JP3624456B2 - 投写型表示装置 - Google Patents
投写型表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3624456B2 JP3624456B2 JP07425595A JP7425595A JP3624456B2 JP 3624456 B2 JP3624456 B2 JP 3624456B2 JP 07425595 A JP07425595 A JP 07425595A JP 7425595 A JP7425595 A JP 7425595A JP 3624456 B2 JP3624456 B2 JP 3624456B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- light source
- case
- unit
- power supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/12—Picture reproducers
- H04N9/31—Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
- H04N9/3102—Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] using two-dimensional electronic spatial light modulators
- H04N9/3105—Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] using two-dimensional electronic spatial light modulators for displaying all colours simultaneously, e.g. by using two or more electronic spatial light modulators
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B21/00—Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
- G03B21/14—Details
- G03B21/16—Cooling; Preventing overheating
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/12—Picture reproducers
- H04N9/31—Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
- H04N9/3141—Constructional details thereof
- H04N9/3144—Cooling systems
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Projection Apparatus (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、光源と、前記光源から出射された光束を光学的に処理して画像情報に対応した光学像を形成する光学系と、ここで形成された光学像を拡大投写する投写レンズと、電源系と、回路基板とを有する投写型表示装置に関するものである。さらに詳しくは、本発明は、記録媒体の駆動装置が搭載されたこの種の投写型表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
投写型表示装置は基本的には次の各部分から構成されている。すなわち、光源ランプユニットと、ここから出射された白色光束を映像情報に対応したカラー画像を合成できるように光学的に処理する光学レンズユニットと、ここで合成された光束をスクリーン上に投写する投写レンズユニットと、電源ユニットと、制御回路等が搭載された回路基板群である。投写レンズユニットを除きこれらの各部分は装置外装ケース内に配置されている。投写レンズユニットは、一般には装置の前面から突出した状態で取付けられている。外装ケースの表面には、電源スイッチ等の操作部材、リモートコントロール用の受光窓、外部との信号の授受を行う入出力端子群等が配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この種の投写型表示装置においては、入出力端子群を介してパーソナルコンピュータ等と接続して、そこから供給される画像を拡大表示して、一度に大勢の人がコンピュータ画面に映しだされる画像を投写スクリーン上で観ることができる構成となっている。しかしながら、逐一、パーソナルコンピュータ等の外部機器と接続して、画像信号を受け取り、それを拡大投写するのでは、機器の搬送、設置に手間が掛かり面倒である。このため、投写型表示装置に、フロッピーディスク等の記録媒体に担持された画像情報を読み取るドライバを組み込み、外部機器と接続することなく、各種の画像を拡大投写できると便利である。
【0004】
本発明の課題は、この点に着目して、フロッピーディスクドライブ等の記録媒体に担持された情報の読み取り動作を行う駆動ユニットを適切なレイアウトで搭載した投写型表示装置を提案することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の投写型表示装置は、光源と、前記光源から出射された光束を光学的に処理するとともに前記光源から出射された光束を画像情報に対応した光学像に変調する光変調装置を含む光学系と、前記光変調装置で形成された光学像を拡大投写する投写レンズと、電源系と、回路基板とを有する投写型表示装置において、記録媒体を挿入する挿入口と、当該挿入口から挿入された記録媒体の担持情報の読み取り動作を行う駆動装置とを有し、前記挿入口は、装置外装ケースの側面に位置しており、前記駆動装置は、前記光源のハウジングおよび前記電源系のシールドケースのうちの少なくとも一方に固定配置されていることを特徴とする。
【0006】
また上記の投写型表示装置において、前記挿入口が位置する装置外装ケースの側面には、外部との間で信号の授受を行う入出力端子群が配列されていることを特徴とする。
【0007】
また上記投写型表示装置において、当該挿入口に隣接して、操作スイッチ群が配列されていることを特徴とする。
【0009】
また上記投写型表示装置において、前記回路基板は、駆動装置の駆動制御回路が搭載された駆動用基板を含み、当該駆動用基板は、前記駆動装置に対して隣接した位置に配置されていることを特徴とする。◆
【0011】
【作用】
本発明の投写型表示装置は、記録媒体を挿入する挿入口と、当該挿入口から挿入された記録媒体の担持情報の読み取り動作を行う駆動装置とが搭載されているので、外部機器等と接続することなく、記録媒体の授受のみで希望する画像を拡大投写できる。また、記録媒体の挿入口が側面に形成されているので、そこから内部に塵等が侵入することがない。
【0012】
また、挿入口が配置されている側面と同一の面に入出力部、操作面が配置されている場合には、装置の操作等を同一の側面で全て処理できる。
【0013】
さらに、装置内部において、駆動装置を、光源のハウジングあるいは電源系のシールドケースに配置すれば、駆動装置の固定支持部を、これらの光源のハウジングあるいは電源系のシールドケースを利用して簡単に構成できる。また、この構成に加えて、駆動装置の駆動制御回路が搭載された駆動用基板を、駆動装置に隣接して配置すれば、駆動装置およびその他の回路部分との電気的な接続を簡単に取ることができる。
【0014】
【実施例】
以下に、図面を参照して本発明の一実施である投写型表示装置を説明する。
【0015】
(全体構成)
図1には本例の投写型表示装置の外観を示してある。本例の投写型表示装置1は、直方体形状をした外装ケース2を有している。外装ケース2は、基本的には、アッパーケース3と、ロアーケース4と、装置前面を規定しているフロントケース5から構成されている。フロントケース5の中央からは投写レンズユニット6の先端側の部分が突出している。
【0016】
図2には、投写型表示装置1の外装ケース2の内部における各構成部分の配置を示してある。この図に示すように、外装ケース2の内部において、その後端側には電源ユニット7が配置されている。これよりも装置前側に隣接した位置には、光源ランプユニット8および光学レンズユニット9が配置されている。光学レンズユニット9の前側の中央には、投写レンズユニット6の基端側が位置している。一方、光学レンズユニット9の一方の側には、装置前後方向に向けて入出力インタフェース回路が搭載されたインタフェース基板11が配置され、これに平行に、ビデオ信号処理回路が搭載されたビデオ基板12が配置されている。さらに、光源ランプユニット8、光学レンズユニット9の上側には、装置駆動制御用の制御基板13が配置されている。装置前端側の左右の角には、それぞれスピーカ14R、14Lが配置されている。
【0017】
光学レンズユニット9の上面側の中央には冷却用の吸気ファン15Aが配置され、光学レンスユニット9の底面側の中央には冷却用循環流形成用の循環用ファン15Bが配置されている。また、光源ランプユニット8の裏面側である装置側面には排気ファン16が配置されている。そして、電源ユニット7における基板11、12の端に面する位置には、吸気ファン15Aからの冷却用空気流を電源ユニット7内に吸引するための補助冷却ファン17が配置されている。
【0018】
さらに、電源ユニット7の直上には、その装置左側の位置に、フロッピーディスク駆動ユニット(FDD)18が配置されている。
【0019】
(外装ケースの構造)
図1に示すように、外装ケース2のアッパーケース3は、長方形の天壁3aと、その前側を除く三方の辺からほぼ垂直に下方に延びている左右の側壁3b、3cおよび後壁3dから形成されている。同様に、ロアーケース4は、長方形の底壁4aと、その前側を除く三方の辺からほぼ垂直に起立している左右の側壁4b、4cおよび後壁4dから形成されている。フロントケース5は、中央部分が僅かに前方に凸状態に湾曲しており、この部分には環状リム5aが周囲に形成された円形の開口5bが開いており、ここを通って、投写レンズユニット6の前端側の部分が装置前方側に延びている。アッパーケース3とロアーケース4とは、左右の側壁におけるそれぞれ2箇所の位置で、固定ねじ21a、21bおよび22a、22bにより相互に連結されている(図14参照)。フロントケース5は、上下からアッパーケース3およびロアーケース4によって挟まれた状態で保持されている。
【0020】
アッパーケース3の天壁3aには、その中央の前方側の位置に、エアーフィルタカバー23が取付けられている。このカバー23には多数の通気孔が形成されており、この内側には、ここを介して外部から塵等が侵入することの無いように、エアーフィルタ24が取付けられている(図2(b)参照)。この裏面側に、上記の吸気ファン15Aが位置している。天壁3aの前方側の左右の端には、内蔵スピーカー14R、14Lに対応した位置に多数の連通孔25R、25Lが形成されている。また、天壁3aの左側の端の部分には、操作スチッチ蓋26が取付けられている。この操作スイッチ蓋26はその一方の端を中心として開閉できるようになっている。この蓋26を開くと、その内部に配列された多数の操作スイッチ26aが露出する(図15(b)参照)。
【0021】
ロアーケース4の底壁4aには、内蔵されている光源ランプユニット8に対応する位置にランプ交換蓋27が取付けられている。この交換蓋27は下壁4aにねじ止めされており、ねじを緩めて蓋27を取外ずれせ内蔵の光源ランプユニット8を交換することができる。
【0022】
底壁4aの前端の左右の角には、高さ調整用フット31(31R、31L)が配置されている。これらのフット31は、それを回すことにより高さの微調整ができ、フロントケース5の両端の下側部分に突出している高さ調整ボタン32(32R、32L)を操作することにより、これらのフット31の高さを大まかに調整(粗調整)できるようになっている。底壁4aの後端側の中央には突起33が形成されており、この突起33と、上記の2個のフット31とにより装置1は3点支持された状態でテーブル等に設置される。なお、設置面に凹凸がある場合等に装置ががたつくことの無いように、底壁の後端側の両端にも補助突起34R、34Lが形成されている。
【0023】
一方、装置前面を規定しているフロントケース5の右側の上端位置と、装置後面の上半部分を規定しているアッパーケース3の後壁3dの中央位置には、それぞれ、受光窓35F、35Rが配置されている。これらの受光窓はリモートコントローラからの制御光を受けるためのものである。このように本例では、装置の前後に受光窓を形成してあるので、装置の前側および後ろの側のいずれの側からでも遠隔操作を行うことができるので便利である。また、フロントケース5においてその中央の投写レンズユニット6の左右の位置には、放熱フィンが多数露出している放熱部5R、5Lが上下方向に形成されている。これらの放熱部は、後述するように、光学レンズユニット内を循環する空気流から熱を外部に放出するためのものである。
【0024】
装置後面の下半部分を規定しているロアーケース4の後壁4dには、その左端の部位には、外部電力供給用のACインレット36、および主電源スイッチ37が配置されている。
【0025】
図1(e)に示すように、装置の左側の側面には携帯用ハンドル38が取付けられている。このハンドル38の2つの基端部分38a、38bは、アッパーケース3およびロアーケース4の側壁3b、4bの合わせ面の部分に回転可能に取付けられている。アッパーケース側の側壁3bには、ハンドル収納用の凹部3eが形成されており、ここにハンドル38を収納できるようになっている。また、側壁3bの上端部分には、装置の動作状態を表示するためのLED表示部39が配置されている。ロアーケース側の左側の側壁4bには、下端を中心として開閉可能な入出力用端子蓋41が取付けられている。これを開けると、内部に配置されている多数の入出力端子42が露出する(図15(b)参照)。
【0026】
さらに、この装置左側のアッパーケース側壁3bには、その後側の天壁3a寄りの位置に、水平な状態で、フロッピーディスクの挿入口18aが開口している。この挿入口18aの右上にはイジェクトボタン18bが配置されている。
【0027】
装置の反対側、すなわち、右側の側面を規定しているアッパーケースおよびロアーケースの側壁3c、4cには、これらの双方に渡る状態で、排気孔43が形成されている。この排気孔43の裏面側にはエアーフィルタを介して冷却用の排気ファン16が位置している。
【0028】
(光源ランプユニット)
図2(a)および図7を参照して、光源ランプユニット8について説明する。光源ランプユニット8は、光源ランプ801と、これを内蔵しているほぼ直方体形状のランプハウジング802から構成されている。本例では、ランプハウジング802は、インナーハウジング803とアウタハウジング804の二重構造となっている。光源ランプ801は、ハロゲンランプ等のランプ本体805と、リフレクタ806から構成されており、ランプ本体805からの光を光軸1aに沿って光学レンズユニット9の側に向けて出射する。
【0029】
アウタハウジング804は、光軸1a方向の前面が開口となっており、ここには紫外線フィルタ809が取付けられている。光軸1a方向の裏面には、冷却空気の通過用のスリット群807が多数形成されている。インナーハウジング803は、光源ランプ801の前面に取付けられており、出射光の通過部分は開口となっていると共に、外周部分には、冷却空気の通過孔808が多数形成されている。本例では、このインナーハウジング803と光源ランプ801が一体に形成されている。ランプ交換は、これらを一体のままで、着脱するように構成されている。
【0030】
(光学レンズユニット)
光学レンズユニット9は、その色合成手段を構成しているプリズムユニット910以外の光学素子が、図3(a)に示す形状をした上下のライトガイド901、902の間に上下から挟まれて保持された構成となっている。これらの上ライトガイド901、下ライトガイド902は、それぞれ、アッパーケース3およびロアーケース4の側に固定ねじにより固定されている。また、これらの上下のライトガイド板901、902は、プリズムユニット910の側に同じく固定ねじによって固定されている。プリズムユニット910は、ダイキャスト板である厚手のヘッド板903の裏面側に固定ねじよって固定されている。このヘッド板903の前面には、投写レンズユニット6の基端側が同じく固定ねじによって固定されている。したがって、本例では、ヘッド板903を挟み、プリズムユニット910と投写レンズユニット6とが一体となるように固定された構造となっている。このように剛性の高いヘッド板903を挟み、これらの双方の部品が一体化されている。したがって、衝撃等が投写レンズユニット6の側に作用しても、これらの双方の部材に位置ずれが発生することが無い。
【0031】
(光学系)
ここで、本例に組み込まれている光学系について説明する。図6には本例の投写型表示装置1の光学系のみを示してある。本例の光学系は、上記の光源ランプ805と、均一照明光学素子であるインテグレータレンズ921、922から構成される照明光学系923と、この照明光学系923から出射される白色光束Wを、赤、緑、青の各色光束R、G、Bに分離する色分離光学系924と、各色光束を変調するライトバルブとしての3枚の液晶ライトバルブ925R、925G、925Bと、変調された色光束を再合成する色合成光学系としてプリズムユニット910と、合成された光束をスクリーン上に拡大投写する投写レンズユニット6から構成される。また、色分離光学系924によって分離された各色光束のうち、青色光束Bを対応する液晶バルブ925Bに導く導光系927を有している。
【0032】
光源ランプ805としては、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ等を用いることができる。均一照明光学系923は、反射ミラー931を備えており、照明光学系からの出射光の中心光軸1aを装置前方向に向けて直角に折り曲げるようにしている。このミラー931を挟み、インテグレータレンズ921、922が前後に直交する状態に配置されている。
【0033】
色分離光学系924は、青緑反射ダイクロックミラー941と、緑反射ダイクロイックミラー942と、反射ミラー943から構成される。白色光束Wは、まず、青緑反射ダイクロイックミラー941において、そこに含まれている青色光束Bおよび緑色光束Gが直角に反射されて、緑反射ダイクロイックミラー942の側に向かう。赤色光束Rはこのミラー941を通過して、後方の反射ミラー943で直角に反射されて、赤色光束の出射部944からプリズムユニット910の側に出射される。ミラー941において反射された青および緑の光束B、Gは、緑反射ダイクロイックミラー942において、緑色光束Gのみが直角に反射されて、緑色光束の出射部945から色合成光学系の側に出射される。このミラー942を通過した青色光束Bは、青色光束の出射部946から導光系の側に出射される。本例では、均一照明光学素子の白色光束の出射部から、色分離光学系924における各色光束の出射部944、945、946までの距離が全て等しくなるように設定されている。
【0034】
色分離光学系924の各色光束の出射部944、945、946の出射側には、それぞれ集光レンズ951、952、953が配置されている。したがって、各出射部から出射した各色光束は、これらの集光レンズ951、952、953に入射して平行化される。
【0035】
このように平行化された各色光束R、G、Bのうち、赤色および緑色の光束R、Gは液晶ライトバルブ925R、925Gに入射して変調され、各色光に対応した映像情報が付加される。すなわち、これらのライトバルブは、不図示の駆動手段によって映像情報に応じてスイッチング制御されて、これにより、ここを通過する各色光の変調が行われる。このような駆動手段は公知の手段をそのまま使用することができる。一方、青色光束Bは、導光系927を介して対応する液晶ライトバルブ925Bに導かれて、ここにおいて、同様に映像情報に応じて変調が施される。本例のライトバルブは、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として用いたものを使用できる。
【0036】
導光系927は、入射側反射ミラー971と、出射側反射ミラー972と、これらの間に配置した中間レンズ973と、液晶パネル925Bの手前側に配置した集光レンズ953から構成される。各色光束の光路長、すなわち、光源ランプ805から各液晶パネルまでの距離は緑色光束Bが最も長くなり、したがって、この光束の光量損失が最も多くなる。しかし、導光系927を介在させることにより、光量損失を抑制できる。よって、各色光束の光路長を実質的に等価にすることができる。
【0037】
次に、各液晶パネル925R、G、Bを通って変調された各色光束は、色合成光学系910に入射され、ここで再合成される。本例では、前述のようにダイクリックプリズムからなるプリズムユニット910を用いて色合成光学系を構成している。ここで再合成されたカラー映像は、投写レンズユニット6を介して、所定の位置にあるスクリーン上に拡大投写される。
【0038】
ここで、本例の光学系においては、上記の構成に加えて、1/2波長板を、各色の光束の経路に配置して、各色の光束をS偏光に揃えることが好ましい。このようにS偏光のみを利用できるようにすると、P偏光およびS偏光が混在しているランダム偏光をそのまま利用する場合に比べて、ダイクロイックミラーでの色分離性が改善される。また、導光系927はミラーを用いて光束を反射しているが、S偏光はP偏光に比べて反射率が良いので、光量損失等を抑制することができるという利点もある。
【0039】
(電源ユニット)
電源ユニット7は、図2に示すように、金属製のシールドケース701の内部に各構成素子が内蔵され、この部分で発生する電気的、磁気的ノイズが外部に漏れることを防止してある。シールドケース701は、装置の外装ケース2の左右の側壁に渡る大きさであり、左端の部分は、装置前方側に向けて一定の幅で突出した平面形状をしている。すなわち、この突出部分702の前方には、光学系ブロック9の均一照明系の反射ミラー931が装置前後方向に対して45度の角度で配置されている。この裏面側の空間はとかくデットスペースになり易い。本例では、この空間703を有効利用するために、シールドケース701をこの空間703の側に突出させて突出部分702を形成し、電源ユニットの構成部品の配置空間を確保している。
【0040】
電源ユニット7のシールドケース701は、矩形の中空断面をしており、その剛性は他の部分に比べて一般的に高い。このケース701の底面側は、複数本の固定ねじによって、ロアーケース4の底部4aに固定されている。また、その上面側は、同じく複数本の固定ねじによって、アッパーケース3の上壁3aに固定されている。このように、本例では、装置後端側においては、アッパーケース3およびロアーケース4を、剛性の高いシールドケース701に固定してあるので、装置後端部分の外装ケースは、一体性が高く、また剛性も高くなっている。
【0041】
ここで、電源ユニット7は、装置内に配置されている他の部品に比べて、重量が大きい。この電源ユニット7と共に装置内において重量の大きい部品は、ヘッド板903の前後に固定したプリズムユニット910および投写レンズユニット6である。本例では、図2から良く分かるように、電源ユニット7を装置後端において横長の状態に配置してある。また、電源ユニット7の各構成素子の配置を適切に設定することにより、その重心が、装置の幅方向の中央に位置するように調整してある。これに対して、装置前端側においては、その中央にプリズムユニット910と投写レンズユニット6が配置されている。したがって、本例においては、装置の重心位置が、ほぼ装置の幅方向および前後方向の中心に位置するようになる。この結果、携帯用ハンドル38を引出して、図25に示すように装置左側が上に向いた姿勢で装置を持ち運んでいる際に、誤って装置を落下させても、装置は、その中心が前後左右の中央に位置しているので、その姿勢のまま落下することになる。装置の重心位置が前後あるいは左右に片寄った位置にあると、装置は重心の側に倒れながら落下する。このように落下すると、装置の外装ケースの角の部分が床面等に最初に衝突するので、局部に過大な衝撃力が作用して、その部分が破損するおそれが極めて高い。しかしながら、本例では、装置はそのまま前後、左右に倒れることなく落下するので、下側の装置右側面が全体としてほぼ同時に床面等に衝突し、局部的な破損が発生するおそれが極めて低いという利点がある。
【0042】
さらに、電源ユニット7は従来においては、その底面あるいは上面の側を外装ケース2の側に固定しているのみである。しかし、本例では、図2(b)から分かるように、電源ユニット7の装置上下方向における重心位置に対応する高さ位置の所でも、固定ねじ704によって、外装ケース2の側に固定している。本例では、ロアーケース4の後壁4dに固定している。この結果、装置に前後方向の振動が加わった場合に、電源ユニット7の前後の揺れが効果的に防止される。
【0043】
一方、本例の電源ユニット7では、ここから各駆動部分への電力供給路等を可能な限り短くすることにより、ノイズ発生源であるリード線を可能な限り短くし、これによりノイズの発生を抑制するようにしている。まず、ACインレット36および主電源スイッチ37は、電源ユニット7のシールドケース701の後側面に対して直接に固定してある。したがって、これらの各部分から電源ユニット7まで引き回されるリード線を省略できる。
【0044】
また、装置裏面に取り付けたランプ交換蓋27の開閉に連動するインターロックスイッチ710も電源ユニット7のシールドケース701の前側面に一体的に取り付けてある。すなわち、図2に示すように、インターロックスイッチ710は、シールドケース突出部分702の装置右側に僅かに離れた部分に取付けられている。このスイッチ710の動作部分711は下方に向いており、ここが、交換蓋27の上面から垂直に延びる作動突起271によって常に上方に押し上げられている。この状態では、インターロックスイッチ710はオン状態にある。これに対して、交換蓋27を外した状態では、スイッチ710の動作部分が下方に移動して、スイッチはオフ状態に切り換わる。このように、従来においては電源ユニット7から離れた位置にあったスイッチ710を電源ユニットのシールドケース701の側面に固定して、そこまでのリード線を短くしてある。
【0045】
さらには、本例の電源ユニット7においては、装置前側に隣接配置されているランプユニット8の駆動回路であるバラスト回路部分720を、ランプユニット8と同一の側に配置してあり、ここからランプユニット8までのリード線を極力短くするようにしてある。
【0046】
このように、本例においては、電源ユニット7から引き出されて各駆動部分に到る電力供給路を極力短くしてあるので、従来に比べて、ノイズ源が少なくなり、ノイズ発生を抑制することができる。
【0047】
(FD駆動ユニット)
本例では、上記のように、装置内において耐衝撃性、耐落下強度を改善した状態で取付けられている電源ユニット7の上面に、FD駆動ユニット18が固定ねじ等によって固定されている。投写型表示装置において、その内部構成部分のうち、光学系の部分はシールドケース等によって強固に覆われている訳ではないので、このような光学系の部分にFD駆動ユニット18を取り付けるには、別途、取付け用の補強部材等を配置する必要がある。しかし、電源ユニット7、光源ランプユニット8は、上記のようにケースによって覆われており、その上面には一般に平坦部分が形成されている。したがって、本例では、この部分を利用して、FD駆動ユニット18を固定するようにしている。この結果、FD駆動ユニット18を固定するための別部材、補強部材等を必要とすることなく、当該ユニット18を設置できる。
【0048】
また、これらの電源ユニット7および光源ランプユニット8に取り付けた場合には、これらのシールドケースを電気的グランウントとしてそのまま利用できるという利点もある。
【0049】
さらに、本例では、FD駆動ユニット18を、電源ユニット7の上面における左側の側面に寄せた位置に配置してある。この理由は、当該ユニット18のFD挿入口18aを、装置外装ケースの左側の側壁3bに位置させるためである。この左側の側壁3bには、その天壁側の部分には操作スチッチ群が配置されていると共に、その底壁側の部分には、外部機器との入出力を取るための入出力部が配置されている。したがって、この位置にFD挿入口18aを配置すれば、FDの挿入、排出操作も含めて、装置1に対する各種の操作の全てを、装置の左側の側面3bにおいて行うことができるので、便利となる。
【0050】
(基板の配置)
図11、図12および図13を参照して、インタフェース基板11、ビデオ基板12および制御基板13、並びに、FD駆動ユニット18の駆動制御回路が搭載されている駆動用基板19の配置について説明する。まず、制御基板13は、図11に示すように、アッパーケース3の上壁3aの下側位置においてこれと平行に配置され、外周縁の複数の箇所で固定ねじにより、アッパーケース3の側に固定されている。この基板13は、光学系ブロック9および光源ランプユニット8の上面を覆う形状をしている。また、プリズムユニット910の直上部分は矩形に切りかかれた形状となっている。この基板13の装置左側の端部には、装置天面の左側の端に配列されている操作スイッチ群26aに対応する接点が配列されている。
【0051】
図13から分かるように、インタフェース基板11はロアーケース4の底壁4aよりも僅かに高い位置において平行に配置されている。また、ビデオ基板12は、このインタフェース基板11の表面側から装置上下方向に起立した姿勢で、装置左側の側壁に平行に配置されている。これらの2枚の基板11、12は、ロアーケース4の底壁4aに固定した基板固定金具111によって支持されている。また、基板固定金具111の上端にはシールド板112が取付けられており、このシールド板112の上端側は、ビデオ基板12の上端まで延びている。したがって、これらの2枚の基板11、12、シールド板112および基板固定金具111によって、これらの間にシールド空間が区画形成されている。したがって、これらの間に配置されている電気素子、電子素子から発生したノイズが外部に漏れることが防止される。
【0052】
一方、駆動用基板19は、FD駆動ユニット18に対して装置右側に隣接した位置に配置されている。この駆動用基板19は、天壁3aの裏面側においてこれに平行に配置されていると共に、その前側部分19aは、制御基板13の後端部分13aの上側に部分的に重なった状態となっている。
【0053】
ここで、各基板間の電気的接続は次のようになっている。まず、インタフェース基板11の表面には、ビデオ基板12の側とのコネクタ113が配置されている。ビデオ基板12の下端側の表面には、このコネクタ113に差し込み接続可能なコネクタ114が配置されている。同様に、ビデオ基板12の上端側の表面には制御基板13の側とのコネクタ115が配置されている。制御基板13の裏面には、このコネクタ115に差し込み接続可能なコネクタ116が配置されている。したがって、図13に示すように、各基板11、12、13を配置した状態においては、相互の対応するコネクタ同志が接続した状態になる。
【0054】
また、制御基板13の後端部分13aと、この上に重なった状態に配置されている駆動用基板の前側部分19aとの間も、相互に差し込み可能なコネクタ117を介して、電気的に相互に接続されている。
【0055】
このように、本例では、各基板間の接続がリード線等を引き回すことなく形成されている。したがって、ノイズ発生源が少なく、ノイズの発生を抑制することができる。
【0056】
さらに、本例では、図11から分かるように、制御基板13の外周縁の角の部分を、固定ねじを用いて、外装ケース2の側、すなわち接地側に固定してある。このような角の部分は、ノイズ発生が起こり易い部分である。しかし、本例のようにこのような部分を接地することにより、ノイズの発生を抑制することが可能となっている。
【0057】
(ヘッド板の部分の構造)
図4、図5を主として参照してヘッド板903の形状を説明する。ヘッド板903は、装置の幅方向に向けて垂直な姿勢で延びる垂直壁91と、この垂直壁91の下端から水平に延びる底壁92から基本的に構成されている。垂直壁91は、図5に示すように、表面に縦横に補強リブ91aが多数本形成されて面外剛性が高い壁であり、その中央部分には、プリズムユニット910からの出射光が通過するための矩形の開口91bが形成されている。また、この垂直壁91には、プリズムユニット固定ねじのねじ孔91cが形成されていると共に、投写レンズユニット6の基端側を固定するためのねじ孔91dが形成されている。図4から分かるように、垂直壁91の前面側の表面には投写レンズユニット6の基端側が固定され、その後面側の表面にはプリズムユニット910固定される。
【0058】
このように、剛性の高い垂直壁91を挟み、位置合わせした状態で、プリズムユニット910および投写レンズユニット6が固定されるので、これらの一体性は高く、衝撃力等が作用しても、相互の位置ずれが発生するおそれは極めて少ないという利点がある。
【0059】
ヘッド板903の底壁92の裏面には、循環用ファン15Bが取付けられている。この底壁92には、冷却用空気を流通させるための連通孔(図示せず)が形成されている。
【0060】
ここで、図2(b)および図4(a)から分かるように、ヘッド板903の垂直壁91の上端および下端には、それぞれ、アッパーケース3およびロアーケース4への取付け部91e、91fが形成されている。これらの部分が固定ねじによって、それぞれアッパーケース3およびロアーケース4の側に固定される。
【0061】
このように、本例においては、前述したように、アッパーケース3およびロアーケース4は、その後端側の部分が電源ユニット7に固定され、前端側の部分がヘッド板903に固定されている。このように、前後において剛性の高い部分に固定されているので、アッパーケース3およびロアーケース4の一体性、剛性が高くなる。よって、耐衝撃性の改善され、落下等により破損が起きることが少なくなる。
【0062】
(冷却機構)
次に、図7、図8、図9および図10を参照して、本例の投写型表示装置1における各発熱部分の冷却機構について説明する。
【0063】
本例の装置1における基本的な冷却用空気の流れは、平面的には、図8に示すような経路となる。装置1の天壁3aに形成した通気孔23を通って外部から冷却用吸引ファン15Aによって吸引された空気は、光学レンズユニット9の上面を規定している上封止板991と、装置天壁3aの間の空間を横方向に流れて、装置の右側面に配置されている排気ファン16によって、再び外部に排出される。主要な空気流の流通経路は図8において太線で示してあるように、その一部の空気流1100は、平面的に見て、光学レンズユニット9の上側に配置されている上封止板991に沿って直接に排気ファン16に至り、ここを通過して外部に排出される。
【0064】
別の空気流1120は、光学レンズユニット9の上側に配置されている上封止板991に沿って後ろ側に流れて、光源ランプユニット8の前面側から、そのアウタハウジング804に形成されている通気孔804a、およびインナーハウジング803に形成されている通気孔808を介して、その内部に入り込む。ここを通過した後は、裏面側の排気口807を通過して、その裏側の排気ファン16を介して外部に排出される。
【0065】
これに対して、別の空気流1130は、光学レンズユニット9の上面に沿って後側に流れて、電源ユニット7の端に取り付けてある補助吸引ファン17によって吸引されて、電源ユニット7の内部に引き込まれ、この内部を通過して他端側から排気ファン16によって吸引されて外部に排出される。
【0066】
図9には、電源ユニット7の内部を通過する空気流1130の流通経路の立体的な流れを示してある。この図に示すように、空気流1130は、吸引ファン15Aによって外部から吸引された後に、光学レンズユニット9の上側に配置されている上封止板991に沿って後側に流れて、ライトガイド901に空けた通気孔(図示せず)を通って、均一照明光学素子であるインテグレターレンズ921、922が配置されている光学レンズユニット9の部分を降下して、下ライトガイド902に開けた通気孔からその下側に回り込み、しかる後に、吸引ファン17を介して電源ユニット7の内部に導入される。この後は、排気ファン16の側に流れ、ここを介して外部に排出される。
【0067】
このように、本例では、補助の排気ファン17を配置して、強制的に電源ユニット7の内部に冷却用空気流を導入している。したがって、発熱源である電源ユニットの内部を効果的に冷却することができる。
【0068】
図7には、光源ランプユニット8を通過して流れる空気流1120の立体的な流れを示してある。この図に示すように、空気流1120は、上ライトガイド901とアパーケース上壁3aの裏面の間に沿って流れて、光源ランプユニット8の出射側の前端上部に至る。ここから光源ランプユニット8の各構成部分の表面に沿って流れて、後ろ側の排気ファン16に到る。すなわち、空気流1120は、アウターハウジング804の内外の表面に沿って流れると共に、インナーハウジング803の内外の表面に沿って流れる。さらには、リフレクタ806の表面に沿って流れる。
【0069】
このように、本例では、光軸に沿って光源ランプユニット8の前端側から後ろ側に向けて空気流1120が形成されて、ランプ805、リフレクタ806等の発熱源の周囲が効率良く冷却される。
【0070】
次に、本例では、図9、10から分かるように、光学レンズユニット9は、その上側が上封止板991によって実質的に気密状態に封鎖されていると共に、その下側は、下封止板1150によって実質的に気密状態に封鎖されている。そして、この下封鎖板1150の直上に循環用ファン15Bが配置されている。さらには、これらの上下の封止板991、1150の前側は、ヘッド板903に固定されている。更に、後側はそれぞれ上ライトガイド901および下ライトガイド902に固定されている。これに加えて、ヘッド板903の前側には、その中央に取付けられている投写レンズユニット6の左右の側に、フロントケース5の内側面に沿って上下に延びる実質的に気密状態の空気循環路1160、1170が封止板1161、1171とフロントケース5の内側面の間に形成されている。これらの循環路が位置するフロントケース5の部分には、放熱部5R、5Lが形成されている。また、ヘッド板903には、光学レンズユニット9内と、空気循環路1160、1170とをそれぞれ連通するための多数の連通孔9031、9032が形成されている。
【0071】
したがって、本例においては、循環用ファン15Bを駆動すると、図9および図10に示すように、各ライトバルブの前後の面に沿って上方に向かい、その後に循環路1160、1170を通って、再びファン15Bの吸引側に戻る空気循環流1180が形成される。この空気循環流1180は、その上昇過程において、ライトバブル、偏光板等の光学素子を冷却し、上封止板991に沿って横方向に流れる間に、この封止板991を介して、その上側を流れる外部から導入された空気流との間で熱交換が行われて放熱する。さらに、循環路1160、1170を通って降下する過程において、フロントケース5に形成されている放熱部5R、5Lを介して外部に放熱して、充分に冷却される。
【0072】
このように、本例においては、光学レンズユニット9の内部を冷却するために、外部から空気を導入することなく、内部で循環流を形成し、これによって冷却を行っている。外部から空気流を導入して冷却を行う場合には、外部から塵等が光学レンズユニット9に侵入して、光学素子の表面に付着し、これが原因となって、投写映像がぼける等の弊害が発生するおそれがある。しかし、本例では、このように循環流で冷却を行っているので、このような弊害が発生することがない。すなわち、本例によれば、投写型表示装置において、光学レンズユニットの冷却に適した防塵構造を備えた冷却機構を実現することができる。加えて、インテグレータレンズを使用することによって、ライトバルブの開口部への光の導光が、中央部と周辺部が均一となり、しかも中央部の光量が1/3乃至1/5に下げられるため、この冷却方式と組み合わせることによって冷却を可能とすることができる。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、光源と、前記光源から出射された光束を光学的に処理して画像情報に対応した光学像を形成する光学系と、ここで形成された光学像を拡大投写する投写レンズと、電源系と、回路基板とを有する投写型表示装置に、記録媒体を挿入する挿入口を備えた駆動装置を搭載すると共に、その挿入口を、装置外装ケースの側面に位置させる構成を採用している。したがって、外部機器等と接続することなく、記録媒体の授受のみで希望する画像を拡大投写できると共に、記録媒体の挿入口が側面に形成されているので、そこから内部に塵等が侵入することがない。
【0074】
また、挿入口が位置している装置外装ケースの側面に、当該挿入口に隣接して、外部との間で信号の授受を行う入出力端子群が配列された入出力部、操作スイッチ群を配列することにより、装置操作面としてあるので、装置に対する記録媒体の挿入、排出操作およびその他の各種の操作を同一の側面から行うことができるので、操作性が向上する。
【0075】
さらに、駆動装置を光源のハウジングあるいは電源系のシールドケースに固定するようにすれば、駆動装置を搭載するために別部材を必要とすることなく、また補強部材を別途必要とすることなく、当該駆動装置を簡単に取り付けることができる。また、このようにすれば、これら光源のハウジングおよび電源系のシールドケースを電気的なグラウンドとして利用できる。さらには、駆動装置の駆動制御回路が搭載された駆動用基板を、駆動装置に対して隣接した位置に配置すれば、電源系および駆動装置との電気的な接続を簡単に取ることができ、電源供給ライン、信号ライン等を引き回す必要が無くなるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である投写型表示装置の外観形状を示す図である。
【図2】図1の装置の内部の各部品の配置を示す図であり、(a)はその平面的な配置を示す図、(b)はその立体的な配置を示す図である。
【図3】光学レンズユニットと投写レンズユニットの部分を取り出して示す図であり、(a)はその概略平面構成図、(b)はその概略断面構成図である。
【図4】ヘッド板、プリズムユニットおよび投写レンズユニットを取り出して示す図であり、(a)はその概略平面図、(b)はその概略断面図である。
【図5】ヘッド板、投写レンズユニットおよび外装ケースとの固定方法を示す側面図である。
【図6】図1の装置の組み込まれている光学系の概略構成図である。
【図7】光源ランプユニットの構成を示す概略断面構成図である。
【図8】冷却空気流の平面的な流れを示す説明図である。
【図9】冷却空気流の立体的な流れを示す説明図である。
【図10】冷却空気流の立体的な流れを示す説明図である。
【図11】基板の配置を示すための説明図である。
【図12】基板の配置を示すための説明図である。
【図13】基板の配置を示すための説明図である。
【図14】アッパーケースとロアーケースの固定構造を示す部分断面図である。
【図15】ハンドル取付け部分の構造を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 投写型表示装置
1a 光軸
2 外装ケース
3 アッパーケース
4 ロアーケース
5 フロントケース
5R、5L 放熱部
6 投写レンズユニット
7 電源ユニット
8 光源ランプユニット
9 光学レンズユニット
903 ヘッド板
9031、9032 通気孔
910 プリズムユニット(色合成手段)
924 色分離手段
925R、925G、925B ライトバルブ
991 上封止板
11 インタフェース回路基板
12 ビデオ回路基板
13 制御回路基板
111 基板固定板
112 シールド板
113、114、115、116、117 コネクタ
15A 吸気ファン
15B 循環用ファン
18 FD駆動ユニット
18a FD挿入口
18b イジェクトボタン
19 FD駆動ユニットの駆動用基板
1100、1120、1130 冷却用空気流
1150 下封止板
1160、1170 循環通路
1180 循環空気流
Claims (4)
- 光源と、前記光源から出射された光束を光学的に処理するとともに前記光源から出射された光束を画像情報に対応した光学像に変調する光変調装置を含む光学系と、前記光変調装置で形成された光学像を拡大投写する投写レンズと、電源系と、回路基板とを有する投写型表示装置において、
記録媒体を挿入する挿入口と、当該挿入口から挿入された記録媒体の担持情報の読み取り動作を行う駆動装置とを有し、
前記挿入口は、装置外装ケースの側面に位置しており、
前記駆動装置は、前記光源のハウジングおよび前記電源系のシールドケースのうちの少なくとも一方に固定配置されていること
を特徴とする投写型表示装置。 - 請求項1において、
前記挿入口が位置する装置外装ケースの側面には、外部との間で信号の授受を行う入出力端子群が配列されていること
を特徴とする投写型表示装置。 - 請求項1または2において、
当該挿入口に隣接して、操作スイッチ群が配列されていること
を特徴とする投写型表示装置。 - 請求項1〜3のいずれかにおいて、
前記回路基板は、駆動装置の駆動制御回路が搭載された駆動用基板を含み、
当該駆動用基板は、前記駆動装置に対して隣接した位置に配置されていること
を特徴とする投写型表示装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07425595A JP3624456B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 投写型表示装置 |
US08/624,793 US5676442A (en) | 1995-03-30 | 1996-03-27 | Projection display apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07425595A JP3624456B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 投写型表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08275096A JPH08275096A (ja) | 1996-10-18 |
JP3624456B2 true JP3624456B2 (ja) | 2005-03-02 |
Family
ID=13541868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07425595A Expired - Fee Related JP3624456B2 (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 投写型表示装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5676442A (ja) |
JP (1) | JP3624456B2 (ja) |
Families Citing this family (52)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5876105A (en) * | 1996-03-29 | 1999-03-02 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Notebook size LCD projector |
JP3598752B2 (ja) * | 1996-10-04 | 2004-12-08 | セイコーエプソン株式会社 | 投写型表示装置 |
JP3545170B2 (ja) * | 1997-06-27 | 2004-07-21 | パイオニア株式会社 | 投写型画像表示装置 |
JP3724532B2 (ja) * | 1997-09-16 | 2005-12-07 | ソニー株式会社 | 映像表示装置および光学装置用冷却装置 |
US5855488A (en) * | 1997-09-19 | 1999-01-05 | In Focus Systems, Inc. | Protection lamp safety interconnect apparatus and method |
JP3663928B2 (ja) * | 1998-02-26 | 2005-06-22 | セイコーエプソン株式会社 | 光源ランプユニットおよび投写型表示装置 |
US6044178A (en) * | 1998-03-10 | 2000-03-28 | Seiko Epson Corporation | LCD projector resolution translation |
USD409644S (en) * | 1998-03-12 | 1999-05-11 | Sony Corporation | Projector |
JP4103169B2 (ja) | 1998-04-06 | 2008-06-18 | ソニー株式会社 | 表示装置及びその冷却方法 |
USD420376S (en) * | 1998-04-21 | 2000-02-08 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Liquid crystal video projector |
JP3613010B2 (ja) * | 1998-06-23 | 2005-01-26 | セイコーエプソン株式会社 | 投写型表示装置 |
TW403854B (en) * | 1998-11-10 | 2000-09-01 | Seiko Epson Corp | Projection type display device |
JP2000206619A (ja) * | 1999-01-18 | 2000-07-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ランプと液晶プロジェクション装置 |
US6353295B1 (en) * | 1999-01-20 | 2002-03-05 | Philips Electronics North America Corporation | Lamp electronic ballast with a piezoelectric cooling fan |
JP2000231154A (ja) * | 1999-02-10 | 2000-08-22 | Hitachi Ltd | 表示装置及び表示光学系部 |
JP3608428B2 (ja) * | 1999-04-15 | 2005-01-12 | セイコーエプソン株式会社 | 投写型表示装置 |
JP3414341B2 (ja) * | 1999-04-23 | 2003-06-09 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクタ |
US6488378B1 (en) * | 1999-05-28 | 2002-12-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Imaging apparatus |
EP1965249B1 (en) * | 1999-06-29 | 2012-04-18 | Sony Corporation | Projection display device with air cooling system |
JP4284766B2 (ja) * | 1999-07-29 | 2009-06-24 | ソニー株式会社 | プロジェクタ装置 |
US6785049B1 (en) * | 2000-01-31 | 2004-08-31 | 3M Innovative Properties Company | Illumination system for reflective displays |
US6424097B1 (en) * | 2000-05-12 | 2002-07-23 | Infocus Corporation | Projection lamp safety interlock apparatus and method |
US6379012B1 (en) | 2000-06-20 | 2002-04-30 | Draper, Inc. | Overhead projector mount system |
JP3888045B2 (ja) * | 2000-07-24 | 2007-02-28 | セイコーエプソン株式会社 | 投写型表示装置 |
US6623123B2 (en) | 2000-08-10 | 2003-09-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Optical unit, image display apparatus, and illumination adjustment method in an image display optical unit the same |
JP4708537B2 (ja) * | 2000-08-10 | 2011-06-22 | キヤノン株式会社 | 画像表示装置および画像表示システム |
US6695461B2 (en) * | 2000-12-25 | 2004-02-24 | Seiko Epson Corporation | Lamp unit, projector, and fixing method of light source lamp and reflector |
US6726336B2 (en) * | 2001-01-12 | 2004-04-27 | Sony Corporation | Projector having a hinged front cover with a loudspeaker |
JP3797129B2 (ja) * | 2001-03-28 | 2006-07-12 | セイコーエプソン株式会社 | 光学部品の取付構造およびプロジェクタ |
JP3639271B2 (ja) * | 2002-07-30 | 2005-04-20 | 株式会社東芝 | 投射型表示装置及び送風装置 |
CN100428050C (zh) * | 2002-08-29 | 2008-10-22 | 中强光电股份有限公司 | 投影机灯泡的遮光结构 |
JP4204500B2 (ja) * | 2004-03-23 | 2009-01-07 | 三洋電機株式会社 | 投写型映像表示装置 |
EP1730953A1 (en) * | 2004-03-31 | 2006-12-13 | THOMSON Licensing | Projection display with front and back jack panel access |
US7114810B2 (en) * | 2004-06-25 | 2006-10-03 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Multimedia display device |
US7104511B2 (en) * | 2004-09-22 | 2006-09-12 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Adjustable support for multimedia display device |
JP4036874B2 (ja) | 2005-07-19 | 2008-01-23 | 三洋電機株式会社 | プロジェクタ装置 |
JP2007316319A (ja) * | 2006-05-25 | 2007-12-06 | Funai Electric Co Ltd | プロジェクタ |
CN101131533B (zh) | 2006-08-25 | 2011-11-02 | 三洋科技中心(深圳)有限公司 | 投影装置 |
