JP3633799B2 - Optical cable wiring method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ケーブルを配線するのに適した配線方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電力ケーブルや通信ケーブル等(以下、ケーブル類という)は、屋内の床、壁、天井や、電子機器筐体のパネル等(以下、壁面等という)に沿って配線されており、こうした配線の際には、ケーブル類を壁面等に沿わせた状態で保持しつつ配線方向を変更可能なケーブル配線具が使われている。
【0003】
また、近年、通信ケーブルとして光ケーブルを利用するケースが急速に増えている。この光ケーブルは、一般的な特性として、過度に折り曲げたりすると、伝送性能の低下を招くことがあり、更に折り曲げると、最悪の場合には、光ケーブルが折れて断線してしまうことがある。そのため、配線の際には、所定以上の曲率で湾曲させることのない様にしなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のケーブル配線具には、以下に述べる様な問題があった。従来のケーブル配線具は、主に金属線からなる電気ケーブルの配線を想定して作られていたため、上述の様な光ケーブルの配線に用いた場合に、光ケーブルの許容曲率以上に曲げられたりすることがあり、必ずしも光ケーブルの配線に適していなかった。
【0005】
具体例を挙げて説明すれば、例えば、垂直な壁から水平な天井へ折れ曲がったり、あるいは柱の角に沿って折れ曲がったりする配線経路では、従来は、エルボと呼ばれる直角に折れ曲がる通路を有するケーブル配線具を用いていたが、この様なエルボは、壁面等に極力沿うように折れ曲がっているため、光ケーブルが過度に曲げられることになり、伝送性能が低下し、最悪の場合には、光ケーブルが折れて断線してしまう恐れがあった。
【0006】
そこで、本発明は、光ケーブルを過度に折り曲げずに配線でき、伝送性能の低下や断線を防止し得る光ケーブルの配線方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、請求項1記載の光ケーブルの配線方法は、
所定角度で交差して角を形成する2つの面に対し、光ケーブルを、各面に沿わせて一方の平面から前記角を乗り越えて他方の平面へと配線する光ケーブルの配線方法において、
光ケーブルを、一方の平面に平行な面内において許容最大曲率以下の所定曲率で湾曲させて、一方の平面に平行な面内且つ他方の平面に平行な面内となる線上へ導き、更に他方の平面に平行な面内において許容最大曲率以下の所定曲率で湾曲させること
を特徴とする。
【0008】
上記請求項2に記載の光ケーブルの配線方法は、
前記2つの面が、凸に折れ曲がる角を形成していて、前記光ケーブルが、一方の平面から前記凸に折れ曲がる角を乗り越えて他方の平面へと配線されること
を特徴とする。
【0009】
上記請求項3に記載の光ケーブルの配線方法は、
前記2つの面が、凹に折れ曲がる角を形成していて、前記光ケーブルが、一方の平面から前記凹に折れ曲がる角を乗り越えて他方の平面へと配線されること
を特徴とする。
【0011】
上記請求項4に記載の光ケーブルの配線方法は、
前記光ケーブルを、許容最大曲率以下の所定曲率で湾曲させて保持可能なケーブル配線具が、前記光ケーブルを湾曲させる位置に配置され、当該ケーブル配線具によって前記光ケーブルを湾曲させて保持すること
を特徴とする。
【0012】
上記請求項5に記載の光ケーブルの配線方法は、
前記ケーブル配線具が、第1、第2の保持部を備えていて、
該第1、第2の保持部は、それぞれ、前記光ケーブルを前記許容最大曲率以下の所定曲率で湾曲させて保持可能で、該光ケーブルの両端側を、前記所定曲率以上に湾曲させずに所定角度をなす配線方向へと誘導する構造になっており、しかも、前記第1の保持部が、前記光ケーブルを、一方の平面に平行な面内で湾曲させて、一方の平面に平行な面内且つ他方の平面に平行な面内となる線上へ導くとともに、前記第2の保持部が、前記第1の保持部によって前記線上へ導かれた前記光ケーブルを、更に他方の平面に平行な面内で湾曲させる位置関係に配置された状態で、前記第1、第2の保持部が一体になっていること
を特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
上記請求項1〜請求項5に記載の光ケーブルの配線方法によれば、光ケーブルを、一方の平面に平行な面内で湾曲させて、一方の平面に平行な面内且つ他方の平面に平行な面内となる線上へ導き、更に他方の平面に平行な面内で湾曲させているので、光ケーブルが角を乗り越える様に配線できる。より具体的には、請求項2に記載の如く、前記2つの面が、凸に折れ曲がる角を形成していて、前記光ケーブルが、一方の平面から前記凸に折れ曲がる角を乗り越えて他方の平面へと配線される場合、あるいは、請求項3に記載の如く、前記2つの面が、凹に折れ曲がる角を形成していて、前記光ケーブルが、一方の平面から前記凹に折れ曲がる角を乗り越えて他方の平面へと配線される場合を考え得るが、いずれの場合においても、配線の際、各平面に平行な面内では、光ケーブルが折れ曲がらない様に緩やかに湾曲させればよく、光ケーブルは各平面から大きく離れることがない。したがって、光ケーブルを空間内に突出させずに配線が可能となり、デッドスペースを少なくすることができる。また、光ケーブルが配線面から離れないので、配線後に何らかのものを光ケーブルに引っかけたりする心配もない。したがって、折り曲げに弱い光ケーブルを使って、床から壁、壁から天井、あるいは柱の角を乗り越える様な配線を行う場合にはきわめて有用である。
【0014】
ところで、本発明の如き特徴的な経路を通して配線を行うには、上記特徴的な経路をなすダクトに光ケーブルを通したり、上記特徴的な経路に沿った位置に光ケーブルを把持可能なクランプを多数取り付けて、光ケーブルを把持させたりすることで達成できる。しかし、光ケーブルの様に、許容最大曲率が規定されている場合、光ケーブルが湾曲する部分において、許容最大曲率以下の曲率となっているか否かを、作業現場でいちいち確認するのは面倒である。その点、上記請求項4または請求項5に記載のようなケーブル配線具を用いれば便利である。
【0015】
即ち、請求項4または請求項5に記載の光ケーブルの配線方法によれば、各請求項に記載の如き特徴的なケーブル配線具によって、光ケーブルを許容最大曲率以下の所定曲率で湾曲させて保持しているので、請求項1〜請求項3に記載の如く配線を行った際に、ケーブル配線具に保持された部分で光ケーブルが折れ曲がることはない。したがって、光ケーブルを配線した場合でも、伝送性能の低下を招くことがなく、当然、光ケーブルが折れて断線してしまうこともない。なお、許容最大曲率は、配線に使用する光ケーブルの特性に応じて異なるため、数値等をもって特定することはできないが、具体例を挙げれば、比較的一般的な石英系の光ファイバとしては、許容最小曲率半径が30mmのものが知られており、この場合であれば、曲率半径を30mm以上にすることで、許容最大曲率以下の所定曲率で湾曲させたことになる。
【0029】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々なる変形が可能である。
【0030】
【実施例】
次に、本発明の実施の形態をより一層明確にするため、本発明の光ケーブルの配線方法およびその関連技術を含む実施例について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施例の内、図4,図11,図12に示した配線方法が、本発明の実施例に該当するが、本発明の実施の形態を図示の如き一例に制限するものではない。
【0031】
[第1実施例]
ケーブル配線具1は、図1(a)、同図(b)に示す通り、合成樹脂製で、1つの面が開口となる直方体状のケース3と、該ケース3の開口面を閉塞する矩形板状の蓋5と、ケース3の側面に突設された2つの筒状の連結部7、9とを備えている。なお、連結部7、9は、横断面に正方形が表れる筒状体で、その4つの側面の内、横断面コ字状となる3つの側面がケース3側に固定され、残る1つの側面が蓋5と一体に形成されている。
【0032】
これらの構成の内、ケース3は、図2(a)、同図(b)に示す通り、その内部に、内部隔壁3a〜3eにより形成される環状空間11と、ケース3の内部隔壁3b、側壁3f、および連結部7によって形成される第1の誘導通路13と、ケース3の内部隔壁3d、側壁3g、および連結部9によって形成される第2の誘導通路15とを備えている。この内、環状空間11は、ケーブルcを許容最大曲率以下の曲率でループ状に巻いて収容可能な空間で、本実施例では、石英系光ファイバの許容最小曲率半径に対応させて、内部隔壁3aの外周面の曲率半径を30mmにしてある。したがって、ループ状に巻かれたケーブルcは、これ以上の曲率で曲げられることはない。また、第1、第2の誘導通路13、15は、環状空間11とケース3の外部とを連通する通路で、収容されたケーブルcの両端側c1、c2を、前記曲率以上に湾曲させずに(即ち、実施例では、曲率半径が30mmより小さくならない様にして)、90度をなす配線方向へと誘導している。
【0033】
また、蓋5は、僅かにテーパがつけられた周側面5aを有し、ケース3の側壁3f〜3iに形成された段部17に載置する様にして取り付けられている。ケース3の段部17には、図2(c)に拡大して示す様に、周方向沿って適当な間隔で数カ所に突起17aが形成されおり、この突起17aが、同図に示す様に周側面5aとかみ合って、蓋5がケース3に対して固定される構造となっている。なお、環状空間11内には、図2(b)に示す様に、ケーブル仮止片19が突設されている。このケーブル仮止片19は、蓋5を取り外してケーブルcを環状空間11へ収納した際に、ループ状に巻かれたケーブルcを仮止めして、ケーブルcが環状空間11から飛び出すのを防止するもので、図2(a)に示す様に、環状空間11内の4ヶ所に設けられている。
【0034】
更に、連結部7は、図2(a)、同図(b)に示す通り、外周面に沿って形成された溝7aを有し、図3(a)、同図(b)に示す様に、別体のケーブル誘導部材21と連結可能となっている。ケーブル誘導部材21は、誘導通路13から導き出されたケーブルcを、所定方向へ誘導するために配置されるもので、内部にケーブルcを挿通可能な蛇腹状のダクト23と、連結部7とダクト23とをつなぐための接続部材25とからなる。接続部材25は、連結部7に形成された溝7aと係合する係合片25aを有し、係合片25aの弾性変形に伴って、ワンタッチで連結部7に取り付け可能な構造となっている。また、接続部材25は、図示の通り、軸方向両端が対称な構造とされており、ダクト23側においても、連結部7と同様の構造にてダクト23との連結がなされている。ちなみに、連結部7、ダクト23、接続部材25は、それぞれ横断面に正方形が表れる矩形筒状体で、筒の軸を中心に90度回転させる毎に互いに接続可能である。
【0035】
なお、連結部9は、配置方向を除いて、連結部7と同様に構成されているものなので、ここでは説明を省略する。
以上の様に構成されたケーブル配線具1は、図4に示す様に、屋内の床面、壁面、又は天井面等に沿ってケーブルcを配線する際に、壁面Wに取り付けられ、ケーブルcを保持しつつケーブルcの配線方向を90度変更するのに用いられる。ケーブル配線具1の壁面等への取り付けに当たっては、ネジや釘等の固定具を使っても、接着剤や両面テープ等を使ってもよい。なお、同図では、ケーブルcの配線状態を明示するために省略してあるが、通常は、ケーブル配線具1の外部では、ケーブルcは、図3に示した様なケーブル誘導部材21に通されている。また、同図では、ケーブル配線具1の配置方向が分かれば十分であるため、細部の形状等は簡略化して示してある。
【0036】
以上説明したケーブル配線具1によれば、ケーブルcの配線方向を90度変更することができ、その際、ケーブル配線具1に保持された部分でケーブルcが折れ曲がることはない。そのため、特に光ケーブルを配線する際には好適であり、光ケーブルを配線した場合でも、伝送性能の低下や断線を招かない。
【0037】
