JP3741980B2 - Hot air deodorizer for toilet - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は局部洗浄装置に設けられる便器用温風脱臭装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、水洗式便器に設けられる局部洗浄装置の一装置として、使用者の局部の乾燥及び便鉢内の脱臭を行うための便器用温風脱臭装置が知られている。この便器用温風脱臭装置は、吸気口、温風吹出口及び排気口をもつハウジングと、ハウジングに設けられたモータ、ファン、加熱手段及び脱臭手段とを備えている。ハウジングは、吸気口と温風吹出口とをファン及び加熱手段を介して連通する温風用流路と、吸気口と排気口とをファン及び脱臭手段を介して連通する脱臭用流路とを有している。
【0003】
この便器用温風脱臭装置では、加熱手段により空気を加熱し、モータによりファンを回転駆動することにより、温風を温風吹出口より使用者の局部に向かって吹出すことができる。また、モータによりファンを回転駆動することにより、吸気口から便鉢内の臭気を吸気し、この臭気を脱臭手段により脱臭して排気口から排気することもできる。
【0004】
このような便器用温風脱臭装置として、特開平7−62704号公報記載のものが知られている。この便器用温風脱臭装置では、モータが正逆両方向に回転可能とされており、排気口及び温風吹出口にはそれぞれダンパが設けられている。そして、モータの回転方向とダンパの切り替えとにより、温風用流路を通って温風吹出口へ温風の送風を行なうか、脱臭用流路を経て排気口に排気を行なうかの選択が可能とされている。このため、この便器用温風脱臭装置では、温風の吹出と脱臭とを共通する一つのモータと一つのファンとで行うことができ、温風を吹出すためのモータ及びファンと脱臭を行うためのモータ及びファンとを個別に必要としないため、部品点数を減らすことができ、低コスト及び省スペース化を図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の便器用温風脱臭装置では、ハウジング内に温風用流路と脱臭用流路とが並列に構成されており、二つのダンパが切り替わることによって、温風用流路又は脱臭用流路のどちらか一方が遮断されることで温風又は臭気の流れが切り替えられている。こうであれば、温風用流路及び脱臭用流路が共に狭くなってしまうことから、温風用流路及び脱臭用流路のそれぞれの流路抵抗が大きくなってしまい、温風又は臭気の流量が少なくなってしまう。このため、使用者の局部を乾燥させるのに十分な量の温風が確保され難かったり、便鉢内に貯留される臭気が十分に脱臭され難いこととなってしまう。
【0006】
また、この便器用温風脱臭装置では、二つのダンパを採用していることから、部品点数が未だ多く、低コスト及び省スペース化の点で未だ満足し得ない。
【0007】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、使用者の局部を乾燥させるのに十分な量の温風を確保可能であるとともに、便鉢内に貯留する臭気を十分に脱臭可能であり、かつ低コスト及び省スペース化の効果の大きな便器用温風脱臭装置を提供することを解決すべき課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の便器用温風脱臭装置は、吸気口、温風吹出口及び排気口をもつハウジングと、該ハウジングに設けられたモータ、ファン、加熱手段及び脱臭手段とを備え、該モータにより該ファンを回転駆動することにより、該加熱手段により空気を加熱してなる温風を該温風吹出口より使用者の局部に向かって吹出可能であり、かつ該吸気口から便鉢内の臭気を吸気し、該臭気を脱臭手段により脱臭して該排気口から排気可能な便器用温風脱臭装置において、
前記ハウジングは、前記吸気口と前記温風吹出口とを前記ファン及び前記加熱手段を介して連通する温風用流路と、該吸気口と前記排気口とを該ファン及び前記脱臭手段を介して連通する脱臭用流路とを有し、
該モータの正転回転数により、該吸気口の該温風用流路への連通と該脱臭用流路への連通とを切り替える単一のダンパと、
該正転回転数を変更可能な制御手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
本発明の便器用温風脱臭装置では、モータの正転回転数により、吸気口が温風用流路に連通するか、吸気口が脱臭用流路に連通するかを単一のダンパが切り替える。こうして、ハウジング内に温風用流路と脱臭用流路とが連通する一つの流路で構成され得る。このため、温風用流路及び脱臭用流路が共に狭くならず、温風用流路及び脱臭用流路のそれぞれの流路抵抗が大きくならず、温風又は臭気の流量が大きくなる。このため、使用者の局部を乾燥させるのに十分な量の温風が確保され、便鉢内に貯留される臭気が十分に脱臭されることとなる。
【0010】
また、この便器用温風脱臭装置では、単一のダンパを採用していることから、部品点数を減らすことができ、低コスト及び省スペース化が実現できる。
【0011】
したがって、本発明の便器用温風脱臭装置では、使用者の局部を乾燥させるのに十分な量の温風を確保可能であるとともに、便鉢内に貯留する臭気を十分に脱臭可能であり、かつ低コスト及び省スペース化を一層発揮することができる。
【0012】
本発明の便器用温風脱臭装置では、ダンパが吸気口と温風用流路とを連通させている間、その吸気口は脱臭用流路とも連通していることができる。こうであれば、吸気口から吸入された空気が温風用流路と脱臭用流路との両方に流れることとなる。このため、使用者の局部の乾燥と臭気の脱臭とを同時に行うことができる。
【0013】
本発明の便器用温風脱臭装置では、ダンパは、ファンによる風量が少なければ吸気口を脱臭用流路へ連通させ、そのファンによる風量が多ければその吸気口を温風用流路及び脱臭用流路へ連通させるものであることができる。こうして、ファンによる風量によって自動的に開閉されるダンパは、単にハウジングに揺動可能に係止されておれば足り、製造コストの低廉化を実現できる。
【0014】
本発明の便器用温風脱臭装置では、制御手段は、少なくとも使用者が便器を使用中、モータを正転させることが好ましい。こうであれば、使用者の使用中には絶えず便鉢内が脱臭され続けることとなるため、その使用者は臭気を嗅ぐことによる不快な思いを確実に回避できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の便器用温風脱臭装置を洋風水洗式便器に具体化した実施形態を図面を参照しつつ説明する。
【0016】
図1に示すように、トイレ室内に施工された洋風水洗式便器10は、陶磁器製の洋風便器本体12と、この洋風便器本体12上に設けられた洗浄装置18とからなる。洗浄装置18は、洋風便器本体12上で揺動可能な便座14と、この便座14上で揺動可能な便蓋16とを有している。また、洗浄装置18には、人体検知センサ18aと着座検知センサ18bとが設けられているとともに、図2に示すように、洋風便器本体12上に図示しないベースプレートを介して固定された便器用温風脱臭装置20が設けられている。
【0017】
この便器用温風脱臭装置20は、図3に示すように、平面視でL字形のハウジング21を備えている。このハウジング21の両端はベースプレートとの間に排気口22及び温風吹出口26を形成しており、ハウジング21のL字状に屈曲する部分はベースプレートとの間に吸気口23を形成している。そのハウジング21内では、吸気口23と温風吹出口26とを連通する温風用流路28と、吸気口23と排気口22とを連通する脱臭用流路24とが形成されている。
【0018】
ハウジング21の外側には温風用流路28と脱臭用流路24との境界部分にモータMが設けられており、そのモータMには、図4及び図5に示すように、モータMの正転回転数を制御可能な制御手段としての制御装置Cが接続されている。この制御装置Cは、図1に示す人体感知センサ18a及び着座感知センサ18bとも接続されている。また、図3〜5に示すように、ハウジング21内には温風用流路28と脱臭用流路24との境界部分にファン25が設けられており、このファン25は、モータMのモータ軸Oに軸支される円板25aと、その円板25aの周縁に各々一端が固定された複数枚のフィン25bとによって構成されている。吸気口23はこのファン25の各フィン25b内に開口している。
【0019】
ハウジング21内にはファン25の温風吹出口26側に板状のダンパ27が設けられており、このダンパ27は上端に設けた枢軸によって自重で揺動できるようになっている。また、ハウジング21内にはダンパ27の温風吹出口26側に加熱手段としてのヒータ29が設けられている。ヒータ29は図示しない電源に接続されている。このため、温風用流路28は、吸気口23からファン25、ダンパ27及びヒータ29を介して温風吹出口28へ連通されている。
【0020】
また、ハウジング21内にはファン25の排気口22側に脱臭手段としての脱臭フィルタFが設けられている。このため、脱臭用流路24は、吸気口23からファン25及び脱臭フィルタFを介して排気口22へ連通している。
【0021】
便器用温風脱臭装置20は、図2に示すように、洋風便器本体12の便鉢12a内に温風吹出口26を配置し、洗浄装置18の側面に排気口22を配置している。
【0022】
以上のように構成された便器用温風脱臭装置20は、制御装置Cが図6に示すフローチャートに基づいて制御を行なう。まず、ステップS1において、人体検知センサ18aが洋風水洗式便器10の直前の使用者を検知すれば、ステップS2に進み、第1脱臭モードを実行する。一方、ステップS1において、人体検知センサ18aが洋風水洗式便器10の直前の使用者を検知しなければ、終了する。
【0023】
ステップS2の第1脱臭モードでは、便鉢12a内に残留する臭気の脱臭が行われる。すなわち、図7に示すように、制御装置CによってモータMの正転回転数がG2値まで増加し、ファン25がその回転数で正転回転する。この際、ファン25の正転回転数が少ないため、ダンパ27に当たる風量が少なく、ダンパ27は揺動しない。このため、図4に示すように、ダンパ27は吸気口23を脱臭用流路24のみへ連通させる。このため、吸気口23から吸入された便鉢12a内の臭気は、脱臭フィルタFによって脱臭されて排気口22から排気される。
【0024】
次に、図6に示すステップS3において、着座センサ18bが使用者の着座を検知すれば、ステップS4に進み、第1脱臭モードを終了し、第2脱臭モードを実行する。一方、ステップS3において、着座センサ18bが使用者の着座を検知しなければ、終了する。
【0025】
ステップS4の第2脱臭モードでは、便鉢12a内に排出された使用者の汚物の臭気の脱臭が行われる。すなわち、図7に示すように、制御装置CによってモータMの正転回転数がG1(<G2)値まで減少し、ファン25がその回転数で正転回転する。この際も、ファン25の正転回転数が少ないため、ダンパ27に当たる風量が少なく、ダンパ27は揺動しない。このため、図4に示すように、ダンパ27は吸気口23を脱臭用流路24のみへ連通させる。そして、吸気口23から吸入された使用者の汚物の臭気は、脱臭フィルタFによってほぼ完全に脱臭されて排気口22から排気される。
【0026】
そして、使用者が排便後、図示しないリモコンを操作し、自らの局部の洗浄を行った後、図6に示すステップS5において、温風送風操作が行われれば、ステップS6に進み、第2脱臭モードを終了し、温風送風モード及び第3脱臭モードを実行する。
【0027】
ステップS6の温風送風モード及び第3脱臭モードでは、図2に示す便座14に着座した使用者の局部に温風を送風して、その局部の乾燥を行う。すなわち、図7に示すように、制御装置CによってモータMの正転回転数がG3(>G2>G1)値まで増加し、ファン25がその回転数で正転回転することとなる。この際、ファン25による風量が大幅に増大するため、図5に示すように、ダンパ27が揺動することとなる。このため、そのダンパ27は、吸気口23を温風用流路28へ連通させるとともに、吸気口23を脱臭用流路24へ連通させる。このため、吸気口23から吸入された空気は、ヒータ29によって温められて温風排出口26から排出される。また、便鉢12a内に残留する僅かな臭気は、吸気口23から吸入され、脱臭フィルタFによって脱臭されて排気口22から排気される。なお、温風排出口26から排出される空気も便鉢12a内に残留する臭気を含むが、その空気は便座14上に着座している使用者によって便鉢12a内に止まり、いずれは脱臭フィルタFによって脱臭されて排気口22から排気される。こうして、使用者の局部の乾燥と臭気の脱臭とを同時に行うことができる。
【0028】
この間、ダンパ27は単一のものであり、単にハウジング21に揺動可能に係止されているものであることから、便器用温風脱臭装置20は少ない部品点数となっており、低コスト及び省スペース化を実現している。また、ダンパ27が切り換えられることにより、温風用流路28と脱臭用流路24とが連通する一つの流路となるため、温風用流路28及び脱臭用流路24が共に狭くならず、温風用流路28及び脱臭用流路24のそれぞれの流路抵抗が大きくならず、温風又は臭気の流量が大きくなる。このため、使用者の局部の乾燥と臭気の脱臭とをともに十分に行うことができる。
【0029】
そして、図6に示すように、ステップS6の温風送風モード及び第3脱臭モードが終了すれば、ステップS7に進み、第2脱臭モードを実行する。
【0030】
ステップS7の第2脱臭モードでは、図2に示す便鉢12a内に残留する臭気のさらなる脱臭が行われる。すなわち、図7に示すように、制御装置CによってモータMの正転回転数がG1値まで減少し、ファン25がその回転数で正転回転することとなる。この際、ファン25の正転回転数が少ないため、ダンパ27に当たる風量が少なく、ダンパ27は自重によって元の位置に戻る。このため、図4に示すように、ダンパ27は吸気口23を脱臭用流路24へのみ連通させる。そして、吸気口23から吸入された便鉢12a内の臭気は、脱臭フィルタFによって脱臭されて排気口22から排気される。
【0031】
次に、図6に示すように、ステップS8において、着座センサ18bが使用者の脱座を検知すれば、ステップS9に進み、第2脱臭モードを終了し、第1脱臭モードを実行する。
【0032】
ステップS9の第1脱臭モードでは、図1に示す便座14から使用者が立ち上がった時の臭気の脱臭が行われる。すなわち、図7に示すように、制御装置CによってモータMの正転回転数がG2値まで増加し、ファン25がその回転数で正転回転する。この際、ファン25の正転回転数が少し増加するだけであるため、ダンパ27は摺動しない。このため、図4に示すように、ダンパ27は吸気口23を脱臭用流路24へのみ連通させる。そして、吸気口23から吸入された便鉢12a内の臭気は、脱臭フィルタFによって脱臭されて排気口22から排気される。
【0033】
次に、図6に示すように、ステップS10において、人体検知センサ18aが洋風水洗式便器10の直前の使用者を検知しなければ、便器用温風脱臭装置20の作動は終了する。
【0034】
このようにして、使用者がトイレ室を使用中の際には、絶えず便鉢12a内が脱臭され続けることとなるため、その使用者は臭気を嗅ぐことによる不快な思いを回避することができる。
【0035】
なお、実施形態の便器用温風脱臭装置20は上記記載のものに限定されるものではない。例えば、洗浄装置18が人体検知センサー18aを有さないものであってもよい。こうであれば、図6に示すフローチャートのステップS3から実施形態の便器用温風脱臭装置20の作動が始まることとなる。
【0036】
つまり、ステップS3において、着座センサ18bが使用者の着座を検知すれば、ステップS4に進み、第2脱臭モードを実行する。この際、図7に示すタイミングチャートでは、制御装置CによってモータMの正転回転数がG1値まで増加する。
【0037】
そして、使用者が排便後、図示しないリモコンを操作し、自らの局部の洗浄を行った後、図6に示すように、上記記載のステップS5からステップS7までが実行され、ステップS8において、着座センサ18bが使用者の脱座を検知すれば、ステップS9に進み、第2脱臭モードを終了し、第1脱臭モードを実行する。
【0038】
一定時間、第1脱臭モードが行われた後、便器用温風脱臭装置20の作動は終了する。他の作用効果は上記記載の実施形態と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の便器用温風脱臭装置を備えた洋風水洗式便器の左側面図である。
【図2】実施形態の便器用温風脱臭装置を備えた洋風水洗式便器の右側面図である。
【図3】実施形態の便器用温風脱臭装置の斜視図である。
【図4】実施形態の便器用温風脱臭装置の断面図である。
【図5】実施形態の便器用温風脱臭装置の断面図である。
【図6】実施形態の便器用温風脱臭装置における制御装置のフローチャートである。
【図7】実施形態の便器用温風脱臭装置に係り、時間とモータの正転回転数(風量)との関係を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
23…吸気口
26…温風吹出口
22…排気口
21…ハウジング
M…モータ
25…ファン
29…加熱手段(ヒータ)
F…脱臭手段(脱臭フィルタ)
12a…便鉢
28…温風用流路
24…脱臭用流路
27…ダンパ
C…制御手段(制御装置)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hot air deodorizing apparatus for toilets provided in a local cleaning apparatus.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a warm air deodorizing apparatus for toilets is known as one apparatus for a local cleaning apparatus provided in a flush toilet, for drying a user's local area and deodorizing a toilet bowl. This toilet warm air deodorization apparatus includes a housing having an air inlet, a hot air outlet, and an exhaust port, and a motor, a fan, a heating unit, and a deodorizing unit provided in the housing. The housing has a hot air flow path that connects the air inlet and the hot air outlet via a fan and heating means, and a deodorization flow path that connects the air inlet and the exhaust port via a fan and deodorizing means. is doing.
[0003]
In this hot air deodorizing apparatus for toilets, warm air can be blown out from a hot air blower outlet toward a user's local part by heating air with a heating means and rotationally driving a fan with a motor. Further, by rotating the fan by a motor, the odor in the toilet bowl can be sucked from the air inlet, and the odor can be deodorized by the deodorizing means and exhausted from the exhaust port.
[0004]
As such a warm air deodorizing device for toilets, a device described in JP-A-7-62704 is known. In this hot air deodorizing apparatus for toilets, the motor is rotatable in both forward and reverse directions, and a damper is provided at each of the exhaust port and the hot air outlet. Depending on the motor rotation direction and damper switching, it is possible to select whether to send hot air through the hot air flow path to the hot air outlet or to exhaust through the deodorization flow path to the exhaust port. It is said that. For this reason, in this warm air deodorizing apparatus for toilets, it is possible to perform blowing of hot air and deodorizing with one motor and one fan in common, and deodorizing with a motor and fan for blowing warm air Therefore, the number of parts can be reduced, and the cost and space can be saved.