CN101140411B (zh) | 2006-09-05 | 2010-09-29 | 深圳华强三洋技术设计有限公司 | 投影装置 |
JP4863835B2 (ja) | 2006-10-19 | 2012-01-25 | 三洋電機株式会社 | 投写型映像表示装置 |
EP2229604A4 (en) * | 2007-12-03 | 2011-05-11 | Digislide Holdings Ltd | MINIATURIZED PROJECTION DEVICE WITH LUMINOUS DIODE ARRANGEMENT AND DICHROITIC WEDGE |
JP2010145967A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-07-01 | Sanyo Electric Co Ltd | 投写型映像表示装置 |
JP2011158527A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Seiko Epson Corp | プロジェクター |
JP2011164419A (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Sanyo Electric Co Ltd | 投写型表示装置 |
JP5450247B2 (ja) * | 2010-05-17 | 2014-03-26 | 三洋電機株式会社 | 投写型表示装置 |
JP5383630B2 (ja) * | 2010-11-15 | 2014-01-08 | キヤノン株式会社 | 画像投射装置 |
TWI443440B (zh) * | 2011-01-14 | 2014-07-01 | Delta Electronics Inc | 散熱總成及具該散熱總成之投影裝置 |
JP2012238687A (ja) | 2011-05-11 | 2012-12-06 | Sony Corp | 半導体パッケージ、半導体装置の製造方法、および固体撮像装置 |
JP5692655B2 (ja) * | 2011-11-17 | 2015-04-01 | 株式会社リコー | 画像投影装置 |
JP2014145995A (ja) | 2013-01-30 | 2014-08-14 | Sony Corp | 画像投影装置および照明光学系 |
JP6476902B2 (ja) * | 2014-07-16 | 2019-03-06 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクター |
CN104950565B (zh) * | 2015-07-07 | 2017-07-25 | 苏州佳世达光电有限公司 | 投影装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4613207A (en) * | 1984-05-08 | 1986-09-23 | Manchester R & D Partnership | Liquid crystal projector and method |
US5016984A (en) * | 1984-03-02 | 1991-05-21 | Manchester R & D Partnership | Liquid crystal motion picture projector with memory |
DE3712999A1 (de) * | 1987-02-16 | 1988-08-25 | Demolux | Overhead-projektor |
US5187510A (en) * | 1987-04-30 | 1993-02-16 | Nview Corporation | Liquid crystal display for projection systems |
-
1995
- 1995-03-30 JP JP07425595A patent/JP3624456B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-03-27 US US08/624,793 patent/US5676442A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08275096A (ja) | 1996-10-18 |
US5676442A (en) | 1997-10-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3624456B2 (ja) | 投写型表示装置 | |
JP3277508B2 (ja) | 投写型表示装置 | |
JP3275908B2 (ja) | 投写型表示装置 | |
US6203158B1 (en) | Projector | |
JP3572982B2 (ja) | 投写型表示装置 | |
US6364492B1 (en) | Projector | |
JP3613010B2 (ja) | 投写型表示装置 | |
US6139154A (en) | Projector | |
JP6507560B2 (ja) | プロジェクター | |
USRE37880E1 (en) | Projector | |
JP3610813B2 (ja) | 投写型表示装置 | |
JP3314774B2 (ja) | 投写型表示装置 | |
JPH08186784A (ja) | 投写型表示装置 | |
JP2000221598A (ja) | 投写型表示装置 | |
JP2000019645A (ja) | 投写型表示装置 | |
JPH11231418A (ja) | 投写型表示装置 | |
JP3567743B2 (ja) | 投写型表示装置 | |
JP3613038B2 (ja) | 投写型表示装置 | |
JP3460564B2 (ja) | 投写型表示装置 | |
JP3705287B2 (ja) | 光学ユニットおよび投写型表示装置 | |
JP3555615B2 (ja) | 投写型表示装置 | |
JP2000321664A (ja) | 投写型表示装置 | |
JP2000305165A (ja) | 投写型表示装置 | |
JP3264116B2 (ja) | 投写型表示装置 | |
JPH08186783A (ja) | 投写型表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040315 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040420 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040617 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041109 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041122 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091210 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101210 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101210 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111210 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111210 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121210 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121210 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |