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JP3741674B2 - 危険度報知サーバ、危険度報知システム、及び経路案内装置 - Google Patents

危険度報知サーバ、危険度報知システム、及び経路案内装置 Download PDF

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JP3741674B2
JP3741674B2 JP2002234095A JP2002234095A JP3741674B2 JP 3741674 B2 JP3741674 B2 JP 3741674B2 JP 2002234095 A JP2002234095 A JP 2002234095A JP 2002234095 A JP2002234095 A JP 2002234095A JP 3741674 B2 JP3741674 B2 JP 3741674B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、危険度報知サーバ、危険度報知システム、及び経路案内装置に関する。特に本発明は、経路案内装置を搭載する移動体の危険度を移動体に報知する危険度報知サーバ、危険度報知システム、及び経路案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カーナビゲーションシステムのような経路案内装置は、出発地から目的地までの経路や、経路上の渋滞情報を表示する。近年、このような経路案内装置は、機能が著しく発達し、広く普及している。また従来から子供や体の不自由な老人の交通事故が多発している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、このような老人や子供の交通事故を防ぐための機能を有する経路案内装置が要望されている。
【0004】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる危険度報知サーバ、危険度報知システム、及び経路案内装置を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の第1の形態によると、経路案内装置を搭載する移動体の危険度を移動体に報知する危険度報知サーバであって、移動体の危険の度合を示す危険度を、位置に対応付けて格納する危険度格納部と、予め定められた値以上の危険度に対応する位置に移動体が位置した場合に、移動体に搭載されている経路案内装置に、危険度が予め定められた値以上である旨を、移動体の搭乗者に報知すべく送信する危険度送信部とを備える。
【0006】
危険度送信部は、予め定められた値以上の危険度に対応する位置から所定距離以内に移動体が位置した場合に、当該移動体に搭載されている経路案内装置に、危険度が予め定められた値以上である旨を送信してもよい。
【0007】
危険度格納部は、危険度を下げるための行動内容を位置に対応付けてさらに格納し、危険度送信部は、危険度が予め定められた値以上である旨を、位置に対応する危険度を下げるための行動内容とともに、経路案内装置に送信してもよい。
【0008】
移動体の保険料を格納する保険料格納部と、危険度送信部が送信した危険度を下げるための行動内容を、移動体が実行した旨を示す情報を受信した場合に、保険料格納部に格納されている保険料を変更する保険料変更部とをさらに備えてもよい。
【0009】
危険度送信部は、危険度が予め定められた値以上である旨を、危険度に対応する位置の画像とともに、経路案内装置に送信してもよい。危険度格納部は、危険の種類を位置に対応付けてさらに格納し、危険度送信部は、危険度が予め定められた値以上である旨を、位置に対応付けて格納されている危険の種類とともに、経路案内装置に送信してもよい。
【0010】
移動体の危険の要因となる危険要因情報を位置情報とともに受信した場合に、受信した危険要因情報に基づいて、移動体の危険度を位置毎に決定して、危険度格納部に格納する危険度決定部をさらに備えてもよい。
【0011】
危険度決定部は、危険要因情報を、危険の要因の種類とともに受信してもよい。危険を通知すべき人が、発信装置を携帯しており、危険度決定部は、危険要因情報を発信装置から受信した場合に、受信した危険要因情報に基づいて、移動体の危険度を位置毎に決定してもよい。
【0012】
