JP3638214B2 - 冗長回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は冗長回路にかかり,特に,DRAM(dynamic randomaccess memory)に有効な冗長回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の半導体メモリの大規模化にともなって,正規のメモリセルアレイの他に冗長メモリセルを用意しておき,メモリセルに欠陥があった場合,用意しておいたメモリセルの範囲内で不良メモリセルを冗長メモリセルに置き換えて,不良チップを救済する方法が広く実用化されている。以下では,従来の冗長回路の一例を図4を参照しながら説明する。
【0003】
冗長回路300は,図4に示したように,欠陥セルのアドレス情報が記憶されるヒューズROM310と,外部アドレス情報を検知増幅するカラムアドレスバッファ320と,ヒューズROM310及びカラムアドレスバッファ320に接続され,欠陥セルアドレスに関するビットの情報とカラムアドレス内の当該ビットに関する情報とが一致しているか否かを検出する一致回路330と,ロウデコーダ340と,メモリアレイ350と,論理積回路370−0〜370−nと,冗長イネーブル信号REの負荷ドライブ能力を増大させるバッファ380と,冗長救済の際にカラム線が多重選択されることを回避するための遅延回路390と,から主に構成されている。
【0004】
論理積回路370−0〜370−nには,それぞれ,カラムアドレスバッファ320の出力信号であるアドレス信号/AYO,AYO,…,/AYn,AYn(アドレス信号/AYnは,アドレス信号AYnの反転信号を意味するものとする。)と,バッファ380の出力であるイネーブル信号REの反転信号とが入力される。論理積回路370−0〜370−nの出力はカラム線CL0〜CLnに接続されている。
【0005】
バッファ380には,一致回路330の出力が入力され,冗長イネーブル信号REの負荷ドライブ能力を増大させている。バッファ380の出力である冗長イネーブル信号REの反転信号は,論理積回路370−0〜370−nのそれぞれの入力に接続されている。
【0006】
遅延回路390は,一致回路330の出力を入力とし,出力は冗長カラム線RCLに接続されている。
【0007】
メモリアレイ350は,複数のビット線対352−0〜352−n,352−Rと,これらに直交しロウデコーダ340より選択されるワード線WLと,各ビット線対のいずれか一方とワード線WLとの交差箇所に接続された情報を記憶するメモリセル355−0〜355−n,355−Rと,各ビット線対352−0〜352−n,352−Rに接続されメモリセル355−0〜355−n,355−Rからの微小信号を増幅するセンスアンプ354−0〜354−n,354−Rと,上述のカラム線CL0〜CLn,及び冗長カラム線RCLにより選択されビット線とデータバスDB間を接続するカラムスイッチ353−0〜353−n,353−Rと,から主に構成されている。
【0008】
ヒューズROM310は,図5に示したように,ヒューズROM310に欠陥セルのアドレス情報がプログラミングされているか否かの情報を記憶するメインヒューズROM11−Mと,欠陥セルのアドレスの各ビット情報を記憶するサブヒューズROM11−0〜11−nとから構成されている。
【0009】
メインヒューズROM11−Mは,ヒューズROMセル12−Mからなり,ヒューズROMセル12−Mの第1出力と第2出力は,メインヒューズROM信号/MF,MFの各々に接続されている。
【0010】
ヒューズROMセル12−Mは,図5に示したように,切断有無により情報を記憶するヒューズ13−Mと,ヒューズ13−M切断後の情報を保持する為のラッチ回路を構成するインバータ14−M,15−Mと,Pチャネル型MOSトランジスタ(以下「PMOS」と称する。)16−M,17−Mとから主に構成されている。なお,ヒューズ13−Mの切断により,メインヒューズROM11−Mに欠陥セルのアドレス情報がプログラミングされているか否かの情報が提供される。
【0011】
ヒューズ13−Mの第1の端子は接地されている。インバータ14−Mの入力は,ヒューズ13−Mと接続され,さらにPMOS16−M,PMOS17−Mのドレインにそれぞれ接続されている。インバータ14−Mの出力は,メインヒューズROM11−Mの第1の出力と接続され,第1の出力はメインヒューズROM信号/MFと接続されている。さらに,インバータ14−Mの出力は,インバータ15−Mを介して第2の出力と接続され,第2の出力はメインヒューズROM信号MFと接続されている。さらに,インバータ14−Mの出力は,PMOS17−Mのゲートに接続されている。
【0012】
PMOS16−MとPMOS17−Mとは,ソース及びドレインを共通にしており,ソースは電源に接続され,ドレインはインバータ14−Mの入力に接続されている。
【0013】
ヒューズROMセル12−Mは上記構成から成ることにより,以下の機能を有する。すなわち,ヒューズ13−Mを切断していない状態では,インバータ14−Mは接地されるため,その出力はハイレベルとなり,ヒューズROMセル12−Mの第1の出力はハイレベルであり,第2の出力はロウレベルとなる。一方,ヒューズ13−Mを切断すると,PMOS17−Mがオンして,インバータ14−Mの出力はロウレベルとなり,ヒューズROMセル12−Mの第1の出力はロウレベルであり,第2の出力はハイレベルとなる。
【0014】
ヒューズROMセル12−Mの第1の出力は,メインヒューズROM信号/MFに接続され,ヒューズROMセル12−Mの第2の出力は,メインヒューズROM信号MFに接続される。さらに,ヒューズROMセル12−Mの第2の出力は,後述のサブヒューズROM11−0〜11−nの出力信号を制御する。すなわち,ヒューズROMセル12−Mの第2の出力がロウレベルのとき,サブヒューズROM11−0〜11−nの出力である欠陥カラムアドレス/FA0,FA0,…,/FAn,FAn(欠陥カラムアドレス/FAnは,欠陥カラムアドレスFAnの反転信号を意味するものとする。)はすべてロウレベル固定となる。従って,メインヒューズROM11−M内のヒューズ13−Mを切断せず,ヒューズROMセル12−Mの第2出力をロウレベルにすることは,欠陥カラムアドレスの情報がいまだヒューズROM310にプログラミングされていない状態であることを表している。
【0015】
欠陥カラムアドレス/FA0,FA0に関するビット情報を記憶するサブヒューズROM11−0は,ヒューズROMセル12−0と,論理積回路18−0,19−0と,から主に構成されている。なお,ヒューズROMセル12−0は,上記ヒューズROMセル12−Mと同様の構成から成るため,説明を省略する。
【0016】
ヒューズROMセル12−0の第1出力及び第2出力は,それぞれ論理積回路18−0,19−0に入力される。また,論理積回路18−0,19−0には,ヒューズROMセル12−Mの第2出力が入力されている。メインヒューズROM11−M内のヒューズ13−Mが切断されている場合には,ヒューズROMセル12−Mの第2出力はハイレベルであるため,論理積回路18−0,19−0の出力である欠陥カラムアドレス/FA0,FA0は,それぞれ,ヒューズROMセル12−0の第1出力及び第2出力の論理レベルと一致する。一方,メインヒューズROM11−M内のヒューズ13−Mが切断されていない場合には,ヒューズROMセル12−Mの第2出力はロウレベルであるため,論理積回路18−0,19−0の出力である欠陥カラムアドレス/FA0,FA0はともにロウレベルに固定される。
【0017】
欠陥カラムアドレス/FA1,FA1,…,/FAn,FAnに関するビット情報を記憶するサブヒューズROM11−1〜11−nについては,サブヒューズROM11−0と同様の構成から成るため,説明を省略する。
【0018】
一致回路330は,図6に示したように,ヒューズROM310の出力である欠陥カラムアドレス/FA0,FA0,…,/FAn,FAnに関するビットの情報と,カラムアドレス20内の当該ビットに関する情報とが一致しているか否かを検出する回路であり,論理積回路31−0〜31−n,32−0〜32−nと,論理和回路33−0〜33−nと,論理積回路34と,から構成されている。
【0019】
論理積回路31−k(kは0以上n以下の整数)には,欠陥カラムアドレス/FAk及びカラムアドレス/AYkが入力され,論理積回路32−k(kは0以上n以下の整数)には,欠陥カラムアドレスFAk及びカラムアドレスAYkが入力される。論理和回路33−kには,論理積回路31−kの出力,及び論理積回路32−kの出力が入力される。すなわち,欠陥カラムアドレス/FAkとカラムアドレス/AYkとが一致するか,あるいは,欠陥カラムアドレスFAkとカラムアドレスAYkとが一致することにより,論理和回路31−kの出力はハイレベルになる。
【0020】
論理和回路33−k(kは0以上n以下の整数)は,論理積回路34に出力される。すなわち,欠陥カラムアドレス/FA0,FA0,…,/FAn,FAnとカラムアドレス/AY0,AY0,…,/AYn,AYnとの一致の検査がすべて満たされた状態で,論理積回路34は,ハイレベルを出力する。
【0021】
以上のように構成される冗長回路300について,カラム線CL1が欠陥カラムアドレスとしてヒューズROM310に記憶されている場合を例に,図4を参照しながら読み出し時の冗長置換動作を説明する。
【0022】
ロウデコーダ340によりワード線WLが活性化され,メモリセル355−0〜355−n,355−Rの情報がビット線352−0〜352−n,352−R上に読み出された後,所定のタイミングでセンスアンプ354−0〜354−n,354−Rが活性化され,ビット線352−0〜352−n,352−R上に現れた微小量の電位差を増幅する。
【0023】
外部アドレス情報が入力され,カラムアドレスバッファ320で検知増幅されると,カラムアドレスバッファ320の出力であるカラムアドレス/AY0,AY0,…,/AYn,AYnの情報に応じて,論理積回路370−1の出力すなわちカラム線CL1が活性化され,カラムスイッチ353−1を介してビット線対352−1上のデータバスDBに転送する。
【0024】
同時に,カラムアドレス/AY0,AY0,…,/AYn,AYnは一致回路330に入力され,ヒューズROM310に記憶された欠陥カラムアドレス/FA0,FA0,…,/FAn,FAnと比較され,一致回路330の出力にハイレベルを出力する。この時,バッファ380を介して冗長イネーブル信号REもハイレベルとなるので,冗長イネーブル信号REの反転信号を入力とする論理積回路370−1の出力CL1はロウレベルとなり,ビット線対352−1とデータバスDBとを電気的に分離する。
【0025】
