JP3741769B2 - Brake equipment for railway vehicles - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は鉄道車両用のブレーキ装置の改良に関し、とくにブレーキの冷却性、耐摩耗性を改善したのものである。
【0002】
【従来技術】
鉄道車両用のディスクブレーキ装置において、制動時のロータとステータとの摩擦熱による温度上昇を防止するために、回転軸の中心から冷却風を導入するようにしたものが、特開平4−54329号公報によって提案されている。
【0003】
これは回転軸の中心に軸穴を設け、途中から軸外周に向けて分岐、開口し、回転による遠心力を利用して軸穴から取り入れた空気を軸外周に向けて放出し、軸に取り付けたロータと、制動時にこれに押し付けられるステータとを冷却するようにしたものである。
【0004】
回転軸はモータ軸とカップリングを介して連結されており、ロータとステータとの摩擦熱が回転軸からモータ軸に伝達されるのを、空冷することにより、ディスクブレーキ装置と共にモータの耐熱性を確保する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このように回転軸の中心に軸穴を設け、遠心力により外気を取り入れるにしても、単に軸穴から分岐した通路を軸の外周に向けて開口させているだけのため、空気の流れが緩やかで、冷却効率が低かった。
【0006】
また、常時回転しているロータに対して、静止しているステータは、軸方向には自由に移動可能となっているため、ロータと接触することがあり、制動時以外にも摩耗が生じるという問題もあった。
【0007】
本発明はこのような問題を解決することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、ハウジングに軸受を介して支持された回転軸にスプライン部を介して結合された複数のロータと、これらロータ間に挟まれかつハウジング側に支持されたステータと、制動時にロータにステータを押し付ける押圧ピストンとを備える鉄道車両用ブレーキ装置において、前記回転軸の軸受の周囲近傍にてハウジングに開口する圧縮空気の導入ダクトと、前記回転軸のボス部の側面の導入口から取り入れた圧縮空気を前記スプライン部に送り込むように回転軸に形成した導風通路と、この導風通路と連通するスプライン部の溝底に軸方向に向かって次第に浅くなるように形成した傾斜溝と、導風通路からこの傾斜溝に送り出される空気をロータ内周のスプライン部から取り入れてロータ側面に導くようにロータに形成した噴出通路と、ロータとステータとの外周部位に位置してハウジングに開口する空気排出ダクトとを備え、前記傾斜溝はスプライン部の溝底に沿って開口し、前記導風通路は前記傾斜溝に対して軸方向の中央部において最も深くなった部位に開口した。
【0009】
第2の発明は、第1の発明において、前記導入ダクトからハウジングの内部に圧送された空気を回転軸の導入口に向けて案内する案内板を備える。
【0010】
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記導入ダクトは、回転軸の両端部においてハウジングに開口するように一対になって設けられ、かつ導風通路の導入口はボス部の両側面に設けられる。
【0011】
第4の発明は、第1〜第3の発明において、前記ロータに形成した噴出通路は、ロータの両側面に開口する複数の噴射口を備える。
【0012】
【作用】
第1の発明において、導入ダクトからハウジングの回転軸の近傍に圧送された圧縮空気は、ボス部の側面に開口する導風通路に流入し、回転軸の回転による遠心力を受けつつ、ボス部外周のスプライン部へと噴出し、さらに一部はロータ内周面に開口する噴出通路に流入し、ここで遠心力により加速され、ロータ側面からステータとの対向面に向けて噴出する。
【0013】
これにより、回転軸やロータ、ステータを強制的に冷却し、また、ロータとステータとの対向面に噴出した空気により、非制動時のロータとステータとの間隔を保持し、不要な接触を防いで、摩耗を減少させる。
【0014】
第2の発明においては、導入ダクトからの圧縮空気は、案内板により回転軸ボス部の側面に開口する導入口に向けられ、このため冷却空気の主流を効率的に導風通路へと流入させることができる。
【0015】
第3の発明においては、導風通路はボス部の両側にあり、かつその両外側に圧縮空気の導入ダクトが配置されるので、冷却空気を効率的に導風通路に取り込むことができる。
【0016】
第4の発明においては、ロータに形成した噴出通路は複数の噴射口により、ステータとの対向面に空気を噴出するので、ロータとステータとの間隙を確実に保持できる。
【0017】
【実施の態様】
図1〜図6に本発明の実施の態様を示す。
【0018】
図1〜図3において、モータのモータ軸は、一方で図示しない車輪と減速歯車装置を介して連結されると共に、カップリング3を介してディスクブレーキ装置4の回転軸5と連結される。
【0019】
ディスクブレーキ装置4のハウジング6は、図示しない車体側に支持部材7を介して結合され、このハウジング6に回転軸5が左右の軸受8を介して回転自由に支持される。回転軸5の中央部には直径が拡大したボス部9が形成され、このボス部9の外周に複数の円盤状のロータ10が、内周のスプライン部13を介して係合し、回転軸5と一体に回転する。
【0020】
これら各ロータ10の間に挟まれるようにして、ハウジング6側に外周部を支持された複数の中空円盤状のステータ11が配置され、ステータ11の一方の側面においてハウジング6の側壁6aに配設されたピストン12と、他方の側面に配置した受部15との間に、これらステータ11とロータ10を挟み込むことにより、ロータ10の回転に制動がかけられる。
【0021】
なお、ステータ11は、ハウジング6の内周に設けたキー14により、軸方向には移動が許容されるが、回転することはできない。
【0022】
ピストン12には制動時に配管20を経由して油圧がかかり、これによりピストン12が押し出され、油圧が解除されると図示しないリターンスプリングにより押し戻される。
【0023】
回転軸5の拡径されたボス部9の両側面には、後述するようにハウジング内に圧送される冷却用の圧縮空気を取り入れる複数の空気導入口21が同一円周上に等間隔に開口し、各空気導入口21は外側から中央に向けて外周方向に傾斜し、回転軸5の中央に形成した空気溜22と連通する。
【0024】
この空気溜22からは外周に向けて放射状に複数の通路23が形成され、この通路23は前記スプライン部13の溝底13aに形成した傾斜溝24に開口し、これらにより冷却空気の導風通路25が構成される。なお、傾斜溝24は軸方向の中央部において最も深く、それから左右に向けて漸次浅くなるように形成され、スプライン部13に沿ってボス部9の両端へと空気を導く。
【0025】
そして図4〜図6にも示すように、ロータ10には、内周のスプライン面に入口34が開口し、ここから放射状に延び、かつロータ10の両側面に向けて分岐した噴射口35をもつ、空気噴出通路36が設けられ、スプライン部13の傾斜溝24から取り入れた空気をステータ11との対向面に向けて噴出し、ロータ10とステータ11との間に間隙を保持し、自由回転中のロータ10とステータ11との接触を減らして摩耗を減少させる。
【0026】
なお、噴出通路36は、図7に示すように、ロータ10の両面にそれぞれ複数の箇所で開口する噴射口35aを備えると、ステータ11との対向面に、それだけ均一に空気を噴射できる。
【0027】
一方、前記ハウジング6の両側の側壁6aには軸受8の外側に位置するようにそれぞれ空気の取入口29が設けられ、この取入口29の外側には、図示しない圧縮空気源からの圧縮空気をハウジング内に導入する導入ダクト41a、41bが連結される。
【0028】
また、ハウジング6の内側には、これら取入口29の外周寄りに環状の案内板30が設けられ、取入口29を経由してハウジング6の内部に導入する圧縮空気を、前記ボス部9の両側面の空気導入口21に向かうように案内する。
【0029】
一方、前記ロータ10とステータ11の外周部位に位置して、ハウジング6には空気の排出ダクト42が連結され、ハウジング6に設けた図示しない排出口を介してハウジング内を冷却した空気を集めて排出する。
【0030】
なお、軸受8の内周から外周に向けて、ハウジング6の内側にはリング状の遮熱板32が配置され、高温のロータ10、ステータ11から軸受8に向かう輻射熱を遮断している。
【0031】
また、前記回転軸5の軸心には外部に貫通する軸穴26が設けられ、この端部に回転軸5の内部の温度を検出するセンサ(図示せず)の配線を取り出すためのロータリジョイント27が設けられる。このように、冷却風が通過しない軸穴26に温度センサを取付けると、冷却風の影響を排除して、正確な回転軸の温度測定が可能となる。
【0032】
以上のように構成され、次に作用について説明する。
【0033】
外気導入ダクト41a,41bから圧縮空気が、ハウジング6の内部に取入口29を介して導入される。圧送された空気の主流は、取入口29が軸受8の周囲にあり、かつ案内板30の働きにより、回転軸5のボス部9の両側面に開口する導入口21に向かって流れ、この導入口21からボス部9の内部へ流入する。
【0034】
回転軸5の回転により、導入口21から導風通路25に流入した空気は、回転遠心力を受け、空気溜22から放射方向に延びる通路23により、回転外方に向けて加圧されつつ傾斜溝24へと流出する。
【0035】
さらに空気は傾斜溝24に沿って左右に向かい、このときロータ10の内周に流れ込んだ空気は、傾斜溝24が中央から左右に傾斜していて、ロータ10内周面とはある間隔を保っているため、左右に向けて流れやすい。
【0036】