また、環状空間11にケーブルcを収容する構成としたので、例えば、芯材にケーブル類を巻き付ける構成とは異なり、ループ状に巻かれたケーブルcは、更にループの径を小さくすることができる状態で緩やかに保持されている。そのため、外的要因によってケーブルcにかかる張力が増大した様な場合には、ループの径が小さくなることにより、ケーブルcにかかるストレスが緩和される。したがって、光ケーブルを配線した場合でも、ケーブルcの断線等を招くことがない。また、環状でない空間にケーブル類を収容する構成とも異なり、ケーブルcにかかる張力が増大した様な場合でも、ループの径が過度に小さくなることはないので、折れ曲がり等を招かない。
【0038】
更に、ケース3の外部に連結部7、9を設けたので、特定構造の接続部材25を介して連結できるケーブル誘導部材21であれば、簡単に連結することができ、配線作業はきわめて容易である。
次に、別の実施例について説明する。なお、以下の実施例では、先に説明した実施例とほぼ同様に構成される箇所が多いので、差異のある部分についてのみ詳細に説明する。
【0039】
[第2実施例]
ケーブル配線具31は、図5に示す通り、第1実施例と同様に、ケーブルcを収納する環状空間33と、収容されたケーブルcの両端側c1、c2を外部へと誘導する誘導通路35、37とを有する。但し、誘導通路35、37のなす角度が270度となっている点が、第1実施例とは異なる。
【0040】
以上の様に構成されたケーブル配線具31は、例えば、図6に示す様に、90度凸に折れ曲がる様な角部Tにケーブルcを配線する際に、壁面Wに取り付けられる。このケーブル配線具31でも、第1実施例と同様の効果があり、ケーブルcの配線方向を270度変更する際に使用すれば、ケーブルcを折り曲げることなく保持することができ、張力変化によるケーブルcの断線等を招くこともない。なお、90度凹に折れ曲がる様な角部Uであれば、同図に示す様に、第1実施例のケーブル配線具1の方が適している。
【0041】
[第3実施例]
ケーブル配線具41は、図7に示す通り、第1、第2実施例と同様に、ケーブルcを収納する環状空間43と、収容されたケーブルcの両端側c1、c2を外部へと誘導する誘導通路45、47とを有する。但し、誘導通路45、47のなす角度が180度となっている点が、第1、第2実施例とは異なる。
【0042】
以上の様に構成されたケーブル配線具41は、例えば、図8に示す様に、パネルPの表から裏へと180度折れ曲がる様な配線経路にケーブルcを配線する際に、壁面Wに取り付けて使われる。このケーブル配線具41でも、第1、第2実施例と同様の効果があり、ケーブルcの配線方向を180度変更する際に使用すれば、ケーブルcを折り曲げることなく保持でき、張力変化によるケーブルcの断線等を招くこともない。
【0043】
[第4実施例]
ケーブル配線具51は、図9(a)、同図(b)に示す通り、第1〜第3実施例と同様、環状空間53と、誘導通路55、57を備え、誘導通路55、57のなす角が90度となっている点は、第1実施例と同様である。但し、このケーブル配線具51は、ケース61の側壁61a、61bにケーブル誘導片63、65を備えている。
【0044】
このケーブル誘導片63、65は、ヒンジ部63a、65aを介してケース61に連結された可動部材であり、常時は、環状空間53と誘導通路55、57との間を連通させる位置(図中ケーブル誘導片63の位置)にあり、一方、ヒンジ部63a、65aを弾性変形させつつ、操作片63b、65bをケース61内へ押し込むように操作した場合にのみ、環状空間53と誘導通路55、57との間を遮断する位置(図中ケーブル誘導片65の位置)に移動する。
【0045】
以上の様に構成されたケーブル配線具51によれば、ケーブル配線具51の内部にケーブルを導入・保持させるに当たって、まず、図示の如くケーブル誘導片65を内部へ押し込み、その上で、ケーブルを誘導通路55側から図示矢印D1方向に挿入すると、環状空間53に沿って進んできたケーブルの先端は、ケーブル誘導片65に当接しつつ、図示矢印D2方向へと進み、環状空間53を1周する。そして、ケーブルの先端が再びケーブル誘導片65の位置に到達する際に、操作片65bを押し込むのをやめ、環状空間53と誘導通路57との間を連通させておけば、今度は、ケーブルの先端が誘導通路57を通り抜けて図示矢印D3方向へと進む。
【0046】
したがって、端部にコネクタが取り付けられていない様な光ケーブルであれば、ケース本体から蓋を取り外してケーブルを収納しなくても、一方の誘導通路からケーブルを挿入するだけで、ケーブルを簡単に環状空間53内に導入できる。なお、このケーブル配線具51でも、ケーブルcを折り曲げることなく保持でき、張力変化によるケーブルcの断線等を招くことがないという効果は、第1〜第3実施例と同様である。
【0047】
[第5実施例]
ケーブル配線具71は、図10に示す通り、第1、第2の保持部73、75を備えている。第1、第2の保持部73、75は、いずれも第1実施例として示したケーブル配線具1と全く同じ構造のものであり、それぞれ、ケーブルを所定以下の曲率で湾曲させて保持可能で、そのケーブルの両端側を、前記曲率以上に湾曲させずに略直角をなす配線方向へと誘導している。また、この第1、第2の保持部73、75は、第1実施例にて示したケーブル誘導部材21(図3参照)の接続部材25を介して連結され、第1の保持部73により、配線方向を略直角に変更し、第2の保持部75により、第1の保持部73による配線方向の含まれる面に対し略垂直に配線方向を変更するように配置されている。
【0048】
以上の様に構成されたケーブル配線具71は、例えば、図11に示す様に、90度凸に折れ曲がる様な角部Tや、90度凹に折れ曲がる様な角部Uにケーブルcを配線する際に、壁面W等に取り付けられる。したがって、このケーブル配線具71でも、第1実施例又は第2実施例と同様に、ケーブルcを折り曲げることなく保持でき、張力変化によるケーブルcの断線等を招くこともない。
【0049】
特に、90度づつ2回に分けて配線方向を変更することにより、ケーブルcが配線面と平行な面内でループをなし、ケーブルcは配線面から離れることなく配線されるので、ケーブル配線具71が配線面から突出する高さは、第1、第2の保持部73、75(即ち、ケーブル配線具1)の厚さ分だけになる。したがって、第1実施例又は第2実施例のものと比べると、ケーブル配線具71が突出する空間が小さくなり、デッドスペースを少なくすることができる。また、ケーブルcが配線面から離れないので、配線後に何らかのものをケーブルcに引っかけたりする心配もない。
