JP3741364B2

JP3741364B2 - Moisturizing gel sheet and method for producing the same

Info

Publication number: JP3741364B2
Application number: JP2001307602A
Authority: JP
Inventors: 健夫因; 敏夫原
Original assignee: Nishikawa Rubber Co Ltd
Current assignee: Nishikawa Rubber Co Ltd
Priority date: 2001-10-03
Filing date: 2001-10-03
Publication date: 2006-02-01
Anticipated expiration: 2021-10-03
Also published as: JP2003113038A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フェイスマスク、冷却シートなどの保湿ジェルシート及びその製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
近年、化粧品や衛生品の分野において化粧水、清涼剤などを含ませたフェイスマスク、冷却シートなどの保湿ジェルシートが市販されている。
それらの多くは、ポリアクリル酸系、ポリビニルアルコール系、ポリアクリルアミド系などの合成系吸水性ポリマーと、不織布、布（木綿）または紙とを組み合わせたものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の保湿ジェルシートには以下の問題点がある。すなわち、
▲１▼合成系吸水性ポリマーは、吸水性および保湿性に優れているが、肌に直接湿布する素材としては、合成系という点で消費者に与える印象が良くない。
▲２▼また、人によっては腫れ、かゆみ、かぶれ等の症状が現れる恐れもある。
▲３▼さらに、従来の保湿ジェルシートは吸水性ポリマーと基材である不織布とが一体になっていないので、形状保持機能が劣り、強度も保てない。
等の欠点があった。
【０００４】
本発明は、このような従来の保湿ジェルシートの欠点を解消し、天然素材のみからなる、形状保持機能に優れ、強度のある保湿ジェルシートを提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明者は上記の目的を達成すべく鋭意検討した結果、吸水性成分として、天然素材である納豆のぬめり成分を使用することにより上記課題を解決できることを見出した。
【０００７】
本発明は、２〜１５％のポリ−γ−グルタミン酸水溶液にジエポキシ化合物を添加し、攪拌した後、この溶液を基材としての不織布、木綿又は紙に塗布し、その後乾燥させると同時に架橋反応を行わせることを特徴とする保湿ジェルシートの製造方法である。
【０００８】
【発明の実施の形態】
本発明の保湿ジェルシートは基材として不織布、木綿、紙を使用し、これに化粧水や清涼剤をしみ込ませ、フェイスマスク、冷却シートなどとして利用することができる。
【０００９】
本発明による保湿ジェルシートの製造方法において、ポリ−γ−グルタミン酸水溶液のｐＨ、ジエポキシ化合物の添加量、熱風乾燥の温度および時間などの製造条件は、目的とする保湿ジェルシートの用途や機能に合わせて調製することができる。
【００１０】
また、上記ジエポキシ化合物としては肌への刺激のないもの、例えばエチレングリコールジグリシジルエーテルを使用することが望ましい。
【００１１】
ポリ−γ−グルタミン酸水溶液を不織布、木綿、紙などの基材に塗布する方法としては、刷毛で塗る、トレーの中でポリ−γ−グルタミン酸水溶液に浸漬する、スプレーする等の方法が挙げられ、保湿ジェルシートの用途に応じて、塗布するポリ−γ−グルタミン酸水溶液の層の厚さを適宜変えることができる。
【００１２】
本発明の保湿ジェルシートの吸水倍率は通常１２〜１２０であり、特に利用性が高いのは５０〜１２０倍の吸水倍率をもつ保湿ジェルシートである。
【００１３】
【実施例】
以下に実施例および比較例を挙げて本発明の方法をさらに詳しく説明する。なお、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
【００１４】
実施例１
１０％ポリ−γ−グルタミン酸水溶液に水酸化ナトリウムを加え、ｐＨ４．５に調製した後、エチレングリコールジグリシジルエーテルを１重量％となるように加え、綿の布に吸収させる。
これを５０℃の恒温槽に入れ、熱風乾燥させる。一定時間ごとにサンプルをとり、その吸水性能を見た。吸水倍率は表１のようになった。
【００１５】
【表１】

【００１６】
実施例２
１０％ポリ−γ−グルタミン酸水溶液に水酸化ナトリウムを加え、ｐＨ４．５に調製した後、エチレングリコールジグリシジルエーテルを１重量％となるように加え、綿の布に吸収させる。
これを７０℃の恒温槽に入れ、熱風乾燥させる。一定時間ごとにサンプルをとり、その吸水性能を見た。吸水倍率は表２のようになった。
【００１７】
【表２】

