のデータはそのステーションで使用された工具の工具番号の履歴を示し、横方向のデータは各ステーションにある工作物W毎の使用された工具の工具番号履歴示している。
【0042】
抜出し工作物記憶エリアは、第1シーケンサPC1〜第4シーケンサPC4から抜出し通知リンクリレーに通知のあった工作物Wに関し、新使用工具の使用状態を格納する領域である。
この抜出し工作物記憶エリアは第1シーケンサPC1〜第4シーケンサPC4のいずれから抜出し通知リンクリレーに通知があったとき、その通知したシーケンサが設置されたステーションの初品停止工具番号シフトエリアのデータをステーションの番号と対応させて格納する領域である。
【0043】
例えば第2シーケンサPC2より主シーケンサPCの抜出し通知リンクリレーに抜出し通知があると、主シーケンサMPCは、図6における初品停止工具番号シフトエリアのアドレスD111のデータ「000」を抜出し工作物記憶エリアのアドレスD151の領域に格納し、初品停止工具番号シフトエリアのアドレスD211のデータ「2T2」を抜出し工作物記憶エリアのアドレスD251の領域に格納する。
【0044】
初品データ後工程出力エリアは、搬出ステーションST5に搬送されてきた工作物Wについて初品チェックが必要で有るか否かを判定するためのデータを格納するための領域である。
主シーケンサMPCは、工作物Wを搬出ステーションST5に搬送した時に、初品停止工具番号シフトエリアの搬送ステーションST5に搬送された工作物Wに関するデータ(図6におけるアドレスD114、D214、D314、D414のデータ)をそれぞれ初品データ後工程出力エリア(アドレスD140、D240、D340、D440に)に移動する。
【0045】
操作盤32aは操作盤32と同様にタッチスクリーンであり、この操作盤32aに表示される画面には、図7に示す一斉工具交換画面B1と、図8に示す初品チェック画面B2がある。
一斉工具交換画面B1は、一斉工具交換を指示する一斉工具交換ボタン部B11と、一斉工具交換画面B1と初品チェック画面B2の画面表示を切替えるメニュー切替ボタン群B12で構成されている。
【0046】
作業者が一斉工具交換ボタン部B11にタッチすることにより、主シーケンサMPCの入力回路33に一斉工具交換の指示を通知する入力信号LSが入力される。
また、初品チェック画面B2は、初品チェック指示部B21と初品チェック完ボタンB22及び、一斉工具交換画面B1と初品チェック画面B2の画面表示を切替えるメニュー切替ボタン群B23で構成されている。
【0047】
初品チェック指示部B21は、工作物Wのなかで新使用工具で加工した部分を表示する画面であり、第1ステーションST1〜第4ステーションST4で使用された工具の中から新使用工具で加工した部分を表示する。
この初品チェック指示部B21の表示は、主シーケンサMPCのデータメモリ37aの初品データ後工程出力エリアのデータに基づいて表示される。
【0048】
初品チェック完ボタンB22は、作業者が初品チェックが完了したことを主シーケンサMPCに通知するためボタンである。以上のような構成のトランスファラインの全体動作を図9を用いて簡単に説明する。図9(a)において搬入ステーション11、第1ステーションST1〜第4ステーションST4及び搬出ステーションST5には、それぞれ種類の異なる工作物W6,W5・・・W1が配置されているとする。
【0049】
ここで第2ステーションST2の工具2T2(第2ステーションST2の工具T2の意味)は工作物W5の加工に使用される工具で、第4ステーションST4の工具4T1(第4ステーションST4の工具T1の意味)は工作物W5,W3の加工に使用されるものとし、工具2T2と工具4T1が交換時期となり新交換工具T'への工具交換の指示が第2ステーションST2と第4ステーションST4にそれぞれ設置された操作盤32の図5に示す工具交換画面A1によりなされる。
【0050】
すると、作業者は第2ステーションST2と第4ステーションST4の工作機械M2と工作機械M4の新交換工具位置P3にそれぞれ交換指示のされた工具2T2と工具4T1の新交換工具2T2’、4T1’を挿着し、操作盤32の工具交換画面A1の工具セットボタンA114、工具交換待機ボタンA115を操作して新交換工具2T2’、4T1’を挿着したことを主シーケンサMPCに通知する。
【0051】
そして、作業者が主シーケンサMPCの操作盤32aにおいて、図7に示す一斉工具交換画面B1の一斉工具交換ボタンB11を押すと、主シーケンサMPCは、新交換工具2T2’、4T1’との交換が指示された工具2T2と工具4T1のうち、最上流にある工作機械で使用される工具、すなわち第2ステーションST2の工具2T2のみを新交換工具2T2’と工具交換するよう第2シーケンサPC2に工具交換を許可する。
【0052】
これにより、図9(b)に示すように第2ステーションST2の工具2T2は新交換工具2T2’と交換され、第4ステーションST4の新交換工具4T1’は交換されないまま新交換工具位置P3に待機状態となる。
さらに、図9(c)に示すように、トランスファ装置10により搬入ステーション11の工作物W6が第1ステーションST1に搬送され、第1ステーションST1の工作物W5が第2ステーションST2に搬送され、以下同様に工作物W4、W3、W2がそれぞれ第3ステーションST3、第4ステーションST4、搬出ステーションST5に搬送されると、工作物W5は第2ステーションST2において交換された新交換工具2T2’にて加工される。
【0053】
これにより、第2ステーションST2において新交換工具2T2’で加工された工作物W5が初品工作物とされる。
そして、第4ステーションST4に搬送された工作物W3は工具4T1のままで加工される。
次に順次、図9(d)に示すように加工が進み工作物W5が第4ステーションST4まで搬送されてくると、主シーケンサMPCは初品工作物が第4ステーションST4に搬送されてきたとして第4シーケンサPC4に待機中の第4ステーションの新交換工具4T1’と工具4T1の工具交換を許可する。
【0054】
第4シーケンサPC4は主シーケンサMPCから工具交換が許可されると、新交換工具4T1’と工具4T1とを交換して工作物W5の加工を行う。
これにより、工作物W5は新交換工具2T2’4T1’により加工されたことになり、新交換工具2T2’4T1’での加工が工作物W5に集約されることになる。
【0055】
さらに、加工が進み工作物W5が搬出ステーションST5に搬送されると、主シーケンサMPCは、品質チェックの必要な工作物W5が搬出ステーションST5に搬送されたことを第5シーケンサPC5に通知し、操作盤32a上に図8に示す品質チェック指示画面B2を表示する。
品質チェックの必要な工作物W5が搬出ステーションST5に搬送されたことが第5シーケンサPC5に通知されると、シーケンサPC5は図9(e)に示すように工作物W5を品質チェックテーブルCTに搬送する。
【0056】
その後、作業者は工作物W5の品質チェック指示画面B2に指示された新交換工具2T2’、4T1’で加工された箇所をチェックする。
これにより、新交換工具2T2’、4T1’で初めて加工した初品工作物が工作物W5だけとなるために、従来のように寿命のきた工具を交換して工作物を加工し、その都度品質チェックを行うのに比べて品質チェックする工作物の数を減らすことができるので、作業者の手間を省くとともに、品質チェックのためにトランファラインを停止する時間も短縮することができる。
【0057】
また、工作物W5が第2ステーションST2の新交換工具2T2’での加工を終えた後に第3ステーションST3の加工中に工具折損等により不良工作物となった場合、主シーケンサMPCは図9(e)に示す工作物W5に続く、工作物W5と同様に新交換工具2T2’を使用して加工する工作物W5’を初品工作物に変更する。
【0058】
これにより、初品工作物W5が加工不良となり、加工途中にトランスファラインの外へ取出されても作業者は、何ら特別な処理をすることなく工作物W5’を初品工作物としてチェックすることができる。
以下、上述のトランファラインの動作を実現するための主シーケンサMPC、及び第1シーケンサの動作を図10乃至図14のフローチャートに沿って説明する。
【0059】
〔主シーケンサMPCの動作〕
図10は主シーケンサMPCの動作を示すフローチャートであり、電源の投入とともに、ステップ100〜ステップ110の動作とステップ120〜ステップ136の動作を並列して実行する。
以下、ステップ100〜ステップ110の動作とステップ120〜ステップ136の動作を順に説明する。
【0060】
ステップ100では、トランスファ装置10に対して工作物Wの搬送指令が出される。これによりトランスファ装置10は工作物Wを、搬送ステーション11から第1ステーションST1へ、第1ステーションから第2ステーションST2へと1ストロークづつ搬送する。
そして、ステップ102では、トランスファ装置10による搬送が完了するまで待機し、トランスファ装置10による搬送が完了すると、ステップ104に処理が移行する。
【0061】
ステップ104では、第1ステーションST1〜第4ステーションST4の工作機械M1〜工作機械M4に工作物Wの加工を行わせるため第1ステーションST1〜第4ステーションST4の第1シーケンサPC1〜第4シーケンサPC4に加工開始指令を出す。この第1シーケンサPC1〜第4シーケンサPC4への加工指令は、図4に示す主シーケンサMPCのデータメモリ37a内の加工開始リンクリレーに「1」を立てることにより行われる。
【0062】
ステップ104で加工開始指令が出されると、ステップ106に移行して加工完了が通知されるまで待機する。
この加工完了は、主シーケンサMPCのデータメモリ37内に設けられた加工完了通知リンクリレーの第1シーケンサPC1〜第4シーケンサPC4のデータ領域にそれぞれ「1」が立った時、加工完了と判断されてステップ108に移行する。
【0063】
ステップ108では主シーケンサMPCのデータメモリ37内の品質チェック通知リンクリレーに「1」が立っているか否かを判定し、「1」が立っていればステップ110に移行し、「1」が立っていなければステップ100に戻る。
ステップ110では品質チェックテーブルCTにおいて工作物Wの作業者による品質チェックが完了したとき、図8に示す初品チェック指示画面B2の初品チェック完ボタンB22が押され品出チェック完リンクリレーに「1」が立つとステップ100に戻るようにされている。