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional hot air deodorizing apparatus for toilets, the hot air flow path and the deodorizing flow path are configured in parallel in the housing, and the two dampers are switched, so that the hot air flow path or the deodorizing apparatus is switched. The flow of warm air or odor is switched by blocking one of the flow paths. If this is the case, both the hot air flow path and the deodorization flow path become narrow, so the resistance of each of the hot air flow path and the deodorization flow path increases, and the hot air or odor The flow rate of will be reduced. For this reason, it is difficult to secure a sufficient amount of hot air to dry the user's local area, or the odor stored in the toilet bowl is not easily deodorized.
[0006]
In addition, since this hot air deodorization apparatus for toilets employs two dampers, it still has a large number of parts, and is still not satisfactory in terms of cost reduction and space saving.
[0007]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and can secure a sufficient amount of warm air to dry the user's local area and can sufficiently deodorize the odor stored in the toilet bowl. It is an issue to be solved to provide a warm air deodorizing apparatus for toilets which is effective and has a large effect of low cost and space saving.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
A warm air deodorizing device for a toilet of the present invention comprises a housing having an air inlet, a hot air outlet, and an exhaust port, and a motor, a fan, a heating means, and a deodorizing means provided in the housing. By rotating and driving, it is possible to blow warm air formed by heating the air by the heating means from the hot air outlet toward the user's local area, and inhale the odor in the toilet bowl from the inlet, In the hot air deodorization device for toilets, which can deodorize the odor by means of deodorization and exhaust it from the exhaust port.