危険度格納部は、位置において、危険度が予め定められた値以上になる時刻を、位置毎にさらに格納し、危険度送信部は、位置において、危険度が予め定められた値以上になる時刻に位置した場合に、危険度が予め定められた値以上である旨を、経路案内装置に送信してもよい。
【0013】
危険度送信部は、移動体の出発地から目的地までの経路を経路案内装置から受信すると、受信した経路上の位置に対応付けて、予め定められた値以上の危険度が格納されている場合に、危険度が予め定められた値以上である旨を、対応する位置とともに、経路案内装置に送信してもよい。
【0014】
移動体は、車両であって、車両を運転する運転者が乗車しており、運転者の運転挙動を取得して、運転挙動に基づいて、予め定められた値を変更すべきであるか否かを判断する判断部をさらに備え、危険度送信部は、予め定められた値を変更すべきであると判断部が判断した場合に、予め定められた値を変更し、変更した予め定められた値以上の危険度に対応する位置に移動体が位置した場合に、予め定められた値以上である旨を経路案内装置に送信してもよい。
【0015】
本発明の第2の形態によると、移動体の危険度を移動体に報知する危険度報知システムであって、移動体に搭載される経路案内装置と、経路案内装置と通信可能な危険度報知サーバとを備え、危険度報知サーバは、移動体の危険の度合を示す危険度を、位置に対応付けて格納する危険度格納部と、予め定められた値以上の危険度に対応する位置に移動体が位置した場合に、移動体に搭載されている経路案内装置に、危険度が予め定められた値以上である旨を送信する危険度送信部とを有し、経路案内装置は、危険度報知サーバから受信した危険度が予め定められた値以上である旨を示す情報を表示する。
【0016】
本発明の第3の形態によると、移動体に搭載される経路案内装置であって、危険の度合を示す危険度を位置に対応付けて格納する危険度報知サーバから、移動体の位置の危険度が予め定められた値以上である旨を、受信した場合に、その旨を移動体の搭乗者に報知すべく出力する危険情報出力部を備える。
【0017】
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施の形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0019】
図1は、本実施の形態に係る危険度報知システム10の全体を示す概略図である。危険度報知システム10は、自動車やバスなどの移動体42にとって危険の度合を示す危険度が高い場合に、危険度の高い位置に位置する移動体42にその旨を報知することで、交通事故を未然に防ぐことを目的とする。
【0020】
危険の要因である信号機60や、老人50が有する杖に設けられた発信装置が、移動体の危険の要因となる危険要因情報を発信する。危険度報知システム10の危険度報知サーバ20は、危険要因情報を受信すると、受信した危険要因情報に基づいて危険度を決定する。老人50の発信装置は、例えば老人50の杖の先に埋め込まれるICチップであり、ペースメーカーに影響を与えにくい周波数帯域を利用して、危険要因情報を発信する。ペースメーカーに影響を与えにくい周波数帯域としては、例えばPHSの利用帯域である1.9GHz帯である。
【0021】
このように発信装置は、ペースメーカーに影響を与えにくい周波数帯域を利用し、かつペースメーカーの位置に離れた杖の先に埋め込まれるので、老人50は、ペースメーカーを使用している場合にも、安心して発信装置を埋め込んだ杖を使用することができる。
【0022】
信号機60の発信装置は、信号機60の作動状況を危険要因情報として発信する。ここで発信装置は、例えば押しボタン式の信号機60に設けられ、信号機60の押しボタンが押されたか否かを示す情報や、赤信号または青信号であるか等の情報を危険要因情報として発信する。
【0023】
危険の要因の他の例として、ペビーカー、自走式車椅子、自転車等がある。これら、ベビーカー、自走式車椅子および自転車の車輪部分などの足下付近に、PHS電波を発信する発信装置が設けられ、この発信装置が危険要因情報を発信してもよい。
【0024】
また危険度報知サーバ20は、予め定められた値以上の危険度に対応する位置に、移動体42が位置した場合に、危険度が予め定められた値以上である旨を示す危険情報を、移動体42の搭乗者に報知すべく経路案内装置40にネットワーク30を介して送信する。経路案内装置40は、危険情報を受信すると、画像または音声によって搭乗者に、移動体42が危険度の高い位置にある旨を報知する。