【0050】
以上、本発明の実施例をいくつか説明したが、本発明の具体的な構成については、上記実施例以外にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲内の種々なる態様を採用することができる。
例えば、第5実施例では、壁面からの突出を抑制し得るケーブル配線具として、第1実施例のケーブル配線具を2つ組み合わせた例を示したが、壁面からの突出を抑制するには、ケーブルを90度づつ2度に分けて配線方向を変更する構造になっていることがポイントであり、ケーブル配線具を2つ組み合わせる以外に、この様な配線がなされる様な専用構造を有するケーブル配線具でもよい。但し、第5実施例のものは、第1実施例のものを部品としているので、第1実施例のものだけを製造すれば、専用の設計品を作らなくても2通りに使えるので、工業的にはメリットがある。
【0051】
また、第5実施例では、第1実施例のケーブル配線具を2つ組み合わせてあったため、配線方向を変更する各保持部において、ケーブルをループ状に巻いて収納していたが、壁面からの突出を抑制することだけを考えれば、保持部で所定の曲率以上に湾曲させずに保持していれば、必ずしもループ状に巻いて保持していなくてもよい。特に、第5実施例のものは、内部で2度に分けて配線方向が変更されているので、第1〜第4実施例のものに比べれば、ケーブルが軸方向にずれにくく、ループ状に巻いていない状態でも問題はない。但し、ケーブルにかかるストレスを緩和するには、ループ状に巻いて保持する方が有利である。
【0052】
更に、第5実施例では、第1、第2の保持部73、75を、直管状の接続部材25を介して連結してあったので、各保持部73、75の一部が、取り付けられる壁面から僅かにはみ出していたが、例えば、柔軟に変形する蛇腹状のダクトによって、第1、第2の保持部73、75を連結すれば、各保持部73、75を壁面からはみ出さない様に取り付けることが可能である。但し、この場合、一方の保持部の誘導通路から他方の保持部の誘導通路へと延びるケーブル類が、蛇腹状のダクト内で所定の曲率以上に湾曲しない様に、保持部の位置関係及びダクトの配置経路を調整すべきである。
【0053】
また更に、実施例では、ケーブル配線具とケーブル誘導部材とを連結する構造として、特定の形状のものを例示したが、管状体の連結構造は種々知られており、本ケーブル配線具の連結部は、公知の連結構造のどれを適用してもよく、実施例のものに限らない。
【0054】
加えて、実施例では、配線方向を90度、180度、270度変更する例を示したが、必要があれば配線方向をこれら以外の角度に変更することも可能である。
更に加えて、第5実施例において、2つのケーブル配線具を接続する例を示したが、第1〜第4実施例のものは、いずれも同じ形状の連結部を有しており、第5実施例に示した組合せ以外の組合せであっても、接続部材25を介して相互に接続可能である。具体例を示せば、図12に示す様に、第1実施例のケーブル配線具1を2つと、第3実施例のケーブル配線具41を1つ組み合わせれば、第5実施例の場合と同様に、ケーブルcが配線面に平行な面でループを描く様にケーブルcを配線でき、各ケーブル配線具の壁面からの突出を抑制できる。しかも、第5実施例とは異なり、ケーブルcの配置された高さ位置が配線方向の変更に伴って変わらないので、例えば天井面と平行に配線することができるという利点がある。
【0055】
なお、第5実施例では、ケーブル配線具を使って、2つの面のなす角を乗り越えて配線する例を示したが、本発明の請求項1記載の光ケーブルの配線方法は、他の配線具を使っても実施可能である。具体例を挙げれば、所望の経路をなす形状に変形自在なフレキシブルダクトを用いて、請求項1に記載した特徴的な経路を形成して、そのダクトに光ケーブルを通したり、上記特徴的な経路に沿った位置に光ケーブルを把持可能なクランプを多数取り付けて、光ケーブルを把持させたりしてもよい。但し、光ケーブルは許容最大曲率が規定されているので、光ケーブルが湾曲する部分において、許容最大曲率以下の曲率となっているか否かを、作業現場でいちいち確認するのは面倒なので、単に保持させるだけで光ケーブルを所期の曲率にて保持できる点で、上記実施例の如きケーブル配線具は優れている。
【0056】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1〜請求項5に記載の光ケーブルの配線方法によれば、光ケーブルを折り曲げずに、2つの平面のなす角を乗り越えることができるので、その様な場所に光ケーブルの様な折り曲げに弱い光ケーブルを配線する場合であっても、伝送性能を低下させたり、断線を招いたりする恐れがない。
【0057】
特に、請求項4または請求項5に記載の光ケーブルの配線方法によれば、光ケーブルの配線方向を変更するに当たって、許容最大曲率以上に湾曲させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のケーブル配線具を示し、(a)はその平面図、(b)はその正面図である。
【図2】第1実施例のケーブル配線具を示し、(a)はそのA−A線断面図、(b)はそのB−B線断面図、(c)はC−C線部分拡大図である。
【図3】第1実施例のケーブル配線具の連結部を示し、(a)はその拡大平面図、(b)はそのD−D線断面図である。
【図4】第1実施例のケーブル配線具の使用状態を示す斜視図である。
【図5】第2実施例のケーブル配線具を示す横断面図である。
【図6】第2実施例のケーブル配線具の使用状態を示す斜視図である。
【図7】第3実施例のケーブル配線具を示す横断面図である。
【図8】第3実施例のケーブル配線具の使用状態を示す斜視図である。
【図9】第4実施例のケーブル配線具を示し、(a)はその正面図、(b)はそのE−E線断面図である。
【図10】第5実施例のケーブル配線具を示す斜視図である。
【図11】第5実施例のケーブル配線具の使用状態を示す斜視図である。
