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JP3625820B1 - 洗濯機 - Google Patents

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JP3625820B1
JP3625820B1 JP2003296340A JP2003296340A JP3625820B1 JP 3625820 B1 JP3625820 B1 JP 3625820B1 JP 2003296340 A JP2003296340 A JP 2003296340A JP 2003296340 A JP2003296340 A JP 2003296340A JP 3625820 B1 JP3625820 B1 JP 3625820B1
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Abstract

【課題】 温風の送風能力が高く、しかも、温風生成用の熱源が水に浸ることを防止できる洗濯機を提供すること。
【解決手段】 ファンケーシング27内にはファン40およびPTCヒータ42が収納されており、ファン40の回転時にはバックカバーの取込口からファンケーシング27の吸気口32を通して外気が吸引され、PTCヒータ42によって加熱された後に洗濯槽内に放出される。この場合、吸気口32と取込口とを前後方向に対向配置している。このため、ファン40の吸込み側で圧力損失が低減されるので、洗濯槽に対する温風の送風量が増える。しかも、ファンケーシング27の渦巻き室30内に貯水部51を形成し、PTCヒータ42を貯水部51の最高貯留水位HL2より高所に配置しているので、PTCヒータ42が水に浸ることを防止できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、洗濯槽内に温風を洗濯物の乾燥風として強制的に送る乾燥機能を備えた洗濯機に関する。
上記洗濯機にはファンケーシング内にファンおよびヒータを配置し、外気を外箱の取込口からファンケーシングの吸気口を通してヒータに供給することに基いて温風化する構成のものがある。この構成の場合、取込口から吸気口に至る送風経路が屈曲しているので、ファンの上流側で圧力損失が大きく、洗濯槽に対する温風の送風量が低い問題がある。
特開2000−271376号公報
上記洗濯機においては、外気の取込口とファンケーシングの吸気口とを前後方向に対向配置することで圧力損失を低減し、洗濯槽に対する温風の送風量を増やすことが考えられている。この構成の場合、雨等の水滴が取込口から吸気口を通してファンケーシング内に侵入する確度が高くなるので、ファンケーシング内に水が溜まり、ヒータが水に浸る虞れがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、温風の送風能力が高く、しかも、温風生成用の熱源が水に浸ることを防止できる洗濯機を提供することにある。
<請求項1に係る発明について>
請求項1に係る発明は外気の取込口からファンケーシングの吸気口に至る送風経路を直線化することで洗濯槽に対する温風の送風量を増やし、しかも、ファンケーシング内に侵入した水滴を低所に貯留することで高所の熱源が水に浸ることを防止するものである。以下、請求項1に記載された主な用語の意義について説明する。
1)トップカバー:外箱の上端部に別体または一体で設けられたものであり、洗濯槽内に洗濯物を投入する投入口および投入口を開閉する蓋を有する枠体を称する。
2)機械室:給水弁等の構成部品が収納された空間部を称する。この機械室はトップカバーの後端部に設けられたものであり、トップカバーの後端部とはトップカバーのうち投入口より後方の領域を称する。
3)取込口:外気を機内に乾燥風として取込む最上流の開口部を称する。この取込口は機械室の後壁に設けられたものであり、機械室の後壁とは機械室と外部とを区画する仕切板を称している。
4)ファンケーシング:渦巻き室およびダクトを有するものであり、渦巻き室とは外気を主に遠心力の作用で昇圧するファンの収納室を称する。この渦巻き室は軸心線が前後方向へ指向するものであり、ファンは回転軸が前後方向へ指向するように渦巻き室内に収納される。この渦巻き室には吸気口が設けられている。この吸気口は取込口の前方に対向配置されたものであり、前後方向へ延びる直線的な吸気経路をファンの上流側に形成することで圧力損失を低減する。
ダクトとは渦巻き室内のファンから吐出された風が通る送風経路として機能するものであり、左右方向へ延びる送風路を有していることが要件である。このダクトには排気口が設けられており、ファンから吐出された風はダクトの排気口を通して洗濯槽内に放出される。このダクトは渦巻き室の内周面のうち最下点を通る水平線より高所に配置されたものであり、渦巻き室内にはダクト内の底面より低所に位置する貯水部が形成される。従って、雨等の水滴が取込口から吸気口を通して渦巻き室内に侵入したときには貯水部に限定的に貯留され、貯水部の貯留水位が吸気口に到達したときには貯留水が吸気口から零れ落ちる。即ち、貯水部は貯留可能な最高水位が吸気口の内周面のうち最下点を通る水平線に規定されたものである。
5)熱源:ファンケーシングのダクト内に収納された電気的な発熱体を称している。この熱源はファンから吐出された風を加熱するものであり、洗濯槽内には外気に比べて相対的に温度が高い温風が乾燥風として強制的に注入される。この熱源は吸気口の内周面のうち最下点を通る水平線に比べて高所に配置されたものであり、水平線は貯水部の最高到達水位に相当する。即ち、熱源は最高到達水位より高所に配置されることで浸漬防止されたものである。
<請求項2に係る発明について>
請求項2に係る発明は外気の取込口に雨等の水滴が侵入する確度を抑えたものである。具体的には取込口を複数のスリットから構成し、各スリットの上方に庇を設け、庇の左右両端部を直下のスリットの左右両端部から突出させたものである。
<請求項3に係る発明について>
請求項3に係る発明は熱源としてPTCヒータを用い、PTCヒータの放熱フィンを風向板として利用したものである。具体的には放熱フィンをファンから吐出された風の流通方向に対して交差配置し、ファンからの吐出風を放熱フィンに当てることで吐出風の流通方向を排気口側へ変えるものである。
<請求項4に係る発明について>
請求項4に係る発明はファンからの吐出風と放熱フィンとの接触時間・吐出風の流通抵抗の双方を適切化する目的で放熱フィンの配置角度を言及したものであり、具体的には放熱フィンを吐出風の流通方向に対して「θ°/2」の角度で交差配置したものである。この角度θ°とはダクトの屈曲角度であり、放熱フィンに対する吐出風の衝突角度は「θ°/2」になる。
請求項1に係る発明によれば、ファンケーシングの吸気口と外気の取込口とを前後方向に対向配置した。このため、ファンの上流側で圧力損失が低減されるので、洗濯槽に対する温風の送風量が増える。しかも、渦巻き室内に貯水部を形成し、熱源を貯水部の最高貯留水位より高所に配置したので、熱源が水に浸ることを防止できる。
請求項2に係る発明によれば、スリットの上方に庇を設け、庇の左右両端部をスリットの左右両端部から突出させたので、雨等の水滴がスリットを通してファンケーシング内に侵入し難くなる。
請求項3に係る発明によれば、ファンからの吐出風をPTCヒータの放熱フィンに当てることで吐出風の流通方向を排気口側へ変えた。このため、吐出風の流れが改善されるので、洗濯槽に対する温風の送風量が増える。しかも、吐出風の流通方向を変える専用の風向板が不要になるので、機械的な構成が簡単になる。
請求項4に係る発明によれば、吐出風の放熱フィンに対する衝突角度を送風経路の屈曲角度の「1/2」に設定したので、吐出風と放熱フィンとの接触時間・吐出風の流通抵抗の双方が適切化される。このため、吐出風を効率的に加熱しながら円滑に流すことができるので、乾燥能力が向上する。
外気の取込口とファンケーシングの吸気口とを対向配置し、取込口から吸気口に至る吸気経路を直線化することで乾燥風の送風量を増やす。また、ファンケーシングの渦巻き室内に貯水部を設け、貯水部の最高水位を吸気口によって規制する。そして、熱源を貯水部の最高水位より高所に配置し、熱源が水に浸ることを防止する。この実施形態の具体例を図面に基いて説明する。
外箱1は、図5に示すように、上面が開口する矩形箱状をなすものであり、外箱1の上端部にはトップカバー2が固定されている。このトップカバー2は外箱1の上端部を周回する矩形枠状をなすものであり、トップカバー2の中央部には下方へ突出する円筒状の投入口3が形成されている。また、トップカバー2には外蓋4が装着されており、投入口3は外蓋4が操作されることに基いて開閉される。
トップカバー2には後端部に位置して機械室5が形成されている。この機械室5は上面および後面が開口する横長な空間部を称するものであり、トップカバー2には機械室5の上面および後面を塞ぐバックカバー6が固定されている。この機械室5内には給水弁(図示せず)が収納されており、給水弁の入口には、図8に示すように、給水ホース7が接続されている。この給水ホース7は水道の蛇口に接続されたものであり、給水弁の開放時には水道の蛇口から給水ホース7を通して給水弁に水道水が与えられ、給水弁の出口から放出される。
外箱1の内部には、図5に示すように、複数のロッド8が固定されており、各ロッド8の外周部にはダンパスプリング9が挿入されている。これらロッド8の外周部には水受槽10がスライド可能に装着されており、水受槽10は複数のダンパスプリング9によって弾性的に支持されている。この水受槽10は給水弁から放出される水道水を受ける貯留容器として機能するものであり、水受槽10の底板には排水管11が接続されている。この排水管11には排水弁12が介在されており、排水管11は排水弁12の状態が切換わることに基いて開閉される。この排水弁12はギア機構を内蔵するギアドモータ(図示せず)を駆動源とするものであり、水受槽10内の水道水は排水管11が開放されることに基いて排水管11を通して機外へ排出される。
水受槽10の上端部には水受槽カバー13が固定されており、水受槽カバー13の中央部には円筒状の投入口14が形成されている。この投入口14はトップカバー2の投入口3の下方に配置されたものであり、水受槽カバー13には投入口14の後方に位置して円筒状の給気口15が形成されている。また、水受槽カバー13には内蓋16が装着されており、水受槽カバー13の投入口14は内蓋16が操作されることに基いて開閉される。
水受槽10の底板には駆動源に相当する洗濯モータ17が固定されており、洗濯モータ17の回転軸には撹拌軸18が直結されている。この撹拌軸18の外周面には円筒状の槽軸19が挿入されており、槽軸19には水受槽10内に位置して回転槽20が固定されている。この回転槽20はトップカバー2の投入口3から水受槽カバー13の投入口14を通して洗濯物が投入される洗濯槽および洗濯物から遠心力で水分を排出する脱水槽として機能するものであり、回転槽20の周壁には複数の貫通孔21が形成されている。また、撹拌軸18には回転槽20内に位置してパルセータ22が固定されている。このパルセータ22は回転槽20に対して回転することに基いて水流を生成するものであり、回転槽20内の洗濯物はパルセータ22が生成する水流によって洗浄される。
撹拌軸18と槽軸19との間にはクラッチ(図示せず)が介在されている。このクラッチは槽軸19を撹拌軸18に連結する脱水状態および槽軸19を撹拌軸18から遮断する洗い状態に切換わるものであり、洗濯モータ17がクラッチの脱水状態で駆動したときには回転槽20およびパルセータ22が一体的に回転し、洗濯モータ17がクラッチの洗い状態で駆動したときにはパルセータ22が回転槽20の静止状態で相対的に回転する。このクラッチは排水弁12と駆動源を共有するものであり、排水弁12の閉鎖状態ではクラッチが排水弁12に連動して洗い状態になり、排水弁12の開放状態ではクラッチが排水弁12に連動して脱水状態になる。
バックカバー6の後板は機械室5の後壁として機能するものであり、バックカバー6の後板には、図7に示すように、左端部に位置して取込口23が形成されている。この取込口23は複数段および複数列に配列されたスリット24の集合体を称するものであり、バックカバー6の後板には複数の庇25が形成されている。これら各庇25は横一列に並ぶ複数のスリット24の上辺に沿って延びるものであり、前方から後方へ向うに従って下降する傾斜板状をなしている。これら各庇25はバックカバー6の後面に沿って落下する水滴がスリット24内に侵入することを防止するものであり、各庇25の左右方向の幅寸法W1はスリット24の左右方向の幅寸法W2に比べて大きく設定されている。即ち、幅寸法W1および幅寸法W2の相対的な大小関係は庇25の左右方向両端部をスリット24の左右方向両端部に対して突出させるものである。
機械室5内には、図5に示すように、吸気口23の前方に位置して乾燥ユニット26が収納されている。この乾燥ユニット26は回転槽20内に温風を強制的に送ることに基いて回転槽20内の洗濯物の乾燥を促すものであり、外気を回転槽20内に送風する遠心式のファン装置およびファン装置からの風を加熱する熱源を機械的に一体化することに基いて構成されている。以下、乾燥ユニット26の詳細構成について説明する。
機械室5内には、図6に示すように、左端部に位置してファンケーシング27が収納されている。このファンケーシング27は、図2および図3に示すように、前ケース28および後ケース29を気密状態に接合することに基いて構成されたものであり、図1の(a)および(b)に示すように、渦巻き室30およびダクト31を有している。渦巻き室30はファンケーシング27の左半部に位置する円形部分を称するものであり、渦巻き室30の後板には、図2に示すように、吸気口32が形成されている。この吸気口32は円形孔状をなすものであり、図5に示すように、吸気口23の前方に対向配置されている。
ダクト31は、図1の(b)に示すように、ファンケーシング27の右半部に位置する通路部分を称するものであり、左右方向へ延びる第1の送風路33および第1の送風路33に対して直角に交差する第2の送風路34を有している。このダクト31は、図1の(a)に示すように、渦巻き室30の内周面のうち最下点を通る水平線HL1より高所に配置されたものであり、ダクト31の底板には第2の送風路34内に位置して円筒状の排気口35が形成されている。この排気口35には直状をなす蛇腹ホース36の上端部が接続されており、蛇腹ホース36の下端部は、図5に示すように、水受槽カバー13の給気口15に接続されている。また、ファンケーシング27内には、図1の(a)に示すように、第1の送風路33の底部に位置して傾斜面37が形成されている。この傾斜面37は前ケーシング28および後ケーシング29の双方に跨るものであり、渦巻き室30から右方へ離れるに従って上昇する平面状をなしている。
前ケース28の前板には、図1の(b)に示すように、コンデンサ誘導モータからなるファンモータ38が固定されており、ファンモータ38の回転軸39はファンケーシング27の渦巻き室30内に突出している。この回転軸39には渦巻き室30内に位置して遠心ファン40が直結されており、ファンモータ38の駆動時にはファン40が外気をバックカバー6の取込口23からファンケーシング27の吸気口32を通して渦巻き室30内に吸込み、ダクト31から排気口35・蛇腹ホース36・給気口15を通して回転槽20内に送る。即ち、ダクト31は、図1の(a)および(b)に矢印で示すように、ファン40からの吐出風を第1の送風路33に沿って右方へ流した後に第2の送風路34に沿って前方へ流すことで回転槽20内に供給するものであり、ファン40から吐出された風を「90°」の角度で屈曲させる屈曲経路に相当する。
ファンケーシング27内には、図1の(a)に示すように、角筒状のヒータフレーム41が収納されている。このヒータフレーム41は、図1の(b)に示すように、ダクト31の第1の送風路33内に配置されたものであり、ヒータフレーム41内には熱源に相当するPTCヒータ42が保持されている。このPTCヒータ42は、図4の(b)に示すように、複数のPTC素子43と複数の放熱フィン44と複数の導電板45と複数の電源端子46と複数の電源線47とを機械的に一体化したものであり、ファン40から吐出される風を加熱することに基いて温風化する。以下、PTCヒータ42について説明する。
PTCヒータ42は上下2段に並ぶPTC素子群48を有している。これら各PTC素子群48は複数のPTC素子43を長方形状に配列したものであり、各PTC素子群48の上下両電極面には電極板を兼用する蛇行状の放熱フィン44が接続されている。これら各放熱フィン44の複数の直板部49は、図4の(c)に示すように、PTC素子群48の長手方向に対して直角に配置されており、隣接する直板部49間にはPTC素子群48の長手方向に対して直交する隙間状の通風路50が形成されている。これら各放熱フィン44には、図4の(b)に示すように、導電板45が接続されており、各導電板45には電源端子46が溶接されている。これら各電源端子46には電源線47が接続されており、各PTC素子43には電源線47を通して駆動電源が印加される。
図1の(b)の符合CLはPTCヒータ42の短手方向の中心線を示している。また、図1の(b)の符合BLはファンケーシング27の第1の送風路33に対して平行な直線を示すものであり、ファン40から吐出された風の流通方向を示している。これら流通線BLと中心線CLとの交差角度θは「45°」に設定されており、PTCヒータ42はファン40から吐出された風の送風経路に対して45°の角度で交差配置されている。即ち、PTCヒータ42はダクト31の屈曲角度「90°」の「1/2」の角度「45°」で傾斜配置されたものであり、放熱フィン44の各直板部49および各通風路50は吐出風の流通方向に対してダクト31の屈曲角度「90°」の「1/2」の角度「45°」で交差配置され、風の衝突角度および進入角度およびが「45°」に設定されている。従って、ファン40から吐出された風は通風路50内に侵入した時点で直線的な進行速度が遅くなり、PTCヒータ42によって加熱される時間が長くなる。
雨等の水滴がバックカバー6の取込口23からケーシング27の吸気口32を通して渦巻き室31内に侵入したときには渦巻き室31内に水が溜まる。図1の(a)の符合HL2は渦巻き室30内に貯留することが可能な最高水位を示す直線である。この直線HL2は吸気口32の内周面のうち最下点を通る水平線であり、図1の(a)の符合51は渦巻き室30のうち水平線HL2および水平線HL1によって確定される貯水部を示している。ヒータフレーム41の全部およびPTCヒータ42の全部は最高水位HL2に比べて高所に配置されており、ヒータフレーム41およびPTCヒータ42は最高水位HL2に対する機械的なレイアウトによって水に浸ることが防止されている。尚、図1の(a)の符合HL3はファン40の軸心を通る水平線であり、ヒータフレーム41の全部およびPTCヒータ42の全部は水平線HL3に比べても高所に配置されている。
ヒータフレーム41には、図4の(a)に示すように、調温ダクト52が形成されており、各電源端子46は、図1の(a)に示すように、調温ダクト52内に収納されている。この調温ダクト52はヒータフレーム41のうちPTCヒータ42の非収納部分に設けられたものであり、ファン40から吐出された風の一部は調温ダクト52内を経由して第2の送風路34内に侵入し、PTCヒータ42を通過した温風と第2の送風路34内で混ざり合う。即ち、調温ダクト52は第2の送風路34内に外気を非加熱状態で供給し、PTCヒータ42が生成した温風を降温することに基いて乾燥風の温度を最適化するものである。
ヒータフレーム41には、図4の(a)に示すように、調温ダクト52内に位置して複数のリブ板53が形成されている。これらリブ板53は調温ダクト52の強度を高めるものであり、ファン40から吐出される風の流通方向に対して平行な水平方向に配列されている。また、ファンケーシング27の右端部には、図1の(a)および(b)に示すように、電装品ボックス54が固定されており、電装品ボックス54内にはファンモータ38を始動するコンデンサ等の電子部品が収納されている。乾燥ユニット26は以上のように構成されている。
バックカバー6には、図5に示すように、上方からフィルタフレーム55が着脱可能に挿入されており、フィルタフレーム55にはバックカバー6の取込口23とファンケーシング27の吸気口32との間に位置してフィルタ56が固定されている。このフィルタ56は外気から粉塵等の異物を除去するものであり、洗濯物には粉塵等が除去された清潔な乾燥風が供給される。
内蓋16には貫通孔状の通気口57が形成されており、回転槽20内に送風された乾燥風は通気口57を通して回転槽20内から放出される。この通気口57にはフィルタ58が固定されており、放出風に含まれる糸くず等の異物はフィルタ58によって捕捉される。また、外蓋4には通気口(図示せず)が形成されている。この通気口は複数の貫通孔からなるものであり、内蓋16の通気口57から放出された乾燥風は外蓋4の通気口を通して機外へ排出される。
トップカバー2には、図9に示すように、外蓋4の前方に位置して操作パネル59が固定されており、操作パネル59には複数の操作スイッチ60が装着されている。この操作パネル59の下面には、図5に示すように、制御基板ボックス61が固定されており、制御基板ボックス61内には制御装置62が収納されている。この制御装置62はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、複数の操作スイッチ60の操作内容に応じて給水弁の駆動源・ギアドモータ・洗濯モータ17・ファンモータ38・PTC素子43を駆動制御することで全自動運転を実行する。この全自動運転はパルセータ22を水道水の貯留状態で単独回転させる洗い工程・回転槽20およびパルセータ22を水道水の注入状態で同期回転させるシャワーすすぎ工程・パルセータ22を水道水の貯留状態で単独回転させる溜めすすぎ工程・回転槽20およびパルセータ22を水道水の注入停止状態で同期回転させる脱水工程・ファンモータ38の駆動状態でPTC素子43を駆動する乾燥工程を有するものであり、乾燥工程は脱水工程の終了後に最終工程として行われる。
上記実施例によれば、次の効果を奏する。
ファンケーシング27の吸気口32とバックカバー6の取込口23とを前後方向に対向配置した。このため、ファン40の吸込み側で圧力損失が低減されるので、回転槽20に対する温風の送風量が増える。しかも、渦巻き室30内に貯水部51を形成し、PTCヒータ42を貯水部51の最高貯留水位HL2より高所に配置したので、PTCヒータ42が水に浸ることを防止できる。
スリット24の上方に庇25を設け、庇25の左右両端部を直下のスリット24の左右両端部から突出させたので、雨等の水滴がスリット24を通してファンケーシング27内に侵入し難くなる。
ファン40からの吐出風をPTCヒータ42の放熱フィン44に当てることで吐出風の流通方向を排気口35側へ変えた。このため、吐出風の流れが改善されるので、回転槽20に対する温風の送風量が増える。しかも、吐出風の流通方向を変える専用の風向板が不要になるので、機械的な構成が簡単になる。
ファン40から吐出される風の放熱フィン44に対する衝突角度θをダクト31の屈曲角度「90°」の「1/2」の「45°」に設定したので、吐出風と放熱フィン44との接触時間・吐出風の流通抵抗の双方が適切化される。このため、吐出風を効率的に加熱しながら円滑に流すことができるので、洗濯物の乾燥能力が向上する。
ファンケーシング27のダクト31内に傾斜面37を形成したので、ファン40の送風力でダクト31内に水が飛散したときには傾斜面37に沿って渦巻き室30内に落下する。このため、ダクト31内にファン40の送風力で水が溜まることがなくなるので、この点からもPTCヒータ42の浸漬が防止される。
本発明の一実施例を示す図(aは乾燥ユニットの内部構成を示す後面図、bはX線に沿う断面図) 乾燥ユニットの外観を示す斜視図 乾燥ユニットの外観をファンケーシングの分解状態で示す斜視図 (a)はヒータケースの外観を示す斜視図、(b)はPTCヒータの外観を示す斜視図、(c)は放熱フィンおよびPTC素子の配置関係を示す図 洗濯機の内部構成を示す断面図 洗濯機の外観をバックカバーの破断状態で示す斜視図 バックカバーの吸気口を示す斜視図 洗濯機の外観を後方から示す斜視図 洗濯機の外観を前方から示す斜視図
符号の説明
1は外箱、2はトップカバー、3は投入口、5は機械室、20は回転槽(洗濯槽)、23は取込口、24はスリット、25は庇、27はファンケーシング、30は渦巻き室、31はダクト、32は吸気口、35は排気口、38はファン、42はPTCヒータ(熱源)、43はPTC素子、44は放熱フィンを示している。

Claims (4)

  1. 洗濯槽が収納された外箱と、
    前記外箱の上端部に設けられ、前記洗濯槽に対する洗濯物の投入口を有するトップカバーと、
    前記トップカバー内に前記投入口の後方に位置して設けられた機械室と、
    前記機械室の後壁に設けられた外気の取込口と、
    前記機械室内に収納され、軸心線が前後方向へ指向する渦巻き室と渦巻き室内に前後方向へ指向する回転軸を中心に回転可能に収納されたファンと渦巻き室から左右方向に突出するダクトを有するファンケーシングと、
    前記渦巻き室に設けられ、前記取込口の前方に対向する吸気口と、
    前記ダクトに設けられ、前記ファンから吐出された風を前記洗濯槽内に放出する排気口と、
    前記ダクト内に収納され、前記ファンから吐出された風を加熱する熱源とを備え、
    前記ファンケーシングの吸気口および前記機械室の取込口は、前記ファンの上流側に前後方向へ直線的に延びる吸気経路を生成するように前後方向に対向配置され、
    前記ダクトは、前記渦巻き室の内周面のうち最下点を通る水平線より高所に配置され、
    前記熱源は、前記吸気口の内周面のうち最下点を通る水平線より高所に配置されていることを特徴とする洗濯機。
  2. 前記機械室の後壁には、前記取込口として複数のスリットが設けられ、
    前記各スリットの上方には、直下のスリットに比べて左右方向の幅寸法が大きな庇が設けられていることを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記ダクトは、前記ファンから吐出された風を非直線的な経路で排気するものであり、
    前記ダクト内には、PTC素子に放熱フィンを接続してなるPTCヒータが熱源として収納され、
    前記放熱フィンは、前記ファンから吐出された風を前記排気口側へ導くように吐出風の流通方向に対して交差配置されていることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の洗濯機。
  4. 前記ダクトは、前記ファンから吐出された風を屈曲した経路で排気するものであり、
    前記放熱フィンは、前記ファンから吐出された風の流通方向に対して排気経路の屈曲角度の「1/2」の角度で交差配置されていることを特徴とする請求項3記載の洗濯機。

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