一方,冗長カラム線RCLは遅延回路390を介してハイレベルに活性化され,対応するカラムスイッチ353−Rを介して,ビット線対352−R上のデータをデータバスDBに転送する。遅延回路390の遅延時間は,欠陥カラム線CL1と冗長カラムRCLが同時に活性化され,カラムスイッチ353−Rを介してデータバスDB上でデータが衝突しないように設定される。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
ところで,上記従来の冗長回路300では,欠陥カラム線と冗長カラム線とが同時に活性化され,当該カラムスイッチを介してデータバスDB上でデータが衝突しないように冗長カラム線の活性化を遅延させる必要あるのでアクセスタイムが遅延するという問題があった。
【0027】
本発明は,従来の冗長回路が有する上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,冗長カラム線活性化の際のアクセス遅延をなくすことが可能な,新規かつ改良された冗長回路を提供することである。
【0028】
さらに,本発明の別の目的は,欠陥カラムアドレス線本数が低減できパターン面積を小さくすることが可能な,新規かつ改良された冗長回路を提供することである。
【0029】
【発明を解決するための手段】
上記課題を解決するため,本発明によれば,外部から入力されるカラムアドレスを検知増幅し,カラムアドレス信号を出力するカラムアドレスバッファと;カラムアドレス信号に応じて第1の出力線群のうちのいずれか1の出力線を選択する第1のデコード手段と;メモリアレイブロックと;ヒューズを切断することによりメモリアレイブロックの欠陥カラムアドレスを記憶し,欠陥カラムアドレス信号を出力するヒューズROMと;欠陥カラムアドレス信号に応じて第2の出力線群のうちのいずれか1の出力線を選択し,対応する第1のデコード手段の出力線を不活性にする第2のデコード手段と;冗長線と接続され,欠陥カラムアドレスの各ビットの情報と,カラムアドレスの各ビットの情報とが一致するか否かを判定する一致判定手段とを備えたことを特徴とする冗長回路が提供される。
【0030】
かかる構成によれば,ヒューズROMに欠陥カラムアドレスがいったんプログラミングされると欠陥カラム線が活性されることがないので従来の冗長回路の場合のように冗長カラム線の活性化を遅延させる必要がない。従って冗長カラム線活性化の際のアクセス遅延をなくすことが可能である。
【0031】
また,本発明によれば,外部から入力されるカラムアドレスを検知増幅し,カラムアドレス信号を出力するカラムアドレスバッファと;カラムアドレス信号に応じて出力線群のうちのいずれか1の出力線を選択するデコード手段と;複数のメモリアレイブロックと;ヒューズを切断することにより複数のメモリアレイブロックの欠陥カラムアドレスを記憶し,欠陥カラムアドレス信号を出力するヒューズROMと;冗長線と接続され,欠陥カラムアドレスの各ビットの情報と,カラムアドレスの各ビットの情報とが一致するか否かを判定する一致判定手段と;ヒューズROMに記憶された複数のメモリアレイブロックの欠陥カラムアドレスのうちの1のメモリアレイブロックの欠陥カラムアドレスを選択するとともに,該メモリアレイブロックのみを活性化する選択手段とを備えたことを特徴とする冗長回路が提供される。
【0032】
かかる構成によれば,カラム線が複数のメモリアレイに共有される場合には,メモリアレイ毎にプログラミングされたヒューズROMの情報をブロックセレクト信号で選択して1組の欠陥カラムアドレス線に出力することができるので,欠陥カラムアドレス線本数が低減できパターン面積を小さくすることが可能である。
【0033】
また,本発明によれば,外部から入力されるカラムアドレスを検知増幅し,カラムアドレス信号を出力するカラムアドレスバッファと;カラムアドレス信号に応じて第1の出力線群のうちのいずれか1の出力線を選択する第1のデコード手段と;複数のメモリアレイブロックと;ヒューズを切断することにより複数のメモリアレイブロックの欠陥カラムアドレスを記憶し,欠陥カラムアドレス信号を出力するヒューズROMと;欠陥カラムアドレス信号に応じて第2の出力線群のうちのいずれか1の出力線を選択し,対応する第1のデコード手段の出力線を不活性にする第2のデコード手段と;冗長線と接続され,欠陥カラムアドレスの各ビットの情報と,カラムアドレスの各ビットの情報とが一致するか否かを判定する一致判定手段と;ヒューズROMに記憶された複数のメモリアレイブロックの欠陥カラムアドレスのうちの1のメモリアレイブロックの欠陥カラムアドレスを選択するとともに,該メモリアレイブロックのみを活性化する選択手段とを備えたことを特徴とする冗長回路が提供される。
【0034】
かかる構成によれば,上記の冗長回路の効果を併せ持つことが可能である。すなわち,冗長カラム線活性化の際のアクセス遅延をなくすことが可能であり,さらに,欠陥カラムアドレス線本数が低減できパターン面積を小さくすることが可能である。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照しながら,本発明にかかる冗長回路の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0036】
(第1の実施の形態)
以下では,第1の実施の形態にかかる冗長回路100の構成について,図1,図5,及び図6を参照しながら説明する。冗長回路100は,図1に示したように,欠陥セルのアドレス情報が記憶されるヒューズROM110と,外部アドレス情報を検知増幅するカラムアドレスバッファ120と,ヒューズROM110及びカラムアドレスバッファ120に接続され,欠陥セルアドレスに関するビットの情報とカラムアドレス内の当該ビットに関する情報とが一致しているか否かを検出する一致回路130と,ロウデコーダ140と,メモリアレイ150と,論理積回路170−0〜170−nと,を備えている。
【0037】
さらに,冗長回路100は,ヒューズROM110に接続され,ヒューズROM110の出力に応じて論理積回路170−0〜170−nの出力を制御する,論理積回路160−0〜160−nを備えている。
【0038】
論理積回路160−0〜160−nは,ヒューズROM110の出力である欠陥カラムアドレス/FA0,FA0,…,/FAn,FAn(欠陥カラムアドレス/FAnは,欠陥カラムアドレスFAnの反転信号を意味するものとする。)を入力とする。論理積回路160−0〜160−nの出力161−0〜161−nの反転信号は,論理積回路171−0〜171−nの入力に接続されている。
【0039】
論理積回路170−0〜170−nには,それぞれ,カラムアドレスバッファ320の出力信号であるアドレス信号/AYO,AYO,…,/AYn,AYn(アドレス信号/AYnは,アドレス信号AYnの反転信号を意味するものとする。)と,論理積回路160−0〜160−nの出力161−0〜161−nの反転信号と,が入力される。論理積回路170−0〜170−nの出力はカラム線CL0〜CLnに接続されている。すなわち,図4に示した従来の冗長回路300では,一致回路330の反転信号が論理積回路371−0〜371−nの入力に接続されているのに対し,冗長回路100では,論理積回路160−0〜160−nの出力161−0〜161−nの反転信号が論理積回路171−0〜171−nに入力されている。
【0040】
メモリアレイ150は,複数のビット線対152−0〜152−n,152−Rと,これらに直交しロウデコーダ140より選択されるワード線WLと,各ビット線対のいずれか一方とワード線WLとの交差箇所に接続された情報を記憶するメモリセル155−0〜155−n,155−Rと,各ビット線対152−0〜152−n,152−Rに接続されメモリセル155−0〜155−n,155−Rからの微小信号を増幅するセンスアンプ154−0〜154−n,154−Rと,上述のカラム線CL0〜CLn,及び冗長カラム線RCLにより選択されビット線とデータバスDB間を接続するカラムスイッチ153−0〜153−n,153−Rと,から主に構成されている。
【0041】
ヒューズROM110は,図5に示した従来のヒューズROM310と同様の構成から成る。ヒューズROM110は,ヒューズROM110に欠陥セルのアドレス情報がプログラミングされているか否かの情報を記憶するメインヒューズROM11−Mと,欠陥セルのアドレスの各ビット情報を記憶するサブヒューズROM11−0〜11−nとから構成されている。
【0042】
メインヒューズROM11−Mは,ヒューズROMセル12−Mからなり,ヒューズROMセル12−Mの第1出力と第2出力は,メインヒューズROM信号/MF,MFの各々に接続されている。
【0043】
ヒューズROMセル12−Mは,図5に示したように,切断有無により情報を記憶するヒューズ13−Mと,ヒューズ13−M切断後の情報を保持する為のラッチ回路を構成するインバータ14−M,15−Mと,PMOS16−M,17−Mとから主に構成されている。なお,ヒューズ13−Mの切断により,メインヒューズROM11−Mに欠陥セルのアドレス情報がプログラミングされているか否かの情報が提供される。
【0044】
ヒューズ13−Mの第1の端子は接地されている。インバータ14−Mの入力は,ヒューズ13−Mと接続され,さらにPMOS16−M,PMOS17−Mのドレインにそれぞれ接続されている。インバータ14−Mの出力は,メインヒューズROM11−Mの第1の出力と接続され,第1の出力はメインヒューズROM信号/MFと接続されている。さらに,インバータ14−Mの出力は,インバータ15−Mを介して第2の出力と接続され,第2の出力はメインヒューズROM信号MFと接続されている。さらに,インバータ14−Mの出力は,PMOS17−Mのゲートに接続されている。
【0045】
PMOS16−MとPMOS17−Mとは,ソース及びドレインを共通にしており,ソースは電源に接続され,ドレインはインバータ14−Mの入力に接続されている。
【0046】
ヒューズROMセル12−Mは上記構成から成ることにより,以下の機能を有する。すなわち,ヒューズ13−Mを切断していない状態では,インバータ14−Mは接地されるため,その出力はハイレベルとなり,ヒューズROMセル12−Mの第1の出力はハイレベルであり,第2の出力はロウレベルとなる。一方,ヒューズ13−Mを切断すると,PMOS17−Mがオンして,インバータ14−Mの出力はロウレベルとなり,ヒューズROMセル12−Mの第1の出力はロウレベルであり,第2の出力はハイレベルとなる。
【0047】
ヒューズROMセル12−Mの第1の出力は,メインヒューズROM信号/MFに接続され,ヒューズROMセル12−Mの第2の出力は,メインヒューズROM信号MFに接続される。さらに,ヒューズROMセル12−Mの第2の出力は,後述のサブヒューズROM11−0〜11−nの出力信号を制御する。すなわち,ヒューズROMセル12−Mの第2の出力がロウレベルのとき,サブヒューズROM11−0〜11−nの出力である欠陥カラムアドレス/FA0,FA0,…,/FAn,FAnはすべてロウレベル固定となる。従って,メインヒューズROM11−M内のヒューズ13−Mを切断せず,ヒューズROMセル12−Mの第2出力をロウレベルにすることは,欠陥カラムアドレスの情報がいまだヒューズROM110にプログラミングされていない状態であることを表している。
