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JP3742390B2 - Httpトンネリングサーバを用いた通信方法および通信装置、プログラム - Google Patents

Httpトンネリングサーバを用いた通信方法および通信装置、プログラム Download PDF

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JP3742390B2
JP3742390B2 JP2003009982A JP2003009982A JP3742390B2 JP 3742390 B2 JP3742390 B2 JP 3742390B2 JP 2003009982 A JP2003009982 A JP 2003009982A JP 2003009982 A JP2003009982 A JP 2003009982A JP 3742390 B2 JP3742390 B2 JP 3742390B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファイヤウォールやHTTPトンネリングサーバによってHTTP通信がなされているネットワークにおいて、このネットワークを構成しているクライアントモジュールとサーバモジュールとの間の通信をリアルタイムで行う通信方法および通信装置、プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、図9に示すように、HTTPトンネリングサーバ12やファイヤウォール10を通過するような通信しか許されていないネットワークでは、WAN(wide area network)側に存在しファイヤウォール10によってアクセス制限を受け、HTTP通信ライブラリ15を利用して通信を行うWANノード14が、HTTPトンネリングサーバ12に接続している。
【0003】
更に、HTTPトンネリングサーバ12がTCP/IPでLAN(local area network)に存在するノード16(以下、「LANノード」と称する)とTCPコネクションを確立することによって、通信が行われている。このLANノード16は、LAN側に存在し、ファイヤウォール10によってWAN側から守られており、通常の通信ライブラリ15を用いて通信を行うとともに、デフォルトゲートウェイとしてNATルータ18が設定されている。
【0004】
このHTTP通信ライブラリ15とは、WANノード14の通常の通信ライブラリに代わるものであり、パケットのHTTPカプセル化を行う。そして、HTTP通信ライブラリ15とLANノード16との間のプロトコル変換を行うHTTPトンネリングサーバ12と通信するものである。なお、HTTP通信ライブラリ15では、デフォルトゲートウェイとしてNATルータ18が設定されている。
【0005】
NATルータ18とは、HTTPトンネリングサーバ12とLANノード16との間のIPパケットヘッダの宛先または送信元情報を変換するものである。NATルータ18の機能は、変換対象によって後述するような送信元NAT機能または宛先NAT機能に区別されている。
【0006】
まず、送信元NAT機能について、図10を用いて説明する。
【0007】
すなわち、送信元NAT機能では、図10(a)に示すように、ノードAからノードBへのパケットの送信元情報(IPアドレス、TCPポート番号)が、NATルータ18によってノードCに書き換えられ、ノードBに向けてパケットが送信される。つまり、図10(b)に示すように、送信元ノードがノードA、宛先ノードがノードBであった送信元情報が、送信元ノードがノードC、宛先ノードがノードBである送信元情報に書き換えられてノードBに送信される。ここで示すノードとは、TCP/IPのノードであり、IPアドレスとTCPポート番号を持つものである。
【0008】
このようにしてノードBに送信されたパケットに対して、ノードBからパケットが返信される場合、図10(c)に示すように、ノードBからは、送信元のノードであるノードCへとパケットが返信される。この宛先ノードは、NATルータ18によってノードAに書き換えられ、ノードAに向けてパケットが返信される。
【0009】
このような送信元NAT機能によって、図10(d)に示すように、ノードAはノードBと通信しているにもかかわらず、図10(e)示すように、ノードBはノードAとではなくノードCと通信しているかのように見える。これらの変換情報は、NATルータ18内に備えられている図示しない変換用テーブルに格納されている。このような送信元NAT機能は、NATルータ18に、「SNAT A to C」(ここで、Aは送信元ノード、Cは送信先ノード)という命令を送ることによって実現される。
【0010】
次に、宛先NAT機能について、図11を用いて説明する。
【0011】
すなわち、宛先NAT機能では、図11(a)に示すように、ノードAからノードBへのパケットの宛先情報(IPアドレス、TCPポート番号)が、NATルータ18によってノードCに書き換えられ、ノードCに向けてパケットが送信される。つまり、図11(b)に示すように、送信元ノードがノードA、宛先ノードがノードBであった送信元情報が、送信元ノードがノードA、宛先ノードがノードCであった送信元情報に書き換えられてノードCに送信される。
【0012】
このようにしてノードCに送信されたパケットに対して、ノードCからパケットが返信される場合、図11(c)に示すように、ノードCからは、送信元のノードであるノードAへとパケットが返信される。この送信元ノードは、NATルータ18によってノードCからノードBへと書き換えられ、ノードAに向けてパケットが返信される。
【0013】
このような宛先NAT機能によって、図11(e)に示すように、ノードCはノードAと通信しているにもかかわらず、図11(d)に示すように、ノードAはノードCとではなくノードBと通信しているかのように見える。これらの変換情報もまた、NATルータ18内に備えられている図示しない変換用テーブルに格納されている。このような宛先NAT機能は、NATルータ18に、「DNAT B to C」(ここで、Bは変換元ノード、Cは送信先ノード)という命令を送ることによって実現される。
【0014】
なお、本発明に関する関連文献の一例としては、特許文献1および特許文献2がある。
【0015】
【特許文献1】
特開2001−160828号公報
【0016】
【特許文献2】
特開2001−352344号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の通信方法では、以下のような問題がある。
【0018】
すなわち、このような従来の通信方法では、HTTPでカプセル化したデータの、例えばWANノード14からなるクライアントモジュールと、例えばLANノード16からなるサーバモジュールとの間の通信を行う際に、HTTPトンネリングサーバ12からサーバモジュールにTCPコネクションを確立するために、LANノード16は、ソケットから例えばWANノード14からなるクライアントモジュールのIPアドレスとポート番号とを正しく取得することができず、HTTPトンネリングサーバ12のIPアドレスとポート番号とを取得してしまう。
【0019】
これにより、例えばWANノード14からなるクライアントモジュールをIPアドレスで識別しているようなアプリケーションは正しく動作しないという問題点がある。
【0020】
また、例えばWANノード14からなるクライアントモジュールが接続を受け付け、例えばLANノード16からなるサーバモジュールとの接続を確立することができないという問題点がある。
【0021】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、クライアントモジュールのIPアドレスとポート番号とをHTTPトンネリングサーバがサーバモジュールに通知するようにし、もって、クライアントモジュールが接続元のIPアドレスを取得した場合に、サーバモジュールのIPアドレスを正しく取得することが可能な通信方法および通信装置、プログラムを提供することにある。
【0022】
また、その第2の目的は、クライアントモジュールが接続を受け付け、サーバモジュールとの接続を確立することが可能な通信方法および通信装置、プログラムを提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
【0024】
すなわち、請求項1の発明は、サーバモジュールとクライアントモジュールとの間の双方向通信を、サーバモジュールとクライアントモジュールとの間に介挿されたファイヤウォールと、ファイヤウォールとサーバモジュールとの間に介挿されたHTTPトンネリングサーバと、HTTPトンネリングサーバとサーバモジュールとの間に介挿されたNATルータとによって制御されている通信ネットワークにおいて制御する通信方法であって、クライアントモジュールが、ファイヤウォールを介してHTTPトンネリングサーバに対し、クライアントモジュールのアドレスと、送信要求先のサーバモジュールのアドレスとを通知することによってこのサーバモジュールに対するパケットの送信要求と、送信元アドレスの変換要求とを行った場合には、HTTPトンネリングサーバは、NATルータに対して、仮想アドレスを送信要求元のクライアントモジュールのアドレスとして、送信要求元のクライアントモジュールからのパケットを送信要求先のサーバモジュールへと送信させる。そして、送信要求先のサーバモジュールから、NATルータに対して、仮想アドレスを返信要求先のアドレスとしてパケットの返信要求がなされた場合には、HTTPトンネリングサーバは、NATルータに対して、仮想アドレスに対応するクライアントモジュールのアドレスに基づいて、送信要求先のサーバモジュールからのパケットを送信要求元のクライアントモジュールへと返信させる。
【0025】
請求項2の発明は、サーバモジュールとクライアントモジュールとの間の双方向通信を、サーバモジュールとクライアントモジュールとの間に介挿されたファイヤウォールと、ファイヤウォールとサーバモジュールとの間に介挿されたHTTPトンネリングサーバと、HTTPトンネリングサーバとサーバモジュールとの間に介挿されたNATルータとによって制御されている通信ネットワークにおいて制御する通信方法であって、サーバモジュールが、NATルータを介してHTTPトンネリングサーバに対し、送信先アドレス変換要求を行った場合には、HTTPトンネリングサーバは、NATルータに対して、サーバモジュールに対して仮想アドレスを設定させる。そして、クライアントモジュールが、ファイヤウォールを介してHTTPトンネリングサーバに対し、クライアントモジュールのアドレスと、仮想アドレスとを通知することによってサーバモジュールに対するパケットの送信要求を行った場合には、HTTPトンネリングサーバは、NATルータに対して、通知された仮想アドレスに対応するサーバモジュールのアドレスを送信要求先のサーバモジュールのアドレスとして、送信要求元のクライアントモジュールからのパケットを送信要求先のサーバモジュールへと送信させる。更に、送信要求先のサーバモジュールから、送信要求元のクライアントのアドレスを返信要求先のアドレスとしてNATルータに対してパケットの返信要求がなされた場合には、HTTPトンネリングサーバは、NATルータに対して、送信要求元のアドレスに対応するクライアントモジュールのアドレスに基づいて、送信要求先のサーバモジュールからのパケットを送信要求元のクライアントモジュールへと返信させる。
【0026】
請求項3の発明は、サーバモジュールとクライアントモジュールとの間の双方向通信を、サーバモジュールとクライアントモジュールとの間に介挿されたファイヤウォールと、ファイヤウォールとサーバモジュールとの間に介挿されたHTTPトンネリングサーバと、HTTPトンネリングサーバとサーバモジュールとの間に介挿されたNATルータとによって制御されている通信ネットワークにおいて制御する通信装置であって、送信手段と、返信手段とを備えている。この送信手段は、クライアントモジュールが、ファイヤウォールを介してHTTPトンネリングサーバに対し、クライアントモジュールのアドレスと、送信要求先のサーバモジュールのアドレスとを通知することによってこのサーバモジュールに対するパケットの送信要求と、送信元アドレスの変換要求とを行った場合には、NATルータに対して、仮想アドレスを送信要求元のクライアントモジュールのアドレスとして、送信要求元のクライアントモジュールからのパケットを送信要求先のサーバモジュールへと送信させ、この返信手段は、送信要求先のサーバモジュールから、NATルータに対して、仮想アドレスを返信要求先のアドレスとしてパケットの返信要求がなされた場合には、NATルータに対して、仮想アドレスに対応するクライアントモジュールのアドレスに基づいて、送信要求先のサーバモジュールからのパケットを送信要求元のクライアントモジュールへと返信させる。
【0027】
請求項4の発明は、サーバモジュールとクライアントモジュールとの間の双方向通信を、サーバモジュールとクライアントモジュールとの間に介挿されたファイヤウォールと、ファイヤウォールとサーバモジュールとの間に介挿されたHTTPトンネリングサーバと、HTTPトンネリングサーバとサーバモジュールとの間に介挿されたNATルータとによって制御されている通信ネットワークにおいて制御する通信装置であって、仮想アドレス設定手段と、送信手段と、返信手段とを備えている。仮想アドレス設定手段は、サーバモジュールが、NATルータを介してHTTPトンネリングサーバに対し、送信先アドレス変換要求を行った場合には、NATルータに対して、サーバモジュールに対して仮想アドレスを設定させる。送信手段は、クライアントモジュールが、ファイヤウォールを介してHTTPトンネリングサーバに対し、クライアントモジュールのアドレスと、仮想アドレスとを通知することによってサーバモジュールに対するパケットの送信要求を行った場合には、NATルータに対して、通知された仮想アドレスに対応するサーバモジュールのアドレスを送信要求先のサーバモジュールのアドレスとして、送信要求元のクライアントモジュールからのパケットを送信要求先のサーバモジュールへと送信させる。返信手段は、送信要求先のサーバモジュールから、送信要求元のクライアントのアドレスを返信要求先のアドレスとしてNATルータに対してパケットの返信要求がなされた場合には、NATルータに対して、送信要求元のアドレスに対応するクライアントモジュールのアドレスに基づいて、送信要求先のサーバモジュールからのパケットを送信要求元のクライアントモジュールへと返信させる。
【0028】
請求項5の発明は、サーバモジュールとクライアントモジュールとの間の双方向通信を、サーバモジュールとクライアントモジュールとの間に介挿されたファイヤウォールと、ファイヤウォールとサーバモジュールとの間に介挿されたHTTPトンネリングサーバと、HTTPトンネリングサーバとサーバモジュールとの間に介挿されたNATルータとによって制御されている通信ネットワークにおいて制御するコンピュータ読み取り可能なプログラムであって、送信機能と、返信機能とをコンピュータに実現させる。送信機能では、クライアントモジュールが、ファイヤウォールを介してHTTPトンネリングサーバに対し、クライアントモジュールのアドレスと、送信要求先のサーバモジュールのアドレスとを通知することによってこのサーバモジュールに対するパケットの送信要求と、送信元アドレスの変換要求とを行った場合には、NATルータに対して、仮想アドレスを送信要求元のクライアントモジュールのアドレスとして、送信要求元のクライアントモジュールからのパケットを送信要求先のサーバモジュールへと送信させる。返信機能では、送信要求先のサーバモジュールから、NATルータに対して、仮想アドレスを返信要求先のアドレスとしてパケットの返信要求がなされた場合には、NATルータに対して、仮想アドレスに対応するクライアントモジュールのアドレスに基づいて、送信要求先のサーバモジュールからのパケットを送信要求元のクライアントモジュールへと返信させる。
【0029】
請求項6の発明は、サーバモジュールとクライアントモジュールとの間の双方向通信を、サーバモジュールとクライアントモジュールとの間に介挿されたファイヤウォールと、ファイヤウォールとサーバモジュールとの間に介挿されたHTTPトンネリングサーバと、HTTPトンネリングサーバとサーバモジュールとの間に介挿されたNATルータとによって制御されている通信ネットワークにおいて制御するコンピュータ読み取り可能なプログラムであって、仮想アドレス設定機能と、送信機能と、返信機能とをコンピュータに実現させる。仮想アドレス設定機能では、サーバモジュールが、NATルータを介してHTTPトンネリングサーバに対し、送信先アドレス変換要求を行った場合には、NATルータに対して、サーバモジュールに仮想アドレスを設定させる。送信機能では、クライアントモジュールが、ファイヤウォールを介してHTTPトンネリングサーバに対し、クライアントモジュールのアドレスと、仮想アドレスとを通知することによってサーバモジュールに対するパケットの送信要求を行った場合には、NATルータに対して、通知された仮想アドレスに対応するサーバモジュールのアドレスを送信要求先のサーバモジュールのアドレスとして、送信要求元のクライアントモジュールからのパケットを送信要求先のサーバモジュールへと送信させる。返信機能では、送信要求先のサーバモジュールから、送信要求元のクライアントのアドレスを返信要求先のアドレスとしてNATルータに対してパケットの返信要求がなされた場合には、NATルータに対して、送信要求元のアドレスに対応するクライアントモジュールのアドレスに基づいて、送信要求先のサーバモジュールからのパケットを送信要求元のクライアントモジュールへと返信させる。
【0030】
従って、請求項1乃至6の発明においては、以上のような手段を講じることにより、クライアントモジュールのアドレスをHTTPトンネリングサーバがサーバモジュールに通知することができる。以上により、クライアントモジュールが接続元のアドレスを取得した場合に、サーバモジュールのアドレスを正しく取得することが可能となる。また、クライアントモジュールが接続を受け付け、サーバモジュールとの接続を確立することが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0032】
なお、以下の実施の形態の説明に用いる図中の符号は、図9から図11と同一部分については同一符号を付して示すことにする。
【0033】
図1は、本発明の実施の形態に係るHTTPトンネリングサーバを用いた通信方法を適用した通信装置が適用されるネットワーク構成例を示す概念図である。
【0034】
図1に示すネットワーク構成概念図は、図9のネットワーク構成概念図におけるHTTPトンネリングサーバ12に、本発明の実施の形態に係るHTTPトンネリングサーバを用いた通信方法を適用した通信装置を備えた点が異なっている。また、図1にその一例を示すネットワーク構成においては、必要に応じてルータを介した多数のサブネット等を適宜備えても良いが、ここではその図示及び詳細説明を省略している。
【0035】
図2は、本発明の実施の形態に係るHTTPトンネリングサーバを用いた通信方法を適用した通信装置の構成例を示す機能構成図である。
【0036】
すなわち通信装置20は、サーバモジュールであるLANノード16と、クライアントモジュールであるWANノード14との間の双方向通信が、LANノード16とWANノード14との間に介挿されたファイヤウォール10と、ファイヤウォール10とLANノード16との間に介挿されたHTTPトンネリングサーバ12と、HTTPトンネリングサーバ12とLANノード16との間に介挿されたNATルータ18とによって制御されている通信ネットワークにおける双方向通信を制御するものである。この通信装置20は、HTTPトンネリングサーバ12に備えており、例えば磁気ディスク等の記録媒体に記録された、あるいはインターネット等を介してダウンロードされたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって実現されるものである。そして、図2に示すように、送信部22と、返信部24と、仮想アドレス設定部26とを備えている。
【0037】
送信部22は、WANノード14(#1〜#n)のうちの何れかが、ファイヤウォール10を介してHTTPトンネリングサーバ12に対し、WANノード14のIPアドレスおよびポート番号と、送信要求先のLANノード16のIPアドレスおよびポート番号とを通知することによってLANノード16に対するパケットの送信要求と、送信元NAT機能の指定とを行った場合には、NATルータ18に対して、仮想アドレスを送信要求元のWANノード14のIPアドレスおよびポート番号として、送信要求元のWANノード14のHTTP通信ライブラリ15からのパケットを、送信要求先のLANノード16へと送信させる。
【0038】
また、送信部22は、WANノード14(#1〜#n)のうちの何れかが、ファイヤウォール10を介してHTTPトンネリングサーバ12に対し、自己のWANノード14のIPアドレスおよびポート番号と、仮想アドレスおよび仮想ポート番号とを通知することによってLANノード16(#1〜#n)のうちの何れかに対するパケットの送信要求を行った場合には、NATルータ18に対して、通知された仮想アドレスおよび仮想ポート番号に対応するLANノード16のIPアドレスおよびポート番号を送信要求先のLANノード16のIPアドレスおよびポート番号として、送信要求元のWANノード14のHTTP通信ライブラリ15からのパケットを送信要求先のLANノード16へと送信させる。
【0039】
返信部24は、送信部22によってパケットが送信されたLANノード16から、仮想アドレスおよび仮想ポート番号を返信要求先のIPアドレスおよびポート番号としてNATルータ18に対してパケットの返信要求がなされた場合には、NATルータ18に対して、仮想アドレスおよび仮想ポート番号に対応するWANノード14のIPアドレスおよびポート番号に基づいて、送信要求先のLANノード16からのパケットを、HTTP通信ライブラリ15を介して送信要求元のWANノード14へと返信させる。
【0040】
また、返信部24は、送信要求先のLANノード16から、送信要求元のWANノード14のIPアドレスおよびポート番号を返信要求先のIPアドレスおよびポート番号としてNATルータ18に対してパケットの返信要求がなされた場合には、NATルータ18に対して、送信要求元のIPアドレスおよびポート番号に対応するWANノード14のIPアドレスおよびポート番号に基づいて、送信要求先のLANノード16からのパケットを、HTTP通信ライブラリ15を介して送信要求元のWANノード14へと返信させる。
【0041】
仮想アドレス設定部26は、LANノード16(#1〜#n)のうちの何れかが、NATルータ18を介してHTTPトンネリングサーバ12に対し、宛先NAT機能を要求した場合には、NATルータ18に対して、このLANノード16に対して仮想アドレスおよび仮想ポート番号を設定させる。
【0042】
次に、以上のように構成した本発明の実施の形態に係るHTTPトンネリングサーバを用いた通信方法の作用について説明する。
【0043】
まず、図3および図4を用いて、WANノード14(#1〜#n)のうちの何れかからLANノード16(#1〜#n)のうちの何れかへの接続開始処理時における動作について説明する。
【0044】
すなわち、LANノード16への接続要求するWANノード14のHTTP通信ライブラリ15は、アプリケーションから、LANノード16のIPアドレス(L_addr)およびポート番号(L_port)のソケットを生成する要求を受ける(S1)。そして、ステップS1で生成要求を受けたIPアドレス(L_addr)およびポート番号(L_port)への接続要求をHTTP通信ライブラリ15でカプセル化して、HTTPトンネリングサーバ12へと送信する(S2)。そして、HTTP通信ライブラリ15は、後述するステップS16の処理が行われるまで、リプライを待つ(S13)。
【0045】
ステップS2においてHTTP通信ライブラリ15からなされた接続要求は、HTTPトンネリングサーバ12によって受信される(S3)。そして、HTTPトンネリングサーバ12では、WANノード14のIPアドレスをHTTP通信ライブラリ15の送信元IPアドレス(W_addr)として取得する。また、WANノード14のポート番号(WAN_port)を決定する(S4)。次に、ソケットを生成し、空いているポート番号(T_port)をbindする(S5)。
【0046】
更に、HTTPトンネリングサーバ12は、通信装置20を動作させることによって、NATルータ18に対して送信元NAT機能(SNAT T_addr:T_port to W_addr:W_port)の要求を送信する(S6)。すると、NATルータ18が通信装置20からの要求を受け、送信元NAT機能の実行を開始する(S7)。一方、HTTPトンネリングサーバ12は、後述するステップS8の処理がなされるまで待機する(S9)。次に、NATルータ18は、送信元NAT機能の開始確認をHTTPトンネリングサーバ12に対して通知する(S8)。
【0047】
そして、HTTPトンネリングサーバ12は、送信元NAT機能の開始確認をNATルータ18から受信する(S9)と、ポート番号(T_port)にbindしていたソケットを用いて、IPアドレス(L_addr)、ポート番号(L_port)のLANノード16とのコネクションを確立し(S10)、接続ID番号(aaaa)を決定し、この接続番号(aaaa)をキーにソケットをテーブルに登録する(S11)。次に、通信装置20がID番号(aaaa)とWANノード14に割り当てたポート番号(L_port)をHTTP通信ライブラリ15のリプライとしてWANノード14に送信する(S12)。
【0048】
そして、ステップS12でポート番号(L_port)が送信されると、ステップS13においてこのリプライを待っていたHTTP通信ライブラリ15は、ID番号と送信元ポート番号(W_port)を保存する(S14)。
【0049】
一方、ステップS10においてHTTPトンネリングサーバ12が、ポート番号(T_port)にbindしていたソケットを用いて、IPアドレス(L_addr)、ポート番号(L_port)のLANノード16とのコネクションを確立すると、NATルータ18では、送信元NAT機能(SNAT T_addr:T_port to W_addr:W_port)を実行する(S15)。
【0050】
一方、LANノード16では、ポート番号(2000)をbindし、listenし(S16)、acceptで接続が来るまで待機する(S17)。この状態で、ステップS15の処理がなされると、接続を受け、コネクションを開始する(S18)。
【0051】
本発明の実施の形態に係るHTTPトンネリングサーバを用いた通信方法では、上述したように作用することによって、WANノード14(#1〜#n)のうちの何れかからLANノード16(#1〜#n)のうちの何れかへの接続開始処理がなされる。
【0052】
次に、図5および図6を用いて、WANノード14(#1〜#n)のうちの何れかが、LANノード16(#1〜#n)のうちの何れかからの接続を受け付けた場合における処理について説明する。
【0053】
すなわち、LANノード16からの接続を受け付けるWANノード14のHTTP通信ライブラリ15は、アプリケーションから、自己のポート番号(W_port)をbindする要求を受ける(S21)。そして、ステップS21で要求を受けたポート番号(W_port)をbindする要求をHTTP通信ライブラリ15でカプセル化して、HTTPトンネリングサーバ12へと送信する(S22)。
【0054】
そして、HTTPトンネリングサーバ12は、HTTP通信ライブラリ15から、ポート番号(W_port)をbindする要求を受け(S23)、WANノード14のIPアドレスをHTTP通信ライブラリ15の送信元アドレス(W_addr)として取得する(S24)。次に、ソケットを生成後、bindし、空いているポート番号(T_port1)を得る(S25)。そして、通信装置20がNATルータ18に対して、宛先NAT機能(DNAT W_addr:W_port to T_addr:T_port1)の要求を送信する(S26)。
【0055】
このようにしてHTTPトンネリングサーバ12から送信された要求は、NATルータ18によって受信され(S27)、NATルータ18は、宛先NAT機能の開始確認をHTTPトンネリングサーバ12に対して通知する(S28)。
【0056】
ステップS28にて通知された開始確認がHTTPトンネリングサーバ12によって受信される(S29)と、HTTPトンネリングサーバ12は、接続ID番号(bbbb)を決定し、接続ID番号(bbbb)をキーにソケットをテーブルに登録する(S30)。更に、接続ID番号(bbbb)をHTTP通信ライブラリ15のリプライとしてWANノード14に送信する(S31)。
【0057】
ステップS31にて送信されたリプライがHTTP通信ライブラリ15によって受信される(S32)と、HTTP通信ライブラリ15によって接続ID番号(bbbb)が保存される(S33)。次に、HTTP通信ライブラリ15は、アプリケーションから、ソケットをlistenする要求が来たら、接続ID番号(bbbb)のソケットをlistenする要求をカプセル化して、HTTPトンネリングサーバ12へと送信し(S34)、後述するステップS36の処理が行われるまでHTTP通信ライブラリ15のリプライを待つ(S37)。
【0058】
このようにしてHTTPトンネリングサーバ12へとlistenする要求が送信されると、HTTPトンネリングサーバ12は、接続ID番号(bbbb)のソケットをlistenし(S35)、listen要求受信確認をHTTP通信ライブラリ15のリプライとしてWANノード14に通知する(S36)。
【0059】
ステップS36においてlisten要求受信確認が通知され、更に、WANノード14のHTTP通信ライブラリ15に、アプリケーションからソケットをacceptする要求が送信されたら、HTTP通信ライブラリ15は、接続ID番号(bbbb)のソケットをacceptする要求をカプセル化して、HTTPトンネリングサーバ12へと送信し(S38)、後述するステップS43の処理が行われ、WANノード14は、HTTP通信ライブラリ15のリプライが来るまで待つ(S44)一方、HTTPトンネリングサーバ12は、接続ID番号(bbbb)のソケットをacceptする要求を受信すると、接続ID番号(bbbb)のソケットをacceptし、LANノード16が接続するまで待機する(S39)。
【0060】
一方、LANノード16は、IPアドレス(W_addr)およびポート番号(W_port)へ接続するソケットを生成し、送信元ポート番号(L_port)を割り当てる(S40)と、NATルータ18は、パケットを書き換え、接続先のIPアドレスおよびポート番号をT_addrおよびT_portに変更する(S41)。すると、HTTPトンネリングサーバ12は、接続ID番号(bbbb)のソケットをaccept後、接続ID番号(cccc)を決定し、この接続ID番号(cccc)をキーとしてacceptで得たソケットをテーブルに登録する(S42)。更に、HTTPトンネリングサーバ12は、ソケットの送信元アドレス(L_addr)、および送信元ポート番号(L_port)を接続ID番号(cccc)のソケットから獲得し、HTTP通信ライブラリ15のリプライとしてWANノード14に通知する(S43)。
【0061】
ステップS43で通知されたリプライがHTTP通信ライブラリ15に対してなされる(S44)と、HTTP通信ライブラリ15では、リプライ情報に基づいて宛先アドレス(L_addr)および宛先ポート番号(L_port)、送信元アドレス(W_addr)および送信元ポート番号(W_port)、ならびに接続ID番号(cccc)のソケットを生成する(S45)。
【0062】
本発明の実施の形態に係るHTTPトンネリングサーバを用いた通信方法では、上述したように作用することによって、LANノード16からの接続受付に対する処理が、WANノード14によって行われる。
【0063】
次に、図7を用いて、WANノード14(#1〜#n)のうちの何れかからLANノード16(#1〜#n)のうちの何れかになされるデータ通信時における動作について説明する。
【0064】
すなわち、HTTP通信ライブラリ15がアプリケーションからデータ送信要求を受ける(S51)と、HTTP通信ライブラリ15は、ソケットの接続ID番号(aaaa)と、送信するデータをカプセル化してHTTPトンネリングサーバ12へと送信する(S52)。その後、HTTP通信ライブラリ15は、後述するステップS57の処理がなされ、HTTP通信ライブラリ15に対してリプライがなされるまで待機する(S58)。
【0065】
一方、ステップS52において送信されたデータは、HTTPトンネリングサーバ12によって受信され、更に接続ID番号(aaaa)のソケットが検索され、ソケットからNATルータ18に対してデータが送信される(S53)。
【0066】
更に、ステップS53でNATルータ18に送信されたデータは、NATルータ18において変換テーブルに従って書き換えられ、LANノード16へと送信される(S54)。LANノード16では、WANノード14から送信されたデータが届くのを待ち(S55)、いずれはこのデータを受信する(S56)。
【0067】
一方、HTTPトンネリングサーバ12では、ステップS53においてデータを送信した後に、送信確認をHTTP通信ライブラリ15のリプライとしてWANノード14に通知する(S57)。そして、HTTP通信ライブラリ15では、リプライが通知される(S58)と、このリプライを受信することによってデータの送信を完了する(S59)。
【0068】
本発明の実施の形態に係るHTTPトンネリングサーバを用いた通信方法では、上述したように作用することによって、WANノード14からLANノード16へとデータ通信がなされる。
【0069】
次に、図8を用いて、LANノード16(#1〜#n)のうちの何れかからWANノード14(#1〜#n)のうちの何れかになされるデータ通信時における動作について説明する。
【0070】
すなわち、HTTP通信ライブラリ15がアプリケーションからデータ受信要求を受ける(S61)と、HTTP通信ライブラリ15は、ソケットの接続ID番号(aaaa)と受信要求とをカプセル化してHTTPトンネリングサーバ12へと送信する(S62)。その後、HTTP通信ライブラリ15は、後述するステップS66の処理がなされ、HTTP通信ライブラリ15に対してリプライがなされるまで待機する(S67)。
【0071】
一方、ステップS62において送信されたカプセルは、HTTPトンネリングサーバ12によって受信され、更に接続ID番号(aaaa)のソケットが検索され、ソケットからデータを受信する(S63)。この場合、データがなければ、データが届くまで待機する。
【0072】
一方、LANノード16が、WANノード14へ向けてデータを送信する(S64)と、そのデータはNATルータ18によって受信され、NATルータ18が、変換テーブルに従ってパケットを書き換え、HTTPトンネリングサーバ12へと送信する(S65)。
【0073】
このようにして送信されたデータがHTTPトンネリングサーバ12によって受信されると、HTTPトンネリングサーバ12は、受信したデータをHTTP通信ライブラリ15に対するリプライとしてWANノード14へ送信する(S66)。
【0074】
そして、HTTP通信ライブラリ15では、リプライが通知される(S67)と、このリプライを受信することによってデータの受信を完了する(S68)。
【0075】
本発明の実施の形態に係るHTTPトンネリングサーバを用いた通信方法では、上述したように作用することによって、LANノード16からWANノード14へとデータ通信がなされる。
【0076】
なお、上述したように、本発明の実施の形態に係るHTTPトンネリングサーバを用いた通信方法を実現するためのプログラムは、計算機(コンピュータ)に実行させることができるソフトウエア手段として、例えば磁気ディスク(フロッピー(登録商法)ディスク、ハ一ドディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記録媒体に格納し、また通信媒体により伝送して頒布することもできる。なお、媒体側に格納されるプログラムには、計算機に実行させるソフトウエア手段(実行プログラムのみならずテーブルやデータ構造も含む)を計算機内に構成させる設定プログラムをも含むものである。計算機は、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、また場合により設定プログラムによりソフトウエア手段を構築し、このソフトウエア手段によって動作が制御されることにより上述した処理を実行する。
【0077】
上述したように、本発明の実施の形態に係るHTTPトンネリングサーバを用いた通信方法においては、上記のような作用により、WANノード14のIPアドレスとポート番号とをHTTPトンネリングサーバ12がLANノード16に通知することができる。
【0078】
以上により、WANノード14が接続元のIPアドレスを取得した場合に、LANノード16のIPアドレスを正しく取得することが可能となる。
【0079】
また、WANノード14が接続を受け付け、LANノード16との接続を確立することが可能となる。
【0080】
以上、本発明の好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のHTTPトンネリングサーバを用いた通信方法および通信装置、プログラムによれば、クライアントモジュールのIPアドレスとポート番号とをHTTPトンネリングサーバがサーバモジュールに通知することができる。
【0082】
以上により、クライアントモジュールが接続元のIPアドレスを取得した場合に、サーバモジュールのIPアドレスを正しく取得することが可能となる。
【0083】
また、クライアントモジュールが接続を受け付け、サーバモジュールとの接続を確立することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るHTTPトンネリングサーバを用いた通信方法を適用した通信装置が適用されるネットワーク構成例を示す概念図
【図2】 本発明の実施の形態に係るHTTPトンネリングサーバを用いた通信方法を適用した通信装置の構成例を示す機能構成図
【図3】 WANノードからLANノードへの接続開始処理時における動作を示すフローチャート(その1)
【図4】 WANノードからLANノードへの接続開始処理時における動作を示すフローチャート(その2)
【図5】 WANノードのLANノードからの接続受付処理時における動作を示すフローチャート(その1)
【図6】 WANノードのLANノードからの接続受付処理時における動作を示すフローチャート(その2)
【図7】 WANノードからLANノードになされるデータ通信時における動作を示すフローチャート
【図8】 LANノードからWANノードになされるデータ通信時における動作を示すフローチャート
【図9】 HTTPトンネリングサーバやファイヤウォールを通過するような通信しか許されていないネットワークの一例を示す構成図
【図10】 NATルータの送信元NAT機能を説明するための概念図
【図11】 NATルータの宛先NAT機能を説明するための概念図
【符号の説明】
10…ファイヤウォール、12…HTTPトンネリングサーバ、14…WANノード、15…HTTP通信ライブラリ、16…LANノード、18…NATルータ、20…通信装置、22…送信部、24…返信部、26…仮想アドレス設定部

Claims (6)

  1. サーバモジュールとクライアントモジュールとの間の双方向通信を、前記サーバモジュールと前記クライアントモジュールとの間に介挿されたファイヤウォールと、前記ファイヤウォールと前記サーバモジュールとの間に介挿されたHTTPトンネリングサーバと、前記HTTPトンネリングサーバと前記サーバモジュールとの間に介挿されたNATルータとによって制御されている通信ネットワークにおいて制御する通信方法であって、
    前記クライアントモジュールが、前記ファイヤウォールを介して前記HTTPトンネリングサーバに対し、前記クライアントモジュールのアドレスと、送信要求先のサーバモジュールのアドレスとを通知することによってこのサーバモジュールに対するパケットの送信要求と、送信元アドレスの変換要求とを行った場合には、前記HTTPトンネリングサーバは、前記NATルータに対して、仮想アドレスを前記送信要求元のクライアントモジュールのアドレスとして、前記送信要求元のクライアントモジュールからのパケットを前記送信要求先のサーバモジュールへと送信させ、
    前記送信要求先のサーバモジュールから、前記NATルータに対して、前記仮想アドレスを返信要求先のアドレスとしてパケットの返信要求がなされた場合には、前記HTTPトンネリングサーバは、前記NATルータに対して、前記仮想アドレスに対応するクライアントモジュールのアドレスに基づいて、前記送信要求先のサーバモジュールからのパケットを前記送信要求元のクライアントモジュールへと返信させるようにした通信方法。
  2. サーバモジュールとクライアントモジュールとの間の双方向通信を、前記サーバモジュールと前記クライアントモジュールとの間に介挿されたファイヤウォールと、前記ファイヤウォールと前記サーバモジュールとの間に介挿されたHTTPトンネリングサーバと、前記HTTPトンネリングサーバと前記サーバモジュールとの間に介挿されたNATルータとによって制御されている通信ネットワークにおいて制御する通信方法であって、
    前記サーバモジュールが、前記NATルータを介して前記HTTPトンネリングサーバに対し、送信先アドレス変換要求を行った場合には、前記HTTPトンネリングサーバは、前記NATルータに対して、前記サーバモジュールに対して仮想アドレスを設定させ、
    前記クライアントモジュールが、前記ファイヤウォールを介して前記HTTPトンネリングサーバに対し、前記クライアントモジュールのアドレスと、前記仮想アドレスとを通知することによって前記サーバモジュールに対するパケットの送信要求を行った場合には、前記HTTPトンネリングサーバは、前記NATルータに対して、前記通知された仮想アドレスに対応する前記サーバモジュールのアドレスを送信要求先のサーバモジュールのアドレスとして、前記送信要求元のクライアントモジュールからのパケットを前記送信要求先のサーバモジュールへと送信させ、
    前記送信要求先のサーバモジュールから、前記送信要求元のクライアントのアドレスを返信要求先のアドレスとして前記NATルータに対してパケットの返信要求がなされた場合には、前記HTTPトンネリングサーバは、前記NATルータに対して、前記送信要求元のアドレスに対応するクライアントモジュールのアドレスに基づいて、前記送信要求先のサーバモジュールからのパケットを前記送信要求元のクライアントモジュールへと返信させるようにした通信方法。
  3. サーバモジュールとクライアントモジュールとの間の双方向通信を、前記サーバモジュールと前記クライアントモジュールとの間に介挿されたファイヤウォールと、前記ファイヤウォールと前記サーバモジュールとの間に介挿されたHTTPトンネリングサーバと、前記HTTPトンネリングサーバと前記サーバモジュールとの間に介挿されたNATルータとによって制御されている通信ネットワークにおいて制御する通信装置であって、
    前記クライアントモジュールが、前記ファイヤウォールを介して前記HTTPトンネリングサーバに対し、前記クライアントモジュールのアドレスと、送信要求先のサーバモジュールのアドレスとを通知することによってこのサーバモジュールに対するパケットの送信要求と、送信元アドレスの変換要求とを行った場合には、前記NATルータに対して、仮想アドレスを前記送信要求元のクライアントモジュールのアドレスとして、前記送信要求元のクライアントモジュールからのパケットを前記送信要求先のサーバモジュールへと送信させる送信手段と、
    前記送信要求先のサーバモジュールから、前記NATルータに対して、前記仮想アドレスを返信要求先のアドレスとしてパケットの返信要求がなされた場合には、前記NATルータに対して、前記仮想アドレスに対応するクライアントモジュールのアドレスに基づいて、前記送信要求先のサーバモジュールからのパケットを前記送信要求元のクライアントモジュールへと返信させる返信手段と
    を備えた通信装置。
  4. サーバモジュールとクライアントモジュールとの間の双方向通信を、前記サーバモジュールと前記クライアントモジュールとの間に介挿されたファイヤウォールと、前記ファイヤウォールと前記サーバモジュールとの間に介挿されたHTTPトンネリングサーバと、前記HTTPトンネリングサーバと前記サーバモジュールとの間に介挿されたNATルータとによって制御されている通信ネットワークにおいて制御する通信装置であって、
    前記サーバモジュールが、前記NATルータを介して前記HTTPトンネリングサーバに対し、送信先アドレス変換要求を行った場合には、前記NATルータに対して、前記サーバモジュールに対して仮想アドレスを設定させる仮想アドレス設定手段と、
    前記クライアントモジュールが、前記ファイヤウォールを介して前記HTTPトンネリングサーバに対し、前記クライアントモジュールのアドレスと、前記仮想アドレスとを通知することによって前記サーバモジュールに対するパケットの送信要求を行った場合には、前記NATルータに対して、前記通知された仮想アドレスに対応する前記サーバモジュールのアドレスを送信要求先のサーバモジュールのアドレスとして、前記送信要求元のクライアントモジュールからのパケットを前記送信要求先のサーバモジュールへと送信させる送信手段と、
    前記送信要求先のサーバモジュールから、前記送信要求元のクライアントのアドレスを返信要求先のアドレスとして前記NATルータに対してパケットの返信要求がなされた場合には、前記NATルータに対して、前記送信要求元のアドレスに対応するクライアントモジュールのアドレスに基づいて、前記送信要求先のサーバモジュールからのパケットを前記送信要求元のクライアントモジュールへと返信させる返信手段と
    を備えた通信装置。
  5. サーバモジュールとクライアントモジュールとの間の双方向通信を、前記サーバモジュールと前記クライアントモジュールとの間に介挿されたファイヤウォールと、前記ファイヤウォールと前記サーバモジュールとの間に介挿されたHTTPトンネリングサーバと、前記HTTPトンネリングサーバと前記サーバモジュールとの間に介挿されたNATルータとによって制御されている通信ネットワークにおいて、前記双方向通信を制御するコンピュータ読み取り可能なプログラムであって、
    前記クライアントモジュールが、前記ファイヤウォールを介して前記HTTPトンネリングサーバに対し、前記クライアントモジュールのアドレスと、送信要求先のサーバモジュールのアドレスとを通知することによってこのサーバモジュールに対するパケットの送信要求と、送信元アドレスの変換要求とを行った場合には、前記NATルータに対して、仮想アドレスを前記送信要求元のクライアントモジュールのアドレスとして、前記送信要求元のクライアントモジュールからのパケットを前記送信要求先のサーバモジュールへと送信させる送信機能、
    前記送信要求先のサーバモジュールから、前記NATルータに対して、前記仮想アドレスを返信要求先のアドレスとしてパケットの返信要求がなされた場合には、前記NATルータに対して、前記仮想アドレスに対応するクライアントモジュールのアドレスに基づいて、前記送信要求先のサーバモジュールからのパケットを前記送信要求元のクライアントモジュールへと返信させる返信機能
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  6. サーバモジュールとクライアントモジュールとの間の双方向通信を、前記サーバモジュールと前記クライアントモジュールとの間に介挿されたファイヤウォールと、前記ファイヤウォールと前記サーバモジュールとの間に介挿されたHTTPトンネリングサーバと、前記HTTPトンネリングサーバと前記サーバモジュールとの間に介挿されたNATルータとによって制御されている通信ネットワークにおいて制御するコンピュータ読み取り可能なプログラムであって、
    前記サーバモジュールが、前記NATルータを介して前記HTTPトンネリングサーバに対し、送信先アドレス変換要求を行った場合には、前記NATルータに対して、前記サーバモジュールに仮想アドレスを設定させる仮想アドレス設定機能、
    前記クライアントモジュールが、前記ファイヤウォールを介して前記HTTPトンネリングサーバに対し、前記クライアントモジュールのアドレスと、前記仮想アドレスとを通知することによって前記サーバモジュールに対するパケットの送信要求を行った場合には、前記NATルータに対して、前記通知された仮想アドレスに対応する前記サーバモジュールのアドレスを送信要求先のサーバモジュールのアドレスとして、前記送信要求元のクライアントモジュールからのパケットを前記送信要求先のサーバモジュールへと送信させる送信機能、
    前記送信要求先のサーバモジュールから、前記送信要求元のクライアントのアドレスを返信要求先のアドレスとして前記NATルータに対してパケットの返信要求がなされた場合には、前記NATルータに対して、前記送信要求元のアドレスに対応するクライアントモジュールのアドレスに基づいて、前記送信要求先のサーバモジュールからのパケットを前記送信要求元のクライアントモジュールへと返信させる返信機能
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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