【0025】
図2は、危険度報知サーバ20の機能構成を示すブロック図である。危険度報知サーバ20は、危険度を位置及び時刻に対応付けて格納する危険度データベース(危険度格納部)210と、保険料をユーザ毎に格納する保険料データベース(保険料格納部)212と、老人50の杖や信号機60等に設けられた発信装置や経路案内装置40から危険要因情報を、危険の要因の種類及び位置とともに受信し、受信した危険要因情報に基づいて、危険度データベース210に格納されている危険度を随時更新する危険度決定部200と、移動体42の運転者の運転挙動を経路案内装置40から受信し、受信した運転挙動に基づいて、予め定められた値を変更すべきであるか否かを判断する判断部206と、経路案内装置40から移動体42の位置を受信し、受信した位置に対応する危険度が予め定められた値以上である場合に、危険度が予め定められた値以上である旨を示す危険情報を経路案内装置40に送信する危険度送信部202と、保険料データベース212に格納されているユーザの保険料を変更する保険料変更部204とを備える。
【0026】
また危険度決定部200はさらに、経路案内装置40が撮影した画像や、例えば信号機60に設置された撮影装置によって撮影された画像を撮影位置とともに受信し、位置に対応付けて危険度データベース210に格納する。
【0027】
図3は、経路案内装置40の機能構成を示すブロック図である。経路案内装置40は、移動体42に乗車している運転者の運転挙動を危険度報知サーバ20に送信する運転挙動送信部400と、移動体42周辺の画像を撮影する撮影部402と、移動体42において事故が発生した場合に、事故が発生した旨を検知する事故検知部404と、撮影部402が撮影した画像や、事故が発生した旨を危険要因情報として危険度報知サーバ20に送信する危険情報送信部406と、危険度報知サーバ20から危険情報を受信すると、音声または画像によって危険情報を出力することによって、移動体42の搭乗者に報知する危険情報出力部408とを備える。
【0028】
事故検知部404は、例えば移動体42のエアバッグが作動した場合に、事故が発生したと判断して、事故が発生した旨を危険情報送信部406に送る。危険情報送信部406は、事故が発生した旨を危険要因情報として危険度報知サーバ20に送信する。
【0029】
事故検知部404が事故が発生した旨を危険情報送信部406に送るのは、エアバックの作動時に限られない。例えば、事故検知部404は、車体や窓と他物接触によるクラッシュ音や、車体の一部が曲がったり経こんだりした旨の情報を電子的に検知し、この検知に基づいて事故が発生した旨を危険情報送信部406に送ってもよい。また、ボンネット部分が人と接触した場合に粉々に壊れる車両があるが、この車両のボンネット部分にセンサーを設け、事故検知部404はボンネットが粉々になったことをセンサーで検知することにより、事故が発生した旨を危険情報送信部406に送ってもよい。これらの場合には、移動体42が左折時の自転車巻き込み事故やペイントスクラッチ程度の極僅かの接触事故を起こした場合であっても、移動体42の搭乗者がこの接触に気が付かずに死亡事故や大事故に発展するのを防ぐことができる。
【0030】
運転挙動送信部400は、最高速度、平均速度、移動体42の加速度やブレーキの使用状況、左右方向の振れ度合、走行時間等を運転挙動として危険度報知サーバ20に送信する。また運転挙動送信部400は、移動体42の加速度やブレーキの使用状況、左右方向の振れ度合、走行時間等に基づいて、運転挙動の危険度を決定して、決定した危険度を運転挙動として危険度報知サーバ20に送信してもよい。
【0031】
運転挙動送信部400は、車両のワイパー作動、ライト点灯、室内温度、不快指数等、運転に影響を与える外的要因をさらに危険度報知サーバ20に送信してもよい。これら運転に影響を与える外的要因を運転挙動との関係を考慮することにより、危険度をより適確に判断することができる。
【0032】
図4は、危険度データベース210のデータフォーマットの一例を示す。危険度データベース210は、時刻と、危険の種類と、危険度と、危険要因情報と、警告範囲と、安全行動と、画像とを位置に対応付けて格納する。
【0033】
ここで位置は、緯度と経度によって示されるが、地名等の位置を特定する情報であればよい。時刻とは、当該位置において、より危険度が高くなる時刻であり、危険度データベース210の危険度フィールドに格納されている危険度になる時刻を示す。危険の種類とは、危険である理由の種類を示し、例えば「通学路」や「工事現場」を含む。危険度とは、危険の度合であり、本実施の形態では「A」「B」「C」で示す。ここで「A」は、より危険度が高く、「C」は、危険度が低い旨を示す。
【0034】
危険要因情報とは、危険度報知サーバ20が危険要因情報として経路案内装置40や発信装置から受信した内容を含む。警告範囲とは、危険度データベース210において対応付けて格納されている位置から所定距離の範囲を示す。安全行動とは、危険度を下げるための行動内容である。画像とは、対応する位置の画像である。
【0035】
このように危険度データベース210が、危険度が高くなる時刻を位置に対応付けて格納することにより、危険度報知サーバ20は、危険度が高くなる時刻に、移動体42が位置した場合にのみ、危険情報を経路案内装置40に送信することができる。
【0036】
また危険度データベース210が、位置に対応付けて警告範囲を格納することにより、移動体42が危険度の高い位置に近づいたときに、危険情報を経路案内装置40に送信することができる。従って、危険度報知サーバ20は、危険度の高い位置に移動体42が位置する前に、危険情報を搭乗者に報知することができる。
【0037】
図5は、保険料データベース212のデータフォーマットの一例を示す。保険料データベース212は、ユーザの保険料と、送信済みの安全行動を、ユーザを識別するユーザIDに対応付けて格納する。ここでユーザは、移動体42の運転者を含む。
【0038】
このように保険料データベース212が、保険料及び送信済みの安全行動をユーザ毎に格納することによって、危険度報知サーバ20は、移動体42が送信済みの安全行動と同一の行動を実行した旨を経路案内装置40から受信した場合に、保険料を変更することができる。
【0039】
図6は、経路案内装置40から移動体42の位置を受信したときの危険度報知サーバ20の動作を示すフローチャートである。まず、危険度送信部202は、移動体42の位置を経路案内装置40から受信し、受信した位置が危険度データベース210に格納されている警告範囲に含まれるか否かを判断する(S100)。危険度送信部202は、受信した位置が警告範囲に含まれると判断した場合に、警告範囲に対応付けて危険度データベース210に格納されている時刻に現在時刻が該当するか否かを判断する(S102)。次に警告範囲に対応付けて危険度データベース210に格納されている時刻に現在時刻が該当すると危険度送信部202が判断した場合に、判断部206は、経路案内装置40から運転挙動を受信する(S104)。
【0040】
次に判断部206は、受信した運転挙動に基づいて、予め定められた値を変更すべきか否かを判断する(S105)。ここで判断部206は、例えば受信した運転挙動が、例えば運転速度の平均値が他の運転挙動より著しく高い運転挙動や、急ブレーキの回数が著しく多い運転挙動である場合には、より危険に対する注意を喚起することが好ましいので、予め定められた値を低く変更すべきであると判断する。
【0041】
予め定められた値を変更すべきであると判断部206が判断した場合に、危険度送信部202は、予め定められた値を変更する(S106)。例えば危険度送信部202は、予め定められた値が「B」以上の危険度であった場合には、「C」以上の危険度に変更する。
【0042】
次に危険度送信部202は、危険度データベース210において警告範囲に対応付けて格納されている危険度と予め定められた値とを比較することにより、危険情報を送信すべきか否かを判断する(S107)。危険度送信部202は、危険度データベース210において警告範囲に対応付けて格納されている危険度が、予め定められた値以上である場合には、対応する危険の種類、画像、位置、及び安全行動を危険度データベース210から抽出して、危険度ととともに危険情報として経路案内装置40に送信する(S108)。
【0043】
このように危険度送信部202は、危険度が予め定められた値以上である旨を示す危険情報を経路案内装置40に送信することにより、移動体42が危険度の高い位置に近づいていることを報知することができる。従って危険度報知サーバ20は、搭乗者の注意を喚起するので、事故の発生を防ぐことができる。
【0044】
また危険度送信部202が、危険度の高い位置の画像をさらに経路案内装置40に送信することで、経路案内装置40は、危険度の高い位置の画像を表示することができる。これにより、移動体42の搭乗者は、危険度の高い位置の詳細な状況をより適格に把握することができる。
【0045】
また危険度送信部202が、危険の種類を経路案内装置40に送信することにより、経路案内装置40は、危険の種類を音声または画像によって搭乗者に報知することができる。従って搭乗者は、事故を防ぐために例えば子供や体の不自由な老人、工事現場等の注意すべき対象物をより早く認識することができる。
【0046】
また危険度送信部202が、危険度の高い位置を経路案内装置40に送信することにより、経路案内装置40は、危険度の高い位置を音声または画像によって搭乗者に報知することができる。従って搭乗者は、より早く危険な場所を知ることができ、事故をより確実に防ぐことができる。
【0047】
また危険度報知サーバ20は、S106において予め定められた値を運転挙動に基づいて変更するので、例えば運転者の運転挙動が事故の発生し易い運転挙動である場合には、変更前の予め定められた値より低い危険度であっても危険情報を経路案内装置40に送信することができる。これにより危険度報知サーバ20は、事故をより起こしやすい運転者に対して、危険情報を送信することができる。
【0048】
一方運転者の運転挙動が事故の発生し難い運転挙動である場合には、危険度報知サーバ20は、予め定められた値をより高く変更してもよい。これにより危険度報知サーバ20は、運転者が安全運転をする人である場合には、危険情報を送信する回数を減らして煩雑さを避けることができる。
【0049】
次に危険度送信部202が送信した安全行動を移動体42が実行した旨を示す実行情報を経路案内装置40から運転者を識別するユーザIDとともに受信した場合に(S110)、保険料変更部204は、受信したユーザIDに対応付けて保険料データベース212に格納されている保険料を安く変更する(S112)。
【0050】
このように、移動体42の運転者が、危険度を下げるための安全行動を実行した場合に、危険度報知サーバ20が保険料を変更することによって、運転者による安全行動の実行を促進し、事故の発生を防ぐことができる。さらに、事故の発生を防ぐことにより、保険を提供する保険会社は、支払うべき保険金を減らすことができる。
【0051】
以上の動作により、危険度報知サーバ20は、移動体42が走行している位置を受信したときに、危険情報を経路案内装置40に送信することで、事故の発生をより確実に防ぐことができる。
【0052】
図7は、経路案内装置40から移動体42の出発地から目的地までの経路を受信したときの危険度報知サーバ20の動作を示すフローチャートである。まず、経路案内装置40は、出発地から目的地までの経路を設定し、出発時刻とともに危険度報知サーバ20に発信する。危険度報知サーバ20の危険度送信部202は、移動体42の出発地から目的地までの経路を経路案内装置40から出発時刻とともに受信すると(S200)、受信した経路上のそれぞれの位置を移動体42が通過すると推測される時刻を位置毎に算出する(S202)。
【0053】
次に危険度送信部202は、経路上のそれぞれの位置が警告範囲に含まれ、かつ算出した時刻が、警告範囲に対応する時刻に含まれる場合に、危険度を危険度データベース210から抽出する(S204)。即ち危険度送信部202は、経路上の位置において、通過すると推測される時刻が、危険度データベース210において危険度の高い時刻である場合に、対応する危険度を抽出する。
【0054】
危険度送信部202は、抽出した危険度のうち、予め定められた値以上である危険度を選択する(S206)。次に危険度送信部202は、選択した危険度に対応付けて格納されている危険の種類、画像、及び安全行動を危険度データベース210から抽出して、危険度とともに危険情報として経路案内装置40に送信する(S208)。
【0055】
次に危険度送信部202が送信した安全行動を移動体42が実行した旨を示す実行情報を経路案内装置40から運転者を識別するユーザIDとともに受信した場合に(S210)、保険料変更部204は、受信したユーザIDに対応付けて保険料データベース212に格納されている保険料を安く変更する(S212)。
【0056】
このように危険度報知サーバ20は、移動体42が走行する予定の経路を受信したときに、危険情報を送信することで、移動体42が走行する予定の経路上における危険度を移動体42の搭乗者に予め報知することができる。従って危険度報知サーバ20は、事故の発生をより確実に防ぐことができる。
【0057】
本実施の形態に係る危険度報知サーバ20は、受信した経路上のそれぞれの位置が警告範囲に含まれるか否かを判断しているが、これに代えて他の例としては、経路上の警告範囲を経路毎に保持していてもよい。
【0058】
図8は、経路案内装置40の危険情報出力部408が表示する危険情報の表示画面例である。危険情報出力部408は、危険情報を受信すると、危険度の高い位置の画像と、位置「前方100m」と、危険の種類「子供が歩行中」と、安全行動「スピード減速して下さい」とを表示する。危険情報出力部408は、位置、危険の種類、及び安全行動を表示しているが、これに代えて、音声によって搭乗者に報知してもよい。
【0059】
このように危険度報知システム10は、移動体42にとって危険度が高い位置に移動体42が位置した場合に、その旨を移動体42の搭乗者にその旨を報知することで、交通事故を未然に防ぐことができる。
【0060】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0061】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、本発明によれば交通事故をより確実に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る危険度報知システム10全体を示す概略図である。
【図2】危険度報知サーバ20の機能構成を示すブロック図である。
【図3】経路案内装置40の機能構成を示すブロック図である。
【図4】危険度データベース210のデータフォーマットの一例を示す図である。
【図5】保険料データベース212のデータフォーマットの一例を示す図である。
【図6】経路案内装置40から移動体42の位置を受信したときの危険度報知サーバ20の動作を示すフローチャートである。
【図7】経路案内装置40から移動体42の出発地から目的地までの経路を受信したときの危険度報知サーバ20の動作を示すフローチャートである。
【図8】経路案内装置40の危険情報出力部408が表示する危険情報の表示画面例を示す図である。
【符号の説明】
10 危険度報知システム
20 危険度報知サーバ
30 ネットワーク
40 経路案内装置
50 老人
60 信号機
200 危険度決定部
202 危険度送信部
204 保険料変更部
206 判断部
210 危険度データベース
212 保険料データベース
400 運転挙動送信部
402 撮影部
404 事故検知部
406 危険情報送信部
408 危険情報出力部

Claims (12)

  1. 経路案内装置を搭載する移動体の危険度を移動体に報知する危険度報知サーバであって、
    前記移動体の危険の度合を示す危険度及び前記危険度を下げる安全行動を、位置に対応付けて格納する危険度格納部と、
    予め定められた値以上の危険度に対応する位置に前記移動体が位置した場合に、前記移動体に搭載されている前記経路案内装置に、前記危険度が予め定められた値以上である旨を、前記位置に対応する前記危険度を下げるための安全行動と共に、前記移動体の搭乗者に報知すべく送信する危険度送信部と
    前記移動体の保険料を格納する保険料格納部と、
    前記危険度送信部が送信した前記危険度を下げるための安全行動を、前記移動体が実行した旨を示す実行情報を前記経路案内装置から受信した場合に、前記保険料格納部に格納されている前記保険料を変更する保険料変更部と
    を備えることを特徴とする危険度報知サーバ。
  2. 前記危険度送信部は、予め定められた値以上の危険度に対応する位置から所定距離以内に前記移動体が位置した場合に、当該移動体に搭載されている前記経路案内装置に、前記危険度が予め定められた値以上である旨を送信することを特徴とする請求項1に記載の危険度報知サーバ。
  3. 前記危険度送信部は、前記危険度が予め定められた値以上である旨を、前記危険度に対応する位置の画像とともに、前記経路案内装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の危険度報知サーバ。
  4. 前記危険度格納部は、前記危険の種類を前記位置に対応付けてさらに格納し、
    前記危険度送信部は、前記危険度が予め定められた値以上である旨を、前記位置に対応付けて格納されている前記危険の種類とともに、前記経路案内装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の危険度報知サーバ。
  5. 前記移動体の危険の要因となる危険要因情報を位置情報とともに受信した場合に、受信した前記危険要因情報に基づいて、前記移動体の危険度を位置毎に決定して、前記危険度格納部に格納する危険度決定部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の危険度報知サーバ。
  6. 前記危険度決定部は、前記危険要因情報を、前記危険の要因の種類とともに受信することを特徴とする請求項5に記載の危険度報知サーバ。
  7. 危険を通知すべき人が、発信装置を携帯しており、前記危険度決定部は、前記危険要因情報を前記発信装置から受信した場合に、受信した前記危険要因情報に基づいて、前記移動体の危険度を位置毎に決定することを特徴とする請求項5に記載の危険度報知サーバ。
  8. 前記危険度格納部は、前記位置において、前記危険度が予め定められた値以上になる時刻を、前記位置毎にさらに格納し、
    前記危険度送信部は、前記位置において、前記危険度が予め定められた値以上になる時刻に位置した場合に、前記危険度が予め定められた値以上である旨を、前記経路案内装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の危険度報知サーバ。
  9. 前記危険度送信部は、前記移動体の出発地から目的地までの経路を前記経路案内装置から受信すると、受信した前記経路上の位置に対応付けて、予め定められた値以上の危険度が格納されている場合に、前記危険度が予め定められた値以上である旨を、対応する位置とともに、前記経路案内装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の危険度報知サーバ。
  10. 前記移動体は、車両であって、前記車両を運転する運転者が乗車しており、
    前記運転者の運転挙動を取得して、前記運転挙動に基づいて、前記予め定められた値を変更すべきであるか否かを判断する判断部をさらに備え、
    前記危険度送信部は、前記予め定められた値を変更すべきであると前記判断部が判断した場合に、前記予め定められた値を変更し、変更した前記予め定められた値以上の危険度に対応する位置に前記移動体が位置した場合に、前記予め定められた値以上である旨を前記経路案内装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の危険度報知サーバ。
  11. 移動体の危険度を移動体に報知する危険度報知システムであって、
    前記移動体に搭載される経路案内装置と、
    前記経路案内装置と通信可能な危険度報知サーバと
    を備え、
    前記危険度報知サーバは、
    前記移動体の危険の度合を示す危険度及び前記危険度を下げる安全行動を、位置に対応付けて格納する危険度格納部と、
    予め定められた値以上の危険度に対応する位置に前記移動体が位置した場合に、前記移動体に搭載されている前記経路案内装置に、前記危険度が予め定められた値以上である旨を、前記位置に対応する前記危険度を下げるための安全行動と共に、送信する危険度送信部と
    前記移動体の保険料を格納する保険料格納部と、
    前記危険度送信部が送信した前記危険度を下げるための安全行動を、前記移動体が実行した旨を示す実行情報を前記経路案内装置から受信した場合に、前記保険料格納部に格納されている前記保険料を変更する保険料変更部と
    を有し、
    前記経路案内装置は、
    前記危険度報知サーバから受信した前記危険度が予め定められた値以上である旨を示す情報を表示し、また、前記危険度送信部が送信した安全行動を実行した場合にその旨を示す実行情報を送信することを特徴とする危険度報知システム。
  12. 移動体に搭載される経路案内装置であって、
    危険の度合を示す危険度を位置に対応付けて格納する危険度報知サーバから、前記移動体の位置の前記危険度が予め定められた値以上である旨を、前記位置に対応する前記危険度を下げるための安全行動と共に、受信した場合に、その旨を前記移動体の搭乗者に報知すべく出力する危険情報出力部を備え
    運転挙動に基づいて、受信した前記安全行動を実行したか否かを判断し、実行した場合にはその旨を示す実行情報を、前記危険度検知サーバへ送信することを特徴とする経路案内装置。
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