【0048】
欠陥カラムアドレス/FA0,FA0に関するビット情報を記憶するサブヒューズROM11−0は,ヒューズROMセル12−0と,論理積回路18−0,19−0と,から主に構成されている。なお,ヒューズROMセル12−0は,上記ヒューズROMセル12−Mと同様の構成から成るため,説明を省略する。
【0049】
ヒューズROMセル12−0の第1出力及び第2出力は,それぞれ論理積回路18−0,19−0に入力される。また,論理積回路18−0,19−0には,ヒューズROMセル12−Mの第2出力が入力されている。メインヒューズROM11−M内のヒューズ13−Mが切断されている場合には,ヒューズROMセル12−Mの第2出力はハイレベルであるため,論理積回路18−0,19−0の出力である欠陥カラムアドレス/FA0,FA0は,それぞれ,ヒューズROMセル12−0の第1出力及び第2出力の論理レベルと一致する。一方,メインヒューズROM11−M内のヒューズ13−Mが切断されていない場合には,ヒューズROMセル12−Mの第2出力はロウレベルであるため,論理積回路18−0,19−0の出力である欠陥カラムアドレス/FA0,FA0はともにロウレベルに固定される。
【0050】
欠陥カラムアドレス/FA1,FA1,…,/FAn,FAnに関するビット情報を記憶するサブヒューズROM11−1〜11−nについては,サブヒューズROM11−0と同様の構成から成るため,説明を省略する。
【0051】
一致回路130は,図6に示した従来の一致回路330と同様の構成から成る。一致回路130は,ヒューズROM310の出力である欠陥カラムアドレス/FA0,FA0,…,/FAn,FAnに関するビットの情報と,カラムアドレス20内の当該ビットに関する情報とが一致しているか否かを検出する回路であり,論理積回路31−0〜31−n,32−0〜32−nと,論理和回路33−0〜33−nと,論理積回路34と,から構成されている。
【0052】
論理積回路31−k(kは0以上n以下の整数)には,欠陥カラムアドレス/FAk及びカラムアドレス/AYkが入力され,論理積回路32−k(kは0以上n以下の整数)には,欠陥カラムアドレスFAk及びカラムアドレスAYkが入力される。論理和回路33−kには,論理積回路31−kの出力,及び論理積回路32−kの出力が入力される。すなわち,欠陥カラムアドレス/FAkとカラムアドレス/AYkとが一致するか,あるいは,欠陥カラムアドレスFAkとカラムアドレスAYkとが一致することにより,論理和回路31−kの出力はハイレベルになる。
【0053】
論理和回路33−k(kは0以上n以下の整数)は,論理積回路34に出力される。すなわち,欠陥カラムアドレス/FA0,FA0,…,/FAn,FAnとカラムアドレス/AY0,AY0,…,/AYn,AYnとの一致の検査がすべて満たされた状態で,論理積回路34は,ハイレベルを出力する。
【0054】
以下では,上記構成の冗長回路100について,カラム線CL1が欠陥カラムアドレスとしてヒューズROM110に記憶されている場合を例に読み出し時の冗長置換動作を説明する。
【0055】
ワード線WLが活性化され当該メモリセルの情報がビット線上に読み出された後,所定のタイミングでセンスアップ154−0〜154−n,154−Rが活性化されビット線対154−0〜154−n,154−R上に現れた微小量の電位差を増幅する。ところで,カラム線CL1が欠陥カラムアドレスである場合,欠陥カラムアドレス情報に応じて,カラム線CL1に対応する論理積回路160−1の出力161−1は常時ハイレベルとなっている。出力161−1の反転信号と当該カラムアドレスを入力とする論理積回路170−1は従来の冗長回路の場合と異なり活性化されない。一方,一致回路130の出力は,従来の冗長回路300の場合と同様の構成であるため,その出力はハイレベルとなるので,冗長カラム線RCLは活性化され,当該カラムスイッチ153−4を介してビット線対152−4のデータバスDBに転送する。
【0056】
本実施の形態にかかる冗長回路100では,いったんヒューズROM110に欠陥カラムアドレスがプログラミングされると欠陥カラム線が活性化されることがないので,従来の冗長回路300の場合のように冗長カラム線の活性化を遅延させる必要がない。従って冗長カラム線RCLの活性化の際のアクセス遅延をなくすことが可能である。
【0057】
(第2の実施の形態)
以下では,第2の実施の形態にかかる冗長回路200の構成を図2,図3,及び図6を参照しながら説明する。冗長回路200は,図2に示したように,欠陥セルのアドレス情報が記憶されるヒューズROM210と,外部アドレス情報を検知増幅するカラムアドレスバッファ220と,ヒューズROM210及びカラムアドレスバッファ220に接続され,欠陥セルアドレスに関するビットの情報とカラムアドレス内の当該ビットに関する情報とが一致しているか否かを検出する一致回路230と,ロウデコーダ240−1,240−2と,メモリアレイ250−1,250−2と,論理積回路270−0〜270−nと,ヒューズROM210に接続され,ヒューズROM210の出力に応じて論理積回路270−0〜270−nの出力を制御する論理積回路260−0〜260−nと,から主に構成されている。
