JP3633001B2 - Cleaning method for biological filtration device - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、浮上性の濾材を充填した濾層に上向流で通液して処理を行う生物濾過装置の洗浄方法、特に濾層の中間部に散気装置を設けた生物濾過装置の洗浄方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
浮上性の濾材を充填して生物膜を形成し、その濾層に被処理液を通液して処理する生物濾過装置は、活性汚泥法などの汚泥を浮遊方式で保持するものに比べて、槽内に高濃度の生物を保持できるため、効率のよい処理を行うことができる。このような生物濾過装置では、濾層の下部から散気する場合は、全層を好気部として有機物等の分解を行うことができるが、中間に散気装置を設ける場合は、上部は好気部として有機物の分解や硝化を行い、下部は嫌気部として脱窒または脱リンのための嫌気処理を行うことができる。
【0003】
ところで生物濾過装置では、SSの捕捉や生物膜の成長によって濾層が閉塞するため、濾層の洗浄が必要であるが、特に中間に散気装置を有する場合は下部の嫌気部の閉塞が激しく洗浄が困難である。
従来このような生物濾過装置の洗浄方法として、濾層の閉塞によって圧損が上昇した場合、装置下部のドレンバルブを開いて下向流で洗浄水を流すことにより、濾層を展開させ、この間連続的または間欠的に濾層の下部から散気して濾層をほぐし洗浄を行う方法が提案されている(例えば特開平5−96292号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに生物濾過装置においては、被処理液の分配を均一化するため、あるいは逆洗時の展開空間を確保するために、濾層の下部に相当のスペースが形成されているため、従来の洗浄方法のように通水停止後直ちに下向流による逆洗操作に入ると、濾層下部のスペースに充満している被処理液をそのまま排出することになり、洗浄水の量が増大する。また濾層の閉塞が激しい場合、特に中間に散気装置を設けて下部に嫌気部を形成する場合は、過剰の生物膜の剥離が困難であり、下向流による逆洗、あるいはこれに散気を併用しても生物膜の剥離は徐々にしか行われず、洗浄時間が長くなるとともに、洗浄水量も多くなる。このほか好気部と嫌気部を有する濾層を展開した状態で散気すると、好気部と嫌気部の濾材が激しく混合され、通液再開時に正常な処理を行うことができないなどの問題点がある。
【0005】
本発明の目的は、上記問題点を解決するため、生物膜を効率よく剥離し、少ない洗浄水量で短時間に濾層を洗浄することができる生物濾過層の洗浄方法を提案することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、浮上性の粒状濾材を充填して生物膜を形成した濾層に、被処理液を上向流で通液して処理を行う生物濾過装置の洗浄方法において、
浮上性の粒状濾材を上から支持して濾層を形成し、
濾層を上から支持した状態で実質的に通液を停止し、濾層の下部から散気を行って、濾層を固定した状態で濾材に付着した生物膜を剥離した後、
濾層下部から水抜きしながら、洗浄水を下向流で通水して濾層を展開させ逆洗する
ことを特徴とする生物濾過装置の洗浄方法である。
【0007】
本発明において使用する濾材は浮上性の粒状濾材であって、表面に汚泥を付着させて生物膜を形成できるものであればよく、比重0.01〜0.9、好ましくは0.03〜0.5、粒径1〜30mm、好ましくは2〜10mmのものが望ましい。材質としては制限はないが、発泡ポリスチレン、ポリオレフィン等のプラスチック発泡粒子が好ましい。
【0008】
本発明で洗浄の対象とする生物濾過装置は、上記のような浮上性の粒状濾材を上から支持して充填して濾層を形成し、濾材表面に生物膜を形成して被処理液を上向流で通液して処理を行うように構成した濾過装置である。生物膜は濾層に被処理液を導入して、処理時と同じ条件に維持することにより自然発生的に形成される。
【0009】
生物濾過装置としては、被処理液が好気性下に処理されるもの、嫌気性下に処理されるもの、あるいは好気および嫌気性下に処理されるものなど、任意のものが洗浄の対象となるが、特に嫌気性下に処理される場合を含む生物濾過装置が洗浄対象として適している。好気性下に処理されるものは、通常散気が行われるから、下向流による逆洗によって容易に濾床の洗浄が行われるが、嫌気性下に処理するものは濾層の閉塞が激しく、下向流による逆洗だけでは洗浄が困難であるから空気逆洗を併用することによって洗浄が容易になるためである。もちろん好気性下で処理を行うものでも、通常より激しく散気することにより空気逆洗が行われるから、本発明の洗浄が適用できる。
【0010】
嫌気部を含む生物濾過装置としては、全層を嫌気部とするものも洗浄対象となるが、濾層の中間部に散気装置を設けて散気することにより、散気装置より上部に好気部を形成し、下部に嫌気部を形成するものが洗浄対象として特に適している。このような装置では上部の好気部では有機物の分解または硝化を行い、下部の嫌気部では脱窒および/または脱リンのための嫌気処理を行うように構成される。
このような嫌気部を含む生物濾過装置では、処理の継続により濾層が閉塞して通液が困難になるので、逆洗が行われるが、洗浄水の下向流通水による水逆洗のみでは閉塞した濾層の洗浄は困難である。
【0011】
そこで本発明では洗浄操作として、まず実質的に通液を停止した状態で濾層下部から散気を行うことにより、濾材に付着した生物膜を剥離し、剥離した汚泥の少なくとも一部を濾層下部の水層に移行させる。このとき実質的に通液を停止することにより、濾層を固定した状態で生物膜の剥離のみを行うことができる。このような操作は好気部のみからなる濾層に対しても行うことができるが、この場合は処理時の散気よりも多量の通気を行う必要がある。
このような散気により剥離する生物膜は、汚泥として下部水層に移行して分散または沈降する。散気は空気線速度10m/hr以上、好ましくは12〜20m/hrで1〜30分間、好ましくは5〜15分間行うことにより、過剰の生物膜が剥離して下部液層に移行する。
【0012】
散気を停止したのち、0.5〜20分間、好ましくは1〜15分間、静止時間を設けて汚泥を沈降させるのが好ましいが、汚泥の沈降性が悪い場合、その他沈降が不要の場合はこの操作を省略することができる。
その後濾過装置の下部から水抜きしながら、洗浄水を下向流で通水して濾層を展開させて逆洗する。これにより先に下部液層に移行した剥離汚泥が排出されるとともに、濾層が展開してさらに剥離が行われ、濾層内に存在する剥離汚泥は洗浄水により押し流され、濾層の洗浄が行われる。このとき濾層の乱れが少ない状態で洗浄が行われ、嫌気部と好気部の濾材が激しく混合することはない。洗浄水は濾層上部に存在する水層がそのまま利用されるが、必要によりさらに処理水その他の水を供給して洗浄を行うことができる。洗浄水の流速は20〜70m/hr、好ましくは40〜60m/hr、洗浄時間は汚泥の排出に必要な時間であるが、一般的には0.5〜20分間、好ましくは0.5〜10分間である。
【0013】
上記の水逆洗のための通水を停止すると、濾材は浮上して濾層を形成するので、必要により洗浄水を上向流で通水して洗浄した後、被処理液を上向流で通液して生物濾過を再開する。処理の継続により圧損が上昇した後は同様に洗浄を行い、このような操作を繰り返す。
上記の洗浄操作では、水逆洗のみの場合と比較して汚泥の排出パターンが早まるため、洗浄水量および洗浄時間が少なくなり、圧損の回復度が大きい。また上記の散気は濾層の下部の汚泥の剥離に対して特に効果が大きいため、上部濾層の閉塞を完全に解除できない場合があるが、この点を解決するためには、水逆洗の時間を長くしたり、散気−水逆洗を繰返したり、あるいは水逆洗時に中間の散気装置から散気を行う等の方法を採用することができる。
【0014】
【実施例】
以下、本発明を図面の実施例により説明する。
図1は実施例における生物濾過装置を示す断面図である。
図1において、1は濾過塔であって、内部に発泡ポリスチレン、ポリエチレン等の浮上性の粒状濾材を充填して濾層2が形成され、多孔性の支持板3で上から支持されている。濾層2の中間部には処理用の散気装置4が配置されて給気路5に連絡し、濾層2の上部に好気部2a、下部に嫌気部2bが形成されている。濾層2の下方には下部液層6が形成されて、被処理液路7が連絡し、その下部には洗浄用の散気装置8が設けられて、給気路9に連絡している濾過塔1の底部には洗浄排液路11が連絡している。濾層2の上方には上部液層12が形成されて、処理液路13および洗浄水路14が連絡し、また循環液路15が被処理液路7を介して下部液層6に連絡している。
【0015】
上記生物濾過装置において、濾過塔1に浮上性の粒状濾材を導入すると、濾材は浮上して支持板3に支持され濾層2が形成される。そして給気路5から給気して散気装置4から散気すると、濾層2の上部に好気部2aが形成され、下部には嫌気部2bが形成される。この状態で被処理液路7から被処理液を導入し、濾層2内を上向流で通液すると、嫌気部2bには嫌気処理用の生物膜が形成され、好気部2aには好気処理用の生物膜が形成され、それぞれの処理が行われる。
【0016】
図1の実施例は硝化脱窒を行う例を示しており、窒素含有被処理液について好気部2aで残留するBOD除去および硝化を行い、その処理液の一部を循環液路15から下部液層6に循環して嫌気部2bで脱窒およびBOD除去を行う。処理液は処理液路13から排出される。
脱リンを行う場合は、循環液路15の代りに好気部2aの上部から嫌気部2bの下部に濾材循環路を連絡し、濾材を循環させることにより、嫌気部を脱リンのための嫌気処理として利用することができる。
【0017】
上記の処理を継続すると生物膜が生長して濾層2が閉塞し、圧損が上昇する。この傾向は嫌気部2bにおいて著しい。そこで濾層2の洗浄に移り、被処理液路7および循環液路15からの給液および給気路5からの給気を停止して濾層2の通液および散気を停止し、給気路9から給気して散気装置8から散気し、濾層2についた生物膜を剥離して下部液層6に移行させる。このとき散気装置5からの散気も行ってもよい。
所定時間散気して生物汚泥を剥離した後、必要により静置して剥離汚泥を沈降させる。
【0018】
その後洗浄排液路11から排液して、下部液層6から剥離汚泥を含む排液を排出するとともに、上部液層12の処理液を下向流で通液して、濾層2を展開させ逆洗する。上部液層12の処理液が洗浄水として不足する場合は洗浄水路14から洗浄水を補給する。下向流による水逆洗により、先に剥離した汚泥および新たに剥離した汚泥は洗い流され、このとき散気装置8からの散気を停止することにより、好気部2aと嫌気部2bの混合は防止される。好気部2aの閉塞が激しいときは水逆洗のときに散気装置4からの散気を行うことができ、これによっても好気部2aと嫌気部2bの混合は少ない。
【0019】
上記の水逆洗を所定時間行った後、洗浄水路14からの給水と、洗浄排液路11からの排液を停止すると、濾材は浮上して濾層2が形成され、再び給気路5からの給気、被処理液路7からの給液、循環液路15からの循環を行って処理を再開し、この操作を繰り返す。
【0020】
試験例
図1において、断面積0.5m2の濾過塔1に、粒径3.5mm、比重0.03g/cm3の発泡ポリスチレンからなる浮上性粒状濾材を充填し、好気部2aが2m、嫌気部2bが1mの濾層2を形成し、下部液層6は1m、上部液層12は0.6mとした。この濾過塔1にpH7.1、BOD 550mg/l、NH4 + 105mg−N/l、NO3 − 2mg−N/l、SS 97mg/lの被処理液を上向流で通液し、嫌気部2bあたりBOD負荷5kg/m3・day、好気部2aあたり硝化負荷0.6kg/m3・day、嫌気部2bあたり脱窒負荷1.1kg/m3・day、処理液目標値としてT−N 10mg−N/l、BOD 10mg/l、SS 10mg/lの処理条件で処理を行った。