The housing has a hot air flow path that connects the intake port and the hot air outlet through the fan and the heating unit, and the intake port and the exhaust port through the fan and the deodorizing unit. And a deodorizing flow path that communicates,
A single damper that switches communication between the intake port to the hot air flow path and communication to the deodorization flow path according to the normal rotation speed of the motor;
And a control means capable of changing the normal rotation speed.
[0009]
In the hot air deodorization apparatus for toilets according to the present invention, a single damper switches whether the intake port communicates with the hot air flow path or the intake port communicates with the deodorization flow path depending on the normal rotation speed of the motor. . In this manner, the hot air flow path and the deodorization flow path can be configured as one flow path in the housing. For this reason, both the hot air flow path and the deodorizing flow path are not narrowed, the flow resistance of each of the hot air flow path and the deodorizing flow path is not increased, and the flow rate of the hot air or odor is increased. For this reason, a sufficient amount of warm air to dry the user's local area is secured, and the odor stored in the toilet bowl is sufficiently deodorized.
[0010]
Moreover, in this warm air deodorizing apparatus for toilets, since the single damper is employ | adopted, a number of parts can be reduced and cost reduction and space saving can be implement | achieved.
[0011]
Therefore, in the hot air deodorization device for toilet of the present invention, it is possible to secure a sufficient amount of hot air to dry the user's local area, and sufficiently deodorize the odor stored in the toilet bowl, In addition, low cost and space saving can be further exhibited.
[0012]
In the warm air deodorizing apparatus for a toilet of the present invention, while the damper communicates the air inlet with the hot air flow path, the air intake can communicate with the deodorizing flow path. If it is like this, the air inhaled from the air inlet will flow into both the hot air flow path and the deodorization flow path. For this reason, a user's local drying and odor deodorization can be performed simultaneously.
[0013]
In the hot air deodorization device for a toilet of the present invention, the damper communicates the air inlet with the deodorizing flow path if the air volume by the fan is small, and if the air volume by the fan is large, the damper opens the air inlet to the hot air flow path and deodorizing device. It can be made to communicate with a flow path. Thus, it is sufficient that the damper that is automatically opened and closed by the air flow from the fan is simply swingably locked to the housing, and the manufacturing cost can be reduced.
[0014]
In the warm air deodorizing apparatus for toilet according to the present invention, it is preferable that the control means causes the motor to rotate normally at least while the user is using the toilet. If it is like this, since the inside of a toilet bowl will be continuously deodorized during use of the user, the user can avoid the unpleasant feeling by smelling an odor reliably.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, an embodiment in which a warm air deodorizing apparatus for toilets according to the present invention is embodied as a Western style flush toilet will be described with reference to the drawings.
[0016]
As shown in FIG. 1, a Western-
[0017]
As shown in FIG. 3, the toilet
[0018]
A motor M is provided outside the
[0019]
A plate-
[0020]
Further, a deodorizing filter F as a deodorizing means is provided in the
[0021]
As shown in FIG. 2, the warm
[0022]
As for the warm
[0023]
In the first deodorization mode of step S2, the odor remaining in the toilet bowl 12a is deodorized. That is, as shown in FIG. 7, the forward rotation speed of the motor M is increased to the G2 value by the control device C, and the
[0024]
Next, in step S3 shown in FIG. 6, if the seating sensor 18b detects the seating of the user, the process proceeds to step S4, where the first deodorization mode is terminated and the second deodorization mode is executed. On the other hand, if the seating sensor 18b does not detect the seating of the user in step S3, the process ends.
[0025]
In the second deodorization mode in step S4, the odor of the user's filth discharged into the toilet bowl 12a is deodorized. That is, as shown in FIG. 7, the forward rotation speed of the motor M is reduced to the G1 (<G2) value by the control device C, and the
[0026]
Then, after the user defecates, after operating the remote controller (not shown) and cleaning his / her own area, if the hot air blowing operation is performed in step S5 shown in FIG. The mode is terminated, and the warm air blowing mode and the third deodorizing mode are executed.