【0058】
冗長回路200は,2のロウデコーダ240−1,240−2と,2のメモリアレイ250−1,250−2を有する。これに伴い,ヒューズROM210は,第1の実施の形態にかかる冗長回路100におけるヒューズROM110とは異なる構成となっている。なお,本実施の形態においては,ロウデコーダ及びメモリアレイが2ずつの冗長回路について説明するが,本発明はこれに限定されない。ロウデコーダ及びメモリアレイが3以上ずつの場合であっても同様に本発明は適用可能である。
【0059】
以下では,冗長回路200に特徴的な構成要素であるヒューズROM210,ロウデコーダ240−1,240−2,及びメモリアレイ250−1,250−2について説明する。なお,その他の構成要素であるカラムアドレスバッファ220,一致回路230,論理積回路270−0〜270−n,論理積回路260−0〜260−n,カラム線CL0〜CLn及び冗長カラム線RCLに関しては,上記第1の実施の形態にかかる冗長回路100におけるカラムアドレスバッファ120,一致回路230,論理積回路170−0〜170−n,論理積回路160−0〜160−n,カラム線CL0〜CLn及び冗長カラム線RCLと実質的に同様の機能を有し,実質的に同様に接続されているので説明を省略する。
【0060】
メモリアレイ250−1は,図2に示したように,複数のビット線対252−1−0〜252−1−n,252−1−Rと,これに直交し,ロウデコーダ240−1より選択されるワード線WL−1と,各ビット線対のいずれか一方とワード線WL−1との交差箇所に接続された情報を記憶するメモリセル255−1−0〜255−1−n,255−1−Rと,各ビット線対252−1−0〜252−1−n,252−1−Rに接続されメモリセル255−1−0〜255−1−n,255−1−Rからの微小信号を増幅するセンスアンプ254−1−0〜254−1−n,254−1−Rと,カラム線CL0〜CLn及び冗長カラム線RCLとロウデコーダ240−1より選択されるブロックセレクト信号BSL1を入力とする論理積回路256−1−0〜256−1−nと,論理積回路256−1−0〜256−1−nの出力により選択され,ビット線対252−1−0〜252−1−n,252−1−RとデータバスDB間とを接続するカラムスイッチ253−1−0〜253−1−n,253−1−Rとから主に構成されている。
【0061】
メモリアレイ250−1は,論理積回路256−1−0〜256−1−n,256−1−Rを備えた点で,第1の実施の形態にかかる冗長回路100におけるメモリアレイ150と異なる。カラム線CL0に対応する論理積回路256−1−0は,カラム線CL0及びブロックセレクト信号BSL1を入力とし,カラムスイッチ253−1−0に接続されている。従って,ブロックセレクト信号BSL1がロウレベルのときは,カラム線CL0は無効となる。他のカラム線CL1〜CLn及び冗長カラム線RCLに対応する論理積回路256−1−1〜256−1−n,256−1−Rについても同様である。従って,ブロックセレクト信号BSL1がロウレベルのときは,メモリアレイ250−1は活性化されない。
【0062】
また,メモリアレイ250−2の論理積回路256−2−0〜256−2−n,256−2−Rについても同様に構成され,ブロックセレクト信号BSL2が入力されている。すなわち,ブロックセレクト信号BSL2がロウレベルのときは,メモリアレイ250−2は活性化されない。かかる構成によれば,ブロックセレクト信号BSL1,BSL2によりメモリアレイ250−1,250−2を選択的に活性化することが可能である。
【0063】
以下では,図3を参照しながら,本実施の形態にかかる冗長回路200に用いられるヒューズROM210について説明する。ヒューズROM210は,第1の実施の形態にかかる冗長回路100に用いられるヒューズROM110と以下の点で異なる。すなわち,ヒューズROM110は,図3に示したように,メモリアレイ250−1,250−2に関する欠陥カラムアドレス情報を記憶するメインヒューズROM11−M,及びサブヒューズROM11−0〜11−nを有し,欠陥カラムアドレス/FA0,FA0,…,/FAn,FAnとして,メモリアレイ250−1,250−2の欠陥カラムアドレス情報を選択的に出力する点に特徴がある。
【0064】
ヒューズROM210は,欠陥セルのアドレス情報がプログラミングされているか否かの情報を記憶するメインヒューズROM11−Mと,欠陥セルのアドレスの各ビット情報を記憶するサブヒューズROM11−0〜11−nと,から主に構成されている。
【0065】
メインヒューズROM11−Mは,メモリアレイ250−1に関する情報を記憶するヒューズROMセル12−M−1とメモリアレイ250−2に関する情報を記憶するヒューズROMセル12−M−2と,から主に構成されている。なお,ヒューズROMセル12−M−1及びヒューズROMセル12−M−2は,実質的に同様の構成から成る。
【0066】
ヒューズROMセル12−M−1の第1出力と第2出力は,メインヒューズROM信号/MF0,MF0の各々に接続されている。同様にヒューズROMセル12−M−2の第1出力と第2出力はメインヒューズROM信号/MF1,MF1の各々に接続されている。
【0067】
