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JP3620278B2 - 車両用定速走行制御システム - Google Patents

車両用定速走行制御システム Download PDF

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JP3620278B2
JP3620278B2 JP10062498A JP10062498A JP3620278B2 JP 3620278 B2 JP3620278 B2 JP 3620278B2 JP 10062498 A JP10062498 A JP 10062498A JP 10062498 A JP10062498 A JP 10062498A JP 3620278 B2 JP3620278 B2 JP 3620278B2
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  • Safety Devices In Control Systems (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両を設定された速度で定速走行させる車両用定速走行制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年においては、運転者が設定した速度で、車両を自動的に定速走行させる定速走行制御システムが多くの車両に搭載されている。また車両制御部の電子制御化に伴い、車両コントローラに搭載された演算処理手段に定速走行制御システムの制御部が内蔵されるものも開発が進められている。
また、図4に示すように、安全性を向上させるため、車両コントローラ7にメインマイコン10とサブマイコン40を並列に設け、それぞれに異常判定部14および44を設け、異常動作を監視するようにしているものがある。
【0003】
この定速走行制御システムは電気自動車に適用されたものであり、通常走行時には、メインマイコン10に搭載された通常走行制御部11で、アクセル開度検知部31で検知されたアクセル開度およびシフト位置検知部32で検知されたシフト位置に基づいて、走行用のモータ1の出力トルクを制御するトルク指令値を算出し、切換部13を介して、モータコントローラ3に出力している。モータコントローラ3では、トルク指令値を、モータ1の回転数に応じた電流指令値におきかえ、インバータ2でバッテリ5からの直流電流を所定の電圧の高周波に変換して、モータ1を制御している。
この時、サブマイコン40に搭載されている通常走行制御部41でも、通常走行制御部11と同様にトルク指令値の算出を行っている。
【0004】
定速走行スイッチ34がオンされ、さらにセットスイッチ35がオンされると、メインマイコン10に搭載された定速走行制御部12では、まず定速走行判定部16において、入力処理部15を介して入力されたブレーキスイッチ36、シフト位置検知部32、および車速センサ33の検出値から、定速走行を行うか否かを判定し、定速走行を行うならば、オートクルーズ可信号を目標車速設定部17および切換部13へ出力する。
目標車速設定部17では、セットスイッチ35がオンされた時の走行速度を目標車速に設定し、トルク演算部18で目標車速に応じたトルク指令値を演算し切換部13を介して、モータコントローラ3に出力する。
この時、サブマイコン40に搭載されている定速走行制御部42でも、定速走行制御部12と同様にトルク指令値の算出を行っている。
【0005】
メインマイコン10およびサブマイコン40内には、それぞれ、自分側で算出したトルク指令値と相手側の算出したトルク指令値を比較して異常が発生していないかを判定する異常判定部14および44が設けられている。
異常判定部14および44では、2つのトルク指令値が略同一でない場合には、異常検知信号を、フェイルセーフ部6に出力する。
フェイルセーフ部6では、異常判定部14または44から異常検知信号が送出された場合には、システムダウン等のフェイルセーフ動作を実行する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ノイズによる影響を低減するために、メインマイコン10およびサブマイコン40は、それぞれ別個の基準クロックで動作しているため、定速走行判定部16および定速走行判定部46で、セットスイッチ35のオン信号が入力されて定速走行の可否を判定する際の判定タイミングに、図5の(a)に示すように、わずかな差が生じることがある。