【図12】複数のケーブル配線具の組合せの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,31,41,51,71・・・ケーブル配線具、3,61・・・ケース、5・・・蓋、7,9・・・連結部、11,33,43,53・・・環状空間、13,15,35,37,45,47,55,57・・・誘導通路、21・・・ケーブル誘導部材、23・・・ダクト、25・・・接続部材、63,65・・・ケーブル誘導片、73,75・・・第1,第2保持部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wiring method suitable for wiring the optical cables.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, power cables and communication cables (hereinafter referred to as cables) have been routed along indoor floors, walls, ceilings, panels of electronic equipment casings (hereinafter referred to as wall surfaces, etc.). In wiring, a cable wiring tool is used that can change the wiring direction while holding the cables along a wall surface or the like.
[0003]
In recent years, cases of using optical cables as communication cables are rapidly increasing. As a general characteristic of this optical cable, if it is bent excessively, the transmission performance may be deteriorated, and if it is further bent, in the worst case, the optical cable may be bent and disconnected. Therefore, when wiring, it is necessary not to bend with a curvature greater than a predetermined value.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional cable wiring tool has the following problems. The conventional cable wiring tool was made assuming the wiring of electrical cables mainly made of metal wires, so when used for optical cable wiring as described above, it may be bent beyond the allowable curvature of the optical cable. And was not necessarily suitable for optical cable wiring.
[0005]
For example, in a wiring path that bends from a vertical wall to a horizontal ceiling or bends along a corner of a column, conventionally, a cable wiring having a path that bends at right angles called an elbow. However, since such elbows are bent so as to be along the walls as much as possible, the optical cable will be bent excessively, the transmission performance will deteriorate, and in the worst case the optical cable will be bent. There was a risk of disconnection.
[0006]
Accordingly, the present invention can interconnect without bending the optical cable excessively, and an object thereof is to provide a wiring method of the optical cable capable of preventing degradation or breakage of the heat transmission performance.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the optical cable wiring method according to
For two surfaces forming the corner intersects at a predetermined angle, an optical cable, overcoming the angle from one plane along a respective surfaces in the wiring method of the optical cable to be wired to the other plane,
