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JP3618168B2 - Measuring method of reverse transcriptase activity blocking antibody - Google Patents

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JP3618168B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、検体中ヒト免疫不全ウイルス由来の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法に関する。詳しくは、検体中ヒト免疫不全ウイルス由来の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法において、少なくとも固相上の実質的なオリゴデオキシチミンヌクレオチドと実質的なアデニンリボポリヌクレオチドとのハイブリダイゼーション物と逆転写酵素との結合反応において、少なくとも下記の4つの工程を行うことを特徴とし、好適には下記工程Aにおいて2価の金属イオンを生ぜしめる水溶性の金属塩の存在下にて結合反応せしめることを特徴とする逆転写酵素活性阻止抗体の測定法で、工程A:透明なまたは半透明なまたは着色した固相上に固相化された実質的なオリゴデオキシチミンヌクレオチドとそれにハイブリダイズした実質的なアデニンリボポリヌクレオチドと逆転写酵素との結合反応、工程B:工程Aで反応した酵素と未反応の酵素とを洗浄分離したのち、逆転写酵素活性阻止抗体を含む検体とを反応させ、工程C:工程Bで反応した抗体と未反応の抗体とを洗浄分離したのち、固相上の逆転写酵素によってデオキシモノヌクレオチド3リン酸から鋳型RNAに対して相補的な核酸を合成せしめ、工程D:合成された核酸量に基づいて、抗体の酵素活性阻止を定量する工程。
【0002】
または、検体中ヒト免疫不全ウイルス由来の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法において、少なくとも固相上の実質的なオリゴデオキシチミンヌクレオチドと実質的なアデニンリボポリヌクレオチドとのハイブリダイゼーション物と逆転写酵素との結合反応において、少なくとも下記の4つの工程を行うことを特徴とし、好適には下記工程Fにおいて2価の金属イオンを生ぜしめる水溶性の金属塩の存在下にて結合反応せしめることを特徴とする逆転写酵素活性阻止抗体の測定法で、工程E:逆転写酵素と逆転写酵素活性阻止抗体を含む検体とを反応させ、工程F:透明なまたは半透明なまたは着色した固相上に固相化された実質的なオリゴデオキシチミンヌクレオチドとそれにハイブリダイズした実質的なアデニンリボポリヌクレオチドと工程Eの反応液と結合反応せしめ、工程G:工程Fでの反応物と未反応物とを洗浄分離したのち、固相上の逆転写酵素によってデオキシモノヌクレオチド3リン酸から鋳型RNAに対して相補的な核酸を合成せしめ、工程H:合成された核酸量に基づいて、抗体の酵素活性阻止を定量する工程。
【0003】
または、検体中ヒト免疫不全ウイルス由来の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法において、少なくとも固相上の実質的なオリゴデオキシチミンヌクレオチドと実質的なアデニンリボポリヌクレオチドとのハイブリダイゼーション物と逆転写酵素との結合反応において、少なくとも下記の3つの工程を行うことを特徴とし、好適には下記工程Iにおいて2価の金属イオンを生ぜしめる水溶性の金属塩の存在下にて結合反応せしめることを特徴とする逆転写酵素活性阻止抗体の測定法で、工程I:透明なまたは半透明なまたは着色した固相上に固相化された実質的なオリゴデオキシチミンヌクレオチドとそれにハイブリダイズした実質的なアデニンリボポリヌクレオチドと逆転写酵素とを結合反応せしめ、工程J:工程Iで反応した酵素と未反応の酵素とを洗浄分離したのち、逆転写酵素活性阻止抗体を含む検体とデオキシモノヌクレオチド3リン酸を同時に添加することにより固相上の逆転写酵素によって鋳型RNAに対して相補的な核酸を合成せしめ、工程K:合成された核酸量に基づいて、抗体の酵素活性阻止を定量する工程に関する。
【0004】
【従来の技術】
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症は、未だに完全な治療法がなく、また感染後の5〜10年ともいわれる潜伏期を経て発症に至るプロセスは明らかにされていない。従って、発症時期の予測が未だに確立されておらず、従来のこの感染症の診断はウイルス感染の有無を判断するための方法がほとんどであった。
【0005】
これまでHIV感染を診断する方法として感染者の血清、血漿、唾液、尿等の体液中に存在する抗原または抗体を検出する方法が一般的であった。
抗原を検出する方法としては例えば、ポリスチレンボールなどの固相上にHIVの外被タンパクに対する抗体を固相化させておき、これに検体である血清を添加しウイルスタンパクと結合反応を行わせる。この抗体−ウイルスタンパク複合体にさらにウイルスタンパクの別の部位を認識する酵素標識した抗体と反応させ、抗体−ウイルスタンパク−抗体−酵素の複合体を形成せしめ、最終的に固相担体上に存在する酵素活性を測定することによってウイルスの存在を確認する。この方法は既に診断キットとして市販され(アボット社:HIV抗原EIAアボット)、医療の場でも応用されている。
【0006】
しかしながら、この酵素免疫測定法による抗原の検出方法では、ウイルス感染直後の急性感染期や、エイズ発症によってウイルス血症となった時にしか検出されず、潜伏期には検出はほとんどできないため、感染者の病態やそのウイルスの性状のマーカーとして使用する場合は、ウイルス検出が可能なある限られた時期だけにしか使用できなかった。
【0007】
また、別な方法で潜伏期でウイルス抗原の検出をする方法も存在する。例えば、感染の疑われる患者の末梢リンパ球を分離し、これに非感染のMoltー4細胞と感染させ、細胞を2週間ほど培養したのちに細胞培養上清中のウイルスの存在を上記酵素免疫測定法にて測定するかまたは逆転写酵素活性を測定して判断する(感染症学雑誌、1990年、第64巻、第10号、1287〜1294頁)。しかしこの方法では感染者のすべてがウイルス分離されるわけではないうえ、分離されたウイルスの性状を個々に調べなければならず、しかも判定までに2週間という時間がかかり、潜伏期の5〜10年間継続的に細胞培養を行うための多大なる労力と検査コストの面からも多検体の処理を必要とするHIV感染の診断には一般的ではなかった。
【0008】
一方、抗原検出のかわりに血清中に存在するHIVウイルスに対する抗体を測定する手法が考えられる。実際に、酵素免疫測定法が用いられており市販もされている(デュポン社:デュポン HIV ELISA)。例えばその具体的な手法は、HIV抗原を固相化した96ウエルマイクロプレートに、血清希釈検体を添加し室温で2時間インキュベートした後、反応液を洗浄除去し、酵素標識抗ヒト抗体を添加して室温で1時間インキュベートした後、反応液を洗浄除去し、酵素基質を添加して37℃、30分発色反応させ、プレートリーダーなどで吸光度を測定して検出する。この抗体測定法はHIV感染の潜伏期でも検出できるため、感染者のスクリーニング検査のために多用されている。
【0009】
スクリーニング検査以外の目的として、この抗体測定法は病態マーカーとしての使用も可能でもある。HIV感染者は、病態がAsymptomatic Carier(AC)からAIDS−related Complex(ARC)を経てエイズ発症に向かう際に、HIVのコアタンパクであるp24抗原に対する抗体が減少する傾向が報告されている(Paul、D.A.、et al、J.Med.Viol.、22:357、1987)。しかしながら、これらの手法は、gp120、gp41、p24、p15等のウイルスタンパクに対する抗体すべてを検出するもので、ある特定のエピトープを限定して測定するわけではなく、感染後のウイルスの変異に対応した抗体の変化を見ることができない欠点があるため、感染者の潜伏期の病態やある時点のウイルスの性状を反映するマーカーとしては利用されてこなかった。
【0010】
抗体測定法において、HIV抗原蛋白に対する抗体のエピトープを分類して測定し、その量と病態との関わりを調べることも幾種類か考えられている。例えば、合成的な手法を用いて数種類の合成ペプチドを用意し、これに対する感染者検体中の抗体の反応性を検討する手法が考えられている。しかし抗体が物質の立体構造を認識する点を考慮すると、必ずしもウイルス由来の自然に近い形の抗原分子に対する抗体を検出できるわけではない。
【0011】
また、これとは別に逆転写酵素活性を阻害する抗体を測定する手法が感染宿主の抗体のエピトープを限定する手法として考案されている。これは逆転写酵素反応時に感染者の血清中に存在する逆転写酵素活性を阻害する抗体を添加し、一定量の酵素に対してどれだけ酵素反応を阻害したかを定量することによって、抗体量を定量する手法が知られている(Sano K.、et al、J.Clin.Microbiol.25:2415〜2417、1987、特開平3−47098号公報)。この方法は上記抗体測定法とは異なり、抗原である逆転写酵素に対して酵素活性を阻害するような抗体だけを検出することによりエピトープを限定して測定する。
【0012】
しかしながら、一般的に用いられるこの方法はラジオアイソトープを用いる酵素活性測定法に合わせて測定されるために特別の施設を必要とし、しかも操作の煩雑さからHIV感染者のような多くの検体を扱わなければならないのには不向きである。また、この方法を用いても、エピトープは逆転写酵素活性の活性中心などを主とした部位を認識する抗体群を定量するためにウイルスの細部の変異または潜伏期間中の抗体の産生のされかたなどの変化を抗体にて追跡することは困難であった。
【0013】
また、固相上で逆転写酵素活性阻止抗体を測定する方法として、あらかじめ固相上に逆転写酵素の鋳型となるオリゴdTとポリアデニンリボヌクレオチドとのハイブリダイズ物をEIA用の96穴プレート上に固定しておき、これに逆転写酵素とデオキシチミンモノヌクレオチド、ビオチン標識デオキシウリジンモノヌクレオチドと活性阻止抗体含有被検体を同時に添加、反応せしめる。未反応物を洗浄除去した後に伸長したビオチン化核酸をストレプトアビジン−アルカリホスファターゼと反応させ、未反応物を洗浄除去した後、固相上のアルカリホスファターゼ活性を測定し、逆転写酵素活性阻止抗体を測定する方法が知られている(EP公開第480408号明細書)。
【0014】
しかしながら、従来のHIV由来の逆転写酵素にはDNAとRNAのハイブリダイズ物のうちのRNAのみを分解する酵素活性であるRNaseH活性を持つことが知られており(L.A.Kohlsteadt、et al.、Science,1992、Vol.256、1783−1790)、従って固相上のDNAとRNAのハイブリダイズ物と逆転写酵素を単純に接触させ、ハイブリダイズ物と逆転写酵素の複合体を形成させ、その後に逆転写酵素反応させることは、ハイブリダイズ物のRNaseH活性による分解が予想されることから、測定し難いことが想定された。
【0015】
さらに、最近では活性阻害抗体のうちエピトープをさらに、鋳型−プライマーと抗体との競合する抗体群または結合を阻害する抗体群に特定して測定する手法が考えられている(Anthony、L.D.et al、AIDS Research and Human Retroviruses、1994、Vol.10、Number8、953−960)。具体的には、ラジオアイソトープ基質を用いたHIV由来逆転写酵素活性を測定する際に活性阻害抗体を含む希釈血清を添加して測定する方法で、活性測定に用いる鋳型−プライマー量を変動させてその量ごとの活性阻害を定量し、酵素の鋳型プライマー認識部位をめぐって、鋳型プライマーと活性阻止抗体の競合反応または結合阻害反応を検出できる。しかし、この方法で用いている逆転写酵素はHIV粒子から調製した酵素を使用しているためウイルス由来の鋳型−プライマーが酵素活性測定系に混入した系で測定され、正確かつ再現の良い活性阻害測定ができない欠点があった。また、バイオハザードの面からも簡便性に欠けていた。
【0016】
さらに最近では、鋳型−プライマーを固相上に固定化した担体上で逆転写酵素活性を測定する手法が開発されている(中野ら、感染症学雑誌、1994年、第68巻、第7号、923−931)。この方法は、96ウエルマイクロプレート上に鋳型−プライマーを固相化させておき、逆転写酵素と逆転写酵素のDNA合成基質であるビオチン標識デオキシウリジン3リン酸を添加して逆転写酵素反応させ、最終的に固相に形成されたビオチン化DNA量を非ラジオアイソトープ的な手法で定量する方法である。この方法を用いて、活性阻害抗体のうちエピトープをさらに、鋳型−プライマー酵素との結合阻害抗体群に限定して測定するために、逆転写酵素と活性阻止抗体を予め反応させておき、そのうえで固相上の鋳型−プライマーと逆転写酵素とを結合させ、その後でDNA合成基質をべつに添加して、逆転写酵素反応させる方法が想像できる。
【0017】
しかし、実際にはHIV由来逆転写酵素がリボヌクレアーゼH活性を有しているため、固相上にて逆転写酵素をあらかじめ固相上の鋳型−プライマーと結合反応させようとしても、鋳型−プライマーの分解で安定にかつ効率よくまた再現良く結合反応させることができかったことから、中野らの手法を利用した逆転写酵素活性阻止抗体のエピトープ群を分けて抗体測定することは実用化されてこなかった。
【0018】
以上、感染者の持つ抗体を用いて、ウイルスの変異を研究することは、体内にて生成される抗体がポリクローナル性であるために困難であった。しかも、これを解決するための手法として考えられる、ウイルス抗原を認識する抗体のエピトープを分類する手法もまた上述の如く困難であるという理由から、HIV感染においてウイルスの性質または感染者の病態を反映できるような診断マーカーとして、抗体を用いた優れた手法の確立はされておらず、研究段階でしかなされてこなかった。そしてその手法は極めて煩雑であるため研究コストと労力の両面でこの分野の研究を圧迫してきた。このため、この分野の研究用試薬としてウイルス抗原に存在するタンパクに対する抗体のうち、簡便にかつ再現良くエピトープを限定して分類できかつそれらの抗体量を定量できるような測定系が望まれていた。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
前記ウイルス抗原に存在するタンパクに対する抗体のうち、簡便かつ再現良くエピトープを限定して抗体量を定量できるような測定系ができるようになれば、ACのような潜伏期間中に検出が困難であるウイルスのかわりに抗体によってウイルスの性状との関連を研究することが可能となり、5〜10年という長い年月の間に変異を続けた結果のウイルスの性状や、薬剤投与によってどのような耐性を獲得したかを抗体測定から研究可能となる。
【0020】
また、病気の進行とともに感染宿主内の抗体の産生能力等を含めたホスト側の変化をより的確かつ迅速に捕らえられるようにもなることが予想される。さらには抗体を用いるために検体の入手は容易であるうえにウイルスを培養するなどの手間が少なくなり、HIV等の診断のように検査量が極端に多い項目では非常に有効な手段となりうる。また、抗体がウイルス抗原自体よりも安定性が高い利点や検体の界面活性剤処理が可能であるなどバイオセイフティーの点からも抗体を用いた測定はHIV感染症の研究分野においては必然の要求であり、逆転写酵素活性阻止抗体をエピトープ群に分けて測定する方法を提供するものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討した結果、逆転写酵素反応の第一段階;鋳型−プライマーと逆転写酵素との結合反応、と第二段階;鋳型RNAに相補的塩基配列のDNA合成反応の2段階に分けて酵素活性を測定する測定系を見い出し、特に、第一段階における安定かつ再現の良い反応法を発見した。また、固相担体上に固定化した鋳型−プライマーにあらかじめ逆転写酵素を結合反応させる際に好適には2価の金属イオンを生じさせうる水溶性金属塩の存在下反応させることにより再現良く安定に反応させることを見い出し、逆転写酵素活性阻止抗体の阻害様式を利用して活性阻害抗体を大きく3つのエピトープ群に分けて測定する方法を完成した。つまり、1.逆転写酵素と検体(抗体)との不可逆的結合による鋳型RNAからのDNA伸長反応阻害抗体群、2.酵素の鋳型−プライマーとの結合阻害抗体群、3、逆転写酵素と検体(抗体)との反応による鋳型RNAからのDNA伸長反応阻害抗体群、の3つである。
【0022】
具体的にその原理を説明すると、まず1の阻害抗体群は、固相上の実質的なオリゴデオキシチミンヌクレオチド(オリゴdT)と実質的なアデニンリボポリヌクレオチド(ポリA)とのハイブリダイゼーション物と一定量のHIV由来の逆転写酵素とを、好適には少なくとも2価の金属イオンを生ぜしめる水溶性の金属塩の存在下で結合反応させ、次いで未反応の酵素を洗浄除去したのち、逆転写酵素活性阻止抗体を含む検体と反応させ、未反応の検体を洗浄分離したのち、逆転写酵素のDNA合成基質であるデオキシモノヌクレオチド3リン酸を含む酵素反応液を添加して逆転写酵素反応させ、最終的に合成された核酸量を定量し、その量に基づいて検体と反応したことによって抑制された酵素活性を定量して逆転写酵素活性阻止抗体を測定する方法を見い出した。
【0023】
本発明は上記の知見に基づいて完成されたもので、HIV由来の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法において、少なくとも下記の4つの工程を行うことを特徴とする逆転写酵素活性阻止抗体の測定法で、工程A:透明なまたは半透明なまたは着色した固相上に固相化された実質的なオリゴdTとそれにハイブリダイズした実質的なポリAと逆転写酵素との結合反応、工程B:工程Aで反応した酵素と未反応の酵素とを洗浄分離したのち、逆転写酵素活性阻止抗体を含む検体とを反応させ、工程C:工程Bで反応した抗体と未反応の抗体とを洗浄分離したのち、固相上の逆転写酵素によってデオキシモノヌクレオチド3リン酸から鋳型RNAに対して相補的な核酸を合成せしめ、工程D:合成された核酸量に基づいて、抗体の酵素活性阻止を定量する工程を特徴とする。
【0024】
特に、上記逆転写酵素活性阻止抗体の測定法における工程Aにおいて、少なくとも2価の金属イオンを生ぜしめる水溶性の金属塩の存在下で結合反応させることである。
本発明における検体中の逆転写酵素活性阻止抗体とは、逆転写酵素活性を阻害するようなイムノグロブリンA、イムノグロブリンG、イムノグロブリンM、イムノグロブリンD、イムノグロブリンEなどで、検体とはこれらが含有された生体液などで、例えば、血清、血漿、尿、唾液、涙液などが挙げられるが、特にこれに限定されるものではなく、好ましくは血清または血漿が挙げられる。
【0025】
その反応に供される検体は1〜1000000倍の希釈範囲で測定できるが、好ましくは1〜100000倍の希釈の範囲で使用するのがよい。
固相担体は透明なまたは半透明なまたは着色したものであればよく、オリゴdTを固相化することができれば何でも用いることができ、よく用いられるものはEIA用プレート、磁性ビーズ、EIA用プラスチックボール、チューブ等で、その材質としては、例えば、ポリスチレン、ポリプロピレン、テフロン、ポリエチレン、メチルベンテン樹脂(TPX)、フッ素樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリウレタン、塩化ビニル樹脂等のプラスチック、ステンレス、アルミ、チタン等の金属、ガラス及びゴム等が挙げられる。
【0026】
基材への核酸の固相化方法は、固相担体への吸着や、核酸の5’末端から直接基材へ化学結合する手法(V.Lundet.al.,NucleicAcidsResearch,Vol.16,22, 10861−10880 1988)、核酸の5’末端、3’末端または、核酸のプリンもしくはピリミジン環部分にビオチン、ハプテン、レセプターなどを修飾し、基材に予め固相化しておいたアビジンや抗体などのリガンドと結合させることなどによって簡単に固相化できる。
【0027】
本発明における結合反応とは、RNAからDNAへと転写する逆転写酵素反応ではなく、逆転写酵素が鋳型−プライマーを認識し、これと結合する反応を意味する。その反応の目的は、酵素の鋳型−プライマーとの結合反応とDNA伸長反応とを別々に行わせるためである。従って、結合反応は酵素反応とは異なり、そして、本発明において2価の金属イオンを生じせしめる水溶性の金属塩の存在下にて安定にかつ効率よく結合反応させるようにすることを見いだしたものである。
【0028】
逆転写酵素と鋳型−プライマーとの結合反応である工程Aでの条件は、2価の金属イオンを生ぜしめる水溶性の金属塩の存在下にて反応させることが好適であり、水溶液中で2価の陽イオンを生じさせうる金属イオンの種類としては、例えば、マグネシウム(Mg)、マンガン(Mn)、カルシウム(Ca)、亜鉛(Zn)、カドミウム(Cd)、銅(Cu)等の2価陽イオン体が挙げられ、例えばMg、Mn、Ca、Zn、Cd、Cu等の2価陽イオンを放出できる塩化物、フッ化物、ヨウ化物、硝酸塩、硫酸塩、炭酸水素塩などの水溶性塩類が挙げられ、その好適な金属塩としては、例えば、MgCl、MnCl、CaCl、ZnCl、CdCl、CuCl、MgSO、MnSO、CdSO、CuSO等が挙げられるが、好ましくはMgCl、MnCl、CaCl、である。その濃度は、MgCl、MnCl、CaClのいずれを用いた場合でも0.01mM〜1Mで、好適には0.1mM〜500mMであれば反応させることができる。
【0029】
結合反応液中のpHは結合に至適なpHを考慮のうえ、最適な値をとればそれでよく、pH3〜10、好ましくはpH5〜9であればそれでよいが、特にこれに限定されるものではない。反応液に用いる緩衝液は設定するpHにあわせて選択すればそれで良く、例えば、トリス緩衝液、リン酸緩衝液、酢酸緩衝液、Good緩衝液、などから1種類かそれ以上選択すればそれでよい。そして、必要に応じてNaClもしくはKCl等の塩を添加し、ジチオスレイトール、ジチオエリトリトールやグルタチオンなどのSH保護剤を添加したり、また、保存容器の種類に応じて、アルブミン、IgG等のタンパク質、リジンやポリ−L−リジンなどのモノ、もしくはポリアミノ酸、及び界面活性剤を吸着防止剤として添加した液であれば、なんでも用いることができる。
【0030】
そして、反応させる温度は溶液が凍結する温度以上でかつ酵素活性が測定できる程度に維持されるような温度で反応させれば良く、その範囲は0℃〜50℃であればよい。また、反応時間は、鋳型−プライマーと結合した酵素が検出できるような時間で反応させればそれでよく、その範囲は1秒〜24時間であればよい。
【0031】
また、工程Bにおける酵素と抗体の反応条件は、通常の抗原抗体反応に用いるような反応条件でよく、反応液中のpHは至適なpHを考慮のうえ、最適な値をとればそれでよく、pH3〜10、好ましくはpH5〜9であればそれでよいが、特にこれに限定されるものではない。例えば、適当な緩衝液で抗原抗体反応に最適なpHを合わせ、そのpHにあわせて種類を選択すればよい。その緩衝液としてはトリス緩衝液、リン酸緩衝液、酢酸緩衝液、Good緩衝液、などから1種類かそれ以上選択すればそれでよく、そして、必要に応じてNaClもしくはKCl等の塩を添加し、ジチオスレイトール、ジチオエリトリトールやグルタチオンなどのSH保護剤を添加したり、また、保存容器の種類に応じて、アルブミン、IgG等のタンパク質、リジンやポリ−L−リジンなどのモノ、もしくはポリアミノ酸、及び界面活性剤を吸着防止剤として添加した液であれば、なんでも用いることができる。また固相上の核酸を安定化させるためにエチレングリコールやリボヌクレアーゼインヒビターを添加しても用いることができる。
【0032】
また工程Bの反応時間は逆転写酵素活性阻止抗体が検出可能な程度に抗原抗体反応できれば良く、その時間は1秒〜24時間であれば良い。
また、工程Cにおける逆転写酵素の反応条件は、逆転写酵素反応が進行する条件なら何でも用いることができる。例えば、pHは至適なpHを考慮のうえ、最適な値をとればそれでよく、pH3〜10、好ましくはpH5〜9であればそれでよいが、特にこれに限定されるものではない。例えば、適当な緩衝液で抗原抗体反応に最適なpHを合わせ、そのpHにあわせて種類を選択すればよい。その緩衝液としてはトリス緩衝液、リン酸緩衝液、酢酸緩衝液、Good緩衝液、などから1種類かそれ以上選択すればそれでよく、そして、必要に応じてNaClもしくはKCl等の1価の塩または塩化マグネシウムや塩化マンガンなどの2価の金属塩を添加し、ジチオスレイトール、ジチオエリトリトールやグルタチオンなどのSH保護剤を添加したり、また、保存容器の種類に応じて、アルブミン、IgG等のタンパク質、リジンやポリ−L−リジンなどのモノ、もしくはポリアミノ酸、及び界面活性剤を吸着防止剤として添加した液に基質となるデオキシモノヌクレオチド3リン酸を添加した液であれば、なんでも用いることができる。また固相上の核酸を安定化させるためにエチレングリコールやリボヌクレアーゼインヒビターを添加しても用いることができる。
【0033】
固相上のオリゴdTは、逆転写酵素の転写開始部位として認識される実質的な構造、例えば少なくともオリゴdTの長さとして3以上,好ましくは5以上の塩基数構造を構成するものであればよく、市販もされており容易に入手できる(ファルマシア社、シグマ社等)。また、合成的な手法で調製することも容易であり、委託調製が可能である(宝酒造社、ニッポンジーン社等)。さらには700塩基数以上の長さのオリゴdTが必要な場合は酵素的に自家調製することも容易である。例えば、上記市販のオリゴdTを基質として、1本鎖DNAに対してその5’リン酸基と3’水酸基とをフォスフォジエステル結合で連結する酵素活性を有している酵素(T4RNAリガーゼ;宝酒造社より市販)にて反応させて得ることも可能である。別の酵素としてはターミナルデオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼ(宝酒造社より市販)にてオリゴdTの3’水酸基からデオキシチミンヌクレオチドを重合していくことでも得られる。本発明において、そのオリゴdTの長さは3〜100000塩基数が良く、好ましくは5〜100000塩基数であればそれでよい。
【0034】
また、ポリAは固相上のオリゴdTとハイブリッド反応できかつ逆転写酵素の鋳型RNAとして認識、合成ができればよく、市販もされており容易に入手できる(ファルマシア社)。また、合成的な手法で調製することも容易であり、委託調製が可能である(宝酒造社)。さらには500塩基数以上の長さのポリAが必要な場合は酵素的に自家調製することも容易である。例えば、上記市販のポリAを基質として、1本鎖RNAに対してその5’リン酸基と3’水酸基とをフォスフォジエステル結合で連結する酵素活性を有している酵素(T4RNAリガーゼ;宝酒造社より市販)にて反応させて得ることも可能である。本発明において、そのポリAの長さは3〜100000塩基数が良く、好ましくは5〜100000塩基数であればそれでよい。その塩基の長さは3〜100000塩基数で、好ましくは5〜100000塩基数が良い。
【0035】
使用する逆転写酵素はRNAを鋳型として、これと相補的な塩基配列のDNAを合成する活性を保有するHIV由来の酵素であり、1型と2型が知られといる。これら酵素は直接ウイルスから酵素を分離することによって容易に入手でき、例えばLAV−1株、LAV−2株、GH−1株、GH−2株、GH−3株、GH−4株、GH−5株、GH−6株、などのウイルス粒子にトリトンX−100(TritonX−100)等の界面活性剤で処理することによって簡単に調製でき、必要に応じてウイルス由来の核酸を核酸分解酵素などで分解、分離すればよい。また、大腸菌によって組み換え体を大量発現して得られた酵素は市販されており、簡単に入手できる(生化学工業社)が、好ましくは鋳型となる核酸が混入していない大腸菌にて発現させた組み換え逆転写酵素を用いるのがよい。その量は、被検液を添加しないときに得られる酵素活性を100%としたときに、血清などの検体を用いた被検液を添加したときに得られる逆転写酵素の活性が0%よりも大きな値で検出できるような酵素量を用いればそれでよく、その濃度は0.1μU/ml〜10000U/mlの範囲であれば良く、好ましくは2μU/ml〜1000U/mlの範囲であればそれでよい。
【0036】
デオキシモノヌクレオチド3リン酸は非標識体としてデオキシチミジンモノヌクレオチド3リン酸、標識体としてビオチン標識デオキシウリジンモノヌクレオチド3リン酸、ジゴキシゲニン標識デオキシウリジンモノヌクレオチド3リン酸、トリチウムまたは32P標識デオキシチミジンモノヌクレオチド3リン酸等がありこれらを1種類以上使用すればよいが好ましくは非標識体としてデオキシチミジンモノヌクレオチド3リン酸、標識体としてビオチン標識デオキシウリジンモノヌクレオチド3リン酸を組み合わせて使用するのがよい。その量は逆転写酵素反応できかつ酵素活性を標識体から検出できるような量があればそれでよく、標識体と非標識体の比率は、例えば、標識体が1分子に対して非標識体が0分子である比率から標識体が1分子に対して非標識体が500分子である比率まで測定できる。
【0037】
次に2.に示した酵素の鋳型−プライマーとの結合阻害抗体群を検出するための具体的原理を以下に説明する。まず一定量のHIV由来の逆転写酵素と逆転写酵素活性阻止抗体を含有する検体とを接触反応させ、その反応液と、固相上の実質的なオリゴdTと実質的なポリAとのハイブリダイゼーション物とを、好適には少なくとも2価の金属イオンを生ぜしめる水溶性の金属塩の存在下で結合反応させ、次いで未反応物を洗浄除去したのち、逆転写酵素活性阻止抗体を含む検体と反応させ、未反応の被検液を洗浄分離したのち、逆転写酵素のDNA合成基質であるデオキシモノヌクレオチド3リン酸を含む酵素反応液を添加して逆転写酵素反応させ、最終的に合成された核酸量を定量し、その量に基づいて検体と反応したことによって抑制された酵素活性を定量して逆転写酵素活性阻止抗体を測定する方法を見いだした。
【0038】
すなわち、HIV由来の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法において、少なくとも下記の4つの工程を行うことを特徴とする逆転写酵素活性阻止抗体の測定法で、工程E:逆転写酵素と逆転写酵素活性阻止抗体を含む検体とを反応させ、工程F:透明なまたは半透明なまたは着色した固相上に固相化された実質的なオリゴdTとそれにハイブリダイズした実質的なポリAと工程Eの反応液と結合反応せしめ、工程G:工程Fでの反応物と未反応物とを洗浄分離したのち、固相上の逆転写酵素によってデオキシモノヌクレオチド3リン酸から鋳型RNAに対して相補的な核酸を合成せしめ、工程H:合成された核酸量に基づいて、抗体の酵素活性阻止を定量する工程を特徴とする。
【0039】
上記の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法の工程Fにおいて、少なくとも2価の金属イオンを生ぜしめる水溶性の金属塩の存在下で結合反応せしめることが好適である。
2.の抗体群を検出する工程において逆転写酵素と鋳型−プライマーとの結合反応は工程Fにおいて行われ、この工程は上述の1.の抗体群検出の工程Aに相当する。従って、工程Fでの反応条件は上述の工程Aでの条件と同じく、逆転写酵素と鋳型−プライマーとの結合反応は、2価の金属イオンを生ぜしめる水溶性の金属塩の存在下にて反応させればそれでよい。そして、その種類、濃度、反応温度、及びその他反応に好適に用いられる各種成分もまた、上記工程Aの組成及び条件が好ましい。
【0040】
また、これら工程Fに用いられる成分は、あらかじめ工程Eにおける抗体と酵素の抗原抗体反応時に最初から添加しておき、その反応液を直接工程Fに用いても良いが、工程E終了後に別に添加して、その液を工程Fに供しても良い。
また、2.の抗体群を検出するための工程Eは1.の抗体群を検出するための工程Bに相当する酵素と逆転写酵素活性阻止抗体との抗原抗体反応であり、従って、工程Eでの反応条件は上述の工程Bでの条件と同じであることが好ましい。
【0041】
そして2.に示した阻害抗体群を測定する際の、検体、固相担体、基材への核酸の固相化方法、固相上のオリゴdT、ポリA、使用する逆転写酵素、デオキシモノヌクレオチド3リン酸は上述の1.に示した抗体群の場合と同一でよい。
次に3.に示した逆転写酵素と検体(抗体)との競合反応による鋳型RNAからのDNA伸長反応阻害抗体群を検出するための具体的原理を以下に説明する。固相上の実質的なオリゴdTと実質的なポリAとのハイブリダイゼーション物と一定量のHIV由来の逆転写酵素とを、少なくとも2価の金属イオンを生ぜしめる水溶性の金属塩の存在下で結合反応させ、未反応の酵素を洗浄除去したのち、逆転写酵素活性阻止抗体を含む検体と逆転写酵素のDNA合成基質であるデオキシモノヌクレオチド3リン酸とを含む酵素反応液を同時に添加して逆転写酵素反応させ、最終的に合成された核酸量を定量し、その量に基づいて検体と反応したことによって抑制された酵素活性を定量して逆転写酵素活性阻止抗体を測定する方法を見いだした。
【0042】
すなわち、HIV由来の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法において、少なくとも下記の3つの工程を行うことを特徴とする逆転写酵素活性阻止抗体の測定法で、工程I:透明なまたは半透明なまたは着色した固相上に固相化された実質的なオリゴdTとそれにハイブリダイズした実質的なポリAと逆転写酵素とを結合反応せしめ、工程J:工程Iで反応した酵素と未反応の酵素とを洗浄分離したのち、逆転写酵素活性阻止抗体を含む検体とデオキシモノヌクレオチド3リン酸を同時に添加することにより固相上の逆転写酵素によって鋳型RNAに対して相補的な核酸を合成せしめ、工程K:合成された核酸量に基づいて、抗体の酵素活性阻止を定量する工程を特徴とする。
【0043】
上記の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法の工程Iにおいて、少なくとも2価の金属イオンを生ぜしめる水溶性の金属塩の存在下で結合反応せしめることが好適である。
3.の抗体群を検出する工程において逆転写酵素と鋳型−プライマーとの結合反応は工程Iにおいて行われ、この工程は上述の1.の抗体群検出の工程A、または上述の2.の抗体群検出の工程Fに相当する。従って、工程Iでの反応条件は上述の工程Aでの条件と同じく、逆転写酵素と鋳型−プライマーとの結合反応は、2価の金属イオンを生ぜしめる水溶性の金属塩の存在下にて反応させればそれでよい。そして、その種類、濃度、反応温度、及びその他反応に好適に用いられる各種成分もまた、上記工程Aの組成及び条件が好ましい。
【0044】
工程Jにおいては、逆転写酵素反応と、逆転写酵素と活性阻止抗体との抗原抗体反応とが同時に行われ、上述の1.の抗体群検出の工程B及びCまたは2.抗体群検出の工程E及びGに相当する。工程Jの反応条件は、逆転写酵素反応が検出できる程度に反応できるような条件であればそれで良く、1.の抗体群検出における工程Bの反応条件に逆転写酵素のDNA合成基質、例えばHdTTP、32PdTTP、ビオチン標識dUTPを酵素活性が検出できる程度に添加されていればよい。また、1.の抗体群検出における工程Cの反応条件の溶液中に、通常の抗原抗体反応に用いる反応組成が含まれていればよい。含まれる組成としては例えば、適当な緩衝液で抗原抗体反応に最適なpHを合わせ、そのpHにあわせて種類をトリス緩衝液、リン酸緩衝液、酢酸緩衝液、Good緩衝液、などから1種類かそれ以上選択すればそれでよく、そして、必要に応じてNaClもしくはKCl等の塩を添加し、ジチオスレイトール、ジチオエリトリトールやグルタチオンなどのSH保護剤を添加したり、また、保存容器の種類に応じて、アルブミン、IgG等のタンパク質、リジンやポリ−L−リジンなどのモノ、もしくはポリアミノ酸、及び界面活性剤を吸着防止剤として添加した液であれば、なんでも用いることができる。また固相上の核酸を安定化させるためにエチレングリコールやリボヌクレアーゼインヒビターを添加しても用いることができる。
【0045】
3.に示した阻害抗体群を測定する際の、検体、固相担体、基材への核酸の固相化方法、固相上のオリゴdT、ポリA、使用する逆転写酵素、デオキシモノヌクレオチド3リン酸は上述の1.に示した抗体群の場合と同一でよい。
そしてこれら上述の3つの抗体群の測定法において、逆転写酵素によって形成される新たな固相上の核酸の検出法は逆転写酵素基質にラジオアイソトープ基質を用いればよく、例えばHdTTPや32PdTTPを用いた場合、逆転写酵素反応後未反応の基質を洗浄除去したのち、固相上に残存する放射活性を測定すればよい。また、好適には逆転写酵素基質として、非ラジオアイソトープ基質であるビオチン標識dUTPを用いるのがよい。逆転写酵素反応後未反応の基質を洗浄除去後、パーオキシダーゼまたはアルカリフォスファターゼで標識したアビジンまたはストレプトアビジンと反応させ、さらに未反応物を洗浄除去したのち固相上に残存する酵素活性を測定すればそれでよく、この手法は通常用いられる手法である(中野ら、感染症学雑誌、1994年、第68巻、第7号、923−931ページ)。
【0046】
さらに具体的に手法を説明すれば、1.に示した逆転写酵素と検体(抗体)との不可逆的結合による鋳型RNAからのDNA伸長反応阻害抗体群を測定する場合、例えば、逆転写酵素を50mMの塩化マグネシウム溶液中に溶解させておき、この液を鋳型−プライマーとしてオリゴdT−ポリAを固相化させた96穴EIA用プレートに添加し、37℃で1時間インキュベートし酵素と鋳型プライマートを結合させる。
【0047】
この後未反応の酵素を洗浄除去し、そのあと、逆転写酵素活性阻害抗体を含む被検液を1%トリトンX−100等で希釈した検体溶液を添加し、37℃で1時間インキュベートし未反応の検体を洗浄除去後、ビオチン標識dUTPを含む逆転写酵素反応基質液を添加し、37℃で2時間逆転写酵素反応させる。反応後未反応の基質を洗浄除去後アルカリフォスファターゼ標識ストレプトアビジンを添加し、37℃で1時間インキュベートした後、未反応物を洗浄除去した後アルカリフォスファターゼ基質であるパラニトロフェニルフォスフェートを添加して37℃30分間の発色を405nmの吸光度をプレートリーダーにて測定する。その際、検体のかわりに検体を希釈した1%トリトンX−100溶液のみを用いて測定したときの吸光度を100%として、検体を用いたときの吸光度から残存活性%を求めると簡単に定量できる。
【0048】
また、2.に示した酵素の鋳型−プライマーとの結合阻害抗体群を測定する場合、例えば、予め別の試験管内でHIV由来の逆転写酵素と逆転写酵素活性阻止抗体を含む血清検体を混合し、混合液の組成が、50mMヘペス緩衝液(pH7.5)、150mM塩化ナトリウムとなるように調製し、37℃で1時間インキュベートすることにより酵素と抗体の抗原抗体反応を行わせる。反応液に塩化マグネシウムを添加し反応液中の塩化マグネシウム濃度が50mMとなるように調製する。この液を鋳型−プライマーとしてオリゴdT−ポリAを固相化させた96穴EIA用プレートに添加し、37℃で1時間インキュベートし酵素と鋳型プライマーとを結合させる。この後未反応物を洗浄除去し、ビオチン標識dUTPを含む逆転写酵素反応基質液を添加し、37℃で2時間逆転写酵素反応させる。そして固相上に新たに形成した核酸を検出するために1.の抗体群を検出する手法に従って行えば簡単に定量できる。
【0049】
また、3に示される逆転写酵素と検体(抗体)との競合反応による鋳型RNAからのDNA伸長反応阻害抗体群を定量する場合、例えば、HIV由来の逆転写酵素を50mMの塩化マグネシウム溶液中に溶解させておき、この液を鋳型−プライマーとしてオリゴdT−ポリAを固相化させた96穴EIA用プレートに添加し、37℃で1時間インキュベートし酵素と鋳型プライマーとを結合させる。この後未反応の酵素を洗浄除去し、そのあと、逆転写酵素活性阻害抗体を含む被検液を1%トリトンX−100等で希釈した検体溶液とビオチン標識dUTPを含む逆転写酵素反応基質液を同時に添加し、37℃で2時間逆転写酵素反応させる。反応後未反応の基質を洗浄除去後、固相上に新たに形成した核酸を検出するために1.の抗体群を検出する手法に従って行えば簡単に定量できる。
【0050】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施例によりさらに例示するが、本発明は何らこれにより制限されるものではない。