このため、判定のための条件の一つである走行車速が、メインマイコン10の定速走行判定部16では、条件を満たしていると判定され、サブマイコン40の定速走行判定部46では条件を満たしていないと判定され、切換部13からは定速走行制御部12で算出したトルク指令値が出力され、切換部43からは通常走行制御部41で算出されたトルク指令値が出力され、異常判定部14および44では、トルク指令値に差が生じてしまい、異常検知信号が送出され、フェイルセーフ動作が行われてしまう。
【0007】
また、図5の(b)に示すように、判定タイミングはほぼ一致していても、車速信号の演算タイミングの差から、演算誤差が生じ、図の実線で示す折れ線と点線で示す折れ線のように走行車速の演算値に差が生じ、このために、定速走行判定部16と定速走行判定部46での判定が異なり、トルク指令値に差が生じてしまうこともある。
すなわち、上記のように、メインマイコン10およびサブマイコン40内に、異常判定部14および44を設け、算出したトルク指令値を比較して異常判定を行う場合には、定速走行制御システムは正常であるにもかかわらず、トルク指令値に差が生じてしまい、異常判定部14または44から異常検知信号がフェイルセーフ部6に送出され、フェイルセーフ動作が行われてしまう場合があるという問題があった。
【0008】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、定速走行制御システムは正常であるにもかかわらず異常動作が生じていると判定されてしまうことを防止し、また異常時には確実に異常動作を判定し、判定結果を出力する信頼性の向上した車両用定速走行制御システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明では、手動操作されるセットスイッチと、車両の車速を含む走行状態を検出する走行状態検出手段と、設定された速度で定速走行させる車両コントローラとを有し、車両コントローラは少なくとも第1の演算処理手段および第2の演算処理手段と、第1の演算処理手段と第2の演算処理手段の間でデータの送受信を行う送受信部を有し、第1の演算処理手段の演算結果に基づいて定速走行するように制御を行い、第1の演算処理手段と第2の演算処理手段の間でデータの送受信を行うことにより、車両コントローラの監視を行う車両用定速走行制御システムにおいて、第1の演算処理手段は、セットスイッチから出力される信号の入力に応じて、走行状態検出手段で検出した走行状態と予め設定された車速範囲を含む第1の判定条件とを比較し、定速走行を実施するか否かを判断する第1の定速走行判定部と、第1の定速走行判定部の判断結果に応じて、選択された速度で車両を定速走行させる指令値を算出する第1の定速走行指令値算出部を有し、第2の演算処理手段は、セットスイッチから出力される信号の入力に応じて、走行状態検出手段で検出した走行状態と予め第1の判定条件に比べ車速範囲を緩く設定された第2の判定条件とを比較し、定速走行を許可するか否かを判断する第2の定速走行判定部と、送受信部を介して受信した第1の定速走行判定部の判定結果に応じて、選択された速度で車両を定速走行させる指令値を算出する第2の定速走行指令値算出部を有し、第1の定速走行判定部の判断結果と第2の定速走行判定部の判断結果とを比較し、第1の定速走行判定部の判断結果が定速走行を実施するものであり、第2の定速走行判定部の判断結果が定速走行を許可しないものであった場合に、不整合検知信号を出力する整合性判定部を備える
【0010】
そして、第1の演算処理手段と第2の演算処理手段のそれぞれに、自己の定速走行指令値算出部で算出された指令値と送受信部を介して受信した他の定速走行指令値算出部で算出された指令値とを比較して両指令値の差が所定値以上あるとき異常検知信号を出力する比較部を備えて、不整合検知信号または異常検知信号が出力された場合、フェールセーフ動作を行うように構成されたものとした
【0011】
上記第1の判定条件は、複数の条件を含み、セットスイッチの操作により送出された信号が入力されたときに、その前後の所定時間の間、複数の条件がすべて満たされていることであり、第2の判定条件は複数の条件を含み、セットスイッチの操作により送出された信号が入力されたときに、その前後の第1の判定条件での所定時間より短く設定された所定時間の間、複数の条件がすべて満たされていることであることが好ましい。
【0012】
上記車両は電気自動車であり、第1の定速走行制御部および第2の定速走行制御部は、設定された速度に応じて、走行用モータの出力トルクを制御するトルク指令値を出力することが好ましい。
【0013】
【作用】
本発明に係る車両用定速走行制御システムでは、第1の演算処理手段には、第1の定速走行判定部を設け、セットスイッチの操作により送出された信号が入力されたときに、走行状態検出手段で検出された走行状態と第1の判定条件を比較して、走行状態が第1の判定条件を満たしている場合には、例えばオートクルーズ可信号を第1の定速走行指令値算出部および第2の定速走行指令値算出部と整合性判定部へ出力する。
第1の定速走行指令値算出部および第2の定速走行指令値算出部では、設定された速度で車両を定速走行させる指令値を出力する。車両用定速走行制御システムが正常であれば、第1の定速走行指令値算出部および第2の定速走行指令値算出部で算出された指令値は略同一であるので、比較部で異常と判定されることはない。
【0014】
一方第2の演算処理手段に設けられている第2の定速走行判定部では、セットスイッチの操作により送出された信号が入力されたときに、走行状態検出手段で検出された走行状態と第2の判定条件を比較して、走行状態が第2の判定条件を満たしている場合には、例えばオートクルーズ許可信号を整合性判定部へ出力する。
第2の判定条件は第1の判定条件に比べ車速範囲を緩くした条件であるので、車両用定速走行制御システムが正常であれば、第1の定速走行判定部でオートクルーズ可信号が出力された場合には、確実に第2の定速走行判定部でオートクルーズ許可信号が出力される。
したがって、整合性判定部では、オートクルーズ可信号が入力されたにもかかわらずオートクルーズ許可信号が入力されない場合には整合性がとれていない異常な状態であると判定し、不整合検知信号を出力する。
【0015】
また、セットスイッチの操作により送出された信号が入力されたときに、走行状態検出手段で検出された走行状態が第1の判定条件を満たしていない場合には、第1の定速走行判定部からオートクルーズ可信号が出力されることはなく、通常の走行制御が行われる。
一方、第2の定速走行判定部の第2の判定条件は第1の定速走行判定部の第1の判定条件よりも緩いため、オートクルーズ許可信号が出力される場合と出力されない場合があるが、どちらの場合でも、整合性判定部では整合性はとれていると判定される。
【0016】
また、例えば第1の指令値算出部または第2の指令値算出部に異常があり、指令値に差が生じれば、比較部で異常動作が生じていいると判定し、異常検知信号を出力する。
第1の定速走行判定部または第2の定速走行判定部に異常があり、オートクルーズ可信号が出力されたにもかかわらず、オートクルーズ許可信号が出力されない場合には、整合性判定部で整合性がとれていない異常な状態であると判定され、不整合検知信号が出力される。
【0017】
上記第1の判定条件における車速範囲として設定した走行車速の上限および下限に対して、第2の判定条件としては、第1の判定条件より速い上限および遅い下限を設定することにより、走行車速にわずかな演算誤差があっても、第1の定速走行判定部で走行車速が第1の判定条件を満たし、オートクルーズ可信号が出力された時には、第2の定速走行判定部でも、走行車速は確実に第2の判定条件を満たし、オートクルーズ許可信号を出力する。
そして、整合性判定部から不整合検知信号または比較部から異常検知信号が出力された場合、システムのフェールセーフ動作が行われる。
【0018】
また、判定条件は、セットスイッチの操作により送出された信号が入力されたときに、その前後の所定時間の間、複数の条件がすべて満たされていることであり、第2の判定条件での所定時間を第1の判定条件での所定時間より短い時間に設定すれば、第1の演算処理手段と第2の演算処理手段の駆動タイミングにずれが存在した場合でも、オートクルーズ可信号が出力された場合には、オートクルーズ許可信号も出力されるので、整合性判定部で整合性がとれていない異常な状態であると判定されることはない。
【0019】
なお上記発明を、電気自動車に応用し、第1の定速走行指令値算出部および第2の定速走行指令値算出部は、設定された速度に応じて、走行用モータの出力トルクを制御するトルク指令値を出力するものとすれば、定速走行制御システムの制御部を車両用コントローラに内蔵することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を実施例により説明する。
図1は実施例の構成を示すブロック図である。
