JP3742146B2 - Method for producing pigment composition for liquid toner - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体トナー用顔料組成物の製法に関する。
【0002】
【従来の技術】
湿式電子写真印刷方式によれば、印刷速度は、商業オフセット輪転機に比べて劣るが一般の乾式複写機よりもはるかに大きく、商業オフセット輪転機とは異なり版の取替なしに、低減した印刷単価で、しかも写真なみともいえる高画質(解像度800DPI以上)の印刷物を得ることができる。
この方式の現像には、いわゆる液体トナーが用いられ、このトナーは電気絶縁性液体とそれに分散した顔料微粒子とからなる。
ここでは、樹脂が顔料微粒子の分散、定着等のために上記電気絶縁性液体中に溶解されて使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この液体トナーにおいては、顔料の分散性が十分でないと、印刷濃度不足や網点形状の乱れを生じるため、トナー中に顔料を如何に良好に分散させうるかが重要な課題となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明者は、上記課題を解決した液体トナー用顔料組成物を得るべく種々検討を行ない本発明に到達した。すなわち、本発明の要旨は、顔料と樹脂を含む液体トナー用顔料組成物を製造するに際し、水に分散させた顔料スラリー中に、樹脂を溶解した溶媒を加えて攪拌することにより顔料を溶媒側に移行させ、ついで水と溶媒を分離除去し、顔料と樹脂を含む液体トナー用顔料組成物を得ることを特徴とする液体トナー用顔料組成物の製法にある。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
まず、本発明のトナー用顔料組成物において、顔料としては一般にインキ、トナー等に使用されている顔料を用いることができる。すなわち、黒色顔料としては、各種のカーボンブラックが挙げられるが、具体的にはファーネス法やコンタクト法、アセチレン法等で製造し、ゴム用、カラー用、導電性用として市販されている全てのカーボンブラックが挙げられる。
【0006】
さらに具体的には、平成7年4月発行のカーボンブラック便覧(290〜291頁)の分類によるHCF、MCF、RCF、LCF、LFF(以上はファーネス法製造品)やHCC、MCC、RCC、LCC(以上はチャンネル法製造品)並びに同便覧294頁記載の各種アセチレンブラックなどが挙げられる。
【0007】
これら好ましいカーボンブラックを基本特性で表わすと平均粒子径10〜100nm、DBP給油量40〜300ml/100g、比表面積20〜1000m2 /g、pH2.0〜10.0であり、特に好ましくは平均粒子径20〜50nm、DBP給油量50〜150ml/100g、比表面積50〜150m2 /g、pH2.0〜6.0のカーボンブラックである。
【0008】
さらに、非黒色顔料として例えば、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、スカイブルー、ローダミンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、ハンザイエロー、ベンジジンイエロー、ブリリアントカーミン6B等がある。
尚、前記顔料を、次に示す染料と併用することもできる。即ち、オイルブラック、オイルレッド等の油溶性アゾ染料、ビスマルクブラウン等の塩基性アゾ染料、ブルーブラックHF等の酸性アゾ染料、ニグロシン等のキノンイミン染料等。さらには、上記顔料の表面に樹脂をコーテングしたいわゆる加工顔料と呼ばれる顔料も同様に使用することができる。
【0009】
本発明の樹脂としては、熱可塑性樹脂が好適である。たとえば、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、スチレン系樹脂、メタクリル酸系樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フッ素系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール樹脂、飽和ポリエステル樹脂などであるが、特に好適には、カルボキシル基又はエステル基を有するオレフィン系樹脂であり、例えばエチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体の部分ケン化物、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体、(メタ)アクリル酸エステル樹脂、スチレン・(メタ)アクリル酸共重合体、スチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体等があげられる。これらの中から1種または2種以上混合して使用することも可能である。