【0051】
【実施例1】
(1)オリゴdT−ポリA固相化プレートの調製
100mMの1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(CDIと略す;ペプチド研究所製)と、100mMの1−メチル−イミダゾール−塩酸緩衝液(pH7.0;IMDと略す;シグマ社製)を含む水溶液に、オリゴdT19−24 (平均鎖長:22塩基;シグマ社製)を200ng/100μlとなるように溶解し、その100μlずつを96ウエルアミノプレート(住友ベークライト社製)のウエルにそれぞれ分注し、室温で24時間反応させた。反応後この溶液を捨て、0.15M 塩化ナトリウム、0.1Mトリス−塩酸緩衝液(pH7.5;以下、TBSと呼ぶ)200μlでウエルを3回洗浄した。このウエルに、80mMトリス−塩酸(pH7.5)、0.6M塩化ナトリウム、4mMエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム、0.1%ドデシル硫酸ナトリウム溶液中にポリA(ファルマシア社製)が10μg/100μlとなるように調製された溶液を100μl添加し37℃で16時間インキュベートした。プレート上のポリA溶液を捨てた後、TBSで3回洗浄し、オリゴdT−ポリA固相化プレートとした。
(2)オリゴdT−ポリA固相化プレートでの逆転写酵素の結合反応
0.1%トリトンX−100、HIV−1型逆転写酵素(組換大腸菌による発現体;生化学工業社製)0.1mU/100μl溶液中に0.01、0.1、1、10、100、1000mMの塩化マグネシウム濃度となるように調製し、オリゴdT−ポリA固相化プレートへ100μlずつ分注し、37℃で1時間インキュベートした。インキュベート後、0.02%のポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートを含むTBS溶液で5回洗浄し、逆転写酵素結合プレートとした。
(3)逆転写酵素結合プレートと被検液との反応
HIV感染血友病患者5名およびHIV非感染者5名の血清をそれぞれ10mMリン酸緩衝液(pH7.4)、150mM塩化ナトリウム、0.1%トリトンX−100溶液で200倍に希釈し、100μlを逆転写酵素結合プレートに添加し、37℃で1時間インキュベートした。インキュベート後反応液を捨て、0.02%のポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートを含むTBS溶液で5回洗浄した。また、対照群として血清希釈液のかわりに10mMリン酸緩衝液(pH7.4)、150mM塩化ナトリウム、0.1%トリトンX−100溶液を100μlを逆転写酵素結合プレートに添加して同様に操作した。
(4)逆転写酵素活性検出
(3)にて洗浄したプレートに、90mMHEPES(pH7.8)、126mM塩化カリウム、9mM塩化マグネシウム、0.45mMジチオスレイトール、1.08mM還元型グルタチオン、1%トリトンX−100、1.8%エチレングリコール、117μMデオキシチミジントリフォスフェート(dTTP)、3μMビオチン標識デオキシウリジントリフォスフェート(Bio−dUTP;ベーリンガーマンハイム社製)溶液を100μl添加し37℃で2時間の逆転写酵素反応を行った。
【0052】
反応後5M塩化ナトリウム溶液を10μl添加しプレートを室温で5分静置したのち液を捨て、0.02%のポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートを含むTBS溶液で5回洗浄した。プレートに、50mMトリス−塩酸緩衝液(pH7.5)、0.5M塩化ナトリウム、5mM塩化マグネシウム、2%牛血清アルブミン溶液中にアルカリフォスファターゼ標識ストレプトアビジン(ジャクソンイムノリサーチラボラトリー社製)を20000倍希釈した溶液を各ウエルに100μlずつ添加し、37℃で1時間インキュベート後、0.02%のポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートを含むTBS溶液で5回洗浄した。
【0053】
洗浄後、ジエタノールアミン−塩酸緩衝液(pH9.5)、1mM塩化マグネシウム溶液に1mg/mlの濃度となるように溶解したパラニトロフェニルフォスフェートジソディウム(シグマ社製)溶液を150μl添加し37℃で30分インキュベート後、1Nの水酸化ナトリウム溶液を50μl添加し、405nmの吸光度をプレートリーダーにて測定した。
(5)逆転写酵素活性阻止抗体による活性阻止の定量
(4)にて得られた吸光度において、血清検体を用いたときの吸光度を血清検体を用いないときに得られた吸光度で除し、血清検体を用いないときの酵素活性を100%としたときの、残存活性%を計算した。その結果を表1に示した。
【0054】
【表1】

Figure 0003618168
【0055】
表1に示されるように、どのマグネシウムイオン濃度でも逆転写酵素と検体との不可逆的結合による鋳型RNAからのDNA伸長反応阻害抗体群を活性阻害量として定量できた。
また、オリゴdT−ポリA固相化プレートでの逆転写酵素の結合反応の時に、0.1%トリトンX−100、逆転写酵素5mU/100μl溶液中にマグネシウムが濃度0で試験した結果は、HIV感染者H.K.で56%、K.K.で63%、K.S.で71%、HIV非感染者M.T.で103.4%、T.E.で100.3%、T.T.で110.4%の残存活性であった。
【0056】
【実施例2】
実施例1の(1)オリゴdT−ポリA固相化プレートの調製に従って、オリゴdT−ポリA固相化プレートを調製した。調製したプレートに実施例1の(2)オリゴdT−ポリA固相化プレートでの逆転写酵素の結合反応の中の塩化マグネシウムのかわりに塩化マンガンまたは塩化カルシウムを用いて逆転写酵素結合プレートを調製した。調製した酵素結合プレートを実施例1の(3)逆転写酵素結合プレートと被検液との反応、(4)逆転写酵素活性検出、(5)逆転写酵素活性阻止抗体による活性阻止の定量を行った。その結果を表2に示した。
【0057】
【表2】
Figure 0003618168
【0058】
表2に示されるように、用いたどの金属イオンにおいても、逆転写酵素と検体との不可逆的結合による鋳型RNAからのDNA伸長反応阻害抗体群を活性阻害量として定量でき、しかもどのイオン濃度でも定量できた。
【0059】
【実施例3】
実施例1の(1)オリゴdT−ポリA固相化プレートの調製における、オリゴdT19−24 のかわりにオリゴdT、オリゴdT10(シグマ社製)、オリゴdT25−30 、ポリdT(平均鎖長794塩基)(ファルマシア社製)を用いて、オリゴdT−ポリA固相化プレートを調製した。調製したプレートに実施例1の(2)オリゴdT−ポリA固相化プレートでの逆転写酵素の結合反応の中の塩化マグネシウム濃度を50mMとして用い、逆転写酵素結合プレートを調製した。調製した酵素結合プレートを実施例1の(3)逆転写酵素結合プレートと被検液との反応、(4)逆転写酵素活性検出、(5)逆転写酵素活性阻止抗体による活性阻止の定量を行った。その結果を表3に示した。
【0060】
【表3】
Figure 0003618168
【0061】
表3に示されるように、用いたどの長さのオリゴdTでも、逆転写酵素と検体との不可逆的結合による鋳型RNAからのDNA伸長反応阻害抗体群を活性阻害量として定量できた。
【0062】
【実施例4】
実施例1の(1)オリゴdT−ポリA固相化プレートの調製におけるポリAのかわりにオリゴA12ー18 、ポリA(平均鎖長534塩基)(ファルマシア社製)を用いて、オリゴdT−ポリA固相化プレートを調製した。調製したプレートに実施例1の(2)オリゴdT−ポリA固相化プレートでの逆転写酵素の結合反応の中の塩化マグネシウム濃度を50mMとして用い、逆転写酵素結合プレートを調製した。調製した酵素結合プレートを実施例1の(3)逆転写酵素結合プレートと被検液との反応、(4)逆転写酵素活性検出、(5)逆転写酵素活性阻止抗体による活性阻止の定量を行った。その結果を表4に示した。
【0063】
【表4】
Figure 0003618168
【0064】
表4に示されるように、用いたどの長さのポリAでも、逆転写酵素と検体との不可逆的結合による鋳型RNAからのDNA伸長反応阻害抗体群を活性阻害量として定量できた。
【0065】
【実施例5】
実施例1の(1)オリゴdT−ポリA固相化プレートの調製に従いオリゴdT−ポリA固相化プレートを調製した。調製したプレートに実施例1の(2)オリゴdT−ポリA固相化プレートでの逆転写酵素の結合反応の中の塩化マグネシウム濃度を50mMとして用い、逆転写酵素量を0.1、1、10、100、1000、10000、100000mU/100μlの濃度の逆転写酵素を用いて、逆転写酵素結合プレートを調製した。調製した酵素結合プレートを用い、実施例1の(3)逆転写酵素結合プレートと被検液との反応、における、血清をHIV感染血友病患者5名のを用いて反応を行った。
【0066】
その後実施例1の(4)逆転写酵素活性検出、(5)逆転写酵素活性阻止抗体による活性阻止の定量を行った。 また、これとは別に、上記手法の中で、逆転写酵素量を0.1、1、10μU/100μlの濃度の逆転写酵素を用いた時、実施例1の(4)逆転写酵素活性の検出において、2時間の逆転写酵素反応のかわりに24時間の逆転写酵素反応を行い、その他の操作条件は、同一で実施した。その結果を表5に示した。
【0067】
【表5】
Figure 0003618168
【0068】
表5に示されるように、用いたどの濃度の逆転写酵素でも、逆転写酵素と検体との不可逆的結合による鋳型RNAからのDNA伸長反応阻害抗体群を活性阻害量として定量できた。
【0069】
【実施例6】
実施例1の(1)オリゴdT−ポリA固相化プレートの調製に従いオリゴdT−ポリA固相化プレートを調製した。調製したプレートに実施例1の(2)オリゴdT−ポリA固相化プレートでの逆転写酵素の結合反応の中の塩化マグネシウム濃度を50mMとして用い、逆転写酵素結合プレートを調製した。調製した酵素結合プレートを実施例1の(3)逆転写酵素結合プレートと被検液との反応における血清の希釈を1、10、100、1000、10000、100000倍希釈液をそれぞれ用いて行いて抗原抗体反応を行わせ、その後実施例1の(4)逆転写酵素活性検出、(5)逆転写酵素活性阻止抗体による活性阻止の定量を行った。その結果を表6に示した。
【0070】
【表6】
Figure 0003618168
【0071】
表6に示されるように、用いたどの希釈濃度でも、逆転写酵素と検体との不可逆的結合による鋳型RNAからのDNA伸長反応阻害抗体群を活性阻害量として定量できた。
【0072】
【実施例7】
(6)実施例1の(1)オリゴdT−ポリA固相化プレートの調製に従いオリゴdT−ポリA固相化プレートを調製した。
(7)逆転写酵素と被検液との抗原抗体反応
試験管に0.1%トリトンX−100、HIV−1型逆転写酵素(組換大腸菌による発現体;生化学工業社製)0.2mU/100μl溶液中に0.02、0.2、2、20、200、2000mMの塩化マグネシウム濃度となるように調製し酵素液とした。この酵素液に別の試験管に用意したHIV感染血友病患者5名およびHIV非感染者5名の血清をそれぞれ10mMリン酸緩衝液(pH7.4)、150mM塩化ナトリウム、0.1%トリトンX−100溶液で200倍に希釈した被検液を別の試験管中で200μlずつ等量混合し、37℃で1時間反応させた。また、対照群として血清希釈液のかわりに10mMリン酸緩衝液(pH7.4)、150mM塩化ナトリウム、0.1%トリトンX−100溶液を用いて同様に操作した。
(8)オリゴdT−ポリA固相化プレートへの逆転写酵素の結合反応
(7)の反応後、反応液の100μlを(6)で調製したオリゴdT−ポリA固相化プレートへ添加し、37℃で1時間インキュベートした。インキュベート後、液を捨て、プレートを0.02%のポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートを含むTBS溶液で5回洗浄した。洗浄したプレートを実施例1の(4)逆転写酵素活性検出、(5)逆転写酵素活性阻止抗体による活性阻止の定量を行った。その結果を表7に示した。
【0073】
【表7】
Figure 0003618168
【0074】
表7に示されるように、どのマグネシウムイオン濃度でも、酵素と鋳型−プライマーとの結合阻害抗体群を活性阻害量として定量できた。
また、逆転写酵素と被検液との抗原抗体反応時に酵素液濃度5mU/100μl、塩化マグネシウム濃度を0濃度としたときに結果は、HIV感染者H.K.で23.2%、K.K.で54.4%、K.S.で48.0%、HIV非感染者M.T.で111..%、T.E.で104.8%で、T.T.で102.7%の残存活性であった。
【0075】
【実施例8】
実施例7の(6)オリゴdT−ポリA固相化プレートの調製に従いオリゴdT−ポリA固相化プレートを調製した。試験管に実施例7の(7)逆転写酵素と被検液との抗原抗体反応における塩化マグネシウムのかわりに塩化マンガンまたは塩化カルシウムを用いて反応させた。反応液を実施例7の(8)オリゴdT−ポリA固相化プレートへの逆転写酵素の結合反応、実施例1の(4)逆転写酵素活性検出、(5)逆転写酵素活性阻止抗体による活性阻止の定量を行った。その結果を表8に示した。
【0076】
【表8】
Figure 0003618168
【0077】
表8に示されるように、用いたどの金属イオンにおいても、酵素と鋳型−プライマーとの結合阻害抗体群を活性阻害量として定量でき、しかもどのイオン濃度でも定量できた。
【0078】
【実施例9】
実施例7の(6)オリゴdT−ポリA固相化プレートの調製における、オリゴdT19−24 のかわりにオリゴdT、オリゴdT10(シグマ社製)、オリゴdT25−30 、ポリdT(平均鎖長794塩基)(ファルマシア社製)を用いて、オリゴdT−ポリA固相化プレートを調製した。試験管中で、実施例7の(7)逆転写酵素と被検液との抗原抗体反応における塩化マグネシウム濃度を50mMとして同様に反応させ、調製しておいたオリゴdT−ポリA固相化プレートへ反応液100μlを添加し、37℃1時間インキュベート後、液を捨て、0.02%のポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートを含むTBS溶液で5回洗浄した。洗浄したプレートを実施例1の(4)逆転写酵素活性検出、(5)逆転写酵素活性阻止抗体による活性阻止の定量を行った。その結果を表9に示した。
【0079】
【表9】
Figure 0003618168
【0080】
表9に示されるように、用いたどの長さのオリゴdTでも、酵素と鋳型−プライマーとの結合阻害抗体群を活性阻害量として定量できた。
【0081】
【実施例10】
実施例7の(6)オリゴdT−ポリA固相化プレートの調製におけるポリAのかわりにオリゴA12ー18 、ポリA(平均鎖長534塩基)(ファルマシア社製)を用いて、オリゴdT−ポリA固相化プレートを調製した。試験管中で、実施例7の(7)逆転写酵素と被検液との抗原抗体反応における塩化マグネシウム濃度を50mMとして同様に反応させ、調製しておいたオリゴdT−ポリA固相化プレートへ反応液100μlを添加し、37℃1時間インキュベート後、液を捨て、0.02%のポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートを含むTBS溶液で5回洗浄した。洗浄したプレートを実施例1の(4)逆転写酵素活性検出、(5)逆転写酵素活性阻止抗体による活性阻止の定量を行った。その結果を表10に示した。
【0082】
【表10】
Figure 0003618168
【0083】
表10に示されるように、用いたどの長さのポリAでも、酵素と鋳型−プライマーとの結合阻害抗体群を活性阻害量として定量できた。
【0084】
【実施例11】
実施例7の(6)オリゴdT−ポリA固相化プレートの調製に従いオリゴdT−ポリA固相化プレートを調製した。試験管中で実施例7の(7)逆転写酵素と被検液との抗原抗体反応における塩化マグネシウム濃度を50mMとして用い、逆転写酵素量を0.2、2、20、200、2000、20000、200000mU/100μlの濃度の逆転写酵素を用い、血清をHIV感染血友病患者5名のものを用いて同様に反応させた。この反応液を調製しておいたオリゴdT−ポリA固相化プレートへ100μl添加し、37℃1時間インキュベート後、液を捨て、0.02%のポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートを含むTBS溶液で5回洗浄した。
【0085】
洗浄したプレートを実施例1の(4)逆転写酵素活性検出、(5)逆転写酵素活性阻止抗体による活性阻止の定量を行った。 また、これとは別に、上記手法の中で、逆転写酵素量を0.2、2、20μU/100μlの濃度の逆転写酵素を用いた時、実施例1の(4)逆転写酵素活性の検出において、2時間の逆転写酵素反応のかわりに24時間の逆転写酵素反応を行い、その他の操作条件は、同一で実施した。その結果を表11に示した。
【0086】
【表11】
Figure 0003618168
【0087】
表11に示されるように、用いたどの濃度の逆転写酵素でも、酵素と鋳型−プライマーとの結合阻害抗体群を活性阻害量として定量できた。
【0088】
【実施例12】
実施例7の(6)オリゴdT−ポリA固相化プレートの調製に従いオリゴdT−ポリA固相化プレートを調製した。試験管中で実施例7の(7)逆転写酵素と被検液との抗原抗体反応における塩化マグネシウム濃度を50mMとして用い、血清の希釈を2、20、200、2000、20000、200000倍希釈液をそれぞれ用いて同様に抗原抗体反応を行わせた。この反応液を調製しておいたオリゴdT−ポリA固相化プレートへ100μl添加し、37℃1時間インキュベート後、液を捨て、0.02%のポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートを含むTBS溶液で5回洗浄した。洗浄したプレートを実施例1の(4)逆転写酵素活性検出、(5)逆転写酵素活性阻止抗体による活性阻止の定量を行った。その結果を表12に示した。
【0089】
【表12】
Figure 0003618168
【0090】
表12に示されるように、用いたどの希釈濃度でも、酵素と鋳型−プライマーとの結合阻害抗体群を活性阻害量として定量できた。
【0091】
【実施例13】
(9)オリゴdT−ポリA固相化プレートの調製
実施例1の(1)オリゴdT−ポリA固相化プレートの調製に従い、オリゴdT−ポリA固相化プレートを調製した。
(10)オリゴdT−ポリA固相化プレート上での逆転写酵素の結合反応
調製したオリゴdT−ポリA固相化プレートから、実施例1の(2)オリゴdT−ポリA固相化プレートでの逆転写酵素の結合反応に従い、逆転写酵素結合プレートを調製した。
(11)抗原抗体反応と逆転写酵素反応の同時反応
調製したプレートに、HIV感染血友病患者5名およびHIV非感染者5名の血清をそれぞれ10mMリン酸緩衝液(pH7.4)、150mM塩化ナトリウム、0.1%トリトンX−100溶液で100倍に希釈した溶液50μlを添加し、さらに、180mMHEPES(pH7.8)、252mM塩化カリウム、18mM塩化マグネシウム、0.9mMジチオスレイトール、2.16mM還元型グルタチオン、2%トリトンX−100、3.6%エチレングリコール、234μMデオキシチミジントリフォスフェート(dTTP)、6μMビオチン標識デオキシウリジントリフォスフェート(Bio−dUTP;ベーリンガーマンハイム社製)溶液を50μl添加し37℃で2時間インキュベートした。インキュベート後5M塩化ナトリウム溶液を10μl添加しプレートを室温で5分静置したのち液を捨て、0.02%のポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートを含むTBS溶液で5回洗浄した。
【0092】
プレートに、50mMトリス−塩酸緩衝液(pH7.5)、0.5M塩化ナトリウム、5mM塩化マグネシウム、2%牛血清アルブミン溶液中にアルカリフォスファターゼ標識ストレプトアビジン(ジャクソンイムノリサーチラボラトリー社製)を20000倍希釈した溶液を各ウエルに100μlずつ添加し、37℃で1時間インキュベート後、0.02%のポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレートを含むTBS溶液で5回洗浄した。