モータ1は電気自動車に搭載される走行用のモータであり、交流誘導電動機である。モータ1には図示しないトランスアクスルが連接され、このトランスアクスルからの駆動力が、左右の前輪軸を介して、図示しない両前輪に伝達されるようになっている。
モータ1はインバータ2およびモータコントローラ3を介して車両コントローラ4に接続されている。またモータ1は、インバータ2を介して、走行駆動用の主電源であるバッテリ5と接続されている。
車両コントローラ4は、それぞれ図示しない異なる基準発振器に接続され独立の駆動タイミングで動作しているメインマイコン10およびサブマイコン20から構成されている。
但し、メインマイコン10およびサブマイコン20の駆動タイミングのずれは30ms以下である。
【0021】
メインマイコン10には、通常走行時にトルク指令値を算出する通常走行制御部11と、定速走行を行う場合に、トルク指令値を算出する定速走行制御部12と、通常走行制御部11または定速走行制御部12で算出されたトルク指令値のどちらか一方をモータコントローラ3へ出力する切換部13および切換部13から出力されたトルク指令値と後述するサブマイコン20で算出されラインaを介して受信したトルク指令値を比較して、異常動作を判定し、異常検知信号をフェイルセーフ部6へ出力する異常判定部14が設けられている。
定速走行制御部12は、順次直列接続された入力処理部15、定速走行判定部16、目標車速設定部17およびトルク演算部18から構成されている。
【0022】
通常走行制御部11には、アクセルペダルの踏み込み量を検知するアクセル開度検知部31およびシフトレバーのポジションから走行レンジを検出するシフト位置検知部32が接続されている。
定速走行判定部16には、入力処理部15を介して、シフト位置検知部32、モータ1で駆動される車輪の回転から走行車速を検出する車速センサ33、運転席近傍に設けられた定速走行用の定速走行スイッチ34、同様に運転席近傍に設けられた定速走行用のセットスイッチ35およびブレーキスイッチ36が接続されている。
ブレーキスイッチ36は図示しないブレーキペダルに付設され、ブレーキペダルの踏み始めの微少ストロークでオンとなるスイッチである。
【0023】
また、目標車速設定部17は入力処理部15を介して車速センサ33およびセットスイッチ35に接続され、トルク演算部18も入力処理部15を介して車速センサ33に接続されている。
定速走行判定部16の判定出力は、目標車速設定部17と切換部13へ出力されると同時にラインbを介して、後述するサブマイコン20の整合性判定部27および目標車速設定部28へも出力されている。
【0024】
サブマイコン20には、通常走行時にトルク指令値を算出する通常走行制御部21と、定速走行を行う場合に、トルク指令値を算出する定速走行制御部22と、通常走行制御部21または定速走行制御部22で算出されたトルク指令値のどちらか一方を出力する切換部23および切換部23から出力されたトルク指令値とメインマイコン10で算出され切換部13から出力されラインcを介して受信したトルク指令値を比較して、異常動作を判定し、異常検知信号をフェイルセーフ部6へ出力する異常判定部24が設けられている。
通常走行制御部21には、アクセル開度検知部31およびシフト位置検知部32が接続されている。
【0025】
定速走行制御部22は、入力処理部25、定速走行許可判定部26、整合性判定部27、目標車速設定部28およびトルク演算部29から構成されている。
定速走行許可判定部26には、入力処理部25を介して、シフト位置検知部32、車速センサ33、定速走行スイッチ34、セットスイッチ35およびブレーキスイッチ36が接続されている。
定速走行許可判定部26の判定出力は整合性判定部27へ出力される。整合性判定部27では、メインマイコン10の定速走行判定部16の判定結果とサブマイコン20の定速走行許可判定部26での判定結果の整合性を判定し、整合性が取れていないと判定された場合には、不整合検知信号をフェイルセーフ部6へ出力する。
【0026】
フェイルセーフ部6では、異常判定部14または24から異常検知信号が送出された場合または、整合性判定部27から不整合検知信号が送出された場合には、システムダウン等のフェイルセーフ動作を実行する。
また、目標車速設定部28は入力処理部25を介して車速センサ33およびセットスイッチ35に接続され、トルク演算部29も入力処理部25を介して車速センサ33に接続されている。
【0027】
メインマイコン10の定速走行制御部12内の定速走行判定部16には、定速走行を行うものと判定するメイン判定条件が設定されている。
メイン判定条件は、セットスイッチ35のオン信号が定速走行判定部16に入力されたときの前後70msの間、下記の条件Aから条件Dが全て満たされていることである。
条件Aは、定速走行スイッチ34がオン状態であること。
条件Bは、ブレーキスイッチ36がオフ状態であること。
条件Cは、シフト位置検知部32で検知された走行レンジがドライブレンジであること。
条件Dは、車速センサ33で検出した車速が40km/hから110km/hの範囲であることである。
メイン判定条件が満たされていると、定速走行判定部16ではオートクルーズ可信号を出力する。
【0028】
目標車速設定部17では、定速走行判定部16からオートクルーズ可信号が入力されると、セットスイッチ35がオン状態へ変化したときの走行車速を目標車速として設定する。
トルク演算部18では、目標車速設定部17で設定された目標車速と車速センサ33で検出した実際の走行車速が同じ値になるようなトルク指令値を演算し、切換部13へ出力する。
【0029】
サブマイコン20の定速走行制御部22内の定速走行許可判定部26には、定速走行を許可するものと判定するサブ判定条件が設定されている。
サブ判定条件は、セットスイッチ35のオン信号が定速走行許可判定部26に入力されたときの前後30msの間、下記の条件A’から条件D’が全て満たされていることである。
条件A’は、定速走行スイッチ34がオン状態であること。
条件B’は、ブレーキスイッチ36がオフ状態であること。
条件C’は、シフト位置検知部32で検知された走行レンジがドライブレンジであること。
条件D’は、車速センサ33で検出した車速が35km/hから115km/hの範囲であることである。
サブ判定条件が満たされていると、定速走行許可判定部26ではオートクルーズ許可信号を出力する。
【0030】
整合性判定部27は、メインマイコン10の定速走行判定部16の判定結果とサブマイコン20の定速走行許可判定部26での判定結果の整合性を判定する。すなわち、整合性判定部27では、定速走行判定部16からオートクルーズ可信号が入力されると、オートクルーズ可信号が入力される100ms前からオートクルーズ可信号が入力されるまでの間に、サブマイコン20の定速走行許可判定部26からオートクルーズ許可信号が入力されているか否かを判定し、オートクルーズ許可信号が入力されていない場合には、整合性のとれていない異常な状態であると判定し、不整合検知信号をフェイルセーフ部6へ送出する。
【0031】
目標車速設定部28では、定速走行判定部16からオートクルーズ可信号が入力されると、セットスイッチ35がオンされたときの車速を目標車速として設定する。
トルク演算部29では、目標車速設定部28で設定された目標車速と車速センサ33で検出した実際の走行車速が同じ値になるようなトルク指令値を演算し、切換部23へ出力する。
【0032】
切換部13および切換部23は通常は通常走行制御部11および21で算出されたトルク指令値を出力している。
定速走行判定部16からオートクルーズ可信号が出力されると、切換部13および切換部23は切り換わり、定速走行制御部12および22で算出されたトルク指令値を出力する。
異常判定部14および24は、常に切換部13と切換部23から出力されるトルク指令値の値を比較し、その差が所定値以上ある場合には、異常検知信号をフェイルセーフ部6へ出力する。
フェイルセーフ部6は異常検知信号が入力されると、システムダウン等のフェイルセーフ動作を行う。
【0033】
なお、メインマイコン10は発明の第1の演算処理手段を、サブマイコン20は第2の演算処理手段を構成し、定速走行判定部16は第1の定速走行判定部を定速走行許可判定部26は第2の定速走行判定部を構成する。
ラインa、ラインbおよびラインcは発明の送受信部を構成し、目標車速設定部17およびトルク演算部18は第1の定速走行指令値算出部を、目標車速設定部28およびトルク演算部29は第2の定速走行指令値算出部を構成する。
また、シフト位置検知部32、車速センサ33、定速走行スイッチ34およびブレーキスイッチ36は発明の走行状態検出手段を構成し、異常判定部14および24は比較部を構成する。
さらに、メイン判定条件は発明の第1の判定条件を構成し、サブ判定条件は第2の判定条件を構成する。
【0034】
次に定速走行を行う際の動作を説明する。
まず運転者は定速走行を実際に行う前にシフトレバーを操作して、ドライブレンジに設定し、また定速走行スイッチ34をオン状態とする。
アクセルペダルの制御により、車速が所望の値となったところで、セットスイッチ35をオンとする。
定速走行判定部16では、メイン判定条件が満たされているか否かを判定し、満たされていれば、オートクルーズ可信号を目標車速設定部17、切換部13と、目標車速設定部28、整合性判定部27および切換部23へ出力する。
条件がひとつでも満たされていない場合には、定速走行は行わないこととし、オートクルーズ可信号は送出しない。
【0035】
一方定速走行許可判定部26でも同様に、サブ判定条件が満たされているか否かを判定し、満たされていれば、オートクルーズ許可信号を整合性判定部27へ出力する。
条件がひとつでも満たされていない場合には、定速走行を許可しないこととし、オートクルーズ許可信号は送出しない。
【0036】
まずメイン判定条件が満たされている場合について説明する。
条件A〜Cは満たされている場合を例として説明する。
メイン判定条件ではセットスイッチ35のオン信号が定速走行判定部16に入力された時の前後70msの間、条件A〜Dが全て満たされていることが条件であり、サブ判定条件では、セットスイッチ35のオン信号が定速走行許可判定部26に入力された前後30msの間、条件A’〜D’が全て満たされていることが条件である。
図2の(a)に示すように、時刻a1に定速走行判定部16にセットスイッチ35のオン信号が入力されると、時刻a1の前後70msである時刻a2〜時刻a3の間、条件A〜Dが満たされているか否かを判定する。満たされている場合には、時刻a3に、オートクルーズ可信号が出力される。
【0037】
メインマイコン10とサブマイコン20の間には、駆動タイミングにずれが存在しているため、時刻a1から20ms後の時刻b1に定速走行許可判定部26にセットスイッチ35のオン信号が入力されると、時刻b1の前後30msである時刻b2〜時刻b3の間、条件A’〜D’が満たされているか否かを判定する。満たされている場合には、時刻a3の20ms前である時刻b3にオートクルーズ許可信号が出力される。
メインマイコン10とサブマイコン20の駆動タイミングにずれが生じても、30ms以下であるので、最大のずれが生じていても、時刻a1から30ms後には、定速走行許可判定回路26にはセットスイッチ35のオン信号が入力されるので、少なくともオートクルーズ可信号が出力される時刻a3の10ms前には、オートクルーズ許可信号が出力される。
【0038】
したがって、整合性判定部27にオートクルーズ可信号が出力される前にオートクルーズ許可信号が出力されているので、整合性判定回路27で整合性のとれていない異常な状態であると判定されることはない。
また、オートクルーズ可信号が出力されたため、切換部13および23は定速走行制御部12および22側に切り換えられ定速走行を行うためのトルク指令値が出力されているため、異常判定部14および24には略等しいトルク指令値が入力され、異常と判定されることはない。
【0039】
また、走行車速に演算誤差の生じている場合でも、通常状態では走行車速の演算誤差が5km/h以下であるので、図2の(b)に示すように、条件Dは走行車速が40km/h〜110km/h(点線で表示)であり、条件D’は走行車速が35km/h〜115km/h(実線で表示)に設定されている。
定速走行判定部16で、実線の折れ線で表示された定速走行判定部16に入力された走行車速に基づいて、時刻c1にセットスイッチのオン信号が入力になり、メイン判定条件が満たされた場合には、定速走行許可判定部26では、点線の折れ線で表示された定速走行許可判定部26に入力された走行車速に基づいて判定を行っても、サブ判定条件は満たされる。
駆動タイミングにずれが生じていても、同様の判定結果がえられる。
【0040】
したがって、定速走行制御システムが正常に動作していれば、メイン判定条件が満たされて、オートクルーズ可信号が出力された場合には、サブ判定条件も満たされ、オートクルーズ可信号が出力される前にオートクルーズ許可信号が出力されるので、異常判定部14および24でも、整合性判定部27でも、誤って異常と判定されることはない。
【0041】
次に、メイン判定条件が満たされない場合について説明する。
例えば図3の(a)に示すように、定速走行判定部16に、セットスイッチ35のオン信号が時刻d1に入力されたとき、時刻d1から70ms前の時刻d2から70ms後の時刻d3の間で、車速が40km/h以上で110km/h以下であるという条件D(点線で表示)を満たしていない場合には、定速走行判定部16ではオートクルーズ可信号は出力しない。
時刻e1に定速走行許可判定部26にセットスイッチ35のオン信号が入力されると、時刻e1から30ms前の時刻e2から30ms後の時刻e3の間で、車速が35km/h以上で115km/h以下であるという条件D’(実線で表示)も満たしていないので、定速走行許可判定部26ではオートクルーズ許可信号は出力しない。
【0042】
オートクルーズ可信号が出力されないため、切換部13および23は通常走行制御部11および21で算出されたトルク指令値を出力しているため、異常判定装置14および24で、誤って異常と判定されることはない。
また、整合性判定部27では、オートクルーズ可信号が入力された時に、オートクルーズ許可信号が入力していない場合に異常と判定するので、オートクルーズ可信号もオートクルーズ許可信号も入力しない上記の場合には、異常とは判定しない。
【0043】
また、図3の(b)に示すように、定速走行判定部16に、セットスイッチ35のオン信号が時刻d1に入力され、その前後の時刻d2と時刻d3の間で条件Dを満足しない場合には、図3の(a)の場合と同様に、定速走行判定部16では、オートクルーズ可信号は出力しない。
時刻f1に定速走行許可判定部26にセットスイッチ35のオン信号が入力されるて、ここで、時刻f1から30ms前の時刻f2から30ms後の時刻f3の間で、車速が35km/h以上で115km/h以下であるという条件D’(実線で表示)は満たされると、定速走行許可判定部26ではオートクルーズ許可信号を出力する。
整合性判定部27には、オートクルーズ可信号は入力されず、オートクルーズ許可信号のみが入力するが、オートクルーズ可信号が入力しないこの場合には、異常とは判定しない。
【0044】
また、例えば目標車速設定部17または28か、トルク演算部18または29に異常があり、トルク指令値に差が生じれば、異常判定部14または24で異常動作が生じていると判定され、異常検知信号がフェイルセーフ部6へ出力されフェイルセーフ動作が行われる。
定速走行判定部16または定速走行許可判定部26に異常があり、オートクルーズ可信号が出力されたにもかかわらず、オートクルーズ許可信号が出力されない場合には、整合性判定部27で整合性がとれていない異常な状態であると判定され、不整合検知信号が出力され、フェイルセーフ部6でフェイルセーフ動作が行われる。
従って、定速走行制御システムが正常であるにもかかわらず異常動作が生じていると判定されることが防止され、また異常時には確実に異常動作を判定し、判定結果を出力するので、信頼性が向上する。
【0045】
なお、本実施例においては、異常判定部をマイコンに内蔵させたので、一方のマイコンに異常が生じた場合に、異常が生じたマイコンも、そのマイコン内の異常判定部も誤動作し、異常検知信号が出力されない場合がある。そのため、一方のマイコンに異常が生じても、他方のマイコンの異常判定部で異常を判定できるように、それぞれのマイコンに異常判定部を設けたが、これに限られるものではなく、車両コントローラ4内の他のマイコン等に搭載すれば、異常判定部は一つでよく、回路が簡略化される。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る車両用定速走行制御システムでは、第1の演算処理手段に設けられた第1の定速走行判定部で、セットスイッチの操作により送出された信号が入力されたときに、例えば走行車速等の走行状態が第1の判定条件を満たしている場合には、オートクルーズ可信号を第1の定速走行指令値算出部および第2の定速走行指令値算出部と整合性判定部へ出力し、一方第2の演算処理手段に設けられた第2の定速走行判定部では、セットスイッチの操作により送出された信号が入力されたときに、走行状態が第1の判定条件に比べ緩い条件である第2の判定条件を満たしている場合に、オートクルーズ許可信号を整合性判定部へ出力し、比較部で、第1の定速走行指令値算出部および第2の定速走行指令値算出部から出力される指令値を比較するようにし、指令値が略同一でないとき、比較部が異常検知信号を発し、整合性判定部では、第1の定速走行判定部では定速走行を行うと判定し、第2の定速走行判定部では定速走行を許可しないときのみ、不整合検知信号を発して、異常検知信号または不整合検知信号に基いてフェールセーフ動作を行なうようにしたので、車両用定速走行制御システムが正常であるにも係らず、異常動作をしていると判定されることが防止され、また異常時には確実に異常動作を判定できる信頼性の向上した車両用走行システムを提供することができる。
【0047】
また、上記発明を、電気自動車に応用し、第1の定速走行指令値算出部および第2の定速走行指令値算出部は、設定された速度に応じて、走行用モータの出力トルクを制御するトルク指令値を出力するものとすれば、定速走行制御システムの制御部を車両用コントローラに内蔵することができ、小型化および低コスト化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】実施例における定速走行判定方法を説明する図である。
【図3】実施例における定速走行判定方法を説明する図である。
【図4】従来例の構成を示すブロック図である。
【図5】従来例における定速走行判定方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 モータ
2 インバータ
3 モータコントローラ
4、7 車両コントローラ
5 バッテリ
6 フェイルセーフ部
10 メインマイコン
11、21、41 通常走行制御部
12、22、42 定速走行制御部
13、23、43 切換部
14、24、44 異常判定部
15、25、45 入力処理部
16、46 定速走行判定部
17、28、47 目標車速設定部
18、29、48 トルク演算部
20、40 サブマイコン
26 定速走行許可判定部
27 整合性判定部
31 アクセル開度検知部
32 シフト位置検知部
33 車速センサ
34 定速走行スイッチ
35 セットスイッチ
36 ブレーキスイッチ

Claims (3)

  1. 手動操作されるセットスイッチと、
    車両の車速を含む走行状態を検出する走行状態検出手段と、
    設定された速度で定速走行させる車両コントローラとを有し、
    前記車両コントローラは少なくとも第1の演算処理手段および第2の演算処理手段と、第1の演算処理手段と第2の演算処理手段の間でデータの送受信を行う送受信部を有し、前記第1の演算処理手段の演算結果に基づいて定速走行するように制御を行い、前記第1の演算処理手段と前記第2の演算処理手段の間でデータの送受信を行うことにより、車両コントローラの監視を行う車両用定速走行制御システムにおいて、
    前記第1の演算処理手段は、前記セットスイッチから出力される信号の入力に応じて、前記走行状態検出手段で検出した走行状態と予め設定された車速範囲を含む第1の判定条件とを比較し、定速走行を実施するか否かを判断する第1の定速走行判定部と、前記第1の定速走行判定部の判断結果に応じて、選択された速度で車両を定速走行させる指令値を算出する第1の定速走行指令値算出部を有し、
    前記第2の演算処理手段は、前記セットスイッチから出力される信号の入力に応じて、前記走行状態検出手段で検出した走行状態と予め前記第1の判定条件に比べ車速範囲を緩く設定された第2の判定条件とを比較し、定速走行を許可するか否かを判断する第2の定速走行判定部と、前記送受信部を介して受信した第1の定速走行判定部の判定結果に応じて、選択された速度で車両を定速走行させる指令値を算出する第2の定速走行指令値算出部を有し、
    前記第1の定速走行判定部の判断結果と第2の定速走行判定部の判断結果とを比較し、第1の定速走行判定部の判断結果が定速走行を実施するものであり、第2の定速走行判定部の判断結果が定速走行を許可しないものであった場合に、不整合検知信号を出力する整合性判定部
    前記第1の演算処理手段と第2の演算処理手段のそれぞれに、自己の定速走行指令値算出部で算出された指令値と前記送受信部を介して受信した他の定速走行指令値算出部で算出された指令値とを比較して両指令値の差が所定値以上あるとき異常検知信号を出力する比較部を備えて、
    不整合検知信号または異常検知信号が出力された場合、フェールセーフ動作を行うように構成されたことを特徴とする車両用定速走行制御システム。
  2. 前記第1の判定条件は、複数の条件を含み、前記セットスイッチの操作により送出された信号が入力されたときに、その前後の所定時間の間、複数の条件がすべて満たされていることであり、前記第2の判定条件は複数の条件を含み、前記セットスイッチの操作により送出された信号が入力されたときに、その前後の第1の判定条件での所定時間より短く設定された所定時間の間、複数の条件がすべて満たされていることであることを特徴とする請求項1記載の車両用定速走行制御システム。
  3. 前記車両は電気自動車であり、前記第1の定速走行指令値算出部および第2の定速走行指令値算出部は、設定された速度に応じて、走行用モータの出力トルクを制御するトルク指令値を出力することを特徴とする請求項1または2記載の車両用定速走行制御システム。
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