【0021】
圧損が2mに達した時点で、通液停止と同時にLV50m/hrで下向流通水による水逆洗を5分間行った場合(比較例1)、その後の濾過継続時間は約8時間であった。その後運転条件を変えず、水逆洗の前に散気装置8からLV15m/hrで5分間散気し、5分間静置した場合(実施例1)、図2に示すように汚泥排出パターンが早くなったため、水逆洗の時間は2.5分間とした。圧損が2mに達した時点で逆洗を行うようにしたところ、濾過継続時間は約10.5時間になった。この場合の1日あたりの逆洗水量は比較例1の62%減となった。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、浮上性の粒状濾材を上から支持して濾層を形成し、濾層を上から支持した状態で実質的に通液を停止し、濾層下部から散気して、濾層を固定した状態で生物膜を剥離した後、洗浄水を下向流で通水して濾層を展開させ逆洗するようにしたので、生物汚泥を効率よく剥離し、少ない洗浄水量で短時間に濾層を乱すことなく洗浄することができ、これにより濾過時間を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における生物濾過装置の断面図である。
【図2】試験例の結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 濾過塔
2 濾層
2a 好気部
2b 嫌気部
3 支持板
4、8 散気装置
5、9 給気路
6 下部液層
7 被処理液路
11 洗浄排液路
12 上部液層
13 処理液路
14 洗浄水路
15 循環液路[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a cleaning method for a biological filtration device in which an upward flow is passed through a filter layer filled with a floatable filter medium, and in particular, a biological filtration device provided with an air diffuser in the middle of the filter layer It is about the method.
[0002]
[Prior art]
The biofiltration device that forms a biofilm by filling a floating filter medium and passes the liquid to be treated through the filter layer for treatment, compared to the one that retains sludge such as the activated sludge method in a floating manner, Since a high concentration of organisms can be held in the tank, efficient treatment can be performed. In such a biological filtration device, when the air is diffused from the lower part of the filter layer, the organic matter can be decomposed with the whole layer as the aerobic part, but when the air diffuser is provided in the middle, the upper part is preferred. An organic substance is decomposed or nitrified as an air part, and an anaerobic process for denitrification or dephosphorization can be performed at the lower part as an anaerobic part.
[0003]
By the way, in the biofiltration device, the filter layer is blocked by the capture of SS or the growth of the biofilm, so that the filter layer needs to be washed. However, particularly when an aeration device is provided in the middle, the lower anaerobic part is severely blocked. It is difficult to clean.
Conventionally, as a cleaning method for such a biological filtration device, when the pressure loss increases due to the clogging of the filter layer, the filter layer is developed by opening the drain valve at the bottom of the device and flowing the wash water in a downward flow, and continuously There has been proposed a method in which air is intermittently or intermittently diffused from the lower part of the filter layer to loosen the filter layer and perform cleaning (for example, JP-A-5-96292).
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the biological filtration apparatus, in order to make the distribution of the liquid to be treated uniform or to secure a development space at the time of backwashing, a considerable space is formed at the lower part of the filter layer. Thus, when the backwashing operation by the downward flow is started immediately after the water flow is stopped, the liquid to be treated filled in the space below the filter layer is discharged as it is, and the amount of the washing water increases. Also, if the filter layer is severely clogged, especially if an aeration device is provided in the middle and an anaerobic part is formed in the lower part, it is difficult to peel off the excess biofilm, and backwashing by downward flow or scattering to this will be difficult. The biofilm is peeled only gradually even if the gas is used together, and the cleaning time becomes longer and the amount of cleaning water increases. In addition, if the filter layer having an aerobic part and an anaerobic part is diffused, the filter medium in the aerobic part and the anaerobic part is vigorously mixed, and normal processing cannot be performed when liquid flow is resumed. There is.
[0005]
In order to solve the above problems, an object of the present invention is to propose a method for cleaning a biofiltration layer that can efficiently peel a biofilm and clean the filter layer in a short time with a small amount of cleaning water.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a method for cleaning a biological filtration apparatus in which a liquid to be treated is passed in an upward flow through a filter layer formed by filling a floating particulate filter medium to form a biofilm,
Supporting the floating particulate filter medium from above, forming a filter layer,
After substantially stopping the flow with the filter layer supported from above , performing aeration from the bottom of the filter layer, and peeling the biofilm attached to the filter medium with the filter layer fixed ,
A washing method for a biological filtration device, wherein the washing water is passed in a downward flow while draining water from the lower part of the filtration layer, and the filtration layer is developed and backwashed.
[0007]
The filter medium used in the present invention is a floating granular filter medium that can form a biofilm by adhering sludge to the surface, and has a specific gravity of 0.01 to 0.9, preferably 0.03 to 0. 5 and a particle diameter of 1 to 30 mm, preferably 2 to 10 mm are desirable. The material is not limited, but plastic expanded particles such as expanded polystyrene and polyolefin are preferable.
[0008]
The biological filtration device to be cleaned in the present invention supports and floats the above floating particulate filter material from above to form a filter layer, forms a biological film on the surface of the filter material, and forms a liquid to be treated. It is the filtration apparatus comprised so that it might flow and process by an upward flow. The biofilm is spontaneously formed by introducing the liquid to be treated into the filter layer and maintaining the same conditions as in the treatment.
[0009]
As the biological filtration apparatus, any liquid to be treated can be cleaned, such as a liquid to be treated being aerobic, a liquid to be treated anaerobically, or a liquid to be treated aerobically and anaerobically. However, a biological filtration device including a case where the treatment is performed under anaerobic condition is particularly suitable as a cleaning target. In the case of processing under aerobic condition, since the aeration is usually performed, the filter bed is easily washed by backwashing by downward flow, but in the case of processing under anaerobic condition, the filter layer is severely clogged. This is because cleaning is difficult only by backwashing by downward flow, and cleaning is facilitated by using air backwashing together. Of course, even if the treatment is performed under aerobic condition, the air backwashing is performed by diffusing more intensely than usual, so that the cleaning of the present invention can be applied.
[0010]
Biological filtration devices that include anaerobic parts are also subject to cleaning, although the entire layer is an anaerobic part. An object that forms an air part and an anaerobic part in the lower part is particularly suitable as an object to be cleaned. Such an apparatus is configured to decompose or nitrify organic matter in the upper aerobic part and to perform anaerobic treatment for denitrification and / or dephosphorization in the lower anaerobic part.
In a biological filtration apparatus including such an anaerobic part, the filtration layer becomes clogged by the continuation of processing and it becomes difficult to pass the liquid, so back washing is performed, but only water back washing with downward flowing water of washing water is performed. Cleaning the clogged filter layer is difficult.
[0011]
Therefore, in the present invention, as a washing operation, first, by performing aeration from the lower part of the filter layer in a state in which the liquid flow is substantially stopped, the biological film attached to the filter medium is peeled off, and at least a part of the peeled sludge is filtered. Move to lower water layer. At this time, by substantially stopping the liquid flow, only the biofilm can be peeled while the filter layer is fixed. Such an operation can be performed on a filter layer composed of only an aerobic part, but in this case, it is necessary to ventilate a larger amount than the air diffused during the treatment.
The biofilm that peels off due to such aeration moves to the lower water layer as sludge and is dispersed or settled. Aeration is carried out at an air linear velocity of 10 m / hr or more, preferably 12 to 20 m / hr for 1 to 30 minutes, preferably 5 to 15 minutes, whereby the excess biofilm is peeled off and transferred to the lower liquid layer.
[0012]
After stopping the aeration, it is preferable to set the sludge for 0.5 to 20 minutes, preferably 1 to 15 minutes, so that the sludge is settled. This operation can be omitted.
Then, while draining water from the lower part of the filtration device, the wash water is passed in a downward flow to develop the filter layer and backwash. As a result, the exfoliated sludge previously transferred to the lower liquid layer is discharged, and the filter layer is developed and further exfoliated. The exfoliated sludge present in the filter layer is washed away by the washing water, and the filter layer is washed. Done. At this time, washing is performed in a state where the disturbance of the filter layer is small, and the filter medium in the anaerobic part and the aerobic part is not vigorously mixed. As the washing water, the water layer present at the upper part of the filter layer is used as it is, but if necessary, washing can be performed by further supplying treated water and other water. The flow rate of the washing water is 20 to 70 m / hr, preferably 40 to 60 m / hr, and the washing time is a time required for discharging sludge, but generally 0.5 to 20 minutes, preferably 0.5 to 10 minutes.
[0013]
When the water flow for the above water backwashing is stopped, the filter medium floats and forms a filter layer. If necessary, wash the water in an upward flow and wash it. Pass the fluid through to resume biofiltration. After the pressure loss increases due to the continuation of the treatment, washing is performed in the same manner, and such an operation is repeated.
In the above washing operation, the sludge discharge pattern is accelerated as compared with the case of only water back washing, so the amount of washing water and washing time are reduced, and the degree of pressure loss recovery is large. In addition, the above-mentioned aeration is particularly effective for the removal of sludge at the bottom of the filter layer, so the clogging of the upper filter layer may not be completely removed. It is possible to adopt a method such as extending the time of the aeration, repeating aeration-water backwashing, or performing aeration from an intermediate aeration device at the time of water backwashing.
[0014]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a biological filtration device in an embodiment.
In FIG. 1,
[0015]
In the above biological filtration apparatus, when a floating particulate filter medium is introduced into the
[0016]
The embodiment of FIG. 1 shows an example in which nitrification denitrification is carried out. BOD remaining in the
When dephosphorization is performed, the anaerobic part is anaerobic for dephosphorization by connecting the filter medium circulation path from the upper part of the
[0017]
When the above treatment is continued, the biofilm grows, the
After aeration for a predetermined time to peel off the biological sludge, it is allowed to stand as necessary to settle the peeled sludge.
[0018]
Thereafter, the liquid is drained from the cleaning
[0019]
After the above water backwashing is performed for a predetermined time, when the water supply from the cleaning
[0020]
Test Example In FIG. 1, a
[0021]
When the pressure loss reached 2 m, when water backwashing with downward circulating water was performed at LV50 m / hr for 5 minutes at the same time as the stoppage of liquid flow (Comparative Example 1), the subsequent filtration duration was about 8 hours. . After that, if the operating conditions are not changed and the air diffuser 8 diffuses air at LV15 m / hr for 5 minutes before standing back for 5 minutes and then left to stand for 5 minutes (Example 1), the sludge discharge pattern is as shown in FIG. Since it became early, the time of water backwashing was set to 2.5 minutes. When backwashing was performed when the pressure loss reached 2 m, the filtration duration was about 10.5 hours. In this case, the amount of backwash water per day was 62% lower than that of Comparative Example 1.
[0022]
【The invention's effect】
According to the present invention, a floatable particulate filter medium is supported from above to form a filter layer, the liquid passage is substantially stopped while the filter layer is supported from above , and air is diffused from the bottom of the filter layer . After peeling off the biofilm with the filter layer fixed , the wash water was passed in a downward flow to expand the filter layer and backwash, so the biological sludge was peeled off efficiently and with a small amount of washing water. The filter layer can be washed in a short time without disturbing the filter layer, thereby increasing the filtration time.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a biological filtration device in an embodiment.
FIG. 2 is a graph showing the results of a test example.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (1)
浮上性の粒状濾材を上から支持して濾層を形成し、
濾層を上から支持した状態で実質的に通液を停止し、濾層の下部から散気を行って、濾層を固定した状態で濾材に付着した生物膜を剥離した後、
濾層下部から水抜きしながら、洗浄水を下向流で通水して濾層を展開させ逆洗する
ことを特徴とする生物濾過装置の洗浄方法。In the cleaning method of the biological filtration apparatus in which the liquid to be treated is passed in an upward flow through the filter layer formed by filling the floating particulate filter medium to form a biofilm,
Supporting the floating particulate filter medium from above, forming a filter layer,
After substantially stopping the flow with the filter layer supported from above , performing aeration from the bottom of the filter layer, and peeling the biofilm attached to the filter medium with the filter layer fixed ,
A washing method of a biological filtration device, wherein washing water is passed in a downward flow while draining water from a lower part of the filtration layer, and the filtration layer is developed and backwashed.
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