【0093】
洗浄後、ジエタノールアミン−塩酸緩衝液(pH9.5)、1mM塩化マグネシウム溶液に1mg/mlの濃度となるように溶解したパラニトロフェニルフォスフェートジソディウム(シグマ社製)溶液を150μl添加し37℃で30分インキュベート後、1Nの水酸化ナトリウム溶液を50μl添加し、405nmの吸光度をプレートリーダーにて測定した。この後、実施例1の(5)逆転写酵素活性阻止抗体による活性阻止の定量を行った。その結果を表13に示した。
【0094】
【表13】
Figure 0003618168
【0095】
表13に示されるように、どのマグネシウムイオン濃度でも、逆転写酵素と抗体との競合反応による鋳型RNAからのDNA伸長反応阻害抗体群を活性阻害量として定量できた。
また、オリゴdT−ポリA固相化プレートでの逆転写酵素の結合反応の時に、0.1%トリトンX−100、逆転写酵素5mU/100μl溶液中にマグネシウムが濃度0で試験した結果は、HIV感染者H.K.で33.2%、K.K.で28.4%、K.S.で49.2%、HIV非感染者M.T.で102.6%、T.E.で106.5%、T.T.で107.1%の残存活性であった。
【0096】
【実施例14】
実施例13の(9)オリゴdT−ポリA固相化プレートの調製に従って、オリゴdT−ポリA固相化プレートを調製した。調製したプレートに実施例13の(10)オリゴdT−ポリA固相化プレート上での逆転写酵素の結合反応における塩化マグネシウムのかわりに塩化マンガンまたは塩化カルシウムを用いて逆転写酵素結合プレートを調製した。調製した酵素結合プレートを実施例13の(11)抗原抗体反応と逆転写酵素反応の同時反応に従い同様に操作した。その後、実施例1の(5)逆転写酵素活性阻止抗体による活性阻止の定量を行った。その結果を表14に示した。
【0097】
【表14】
Figure 0003618168
【0098】
表14に示されるように、用いたどの金属イオンにおいても、逆転写酵素と抗体との競合反応による鋳型RNAからのDNA伸長反応阻害抗体群を活性阻害量として定量でき、しかもどのイオン濃度でも定量できた。
【0099】
【実施例15】
実施例13の(9)オリゴdT−ポリA固相化プレートの調製における、オリゴdT19−24 のかわりにオリゴdT、オリゴdT10(シグマ社製)、オリゴdT25−30 、ポリdT(平均鎖長794塩基)(ファルマシア社製)を用いて、オリゴdT−ポリA固相化プレートを調製した。調製したプレートに実施例13(10)オリゴdT−ポリA固相化プレート上での逆転写酵素の結合反応における塩化マグネシウム濃度を50mMとして用い、逆転写酵素結合プレートを調製した。調製した酵素結合プレートを実施例13の(11)抗原抗体反応と逆転写酵素反応の同時反応に従い同様に操作した。その後、実施例1の(5)逆転写酵素活性阻止抗体による活性阻止の定量を行った。その結果を表15に示した。
【0100】
【表15】
Figure 0003618168
【0101】
表15に示されるように、用いたどの長さのオリゴdTでも、逆転写酵素と抗体との競合反応による鋳型RNAからのDNA伸長反応阻害抗体群を活性阻害量として定量できた。
【0102】
【実施例16】
実施例13の(9)オリゴdT−ポリA固相化プレートの調製におけるポリAのかわりにオリゴA12ー18 、ポリA(平均鎖長534塩基)(ファルマシア社製)を用いて、オリゴdT−ポリA固相化プレートを調製した。調製したプレートに実施例13の(10)オリゴdT−ポリA固相化プレート上での逆転写酵素の結合反応における塩化マグネシウム濃度を50mMとして用い、逆転写酵素結合プレートを調製した。調製した酵素結合プレートを実施例13の(11)抗原抗体反応と逆転写酵素反応の同時反応に従い同様に操作した。その後、実施例1の(5)逆転写酵素活性阻止抗体による活性阻止の定量を行った。その結果を表16に示した。
【0103】
【表16】
Figure 0003618168
【0104】
表16に示されるように、用いたどの長さのポリAでも、逆転写酵素と抗体との競合反応による鋳型RNAからのDNA伸長反応阻害抗体群を活性阻害量として定量できた。
【0105】
【実施例17】
実施例13の(9)オリゴdT−ポリA固相化プレートの調製に従いオリゴdT−ポリA固相化プレートを調製した。調製したプレートに実施例13の(10)オリゴdT−ポリA固相化プレート上での逆転写酵素の結合反応における塩化マグネシウム濃度を50mMとして用い、逆転写酵素量を0.1、1、10、100、1000、10000、100000mU/100μlの濃度の逆転写酵素を用いて、逆転写酵素結合プレートを調製した。調製した酵素結合プレートを実施例13の(11)抗原抗体反応と逆転写酵素反応の同時反応、における血清をHIV感染血友病患者5名のものを用いその他は同様に操作した。その後、実施例1の(5)逆転写酵素活性阻止抗体による活性阻止の定量を行った。
【0106】
また、これとは別に、上記手法の中で、逆転写酵素量を0.1、1、10μU/100μlの濃度の逆転写酵素を用いた時、実施例13の(11)抗原抗体反応と逆転写酵素反応の同時反応において、2時間の逆転写酵素反応のかわりに24時間の逆転写酵素反応を行い、その他の操作条件は、同一で実施した。その結果を表17に示した。
【0107】
【表17】
Figure 0003618168
【0108】
表17に示されるように、用いたどの濃度の逆転写酵素でも、逆転写酵素と抗体との競合反応による鋳型RNAからのDNA伸長反応阻害抗体群を活性阻害量として定量できた。
【0109】
【実施例18】
実施例13の(9)オリゴdT−ポリA固相化プレートの調製に従いオリゴdT−ポリA固相化プレートを調製した。調製したプレートに実施例13の(10)オリゴdT−ポリA固相化プレート上での逆転写酵素の結合反応における塩化マグネシウム濃度を50mMとして用い、逆転写酵素結合プレートを調製した。調製した酵素結合プレートを実施例13の(11)抗原抗体反応と逆転写酵素反応の同時反応における、血清の希釈を1、10、100、1000、10000、100000倍希釈液をそれぞれ用いて行いて抗原抗体反応を行わせ、同様に操作した。その後、実施例1の(5)逆転写酵素活性阻止抗体による活性阻止の定量を行った。その結果を表18に示した。
【0110】
【表18】
Figure 0003618168
【0111】
表18に示されるように、用いたどの希釈濃度でも、逆転写酵素と抗体との競合反応による鋳型RNAからのDNA伸長反応阻害抗体群を活性阻害量として定量できた。
【0112】
【発明の効果】
逆転写酵素活性阻止抗体の研究用試薬において、簡便かつ再現良く活性阻止のエピトープ群を3つに分類することでウイルスの変異を抗体によって追跡検討でき、この分野の研究コストの低減化がはかれる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody derived from a human immunodeficiency virus in a sample. Specifically, in a method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody derived from a human immunodeficiency virus in a specimen, at least a hybrid of at least a substantial oligodeoxythymine nucleotide on a solid phase and a substantial adenine ribopolynucleotide and reverse transcription In the binding reaction with an enzyme, at least the following four steps are performed, and preferably in the following step A, the binding reaction is performed in the presence of a water-soluble metal salt that generates a divalent metal ion. A method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody, characterized in that step A: a substantial oligodeoxythymine nucleotide immobilized on a transparent or translucent or colored solid phase and a substantial hybridized thereto Binding reaction between adenine ribopolynucleotide and reverse transcriptase, step B: enzyme reacted in step A and unreacted enzyme After washing and separation, the sample containing a reverse transcriptase activity blocking antibody is reacted, and after washing and separating the antibody reacted in Step C: Step B and the unreacted antibody, deoxygenation is performed by reverse transcriptase on the solid phase. A step of synthesizing a nucleic acid complementary to the template RNA from mononucleotide triphosphate, and a step D: quantifying the inhibition of the enzyme activity of the antibody based on the amount of the synthesized nucleic acid.
[0002]
Alternatively, in a method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody derived from human immunodeficiency virus in a specimen, at least a hybrid of at least a substantial oligodeoxythymine nucleotide and a substantial adenine ribopolynucleotide on a solid phase and a reverse transcriptase In the binding reaction, at least the following four steps are performed, and preferably in the following step F, the binding reaction is performed in the presence of a water-soluble metal salt that generates a divalent metal ion. In the method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody, Step E: reacting a reverse transcriptase with a specimen containing a reverse transcriptase activity blocking antibody, and Step F: on a transparent, translucent or colored solid phase Immobilized solid oligodeoxythymine nucleotide and its hybridized adenine ribopolynucleotide After binding and reacting with the reaction solution of E, Step G: The reaction product in Step F and the unreacted product are washed and separated, and then complementary to the template RNA from deoxymononucleotide triphosphate by reverse transcriptase on the solid phase. Step H: A step of quantifying the inhibition of the enzyme activity of the antibody based on the amount of the synthesized nucleic acid.
[0003]
Alternatively, in a method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody derived from human immunodeficiency virus in a specimen, at least a hybrid of at least a substantial oligodeoxythymine nucleotide and a substantial adenine ribopolynucleotide on a solid phase and a reverse transcriptase In the binding reaction, at least the following three steps are performed, and preferably in the following step I, the binding reaction is performed in the presence of a water-soluble metal salt that generates a divalent metal ion. In the method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody, step I: a substantial oligodeoxythymine nucleotide immobilized on a transparent, translucent or colored solid phase and a substantial adenine hybridized thereto Ribopolynucleotide and reverse transcriptase are allowed to bind and react, Step J: Unreacted with the enzyme reacted in Step I After washing and separating the element, a sample containing a reverse transcriptase activity blocking antibody and deoxymononucleotide triphosphate are added simultaneously to synthesize a nucleic acid complementary to the template RNA by reverse transcriptase on the solid phase. Step K: relates to a step of quantifying inhibition of enzyme activity of an antibody based on the amount of synthesized nucleic acid.
[0004]
[Prior art]
Human immunodeficiency virus (HIV) infection has not yet been completely treated, and the process leading to the onset after a latent period of 5 to 10 years after infection has not been clarified. Therefore, the prediction of the onset time has not yet been established, and most of the conventional diagnosis of this infectious disease has been a method for determining the presence or absence of viral infection.
[0005]
Until now, as a method for diagnosing HIV infection, a method of detecting an antigen or antibody present in body fluid such as serum, plasma, saliva, urine, etc. of an infected person has been common.
As a method for detecting the antigen, for example, an antibody against the coat protein of HIV is immobilized on a solid phase such as a polystyrene ball, and serum as a specimen is added thereto to cause a binding reaction with the viral protein. This antibody-virus protein complex is further reacted with an enzyme-labeled antibody that recognizes another site of the virus protein to form an antibody-virus protein-antibody-enzyme complex, which finally exists on the solid support. The presence of the virus is confirmed by measuring the enzyme activity. This method has already been marketed as a diagnostic kit (Abbott: HIV antigen EIA Abbott) and has been applied in the medical field.
[0006]
However, the detection method of antigen by this enzyme immunoassay is only detected in the acute infection period immediately after viral infection or when viremia is caused by the onset of AIDS, and it can hardly be detected in the incubation period. When used as a marker for the pathological condition or the characteristics of the virus, it could only be used at a limited time when virus detection was possible.
[0007]
There is also a method for detecting a viral antigen in the latent period by another method. For example, the peripheral lymphocytes of a patient suspected of being infected are isolated and infected with non-infected Molt-4 cells. After culturing the cells for about 2 weeks, the presence of the virus in the cell culture supernatant is determined by the enzyme immunization. Judgment is made by measuring or measuring reverse transcriptase activity (Journal of Infectious Diseases, 1990, Vol. 64, No. 10, pp. 1287 to 1294). However, with this method, not all infected individuals are isolated, and the properties of the isolated virus must be examined individually, and it takes 2 weeks to make a decision, and the incubation period is 5 to 10 years. In view of the great labor and continuous testing cost for cell culture, it has not been common for the diagnosis of HIV infection that requires the treatment of multiple specimens.
[0008]
On the other hand, instead of antigen detection, a technique for measuring antibodies against HIV virus present in serum can be considered. In fact, enzyme immunoassay is used and is also commercially available (DuPont: DuPont HIV ELISA). For example, the specific method is to add a serum-diluted sample to a 96-well microplate on which an HIV antigen is immobilized, incubate at room temperature for 2 hours, wash and remove the reaction solution, and add an enzyme-labeled anti-human antibody. After incubating at room temperature for 1 hour, the reaction solution is washed and removed, an enzyme substrate is added, color reaction is performed at 37 ° C. for 30 minutes, and the absorbance is measured by a plate reader or the like. Since this antibody measurement method can be detected even in the latent period of HIV infection, it is frequently used for screening tests for infected persons.
[0009]
For purposes other than screening tests, this antibody assay can also be used as a disease state marker. It has been reported that HIV-infected individuals tend to decrease antibodies against p24 antigen, which is the core protein of HIV, when the pathology progresses from AISY-related complex (AC) to AIDS-related complex (ARC). DA, et al, J. Med. Viol., 22: 357, 1987). However, these methods detect all antibodies against viral proteins such as gp120, gp41, p24, p15, etc., and do not measure a specific epitope in a limited manner, and correspond to viral mutations after infection. Due to the drawback of not being able to see antibody changes, it has not been used as a marker to reflect the latent pathology of an infected person and the properties of the virus at some point.
[0010]
In the antibody measurement method, it is considered to classify and measure the epitope of an antibody against HIV antigen protein and examine the relationship between the amount and the disease state. For example, a method is considered in which several types of synthetic peptides are prepared using a synthetic method and the reactivity of the antibody in the infected patient sample is examined. However, considering that the antibody recognizes the three-dimensional structure of the substance, it is not always possible to detect an antibody against a virus-derived antigen molecule that is close to nature.
[0011]
In addition, a technique for measuring an antibody that inhibits reverse transcriptase activity has been devised as a technique for limiting the epitope of an antibody in an infected host. The amount of antibody is determined by adding an antibody that inhibits the activity of reverse transcriptase present in the serum of the infected person during the reverse transcriptase reaction and quantifying how much the enzyme reaction has been inhibited for a certain amount of enzyme. Is known (Sano K., et al, J. Clin. Microbiol. 25: 2415-2417, 1987, JP-A-3-47098). This method differs from the antibody measurement method described above in that only the antibody that inhibits the enzyme activity against the reverse transcriptase, which is an antigen, is detected to limit and measure the epitope.
[0012]
However, this commonly used method requires a special facility to be measured in accordance with the enzyme activity measurement method using a radioisotope, and handles many specimens such as HIV infected persons due to the complexity of operation. It is unsuitable for having to. Even if this method is used, epitopes may be used to quantitate antibodies that recognize sites mainly consisting of the active center of reverse transcriptase activity, etc. It was difficult to track changes such as those with antibodies.
[0013]
In addition, as a method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody on a solid phase, a hybrid product of oligo dT and polyadenine ribonucleotide, which serves as a template for reverse transcriptase, is previously placed on a solid phase on a 96-well plate for EIA. In this case, reverse transcriptase, deoxythymine mononucleotide, biotin-labeled deoxyuridine mononucleotide, and an activity-blocking antibody-containing analyte are added and reacted simultaneously. After the unreacted product was washed away, the extended biotinylated nucleic acid was reacted with streptavidin-alkaline phosphatase, the unreacted product was washed away, the alkaline phosphatase activity on the solid phase was measured, and the reverse transcriptase activity blocking antibody was A measuring method is known (EP Publication No. 480408).
[0014]
However, it is known that conventional reverse transcriptase derived from HIV has RNase H activity, which is an enzymatic activity that degrades only RNA in a hybrid of DNA and RNA (LA Kohlstedt, et al. , Science, 1992, Vol. 256, 1783-1790), therefore, the DNA-RNA hybrid on the solid phase and the reverse transcriptase are simply brought into contact to form a hybrid of the hybrid and the reverse transcriptase. The subsequent reverse transcriptase reaction was assumed to be difficult to measure because the hybridized product is expected to be degraded by the RNase H activity.
[0015]
Furthermore, recently, a technique has been conceived in which an epitope is further identified and measured as an antibody group competing between a template-primer and an antibody or an antibody group inhibiting binding (Anthony, L.D. et al, AIDS Research and Human Retroviruses, 1994, Vol. 10, Number 8, 953-960). Specifically, when measuring HIV-derived reverse transcriptase activity using a radioisotope substrate, a method of measuring by adding diluted serum containing an activity-inhibiting antibody, the amount of template-primer used for activity measurement was varied. The inhibition of activity for each amount is quantified, and the competitive reaction or binding inhibition reaction between the template primer and the activity blocking antibody can be detected over the template primer recognition site of the enzyme. However, since the reverse transcriptase used in this method is an enzyme prepared from HIV particles, it is measured in a system in which a virus-derived template-primer is mixed in the enzyme activity measurement system, and the activity inhibition is accurate and reproducible. There was a fault that could not be measured. Moreover, it was lacking in convenience from the aspect of biohazard.
[0016]
More recently, a technique for measuring reverse transcriptase activity on a carrier in which a template-primer is immobilized on a solid phase has been developed (Nakano et al., Journal of Infectious Diseases, 1994, Vol. 68, No. 7). 923-931). In this method, a template-primer is immobilized on a 96-well microplate, and reverse transcriptase and biotin-labeled deoxyuridine triphosphate, which is a DNA synthesis substrate for reverse transcriptase, are added to cause a reverse transcriptase reaction. In this method, the amount of biotinylated DNA finally formed on the solid phase is quantified by a non-radioisotopic method. Using this method, in order to further measure the epitope of the activity-inhibiting antibody by limiting to the binding-inhibiting antibody group with the template-primer enzyme, the reverse transcriptase and the activity-blocking antibody are reacted in advance, and then fixed. It is possible to imagine a method in which a template-primer on a phase is combined with a reverse transcriptase, and then a DNA synthesis substrate is added to each other to cause a reverse transcriptase reaction.
[0017]
However, since HIV-derived reverse transcriptase actually has ribonuclease H activity, even if the reverse transcriptase is preliminarily bound to the template-primer on the solid phase, the template-primer Since it was not possible to cause a stable and efficient and reproducible binding reaction by degradation, it has not been practical to measure antibodies by separating the epitope groups of reverse transcriptase activity blocking antibodies using the method of Nakano et al. It was.
[0018]
As described above, it has been difficult to study the mutation of a virus using an antibody possessed by an infected person because the antibody produced in the body is polyclonal. Moreover, the method of classifying the epitope of an antibody that recognizes a viral antigen, which is considered as a method for solving this, is also difficult as described above, and therefore reflects the nature of the virus or the pathology of the infected person in HIV infection. As a possible diagnostic marker, an excellent technique using an antibody has not been established, and has been made only at the research stage. And since the method is extremely complicated, research in this field has been under pressure in terms of both research cost and labor. Therefore, a measurement system that can easily and reproducibly limit and classify epitopes among antibodies to proteins present in virus antigens as a reagent for research in this field and can quantify the amount of those antibodies has been desired. .
[0019]
[Problems to be solved by the invention]
Of the antibodies to proteins present in the viral antigens, it will be difficult to detect during the incubation period, such as AC, if a measurement system that can easily and reproducibly limit the epitope and quantify the amount of antibody can be established. It is possible to study the relationship with virus properties by using antibodies instead of viruses, and the properties of viruses that have been mutated over a long period of 5 to 10 years, and what resistance can be given by drug administration It is possible to study from the antibody measurement whether it was acquired.
[0020]
In addition, it is expected that changes on the host side including the ability to produce antibodies in the infected host will be captured more accurately and rapidly as the disease progresses. Furthermore, since an antibody is used, it is easy to obtain a specimen, and the labor for culturing viruses is reduced, which can be a very effective means for items with extremely large test amounts such as diagnosis of HIV. In addition, the measurement using an antibody is an inevitable requirement in the field of research on HIV infection from the viewpoint of biosafety, such as the advantage that the antibody is more stable than the virus antigen itself and the ability to treat the sample with a surfactant. Thus, the present invention provides a method for measuring reverse transcriptase activity blocking antibodies by dividing them into epitope groups.
[0021]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to solve the above problems, the present inventor has found that the first step of the reverse transcriptase reaction; the binding reaction between the template-primer and the reverse transcriptase, and the second step; We have found a measurement system that measures enzyme activity in two stages of the DNA synthesis reaction. In particular, we have discovered a stable and reproducible reaction method in the first stage. In addition, when a reverse transcriptase is preliminarily bound to a template-primer immobilized on a solid support, it is preferably reproducibly stable by reacting in the presence of a water-soluble metal salt capable of generating a divalent metal ion. And completed the method of measuring the activity-inhibiting antibody by dividing it into three epitope groups by utilizing the inhibition mode of the reverse transcriptase activity-blocking antibody. That is, 1. 1. a group of antibodies that inhibit DNA elongation reaction from template RNA by irreversible binding of reverse transcriptase and specimen (antibody); There are three groups: an enzyme template-primer binding inhibition antibody group, 3, and a DNA elongation reaction inhibition antibody group from the template RNA due to the reaction between the reverse transcriptase and the specimen (antibody).
[0022]
Specifically, the principle is as follows. One inhibitory antibody group includes a hybrid of a substantial oligodeoxythymine nucleotide (oligo dT) and a substantial adenine ribopolynucleotide (poly A) on a solid phase. A certain amount of HIV-derived reverse transcriptase is preferably subjected to a binding reaction in the presence of a water-soluble metal salt that generates at least a divalent metal ion, and then unreacted enzyme is washed away, and then reverse transcription is performed. After reacting with a sample containing an enzyme activity blocking antibody and washing and separating the unreacted sample, an enzyme reaction solution containing deoxymononucleotide triphosphate, which is a DNA synthesis substrate for reverse transcriptase, is added to cause a reverse transcriptase reaction. Finally, the amount of nucleic acid synthesized is quantified, and based on the amount, the enzyme activity inhibited by reacting with the sample is quantified to measure the reverse transcriptase activity blocking antibody. Have found a way to.
[0023]
The present invention has been completed based on the above findings, and in the method for measuring an HIV-derived reverse transcriptase activity-inhibiting antibody, at least the following four steps are performed. Step A: Binding reaction between a substantial oligo dT immobilized on a transparent, translucent or colored solid phase and a substantial poly A hybridized thereto and reverse transcriptase, step B : Wash and separate the enzyme reacted in step A and the unreacted enzyme, then react with a specimen containing a reverse transcriptase activity blocking antibody, and step C: wash the antibody reacted in step B and the unreacted antibody After separation, a nucleic acid complementary to the template RNA is synthesized from deoxymononucleotide triphosphate by reverse transcriptase on the solid phase. Step D: Based on the amount of the synthesized nucleic acid, the enzyme activity of the antibody is blocked. Quantitative And said that process.
[0024]
In particular, in step A in the method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody, the binding reaction is performed in the presence of a water-soluble metal salt that generates at least a divalent metal ion.
The reverse transcriptase activity blocking antibody in the sample in the present invention is an immunoglobulin A, an immunoglobulin G, an immunoglobulin M, an immunoglobulin D, an immunoglobulin E, or the like that inhibits the reverse transcriptase activity. Examples of such biological fluids include serum, plasma, urine, saliva, tears and the like, but are not particularly limited thereto, and preferably serum or plasma.
[0025]
The specimen to be subjected to the reaction can be measured in a dilution range of 1 to 1000000 times, but preferably used in a range of 1 to 100000 times dilution.
The solid phase carrier may be transparent, translucent, or colored, and any solid phase carrier can be used as long as oligo dT can be solid-phased. Commonly used are EIA plates, magnetic beads, and EIA plastics. For example, polystyrene, polypropylene, Teflon, polyethylene, methylbenten resin (TPX), fluororesin, acrylic resin, polycarbonate, polyurethane, vinyl chloride resin, stainless steel, aluminum, titanium, etc. And metals such as glass, rubber and the like.
[0026]
The solid phase immobilization method of the nucleic acid on the base material is a method of adsorbing on the solid phase carrier or a method of chemically binding directly from the 5 ′ end of the nucleic acid to the base material (V. Lundet. Al., Nucleic Acids Research, Vol. 10861-10880 1988), biotin, hapten, receptor, etc., modified on the 5 ′ end, 3 ′ end of nucleic acid or purine or pyrimidine ring portion of nucleic acid, and solidified on the base material in advance. It can be easily immobilized by binding to a ligand.
[0027]
The binding reaction in the present invention is not a reverse transcriptase reaction that transcribes RNA into DNA, but means a reaction in which reverse transcriptase recognizes and binds to a template-primer. The purpose of the reaction is to allow the enzyme template-primer binding reaction and the DNA extension reaction to be performed separately. Therefore, the binding reaction is different from the enzyme reaction, and in the present invention, it has been found that the binding reaction is stably and efficiently performed in the presence of a water-soluble metal salt that generates a divalent metal ion. It is.
[0028]
The conditions in Step A, which is a binding reaction between a reverse transcriptase and a template-primer, are preferably reacted in the presence of a water-soluble metal salt that generates a divalent metal ion. As a kind of metal ion which can produce a valent cation, for example, magnesium (Mg), manganese (Mn), calcium (Ca), zinc (Zn), cadmium (Cd), copper (Cu), etc. Water-soluble salts such as chlorides, fluorides, iodides, nitrates, sulfates, hydrogen carbonates that can release divalent cations such as Mg, Mn, Ca, Zn, Cd, Cu, etc. Suitable metal salts thereof include, for example, MgCl 2 , MnCl 2 , CaCl 2 ZnCl 2 , CdCl 2 , CuCl 2 , MgSO 4 , MnSO 4 , CdSO 4 , CuSO 4 Etc., preferably MgCl 2 , MnCl 2 , CaCl 2 . Its concentration is MgCl 2 , MnCl 2 , CaCl 2 Whichever of these is used, the reaction can be carried out at 0.01 mM to 1 M, preferably 0.1 mM to 500 mM.
[0029]
The pH in the binding reaction solution may be an optimum value taking into consideration the optimum pH for binding, and may be pH 3 to 10, preferably pH 5 to 9, but is particularly limited thereto. is not. The buffer used for the reaction solution may be selected according to the set pH. For example, one or more types selected from Tris buffer, phosphate buffer, acetate buffer, Good buffer, etc. may be used. . Then, if necessary, a salt such as NaCl or KCl is added, and an SH protecting agent such as dithiothreitol, dithioerythritol, or glutathione is added, or a protein such as albumin or IgG is added depending on the type of storage container. Any liquid can be used as long as it is a liquid in which a mono- or polyamino acid such as lysine or poly-L-lysine and a surfactant are added as an adsorption inhibitor.
[0030]
The reaction temperature may be at or above the temperature at which the solution freezes and maintained at such a level that enzyme activity can be measured, and the range may be 0 ° C to 50 ° C. The reaction time may be any time as long as the reaction is such that the enzyme bound to the template-primer can be detected, and the range may be 1 second to 24 hours.
[0031]
In addition, the reaction conditions for the enzyme and antibody in Step B may be those used for normal antigen-antibody reaction, and the pH in the reaction solution may be set to an optimum value in consideration of the optimum pH. The pH is 3 to 10, preferably 5 to 9, but not particularly limited thereto. For example, the optimum pH for the antigen-antibody reaction may be adjusted with an appropriate buffer, and the type may be selected according to the pH. As the buffer, one or more of Tris buffer, phosphate buffer, acetate buffer, Good buffer, etc. may be selected, and a salt such as NaCl or KCl may be added if necessary. SH protective agents such as dithiothreitol, dithioerythritol and glutathione can be added, and depending on the type of storage container, proteins such as albumin and IgG, mono or polyamino acids such as lysine and poly-L-lysine Any liquid can be used as long as it is a liquid to which a surfactant is added as an adsorption inhibitor. It can also be used by adding ethylene glycol or a ribonuclease inhibitor to stabilize the nucleic acid on the solid phase.
[0032]
In addition, the reaction time of the step B is sufficient if the antigen-antibody reaction can be performed to such an extent that the reverse transcriptase activity blocking antibody can be detected, and the time may be 1 second to 24 hours.
In addition, the reaction conditions of the reverse transcriptase in the step C can be anything as long as the reverse transcriptase reaction proceeds. For example, the pH may be an optimum value in consideration of the optimum pH, and may be any pH from 3 to 10, preferably from pH 5 to 9, but is not particularly limited thereto. For example, the pH optimum for the antigen-antibody reaction may be adjusted with an appropriate buffer, and the type may be selected according to the pH. The buffer may be selected from one or more of Tris buffer, phosphate buffer, acetate buffer, Good buffer, etc., and monovalent salt such as NaCl or KCl as required. Alternatively, a divalent metal salt such as magnesium chloride or manganese chloride is added, and an SH protective agent such as dithiothreitol, dithioerythritol, or glutathione is added. Depending on the type of storage container, albumin, IgG, Use any solution that contains a protein, lysine, poly-L-lysine, or other mono- or polyamino acid, and a surfactant added as a desorption inhibitor and deoxymononucleotide triphosphate as a substrate. Can do. It can also be used by adding ethylene glycol or a ribonuclease inhibitor to stabilize the nucleic acid on the solid phase.
