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JP3617392B2 - 多段パイプラインラッチ回路及びその製造方法 - Google Patents

多段パイプラインラッチ回路及びその製造方法 Download PDF

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JP3617392B2
JP3617392B2 JP33494599A JP33494599A JP3617392B2 JP 3617392 B2 JP3617392 B2 JP 3617392B2 JP 33494599 A JP33494599 A JP 33494599A JP 33494599 A JP33494599 A JP 33494599A JP 3617392 B2 JP3617392 B2 JP 3617392B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はLSI設計に用いて好適な多段パイプラインラッチ回路に係り、データ入力及びクロック入力のタイミングを考慮したラッチ回路並びに多段パイプラインラッチ回路の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、LSI設計において多段パイプラインラッチ回路を構成するために、一般的にフリップフロップ回路、ラッチ回路などを用いている。ここで、パイプラインラッチ回路とは、フリップフロップ回路やラッチ回路などを用いてデータ保持を順番に伝達する回路を言う。図8は2段パイプラインラッチ回路をフリップフロップ回路とラッチ回路を用いて構成した場合の実装状態の構成図で、基準クロックCLK、フリップフロップFF実装、ラッチ実装(A)〜(C)、ラッチ挿入位置を表わしている。基準クロックCLKは、始点フリップフロップ000と終点フリップフロップ002で2クロック分の波長を有する程度のクロック周波数のものである。例えばクロック周波数が100MHzとすると、クロックの1周期が10nsecとなって、スイッチングトランジスタのスイッチング速度に比較しても無視できないものとなり、クロック波形分布がフリップフロップ回路やラッチ回路を接続する配線パターン上に現れる。
【0003】
始点フリップフロップ000、中間フリップフロップ001、終点フリップフロップ002は、立ち上がりエッジフリップフロップFFである。ラッチ回路003は、クロックが0(ロー)の場合にスルー期間、クロックが1(ハイ)の場合にホールド期間のLLラッチ回路である。ラッチ回路004は、クロックが1の場合にスルー期間、クロックが0の場合にホールド期間のLHラッチ回路である。010〜014は、論理ゲートを表している。クロック波形020は、フリップフロップ回路FF及びラッチ回路LL、LHに入力されるクロック波形CLKである。
【0004】
図8のFF実装に示すように、2段パイプラインをフリップフロップ回路により実装する場合には、フリップフロップ回路間の論理遅延は以下の式を満たす必要がある。ただし、クロックは理想的な波形が入力されるものとする。
(中間フリップフロップ001挿入位置の条件)
Ftpd+D010+Fset≦Tclk … (1)
Ftpd+D011+Fset≦Tclk … (2)
ここで、Ftpd及びFsetはそれぞれフリップフロップ回路の遅延時間及びセットアップ時間を、D010及びD011はそれぞれ論理ゲート010及び011の遅延時間を、Tclkはクロック周期を表している。(1)式及び(2)式より、フリップフロップ回路間には最大Tclk−Ftpd−Fsetの遅延時間の論理ゲートを組み込むことが可能である。
【0005】
2クロックサイクルで許される最大論理遅延は、
D010+D011=2(Tclk−Ftpd−Fset) … (3)
となる。(3)式の遅延を持つ論理を組み込むためのフリップフロップ001の挿入位置は1点しかなく、その点からずれると最大論理遅延も(3)式未満に減らさなければならない。フリップフロップ回路設計では、フリップフロップ回路へデータが入力されてからクロックが立ち上がるまでの待ち合わせが生じ、待ち時間が増すと最大論理遅延(3)式は減少する。
【0006】
次に、図8に示すように2段パイプラインをフリップフロップ回路とラッチ回路により実装する場合には、ラッチ回路へのデータ入力はスルー期間中に確定するものとする。このような構成を行うことにより、中間フリップフロップ回路の実装で生じたクロックの待ち合わせがラッチ回路では生じない。2クロックサイクルで許される最大論理遅延は、
D012+D013+D014=2Tclk−2Ldel−Ftpd−Fset … (4)
となる。ここで、Ldelはラッチ回路のスルー遅延時間を、D012、D013及びD014はそれぞれ論理ゲート012、013及び014の遅延時間を表している。(4)式の遅延を持つ論理を組み込むためのラッチ回路003及び004の挿入位置は幅を持っており、ラッチ回路へのデータ入力はスルー期間中に確定すれば良い。
【0007】
ラッチ回路挿入位置の条件は以下のようになる。
(ラッチ回路003挿入位置の条件)
Ftpd+D012+Lset≦Tclk … (5)
Ftpd+D012≧1/2・Tclk … (6)
(ラッチ回路004挿入位置の条件)
Ftpd+D012+Ldel+D013+Lset≦3/2・Tclk … (7)
Ftpd+D012+Ldel+D013≧Tclk … (8)
(5)及び(6)式はラッチ回路003の、(7)及び(8)式はラッチ回路004の挿入位置の条件である。従って、図8のラッチ回路実装(A)〜(C)は、条件を満たす境界での実装を表しており、ラッチ回路の挿入位置には幅がありフリップフロップ回路を用いる場合ほど条件的に厳しくならない。この条件(5)〜(8)式を満たす限り、最大論理遅延は(4)式の値を維持することが可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このラッチ回路設計では、ラッチ回路の挿入位置によってはクロックエッジのずれに対して耐性のない回路となり、クロックエッジがわずかにずれるだけで誤動作する可能性がある。クロックエッジのずれは、LSI製造プロセスにおけるトランジスタの性能ばらつきによるスキュー、LSI動作時のジッタなどにより生じる。またLSIの動作周波数向上に伴い、クロック周期に対するスキュー及びジッタの割合が大きくなっており、クロックエッジのずれに対して耐性のある回路を構成することは必要不可欠である。
【0009】
本発明の主な目的は、ラッチ回路の挿入位置やラッチ回路へのクロック入力タイミングを工夫することによって、クロックエッジのずれに対して耐性のある多段パイプラインラッチ回路並びにその製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1に記載の多段パイプラインラッチ回路は、入力信号が印加される入力フリップフロップ回路と、出力信号を供給する出力フリップフロップ回路と、該入力及び出力フリップフロップ回路間に設けられたラッチ回路とを備え、2段以上のパイプラインとして動作するラッチ回路において、前記入力及び出力フリップフロップ回路及びラッチ回路に共通のクロック信号を供給するクロック信号供給手段と、前記ラッチ回路のスルー期間の中央で前記ラッチ回路の入力が確定するように、前記ラッチ回路に関する条件として、
tpd +D 110 3/4 ・T clk 1/2 ・L set
を用い、前記入力及び出力フリップフロップ回路又はラッチ回路の挿入位置を定める回路挿入位置選定手段とを具備している。
但し、F tpd は入力フリップフロップ回路の遅延時間:D 110 は入力フリップフロップ回路とラッチ回路の間に実装された論理ゲートの遅延時間:L set はラッチ回路のセットアップ時間:T clk はクロック周期を表わしている。
【0011】
このように構成された装置において、回路挿入位置選定手段によりラッチ回路のスルー期間の中央で、ラッチ回路の入力が確定するように前記入力及び出力フリップフロップ回路又はラッチ回路の挿入位置を定める構成としているので、トランジスタ性能のばらつきによるスキュー、LSI動作時に生じるジッタ及びduty比などの変動に対して多段パイプラインラッチ回路の受ける影響を極小化してLSI製品の動作が安定したものとなる。
【0012】
好ましくは、請求項2に記載のように、前記ラッチ回路はLLラッチ回路とLHラッチ回路を有し、前記回路挿入位置選定手段は、該LLラッチ回路に関する条件として、
Ftpd+D110=3/4・Tclk−1/2・Lset
を用い、該LHラッチ回路に関する条件として、
Ftpd+D110+Ldel+D111=5/4・Tclk−1/2・Lset
を用いる構成とすると良い。
【0013】
但し、Ftpdは入力フリップフロップ回路の遅延時間:D110は入力フリップフロップ回路とLLラッチ回路の間に実装された論理ゲートの遅延時間:D111はLLラッチ回路とLHラッチ回路の間に実装された論理ゲートの遅延時間:LdelはLLラッチ回路とLHラッチ回路のスルー遅延時間:LsetはLLラッチ回路とLHラッチ回路のセットアップ時間:Tclkはクロック周期を表わしている。
【0014】