このようにして、回転軸5の内部を貫通し、さらにその外周に沿って空気が流れることにより、回転軸5を効率よく冷却する。
【0037】
また、空気の一部はロータ10の内周のスプライン面に開口した入口34から、ロータ10の内部に侵入し、ここから放射状に延びる空気噴出通路36で、遠心力を受けつつ加速され、ロータ10の両側面に向けて分岐した噴射口35から、ステータ11と対向面に向けて噴出する。
【0038】
この噴出空気圧力により、ロータ10の両面に位置するステータ11との間の間隙が保持され、制動時以外の自由回転中のロータ10とステータ11との接触の機会を少なくして、接触に伴う摩耗を減少させる。
【0039】
勿論、このロータ10の内部を通過する空気により、ロータ10は冷却作用を受け、また、ステータ11もこの噴出空気による冷却作用を受けるので、制動時に発生する摩擦熱によるロータ10やステータ11の温度上昇が回避される。
【0040】
なお、排出ダクト42がこれらロータ10やステータ11の外周寄りのハウジング6に開口するので、回転軸5の両側の導入ダクト41a,41bからハウジング6の内部に流入した冷却空気の主流は、回転軸5の内部を通過し、ロータ10の内周からステータ11との対向面を経由して外周へと流れ、これら回転軸5、ロータ10、ステータ11の冷却を効率的に行うことができ、したがって、これらが相俟って、ディスクブレーキの温度上昇を抑制し、その耐熱性を大幅に向上させられる。
【0041】
また、このように冷却空気が流れにより、制動時にロータ10とステータ11との接触に伴って発生する摩耗粉などを外部に排除することができ、制動特性も安定する。
【0042】
【発明の効果】
第1の発明によれば、ハウジングに軸受を介して支持された回転軸にスプライン部を介して結合された複数のロータと、これらロータ間に挟まれかつハウジング側に支持されたステータと、制動時にロータにステータを押し付ける押圧ピストンとを備える鉄道車両用ブレーキ装置において、前記回転軸の軸受の周囲近傍にてハウジングに開口する圧縮空気の導入ダクトと、前記回転軸のボス部の側面の導入口から取り入れた圧縮空気を前記スプライン部に送り込むように回転軸に形成した導風通路と、この導風通路と連通するスプライン部の溝底に軸方向に向かって次第に浅くなるように形成した傾斜溝と、導風通路からこの傾斜溝に送り出される空気をロータ内周のスプライン部から取り入れてロータ側面に導くようにロータに形成した噴出通路と、ロータとステータとの外周部位に位置してハウジングに開口する空気排出ダクトとを備え、前記傾斜溝はスプライン部の溝底に沿って開口し、前記導風通路は前記傾斜溝に対して軸方向の中央部において最も深くなった部位に開口したので、導入ダクトから圧送される冷却空気を回転遠心力により加速しつつ、回転軸からロータに導き、回転軸やロータ、さらにはステータを強制的に冷却するので、これらの冷却効率が大幅に向上し、また、ロータとステータとの対向面に噴出した空気により、非制動時のロータとステータとの間隔を保持し、不要な接触を防いで摩耗を減少させ、ブレーキの寿命を延ばすこともできる。
【0043】
第2の発明によれば、前記導入ダクトからハウジングの内部に圧送された空気を回転軸の導入口に向けて案内する案内板を備えるので、冷却空気の主流を効率的に導風通路へと流入させることができる。
【0044】
第3の発明によれば、前記導入ダクトは、回転軸の両端部においてハウジングに開口するように一対になって設けられ、かつ導風通路の導入口はボス部の両側面に設けられるので、冷却空気を効率的に導風通路に取り込むことができる。
【0045】
第4の発明によれば、前記ロータに形成した噴出通路は、ロータの両側面に開口する複数の噴射口を備えるので、ロータとステータとの間隙を確実に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の態様を示す断面図である。
【図2】同じくその側面図である。
【図3】回転軸のボス部の断面図である。
【図4】回転軸の正面図である。
【図5】ロータの正面図である。
【図6】ロータの断面図である。
【図7】ロータの他例を示す一部の断面図である。
【符号の説明】
5 回転軸
6 ハウジング
6a 側壁
9 ボス部
10 ロータ
11 ステータ
12 ピストン
13 スプライン部
21 空気導入口
25 導風通路
29 取入口
30 案内板
35 噴射口
36 噴出通路
41a,41b 導入ダクト
42 排出ダクト[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an improvement in a brake device for a railway vehicle, and more particularly to an improvement in brake cooling and wear resistance.
