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JP3633089B2 - Hair set equipment - Google Patents

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JP3633089B2
JP3633089B2 JP07793496A JP7793496A JP3633089B2 JP 3633089 B2 JP3633089 B2 JP 3633089B2 JP 07793496 A JP07793496 A JP 07793496A JP 7793496 A JP7793496 A JP 7793496A JP 3633089 B2 JP3633089 B2 JP 3633089B2
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美樹 磯貝
治樹 松尾
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博允 井上
安広 佐藤
健之 今井
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D2200/00Details not otherwise provided for in A45D
    • A45D2200/20Additional enhancing means
    • A45D2200/207Vibration, e.g. ultrasound

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  • Brushes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は毛髪に巻きぐせをつけたり伸ばしたりするヘアセットのための新規なヘアセット装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ヘアセットのための装置としてヘアドライヤーやヘアアイロン、ヘアカール器等各種のものがあるが、これらは毛髪に熱を加えて熱の作用でセットするものである点で共通している。毛髪のカールしている状態やストレートな状態は毛髪内の弱い結合である水素結合によって保たれているとともにこの水素結合状態を変更することによって毛髪の上記状態を変えることができるものであり、水素結合は熱によって切れたりずれたりするために、熱を毛髪に加えることでヘアセットを行えるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし毛髪に熱を加えると、髪の水分量の極端な減少や髪の蛋白質の変性によってどうしても毛髪が傷んでしまい、枝毛になりやすくなったり、髪が切れやすくなったり、髪が変色してしまうという問題を有している。毛髪の加熱に際して毛髪を湿潤させておくことで毛髪の傷みを少なくすることはできるが、毛髪をヘアセットに必要な温度にまで加熱していることにかわりはなく、上記問題点を依然としてかかえている。
【0004】
本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、その目的とするところは毛髪を傷めることなくセットすることができるヘアセット装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
超音波領域で振動を行う振動体に毛髪を接触させることで毛髪に振動を与えれば、その理由は定かではないものの、熱を加えた場合と同様にヘアセットを行うことができる。すなわち、図1(a)に示すように超音波領域での振動を行う振動体1に毛髪2を接触させるとともに毛髪2に接触時の形状をしばし維持させたならば、図1(b)に示すように、振動体1を外した後も毛髪2は振動体1に接触させていた時の形状を保持するものとなる。なお、超音波振動を毛髪に加えた場合には毛髪に摩擦熱が生じるが、超音波振動を毛髪に与えた場合、毛髪に熱を加える場合に比して毛髪温度が15℃以上低い温度でヘアセットすることができることから、ヘアセットができる理由が上記摩擦熱でないことは明らかであり、超音波振動そのものが上記水素結合に作用するためと考えられる。
【0006】
超音波振動を行う振動体に毛髪を接触させるにあたっては、振動体に毛髪を巻き付ける、毛髪に振動体をなでつける、振動体に毛髪を押さえ付けるといった手法を用いることができ、特に毛髪に振動体をなでつけるにあたっては毛髪にテンションを加えておくことが有効であり、振動体に毛髪を押さえ付ける場合にはこの状態で振動体を毛髪に添って移動させることがストレートヘアへのセットに際して有効である。
【0007】
本発明に係るヘアセット装置は上記新規な知見に基づくもので、超音波振動発生手段とこの超音波振動発生手段によって超音波領域での振動を行う振動体とを備え、振動体は毛髪の接触により毛髪に超音波振動を付加して毛髪に癖付けを行う接触面を備えているとともに、振動体はその接触面の一部から超音波振動を減衰させる振動減衰部材を突出させていることに特徴を有している。振動体の接触面に毛髪を接触させることで毛髪に超音波領域の振動を与えることで癖付けを行うことができる。また振動減衰部材を突出させているために、振動体が指や皮膚に直接触れることを防ぐことができて、振動体が皮膚や指に接触した場合の火傷の発生の虞れを少なくすることができる。
振動体としては、毛髪の巻き付け面である外周面が毛髪との接触面となっているもの、振動体の外周面の接触面に毛髪を押さえ付ける押さえ体を備えたもの、一面が接触面となっている平板状であり、該接触面に毛髪を押さえ付ける押さえ体を備えているものなどを好適に使用することができ、上記押さえ体には振動体を備えた本体部に枢着されたものを好適に用いることができる。
【0008】
振動体は毛髪が接触する接触面と直交する方向に振動を行うものであることが望ましく、この場合、超音波振動発生手段としてリング状振動子を好適に用いることができるが、振動方向は上記方向に限定されるものではない。
【0009】
このほか、振動体の毛髪との接触面を凹凸面としたり、上記接触面に振動伝達媒体を配したりしてもよく、振動伝達媒体を用いる場合には振動体に振動伝達媒体を保持する保持部材を設けたり、振動体を多孔質金属で形成して振動体自体が保持部材となるようにするとよい。
【0010】
振動体を回転自在とするとともに該回転に対して負荷抵抗を加えておくことも望ましく、特に負荷抵抗を越える力に対して振動体の回転を自由とするクラッチ機構を設けておくのも望ましい。
振動体の毛髪との接触面の断面形状を複数の曲率の合成曲線としておいたり、振動体の一部を覆って振動体の毛髪との接触面に接する毛髪の接触角度を規制するカバーを設けたり、振動体の毛髪との接触面に振動伝達性を有するブラシ型の突起を設けたりしてもよく、更には振動伝達性を有するブラシ型突起は振動体の毛髪との接触面の所定エリアに設け、他のエリアには振動減衰性のブラシ型突起を設けるのもよい。
【0011】
上記のブラシ型の突起は振動体に着脱自在とされた部材の表面に設けるようにしてもよく、この場合の振動体に着脱自在とされた部材と振動体との間には振動伝達媒体を配するとよい。
振動発生の制御については、振動体の温度乃至振動体の接触面に接触する毛髪の温度を検出するセンサと、センサの検出結果に応じて振動発生を制御する制御手段とを備えたものとしたり、振動体の接触面に接触する毛髪の水分量を検出するセンサと、センサの検出結果に応じて振動発生を制御する制御手段とを備えたものとするとよい。この時のセンサは振動体の表面、あるいは振動体の毛髪との接触面に毛髪を押し付ける押さえ体、あるいは振動体の内部に配しておくとよい。
【0012】
振動の連続発生時間を制限するタイマを備えたものとしてもよく、限時時間が異なる複数種のタイマとこれらタイマを切り換えていく切換手段とを備えたものとしてもよい。
振動を間欠的に発生させる制御手段を備えたものとするのも好ましく、上記センサを用いた制御に際しては、センサによる検出値と上限値との比較で振動発生を休止させ、検出値と下限値との比較で振動発生を再開させるものとするとよい。これらの場合の制御手段は振動発生動作の回数または振動発生動作の通算時間で振動発生を終わらせるものとしておくとよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係るヘアセット装置の実施形態例を図2に、その内部構造を図3に示す。円筒状のグリップとして機能する器体3とこの器体3の先端から突出させた棒状の振動体1とからなるとともに、図2(b)に示すものにおいては器体3先端部に枢着された押さえ体4が設けられているヘアセット装置は、図3に示すように直流電源を出力する直流電源部10と発振回路11、発振回路11にて駆動されて電気信号を超音波領域(ほぼ20kHz〜200kHz)の機械的振動に変換するトランスデューサー12、トランスデューサー12による機械的振動の振幅を拡大させるブースタ13とからなる振動発生部と、電源スイッチ30とを器体3に備えており、上記ブースタ13に振動体1の一端が機械的に結合されてブースタ13からの振動により振動体1が振動を行うようになっている。
【0014】
