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JP3632721B2 - 永久磁石形同期電動機 - Google Patents

永久磁石形同期電動機 Download PDF

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JP3632721B2
JP3632721B2 JP33042796A JP33042796A JP3632721B2 JP 3632721 B2 JP3632721 B2 JP 3632721B2 JP 33042796 A JP33042796 A JP 33042796A JP 33042796 A JP33042796 A JP 33042796A JP 3632721 B2 JP3632721 B2 JP 3632721B2
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憲昭 岩渕
竜一郎 富永
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Description

【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体製造装置やFA機器に用いられる電動機のうち、精度や速度、応答性で高い性能が求められ、リップルや損失が小さな永久磁石形同期電動機に関する。
【0002】
【従来の技術】
電動機に永久磁石を用いるとコンパクトな構成で高い推力を得ることが知られており、様々な構造のものが考えられている。一般的な電動機は、回転子に永久磁石を備え、固定子の電機子鉄心にコイルを巻回して構成されている。しかし、この構造は、高性能の永久磁石が開発されつつある今日では、トルクを高くできるものの、鉄損やコギングトルクも増大させてしまうことが問題となっていた。これを解決するため、コイルの巻き方を改善したものが開発され、特開昭63−154051号公報に開示されている。この技術を図を用いて説明する。
図6は従来の永久磁石形同期電動機の正断面図であり、図7は固定子のコイルの巻線形態図である。この電動機は、3相6極の回転形同期電動機であり、毎極毎相のスロット数は1となっている。従って、電機子鉄心6には、18個のスロット#1〜#18が周方向に等間隔に形成されている。これに巻回されるコイルは、下コイル辺81と上コイル辺91を有する1つのコイルを例にとると、下コイル辺81はスロット#16内の下側に埋設され、上コイル辺91は3つ右のスロット#1の上側に埋設される。下コイル辺82と上コイル辺92を有するもう1つのコイルの場合は、下コイル辺82はスロット#1内の下側に埋設され、上コイル辺92は3つ右のスロット#4の上側に埋設されており、同じ形状のコイルが同じような巻き方をして他のスロットにも埋設され、直列接続されてU相のコイルをなしている。V相のコイルとW相のコイルも、U相のコイルと同じ巻き方をして巻回されており、1個ずれたスロットに埋設されている。この3相のコイルは、必要に応じて結線方法が選定され、3相モータとされる。この電動機の回転子には、図6に示すように、回転軸2の表面に6個の永久磁石4が固着されており、隣り合う永久磁石の極性が異なるよう着磁されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが前記の従来技術によると、次のような問題があった。すなわち、各コイルの上コイル辺はエアギャップ内に配置され、スロットに埋設する他方の下コイル辺と一体になっているので、コイルエンドが他のコイルのコイルエンドと干渉し、所定の巻線を構成するのが容易ではなかった。
また、上コイル辺と下コイル辺が同じコイルの一部でありながら、断面形状が食い違うため、巻線する際に位置決め作業を伴い、作業性が極めて悪いという欠点があった。
さらに、この作業を必要とするためエアギャップに巻回されたコイルの位置が揃わなくなりがちで、電動機を駆動するときにトルクリップルが発生し、回転リップルが生じるなど被駆動系に様々な弊害をもたらすという問題があった。
前記の作業性をよくするためコイルエンドを長くすると、コイルの銅損が増加して電動機の効率が低下することになり、作業性と効率の何れかを犠牲にしなければならなかった。
このように、従来のコイルの巻き方では、コイルの位置に起因する様々な弊害があり問題となっていたのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明はこれらの欠点を解消するためになされたものであり、精度や速度、応答性で高い性能が求められ、リップルや損失が小さな永久磁石形同期電動機を提供することを目的とする。
そこで本発明は、先端にポールシューを持つ複数のティースと開口部を有する電機子鉄心に直列接続された上コイルと下コイルを備えた固定子と、該固定子とエアギャップを介して多極の永久磁石が固着された可動子とからなり、前記固定子のコイルが前記ティース先端の前記エアギャップ内にある永久磁石形同期電動機において、前記上コイルは空心であって前記ティースと同軸に固着されており、前記下コイルは前記ティースに集中巻きされていること、としたのである。
また、この変形として、ティースは先端までの幅が略一定としたり、下コイルと、上コイルとは、巻数と線径が異なるよう巻回したり、これらを回転形の電動機としたり、直線形の電動機としたのである。
さらに、永久磁石形同期電動機の固定子の製造方法として、少なくとも上コイルを予め巻回し、その後、固定子に装着するようにしたのである。
【0005】
【発明の実施の形態】
このようにすると、巻線作業が容易になって、上コイルを精度良く位置決めして固着することができるようになり、コイルエンドも短くできることから、低コストで高効率、高精度のモータを提供することができるようになるのである。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施例を示す永久磁石形同期電動機の正断面図であり、図2はそのコイルの巻線形態図である。図において1は回転子であり、図示しない軸受で回転可能に支持された回転軸2と、該回転軸2の外周に固着された磁性体の回転子鉄心3と、周方向等間隔に複数の磁極を有して前記回転子鉄心3の外周に固着された永久磁石4とから構成されている。5は固定子であり、内径側で周方向等間隔にティース7を形成して磁性体からなる電機子鉄心6と、前記ティース7に巻回された下コイル8と、前記ティース7と同軸となるよう前記ティース7の先端に固着された上コイル9とから構成されている。ティース7は電機子鉄心6の円環状の部分より電動機の中心に向かって伸びており、先端では幅が広がりポールシューを形成している。回転子1に設けられた永久磁石4の極数は14で径方向に着磁されており、固定子5のティース7の数は12でそれぞれに下コイル8が巻回されている。従ってこの電動機は3相14極12スロットの電動機をなしており、毎極毎相のスロット数は2/7となっている。
【0006】
次に電機子鉄心6に装着したコイルについて述べる。コイルはエアギャップに装着した上コイル9と、ティース7に巻回した下コイル8からなって図1のように装着されており、ティース7とコイルの結線関係は図2のようになっている。U相コイルは上コイル9がティース#T1、#T2、#T7、#T8に巻回されており、下コイル8が同じティースの先端に固着されて磁束の向きが同じとなるよう図2のように直列接続され、2つの端子U、Nを備えている。V相のコイルはU相と同じようにティース#T5、#T6、#T11、#T12に巻回され、同じように直列接続されて2つの端子V、Nを備えている。W相のコイルもU相と同じようにティース#T9、#T10、#T3、#T4に巻回され、同じように直列接続されて2つの端子W、Nを備えている。
【0007】
次に、コイルの位置関係と形状を示す図3を用いて説明する。図3のうち、(a)は2つのコイルを装着したティース7の断面図である。下コイル8の幅は、内側がティース7に密着するように巻かれているので、2個分のコイル断面の幅とティース7の幅とを加算した大きさになっており、下コイル8の長さは2個分のコイル断面の幅とティース7の長さにコイルの曲線部の隙間を加算した長さになっている。上コイル9は、ティース7の長手方向の厚みはエアギャップに装着するため薄くなっているが、ティース7に巻回することはなく空心コイルとなっているので、コイルの内側は幅と長さが下コイル8のものより小さく、外側の幅と長さも下コイル8のものより少し小さくなっている。また、両コイルの断面は装着する空間に差があるため下コイル8の方が大きくなっている。このように巻回されているため、両コイルが集中巻きとなって巻線作業が容易になると同時に、コイルエンドを含めても従来のものに比べてコイルの長さが非常に短くなり、コイルに生じる銅損が小さいのである。
【0008】
次に本発明の第2実施例について説明する。図4は本発明の第2実施例を示す永久磁石形同期電動機の正断面図であり、記号は図1の第1実施例と共通する。図において図1と異なる点は、ティース7の先端にポールシューを形成していない点である。このような構造とすると、下コイル8は上コイル9と同様に予め巻回しておくことができるほか、ティース7の先端まで下コイル8を巻回することができる。このため固定子5を小さくすることができるので、電機子鉄心6の鉄損を少なくすることができる。また、下コイル8が第1実施例の場合より小さく成形できるので銅損を少なくすることもでき、さらに作業性が第1実施例より良くなるという効果がある。
【0009】
次に本発明の第3実施例を説明する。本発明の構成によれば、前記従来例のような開口部とギャップ部の巻数を同じにする必要が全くない。つまり、上コイルと下コイルの巻数または線径を自由に選定することができる。例えば、上コイルの巻数を多くし、下コイルの巻数を減らしていけばインダクタンスが小さくなり、応答性の良いものとなる。また、上コイルと下コイルは直列に接続されているために、それぞれのコイルに発生する銅損の割合が違い、適正な巻数と線径をそれぞれのコイルに選定することにより銅損を最小にすることができる。
【00010】
以上は回転形の実施例について述べたが、本発明によると直線形の同期電動機にも適用することができるので図を用いて説明する。図5は本発明の第4の実施例を示す直線形の永久磁石形同期電動機の要部正断面図であり、毎極毎相のスロット数が2/7の3相モータである。図において、11は可動子、41は永久磁石、51は固定子、71はティース、81は下コイル、91は上コイルであり、前記第1実施例の回転形の同期電動機のティースを18個にして展開し、直線状にしたものに相当する。従って両コイルの巻き方や巻数等も第1ないし第3実施例で述べたことが適用できるのは言うまでもない。
【00011】
前記の同期電動機は、いずれも毎極毎相のスロット数が2/7であったが、本発明の趣旨に従えばその数値は前記に限定されることがないのは言うまでもない。また、回転形の同期電動機は円環状の永久磁石が径方向に着磁されたものを示したが、着磁の方向を周方向とすることもできる。また、円環状の永久磁石に代えて、複数個に分割したセグメントの永久磁石を用いても何ら差し支えることがない。
【00012】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によると、上コイルと下コイルのコイルエンドが干渉することがないので、巻線作業が容易になって生産性が向上すると同時に、組立精度が向上してトルクリップル又は推力リップルが小さく抑えられ、電動機を適用する装置に好適である。またコイルに用いる導体の長さが従来より大幅に短くなるので、銅損が少なく高い効率の電動機を提供することができるという効果がある。
【00013】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の回転形の永久磁石形同期電動機の正断面図
【図2】コイルの巻線形態図
【図3】コイルの説明図
【図4】第2実施例の回転形の永久磁石形同期電動機の正断面図
【図5】第3実施例の直線形の永久磁石形同期電動機の要部正断面図
【図6】従来の永久磁石形同期電動機の正断面図
【図7】従来のコイルの巻線形態図
【符号の説明】
1 回転子、 2 回転軸、 3 回転子鉄心、
4、41 永久磁石、 5、51 固定子、 6 電機子鉄心、
7、71 ティース、 8、81 下コイル、 9、91 上コイル、
11 可動子

Claims (6)

  1. 先端にポールシューを持つ複数のティースと開口部を有する電機子鉄心に直列接続された上コイルと下コイルを備えた固定子と、該固定子とエアギャップを介して多極の永久磁石が固着された可動子とからなり、前記固定子のコイルが前記ティース先端の前記エアギャップ内にある永久磁石形同期電動機において、
    前記上コイルは空心であって前記ティースと同軸に固着されており、前記下コイルは前記ティースに集中巻きされている
    ことを特徴とする永久磁石形同期電動機。
  2. ティースは先端までの幅が略一定であることを特徴とする請求項1記載の永久磁石形同期電動機。
  3. 下コイルと、上コイルとは、巻数と線径が異なることを特徴とする請求項1及び2記載の永久磁石形同期電動機。
  4. エアギャップが円筒状をなし、回転形の電動機であることを特徴とする請求項1ないし3記載の永久磁石形同期電動機。
  5. エアギャップが平面状をなし、直線形の電動機であることを特徴とする請求項1ないし3記載の永久磁石形同期電動機。
  6. 少なくとも上コイルを予め巻回し、その後、固定子に装着することを特徴とする請求項1ないし5記載の永久磁石形同期電動機の固定子の製造方法。
    【0001】
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