【0064】
以上のようなステップ100〜ステップ110の動作ステップを実行することにより、工作物Wを順次トランスファ装置10で移動し、移動した工作物を工作機械M1〜工作機械M4で加工する指令を出力し、品質チェックテーブルCTに品質チェックすべき工作物Wが有る場合は、品質チェックが完了して初品チェック完ボタンB22が押されるまで待機する動作を繰り返し行う。
【0065】
また、主シーケンサMPCはステップ100〜ステップ110の動作を繰り返し実行するのと平行し、ステップ120〜ステップ136の動作を実行している。
ステップ120ではトランファ装置10による工作物Wの搬送が完了しているかが判定され、工作物Wの搬送が完了している場合はステップ122に移行し、工作物Wの搬送が完了していない場合はステップ128までジャンプする。
【0066】
ステップ122ではデータシフト処理が行われる。このデータシフト処理は工作物Wの移行ともに、主シーケンサMPCのデータメモリ37の初品停止工具番号シフトエリア及び使用工具番号シフトエリアの各データをシフトさせるもので、例えば図6の第1ステーションST1の第1シーケンサPC1の初品停止工具番号シフトエリアのデータであれば、アドレスD114にはアドレスD113のデータ「000」が、アドレスD113にはアドレスD112のデータ「000」が、アドレスD112にはアドレスD111のデータ「000」が、アドレスD111にはアドレスD110のデータ「000」がそれぞれシフトされる。
【0067】
また、各ステーションST1〜ST4の加工履歴の先頭のデータアドレスD110、D211、D312、D413には各ステーションST1〜ST4の初使用工具番号記憶エリアのデータがそれぞれ格納される。
同様に第1ステーションST1の第1シーケンサPC1の使用工具番号シフトエリアのデータであれば、アドレスD124にはアドレスD123のデータ「1T3」が、アドレスD123にはアドレスD122のデータ「1T4」が、アドレスD122にはアドレスD121のデータ「1T6」が、アドレスD121にはアドレスD120のデータ「1T6」がそれぞれシフトされ、各ステーションST1〜ST4の加工履歴毎の先頭データアドレスD120、D221、D322、D423には各ステーションST1〜ST4の使用工具番号記憶エリアのデータがそれぞれ格納される。
【0068】
ステップ124では、工具交換待機解除処理が行われる。この工具交換待機解除処理は、図11に詳しく説明するように、第1ステーションST1〜第4ステーションST4の少なくとも1つに新使用工具を使用して加工された工作物Wが搬送されたとき、その工作物Wが搬送されたステーションに工具交換を行うべき新交換工具T’が待機していれば、その新交換工具T’の工具交換の待機状態を解除する処理を行うとともに、品質チェックすべき工作物Wが搬出ステーションST5に搬送されてきたか否かを判定する処理を行う。
【0069】
以下ステップ124の工具交換待機解除処理について図11のフロチャートで説明する。
図11のフロチャートにおいて、ステップ150では主シーケンサMPCのデータメモリの初品停止工具番号シフトエリア中の第1ステーションST1に関するデータ(図6におけるアドレスD110のデータ)を検索する。
【0070】
そしてステップ152においてこの検索されたデータの中に「0」以外のデータ、すなわち新使用工具の工具番号が検出されたか否かを判定する。
ここで検索されたデータの中に「0」以外のデータ検出された場合はステップ154に移行し、検索されなかった場合はステップ156にジャンプする。
ステップ154では第1ステーションST1の新交換工具T’の工具交換の待機状態を解除すべく、主シーケンサMPCの第1ステーションST1に該当する工具解除通知リンクリレーに工具交換の待機状態の解除を示す「1」を立ててステップ156に移行する。
【0071】
ステップ156に移行すると、主シーケンサMPCのデータメモリの初品停止工具番号シフトエリア中の第2ステーションST2に関するデータ(図6におけるアドレスD111、D211のデータ)を検索する。
そしてステップ158において、この検索されたデータの中に「0」以外のデータ、すなわち新使用工具の工具番号が検出されたか否かを判定する。
【0072】
ここで検索されたデータの中に「0」以外のデータ検出された場合はステップ160に移行し、検索されなかった場合はステップ160は実行せず、ステップ162以降にジャンプする。
ステップ160では第2ステーションST2の新交換工具T’の工具交換の待機状態を解除すべく、主シーケンサMPCの第2ステーションST2に該当する工具解除通知リンクリレーに解除を示す「1」を立てる。
【0073】
以下同様に第3ステーションST3、第4ステーションST4についても初品停止工具番号シフトエリア中のそれぞれのステーションに関するデータ(図6において第3ステーションST3であればメモリアドレスD112、D212、D312のデータであり、第4ステーションST4であればメモリアドレスD113、D213、D313、D413のデータである。)をそれぞれ検索し、検索されたデータの中に「0」以外のデータ、すなわち新交換工具T’の工具番号が検出された場合には主シーケンサMPCの各ステーションに該当する工具解除通知リンクリレーに解除を示す「1」を立てる処理を行い、ステップ162に移行する。
【0074】
ステップ162では主シーケンサMPCのデータメモリの初品データ後工程出力エリアのデータを検索する。この初品データ後工程出力エリアのデータは搬出ステーションST5に搬送されてきた工作物Wに新使用工具が使用されているか否かが格納されており、ステップ164において、全てのデータが「0」である場合には、ステップ126に戻り、「0」以外のデータが検出された場合には、搬出ステーションST5に新使用工具が使用された工作物W、すなわち初品工作物が搬送されてきたとして品質チェクテーブルに搬送すべくステップ166で初品チェック通知リレーに「1」を立てる。
【0075】
そして、ステップ168に移行して操作盤32aに図8に示す品質チェック指示画面B2を表示してステップ170において初品チェック完ボタンB22が押されたことが確認されるまで待機し、初品チェック完ボタンB22が押されると図10のステップ126に移行する。
ステップ126では工具折損や加工不良等によって工作機械M1〜M4での全ての加工が完了しないうちに抜出してしまった工作物Wに新使用工具が使用されていたとき、この抜出してしまった工作物Wと同じ工具を使用して加工された工作物を初品工作物として取り扱うための処理を行うステップである。
【0076】
このステップ126は図12に詳細を示すように、ステップ180において抜出し工作物記憶エリアの第1ステーションST1のデータを検索し、ステップ181で「0」以外、すなわち第1ステーションST1で抜出した工作物があるか否かを判定し、抜出した工作物がある場合にはステップ182に進み、抜出した工作物がなければステップ188にジャンプする。
【0077】
ステップ182では使用工具エリアの第1ステーションST1で使用中の工具番号のデータ(アドレスD120)と比較し、ステップ183で同じであるとされれば、ステップ184に進み、同じでなればステップ188にジャンプする。ステップ184では抜出し工作物記憶エリアの第1ステーションST1のデータを初品停止工具番号エリアの第1ステーションST1のデータを格納する領域(アドレスD110)に移動し、ステップ186において抜出し工作物記憶エリアの第1ステーションST1のデータをクリアする。
【0078】
以下のステップ188〜ステップ190で、抜出し工作物記憶エリアの第2ステーションST2〜第4ステーションST4についてもステップ180〜ステップ186と同様な動作が行われてステップ128に戻る。
ステップ128は第1シーケンサPC1〜第4シーケンサPC4のいずれかから工作物を抜出したことが通知されているかを工作物抜出しリンクリレーに「1」が立っているかで判定する。
【0079】
工作物抜出しリンクリレーに「1」が立っていない場合にはステップ132にジャンプする。工作物抜出しリンクリレーに「1」が立っている場合には、ステップ130に移行して通知のあったシーケンサが制御するステーションの初品停止工具番号シフトエリアのデータ(図6において第3ステーションST3であればメモリアドレスD112、D212、D312のデータ)を抜出し工作物記憶エリアの通知のあったシーケンサが制御するステーションのデータ領域に格納し、通知のあったシーケンサが制御するステーションの初品停止工具番号シフトエリアのデータをクリアし、ステップ132に移行する。
【0080】
ステップ132では、図7に示す一斉工具交換画面B1の一斉工具交換ボタン部B11が操作されたことを判定し、操作されていない場合にはステップ120に戻る。一斉工具交換ボタン部B11が操作されていると判定すれば、ステップ134に移行して新工具セット通知リンクリレーエリアを参照して新交換工具T’がセットされている最上流のステーションを検索する。
【0081】
そして、ステップ136においてステップ134で検索された該当する最上流のステーションの工具待機解除通知リンクリレーに「1」を立てる。
以上主シーケンサMPCはステップ120からステップ136までの処理を繰り返す。
〔第1シーケンサPC1の動作説明〕
次に第1シーケンサPC1〜第4シーケンサPC4の動作を、第1シーケンサPC1を例にして説明する。
【0082】
第1シーケンサPC1は、電源投入とともに図13に示すステップ200〜ステップ228までの動作と、ステップ250〜ステップ266までの動作を並列して実行する。
以下、ステップ200〜ステップ228までの動作と、ステップ250〜ステップ266までの動作を図13及び図14に沿って説明する。
【0083】
初めに図13のステップ200では主シーケンサMPCから加工開始指令が出力されているかを加工開始通知リンクリレーに「1」が立っているかにより判定する。加工開始指令が出力されている場合はステップ202に移行し、加工開始指令が出力されていない場合はステップ208にジャンプする。
ステップ202では工作物抜出し通知エリアをクリアする。また、ステップ204、ステップ206では初使用工具番号記憶エリア、使用工具番号記憶エリアをクリアする。
【0084】
ステップ208では工作機械M1が工作物Wの加工のため行う工具交換状態、すなわち工具交換現在値エリアの値の変化を監視する処理を行う。