【００１８】
実施例３
１０％ポリ−γ−グルタミン酸水溶液に水酸化ナトリウムを加え、ｐＨ４．５に調製した後、エチレングリコールジグリシジルエーテルを１重量％となるように加え、綿の布に吸収させる。
これを９０℃の恒温槽に入れ、熱風乾燥させる。一定時間ごとにサンプルをとり、その吸水性能を見た。吸水倍率は表３のようになった。
【００１９】
【表３】

【００２０】
なお、吸水倍率の測定方法は以下のとおりである。
熱風乾燥させたシートの重量を測定し、これをＡとする。次に、シートを水道水に浸し、２４時間放置する。吸水したシートを８０メッシュのナイロン網でこし、水分を切る。これの重量を測定し、Ｂとする。Ｂ÷Ａの値を吸水倍率とした。
【００２１】
実施例４
本発明の保湿ジェルシートおよび市販の保湿ジェルシートについて、それぞれの保湿ジェルシートを一定量とり、これを水中に４８時間放置して、その吸水倍率を測定し、同時に形状の変化を見た。結果は表４のようになった。
【００２２】
【表４】

【００２３】
市販品Ａおよび市販品Ｂは素材が合成樹脂系吸水ポリマーであり、肌への刺激を懸念する消費者に敬遠される可能性がある。また、形状保持性も吸水倍率も本発明品に劣る。
市販品Ｃは天然素材である牛由来のコラーゲンを使用しているが、現在、牛由来のコラーゲンは狂牛病の影響が懸念されており、消費者に与える印象が良くない。また、形状保持性は良いが、吸水倍率は本発明品に劣る。
【００２４】
実施例５
１０％ポリ−γ−グルタミン酸水溶液に水酸化ナトリウムを加え、ｐＨ４．５に調製した後、エチレングリコールジグリシジルエーテルを１重量％となるように加え、綿の布に吸収させる。
これを４０℃の恒温槽に入れ、熱風乾燥させる。一定時間ごとにサンプルをとり、その吸水性能を見た。吸水倍率は表１のようになった。
【００２５】
【表５】

【００２６】
実施例６
１０％ポリ−γ−グルタミン酸水溶液に水酸化ナトリウムを加え、ｐＨ４．５に調製した後、エチレングリコールジグリシジルエーテルを１重量％となるように加え、綿の布に吸収させる。
これを１００℃の恒温槽に入れ、熱風乾燥させる。一定時間ごとにサンプルをとり、その吸水性能を見た。吸水倍率は表１のようになった。
【００２７】
【表６】

【００２８】
実施例7
２．５％、５．０％、１０％のポリ−γ−グルタミン酸水溶液に水酸化ナトリウムを加え、ｐＨ４．５に調製した後、エチレングリコールジグリシジルエーテルを１重量％となるように加え、綿の布に吸収させる。
これを５０℃の恒温槽に入れ、４８時間熱風乾燥させ、それぞれの吸水性能を見た。吸水倍率は表７のようになった。
【００２９】
【表７】

【００３０】
比較例１．
γ−ポリグルタミン酸水溶液の濃度を１％と２０％にして吸水倍率を測定した。

【００３１】
比較例２．
１０％ポリ−γ−グルタミン酸水溶液に水酸化ナトリウムを加え、ｐＨ４．５に調製した後、エチレングリコールジグリシジルエーテルを１重量％となるように加え、綿の布に吸収させる。
これを３０℃の恒温槽に入れ、熱風乾燥させる。一定時間ごとにサンプルをとり、その吸水性能を見た。吸水倍率は表８のようになった。
【００３２】
【表８】

【００３３】
反応温度３０℃では、架橋が十分でないため元の形状を維持できない。
【００３４】
比較例３．
１０％ポリ−γ−グルタミン酸水溶液に水酸化ナトリウムを加え、ｐＨ４．５に調製した後、エチレングリコールジグリシジルエーテルを１重量％となるように加え、綿の布に吸収させる。
これを１２０℃の恒温槽に入れ、熱風乾燥させる。一定時間ごとにサンプルをとり、その吸水性能を見た。吸水倍率は表９のようになった。
【００３５】
【表９】

