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JP3745986B2 - ストーマ便の処理装置 - Google Patents

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JP3745986B2
JP3745986B2 JP2001240358A JP2001240358A JP3745986B2 JP 3745986 B2 JP3745986 B2 JP 3745986B2 JP 2001240358 A JP2001240358 A JP 2001240358A JP 2001240358 A JP2001240358 A JP 2001240358A JP 3745986 B2 JP3745986 B2 JP 3745986B2
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は腸の端部を腹部から外部へ取出し、その端部から腹部へ装着したパウチへ排尿排糞を行う、いわゆる人工肛門、人工膀胱(ストーマ)を装着した患者(オストメイト)のための便処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記人工肛門を装着した患者、いわゆるオストメイトMは図8で示すように、身体の腹部に糞尿を排泄するための袋、いわゆるパウチPを身につけており、肛門を介さずにこのパウチPの内へ糞尿を溜めているので、時折、トイレにおいて溜まった糞尿を外部へ取り出し廃棄するとともに、パウチPの内面や取出し口に付着した糞尿を洗い流す作業を行う必要がある。
【0003】
パウチPは腹部に近接して装着されるので、前記洗浄作業はズボンその他の下着を脱いで行う必要があることから、人目のある一般の公衆トイレでは不便があるので、最近は着衣の一部に開閉可能な孔を設け、ズボンをはいたまゝ行うことができるものも提案されている(例えば、特開平10−277077号公報)。また、前記作業はズボンその他の衣類を外して行う必要があるため、近年はオストメイトのための専用の公衆トイレが準備されつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、オストメイトのため専用の公衆トイレは、専用のスペースが設けられているとはいえ、従来の手洗い場と同様な手洗い器が設けられているに過ぎないものであった。そこで、オストメイト毎にパウチを取り付ける位置や、高さが異なるため、使い難さを生じていた。すなわち、オストメイトが成人である場合とは限らず児童である場合もあるので、パウチの高さが手洗い器の高さと一致していないと使い勝手がよくなかった。
【0005】
また、オストメイトは括約筋がないため、本人の意識がないまま突然に排尿や排便が始まり、その態様も本人の意思で調節できないので、洗浄の最中に周囲を汚損することがあり、その清掃に大きな手間がかかったり、衛生上の問題を生じたりしていた。
【0006】
上記した課題は支脚によって支持される台枠の中央に比較的大きなシンクを設け、そのシンクの底部に排出口を開口させ、その排出口に連なる排出ホースとの間に開閉可能な開閉蓋を設け、そのシンクの縁部に引き出し可能の給水ホースを介して水源に接続される第1給水栓と、シンクの縁部に固定された第2給水栓とを設けるとともに、前記支脚と台枠との間に台枠によって支持されたねじ軸を、前記シンクを挟んで左右両側に配置し、それらを支脚に支持したナット部材と螺合させ、前記ねじ軸を正逆両方向へ駆動可能な電動機を台枠に支持させた伸縮手段を設け、それによって台枠を昇降可能に構成することによって解決される。
【0007】
【作用】
支脚はシンクを使うストーマの両側に位置するから、使用に際して邪魔になることがない。また、上面部を昇降させることにより、パウチの取り付け位置がストーマ毎に異なっていても、パウチの排出口がシンクの中へ入るようになる。第1給水栓は主としてパウチの洗浄に使用され、これをシンクの上面部から取外すことによって、パウチの位置や姿勢と関係なくパウチの排出口を洗浄することが可能となる。シンクの上面部へ固定的に設けられた第2給水栓はシンク内面の洗浄に使用され、シンクの周りに水を飛散させることなく、糞尿をシンク内から洗い流す。その際、一旦、開閉蓋を閉じて水を満たしてから開くことによって、シンクへ捨てられた流れにくい固形物が水とともに一挙に下方の排出ホースへ流れ出る。
【0008】
【発明の実施の態様】
以下、本願発明の実施の一形態を説明する。図1〜図5中、10はこの発明に係るストーマ便の処理装置である。処理装置10は図2で示す公衆トイレ11の一部を区画して形成されるオストメイト専用の室12内に、パウチを洗浄するため設けた洗浄手段によって構成される。なお、専用の室12内にはこのほかにカーテン13で仕切られたシャワー室14が設けられており、使用中に身体が汚れたとき洗うことができるようになっている。16は物入れである。17は室12の外に設けられた車いすで使用できるトイレ、18は周知の一般トイレである。
【0009】
処理装置10は図1で示すように、オストメイトの前側で使用される台枠20を有する。台枠20は平面形状が大略長方形をなし、その一側のオストメイト側に緩い窪み23aが形成されるとともに、中央には比較的大きな水溜め、いわゆるシンク27が設けられている。台枠20は床上に支承される支脚21によって支持されており、電気的に操作して昇降可能に構成されている。
【0010】
台枠20を昇降させる伸縮手段の構成を図7で示す。台枠20の下面には下方へ伸張させた補助脚22が固設されており、そこにはねじ軸23が支持されている。ねじ軸23は支脚21に設けたナット部材21aへ螺合させるとともに、その上端部には従動傘歯車24が設けられ、減速機付きの電動機25によって駆動される駆動傘歯車26と噛合している。
【0011】
20aは上記電動機25を回転操作するための操作ボタンであり、その一方の上昇ボタンを押すことによって上記電動機25を正転させ、あるいは他方の下降ボタンを押すことによって電動機25を逆転させることによって、ねじ軸23が補助脚22を伴って昇降し、台枠20を上昇させ、降下させる。22aは台枠20の上昇、下降の限度を設定する限界スイッチ(図示していない)を保護する限界スイッチの保護カバーである。
【0012】
台枠20の要部をなすシンク27は平面形状が略楕円形をなし、従来から知られた一部の手洗い器に近い形態を有しているが、その底部に設けられる排出口28は固形物を流すことのできるよう比較的大径に作られ、そこには図6で示す開閉蓋28aが設けてある。よって、シンク27へ流された固形物は開閉蓋28aによって一旦保持した後、これに水を満たして開閉蓋28aを開くことによって、流れにくい固形物を水とともに一挙に下方の排出ホース29へ流すことができる。なお、排出口28の中へパウチの部品などを落としたときでも、開閉蓋28aがあるため直ちにホース29へ落下してしまうことがなく、無用の紛失を防止できる。
【0013】
30はシンク27の前方に設けられた第1給水栓である。第1給水栓30の給水口は無数の小穴を有するシャワー形のノズル31となっており、このノズル31は台枠20から上方へ引き出すことができる構成となっている。すなわち、ノズル31には給水ホース32が取り付けてあり、その給水ホース32は台枠20を貫通して下方へ延び、多少のゆとりが持たせてある。33は第2給水栓であり、第1給水栓30に隣接して設けられた固定式である。34は石鹸置き場であり、第2給水栓33とともに在来のものである。
【0014】
上記態様で実施される処理装置10はオストメイトが台枠20の前に立ってズボンを外し、身につけたパウチを露出させてシンク27の中に入れ、シンク27の中で取り外したり、パウチの底部に設けた排出口を開くことにより、内部の糞尿をシンク27の中へ排出させる。その後、第1給水栓30のシャワ形のノズル31によって、パウチの内部やパウチを取り外した後の身体を洗浄する。そして、洗浄後にパウチを元の状態へ戻した後、固定の第2給水栓33を開いてシンク27の内面を洗浄する。
【0015】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、処理装置の上面に設けたシンクの位置を、身体につけたパウチの高さに合わせて調節できるので、処理装置を多くの人によって共用する場合に便利である。
請求項2の発明によれば、シンクを昇降させるのに台枠と支脚との間に介装したねじ式の昇降手段を用いているので、比較的小さい電動機によって円滑に昇降させることができる。
などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明であるストーマ便の処理装置の一実施態様を示す外観図である。
【図2】上記装置を設置した公衆トイレの平面図である。
【図3】処理装置をなす台枠の平面図である。
【図4】図3の正面図である。
【図5】図3の側面図である。
【図6】図5中のVI−VI断面図である。
【図7】図6中のVII−VII断面図である。
【図8】パウチを装着したオストメイトの要部外観図である。
【符号の説明】
10・・・・ストーマ便の処理装置
11・・・・公衆トイレ
12・・・・室
13・・・・カーテン
14・・・・シャワー室
16・・・・物入れ
17・・・・車いすトイレ
18・・・・一般トイレ
20・・・・台枠
20a・・・操作ボタン
21・・・・支脚
21a・・・ナット部材
22・・・・補助脚
22a・・・限界スイッチの保護カバー
23・・・・ねじ軸
23a・・・窪み
24・・・・従動傘歯車
25・・・・電動機
26・・・・駆動傘歯車
27・・・・シンク
28・・・・排出口
28a・・・開閉蓋
29・・・・排出ホース
30・・・・第1給水栓
31・・・・シャワー形のノズル
32・・・・給水ホース
33・・・・第2給水栓
34・・・・石鹸置き場

Claims (1)

  1. 支脚によって支持される台枠の中央に比較的大きなシンクを設け、そのシンクの底部に排出口を開口させ、その排出口に連なる排出ホースとの間に開閉可能な開閉蓋を設け、そのシンクの縁部に引き出し可能の給水ホースを介して水源に接続される第1給水栓と、シンクの縁部に固定された第2給水栓とを設けるとともに、前記支脚と台枠との間に台枠によって支持されたねじ軸を、前記シンクを挟んで左右両側に配置し、それらを支脚に支持したナット部材と螺合させ、前記ねじ軸を正逆両方向へ駆動可能な電動機を台枠に支持させた伸縮手段を設け、それによって台枠を昇降可能に構成してなるストーマ便の処理装置。
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