このステップ208は、図14で詳述するようなステップ230〜ステップ236の処理を実行し、ステップ230では工具交換現在値エリアの値が「0」から「1」に変化した工具があるか否かを判定し、「0」から「1」に変化した工具がある場合にはステップステップ232に移行して「0」から「1」に変化した工具がない場合にはステップ234にジャンプする。
【0085】
ステップ232では工具交換現在値エリアの値が「0」から「1」に変化した工具の工具番号を初使用工具番号記憶エリアに記憶する。
また、ステップ234では工具交換現在値エリアの値が変化した工具があるか否かを判定し、変化した工具があればステップ236で使用工具番号記憶エリアに記憶し、図13のステップ210に戻る。
【0086】
ステップ210では図5に示す操作盤32の工具交換画面A1の新工具セットボタンA114が押されたかを判定し、新工具セット完ボタンA114が押された場合にはステップ212において新工具セット完エリアに、セットされた工具の工具番号が記憶される。また、新工具セット完ボタンA114が押されていない場合にはステップ214にジャンプする。
【0087】
ステップ214では工具交換待機ボタンA115が押されたかを判定し、工具交換待機ボタンA115が押された場合にはステップ216において新工具セット完エリアに記憶されている工具の工具番号が新工具セット通知リンクリレーに移動される。また、工具交換待機ボタンA115が押されていない場合にはステップ218にジャンプする。
【0088】
ステップ218では工具待機解除リンクリレーに「1」が立っているかが判定され、工具待機解除リンクリレーに「1」が立っている場合にはステップ220に進み、工作機械M1に対して工具交換を許可するために新工具交換リンクリレーに「1」を立てる。工具待機解除リンクリレーに「1」が立っていない場合にはステップ222にジャンプする。
【0089】
ステップ220では操作盤32の工具交換画面A1の工作物抜出し完了ボタンA116が押されたかを判定し、工作物抜出し完了ボタンA116が押されている場合には工作物抜出し通知エリアに「1」を立て、ステップ226及びステップ228において初使用工具番号記憶エリア及び使用工具番号記憶エリアのデータをクリアする。また、ステップ220で工作物抜出し完了ボタンA116が押されていない場合はステップ200に戻り、ステップ200からステップ224の動作を再度実行する。
【0090】
そして、第1ジーケンサPCはステップ200からステップ224の動作と平行し、ステップ250からステップ266の動作を実行する。
ステップ250では加工動作開始指令があったかを加工開始通知リンクリレーに「1」が立っているかにより判定し、加工開始通知リンクリレーに「1」が立っている場合はステップ252に進み、「1」でなく「0」の場合は加工開始のタイミングではないと判定して加工開始通知リンクリレーに「1」が立つまで待機する。
【0091】
ステップ252では新工具交換リンクリレーに「1」が立っているかを判定する。
新工具交換リンクリレーに「1」が立っている場合には、工具マガジン18内の工具を新交換工具T’と交換することが許可されたとしてステップ254で新交換工具T’に交換し、新交換工具T’に交換後にステップ256で新工具交換リンクリレーをクリアする。
【0092】
なお、ステップ254の工具交換時に主軸20に新交換工具T’と交換すべき工具Tが挿着されている場合には工具マガジン18に主軸20から工具Tを戻したうえで新工具と交換することになる。
また、ステップ252では新工具交換リンクリレーに「1」が立っていない場合にはステップ258までジャンプして工具マガジン18から工具Tを取出して主軸20に挿着し、ステップ260で取出した工具Tの工具番号に対応する工具交換現在値エリアの値に「+1」してステップ262で工作機械M1に加工開始を指令する。
【0093】
そして、工作機械M1に加工が完了することをステップ264で監視し、加工が完了するとステップ266において加工完了通知を加工完了通知リンクリレーに「1」を立てることで主シーケンサMPCに通知する。
【0094】
【発明の効果】
以上のように本発明は、工具交換予報値を超えた使用された工具に代わる新交換工具を準備し、新交換工具が準備された工作機械のうち最上流の工作機械にて工具交換予報値を超えた使用された工具を新交換工具に交換し、当該新交換工具により工作物の加工を行うと共に、この加工された工作物を初品工作物として記憶し、新交換工具が準備された工作機械のうち最上流の工作機械以外の工作機械にて最上流の工作機械にて新交換工具によって加工された工作物が搬送されて段階できた段階で工具交換予報値を超えた使用された工具を新交換工具に交換するようにしたので、従来と比較して品質チェックを行うためのトランスファラインの停止時間を低減でき、トランファラインの可動率を向上させることができる。
【0095】
さらに、初品工作物の品質チェックを行う品質チェックステーションと、全ての工作機械による加工が完了した工作物が初品工作物のとき当該初品工作物を品質チェックステーションに搬送する初品工作物搬送手段と、品質チェックを指示する品質チェック指示手段を備えれば、作業者は品質チェックを行う時期がわかるので、品質チェックを実施するまでの間トランスファラインを監視している必要がなくなり、作業者の負荷を低減できる。
【0096】
また、品質チェック指示手段に初品工作物の新交換工具で加工された箇所を表示する品質チェック箇所表示手段を備えれば、品質チェックを行う箇所が直ちに分かるので、作業者の負荷をさらに低減でき、品質チェックに費やす時間も低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるトランスファラインの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係わるトランスファラインの第1〜第4ステーションに設置された工作機械の構成を示す側面図である。
【図3】本発明に係わるトランスファラインの各ステーションに設置されたシーケンスコントローラの構成を示すブロック図である。
【図4】シーケンスコントローラのデータメモリのメモリマップを示す図である。
【図5】第1〜第4シーケンスコントローラの操作盤に表示される工具交換画面を示す図である。
【図6】主シーケンスコントローラのリンクデータエリアのメモリマップである。
【図7】主シーケンスコントローラの操作盤に表示される一斉工具交換画面を示す図である。
【図8】主シーケンスコントローラの操作盤に表示される初品チェック指示画面を示す図である。
【図9】本発明に係わるトランスファラインの動作説明図である。
【図10】主シーケンスコントローラの動作を示すフローチャートである。
【図11】主シーケンスコントローラの工具待機解除処理の動作を示すフローチャートである。
【図12】主シーケンスコントローラの工作物抜出し対応処理の動作を示すフローチャートである。
【図13】第1シーケンスコントローラの動作を示すフローチャートである。
【図14】第1シーケンスコントローラの現在値カウンタ変化チェック処理の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 トランスファ装置
11 搬入ステーション
16 コラム
17 主軸頭
18 工具マガジン
24 新工具搬送装置
25 ATCアーム
30 シーケンサ本体
32 操作盤
ST1〜ST4 第1ステーション〜第4ステーション(加工ステーション)
ST5 搬出ステーション
M1〜M4 工作機械
MPC 主シーケンサ
PC1〜PC5 第1シーケンサ〜第5シーケンサ
CT 品質チェックテーブル(品質チェックテーブル)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a tool change method and a tool in a transfer line comprising machine tools arranged at a plurality of machining stations for machining a workpiece and a transfer device for sequentially conveying the workpieces to the plurality of machining stations. The present invention relates to a transfer line provided with an exchange device.
[0002]
[Prior art]
The transfer line is configured such that machine tools for processing a workpiece are arranged in series as a processing station, and the workpiece is transferred between the processing stations by a transfer device.
Conventionally, in such a transfer line, when the life of a tool used in a machine tool approaches, a sequence controller connected to each machine tool instructs the operator to change the tool.
[0003]