[0002]
[Prior art]
Japanese Patent Laid-Open No. 4-54329 discloses a disc brake device for a railway vehicle in which cooling air is introduced from the center of a rotating shaft in order to prevent a temperature rise due to frictional heat between a rotor and a stator during braking. Proposed by the publication.
[0003]
This has a shaft hole in the center of the rotating shaft, branches and opens from the middle toward the outer periphery of the shaft, releases the air taken in from the shaft hole to the outer periphery of the shaft using the centrifugal force of rotation, and attaches to the shaft The rotor and the stator pressed against it during braking are cooled.
[0004]
The rotating shaft is connected to the motor shaft through a coupling, and the frictional heat between the rotor and the stator is transmitted from the rotating shaft to the motor shaft. Secure.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, even if a shaft hole is provided in the center of the rotating shaft in this way and the outside air is taken in by centrifugal force, the passage of air is merely opened toward the outer periphery of the shaft because of the passage of air from the shaft hole. The cooling efficiency was low.
[0006]
In addition, the stationary stator can move freely in the axial direction with respect to the rotor that is always rotating, so that it may come into contact with the rotor, and wear occurs other than during braking. There was also a problem.
[0007]
The present invention aims to solve such problems.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, there are provided a plurality of rotors coupled to a rotating shaft supported by a housing via bearings via a spline portion, a stator sandwiched between the rotors and supported on the housing side, and a rotor during braking In a railway vehicle brake device comprising a pressing piston that presses a stator against a bearing, a compressed air introduction duct that opens to a housing in the vicinity of the periphery of the bearing of the rotary shaft, and an intake port on a side surface of the boss portion of the rotary shaft An air guide passage formed in the rotary shaft so as to send the compressed air to the spline portion, and an inclined groove formed so as to gradually become shallower in the axial direction at the groove bottom of the spline portion communicating with the air guide passage, ejection passage formed in the rotor so as to guide the rotor side of air fed from the air guide passage to the inclined groove incorporates a splined portion of the inner periphery of the rotor , And an air discharge duct which opens into the housing and positioned on the outer peripheral portion of the rotor and the stator, wherein the inclined groove is opened along the groove bottom of the spline portion, the wind guide path axis relative to the inclined groove It opened to the deepest part in the center of the direction .
[0009]
According to a second invention, in the first invention, there is provided a guide plate for guiding the air fed from the introduction duct into the housing toward the introduction port of the rotating shaft.
[0010]
According to a third invention, in the first or second invention, the introduction duct is provided in a pair so as to open to the housing at both ends of the rotation shaft, and the introduction port of the air guide passage is a boss portion Provided on both sides.
[0011]
In a fourth aspect based on the first to third aspects, the ejection passage formed in the rotor includes a plurality of ejection openings that are open on both side surfaces of the rotor.
[0012]
[Action]
In the first invention, the compressed air pumped from the introduction duct to the vicinity of the rotating shaft of the housing flows into the air guide passage opening in the side surface of the boss portion, and receives the centrifugal force due to the rotation of the rotating shaft, while the boss portion It spouts to the spline part of the outer periphery, and further part flows into a spout passage that opens to the inner peripheral surface of the rotor, where it is accelerated by centrifugal force and spouts from the rotor side surface toward the surface facing the stator.
[0013]
This forcibly cools the rotating shaft, rotor, and stator, and the air blown to the opposing surface of the rotor and stator keeps the distance between the rotor and stator during non-braking to prevent unnecessary contact. To reduce wear.
