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JP3743294B2 - データ通信システム及びデータ通信装置 - Google Patents

データ通信システム及びデータ通信装置 Download PDF

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JP3743294B2
JP3743294B2 JP2001046091A JP2001046091A JP3743294B2 JP 3743294 B2 JP3743294 B2 JP 3743294B2 JP 2001046091 A JP2001046091 A JP 2001046091A JP 2001046091 A JP2001046091 A JP 2001046091A JP 3743294 B2 JP3743294 B2 JP 3743294B2
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謙之 ▲土▼井
勝 橋本
正樹 小山
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04B13/00Transmission systems characterised by the medium used for transmission, not provided for in groups H04B3/00 - H04B11/00
    • H04B13/005Transmission systems in which the medium consists of the human body

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Near-Field Transmission Systems (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2つの人体間でデータ通信を行なうためのデータ通信システム及びデータ通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、人体が携帯するデータ送信装置とその近くに設置されるデータ受信装置との間のデータ通信方法としては、例えば、特開平10−229357号公報に記載のものがある。
【0003】
この公報にあっては、人体に装着したデータ送信装置から導体である人体を伝送経路としてデータ受信装置に対して通信データを送信するデータ通信システムが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述の特開平10−229357号公報に開示されているデータ通信システムにあっては、人体が携帯するデータ送信装置とその近くに設置されるデータ受信装置との間のデータ通信を行うシステムであり、人体が携帯するデータ送信装置から送信される通信データはデータ受信装置にあるため、その他の人体がこの通信データを取得する場合には、その他の人体はデータ受信装置のある場所にわざわざ赴く必要があるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記の問題点に艦みてなされたものであり、その目的とするところは、2つの人体の各々に装着したデータ通信装置間での直接的なデータ通信を可能にするデータ通信システム及びデータ通信装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のデータ通信システムは、基準電極31と、送信電極32及び変調部33と、受信電極34及び復調部35と、送受信を切替える機能を有してなる送受信切替部36を有して第1人体1に装着する第1データ通信装置、基準電極41と、受信電極44及び復調部45と、送信電極42及び変調部43と、送受信を切替える機能を有してなる送受信切替部46を有して第2人体2に装着する第2データ通信装置4とを備えてなり、前記第1人体1と前記第2人体2とが接触することで、前記送受信切替部36及び前記送受信切替部46の送受信切替により、前記第1データ通信装置3と前記第2データ通信装置4との間で双方向に通信データ5を送受信する。
【0007】
【0008】
【0009】
ここで、前記第1データ通信装置3及び前記第2データ通信装置4には、ともに、前記第1人体1と前記第2人体2が接触したことを検知する機能を有してなる接触検知部と、発生させた乱数に応じて前記送受信切替部36及び前記送受信切替部46の送受信を自動的に切替える機能を有してなる乱数発生部とを設けて、前記第1人体1と前記第2人体2が接触したことを前記接触検知部が検知すると、前記乱数発生部が前記乱数の値に応じて送受信を決めるようにしたことを特徴とするものである。
【0010】
また、請求項記載のデータ通信システムは、請求項1に記載の発明において、前記基準電極と、前記送信電極及び前記受信電極は、人体に接触しており、前記第1データ通信装置3及び前記第2データ通信装置4は、前記人体の手首又はその近傍に装着可能であって、前記基準電極を、前記人体の指先側に配置し、前記送信電極及び前記受信電極を、前記人体の指先側とは反対側に配置することを特徴とするものである。
【0011】
また、請求項記載のデータ通信システムは、請求項1に記載の発明において、前記基準電極は、人体に接触しており、前記送信電極及び前記受信電極は、人体と接触しておらず、前記第1データ通信装置3及び前記第2データ通信装置4は、前記人体の手首又はその近傍に装着可能であって、一方の人体が装着したデータ通信装置の前記送信電極と、他方の人体が装着したデータ通信装置の前記受信電極とは、前記送信電極と前記受信電極との間を、遮蔽物を設けないように配置することを特徴とするものである。
【0012】
また、請求項記載のデータ通信システムは、請求項1乃至請求項のいずれかに記載の発明において、前記第1データ通信装置3及び前記第2データ通信装置4には、個人固有のデータを記憶するデータ記憶部を設けて、前記個人固有のデータを通信データとして用いることを特徴とするものである。
【0013】
また、請求項記載のデータ通信システムは、請求項に記載の発明において、前記個人固有のデータは、人体に関する生体情報であることを特徴とするものである。
【0014】
また、請求項記載のデータ通信システムは、請求項に記載の発明において、前記個人固有のデータは、住所や連絡先等の名刺情報であることを特徴とするものである。
【0015】
また、請求項記載のデータ通信システムは、請求項乃至請求項のいずれかに記載の発明において、前記第1データ通信装置3及び前記第2データ通信装置4には、各々のデータ通信装置の有する前記個人固有のデータに基づいて相性診断を行う相性診断部と、該相性診断部からの結果を提示する相性診断提示を設けてなることを特徴とするものである。
【0016】
また、請求項記載のデータ通信システムは、請求項に記載の発明において、前記第1データ通信装置3及び前記第2データ通信装置4には、人体の心拍数を計測する心拍数計測部を設けてなり、前記相性診断部は、前記心拍数計測部での計測結果を考慮して相性診断を行うことを特徴とするものである。
【0017】
また、請求項記載のデータ通信システムは、請求項に記載の発明において、前記第1データ通信装置3及び前記第2データ通信装置4には、人体表面のインピーダンスを計測するインピーダンス計測部を設けてなり、前記相性診断部は、前記インピーダンス計測部での計測結果を考慮して相性診断を行うことを特徴とするものである。
【0018】
また、請求項10記載のデータ通信装置は、少なくとも1つの基準電極と、受信電極と、送信電極と、復調部と、変調部と、送受信を切替える機能を有してなる送受信切替部と、人体が接触したことを検知する機能を有してなる接触検知部と、発生させた乱数に応じて送受信を自動的に切替える機能を有してなる乱数発生部とを備えて人体に装着し、人体が他の人体と接触したことを前記接触検知部が検知すると、前記乱数発生部が前記乱数の値に応じて送受信を決めるようにしたことを特徴とするものである。
【0019】
また、請求項11記載のデータ通信装置は、請求項10に記載の発明において、前記基準電極と、前記送信電極及び前記受信電極は、前記人体に接触しており、前記人体の手首又はその近傍に装着可能であって、前記基準電極を、前記人体の指先側に配置し、前記送信電極及び前記受信電極を、前記人体の指先側とは反対側に配置することを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第1参考例を図1乃至図3に基づいて説明する。図1は、本発明の第1参考例に係るデータ通信システムを示す概略図であり、図2は、データ通信装置を示すブロック図であり、図3は、電極配置を示す概略図である。
【0021】
図1に示すように、データ通信システムは、人体を伝送経路とする人体1に装着された第1データ通信装置3と、人体2に装着された第2データ通信装置4とを備えてなる構成であり、人体1と人体2とが握手等を行い接触することで、第1データ通信装置3から第2データ通信装置4に通信データ5が送信される構成である。
【0022】
図2(a)及び図3に示すように、第1データ通信装置3は、人体1に接するように配設された基準電極31及び人体1に接するように配設された送信電極32と、交流信号を生成する発振部(図示せず)と、送信する通信データ5に基づいて交流信号を振幅変調する変調部33と、変調部33により変調された変調信号に対応する電圧を基準電極31と送信電極32との間に印可する電圧印可部(図示せず)とを備え、データ送信を行う機能を有してなる。
【0023】
また、図2(b)及び図3に示すように、第2データ通信装置4は、人体2に接するように配設された基準電極41と、第1データ通信装置3から出力される通信データ5を人体2を介して受信する人体2に接するように配設された受信電極44と、基準電極41と受信電極44との間の電圧を検出する電圧検出部(図示せず)と、該電圧検出部で入力される通信データ5を復調する復調部45とを備え、データ受信を行う機能を有してなる。
【0024】
なお、図3に示すように、第1データ通信装置3の送信電極32は、人体1の指先側に配置され、基準電極31は、人体1の指先とは反対に配置され、第2データ通信装置4の受信電極44は、人体2の指先側に配置され、基準電極41は、人体2の指先とは反対に配置されている。
【0025】
ここで、第1参考例においては、第1データ通信装置3及び第2データ通信装置4は、図1及び図3においては、手首付近に装着されているが、その設置場所は特に限定されるものではないが、第1データ通信装置3の送信電極32と第2データ通信装置4の受信電極44の電極間距離が最短になるように電極配置するのが好ましい。
【0026】
なお、通信データ5は、第1データ通信装置3が、マイコン(図示せず)やROM(図示せず)を備える場合には、そのマイコンやROMから出力してもよいし、第1データ通信装置3にセンサ(図示せず)を備え、検出したセンサデータを送信するようにしてもよく、第1参考例においては、その内容は特に限定しないが、種々の内容のデータであってよい。
【0027】
かかるデータ通信システムにあっては、第1データ通信装置3を装着した人体1と第2データ通信装置4を装着した人体2とが接触することで、人体1及び人体2を通信データ5の伝送経路として利用するので、第1データ通信装置3から第2データ通信装置4へデータ通信を行うことができるデータ通信システムを提供することができる。
【0028】
なお、第2データ通信装置4は、第1データ通信装置3からのデータ通信が完了したことを、音声情報や、視覚情報や、嗅覚情報及び刺激情報等で人体2に提示する提示部(図示せず)を有していてもよいし、第1データ通信装置3も同様の提示部(図示せず)が有していても勿論よい。
【0029】
ここで、第1参考例においては、第1データ通信装置3の送信電極32及び第2データ通信装置4の受信電極44が、人体に接している実施形態であるが、その他の電極配置を、本発明の第2参考例として以下に示す。なお、第2参考例のデータ通信装置のブロック図は、図2に示した第1参考例のものと同様であるため、共通部分の説明は省略する。
【0030】
本発明の第2参考例を図4及び図5に基づいて説明する。図4は、本発明の第2参考例に係るデータ通信システムにおける電極配置を示す概略図であり、図5は、データ通信装置を示す概略図である。
【0031】
図4に示すように、第1データ通信装置3は、基準電極31を人体1に接するように配設し、送信電極32を人体1に接していないように配設する構成であり、第2データ通信装置4は、基準電極41を人体2に接するように配設し、受信電極44を人体1に接していないように配設する構成である。人体1及び人体2が握手等によって接触すると、静電結合によって、第1データ通信装置3の送信電極32から第2データ通信装置4の受信電極44へと通信データ5が送信される。
【0032】
なお、第2参考例においては、第1データ通信装置3の送信電極32と第2データ通信装置4の受信電極44の間には、受信量の低下を極力抑制するために、人体等の遮蔽物が入らないように配慮することが好ましい。
【0033】
第1データ通信装置3の送信電極32と第2データ通信装置4の受信電極44の間に人体等の遮蔽物が入りにくい構成は、図5(a)に示した腕時計型のデータ通信装置で実現できる。更に、腕時計型の第1データ通信装置3及び第2データ通信装置4は、人体1及び人体2に容易に着脱することができるという特徴がある。
【0034】
第1データ通信装置3の送信電極32及び第2データ通信装置4の受信電極44は、時刻表示部55の周辺部に設けてなる構成であり、図5(b)は、電極配置を示しており、人体1及び人体2が握手を行い、第1データ通信装置3の送信電極32から第2データ通信装置4の受信電極44へと通信データ5が送信されている状態を示している。
【0035】
かかるデータ通信システムにあっては、第1データ通信装置3を装着した人体1と第2データ通信装置4を装着した人体2とが接触することで、人体1に接する基準電極31と人体2に接する基準電極41とがつながるので、静電結合によって、第1データ通信装置3から第2データ通信装置4へデータ通信を行うことができるデータ通信システムを提供することができる。
【0036】
ここで、上述の第1参考例及び第2参考例においては、第1データ通信装置3から第2データ通信装置4へ一方向にデータ通信を行うものであるが、第1データ通信装置3と第2データ通信装置4との間で双方向のデータ通信を行うものを、本発明の第3参考例及び第1実施形態として以下に示す。なお、いずれの実施形態も第1参考例及び第2参考例との共通部分の説明は省略する。
【0037】
本発明の第3参考例を図6乃至図9に基づいて説明する。図6は、本発明の第3参考例に係るデータ通信システムを示す概略図であり、図7及び図9は、データ通信装置を示すブロック図であり、図8は、データ通信装置を示す概略図である。
【0038】
図6に示すように、データ通信システムは、人体1と人体2が握手等を行い接触し、人体1に装着された第1データ通信装置3と、人体2に装着された第2データ通信装置4との間で通信データ5が双方向で送受信される構成である。
【0039】
図7(a)に示すように、第1データ通信装置3は、基準電極31と、送信電極32と、変調部33と、受信電極34と、復調部35と、送受信切替部36及び通信開始ボタン(図示せず)を備えてなる。また、図7(b)に示すように、第2データ通信装置4は、基準電極41と、送信電極42と、変調部43と、受信電極44と、復調部45と、送受信切替部46及び通信開始ボタン(図示せず)を備えてなる。
【0040】
ここで、送受信切替部36及び送受信切替部46は、各々、送受信切替ボタン 56及び送受信切替ボタン57を有し、人体1及び人体2は、各々、この送受信切替ボタン56及び送受信切替ボタン57を手動にて操作して送受信モードを切替える機能を有してなる。
【0041】
なお、図8(a)に示したように、第1データ通信装置3及び第2データ通信装置4は、腕時計型のものを用いる。第1データ通信装置3の送信電極32と受信電極34及び、第2データ通信装置4の送信電極42と受信電極44は、時刻表示部55の周辺部に設けてなる構成である。なお、第1データ通信装置3の基準電極31は人体1に接するように配設され、送信電極32と受信電極34は人体1に接していないように配設された構成であり、第2データ通信装置4の基準電極41は人体2に接するように配設され、送信電極42と受信電極44は人体2に接していないように配設された構成である。図8(b)は、電極配置を示しており、人体1及び人体2が握手を行い、第1データ通信装置3と第2データ通信装置4との間で双方向のデータ通信が行われている状態を示している。
【0042】
以下に、動作説明を示す。まず、人体1は第1データ通信装置3の通信開始ボタンを押し、人体2は第2データ通信装置4の通信開始ボタンを押すことでデータ通信を開始する。
【0043】
まず、人体1が送受信切替ボタン56を送信モードに選択し、人体2が送受信切替ボタン57を受信モードに選択した場合の動作を示す。送受信切替ボタン56が送信モードになると、第1データ通信装置3の変調部33に電源が入り、送信電極32を通じて通信データ5が送信される。そして、送受信切替ボタン57が受信モードになると、第2データ通信装置4の復調部45に電源が入り、受信電極44より入力された信号は、データとして受信される。
【0044】
次に、人体1が送受信切替ボタン56を受信モードに選択し、人体2が送受信切替ボタン57を送信モードに選択した場合の動作を示す。送受信切替ボタン57が送信モードになると、第2データ通信装置4の変調部43に電源が入り、送信電極42を通じて通信データ5が送信される。そして、送受信切替ボタン56が受信モードになると、第1データ通信装置3の復調部35に電源が入り、受信電極34より入力された信号は、データとして受信される。
【0045】
かかるデータ通信システムにあっては、第1データ通信装置3及び第2データ通信装置4がともに送受信機能を有してなり、第1データ通信装置3を装着した人体1及び第2データ通信装置4を装着した人体2が、各々、送受信切替ボタン56及び送受信切替ボタン57を切替え、送受信を選択するので、第1データ通信装置3と第2データ通信装置4との間で、双方向のデータ通信を行うことができる。
【0046】
また、後述の変調復調切替部58及び変調復調切替部59を設けたデータ通信装置の構成を図9に示す。変調復調切替部58は、第1データ通信装置3に設けられ、送受信切替ボタン56で選択する送受信切替部36の送信モードや受信モードにあわせて、変調部33と復調部35との接続を切替える機能を有してなる。そのため、図7の送信電極32と受信電極34とを通信電極300として共通化することができる。また、同様に、変調復調切替部59は、第2データ通信装置4に設けられ、送受信切替ボタン57で選択する送受信切替部46の送信モードや受信モードにあわせて、変調部43と復調部45を切替える機能を有してなるため、図7の送信電極42と受信電極44とを通信電極400として共通化することができる。
【0047】
そのため、このように送信電極と受信電極とを共有化することで電極個数が減り、1つの電極面積を大きくすることができるので、通信データの受信感度も増加し、通信精度の高いデータ通信システムを提供することができる。
【0048】
本発明の第実施形態を図10に基づいて説明する。図10は、本発明の第実施形態に係るデータ通信装置を示すブロック図である。データ通信システムを示す概略図及びデータ通信装置を示す概略図は、第3参考例の図6及び図8と共通であるため、説明は省略する。
【0049】
図10(a)に示すように、第1データ通信装置3は、図7(a)において、送受信切替ボタン56を除いて、乱数発生部39と接触検知部60を付加したものである。また、図10(b)に示すように、第2データ通信装置4は、図7(b)において、送受信切替ボタン57を除いて、乱数発生部49と接触検知部61を付加したものである。
【0050】
実施形態においては、人体1と人体2とが接触したことを接触検知部60及び接触検知部61が検知すると、乱数発生部39及び乱数発生部49が各々乱数を発生させる。
【0051】
接触検知部60及び接触検知部61は、人体が接触したことを検出する機能を有してなり、人体1と人体2とが接触したことを検知する。
【0052】
また、乱数発生部39及び乱数発生部49は、乱数を発生させ、該乱数に応じて送受信切替部36及び送受信切替部46の送受信モードを自動的に切替える機能を有してなる。例えば、乱数が奇数であれば送信側のデータ通信装置であるとし、乱数が偶数であれば受信側のデータ通信装置であるとするように数字を予め振り分けておき、乱数発生部39及び乱数発生部49の各々で発生する乱数の値を、予め振り分けられた数字に従って送受信切替部36及び送受信切替部46の送受信モードを切替える方法である。
【0053】
ここで、乱数発生部39及び乱数発生部49で発生させた乱数が共に奇数になった場合は、第1データ通信装置3及び第2データ通信装置4は共に送信側になってしまうため、通信データ5は、復調部35及び復調部45が機能していないから受信電極34及び受信電極44に停滞する。このような場合には、例えば、送受信切替部36及び送受信切替部46に、受信電極34及び受信電極44に停滞している通信データ5を検出する機能を付加して、送受信切替部36及び送受信切替部46がこの通信データ5を検出すれば、乱数発生部39及び乱数発生部49で再度乱数を発生させ送受信側を決定する。
【0054】
また、乱数発生部39及び乱数発生部49で発生させた乱数が共に偶数になった場合は、第1データ通信装置3及び第2データ通信装置4は共に受信側になっているにもかかわらず、復調部35及び復調部45は、通信データ5を検出できない。このような場合には、例えば、復調部35及び復調部45にタイマー機能を設け、所定時間経ても復調部35及び復調部45が通信データ5を検出できなければ、乱数発生部39及び乱数発生部49で再度乱数を発生させ送受信側を決定する。
【0055】
なお、乱数の振り分けは奇数、偶数による振り分けに限ったものではなく、送信側と受信側とに適当な数字で振り分けても勿論よい。また、乱数発生部39及び乱数発生部49の各々で発生する乱数の値の絶対値を比較して、絶対値が大きい乱数発生部側のデータ通信装置を送信側とし、他のデータ通信装置を受信側とするような方法等、その他の比較方法を用いても勿論よい。
【0056】
また、送信側と受信側とに振り分けられたそれぞれの乱数に、通信データ5を送受信する通信時間情報を予め付加しておき、その通信時間分だけデータ通信すると、乱数発生部39及び乱数発生部49が各々当初の送受信モードを、当初とは異なるモードに自動的に切替えて双方向のデータ通信を行うような構成にしておいてもよい。
【0057】
以下に、動作説明を示す。例えば、第1データ通信装置3の接触検知部60が、第2データ通信装置4の接触検知部61より先に作動した場合は、接触検知部60は、送受信切替ボタン56を送信モードに選択し、接触検知部61は、送受信切替ボタン57を受信モードに選択する。この後は、第3参考例にて説明した動作と共通であるため、説明は省略するが、第1データ通信装置3から第2データ通信装置4へ通信データ5が送信される。
【0058】
また、第2データ通信装置4の接触検知部61が、第1データ通信装置3の接触検知部60より先に作動した場合は、上述の動作と同様に、第2データ通信装置4から第1データ通信装置3へ通信データ5データ送信がなされる。
【0059】
次に、第1データ通信装置3の接触検知部60及び第2データ通信装置4の接触検知部61が同時、あるいは略同時に作動した場合は、この作動と同時に、第1データ通信装置3の乱数発生部39及び第2データ通信装置4の乱数発生部49は乱数を生成し、乱数発生部39及び乱数発生部49の各々で発生する乱数が奇数であれば送信側のデータ通信装置であるとし、乱数が偶数であれば受信側のデータ通信装置であるとして、送受信切替部36及び送受信切替部46の送受信モードを切替える。
【0060】
このようにして、第1データ通信装置3及び第2データ通信装置4のいずれか一方を送信側とし、他方を受信側にすることで、一方のデータ通信装置からもう一方のデータ通信装置に通信データ5を送信する。
【0061】
また、送受信切替部36及び送受信切替部46が、通信データ5の送信に要する時間が経過すると同時に、送受信モードを自動的に切替える機能を有していても勿論よい。このような構成にあっては、データ通信の当初送信側であったデータ通信装置を、自動的に受信側のデータ通信装置に切り替え、受信側であったデータ通信装置を、自動的に送信側のデータ通信装置に切り替えることができ、双方向のデータ通信が可能となる。
【0062】
ただし、この場合、通信データ5には、その通信データ5の送信完了に要するまでの時間情報を予め盛り込んでおき、その時間情報を判断して送受信切替部36及び送受信切替部46を制御する判断部(図示せず)を送受信切替部36及び送受信切替部46に設ける必要がある。
【0063】
かかるデータ通信システム及びデータ通信装置にあっては、データ通信装置は送受信両方を行うことができる機能を有し、第1データ通信装置3の接触検知部60及び第2データ通信装置4の接触検知部61で人体1及び人体2が接触したことを検知し、乱数発生部39及び乱数発生部49で送受信の組合せを決定するので、第1データ通信装置3と第2データ通信装置4との間で双方向のデータ通信を自動的に開始することができる。また、データ通信装置は、送受信両方を行うことができる機能を有しているので、データ通信装置としての汎用性が向上する。
【0064】
なお、第3参考例及び第実施形態においては、勿論、第1データ通信装置3は、交流信号を生成する発振部(図示せず)と、変調部33により変調された変調信号に対応する電圧を基準電極31と送信電極32との間に印可する電圧印可部(図示せず)と、基準電極31と受信電極34との間の電圧を検出する電圧検出部(図示せず)を備え、第2データ通信装置4も同様の機能を有する発振部と、電圧印可部及び電圧検出部を備えている。
【0065】
ここで、第3参考例及び第実施形態においては、第1データ通信装置3及び第2データ通信装置4の形状は、人体1及び人体2に装着しやすいので図8のような腕時計型のものを用いているが、形状は特にこれに限定しない。
【0066】
また、第3参考例及び第実施形態においては、図8(a)に示すように、第1データ通信装置3及び第2データ通信装置4は、基準電極が人体に接するように配設され、送信電極と受信電極が人体に接していない構成を示したが、図8(c)に示すように、第1データ通信装置3及び第2データ通信装置4の基準電極と送信電極及び受信電極は、人体に接するように配設されるようなデータ通信装置であっても勿論よい。
【0067】
また、第3参考例及び第実施形態においては、第1参考例の第1データ通信装置3と同様に第2データ通信装置4が、マイコン(図示せず)やROM(図示せず)を備えていても、センサ(図示せず)を備え、検出したセンサデータを送信するようにしていてもよく、通信データ5は、種々の内容であってよい。
【0068】
ここで、上述の第1参考例乃至第3参考例、実施形態においては、通信データ5の内容に関しては特に限定していないが、個人固有のデータを通信データ5とした使用した実施形態を、本発明の第実施形態乃至第実施形態として以下に示す。ここで、第実施形態乃至第実施形態においては、データ通信装置に、個人固有データを記憶する機能を有してなるデータ記憶部を設けている構成である。
【0069】
本発明の第4参考例を図11に基づいて説明する。第4参考例は、病院において、患者から医師又は看護婦へ、患者の個人固有データ70を一方向に送信する実施形態であり、第1参考例との共通部分の説明は、簡略のため省略する。なお、図11は、本発明の第4参考例に係るデータ通信装置を示すブロック図である。
【0070】
図11(a)及び図11(b)に示すように、第1データ通信装置3には、個人固有データ70を記憶する機能を有してなるデータ記憶部80を設け、第2データ通信装置4には、個人固有データ70を提示する機能を有してなる表示部75を設けて構成する。
【0071】
なお、第4参考例においては、第1データ通信装置3は、患者が装着し、第2データ通信装置4は、医師又は看護婦が装着するもので、図1に示した人体1は患者であり、人体2は医師又は看護婦である。
【0072】
ここで、通信データ5は、個人固有データ70であり、個人固有データ70としては、患者の生年月日や血液型等のデータである。医師又は看護婦は、患者の体に触れることにより、患者の個人固有データ70を簡単に入手することができる。
【0073】
かかるデータ通信システム及びデータ通信装置にあっては、第1データ通信装置3のデータ記憶部80に記憶している患者の個人固有データ70を、第2データ通信装置4を装着している医師又は看護婦へのみ送信するので、病院において患者に関するデータの入力ミス等により患者に対する対処に間違いが生じるという問題に対してセキュリティ性の高いデータ通信システムを提供することができる。
【0074】
本発明の第実施形態を図12に基づいて説明する。第実施形態は、データ通信装置を装着した個人同士が、名刺情報を交換するような実施形態であり、双方向のデータ通信を行う第1実施形態との共通部分の説明は、簡略のため省略する。なお、図12は、本発明の第実施形態に係るデータ通信装置を示すブロック図である。
【0075】
図12(a)及び図12(b)に示すように、第1データ通信装置3には、人体1の個人固有データ70を記憶する機能を有してなるデータ記憶部80と、個人固有データ70を提示する機能を有してなる表示部75を設け、第2データ通信装置4には、人体2の個人固有データ71を提示する機能を有してなるデータ記憶部81と、個人固有データ71を提示する機能を有してなる表示部76を設けて構成する。
【0076】
表示部75及び表示部76は、音声情報、視覚情報等にて個人固有データ70及び個人固有データ71の内容を提示する。
【0077】
ここで、通信データ5は、個人固有データ70及び個人固有データ71であり、個人の名前や、連絡先や、メールアドレス等の名刺情報である。
【0078】
かかるデータ通信システム及びデータ通信装置にあっては、人体1の個人固有データ70及び人体2の個人固有データ71を基に名刺情報を交換して表示部75及び表示部76に該名刺情報を提示するので、名刺を持ち歩く手間や名刺交換時に名刺を取り出す手間を省くことができる。
【0079】
以下の第実施形態乃至第実施形態においては、データ通信装置を装着した個人同士の相性診断を行うような実施形態であり、第実施形態との共通部分の説明は、簡略のため省略する。
【0080】
本発明の第実施形態を図13に基づいて説明する。なお、図13は、本発明の第実施形態に係るデータ通信装置を示すブロック図である。
【0081】
図13(a)及び図13(b)に示すように、第1データ通信装置3には、人体1の個人固有データ70を記憶する機能を有してなるデータ記憶部80と、相性診断部82及び相性診断提示部84を設け、第2データ通信装置4には、人体2の個人固有データ71を記憶する機能を有してなるデータ記憶部81と、相性診断部83及び相性診断提示部85を設けてなる構成である。
【0082】
相性診断部82及び相性診断部83は、個人固有データ70及び個人固有データ71に基づいて、人体1と人体2との相性を診断する機能を有してなる。
【0083】
また、相性診断提示部84及び相性診断提示部85は、相性診断部82及び相性診断部83の診断結果をもとに相性度に応じて、言葉等の音声情報を提示する機能を有してなる。また、相性診断提示部84及び相性診断提示部85は、前述の音声情報の他に、ブザー音やチャイム音等の聴覚情報や、液晶ディスプレイやランプ光等を用いた視覚情報や、嗅覚情報や、低周波電流等を流すことで得られる刺激情報等を提示する機能を有していても勿論よい。
【0084】
なお、通信データ5は、個人固有データ70及び個人固有データ71であり、生年月日や血液型等のデータである。
【0085】
かかるデータ通信システム及びデータ通信装置にあっては、人体1の個人固有データ70と人体2の個人固有データ71とを相性診断部82及び相性診断部83にて相性診断を行い、その診断結果を相性診断提示部84及び相性診断提示部85で提示するので、人体1と人体2との接触によりスキンシップをはかるとともに相性診断を行うことができる。
【0086】
本発明の第実施形態を図14に基づいて説明するが、第実施形態は、第実施形態のデータ通信装置において、人体1の生体情報である心拍を計測する心拍数計測部を設けたものであるので、第実施形態との共通部分の説明は省略する。なお、図14は、本発明の第実施形態に係るデータ通信装置を示すブロック図である。
【0087】
図14(a)及び図14(b)に示すように、第1データ通信装置3には、人体1の心拍数を計測する機能を有してなる心拍数計測部86を設け、第2データ通信装置4には、人体2の心拍数を計測する機能を有してなる心拍数計測部87を設けてなる構成である。
【0088】
人体1と人体2とが握手等をした場合に、心拍数計測部86及び心拍数計測部87で得られる心拍数を、個人固有データ70と個人固有データ71とともに相性診断部82及び相性診断部83にて診断して、相性診断提示部84及び相性診断提示部85に相性度を提示する。
【0089】
かかるデータ通信システム及びデータ通信装置にあっては、相性診断部82及び相性診断部83での相性診断に、心拍数計測部86及び心拍数計測部87から得られる心拍数も加味するので、人体1と人体2との接触により緊張度合い等を考慮した相性診断を行うことができる。
【0090】
本発明の第実施形態を図15に基づいて説明するが、第実施形態は、第実施形態のデータ通信装置において、人体の生体情報であるインピーダンスを計測するインピーダンス計測部を設けたものであるので、第実施形態との共通部分の説明は省略する。なお、図15は、本発明の第実施形態に係るデータ通信装置を示すブロック図である。
【0091】
図15(a)及び図15(b)に示すように、第1データ通信装置3には、人体1表面の湿り具合により変化するインピーダンスを計測する機能を有してなるインピーダンス計測部88を設け、第2データ通信装置4には、人体2表面の湿り具合により変化するインピーダンスを計測する機能を有してなるインピーダンス計測部89を設けてなる構成である。
【0092】
人体1と人体2とが握手等をした場合に、インピーダンス計測部88及びインピーダンス計測部89で得られるインピーダンスを、個人固有データ70と個人固有データ71とともに相性診断部82及び相性診断部83にて診断して、相性診断提示部84及び相性診断提示部85に相性度を提示する。
【0093】
なお、インピーダンスは、発汗することで変化する特性があるので、人体の緊張度合いはかるのに利用するものである。
【0094】
かかるデータ通信システム及びデータ通信装置にあっては、相性診断部82及び相性診断部83での相性診断に、インピーダンス計測部88及びインピーダンス計測部89から得られるインピーダンスも加味するので、人体1と人体2との接触により緊張度合い等を考慮した相性診断を行うことができる。
【0095】
ここで、第1参考例乃至第4参考例、第1実施形態乃至第実施形態においては、データ通信装置に、受信した通信データ5を記憶する機能を有してなるメモリー部(図示せず)を設けても勿論よい。
【0096】
また、第3参考例び第1実施形態乃至第実施形態においては、第1データ通信装置3の基準電極31及び第2データ通信装置4の基準電極41は、各々、送信用に用いる送信基準電極(図示せず)と受信用に用いる受信基準電極(図示せず)の2つからなる場合であってもよい。
【0097】
なお、本発明は上記の実施形態のデータ通信システム及びデータ通信装置に限定されるものではなく、特許請求の範囲の請求項に記載する内容の範囲で、各種の変形が可能であり、本発明はこれらの全てを含むものである。
【0098】
【発明の効果】
上記のように本発明に係る請求項1に記載のデータ通信システムにあっては、準電極と、送信電極及び変調部、受信電極及び復調部と、送受信を切替える機能を有してなる送受信切替部とを有して第1人体に装着する第1データ通信装置と、準電極と、受信電極及び復調部、送信電極及び変調部と、送受信を切替える機能を有してなる送受信切替部とを有して第2人体に装着する第2データ通信装置とを備えてなり、前記第1データ通信装置及び前記第2データ通信装置には、ともに、前記第1人体と前記第2人体が接触したことを検知する機能を有してなる接触検知部と、発生させた乱数に応じて前記第1データ通信装置及び前記第2データ通信装置の前記送受信切替部の送受信を自動的に切替える機能を有してなる乱数発生部とを設けて、前記第1人体と前記第2人体が接触したことを前記接触検知部が検知すると、前記乱数発生部が前記乱数の値に応じて送受信を決めるようにしたもので、前記第1データ通信装置及び前記第2データ通信装置の前記接触検知部で前記第1人体及び前記第2人体が接触したことを検知し、前記乱数発生部で2つのデータ通信装置の送受信の組合せを決定することにより、前記第1人体が装着した前記第1データ通信装置と前記第2人体が装着した前記第2データ通信装置との間で双方向のデータ通信を自動的に開始することができるデータ通信システムを提供できるという効果を奏する。
【0099】
【0100】
【0101】
【0102】
また、請求項記載のデータ通信システムにあっては、請求項1に記載の発明において、前記基準電極と、前記送信電極及び前記受信電極は、人体に接触しており、前記第1データ通信装置及び前記第2データ通信装置は、前記人体の手首又はその近傍に装着可能であって、前記基準電極を、前記人体の指先側に配置し、前記送信電極及び前記受信電極を、前記人体の指先側とは反対側に配置するようにしたもので、前記第1データ通信装置の送信電極と前記第2データ通信装置の受信電極の電極間距離が最短になるように電極配置され、データ通信に使用する伝送経路を最短にすることができるので、ノイズ等の影響を受けにくいデータ通信ができるという効果を奏する。
【0103】
また、請求項記載のデータ通信システムにあっては、請求項1に記載の発明において、前記基準電極は、人体に接触しており、前記送信電極及び前記受信電極は、人体と接触しておらず、前記第1データ通信装置及び前記第2データ通信装置は、前記人体の手首又はその近傍に装着可能であって、一方の人体が装着したデータ通信装置の前記送信電極と、他方の人体が装着したデータ通信装置の前記受信電極とは、前記送信電極と前記受信電極との間を、遮蔽物を設けないように配置するようにしたもので、 該遮蔽物を設けないように電極配置にするので、データ通信の性能を向上させることができるという効果を奏する。また、前記一方の人体が装着したデータ通信装置の前記送信電極及び前記他方の人体が装着したデータ通信装置の前記受信電極は、人体と接触していないので、人体に接触する電極部分を少なくして、人体に違和感を極力与えないようなデータ通信装置を提供することができるという効果を奏する。
【0104】
また、請求項記載のデータ通信システムにあっては、請求項1乃至請求項のいずれかに記載の発明において、前記第1データ通信装置及び前記第2データ通信装置には、個人固有のデータを記憶するデータ記憶部を設けて、前記個人固有のデータを通信データとして用いるようにしたもので、前記個人固有のデータを前記第1人体及び前記第2人体の間でやりとりを行うので、セキュリティ性の高いデータ通信システムを提供することができるという効果を奏する。また、前記第1データ通信装置と前記第2データ通信装置との間で個人特有の情報を交換するので、個人特有の情報を反映した種々のデータ通信形態に適用可能なデータ通信システムを提供することができるという効果を奏する。
【0105】
また、請求項記載のデータ通信システムにあっては、請求項に記載の発明において、前記個人固有のデータは、人体に関する生体情報であるようにしたもので、前記生体情報を前記第1人体及び前記第2人体の間でやりとりを行うので、セキュリティ性の高いデータ通信システムを提供することができるという効果を奏する。
【0106】
また、請求項記載のデータ通信システムにあっては、請求項のいずれかに記載の発明において、前記個人固有のデータは、住所や連絡先等の名刺情報であるようにしたもので、前記個人固有データを基に、前記第1人体及び前記第2人体の間で名刺情報を交換するので、名刺を持ち歩く手間や名刺交換時に名刺を取り出す手間を省くことができるという効果を奏する。
【0107】
また、請求項記載のデータ通信システムにあっては、請求項乃至請求項のいずれかに記載の発明において、前記第1データ通信装置及び前記第2データ通信装置には、各々のデータ通信装置の有する前記個人固有のデータに基づいて相性診断を行う相性診断部と、該相性診断部からの結果を提示する相性診断提示部を設けてなるようにしたもので、前記第1人体及び前記第2人体の前記個人固有データを用いて前記相性診断部にて相性診断を行うので、前記第1人体及び前記第2人体との接触によりスキンシップをはかるとともに相性診断を行うことができるという効果を奏する。
【0108】
また、請求項記載のデータ通信システムにあっては、請求項に記載の発明において、前記第1データ通信装置及び前記第2データ通信装置には、人体の心拍数を計測する心拍数計測部を設けてなり、前記相性診断部は、前記心拍数計測部での計測結果を考慮して相性診断を行うようにしたもので、前記相性診断部での相性診断に、前記心拍数計測部から得られる心拍数も加味するので、前記第1人体と前記第2人体との接触により緊張度合い等を考慮した相性診断を行うことができるという効果を奏する。また、心拍数を計測することで、固定のデータだけではなく、人体の現状に対応したデータも考慮できるため、多彩な相性診断を行うことができるという効果を奏する。
【0109】
また、請求項記載のデータ通信システムにあっては、請求項に記載の発明において、前記第1データ通信装置及び前記第2データ通信装置には、人体表面のインピーダンスを計測するインピーダンス計測部を設けてなり、前記相性診断部は、前記インピーダンス計測部での計測結果を考慮して相性診断を行うようにしたもので、前記相性診断部での相性診断に、前記インピーダンス計測部から得られるインピーダンスも加味するので、前記第1人体と前記第2人体との接触により緊張度合い等を考慮した相性診断を行うことができるという効果を奏する。また、インピーダンスを計測することで、固定のデータだけではなく、人体の現状に対応したデータも考慮できるため、多彩な相性診断を行うことができるという効果を奏する。
【0110】
また、請求項10記載のデータ通信装置にあっては、少なくとも1つの基準電極と、受信電極と、送信電極と、復調部と、変調部と、送受信を切替える機能を有してなる送受信切替部と、人体が接触したことを検知する機能を有してなる接触検知部と、発生させた乱数に応じて送受信を自動的に切替える機能を有してなる乱数発生部とを備えて人体に装着し、人体が他の人体と接触したことを前記接触検知部が検知すると、前記乱数発生部が前記乱数の値に応じて送受信を決めるようにしたもので、送受信両方を行うことができる機能を有しているので、データ通信装置としての汎用性が向上するという効果を奏する。
【0111】
また、請求項11記載のデータ通信装置にあっては、請求項10に記載の発明において、前記基準電極と、前記送信電極及び前記受信電極は、前記人体に接触しており、前記人体の手首又はその近傍に装着可能であって、前記基準電極を、前記人体の指先側に配置し、前記送信電極及び前記受信電極を、前記人体の指先側とは反対側に配置するようにしたもので、2つのデータ通信装置を用いてデータ通信を行う場合には、一方のデータ通信装置の送信電極と、他方のデータ通信装置の受信電極との電極間距離が最短になるように電極配置され、データ通信に使用する伝送経路を最短にすることができるので、ノイズ等の影響を受けにくいデータ通信システムを実現可能なデータ通信装置を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1参考例に係るデータ通信システムを示す概略図である。
【図2】本発明の第1参考例に係るデータ通信装置を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1参考例に係るデータ通信装置の電極配置を示す概略図である。
【図4】本発明の第2参考例に係るデータ通信装置の電極配置を示す概略図である。
【図5】本発明の第2参考例に係るデータ通信装置を示す概略図である。
【図6】本発明の第3参考例に係るデータ通信システムを示す概略図である。
【図7】本発明の第3参考例に係るデータ通信装置を示すブロック図である。
【図8】本発明の第3参考例に係るデータ通信装置を示す概略図である。
【図9】本発明の第3参考例に係るデータ通信装置を示すブロック図である。
【図10】本発明の第実施形態に係るデータ通信装置を示すブロック図である。
【図11】本発明の第4参考例に係るデータ通信装置を示すブロック図である。
【図12】本発明の第実施形態に係るデータ通信装置を示すブロック図である。
【図13】本発明の第実施形態に係るデータ通信装置を示すブロック図である。
【図14】本発明の第実施形態に係るデータ通信装置を示すブロック図である。
【図15】本発明の第実施形態に係るデータ通信装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、2 人体
3、4 データ通信装置
5 通信データ
31、41 基準電極
32、42 送信電極
33、43 変調部
34、44 受信電極
35、45 復調部
36、46 送受信切替部
39、49 乱数発生部
56、57 送受信切替ボタン
60、61 接触検知部
70、71 個人固有データ
80、81 データ記憶部
82、83 相性診断部
84、85 相性診断提示部
86、87 心拍数計測部
88、89 インピーダンス計測部

Claims (11)

  1. 準電極と、送信電極及び変調部、受信電極及び復調部と、送受信を切替える機能を有してなる送受信切替部とを有して第1人体に装着する第1データ通信装置と、
    準電極と、受信電極及び復調部、送信電極及び変調部と、送受信を切替える機能を有してなる送受信切替部とを有して第2人体に装着する第2データ通信装置とを備えてなり、
    前記第1データ通信装置及び前記第2データ通信装置には、ともに、前記第1人体と前記第2人体が接触したことを検知する機能を有してなる接触検知部と、発生させた乱数に応じて前記第1データ通信装置及び前記第2データ通信装置の前記送受信切替部の送受信を自動的に切替える機能を有してなる乱数発生部とを設けて、
    前記第1人体と前記第2人体が接触したことを前記接触検知部が検知すると、前記乱数発生部が前記乱数の値に応じて送受信を決めるようにし、前記第1データ通信装置及び前記第2データ通信装置の前記送受信切替部の送受信切替により、前記第1データ通信装置と前記第2通信装置との間で双方向に通信データを送受信することを特徴とするデータ通信システム。
  2. 前記基準電極と、前記送信電極及び前記受信電極は、人体に接触しており、前記第1データ通信装置及び前記第2データ通信装置は、前記人体の手首又はその近傍に装着可能であって、前記基準電極を、前記人体の指先側に配置し、前記送信電極及び前記受信電極を、前記人体の指先側とは反対側に配置することを特徴とする請求項1に記載のデータ通信システム。
  3. 前記基準電極は、人体に接触しており、前記送信電極及び前記受信電極は、人体と接触しておらず、前記第1データ通信装置及び前記第2データ通信装置は、前記人体の手首又はその近傍に装着可能であって、
    一方の人体が装着したデータ通信装置の前記送信電極と、他方の人体が装着したデータ通信装置の前記受信電極とは、前記送信電極と前記受信電極との間を、遮蔽物を設けないように配置することを特徴とする請求項1に記載のデータ通信システム。
  4. 前記第1データ通信装置及び前記第2データ通信装置には、個人固有のデータを記憶するデータ記憶部を設けて、前記個人固有のデータを通信データとして用いることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載のデータ通信システム。
  5. 前記個人固有のデータは、人体に関する生体情報であることを特徴とする請求項に記載のデータ通信システム。
  6. 前記個人固有のデータは、住所や連絡先等の名刺情報であることを特徴とする請求項に記載のデータ通信システム。
  7. 前記第1データ通信装置及び前記第2データ通信装置には、各々のデータ通信装置の有する前記個人固有のデータに基づいて相性診断を行う相性診断部と、該相性診断部からの結果を提示する相性診断提示部を設けてなることを特徴とする請求項乃至請求項のいずれかに記載のデータ通信システム。
  8. 前記第1データ通信装置及び前記第2データ通信装置には、人体の心拍数を計測する心拍数計測部を設けてなり、前記相性診断部は、前記心拍数計測部での計測結果を考慮して相性診断を行うことを特徴とする請求項に記載のデータ通信システム。
  9. 前記第1データ通信装置及び前記第2データ通信装置には、人体表面のインピーダンスを計測するインピーダンス計測部を設けてなり、前記相性診断部は、前記インピーダンス計測部での計測結果を考慮して相性診断を行うことを特徴とする請求項に記載のデータ通信システム。
  10. 少なくとも1つの基準電極と、受信電極と、送信電極と、復調部と、変調部と、送受信を切替える機能を有してなる送受信切替部と、人体が接触したことを検知する機能を有してなる接触検知部と、発生させた乱数に応じて送受信を自動的に切替える機能を有してなる乱数発生部とを備えて人体に装着し、
    人体が他の人体と接触したことを前記接触検知部が検知すると、前記乱数発生部が前記乱数の値に応じて送受信を決めるようにしたことを特徴とするデータ通信装置。
  11. 前記基準電極と、前記送信電極及び前記受信電極は、前記人体に接触しており、前記人体の手首又はその近傍に装着可能であって、前記基準電極を、前記人体の指先側に配置し、前記送信電極及び前記受信電極を、前記人体の指先側とは反対側に配置することを特徴とする請求項10に記載のデータ通信装置。
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