The operator prepares a tool for changing the tool of each machine tool (hereinafter referred to as a new change tool) based on the tool change instruction of the sequence controller, and sequentially performs tool change work on the machine tool for which the tool change instruction has been issued. The first machined work piece after changing to a new exchange tool is the first work piece, and the machining state of the part machined with the new work tool of the first work piece is checked (this is called quality check) Thus, it is possible to prevent the occurrence of defective products in subsequent machining with a new replacement tool.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, since this quality check is performed by stopping the operation of the transfer line, when a tool change instruction is generated in a plurality of machine tools, the operator performs the work by changing the tool of one machine tool, After the transfer line is stopped and quality is checked, the tool change of the next machine tool is performed to stop the transfer line and repeat the quality check. The operation of the transfer line has to be stopped, and the stop time of the transfer line is increased and the mobility is lowered.
[0005]
In addition, if the tool is changed at the same time and the quality check is performed, the stop time can be shortened. To that end, it is necessary to increase the number of workers and the number of measuring instruments for the quality check is also increased. It will be.
Therefore, the main object of the present invention is to reduce the time during which the transfer line is stopped for the quality check from the prior art even when at least one worker performs the quality check in the transfer line described above. The purpose is to improve the operability of the line.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The problems and objects related to the conventional transfer line described above are solved by the following means according to the present invention. That is, the invention described in
[0007]
The invention according to
[0008]
The invention according to
[0009]
Further, a preferred configuration of the quality check instruction means of the invention described in
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a block diagram showing the configuration of a transfer line in an embodiment of the present invention.
In FIG. 1,
[0011]
The
Also, the unloading station ST5 pays out the workpiece W to be checked among the transferred workpieces W to the quality check table CT, and unloads other workpieces W to be checked from the transfer line.
[0012]
The first station ST1 is configured as shown in FIG.
The configuration of the second station ST2 to the fourth station ST4 is the same as that of the first station ST1, and the description thereof is omitted.
In FIG. 2,
[0013]
A
A machine tool M1 is arranged at a position facing the
[0014]
The
A
[0015]
A
[0016]
The
[0017]
The turning table 24b can exchange the tool T and the new exchange tool T ′ conveyed at both ends thereof by turning the table. A
[0018]
The machine tool M1 having the above-described configuration is controlled by a numerical control device (not shown). The following operation is performed in response to a command from a first sequence controller PC1 (hereinafter referred to as a first sequencer PC1). I do.
A tool T to be inserted into the
[0019]
When the tool T is inserted into the
The tool T that has reached the end of its life is removed from the
[0020]
On the other hand, a first sequencer PC1 for controlling this is provided behind the machine tool M1. As shown in FIG. 1, the first sequencer PC1 includes a second sequence controller PC2 to a fourth sequence controller PC4 (hereinafter referred to as a second sequencer PC2, a third sequencer PC3, a fourth sequencer) that respectively control the machine tool M2 to the machine tool M4. (Referred to as a sequencer PC4), a fifth sequencer PC5 for controlling the carry-out station ST5, and the
[Configuration of First Sequencer PC1 to Fourth Sequencer PC4] The first sequencer PC1 shown in FIG. 3 includes a
[0021]
The
[0022]
On the other hand, the
[0023]
The
[0024]
The
Specifically, as shown in FIG. 4, it is composed of a unique data area that can be used only by the first sequencer PC1 and a link data area for linking (sharing) data between the main sequencer MPC.
[0025]
The unique data area includes a tool change forecast value area, a tool change stop value area, a tool change current value area, a new tool set completion area, and a new tool change command link relay.
The tool change forecast value area is an area for storing the number of times the tool is used to start the tool change instruction, and the tool change stop value area is an area for storing the number of times the tool is used indicating the tool use limit. The area is an area for storing the number of times the tool is used.