請求項3に記載の多段パイプラインラッチ回路は、入力信号が印加される入力フリップフロップ回路と、出力信号を供給する出力フリップフロップ回路と、該入力及び出力フリップフロップ回路間に設けられた複数のラッチ回路とを備え、2段以上のパイプラインとして動作するラッチ回路において、前記入力及び出力フリップフロップ回路に第1のクロック信号を供給するクロック信号供給手段と、前記各ラッチ回路のスルー期間の中央で当該ラッチ回路の入力が確定するように、前記ラッチ回路毎に固有のクロック信号を供給するラッチ回路クロック信号供給手段とを具備し、前記ラッチ回路クロック信号供給手段は、前記クロック信号供給手段の出力するクロック信号を遅延素子に入力して、前記ラッチ回路毎に固有のクロック信号を供給することを特徴とする
【0015】
このように構成された装置においては、ラッチ回路クロック信号供給手段により各ラッチ回路毎に固有のクロック信号を供給する構成としているので、複数のラッチ回路が入力及び出力フリップフロップ回路間に設けられる位置が多様であってもラッチ回路クロック信号供給手段により個別に調製して、トランジスタ性能のばらつきによるスキュー、LSI動作時に生じるジッタ及びduty比などの変動に対して多段パイプラインラッチ回路の受ける影響を極小化してLSI製品の動作が安定したものとなる。また、ラッチ回路クロック信号供給手段が、前記クロック信号供給手段の出力するクロック信号を遅延素子に入力して、前記ラッチ回路毎に固有のクロック信号を供給することにより、クロック入力調整手段として遅延素子の遅延時間を用いることができる。
【0016】
請求項4に記載の多段パイプラインラッチ回路は、請求項3に記載の多段パイプラインラッチ回路において、前記ラッチ回路の挿入位置を定める条件として、F tpd +D 110 3/4 ・T clk 1/2 ・L set
を用いることを特徴とする。
但し、F tpd は入力フリップフロップ回路の遅延時間:D 110 は入力フリップフロップ回路とラッチ回路の間に実装された論理ゲートの遅延時間:L set はラッチ回路のセットアップ時間:T clk はクロック周期を表わしている。
【0017】
また、請求項5に記載のように、前記ラッチ回路は第1のLHラッチ回路、LLラッチ回路、並びに第2のLHラッチ回路を有し、前記ラッチ回路クロック信号供給手段は該第1のLHラッチ回路に関する条件として、
D231=Ftpd+D210−1/4・Tclk+1/2・Lset
を用い、該LLラッチ回路に関する条件として、
D232=Ftpd+D210+Ldel+D211−3/4・Tclk+1/2・Lset
を用い、該第2のLHラッチ回路に関する条件として、
D233=Ftpd+D210+Ldel+D211+Ldel+D212−5/4・Tclk+1/2・Lset
を用いる構成とすると良い。
【0018】
但し、Ftpdは出力フリップフロップ回路の遅延時間:D210は入力フリップフロップ回路と第1のLHラッチ回路の間に実装された論理ゲートの遅延時間:D211は第1のLHラッチ回路とLLラッチ回路の間に実装された論理ゲートの遅延時間:D212はLLラッチ回路と第2のLHラッチ回路の間に実装された論理ゲートの遅延時間:LdelはLLラッチ回路とLHラッチ回路のスルー遅延時間:Lsetは第1及び第2のLHラッチ回路とLLラッチ回路のセットアップ時間:Tclkはクロック周期を表わしている。
【0019】
請求項6に記載の多段パイプラインラッチ回路は、入力信号が印加される入力フリップフロップ回路と、出力信号を供給する出力フリップフロップ回路と、該入力及び出力フリップフロップ回路間に設けられた複数のラッチ回路とを備え、2段以上のパイプラインとして動作するラッチ回路において、前記入力及び出力フリップフロップ回路に第1のクロック信号を供給するクロック信号供給手段と、前記ラッチ回路に第2のクロック信号を供給するローカルクロック信号供給手段とを備え、前記ローカルクロック信号供給手段は、前記ラッチ回路における特定のラッチ回路に対してスルー期間の中央で当該ラッチ回路の入力が確定するように前記第2のクロック信号入力を選定する多段パイプラインラッチ回路であり、前記ラッチ回路の挿入位置を定める条件として、
tpd +D 110 3/4 ・T clk 1/2 ・L set
を用いることを特徴とする。
但し、F tpd は入力フリップフロップ回路の遅延時間:D 110 は入力フリップフロップ回路とラッチ回路の間に実装された論理ゲートの遅延時間:L set はラッチ回路のセットアップ時間:T clk はクロック周期を表わしている。
【0020】
このように構成された装置においては、ローカルクロック信号供給手段によりラッチ回路に第2のクロック信号を供給している構成に対して、特定のラッチ回路について注目して第2のクロック信号入力を調整する構成としているので、特定のラッチ回路に対する調整で他のラッチ回路に対する調製も概ね行える構成であれば、簡単なクロック入力調整でありながら、トランジスタ性能のばらつきによるスキュー、LSI動作時に生じるジッタ及びduty比などの変動に対して多段パイプラインラッチ回路の受ける影響を極小化してLSI製品の動作が安定したものとなる。
【0021】
好ましくは、請求項7に記載のように、前記ラッチ回路は第1のLHラッチ回路、LLラッチ回路、並びに第2のLHラッチ回路を有し、前記ローカルクロック信号供給手段は該第1のLHラッチ回路に関する条件として次の2式、
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D211|
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|Tclk−2・Ldel−D211−D212|
を用い、該LLラッチ回路に関する条件として次の2式、
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D211|
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D212|
を用い、該第2のLHラッチ回路に関する条件として次の2式、
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|Tclk−2・Ldel−D211−D212|
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D212|
を用い、該6条件の中で最もSkewが大なる条件に合わせて前記第2のクロック信号入力を選定する構成とすると良い。
【0022】
但し、D211は第1のLHラッチ回路とLLラッチ回路の間に実装された論理ゲートの遅延時間:D212はLLラッチ回路と第2のLHラッチ回路の間に実装された論理ゲートの遅延時間:LdelはLLラッチ回路とLHラッチ回路のスルー遅延時間:Lsetは第1及び第2のLHラッチ回路とLLラッチ回路のセットアップ時間:Tclkはクロック周期:Skewはクロックのずれを表わしている。
【0023】
好ましくは、請求項8に記載のように、入力及び出力フリップフロップ回路と前記ラッチ回路の論理遅延が等しい場合には、前記特定のラッチ回路はパイプラインの真中に位置するラッチ回路とするとよい。請求項9に記載のように、ローカルクロック信号供給手段は、前記クロック信号供給手段の出力するクロック信号を遅延素子に入力して、前記ラッチ回路に第2のクロック信号を供給する構成とすると、第2のクロック信号入力を調整する手段として遅延素子の遅延時間を用いることができ、コストダウンに寄与する。
【0024】
請求項10に記載の多段パイプラインラッチ回路は、入力信号が印加される入力フリップフロップ回路と、出力信号を供給する出力フリップフロップ回路と、該入力及び出力フリップフロップ回路間に設けられたラッチ回路とを備え、2段以上のパイプラインとして動作するラッチ回路において、前記入力及び出力フリップフロップ回路及びラッチ回路に共通のクロック信号を供給するクロック信号供給手段と、前記ラッチ回路のスルー期間の中央で前記ラッチ回路の入力が確定するように、前記入力及び出力フリップフロップ回路又はラッチ回路の論理遅延を調整する論理遅延調整手段とを具備することを特徴としている。
【0025】
請求項11に記載の多段パイプラインラッチ回路は、入力信号が印加される入力フリップフロップ回路と、出力信号を供給する出力フリップフロップ回路と、該入力及び出力フリップフロップ回路間に設けられた複数のラッチ回路とを備え、2段以上のパイプラインとして動作するラッチ回路において、前記入力及び出力フリップフロップ回路に第1のクロック信号を供給するクロック信号供給手段と、前記ラッチ回路毎に固有のクロック信号を供給するラッチ回路クロック信号供給手段と、前記各ラッチ回路のスルー期間の中央で当該ラッチ回路の入力が確定するように、前記各ラッチ回路の各クロック信号入力を調整するクロック入力調整手段とを具備することを特徴としている。
【0026】