【0010】
さらに、本発明の液体トナー用顔料組成物には、帯電制御剤及び/又は分散剤を配合しうる。
帯電制御剤としては、従来現像剤の帯電制御に使用されているもの、例えば、ニグロシン系染料、ナフテン酸マンガン、ナフテン酸カルシウム、ナフテン酸ジルコニウム、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸鉄、ナフテン酸鉛、ナフテン酸ニッケル、ナフテン酸クロム、ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸マグネシウム、オクチル酸マンガン、オクチル酸カルシウム、オクチル酸ジルコニウム、オクチル酸鉄、オクチル酸鉛、オクチル酸コバルト、オクチル酸クロム、オクチル酸亜鉛、オクチル酸マグネシウム、ドデシル酸マンガン、ドデシル酸カルシウム、ドデシル酸ジルコニウム、ドデシル酸鉄、ドデシル酸鉛、ドデシル酸コバルト、ドデシル酸ニッケル、ドデシル酸クロム、ドデシル酸亜鉛、ドデシル酸マグネシウム等の金属石鹸、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸バリウム等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、レシチン、セハリン等の燐脂質、n−デシルアミン等の有機アミン類等が挙げられ、単独或は二種以上を併用することができる。
帯電制御剤の添加量は、帯電制御効果を示す最低限の量でよいが、通常、液体トナー固形分中の0.5〜50重量%、好ましくは1〜30重量%とするのがよい。
【0011】
次に本発明で用いる分散剤としては、親水基としてエチレンオキサイドを付加した界面活性剤が好適である。
具体的には、アニオン系界面活性剤の中でリン酸エステル塩に分類される、高級アルコールエチレンオキサイド付加物のリン酸エステル塩などが挙げられ、また非イオン系界面活性剤では、高級アルコールエチレンオキサイド付加物、アルキルフェノールエチレンオキサイド付加物、脂肪酸エチレンオキサイド付加物、多価アルコール脂肪酸エステルエチレンオキサイド付加物、高級アルキルアミンエチレンオキサイド付加物、脂肪酸アミドエチレンオキサイド付加物、油脂のエチレンオキサイド付加物、ポリプロピレングリコールエチレンオキサイド付加物、その他が挙げられ単独或は二種以上を併用することができる。
これら分散剤の添加量は、通常、液体トナー固形分中の0.5〜80重量%、好ましくは1〜50重量%とするのがよい。
【0012】
本発明方法においては、まず上記の樹脂を溶媒に溶解させ、これを水に分散させた顔料中に添加する。溶媒は、樹脂を溶解しうるものであれば水溶性および非水溶性のいずれでもよい。
水溶性としては、酢酸エステル、アセトン、シクロヘキサノン、ニトロメタン、エチルメチルケトン、エチルエーテル、メチルエーテル等、非水溶性としては、トルエン、キシレン、ベンゼン、クロロホルム等が挙げられる。
【0013】
水に分散させた顔料スラリーとしては、顔料を水中に添加し、これを攪拌することにより得られる均一懸濁液が挙げられ、顔料濃度は0.1〜10重量%程度が好適である。
顔料と水との均一懸濁液中に、溶媒に溶解した樹脂を添加し、これを攪拌すると樹脂相と水相の二相が形成される。
【0014】
この場合、樹脂100重量部に対して、100〜800重量部、好ましくは200〜600重量部の顔料の割合となるように添加するのが一般的である。顔料は、初めは主に水相中に存在するが、さらに攪拌を続けると、水相中の顔料は樹脂相中に移行する。顔料を樹脂相に移行させた後、混合系から水と溶媒を除去することにより、顔料と樹脂を含む組成物が得られる。
【0015】
本発明においては、上記のようにして得られた顔料と樹脂を含む組成物を溶解非水系溶媒に溶解・分散させた後常法により、顔料樹脂粒子を析出させ目的とする液体トナーとしうる。
非水系溶媒に溶解・分散させる際の顔料と樹脂の濃度は、これら固形分が5重量%以上である高濃度品を作った後所望の濃度に希釈し析出させてもよく又、最初から所望の最終濃度で分散させた物を析出させてもよい。
【0016】