[0026]
These tool change forecast value area, tool change stop value area, and tool change current value area are, for example, as shown in FIG. 4 for each tool number (T1 to T6) stored in the
[0027]
The new tool set completion area is an area for storing the numbers of the tools T1 to T6 corresponding to the pressed tool set button A114 when the tool set button A114 displayed on the
The new tool change command link relay stores a 1/0 signal (command / not command) for commanding the replacement of the new tool T ′ prepared and inserted at the new tool change position P3 with the tool T of the
[0028]
Also, the link data area is the first use tool number storage area, used tool number storage area, workpiece removal notification link relay, tool standby release notification link relay, machining start notification link relay, machining completion notification link relay, new tool set notification link It consists of a relay.
The first use tool number storage area is the first time that machining is performed with a tool whose number of tool uses indicated by the current tool change value area has changed from “0” to “1”, that is, a new change tool T ′ (hereinafter used at this time). This tool is an area in which the tool number is stored.
[0029]
The used tool number storage area is an area for storing the tool number used in the current machining.
The workpiece removal notification link relay is a 1/0 signal that notifies the main sequencer MPC that the workpiece W has been removed before all machining has been completed due to tool breakage or machining failure. Is an area for storing.
[0030]
The tool standby release notification link relay permits 1/0 to exchange the new exchange tool T ′ prepared and inserted at the new tool exchange position P3 given from the main sequencer MPC to the first sequencer PC1 and the tool T of the
The machining start notification link relay is an area for storing a machining start signal given from the main sequencer MPC to the first sequencer PC1, and the machining completion notification link relay stores a machining completion signal notified from the first sequencer PC1 to the main sequencer MPC. It is an area to do.
[0031]
The new tool set notification link relay is an area for storing the tool number set at the new tool replacement position P3 notified from the first scene sequencer PC1 to the main sequencer MPC.
On the other hand, the
[0032]
The screen displayed on the
The usage count display unit A11 is configured to display numerical values stored in the tool change forecast value area, tool change stop value area, and tool change current value area of the
[0033]
Although the detailed operation principle is not described here, when the current value exceeds the tool forecast value data, the display of the current value changes (for example, the background color changes from white to red). Yes.
The operation button portion A12 is a tool set button A114 for notifying the first sequencer PC1 that the operator has inserted the new replacement tool T ′ at the new tool replacement position P3 instead of the tools T1 to T6 currently in use. A tool change standby button A115 for waiting for the replacement of the prepared new change tool T ′ at the new tool change position P3 to be pressed following the tool set button A114, and a defective work piece when a defective work piece is generated due to a broken tool or the like. It consists of a workpiece extraction completion button A116 for notifying that it has been extracted, and a menu switching button group A117 for switching to another screen (not shown).
[0034]
Since the first sequencer PC1 is configured as described above, and the second sequencer PC2 to the fourth sequencer PC4 have the same configuration, detailed description thereof is omitted. However, the memory address of the
[Configuration of Fifth Sequencer PC5] The configuration of the fifth sequencer PC5 that controls the carry-out station ST5 is basically the same as that of the first sequencer PC, and the only difference is the data stored in the
[0035]
The link data area of the
[0036]
The unloading start notification link relay is an area for storing a signal for instructing unloading the work W conveyed from the main sequencer MPC to the unloading station ST5 given to the fifth sequencer PC5 outside the quality check table CT or the transfer line, The main sequencer MPC gives a signal instructing the machining start stored in the machining start notification link relay to be given to the first sequencer PC1 to the fourth sequencer PC4 to the carry-out start notification link relay.
[Configuration of main sequencer MPC]
Next, the configuration of the main sequencer MPC will be described only for the data memory 37a and the
[0037]
The data memory 37a of the main sequencer MPC basically links data between a unique data area that can be used only by the main sequencer MPC as in the first sequencer PC, and the first sequencer PC1 to the fifth sequencer PC5 ( And a link data area to be shared).
As shown in FIG. 6, the unique data area of the main sequencer MPC includes an initial product stop tool number shift area, an used tool number shift area, an extracted workpiece storage area, and an initial product data post-process output area.
[0038]
The first product stop tool number shift area is used when a work piece in the first station ST1 to the unloading station ST5 is machined by a new tool at any of the first station ST1 to the fourth station ST4. This is an area for storing the tool number of the tool used.
The stored tool number of the new tool is shifted in the vertical direction in the area where the workpiece W is moved in the first station ST1 to the fourth station ST4, that is, the workpiece W is moved. The
[0039]
For example, as shown in FIG. 6, when the workpiece W is machined with the new tool 2T2 (2T2 indicates the tool T2 of the second station ST2) in the second station ST2, the tool number “ 2T2 "is stored, and then the tool number" 2T2 "sequentially moves through the addresses D211 to D214 as the workpiece W moves.
[0040]
The vertical data in the first product stop tool number shift area indicates the tool number history of the new tool used at the station, and the horizontal data indicates the new data used for each workpiece W at each station. The tool number history of the tool used is shown.
The used tool number shift area is an area for storing the tool number of the tool used for machining the workpiece W in the first station ST1 to the unloading station ST5.
[0041]
Then, the tool number shift area used is shifted in the vertical direction as the stored tool number is processed at the first station ST1 to the fourth station ST4 of the workpiece W in the same manner as the initial product stop tool number shift area. Is done.
The vertical data in the used tool number shift area indicates the tool number history of the tool used in the station, and the horizontal data indicates the tool number history of the tool used for each workpiece W in each station. ing.
[0042]
The extracted workpiece storage area is an area for storing the usage status of the new tool for the workpiece W notified to the extraction notification link relay from the first sequencer PC1 to the fourth sequencer PC4.
In this extracted workpiece storage area, when any of the first sequencer PC1 to the fourth sequencer PC4 is notified to the extraction notification link relay, the data of the first product stop tool number shift area of the station where the notified sequencer is installed is stored. This is an area to be stored in association with the station number.
[0043]
For example, when there is an extraction notification from the second sequencer PC2 to the extraction notification link relay of the main sequencer PC, the main sequencer MPC extracts the data “000” of the address D111 in the initial product stop tool number shift area in FIG. The data “2T2” of the address D211 in the first product stop tool number shift area is extracted and stored in the area of the address D251 in the workpiece storage area.
[0044]
The initial product data post-process output area is an area for storing data for determining whether or not the initial product check is necessary for the workpiece W conveyed to the unloading station ST5.
When the main sequencer MPC transports the workpiece W to the unloading station ST5, the data related to the workpiece W transported to the transport station ST5 in the first article stop tool number shift area (addresses D114, D214, D314, D414 in FIG. 6). Data) are moved to the initial product data post-process output areas (addresses D140, D240, D340, and D440), respectively.
[0045]
The
The simultaneous tool change screen B1 includes a simultaneous tool change button part B11 for instructing simultaneous tool change, and a menu switching button group B12 for switching the screen display of the simultaneous tool change screen B1 and the initial product check screen B2.
[0046]
When the operator touches the simultaneous tool change button B11, an input signal LS for notifying the simultaneous tool change instruction to the
The initial product check screen B2 includes an initial product check instruction section B21 and an initial product check complete button B22, and a menu switching button group B23 for switching the screen display of the simultaneous tool change screen B1 and the initial product check screen B2. .
[0047]
The first product check instruction section B21 is a screen for displaying a portion of the workpiece W that has been processed with the newly used tool, and is processed with the newly used tool from among the tools used in the first station ST1 to the fourth station ST4. The part that has been displayed is displayed.
The display of the initial product check instruction section B21 is displayed based on the data in the initial product data post-process output area of the data memory 37a of the main sequencer MPC.
[0048]
The initial product check complete button B22 is a button for notifying the main sequencer MPC that the operator has completed the initial product check. The overall operation of the transfer line configured as described above will be briefly described with reference to FIG. In FIG. 9A, the
[0049]
Here, the tool 2T2 at the second station ST2 (meaning the tool T2 at the second station ST2) is a tool used for machining the workpiece W5, and the tool 4T1 at the fourth station ST4 (meaning the tool T1 at the fourth station ST4). ) Is used for machining the workpieces W5 and W3, and the tool 2T2 and the tool 4T1 are replaced, and a tool change instruction to the new exchange tool T ′ is installed in the second station ST2 and the fourth station ST4, respectively. Figure of the operating
[0050]
Then, the operator places the tool 2T2 and the new change tool 2T2 ′, 4T1 ′ of the tool 4T1 and the tool 4T1 which are instructed to be changed at the machine tool M2 of the second station ST2 and the fourth station ST4 and the new change tool position P3 of the machine tool M4, respectively. Then, the main sequencer MPC is notified that the new change tools 2T2 ′ and 4T1 ′ have been inserted by operating the tool set button A114 and the tool change standby button A115 on the tool change screen A1 of the
[0051]
When the operator presses the simultaneous tool change button B11 of the simultaneous tool change screen B1 shown in FIG. 7 on the
[0052]
As a result, as shown in FIG. 9B, the tool 2T2 at the second station ST2 is replaced with the new replacement tool 2T2 ', and the new replacement tool 4T1' at the fourth station ST4 is not replaced and is waiting at the new replacement tool position P3. It becomes a state.
Further, as shown in FIG. 9 (c), the workpiece W6 of the
[0053]
Thereby, the workpiece W5 machined with the new exchange tool 2T2 ′ in the second station ST2 is set as the first workpiece.
And the workpiece W3 conveyed to 4th station ST4 is processed with the tool 4T1.
Next, as shown in FIG. 9 (d), when the work progresses and the workpiece W5 is conveyed to the fourth station ST4, the main sequencer MPC assumes that the first workpiece has been conveyed to the fourth station ST4. The fourth sequencer PC4 is permitted to change the tool of the new exchange tool 4T1 ′ and the tool 4T1 at the fourth station in standby.
[0054]
When the tool change is permitted from the main sequencer MPC, the fourth sequencer PC4 changes the new change tool 4T1 ′ and the tool 4T1 to process the workpiece W5.
As a result, the workpiece W5 is processed by the new replacement tool 2T2′4T1 ′, and the processing by the new replacement tool 2T2′4T1 ′ is concentrated on the workpiece W5.
[0055]
Further, when machining progresses and the workpiece W5 is conveyed to the unloading station ST5, the main sequencer MPC notifies the fifth sequencer PC5 that the workpiece W5 requiring quality check has been conveyed to the unloading station ST5. A quality check instruction screen B2 shown in FIG. 8 is displayed on the
When the fifth sequencer PC5 is notified that the workpiece W5 requiring quality check has been transported to the unloading station ST5, the sequencer PC5 transports the workpiece W5 to the quality check table CT as shown in FIG. 9 (e). To do.
[0056]
Thereafter, the operator checks the parts machined by the new replacement tools 2T2 ′ and 4T1 ′ instructed on the quality check instruction screen B2 of the workpiece W5.
As a result, the first workpiece processed for the first time with the new replacement tools 2T2 'and 4T1' is only the workpiece W5. Therefore, the workpiece is processed by replacing the tool that has reached the end of its life, and the quality is improved each time. Since the number of workpieces to be quality-checked can be reduced compared to checking, it is possible to save the labor of the operator and to shorten the time for stopping the transfer line for the quality check.
[0057]
In addition, when the workpiece W5 has finished machining with the new replacement tool 2T2 ′ of the second station ST2, and becomes a defective workpiece due to tool breakage or the like during the machining of the third station ST3, the main sequencer MPC is shown in FIG. After the workpiece W5 shown in e), the workpiece W5 ′ to be processed using the new change tool 2T2 ′ is changed to the first workpiece in the same manner as the workpiece W5.
[0058]
As a result, even if the first workpiece W5 becomes defective and the workpiece W5 'is taken out of the transfer line in the middle of machining, the operator should check the workpiece W5' as the first workpiece without any special processing. Can do.
Hereinafter, the operations of the main sequencer MPC and the first sequencer for realizing the above-described transfer line operations will be described with reference to the flowcharts of FIGS.
[0059]
[Operation of main sequencer MPC]
FIG. 10 is a flowchart showing the operation of the main sequencer MPC. When the power is turned on, the operations of
Hereinafter, the operations of
[0060]
In
In
[0061]
In
[0062]
When a machining start command is issued in
This processing completion is determined to be processing completion when “1” is set in each of the data areas of the first sequencer PC1 to the fourth sequencer PC4 of the processing completion notification link relay provided in the
[0063]
In
In
[0064]
By executing the operation steps from
[0065]
The main sequencer MPC executes the operations of
In
[0066]
In step 122, data shift processing is performed. This data shift process shifts each data of the tool number shift area and the tool number shift area of the first product in the
[0067]
Further, the data of the first use tool number storage area of each station ST1 to ST4 is stored in the first data addresses D110, D211, D312 and D413 of the machining history of each station ST1 to ST4.
Similarly, if the data is in the used tool number shift area of the first sequencer PC1 of the first station ST1, the data “1T3” of the address D123 is stored in the address D124, and the data “1T4” of the address D122 is stored in the address D123. The data “1T6” of the address D121 is shifted to D122, and the data “1T6” of the address D120 is shifted to the address D121, respectively. Data in the used tool number storage area of each station ST1 to ST4 is stored.
[0068]
In step 124, a tool change standby release process is performed. As will be described in detail with reference to FIG. 11, the tool change standby release process is performed when the workpiece W processed using the new tool is transferred to at least one of the first station ST1 to the fourth station ST4. If a new change tool T ′ to be changed is waiting at the station where the workpiece W is conveyed, a process for canceling the tool change standby state of the new change tool T ′ is performed and a quality check is performed. Processing for determining whether or not the workpiece W to be transported has been transported to the unloading station ST5 is performed.
[0069]
Hereinafter, the tool change standby release processing in step 124 will be described with reference to the flowchart of FIG.
In the flowchart of FIG. 11, in
[0070]
In step 152, it is determined whether or not data other than “0”, that is, the tool number of the newly used tool is detected in the retrieved data.
If data other than “0” is detected in the retrieved data, the process proceeds to step 154. If not retrieved, the process jumps to step 156.
In step 154, the release state of the tool change is indicated to the tool release notification link relay corresponding to the first station ST1 of the main sequencer MPC in order to release the wait state of the new change tool T ′ of the first station ST1. Set "1" and go to step 156.
[0071]
In step 156, data relating to the second station ST2 (data at addresses D111 and D211 in FIG. 6) in the first product stop tool number shift area in the data memory of the main sequencer MPC is searched.
In
[0072]
If data other than “0” is detected in the retrieved data, the process proceeds to step 160. If not retrieved, step 160 is not executed, and the process jumps to step 162 and subsequent steps.
In step 160, "1" indicating release is set in the tool release notification link relay corresponding to the second station ST2 of the main sequencer MPC in order to release the tool change standby state of the new change tool T 'of the second station ST2.
[0073]
Similarly, for the third station ST3 and the fourth station ST4, those in the first product stop tool number shift area. This Data relating to each station (in FIG. 6, the data is at the memory addresses D112, D212 and D312 for the third station ST3, and the data at the memory addresses D113, D213, D313 and D413 for the fourth station ST4. ), And when data other than “0” is detected in the retrieved data, that is, the tool number of the new replacement tool T ′ is detected, the tool release notification link relay corresponding to each station of the main sequencer MPC. A process of setting “1” indicating release to is performed, and the process proceeds to step 162.
[0074]
In step 162, the data of the initial product data post-process output area in the data memory of the main sequencer MPC is searched. This first product data post-process output area data uses a new tool for the workpiece W transported to the unloading station ST5. Or In step 164, if all data is “0”, the process returns to step 126. If data other than “0” is detected, a new use is made to the carry-out station ST5. In
[0075]
Then, the process proceeds to step 168 to display the quality check instruction screen B2 shown in FIG. 8 on the
In step 126, when a new tool has been used for the workpiece W that has been extracted before all the machining with the machine tools M1 to M4 is completed due to broken tools or machining defects, the workpiece that has been removed is extracted. This is a step of performing processing for handling a workpiece machined using the same tool as W as a first workpiece.
[0076]
As shown in detail in FIG. 12, this step 126 retrieves the data of the first station ST1 in the extracted workpiece storage area in
[0077]
In
[0078]
In the following steps 188 to 190, operations similar to those in
In
[0079]
If “1” is not set in the workpiece extraction link relay, the routine jumps to step 132. “1” stands on the workpiece extraction link relay Place In the case, the process proceeds to step 130 and the data of the first product stop tool number shift area of the station controlled by the notified sequencer (data of memory addresses D112, D212, D312 in the case of the third station ST3 in FIG. 6) Is extracted and stored in the data area of the station controlled by the sequencer notified by the workpiece storage area, and the data in the first product stop tool number shift area of the station controlled by the notified sequencer is cleared, and the process proceeds to step 132. To do.
[0080]
In step 132, it is determined that the simultaneous tool change button B11 of the simultaneous tool change screen B1 shown in FIG. 7 has been operated. If not, the process returns to step 120. If it is determined that the simultaneous tool change button B11 is operated, the process proceeds to step 134, and the most upstream station where the new change tool T ′ is set is searched with reference to the new tool set notification link relay area. .
[0081]
In
The main sequencer MPC repeats the processing from
[Description of operation of first sequencer PC1]
Next, operations of the first sequencer PC1 to the fourth sequencer PC4 will be described by taking the first sequencer PC1 as an example.
[0082]
The first sequencer PC1 executes the operations from
Hereinafter, the operation from
[0083]
First, in
In
[0084]
In
In this
[0085]
In
In
[0086]
In
[0087]
In
[0088]
In
[0089]
In
[0090]
The first sequencer PC executes the operations from
In
[0091]
In
If the new tool change link relay is set to “1”, it is permitted to exchange the tool in the
[0092]
When the tool T to be replaced with the new replacement tool T ′ is inserted into the
In
[0093]
Then, it is monitored in
[0094]
【The invention's effect】
As described above, the present invention Prepare a new replacement tool to replace the used tool that exceeded the tool change forecast value, and use the tool that exceeded the tool change forecast value on the most upstream machine tool for which the new tool was prepared. Change to a new replacement tool, process the workpiece with the new replacement tool, store the processed workpiece as the first workpiece, and create the newest replacement tool. Replace the used tool that exceeds the tool change forecast value with the new replacement tool at the stage when the workpiece processed by the new replacement tool is transported by the machine tool other than the machine at the most upstream machine tool. I did so Compared with the prior art, it is possible to reduce the stop time of the transfer line for performing the quality check, and it is possible to improve the transfer line moving rate.
[0095]
In addition, a quality check station that checks the quality of the first workpiece, By all machine tools Processing Complete Work piece Is the first When working with goods The first product is a quality check station By providing the first workpiece transport means for transporting and the quality check instruction means for instructing the quality check, the operator knows when to perform the quality check. Therefore, the transfer line is monitored until the quality check is performed. This eliminates the need for the operator and reduces the load on the operator.
[0096]
In addition, as a quality check instruction means First product Machining with new replacement tools Is If the quality check location display means for displaying the location is provided, the location where the quality check is performed is immediately known, so that the burden on the operator can be further reduced and the time spent for quality check can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a transfer line according to the present invention.
FIG. 2 is a side view showing a configuration of a machine tool installed at first to fourth stations of a transfer line according to the present invention.
FIG. 3 is a block diagram showing a configuration of a sequence controller installed at each station of the transfer line according to the present invention.
FIG. 4 is a diagram showing a memory map of a data memory of a sequence controller.
FIG. 5 is a diagram showing a tool change screen displayed on the operation panel of the first to fourth sequence controllers.
FIG. 6 is a memory map of a link data area of the main sequence controller.
FIG. 7 is a diagram showing a simultaneous tool change screen displayed on the operation panel of the main sequence controller.
FIG. 8 is a diagram showing an initial product check instruction screen displayed on the operation panel of the main sequence controller.
FIG. 9 is an operation explanatory diagram of a transfer line according to the present invention.
FIG. 10 is a flowchart showing the operation of the main sequence controller.
FIG. 11 is a flowchart showing an operation of a tool standby release process of the main sequence controller.
FIG. 12 is a flowchart showing an operation of a workpiece extraction handling process of the main sequence controller.
FIG. 13 is a flowchart showing the operation of the first sequence controller.
FIG. 14 is a flowchart showing an operation of a current value counter change check process of the first sequence controller.
[Explanation of symbols]
10 Transfer device
11 Loading station
16 columns
17 Spindle head
18 Tool magazine
24 New tool conveyor
25 ATC arm
30 Sequencer body
32 Operation panel
ST1 to ST4 1st station to 4th station (processing station)
ST5 Unloading station
M1-M4 machine tools
MPC main sequencer
PC1 to PC5 1st sequencer to 5th sequencer
CT quality check table (quality check table)
Claims (4)
前記各工作機械にて、当該工作機械で使用される工具のうち予め設定された工具交換予報値を超えて使用された工具に対して当該工具に代わる新交換工具を準備する工程と、
前記工作機械のうちの複数の工作機械にて、前記新交換工具が準備された段階で当該新交換工具に対する一斉工具交換を指示する工程と、
前記一斉工具交換の指示に応じて、前記新交換工具が準備された前記複数の工作機械のうち工作物の搬送方向最上流の工作機械にて、前記工具交換予報値を超えて使用された工具を前記新交換工具に交換し、当該新交換工具により工作物の加工を行うと共に、この加工された工作物を初品工作物として記憶する工程と、
前記新交換工具が準備された前記複数の工作機械のうち前記最上流の工作機械以外の工作機械にて、前記最上流の工作機械にて前記新交換工具によって加工された前記初品工作物が前記トランスファ装置により当該工作機械へ搬送されてきた段階で、前記工具交換予報値を超えて使用された工具を前記新交換工具に交換し、当該新交換工具により工作物の加工を行う工程と
を備えたことを特徴とするトランスファラインにおける工具交換方法。In a transfer line comprising machine tools arranged at a plurality of processing stations for processing a workpiece, and a transfer device for sequentially conveying the workpiece to the plurality of machine tools,
In each of the machine tools, preparing a new replacement tool in place of the tool for a tool used in excess of a preset tool replacement forecast value among the tools used in the machine tool ;
Instructing simultaneous tool replacement for the new replacement tool at the stage where the new replacement tool is prepared in a plurality of machine tools of the machine tools;
In response to the instruction of simultaneous tool change, the at conveying direction most upstream of the machine tool of the new replacement tool workpiece out of the prepared plurality of machine tools were used beyond the tool change predictor tool was replaced with the new replacement tool, a step of storing the processing of the workpiece by the new exchange tool line Utotomoni, the processed workpiece as the first article workpiece,
Of the plurality of machine tools prepared with the new change tool, the first product workpiece processed by the new change tool in the machine tool other than the most upstream machine tool is used. A step of exchanging a tool used exceeding the predicted tool change value with the new change tool at the stage of being transferred to the machine tool by the transfer device , and processing a workpiece with the new change tool ;
Tool changing method in a transfer line, characterized in that it comprises a.
前記各工作機械は、当該工作機械を制御する制御装置と、当該工作機械で使用される工具のうち予め設定された工具交換予報値を超えて使用された工具と当該工具に代わる新交換工具とを自動交換する自動工具交換装置とを備え、
前記各制御装置は、前記工具交換予報値を超えて使用された工具を指示する交換工具指示手段と、前記交換工具指示手段にて指示された工具に代わる新交換工具が新交換工具準備位置に準備されたことを設定する新交換工具準備設定手段とを含み、
主シーケンスコントローラは、複数の工作機械にて前記新工具交換準備設定手段により新交換工具が設定された段階で当該新交換工具に対する一斉工具交換を指示し、
前記新交換工具が準備された前記複数の工作機械のうち工作物の搬送方向最上流の工作機械の前記制御装置は、前記一斉工具交換指示に従って前記自動工具交換装置に対して前記工具交換予報値を超えて使用された工具と前記新交換工具との交換を指示すると共に、当該工作機械に対して交換された新交換工具による工作物の加工を指示し、
前記主シーケンスコントローラは前記新交換工具により最初に加工された工作物を初品工作物として記憶し、
前記新交換工具が準備された前記複数の工作機械のうち工作物の搬送方向最上流以外の工作機械の前記制御手段は、前記一斉工具交換指示に反して前記自動工具交換装置に対する前記工具交換予報値を超えて使用された工具と前記新交換工具との交換指示を保留すると共に、前記初品工作物が前記トラスファ装置により当該加工ステーションに搬送された段階で前記交換指示の保留を解除して前記工具交換予報値を超えて使用された工具と前記新交換工具との交換を指示する
ことを特徴とする工具交換装置を備えたトランスファライン。Machine tools arranged at a plurality of processing stations for processing a workpiece, a transfer device that sequentially conveys the workpiece to the plurality of machine tools, and a main sequence controller that controls each of the machine tools and the transfer device In the transfer line with
Each of the machine tools includes a control device that controls the machine tool, a tool that is used in excess of a preset tool change forecast value among tools used in the machine tool, and a new change tool that replaces the tool. and an automatic tool changer for automatically changing the,
Wherein each control unit includes a holder tool instruction means for instructing a tool that is used in excess of the tool change predictor, new replacement tool to replace the tool that has been instructed by the exchange tool indicating means to the new exchange tool ready position and a new exchange tool preparation setting means for setting that it has been prepared,
The main sequence controller instructs simultaneous tool change for the new change tool at the stage where the new change tool is set by the new tool change preparation setting means in a plurality of machine tools,
The new replacement tool and the control device in the conveying direction most upstream of the machine tool of the workpiece among the plurality of machine tools has been prepared, the tool changer forecast value for the automatic tool changer in accordance with the simultaneous tool change instruction It instructs the exchange of the new replacement tool and the tool that is used in excess of, instructs the processing of the workpiece with the new replacement tool is exchanged against the machine tool,
The main sequence controller stores a workpiece first machined by the new replacement tool as a first workpiece ,
The control means of the machine tool other than the most upstream in the workpiece transfer direction among the plurality of machine tools for which the new change tool has been prepared, the tool change forecast for the automatic tool changer against the simultaneous tool change instruction. The replacement instruction between the tool used exceeding the value and the new replacement tool is suspended, and the replacement instruction suspension is canceled when the first workpiece is transported to the processing station by the transfer device. It instructs the exchange of the new exchange tool and the tool exchange forecast value beyond the tool that was used
Transfer line with a tool exchange device according to claim and this.
前記初品工作物の品質チェックを行う品質チェックステーションと、
前記全ての工作機械による加工が完了した工作物が前記初品工作物のとき当該初品工作物を前記品質チェックステーションに搬送する初品工作物搬送手段と、
前記初品工作物搬送手段により品質チェックステーションに搬送された初品工作物の品質チェックを指示する品質チェック指示手段を備えたことを特徴とする工具交換装置を備えたトランスファライン。In the transfer line provided with the tool changer according to claim 2,
A quality check station for checking the quality of the first workpiece,
A first article workpiece conveying means for conveying the first product workpiece to the quality check station when the workpiece processing by the all of the machine tool has completed the first article workpiece,
A transfer line equipped with a tool changer, comprising quality check instruction means for instructing a quality check of a first workpiece conveyed to a quality check station by the first workpiece conveying means.
前記品質チェック指示手段は、前記初品工作物の前記新交換工具で加工された箇所を表示する品質チェック箇所表示手段を備えた
ことを特徴とする工具交換装置を備えたトランスファライン。In the transfer line provided with the tool changer according to claim 3,
The transfer line provided with a tool changer characterized in that the quality check instruction means comprises quality check location display means for displaying a location of the first workpiece processed with the new change tool.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07798797A JP3748975B2 (en) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | Transfer line having tool change method and tool changer in transfer line |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07798797A JP3748975B2 (en) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | Transfer line having tool change method and tool changer in transfer line |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10263969A JPH10263969A (en) | 1998-10-06 |
JP3748975B2 true JP3748975B2 (en) | 2006-02-22 |
Family
ID=13649209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07798797A Expired - Fee Related JP3748975B2 (en) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | Transfer line having tool change method and tool changer in transfer line |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3748975B2 (en) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4752278B2 (en) * | 2005-02-07 | 2011-08-17 | 日産自動車株式会社 | Production / processing line with tool change method and tool changer in production / processing line |
JP6569825B1 (en) * | 2018-07-10 | 2019-09-04 | 三菱電機株式会社 | Numerical controller |
JP6851525B1 (en) * | 2020-03-25 | 2021-03-31 | Dmg森精機株式会社 | Tool magazine device |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP07798797A patent/JP3748975B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10263969A (en) | 1998-10-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4288849A (en) | Machine tool control systems | |
JPH0211381B2 (en) | ||
US9919397B2 (en) | Flexible manufacturing system | |
KR100346144B1 (en) | Production facility control system | |
CN104889799A (en) | Robot controller for controlling robot which supplies and discharges workpiece | |
JP7247459B2 (en) | production management system | |
JP5313557B2 (en) | Tool arrangement changing method and apparatus in tool magazine apparatus | |
US20100106281A1 (en) | Flexible manufacturing system and control method therefor | |
JP3748975B2 (en) | Transfer line having tool change method and tool changer in transfer line | |
JP2012086352A (en) | Machine tool machining method and machine tool machining system by special tool | |
WO2022269673A1 (en) | Tool transport system, control method, and control program | |
JP5253897B2 (en) | Tool arrangement changing method and apparatus in tool magazine apparatus | |
JPH1190791A (en) | Flexible machining device and pallet therefor | |
JP2704900B2 (en) | Power management method for machine tool equipment | |
JP3209890B2 (en) | Production cell | |
JPH0479782B2 (en) | ||
JP3246360B2 (en) | Automatic processing device and automatic processing method | |
JP7456055B1 (en) | production system | |
JPS58109256A (en) | Preset system for work in automatic manufacturing process | |
JP2504962B2 (en) | Programmable transfer machine | |
KR20040061752A (en) | A Special Tool Inserting Method of CNC | |
JPS6067056A (en) | Working bypath controller in working system | |
JPH0756623A (en) | Cell controller | |
JP4672134B2 (en) | Method and apparatus for managing pallet transfer waiting time in FMS cell | |
JP3612169B2 (en) | Processing system |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050315 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050511 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051129 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051130 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081209 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091209 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101209 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101209 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111209 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111209 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121209 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121209 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131209 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |