JP3744461B2 - 回転電機のステータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁積層鋼板などから構成されて軟磁性を有する回転電機のステータに関する。
【0002】
【従来の技術】
回転電機のステータコアは、電磁ギャップを挟んでロータに対面する周面(以下、ロータ対向周面ともいう)近傍にティースとスロットとを周方向へ交互に有している。スロットは、ロータ対向周面に連通するスロット開口部を有しているが、このスロット開口部は、電磁ギャップ又はロータ対向周面における磁気抵抗やその変動、磁束分布の歪み、さらにはこれらの原因による回転変動などの問題の解決を図るために、スロット両側のティースから周方向へ延在するティース爪部により狭窄されているのが通常である。ただし、このスロット開口部の周方向幅は、ステータコイルをスロットに挿入するために少なくともステータコイルを構成する導体の周方向幅よりも大きく形成される必要があり、更にはティース爪部を全廃してスロット周方向幅に等しいスロット開口部の周方向幅を設けるオープン開口によりステータコイルのスロットへの挿入を格段に容易とすることも知られている。
【0003】
しかしながら、このようなスロット開口部の周方向幅確保は、上記した電磁ギャップ又はロータ対向周面における磁気抵抗やその変動さらには磁束分布の改善を図るという効果を減殺する。そこで、この問題を改善するために、従来、次のような対策が提案されている。
【0004】
特開平6−113493号公報は、周方向に重ねた積層電磁鋼板によりスロット開口部を塞ぐことを提案している。また、ステータコイルをスロット開口部からスロットに挿入してからステータコアと別部材の略リング状ティース爪部によりスロット開口部を狭窄又は全廃することも特開平10−51987号公報や特開2000−60036号公報により提案されている。更に、ステータコアを分割することにより、ステータコイルのスロット挿入容易性と十分に狭窄されたスロット開口部の形成とを両立することもたとえば特開平10−234159号公報などにより公知となっている
また、所定形状に分割されU字状に形成された多数の短導体(セグメントと呼ぶ)をステータコアのスロットに軸方向に挿通し、各セグメントの端部同士を順次接続してステータコイルを構成するステータコイル製造技術が、本出願人により出願された特開2000−92766号などにより公知となっている。
【0005】
更に、電磁鋼板によりステータコアを形成する方法として、通常の輪板状の電磁鋼板を軸方向に積層する方法以外に、一長辺にスロットおよびティースを有するテープ状電磁鋼板を螺旋状に巻回する方向が公知となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これら従来公知の手法はすべてステータコアを複数の透磁性部材(通常は電磁鋼板)により構成するものであるため、製造工程が複雑化し、複数の透磁性部材間に必然的に発生する隙間による磁気抵抗の増大、更にはステータコアの機械的剛性の低下といった諸問題が新たに発生するという欠点が派生した。
【0007】
本発明は上記問題に鑑みなされたものであり、製造工程の複雑化、磁気抵抗の増大、ステータコアの機械的剛性の低下といった諸問題の派生を防止しつつ、ステータコアのスロット開口部の十分な良好な狭窄又は全廃を実現可能な回転電機のステータを提供することをその目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、電磁ギャップを挟んでロータに対面する周面近傍にティースおよびスロットを周方向へ交互に有する高透磁性のステータコアと、前記スロットに巻装されるステータコイルとを備える回転電機のステータにおいて、
前記ステータコアが、前記ティースと一体に形成されて前記ティースの径方向先端部から周方向へ延在することにより前記スロットと前記電磁ギャップとの連通を実質的に遮断する高透磁性の爪部を有し、
前記ステータコイルが、所定形状に分割されて前記スロットに軸方向に挿通された多数のセグメント導体の端部同士を前記ステータコアの軸方向外側で順次接続して形成されていることを特徴としている。
【0009】
本発明は、セグメント順次接合型ステータコイルと閉スロット構造のステータコアとの組み合わせにより、閉スロット構造を構成するための分割コア構造を省略して製造工程の複雑化、磁気抵抗の増大、更にはステータコアの機械的剛性の低下といった諸問題を新たに派生させることなく、従来の分割コアの効果である電磁ギャップ又はステータコアのロータ対向周面近傍の磁気抵抗やその変動、磁束分布の歪み、さらにはこれらの原因によるトルク変動などの問題解決を実現することができ、実用上非常に優れた回転電機を実現することができる。
【0010】
すなわち、この発明は、上記セグメント導体順次接続型ステータコイルをもつステータにおいては、セグメント導体をスロットに軸方向に挿通するためステータコイルを構成する導体をステータコアのスロット開口部を通じてスロットに挿入する作業が不必要となり、この結果として、スロット開口部の周方向幅を略0としてもなんらステータコアへのステータコイル装着作業に不都合が発生しないという、通常の連続導体型ステータコイルにはない特異的な特徴があることに着目してなされたものである。従来のセグメント順次接合型ステータコイルをもつステータ又はその製造方法においては、ステータコイルの巻線作業の簡素化やそのコイルエンドの軸方向長さの短縮を目的としていたため、このセグメント順次接合型ステータコイルを用いると従来のようにステータコアを分割することなく上述したスロット開口部を実質的に閉鎖する構造(以下、閉スロット構造ともいう)を採用することができるという点が全く看過されていた。
【0011】
なお、この明細書でいう「ティースの径方向先端部から周方向へ延在してスロットと電磁ギャップとの連通を実質的に遮断する爪部」とは、スロット開口を、スロット両側のティースと一体のスロット開口遮蔽部で完全遮蔽する場合、並びに、スロット両側のティースからスロット開口遮蔽のために周方向へ延在する爪部の先端同士を突き合わせる(当接させる)場合とを意味するものとする。
【0012】
本発明では更に、前記ティースの前記爪部は、前記スロットの両側に位置して径方向に延在する一対の前記ティースと完全に一体化されて、前記スロットを前記電磁ギャップから完全に断絶し、前記セグメント導体は、長板U字形状を有し、前記スロットは、径方向に長い略長方形断面を有している。これにより、スロット占積率を一層向上することができる。
【0014】
好適態様において、前記爪部の径方向厚さは、前記電磁ギャップの径方向未満に設定されている。これにより、電機子反作用による偏磁作用を軽減することができるという効果を奏する。
【0015】
なお、本発明の回転電機のステータは、インナロータ構造にも、アウタロータ構造にも適用することができる。
【0016】
【発明を実施するための態様】
本発明の回転電機の固定子コアの好適な態様を以下の実施例を参照して説明する。
【0017】
【実施例1】
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態である車両用交流発電機の製造について図面を参照して説明する。図1はこの実施形態の車両用交流発電機の縦断面図、図2はステータコイルの一部をなすセグメントの斜視図、図3はスロット内におけるセグメントの収容状態を示す断面図である。
(全体構成)
図1において、車両用交流発電機1は、ロータ2、ステータ3、ハウジング4、レクチファイア5、出力端子6、回転軸7、ブラシ8、スリップリング9を有している。ステータ3は、ステータコイル31と、ハウジング4の周壁内周面に固定されたステータコア32とを有し、ステータコイル31はステータコア32の各スロットに巻装されている。ロータ3は、ハウジング4に回転自在に支持された回転軸7に固定されたランデル型のロータコア71と、ロータコア71に巻装された界磁コイル72とを有し、ステータ3の径内側に配置されている。ステータコイル31は三相電機子巻線であって、その三つの交流出力端から出力される三相交流電圧は、三相全波整流回路を構成するレクチファイア5で整流されて出力端子6から出力される。界磁コイル72は、ブラシ8およびスリップリング9を通じて給電された界磁電流により磁化されて界磁磁界を発生する。界磁電流は、図示しないレギュレータにより調整されて発電電圧が所定レベルに制御される。この種の車両用交流発電機の構造、動作はオルタネータとしてもはや周知であるので、これ以上の説明は省略する。
(ステータコイル31の説明)
ステータコイル31は、図2に示す所定数のセグメント33をステータコア32の一側からステータコア32の各スロットに挿通して、スロットから各セグメント33の飛び出し端部をステータコア32の他側に必要長さだけ突出させ、各セグメント33の飛び出し端部を周方向に略電気角π/2だけそれぞれ捻り、各セグメント33の飛び出し端部の先端部(接合部)を所定の組み合わせで溶接して構成されている。セグメント33は、溶接部分すなわち上記飛び出し端部の先端部(接合部)を除いて樹脂皮膜で被覆された長板U字形状を有している。この種のセグメント順次接合型のステータコイル自体は、上述したようにもはや公知となっている。
【0019】
セグメント(セグメント導体ともいう)33の詳細を更に詳しく説明する。
【0020】
セグメント33は、略五角形又は略U字状又は略V字状に形成されたセグメントの頭部と、この頭部の両端から直線的に伸びてスロットに収容されている一対のスロット導体部と、両スロット導体部の先端からそれぞれ伸びる一対の飛び出し端部とからなる。これにより、ステータコイル31は、ステータコア32の一側に全体としてリング状に存在する第一のコイルエンド部(頭部側コイルエンド)311と、ステータコア32の他側に全体としてリング状に存在する第二のコイルエンド(端部側コイルエンド)部312と、スロット内に存在するスロット導体部とに区分される。したがって、コイルエンド部311は各セグメント33の上記頭部により構成され、コイルエンド部312は各セグメント33の上記飛び出し端部により構成されている。
【0021】
セグメント33は、図2に示すように、大きい(大回り状の)大セグメント331と、小さい(小回り状の)小セグメント332とを有している。
【0022】
大セグメント331において、331a、331bはスロット導体部、331cは頭部、331f、331gは飛び出し端部である。飛び出し端部331f、331gの先端部331d、331eは接合部分であるので端部先端又は接合部とも称する。スロット導体部331aを最内層のスロット導体部と称し、スロット導体部331bを最外層のスロット導体部と称する。
【0023】
小セグメント332において、332a、332bはスロット導体部、332cは頭部、332f、332gは飛び出し端部である。飛び出し端部332f、332gの先端部332d、332eは接合部分であるので端部先端又は接合部とも称する。スロット導体部332aを中内層のスロット導体部と称し、スロット導体部332bを中外層のスロット導体部と称する。
【0024】
符号’は、図示しない大セグメント又は小セグメントの符号’がない部分と同じ部分を示す。したがって、図2では、互いに径方向に隣接する接合部331dと接合部332d’とが溶接され、互いに径方向に隣接する接合部332dと接合部331d’とが溶接され、互いに径方向に隣接する接合部332eと接合部331e’とが溶接されている。
【0025】
図2では、最内層のスロット導体部331aと中内層のスロット導体部332aが、ロータコア71の所定のスロットに収容される場合、同一のセグメント331、332の最外層のスロット導体部331bと中外層のスロット導体部332bはこの所定のスロットから所定奇数磁極ピッチT(この実施例では1磁極ピッチ(電気角度π))離れたスロットに収容される。小セグメント332の頭部332cは大セグメント331の頭部331cに囲まれるようにして配置されている。
【0026】
スロットのセグメント配置状態を図3に示す。
【0027】
最内層のスロット導体部331aはステータコア32のスロット35の径方向最内側に配置され、以下、径方向外側へ順に、中内層のスロット導体部332a、中外層のスロット導体部332b’、最外層のスロット導体部331b’の順に配置され、結局、各スロット35は4本のスロット導体部を4層1列に収容する。図3において、スロット導体部332b’、332b’は、スロット導体部332a、331aをもつ大セグメント331、小セグメント332とは異なる大セグメント331、小セグメント332に属している。
【0028】
大セグメント331と小セグメント332とをスロット35に挿通する状態を図4に示す。ただし、図4では、ステータコア32のスロット35は従来通り径方向内側に開口するスロット開口部を有している。
【0029】
必要本数の松葉状セグメントを準備する。この松葉状セグメントの両脚部は、互いに略隣接して直線状に延在しており、その頭部は鋭く屈曲している。次に、松葉状セグメントをU字状セグメントに加工してセグメントの一対のスロット導体部を周方向へ互いに略磁極ピッチ離れさせるともに必要数のセグメントをステータコアの各スロットに同時挿通できるようにそれらを空間配置(周方向へ整列)させる工程が行われる。この工程は、たとえば特許3118837号の第3図に示される同軸の一対の穴付きリングを用い、この両穴付きリングの周方向同位置の一対の穴に松葉状セグメントの両脚部を個別に挿入し、両リングを略磁極ピッチ相対回転して、この松葉状セグメントを、頭部が周方向へV字状に開いて全体として略U字状のU字状セグメントに加工することにより行われる。
【0030】
この実施例では、小回り状の松葉状のセグメントの頭部捻り加工は、中内層のスロット導体部の径方向挿通位置に貫通孔をもつ中内層穴付きリングと、これと同軸に配置されて中外層のスロット導体部の径方向挿通位置に貫通孔をもつ中外層穴付きリングとを相対回転可能に設け、中内層穴付きリングの各貫通孔に小回り状の松葉状のセグメントの中内層のスロット導体部を嵌挿し、中外層穴付きリングの各貫通孔に小回り状の松葉状のセグメントの中外層のスロット導体部を嵌挿し、小回り状の松葉状のセグメントの頭部の頂点を回動しないように保持プレートで保持して、両穴付きリングを互いに逆方向に1/2磁極ピッチづつ回動させて行われる。これにより、図2に示す小回り状のU字状セグメント332が捻り加工により形成される。なお、両穴付きリングの回動とともに、小回り状の松葉状のセグメントの頭部の頂点は軸方向穴付きリング側へ変位するので、これに合わせて、保持プレートが軸方向に変位される。
【0031】
同様に、大回り状の松葉状のセグメントの頭部捻り加工は、最内層のスロット導体部の径方向挿通位置に貫通孔をもつ最内層穴付きリングと、これと同軸に配置されて最外層のスロット導体部の径方向挿通位置に貫通孔をもつ最外層穴付きリングとを相対回転可能に設け、最内層穴付きリングの各貫通孔に大回り状の松葉状のセグメントの最内層のスロット導体部を嵌挿し、最外層穴付きリングの各貫通孔に大回り状の松葉状のセグメントの最外層のスロット導体部を嵌挿し、大回り状の松葉状のセグメントの頭部の頂点を回動しないように保持プレートで保持して、両穴付きリングを互いに逆方向に1/2磁極ピッチづつ回動させて行われる。これにより、図2に示す大回り状のU字状セグメント331が捻り加工により形成される。なお、両穴付きリングの回動とともに、大回り状の松葉状のセグメントの頭部の頂点は軸方向穴付きリング側へ変位するので、これに合わせて、保持プレートが軸方向に変位される。
【0032】
2.セグメント挿入工程
次に、小回り状のU字状セグメント332を上記両穴付きリングから抜き出して、図4に一部示すようにステータコア32のスロット35の中内層位置及び中外層位置に挿通する。この時、上記保持プレートで各小回り状のU字状セグメント332がばらけないように保持することにより、各小回り状のU字状セグメント332を一挙にスロット35に挿通することができる。その後、この保持プレートは取り外される。
【0033】
同様に、大回り状のU字状セグメント331を上記両穴付きリングから抜き出して、図4に一部示すようにステータコア32のスロット35の最内層位置及び最外層位置に挿通する。この時、上記保持プレートで各大回り状のU字状セグメント331がばらけないように保持することにより、各大回り状のU字状セグメント331を一挙にスロット35に挿通することができる。その後、この保持プレートは取り外される。
【0034】
なお、上記した小回り状のU字状セグメント332、大回り状のU字状セグメント331のステータコアのスロット35へ挿通するまでの工程は上記に限られるものではなく、上記した他に種々採用することができる。
【0035】
3.端部捻り工程
上記のようにスロットに挿通されたセグメント33の端部の捻り成形工程を以下に説明する。
【0036】
この実施例では、大セグメント331の最外層スロット導体部331bに連なる端部331g(外層側端部ともいう)は周方向一方側に捻られ、大セグメント331の最内層スロット導体部331aに連なる端部331f(内層側端部ともいう)は周方向他方側に捻られている。小セグメント332の中内層のスロット導体部332aに連なる端部332f(内層側端部ともいう)は周方向一方側に捻られ、小セグメント332の中外層のスロット導体部332bに連なる端部332g(外層側端部ともいう)は周方向他方側に捻られている。導体部331fと332fとの周方向捻り量の合計は1磁極ピッチとされ、導体部331gと332gとの周方向捻り量の合計は1磁極ピッチとされている。
【0037】
上記した大セグメント331および小セグメント332の捻り加工を図5、図6を参照して更に詳しく説明する。図5はステータコイル捻り装置500の模式縦断面図、図6は図5におけるAーA断面矢視図である。
【0038】
まず、ステータコイル捻り装置500の構成を説明する。
【0039】
ステータコイル捻り装置500は、ステータコア32の外周部を受けるワーク受け51、ステータコア32の径方向の動きを規制して保持するクランパ52、ステータコア32の浮き上がりを防止するワーク押さえ53、ステータコア32の一端から出たセグメント33の飛び出し脚部を捻るための捻り整形部54、捻り整形部54を軸方向に駆動するための昇降用シャフト54a、捻り整形部54を周方向に回転駆動する回転駆動機構541a〜544a、昇降用シャフト54aを軸方向に移動するための昇降駆動機構54b、及び、回転駆動機構541a〜544aと昇降駆動機構54bとを制御するコントローラ55を備えている。
【0040】
捻り整形部54は、同心状に配置された4つの円筒状の捻り治具541〜544がそれらの先端面を揃えて配置されている。各捻り治具541〜544は回転駆動機構541a〜544aにより独立に回転可能とされ、かつ、昇降駆動機構54bにより昇降用シャフト54aを昇降することにより同時に昇降可能となっている。
【0041】
図6に示されているように、捻り治具541〜544の先端面には、挿入されたセグメント33の端部331f、331g、332f、332gの各先端(接合部)を保持するセグメント挿入部541b〜544bが穿設されている。このセグメント挿入部541b〜544bは、ステータコア32のスロット35(図3、図4参照)と等しい数だけ、各捻り治具541〜544の周方向に並べて形成されている。なお、図3において、34は絶縁用樹脂シートである。
【0042】
セグメント挿入部541b〜544bは、図6に示すように、互いに径方向に隣接するセグメント挿入部541b〜544b同士の連通を防止するための隔壁541c〜544c、542d、543dが設けられている。隔壁541c〜544c、542d、543dの厚みは、径方向外側から数えて1層目と2層目との間の隔壁541c、542cで形成される間隔d1及び3層目と4層目の間の隔壁543c、544cで形成される間隔d3よりも、2層目と3層目との間の隔壁542d、543dで形成される間隔d2の方が大きくなるように設定されている。
【0043】
次に、ステータコイル捻り装置5の作動を説明する。
【0044】
スロット35内にセグメント33が配置されたステータコア32をワーク受け51にセットする。次に、ステータコア32の外周部をクランパ52に固定する。その後、ワーク押さえ53でステータコア32の上部及び大セグメント331の頭部331cを押さえることにより、ステータコア32及びセグメント33の上下方向の動きを規制する。
【0045】
セグメント33が配置されたステータコア32をクランパ52及びワーク受け53により固定した後、昇降用シャフト54aによって捻り整形部54を上昇させ、各捻り治具541〜544に形成されたセグメント挿入部541b〜544bにセグメント33の端部331f、331g、332f、332gを挿入する。
【0046】
セグメント挿入部541b〜544bにはセグメント33の端部331f、331g、332f、332gの先端すなわち後に接合部となる部分だけが挿入可能となっている。セグメント33の端部331f、331g、332f、332gはテーパ状に形成されているため、セグメント挿入部541b〜544bにスムーズに挿入されることができる。
【0047】
セグメント33の端部331f、331g、332f、332gを捻り整形部54のセグメント挿入部541b〜544bに挿入した後、捻り整形部54は、回転駆動機構541a〜544aおよび昇降駆動機構54bにより回動され、昇降される。捻り整形部54は捻り整形部541〜544の全て同時に行う。
【0048】
次に、捻り整形部554の回転について説明する。
【0049】
捻り治具541および治具543が時計回り方向に第一の角度だけ回転させ、捻り治具542および捻り治具544が反時計回り方向に第二の角度だけ回転させる。
【0050】
ここで重要なことは、上記第一の角度は、上記第二の角度よりも50%以上大きく設定されている点にある。これにより、セグメント33の端部331f、331g、332f、332gのうちスロット35の出口からセグメント挿入部541b〜544bの入口までの部分に曲げRがつけられる。従って、端部331g、332fには大きな曲げRがつけられ、端部331f、332gには小さい曲げRがつけられる。
【0051】
その後、セグメント33の端部331f、331g、332f、332gのうちスロット35の出口からセグメント挿入部541b〜544bの入口までの部分の長さを一定に保つように、昇降駆動機構54bおよび回転駆動機構541a〜544aを制御しながら捻り整形部54を回転しながら上昇させる。この時、セグメント33の端部331f、331g、332f、332gは円弧状の軌跡を描くように回転しながら上昇する。この円弧状の軌跡を描く捻りは、スプリングバックによるセグメント33の変形を防止するため、半磁極ピッチ(T/2)に相当する角度を所定量超えた角度まで行われる。
【0052】
なお、この工程においては、捻り整形部541〜544は、周方向だけでなく軸方向にも規定の加工量を所定量超えて駆動されるが、セグメント33のスロット35の出口部分が既に曲げられているため、セグメント33が上昇してスロット35から抜け出すことはない。
【0053】
その後、昇降駆動機構54bおよび回転駆動機構541a〜544aを上記前工程と逆向きの回転と下降をさせる。このようにして、セグメント33の捻り行程を終了し、捻り整形部54を下降させて捻り治具541〜544のセグメント挿入部541b〜544bからセグメント33の端部331f、331g、332f、332gを取り外す。セグメント33が外された捻り整形部54は回転駆動機構541a〜544aによって回転され、原位置に戻される。最後に、クランパ52及びワーク押さえ53が外され、セグメント33に捻りが加えられたステータが取り出される。
【0054】
その後、隣りあう端部331f、331g、332f、332gの接合部331d、331e、332d、332eを溶接して、所要のターン数をもった3相のステータコイルを完成する。
【0055】
結局、この捻り工程は、まずセグメント33の端部を周方向にのみ回転変位させてセグメント33を周方向に倒し、続いてセグメント33の端部を周方向並びに軸方向に変位させてセグメント33を深く傾け、その後、所定の加工量を超えてセグメント33の端部を周方向ならびに軸方向に変位させてセグメント33を過剰に深く傾け、その後でセグメント33の端部を所定の加工量まで戻すことにより行われる。
【0056】
捻り整形部54はステータコア32に対して、周方向だけでなく軸方向にも相対移動する。そのため、セグメント33の端部331f、331g、332f、332gのうち、スロット35の出口からセグメント挿入部541b〜544bの入口までの部分、すなわち、端部331f、331g、332f、332gからその端部先端(接合部)331d、331e、332d、332eの長さを差し引いた長さを一定に保つように、セグメント33の端部331f、331g、332f、332gが円弧状の軌跡を描くように捻じることができ、これにより、セグメント33がセグメント挿入部541b〜544bから抜け出るのを防止することができる。
【0057】
また、セグメント33の端部先端(接合部)331d、331e、332d、332eのみが、セグメント挿入部541b〜544bに挿入されており、また、前述のようにセグメント33がセグメント挿入部541b〜544bから抜け出ることはない。従って、セグメント33の端部先端(接合部)331d、331e、332d、332e以外に傷がつくのを防止することができる。なお、セグメント33の端部先端(接合部)331d、331e、332d、332eは、捻り後に他のセグメント33の端部先端(接合部)331d、331e、332d、332eと接合されるため、傷は全く問題とならない。
【0058】
また、隔壁541c〜544c、542d、543dの厚みは、1層目と2層目との隔壁541c、542c及び3層目と4層目との間の隔壁543c、544cよりも、3層目と4層目との間の隔壁541d、542dが大きくなるように設定されている。1層目と2層目および3層目と4層目とをそれぞれ逆方向に半磁極ピッチ回転すると、1層目と2層目および3層目と4層目のセグメント33が互いに接近する。一方、2層目と3層目のセグメント33の挿入部542b、543bは隔壁542d、543dの厚みが大きく設定されているため、2層目と3層目のセグメント3の間の間隔は大きくなる。これにより、接合するセグメント33間、即ち1層目と2層目並びに3層目と4層目のセグメント33間は接近させることができ、また、接合しない3層目と4層目のセグメント33間は隙間を大きくして、接合工程を容易にすることができる。
【0059】
また、捻り治具541、542、543、544を交換することで、各種ステータに対応することができる。例えば、36スロットのステータに限らず、48、84、96といった、より多いスロット数をもったステータに対しても、捻り治具541、542、543、544の交換により対応することができる。しかも、各捻り治具541、542、543、544の回転量を相互に独立して制御でき、それらの回転量と独立して昇降量を制御できるため、種々のステータにおいても、適切な捻り加工を加えることができる。
4.接合工程
次に行う接合工程を以下に説明する。
【0060】
上記端部の捻りの後、図2に示すように、径方向内側から1層目と2層目の端部先端(接合部)が溶接され、径方向内側から3層目と4層目の端部先端(接合部)が溶接されて、ステータコイル31が完成される。溶接には、TIG溶接、ロー付け、抵抗溶接、電子ビーム溶接、レーザー溶接等が用いられる。
【0061】
このようにして完成されたステータコイル31の状態を図7、図8に示す。ただし、この例では、端部331f、332gを周方向に大きく捻り整形し、端部331g、332fを小さく捻り整形した場合を示す。
(変形態様)
上記実施例では、略U字状又は略V字状の頭部を有するセグメント導体をスロットに軸方向に挿通する態様を説明したが、その他、ステータコアの両側でセグメント接合を実施することもできる。この場合には、上記V字状セグメントではなく、後述する斜めL字状セグメント、I字状セグメントを採用して、上記ステータコアの両側においてセグメント間の接合を行うことによりステータコイルが形成される。
【0062】
図9に示す変形態様では、斜めL字状セグメント1010をスロット3000に挿入後、そのスロット外の一端部を屈曲し、接合してステータコイルを形成する場合を示し、図10は、I字状セグメント1020をスロット3000に挿入後、そのスロット外の両端部をそれぞれ屈曲し、接合してステータコイルを形成する場合を示す。
(この実施例のステータコア形状)
この実施例のステータコア形状を図11、図12を参照して以下に説明する。
【0063】
図11において、100はステータコア(図1におけるステータコア32に相当)、101はスロット、102はティース、103はスロット開口遮蔽部(本発明でいう爪部)である。
【0064】
ステータコア100は、薄い電磁鋼板を打ち抜き後、積層して形成されており、図11において図示省略したロータコアの外周面に対面するステータコア100の内周面近傍には、スロット101とティース102とが周方向交互に等ピッチで形成されている。
【0065】
この実施例では特に、スロット100が径方向に長い略長方形断面を有し、その径方向内側の短辺とステータコア100の内周面との間には、ティース102から周方向に延在するスロット開口遮蔽部(本発明でいう爪部)で103が設けられている。なお、スロット100の角部は図11、図12に示されるように面取りされている。更に説明すると、このスロット開口遮蔽部103は、各スロット101の両側のティース102、102の径方向内側の端部同士を磁気的に連通するようにティース102又はステータコア100と一体に電磁鋼板から打ち抜かれて、スロット101と電磁ギャップgとの連通を完全に遮断している。
【0066】
これにより、電磁ギャップg又はステータコア100のロータ対向周面104近傍における磁気抵抗やその変動、磁束分布の歪み、さらにはこれらの原因によるトルク変動や騒音などの問題を、分割ステータコアの組み立てという厄介な問題を回避しつつ解決することができる。
【0067】
なお、この実施例では、スロット開口遮蔽部103(本発明で言う爪部)の径方向幅は、ロータコアの外周面とステータコアのロータ対向周面との間の径方向ギャップ(電磁ギャップg)の径方向幅x未満に制限される。これにより、ステータコイルが形成する界磁束やロータが発生する磁束がこのスロット開口遮蔽部103によりバイパスして回転電機の性能を低下させる問題を改善することができる。
【0074】
(変形態様)
上記した実施例では、ステータコアを積層電磁鋼板により構成したが、その代わりにテープ状電磁鋼板を螺旋巻きにして形成しても良いことはもちろんである。この螺旋巻きの場合は、図15、図16の突き合わせ爪部によりスロットを遮蔽する構造が螺旋形成上での応力低減の点で特に好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の車両用交流発電機の縦断面図である。
【図2】 図1のセグメントの模式斜視図である。
【図3】 図1のステータコアの部分断面図である。
【図4】 セグメントのスロット挿通直前の状態を示す模式斜視図である。
【図5】 捻り整形装置の模式縦断面図である。
【図6】 図5の捻り治具の平面図である。
【図7】 捻り整形方法で作製したステータコイルの部分径方向展開図である。
【図8】 図7に示すステータコイルの部分正面図である。
【図9】 斜めL字状セグメントをスロットに挿入して端部を折り曲げる工程を示す模式工程図である。
【図10】 I字状セグメントをスロットに挿入して端部を折り曲げる工程を示す模式工程図である。
【図11】 電磁ギャップから完全に遮断されたスロットを有するステータコアを示す径方向側面図である。
【図12】 図11の部分拡大図である。
【符号の説明】
100 ステータコア
101 スロット
102 ティース
103 スロット開口遮蔽部(爪部)
g 電磁ギャップ
Claims (2)
- 電磁ギャップを挟んでロータに対面する周面近傍にティースおよびスロットを周方向へ交互に有する高透磁性のステータコアと、前記スロットに巻装されるステータコイルとを備える回転電機のステータにおいて、
前記ステータコアは、前記ティースと一体に形成されて前記ティースの径方向先端部から周方向へ延在することにより前記スロットと前記電磁ギャップとの連通を実質的に遮断する高透磁性の爪部を有し、
前記ステータコイルは、所定形状に分割されて前記スロットに軸方向に挿通された多数のセグメント導体の端部同士を前記ステータコアの軸方向外側で順次接続して形成され、
前記ティースの前記爪部は、前記スロットの両側に位置して径方向に延在する一対の前記ティースと完全に一体化されて前記スロットを前記電磁ギャップから完全に断絶し、
前記セグメント導体は、長板U字形状を有し、
前記スロットは、径方向に長い略長方形断面を有していることを特徴とする回転電機のステータ。 - 請求項1記載の回転電機のステータにおいて、
前記爪部の径方向厚さは、前記電磁ギャップの径方向未満に設定されていることを特徴とする回転電機のステータ。
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