非水系溶媒としては、たとえば直鎖もしくは分岐鎖の脂肪族炭化水素、ハロゲン化脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、脂肪族アルコール、エーテル類等が挙げられる。具体的には、樹脂を溶解しない非水系溶媒としては、エクソン社製の「アイソパーG」、「アイソパーH」、「アイソパーK」、「アイソパーL」、「アイソパーM」、「アイソパーV」、シェル石油社製の「シェルゾール71」、出光石油化学社製の「IP1620」、「IP2028」、「IP2835」等が好ましい。また、樹脂を溶解する非水系溶媒としては、ベンゼン、トルエン、メチルエチルケトン、酢酸エステル、エチルエーテル、テトラヒドロフラン等が好ましく、これらは単独或は、二種以上を組合せて使用することができる。
【0017】
分散に当たっての各素材の配合順序は、上記顔料組成物を、分散剤と共に非水系溶媒に分散後析出させてもよく又、60〜80℃に加温した溶媒中に樹脂を入れ軽く攪拌する事により完全に溶解した後、上記顔料組成物や分散剤、帯電制御剤等を加え分散させ次に析出させてもよい。
分散機としては、ボールミル、ペブルミル、アトライター、サンドグラインダー(縦型、横型)等が使用でき、中でも「ダイノミル」、「コブラミル」との商品名で市販されているサンドグラインダーが好適である。
【0018】
分散時の溶液の温度は、樹脂や溶媒の種類により異なるが、通常60〜80℃程度が好ましい。
一方、分散時間は時間毎にグラインドゲージや顕微鏡等で分散性を追跡していき、5μm以上の凝集塊好ましくは3μm以上の凝集塊が実質的に皆無となるまで実施するのがよい。
ついで得られた分散液に樹脂を溶解しない非水系溶媒を加え所望の顔料濃度とした後常法により、顔料樹脂粒子を析出させ目的とする液体トナーとしうる。
以下、実施例に基づいて本発明をさらに詳細に説明する。実施例中の部は重量部を、%は重量%をそれぞれ表す。
【0019】
【実施例】
実施例1
カーボンブラック〔MA11〕(三菱化学社製)170gとニグロシン「ボントロンN−09」(オリエント化学社製)10gを純水1500gに入れホモミキサー7000rpmで30分間分散させスラリーをつくる。
このスラリーを容器ごと80℃に調整した恒温槽に入れプロペラ型攪拌機を用い200rpmで全体を攪拌する。
【0020】
一方、「デュミランC−2280」20gを80℃に加温したトルエン180gに入れ攪拌を加え樹脂を完全に溶解し、次にこの液全量を上記のカーボンブラックスラリーに徐々(約20ml/分)に加える。
この操作により水に分散していたカーボンブラックは、樹脂・トルエン溶液側に移行し1〜3mm径の粒状物となる。次にカーボンブラックと他を60メッシュの金網で濾過し水を除去した後、70℃に設定した真空乾燥機で10〜15時間乾燥することにより樹脂被覆カーボンブラック(顔料組成物)を得た。
【0021】
次に、攪拌機、温度計、還流冷却器を備えた容器、分岐鎖脂肪族炭化水素「アイソパーG」(エクソン化学社製)720g、トルエン480g、エタノール300gを投入し非水混合溶媒とした。この中に上記非水混合溶媒中でダイノミルKDL−パイロット型(シンマルエンタープライゼス社販売)を用いて予め分散させた前記顔料組成物4g、「デュミランC−2280」20gを加えて70℃で30分間攪拌し、「デュミランC−2280」を完全に溶解した後、室温で30℃まで放冷して顔料樹脂粒子を析出させた。
【0022】
この顔料樹脂粒子分散液の混合溶媒をアイソパーGに置換し、帯電剤としてナフテン酸ジルコニウム、分散剤として「プライサーフA207H」(第一工業製薬社製)を加え正帯電液体トナーとした。
液体トナーとしての物性及び画質の評価結果を表1に示す。トナー粒径は(株)堀場製作所のレーザ回折/散乱式粒度分布計LA−700で測定した体積基準のメディアン径である。ゼータ電位は大塚電子(株)のレーザ・ゼータ電位計LEZA−600を用いて測定した。画質は「三菱電子印刷システム」を用いてコート紙に印刷し、目視により評価した。画像濃度はマクベス濃度計を用いて測定した。
【0023】
〔比較例1〕
実施例1において、攪拌機、温度計、還流冷却器を備えた容器に本発明の顔料組成物を加える代わりに、非水混合溶媒中に予め分散させたカーボンブラック「MA−11」4gを加える以外は同様にして液体トナーを調整した。評価結果を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、良好な分散性を得ることのできる液体トナー用顔料組成物を得ることができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for producing a pigment composition for liquid toner.
