JP3745414B2 - 照明具付きコンパクト容器 - Google Patents
照明具付きコンパクト容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3745414B2 JP3745414B2 JP17954395A JP17954395A JP3745414B2 JP 3745414 B2 JP3745414 B2 JP 3745414B2 JP 17954395 A JP17954395 A JP 17954395A JP 17954395 A JP17954395 A JP 17954395A JP 3745414 B2 JP3745414 B2 JP 3745414B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- compact container
- container
- lighting device
- illumination
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、暗い場所でも化粧ができる照明付きコンパクト容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
照明付きコンパクト容器は、従来より多くの提案がなされているが、照明機構の設置箇所の制約から使い勝手がわるかったり、照明機構が複雑で高価になり、経済的な量産に沿わないものが多い。
【0003】
例えば、実公昭45ー15880号公報に開示された照明付きコンパクト容器は、図3に示すように、容器本体51の蝶番形成部52と蓋体53の透明材料からなる蝶番形成部54とで組成された蝶番部に同軸の透孔55を設け、この透孔55に照明灯と乾電池を収納した懐中電灯状の軸心を嵌挿し、軸心のキャップ56をスイッチとして蓋体53の透明な蝶番形成部54から顔面を照明するもので、蓋体53の内側にある鏡57の傾斜により照射角度を決めるというものである。
【0004】
また、実公昭45ー20670号公報には、図4に示すように、容器本体51の蝶番形成部52と蓋体53の蝶番形成部54との当接面58に接点子を設け、蝶番部52,54内を乾電池ホルダーとしてリード線で接続した照明灯59を蓋体53の先端部に設けたものであり、蓋体53を開くと自動的に点灯するという照明付きコンパクト容器が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者従来の照明付きコンパクト容器は、照明装置がシンプルに構成されているものの、鏡57の下方に光源が位置し、利用者の鏡57を見る目線の下方から照射される光は、鏡に写る映像に不自然な陰影を造形し、化粧がやりにくかった。
【0006】
また、後者従来の照明付きコンパクト容器は、化粧のし易い位置に照明灯59が設置されてはいるが、照明灯59と電源とが蓋体53と蝶番52,54とに分かれて設置されているため組立作業が複雑であり、更に、開蓋すると明るい場所でも自動的に点灯してしまうという甚だ不経済なものである。
【0007】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、照明装置がバランスよく設置され、化粧がし易く取り扱い操作性のよい製造容易な照明具付きコンパクト容器にすることを課題にしている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る照明具付きコンパクト容器は、保持機構を内設した収納凹所を有する容器本体と、化粧用鏡を貼着した蓋体との各後端部を枢着して蝶番部を形成してなるコンパクト容器であって、前記保持機構と係着する係着機構を備えた棒状の照明具が前記収納凹所内に嵌脱自在に収納されるとともに前記係着機構は前記蓋体の周壁に着脱可能であることを特徴としている。
【0009】
本発明の請求項2に係るコンパクト容器は、収納凹所を有する容器本体と、係止機構を有し化粧用鏡を貼着した蓋体との各後端部を枢着して筒状の蝶番部を形成してなるコンパクト容器であって、前記係止機構と係着する係着機構を両端に備えた棒状の照明具が前記蝶番部内に同軸に設けた収納洞内に嵌脱自在に収納されるとともに前記蓋体内に着脱可能に装着されることを特徴としている。
【0010】
【作用】
前記請求項1に係る照明具付きコンパクト容器においては、広く開口された収納凹所内に照明具を着脱自在に収納したので、収納箇所での照明具の取り付け取り外しが容易であるとともに、取り外した照明具を蓋体に取り付けて化粧をするので、光源の位置が高くなる。
【0011】
前記請求項2に係る照明具付きコンパクト容器においては、デットスペースの蝶番部内に照明具を嵌脱自在に収納したので、広い化粧用のスペースが確保できるとともに、取り外した照明具を蓋体に取り付けて化粧をするので、光源の位置が高くなる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明に係る照明具付きコンパクト容器の第一実施例を示すもので、本実施例の照明具付きコンパクト容器は、収納凹所2を有する容器本体1と、この容器本体1の上面を覆い化粧用鏡11を貼着した蓋体10と、前記容器本体1に収納された照明具20とから構成されている。
【0014】
図に示すように、容器本体1は、底板5の周縁に周壁6を立設した扁平な箱体に形成され、後壁中央部に容器本体1側の蝶番4を形成する凹所4aが設けられ、前壁中央部には蓋体10のフック13と係止する突起7aが突設された凹所7が設けられ、仕切壁8によって化粧料Kを収納する収納室とパフ等の化粧具(図示せず)を収納する収納凹所2とに区画形成されている。
【0015】
そして、前記収納凹所2内にあって仕切壁8と対向する側壁9の近傍には、底板5から板状の二枚の保持機構3,3が前後方向に前記側壁9に沿って一体に立設され、この保持機構3,3の板厚は蓋体10の前壁16の厚みと同厚に形成されている。
【0016】
一方、前記蓋体10は、天板14の周縁から垂設された周壁12に囲まれた浅い皿状に形成され、天板14の内面全域に化粧用鏡11が貼着され、前壁16の下端には容器本体1の突起7aと係合して閉塞を維持する前壁16に沿った寸法Sを有するフック13が一体に垂設されているとともに、後端壁からは蓋体10側の蝶番15が垂設され前記容器本体1の凹所4aに嵌挿軸着されて蝶番部Cが形成されている。
【0017】
また、前記照明具20は、棒状の小形の懐中電灯様に形成され、一端部の側面にレンズ21が形成された筒状の本体24内に電球や発光ダイオードからなる光源と乾電池(図示せず)が装備されているとともに、他端に嵌合されたキャップ22がスイッチを構成している。
【0018】
そして、前記本体24の側面には、前記蓋体の10のフック13の寸法Sの間隔を置いて二つの係合片からなるU字溝状の係着機構23,23が突設され、容器本体1の収納凹所2の保持機構3,3に弾性的に挟着して、照明具20が収納凹所2内に収納保持されるようになっている。
【0019】
以上のように構成された本実施例の照明具付きコンパクト容器にあっては、これを使用するときは、照明具20を収納凹所2から引き抜いて保持機構3,3から取り外し、係着機構23,23の間に蓋体10のフック13を挟んで蓋体10の前壁16外側に取り付け、キヤップ22(スイッチ)を回して点灯するものである。
【0020】
照明具20が収納されている収納凹所2は広く開口しているので、収納箇所での照明具20の取り出し取り付け操作が容易である。また、照明具20の係着機構23,23の間に蓋体10のフック13を挟んで蓋体10の前壁16外側に取り付ける構成としたので、取り付けられた照明具20はがたつきがなく固定され、且つ、照明具20は開いた蓋体10の先端部に位置するので化粧時の光源の位置が高くなって化粧のやり易い照明ができる。
【0021】
本実施例の照明具付きコンパクト容器にあっては、照明灯20は別体に具えられており、コンパクト容器の蓋体10に複雑な照明装置を組み込むことがないので、製造が容易てあり、従って、安価になるとともに、蓋体10が照明装置によって厚くなって見映えがわるくなったり、蓋体10の重みによって蓋体10のフリーストップ性(任意の位置で停止すること)が阻害されて失われてしまうこともない。
【0022】
図2は、本発明に係る照明具付きコンパクト容器の第二実施例を示すもので、図において、上記第一実施例と共通する部分については同一符合を付してその説明を省略する。
【0023】
同図に示すように、この第二実施例に係る照明具付きコンパクト容器は、薄肉の筒状に形成された蝶番4,15にこれらと同軸に連結筒17が挿嵌されて蝶番部Cが構成され、この連結筒17内が収納洞18となって照明具20を嵌脱自在に収納している。
【0024】
前記照明灯具20は、その両端面の中央部に凹窪又は突起からなる係着機構25が設けられており、蓋体10内一端側の近傍の前後には前記照明具20の係着機構25に対応する蓋体10側の係止機構26が設けられ、照明灯20のレンズ21を前方にして蓋体10内に係着して使用するようになっている。
【0025】
本実施例の照明具付きコンパクト容器によれば、デットスペースの蝶番部C内に照明具20を嵌脱自在に収納したので、広い化粧用のスペースが確保できるとともに、取り外した照明具20は蓋体10の周壁12によって弾性的に挟着されるので蓋体10内にがたつきなく着脱可能に装着されるとともに、光源の位置が高いので化粧がし易い照明ができるものである。
【0026】
【発明の効果】
本発明の照明具付きコンパクト容器によれば、コンパクト容器と照明具とを分離可能とし、且つ照明具を蓋体に取り付けて照明する構成としたので、コンパクト容器の蓋体に複雑な照明装置を組み込む作業がなくなって製造が容易、且つ安価になるとともに、蓋体が厚くなって見映えがわるくなったり、蓋体の重みによって蓋体のフリーストップ性が失われてしまうことがない。そして、化粧時の光源の位置が高くなって化粧のやり易い照明ができる。
【0027】
更に、請求項1に記載の照明具付きコンパクト容器によれば、上記の効果に加え、広く開口された収納凹所内に照明具を着脱自在に収納したので、収納箇所での照明具の取り付け取り外しが容易であるとともに、照明具は、その係着機構の間に蓋体のフックを挟んで蓋体の前壁外側に取り付ける構成としたので、取り付けられた照明具ががたつくことなく固定され、且つ広い鏡の全域を利用して化粧ができる。
【0028】
また、請求項2に記載の照明具付きコンパクト容器によれば、デットスペースの蝶番部内に照明具を嵌脱自在に収納し、且つこの照明具を取り出して蓋体内に装着するようにしたので、化粧のし易い高い位置から照明を受けながら広く確保された化粧用のスペースが利用でき、使い勝手の良いコンパクト容器である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧具付きコンパクト容器の第一実施例を示すもので、開蓋し使用状態にある斜視図。
【図2】本発明の化粧具付きコンパクト容器の第二実施例を示すもので、開蓋し使用状態にある斜視図。
【図3】従来の照明付きコンパクト容器を示す開蓋状態の斜視図。
【図4】従来の別の照明付きコンパクト容器を示す開蓋状態の斜視図。
【符号の説明】
1 容器本体,2 収納凹所,3 保持機構,10 蓋体,11 化粧用鏡,12 周壁,18 収納洞,20 照明具,23 係着機構,25 係着機構,26 係止機構,C 蝶番部
Claims (2)
- 保持機構を内設した収納凹所を有する容器本体と、化粧用鏡を貼着した蓋体との各後端部を枢着して蝶番部を形成してなるコンパクト容器であって、前記保持機構と係着する係着機構を備えた棒状の照明具が前記収納凹所内に嵌脱自在に収納されるとともに前記係着機構は前記蓋体の周壁に着脱可能であることを特徴とする照明具付きコンパクト容器。
- 収納凹所を有する容器本体と、係止機構を有し化粧用鏡を貼着した蓋体との各後端部を枢着して筒状の蝶番部を形成してなるコンパクト容器であって、前記係止機構と係着する係着機構を両端に備えた棒状の照明具が前記蝶番部内に同軸に設けた収納洞内に嵌脱自在に収納されるとともに前記蓋体内に着脱可能に装着されることを特徴とする照明具付きコンパクト容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17954395A JP3745414B2 (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 照明具付きコンパクト容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17954395A JP3745414B2 (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 照明具付きコンパクト容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09342A JPH09342A (ja) | 1997-01-07 |
JP3745414B2 true JP3745414B2 (ja) | 2006-02-15 |
Family
ID=16067595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17954395A Expired - Fee Related JP3745414B2 (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 照明具付きコンパクト容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3745414B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19731148B4 (de) * | 1997-07-21 | 2005-09-15 | Diehl Bgt Defence Gmbh & Co. Kg | Befestigungsanordnung zur Befestigung eines Spiegels an einem Träger mittels Klebemittel |
US7740370B2 (en) * | 2008-07-29 | 2010-06-22 | Sleek Stax, LLC | Modular storage container |
KR101951287B1 (ko) * | 2017-11-16 | 2019-03-08 | (주)엔바이어스 | 조명 기능을 갖는 화장품 용기 |
-
1995
- 1995-06-22 JP JP17954395A patent/JP3745414B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09342A (ja) | 1997-01-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3745414B2 (ja) | 照明具付きコンパクト容器 | |
GB2172097A (en) | Multipurpose lamp | |
US2677044A (en) | Illuminated powder compact | |
JP3026538U (ja) | 化粧用コンパクト容器 | |
JPH09262134A (ja) | 照明付携帯用具 | |
JPH10262790A (ja) | 携帯用照明付き鏡 | |
JPH03190676A (ja) | ねじ回し装置 | |
KR200260209Y1 (ko) | 백열전구를 장착한 휴대용 콤팩트 | |
CN212972083U (zh) | 多功能化妆镜 | |
JPH0635284Y2 (ja) | 照明付き携帯容器 | |
JP3041560U (ja) | 釣用餌入れ | |
KR200179391Y1 (ko) | 낚시용구 케이스 | |
KR200168001Y1 (ko) | 화장품 케이스 | |
KR100378989B1 (ko) | 화장품 케이스 | |
KR100332575B1 (ko) | 조명을 구비한 화장품 케이스 | |
KR200314048Y1 (ko) | 낚시용 미끼통의 조명 장치 | |
JPH0910032A (ja) | 照明付きコンパクト容器 | |
JP4230336B2 (ja) | 車両用サンバイザ | |
KR200225805Y1 (ko) | 조명수단이 구비된 휴대용 돋보기 | |
JP2518125Y2 (ja) | 飾り用篝火 | |
JPH0225309Y2 (ja) | ||
JPH0722654Y2 (ja) | 万華鏡 | |
KR200249273Y1 (ko) | 조명등이 달린 낚시미끼통 | |
JP2002313123A (ja) | フード付き懐中電灯 | |
JPH0511689Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051018 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051117 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081202 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091202 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091202 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101202 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111202 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111202 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121202 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |