JP3625203B2 - ペット用使い捨ておむつ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、犬、猫等のペットに使用するペット用使い捨ておむつに関し、装着状態での通気性を良くし、ペットが快適に過ごせるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
犬、猫等のペットに使用するペット用使い捨ておむつは、従来、特許2983929号公報に記載されるように、おむつ本体の腹当て部から背当て部に跨がって設けられた不織布製の内側シートとプラスチック製の外側シートとの間にパルプ、高分子吸収剤等からなる尿吸収体が介在され、腹当て部と背当て部との間に尻尾穴が設けられ、またおむつ本体の幅方向の両側にフィットギャザーが設けられている。
【0003】
そして、この使い捨ておむつの使用に際しては、おむつ本体の腹当て部をペットの腹側に、背当て部をペットの背中側に夫々あてがい、その腹当て部と背当て部とをファスナーテープで止めてペットに装着する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の使い捨ておむつは、おむつ本体の外側シートに、通気性のないプラフチックフィルム等が使用されており、しかも装着した状態ではおむつ本体の幅方向の両側がフィットギャザーで後脚の付け根部分にフィットしているので、非常に通気性が悪くなっている。従って、夏等の暑い季節、暖房の効いた高温の室内等において使用した場合には、おむつ本体の内部の蒸れによってペットの不快感が極端に増大し、ペットのストレスが非常に大きくなる等の欠点がある。
【0005】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、使用状態での蒸れを少なくでき、夏等の暑い季節でもペットが快適に過ごせるペット用使い捨ておむつを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、おむつ本体1の長手方向に、尿吸収体4が介在された腹当て部2と、背当て部3と、これらの中間に配置され且つ尻尾穴7が設けられた尻当て部6とを備え、ペットAの尻尾Bを前記尻尾穴7に通し且つペットAの腹側に前記腹当て部2を、背中側に前記背当て部3を夫々当てて、前記腹当て部2と前記背当て部3とを幅方向の両側のファスナーテープ12で止めて装着するようにしたペット用使い捨ておむつにおいて、前記おむつ本体1の少なくとも前記背当て部3に通気性を持たせ、前記尻尾穴7は、前記腹当て部2側に配置され且つペットAの肛門部Cに対応させたときにペットAから排泄された糞が前記おむつ本体1に付着しない程度の大きさの第1穴部19と、ペットAの尻尾Bを通したときに前記第1穴部19がペットAの肛門部Cに対応するように該第1穴部19の前記背当て部3側に連続する第2穴部20とを備えた長穴状である。その場合、少なくとも前記背当て部3に、通気性を有する不織布を用いることも可能である。また前記背当て部3に通気穴21を設けることも可能である。
【0007】
前記おむつ本体1は、該おむつ本体1の内外両側に前記腹当て部2と前記背当て部3との略全長に跨がって設けられた不織布製の内側シート8及び外側シート9と、前記内側シート8と前記外側シート9との間に介在された前記尿吸収体4と、該尿吸収体4と前記外側シート9との間に介在された尿漏れ防止フィルム5とを備えている。
【0008】
前記尻尾穴7は前記第1穴部19と該第1穴部19よりも小さい第2穴部20とを備えたダルマ穴状でもよい。前記腹当て部2側の前記尿吸収体4を前記尻尾穴7の近傍にわたって介在してもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図5は本発明のペット用使い捨ておむつの第1の実施形態を例示する。このペット用使い捨ておむつは、図4に示すようにペットAのウエスト部から後側に装着して使用するもので、図1〜図3に示すように、おむつ本体1の長手方向に、ペットAの腹側に当てる腹当て部2と、ペットAの背中側に当てる背当て部3とを備え、その腹当て部2側に尿吸収体4と尿漏れ防止フィルム5とが介在され、少なくとも背当て部3側が通気性を有し、また腹当て部2と背当て部3との中間の尻当て部6に、ペットAの尻尾Bを通す尻尾穴7が長穴状(例えばダルマ穴状)に設けられている。
【0010】
おむつ本体1は内外両側にその腹当て部2と背当て部3との略全長に跨がる不織布製の内側シート8と外側シート9とを備え、長手方向の両端側が中間部分よりも幅方向の両側に突出する広幅状の広幅部分22,23となっている。そして、腹当て部2側の広幅部分22に、その端縁に沿って幅方向に一方のウエストバンド11が設けられると共に、このウエストバンド11よりも長手方向の内側が幅方向の両端部にファスナーテープ12が設けられている。また背当て部3側の広幅部分23に、その端縁に沿って幅方向に他方のウエストバンド13とファスナーシート14とが設けられている。なお、ファスナーシート14は他方のウエストバンド13よりも長手方向の内側に配置されている。おむつ本体1の両広幅部分22,23間には、その幅方向の両側に端縁に沿って長手方向にフィットギャザー15が設けられ、このフィットギャザー15よりも幅方向の内側にサイドギャザー16が長手方向に設けられている。
【0011】
内側シート8及び外側シート9には、尿等を通す通水性と空気を内外に通す通気性とを有する材料、例えばプラスチック繊維製、その他の繊維により構成された不織布製のシートが使用されており、後述の尿吸収体4等の介在部分を除く略全面でホットメルト、その他により両者が内外に重合状に接着又は溶着されている。
【0012】
内側シート8は、センターシート17とその幅方向の両側のサイドシート18とにより構成されている。センターシート17は少なくとも尿吸収体4を覆う幅を有し、おむつ本体1の幅方向の中央部分にその長手方向の略全長にわたって設けられ、外側シート9に対応する部分がその外側シート9に接着又は溶着されている。各サイドシート18はおむつ本体1の幅方向の両側に配置され、センターシート17よりも外側で外側シート9に接着又は溶着されると共に、センターシート17の幅方向の両端部の内面側に接着又は溶着され、このセンターシート17との接着又は溶着部分よりも幅方向の内側が尿等の横漏れを防止するサイドギャザー16となっている。
【0013】
尻尾穴7は腹当て部2と背当て部3との中間の尻当て部6の幅方向の略中央に、おむつ本体1の長手方向に長いダルマ穴状に設けられており、腹当て部2側に配置された大径丸穴状の大きい第1穴部19と、この第1穴部19の背当て部3側に連続し且つ第1穴部19よりも小さい小径穴状の第2穴部20とを備え、全体として略ダルマ穴状に形成されている。
【0014】
第1穴部19は図5に示すようにペットAの肛門部Cに対応させたときに、排泄された糞がおむつ本体1に付着しないように、肛門部Cの後側を十分に開放し得る程度の大きさであり、また尻尾穴7の長さは、ペットAに対するおむつ本体1の装着位置を上下にずらすことにより、ペットAの尻尾Bがその何れかを通り、且つ第2穴部20に尻尾Bを通したときに、第1穴部19がペットAの肛門部Cの後側を開放する程度になっている。
【0015】
サイドギャザー16は、その内端縁に長手方向に沿って配置されたゴム紐等の弾性紐16aを有し、尿吸収体4の両側から尻尾穴7の両側、取り分けその第2穴部20の両側に跨がる範囲に設けられている。フィットギャザー15はペットAの後脚Dの付け根部におむつ本体1をフィットさせるためのもので、外側シート9とサイドシート18との間に長手方向に沿って介在されたゴム紐等の弾性紐15aを有し、尿吸収体4の両側から尻尾穴7の両側、取り分けその第1穴部19の両側に跨がる範囲に設けられている。
【0016】
なお、この実施形態ではサイドギャザー16は尻尾穴7の第2穴部20の両側まで、又はそれ以上に背当て部3側に延びており、尻尾穴7の第1穴部19の両側又はその近傍までのフィットギャザー15よりも背当て部3側に長くなっている。
【0017】
尿吸収体4はペットAが排泄した尿を吸収するためのもので、パルプ、高分子吸収剤等からなり、おむつ本体1の腹当て部2側の幅方向の中央部分に、そのウエストバンド11の近傍から尻尾穴7の近傍にわたって偏平状に介在されている。なお、尿吸収体4はペットAが排泄した尿を吸収できるものであれば、パルプ、高分子吸収剤等以外のものを使用しても良い。
【0018】
尿漏れ防止フィルム5は尿吸収体4に吸収された尿の外側への漏れを防止するためのもので、尿吸収体4と外側シート9との間に介在されている。この尿漏れ防止フィルム5は防水性を有するプラスチック製のフィルム等により構成され、尿吸収体4の全体を外側から完全に覆うように、尿吸収体4に対応してそれよりも若干広い範囲に設けらている。
【0019】
そして、この尿漏れ防止フィルム5は、その外側面の略全面、一部又は少なくとも外周縁部が外側シート9にホットメルト、その他により接着又は溶着され、また尿吸収体4が動かないように内側面の外周縁部がセンターシート17及び/又はサイドシート18にホットメルト、その他により接着又は溶着されている。なお、尿漏れ防止フィルム5には、防水処理を施した薄手の紙等を使用しても良い。
【0020】
ウエストバンド11,13はプラスチック製等の弾性帯からなり、内側シート8と外側シート9との間に介在してホットメルト、その他により接着又は溶着されている。ファスナーシート14はホットメルト、その他によりおむつ本体1の外側面に接着又は溶着されている。ファスナーテープ12は、ファスナーシート14の端部に貼付して止めるためのもので、おむつ本体1の幅方向の両端に設けられ、通常はおむつ本体1の内側に折り込まれている。
【0021】
このペット用使い捨ておむつを使用する場合には、犬等のペットAに対して図4又は図5に示すように装着する。装着に際しては、犬等のペットAの股間を経て腹当て部2が腹側となり、背当て部3が背中側となるようにおむつ本体1をあてがい、幅方向の両側のファスナーテープ12をファスナーシート14に貼着する。また尻尾Bはおむつ本体1の尻尾穴7に通す。
【0022】
装着状態では、ウエストバンド11,13により腹当て部2及び背当て部3が適度な締まりでペットAのウエスト部分に巻き付き、またフィットギャザー15が適度な締まりで後脚Dの付け根部に巻き付いて、おむつ本体1でペットAのウエスト部から後側を包み込む。このため夏等の暑い季節であれば、おむつ本体1の内部の温度、湿度等が上昇して蒸れが発生する惧れがある。
【0023】
しかし、このペット用使い捨ておむつでは、内側シート8の他に外側シート9に不織布シートが使用されており、おむつ本体1の少なくとも背当て部3、即ち尿吸収体4の外側の尿漏れ防止フィルム5に対応する部分を除く部分が通気性を有する不織布により構成されているので、尿漏れ防止フィルム5に対応する部分以外では常に所定の通気性を確保できる。従って、おむつ本体1、取り分けその背当て部3側に所定の通気性があるため、夏等の暑い季節でも内部の蒸れの発生を極力少なくできる。このためペットAは、装着状態でも快適に過ごすことができる。
【0024】
また外側シート9に通気性を有する不織布シートを使用しているにも拘らず、尿吸収体4とその外側の外側シート9との間に尿漏れ防止フィルム5を設けているので、尿吸収体4に吸収された尿が漏れた場合でも、その尿が外側シート9側に漏れることはない。
【0025】
尻尾穴7は大径の第1穴部19と小径の第2穴部20とを長手方向に連続させてダルマ穴状に形成しているので、おむつ本体1のペットAに対する装着位置を上下方向にずらして、その第1穴部19と第2穴部20との何れかに尻尾Bを通すことによって、ペットAの肛門部Cを後側から覆うこともできるし、肛門部Cの後側を開放することもでき、自由自在に装着できる。
【0026】
例えば、おむつ本体1を上側にずらせて尻尾穴7の第1穴部19側に尻尾Bを通した場合には、図4に示すように、ペットAの肛門部Cをおむつ本体1で後側から覆うことができる。またおむつ本体1を下側にずらせて尻尾穴7の第2穴部20に尻尾Bを通した場合には、図5に示すように、その第1穴部19がペットAの肛門部Cに対応して、肛門部Cの後側を開放することができる。従って、ペットAが排泄する糞をおむつ本体1で受ける場合、又は外部に取り出す場合の何れの場合にも、そのままで容易に対応することができる。
【0027】
図6〜図8は本発明の第2の実施形態を例示する。このペット用使い捨ておむつは、おむつ本体1の背当て部3側に、その幅方向に複数個(例えば4個)の通気穴21が形成されている。
【0028】
この実施形態では、おむつ本体1のセンターシート17に対応する2個の通気穴21と、両側の各サイドシート18に対応する各1個の通気穴21とがあり、その各通気穴21は尻尾穴7の第1穴部19よりも背当て部3側に配置されている。そして、各通気穴21はおむつ本体1の長手方向に長い長穴状に形成され、ファスナーシート14の近傍から、腹当て部2側の端部が尻尾穴7の第2穴部20の両側近傍に達する範囲に設けられている。サイドシート18とセンターシート17は、通気穴21の周辺部分ではホットメルト、その他で接着又は溶着されており、サイドギャザー16の通気穴21側の端部は通気穴21の近傍までとなっている。他の構成は、第1の実施形態と略同一である。
【0029】
このようにおむつ本体1の背当て部3側に通気穴21を設けることによって、内側シート8及び外側シート9が通気性を有する不織布製であることと相まって、背当て部3側の通気性を更に向上させることができる。
【0030】
また通気穴21はファスナーシート14の近傍から、通気穴21の腹当て部2の端部が尻尾穴7の第2穴部20側とおむつ本体1の長手方向にオーバーラップする範囲に形成しているので、通気領域を十分に確保できる。
【0031】
しかもサイドギャザー16を通気穴21の近傍までとし、通気穴21に対応する部分ではセンターシート17とサイドシート18とを接着又は溶着しているので、サイドギャザー16を形成後の最終段階で尻尾穴7と同様におむつ本体1を打ち抜いて通気穴21を形成することができる。
【0032】
以上、本発明の各実施形態について詳述したが、本発明は各実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。第1の実施形態では、外側シート9と内側シート8とに不織布製を用いて背当て部3側の通気性を確保し、第2の実施形態では外側シート9と内側シート8とを不織布製とし、これに更に通気穴21を形成して背当て部3側の通気性を確保しているが、通気穴21を形成する場合には、外側シート9を通気性のない材料、例えばプラスチック製のフィルム等により構成することも可能である。従って、通気穴21を形成する場合には、必ずしも外側シート9を不織布製にする必要はない。
【0033】
また第2の実施形態では、複数個の通気穴21をおむつ本体1の長手方向に長い長穴状に形成しているが、多数の小さい通気穴21を背当て部3、又は背当て部3及び尻当て部6の略全域に略均等に分散させて配置することも可能である。その場合、通気穴21は排泄物が漏れない範囲内であれば、背当て部3側から尻当て部6側、特にその尻尾穴7の第2穴部20又は第1穴部19の両側にわたる範囲に分散させて配置することが望ましい。
【0034】
各実施形態では、尿漏れ防止フィルム5は尿吸収体4よりも若干広い範囲に設け、尿漏れ防止フィルム5以外の部分では内側シート8、外側シート9の通気性を確保できるようにしているが、尿吸収体4の尿が漏れない部分であれば、尿漏れ防止フィルム5の幅方向の両側で腹当て部2側に通気穴21を設けることも可能である。
【0035】
通気穴21が小穴状の場合には、ファスナーシート14の部分に設けても良い。更に通気穴21は、その一部がサイドギャザーの外側に位置するように、おむつ本体1の幅方向の両端部を除く略全範囲にわたって広範囲に設けることが望ましい。通気穴21は長穴、丸穴、その他の適宜形状にすれば良い。通気穴21はおむつ本体1をペットAに装着したときに開口状になるようにスリット状に形成しても良いし、装着したときにもスリット状のままとなるように形成しても良い。
【0036】
尻尾穴7は第1穴部19と第2穴部20とをダルマ穴状に設けているが、これはおむつ本体1の長手方向に沿った長穴状であれば、長円状、長角穴状にする等、他の穴形状でも良い。外側シート9に通気性を有する不織布等を使用する場合には、尿吸収体4の尿が漏れないように尿漏れ防止フィルム5を設ける必要があるが、外側シート9に通気性のないプラスチックフィルム等を使用して、おむつ本体1の背当て部3側に通気穴21を形成する場合には、外側シート9で尿の漏れを防止できるので、尿漏れ防止フィルム5を設ける必要はない。尿漏れ防止フィルム5は腹当て部2側の幅方向の略全体に設けても良い。尿吸収体4は腹当て部2側から尻尾穴7の第1穴部19の幅方向の両側に達する範囲に設けても良い。センターシート17とサイドシート18とを1枚の内側シート8により構成しても良い。
【0037】
【発明の効果】
本発明では、おむつ本体1の少なくとも背当て部3側に通気性を持たせているので、装着状態でのペットAの蒸れを少なくでき、夏等の暑い季節でもペットAが快適に過ごせる利点がある。また尻尾穴7は、腹当て部2側に配置され且つペットAの肛門部Cに対応させたときにペットAから排泄された糞がおむつ本体1に付着しない程度の大きさの第1穴部19と、ペットAの尻尾Bを通したときに第1穴部19がペットAの肛門部Cに対応するように該第1穴部19の背当て部3側に連続する第2穴部20とを備えた長穴状であるので、ペットAが排泄する糞をおむつ本体1で受ける場合、又は外部に取り出す場合の何れの場合にも、おむつ本体1のペットAに対する装着位置を上下に変更する等によって容易に対応することができる。
【0038】
また少なくとも背当て部3に、通気性を有する不織布を用いているので、通気性を確保できるにも拘らず、通気性のないシート材を使用した場合と同様に容易に製造できる。
【0039】
更におむつ本体1は、該おむつ本体1の内外両側に腹当て部2と背当て部3との略全長に跨がって設けられた不織布製の内側シート8及び外側シート9と、内側シート8と外側シート9との間に介在された尿吸収体4と、該尿吸収体4と外側シート9との間に介在された尿漏れ防止フィルム5とを備えているので、通気性を確保できると共に、尿の漏れを防止できる。また背当て部3に通気穴21を設けることにより、背当て部3の通気性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すペット用使い捨ておむつの一部破断斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示すペット用使い捨ておむつの平面図である。
【図3】(A)は図2のX−X線断面図、(B)は図2のY−Y線断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示すペット用使い捨ておむつの使用状態の斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示すペット用使い捨ておむつの使用状態の斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施形態を示すペット用使い捨ておむつの一部破断斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施形態を示すペット用使い捨ておむつの平面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態を示すペット用使い捨ておむつの使用状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 おむつ本体
2 腹当て部
3 背当て部
4 尿吸収体
5 尿漏れ防止フィルム
7 尻尾穴
8 内側シート
9 外側シート
19 第1穴部
20 第2穴部
21 通気穴
Claims (6)
- おむつ本体(1)の長手方向に、尿吸収体(4)が介在された腹当て部(2)と、背当て部(3)と、これらの中間に配置され且つ尻尾穴(7)が設けられた尻当て部(6)とを備え、ペット(A)の尻尾(B)を前記尻尾穴(7)に通し且つペット(A)の腹側に前記腹当て部(2)を、背中側に前記背当て部(3)を夫々当てて、前記腹当て部(2)と前記背当て部(3)とを幅方向の両側のファスナーテープ(12)で止めて装着するようにしたペット用使い捨ておむつにおいて、前記おむつ本体(1)の少なくとも前記背当て部(3)に通気性を持たせ、前記尻尾穴(7)は、前記腹当て部(2)側に配置され且つペット(A)の肛門部(C)に対応させたときにペット(A)から排泄された糞が前記おむつ本体(1)に付着しない程度の大きさの第1穴部(19)と、ペット(A)の尻尾(B)を通したときに前記第1穴部(19)がペット(A)の肛門部(C)に対応するように該第1穴部(19)の前記背当て部(3)側に連続する第2穴部(20)とを備えた長穴状であることを特徴とするペット用使い捨ておむつ。
- 少なくとも前記背当て部(3)に、通気性を有する不織布を用いたことを特徴とする請求項1に記載のペット用使い捨ておむつ。
- 前記おむつ本体(1)は、該おむつ本体(1)の内外両側に前記腹当て部(2)と前記背当て部(3)との略全長に跨がって設けられた不織布製の内側シート(8)及び外側シート(9)と、前記内側シート(8)と前記外側シート(9)との間に介在された前記尿吸収体(4)と、該尿吸収体(4)と前記外側シート(9)との間に介在された尿漏れ防止フィルム(5)とを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のペット用使い捨ておむつ。
- 前記背当て部(3)に通気穴(21)を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のペット用使い捨ておむつ。
- 前記尻尾穴(7)は前記第1穴部(19)と該第1穴部(19)よりも小さい第2穴部(20)とを備えたダルマ穴状であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のペット用使い捨ておむつ。
- 前記腹当て部(2)側の前記尿吸収体(4)を前記尻尾穴(7)の近傍にわたって介在したことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のペット用使い捨ておむつ。
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