欠陥セルのアドレス/FA0,FA0に関するビット情報を記憶するサブヒューズROM11−0は,メモリアレイ250−1に関する情報を記憶するヒューズROMセル12−M−1と,メモリアレイ250−2に関する情報を記憶するヒューズROMセル12−M−2と,論理積回路18−0−1,19−0−1,18−0−2,19−0−2と,ゲートをブロックセレクト信号BSL1より制御されるNチャネル型MOSトランジスタ(以下,「NMOS」と称する。)211−0,212−0と,ゲートをブロックセレクト信号BSL2より制御されるNMOS213−0,214−0,バッファ回路215−0,216−0と,から主に構成されている。
【0068】
ヒューズROMセル12−0−1の第1出力とメインヒューズROM信号MF0とを入力とする論理積回路18−0−1の出力は,ブロックセレクト信号BSL1をゲート入力とするNMOS211−0を介してバッファ215−0の入力に接続されている。ヒューズROMセル12−0−1の第2出力とメインヒューズROM信号MF0とを入力とする論理積回路19−0−1の出力は,ブロックセレクト信号BSL1をゲート入力とするNMOS212−0を介してバッファ216−0の入力に接続されている。
【0069】
ヒューズROMセル12−0−2の第1出力とメインヒューズROM信号MF1とを入力とする論理積回路18−0−2の出力は,ブロックセレクト信号BSL2をゲート入力とするNMOS213−0を介してバッファ215−0の入力に接続されている。ヒューズROMセル12−0−2の第2出力とメインヒューズROM信号MF1とを入力とする論理積回路19−0−2の出力は,ブロックセレクト信号BSL2をゲート入力とするNMOS214−0を介してバッファ216−0の入力に接続されている。
【0070】
バッファ215−0の出力は欠陥カラムアドレス/FA0に,バッファ216−0の出力は欠陥カラムアドレスFA0に各々接続されている。/FA1とFA1,…,及び/FAnとFAnに関するビット情報を記憶するサブヒューズROM11−1〜11−nも同様の構成をとる。
【0071】
以上のように構成されるヒューズROM210によれば,ブロックセレクト信号BSL1及びBSL2に応じてメモリアレイ250−1及び250−2に関する欠陥カラムアドレス情報を,選択的に欠陥カラムアドレス線/FA0,FA0,…,/FAn,FAnに出力することが可能である。
【0072】
以下では,メモリアレイ250−1に関してCL1が欠陥カラムアドレスとしてヒューズROM210に記憶されており,メモリアレイ250−2に関してはCL0が欠陥アドレスとしてヒューズROM210に記憶されている場合を例に,読み出し時の冗長置換動作を説明する。
【0073】
まず,メモリアレイ250−1について説明する。ワード線WL−1が活性化され,当該メモリセル255−1−0〜255−1−n,255−1−Rの情報がビット線252−1−0〜252−1−n,252−1−R上に読み出される。その後,所定のタイミングでセンスアンプ254−1−0〜254−1−n,254−1−Rが活性化され,ビット線252−1−0〜252−1−n,252−1−R上に現れた微小量の電位差が増幅される。
【0074】
ブロックセレクト信号BSL1が活性化されると,欠陥カラムアドレス線にはメモリアレイ250−1に関しての欠陥カラムアドレス情報であるCL1のアドレスが出力されるので,カラムアドレスCL1に対応する論理積回路260−1の出力261−1はハイレベルとなり,出力261−1の反転信号が入力される論理積回路270−1を不活性にする。
【0075】
一方,一致回路230の出力はハイレベルとなり,冗長カラム線RCLは活性化される。冗長カラム線RCLとブロックセレクト信号BSL1が入力される論理積回路256−1−Rの出力がハイレベルとなり,当該カラムスイッチ253−1−Rを介して,ビット線対252−1−RのデータをデータバスDB−1に転送する。
【0076】
次いで,メモリアレイ250−2について説明する。ワード線WL−2が活性化され,当該メモリセル255−2−1〜255−2−n,255−2−Rの情報がビット線252−2−0〜252−2−n,252−2−R上に読み出される。その後,所定のタイミングでセンスアンプ254−2−0〜254−2−n,254−2−Rが活性化され,ビット線252−2−0〜252−2−n,252−2−R上に現れた微小量の電位差が増幅される。
【0077】
ブロックセレクト信号BSL2が活性化されると,欠陥カラムアドレス線にはメモリアレイ250−2に関しての欠陥カラムアドレス情報であるCL0のアドレスが出力されるので,カラムアドレスCL0に対応する論理積回路260−0の出力261−0はハイレベルとなり,出力261−0の反転信号が入力される論理積回路270−0を不活性にする。
【0078】
一方,一致回路230の出力はハイレベルとなり,冗長カラム線RCLは活性化される。冗長カラム線RCLとブロックセレクト信号BSL2が入力される論理積回路256−2−Rの出力がハイレベルとなり,当該カラムスイッチ253−2−Rを介して,ビット線対252−2−RのデータをデータバスDB−2に転送する。
【0079】
本実施の形態にかかる冗長回路200によれば,カラム線CL0〜CLn及び冗長カラム線RCLが2のメモリアレイ250−1,250−2に共有される場合には,メモリアレイ毎にプログラミングされたヒューズROM210の情報をブロックセレクト信号で選択して1組の欠陥カラムアドレス線に出力することができるので,欠陥カラムアドレス線本数を低減することができ,パターン面積を小さくすることが可能である。
【0080】
以上,添付図面を参照しながら本発明にかかる冗長回路の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0081】
例えば,上記発明の第2の実施の形態では,2のメモリアレイを有する冗長回路の一例について説明したが,本発明はこれに限定されない。3以上のメモリアレイを有する冗長回路であっても同様に本発明は適用可能である。
【0082】
【発明の効果】
本発明の冗長回路によれば,ヒューズROMに欠陥カラムアドレスがいったんプログラミングされると欠陥カラム線が活性されることがないので従来の冗長回路の場合のように冗長カラム線の活性化を遅延させる必要がない。従って冗長カラム線活性化の際のアクセス遅延をなくすことが可能である。
【0083】
本発明の冗長回路によれば,カラム線が複数のメモリアレイに共有される場合には,メモリアレイ毎にプログラミングされたヒューズROMの情報をブロック選択信号で選択して1組の欠陥カラムアドレス線に出力することができるので,欠陥カラムアドレス線本数が低減できパターン面積を小さくすることが可能である。
【0084】
本発明の冗長回路によれば,上記の冗長回路の効果を併せ持つことが可能である。すなわち,冗長カラム線活性化の際のアクセス遅延をなくすことが可能であり,さらに,欠陥カラムアドレス線本数が低減できパターン面積を小さくすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる冗長回路を示す説明図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態にかかる冗長回路を示す説明図である。
【図3】図2の冗長回路に用いられるヒューズROMの説明図である。
【図4】従来の冗長回路の説明図である。
【図5】図4の冗長回路に用いられるヒューズROMの説明図である。
【図6】一致回路の説明図である。
【符号の説明】
100 冗長回路
110 ヒューズROM
111−M メインヒューズROM
111−0〜111−n サブヒューズROM
112−M,112−0〜112−n ヒューズROMセル
113−M,113−0〜113−n ヒューズ
114−M,114−0〜114−n インバータ
115−M,115−0〜115−n インバータ
116−M,116−0〜116−n PMOS
117−M,117−0〜117−n PMOS
118−M,118−0〜118−n 論理積回路
119−M,119−0〜119−n 論理積回路
120 カラムアドレスバッファ
130 一致回路
131−0〜131−n,132−0〜132−n 論理積回路
133−0〜133−n 論理和回路
134 論理積回路
135 論理積回路の出力
140 ロウデコーダ
150 メモリアレイ
152−0〜152−n,152−R ビット線対
153−0〜153−n,153−R カラムスイッチ
154−0〜154−n,154−R センスアンプ
155−0〜155−n,155−R メモリセル
160−0〜160−n 論理積回路
161−0〜161−n 論理積回路の出力ノード
170−0〜170−n 論理積回路
/FA0,FA0〜/FAn,FAn 欠陥カラムアドレス
/AY0,AY0〜/AYn,AYn カラムアドレス
CL0〜CLn カラム線
RCL 冗長カラム線
DB データバス
WL ワード線
Claims (2)
- 冗長回路において:
外部から入力されるカラムアドレスを検知増幅し,カラムアドレス信号を出力するカラムアドレスバッファと;
前記カラムアドレス信号に応じて出力線群のうちのいずれか1の出力線を選択するデコード手段と;
複数のメモリアレイブロックと;
ヒューズを切断することにより前記複数のメモリアレイブロックの欠陥カラムアドレスを記憶し,欠陥カラムアドレス信号を出力するヒューズROMと;
冗長線と接続され,前記欠陥カラムアドレスの各ビットの情報と,前記カラムアドレスの各ビットの情報とが一致するか否かを判定する一致判定手段と;
前記ヒューズROMに記憶された複数のメモリアレイブロックの欠陥カラムアドレスのうちの1のメモリアレイブロックの欠陥カラムアドレスを選択するとともに,該メモリアレイブロックのみを活性化する選択手段と,
を備えたことを特徴とする,冗長回路。 - 冗長回路において:
外部から入力されるカラムアドレスを検知増幅し,カラムアドレス信号を出力するカラムアドレスバッファと;
前記カラムアドレス信号に応じて第1の出力線群のうちのいずれか1の出力線を選択する第1のデコード手段と;
複数のメモリアレイブロックと;
ヒューズを切断することにより前記複数のメモリアレイブロックの欠陥カラムアドレスを記憶し,欠陥カラムアドレス信号を出力するヒューズROMと;
前記欠陥カラムアドレス信号に応じて第2の出力線群のうちのいずれか1の出力線を選択し,対応する前記第1のデコード手段の出力線を不活性にする第2のデコード手段と;
冗長線と接続され,前記欠陥カラムアドレスの各ビットの情報と,前記カラムアドレスの各ビットの情報とが一致するか否かを判定する一致判定手段と;
前記ヒューズROMに記憶された複数のメモリアレイブロックの欠陥カラムアドレスのうちの1のメモリアレイブロックの欠陥カラムアドレスを選択するとともに,該メモリアレイブロックのみを活性化する選択手段と,
を備えたことを特徴とする,冗長回路。
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