【００３６】
架橋温度１２０℃では、かなり着色して不都合である。また、吸水倍率も低く、保温シートとして利用できない。
【００３７】
なお、吸水倍率の測定方法は次の通りである：熱風乾燥させたシートの重量を測定し、これをＡとする。次に、シートを水道水に浸し、２４時間放置する。吸水したシートを８０メッシュのナイロン網でこし、水分をきる。これの重量を測定し、Ｂとする。Ｂ÷Ａの値を吸水倍率とした。
【００３８】
以上の実施例および比較例の結果から次のことがわかる：ポリ−γ−グルタミン酸水溶液濃度は２％〜１５％が望ましい。２％未満であると吸水倍率が低すぎて、使用出来ない。（比較例１参照）また、１５％を越えると溶解に時間がかかり、実用的でない。（比較例１参照）
【００３９】
２〜１５％のポリ−γ−グルタミン酸水溶液にジエポキシ化合物を添加し、攪拌した後、この溶液を基材に塗布し、その後乾燥させる際の、その乾燥条件は、温度４０〜１００℃で、３時間以上熱風乾燥させるという条件である事が好ましい。乾燥温度が４０℃未満であると、乾燥時間を長くしても架橋が十分行われないため、元の形状を維持できず、好ましくない。（比較例２参照）又、乾燥温度が１００℃を越えると、吸水倍率も低く、着色し、好ましくない。（比較例３参照）
【００４０】
以上の結果から、納豆のぬめり成分を利用した保湿ジェルシートは従来の保湿ジェルシートに比べ、天然素材で肌に優しく、狂牛病の心配もなく、形状保持性に優れ、吸水倍率も高いことがわかった。
【００４１】
【発明の効果】
本発明によれば、天然素材で肌に優しく、形状保持性に優れ、吸水倍率も高く、強度のある保湿ジェルシートを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施例４における水中に放置した後の各種の保湿ジェルシートを形状の変化を示す説明図である。
【符号の説明】
（ａ）……市販品Ａ
（ｂ）……市販品Ｂ
（ｃ）……市販品Ｃ
（ｄ）……本発明品[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a moisturizing gel sheet such as a face mask and a cooling sheet, and a method for producing the same.
[0002]
[Prior art]
In recent years, in the field of cosmetics and hygiene products, moisturizing gel sheets such as face masks and cooling sheets containing lotion, a refreshing agent, and the like are commercially available.
Many of them are a combination of a synthetic water-absorbing polymer such as polyacrylic acid, polyvinyl alcohol, or polyacrylamide and a nonwoven fabric, cloth (cotton), or paper.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional moisturizing gel sheet has the following problems. That is,
(1) The synthetic water-absorbing polymer is excellent in water absorption and moisture retention, but as a material that is directly applied to the skin, the impression given to consumers is poor in terms of the synthetic system.
(2) Some people may develop symptoms such as swelling, itching and rash.
(3) Furthermore, since the conventional moisture-retaining gel sheet is not integrated with the water-absorbing polymer and the non-woven fabric as the base material, the shape retention function is inferior and the strength cannot be maintained.
There were disadvantages such as.
[0004]
An object of the present invention is to provide a moisturizing gel sheet which is free from such disadvantages of the conventional moisturizing gel sheet and which has only a natural material and has an excellent shape retaining function and strength.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to achieve the above object, the present inventor has found that the above problem can be solved by using a natto slimming component, which is a natural material, as a water absorbing component.
[0007]
This onset Ming, was added diepoxy compounds 2 to 15% poly -γ- glutamic acid aqueous solution, stirred, nonwoven fabric of this solution as a substrate is applied to cotton or paper, at the same time the crosslinking reaction when then dried This is a method for producing a moisturizing gel sheet.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Moisturizing Jerushi bets present invention is a nonwoven fabric, cotton, paper used as the substrate, this moistened with lotion or cooling agents, may be utilized face mask, as such as a cooling sheet.
[0009]
In the method for producing a moisturizing gel sheet according to the present invention, the production conditions such as the pH of the poly-γ-glutamic acid aqueous solution, the addition amount of the diepoxy compound, the temperature and time of hot air drying are matched with the intended use and function of the moisturizing gel sheet. Can be prepared.
[0010]
Further, as the diepoxy compound, it is desirable to use a substance that does not irritate the skin, for example, ethylene glycol diglycidyl ether.
[0011]
Examples of the method for applying the poly-γ-glutamic acid aqueous solution to a substrate such as a nonwoven fabric, cotton, paper, etc. include methods such as painting with a brush, dipping in a poly-γ-glutamic acid aqueous solution in a tray, spraying, etc. Depending on the application of the moisturizing gel sheet, the thickness of the poly-γ-glutamic acid aqueous solution to be applied can be appropriately changed.
[0012]
The moisture retention ratio of the moisture retention gel sheet of the present invention is usually 12 to 120, and a moisture retention gel sheet having a water absorption ratio of 50 to 120 times is particularly highly useful.
[0013]
【Example】
Hereinafter, the method of the present invention will be described in more detail with reference to Examples and Comparative Examples. In addition, this invention is not limited to the following Example.
[0014]
Example 1
Sodium hydroxide is added to a 10% poly-γ-glutamic acid aqueous solution to adjust the pH to 4.5, and then ethylene glycol diglycidyl ether is added to a concentration of 1% by weight and absorbed into a cotton cloth.
This is put into a 50 degreeC thermostat and dried with hot air. Samples were taken at regular intervals and their water absorption performance was observed. The water absorption ratio is as shown in Table 1.
[0015]
[Table 1]