[0014]
In the second aspect of the invention, the compressed air from the introduction duct is directed to the introduction port that opens to the side surface of the rotating shaft boss portion by the guide plate, so that the main flow of the cooling air efficiently flows into the air guide passage. be able to.
[0015]
In the third aspect of the invention, the air guide passages are on both sides of the boss portion, and the compressed air introduction ducts are arranged on both outer sides thereof, so that the cooling air can be efficiently taken into the air guide passage.
[0016]
In the fourth aspect of the invention, since the ejection passage formed in the rotor ejects air to the surface facing the stator through the plurality of ejection ports, the gap between the rotor and the stator can be reliably maintained.
[0017]
Embodiment
1 to 6 show an embodiment of the present invention.
[0018]
1 to 3, the motor shaft of the motor is connected to a rotating
[0019]
The
[0020]
A plurality of hollow disk-shaped stators 11 whose outer peripheral portions are supported are disposed on the
[0021]
The stator 11 is allowed to move in the axial direction by a
[0022]
The hydraulic pressure is applied to the
[0023]
A plurality of
[0024]
A plurality of
[0025]
As shown in FIGS. 4 to 6, the
[0026]
As shown in FIG. 7, when the
[0027]
On the other hand,
[0028]
Further, an
[0029]
On the other hand, an
[0030]
A ring-shaped
[0031]
Further, a
[0032]
It is comprised as mentioned above, Next, an effect | action is demonstrated.
[0033]
Compressed air is introduced from the outside air introduction ducts 41 a and 41 b into the
[0034]
The air that has flowed into the
[0035]
Further, the air flows to the left and right along the
[0036]
In this way, the
[0037]
A part of the air enters the interior of the
[0038]
This blown air pressure maintains a gap between the stator 11 located on both sides of the
[0039]
Of course, the
[0040]
Since the
[0041]
Further, the flow of the cooling air in this manner can eliminate the wear powder generated due to the contact between the
[0042]
【The invention's effect】
According to the first invention, a plurality of rotors coupled to a rotating shaft supported by a housing via bearings via a spline portion, a stator sandwiched between the rotors and supported on the housing side, braking In a railway vehicle brake device, which sometimes includes a pressing piston that presses the stator against the rotor, an inlet duct for compressed air that opens to the housing in the vicinity of the periphery of the bearing of the rotary shaft, and an inlet for a side surface of the boss portion of the rotary shaft An air guide passage formed in the rotating shaft so as to send the compressed air taken in from the spline portion, and an inclined groove formed so as to gradually become shallower in the axial direction at the groove bottom of the spline portion communicating with the air guide passage. If, injection formed in the rotor so as to guide the rotor side surface incorporating air fed from the air guide passage to the inclined groove from the spline section of the inner periphery of the rotor A passage located in the outer peripheral portion of the rotor and the stator and an air exhaust duct which is open to the housing, the inclined grooves is opened along the groove bottom of the spline portion, the wind guide path to said inclined groove Since the opening is at the deepest part in the central part in the axial direction, the cooling air pumped from the introduction duct is accelerated by the rotational centrifugal force and guided from the rotating shaft to the rotor, and the rotating shaft, rotor, and stator are installed. Since cooling is forcibly performed, these cooling efficiencies are greatly improved, and the air blown to the opposing surface of the rotor and the stator maintains the distance between the rotor and the stator during non-braking, thereby preventing unnecessary contact. It can also prevent wear and reduce brake life.
[0043]
According to the second aspect of the invention, since the guide plate for guiding the air pumped from the introduction duct into the housing toward the introduction port of the rotating shaft is provided, the main flow of the cooling air is efficiently transferred to the air guide passage. Can flow in.
[0044]
According to the third invention, the introduction duct is provided in a pair so as to open to the housing at both ends of the rotation shaft, and the introduction port of the air guide passage is provided on both side surfaces of the boss portion. Cooling air can be efficiently taken into the air guide passage.
[0045]
According to the fourth aspect of the present invention, the ejection passage formed in the rotor includes the plurality of injection ports that are opened on both side surfaces of the rotor, so that the gap between the rotor and the stator can be reliably held.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view of the same.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a boss portion of a rotating shaft.
FIG. 4 is a front view of a rotating shaft.
FIG. 5 is a front view of a rotor.
FIG. 6 is a cross-sectional view of a rotor.
FIG. 7 is a partial cross-sectional view showing another example of the rotor.
[Explanation of symbols]
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