The optical cable is bent with a predetermined curvature equal to or less than the maximum allowable curvature in a plane parallel to one plane, and guided to a line that is in a plane parallel to one plane and parallel to the other plane. It is characterized by being curved with a predetermined curvature equal to or less than the maximum allowable curvature in a plane parallel to the plane.
[0008]
The optical cable wiring method according to claim 2,
The two surfaces form a corner that bends in a convex manner, and the optical cable is wired from one plane to the other plane over the corner that bends in a convex shape.
[0009]
The optical cable wiring method according to
The two surfaces form a corner that bends into a recess, and the optical cable is wired from one plane to the other plane over the corner that bends into the recess.
[0011]
The optical cable wiring method according to claim 4 ,
A cable wiring tool capable of bending and holding the optical cable with a predetermined curvature equal to or less than an allowable maximum curvature is disposed at a position where the optical cable is bent, and the optical cable is bent and held by the cable wiring tool. To do.
[0012]
The optical cable wiring method according to
The cable wiring tool includes first and second holding portions,
Each of the first and second holding portions can hold the optical cable by bending it with a predetermined curvature equal to or less than the allowable maximum curvature, and the both ends of the optical cable can be held at a predetermined angle without bending beyond the predetermined curvature. In addition, the first holding portion curves the optical cable in a plane parallel to one plane, and is in a plane parallel to one plane and The second holding unit guides the optical cable guided onto the line by the first holding unit in a plane parallel to the other plane. The first and second holding portions are integrated in a state where the first and second holding portions are arranged in a curved positional relationship.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
According to the wiring method of the optical cable according to the
[0014]
By the way, in order to perform wiring through a characteristic path as in the present invention, an optical cable is passed through a duct forming the characteristic path, or a number of clamps capable of gripping the optical cable are attached to positions along the characteristic path. This can be achieved by holding the optical cable . However, as of the optical cable, if the maximum allowable curvature that has been defined, in the portion where the optical cable is bent, whether or not it is the allowable maximum curvature less than the curvature, it is troublesome to check one by one at the work site . In that regard, it is convenient to use a cable wiring tool as described in claim 4 or claim 5 .
[0015]
That is, according to the optical cable wiring method according to
[0029]
The embodiment of the present invention has been described above, but the present invention is not limited to this, and various modifications can be made without departing from the scope of the present invention.
[0030]
【Example】
Next, in order to further clarify the embodiment of the present invention, examples including the optical cable wiring method of the present invention and related techniques will be described with reference to the drawings. Of the embodiments described below, the wiring methods shown in FIGS. 4, 11, and 12 correspond to the embodiments of the present invention, but the embodiment of the present invention is limited to an example as illustrated. It is not a thing.
[0031]
[First embodiment]
As shown in FIGS. 1A and 1B, the
[0032]
Among these configurations, the
[0033]
The
[0034]
Further, as shown in FIGS. 2A and 2B, the connecting
[0035]
In addition, since the
As shown in FIG. 4, the
[0036]
According to the
[0037]
Moreover, since it was set as the structure which accommodates the cable c in the
[0038]
Further, since the connecting
Next, another embodiment will be described. In the following embodiment, since there are many portions configured almost in the same manner as the above-described embodiment, only the differences will be described in detail.
[0039]
[Second Embodiment]
As shown in FIG. 5, the
[0040]
For example, as shown in FIG. 6, the
[0041]
[Third embodiment]
As shown in FIG. 7, the
[0042]
For example, as shown in FIG. 8, the
[0043]
[Fourth embodiment]
As shown in FIGS. 9A and 9B, the
[0044]
The
[0045]
According to the
[0046]
Therefore, if the optical cable does not have a connector attached to the end, the cable can be easily looped by simply inserting the cable from one guide path without removing the lid from the case body and storing the cable. It can be introduced into the
[0047]
[Fifth embodiment]
As shown in FIG. 10, the
[0048]
For example, as shown in FIG. 11, the
[0049]
In particular, by changing the wiring direction in two portions of 90 degrees, the cable c loops in a plane parallel to the wiring surface, and the cable c is wired without leaving the wiring surface. The height at which 71 projects from the wiring surface is only the thickness of the first and
[0050]
Although several embodiments of the present invention have been described above, various embodiments within the scope of the present invention can be adopted as the specific configuration of the present invention in addition to the above embodiments. .
For example, in the fifth embodiment, as the cable wiring tool that can suppress the protrusion from the wall surface, an example in which two cable wiring tools of the first embodiment are combined has been shown. To suppress the protrusion from the wall surface, The point is that the direction of the wiring is changed by dividing the cable into 90 degrees by 2 degrees, and in addition to combining two cable wiring tools, the cable has a dedicated structure that allows such wiring. A wiring tool may be used. However, since the thing of 5th Example uses the thing of 1st Example as a part, if only the thing of 1st Example is manufactured, it can be used in two ways even if it does not make an exclusive design product. There is merit in particular.
[0051]
Further, in the fifth embodiment, since the two cable wiring tools of the first embodiment were combined, in each holding part that changes the wiring direction, the cable was wound and stored in a loop shape. If only the suppression of the protrusion is considered, the holding portion may not necessarily be wound in a loop shape as long as it is held without being bent beyond a predetermined curvature. In particular, since the wiring direction of the fifth embodiment is divided into two in the interior, the cable is less likely to be displaced in the axial direction compared to those of the first to fourth embodiments, and in a loop shape. There is no problem even if it is not wound. However, in order to relieve the stress applied to the cable, it is advantageous to hold it in a loop shape.
[0052]
Furthermore, in the fifth embodiment, since the first and
[0053]
Furthermore, in the embodiment, as the structure for connecting the cable wiring tool and the cable guiding member, those having a specific shape are exemplified, but various connecting structures of the tubular body are known, and the connecting portion of the cable wiring tool is known. Any of known connection structures may be applied, and the invention is not limited to the embodiment.
[0054]
In addition, in the embodiment, an example in which the wiring direction is changed by 90 degrees, 180 degrees, and 270 degrees has been described. However, if necessary, the wiring direction can be changed to other angles.
In addition, in the fifth embodiment, an example in which two cable wiring tools are connected has been shown. However, all of the first to fourth embodiments have the same shape of the connecting portion. Even combinations other than those shown in the embodiments can be connected to each other via the
[0055]
In the fifth embodiment, with the cable wire fitting, there is shown an example of wiring gets over the angle of the two surfaces, the method of wiring the optical cable according to
[0056]
【The invention's effect】
As described above, according to the optical cable of a wiring according to
[0057]
In particular, according to the method for wiring an optical cable according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a cable wiring tool of a first embodiment, wherein (a) is a plan view thereof and (b) is a front view thereof.