[0027]
In the hot air blowing mode and the third deodorizing mode in step S6, the hot air is blown to the local part of the user seated on the
[0028]
During this time, the
[0029]
And as shown in FIG. 6, if the warm air ventilation mode and 3rd deodorizing mode of step S6 are complete | finished, it will progress to step S7 and will perform 2nd deodorizing mode.
[0030]
In the second deodorization mode in step S7, further deodorization of the odor remaining in the toilet bowl 12a shown in FIG. 2 is performed. That is, as shown in FIG. 7, the forward rotation speed of the motor M is reduced to the G1 value by the control device C, and the
[0031]
Next, as shown in FIG. 6, in step S8, if the seating sensor 18b detects the user's sitting, the process proceeds to step S9, the second deodorizing mode is terminated, and the first deodorizing mode is executed.
[0032]
In the first deodorization mode in step S9, the odor is deodorized when the user stands up from the
[0033]
Next, as shown in FIG. 6, if the human body detection sensor 18a does not detect the user immediately before the Western style
[0034]
In this way, when the user is using the toilet room, the inside of the toilet bowl 12a is continuously deodorized, so that the user can avoid unpleasant feelings due to smelling odors. .
[0035]
In addition, the warm
[0036]
That is, if the seating sensor 18b detects the seating of the user in step S3, the process proceeds to step S4, and the second deodorization mode is executed. At this time, in the timing chart shown in FIG. 7, the controller C increases the normal rotation speed of the motor M to the G1 value.
[0037]
Then, after the user defecates, the user operates a remote controller (not shown) to clean his / her own area, and then, as shown in FIG. 6, steps S5 to S7 described above are executed. If the sensor 18b detects the user's sitting, the process proceeds to step S9, the second deodorizing mode is terminated, and the first deodorizing mode is executed.
[0038]
After the first deodorization mode is performed for a certain period of time, the operation of the hot
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a left side view of a Western-style flush toilet equipped with a warm air deodorizing apparatus for toilets according to an embodiment.
FIG. 2 is a right side view of a Western-style flush toilet equipped with a warm air deodorization device for a toilet of the embodiment.
FIG. 3 is a perspective view of the hot air deodorizing apparatus for toilet according to the embodiment.
FIG. 4 is a cross-sectional view of the hot air deodorizing apparatus for toilet according to the embodiment.
FIG. 5 is a cross-sectional view of the hot air deodorization apparatus for toilet according to the embodiment.
FIG. 6 is a flowchart of a control device in the hot air deodorization apparatus for toilet according to the embodiment.
FIG. 7 is a timing chart showing the relationship between time and the normal rotation speed (air volume) of the motor in the hot air deodorization apparatus for toilet according to the embodiment.
[Explanation of symbols]
23 ...
F ... Deodorizing means (deodorizing filter)
12a ...
Claims (4)
前記ハウジングは、前記吸気口と前記温風吹出口とを前記ファン及び前記加熱手段を介して連通する温風用流路と、該吸気口と前記排気口とを該ファン及び前記脱臭手段を介して連通する脱臭用流路とを有し、
該モータの正転回転数により、該吸気口の該温風用流路への連通と該脱臭用流路への連通とを切り替える単一のダンパと、
該正転回転数を変更可能な制御手段とを備えることを特徴とする便器用温風脱臭装置。A housing having an air inlet, a hot air outlet, and an air outlet; and a motor, a fan, a heating unit, and a deodorizing unit provided in the housing; Can be blown out from the hot air outlet toward the user's local area, and the odor in the toilet bowl is sucked from the inlet, and the odor is deodorized by a deodorizing means. In the hot air deodorization device for toilets that can be exhausted from the mouth,
The housing has a hot air flow path that connects the intake port and the hot air outlet through the fan and the heating unit, and the intake port and the exhaust port through the fan and the deodorizing unit. And a deodorizing flow path that communicates,
A single damper that switches communication between the intake port to the hot air flow path and communication to the deodorization flow path according to the normal rotation speed of the motor;
A warm air deodorizing device for a toilet comprising a control means capable of changing the normal rotation speed.
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