今、図1に示すように振動体1に毛髪を巻き付けた状態で上記振動発生部によって振動体1を振動させたならば、前述のように毛髪にカール付けのヘアセットを行うことができる。またこのようにしてヘアセットを行った場合、前述のように熱を加えてヘアセットを行った場合に比して毛髪2は15℃ほど低い温度しか示さず、またヘアセット前と比較した毛髪2の水分量の減少率は30%にとどまり、熱を加えてヘアセットを行った場合の毛髪2の水分量の減少率が60〜80%であることを考えれば、毛髪2に熱ダメージを与えてしまうことがないことがわかる。
【0015】
毛髪2に振動を付与するにあたっては、毛髪2と振動体1とが強い接触圧で接触していると毛髪2に加えられる振動がより強くなるために、毛髪2は振動体1に強く巻き付けることが望ましく、また振動体1の外周面はこの点に答えることができるように、摩擦係数が大きいものとしておくことが望ましい。図2(b)に示すような押さえ体4で振動体1に巻き付けている毛髪2を振動体1に向けて押さえ付けるようにしてもよい。
【0016】
振動体1に毛髪2を接触させる手法は上記巻き付けに限るものではない。図4に示すように、毛髪2に振動体1をなでつけることによってもヘアセットを行うことができる。もっとも、先端が自由な状態にある毛髪2に振動体1を当てても接触圧を強くすることができないために、図5に示すようにブラシ40でブラッシングを行いながら振動体1を毛髪2になでつけたり、あるいは図6に示すように毛髪2の先端に重り41を付けたクリップ42を装着した状態で振動体1を毛髪2になでつけるとよい。テンションがかかった状態の毛髪2に振動体1を当てるために接触圧を高く保つことができる。もちろん毛髪2に手でテンションをかけながら振動体1をなでつけてもよい。
【0017】
振動体1は棒状のものに限るものではなく平板状や曲板状のものであっても上述の毛髪2になでつける場合には適用することができる。また振動体1を平板状とする場合には、図7に示すように器体3の一面に振動体1を配するとともに器体3に枢着した平板状の押さえ体4を器体3の上記一面に対向させたものとするとよい。図8に示すように、振動体1と押さえ体4との間に毛髪2を挟み込むことで振動体1に毛髪2を接触させることができるようにするわけである。
【0018】
この場合、毛髪2の特定箇所を挟んでその箇所についてのヘアセットを行うほか、図8に矢印で示すように毛髪2に添って移動させるようにしてヘアセットを行うことができ、後者のような使用方法をとる場合、器体3における振動体1の周囲や押さえ体4に多数の小突起31,43設けておくと、髪を梳って整えることができるために図9に示すようなストレートヘアへのヘアセットがさらに容易となる。
【0019】
また毛髪2に添ってヘアセット装置を動かすにあたり、毛髪2の振動体1と押さえ体4とで挟んだ部分が毛髪2の根元側と異なる角度をなすような状態で動かすならば、毛髪2に加えられた振動は毛髪2の振動体1に接触している部分から他の部分へと少しは伝搬されるために、図10及び図11に示すように毛髪2の根元側に曲げを与えたヘアセットを行うことができる。
【0020】
振動体1の形状としては図12に示すように、毛髪2を巻き付けることができる複数本の突起部15を表面から突出させたようなものであってもよく、この場合、毛髪2に対してカール付けした部分とストレートな部分とを設けるヘアセットを行うことができる。突起部15が毛髪を巻き付けることができないものであってもよい。多数の突起部15を振動体1の表面に突出させておけば、毛髪2と接触して毛髪2に振動を与える部分を多くすることができるためにヘアセットをより速く行うことができる。
【0021】
ところで上記振動発生部によって振動体1に振動を加えるにあたっては、振動体1そのものが振動を減衰させてしまうものであると振動を毛髪2に有効に与えることができないために、振動体1は金属あるいは硬い高分子材料で形成しておく。特にポリイミド樹脂、フッ素樹脂、PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂等が金属に比して振動体1の製造の点において利点を有する。
【0022】
また振動を行う部分であるトランスデューサー12とブースタ13と振動体1は、図13及び図14に示すように、振動の節となる部分にフランジ16を設けて、このフランジ16部分で器体3に取り付けておく。振動の無用な減衰を避けることができると同時に、グリップを兼ねた器体3が振動してしまうのを防ぐことができる。
【0023】
この時、フランジ16から片持ちの振動体1の先端までの長さLは、波長をλ(λ=M/f f:振動数,M:振動体内の音速)とする時、図14に示すようにL=3/4・λとすると、振動体1の先端が大きく振動することになる。振動体1の先端は毛髪2を巻き付ける際に指が接触したりすることが多い部分であり、ここに大きな振動が生じるということは指に火傷させてしまう虞れがあることから、図15あるいは図16に示すように、振動体1の先端に上記振動の節がくるように、波長λと上記長さLとの関係を設定することが好ましい。
【0024】
更に図14及び図15に示すL=3/4・λあるいはL=λとすると、振動体1の途中に振動が殆ど生じない節ができることになり、この部分に毛髪2を接触させても毛髪2に振動を効果的に与えることはできない。従って図16に示すように、L=λ/2としておくことが最も好ましい。毛髪2を一番巻き付けやすい振動体1の中間部の振幅が最大となる上に、振動体1の先端には振動が殆ど生じないからである。
【0025】
ヘアセットに好ましい振動周波数域と、毛髪2の巻き付け等に適した上記長さLとが上記L=λ/2の関係を満たさない場合、振動周波数fを適宜変化させるとよい。たとえば図17に示すように、L=λ/2とL=λとの状態が周期的に生じるように振動周波数fを切り替えたり、L=2λとL=λとの状態が周期的に生じるように振動周波数fを切り替えるのである。なお、組み合わせは上記のものに限るものではない。このように振動周波数fを切り替えれば、振動の節が振動体1の途中の一定箇所に生じてその部分に接触させた毛髪2に十分な振動を加えることができない事態が生じるのを避けることができるとともに、振動体1のほぼ全域についてほぼ均一な振動を与えることが可能である。
【0026】
振動体1における振動方向に関しては限定するものではないが、振動体1の軸方向よりも振動体1の毛髪2が接触する面に直交する方向に振動するようにしておくことが少ないエネルギーで有効にヘアセットすることが可能となる。この点からすれば、毛髪2を巻き付けることができるようにする振動体1に関しては、図18に示す径方向振動を発生するリング振動子と称されるトランスデューサー12を用いるとよく、この場合、トランスデューサー12そのものを毛髪2を接触させる振動体1として使用することができる。しかもトランスデューサー12(振動体1)は筒状で中空であるために、超音波振動時に発生する熱を効果的に逃がすことができる。もちろん、振動方向に関しては棒状の振動体1や平板状の振動体1についてもその表面と直交する方向の振動を行うものであることが好ましい。また付与される振動についての共振体としておくとよい。
【0027】
ところで、前述のように超音波領域での振動を行う振動体1に皮膚が直接接触することは好ましいことではなく、時には火傷を生じさせる可能性を有している。この点については、振動を減衰させる振動減衰部材6を振動体1の皮膚と接触するおそれのある部分に設けておくことで対処することができる。もっとも振動減衰部材6が振動体1への毛髪2の接触を妨げることがないようにしておかなくてはならないことから、振動体1が棒状のものである場合には、図19及び図20に示すように、振動体1の外周面から鍔状の振動減衰部材6を振動体1の軸方向において所要の間隔で突出させておいたり、振動体1の先端面をキャップ状の振動減衰部材6で被覆しておけばよい。鍔状の振動減衰部材6は毛髪2を振動体1に巻き付けることの妨げにはならないが、振動体1が頭皮に接触してしまうことを確実に防ぐ。またキャップ状の振動減衰部材6は振動体1の先端面に指や肌が触れてしまうことを防ぐ。振動減衰部材6には内部損失の大きいもの、たとえば軟質の合成樹脂やゴム系材を好適に用いることができる。振動体1の外周に配する振動減衰部材6にはブラシ形状のものも用いることができる。
【0028】
図21は振動発生時に生じた熱が振動体1を熱くしてしまうことがないようにするために、振動体1を中空のものとして内部に空気通路17を形成するとともに、振動体1の周面及び先端面に放熱孔18を形成したものを示している。図22に示すように器体3側から空気通路17に向けて送風を行って強制空冷することも好ましい。図23に示すように、ペルチェ素子である冷却用半導体素子19を振動体1の内部に配してもよい。
【0029】
上記振動減衰部材6を振動体1の外周面に設けた場合の振動体1と毛髪2との接触面積の減少は、図24に示すように、振動体1の毛髪2との接触面を凹凸面とすることによって補うことができる。もちろん、振動減衰部材6を設けないものにおいては、凹凸面とすることによって毛髪2との接触面積を増大させることができる。図25に示すように、振動伝達媒体20を振動体1の表面に配するならば、多くの毛髪に効果的に振動を与えることができる。なお、振動伝達媒体20としてはジェル状のものを好適に用いることができる。
【0030】
振動伝達媒体42には水のような液体も用いることができるが、この場合には図26に示すように振動伝達媒体20を保持することができる保持部材21、たとえばフェルトやスポンジ等を振動体1の表面に配しておけばよい。振動体1を多孔質金属で形成するならば、振動体1そのもので振動伝達媒体20を保持させることができる。
【0031】
振動体1の外周面から振動減衰部材6を突出させたものにおいて押さえ体4を設ける場合には、図27及び図28に示すように、振動減衰部材6間に嵌まり込む押さえ片44を押さえ体4に設けておくことによって、毛髪2を振動体1に押し付けることができる。図中45は押さえ体4の回動軸、46は押さえ体4を付勢しているばねである。ここにおける押さえ片44は振動減衰部材6と同様に内部損失が大きい材質で形成しておくとよい。
【0032】
図29に示すものは、振動体1及び押さえ体4を振動体1の軸回り方向において器体3に対して所定の角度内の回転が自在となるようにするとともに、一対のばね47,47によって振動体1を回転方向両側から付勢したものである。振動体1に毛髪2を巻き付けて押さえ体4で押さえた状態でヘアカーラー装置を毛髪2に添って移動させれば、器体3に対して振動体1及び押さえ体4がばね47に抗して回転し、この結果、毛髪2にはばね47を圧縮させた分の引っ張り力が作用する。このために毛髪2と振動体1との接触圧を適切に高めることができて、毛髪に作用させる超音波振動をヘアセットに適した強さとすることができる。
【0033】
もっとも、ばね47の圧縮代を越える力となった場合には、毛髪2と振動体1との接触圧が高くなり過ぎるために、器体3の先端部に図30に示すようなクラッチ機構50を設けて、上記力が強くなり過ぎた時には振動体1及び押さえ体4が器体3に対して自由に回転して過剰な引っ張り力が作用してしまうことがないようにしておくとよい。図示例におけるクラッチ機構50は、互いに接する方向にばね(図示せず)によって付勢された対向面の一方に凸部51を、他方に凸部51が嵌まり込む凹部52を設けて、両者の係合で常時は回転を阻止しているものの、上記力が強くなれば凹部52から凸部51が抜け出て回転するものとして形成してあるが、この形態のものに限るものではない。またクラッチ機構50を設けることは押さえ体4がないものにおいても有効である。
【0034】
棒状(筒状)の振動体1の断面形状は円形に限るものではない。たとえば図31に示す楕円形状やおむすび型、つまり複数の異なる曲率の線をつないだものとして形成してもよい。曲率半径が小さい部分に接触する毛髪は小さなカールとなり、曲率半径が大きい部分に接触する毛髪は大きなカールができることになるために、振動体1への毛髪2の当て方によって大きさの異なるカール付けの選択を行うことができることになる。
【0035】
図32に示すように、振動体1の外周面のほぼ半周を覆うようなカバー35を振動体1の外周面から所定の間隔をおいた位置(図示例では振動減衰部材6の外周位置)に配しても、図33に示すように、振動体1の外周面の曲率半径とは異なった半径のカール付けを行うことができる。そしてカバー35の周方向の長さあるいは半径を変えれば、カバー35を用いた場合のカール付け半径を変更することができる。カバー35は振動を減衰させる材質のもので形成しているのはもちろんである。
【0036】
図34に示すものは、振動体1の毛髪2との接触面である外周面に、振動伝達性を有しているブラシ型の突起36を設けたものを示している。毛髪2を振動体1に接触させる時、突起36が毛髪2に絡み付くために、この状態で毛髪を梳くようにした時、毛髪2にテンションをかけることができる。
振動体1の全周に上記の振動伝達性を有する突起36を設けるのではなく、図35に示すように、振動体1の周方向において、上記突起36を設けたエリアと、振動減衰性を有する突起37を設けたエリアとを設けるようにしてもよい。
【0037】
また振動体1から直接突起36を突出させるのではなく、図36に示すように、振動伝達性を有するブラシ型突起36を備えた筒体38を振動体1に着脱自在に被せるようにしてもよい。筒体38を振動伝達部材で形成しているのはもちろんである。図37に示すように、振動体1と筒体38との間に振動伝達媒体39を介在させることで振動体1から筒体38への振動伝達を確実に行えるようにしてもよい。
【0038】
次に、超音波領域の振動発生の制御系について説明する。図38及び図39に示すものは、振動体1の温度あるいは毛髪2の温度を検出することができるセンサ70を振動体1の外面もしくは押さえ体4もしくは振動体1の内部の少なくとも一か所に配して、検出される振動体1乃至毛髪2の温度が所定温度以上となれば、スイッチ71を切って振動発生を停止するようにしたものである。振動体1の過昇温による毛髪2への熱ダメージを防ぐことができる。また上記スイッチ71は、連続振動発生時間を制限するタイマ72がタイムアップしてもオフとなるようにしておくことで、やはり振動体1の過昇温による毛髪2への熱ダメージや、過度の超音波振動付与を防ぐことができる。上記センサ70は、毛髪2と接触する部分に配置する場合には毛髪2の水分量を検出するものであってもよい。振動体1の過昇温は毛髪2の水分量の急速な低下を引き起こすために、水分量の監視によってもやはり毛髪2への熱ダメージを防ぐことができる。
【0039】
タイマ72を設ける場合、1回目の処理で十分なセット効果が得られずに再度セット処理を行う場合を想定して、再処理時の連続振動発生時間を初回処理時よりも短くするために、図40に示すように限時時間が異なる二種のタイマ72a,72bを設けて切り換えられるようにしておくことも好ましい。
また超音波振動の発生は図41に示すように短時間の振動発生を休止時間をおいて所定回数行うというようにすることも好ましい。このようにした場合にも振動体1の過昇温とこれに伴う毛髪2への熱ダメージを防ぐことができるとともに超音波振動の過剰付与を防ぐことができる。特に超音波振動の間欠発生は、連続発生の場合に比して同じヘアセット効果を得られる超音波振動付与を行っても毛髪の温度上昇を低く抑えることができることを確認している。なお、振動発生の最終停止は上記回数ではなく、振動発生時間の通算時間で制御してもよい。
【0040】
温度を検出するセンサ70を用いた場合の振動発生制御は、図42に示すように、上限温度と下限温度との範囲内に検出温度が収まるようにしてもよい。この場合も超音波振動の間欠発生とすることができる。また、振動発生回数または振動発生時間の通算時間で停止させることによって、超音波振動の過剰付与を防ぐことができる。
【0041】
なお、振動発生の開始は、押さえ体4を有するものにおいては押さえ体4が閉じられたことを検出するスイッチ(図示せず)を設けてこのスイッチを電源スイッチ30と直列に接続しておき、押さえ体4が閉じられていない時には振動が発生しないようにしておくとよい。
【0042】
【発明の効果】
以上のように本発明におけるヘアセット装置は、超音波振動発生手段とこの超音波振動発生手段によって超音波領域での振動を行う振動体とを備え、振動体は毛髪の接触により毛髪に超音波振動を付加して毛髪に癖付けを行う接触面を備えていることから、毛髪に超音波領域の振動を与えることによるヘアセットを簡単に行うことができるものであり、そして超音波領域で振動する振動体に毛髪を接触させて毛髪の曲げや伸ばし等のヘアセットを行うことから、毛髪に熱を加えてヘアセットを行う場合に比して、毛髪に殆ど熱によるダメージを与えることなくヘアセットを行うことができる上に、ヘアセットに要する時間も熱の立ち上がりに要する時間がなくなることもあって短時間ですむものである。しかも振動体はその接触面の一部から超音波振動を減衰させる振動減衰部材を突出させているために、振動体が指や皮膚に直接触れることを防ぐことができて、振動体が皮膚や指に接触した場合の火傷の発生の虞れを少なくすることができる。
【0044】
そして上記振動体に毛髪の巻き付け面である外周面が毛髪との接触面となっているものを用いたならば、毛髪を巻き付けてカール付けをするものを得ることができ、振動体の外周面の接触面に毛髪を押さえ付ける押さえ体を備えたものとすれば、振動体と毛髪との接触圧を高めて確実なカール付けを行うことができるものとすることができ、一面が接触面となっている平板状であって該接触面に毛髪を押さえ付ける押さえ体を備えているものとすれば、ストレートヘアへのセットに適したものとすることができる。また上記押さえ体に振動体を備えた本体部に枢着されたものを用いたならば、使い勝手に優れた押さえ体を備えたものとすることができる。
【0045】
振動体は毛髪が接触する接触面と直交する方向に振動を行うものにしておくと、毛髪に対する超音波振動の作用を効果的に得ることができるために、ヘアセットに要する時間の短縮や確実なヘアセットを行えるものとすることができ、この時の超音波振動発生手段としてリング状振動子を用いると、リング状振動子を毛髪を接触させる振動体として用いることができるために部品数の削減も図ることができる。
【0047】
しかも振動体はその接触面の一部から超音波振動を減衰させる振動減衰部材を突出させているために、振動体が指や皮膚に直接触れることを防ぐことができて、振動体が皮膚や指に接触した場合の火傷の発生の虞れを少なくすることができる。
このほか、振動体の毛髪との接触面を凹凸面としたり、接触面に振動伝達媒体を配したりしておくと、毛髪と振動体との接触面積を増大させることができて、毛髪への振動付与を確実に行うことができる。振動伝達媒体を用いる場合には振動体に振動伝達媒体を保持する保持部材を設けたり、振動体を多孔質金属で形成して振動体自体が保持部材となるようにすると、振動伝達媒体についての取り扱いが容易となり、特に後者の場合には保持部材を別部品として用いる必要がなくなる。
【0048】
振動体を回転自在とするとともに該回転に対して負荷抵抗を加えておくことも毛髪に適切なテンションをかけた状態で振動を与えるという点において良好な結果を得ることができ、負荷抵抗を越える力に対して振動体の回転を自由とするクラッチ機構を設けておくならば、強すぎるテンションが毛髪に加わってしまうことによる問題を招くこともない。
【0049】
振動体の毛髪との接触面の断面形状を複数の曲率の合成曲線としておくならば、振動体が単一であっても毛髪を接触させる位置によって大きさの異なるカール付けを行うことができる。振動体の一部を覆って振動体の毛髪との接触面に接する毛髪の接触角度を規制するカバーを設けても、振動体そのものが有している曲率とは異なる曲率のカール付けを行うことができるものとなる。
【0050】
振動体の毛髪との接触面に振動伝達性を有するブラシ型の突起を設けたりしてもよく、この場合、ブラシ型の突起は毛髪にテンションを与える部材と毛髪に振動を伝える部材とを兼ねることになるために、確実に且つ迅速にヘアセットを行うことができるものとなる。また振動伝達性を有するブラシ型突起は振動体の毛髪との接触面の所定エリアに設け、他のエリアには振動減衰性のブラシ型突起を設けた時には、ヘアセットに際して特徴のあるカール付けを行うことができるものとなる。
【0051】
上記のブラシ型の突起は振動体に着脱自在とされた部材の表面に設けるようにしてもよく、この場合振動体に直接毛髪を接触させる場合と、ブラシ型の突起を用いた場合とで異なるヘアセットを行うことができるものとなる。そして振動体に着脱自在とされた部材と振動体との間には振動伝達媒体を配すると、着脱自在なブラシ型突起への振動体からの振動伝達を確実なものとすることができる。
【0052】
振動発生の制御については、振動体の温度乃至振動体の接触面に接触する毛髪の温度を検出するセンサと、センサの検出結果に応じて振動発生を制御する制御手段とを備えたものとすると、振動体の過昇温や毛髪の熱ダメージを確実に防ぐことができる。振動体の接触面に接触する毛髪の水分量を検出するセンサと、センサの検出結果に応じて振動発生を制御する制御手段とを備えたものとした時には、毛髪の過乾燥を防ぐことができる。この時のセンサは振動体の表面、あるいは振動体の毛髪との接触面に毛髪を押し付ける押さえ体、あるいは振動体の内部とすることで、適切な検出を行うことができる。
【0053】
振動の連続発生時間を制限するタイマを備えたものとしても、やはり振動体の過昇温や毛髪の熱ダメージを防ぐことができる。限時時間が異なる複数種のタイマとこれらタイマを切り換えていく切換手段とを備えたものとしておくと、1回ではヘアセットが不十分であった場合の再度の超音波振動付与に際しての毛髪の損傷を適切に防ぐことができる。
【0054】
振動を間欠的に発生させる制御手段を備えたものとした時には、毛髪に与える熱的影響を更に低減しつつヘアセットを行うことができるものとなる。
上記センサを用いた制御に際しても、センサによる検出値と上限値との比較で振動発生を休止させ、検出値と下限値との比較で振動発生を再開させるものとすることで、毛髪に与える熱的影響を更に低減しつつヘアセットを行うことができる。そしてこれらの場合の制御手段は振動発生動作の回数または振動発生動作の通算時間で振動発生を終わらせるものとしておくことで、超音波振動の過剰な付与という事態を招くことがないものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を示すもので、(a)は毛髪と振動体との接触の一例を示す正面図、(b)はヘアセットされた毛髪の斜視図である。
【図2】本発明装置の実施の形態例を示すもので、(a)は一例の斜視図、(b)は他例の斜視図である。
【図3】同上の概略構成を示す説明図である。
【図4】毛髪と振動体との接触の他例を示す説明図である。
【図5】毛髪と振動体との接触の更に他例を示す説明図である。
【図6】毛髪と振動体との接触の別の例を示す説明図である。
【図7】他の実施形態例を示すもので、(a)(b)は共に斜視図である。
【図8】同上の使用状態を示す説明図である。
【図9】同上のヘアセットされた毛髪の説明図である。
【図10】同上の他の使用状態を示す説明図である。
【図11】同上のヘアセットされた毛髪の説明図である。
【図12】別の実施形態例を示す斜視図である。
【図13】器体による振動発生部の保持位置の説明のための概略図である。
【図14】同上の振動体の振動についての説明図である。
【図15】同上の振動体の他の振動についての説明図である。
【図16】同上の振動体の更に他の振動についての説明図である。
【図17】同上の振動体の別の振動についての説明図である。
【図18】異なる振動体の概略斜視図である。
【図19】他の実施の形態の一例の斜視図である。
【図20】同上の部分断面図である。
【図21】同上の他例の断面図である。
【図22】同上の更に他例の部分断面図である。
【図23】同上の異なる例の断面図である。
【図24】同上の別の例の部分断面図である。
【図25】同上の更に別の例の部分断面図である。
【図26】同上の別の例の部分断面図である。
【図27】同上の押さえ体を設けた場合の斜視図である。
【図28】同上の部分断面図である。
【図29】同上の他例の部分斜視図である。
【図30】同上のクラッチ機構の分解斜視図である。
【図31】振動体の断面形状例を示すもので、(a)(b)は共に横断面図である。
【図32】振動体の他の例を示す斜視図である。
【図33】同上の横断面図である。
【図34】振動体の別の例の縦断面図である。
【図35】同上の更に別の例の横断面図である。
【図36】振動体の他例の分解斜視図である。
【図37】同上の更に他例の分解斜視図である。
【図38】動作制御に関する構成を示す概略図である。
【図39】制御部のブロック回路図である。
【図40】制御部の他例のブロック回路図である。
【図41】制御部の動作説明のためのタイムチャートである。
【図42】制御部の他の動作説明のためのタイムチャートである。
【符号の説明】
1 振動体
2 毛髪
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is a hair set that wraps and stretches hair.ForThe present invention relates to a novel hair set device.
[0002]
[Prior art]
There are various types of devices for hair setting such as a hair dryer, a hair iron, a hair curler, etc., but they are common in that they are set by the action of heat by applying heat to the hair. The curled state and straight state of the hair are maintained by hydrogen bonds, which are weak bonds in the hair, and the above state of the hair can be changed by changing the hydrogen bond state. Since the bond breaks or shifts due to heat, the hair can be set by applying heat to the hair.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, when heat is applied to the hair, it is inevitably damaged by extreme reduction of the moisture content of the hair and modification of the protein of the hair, making it easier to split, making the hair easier to cut, and discoloring the hair Have the problem of Although it is possible to reduce the damage to the hair by moistening the hair when heating the hair, it does not replace the fact that the hair is heated to the temperature required for the hair set, but still has the above problems. Yes.