[0016]
Example 2
Sodium hydroxide is added to a 10% poly-γ-glutamic acid aqueous solution to adjust the pH to 4.5, and then ethylene glycol diglycidyl ether is added to a concentration of 1% by weight and absorbed into a cotton cloth.
This is put into a thermostat of 70 ° C. and dried with hot air. Samples were taken at regular intervals and their water absorption performance was observed. The water absorption ratio was as shown in Table 2.
[0017]
[Table 2]

[0018]
Example 3
Sodium hydroxide is added to a 10% poly-γ-glutamic acid aqueous solution to adjust the pH to 4.5, and then ethylene glycol diglycidyl ether is added to a concentration of 1% by weight and absorbed into a cotton cloth.
This is put into a 90 degreeC thermostat, and is dried with hot air. Samples were taken at regular intervals and their water absorption performance was observed. The water absorption ratio was as shown in Table 3.
[0019]
[Table 3]

[0020]
In addition, the measuring method of a water absorption magnification is as follows.
The weight of the hot air dried sheet is measured, and this is designated as A. Next, the sheet is immersed in tap water and left for 24 hours. Rub the absorbed sheet with 80 mesh nylon net to remove moisture. The weight of this is measured and set to B. The value of B / A was taken as the water absorption magnification.
[0021]
Example 4
Regarding the moisturizing gel sheet of the present invention and the commercially available moisturizing gel sheet, a certain amount of each moisturizing gel sheet was taken and left in the water for 48 hours to measure the water absorption magnification, and at the same time, the change in shape was observed. The results are shown in Table 4.
[0022]
[Table 4]

[0023]
The commercial product A and the commercial product B are synthetic resin-based water-absorbing polymers, and may be avoided by consumers who are concerned about irritation to the skin. Further, the shape retention and the water absorption ratio are inferior to those of the present invention.
Commercial product C uses bovine collagen, which is a natural material, but currently cattle collagen is concerned about the effects of mad cow disease and does not give a good impression to consumers. Moreover, although shape retention is good, a water absorption magnification is inferior to this invention product.
[0024]
Example 5
Sodium hydroxide is added to a 10% poly-γ-glutamic acid aqueous solution to adjust the pH to 4.5, and then ethylene glycol diglycidyl ether is added to a concentration of 1% by weight and absorbed into a cotton cloth.
This is put into a 40 degreeC thermostat and dried with hot air. Samples were taken at regular intervals and their water absorption performance was observed. The water absorption ratio is as shown in Table 1.
[0025]
[Table 5]

[0026]
Example 6
Sodium hydroxide is added to a 10% poly-γ-glutamic acid aqueous solution to adjust the pH to 4.5, and then ethylene glycol diglycidyl ether is added to a concentration of 1% by weight and absorbed into a cotton cloth.
This is put into a 100 degreeC thermostat and dried with hot air. Samples were taken at regular intervals and their water absorption performance was observed. The water absorption ratio is as shown in Table 1.
[0027]
[Table 6]

[0028]
Example 7
Sodium hydroxide is added to 2.5%, 5.0%, and 10% poly-γ-glutamic acid aqueous solution to adjust the pH to 4.5, and then ethylene glycol diglycidyl ether is added to 1% by weight. Absorb to cloth.
This was put into a 50 degreeC thermostat, it was made to dry with hot air for 48 hours, and each water absorption performance was seen. The water absorption ratio was as shown in Table 7.
[0029]
[Table 7]

[0030]
Comparative Example 1
The water absorption ratio was measured by setting the concentration of the γ-polyglutamic acid aqueous solution to 1% and 20%.

[0031]
Comparative Example 2
Sodium hydroxide is added to a 10% poly-γ-glutamic acid aqueous solution to adjust the pH to 4.5, and then ethylene glycol diglycidyl ether is added to a concentration of 1% by weight and absorbed into a cotton cloth.
This is put into a thermostat of 30 ° C. and dried with hot air. Samples were taken at regular intervals and their water absorption performance was observed. The water absorption ratio was as shown in Table 8.
[0032]
[Table 8]

[0033]
At a reaction temperature of 30 ° C., the original shape cannot be maintained because of insufficient crosslinking.
[0034]
Comparative Example 3
Sodium hydroxide is added to a 10% poly-γ-glutamic acid aqueous solution to adjust the pH to 4.5, and then ethylene glycol diglycidyl ether is added to a concentration of 1% by weight and absorbed into a cotton cloth.
This is put into a 120 degreeC thermostat and dried with hot air. Samples were taken at regular intervals and their water absorption performance was observed. The water absorption ratio was as shown in Table 9.
[0035]
[Table 9]

[0036]
When the crosslinking temperature is 120 ° C., it is disadvantageously colored. Moreover, a water absorption magnification is also low and cannot be utilized as a heat insulation sheet.
[0037]
In addition, the measuring method of a water absorption magnification is as follows: The weight of the sheet | seat dried by hot air is measured, and this is set to A. Next, the sheet is immersed in tap water and left for 24 hours. Rub the water-absorbed sheet with an 80 mesh nylon net to remove moisture. The weight of this is measured and set to B. The value of B / A was taken as the water absorption magnification.
[0038]
The following can be seen from the results of the above Examples and Comparative Examples: The concentration of the poly-γ-glutamic acid aqueous solution is desirably 2% to 15%. If it is less than 2%, the water absorption is too low to be used. (See Comparative Example 1) Further, if it exceeds 15%, it takes time to dissolve, which is not practical. (See Comparative Example 1)
[0039]
The diepoxy compound was added to a 2-15% poly-γ-glutamic acid aqueous solution and stirred, and then the solution was applied to a substrate and then dried. The drying conditions were a temperature of 40-100 ° C., 3 It is preferable that the condition be dried with hot air for more than an hour. When the drying temperature is less than 40 ° C., the crosslinking is not sufficiently performed even if the drying time is extended, and the original shape cannot be maintained, which is not preferable. (Refer to Comparative Example 2) Further, when the drying temperature exceeds 100 ° C., the water absorption ratio is low and the color is not preferred. (See Comparative Example 3)
[0040]
Based on the above results, the moisturizing gel sheet using the natto slime component is natural, gentle to the skin, has no worries about mad cow disease, has excellent shape retention, and has a high water absorption capacity compared to conventional moisturizing gel sheets. I understood.
[0041]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to provide a moisturizing gel sheet that is a natural material, gentle on the skin, excellent in shape retention, high in water absorption, and strong.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing changes in shape of various moisturizing gel sheets after being left in water in Example 4. FIG.
[Explanation of symbols]
(A) ... Commercial product A
(B) ... Commercial product B
(C) ... Commercial product C
(D) ... Product of the present invention

Claims

A moisturizing agent characterized in that a diepoxy compound is added to a 2-15% poly-γ-glutamic acid aqueous solution and stirred, and then this solution is applied to a nonwoven fabric, cotton or paper and then dried and simultaneously subjected to a crosslinking reaction. Gel sheet manufacturing method.

The method for producing a moisturizing gel sheet according to claim 1, wherein the drying condition is hot air drying at 40 to 100 ° C for 3 hours or more.