FIGS. 2A and 2B show the cable wiring tool of the first embodiment, wherein FIG. 2A is a cross-sectional view taken along line AA, FIG. 2B is a cross-sectional view taken along line BB, and FIG. It is.
FIGS. 3A and 3B show a connecting portion of the cable wiring tool of the first embodiment, in which FIG. 3A is an enlarged plan view and FIG. 3B is a cross-sectional view taken along line DD.
FIG. 4 is a perspective view showing a usage state of the cable wiring tool of the first embodiment.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a cable wiring tool of a second embodiment.
FIG. 6 is a perspective view showing a usage state of the cable wiring tool of the second embodiment.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a cable wiring tool of a third embodiment.
FIG. 8 is a perspective view showing a usage state of the cable wiring tool of the third embodiment.
9A and 9B show a cable wiring tool of a fourth embodiment, in which FIG. 9A is a front view thereof, and FIG.
FIG. 10 is a perspective view showing a cable wiring tool of a fifth embodiment.
FIG. 11 is a perspective view showing a usage state of the cable wiring tool of the fifth embodiment.
FIG. 12 is a perspective view showing an example of a combination of a plurality of cable wiring tools.
[Explanation of symbols]
1, 31, 41, 51, 71 ... cable wiring tool, 3, 61 ... case, 5 ... lid, 7, 9 ... connecting part, 11, 33, 43, 53 ... annular Space, 13, 15, 35, 37, 45, 47, 55, 57 ... guide passage, 21 ... cable guide member, 23 ... duct, 25 ... connection member, 63, 65 ...
Claims (5)
光ケーブルを、一方の平面に平行な面内において許容最大曲率以下の所定曲率で湾曲させて、一方の平面に平行な面内且つ他方の平面に平行な面内となる線上へ導き、更に他方の平面に平行な面内において許容最大曲率以下の所定曲率で湾曲させること
を特徴とする光ケーブルの配線方法。For two surfaces forming the corner intersects at a predetermined angle, an optical cable, overcoming the angle from one plane along a respective surfaces in the wiring method of the optical cable to be wired to the other plane,
The optical cable is curved with a predetermined curvature equal to or less than the maximum allowable curvature in a plane parallel to one plane, and is guided to a line that is in a plane parallel to one plane and parallel to the other plane. A method of wiring an optical cable, wherein the optical cable is curved with a predetermined curvature equal to or less than an allowable maximum curvature in a plane parallel to a plane.
を特徴とする請求項1に記載の光ケーブルの配線方法。The said two surfaces form the angle | corner which bends convexly, The said optical cable is wired over the angle | corner which bend | folds the said convex from one plane to the other plane. Optical cable wiring method.
を特徴とする請求項1に記載の光ケーブルの配線方法。The said two surfaces form the angle | corner which bends in a concave, The said optical cable is wired to the other plane over the angle | corner which bends in the said concave from one plane. Optical cable wiring method.
を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の光ケーブルの配線方法。A cable wiring tool capable of bending and holding the optical cable with a predetermined curvature equal to or less than an allowable maximum curvature is disposed at a position where the optical cable is bent, and the optical cable is bent and held by the cable wiring tool. The optical cable wiring method according to any one of claims 1 to 3 .
該第1、第2の保持部は、それぞれ、前記光ケーブルを前記許容最大曲率以下の所定曲率で湾曲させて保持可能で、該光ケーブルの両端側を、前記所定曲率以上に湾曲させずに所定角度をなす配線方向へと誘導する構造になっており、しかも、前記第1の保持部が、前記光ケーブルを、一方の平面に平行な面内で湾曲させて、一方の平面に平行な面内且つ他方の平面に平行な面内となる線上へ導くとともに、前記第2の保持部が、前記第1の保持部によって前記線上へ導かれた前記光ケーブルを、更に他方の平面に平行な面内で湾曲させる位置関係に配置された状態で、前記第1、第2の保持部が一体になっていること
を特徴とする請求項4に記載の光ケーブルの配線方法。The cable wiring tool includes first and second holding portions,
Each of the first and second holding portions can hold the optical cable by bending it with a predetermined curvature equal to or less than the allowable maximum curvature, and the both ends of the optical cable can be held at a predetermined angle without bending beyond the predetermined curvature. In addition, the first holding portion curves the optical cable in a plane parallel to one plane, and is in a plane parallel to one plane and The second holding unit guides the optical cable guided onto the line by the first holding unit in a plane parallel to the other plane. 5. The optical cable wiring method according to claim 4 , wherein the first and second holding portions are integrated in a state in which the first and second holding portions are arranged in a curved positional relationship.
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