請求項12に記載の多段パイプラインラッチ回路は、入力信号が印加される入力フリップフロップ回路と、出力信号を供給する出力フリップフロップ回路と、該入力及び出力フリップフロップ回路間に設けられた複数のラッチ回路とを備え、2段以上のパイプラインとして動作するラッチ回路において、前記入力及び出力フリップフロップ回路に第1のクロック信号を供給するクロック信号供給手段と、前記ラッチ回路に第2のクロック信号を供給するローカルクロック信号供給手段と、前記入力及び出力フリップフロップ回路と前記ラッチ回路の論理遅延により、前記ラッチ回路における特定のラッチ回路に対して、スルー期間の中央で当該ラッチ回路の入力が確定するように前記第2のクロック信号入力を調整するクロック入力調整手段とを具備することを特徴としている。
【0027】
請求項13に記載の多段パイプラインラッチ回路の製造方法は、入力信号が印加される入力フリップフロップ回路と、出力信号を供給する出力フリップフロップ回路と、該入力及び出力フリップフロップ回路間に設けられたラッチ回路とを備え、2段以上のパイプラインとして動作するラッチ回路の製造方法であって、前記入力及び出力フリップフロップ回路及びラッチ回路に共通のクロック信号を供給するクロック信号供給回路を選定する工程と、前記ラッチ回路のスルー期間の中央で前記ラッチ回路の入力が確定するように、前記入力及び出力フリップフロップ回路又はラッチ回路の挿入位置を定める工程とを備えている。
請求項14に記載の回路挿入位置選定方法は、入力信号が印加される入力フリップフロップ回路と、出力信号を供給する出力フリップフロップ回路と、該入力及び出力フリップフロップ回路間に設けられたラッチ回路とを備え、2段以上のパイプラインとして動作する多段パイプラインラッチ回路における回路挿入位置選定方法であって、前記入力及び出力フリップフロップ回路及びラッチ回路に共通のクロック信号が供給されるものであり、前記ラッチ回路のスルー期間の中央で前記ラッチ回路の入力が確定するように、前記ラッチ回路に関する条件として、
tpd +D 110 3/4 ・T clk 1/2 ・L set
を用い、前記入力及び出力フリップフロップ回路又はラッチ回路の挿入位置を定めることを特徴とする。
但し、F tpd は入力フリップフロップ回路の遅延時間:D 110 は入力フリップフロップ回路とラッチ回路の間に実装された論理ゲートの遅延時間:L set はラッチ回路のセットアップ時間:T clk はクロック周期を表わしている。
請求項15に記載の回路挿入位置選定方法は、前記ラッチ回路はLLラッチ回路とLHラッチ回路を有し、該LLラッチ回路に関する条件として、
tpd +D 110 3/4 ・T clk 1/2 ・L set
を用い、該LHラッチ回路に関する条件として、
tpd +D 110 +L del +D 111 5/4 ・T clk 1/2 ・L set
を用いることを特徴とする。
但し、F tpd は入力フリップフロップ回路の遅延時間:D 110 は入力フリップフロップ回路とLLラッチ回路の間に実装された論理ゲートの遅延時間:D 111 はLLラッチ回路とLHラッチ回路の間に実装された論理ゲートの遅延時間:L del はLLラッチ回路とLHラッチ回路のスルー遅延時間:L set はLLラッチ回路とLHラッチ回路のセットアップ時間:T clk はクロック周期を表わしている。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明の上記及び他の目的、特徴及び利点を明確にすべく、以下添付した図面を参照しながら、本発明の実施の形態につき詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態としてのラッチ回路、フリップフロップ回路を用いた2段パイプラインラッチ回路の実装状態を示す構成図である。図において、始点フリップフロップ100、終点フリップフロップ103は、立ち上がりエッジフリップフロップである。101は、クロックが0の場合にスルー期間、クロックが1の場合にホールド期間のLLラッチ回路である。102は、クロックが1の場合にスルー期間、クロックが0の場合にホールド期間のLHラッチ回路である。110〜112は、論理ゲートを表している。120は、フリップフロップ回路及びラッチ回路に入力されるクロック波形CLKである。
【0029】
クロックのずれを考慮すると、ラッチ回路へのデータ入力がスルー期間中に確定するためのラッチ回路挿入位置の条件は以下のようになる。
(LLラッチ回路101挿入位置の条件)
Ftpd+D110+Lset+Skew≦Tclk … (9)
Ftpd+D110−Skew≧1/2・Tclk … (10)
(LHラッチ回路102挿入位置の条件)
Ftpd+D110+Ldel+D111+Lset+Skew≦3/2・Tclk … (11)
Ftpd+D110+Ldel+D111−Skew≧Tclk … (12)
ここで、Lsetはラッチ回路のセットアップ時間で、D110及びD111はそれぞれ論理ゲート110及び111の遅延時間を表している。Skewは、スキューやジッタなどによるクロックのずれと定義する。
【0030】
(9)〜(12)式から、
Lset+2Skew≦1/2・Tclk … (13)
が得られ、許されるクロックのずれの最大値は、
Skew=1/4・Tclk−1/2・Lset … (14)
となる。(14)式のずれに耐性のある回路構成とするためには、
(LLラッチ回路101に関する条件)
Ftpd+D110=3/4・Tclk−1/2・Lset … (15)
(LHラッチ回路102に関する条件)
Ftpd+D110+Ldel+D111=5/4・Tclk−1/2・Lset … (16)
とする必要があり、これはラッチ回路のスルー期間の中央でラッチ回路へのデータ入力が確定することを意味している。従って、ラッチ回路のスルー期間の中央でラッチ回路へのデータ入力が確定する構成を行う、すなわち論理遅延D110及びD111が(15)及び(16)式を満たすように構成することにより、クロックエッジのずれに対して最も耐性のある回路構成とすることができる。
【0031】
図2は、本発明の第2の実施の形態としてのラッチ回路、フリップフロップ回路を用いた2段パイプラインラッチ回路の実装状態を示す構成図である。論理遅延の調整ではなく、クロック入力タイミングの調整によりラッチ回路のスルー期間の中央でラッチ回路へのデータ入力を確定させる構成である。
【0032】
図において、始点フリップフロップ200、終点フリップフロップ204は、立ち上がりエッジフリップフロップである。201及び203は、クロックが1の場合にスルー期間、クロックが0の場合にホールド期間のLHラッチ回路である。202は、クロックが0の場合にスルー期間、クロックが1の場合にホールド期間のLLラッチ回路である。210〜213は、論理ゲートを表している。220は基準クロック波形CLKである。221は基準クロック220から遅延素子231を用いて遅らせたクロックCLK1で、222は基準クロック220から遅延素子232を用いて遅らせたクロックCLK2で、223は基準クロック220から遅延素子233を用いて遅らせたクロックCLK3である。フリップフロップ200及び204にはクロック220が入力され、ラッチ回路201〜203にはそれぞれクロック221〜223が入力される。
【0033】
クロックのずれを考慮すると、ラッチ回路へのデータ入力がスルー期間中に確定するためのラッチ回路挿入位置の条件は以下のようになる。
(LHラッチ回路201挿入位置の条件)
Ftpd+D210+Lset+Skew≦1/2・Tclk+D231 … (17)
Ftpd+D210−Skew≧D231 … (18)
(LLラッチ回路202挿入位置の条件)
Ftpd+D210+Ldel+D211+Lset+Skew≦Tclk+D232 … (19)
Ftpd+D210+Ldel+D211−Skew≧1/2 Tclk+D232 … (20)
(LHラッチ回路203挿入位置の条件)
Ftpd+D210+Ldel+D211+Ldel+D212+Lset+Skew≦3/2・Tclk+D233 … (21)
Ftpd+D210+Ldel+D211+Ldel+D212−Skew≧Tclk+D233 … (22)
ここで、D210〜D212はそれぞれ論理ゲート210〜212の遅延時間を表している。また、D231〜D233はそれぞれ遅延素子231〜233の遅延時間を表している。
【0034】
(17)〜(22)式から、
Lset+2Skew≦1/2・Tclk … (23)
が得られ、許されるクロックのずれの最大値は、
Skew=1/4・Tclk−1/2・Lset … (24)
となる。(24)式のずれに対して耐性のある回路構成とするためには、
(LHラッチ回路201に関する条件)
Ftpd+D210=1/4・Tclk−1/2・Lset+D231 … (25)
(LLラッチ回路202に関する条件)
Ftpd+D210+Ldel+D211=3/4・Tclk−1/2・Lset+D232 … (26)
(LHラッチ回路203に関する条件)
Ftpd+D210+Ldel+D211+Ldel+D212=5/4・Tclk−1/2・Lset+D233… (27)
とする必要があり、これはラッチ回路のスルー期間の中央でラッチ回路へのデータ入力が確定することを意味している。
【0035】
(25)〜(27)式を書き換えると、
(LHラッチ回路201に関する条件)
D231=Ftpd+D210−1/4・Tclk+1/2・Lset … (28)
(LLラッチ回路202に関する条件)
D232=Ftpd+D210+Ldel+D211−3/4・Tclk+1/2・Lset … (29)
(LHラッチ回路203に関する条件)
D233=Ftpd+D210+Ldel+D211+Ldel+D212−5/4・Tclk+1/2・Lset … (30)
となる。
【0036】
(28)〜(30)式を満たすように遅延素子231〜233を構成して、クロック221〜223を調整することによって、クロックのずれに最も耐性のある回路構成とすることができる。また付加的な効果として、クロック220からクロック221、222及び223をローカルクロックとして生成することにより、クロック220の負荷を軽減することができる。
【0037】
図3は図2に示した実装において、クロック222及び223をなくし、各ラッチ回路へのクロック入力を全てクロック221を用いた第3の実装の形態である。(28)〜(30)式から、以下の式が得られる。
(LHラッチ回路201に関する条件)
D231=Ftpd+D210−1/4・Tclk+1/2・Lset … (31)
(LLラッチ回路202に関する条件)
D231=Ftpd+D210+Ldel+D211−3/4・Tclk+1/2・Lset … (32)
(LHラッチ回路203に関する条件)
D231=Ftpd+D210+Ldel+D211+Ldel+D212−5/4・Tclk+1/2・Lset … (33)
(31)〜(33)式は、それぞれラッチ回路201〜203に対して最もクロックエッジのずれに対して耐性のある回路構成とするための条件であるが、全てを満たすように遅延素子D231を構成することはできない。
【0038】
(31)式にあわせて遅延素子D231を調整してクロック221を構成した場合、すなわちラッチ回路201に対してクロックのずれによる耐性が最も高くなる構成をした場合、(17)〜(22)式と(31)式から、D231、D232及びD233が等しいことを考慮して、以下の条件が得られる。
(LHラッチ回路201に関する条件)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset) … (34)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset) … (35)
(LLラッチ回路202に関する条件)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)+1/2・Tclk−Ldel−D211 … (36)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−1/2・Tclk+Ldel+D211 … (37)
(LHラッチ回路203に関する条件)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)+Tclk−2・Ldel−D211−D212… (38)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−Tclk+2・Ldel+D211+D212… (39)
【0039】
(32)式にあわせて遅延素子D231を調整してクロック221を構成した場合、すなわちラッチ回路202に対してクロックのずれによる耐性が最も高くなる構成をした場合、(17)〜(22)式と(32)式から、D231、D232及びD233が等しいとを考慮して、以下の条件が得られる。
(LHラッチ回路201に関する条件)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−1/2・Tclk+Ldel+D211 … (40)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)+1/2・Tclk−Ldel−D211 … (41)
(LLラッチ回路202に関する条件)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset) … (42)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset) … (43)
(LHラッチ回路203に関する条件)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)+1/2・Tclk−Ldel−D212 … (44)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−1/2・Tclk+Ldel+D212 … (45)
【0040】
(33)式にあわせて遅延素子D231を調整してクロック221を構成した場合、すなわちラッチ回路203に対してクロックのずれによる耐性が最も高くなる構成をした場合、(17)〜(22)式と(33)式から、D231、D232及びD233が等しいことを考慮して、以下の条件が得られる。
(LHラッチ回路201に関する条件)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−Tclk+2・Ldel+D211+D212…(46)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)+Tclk−2・Ldel−D211−D212…(47)
(LLラッチ回路202に関する条件)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−1/2・Tclk+Ldel+D212 … (48)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)+1/2・Tclk−Ldel−D212 … (49)
(LHラッチ回路203に関する条件)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset) … (50)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset) … (51)
【0041】
(34)〜(51)式から、
(LHラッチ回路201において最もスキュー耐性のある構成)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D211| … (52)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|Tclk−2・Ldel−D211−D212| … (53)
(LLラッチ回路202において最もスキュー耐性のある構成)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D211| … (54)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D212| … (55)
(LHラッチ回路203において最もスキュー耐性のある構成)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|Tclk−2・Ldel−D211−D212| … (56)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D212| … (57)
が得られる。
【0042】
(52)かつ(53)式の条件、(54)かつ(55)式の条件、(56)かつ(57)式の条件、3条件中で最もSkewが大きくしても良い条件に合わせてクロック221を構成することにより、回路全体として最もクロックのずれに対して影響を受けない回路構成とすることができる。
【0043】
フリップフロップ回路及びラッチ回路間の論理210〜213の遅延D210〜D213がそれぞれ等しい場合、(52)〜(57)式より以下の式が得られる。
(LHラッチ回路201において最もスキュー耐性のある構成)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D211| … (58)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−2|1/2・Tclk−Ldel−D211| …(59)
(LLラッチ回路202において最もスキュー耐性のある構成)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D211| … (60)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D211| … (61)
(LHラッチ回路203において最もスキュー耐性のある構成)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−2|1/2・Tclk−Ldel−D211| …(62)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D211| … (63)
【0044】
(59)及び(62)式の条件が厳しく(60)及び(61)式の場合が最もSkewを大きくできるので、論理遅延D210〜D213を均等に分割する場合には、パイプライン真ん中のラッチ回路202に対して最もスキュー耐性のあるクロック設計を行うことによって、回路全体としても最もクロックのずれに対して耐性のある構成とすることができる。クロックのずれは、(54)式を満たす範囲で耐性があることになる。ここで、フリップフロップ回路の遅延時間Ftpd、ラッチ回路のスルー遅延時間Ldel、ラッチ回路のセットアップ時間Lsetがクロック周期Tclkに対して十分小さく、論理遅延D210〜D212が約1/2・Tclkであるとすると、論理遅延D231〜D233を約1/4・Tclkと構成することによってクロックのずれに最も耐性のある回路構成とすることができる。また付加的な効果として、クロック220からクロック221をローカルクロックとして生成することにより、クロック220の負荷を軽減することができる。
【0045】
図4は、本発明の第4の実施の形態としてのラッチ回路、フリップフロップ回路を用いた3段パイプラインラッチ回路の実装状態を示す構成図である。図において、始点フリップフロップ300、終点フリップフロップ305は、立ち上がりエッジフリップフロップである。301及び303は、クロックが0の場合にスルー期間、クロックが1の場合にホールド期間のLLラッチ回路である。302及び304は、クロックが1の場合にスルー期間、クロックが0の場合にホールド期間のLHラッチ回路である。310〜314は、論理ゲートを表している。320は、フリップフロップ回路及びラッチ回路に入力されるクロック波形CLKである。
【0046】
図1の2段パイプラインの場合と同様に考慮すると、許されるクロックのずれの最大値は、
Skew=1/4・Tclk−1/2・Lset … (64)
となる。(64)式のずれに耐性のある回路構成とするためには、
(LLラッチ回路301に関する条件)
Ftpd+D310=3/4・Tclk−1/2・Lset … (65)
(LHラッチ回路302に関する条件)
Ftpd+D310+Ldel+D311=5/4・Tclk−1/2・Lset … (66)
(LLラッチ回路303に関する条件)
Ftpd+D310+Ldel+D311+Ldel+D312=7/4・Tclk−1/2・Lset … (67)
(LHラッチ回路304に関する条件)
Ftpd+D310+Ldel+D311+Ldel+D312+Ldel+D313=9/4・Tclk−1/2・Lset …(68)
とする必要があり、これはラッチ回路のスルー期間の中央でラッチ回路へのデータ入力が確定することを意味している。
【0047】
ここで、D310〜D313はそれぞれ論理ゲート310〜313の遅延時間を表している。従って、ラッチ回路のスルー期間の中央でラッチ回路へのデータ入力が確定する構成を行う、すなわち論理遅延D310〜D313が(65)〜(68)式を満たすように構成することにより、クロックエッジのずれに対して最も耐性のある回路構成とすることができる。
【0048】
図5は、本発明の第5の実施の形態としてのラッチ回路、フリップフロップ回路を用いた3段パイプラインラッチ回路の実装状態を示す構成図である。論理遅延の調整ではなく、クロック入力タイミングの調整により、ラッチ回路のスルー期間の中央でラッチ回路へのデータ入力が確定する構成を示している。図において、始点フリップフロップ430、終点フリップフロップ406は、立ち上がりエッジフリップフロップである。401、403及び405は、クロックが1の場合にスルー期間、クロックが0の場合にホールド期間のLHラッチ回路である。402及び404は、クロックが0の場合にスルー期間、クロックが1の場合にホールド期間のLLラッチ回路である。410〜415は、論理ゲートを表している。420は基準クロック波形CLKである。
【0049】
421は基準クロック420から遅延素子431を用いて遅らせたクロックCLK1で、422は基準クロック420から遅延素子432を用いて遅らせたクロックCLK2で、423は基準クロック420から遅延素子433を用いて遅らせたクロックCLK3で、424は基準クロック420から遅延素子434を用いて遅らせたクロックCLK4で、425は基準クロック420から遅延素子435を用いて遅らせたクロックCLK5である。フリップフロップ400及び406にはクロック420が入力され、ラッチ回路401〜405には、それぞれクロック421〜425が入力される。
【0050】
図2の2段パイプラインの場合と同様に考慮すると、許されるクロックのずれの最大値は、
Skew=1/4Tclk−1/2Lset … (69)
となる。(69)式のずれに対して耐性のある回路構成とするためには、ラッチ回路のスルー期間の中央でラッチ回路へのデータ入力が確定する構成を行う必要がある。このための条件は以下のようになる。
(LHラッチ回路401に関する条件)
D431=Ftpd+D410−1/4・Tclk+1/2・Lset … (70)
(LLラッチ回路402に関する条件)
D432=Ftpd+D410+Ldel+D411−3/4・Tclk+1/2・Lset … (71)
(LHラッチ回路403に関する条件)
D433=Ftpd+D410+Ldel+D411+Ldel+D412−5/4・Tclk+1/2・Lset … (72)
(LLラッチ回路404に関する条件)
D434=Ftpd+D410+Ldel+D411+Ldel+D412+Ldel+D413−7/4・Tclk+1/2・Lset … (73)
(LHラッチ回路405に関する条件)
D435=Ftpd+D410+Ldel+D411+Ldel+D412+Ldel+D413+Ldel+D414−9/4・Tclk+1/2・Lset … (74)
となる。
【0051】
ここで、D410〜D414はそれぞれ論理ゲート410〜414の遅延時間を表している。また、D431〜D435はそれぞれ遅延素子431〜435の遅延時間を表している。(70)〜(74)式を満たすように遅延素子431〜435を構成して、クロック421〜425を調整することによって、クロックのずれに最も耐性のある回路構成とすることができる。また付加的な効果として、クロック420からクロック421、422、423、424及び425をローカルクロックとして生成することにより、クロック420の負荷を軽減することができる。
【0052】
図6は図5に示した実装において、クロック422〜425をなくし、各ラッチ回路へのクロック入力を全てクロック421を用いた場合の実装例である。図3の2段パイプラインの場合と同様に考慮すると、以下の式が得られる。
(LHラッチ回路401において最もスキュー耐性のある構成)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D411| … (75)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|Tclk−2・Ldel−D411−D412| … (76)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|3/2Tclk−3・Ldel−D411−D412−D413|… (77)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|2・Tclk−4・Ldel−D411−D412−D413−D414| … (78)
【0053】
(LLラッチ回路402において最もスキュー耐性のある構成)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D411| … (79)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D412| … (80)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|Tclk−2・Ldel−D412−D413| … (81)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|3/2・Tclk−3・Ldel−D412−D413−D414| … (82)
【0054】
(LHラッチ回路403において最もスキュー耐性のある構成)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|Tclk−2・Ldel−D411−D412| … (83)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D412| … (84)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D413| … (85)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|Tclk−2・Ldel−D413−D414| … (86)
【0055】
(LLラッチ回路404において最もスキュー耐性のある構成)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|3/2・Tclk−3・Ldel−D411−D412−D413| … (87)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|Tclk−2・Ldel−D412−D413| … (88)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D413| … (89)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D414| … (90)
【0056】
(LHラッチ回路405において最もスキュー耐性のある構成)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|2・Tclk−4・Ldel−D411−D412−D413−D414| … (91)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|3/2・Tclk−3・Ldel−D412−D413−D414| … (92)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|Tclk−2・Ldel−D413−D414| … (93)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D414| … (94)
が得られる。
【0057】
(75)〜(78)式の条件、(79)〜(82)式の条件、(83)〜(86)式の条件、(87)〜(90)式の条件、(91)〜(94)式の条件、5条件中で最もSkewが大きくしても良い条件に合わせてクロック421を構成することにより、回路全体として最もクロックのずれに対して影響を受けない回路構成とすることができる。
【0058】
フリップフロップ回路及びラッチ回路間の論理410〜415の遅延D410〜D415がそれぞれ等しい場合、(75)〜(94)式より以下の式が得られる。
(LHラッチ回路401において最もスキュー耐性のある構成)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D411| … (95)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−2|1/2・Tclk−Ldel−D411| … (96)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−3|1/2・Tclk−Ldel−D411| … (97)Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−4|1/2・Tclk−Ldel−D411| … (98)
【0059】
(LLラッチ回路402において最もスキュー耐性のある構成)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D411| … (99)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D411| … (100)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−2|1/2・Tclk−Ldel−D411| … (101)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−3|1/2・Tclk−Ldel−D411| … (102)
【0060】
(LHラッチ回路403において最もスキュー耐性のある構成)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−2|1/2・Tclk−Ldel−D411|… (103)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D411| … (104)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D411| … (105)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−2|1/2・Tclk−Ldel−D411|… (106)
【0061】
(LLラッチ回路404において最もスキュー耐性のある構成)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−3|1/2・Tclk−Ldel−D411|… (107)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−2|1/2・Tclk−Ldel−D411|… (108)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D411| … (109)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D411| … (110)
【0062】
(LHラッチ回路405において最もスキュー耐性のある構成)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−4|1/2・Tclk−Ldel−D411|… (111)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−3|1/2・Tclk−Ldel−D411|… (112)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−2|1/2・Tclk−Ldel−D411|… (113)
Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D411| … (114)
【0063】
(98)及び(111)式の条件が厳しく(103)〜(106)式の条件の場合が最もSkewを大きくできるので、論理遅延D410〜D415を均等に分割する場合には、パイプライン真ん中のラッチ回路403に対して最もスキュー耐性のあるクロック構成を行うことによって、回路全体としても最もクロックのずれに対して耐性のある構成とすることができる。クロックのずれは、(103)式を満たす範囲で耐性があることになる。
【0064】
ここで、フリップフロップ回路の遅延時間Ftpd、ラッチ回路のスルー遅延時間Ldel、ラッチ回路のセットアップ時間Lsetがクロック周期Tclkに対して十分小さく、論理ゲートの遅延時間D410〜D414が約1/2Tclkであるとすると、D431〜D435が約1/4Tclkとすることによってクロックのずれに最も耐性のある回路構成とすることができる。また付加的な効果として、クロック420からクロック421をローカルクロックとして生成することにより、クロック420の負荷を軽減することができる。
【0065】
図1〜図3で2段パイプライン構成の実装を、図4〜図6で3段パイプライン構成の実装を示したが、これらの実装は同様に考慮することによってM段パイプライン(M≧4)構成に拡張することが可能である。図7は、本発明の第7の実施の形態としてのラッチ回路、フリップフロップ回路を用いた7段パイプラインラッチ回路の実装状態を示す構成図である。図1〜図3で2段パイプラインの実装を、図4〜図6で3段パイプラインの実装を示したが、図7に示すようにこれらを組み合わせて7段パイプラインを構成することができる。同様に、2段、3段及びM段パイプライン構成を組み合わせて任意のN段パイプライン構成を実装することができる。
【0066】
本発明の他の実施の形態として、その基本的構成は上記の通りであるが、本実施例のラッチ回路及びフリップフロップ回路の実装は、これに限定されない。例えば、反転クロックを用いて、立ち上がりエッジフリップフロップではなく立ち下がりエッジフリップフロップを用いたり、LL(ロースルー)ラッチ回路ではなくLH(ハイスルー)ラッチ回路を用いることも可能である。クロックの遅延素子としての実現方法は、インバータなどのゲート遅延を用いるなど様々なものがある。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の多段パイプラインラッチ回路は論理遅延調整手段によりラッチ回路のスルー期間の中央で、ラッチ回路の入力が確定するように入力及び出力フリップフロップ回路又はラッチ回路の挿入位置を定める構成としているので、トランジスタ性能のばらつきによるスキュー、LSI動作時に生じるジッタ及びduty比などの変動に対して多段パイプラインラッチ回路の受ける影響を極小化してLSI製品の動作が安定したものとなる。
【0068】
また、請求項3に記載の多段パイプラインラッチ回路は、ラッチ回路クロック信号供給手段により各ラッチ回路毎に固有のクロック信号を供給する構成としているので、複数のラッチ回路が入力及び出力フリップフロップ回路間に設けられる位置が多様であってもラッチ回路クロック信号供給手段により個別に調製して、トランジスタ性能のばらつきによるスキュー、LSI動作時に生じるジッタ及びduty比などの変動に対して多段パイプラインラッチ回路の受ける影響を極小化してLSI製品の動作が安定したものとなる。
【0069】
さらに、請求項6に記載の多段パイプラインラッチ回路は、ローカルクロック信号供給手段によりラッチ回路に第2のクロック信号を供給している構成に対して、特定のラッチ回路に対する調整で他のラッチ回路に対する調整も概ね行える構成であれば、簡単なクロック入力調整でありながら、トランジスタ性能のばらつきによるスキュー、LSI動作時に生じるジッタ及びduty比などの変動に対して多段パイプラインラッチ回路の受ける影響を極小化してLSI製品の動作が安定したものとなる。
【0070】
また、請求項10に記載の多段パイプラインラッチ回路は論理遅延調整手段によりラッチ回路のスルー期間の中央で、ラッチ回路の入力が確定するように入力及び出力フリップフロップ回路又はラッチ回路の論理遅延を調整する構成としているので、トランジスタ性能のばらつきによるスキュー、LSI動作時に生じるジッタ及びduty比などの変動に対して多段パイプラインラッチ回路の受ける影響を極小化してLSI製品の動作が安定したものとなる。
【0071】
また、請求項11に記載の多段パイプラインラッチ回路は、ラッチ回路クロック信号供給手段により各ラッチ回路毎に固有のクロック信号を供給する構成に対して、クロック入力調整手段により各ラッチ回路毎に各クロック信号入力を調整する構成としているので、複数のラッチ回路が入力及び出力フリップフロップ回路間に設けられる位置が多様であってもクロック入力調整手段により個別に調製して、トランジスタ性能のばらつきによるスキュー、LSI動作時に生じるジッタ及びduty比などの変動に対して多段パイプラインラッチ回路の受ける影響を極小化してLSI製品の動作が安定したものとなる。
【0072】
さらに、請求項12に記載の多段パイプラインラッチ回路は、ローカルクロック信号供給手段によりラッチ回路に第2のクロック信号を供給している構成に対して、クロック入力調整手段により特定のラッチ回路について第2のクロック信号入力を調整する構成としているので、特定のラッチ回路に対する調整で他のラッチ回路に対する調整も概ね行える構成であれば、簡単なクロック入力調整でありながら、トランジスタ性能のばらつきによるスキュー、LSI動作時に生じるジッタ及びduty比などの変動に対して多段パイプラインラッチ回路の受ける影響を極小化してLSI製品の動作が安定したものとなる。
【0073】
また、請求項13に記載の多段パイプラインラッチ回路の製造方法によれば、入力及び出力フリップフロップ回路及びラッチ回路に共通のクロック信号を供給するクロック信号供給回路を選定する工程と、前記ラッチ回路のスルー期間の中央で前記ラッチ回路の入力が確定するように、前記入力及び出力フリップフロップ回路又はラッチ回路の挿入位置を定める工程とを有しているので、トランジスタ性能のばらつきによるスキュー、LSI動作時に生じるジッタ及びduty比などの変動に対して多段パイプラインラッチ回路の受ける影響を極小化したLSI製品を設計したり、製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】論理遅延調整により構成した2段パイプラインラッチ回路の実装状態を示す構成図である。
【図2】クロック入力調整により構成した2段パイプラインラッチ回路の実装状態を示す構成図である。
【図3】クロック入力調整により構成した2段パイプラインラッチ回路の実装状態を示す構成図である。
【図4】論理遅延調整により構成した3段パイプラインラッチ回路の実装状態を示す構成図である。
【図5】クロック入力調整により構成した3段パイプラインラッチ回路の実装状態を示す構成図である。
【図6】クロック入力調整により構成した3段パイプラインラッチ回路の実装状態を示す構成図である。
【図7】2段、3段パイプラインの組み合わせによる7段パイプラインラッチ回路の実装状態を示す構成図である。
【図8】フリップフロップ回路及びラッチ回路を用いた2段パイプラインラッチ回路の実装状態を示す構成図である。
【符号の説明】
000:始点フリップフロップ
001:中間フリップフロップ
002:終点フリップフロップ
003:LLラッチ回路
004:LHラッチ回路
010:論理ゲート
011:論理ゲート
012:論理ゲート
013:論理ゲート
014:論理ゲート
020:クロック波形
100:始点フリップフロップ
101:LLラッチ回路
102:LHラッチ回路
103:終点エッジフリップフロップ
110:論理ゲート
111:論理ゲート
112:論理ゲート
120:クロック波形
200:始点フリップフロップ
201:LHラッチ回路
202:LLラッチ回路
203:LHラッチ回路
204:終点フリップフロップ
210:論理ゲート
211:論理ゲート
212:論理ゲート
213:論理ゲート
220:クロック波形
221:クロック波形
222:クロック波形
223:クロック波形
231:遅延素子
232:遅延素子
233:遅延素子
300:始点フリップフロップ
301:LLラッチ回路
302:LHラッチ回路
303:LLラッチ回路
304:LHラッチ回路
305:終点フリップフロップ
310:論理ゲート
311:論理ゲート
312:論理ゲート
313:論理ゲート
314:論理ゲート
320:クロック波形
400:始点フリップフロップ
401:LHラッチ回路
402:LLラッチ回路
403:LHラッチ回路
404:LLラッチ回路
405:LHラッチ回路
406:終点フリップフロップ
410:論理ゲート
411:論理ゲート
412:論理ゲート
413:論理ゲート
414:論理ゲート
415:論理ゲート
420:クロック波形
421:クロック波形
422:クロック波形
423:クロック波形
424:クロック波形
425:クロック波形
431:遅延素子
432:遅延素子
433:遅延素子
434:遅延素子
435:遅延素子

Claims (15)

  1. 入力信号が印加される入力フリップフロップ回路と、出力信号を供給する出力フリップフロップ回路と、該入力及び出力フリップフロップ回路間に設けられたラッチ回路とを備え、2段以上のパイプラインとして動作するラッチ回路において、
    前記入力及び出力フリップフロップ回路及びラッチ回路に共通のクロック信号を供給するクロック信号供給手段と、
    前記ラッチ回路のスルー期間の中央で前記ラッチ回路の入力が確定するように、前記ラッチ回路に関する条件として、
    tpd +D 110 3/4 ・T clk 1/2 ・L set
    を用い、前記入力及び出力フリップフロップ回路又はラッチ回路の挿入位置を定める回路挿入位置選定手段と、
    を具備することを特徴とする多段パイプラインラッチ回路。
    但し、F tpd は入力フリップフロップ回路の遅延時間:D 110 は入力フリップフロップ回路とラッチ回路の間に実装された論理ゲートの遅延時間:L set はラッチ回路のセットアップ時間:T clk はクロック周期を表わしている。
  2. 前記ラッチ回路はLLラッチ回路とLHラッチ回路を有し、
    前記回路挿入位置選定手段は、該LLラッチ回路に関する条件として、
    Ftpd+D110=3/4・Tclk−1/2・Lset
    を用い、該LHラッチ回路に関する条件として、
    Ftpd+D110+Ldel+D111=5/4・Tclk−1/2・Lset
    を用いることを特徴とする請求項1に記載の多段パイプラインラッチ回路。
    但し、Ftpdは入力フリップフロップ回路の遅延時間:D110は入力フリップフロップ回路とLLラッチ回路の間に実装された論理ゲートの遅延時間:D111はLLラッチ回路とLHラッチ回路の間に実装された論理ゲートの遅延時間:LdelはLLラッチ回路とLHラッチ回路のスルー遅延時間:LsetはLLラッチ回路とLHラッチ回路のセットアップ時間:Tclkはクロック周期を表わしている。
  3. 入力信号が印加される入力フリップフロップ回路と、出力信号を供給する出力フリップフロップ回路と、該入力及び出力フリップフロップ回路間に設けられた複数のラッチ回路とを備え、2段以上のパイプラインとして動作するラッチ回路において、
    前記入力及び出力フリップフロップ回路に第1のクロック信号を供給するクロック信号供給手段と、
    前記各ラッチ回路のスルー期間の中央で当該ラッチ回路の入力が確定するように、前記ラッチ回路毎に固有のクロック信号を供給するラッチ回路クロック信号供給手段と、
    を具備し、
    前記ラッチ回路クロック信号供給手段は、前記クロック信号供給手段の出力するクロック信号を遅延素子に入力して、前記ラッチ回路毎に固有のクロック信号を供給することを特徴とする多段パイプラインラッチ回路。
  4. 前記ラッチ回路の挿入位置を定める条件として、
    tpd +D 110 3/4 ・T clk 1/2 ・L set
    を用いることを特徴とする請求項3に記載の多段パイプラインラッチ回路。
    但し、F tpd は入力フリップフロップ回路の遅延時間:D 110 は入力フリップフロップ回路とラッチ回路の間に実装された論理ゲートの遅延時間:L set はラッチ回路のセットアップ時間:T clk はクロック周期を表わしている。
  5. 前記ラッチ回路は第1のLHラッチ回路、LLラッチ回路、並びに第2のLHラッチ回路を有し、
    前記ラッチ回路クロック信号供給手段は該第1のLHラッチ回路に関する条件として、
    D231=Ftpd+D210−1/4・Tclk+1/2・Lset
    を用い、該LLラッチ回路に関する条件として、
    D232=Ftpd+D210+Ldel+D211−3/4・Tclk+1/2・Lset
    を用い、該第2のLHラッチ回路に関する条件として、
    D233=Ftpd+D210+Ldel+D211+Ldel+D212−5/4・Tclk+1/2・Lset
    を用いることを特徴とする請求項3に記載の多段パイプラインラッチ回路。
    但し、Ftpdは出力フリップフロップ回路の遅延時間:D210は入力フリップフロップ回路と第1のLHラッチ回路の間に実装された論理ゲートの遅延時間:D211は第1のLHラッチ回路とLLラッチ回路の間に実装された論理ゲートの遅延時間:D212はLLラッチ回路と第2のLHラッチ回路の間に実装された論理ゲートの遅延時間:LdelはLHラッチ回路とLLラッチ回路のスルー遅延時間:Lsetは第1及び第2のLHラッチ回路とLLラッチ回路のセットアップ時間:Tclkはクロック周期を表わしている。
  6. 入力信号が印加される入力フリップフロップ回路と、出力信号を供給する出力フリップフロップ回路と、該入力及び出力フリップフロップ回路間に設けられた複数のラッチ回路とを備え、2段以上のパイプラインとして動作するラッチ回路において、
    前記入力及び出力フリップフロップ回路に第1のクロック信号を供給するクロック信号供給手段と、
    前記ラッチ回路に第2のクロック信号を供給するローカルクロック信号供給手段とを備え、
    前記ローカルクロック信号供給手段は、前記ラッチ回路における特定のラッチ回路に対してスルー期間の中央で当該ラッチ回路の入力が確定するように前記第2のクロック信号入力を選定する多段パイプラインラッチ回路であり、
    前記ラッチ回路の挿入位置を定める条件として、
    tpd +D 110 3/4 ・T clk 1/2 ・L set
    を用いることを特徴とする多段パイプラインラッチ回路。
    但し、F tpd は入力フリップフロップ回路の遅延時間:D 110 は入力フリップフロップ回路とラッチ回路の間に実装された論理ゲートの遅延時間:L set はラッチ回路のセットアップ時間:T clk はクロック周期を表わしている。
  7. 前記ラッチ回路は第1のLHラッチ回路、LLラッチ回路、並びに第2のLHラッチ回路を有し、
    前記ローカルクロック信号供給手段は該第1のLHラッチ回路に関する条件として次の2式、
    Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D211|
    Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|Tclk−2・Ldel−D211−D212|
    を用い、該LLラッチ回路に関する条件として次の2式、
    Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D211|
    Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D212|
    を用い、該第2のLHラッチ回路に関する条件として次の2式、
    Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|Tclk−2・Ldel−D211−D212|
    Skew≦(1/4・Tclk−1/2・Lset)−|1/2・Tclk−Ldel−D212|
    を用い、該6条件の中で最もSkewが大なる条件に合わせて前記第2のクロック信号入力を選定することを特徴とする請求項6に記載の多段パイプラインラッチ回路。
    但し、D211は第1のLHラッチ回路とLLラッチ回路の間に実装された論理ゲートの遅延時間:D212はLLラッチ回路と第2のLHラッチ回路の間に実装された論理ゲートの遅延時間:LdelはLHラッチ回路とLLラッチ回路のスルー遅延時間:Lsetは第1及び第2のLHラッチ回路とLLラッチ回路のセットアップ時間:Tclkはクロック周期:Skewはクロックのずれを表わしている。
  8. 前記入力及び出力フリップフロップ回路と前記ラッチ回路の論理遅延が等しいと共に、
    前記特定のラッチ回路はパイプラインの真中に位置するラッチ回路であることを特徴とする請求項6に記載の多段パイプラインラッチ回路。
  9. 前記ローカルクロック信号供給手段は、前記クロック信号供給手段の出力するクロック信号を遅延素子に入力して、前記ラッチ回路に第2のクロック信号を供給することを特徴とする請求項6乃至請求項8の何れかに記載の多段パイプラインラッチ回路。
  10. 入力信号が印加される入力フリップフロップ回路と、出力信号を供給する出力フリップフロップ回路と、該入力及び出力フリップフロップ回路間に設けられたラッチ回路とを備え、2段以上のパイプラインとして動作するラッチ回路において、
    前記入力及び出力フリップフロップ回路及びラッチ回路に共通のクロック信号を供給するクロック信号供給手段と、
    前記ラッチ回路のスルー期間の中央で前記ラッチ回路の入力が確定するように、前記入力及び出力フリップフロップ回路又はラッチ回路の論理遅延を調整する論理遅延調整手段と、
    を具備することを特徴とする多段パイプラインラッチ回路。
  11. 入力信号が印加される入力フリップフロップ回路と、出力信号を供給する出力フリップフロップ回路と、該入力及び出力フリップフロップ回路間に設けられた複数のラッチ回路とを備え、2段以上のパイプラインとして動作するラッチ回路において、
    前記入力及び出力フリップフロップ回路に第1のクロック信号を供給するクロック信号供給手段と、
    前記ラッチ回路毎に固有のクロック信号を供給するラッチ回路クロック信号供給手段と、
    前記各ラッチ回路のスルー期間の中央で当該ラッチ回路の入力が確定するように、前記各ラッチ回路の各クロック信号入力を調整するクロック入力調整手段と、
    を具備することを特徴とする多段パイプラインラッチ回路。
  12. 入力信号が印加される入力フリップフロップ回路と、出力信号を供給する出力フリップフロップ回路と、該入力及び出力フリップフロップ回路間に設けられた複数のラッチ回路とを備え、2段以上のパイプラインとして動作するラッチ回路において、
    前記入力及び出力フリップフロップ回路に第1のクロック信号を供給するクロック信号供給手段と、
    前記ラッチ回路に第2のクロック信号を供給するローカルクロック信号供給手段と、
    前記入力及び出力フリップフロップ回路と前記ラッチ回路の論理遅延により、前記ラッチ回路における特定のラッチ回路に対して、スルー期間の中央で当該ラッチ回路の入力が確定するように前記第2のクロック信号入力を調整するクロック入力調整手段と、
    を具備することを特徴とする多段パイプラインラッチ回路。
  13. 入力信号が印加される入力フリップフロップ回路と、出力信号を供給する出力フリップフロップ回路と、該入力及び出力フリップフロップ回路間に設けられたラッチ回路とを備え、2段以上のパイプラインとして動作するラッチ回路の製造方法であって、
    前記入力及び出力フリップフロップ回路及びラッチ回路に共通のクロック信号を供給するクロック信号供給回路を選定する工程と、
    前記ラッチ回路のスルー期間の中央で前記ラッチ回路の入力が確定するように、前記入力及び出力フリップフロップ回路又はラッチ回路の挿入位置を定める工程と、
    を具備することを特徴とする多段パイプラインラッチ回路の製造方法。
  14. 入力信号が印加される入力フリップフロップ回路と、出力信号を供給する出力フリップフロップ回路と、該入力及び出力フリップフロップ回路間に設けられたラッチ回路とを備え、2段以上のパイプラインとして動作する多段パイプラインラッチ回路における回路挿入位置選定方法であって、
    前記入力及び出力フリップフロップ回路及びラッチ回路に共通のクロック信号が供給されるものであり、
    前記ラッチ回路のスルー期間の中央で前記ラッチ回路の入力が確定するように、前記ラ ッチ回路に関する条件として、
    tpd +D 110 3/4 ・T clk 1/2 ・L set
    を用い、前記入力及び出力フリップフロップ回路又はラッチ回路の挿入位置を定めることを特徴とする回路挿入位置選定方法。
    但し、F tpd は入力フリップフロップ回路の遅延時間:D 110 は入力フリップフロップ回路とラッチ回路の間に実装された論理ゲートの遅延時間:L set はラッチ回路のセットアップ時間:T clk はクロック周期を表わしている。
  15. 前記ラッチ回路はLLラッチ回路とLHラッチ回路を有し、
    該LLラッチ回路に関する条件として、
    tpd +D 110 3/4 ・T clk 1/2 ・L set
    を用い、該LHラッチ回路に関する条件として、
    tpd +D 110 +L del +D 111 5/4 ・T clk 1/2 ・L set
    を用いることを特徴とする請求項14に記載の回路挿入位置選定方法。
    但し、F tpd は入力フリップフロップ回路の遅延時間:D 110 は入力フリップフロップ回路とLLラッチ回路の間に実装された論理ゲートの遅延時間:D 111 はLLラッチ回路とLHラッチ回路の間に実装された論理ゲートの遅延時間:L del はLLラッチ回路とLHラッチ回路のスルー遅延時間:L set はLLラッチ回路とLHラッチ回路のセットアップ時間:T clk はクロック周期を表わしている。
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