[0002]
[Prior art]
According to the wet electrophotographic printing method, the printing speed is inferior to that of a commercial offset rotary press, but is much larger than that of a general dry copier. Unlike a commercial offset rotary press, the printing speed is reduced without replacing the plate. It is possible to obtain printed matter with a unit price and high image quality (resolution of 800 DPI or more) that can be regarded as a photograph.
In this type of development, so-called liquid toner is used, and this toner comprises an electrically insulating liquid and fine pigment particles dispersed therein.
Here, the resin is used by being dissolved in the above-mentioned electrically insulating liquid in order to disperse and fix pigment fine particles.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In this liquid toner, if the dispersibility of the pigment is not sufficient, the printing density is insufficient and the dot shape is disturbed. Therefore, how to satisfactorily disperse the pigment in the toner is an important issue.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
Accordingly, the present inventors have made various studies to obtain a liquid toner pigment composition that has solved the above-mentioned problems, and have reached the present invention. That is, the gist of the present invention is that, when a pigment composition for a liquid toner containing a pigment and a resin is produced, a solvent in which the resin is dissolved is added to the pigment slurry dispersed in water, and the pigment is stirred on the solvent side. It is shifted to the water and the solvent separated off at about, in preparation of liquid toner pigment composition characterized by obtaining a liquid toner pigment composition comprising a pigment and a resin.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
First, in the pigment composition for toner of the present invention, a pigment generally used in ink, toner, etc. can be used as the pigment. That is, as the black pigment, various carbon blacks can be mentioned. Specifically, all the carbons manufactured by the furnace method, the contact method, the acetylene method, etc., and commercially available for rubber, for color, and for conductivity are used. Black.
[0006]
More specifically, HCF, MCF, RCF, LCF, LFF (the above are manufactured by the furnace method) and HCC, MCC, RCC, LCC according to the classification of the Carbon Black Handbook (pages 290 to 291) issued in April 1995. (The above are manufactured by the channel method) and various acetylene blacks described on page 294 of the manual.
[0007]
When these preferred carbon blacks are represented by basic characteristics, they have an average particle size of 10 to 100 nm, DBP oil supply amount of 40 to 300 ml / 100 g, specific surface area of 20 to 1000 m 2 / g, and pH of 2.0 to 10.0, particularly preferably average particles. Carbon black having a diameter of 20 to 50 nm, a DBP oil supply amount of 50 to 150 ml / 100 g, a specific surface area of 50 to 150 m 2 / g, and a pH of 2.0 to 6.0.
[0008]
Further, examples of non-black pigments include phthalocyanine blue, phthalocyanine green, sky blue, rhodamine lake, malachite green lake, Hansa yellow, benzidine yellow, and brilliant carmine 6B.
The pigment can be used in combination with the following dyes. That is, oil-soluble azo dyes such as oil black and oil red, basic azo dyes such as bismarck brown, acidic azo dyes such as blue black HF, and quinone imine dyes such as nigrosine. Furthermore, a so-called processed pigment obtained by coating a resin on the surface of the pigment can also be used.
[0009]
As the resin of the present invention, a thermoplastic resin is suitable. For example, vinyl chloride resin, vinylidene chloride resin, vinyl acetate resin, polyvinyl acetal resin, styrene resin, methacrylic acid resin, polyethylene resin, polypropylene resin, fluorine resin, polyamide resin, polyacetal resin, saturated polyester resin, etc. Is particularly preferably an olefin resin having a carboxyl group or an ester group, such as ethylene / vinyl acetate copolymer, partially saponified ethylene / vinyl acetate copolymer, ethylene / (meth) acrylic acid copolymer. Examples thereof include ethylene, (meth) acrylic acid ester copolymer, (meth) acrylic acid ester resin, styrene / (meth) acrylic acid copolymer, and styrene / (meth) acrylic acid ester copolymer. It is also possible to use one or a mixture of two or more of these.
[0010]
Further, the liquid toner pigment composition of the present invention may contain a charge control agent and / or a dispersant.
As the charge control agent, those conventionally used for charge control of a developer, for example, nigrosine dye, manganese naphthenate, calcium naphthenate, zirconium naphthenate, cobalt naphthenate, iron naphthenate, lead naphthenate, naphthene Nickel oxide, chromium naphthenate, zinc naphthenate, magnesium naphthenate, manganese octylate, calcium octylate, zirconium octylate, iron octylate, lead octylate, cobalt octylate, chromium octylate, zinc octylate, magnesium octylate , Metal soap such as manganese dodecylate, calcium dodecylate, zirconium dodecylate, iron dodecylate, lead dodecylate, cobalt dodecylate, nickel dodecylate, chromium dodecylate, zinc dodecylate, magnesium dodecylate, Examples thereof include alkylbenzenesulfonates such as calcium zensulfonate, sodium dodecylbenzenesulfonate, and barium dodecylbenzenesulfonate, phospholipids such as lecithin and sehalin, and organic amines such as n-decylamine. Can be used together.
The addition amount of the charge control agent may be a minimum amount showing a charge control effect, but is usually 0.5 to 50% by weight, preferably 1 to 30% by weight in the solid content of the liquid toner.
[0011]
Next, as the dispersant used in the present invention, a surfactant added with ethylene oxide as a hydrophilic group is suitable.
Specific examples include phosphoric acid ester salts of higher alcohol ethylene oxide adducts, which are classified as phosphoric acid ester salts among anionic surfactants, and higher alcohol ethylenes as nonionic surfactants. Oxide adduct, alkylphenol ethylene oxide adduct, fatty acid ethylene oxide adduct, polyhydric alcohol fatty acid ester ethylene oxide adduct, higher alkylamine ethylene oxide adduct, fatty acid amide ethylene oxide adduct, fat and oil ethylene oxide adduct, polypropylene glycol Examples thereof include ethylene oxide adducts and the like, and these can be used alone or in combination of two or more.
The amount of the dispersant added is usually 0.5 to 80% by weight, preferably 1 to 50% by weight, based on the solid content of the liquid toner.
[0012]
In the method of the present invention, first, the above resin is dissolved in a solvent and added to a pigment dispersed in water. The solvent may be either water-soluble or water-insoluble as long as it can dissolve the resin.
Examples of water solubility include acetate ester, acetone, cyclohexanone, nitromethane, ethyl methyl ketone, ethyl ether, and methyl ether. Examples of water insolubility include toluene, xylene, benzene, chloroform, and the like.
[0013]
Examples of the pigment slurry dispersed in water include a uniform suspension obtained by adding a pigment to water and stirring it. The pigment concentration is preferably about 0.1 to 10% by weight.
When a resin dissolved in a solvent is added to a uniform suspension of pigment and water and this is stirred, two phases of a resin phase and an aqueous phase are formed.
[0014]
In this case, it is common to add the pigment in a proportion of 100 to 800 parts by weight, preferably 200 to 600 parts by weight, relative to 100 parts by weight of the resin. The pigment initially exists mainly in the aqueous phase, but if the stirring is further continued, the pigment in the aqueous phase moves into the resin phase. After the pigment is transferred to the resin phase, by removing the mixed system or al water and solvent, compositions comprising a pigment and a resin are obtained.
[0015]
In the present invention, the pigment liquid particles can be precipitated by a conventional method after dissolving and dispersing the composition containing the pigment and resin obtained as described above in a dissolved non-aqueous solvent to obtain the intended liquid toner.
The concentration of the pigment and the resin when dissolved / dispersed in the non-aqueous solvent may be diluted to a desired concentration after making a high-concentration product having a solid content of 5% by weight or more. The product dispersed at the final concentration of may be precipitated.
[0016]
Examples of the non-aqueous solvent include linear or branched aliphatic hydrocarbons, halogenated aliphatic hydrocarbons, aromatic hydrocarbons, aliphatic alcohols, ethers, and the like. Specifically, non-aqueous solvents that do not dissolve the resin include “Isopar G”, “Isopar H”, “Isopar K”, “Isopar L”, “Isopar M”, “Isopar V”, Shell manufactured by Exxon. “Shellsol 71” manufactured by Petroleum Corporation, “IP1620”, “IP2028”, “IP2835” manufactured by Idemitsu Petrochemical Co., etc. are preferable. The non-aqueous solvent for dissolving the resin is preferably benzene, toluene, methyl ethyl ketone, acetic acid ester, ethyl ether, tetrahydrofuran or the like, and these can be used alone or in combination of two or more.
[0017]
The order of blending the raw materials in the dispersion may be that the pigment composition is dispersed in a non-aqueous solvent together with a dispersant, and the resin is placed in a solvent heated to 60 to 80 ° C. and stirred gently. After complete dissolution, the above pigment composition, dispersant, charge control agent and the like may be added and dispersed, followed by precipitation.
As the disperser, a ball mill, a pebble mill, an attritor, a sand grinder (vertical type, horizontal type) and the like can be used. Among them, a sand grinder marketed under the trade names “Dynomill” and “Cobra Mill” is preferable.
[0018]
Although the temperature of the solution at the time of dispersion | variation changes with kinds of resin or solvent, about 60-80 degreeC is preferable normally.
On the other hand, the dispersion time is followed by monitoring the dispersibility with a grind gauge or a microscope every hour until agglomerates of 5 μm or more, preferably 3 μm or more are substantially absent.
Then, a non-aqueous solvent that does not dissolve the resin is added to the obtained dispersion to obtain a desired pigment concentration, and then pigment resin particles are precipitated by a conventional method to obtain the intended liquid toner.
Hereinafter, the present invention will be described in more detail based on examples. The part in an Example represents a weight part and% represents weight%.
[0019]
【Example】
Example 1
170 g of carbon black [MA11] (manufactured by Mitsubishi Chemical Co., Ltd.) and 10 g of nigrosine “Bontron N-09” (manufactured by Orient Chemical Co., Ltd.) are placed in 1500 g of pure water and dispersed at a homomixer of 7000 rpm for 30 minutes to form a slurry.
The whole slurry is placed in a thermostat adjusted to 80 ° C. together with the container, and the whole is stirred at 200 rpm using a propeller-type stirrer.
[0020]
On the other hand, 20 g of “Dumilan C-2280” was added to 180 g of toluene heated to 80 ° C. and stirred to dissolve the resin completely. Next, the total amount of this liquid was gradually added to the carbon black slurry (about 20 ml / min). Add.
The carbon black dispersed in the water by this operation moves to the resin / toluene solution side and becomes a granular material having a diameter of 1 to 3 mm. Next, carbon black and others were filtered through a 60-mesh wire net to remove water, and then dried in a vacuum dryer set at 70 ° C. for 10 to 15 hours to obtain a resin-coated carbon black (pigment composition).
[0021]
Next, a vessel equipped with a stirrer, a thermometer, a reflux condenser, 720 g of branched chain aliphatic hydrocarbon “Isopar G” (manufactured by Exxon Chemical Co., Ltd.), 480 g of toluene, and 300 g of ethanol were added to make a non-aqueous mixed solvent. 4 g of the above pigment composition and 20 g of “Dumilan C-2280” previously dispersed in the above non-aqueous mixed solvent using a Dinomil KDL-Pilot type (sold by Shinmaru Enterprises Co., Ltd.) were added to this, and 30 at 70 ° C. After stirring for a minute and completely dissolving “Dumilan C-2280”, the mixture was allowed to cool to 30 ° C. at room temperature to precipitate pigment resin particles.
[0022]
The mixed solvent of this pigment resin particle dispersion was replaced with Isopar G, and zirconium naphthenate as a charging agent and “Plisurf A207H” (Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.) as a dispersing agent were added to obtain a positively charged liquid toner.
Table 1 shows the evaluation results of physical properties and image quality as a liquid toner. The toner particle diameter is a volume-based median diameter measured with a laser diffraction / scattering particle size distribution analyzer LA-700 manufactured by HORIBA, Ltd. The zeta potential was measured using a laser zeta electrometer LEZA-600 manufactured by Otsuka Electronics Co., Ltd. The image quality was printed on coated paper using the “Mitsubishi Electronics Printing System” and evaluated visually. The image density was measured using a Macbeth densitometer.
[0023]
[Comparative Example 1]
In Example 1, instead of adding the pigment composition of the present invention to a container equipped with a stirrer, a thermometer, and a reflux condenser, 4 g of carbon black “MA-11” previously dispersed in a non-aqueous mixed solvent was added. Adjusted the liquid toner in the same manner. The evaluation results are shown in Table 1.
[0024]
[Table 1]
[0025]
【The invention's effect】
According to the present invention, a liquid toner pigment composition capable of obtaining good dispersibility can be obtained.
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