[0004]
The present invention has been made in view of these points, and the object of the present invention can be set without damaging the hair.Hair set equipmentTo provide.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
UltrasoundIf the hair is vibrated by bringing the hair into contact with a vibrating body that vibrates in the region, the hair setting can be performed in the same manner as when heat is applied, although the reason is not clear. That is, as shown in FIG. 1 (a), when the hair 2 is brought into contact with the vibrating body 1 that vibrates in the ultrasonic region and the shape at the time of contact with the hair 2 is maintained for a while, the shape shown in FIG. As shown, even after the vibrator 1 is removed, the hair 2 retains its shape when it is in contact with the vibrator 1. When ultrasonic vibration is applied to the hair, frictional heat is generated in the hair. However, when ultrasonic vibration is applied to the hair, the hair temperature is lower by 15 ° C. or more than when heat is applied to the hair. From the fact that hair can be set, it is clear that the reason why the hair can be set is not the frictional heat, and it is considered that the ultrasonic vibration itself acts on the hydrogen bond.
[0006]
When contacting the hair with a vibrating body that performs ultrasonic vibration, methods such as winding the hair around the vibrating body, stroking the vibrating body on the hair, and pressing the hair against the vibrating body can be used. When stroking the body, it is effective to apply tension to the hair. When pressing the hair against the vibrating body, it is necessary to move the vibrating body along the hair in this state. It is valid.
[0007]
The hair set device according to the present invention is based on the above-described novel knowledge, and includes an ultrasonic vibration generating means and a vibrating body that vibrates in an ultrasonic region by the ultrasonic vibration generating means, and the vibrating body is in contact with hair. It has a contact surface that applies ultrasonic vibration to the hair and brazes the hairAt the same time, the vibrating body projects a vibration damping member that attenuates ultrasonic vibration from a part of the contact surface.It has a special feature. By bringing hair into contact with the contact surface of the vibrating body, brazing can be performed by applying vibration in the ultrasonic region to the hair.In addition, since the vibration damping member protrudes, it is possible to prevent the vibrating body from touching the finger or skin directly, and to reduce the possibility of burns when the vibrating body touches the skin or finger. Can do.
As the vibrating body, the outer peripheral surface that is the winding surface of the hair is a contact surface with the hair, the one that has a pressing body that presses the hair against the contact surface of the outer peripheral surface of the vibrating member, and one surface is the contact surface Can be suitably used, such as a flat plate having a pressing body that presses the hair against the contact surface. The pressing body is pivotally attached to a main body portion having a vibrating body. A thing can be used suitably.
[0008]
It is desirable that the vibrating body vibrates in a direction perpendicular to the contact surface with which the hair contacts. In this case, a ring-shaped vibrator can be suitably used as the ultrasonic vibration generating means. In a direction limitedAbsent.
[0009]
other than this,The contact surface of the vibrating body with the hair may be an uneven surface, or a vibration transmission medium may be disposed on the contact surface. When the vibration transmission medium is used, a holding member for holding the vibration transmission medium on the vibration body is provided. It may be provided or the vibrating body may be formed of a porous metal so that the vibrating body itself becomes a holding member.
[0010]
It is also desirable to make the vibrating body freely rotatable and to add a load resistance to the rotation, and it is also desirable to provide a clutch mechanism that allows the vibrating body to freely rotate with respect to a force exceeding the load resistance.
Cover the cross-sectional shape of the contact surface of the vibrating body with the hair as a composite curve of multiple curvatures, or provide a cover that covers the part of the vibrating body and regulates the contact angle of the hair that contacts the contact surface of the vibrating body with the hair Or a brush-type protrusion having vibration transferability may be provided on the contact surface of the vibrating body with the hair, and the brush-type protrusion having vibration transferability is a predetermined area on the contact surface of the vibration body with the hair. In other areas, vibration-damping brush-type protrusions may be provided.
[0011]
The brush-shaped protrusions may be provided on the surface of a member that is detachable from the vibrating body. In this case, a vibration transmission medium is provided between the member that is detachable from the vibrating body and the vibrating body. It is good to arrange.
With regard to the control of vibration generation, a sensor for detecting the temperature of the vibrating body or the temperature of the hair in contact with the contact surface of the vibrating body and a control means for controlling the generation of vibration according to the detection result of the sensor may be provided. It is preferable that a sensor for detecting the moisture content of the hair contacting the contact surface of the vibrating body and a control means for controlling the generation of vibration according to the detection result of the sensor are provided. The sensor at this time may be arranged on the surface of the vibrating body, a pressing body that presses the hair against the contact surface of the vibrating body with the hair, or the inside of the vibrating body.
[0012]
A timer for limiting the continuous occurrence time of vibration may be provided, or a plurality of types of timers having different time limit times and switching means for switching between these timers may be provided.
It is also preferable to provide a control means for intermittently generating vibrations. In the control using the sensor, vibration generation is stopped by comparing the detected value by the sensor with the upper limit value, and the detected value and lower limit value are set. It is recommended that the generation of vibration be resumed in comparison with. The control means in these cases may end the vibration generation by the number of vibration generation operations or the total time of the vibration generation operations.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of a hair set device according to the present invention is shown in FIG. 2, and its internal structure is shown in FIG. It comprises a vessel body 3 that functions as a cylindrical grip and a rod-like vibrating body 1 that protrudes from the tip of the vessel 3 and is pivotally attached to the tip of the vessel 3 in the case shown in FIG. As shown in FIG. 3, the hair set device provided with the pressing body 4 is driven by a DC power source 10 that outputs a DC power source, an oscillation circuit 11, and an oscillation circuit 11 to transmit an electrical signal in an ultrasonic region (almost). The body 3 includes a vibration generating unit including a transducer 12 that converts the mechanical vibration of 20 kHz to 200 kHz), a booster 13 that increases the amplitude of mechanical vibration by the transducer 12, and a power switch 30. One end of the vibrating body 1 is mechanically coupled to the booster 13 so that the vibrating body 1 vibrates due to vibration from the booster 13.
[0014]
Now, if the vibrating body 1 is vibrated by the vibration generating portion with the hair wound around the vibrating body 1 as shown in FIG. 1, the hair can be curled as described above. In addition, when the hair set is performed in this way, the hair 2 shows only a temperature lower by about 15 ° C. than the case where the hair set is performed by applying heat as described above, and the hair compared to before the hair set. The reduction rate of the moisture content of 2 is only 30%, and considering that the reduction rate of the moisture content of the hair 2 when hair is set by applying heat is 60 to 80%, the hair 2 is thermally damaged. You can see that it never gives.
[0015]
When applying vibration to the hair 2, since the vibration applied to the hair 2 becomes stronger when the hair 2 and the vibrating body 1 are in contact with each other with a strong contact pressure, the hair 2 is strongly wound around the vibrating body 1. It is desirable that the outer peripheral surface of the vibrating body 1 has a large friction coefficient so that this point can be answered. You may make it press the hair 2 currently wound around the vibrating body 1 toward the vibrating body 1 with the pressing body 4 as shown in FIG.2 (b).
[0016]
The method of bringing the hair 2 into contact with the vibrating body 1 is not limited to the above winding. As shown in FIG. 4, the hair can be set by stroking the vibrator 1 on the hair 2. However, since the contact pressure cannot be increased even when the vibrating body 1 is applied to the hair 2 in a free state, the vibrating body 1 is applied to the hair 2 while brushing with the brush 40 as shown in FIG. The vibrating body 1 may be stroked on the hair 2 in a state in which the clip 42 with the weight 41 attached to the tip of the hair 2 is attached as shown in FIG. Since the vibrating body 1 is applied to the hair 2 in a tensioned state, the contact pressure can be kept high. Of course, the vibrator 1 may be stroked while applying tension to the hair 2 by hand.
[0017]
The vibrating body 1 is not limited to a rod-shaped body, but can be applied to the above-described hair 2 even if it is a flat plate shape or a curved plate shape. When the vibrating body 1 has a flat plate shape, as shown in FIG. 7, the vibrating plate 1 is disposed on one surface of the vessel body 3 and the flat pressing body 4 pivotally attached to the vessel body 3 is attached to the vessel body 3. It is good that it is made to face the one surface. As shown in FIG. 8, the hair 2 can be brought into contact with the vibrating body 1 by sandwiching the hair 2 between the vibrating body 1 and the pressing body 4.
[0018]
In this case, in addition to performing a hair setting on a specific part of the hair 2, the hair setting can be performed by moving along the hair 2 as indicated by an arrow in FIG. In the case of using various methods, if a large number of small protrusions 31 and 43 are provided around the vibrating body 1 and the pressing body 4 in the body 3, the hair can be curled and arranged, as shown in FIG. Hair set to straight hair becomes easier.
[0019]
Further, when the hair setting device is moved along the hair 2, if the portion of the hair 2 sandwiched between the vibrating body 1 and the pressing body 4 is moved at a different angle from the base side of the hair 2, Since the applied vibration is slightly propagated from the portion of the hair 2 in contact with the vibrating body 1 to the other portion, the base side of the hair 2 is bent as shown in FIGS. 10 and 11. Hair set can be done.
[0020]
As shown in FIG. 12, the shape of the vibrating body 1 may be such that a plurality of protrusions 15 around which the hair 2 can be wound are protruded from the surface. A hair set that provides a curled portion and a straight portion can be performed. The protrusion 15 may not be capable of winding hair. If a large number of protrusions 15 are projected on the surface of the vibrating body 1, it is possible to increase the number of portions that come into contact with the hair 2 and give vibration to the hair 2.
[0021]
By the way, when applying vibration to the vibrating body 1 by the vibration generating portion, if the vibrating body 1 itself attenuates the vibration, vibration cannot be effectively applied to the hair 2. Alternatively, it is made of a hard polymer material. In particular, polyimide resin, fluororesin, PPS (polyphenylene sulfide) resin, and the like have advantages in terms of manufacturing the vibrator 1 compared to metals.
[0022]
As shown in FIGS. 13 and 14, the transducer 12, the booster 13, and the vibrating body 1, which are parts that vibrate, are provided with a flange 16 at a part that becomes a vibration node, and the body 16 is formed by the flange 16 part. It is attached to. Unnecessary damping of vibration can be avoided, and at the same time, the vessel 3 that also serves as a grip can be prevented from vibrating.
[0023]
At this time, the length L from the flange 16 to the tip of the cantilevered vibrator 1 is shown in FIG. 14 when the wavelength is λ (λ = M / f f: frequency, M: sound velocity in the vibrator). Thus, when L = 3/4 · λ, the tip of the vibrator 1 vibrates greatly. The tip of the vibrating body 1 is a part where the finger often comes into contact with the hair 2 when it is wound, and the fact that a large vibration occurs here may cause burns to the finger. As shown in FIG. 16, it is preferable to set the relationship between the wavelength λ and the length L so that the vibration node comes to the tip of the vibrator 1.
[0024]
Further, when L = 3/4 · λ or L = λ shown in FIG. 14 and FIG. 15, there is a node in the vibration body 1 in which vibration hardly occurs, and even if the hair 2 is brought into contact with this portion, the hair No vibration can be effectively applied to 2. Therefore, it is most preferable to set L = λ / 2 as shown in FIG. This is because the amplitude of the middle part of the vibrating body 1 where the hair 2 is most easily wound is maximized, and vibration hardly occurs at the tip of the vibrating body 1.
[0025]
When the vibration frequency range preferable for the hair set and the length L suitable for winding the hair 2 do not satisfy the relationship of L = λ / 2, the vibration frequency f may be changed as appropriate. For example, as shown in FIG. 17, the vibration frequency f is switched so that the states of L = λ / 2 and L = λ periodically occur, or the states of L = 2λ and L = λ periodically occur. The vibration frequency f is switched to The combination is not limited to the above. By switching the vibration frequency f in this way, it is possible to avoid a situation in which a vibration node is generated at a certain location in the middle of the vibrating body 1 and sufficient vibration cannot be applied to the hair 2 brought into contact with the portion. In addition, substantially uniform vibration can be applied to almost the entire region of the vibrator 1.
[0026]
The vibration direction in the vibrating body 1 is not limited, but it is effective with less energy to vibrate in a direction perpendicular to the surface of the vibrating body 1 on which the hair 2 contacts than the axial direction of the vibrating body 1. It is possible to hair set. From this point, it is preferable to use a transducer 12 called a ring vibrator that generates radial vibration shown in FIG. 18 for the vibrating body 1 that enables the hair 2 to be wound. In this case, The transducer 12 itself can be used as the vibrator 1 that contacts the hair 2. Moreover, since the transducer 12 (vibrating body 1) is cylindrical and hollow, heat generated during ultrasonic vibration can be effectively released. Of course, regarding the vibration direction, it is preferable that the rod-like vibrator 1 and the plate-like vibrator 1 also vibrate in a direction perpendicular to the surface thereof. Moreover, it is good to set it as the resonator about the vibration provided.
[0027]
By the way, it is not preferable that the skin is in direct contact with the vibrating body 1 that vibrates in the ultrasonic region as described above, and sometimes there is a possibility of causing a burn. This can be dealt with by providing the vibration damping member 6 for damping the vibration in a portion that may come into contact with the skin of the vibrator 1. However, since it is necessary to prevent the vibration damping member 6 from interfering with the contact of the hair 2 with the vibrating body 1, when the vibrating body 1 has a rod shape, FIG. 19 and FIG. As shown, a bowl-shaped vibration attenuating member 6 is projected from the outer peripheral surface of the vibrating body 1 at a predetermined interval in the axial direction of the vibrating body 1, or the tip end surface of the vibrating body 1 is a cap-shaped vibration attenuating member 6. Cover with. The hook-shaped vibration damping member 6 does not prevent the hair 2 from being wound around the vibrating body 1, but reliably prevents the vibrating body 1 from coming into contact with the scalp. Further, the cap-shaped vibration damping member 6 prevents the finger or skin from touching the distal end surface of the vibrating body 1. As the vibration damping member 6, a material having a large internal loss, for example, a soft synthetic resin or a rubber-based material can be suitably used. A brush-shaped member can also be used as the vibration damping member 6 disposed on the outer periphery of the vibrating body 1.
[0028]
In FIG. 21, in order to prevent the heat generated when vibration is generated from heating the vibrating body 1, the vibrating body 1 is made hollow and the air passage 17 is formed inside, and the periphery of the vibrating body 1 is The thing which formed the heat radiation hole 18 in the surface and the front end surface is shown. As shown in FIG. 22, it is also preferable to perform forced air cooling by blowing air from the container body 3 toward the air passage 17. As shown in FIG. 23, a cooling semiconductor element 19 that is a Peltier element may be arranged inside the vibrating body 1.
[0029]
When the vibration damping member 6 is provided on the outer peripheral surface of the vibrating body 1, the contact area between the vibrating body 1 and the hair 2 decreases as shown in FIG. It can be compensated by using a surface. Of course, in the case where the vibration damping member 6 is not provided, the contact area with the hair 2 can be increased by forming an uneven surface. As shown in FIG. 25, if the vibration transmission medium 20 is arranged on the surface of the vibrating body 1, vibration can be effectively applied to many hairs. As the vibration transmission medium 20, a gel-like medium can be suitably used.
[0030]
Although a liquid such as water can be used for the vibration transmission medium 42, in this case, as shown in FIG. 26, a holding member 21 that can hold the vibration transmission medium 20 such as felt or sponge is used as the vibration body. It may be arranged on the surface of 1. If the vibrating body 1 is formed of a porous metal, the vibration transmitting medium 20 can be held by the vibrating body 1 itself.
[0031]
In the case where the pressing body 4 is provided in the case where the vibration damping member 6 protrudes from the outer peripheral surface of the vibrating body 1, as shown in FIGS. 27 and 28, the pressing piece 44 fitted between the vibration damping members 6 is pressed. By providing the body 4, the hair 2 can be pressed against the vibrating body 1. In the figure, 45 is a rotating shaft of the presser body 4, and 46 is a spring biasing the presser body 4. The holding piece 44 here may be formed of a material having a large internal loss, like the vibration damping member 6.
[0032]
29 allows the vibrating body 1 and the pressing body 4 to freely rotate within a predetermined angle with respect to the container body 3 in the direction around the axis of the vibrating body 1 and a pair of springs 47, 47. Thus, the vibrating body 1 is urged from both sides in the rotational direction. If the hair curler device is moved along the hair 2 while the hair 2 is wound around the vibrating body 1 and pressed by the pressing body 4, the vibrating body 1 and the pressing body 4 resist the spring 47 against the body 3. As a result, a pulling force corresponding to the compression of the spring 47 acts on the hair 2. For this reason, the contact pressure between the hair 2 and the vibrating body 1 can be appropriately increased, and the ultrasonic vibration applied to the hair can be set to a strength suitable for the hair set.
[0033]
However, when the force exceeds the compression allowance of the spring 47, the contact pressure between the hair 2 and the vibrating body 1 becomes too high, so that the clutch mechanism 50 as shown in FIG. When the force becomes too strong, it is preferable that the vibrating body 1 and the pressing body 4 rotate freely with respect to the body 3 so that excessive tensile force does not act. The clutch mechanism 50 in the illustrated example is provided with a convex portion 51 on one of the opposing surfaces urged by a spring (not shown) in a direction in which they are in contact with each other, and a concave portion 52 into which the convex portion 51 is fitted, and Although the rotation is normally prevented by the engagement, the convex portion 51 is formed so as to rotate out of the concave portion 52 when the force becomes strong. However, the present invention is not limited to this configuration. The provision of the clutch mechanism 50 is also effective in the case where the pressing body 4 is not provided.
[0034]
The cross-sectional shape of the rod-shaped (tubular) vibrating body 1 is not limited to a circular shape. For example, it may be formed as an oval shape or a rice ball shape shown in FIG. 31, that is, a plurality of lines having different curvatures connected. Since the hair that contacts the portion with a small radius of curvature becomes a small curl, and the hair that contacts the portion with a large radius of curvature can have a large curl, curling with different sizes depending on how the hair 2 is applied to the vibrating body 1 Can be selected.
[0035]
As shown in FIG. 32, a cover 35 that covers substantially half of the outer circumferential surface of the vibrating body 1 is positioned at a predetermined distance from the outer circumferential surface of the vibrating body 1 (in the illustrated example, the outer circumferential position of the vibration damping member 6). Even if it arrange | positions, as shown in FIG. 33, curling of the radius different from the curvature radius of the outer peripheral surface of the vibrating body 1 can be performed. If the length or radius of the cover 35 in the circumferential direction is changed, the curling radius when the cover 35 is used can be changed. Of course, the cover 35 is made of a material that attenuates vibration.
[0036]
FIG. 34 shows a structure in which a brush-type protrusion 36 having vibration transmission properties is provided on the outer peripheral surface which is a contact surface of the vibrating body 1 with the hair 2. When the hair 2 is brought into contact with the vibrating body 1, the protrusions 36 are entangled with the hair 2, and when the hair is combed in this state, tension can be applied to the hair 2.
Instead of providing the above-described projections 36 having the above-mentioned vibration transmission property on the entire circumference of the vibrating body 1, as shown in FIG. You may make it provide the area which provided the protrusion 37 which has.
[0037]
Further, instead of directly projecting the protrusion 36 from the vibrating body 1, as shown in FIG. 36, a cylindrical body 38 having a brush-type protrusion 36 having vibration transmission properties may be detachably covered on the vibrating body 1. Good. Of course, the cylindrical body 38 is formed of a vibration transmitting member. As shown in FIG. 37, vibration transmission from the vibrating body 1 to the cylinder 38 may be performed reliably by interposing a vibration transmission medium 39 between the vibrating body 1 and the cylinder 38.
[0038]
Next, a control system for generating vibrations in the ultrasonic region will be described. 38 and 39, a sensor 70 capable of detecting the temperature of the vibrating body 1 or the temperature of the hair 2 is provided on at least one place on the outer surface of the vibrating body 1 or the pressing body 4 or the inside of the vibrating body 1. If the temperature of the vibrating body 1 or hair 2 to be detected is equal to or higher than a predetermined temperature, the switch 71 is turned off to stop the generation of vibration. Thermal damage to the hair 2 due to excessive temperature rise of the vibrator 1 can be prevented. In addition, the switch 71 is turned off even when the timer 72 that limits the continuous vibration occurrence time expires, so that the thermal damage to the hair 2 due to excessive temperature rise of the vibrating body 1 or excessive Application of ultrasonic vibration can be prevented. The sensor 70 may detect the moisture content of the hair 2 when it is disposed in a portion that contacts the hair 2. Since excessive temperature rise of the vibrator 1 causes a rapid decrease in the moisture content of the hair 2, thermal damage to the hair 2 can also be prevented by monitoring the moisture content.
[0039]
When the timer 72 is provided, assuming that the set process is performed again without obtaining a sufficient set effect in the first process, in order to shorten the continuous vibration occurrence time at the time of the re-process than at the time of the first process, As shown in FIG. 40, it is also preferable to provide two types of timers 72a and 72b having different time limits so that they can be switched.
It is also preferable that the generation of the ultrasonic vibration is performed for a predetermined number of times with a pause time as shown in FIG. Even if it does in this way, the excessive temperature rise of the vibrating body 1 and the thermal damage to the hair 2 accompanying this can be prevented, and the excessive provision of ultrasonic vibration can be prevented. In particular, it has been confirmed that intermittent generation of ultrasonic vibrations can suppress a rise in hair temperature even if ultrasonic vibration is applied to obtain the same hair setting effect as compared to the case of continuous generation. Note that the final stop of vibration generation may be controlled not by the above number of times but by the total time of vibration generation time.
[0040]
As shown in FIG. 42, the vibration generation control in the case of using the sensor 70 that detects the temperature may be such that the detected temperature falls within the range between the upper limit temperature and the lower limit temperature. In this case also, the ultrasonic vibration can be intermittently generated. Moreover, excessive application of ultrasonic vibrations can be prevented by stopping at the total number of vibration occurrence times or vibration generation times.
[0041]
In addition, in order to start the vibration, a switch (not shown) for detecting that the presser body 4 is closed is provided in the case having the presser body 4, and this switch is connected in series with the power switch 30. When the presser body 4 is not closed, it is preferable not to generate vibration.
[0042]
【The invention's effect】
As described above, the hair setting device according to the present invention includes the ultrasonic vibration generating means and the vibrating body that vibrates in the ultrasonic region by the ultrasonic vibration generating means, and the vibrating body is ultrasonically applied to the hair by contact with the hair. Since it has a contact surface that applies vibration to the hair and brazes it, hair can be easily set by applying vibration in the ultrasonic region to the hair, and vibration is applied in the ultrasonic region. Make hair setting such as bending and stretching hair by bringing the hair into contact with the vibrating bodyFrom the factCompared to the case where the hair is set by applying heat to the hair, the hair can be set with almost no heat damage to the hair, and the time required for the hair set is also the time required for the rise of heat. It can be lost in a short time.In addition, since the vibration body has a vibration damping member protruding from a part of its contact surface, the vibration body can be prevented from touching the finger or skin directly. The possibility of the occurrence of burns when touching the finger can be reduced.
[0044]
AndIf the outer peripheral surface, which is the hair wrapping surface, is a contact surface with the hair, the above-mentioned vibrating body can be obtained by curling hair and curling it. If the contact surface is equipped with a pressing body that presses the hair, the contact pressure between the vibrating body and the hair can be increased to ensure curling, and one surface becomes the contact surface. If it has a flat plate shape and is provided with a pressing body that presses the hair against the contact surface, it can be suitable for setting to straight hair. In addition, if a pressing body that is pivotally attached to a main body provided with a vibrating body is used, a pressing body that is excellent in usability can be provided.
[0045]
If the vibrating body vibrates in the direction perpendicular to the contact surface with which the hair comes in contact, it is possible to effectively obtain the action of ultrasonic vibration on the hair. If a ring-shaped vibrator is used as the ultrasonic vibration generating means at this time, the ring-shaped vibrator can be used as a vibrating body for contacting the hair. Reduction can also be achieved.
[0047]
MoreoverThe vibrating body protrudes a vibration damping member that attenuates ultrasonic vibration from a part of its contact surface.forIn addition, it is possible to prevent the vibrating body from directly touching the finger or the skin, and to reduce the possibility of burns when the vibrating body contacts the skin or the finger.
In addition, if the contact surface of the vibrating body with the hair is made uneven, or if a vibration transmission medium is arranged on the contact surface, the contact area between the hair and the vibrating body can be increased, and The vibration can be reliably applied. When a vibration transmission medium is used, if the vibration member is provided with a holding member for holding the vibration transmission medium, or if the vibration body is formed of a porous metal so that the vibration body itself becomes a holding member, the vibration transmission medium Handling becomes easy, and in particular, in the latter case, it is not necessary to use the holding member as a separate part.
[0048]
Making the vibrating body freely rotatable and adding a load resistance to the rotation can also give a good result in terms of giving a vibration with an appropriate tension applied to the hair, exceeding the load resistance. If a clutch mechanism that allows the vibrating body to freely rotate with respect to force is provided, there will be no problem due to excessive tension applied to the hair.
[0049]
If the cross-sectional shape of the contact surface of the vibrating body with the hair is a combined curve having a plurality of curvatures, curling with different sizes can be performed depending on the position where the hair is brought into contact even if the vibrating body is single. Even if a cover that covers a part of the vibrator and regulates the contact angle of the hair that contacts the contact surface with the hair of the vibrator, curling with a curvature different from the curvature of the vibrator itself Will be able to.
[0050]
A brush-type protrusion having vibration transmission properties may be provided on the contact surface of the vibrating body with the hair, and in this case, the brush-type protrusion serves as a member that applies tension to the hair and a member that transmits vibration to the hair. Therefore, the hair set can be performed reliably and quickly. In addition, the brush-type protrusions with vibration transmission characteristics are provided in a predetermined area on the contact surface of the vibrating body with the hair, and when vibration-damping brush-type protrusions are provided in the other areas, a characteristic curling is applied to the hair set. It will be something that can be done.
[0051]
The brush-type protrusions may be provided on the surface of a member that is detachable from the vibrating body. In this case, the case where the hair is brought into direct contact with the vibrating body is different from the case where the brush-type protrusion is used. A hair set can be performed. If a vibration transmission medium is disposed between the member that is detachable from the vibrating body and the vibrating body, vibration transmission from the vibrating body to the detachable brush-type protrusion can be ensured.
[0052]
Regarding the control of vibration generation, it is assumed that a sensor for detecting the temperature of the vibrating body or the temperature of the hair contacting the contact surface of the vibrating body and a control means for controlling the generation of vibration according to the detection result of the sensor are provided. In addition, it is possible to reliably prevent overheating of the vibrating body and thermal damage to the hair. When a sensor for detecting the moisture content of the hair contacting the contact surface of the vibrating body and a control means for controlling vibration generation according to the detection result of the sensor are provided, overdrying of the hair can be prevented. . The sensor at this time can perform appropriate detection by using the surface of the vibrating body, a pressing body that presses the hair against the contact surface of the vibrating body with the hair, or the inside of the vibrating body.
[0053]
Even with a timer that limits the continuous generation time of vibration, it is possible to prevent excessive temperature rise of the vibrating body and thermal damage of the hair. If there are multiple types of timers with different time limits and switching means for switching between these timers, hair damage when applying ultrasonic vibrations again when hair set is insufficient at one time Can be prevented appropriately.
[0054]
When the control means for intermittently generating the vibration is provided, the hair setting can be performed while further reducing the thermal influence on the hair.
In the control using the sensor, the generation of vibration is stopped by comparing the detection value by the sensor with the upper limit value, and the generation of vibration is resumed by comparing the detection value with the lower limit value. The hair set can be performed while further reducing the influence on the subject. The control means in these cases shall end the generation of the vibration by the number of times of the vibration generation operation or the total time of the vibration generation operation, so that the situation of excessive application of the ultrasonic vibration is not caused. Can do.
[Brief description of the drawings]
FIGS. 1A and 1B show a method of the present invention, in which FIG. 1A is a front view showing an example of contact between hair and a vibrating body, and FIG.
2A and 2B show an embodiment of the apparatus of the present invention, in which FIG. 2A is a perspective view of an example, and FIG. 2B is a perspective view of another example.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of the above.
FIG. 4 is an explanatory view showing another example of contact between hair and a vibrating body.
FIG. 5 is an explanatory view showing still another example of contact between hair and a vibrating body.
FIG. 6 is an explanatory diagram showing another example of contact between hair and a vibrating body.
FIGS. 7A and 7B show another embodiment, and FIGS. 7A and 7B are perspective views.
FIG. 8 is an explanatory diagram showing a use state of the above.
FIG. 9 is an explanatory diagram of the hair on which the hair is set.
FIG. 10 is an explanatory view showing another use state of the above.
FIG. 11 is an explanatory view of the hair on which the hair is set.
FIG. 12 is a perspective view showing another embodiment.
FIG. 13 is a schematic diagram for explaining a holding position of a vibration generating unit by a container.
FIG. 14 is an explanatory diagram of the vibration of the vibrating body.
FIG. 15 is an explanatory diagram of other vibrations of the above vibrating body.
FIG. 16 is an explanatory view of still another vibration of the vibrating body same as above.
FIG. 17 is an explanatory diagram of another vibration of the vibrating body same as above.
FIG. 18 is a schematic perspective view of different vibrators.
FIG. 19 is a perspective view of an example of another embodiment.
FIG. 20 is a partial sectional view of the above.
FIG. 21 is a cross-sectional view of another example of the above.
FIG. 22 is a partial sectional view of still another example of the above.
FIG. 23 is a cross-sectional view of a different example of the above.
FIG. 24 is a partial cross-sectional view of another example of the above.
FIG. 25 is a partial sectional view of still another example of the above.
FIG. 26 is a partial cross-sectional view of another example of the above.
FIG. 27 is a perspective view in the case where the same pressing body is provided.
FIG. 28 is a partial sectional view of the above.
FIG. 29 is a partial perspective view of another example of the above.
FIG. 30 is an exploded perspective view of the above clutch mechanism.
FIGS. 31A and 31B show an example of a cross-sectional shape of a vibrating body, in which FIGS.
FIG. 32 is a perspective view illustrating another example of a vibrating body.
FIG. 33 is a cross-sectional view of the above.
FIG. 34 is a longitudinal sectional view of another example of a vibrating body.
FIG. 35 is a cross sectional view of still another example of the same.
FIG. 36 is an exploded perspective view of another example of a vibrating body.
FIG. 37 is an exploded perspective view of still another example of the above.
FIG. 38 is a schematic diagram showing a configuration related to operation control.
FIG. 39 is a block circuit diagram of a control unit.
FIG. 40 is a block circuit diagram of another example of the control unit.
FIG. 41 is a time chart for explaining the operation of the control unit;
FIG. 42 is a time chart for explaining another operation of the control unit.
[Explanation of symbols]
1 Vibrating body
2 Hair

Claims (7)

超音波振動発生手段とこの超音波振動発生手段によって超音波領域での振動を行う振動体とを備え、振動体は毛髪の接触により毛髪に超音波振動を付加して毛髪に癖付けを行う接触面を備えているとともに、振動体はその接触面の一部から超音波振動を減衰させる振動減衰部材を突出させていることを特徴とするヘアセット装置。An ultrasonic vibration generating means and a vibrating body that vibrates in the ultrasonic region by the ultrasonic vibration generating means, and the vibrating body is a contact that applies ultrasonic vibration to the hair by hair contact and brazes the hair A hair set device comprising: a surface, and a vibrating member having a vibration attenuating member protruding from a part of the contact surface for attenuating ultrasonic vibration . 振動体は毛髪の巻き付け面である外周面が毛髪との接触面となっていることを特徴とする請求項1記載のヘアセット装置。The hair set device according to claim 1, wherein the vibrating body has an outer peripheral surface, which is a winding surface of the hair, as a contact surface with the hair. 振動体の外周面の接触面に毛髪を押さえ付ける押さえ体を備えることを特徴とする請求項2記載のヘアセット装置。The hair setting device according to claim 2, further comprising a pressing body that presses the hair against a contact surface of the outer peripheral surface of the vibrating body. 振動体は一面が接触面となっている平板状であり、該接触面に毛髪を押さえ付ける押さえ体を備えていることを特徴とする請求項1記載のヘアセット装置。The hair set device according to claim 1, wherein the vibrating body has a flat plate shape with one surface serving as a contact surface, and includes a pressing body that presses the hair against the contact surface. 押さえ体は振動体を備えた本体部に枢着されていることを特徴とする請求項3または4記載のヘアセット装置。The hair setting device according to claim 3 or 4, wherein the pressing body is pivotally attached to a main body provided with a vibrating body. 振動体は毛髪が接触する接触面と直交する方向に振動を行うものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のヘアセット装置。The hair set device according to any one of claims 1 to 5, wherein the vibrating body vibrates in a direction orthogonal to a contact surface with which the hair contacts. 超音波振動発生手段としてリング状振動子を用いることを特徴とする請求項6記載のヘアセット装置。7. A hair set device according to claim 6, wherein a ring-shaped vibrator is used as the ultrasonic vibration generating means.
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