[0033]
The oligo dT on the solid phase should have a substantial structure that is recognized as a transcription initiation site of reverse transcriptase, for example, a structure having a base number of at least 3 or preferably 5 or more as the length of the oligo dT. It is also commercially available and can be easily obtained (Pharmacia, Sigma, etc.). In addition, it can be easily prepared by a synthetic method, and can be commissioned (Takara Shuzo, Nippon Gene, etc.). Furthermore, when an oligo dT having a length of 700 bases or more is required, it can be easily prepared in-house enzymatically. For example, an enzyme (T4 RNA ligase; Takara Shuzo Co., Ltd.) having the above-mentioned commercially available oligo dT as a substrate and linking its 5 ′ phosphate group and 3 ′ hydroxyl group to a single-stranded DNA by a phosphodiester bond. (Commercially available from the company). Another enzyme can also be obtained by polymerizing deoxythymine nucleotides from the 3 ′ hydroxyl group of oligo dT with terminal deoxynucleotidyl transferase (commercially available from Takara Shuzo). In the present invention, the oligo dT may have a length of 3 to 100,000 bases, preferably 5 to 100,000 bases.
[0034]
Poly A is only required to be capable of hybrid reaction with oligo dT on a solid phase and to be recognized and synthesized as a template RNA for reverse transcriptase, and is also commercially available and readily available (Pharmacia). Moreover, it is easy to prepare by a synthetic method, and consignment preparation is possible (Takara Shuzo). Furthermore, when a poly A having a length of 500 bases or more is required, it can be easily prepared in-house enzymatically. For example, an enzyme (T4 RNA ligase; Takara Shuzo Co., Ltd.) having the above-mentioned commercially available poly A as a substrate and linking its 5 ′ phosphate group and 3 ′ hydroxyl group to a single-stranded RNA by a phosphodiester bond. (Commercially available from the company). In the present invention, the length of the poly A is 3 to 100,000 bases, preferably 5 to 100,000 bases. The length of the base is 3 to 100,000 bases, preferably 5 to 100,000 bases.
[0035]
The reverse transcriptase used is an HIV-derived enzyme having an activity of synthesizing DNA having a complementary base sequence with RNA as a template, and types 1 and 2 are known. These enzymes can be easily obtained by separating the enzyme directly from the virus, for example, LAV-1 strain, LAV-2 strain, GH-1 strain, GH-2 strain, GH-3 strain, GH-4 strain, GH- It can be easily prepared by treating virus particles such as 5 strains and GH-6 strains with a surfactant such as Triton X-100 (Triton X-100). Can be disassembled and separated. In addition, the enzyme obtained by expressing a large amount of the recombinant in E. coli is commercially available and can be easily obtained (Seikagaku Corporation), but it was preferably expressed in E. coli that does not contain the template nucleic acid. Recombinant reverse transcriptase should be used. The amount of reverse transcriptase obtained when a test solution using a sample such as serum is added is 0% when the enzyme activity obtained when no test solution is added is 100%. However, the concentration may be in the range of 0.1 μU / ml to 10000 U / ml, and preferably in the range of 2 μU / ml to 1000 U / ml. Good.
[0036]
Deoxymononucleotide triphosphate is deoxythymidine mononucleotide triphosphate as an unlabeled substance, biotin-labeled deoxyuridine mononucleotide triphosphate, digoxigenin-labeled deoxyuridine mononucleotide triphosphate, tritium or 32 There are P-labeled deoxythymidine mononucleotide triphosphates, etc., and one or more of these may be used. Preferably, deoxythymidine mononucleotide triphosphate as a non-labeled substance and biotin-labeled deoxyuridine mononucleotide triphosphate as a labeled substance are combined It is good to use. The amount may be any as long as the reverse transcriptase reaction can be performed and the enzyme activity can be detected from the labeled body. The ratio of the labeled body to the unlabeled body is, for example, that the unlabeled body is 1 label. Measurement can be performed from a ratio of 0 molecule to a ratio of 1 molecule of labeled body to 500 molecules of unlabeled body.
[0037]
Next, 2. Specific principles for detecting a group of antibodies that inhibit the binding of the enzyme to the template-primer shown in FIG. First, a certain amount of HIV-derived reverse transcriptase and a specimen containing a reverse transcriptase activity-blocking antibody are contact-reacted, and the reaction solution is mixed with a substantial oligo dT and a substantial poly A on the solid phase. A sample containing a reverse transcriptase activity blocking antibody after the binding reaction is preferably carried out in the presence of a water-soluble metal salt that generates at least a divalent metal ion, and then the unreacted product is washed away. After reacting and washing and separating the unreacted test solution, an enzyme reaction solution containing deoxymononucleotide triphosphate, which is a DNA synthesis substrate for reverse transcriptase, is added to cause reverse transcriptase reaction and finally synthesized. The amount of nucleic acid was quantified, and the enzyme activity inhibited by reacting with the specimen based on the amount was quantified to find a method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody.
[0038]
That is, in the method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody derived from HIV, the method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody comprising performing at least the following four steps: Step E: reverse transcriptase and reverse transcriptase Reacting with an analyte containing an activity blocking antibody, step F: substantial oligo dT immobilized on a transparent or translucent or colored solid phase and substantial poly A hybridized thereto and step E Step G: The reaction product in Step F and the unreacted product are washed and separated, and then complementary to the template RNA from deoxymononucleotide triphosphate by reverse transcriptase on the solid phase. Step H: a step of quantifying the inhibition of the enzyme activity of the antibody based on the amount of the synthesized nucleic acid.
[0039]
In Step F of the above-described method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody, it is preferable to carry out a binding reaction in the presence of a water-soluble metal salt that generates at least a divalent metal ion.
2. In the step of detecting the antibody group, the binding reaction between the reverse transcriptase and the template-primer is carried out in step F. This corresponds to the step A of antibody group detection. Accordingly, the reaction conditions in Step F are the same as those in Step A above, and the binding reaction between the reverse transcriptase and the template-primer is carried out in the presence of a water-soluble metal salt that generates a divalent metal ion. If it is made to react, it is sufficient. And the kind and density | concentration, reaction temperature, and the various components used suitably for other reaction also have a preferable composition and conditions of the said process A.
[0040]
The components used in Step F may be added in advance at the time of antigen-antibody reaction between the antibody and enzyme in Step E, and the reaction solution may be used directly in Step F. And you may use the liquid for the process F.
In addition, 2. Step E for detecting the antibody group of Antigen-antibody reaction between the enzyme corresponding to step B and the reverse transcriptase activity-blocking antibody for detecting the antibody group, and therefore the reaction conditions in step E are the same as those in step B above. Is preferred.
[0041]
And 2. In the measurement of the inhibitory antibody group shown in the above, the solid phase carrier, the method of immobilizing nucleic acid on the substrate, the oligo dT on the solid phase, poly A, the reverse transcriptase used, deoxymononucleotide 3-phosphorus The acid may be It may be the same as the antibody group shown in.
Next, 3. The specific principle for detecting the DNA elongation reaction inhibiting antibody group from the template RNA by the competitive reaction between the reverse transcriptase and the specimen (antibody) shown in FIG. In the presence of a water-soluble metal salt that produces a hybrid of a substantial oligo dT and a substantial poly A on a solid phase and a certain amount of HIV-derived reverse transcriptase, at least a divalent metal ion. After the unreacted enzyme is washed and removed, an enzyme reaction solution containing a sample containing a reverse transcriptase activity blocking antibody and deoxymononucleotide triphosphate which is a reverse transcriptase DNA synthesis substrate is added simultaneously. The method of measuring the reverse transcriptase activity blocking antibody by quantifying the amount of nucleic acid finally synthesized by reacting with the reverse transcriptase and quantifying the enzyme activity suppressed by reacting with the sample based on the amount. I found it.
[0042]
That is, in the method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody derived from HIV, the method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody comprising performing at least the following three steps: Step I: transparent or translucent or A substantial oligo dT immobilized on a colored solid phase, a substantial poly A hybridized with the oligo dT, and a reverse transcriptase are subjected to a binding reaction, Step J: an enzyme reacted in Step I and an unreacted enzyme And a sample containing a reverse transcriptase activity blocking antibody and deoxymononucleotide triphosphate are added simultaneously to synthesize a nucleic acid complementary to the template RNA by reverse transcriptase on the solid phase, Process K: It is characterized by quantifying the inhibition of enzyme activity of an antibody based on the amount of synthesized nucleic acid.
[0043]
In Step I of the above-described method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody, it is preferable that the binding reaction be performed in the presence of a water-soluble metal salt that generates at least a divalent metal ion.
3. In the step of detecting the antibody group, the binding reaction between the reverse transcriptase and the template-primer is carried out in Step I. Step A of antibody group detection in the above, or 2. This corresponds to the antibody group detection step F. Therefore, the reaction conditions in Step I are the same as those in Step A above, and the binding reaction between the reverse transcriptase and the template-primer is carried out in the presence of a water-soluble metal salt that generates a divalent metal ion. If it is made to react, it is sufficient. And the kind and density | concentration, reaction temperature, and the various components used suitably for other reaction also have a preferable composition and conditions of the said process A.
[0044]
In step J, the reverse transcriptase reaction and the antigen-antibody reaction between the reverse transcriptase and the activity-blocking antibody are simultaneously performed. 1. Step B and C for detection of antibody group This corresponds to steps E and G of antibody group detection. The reaction conditions in step J may be any conditions as long as the reaction can be performed to such an extent that a reverse transcriptase reaction can be detected. DNA synthesis substrate of reverse transcriptase, for example, in the reaction condition of step B in the detection of antibody group of 3 HdTTP, 32 PdTTP and biotin-labeled dUTP may be added to such an extent that enzyme activity can be detected. In addition, 1. The reaction composition used in the normal antigen-antibody reaction only needs to be included in the solution under the reaction conditions in step C in the antibody group detection. As the composition included, for example, the optimum pH for the antigen-antibody reaction is adjusted with an appropriate buffer, and one type is selected from Tris buffer, phosphate buffer, acetate buffer, Good buffer, etc. according to the pH. It is sufficient if it is selected or more, and if necessary, a salt such as NaCl or KCl is added, and an SH protective agent such as dithiothreitol, dithioerythritol or glutathione is added. Accordingly, any liquid can be used as long as it is a solution in which a protein such as albumin or IgG, a mono- or polyamino acid such as lysine or poly-L-lysine, and a surfactant are added as an adsorption inhibitor. It can also be used by adding ethylene glycol or a ribonuclease inhibitor to stabilize the nucleic acid on the solid phase.
[0045]
3. In the measurement of the inhibitory antibody group shown in the above, the solid phase carrier, the method of immobilizing nucleic acid on the substrate, the oligo dT on the solid phase, poly A, the reverse transcriptase used, deoxymononucleotide 3-phosphorus The acid may be It may be the same as the antibody group shown in.
And in these three antibody group measurement methods, a new method for detecting nucleic acid on the solid phase formed by reverse transcriptase may use a radioisotope substrate as a reverse transcriptase substrate. 3 HdTTP and 32 When PdTTP is used, the radioactivity remaining on the solid phase may be measured after washing away the unreacted substrate after the reverse transcriptase reaction. Preferably, biotin-labeled dUTP, which is a non-radioisotope substrate, is used as the reverse transcriptase substrate. After the reverse transcriptase reaction, the unreacted substrate is washed away, reacted with avidin or streptavidin labeled with peroxidase or alkaline phosphatase, and the unreacted product is washed away and the enzyme activity remaining on the solid phase is measured. That is fine, and this method is a commonly used method (Nakano et al., Journal of Infectious Diseases, 1994, Vol. 68, No. 7, pages 923-931).
[0046]
More specifically, the method is described as follows: When measuring a group of antibodies that inhibit the DNA elongation reaction from the template RNA due to irreversible binding between the reverse transcriptase and the specimen (antibody) shown in Fig. 1, for example, reverse transcriptase is dissolved in a 50 mM magnesium chloride solution, This solution is added as a template-primer to a 96-well EIA plate on which oligo dT-poly A is immobilized, and incubated at 37 ° C. for 1 hour to bind the enzyme and the template primate.
[0047]
Thereafter, unreacted enzyme is washed away, and then a test solution containing a reverse transcriptase activity-inhibiting antibody diluted with 1% Triton X-100 or the like is added, and incubated at 37 ° C. for 1 hour. After washing and removing the reaction specimen, a reverse transcriptase reaction substrate solution containing biotin-labeled dUTP is added, and a reverse transcriptase reaction is performed at 37 ° C. for 2 hours. After the reaction, the unreacted substrate was washed away and then alkaline phosphatase-labeled streptavidin was added. After incubation at 37 ° C. for 1 hour, the unreacted product was washed away, and then the alkaline phosphatase substrate paranitrophenyl phosphate was added. The color development at 37 ° C. for 30 minutes is measured with a plate reader at an absorbance of 405 nm. At that time, it is possible to easily determine the residual activity% from the absorbance when the sample is used, with the absorbance when measured using only the 1% Triton X-100 solution diluted with the sample instead of the sample as 100%. .
[0048]
In addition, 2. When measuring a group of antibodies that inhibit the binding of the enzyme to the template-primer, for example, a serum sample containing an HIV-derived reverse transcriptase and a reverse transcriptase activity blocking antibody is mixed in advance in a separate test tube. Is prepared to be 50 mM Hepes buffer (pH 7.5) and 150 mM sodium chloride, and incubated at 37 ° C. for 1 hour to cause an antigen-antibody reaction between the enzyme and the antibody. Magnesium chloride is added to the reaction solution so that the magnesium chloride concentration in the reaction solution is 50 mM. This solution is added as a template-primer to a 96-well EIA plate on which oligo dT-poly A is immobilized, and incubated at 37 ° C. for 1 hour to bind the enzyme and the template primer. Thereafter, unreacted substances are washed away, a reverse transcriptase reaction substrate solution containing biotin-labeled dUTP is added, and a reverse transcriptase reaction is performed at 37 ° C. for 2 hours. In order to detect newly formed nucleic acid on the solid phase, 1. It can be easily quantified if it is carried out according to the technique for detecting the antibody group.
[0049]
In addition, when quantifying the DNA elongation reaction-inhibiting antibody group from the template RNA by the competitive reaction between the reverse transcriptase and the specimen (antibody) shown in 3, for example, HIV-derived reverse transcriptase is placed in a 50 mM magnesium chloride solution. The solution is dissolved, and this solution is added as a template-primer to a 96-well EIA plate on which oligo dT-polyA is immobilized, and incubated at 37 ° C. for 1 hour to bind the enzyme and the template primer. Thereafter, unreacted enzyme is washed away, and then a test solution containing a reverse transcriptase activity-inhibiting antibody diluted with 1% Triton X-100 or the like and a reverse transcriptase reaction substrate solution containing biotin-labeled dUTP Are simultaneously added and allowed to undergo reverse transcriptase reaction at 37 ° C. for 2 hours. In order to detect newly formed nucleic acid on the solid phase after washing away unreacted substrate after the reaction, 1. It can be easily quantified if it is carried out according to the technique for detecting the antibody group.
[0050]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, the present invention is further illustrated by examples, but the present invention is not limited thereby.
[0051]
[Example 1]
(1) Preparation of oligo dT-poly A solid phase plate
100 mM 1-ethyl-3- (3-dimethylaminopropyl) carbodiimide hydrochloride (abbreviated as CDI; manufactured by Peptide Institute) and 100 mM 1-methyl-imidazole-HCl buffer (pH 7.0; abbreviated as IMD); In aqueous solution containing Sigma) 19-24 (Average chain length: 22 bases; manufactured by Sigma) was dissolved to 200 ng / 100 μl, and 100 μl of each was dispensed into each well of a 96-well amino plate (manufactured by Sumitomo Bakelite) and reacted at room temperature for 24 hours. I let you. After the reaction, this solution was discarded, and the wells were washed three times with 200 μl of 0.15 M sodium chloride and 0.1 M Tris-HCl buffer (pH 7.5; hereinafter referred to as TBS). In this well, poly A (manufactured by Pharmacia) becomes 10 μg / 100 μl in 80 mM Tris-HCl (pH 7.5), 0.6 M sodium chloride, 4 mM disodium ethylenediaminetetraacetate, 0.1% sodium dodecyl sulfate solution. 100 μl of the prepared solution was added and incubated at 37 ° C. for 16 hours. After discarding the poly A solution on the plate, the plate was washed 3 times with TBS to obtain an oligo dT-poly A solid phased plate.
(2) Binding reaction of reverse transcriptase on oligo dT-poly A solid phase plate
0.1% Triton X-100, HIV-1 type reverse transcriptase (expressed by recombinant Escherichia coli; manufactured by Seikagaku Corporation) in 0.1 mU / 100 μl solution, 0.01, 0.1, 1, 10, It prepared so that it might become a magnesium chloride density | concentration of 100 and 1000 mM, and dispensed 100 microliters at a time to oligo dT-poly A solid-phase plate, and incubated at 37 degreeC for 1 hour. After incubation, the plate was washed 5 times with a TBS solution containing 0.02% polyoxyethylene (20) sorbitan monolaurate to obtain a reverse transcriptase-binding plate.
(3) Reaction between reverse transcriptase-binding plate and test solution
Serum of 5 HIV-infected hemophilia patients and 5 non-HIV infected individuals was diluted 200 times with 10 mM phosphate buffer (pH 7.4), 150 mM sodium chloride, and 0.1% Triton X-100 solution, respectively. 100 μl was added to the reverse transcriptase binding plate and incubated at 37 ° C. for 1 hour. After the incubation, the reaction solution was discarded and washed 5 times with a TBS solution containing 0.02% polyoxyethylene (20) sorbitan monolaurate. In addition, as a control group, instead of serum dilution, 100 μl of 10 mM phosphate buffer (pH 7.4), 150 mM sodium chloride, 0.1% Triton X-100 solution was added to the reverse transcriptase-binding plate and the same operation was performed. did.
(4) Reverse transcriptase activity detection
To the plate washed in (3), 90 mM HEPES (pH 7.8), 126 mM potassium chloride, 9 mM magnesium chloride, 0.45 mM dithiothreitol, 1.08 mM reduced glutathione, 1% Triton X-100, 1.8% 100 μl of ethylene glycol, 117 μM deoxythymidine triphosphate (dTTP), 3 μM biotin-labeled deoxyuridine triphosphate (Bio-dUTP; manufactured by Boehringer Mannheim) was added, and a reverse transcriptase reaction was performed at 37 ° C. for 2 hours.
[0052]
After the reaction, 10 μl of 5M sodium chloride solution was added and the plate was allowed to stand at room temperature for 5 minutes. The plate is diluted 20000 times with 50 mM Tris-HCl buffer (pH 7.5), 0.5 M sodium chloride, 5 mM magnesium chloride, 2% bovine serum albumin solution and alkaline phosphatase-labeled streptavidin (Jackson ImmunoResearch Laboratories). 100 μl of each solution was added to each well, incubated at 37 ° C. for 1 hour, and then washed 5 times with a TBS solution containing 0.02% polyoxyethylene (20) sorbitan monolaurate.
[0053]
After washing, 150 μl of diethanolamine-hydrochloric acid buffer solution (pH 9.5), paranitrophenyl phosphate disodium (manufactured by Sigma) dissolved in 1 mM magnesium chloride solution to a concentration of 1 mg / ml was added at 37 ° C. After incubation for 30 minutes, 50 μl of 1N sodium hydroxide solution was added, and the absorbance at 405 nm was measured with a plate reader.
(5) Quantification of activity inhibition by reverse transcriptase activity inhibition antibody
In the absorbance obtained in (4), the absorbance when using a serum sample is divided by the absorbance obtained when no serum sample is used, and the enzyme activity when not using the serum sample is 100%. The residual activity% was calculated. The results are shown in Table 1.
[0054]
[Table 1]
Figure 0003618168
[0055]
As shown in Table 1, the DNA elongation reaction inhibitory antibody group from the template RNA due to irreversible binding of the reverse transcriptase and the sample could be quantified as the activity inhibition amount at any magnesium ion concentration.
In addition, at the time of reverse transcriptase binding reaction on oligo dT-poly A solid phase plate, 0.1% Triton X-100, reverse transcriptase 5 mU / 100 μl solution was tested at a magnesium concentration of 0, HIV infected person K. 56%; K. 63%, K. S. 71%, non-HIV infected T.A. 103.4%, T. E. At 100.3%, T.I. T.A. The residual activity was 110.4%.
[0056]
[Example 2]
An oligo dT-poly A immobilized plate was prepared according to the preparation of (1) oligo dT-poly A immobilized plate in Example 1. A reverse transcriptase-binding plate was prepared by using manganese chloride or calcium chloride instead of magnesium chloride in the reverse transcriptase binding reaction in (2) oligo dT-poly A solid phase immobilized plate of Example 1 on the prepared plate. Prepared. The prepared enzyme-bound plate was subjected to (1) reaction between the reverse transcriptase-bound plate and the test solution in Example 1, (4) detection of reverse transcriptase activity, and (5) quantification of activity inhibition by the reverse transcriptase activity-blocking antibody. went. The results are shown in Table 2.
[0057]
[Table 2]
Figure 0003618168
[0058]
As shown in Table 2, for any metal ion used, the DNA elongation reaction inhibiting antibody group from the template RNA due to irreversible binding between the reverse transcriptase and the sample can be quantified as an activity inhibition amount, and at any ion concentration. Quantification was possible.
[0059]
[Example 3]
Example 1 (1) Oligo dT in Preparation of Oligo dT-Poly A Immobilized Plate 19-24 Instead of oligo dT 5 , Oligo dT 10 (Sigma), oligo dT 25-30 Poly dT (average chain length 794 base) (manufactured by Pharmacia) was used to prepare an oligo dT-poly A solid phase plate. A reverse transcriptase-binding plate was prepared using the prepared plate with the magnesium chloride concentration in the binding reaction of reverse transcriptase in (2) oligo dT-poly A solid phase-immobilized plate of Example 1 as 50 mM. The prepared enzyme-bound plate was subjected to (1) reaction between the reverse transcriptase-bound plate and the test solution in Example 1, (4) detection of reverse transcriptase activity, and (5) quantification of activity inhibition by the reverse transcriptase activity-blocking antibody. went. The results are shown in Table 3.
[0060]
[Table 3]
Figure 0003618168
[0061]
As shown in Table 3, with any length of oligo dT used, it was possible to quantify the group of antibodies that inhibit the DNA elongation reaction from the template RNA due to irreversible binding between the reverse transcriptase and the sample as the activity inhibition amount.
[0062]
[Example 4]
Example 1 (1) Oligo A instead of Poly A in the preparation of oligo dT-poly A immobilized plate 12-18 Poly (A) (average chain length of 534 bases) (Pharmacia) was used to prepare oligo dT-poly A solid phased plates. A reverse transcriptase-binding plate was prepared using the magnesium chloride concentration of 50 mM in the reverse transcriptase binding reaction on the prepared plate (2) oligo dT-poly A solid phased plate in Example 1. The prepared enzyme-linked plate was subjected to (3) reaction between the reverse transcriptase-conjugated plate and the test solution in Example 1, (4) detection of reverse transcriptase activity, and (5) quantification of activity inhibition by the reverse transcriptase activity blocking antibody. went. The results are shown in Table 4.
[0063]
[Table 4]
Figure 0003618168
[0064]
As shown in Table 4, with any length of poly A used, the group of antibodies that inhibit the DNA elongation reaction from the template RNA due to irreversible binding of the reverse transcriptase and the sample could be quantified as the activity inhibition amount.
[0065]
[Example 5]
An oligo dT-poly A solid-phase plate was prepared according to the preparation of (1) oligo dT-poly A solid-phase plate in Example 1. In the prepared plate, the magnesium chloride concentration in the reverse transcriptase binding reaction in Example 2 (2) oligo dT-poly A solid phase immobilized plate was used as 50 mM, and the reverse transcriptase amount was 0.1, 1, Reverse transcriptase binding plates were prepared using reverse transcriptase at concentrations of 10, 100, 1000, 10000, 100000 mU / 100 μl. Using the prepared enzyme-binding plate, the serum was reacted using 5 HIV-infected haemophilia patients in Example 1, (3) Reaction of reverse transcriptase-binding plate and test solution.
[0066]
Thereafter, (4) detection of reverse transcriptase activity in Example 1 and (5) inhibition of activity by a reverse transcriptase activity blocking antibody were quantified. Separately, in the above method, when reverse transcriptase was used at a concentration of 0.1, 1, 10 μU / 100 μl, the amount of reverse transcriptase activity in Example 1 (4) In the detection, a 24-hour reverse transcriptase reaction was performed instead of the 2-hour reverse transcriptase reaction, and the other operating conditions were the same. The results are shown in Table 5.
[0067]
[Table 5]
Figure 0003618168
[0068]
As shown in Table 5, at any concentration of reverse transcriptase used, the DNA elongation reaction inhibitory antibody group from the template RNA due to irreversible binding between the reverse transcriptase and the sample could be quantified as an activity inhibition amount.
[0069]
[Example 6]
An oligo dT-poly A immobilized plate was prepared according to the preparation of Example 1 (1) oligo dT-poly A immobilized plate. A reverse transcriptase-binding plate was prepared using the magnesium chloride concentration of 50 mM in the reverse transcriptase binding reaction on the prepared plate (2) oligo dT-poly A solid phased plate in Example 1. The prepared enzyme-linked plate was diluted with the 1, 10, 100, 1000, 10000, and 100000-fold diluted solutions of the serum in the reaction between the reverse transcriptase-linked plate and the test solution in Example 1 (3). The antigen-antibody reaction was performed, and then (4) reverse transcriptase activity detection in Example 1 and (5) activity inhibition by the reverse transcriptase activity blocking antibody were quantified. The results are shown in Table 6.
[0070]
[Table 6]
Figure 0003618168
[0071]
As shown in Table 6, at any dilution concentration used, the DNA elongation reaction inhibiting antibody group from the template RNA due to irreversible binding between the reverse transcriptase and the sample could be quantified as an activity inhibition amount.
[0072]
[Example 7]
(6) An oligo dT-poly A solid-phase plate was prepared according to the preparation of Example 1 (1) oligo dT-poly A solid-phase plate.
(7) Antigen-antibody reaction between reverse transcriptase and test solution
In a test tube, 0.1% Triton X-100, HIV-1 reverse transcriptase (expressed by recombinant Escherichia coli; manufactured by Seikagaku Corporation) in a 0.2 mU / 100 μl solution, 0.02, 0.2, 2 , 20, 200, and 2000 mM magnesium chloride concentrations were prepared as enzyme solutions. Serum of 5 HIV-infected hemophilia patients and 5 non-HIV-infected persons prepared in separate test tubes was added to this enzyme solution in 10 mM phosphate buffer (pH 7.4), 150 mM sodium chloride, 0.1% Triton, respectively. The test solution diluted 200 times with the X-100 solution was mixed in an equal volume of 200 μl in a separate test tube and reacted at 37 ° C. for 1 hour. As a control group, the same operation was performed using a 10 mM phosphate buffer (pH 7.4), 150 mM sodium chloride, and 0.1% Triton X-100 solution instead of the serum dilution.
(8) Binding reaction of reverse transcriptase to oligo dT-poly A solid phase plate
After the reaction of (7), 100 μl of the reaction solution was added to the oligo dT-poly A solid-phase plate prepared in (6) and incubated at 37 ° C. for 1 hour. After incubation, the solution was discarded, and the plate was washed 5 times with a TBS solution containing 0.02% polyoxyethylene (20) sorbitan monolaurate. The washed plate was subjected to (4) detection of reverse transcriptase activity in Example 1 and (5) quantification of activity inhibition by a reverse transcriptase activity inhibition antibody. The results are shown in Table 7.
[0073]
[Table 7]
Figure 0003618168
[0074]
As shown in Table 7, at any magnesium ion concentration, the binding inhibition antibody group between the enzyme and the template-primer could be quantified as the activity inhibition amount.
In addition, when the antigen-antibody reaction between the reverse transcriptase and the test solution was performed, the results were as follows: the enzyme solution concentration was 5 mU / 100 μl, and the magnesium chloride concentration was 0. K. 23.2%; K. 54.4%, K. S. 48.0%, HIV non-infected persons T.A. 111. . %, T.M. E. At 104.8% and T.W. T.A. The residual activity was 102.7%.
[0075]
[Example 8]
An oligo dT-poly A solid-phase plate was prepared according to the preparation of Example 6 (6) oligo dT-poly A solid-phase plate. The test tube was reacted with manganese chloride or calcium chloride instead of magnesium chloride in the antigen-antibody reaction of Example 7 (7) reverse transcriptase and test solution. The reaction solution was subjected to the reaction of Example 7 (8) reverse transcriptase binding reaction to oligo dT-poly A solid phase plate, Example 1 (4) reverse transcriptase activity detection, and (5) reverse transcriptase activity blocking antibody. Quantification of activity inhibition by was carried out. The results are shown in Table 8.
[0076]
[Table 8]
Figure 0003618168
[0077]
As shown in Table 8, for any metal ion used, the binding inhibitory antibody group between the enzyme and the template-primer could be quantified as an activity inhibition amount, and at any ion concentration.
[0078]
[Example 9]
Example 6 (6) Oligo dT in the preparation of oligo dT-poly A immobilized plate 19-24 Instead of oligo dT 5 , Oligo dT 10 (Sigma), oligo dT 25-30 Poly dT (average chain length 794 base) (manufactured by Pharmacia) was used to prepare an oligo dT-poly A solid phase plate. An oligo dT-poly A solid-phased plate prepared in the same manner by reacting in a test tube with a magnesium chloride concentration of 50 mM in the antigen-antibody reaction of (7) reverse transcriptase and test solution in Example 7 After adding 100 μl of the reaction solution and incubating at 37 ° C. for 1 hour, the solution was discarded and washed 5 times with a TBS solution containing 0.02% polyoxyethylene (20) sorbitan monolaurate. The washed plate was subjected to (4) detection of reverse transcriptase activity in Example 1 and (5) quantification of activity inhibition by a reverse transcriptase activity inhibition antibody. The results are shown in Table 9.
[0079]
[Table 9]
Figure 0003618168
[0080]
As shown in Table 9, with any length of oligo dT used, the binding inhibition antibody group between the enzyme and the template-primer could be quantified as the activity inhibition amount.
[0081]
[Example 10]
Example 6 (6) Oligo A instead of Poly A in preparation of oligo dT-poly A solid phase plate 12-18 Poly (A) (average chain length of 534 bases) (Pharmacia) was used to prepare oligo dT-poly A solid phased plates. An oligo dT-polyA solid phase plate prepared in the same manner by reacting in a test tube in the same manner as in Example 7 (7) Magnesium chloride concentration in the antigen-antibody reaction between the reverse transcriptase and the test solution at 50 mM. After adding 100 μl of the reaction solution and incubating at 37 ° C. for 1 hour, the solution was discarded and washed 5 times with a TBS solution containing 0.02% polyoxyethylene (20) sorbitan monolaurate. The washed plate was subjected to (4) detection of reverse transcriptase activity in Example 1, and (5) quantification of activity inhibition by a reverse transcriptase activity inhibition antibody. The results are shown in Table 10.
[0082]
[Table 10]
Figure 0003618168
[0083]
As shown in Table 10, with any length of poly A used, the binding inhibition antibody group between the enzyme and the template-primer could be quantified as an activity inhibition amount.
[0084]
Example 11
An oligo dT-poly A solid-phase plate was prepared according to the preparation of Example 6 (6) oligo dT-poly A solid-phase plate. In a test tube, the magnesium chloride concentration in the antigen-antibody reaction of Example 7 (7) reverse transcriptase and test solution was used as 50 mM, and the amount of reverse transcriptase was 0.2, 2, 20, 200, 2000, 20000. Using reverse transcriptase at a concentration of 200000 mU / 100 μl, the serum was reacted in the same manner using 5 HIV-infected hemophilia patients. Add 100 μl of this reaction solution to the prepared oligo dT-poly A solid phase plate, incubate at 37 ° C. for 1 hour, discard the solution, and add 0.02% polyoxyethylene (20) sorbitan monolaurate. Washed 5 times with TBS solution.
[0085]
The washed plate was subjected to (4) detection of reverse transcriptase activity in Example 1, and (5) quantification of activity inhibition by a reverse transcriptase activity inhibition antibody. In addition, when reverse transcriptase with a concentration of 0.2, 2, 20 μU / 100 μl was used in the above method, the amount of reverse transcriptase activity in Example 1 (4) In the detection, a 24-hour reverse transcriptase reaction was performed instead of the 2-hour reverse transcriptase reaction, and the other operating conditions were the same. The results are shown in Table 11.
[0086]
[Table 11]
Figure 0003618168
[0087]
As shown in Table 11, at any concentration of reverse transcriptase used, the binding inhibitory antibody group between the enzyme and the template-primer could be quantified as an activity inhibition amount.
[0088]
Example 12
An oligo dT-poly A solid-phase plate was prepared according to the preparation of Example 6 (6) oligo dT-poly A solid-phase plate. In a test tube, the magnesium chloride concentration in the antigen-antibody reaction of Example 7 (7) reverse transcriptase and test solution was used as 50 mM, and the dilution of serum was 2, 20, 200, 2000, 20000, 200,000 times diluted solution. The antigen-antibody reaction was performed in the same manner using each of. Add 100 μl of this reaction solution to the prepared oligo dT-poly A solid phase plate, incubate at 37 ° C. for 1 hour, discard the solution, and add 0.02% polyoxyethylene (20) sorbitan monolaurate. Washed 5 times with TBS solution. The washed plate was subjected to (4) detection of reverse transcriptase activity in Example 1 and (5) quantification of activity inhibition by a reverse transcriptase activity inhibition antibody. The results are shown in Table 12.
[0089]
[Table 12]
Figure 0003618168
[0090]
As shown in Table 12, the antibody-template-primer binding inhibition antibody group could be quantified as the activity inhibition amount at any dilution concentration used.
[0091]
Example 13
(9) Preparation of oligo dT-poly A solid phase plate
According to the preparation of (1) oligo dT-poly A immobilized plate in Example 1, an oligo dT-poly A immobilized plate was prepared.
(10) Reverse transcriptase binding reaction on oligo dT-poly A solid phase plate
A reverse transcriptase-binding plate was prepared from the prepared oligo dT-poly A solid-phased plate in accordance with the reverse transcriptase binding reaction on the oligo dT-poly A solid-phased plate in Example 1 (2).
(11) Simultaneous reaction of antigen-antibody reaction and reverse transcriptase reaction
On the prepared plate, sera from 5 HIV-infected hemophilia patients and 5 non-HIV infected individuals were each added with 10 mM phosphate buffer (pH 7.4), 150 mM sodium chloride, and 0.1% Triton X-100 solution. 50 μl of the diluted solution was added, and 180 mM HEPES (pH 7.8), 252 mM potassium chloride, 18 mM magnesium chloride, 0.9 mM dithiothreitol, 2.16 mM reduced glutathione, 2% Triton X-100, 3. 50 μl of 6% ethylene glycol, 234 μM deoxythymidine triphosphate (dTTP), 6 μM biotin-labeled deoxyuridine triphosphate (Bio-dUTP; manufactured by Boehringer Mannheim) was added and incubated at 37 ° C. for 2 hours. After incubation, 10 μl of 5M sodium chloride solution was added and the plate was allowed to stand at room temperature for 5 minutes. Then, the solution was discarded, and the plate was washed 5 times with a TBS solution containing 0.02% polyoxyethylene (20) sorbitan monolaurate.
[0092]
The plate is diluted 20000 times with 50 mM Tris-HCl buffer (pH 7.5), 0.5 M sodium chloride, 5 mM magnesium chloride, 2% bovine serum albumin solution and alkaline phosphatase-labeled streptavidin (Jackson ImmunoResearch Laboratories). 100 μl of each solution was added to each well, incubated at 37 ° C. for 1 hour, and then washed 5 times with a TBS solution containing 0.02% polyoxyethylene (20) sorbitan monolaurate.
[0093]
After washing, 150 μl of diethanolamine-hydrochloric acid buffer solution (pH 9.5), paranitrophenyl phosphate disodium (manufactured by Sigma) dissolved in 1 mM magnesium chloride solution to a concentration of 1 mg / ml was added at 37 ° C. After incubation for 30 minutes, 50 μl of 1N sodium hydroxide solution was added, and the absorbance at 405 nm was measured with a plate reader. Thereafter, the activity inhibition by the antibody (5) reverse transcriptase activity inhibition in Example 1 was quantified. The results are shown in Table 13.
[0094]
[Table 13]
Figure 0003618168
[0095]
As shown in Table 13, at any magnesium ion concentration, the group of antibodies that inhibit the DNA elongation reaction from the template RNA by the competitive reaction between the reverse transcriptase and the antibody could be quantified as the activity inhibition amount.
In addition, during the reverse transcriptase binding reaction on the oligo dT-poly A solid phase plate, the test result of magnesium at a concentration of 0 in a 0.1% Triton X-100, reverse transcriptase 5 mU / 100 μl solution is as follows: HIV infected person K. At 33.2%; K. 28.4%, K. S. 49.2%, non-HIV infected M. T. T. et al. At 102.6%, T.W. E. At 106.5%, T.I. T. T. et al. The residual activity was 107.1%.
[0096]
Example 14
An oligo dT-poly A immobilized plate was prepared in accordance with (9) preparation of oligo dT-poly A immobilized plate in Example 13. A reverse transcriptase-binding plate was prepared using manganese chloride or calcium chloride instead of magnesium chloride in the binding reaction of reverse transcriptase on the prepared plate (10) oligo dT-poly A solid phased plate in Example 13 did. The prepared enzyme-binding plate was similarly operated according to the simultaneous reaction of (11) antigen-antibody reaction and reverse transcriptase reaction in Example 13. Thereafter, the activity inhibition by the antibody (5) reverse transcriptase activity inhibition in Example 1 was quantified. The results are shown in Table 14.
[0097]
[Table 14]
Figure 0003618168
[0098]
As shown in Table 14, in any of the metal ions used, the group of antibodies that inhibit DNA elongation reaction from the template RNA due to the competitive reaction between the reverse transcriptase and the antibody can be quantified as an activity inhibition amount, and quantification is possible at any ion concentration. did it.
[0099]
Example 15
Oligo dT in the preparation of (9) oligo dT-poly A immobilized plate of Example 13 19-24 Instead of oligo dT 5 , Oligo dT 10 (Sigma), oligo dT 25-30 Poly dT (average chain length 794 base) (manufactured by Pharmacia) was used to prepare an oligo dT-poly A solid phase plate. A reverse transcriptase-binding plate was prepared using the prepared plate with a magnesium chloride concentration of 50 mM in the binding reaction of reverse transcriptase on Example 13 (10) oligo dT-poly A-immobilized plate. The prepared enzyme-binding plate was similarly operated according to the simultaneous reaction of (11) antigen-antibody reaction and reverse transcriptase reaction in Example 13. Thereafter, the activity inhibition by the antibody (5) reverse transcriptase activity inhibition in Example 1 was quantified. The results are shown in Table 15.
[0100]
[Table 15]
Figure 0003618168
[0101]
As shown in Table 15, with any length of oligo dT used, the group of antibodies that inhibit the DNA elongation reaction from the template RNA due to the competitive reaction between the reverse transcriptase and the antibody could be quantified as the activity inhibition amount.
[0102]
Example 16
Instead of poly A in preparation of (9) oligo dT-poly A solid phase plate in Example 13, oligo A 12-18 Poly d (average chain length 534 bases) (Pharmacia) was used to prepare oligo dT-poly A solid phased plates. A reverse transcriptase-binding plate was prepared using the magnesium chloride concentration in the reverse transcriptase binding reaction on the prepared plate (10) oligo dT-poly A-immobilized plate of Example 13 as 50 mM. The prepared enzyme-binding plate was similarly operated according to the simultaneous reaction of (11) antigen-antibody reaction and reverse transcriptase reaction in Example 13. Thereafter, the activity inhibition by the antibody (5) reverse transcriptase activity inhibition in Example 1 was quantified. The results are shown in Table 16.
[0103]
[Table 16]
Figure 0003618168
[0104]
As shown in Table 16, with any length of poly A used, the group of antibodies that inhibit the DNA elongation reaction from the template RNA due to the competitive reaction between the reverse transcriptase and the antibody could be quantified as the activity inhibition amount.
[0105]
[Example 17]
An oligo dT-poly A immobilized plate was prepared according to the preparation of Example 13 (9) oligo dT-poly A immobilized plate. In the prepared plate, the magnesium chloride concentration in the reverse transcriptase binding reaction on the (10) oligo dT-poly A solid phase immobilized plate of Example 13 was used as 50 mM, and the reverse transcriptase amount was 0.1, 1, 10 , 100, 1000, 10000, 100000 mU / 100 μl concentrations of reverse transcriptase were used to prepare reverse transcriptase binding plates. The prepared enzyme-binding plate was treated in the same manner as in Example 13, except that the serum in 5 (11) antigen-antibody reaction and reverse transcriptase reaction was the same as that of 5 HIV-infected hemophilia patients. Thereafter, the activity inhibition by the antibody (5) reverse transcriptase activity inhibition in Example 1 was quantified.
[0106]
Separately from this, when reverse transcriptase of 0.1, 1, 10 μU / 100 μl was used in the above method, the reverse of (11) antigen-antibody reaction of Example 13 In the simultaneous reaction of the photoenzyme reaction, a 24-hour reverse transcriptase reaction was performed instead of the 2-hour reverse transcriptase reaction, and the other operating conditions were the same. The results are shown in Table 17.
[0107]
[Table 17]
Figure 0003618168
[0108]
As shown in Table 17, at any concentration of reverse transcriptase used, the group of antibodies that inhibit the DNA elongation reaction from the template RNA due to the competitive reaction between the reverse transcriptase and the antibody could be quantified as the activity inhibition amount.
[0109]
Example 18
An oligo dT-poly A immobilized plate was prepared according to the preparation of Example 13 (9) oligo dT-poly A immobilized plate. A reverse transcriptase-binding plate was prepared using the magnesium chloride concentration in the reverse transcriptase binding reaction on the prepared plate (10) oligo dT-poly A-immobilized plate of Example 13 as 50 mM. The prepared enzyme-binding plate was diluted with 1, 10, 100, 1000, 10000, and 100,000-fold diluted solutions in the simultaneous reaction of Example 13 (11) antigen-antibody reaction and reverse transcriptase reaction, respectively. An antigen-antibody reaction was performed and the same operation was performed. Thereafter, the activity inhibition by the antibody (5) reverse transcriptase activity inhibition in Example 1 was quantified. The results are shown in Table 18.
[0110]
[Table 18]
Figure 0003618168
[0111]
As shown in Table 18, at any dilution concentration used, the DNA elongation reaction inhibiting antibody group from the template RNA due to the competitive reaction between the reverse transcriptase and the antibody could be quantified as the activity inhibition amount.
[0112]
【The invention's effect】
By classifying the epitope group of activity blocking into three in the reagent for research of reverse transcriptase activity blocking antibody, the virus mutation can be traced by the antibody, and the research cost in this field can be reduced.

Claims (27)

検体中ヒト免疫不全ウイルス由来の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法において、少なくとも下記の4つの工程を行うことを特徴とする逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。工程A:透明なまたは半透明なまたは着色した固相上に固相化された実質的なオリゴデオキシチミンヌクレオチドとそれにハイブリダイズした実質的なアデニンリボポリヌクレオチドと逆転写酵素との結合反応、工程B:工程Aで反応した酵素と未反応の酵素とを洗浄分離したのち、逆転写酵素活性阻止抗体を含む検体とを反応させ、工程C:工程Bで反応した抗体と未反応の抗体とを洗浄分離したのち、固相上の逆転写酵素によってデオキシモノヌクレオチド3リン酸から鋳型RNAに対して相補的な核酸を合成せしめ、工程D:合成された核酸量に基づいて、抗体の酵素活性阻止を定量する工程。A method for measuring a reverse transcriptase activity-blocking antibody comprising performing at least the following four steps in a method for measuring a reverse transcriptase activity-blocking antibody derived from a human immunodeficiency virus in a sample. Step A: Binding reaction between a substantial oligodeoxythymine nucleotide immobilized on a transparent or translucent or colored solid phase and a substantial adenine ribopolynucleotide hybridized thereto and reverse transcriptase, step B: After washing and separating the enzyme reacted in step A and the unreacted enzyme, reacting with a specimen containing a reverse transcriptase activity blocking antibody, and step C: reacting the antibody reacted in step B with the unreacted antibody. After washing and separation, a nucleic acid complementary to the template RNA is synthesized from deoxymononucleotide triphosphate by reverse transcriptase on the solid phase. Step D: Enzyme activity inhibition of antibody based on the amount of synthesized nucleic acid Quantifying the process. 請求項1記載の工程Aにおいて、2価の金属イオンを生じせしめる水溶性の金属塩の存在下に結合反応せしめる請求項1記載の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。2. The method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody according to claim 1, wherein in step A according to claim 1, the binding reaction is carried out in the presence of a water-soluble metal salt that generates a divalent metal ion. 2価の金属イオンが、0.1mM〜500mMである請求項2記載の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。The method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody according to claim 2, wherein the divalent metal ion is 0.1 mM to 500 mM. 2価の金属イオンが、マグネシウムまたはカルシウムまたはマンガンイオンである請求項2記載の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。The method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody according to claim 2, wherein the divalent metal ion is magnesium, calcium or manganese ion. オリゴデオキシチミンヌクレオチドが、5〜100000塩基数である請求項1記載の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。The method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody according to claim 1, wherein the oligodeoxythymine nucleotide has 5 to 100,000 bases. アデニンリボポリヌクレオチドが、5〜100000塩基数である請求項1記載の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。The method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody according to claim 1, wherein the adenine ribopolynucleotide has 5 to 100,000 bases. 逆転写酵素が、2μU/ml〜1000U/mlである請求項1記載の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。The method for measuring a reverse transcriptase activity-blocking antibody according to claim 1, wherein the reverse transcriptase is 2 µU / ml to 1000 U / ml. デオキシモノヌクレオチド3リン酸が、少なくともビオチン標識デオキシウリジン3リン酸である請求項1記載の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。The method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody according to claim 1, wherein the deoxymononucleotide triphosphate is at least biotin-labeled deoxyuridine triphosphate. 検体が、血清または血漿から得られたもので、1倍〜100000倍に希釈されたものである請求項1記載の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。The method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody according to claim 1, wherein the specimen is obtained from serum or plasma and diluted 1-fold to 100,000-fold. 検体中ヒト免疫不全ウイルス由来の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法において、少なくとも下記も4つの工程を行うことを特徴とする逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。工程E:逆転写酵素と逆転写酵素活性阻止抗体を含む検体とを反応させ、工程F:透明なまたは半透明なまたは着色した固相上に固相化された実質的なオリゴデオキシチミンヌクレオチドとそれにハイブリダイズした実質的なアデニンリボポリヌクレオチドと工程Eの反応液と結合反応せしめ、工程G:工程Fでの反応物と未反応物とを洗浄分離したのち、固相上の逆転写酵素によってデオキシモノヌクレオチド3リン酸から鋳型RNAに対して相補的な核酸を合成せしめ、工程H:合成された核酸量に基づいて、抗体の酵素活性阻止を定量する工程。A method for measuring a reverse transcriptase activity-blocking antibody, comprising performing at least the following four steps in a method for measuring a reverse transcriptase activity-blocking antibody derived from a human immunodeficiency virus in a sample. Step E: reacting a reverse transcriptase with a specimen containing a reverse transcriptase activity blocking antibody, Step F: a substantial oligodeoxythymine nucleotide immobilized on a transparent or translucent or colored solid phase Substantially adenine ribopolynucleotide hybridized thereto and the reaction solution of Step E are reacted with binding, Step G: The reaction product and the unreacted product in Step F are washed and separated, and then reverse transcriptase on the solid phase. A step of synthesizing a nucleic acid complementary to the template RNA from deoxymononucleotide triphosphate, and step H: a step of quantifying the inhibition of the enzyme activity of the antibody based on the amount of the synthesized nucleic acid. 請求項10の工程Fにおいて、2価の金属イオンを生じせしめる水溶性の金属塩の存在下に結合反応せしめる請求項10記載の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。The method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody according to claim 10, wherein in step F of claim 10, the binding reaction is carried out in the presence of a water-soluble metal salt that generates a divalent metal ion. 2価の金属イオンが、0.1mM〜500mMである請求項11記載の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。The method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody according to claim 11, wherein the divalent metal ion is 0.1 mM to 500 mM. 2価の金属イオンが、マグネシウムまたはカルシウムまたはマンガンイオンである請求項11記載の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。The method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody according to claim 11, wherein the divalent metal ion is magnesium, calcium or manganese ion. オリゴdTが、5〜100000塩基数である請求項10記載の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。The method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody according to claim 10, wherein the oligo dT has 5 to 100,000 bases. アデニンリボポリヌクレオチドが、5〜100000塩基数である請求項10記載の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。The method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody according to claim 10, wherein the adenine ribopolynucleotide has 5 to 100,000 bases. 逆転写酵素が、2μU/ml〜1000U/mlである請求項10記載の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。The method for measuring a reverse transcriptase activity-blocking antibody according to claim 10, wherein the reverse transcriptase is 2 μU / ml to 1000 U / ml. デオキシモノヌクレオチド3リン酸が、ビオチン標識デオキシウリジン3リン酸である請求項10記載の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。The method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody according to claim 10, wherein the deoxymononucleotide triphosphate is biotin-labeled deoxyuridine triphosphate. 検体が、血清または血漿から得られたもので、1倍〜100000倍に希釈されたものである請求項10記載の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。The method for measuring a reverse transcriptase activity-blocking antibody according to claim 10, wherein the specimen is obtained from serum or plasma and diluted 1-fold to 100000-fold. 検体中ヒト免疫不全ウイルス由来の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法において、少なくとも下記の3つの工程を行うことを特徴とする逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。工程I:透明なまたは半透明なまたは着色した固相上に固相化された実質的なオリゴデオキシチミンヌクレオチドとそれにハイブリダイズした実質的なアデニンリボポリヌクレオチドと逆転写酵素とを結合反応せしめ、工程J:工程Iで反応した酵素と未反応の酵素とを洗浄分離したのち、逆転写酵素活性阻止抗体を含む検体とデオキシモノヌクレオチド3リン酸を同時に添加することにより固相上の逆転写酵素によって鋳型RNAに対して相補的な核酸を合成せしめ、工程K:合成された核酸量に基づいて、抗体の酵素活性阻止を定量する工程。A method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody, comprising performing at least the following three steps in a method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody derived from a human immunodeficiency virus in a sample. Step I: Binding reaction between a substantial oligodeoxythymine nucleotide immobilized on a transparent or translucent or colored solid phase and a substantial adenine ribopolynucleotide hybridized thereto and a reverse transcriptase, Step J: After washing and separating the enzyme reacted in Step I and the unreacted enzyme, a reverse transcriptase on the solid phase is added by simultaneously adding a specimen containing a reverse transcriptase activity blocking antibody and deoxymononucleotide triphosphate. Step K: a step of quantifying the inhibition of the enzyme activity of the antibody based on the amount of the synthesized nucleic acid. 請求項19の工程Iにおいて、2価の金属イオンを生じせしめる水溶性の金属塩の存在下に結合反応せしめる請求項19記載の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。20. The method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody according to claim 19, wherein in step I of step 19, a binding reaction is carried out in the presence of a water-soluble metal salt that generates a divalent metal ion. 2価の金属イオンが、0.1mM〜500mMである請求項20記載の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。The method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody according to claim 20, wherein the divalent metal ion is 0.1 mM to 500 mM. 2価の金属イオンが、マグネシウムまたはカルシウムまたはマンガンイオンである請求項20記載の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。The method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody according to claim 20, wherein the divalent metal ion is magnesium, calcium, or manganese ion. オリゴdTが、5〜100000塩基数である請求項19記載の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。20. The method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody according to claim 19, wherein oligo dT has 5 to 100,000 bases. アデニンリボポリヌクレオチドが、5〜100000塩基数である請求項19記載の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。The method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody according to claim 19, wherein the adenine ribopolynucleotide has 5 to 100,000 bases. 逆転写酵素が、2μU/ml〜1000U/mlである請求項19記載の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。20. The method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody according to claim 19, wherein the reverse transcriptase is 2 [mu] U / ml to 1000 U / ml. デオキシモノヌクレオチド3リン酸が、ビオチン標識デオキシウリジン3リン酸である請求項19記載の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。The method for measuring a reverse transcriptase activity blocking antibody according to claim 19, wherein the deoxymononucleotide triphosphate is biotin-labeled deoxyuridine triphosphate. 検体が、血清または血漿から得られたもので、1倍〜100000倍に希釈されたものである請求項19記載の逆転写酵素活性阻止抗体の測定法。The method for measuring a reverse transcriptase activity-blocking antibody according to claim 19, wherein the specimen is obtained from serum or plasma and diluted 1-fold to 100000-fold.
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